JPWO2013132835A1 - 直流電源装置 - Google Patents

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Abstract

交流電圧を直流電圧に変換して出力する直流電源装置は、交流電圧を整流するダイオードブリッジ1003のマイナス側出力端と半導体スイッチの間に接続されるシャント抵抗1005と、シャント抵抗1005に流れる電流を検出する電流検出部1011とを備え、電流検出部1011には、検出される電流値がシャント抵抗1005に流れる電流よりも大きくなるようなプラスオフセット値を設けて、電源高調波の低減および力率の改善を図る。

Description

本発明は、交流電源からの交流電圧を直流電圧に変換して負荷電圧とする直流電源装置に関するものである。
従来、この種類の直流電源装置を有する電源装置としては、図5に示すように、整流ダイオードブリッジ2、平滑コンデンサ3、インバータ回路4、アクティブフィルタ5、スイッチング制御部7およびインバータ制御部8を備えており、電動機6に所望の周波数の電源を供給するよう構成されている(例えば、特許文献1参照)。このように構成された従来の電源装置において、交流電源1を整流ダイオードブリッジ2で整流した後、リアクタ31を介して半導体スイッチ33で短絡し、リアクタ31に電流を充電し、半導体スイッチ33がオフになった状態で、ダイオード32を介して平滑用コンデンサ3に電力を供給して直流電圧を形成している。
このような直流電源装置において電源高調波を低減するには、電源入力電流を検出し、入力電流波形が電源電圧波形と同じ様な形状となるように、半導体スイッチ33を短絡および開放させる。これにより、電源高調波成分が低減され、力率を改善することができる。
入力電流の検出は、図5に示す様に、整流ダイオードブリッジ2のマイナス側とスイッチング素子33の間に接続される、シャント抵抗34の両端の電位差を用いて行なわれる。
図6は、上記のような入力電流の検出に一般的に使用される、入力電流検出方法を示す回路図である。
図6に示す直流電源装置は、交流電源101と、モータ102と、整流ダイオードブリッジ103と、リアクタ104と、シャント抵抗105と、半導体スイッチ106と、ダイオード107と、平滑コンデンサ108と、インバータ部109と、演算増幅器201と、抵抗202、203および制御部110から構成される。
シャント抵抗105の整流ダイオードブリッジ103側の端子は、抵抗202を介して演算増幅器201の反転入力側に接続される。演算増幅器201の非反転入力側は、シャント抵抗105の整流ダイオードブリッジ103の反対側と同じ電位である。演算増幅器201の反転入力側に入力されるシャント抵抗105の電位は、整流ダイオードブリッジ103と反対側の電位(基準電位)よりも低くなるが、演算増幅器201により反転増幅されるため、演算増幅器201の出力は必ず基準電位より高くなる。つまり、演算増幅器201の入力の一部は、基準電位より低くても、出力は基準電位より高くなるので、単電源回路で動作することができる。
そして、制御部110では、交流電源101から流入する電源が略正弦波状になるように、半導体スイッチ106の短絡および開放させる。
特開2003−79050号公報
しかしながら、上記従来の構成の直流電源装置においては、例えば装置を構成する素子の特性などの原因によって電流検出部でマイナスオフセットが発生する場合、電流検出情報の一部が欠落してしまう。その結果、電流検出情報に基づく制御部の電流制御が乱れ、電源高調波の増大し、力率が悪化するといった課題を有していた。
本発明は前記従来の課題を解決するものであり、電流検出部に意図的なプラスオフセットを設定することで、電流検出情報の欠落を抑制して適切な電流制御を行い、電源高調波の低減および力率の改善を図ることが可能な直流電源装置を提供することを目的とする。
前記従来の課題を解決するために、本発明の直流電源装置は、交流電源を整流するダイオードブリッジと、ダイオードブリッジのプラス側出力端に接続されるリアクタと、リアクタを介して交流電源からの交流電圧を短絡および開放する半導体スイッチと、ダイオードブリッジのマイナス側出力端と前記半導体スイッチの間に接続されるシャント抵抗と、シャント抵抗に流れる電流を検出する電流検出部と、電流検出部により入力電流を検出し、入力電流が略正弦波になるように前記半導体スイッチのオンオフを短絡および開放させる制御部と、を備え、電流検出部には、検出される電流値が前記シャント抵抗に流れる電流よりも大きくなるようなプラスオフセット値を設けたものである。
本発明の直流電源装置によれば、電流検出部に意図的なプラスオフセットを設けて電流検出部における電流検出情報の欠落を抑制するので、電流検出情報に基づいた適切な電流制御を行うことができ、電源高調波の低減および力率の改善を図ることができる。
本発明に係る実施の形態1の直流電源装置の回路ブロック図 (a)電流検出部にプラスオフセットが発生する際の入力電流波形図(b)入力電流波形を基本波と高調波成分に分解した波形図(c)入力電源波形のうち高調波成分を矩形波で近似した波形図 電源高調波規制に関するIEC規格の各次数の許容高調波電流を示すグラフ 振幅を2.5Aに設定した場合の矩形波の各次数の高調波電流を示すグラフ 図3Bのグラブの一部を拡大して示したグラフ 本発明の実施の形態2における直流電源装置の回路ブロック図 従来の直流電源装置の電流検出原理を示す回路ブロック図 従来の直流電源装置の電流検出部の構成を示す回路ブロック図
本発明に係る第1の態様の直流電源装置は、交流電源からの交流電圧を直流電圧に変換して出力する直流電源装置であって、前記交流電源を整流するダイオードブリッジと、前記ダイオードブリッジのプラス側出力端に接続されるリアクタと、前記リアクタを介して前記交流電源からの交流電圧を短絡および開放する半導体スイッチと、前記ダイオードブリッジのマイナス側出力端と前記半導体スイッチの間に接続されるシャント抵抗と、前記シャント抵抗に流れる電流を検出する電流検出部と、前記電流検出部により入力電流を検出し、前記入力電流が略正弦波になるように前記半導体スイッチを短絡および開放させる制御部と、を備え、前記電流検出部には、検出される電流値が前記シャント抵抗に流れる電流よりも大きくなるようなプラスオフセット値を設けるものである。
これにより、電流検出部を構成する素子の影響などによってマイナスオフセットが発生した場合でも、意図的に設定したプラスオフセットによって電流検出情報の欠落を抑制することができ、電流検出情報に基づいた電源入力電流の制御によって電源高調波の低減および力率の改善を図ることができる。
本発明に係る第2の態様の直流電源装置は、前記の第1の態様における前記プラスオフセット値を2.5A以下とするものである。
これにより、電流検出部にマイナスオフセットが生じた場合の電流検出情報の欠落を抑制しつつ、意図的なプラスオフセットの設定によって生じる電源高調波成分を、電源高調波規制の国際規格IEC61000−3−2Class−A(以下、「IEC規格」と称す。)の限度値内に収め、より実用に即した直流電源装置を提供することができる。
本発明に係る第3の態様の直流電源装置においては、前記の第1の態様または第2の態様における前記電流検出部が反転増幅回路により構成され、前記シャント抵抗は、電位が低い側が前記反転増幅回路の反転入力側に接続され、前記反転増幅回路の非反転入力側の電位を前記シャント抵抗の高電位側よりも高い電位にするものである。
これにより、電流検出部を単電源で動作させることができるので、安価な構成で適切な電流制御を実現し、電源高調波の低減および力率の改善を図ることができる。
以下、本発明の直流電源装置に係る実施の形態として直流電源装置を備える電源装置について、添付の図面を参照しながら説明する。なお、本発明の直流電源装置は、以下の実施の形態に記載した構成に限定されるものではなく、以下の実施の形態において説明する技術的思想と同等の技術的思想に基づいて構成される直流電源装置を含むものである。
(実施の形態1)
図1は、本発明に係る実施の形態1の直流電源装置を備える電源装置全体の回路構成を示すブロック図である。
図1において、交流電源1001の出力端からの電流はダイオードブリッジ1003に入力される。ダイオードブリッジ1003のプラス側出力端には、リアクタ1004が直列に接続され、また、ダイオード1007が、アノードがリアクタ1004側になるように直列に接続されている。さらに、ダイオードブリッジ1003の出力には、平滑コンデンサ1008が並列に接続されている。
ダイオードブリッジ1003のマイナス側出力端には、シャント抵抗1005が接続されており、ダイオードブリッジ1003とシャント抵抗1005の間にはダイオードブリッジの出力電流を検出する電流検出部1011が接続されている。
また、ダイオードブリッジ1003の出力端には、リアクタ1004を介して半導体スイッチ1006が接続されている。この半導体スイッチ1006によって、交流電源1001からの交流電圧を短絡・開放することで電源装置の力率を改善する。交流電源1001からの交流電圧はダイオードブリッジ1003により整流され、その後、インバータ部1009によって交流電圧に変換されモータ1002を駆動する。
実施の形態1においては、ダイオードブリッジ1003、リアクタ1004、半導体スイッチ1006、シャント抵抗1005、電流検出部1011、および制御部1010により直流電源装置が構成されている。
次に、本発明に係る実施の形態1における電流検出部1011の構成を説明する。
シャント抵抗1005の電位の低い側は反転増幅回路の反転側に接続される。この反転増幅回路は、抵抗2002、2003、基準電圧源2050、演算増幅器2001で構成される。なお、基準電圧源2050のマイナス側は、シャント抵抗1005の電位の高い側(ゼロ電位)と同じである。これにより、電流検出部1011を単電源で動作させることができる。
次に、制御部1010に電流検出信号を入力する電流検出部1011の動作を説明する。交流電源1001からシャント抵抗1005に電流が流れることで、シャント抵抗1005の両端に電位差が生じる。シャント抵抗1005の電位の低い側をVi、基準電圧源2050の電位をVref、抵抗2002、2003の抵抗値をR2002、R2003とすると、演算増幅器2001の出力Voは数式1で求められる。
Figure 2013132835
ここで、電流検出部の素子である演算増幅器2001が負側にオフセットを有する場合など、電流検出部1011においてシャント抵抗1005に流れる電流よりも少ない電流値が検出される、つまりマイナスオフセットが発生すると、入力電流が流れても、電流検出部1011の出力が飽和し、ゼロのままになることがある。このように、何らかの影響によりマイナスオフセットが発生する場合、電流検出情報の一部が欠落してしまう。その結果、電流検出情報に基づく電流制御が乱れ、電源高調波の増大や力率の悪化を招く。
一方、電流検出部において、シャント抵抗1005に流れる電流よりも多めに検出される、いわゆるプラスオフセットが発生した場合、電流検出情報が欠落することなく、検出された電流値に基づく電流制御を行うことができる。
従って、あらかじめ電流検出部1011に意図的なプラスオフセットを設定することで、電流検出情報の欠落を抑制し、電流検出情報に基づいた適切な入力電流制御を実現することができる。
次に、電流検出部に設定するプラスオフセット値の決定方法を、図2、および図3Aから図3Bを用いて説明する。
図2において、(a)は電流検出部1011においてプラスオフセットが発生する際の入力電流波形の一例を示す波形図であり、(b)は入力電流波形を基本波と高調波成分に分解した波形を示す波形図であり、(c)は入力電源波形のうち高調波成分を矩形波で近似した波形を示す波形図である。
また、図3Aは電源高調波規制のIEC規格における各次数の最大許容高調波電流を示すグラフであり、図3Bは振幅を2.5Aに設定した場合の矩形波の各次数の高調波電流を示すグラフであり、図3Cは図3Bのグラフの一部分を拡大して示したグラフである。
電流検出部1011に意図的なプラスオフセットを設けることで、電流検出情報の欠落を抑制することが可能になる。一方で、過度なプラスオフセットを設定すると、プラスオフセット値を含んだ電流検出情報によって電源入力電流の制御が行なわれるため、図2の(a)に示すように、電源入力電流の高調波成分が増加してしまう。この高調波成分を抑制するため、適切なプラスオフセット値を設定する必要がある。
ここで、図2の(a)の入力電流波形は、図2の(b)に示すように、基本波と高調波成分により構成される。この高調波成分は、電流検出部1011に設定したプラスオフセットによって生じるものである。この高調波成分がIEC規格の範囲に収まるようなプラスオフセットの決定方法を以下に説明する。
まず、図2の(c)に示すように、高調波成分を矩形波で近似する。矩形波は、プラスとマイナスサイクルが対称であるため、偶数次高調波は含まれず、奇数次調波のみが含まれ、その波形は次に示す数式2のフーリエ級数展開によって表される。ここで、Iは矩形波電流の振幅を表す。
Figure 2013132835
また、数式2から、第n次高調波電流の実効値Inは数式3によって表される。
Figure 2013132835
ここで、プラスオフセットを設けたことによる電源高調波成分を抑制し、IEC規格内に収めるためには、矩形波で近似した電源高調波に含まれる各次数成分の振幅が、図3Aに示すIEC規格の許容電流の振幅以下に収まればよい。したがって、そのような矩形波の最大許容振幅を求める。
IEC規格に規定された各次数の許容電流を含む矩形波において、この矩形波の振幅Iは、数式3のnおよびInに、図3Aに示す次数と各次数における許容電流値を代入することで求められる。得られた振幅Iを表1に示す。
Figure 2013132835
表1から、15次高調波以降の振幅Iは2.5Aに収束していくことがわかる。
よって、矩形波電流の振幅が2.5A以下であれば、この矩形波に含まれる各次数成分の電流の振幅が、図3Aに示す許容電流以下になる。よって、電源高調波成分をIEC規格に収めるための矩形波電流の最大許容振幅は2.5Aとなる。このように電流検出部に設定するプラスオフセットを2.5A以下に設定することで、マイナスオフセットが生じることによる制御部の動作の不安定化を抑制するとともに、プラスオフセットによって生じる高調波成分をIEC規格内に収めることができる。
確認のため、図3Bおよび図3Cに、振幅を2.5Aに設定した矩形波の各次数の高調波電流の値を示す。
図3Bおよび、図3Bの一部分を拡大した図3Cから、振幅が2.5Aの矩形波電流は、グラフ内の実線で示すIEC規格で規定される各次数の高調波電流の許容電流値を超えていないことがわかる。
以上により、電流検出部1011のプラスオフセットが2.5A以下になる様に、演算増幅器2001の基準電圧源2050を設定することで、電流検出部で生じる電流検出情報の欠落を抑制することができるので、電流検出情報に基づく適切な電流制御を行うことができる。また、意図的に設定したプラスオフセットによって生じる電源高調波成分をIEC規格の限度値以内に収めることができる。
(実施の形態2)
図4は、本発明に係る実施の形態2の直流電源装置を備える電源装置全体の回路構成を示すブロック図である。
以下、実施の形態2の直流電源装置を備える電源装置について、実施の形態1との相違点を中心に説明する。なお、実施の形態2の説明において、前述の実施の形態1と同じ機能を有する構成要素には同じ参照符号を付し、説明を省略する。また、前述の実施の形態1と同じ作用を有する内容についても、説明を省略する。実施の形態2における電流検出部1011の回路構成は、実施の形態1と異なるが、実施の形態1と同様に、シャント抵抗1005の電位差で交流電源1001からの電流を検出する構成であるため、同じ符号を用いて説明する。
次に、電流検出部1011の構成を説明する。シャント抵抗1005の両端の電圧を、基準電圧源1150と、抵抗1102、1103、1104、演算増幅器1101で構成され、反転およびレベルシフトを行う第一の反転・レベルシフト回路と、基準電圧源1150と、抵抗1202、1203、1204、演算増幅器1201で構成される第二の反転・レベルシフト回路に入力する。
演算増幅器1101、1201の出力をそれぞれ抵抗1302、1304に入力し、抵抗1302、1303、1304、1305と演算増幅器1301で構成される差動増幅回路を動作させる。そして演算増幅器1101、1201の出力の差を抽出し、演算増幅器1301の出力をもって、電流検出情報とする。
シャント抵抗1005の電位の高い側(ゼロ電位)をV1、基準電圧源1150の電位をVrefとし、抵抗1102、1103、1104の各抵抗の値をR1102、R1103、R1104すると、演算増幅器1101の出力電圧Vo_1は数式4で表される。
Figure 2013132835
同様に、シャント抵抗1005の電位の低い側をV2、基準電圧源1150の電位をVrefとし、抵抗1202、1203、1204の各抵抗の値をR1202、R1203、R1204すると、演算増幅器1201の出力電圧Vo_2は数式5で表される。
Figure 2013132835
さらに、演算増幅器1101の出力Vo_1を演算増幅器1301の反転入力側に入力し、演算増幅器1201の出力Vo_2を演算増幅器1301の非反転入力側に入力した場合に、抵抗1302、1303、1304、1305の抵抗値をそれぞれ、R1302、R1303、R1304、R1305とすると、演算増幅器1301の出力Vo_3は数式6で表される。
Figure 2013132835
ここで、入力電流がゼロの場合、演算増幅器1301の出力Vo_3が、電流検出部1011のオフセット値となる。
また、演算増幅器1301周囲の抵抗を、R1305/R1304>R1303/R1302の様に設定すれば、電流検出部1011にプラスオフセットを与えることができる。
以上の回路構成において、プラスオフセットが2.5A以下になる様に、演算増幅器1101、1201、1301の回路定数を設定することで、電流検出部1011における電流検出情報の欠落を抑制することができるので、電流検出情報に基づく適切な電流制御を行うことができる。また、意図的に設定したプラスオフセットによって生じる電源高調波成分を、IEC規格の限度値以内に収めることができる。
実施の形態2の構成においては、実施の形態1と同様に、ダイオードブリッジ1003、リアクタ1004、半導体スイッチ1006、シャント抵抗1005、電流検出部1011、および制御部1010により直流電源装置が構成されている。
なお、前述の実施の形態1,2においては、IEC規格で、電源電圧実効値が230Vの場合を想定して説明したが、この規格と同等あるいは類似の規格が各国で適用されており、当該国の電源電圧が異なるものの、規定電流値が同じ場合には、実施の形態と同じ電流値以下となるオフセット値を与えればよく、当該国の電源電圧が異なり規定電流値が変化する場合には、電源電圧比率に反比例した値以下となるオフセット値を与えればよいことは、容易に類推できることである。例えば、当該国の電源電圧実効値が100Vであれば、2.5×230÷100=5.75Aとすることができる。
本明細書においては本発明をある程度の詳細さをもって各実施の形態において説明したが、これらの実施の形態の開示内容は構成の細部において変化してしかるべきものであり、各実施の形態における要素の組合せや順序の変化は請求された本開示の範囲および思想を逸脱することなく実現し得るものである。
本発明に係る直流電源装置は、電源の利用効率を高めることができるため、例えば、電源装置として圧縮機に適用し、冷媒を圧縮することによりヒートポンプを構成することで、冷房、暖房、あるいは食品などの冷凍を行うものに適用できる。
1001 交流電源
1003 ダイオードブリッジ
1004 リアクタ
1005 シャント抵抗
1006 半導体スイッチ
1008 平滑コンデンサ
1010 制御部
1011 電流検出部
1102、1103、1104、1202、1203、1204、1302、1303、1304、1305、2002、2003 抵抗
1101、1201、1301、2001 演算増幅器
1150、2050 基準電圧源

Claims (3)

  1. 交流電源からの交流電圧を直流電圧に変換して出力する直流電源装置であって、
    前記交流電源を整流するダイオードブリッジと、
    前記ダイオードブリッジのプラス側出力端に接続されるリアクタと、
    前記リアクタを介して前記交流電源からの交流電圧を短絡および開放する半導体スイッチと、
    前記ダイオードブリッジのマイナス側出力端と前記半導体スイッチの間に接続されるシャント抵抗と、
    前記シャント抵抗に流れる電流を検出する電流検出部と、
    前記電流検出部により入力電流を検出し、前記入力電流が略正弦波になるように前記半導体スイッチを短絡および開放させる制御部と、を備え、
    前記電流検出部には、検出される電流値が前記シャント抵抗に流れる電流よりも大きくなるようなプラスオフセット値を設けることを特徴とする直流電源装置。
  2. 前記プラスオフセット値を2.5A以下とすることを特徴とする請求項1に記載の直流電源装置。
  3. 前記電流検出部は反転増幅回路により構成され、
    前記シャント抵抗は、電位が低い側が前記反転増幅回路の反転入力側に接続され、
    前記反転増幅回路の非反転入力側の電位を前記シャント抵抗の高電位側よりも高い電位にすることを特徴とする請求項1または2に記載の直流電源装置。
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