JPWO2013145127A1 - 音声再生装置 - Google Patents

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Abstract

音声再生装置は、例えば車室などの音響空間に適用され、車室内の座席などに設定される2つの評価点における再生音のレベルを制御する。具体的には、音声再生装置は、外部より入力された1チャンネルの音声信号の位相を制御して、一対のスピーカに供給する。ここで、位相制御は、2つの評価点における再生音レベルの和が、可聴帯域全体において、一対のスピーカのうちの一方のスピーカのみで音声信号を再生した場合よりも大きくなるように行われる。

Description

本発明は、車室などの音響空間において聴取者が聴く音のレベルを調整する技術に関する。
車室などの音響空間において、再生音の音圧レベルを調整する手法が提案されている。例えば、特許文献1は、イコライザにより再生音のレベルを周波数帯域毎に補正することにより、音響空間や聴取位置に応じた音圧レベルの調整を行う手法を提案している。また、特許文献2は、複数のスピーカを含むスピーカアレイを配置し、各スピーカから出力される音声信号の位相及び音量を制御することにより、特定の場所に高音圧領域を形成する方法を提案している。
特許第4757034号公報 特開2011−151559号公報
一般的に、車室内において、運転席にいる聴取者(運転者)にとっては、フロントスピーカの音に比べてリアスピーカの音が小さく、聴きづらくなる傾向がある。これは、リアスピーカから出力される音が座席により遮られたり、窓により反射したりすることが原因と考えられる。
運転席においてリアスピーカの再生音を聴きやすくするためには、特許文献1のようにイコライザを利用し、ある帯域の再生音レベルを大きくする方法がある。しかし、この方法ではリアスピーカの音量が大きくなるため、後部座席にいる者にとっては音量が大きすぎてしまうという不具合がある。
一方、特許文献2のようにスピーカアレイを用いて運転席付近の音圧を高くする方法も考えられる。しかし、特許文献2の方法は、複数のスピーカを利用して制御を行うため大規模なシステムを必要とし、車両に適用するには不向きである。
本発明が解決しようとする課題としては、上記のものが例として挙げられる。本発明は、周囲に悪影響を生じることなく、また、大規模なシステムを必要とすることなく、特定の聴取位置における再生音レベルを高くすることが可能な音声再生装置を提供することを目的とする。
請求項1に記載の発明は、音声再生装置であって、音響空間内の2つの評価点に対して前後に配置された一対のスピーカと、1チャンネルの音声信号を受け取る入力手段と、前記音声信号の位相を制御し、前記一対のスピーカに供給する位相制御手段と、を備え、前記位相制御手段は、前記2つの評価点における再生音レベルの和が、可聴帯域全体において、前記一対のスピーカのうちの一方のスピーカのみで前記音声信号を再生した場合よりも大きくなるように、前記一対のスピーカに供給する音声信号の位相差を制御することを特徴とする。
請求項9に記載の発明は、音響空間内の2つの評価点に対して前後に配置された一対のスピーカを備える音声再生装置により実行される音声再生方法であって、1チャンネルの音声信号を受け取る入力工程と、前記音声信号の位相を制御し、前記一対のスピーカに供給する位相制御工程と、を備え、前記位相制御工程は、前記2つの評価点における再生音レベルの和が、可聴帯域全体において、前記一対のスピーカのうちの一方のスピーカのみで前記音声信号を再生した場合よりも大きくなるように、前記一対のスピーカに供給する音声信号の位相差を制御することを特徴とする。
請求項10に記載の発明は、音響空間内の2つの評価点に対して前後に配置された一対のスピーカを備える音声再生装置により実行される音声再生プログラムであって、1チャンネルの音声信号を受け取る入力手段と、前記音声信号の位相を制御し、前記一対のスピーカに供給する位相制御手段、として前記音声再生装置を機能させ、前記位相制御手段は、前記2つの評価点における再生音レベルの和が、可聴帯域全体において、前記一対のスピーカのうちの一方のスピーカのみで前記音声信号を再生した場合よりも大きくなるように、前記一対のスピーカに供給する音声信号の位相差を制御することを特徴とする。
車室の環境を模式的に示す平面図である。 聴取位置と一対のスピーカの配置例を示す。 2つのスピーカへの信号に位相差を与える手法を模式的に示す。 本発明に係る音声再生装置の第1実施例の概略構成を示す。 遅延量Zの計算方法の例を示す。 第1実施例における特性を示す図である。 本発明に係る音声再生装置の第2実施例の概略構成を示す。 無響室及び車室の位相特性を示す。 2つのスピーカの再生音が同期する軸と聴取位置との関係を示す。 2つの正弦波を異なる位相差で合成した合成波の振幅レベルを示す。 2つの正弦波を異なる位相差で合成した合成波の振幅レベルを示す。 第2実施例における特性を示す図である。 第2実施例における特性を示す他の図である。 第2実施例における特性を示す他の図である。 第2実施例による効果を従来技術と比較して示す図である。
本発明の好適な実施形態では、音声再生装置は、音響空間内の2つの評価点に対して前後に配置された一対のスピーカと、1チャンネルの音声信号を受け取る入力手段と、前記音声信号の位相を制御し、前記一対のスピーカに供給する位相制御手段と、を備え、前記位相制御手段は、前記2つの評価点における再生音レベルの和が、可聴帯域全体において、前記一対のスピーカのうちの一方のスピーカのみで前記音声信号を再生した場合よりも大きくなるように、前記一対のスピーカに供給する音声信号の位相差を制御する。好適な例では、前記一方のスピーカは、前記2つの評価点における再生音のレベル和が小さい方のスピーカである。
上記の音声再生装置は、例えば車室などの音響空間に適用され、車室内の座席などに設定される2つの評価点における再生音のレベルを制御する。具体的には、音声再生装置は、外部より入力された1チャンネルの音声信号の位相を制御して、一対のスピーカに供給する。ここで、位相制御は、2つの評価点における再生音レベルの和が、可聴帯域全体において、一対のスピーカのうちの一方のスピーカのみで音声信号を再生した場合よりも大きくなるように行われる。よって、音響空間内の2つの評価点に相当する場所において、再生音が明確に聴こえるように制御することができる。
上記の音声再生装置の一態様では、前記位相制御手段は、前記一対のスピーカに供給される音声信号に対して、帯域毎に異なる位相差を付与する。これにより、車室のように音響特性が複雑な環境においても、可聴帯域の全体において、評価点における再生音レベルを大きくすることができる。
上記の音声再生装置の他の一態様では、前記位相差は、前記2つの評価点における再生音レベルの和が最大になるときの位相差と±120度の範囲内の値である。これにより、一対のスピーカから出力される再生音が打ち消しあい、再生音のレベルが低下することが防止される。
上記の音声再生装置の他の一態様では、前記位相制御手段は、前記一対のスピーカに供給される音声信号に対して、全帯域において固定遅延量の遅延を付与する。この態様では、例えば無響室のように音響特性が単純な音響空間では、単純な位相制御により評価点における再生音レベルを大きくすることができる。
上記の音声再生装置の他の一態様では、前記一対のスピーカのうちの一方のスピーカは、前記2つの評価点を結ぶ線分に対して、前記一対のスピーカのうちの他方のスピーカと反対側に配置されている。これにより、2つのスピーカから出力される再生音を同期させ、効果的にレベルを増大させることが可能となる。
好適な例では、前記2つの評価点は、前記音響空間内の聴取位置に位置する聴取者の2つの耳の位置に相当する。また、他の好適な例では、前記音響空間は車両の車室であり、前記一対のスピーカは車室の右側又は左側に配置されたフロントスピーカ及びリアスピーカであり、前記2つの評価点は前記車室内の前方座席に位置する聴取者の左右の耳の位置に相当する。
本発明の他の好適な実施形態では、音響空間内の2つの評価点に対して前後に配置された一対のスピーカを備える音声再生装置により実行される音声再生方法は、1チャンネルの音声信号を受け取る入力工程と、前記音声信号の位相を制御し、前記一対のスピーカに供給する位相制御工程と、を備え、前記位相制御工程は、前記2つの評価点における再生音レベルの和が、可聴帯域全体において、前記一対のスピーカのうちの一方のスピーカのみで前記音声信号を再生した場合よりも大きくなるように、前記一対のスピーカに供給する音声信号の位相差を制御する。これにより、音響空間内の2つの評価点に相当する場所において、再生音が明確に聴こえるように制御することができる。
本発明の他の好適な実施形態では、音響空間内の2つの評価点に対して前後に配置された一対のスピーカを備える音声再生装置により実行される音声再生プログラムは、1チャンネルの音声信号を受け取る入力手段と、前記音声信号の位相を制御し、前記一対のスピーカに供給する位相制御手段、として前記音声再生装置を機能させ、前記位相制御手段は、前記2つの評価点における再生音レベルの和が、可聴帯域全体において、前記一対のスピーカのうちの一方のスピーカのみで前記音声信号を再生した場合よりも大きくなるように、前記一対のスピーカに供給する音声信号の位相差を制御する。これにより、音響空間内の2つの評価点に相当する場所において、再生音が明確に聴こえるように制御することができる。
[基本原理]
まず、実施例の基本的な原理について説明する。本実施例は、車室などの音響空間内の特定の場所、例えば運転席における音圧レベルを大きくすることを目的とする。そのために、本実施例では車内の特殊な環境を利用する。
図1は、本実施例による車内環境を模式的に示す平面図である。図1において、車内には4つの座席があり、聴取位置に相当する運転席には聴取者L(運転者)が座っている。ここで、運転席の右側には、フロントスピーカSP1とリアスピーカSP2が設けられている。なお、実際の車両では、車両の左側にも同様にフロントスピーカとリアスピーカが設けられるが、ここではその図示は省略する。図1に示すように、本実施例では、車内の特殊な環境として、運転席を挟むように2つのスピーカSP1、SP2が前後に配置されていることを利用する。そして、本実施例では、運転席にいる聴取者Lが再生音を聴きやすくするために、聴取者Lの左右の耳の音圧レベルを同時に制御する。
一般的に、人間が感じる音の大きさは、両耳の音の強さを加算した値をもとに決まる。即ち、人間は両耳でそれぞれ6dBの音圧で音を聴いた場合と、片耳のみで12dBの音圧で音を聴いた場合とで同じ音の大きさを感じる。これは、下記の文献においても指摘されている。
参考文献:『境久雄、中島剛、「日本音響学会編 聴覚と音響心理」、コロナ社、pp.173〜174、「両耳で聴いたときの音の大きさは、両耳に加えられている音の音圧レベルを6dB大きくして、それを片耳で聴いたときの音の大きさに等しい。」』
よって、本実施例では、聴取者Lの左右の耳の位置を評価点とし、その2つの評価点における音圧レベルの和が大きくなるように、スピーカSP1、SP2に入力される信号を制御する。これにより、聴取者Lは再生音を大きいと感じる。
ここで、まず、聴取者Lと一対のスピーカSP1、SP2との位置関係について検討する。図2に示すように、一対のスピーカSP1、SP2から等距離にある中心線CL上に聴取者Lが位置し、かつ、聴取者Lの左右の耳が中心線CL上にある場合、聴取者LはスピーカSP1、SP2から出力される音を同期して聴くことができる。即ち、聴取者Lの左右の耳における音圧レベルの和(以下、「両耳レベル和」とも呼ぶ。)は最大となる。よって、運転席に対してスピーカSP1、SP2を図2に示すような位置関係で配置することができれば、音声信号を2つのスピーカSP1、SP2からそのまま出力するだけで、聴取者Lの両耳レベル和は最大となる。この場合、スピーカSP1、SP2に供給される音声信号に対して何らの処理、調整を行う必要もない。
しかしながら、実際の車室では、運転席に対して2つのスピーカSP1、SP2を図2のような位置関係に配置できるとは限らない。そこで、本実施例では、2つのスピーカSP1、SP2に供給する音声信号に適当な位相差を与えることにより、運転席における両耳レベル和を最大とする。
図3は、2つのスピーカSP1、SP2へ供給される音声信号に位相差を与える手法を模式的に示す。図3(A)は、2つのスピーカSP1、SP2へ音声信号を供給する構成を示している。無響室において、聴取位置にダミーヘッド3を配置し、その右側の前後にフロントスピーカSP1、リアスピーカSP2を配置する。音源2からの音声信号は、そのままリアスピーカSP2に入力されるとともに、遅延器4により全帯域において固定の遅延量「Z」で遅延された後、フロントスピーカSP1に入力される。
図3(A)に示すように、一対のスピーカが縦方向に配置されている場合、スピーカから出力される再生音の音圧分布は干渉により横縞となる。具体的に、図3(A)において、ダミーヘッド3の位置を含む黒色の領域は音圧レベルが大きく、白色の領域は音圧レベルが小さく、音圧分布は横縞を形成している。よって、遅延量Zを変化させることにより、両耳のレベルを同期して変化させ、両耳レベル和を制御することができる。
遅延量Zを変化させた場合の、ダミーヘッド3近傍の音圧分布の例を図3(B)に示している。図中に等高線表示された数値は音圧レベル値を示す。図3(B)の例では、遅延量Z=2.0[ms]のときに、ダミーヘッド3の両耳付近の音圧レベルが4.247[dB]で最大となっている。よって、この例では、遅延量Z=2.0[ms]が最適となっている。
このように、聴取者の位置に対して前後に一対のスピーカを配置し、それらのスピーカに供給される音声信号に適切な位相差を与えることにより、聴取者の両耳レベル和を大きくすることができる。
[第1実施例]
図4は、音声再生装置の第1実施例の概略構成を示す。第1実施例は、音響空間として無響室を想定する。
図4に示すように、聴取者Lの聴取位置に対して、前後に一対のスピーカ、即ち、フロントスピーカSP1とリアスピーカSP2が配置される。なお、この例では、聴取者Lからは、リアスピーカSP2よりもフロントスピーカSP1の方が遠い。
音源2から出力される音声信号は、そのままリアスピーカSP2に供給されるとともに、遅延器4により所定の遅延量Zで遅延されてフロントスピーカSP1へ供給される。遅延器4は、音源から出力される音声信号の全帯域において固定の遅延量Zを与える。
固定の遅延量Zの決定方法について説明する。遅延量Zは、聴取者Lの両耳レベル和が大きくなるように決定される。なお、聴取者Lの左右の耳の位置は、2つの評価点に相当する。
遅延量Zは、聴取者Lの両耳の位置と、前後のスピーカSP1、SP2との距離に基づいて決定することができる。図5は、この遅延量Zの決定方法を説明する図である。いま、左右の耳の中央点、即ち2つの評価点の中央点MからフロントスピーカSP1までの距離を「d1」とし、中央点MからリアスピーカSP2までの距離を「d2」とすると、遅延量Zは以下の式で与えられる。
遅延量Z = (d1−d2)/c [m/s] (1)
なお、「c」は音速(約340[m/s])である。
いま、図4に示す音響空間で、中央点MからフロントスピーカSP1までの距離d1=1.06m、中心MからリアスピーカSP2までの距離d2=0.83mの場合、遅延量Zは、
Z = (1.06−0.83)/340 = 0.70[m/s]となる。
その代わりに、遅延量Zは、各スピーカSP1、SP2と聴取者Lの両耳(2つの評価点)との伝達関数に基づいて算出することもできる。
図6は、上記の場合の特性を示す。具体的に、図6(A)は両耳レベル和の周波数特性を示す。図6(A)において、グラフ21は、リアスピーカSP2のみに音声信号を入力した場合の両耳のレベル和を示す。グラフ22は、2つのスピーカSP1、SP2に音声信号を入力するが、それらに位相差を与えない(Z=0.0[ms])場合の両耳レベル和を示す。グラフ23は、2つのスピーカに音声信号を入力し、それらに位相差Z=0.7[ms]を与えた場合の両耳レベル和を示す。なお、グラフ23では、実際にはフロントスピーカSP1へ入力される音声信号に対して、リアスピーカSP2に入力される音声信号を遅延量Zだけ遅らせている。
位相差を与えて2つのスピーカに音声信号を入力した場合の両耳レベル和(グラフ23)は、100Hz〜1kHzの全帯域において、リアスピーカSP2のみに音声信号を入力した場合の両耳のレベル和(グラフ21)より大きくなっている。また、位相差を与えずに2つのスピーカに音声信号を入力した場合の両耳レベル和(グラフ22)は、100〜500Hz程度まではリアスピーカSP2のみに音声信号を入力した場合の両耳レベル和(グラフ21)より大きくなっているが、600〜800Hz付近においては、逆にリアスピーカSP2のみに音声信号を入力した場合の両耳レベル和(グラフ21)より小さくなっている。これは、位相差を与えずに2つのスピーカに音声信号を入力した場合には、2つのスピーカからの再生音の位相の関係により、両耳レベル和がかえって小さくなってしまう帯域があることを意味している。よって、所望の帯域において両耳のレベル和を大きくするためには、グラフ23のように、2つのスピーカに適切な位相差で音声信号を入力することが必要となる。
図6(B)は、2つのスピーカに入力する音声信号に与える位相差及び音声信号の周波数と、両耳レベル和との関係を示す。図6(B)に示す実線24は、2つのスピーカに入力する音声信号に位相差(Z=0.7[ms])を与えた場合の両耳レベル和を示しており、両耳レベル和が大きい領域を通過している。破線25は、2つのスピーカに入力する音声信号に位相差を与えない(Z=0.0[ms])場合の両耳レベル和を示しており、図6(A)のグラフ22と同様に、100〜500Hz程度までは両耳レベル和が大きい領域を通過しているが、600〜800Hz付近では両耳レベル和が小さい領域を通過している。つまり、図6(B)も、100〜1kHzの全帯域で両耳レベル和を大きくするためには、2つのスピーカSP1、SP2へ入力される音声信号に適切な位相差を与える必要があることを示している。
図6(C)は、20〜16kHz、即ち、いわゆる可聴帯域における両耳レベル和の周波数特性を示す。図6(A)と同様に、グラフ21は、リアスピーカSP2のみに音声信号を入力した場合の両耳のレベル和を示す。グラフ23は、2つのスピーカに音声信号を入力し、それらに位相差(Z=0.7[ms])を与えた場合の両耳のレベルを示す。図6(C)によれば、2つのスピーカに入力される音声信号に適切な位相差を与えることにより、可聴帯域全体において両耳レベル和を大きくすることができることが理解される。
[第2実施例]
次に、第2実施例について説明する。図7は、音声再生装置の第2実施例の概略構成を示す。第2実施例は、音響空間として車室を想定する。図7に示すように、運転席の右側にフロントスピーカSP1とリアスピーカSP2が配置される。音源2からの音声信号は、リアスピーカSP2に供給されるともに、位相補正部6により位相が補正された後、フロントスピーカSP1に供給される。ここで、位相補正部6は、音声信号の帯域f毎に異なる位相差(位相補正値)θ(f)を与える。
具体的に位相差θ(f)は、以下のように設定される。
θ(f) = A+α (2)
ここで、「A」は、聴取者の両耳レベル和が最大となる位相値であり、2つのスピーカと2つの評価点との間の伝達関数に基づいて算出される。具体的には、2つのスピーカSP1、SP2と聴取者の両耳(評価点)との位置関係に基づいて、各スピーカと聴取者の両耳との間の伝達関数を求め、その伝達関数に基づいてシミュレーションなどにより、後述する図12(B)に示すように、位相及び周波数に対する両耳レベル和の分布を生成する。そして、その分布上で、両耳レベル和が最も高い領域を結んだ線分(図12(B)の線分34)が、帯域毎の位相差θ(f)を示すものとなる。
なお、音響空間として車室を想定した第2実施例において、2つのスピーカへ入力される音声信号に対して帯域毎に異なる位相差θ(f)を与える理由は以下の通りである。図8(A)は無響室における位相特性を示し、図8(B)はある車室における位相特性を示している。無響室では図8(A)に示すような直線的な位相特性が得られるのに対し、実際の車両の車室では再生音が窓で反射したり、障害物により遮断されたりして、図8(B)に示すように位相特性が複雑となる。このため、音響空間として無響室を想定した第1実施例のように、全帯域に固定の遅延量Zを与えても、両耳レベル和が減少してしまう帯域が出てくる。そこで、第2実施例では、各スピーカと2つの評価点との間の伝達関数に基づいて、両耳レベル和が最大となる位相差を周波数帯域毎に算出し、2つのスピーカへ入力される音声信号に与えることが必要となる。
第2実施例の方法では、2つのスピーカSP1、SP2から音を再生するが、後部座席にいる者に与える影響は少ない。即ち、後部座席にいる者が再生音をうるさいと感じることはない。これは2つの理由による。第1の理由は、フロントスピーカSP1と後部座席との間にはある程度の距離があり、また後部座席との間に運手席のシートなどの障害物があるため、基本的にフロントスピーカSP1からの再生音が後部座席に届きにくいことが挙げられる。第2の理由は、後部座席が2つのスピーカの外側に位置するため、2つのスピーカからの再生音が同期しにくいからである。これについて図9を参照して説明する。
図9は、2つのスピーカと聴取者Lとの位置関係を示す。図9(A)に示すように、2つのスピーカSP1、SP2から音を再生する場合、2つのスピーカからの再生音が同期する軸は、2つのスピーカの中心線CLとなる。聴取者Lが2つのスピーカの内側に位置する場合、聴取者Lの両耳がこの中心線CL上又は中心線CLに近い位置にあるため、両耳に至る再生音が同期し、両耳レベル和が変化しやすくなる。
一方、図9(B)に示すように、聴取者Lが2つのスピーカSP1、SP2の外側に位置する場合、聴取者Lは2つのスピーカからの再生音が同期する中心線CL上に位置していても、聴取者の両耳を結ぶ方向は中心線CLからずれるため、両耳レベル和は変化しにくい。このため、第2実施例では、フロントスピーカSP1とリアスピーカSP2から音を再生しても、後部座席における音圧が過大となり、後部座席にいる者が再生音をうるさいと感じることはない。
次に、位相差θ(f)の式(2)における「α」について説明する。式(2)において、「α」は、以下の範囲の値である。
−120°<α<120° (3)
これは、評価点において、SP1及びSP2の振幅が概ね同一で、αがこの範囲内にあれば、運転席における両耳レベル和は、リアスピーカのみから音を再生した場合よりも大きくなるからである。これについて、図10を参照して説明する。図10は、2つの正弦波を異なる位相差で合成した合成波の振幅レベルを示す。2つの正弦波を同相(位相差=0)で合成すると、グラフ41に示すように、合成波の振幅は元の正弦波の振幅の2倍になる。2つの正弦波を位相差120°で合成すると、グラフ42に示すように、2つの正弦波の振幅と合成波の振幅は等しくなる。一方、2つの正弦波を逆相(位相差180°)で合成すると、合成波の振幅はもとの正弦波の振幅よりも小さくなってしまう。
グラフ40に示すように、位相差が0〜120°の場合、2つの正弦波の合成波の振幅は少なくとも元の正弦波の振幅以上となる。一方、位相差が120°を超えると、2つの正弦波の合成波の振幅は元の正弦波の振幅よりも小さくなる。
従って、聴取位置における両耳レベル和は、2つのスピーカに供給される信号に与える位相差θ(f)がα=0(同相)、即ちθ(f)=Aのときに最も大きくなるが、αが±120°の範囲内であれば、少なくともリアスピーカのみから音を再生した場合よりも両耳レベル和を大きくすることができる。この理由から、αの値は±120°の範囲内とされる。
なお、評価点において、SP1とSP2の振幅が異なる場合でも、どちらか振幅の小さい方のレベルと比較して運転席における両耳レベル和を大きくすることが目的であれば、αの値を±120°の範囲内とすることにより、両耳レベル和を確実に大きくすることができる。
この理由を図11を使って説明する。図11は、図10と同じく、2つの正弦波を異なる位相差で合成した合成波の振幅レベルを示す。但し、各正弦波の振幅が同一でない場合である。
実線71はリアスピーカのみで再生したときのレベルを基準(0dB)としたとき、リアスピーカがフロントスピーカよりも小さい場合(ここでは、リアスピーカのみでのレベル=フロントスピーカのみでのレベルの3/2倍としている)の振幅レベルを示す。これを見ると、リアスピーカのみで再生したレベルよりも合成波のレベルが大きくなる範囲は120°よりも広くなっていることがわかる。この理由は、リアスピーカがフロントスピーカよりも小さい場合、αが120°より大きく、お互いの波が打ち消し合ったとしても、フロントスピーカがリアスピーカより大きいために、合成波の振幅が大きい状態を維持し易くなるからである。
一方、破線72は、リアスピーカがフロントスピーカよりも大きい場合(ここでは、リアスピーカのみでのレベル=フロントスピーカのみでのレベルの2/3倍としている)の合成波の振幅レベルを示す。実線71の場合とは逆で、リアスピーカのみで再生したレベルよりも合成波のレベルが大きくなる範囲は、120°よりも狭くなっていることがわかる。
但し、総じて、評価点において、SP1もしくはSP2のうちどちらかレベルの小さい方のみで再生したときのレベルと比較して運転席における両耳レベル和を大きくすることが目的であれば、図11の実線71に示されるようにαの値を±120°の範囲内に設定することにより、両耳レベル和を確実に大きくすることができる。
図12は第2実施例における特性を示す。具体的に、図12(A)は両耳レベル和の周波数特性を示す。図12(A)において、グラフ31は、リアスピーカSP2のみに音声信号を入力した場合の両耳レベル和を示す。グラフ32は、2つのスピーカSP1、SP2に音声信号を入力し、それらに固定の位相差(Z=0.7[ms])を与えた場合の両耳レベル和を示す。グラフ33は、2つのスピーカに音声信号を入力し、それらに上記のように帯域ごとに異なる位相差θ(f)を与えた場合の両耳レベル和を示す。
帯域毎に異なる位相差θ(f)を与えて2つのスピーカに音声信号を入力した場合の両耳レベル和(グラフ33)は、100Hz〜1kHzの全帯域において、リアスピーカSP2のみに音声信号を入力した場合の両耳レベル和(グラフ31)より大きくなっている。また、固定の位相差(Z=0.7[ms])を与えて2つのスピーカに音声信号を入力した場合の両耳レベル和(グラフ32)は、250〜1kHzの範囲ではリアスピーカSP2のみに音声信号を入力した場合の両耳レベル和(グラフ31)より大きくなっているが、130〜200Hz付近においては、逆にリアスピーカSP2のみに音声信号を入力した場合の両耳レベル和(グラフ31)より小さくなっている。これは、車室のような音響空間では、固定の位相差を与えて2つのスピーカに音声信号を入力した場合に両耳レベル和がかえって小さくなってしまう帯域があることを意味している。よって、所望の帯域において両耳レベル和を大きくするためには、グラフ33のように、2つのスピーカに入力される音声信号に対して、帯域毎に異なる適切な位相差を与えることが必要となる。
図12(B)は、2つのスピーカへ入力される音声信号に与える位相差及び音声信号の周波数と、両耳レベル和との関係を示す。図12(B)に示す実線34は、2つのスピーカに入力する音声信号に帯域毎に異なる位相差θ(f)を与えた場合の両耳レベル和を示しており、両耳レベル和が大きい領域を通過している。破線35は、2つのスピーカに入力する音声信号に固定の位相差(Z=0.7[ms])を与えた場合の両耳のレベル和を示しており、図12(A)のグラフ32と同様に、250〜1kHzの範囲では両耳レベル和が大きい領域を通過しているが、130〜200Hz付近では両耳レベル和が小さい領域を通過している。つまり、図12(B)も、100〜1kHzの全帯域で両耳のレベル和を大きくするためには、2つのスピーカSP1、SP2に入力される音声信号に対して、帯域毎に適切な位相差θ(f)を与える必要があることを示している。
図13も第2実施例における特性を示す。図13(A)は両耳レベル和の周波数特性を示す。図13(A)において、グラフ31とグラフ33は図12(A)と同じである。グラフ36は、2つのスピーカSP1、SP2に音声信号を入力し、それらに位相差を与えない(Z=0.0[ms])場合の両耳レベル和を示す。
位相差を与えない(Z=0.0[ms])で2つのスピーカに音声信号を入力した場合の両耳レベル和(グラフ36)は、200〜1kHzの範囲ではリアスピーカSP2のみに音声信号を入力した場合の両耳レベル和(グラフ31)より大きくなっているが、130〜170Hz付近においては、逆にリアスピーカSP2のみに音声信号を入力した場合の両耳レベル和(グラフ31)より小さくなっている。これは、車室のような音響空間では、位相差を与えずに2つのスピーカに音声信号を入力した場合に両耳のレベル和がかえって小さくなってしまう帯域があることを意味している。よって、所望の帯域において両耳のレベル和を大きくするためには、グラフ33のように、2つのスピーカに入力される音声信号に対して、帯域毎に異なる適切な位相差を与えることが必要となる。
図13(B)は、2つのスピーカへ入力される音声信号に与える位相差及び音声信号の周波数と、両耳レベル和との関係を示す。図12(B)に示す実線34は、図12(B)と同じである。破線37は、2つのスピーカに入力する音声信号に位相差を与えない(Z=0.0[ms])場合の両耳のレベル和を示しており、図13(A)のグラフ36と同様に、200〜1kHzの範囲では両耳レベル和が大きい領域を通過しているが、130〜170Hz付近では両耳レベル和が小さい領域を通過している。つまり、図13(B)も、100〜1kHzの全帯域で両耳レベル和を大きくするためには、2つのスピーカSP1、SP2に入力される音声信号に対して、帯域毎に適切な位相差θ(f)を与える必要があることを示している。
図14は、20〜16kHz、即ち、いわゆる可聴帯域における両耳レベル和の周波数特性を示す。図12(A)と同様に、グラフ31は、リアスピーカSP2のみに音声信号を入力した場合の両耳レベル和を示す。グラフ33は、2つのスピーカに音声信号を入力し、それらに帯域毎に異なる位相差θ(f)を与えた場合の両耳レベル和を示す。図14によれば、2つのスピーカに入力される音声信号に対して、帯域毎に異なる適切な位相差θ(f)を与えることにより、可聴帯域全体において両耳レベル和を大きくすることができることが理解される。
図15は、第2実施例を従来技術の方法と比較した場合の効果を説明する図である。ここで、従来技術の方法とは、イコライザにより、ある帯域においてリアスピーカの再生音を大きくして運転席における両耳レベル和を増大させる方法を指す。
図15の左側の2つのグラフに示すように、従来技術の方法により運転席における両耳レベル和を増加させると、後部座席では運転席に比べてさらに両耳レベル和が大きくなってしまい、後部座席の再生音が大きくなりすぎるという不具合が生じる。これに対し、図15の右側の2つのグラフに示すように、第2実施例により運転席における両耳レベル和を増加させても、前述のように後部座席では両耳レベル和はあまり変化しないので、後部座席の再生音が大きくなりすぎるという不具合は生じない。このように、第2実施例では、他の座席における再生音レベルに影響を与えることなく、運転席の再生音レベルを増加させることができる。
なお、上記の第2実施例では、車室の右側に設けられたフロントスピーカ及びリアスピーカを用いて、運転席、即ち右側の前方座席における両耳レベル和を大きくするものであるが、同様の手法により、車室の左側に設けられたフロントスピーカ及びリアスピーカを用いて、助手席、即ち左側の前方座席における両耳レベル和を大きくするように構成しても構わない。
本発明は、車両などに搭載される音声再生装置に利用することができる。
2 音源
3 ダミーヘッド
4 遅延器
6 位相調整部
SP1 フロントスピーカ
SP2 リアスピーカ
L 聴取位置

Claims (10)

  1. 音響空間内の2つの評価点に対して前後に配置された一対のスピーカと、
    1チャンネルの音声信号を受け取る入力手段と、
    前記音声信号の位相を制御し、前記一対のスピーカに供給する位相制御手段と、を備え、
    前記位相制御手段は、前記2つの評価点における再生音レベルの和が、可聴帯域全体において、前記一対のスピーカのうちの一方のスピーカのみで前記音声信号を再生した場合よりも大きくなるように、前記一対のスピーカに供給する音声信号の位相差を制御することを特徴とする音声再生装置。
  2. 前記一方のスピーカは、前記2つの評価点における再生音のレベル和が小さい方のスピーカであることを特徴とする請求項1に記載の音声再生装置。
  3. 前記位相制御手段は、前記一対のスピーカに供給される音声信号に対して、帯域毎に異なる位相差を付与することを特徴とする請求項1又は2に記載の音声再生装置。
  4. 前記位相差は、前記2つの評価点における再生音レベルの和が最大になるときの位相差と±120度の範囲内の値であることを特徴とする請求項3に記載の音声再生装置。
  5. 前記位相制御手段は、前記一対のスピーカに供給される音声信号に対して、全帯域において固定遅延量の遅延を付与することを特徴とする請求項1に記載の音声再生装置。
  6. 前記一対のスピーカのうちの一方のスピーカは、前記2つの評価点を結ぶ線分に対して、前記一対のスピーカのうちの他方のスピーカと反対側に配置されていることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか一項に記載の音声再生装置。
  7. 前記2つの評価点は、前記音響空間内の聴取位置に位置する聴取者の2つの耳の位置に相当することを特徴とする請求項1乃至6のいずれか一項に記載の音声再生装置。
  8. 前記音響空間は車両の車室であり、前記一対のスピーカは車室の右側又は左側に配置されたフロントスピーカ及びリアスピーカであり、前記2つの評価点は前記車室内の前方座席に位置する聴取者の左右の耳の位置に相当することを特徴とする請求項1乃至7のいずれか一項に記載の音声再生装置。
  9. 音響空間内の2つの評価点に対して前後に配置された一対のスピーカを備える音声再生装置により実行される音声再生方法であって、
    1チャンネルの音声信号を受け取る入力工程と、
    前記音声信号の位相を制御し、前記一対のスピーカに供給する位相制御工程と、を備え、
    前記位相制御工程は、前記2つの評価点における再生音レベルの和が、可聴帯域全体において、前記一対のスピーカのうちの一方のスピーカのみで前記音声信号を再生した場合よりも大きくなるように、前記一対のスピーカに供給する音声信号の位相差を制御することを特徴とする音声再生方法。
  10. 音響空間内の2つの評価点に対して前後に配置された一対のスピーカを備える音声再生装置により実行される音声再生プログラムであって、
    1チャンネルの音声信号を受け取る入力手段と、
    前記音声信号の位相を制御し、前記一対のスピーカに供給する位相制御手段、として前記音声再生装置を機能させ、
    前記位相制御手段は、前記2つの評価点における再生音レベルの和が、可聴帯域全体において、前記一対のスピーカのうちの一方のスピーカのみで前記音声信号を再生した場合よりも大きくなるように、前記一対のスピーカに供給する音声信号の位相差を制御することを特徴とする音声再生プログラム。
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