JPWO2013099600A1 - 過給機のスラスト軸受装置 - Google Patents
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Abstract
スラスト軸受装置40Aは、回転軸12に固定されたタービン側スラストカラー42及びコンプレッサ側スラストカラー44と、これらのスラストカラー間に配置されるスラスト軸受46とから構成されている。スラスト軸受46には、スラスト軸受46とスラストカラー42、44間に形成される摺接面に潤滑油rを供給する油路48が設けられている。スラストカラー42、44は、径方向外側がスラスト軸受46側に傾斜しており、摺接面間の隙間cは径方向外側へ行くほど狭められ、根本域隙間c1>外周端隙間c2となっている。隙間cの径方向外側部位の潤滑油流出抵抗が径方向内側部位より大となる。そのため、潤滑油rが径方向外側出口から流出するのを抑制できる。
Description
本発明は、スラスト軸受に供給される潤滑油が回転軸の回転により発生する遠心力で外周側に流出するのを抑制するようにした過給機のスラスト軸受装置に関する。
過給機にはコンプレッサ側とタービン側の圧力差により回転軸にスラスト力が発生する。そのため、スラスト方向への回転軸の移動を止める目的でスラスト軸受を設けている。スラスト軸受はテーパランド型スラスト軸受など、構造が簡単な軸受が用いられる場合が多い。しかし、回転軸の回転速度が速い場合、潤滑油に回転軸の径方向外側へ遠心力が作用する。そのため、外周側への潤滑油の流出が増加する。
過給機の回転軸には、スラスト軸受と対向配置され、スラスト軸受にスラスト力を付加するスラストカラーが固定されている。スラストカラーは、通常、誤差なくスラスト軸受と平行に製作するのが難しいため、スラスト軸受とスラストカラーとの対向面の外周側領域で隙間が拡大する場合がある。回転軸の回転速度が速く、潤滑油に大きな遠心力が働いている場合、該対向面の外周側に拡大した隙間があると、この隙間から潤滑油が多量に流出し、スラスト軸受の負荷能力が極端に低下するおそれがある。
特許文献1には、排気ターボ過給機のスラスト軸受装置が開示されている。このスラスト軸受装置は、回転軸に固定されたタービンホイール及びコンプレッサホイールと、回転軸に固定されたタービン側スラストカラー及びコンプレッサ側スラストカラーと、軸受ハウジングに固定されると共に、前記2つのスラストカラーが両側から摺接し、回転軸に加わるスラスト荷重を受けるスラスト軸受とを備えている。
特許文献2には、水車、ポンプ等の流体機械に設けられたテーパランド型スラスト軸受が開示されている。特許文献2は、潤滑油膜の形成を促進し、スラスト軸受の荷重負荷能力を増大させるスラスト軸受を提案している。このテーパランド型スラスト軸受は、最深部が溝に連設された傾斜面と、傾斜面の上り勾配終端に連設された水平面とで構成されている。そして、傾斜面と水平面との境界線が径方向に対し傾いている。即ち、潤滑油の流出方向は、回転軸と共に回転するスラストカラーの回転速度ベクトルと、回転により潤滑油に発生する遠心力の速度ベクトルとの合力の方向となる。特許文献2では、潤滑油の流出を抑えるように、前記境界線は、径方向外側領域が回転方向と逆向きになるように傾斜している。
図8〜図10に、本発明者等が本発明に至る前に考えた中間技術(非公知)としての過給機のスラスト軸受装置を示す。図において、このスラスト軸受装置100は、回転軸102に形成された段差104に、タービン側スラストカラー106が軸直交方向(径方向)に延在させて係止されている。コンプレッサ側スラストカラー108は、前記タービン側スラストカラー106と対峙させて回転軸102に嵌合させた押え部材110で、該回転軸102に固定されている。2つのスラストカラー106,108間に、該スラストカラー106,108より大径で軸直交面内方向(径方向)に延在させたスラスト軸受112が介在されている。2つのスラストカラー106,108は回転軸102と共に矢印a方向に回転し、スラスト軸受112は軸受ハウジング(図示省略)に固定されている。回転軸102に加わるスラスト力は、2つのスラストカラー106,108を介してスラスト軸受112で受けることで、回転軸102のスラスト方向への移動を止めている。
スラスト軸受112には、2つのスラストカラー106,108との摺接面に潤滑油rを供給する油路112aが設けられている。図10に示すように、スラスト軸受112は、回転軸102の回転方向aの下流側に向かって上り勾配を形成する傾斜平面からなるテーパ面114と、テーパ面114の上り勾配終端に連設され、スラスト軸受112の外周側平面と同一平面を形成するランド面116とで構成されている。図9に示すように、テーパ面114とランド面116との間に形成される段差118及び境界線120は、径方向に向いている。回転軸12の回転によって径方向外側へ遠心力bが働く。
この構成では、スラストカラー106又は108とスラスト軸受112との外周側の軸直交方向(径方向)隙間cが製作誤差等が原因で拡大していると、潤滑油rに大きな遠心力が働いたとき、隙間cから潤滑油が多量に流出する。これによって、スラストカラーとスラスト軸受間の油膜圧が低下し、スラスト軸受の負荷能力が極端に低下するおそれがある。
過給機の回転軸は、例えば20万rpmにも達する高速で回転するため、潤滑油には大きな遠心力が働く。そのため、特許文献2に開示されているように、傾斜面と水平面との境界線を、径方向外側領域が回転方向と逆向きになるように傾斜させた手段をもってしても、スラスト軸受からの潤滑油の流出を十分に抑えることは困難である。
本発明は、かかる課題に鑑み、簡易かつ低コストな手段で、過給機の回転による遠心力の作用でスラスト軸受から潤滑油が流出するのを抑え、スラスト軸受の荷重負荷能力を高く維持することを目的とする。
かかる目的を達成するため、本発明の過給機のスラスト軸受装置は、 回転軸に固定されたタービンホイール及びコンプレッサホイールと、
該回転軸に固定されたタービン側スラストカラー及びコンプレッサ側スラストカラーと、
軸受ハウジングに固定されると共に、前記2つのスラストカラーがスラスト方向両側から摺接し、前記回転軸に加わるスラスト荷重を受けるスラスト軸受とを備えた過給機のスラスト軸受装置であって、
前記2つのスラストカラーと前記スラスト軸受とで形成される軸直交方向である径方向の摺接面間に潤滑油を供給するように該2つのスラストカラー又はスラスト軸受に形成された油路と、
前記軸直交方向である径方向の摺接面間に潤滑油膜を形成する隙間とを備え、
前記潤滑油膜が形成される隙間は、径方向外側部位の潤滑油流出抵抗が径方向内側部位より大となるように形成としたものである。
該回転軸に固定されたタービン側スラストカラー及びコンプレッサ側スラストカラーと、
軸受ハウジングに固定されると共に、前記2つのスラストカラーがスラスト方向両側から摺接し、前記回転軸に加わるスラスト荷重を受けるスラスト軸受とを備えた過給機のスラスト軸受装置であって、
前記2つのスラストカラーと前記スラスト軸受とで形成される軸直交方向である径方向の摺接面間に潤滑油を供給するように該2つのスラストカラー又はスラスト軸受に形成された油路と、
前記軸直交方向である径方向の摺接面間に潤滑油膜を形成する隙間とを備え、
前記潤滑油膜が形成される隙間は、径方向外側部位の潤滑油流出抵抗が径方向内側部位より大となるように形成としたものである。
本発明では、2つのスラストカラーとスラスト軸受とで形成される摺接面に、前記構成を採用する。これによって、前記摺接面に形成された隙間で遠心力の作用で外周方向へ流れる潤滑油の流出を抑制できる。そのため、該摺接面間の油膜圧を高く保持できるので、スラスト軸受の荷重負荷能力を向上できる。従って、スラストカラーとスラスト軸受とが接触して損傷するリスクを低減できる。また、スラスト軸受の荷重負荷能力が向上するので、その分スラスト軸受を小型化でき、スラストカラーとスラスト軸受間の摩擦による過給機の動力損失を軽減できる。
本発明において、前記摺接面を構成する一方の面に設けられ、潤滑油の貯留空間を形成すると共に、回転軸の周方向に上り勾配を形成した傾斜面と、該傾斜面の上り勾配終端に連設され対向面に平行な平面とが回転軸の周方向に交互に配置された油膜圧形成構造を備えているとよい。かかる油膜圧形成構造では、油路から摺接面間に供給された潤滑油は、傾斜面に入り油膜を形成する。潤滑油は、回転軸の回転方向へ連れ回りし、傾斜面の上り勾配に入って徐々に油膜圧を高め、上り勾配終端に連設された平行な平面で最大圧となる。そのため、摺接面の油膜圧を高く保持できる。
なお、油膜圧形成構造がスラスト軸受に形成される場合、傾斜面の上り勾配を回転方向の下流側に向かって形成するようにする。また、油膜圧形成構造が2つのスラストカラーに形成される場合、傾斜面の上り勾配を回転方向の上流側に向かって上り勾配を形成するようにする。
本発明において、前記摺接面を構成する少なくとも一方の面が対向面に対して径方向外側に行くほど接近するように傾斜して配置され、該摺接面間の隙間が径方向外側へ向かって漸減するように構成されているとよい。このように、摺接面間の隙間の径方向外側出口を狭めることで、該隙間の径方向外側部位の潤滑油流出抵抗が径方向内側部位より大となる。そのため、該隙間からの潤滑油の流出を抑え、該隙間の油膜圧を高く保持できる。また、油流出抑制構造を簡易かつ低コストに製造できる。
前記構成に加えて、傾斜して配置される部位の外側に、傾斜部位で最接近した摺接面間の隙間を径方向全域で維持した平行な対向面を有するランド部が形成されているとよい。このランド部を形成することで、前述のように、このランド部で油膜圧を最大限に高めることができる。
本発明において、スラスト軸受とスラストカラーとの摺接面の径方向外側部位に段差が形成され、該摺接面間に形成された隙間が該段差で曲折された構造であるとよい。この段差によって摺接面間に形成される潤滑油膜に、径方向外側部位で曲がり部を形成できる。これによって、該隙間の径方向外側部位の潤滑油流出抵抗が段差部において径方向内側部位より大となる。そのため、遠心力により外周方向へ流出する潤滑油を抑制でき、摺接面間の油膜圧を高く保持できる。また、摺接面に段差を形成するだけの簡易かつ低コストな加工で済む。
本発明において、スラスト軸受のうち2つのスラストカラーより径方向外側へ突出する部位が内側部位より板厚に形成され、スラスト軸受の両面で突出部位と内側部位との境界に段差が形成され、該段差が2つのスラストカラーの外周端面の少なくとも一部を覆うように配置されているとよい。該段差により、隙間の径方向外側部位の潤滑油流出抵抗が径方向内側部位より大となる。そのため、遠心力により外周方向へ流れる潤滑油の流出を抑制でき、摺接面間の油膜圧を高く保持できる。この構成では、スラスト軸受のみに段差を設けるだけでよいので、さらに簡易かつ低コストな加工で済む。
本発明によれば、2つのスラストカラーとスラスト軸受とで形成される摺接面間に形成される隙間の径方向外側部位の潤滑油流出抵抗が径方向内側部位より大となる構成としたので、遠心力により該隙間から外周方向へ流出する潤滑油を抑制でき、該摺接面間の油膜圧を高く保持できる。これによって、スラスト軸受の荷重負荷能力が向上するので、その分スラスト軸受を小型化でき、スラストカラーとスラスト軸受間の摩擦による過給機の動力損失を軽減できる。
以下、本発明を図に示した実施形態を用いて詳細に説明する。但し、この実施形態に記載されている構成部品の寸法、材質、形状、その相対配置などは特に特定的な記載がない限り、この発明の範囲をそれのみに限定する趣旨ではない。
(実施形態1)
本発明を排気ターボ過給機に適用した第1実施形態を図1〜図4に基づいて説明する。図1は本実施形態のスラスト軸受装置を組み込んだ排気ターボ過給機10の全体断面図である。なお、図1は、タービンハウジング及びコンプレッサハウジングの図示を省略している。図1において、中心軸線O上に沿って回転軸12が配置され、回転軸12の軸端に、径方向に複数のタービン動翼16が突設されたタービンホイール14が固着されている。回転軸12の他端にはネジ部18が設けられ、ネジ部18よりコンプレッサホイール20が嵌挿され、コンプレッサホイール20はナット24によってネジ部18に固定されている。コンプレッサホイール20は径方向に複数のコンプレッサブレード22が突設されている。
本発明を排気ターボ過給機に適用した第1実施形態を図1〜図4に基づいて説明する。図1は本実施形態のスラスト軸受装置を組み込んだ排気ターボ過給機10の全体断面図である。なお、図1は、タービンハウジング及びコンプレッサハウジングの図示を省略している。図1において、中心軸線O上に沿って回転軸12が配置され、回転軸12の軸端に、径方向に複数のタービン動翼16が突設されたタービンホイール14が固着されている。回転軸12の他端にはネジ部18が設けられ、ネジ部18よりコンプレッサホイール20が嵌挿され、コンプレッサホイール20はナット24によってネジ部18に固定されている。コンプレッサホイール20は径方向に複数のコンプレッサブレード22が突設されている。
回転軸12は、コンプレッサホイール20とタービンホイール14に挟まれる中央部分の2箇所をジャーナル軸受26、26で軸受ハウジング28に支承させている。そしてタービンハウジング(図示省略)から流入する排気でタービン動翼16が回転し、タービンホイール14、回転軸12及びコンプレッサホイール20が、過給機の中心軸線Oを中心に回転する。排気ターボ過給機10においては、回転軸12に、タービンホイール14の軸方向力とコンプレッサホイール20の軸方向力との差であるスラスト荷重Fが図の右方(タービンホイール14の方向)へ作用する。なお、スラスト荷重Fの作用方向は、タービンホイール14の入口圧力とコンプレッサホイール20の出口圧力の大きさによっては図1の矢印と反対方向に働くこともある。
タービン側スラストカラー42及びコンプレッサ側スラストカラー44が回転軸12に固定され、これら2つのスラストカラーの間にスラスト軸受46が配置されている。スラスト軸受46はその外周側が軸受ハウジング28に固定されている。回転軸12に働くスラスト荷重Fはスラストカラー42又は44を介してスラスト軸受46で受け、回転軸12のスラスト方向への移動を止めている。これらの部材でスラスト軸受装置40Aを構成している。軸受ハウジング28には、ジャーナル軸受26、26及びスラスト軸受装置40Aに潤滑油を供給するための油路30、32及び34が設けられている。
図2はスラスト軸受装置40Aの拡大断面図である。図2において、スラスト軸受46は、円板形状を有し、軸受ハウジング28に設けられた油路34に連通する油路48が軸直交方向(径方向)又は軸直交方向に対してやや斜めに穿設されている。タービン側スラストカラー42は、L字形断面を有すると共に、外周は円形を有し、回転軸12に形成された段差12aに係止している。コンプレッサ側スラストカラー44は、円板形状を有し、円筒形状の押え部材50によって、回転軸12に固定されている。
2つのスラストカラー42及び44は、スラスト軸受46外周面側の径方向に形成される摺接面との隙間cが外周側に向かって徐々に狭まるように、スラスト軸受46との対向面がスラスト軸受46側へ向かって傾斜している。即ち、隙間cの大きさは、根本域隙間c1>外周端隙間c2となっている。なお、図2において、隙間cは実際より誇張して図示されている(後述する図5〜図7も同様)。
図4に示すように、スラスト軸受46には、回転軸12の回転方向aの下流側に沿って上り勾配となる傾斜平面からなるテーパ面52と、テーパ面52の上り勾配終端に連設され、スラスト軸受46の外周側平面60と同一平面を形成し、コンプレッサ側スラストカラー44の対向面と平行なランド面54とが形成されている。
図3に示すように、テーパ面52とランド面54間に形成される段差56及び境界線58は、径方向に対して傾斜している。段差56及び境界線58は、外側へ行くほど回転方向aに対して逆行する方向に向いている。即ち、図3に示すように、境界線58は中心軸線と同心円の円周方向との角度θが鋭角となる方向に向いている。スラスト軸受46のコンプレッサ側スラストカラー44に対面する面に形成されたかかる形状は、タービン側スラストカラー42に対面する面にも形成されている。
本実施形態によれば、スラストカラー42、44とスラスト軸受46との間の隙間cに、油路48から潤滑油rが供給される。隙間cは径方向外側に向かって徐々に狭まるように構成されているので、隙間cの径方向外側部位の潤滑油流出抵抗が径方向内側部位より大となる。そのため、スラストカラー42、44の回転により潤滑油rに遠心力が働いても、隙間cから外周側へ潤滑油rが流出するのを抑制できる。そのため、隙間cの潤滑油rの油膜圧は高く保持されるので、スラスト軸受46の荷重負荷能力が向上する。従って、スラストカラー42、44とスラスト軸受46とが互いに接触して損傷するリスクを低減できると共に、荷重負荷能力が向上した分スラスト軸受装置40Aのサイズを小さくできる。
また、スラストカラー42、44は回転軸12と共に回転するので、スラストカラー42、44の表面に形成される潤滑油rの境界層も共に回転する。この境界層の速度ベクトルをVtとする。該境界層は回転による遠心力を受け、回転方向aと直角方向の速度ベクトルVrが生じる。そのため、該境界層は回転軸12の接線方向より外向きに速度ベクトルVで流れる。本実施形態では、境界線58は中心軸線と同心円の円周方向との角度θが鋭角となる方向に向いているので、潤滑油rが隙間cの外周側出口から径方向外側へ流出するのを抑制できる。
なお、本実施形態では、スラストカラー42、44の外周側をスラスト軸受46側へ傾斜させているが、代わりに、スラスト軸受46の両側面を外周側でスラストカラー42、44側へ傾斜させるようにしてもよい。また、スラスト軸受46に形成された、傾斜面52とランド面54とからなる油膜圧形成構造は、スラスト軸受46に摺接するスラストカラー42、44の表面に形成するようにしてもよい。
(実施形態2)
次に、本発明を排気ターボ過給機に適用した第2実施形態を図5に基づいて説明する。図5において、本実施形態のスラスト軸受装置40Bは、以下に説明する構成を除いて第1実施形態と同一構成を有している。即ち、スラストカラー42、44は、スラスト軸受46の外周面(径方向面)に対して傾斜面を有する傾斜部の外周側に、スラスト軸受46の表面と平行な平面を形成するランド部62及び64が形成されている。傾斜部では、外周側出口でスラスト軸受46との間で最小の隙間c2となるが、ランド部62、64は、この最小の隙間c2を径方向で維持している。
次に、本発明を排気ターボ過給機に適用した第2実施形態を図5に基づいて説明する。図5において、本実施形態のスラスト軸受装置40Bは、以下に説明する構成を除いて第1実施形態と同一構成を有している。即ち、スラストカラー42、44は、スラスト軸受46の外周面(径方向面)に対して傾斜面を有する傾斜部の外周側に、スラスト軸受46の表面と平行な平面を形成するランド部62及び64が形成されている。傾斜部では、外周側出口でスラスト軸受46との間で最小の隙間c2となるが、ランド部62、64は、この最小の隙間c2を径方向で維持している。
本実施形態では、スラストカラー42、44がランド部62、64を有しているので、ランド部62、64で油膜圧を最大限に高くできる。そのため、潤滑油rの流出抑制効果をさらに高めることができると共に、潤滑油rの荷重負荷能力を第1実施形態と比べてさらに向上させることができる。
(実施形態3)
次に、本発明の第3実施形態を図6に基づいて説明する。本実施形態のスラスト軸受装置40Cでは、スラスト軸受46及びスラストカラー42、44は、第1実施形態又は第2実施形態のように傾斜面を有せず、回転軸12に対して直角方向に向けて配置されている。また、スラスト軸受46の外周面(径方向面)とスラストカラー42、44との径方向摺接面との間の隙間部位は、径方向外側部位で回転軸12の軸線方向に向かう段差を形成している。本実施形態では、隙間cの大きさは、根本域隙間c1=段差部隙間c3=外周端隙間c2となっている。即ち、スラスト軸受46は、内側部位が外側部位より板厚が大きく形成され、外周側途中位置で外周両面に段差72及び74を形成し、外周先側を挟幅に形成している。一方、スラストカラー42、44は、スラスト軸受46と対峙する対峙面の外側部位が内側部位より板厚が大きく形成され、段差72、74に対応する位置に段差76,78が形成されている。
次に、本発明の第3実施形態を図6に基づいて説明する。本実施形態のスラスト軸受装置40Cでは、スラスト軸受46及びスラストカラー42、44は、第1実施形態又は第2実施形態のように傾斜面を有せず、回転軸12に対して直角方向に向けて配置されている。また、スラスト軸受46の外周面(径方向面)とスラストカラー42、44との径方向摺接面との間の隙間部位は、径方向外側部位で回転軸12の軸線方向に向かう段差を形成している。本実施形態では、隙間cの大きさは、根本域隙間c1=段差部隙間c3=外周端隙間c2となっている。即ち、スラスト軸受46は、内側部位が外側部位より板厚が大きく形成され、外周側途中位置で外周両面に段差72及び74を形成し、外周先側を挟幅に形成している。一方、スラストカラー42、44は、スラスト軸受46と対峙する対峙面の外側部位が内側部位より板厚が大きく形成され、段差72、74に対応する位置に段差76,78が形成されている。
本実施形態では、スラスト軸受46及びスラストカラー42、44間の摺接面では、該摺接面の外周側部位に設けられた、回転軸12の軸線方向に沿ってスラスト軸受46に向かう段差の存在により、摺接面間の隙間cが曲折するため、段差部隙間c3の潤滑油流出抵抗が根本域隙間c1より大となる。そのため、外周側出口から潤滑油rが流出するのを抑制できる。そのため、隙間cにある潤滑油rの油膜圧を高くすることができ、潤滑油rの荷重負荷能力を向上できる。
(実施形態4)
次に、本発明の第4実施形態を図7に基づいて説明する。本実施形態のスラスト軸受装置40Dでは、スラスト軸受46のうち、スラストカラー42,44より径方向外側へ突出する部位がスラストカラー42,44と対峙する対峙面である内側部位より板厚に形成され、スラスト軸受46の両面で突出部位と内側部位との境界に段差80及び82が形成されている。段差80、82はスラストカラー42,44の外周端面42a、44aの一方の角部を覆うように配置されている。これによって、スラストカラー42、44の外周端で、隙間cはスラストカラー42、44の外周端面42a、44aに沿って直角に曲折されている。隙間cの大きさは、根本域(軸基側の周方向)隙間c1=外周端(段部)隙間c2である。
次に、本発明の第4実施形態を図7に基づいて説明する。本実施形態のスラスト軸受装置40Dでは、スラスト軸受46のうち、スラストカラー42,44より径方向外側へ突出する部位がスラストカラー42,44と対峙する対峙面である内側部位より板厚に形成され、スラスト軸受46の両面で突出部位と内側部位との境界に段差80及び82が形成されている。段差80、82はスラストカラー42,44の外周端面42a、44aの一方の角部を覆うように配置されている。これによって、スラストカラー42、44の外周端で、隙間cはスラストカラー42、44の外周端面42a、44aに沿って直角に曲折されている。隙間cの大きさは、根本域(軸基側の周方向)隙間c1=外周端(段部)隙間c2である。
本実施形態によれば、スラストカラー42、44のスラスト軸受46と対峙する外周端で隙間cに曲折部(段部)を形成したことにより、外周端隙間c2の潤滑油流出抵抗が根本域隙間c1より大となる。そのため、隙間cの出口から潤滑油rが流出するのを抑制できる。そのため、隙間cにある潤滑油rの油膜圧を高くすることができ、潤滑油rの荷重負荷能力を向上できる。
なお、本発明では、第1実施形態又は第2実施形態の構成に、第3実施形態又は第4実施形態の構成を組み合わせてもよい。
本発明によれば、過給機のスラスト軸受装置において、簡易かつ低コストな手段で、スラスト軸受とスラストカラー間に形成される軸直交方向(径方向)の摺接面間の隙間cから、潤滑油が遠心力の作用により外周側に流出するのを抑止し、荷重負荷能力を向上させることができる。
Claims (6)
- 回転軸に固定されたタービンホイール及びコンプレッサホイールと、
該回転軸に固定されたタービン側スラストカラー及びコンプレッサ側スラストカラーと、
軸受ハウジングに固定されると共に、前記2つのスラストカラーがスラスト方向両側から摺接し、前記回転軸に加わるスラスト荷重を受けるスラスト軸受とを備えた過給機のスラスト軸受装置であって、
前記2つのスラストカラーと前記スラスト軸受とで形成される軸直交方向である径方向の摺接面間に潤滑油を供給するように該2つのスラストカラー又はスラスト軸受に形成された油路と、
前記軸直交方向である径方向の摺接面間に潤滑油膜を形成する隙間とを備え、
前記潤滑油膜が形成される隙間は、径方向外側部位の潤滑油流出抵抗が径方向内側部位より大となるように形成としたことを特徴とする過給機のスラスト軸受装置。 - 前記摺接面を構成する一方の面に設けられ、潤滑油の貯留空間を形成すると共に、前記回転軸の周方向に上り勾配を形成した傾斜面と、該傾斜面の上り勾配終端に連設され対向面に平行な平面とが前記回転軸の周方向に交互に配置された油膜圧形成構造を備えていることを特徴とする請求項1に記載の過給機のスラスト軸受装置。
- 前記摺接面を構成する少なくとも一方の面が対向面に対して径方向外側に行くほど接近するように傾斜して配置され、前記摺接面間の隙間が径方向外側へ向かって漸減するように構成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の過給機のスラスト軸受装置。
- 前記傾斜面を形成した部位の外側に、傾斜部位で最接近した摺接面間の隙間を径方向全域で維持した平行な対向面を有するランド部が形成されていることを特徴とする請求項3に記載の過給機のスラスト軸受装置。
- 前記摺接面の径方向外側部位に段差が形成され、該摺接面間に形成された隙間が該段差で曲折された構造であることを特徴とする請求項1又は2に記載の過給機のスラスト軸受装置。
- 前記スラスト軸受のうち前記2つのスラストカラーより径方向外側へ突出する部位が内側部位より板厚に形成され、該スラスト軸受の両面で該突出部位と該内側部位との境界に段差が形成され、該段差が2つのスラストカラーの外周端面の少なくとも一部を覆うように配置されていることを特徴とする請求項5に記載の過給機のスラスト軸受装置。
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