JPWO2013145143A1 - 送電装置 - Google Patents

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Abstract

送電装置は、交流電圧を生成する電源回路(311)と、前記電源回路により生成された交流電圧を入力することにより磁界を発生させる送電用コイル(111)と、共振用コイル及び共振用容量を含み、前記送電用コイルにより磁界が発生すると、電磁誘導により電流が流れ、共振状態となる送電用共振器(114)と、前記電源回路から前記送電用コイルまでの伝送線路における定在波比が小さくなる方向に、前記送電用共振器に対する前記送電用コイルの位置又は向きを制御する制御回路(319)とを有する。

Description

本発明は、送電装置に関する。
給電すべき電力を生成する電力生成部と、電力生成部で生成される電力が給電されるコイルにより形成される給電素子と、給電素子により電磁誘導により結合する共鳴素子と、電力の給電素子の給電点におけるインピーダンス整合機能を含む可変整合部と、を有し、給電素子は、径を変更可能に形成され、可変整合部は、給電素子の径を変更可能である給電装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。
また、給電すべき電力を生成する電力生成部と、電力生成部で生成される電力が給電される送電素子と、給電側のインピーダンスを検出するインピーダンス検出部と、制御信号に応じて、電力の送電素子の給電点におけるインピーダンス整合機能を含む可変整合部と、送電側のインピーダンス特性から受電側のインピーダンス特性を推定するためのインピーダンス特性推定情報を参照テーブルとして格納する記憶部と、少なくとも検出されたインピーダンス情報と、記憶部の参照テーブルの情報から可変整合部の調整すべき状態を求め、求めた状態となるように制御信号を可変整合部に出力する制御部と、を有する給電装置が知られている(例えば、特許文献2参照)。
また、交流電源と、交流電源に接続された1次コイルと、1次側共鳴コイルと、2次側共鳴コイルと、2次コイルと、2次コイルに接続された負荷と、交流電源と1次コイルとの間に設けられたインピーダンス可変回路とを備え、1次コイル、1次側共鳴コイル、2次側共鳴コイル、2次コイル及び負荷は共鳴系を構成し、共鳴系の状態を検出する状態検出手段を備え、インピーダンス可変回路は、状態検出手段の検出結果に基づいて共鳴系の共鳴周波数における入力インピーダンスと、1次コイルより交流電源側のインピーダンスとが合うようにインピーダンスが調整される非接触電力伝送装置が知られている(例えば、特許文献3参照)。
また、送電コイルを含む送電ユニットと受電コイルを含む受電ユニットとの間で磁界共鳴を発生させることによって電力を送電する無線電力伝送装置であって、送電ユニットおよび受電ユニットの何れかに設けられた、所定の送受電要素を変更することで、電力の伝送効率を変化させる変更手段と、変更手段による変更の前後の伝送効率を算出する伝送効率算出手段と、伝送効率算出手段によって算出された、変更の前後の伝送効率を比較することで、該変更の前後で伝送効率が改善したか否かを判定する判定手段と、を備え、判定手段による判定と、変更手段による変更と、が繰り返し実行されることで、伝送効率を改善する無線電力伝送装置が知られている(例えば、特許文献4参照)。
特開2011−142559号公報 特開2011−223739号公報 特開2010−141976号公報 特開2010−252497号公報
磁界共鳴方式の給電システムでは、受電装置は、送電装置に対してフリーポジションで無線受電することができる。しかし、受電装置の位置が変化すると、インピーダンスが変化してしまい、インピーダンス整合がとれなくなり、送電の反射波が大きくなり、伝送効率が悪化してしまう。
本発明の目的は、送電の反射波を抑制することができる送電装置を提供することである。
送電装置は、交流電圧を生成する電源回路と、前記電源回路により生成された交流電圧を入力することにより磁界を発生させる送電用コイルと、共振用コイル及び共振用容量を含み、前記送電用コイルにより磁界が発生すると、電磁誘導により電流が流れ、共振状態となる送電用共振器と、前記電源回路から前記送電用コイルまでの伝送線路における定在波比が小さくなる方向に、前記送電用共振器に対する前記送電用コイルの位置又は向きを制御する制御回路とを有する。
送電用コイルの位置又は向きを制御することにより、送電の反射波を抑制し、伝送効率を向上させることができる。
図1は、第1の実施形態による送電部及び受電部の構成例を示す図である。 図2は、図1の送電部及び受電部の送電距離に対するインピーダンス及び定在波比を示すグラフである。 図3は、第1の実施形態による給電システムの構成例を示す図である。 図4は、第1のメモリ及び第2のメモリに記憶される変換テーブルを示すグラフである。 図5は、第2の実施形態による給電システムの構成例を示す図である。
(第1の実施形態)
図1は、第1の実施形態による送電部101及び受電部102の構成例を示す図である。送電部101は、内側の送電用コイル111及び外側の送電用共振器114を有する。送電用共振器114は、共振用コイル112及び共振用容量113の直列接続回路を有し、その共振周波数は1/{2×π×√(L×C)}である。ここで、Lは送電用共振器114のインダクタンスであり、Cは送電用共振器114の容量値である。送電用コイル111は、例えば、巻き数が1回であり、外径が209mmである。共振用コイル112は、例えば、巻き数が5回であり、外径が300mmであり、巻線ピッチが6mmである。
受電部102は、内側の受電用コイル121及び外側の受電用共振器124を有する。受電用共振器124は、共振用コイル122及び共振用容量123の直列接続回路を有し、その共振周波数は1/{2×π×√(L×C)}である。ここで、Lは受電用共振器124のインダクタンスであり、Cは受電用共振器124の容量値である。共振用コイル122は、例えば、巻き数が5回であり、外径が300mmであり、巻線ピッチが6mmである。受電用コイル121は、例えば、巻き数が1回であり、外径が209mmである。
コイル111、112、121及び122は、コイル線の直径が例えば3mmである。
送電部101は、受電部102に対して無線送電を行うことができる。送電用コイル111には、電源回路により高周波数の交流電圧が印加される。電源回路は、出力交流電圧の周波数が例えば2MHzであり、出力インピーダンスが例えば50Ωである。すると、送電用コイル111に磁界が発生し、電磁誘導により、送電用共振器114に電流が流れる。電源回路により印加される交流電圧の周波数は1/{2×π×√(L×C)}の共振周波数であるので、送電用共振器114は共振状態になる。すると、送電用共振器114に磁界が発生し、1/{2×π×√(L×C)}の共振周波数の磁界共鳴により、受電用共振器124に電流が流れ、受電用共振器124は共振状態になる。すると、受電用共振器124に磁界が発生し、電磁誘導により、受電用コイル121に電流が流れる。受電用コイル121には負荷を接続し、負荷に電力を供給することができる。負荷の抵抗は、例えば10Ωである。
以上のように、送電部101は、磁界共鳴により、受電部102に対して、非接触で無線送電することができる。送電距離Xは、送電部101と受電部102との間の距離である。給電システムは、最大、数m程度の送電距離Xまで送電が可能である。
図2は、図1の送電部101及び受電部102の送電距離Xに対するインピーダンス201及び定在波比(SWR:Standing Wave Ratio)202を示すグラフである。送電距離Xを200mmから600mmまで変化させた時のインピーダンス201及び定在波比202を示す。インピーダンス201は、送電部101及び受電部102の合成インピーダンスである。定在波比202は、電源回路から送電用コイル111までの伝送線路における定在波比であり、進行波に対する反射波の大きさを示す。反射波の振幅が0のとき、定在波比202が最小値の「1」になり、反射波の振幅が大きくなるほど、定在波比202が大きくなる。定在波比202が大きくなると、反射波の振幅が大きいため、進行波が反射波により減衰し、伝送効率(送電効率)が悪化する。
電源回路の出力インピーダンスは、例えば50Ωである。この場合、送電部101及び受電部102の合成インピーダンス201が、電源回路の出力インピーダンスと同じ50Ωになれば、インピーダンス整合がとれる。例えば、図2の送電距離Xが約260mmにおいて、送電部101及び受電部102の合成インピーダンス201が50Ωになり、インピーダンス整合状態となり、反射波の振幅が約0になり、定在波比202が最小値の約「1」になる。
受電部102は、送電部101に対してフリーポジションで無線受電可能である。したがって、送電距離Xは、変化し得る値である。
送電距離Xが約260mmより短くなると、合成インピーダンス201が50Ωより小さくなり、インピーダンス不整合となり、定在波比202が大きくなり、伝送効率が悪化する。これに対し、送電距離Xが約260mmより長くなると、合成インピーダンス201が50Ωより大きくなり、インピーダンス不整合となり、定在波比202が大きくなり、伝送効率が悪化する。そこで、送電距離Xが変化した場合でも、合成インピーダンス201を調整することにより、定在波比202を最小値にし、伝送効率を向上させる技術が望まれる。実用的には、定在波比202が「3」以下になるように、インピーダンス整合を調整することが好ましい。
また、受電部102は、一定の定格電力で駆動するため、定格電力を受電する必要がある。そのためには、送電部101は、受電部102が定格電力を受電するような電力値で送電を行う必要がある。しかし、送電距離Xが変わると、伝送効率が変化してしまう。一般的に、送電距離Xが短ければ伝送効率は高く、送電距離Xが長ければ伝送効率は低くなる。したがって、送電部101は、一定電力値を送電した場合には、送電距離Xが短ければ、受電部102の受電電力が大きくなり、送電距離Xが長ければ、受電部102の受電電力が小さくなる。したがって、受電部102が一定の定格電力を受電するには、送電部101は、送電距離Xに応じて送電電力値を変える必要がある。その際、送電距離Xが不明であるので、送電距離Xを検出する技術の確立が望まれる。
以下、本実施形態では、定在波比202を最小値になるようにインピーダンス201を調整し、送電距離Xを検出して送電距離Xに応じて送電電力値を制御する方法を説明する。
図3は、第1の実施形態による給電システムの構成例を示す図である。給電システムは、送電装置301及び受電装置302を有する。送電装置301は、電源回路311、制御回路319、送電部101、第1のメモリ317及び第2のメモリ318を有する。送電部101は、図1の送電部101と同じ構成を有し、送電用コイル111及び送電用共振器114を有する。送電用共振器114は、共振用コイル112及び共振用容量113の直列接続回路を有する。
受電装置302は、受電部102及び負荷321を有する。受電部102は、図1の受電部102と同じ構成を有し、受電用コイル121及び受電用共振器124を有する。受電用共振器124は、共振用コイル122及び共振用容量123の直列接続回路を有する。負荷321は、受電用コイル121に接続される。
電源回路311は、発振器312及び送電アンプ313を有し、交流電圧S2を生成する。発振器312は、高周波数の交流電圧S1を発振により生成する。送電アンプ313は、ゲインGNで交流電圧S1を増幅し、その増幅した交流電圧S2を送電用コイル111に出力する。
送電用コイル111は、電源回路311により生成された交流電圧S2を入力することにより磁界を発生させる。送電用コイル111により磁界が発生すると、電磁誘導により、送電用共振器114に電流が流れ、送電用共振器114は共振状態になる。すなわち、電源回路311により印加される交流電圧の周波数は1/{2×π×√(L×C)}の共振周波数であるので、送電用共振器114は共振状態になる。すると、送電用共振器114に磁界が発生し、1/{2×π×√(L×C)}の共振周波数の磁界共鳴により、受電用共振器124に電流が流れ、受電用共振器124は共振状態になる。すると、受電用共振器124に磁界が発生し、電磁誘導により、受電用コイル121に電流が流れる。受電用コイル121は、受電した電力を負荷321に供給する。負荷321は、電力の供給を受け、例えば点灯する。
制御回路319は、定在波比検出器314、モーター制御回路315及びモーター316を有する。定在波比検出器314は、電源回路311から送電用コイル111までの伝送線路における定在波比を検出する。具体的には、定在波比検出器314は、電源回路311から送電用コイル111までの伝送線路における進行波及び反射波を検出し、進行波の振幅及び反射波の振幅を基に定在波比S3を算出して出力する。モーター316は、送電用共振器114に対する送電用コイル111の位置を制御する。すなわち、モーター316は、整合距離Yを制御する。整合距離Yは、送電用コイル111と送電用共振器114との間の距離である。モーター316が整合距離Yを変化させると、送電部101及び受電部102の合成インピーダンス201が変化し、定在波比202が変化する。
電源回路311の出力インピーダンスは、例えば50Ωである。この場合、送電部101及び受電部102の合成インピーダンス201が、電源回路311の出力インピーダンスと同じ50Ωになれば、インピーダンス整合がとれる。したがって、モーター316が整合距離Yを制御し、送電部101及び受電部102の合成インピーダンス201を50Ωにすれば、定在波比検出器314が検出する定在波比S3が最小値の「1」になる。
モーター制御回路315は、定在波比S3を入力し、定在波比S3が小さくなる方向に、送電用コイル111の位置を制御するための駆動信号S4をモーター316に出力する。すなわち、モーター制御回路315は、フィードバック制御により、定在波比S3が最小値になるような整合距離Yに制御するための駆動信号S4をモーター316に出力する。モーター316は、駆動信号S4に応じて、送電用コイル111の位置を制御する。また、モーター316は、自己の制御量を検出する位置センサを有し、送電用コイル111の現在位置に対応する整合距離Yの情報を第1のメモリ317に出力する。
第1のメモリ317は、モーター316により出力された整合距離Yの情報を送電距離Xに変換し、送電距離Xを第2のメモリ318に出力する。送電距離Xは、送電用共振器114と受電用共振器124との間の距離である。すなわち、第1のメモリ317は、制御回路319が制御した送電用コイル111の位置を基に、送電用共振器114と受電用共振器124との間の距離Xを出力する。その詳細は、後に図4を参照しながら説明する。
第2のメモリ318は、第1のメモリ317により出力された送電用共振器114と受電用共振器124との間の距離Xを基に、送電装置301から受電装置302への伝送効率を出力する。さらに、第2のメモリ318は、その伝送効率を基に、受電装置302が一定の目標電力を受電するためのゲインGNを送電アンプ313に出力する。その詳細は、後に図4を参照しながら説明する。送電アンプ313は、ゲインGNで交流電圧S1を増幅し、交流電圧S2を出力する。これにより、送電距離Xが変化した場合でも、受電装置302は、常に一定の目標電力を受電することができる。
図4は、第1のメモリ317及び第2のメモリ318に記憶される変換テーブルを示すグラフである。第1のメモリ317は、整合距離Yを送電距離Xに変換するための変換テーブルを記憶する。定在波比S3が最小値に制御された場合、整合距離Yと送電距離Xとの関係は、図4に示すように一意に決まる。
第2のメモリ318は、送電距離Xを伝送効率Zに変換するための変換テーブルを記憶する。伝送効率Zは、受電装置302の負荷321の受電電力と送電装置301の電源回路311の送電電力との比で表される。送電距離Xと伝送効率Zとの関係は、図4に示すように一意に決まる。これらの変換テーブルは、事前のシミュレーション又は実測により生成される。
第1のメモリ317は、図4の変換テーブルを用いて、モーター316により出力される整合距離Yを送電距離Xに変化し、送電距離Xを第2のメモリ318に出力する。第2のメモリ318は、図4の変換テーブルを用いて、第1のメモリ317により出力された送電距離Xを伝送効率Zに変換する。さらに、第2のメモリ318は、その伝送効率Zを基に受電装置302が一定の目標電力を受電するためのゲインGNを出力する。受電装置302が一定の電力を受電するためには、送電装置301は、伝送効率Zが低いときには、ゲインGNを大きくして大きな電力を送電し、伝送効率Zが高いときには、ゲインGNを小さくして小さな電力を送電すればよい。そこで、第2のメモリ318は、伝送効率Xの逆数を係数とした演算式によりゲインGNを求めてもよい。
送電アンプ313は、ゲインGNで交流電圧S1を増幅し、交流電圧S2を出力することにより、受電装置302の負荷321は、送電距離Xが変わっても、常に一定の電力を受電することができる。また、定在波比S3が最小値になるように整合距離Yが制御されるので、送電の反射波を抑制し、伝送効率を向上させることができる。
なお、モーター316は、送電用コイル111の位置を制御(例えば直進移動)する場合を例に説明したが、送電用コイル111の向き(例えば回転)を制御するようにしてもよい。送電用コイル111の向きを変えても、送電部101及び受電部102の合成インピーダンス201が変化し、定在波比202も変化するので、上記と同じ効果が得られる。
本実施形態によれば、制御回路319は、電源回路311から送電用コイル111までの伝送線路における定在波比S3が小さくなる方向に、送電用共振器114に対する送電用コイル111の位置又は向きを制御することにより、定在波比S3を最小にし、伝送効率を向上させることができる。また、電源回路311は、第1のメモリ317及び第2のメモリ318を用いて、制御回路319が制御した送電用コイル111の位置又は向きに応じたゲインGNで交流電圧S1を増幅して出力することにより、送電距離Xが変わっても、受電装置302に一定の電力を受電させることができる。
(第2の実施形態)
図5は、第2の実施形態による給電システムの構成例を示す図である。以下、第2の実施形態(図5)が第1の実施形態(図3)と異なる点を説明する。受電装置302は、図3の負荷321の代わりにモーター521を有する。モーター521は、受電用コイル121に接続される。受電用コイル121は、受電した電力をモーター521に供給する。モーター521は、供給された電力の大きさに応じた位置に受電装置302を移動させる。受電装置302は、例えば、模型ヘリコプターであり、受電した電力の大きさに応じた高度に浮上する。送電装置301は、送電電力値を制御することにより、受電装置302の高度を制御することができる。この場合、送電装置301は、受電装置302が目標高度に移動するための電力を送電する必要がある。受電装置302の高度は、送電距離Xに対応する。したがって、送電装置511は、送電距離Xが目標距離になるような電力を送電すればよい。
送電装置301は、さらに、目標距離メモリ511、減算器512及び位相補償回路513を有する。目標距離メモリ511は、目標距離X0を記憶する。送電装置301は、送電距離Xが目標距離X0になるような電力を送電することができる。減算器512は、目標距離X0から、第1のメモリ317が出力する送電距離Xを減算した値X1を出力する。位相補償回路513は、値X1を基に位相補償を行い、その出力は第2のメモリ318に入力される。
減算器512は、第1のメモリ317が出力する送電距離Xと目標距離X0との差分値X1を出力し、差分値X1を「0」に抑制するようなネガティブフィードバックが構成される。差分値X1は、位相補償回路513に入力される。位相補償回路513は、モーター316の応答性及び受電装置302の動特性を考慮し、フィードバックループが安定化するように設計される。位相補償回路513の出力は、第2のメモリ318に入力される。第2のメモリ318は、第1の実施形態と同様に伝送効率Zを出力し、さらに伝送効率Zを基にゲインGNを出力する。ゲインGNは、送電距離Xが目標距離X0になるようなゲインに制御される。送電アンプ313は、ゲインGNで交流電圧S1を増幅し、交流電圧S2を出力する。受電装置302のモーター521は、受電した電力値に応じて、受電装置302の位置を制御する。その結果、受電装置302は、送電距離Xが目標距離X0になる位置に制御される。
以上のように、電源回路311は、第1のメモリ317により出力された送電距離Xと目標距離X0との差分値X1が0に近づくようなゲインGNで交流電圧S1を増幅して出力する。減算器512は、第1のメモリ317により出力された送電距離Xと目標距離X0との差分値X1を出力する。位相補償回路513は、減算器512により出力された差分値X1を基に位相を補償することにより、フィードバック制御を安定化させることができる。
なお、第1及び第2の実施形態では、基本的に送電装置301のみの動作で合成インピーダンス201の調整と受電装置302の受電電力の制御の双方を行うものとして説明したが、別途、送電装置301及び受電装置302間の通信手段を補助的手段として用いるようにしてもよい。また、送電距離Xの検出に関して、別途、距離センサ等の補助的手段を用いるようにしてもよい。
上記実施形態は、何れも本発明を実施するにあたっての具体化の例を示したものに過ぎず、これらによって本発明の技術的範囲が限定的に解釈されてはならないものである。すなわち、本発明はその技術思想、又はその主要な特徴から逸脱することなく、様々な形で実施することができる。
送電用コイルの位置又は向きを制御することにより、送電の反射波を抑制し、伝送効率を向上させることができる。

Claims (7)

  1. 交流電圧を生成する電源回路と、
    前記電源回路により生成された交流電圧を入力することにより磁界を発生させる送電用コイルと、
    共振用コイル及び共振用容量を含み、前記送電用コイルにより磁界が発生すると、電磁誘導により電流が流れ、共振状態となる送電用共振器と、
    前記電源回路から前記送電用コイルまでの伝送線路における定在波比が小さくなる方向に、前記送電用共振器に対する前記送電用コイルの位置又は向きを制御する制御回路と
    を有することを特徴とする送電装置。
  2. 前記電源回路は、前記制御回路が制御した前記送電用コイルの位置又は向きに応じたゲインで交流電圧を増幅して出力することを特徴とする請求項1記載の送電装置。
  3. さらに、前記制御回路が制御した前記送電用コイルの位置又は向きを基に、前記送電装置の前記送電用共振器と受電装置の受電用共振器との間の距離を出力する第1のメモリを有し、
    前記電源回路は、前記第1のメモリにより出力された前記送電装置の前記送電用共振器と前記受電装置の受電用共振器との間の距離に応じたゲインで交流電圧を増幅して出力することを特徴とする請求項1記載の送電装置。
  4. さらに、前記第1のメモリにより出力された前記送電装置の前記送電用共振器と前記受電装置の受電用共振器との間の距離を基に、前記送電装置から前記受電装置への伝送効率を出力する第2のメモリを有し、
    前記電源回路は、前記第2のメモリにより出力された前記伝送効率に応じたゲインで交流電圧を増幅して出力することを特徴とする請求項3記載の送電装置。
  5. 前記電源回路は、受電装置が前記送電装置から目標電力値を受電するようなゲインで交流電圧を増幅して出力することを特徴とする請求項2記載の送電装置。
  6. 前記電源回路は、前記第1のメモリにより出力された前記送電装置の前記送電用共振器と前記受電装置の受電用共振器との間の距離と目標距離との差分が0に近づくようなゲインで交流電圧を増幅して出力することを特徴とする請求項3記載の送電装置。
  7. さらに、前記第1のメモリにより出力された前記送電装置の前記送電用共振器と前記受電装置の受電用共振器との間の距離と目標距離との差分を出力する減算器と、
    前記減算器により出力された差分を基に位相を補償する位相補償回路とを有することを特徴とする請求項6記載の送電装置。
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