JPWO2013098875A1 - 調湿装置 - Google Patents

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彦夫 宮内
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Abstract

高い調湿能力を有するとともに、小型化が可能な調湿装置が提供される。吸湿性液体(L)を用いて調湿を行う液式調湿装置(1)は、筐体(11)と、筐体(11)内で、回転軸周りに回転可能であり、回転軸の周りに吸水性を有する溶液保持材(151)を含み、かつ、溶液保持材(151)の回転軸を中心とする周方向の一部にて吸湿性液体(L)が供給される中空ロータ(15)と、筐体(11)外の空気を取り込んで、取り込んだ空気を、吸湿性液体(L)が供給されて吸収性液体(L)を保持している溶液保持材(151)の部分に通して、筐体(11)外に排気するための空気流通機構と、中空ロータ(15)を回転軸周りに回転させるための回転機構とを備えている。

Description

本発明は、液体と空気とを気液接触させて調湿を行う調湿装置に関する。
従来から、塩化リチウム等の吸湿性液体を空気に接触させて空気の調湿を行う液式の調湿装置が知られている。吸湿性液体は、溶液濃度が高いほど、また、温度が低いほど、その飽和蒸気圧が低くなり、水分を吸収しやすくなる。逆に、吸湿性液体は、溶液濃度が低いほど、また、温度が高いほど、その飽和蒸気圧が高くなり、水分が脱離しやすくなる。吸湿性液体を用いた液式の調湿装置は、吸湿性液体の上記の性質を利用して、空気中の水分を吸湿性液体に吸収させて空気を除湿し、逆に吸湿性液体の水分を空気に放出して空気を加湿する。
液式調湿装置は、空気を取り込んでその湿度を調整して調湿対象空間に給気する処理機(室内機)と、処理機が空気の湿度を調整する過程で希釈化又は濃縮された吸湿性液体を適正な濃度に再生する再生機(室外機)とを含んで構成される。処理機は、取り込んだ空気と吸湿性液体とを接触させることにより、湿度を調整する。再生機は、取り込んだ空気と吸湿性液体とを接触させるとともに、吸湿性液体に水を補充することで、吸湿性液体を希釈化し、吸湿性液体を加熱することで水分を外部に放出して、吸湿性液体を濃縮する。
液式調湿装置を用いて除湿処理を行う場合には、処理機にて空気を取り込んで高濃度・低温の吸湿性液体と接触させることで、空気中の水分を吸湿性液体に吸収させて空気を除湿・冷却して、調湿対象空間に供給する。このような空気の除湿・冷却に伴って、吸湿性液体は空気中の水分を吸収して希釈化され、温度が高くなる。希釈化され、高温となった吸湿性液体は、再生のために処理機から再生機に送られる。再生機では、この希釈化された吸湿性液体から水分を放出させることで、吸湿性液体を再び高濃度にする。このように再生機で再生(濃縮)された吸湿性液体は、冷却されて、再び処理機に戻される。
液式調湿装置を用いて加湿処理を行う場合には、処理機にて空気を取り込んで低濃度・高温の吸湿性液体と接触させることで、吸湿性液体から空気中に水分を放出させて空気を加湿・加熱して調湿対象空間に供給する。このような空気の加湿・加熱に伴って、吸湿性液体は空気中に水分を放出して濃縮され、温度が低くなる。濃縮され、低温となった吸湿性液体は、再生のために処理機から再生機に送られる。再生機では、この濃縮された吸湿性液体に給水をすることで、吸湿性液体を再び低濃度にする。このように再生機で再生(希釈化)された吸湿性液体は、加熱されて、再び処理機に戻される。
図9は、従来の処理機の構成を示す図である。処理機110は、吸気口112と排気口113とを有する筐体111を備えている。吸気口112は、必要に応じてダクトを介して、外気に解放されており、排気口113は、必要に応じてダクトを介して、調湿対象空間に解放されている。筐体111は、空気の調湿処理を行う処理空間を形成している。排気口13は、排気用のファン114を有しており、処理空間内の空気を強制的に排気する。ファン114によって処理空間内から空気を排出することにより、処理空間内が外部に対して負圧となり、外気が吸気口112を通じて筐体111内に取り込まれる。
筐体111内には、吸湿性液体供給部115と、滞留部材116と、液槽117とを有する。滞留部材116は液槽117の上方に設けられ、吸湿性液体供給部115は滞留部材116の上方に設けられる。吸湿性液体供給部115は、吸湿性液体Lを滴下する吸湿性液体供給口として、複数のノズルを有している。複数のノズルから吸湿性液体Lを滴下することにより、滞留部材116に上方から吸湿性液体Lを供給する。
滞留部材116は、スポンジ等の溶液保持材からなり、吸湿性液体供給部115から供給された吸湿性液体Lを一時的に滞留させる。滞留部材116には、吸気口112から取り込まれた空気が吸気口112に対向する側面(図9の左側面)から供給される。空気は滞留部材116内を右方向に流れ、排気口113に対向する側面(図9の右側面)から排出される(図9において、矢印は空気の流れを示す)。これにより、上方から供給されて重力によって滞留部材116を下方へ流れる吸湿性液体Lと滞留部材116内を右方向に流れる空気とが接触し、吸湿性液体Lと空気との間で水分の授受が行なわれる。
液槽117には、滞留部材116から落下した吸収性液体Lが溜められる。処理機110は、液槽117内の吸湿性液体Lを吸湿性液体供給部115に供給するための管118を有している。管118にはポンプ119が取り付けられている。ポンプ119の作用によって、液槽117内の吸湿性液体L及び再生機にて再生された吸湿性液体Lが管118内を汲み上げられて、吸湿性液体供給部115に供給される。
管118には、加熱冷却器120が設けられている。処理機110にて加湿処理を行う場合には、吸湿性液体Lに含まれた水分が容易に空気中に放出されるよう、加熱冷却器120は吸湿性液体Lを加熱する。逆に、処理機110が除湿を行う場合には、加熱冷却器120は、空気中の水分を吸湿性液体Lに吸収させやすくするために、吸湿性液体Lを冷却する。
図10は、従来の他の例の処理機の構成を示す図である。上述の図9の例では、空気は、滞留部材116の側面から滞留部材116に供給され、反対側の側面から排出されていたが、図10の処理機130では、空気は、下方から滞留部材116に供給され、滞留部材116の上方から排出される。このために、図10の例では、給気口112が滞留部材116の下方に設けられ、排気口113は滞留部材116の上方に設けられる。
本願に関連する先行技術として、以下の文献がある。
特開2010−194483号公報
上記のように、従来の液式調湿装置では、図9に示すように、上から下への吸湿性液体の流れと左から右への空気の流れとが垂直に交差するクロス気液接触方式、又は、図10に示すように、上から下への吸湿性液体の流れ下から上への空気の流れとが水平に対抗交差するカウンタ気液接触方式により、空気と吸湿性液体と接触させていた。
しかしながら、これらの方法では、処理機110にて除湿を行う場合には、吸湿性液体Lは、処理機110の滞留部材116内を落下する過程で空気中の水分を吸収することで、凝縮熱によって温度が上昇し、滞留部材116の上部において空気から水分を吸収する能力が飽和してしまい、滞留部材116の下部においては空気中の水分の吸収が行えなくなってしまう。
また、処理機110にて加湿を行う場合にも、吸湿性液体Lは、処理機110の滞留部材116内を落下する過程で空気中に水分を放出することで、気化熱によって液温が下降し、滞留部材116の上部において水分を空気中に放出する能力が飽和してしまい、滞留部材116の下部においては空気中への水分の放出が行えなくなってしまう。
図11は、吸湿性液体Lの温度tと吸収力Wとの関係を示すグラフである。図11に示すように、吸湿性液体Lは、温度tが上昇するにつれて吸収力Wが低下し、飽和温度tsに達すると、吸収力Wが0になる。即ち、除湿処理を行う場合において、上方から滞留部材116に供給された吸湿性液体Lが滞留部材116内を下方に流れる間に、吸湿性液体Lは空気中の水分を吸収して希釈化され、温度が上昇するが、この温度上昇に伴って空気中の水分を吸収する能力は低下する。そして、吸湿性液体Lが滞留部材116内を流れているうちに、飽和温度に達すると、それ以上は空気中の水分を吸収できなくなる。
加湿をする場合も同様である。即ち、上方から滞留部材116に供給された吸湿性液体Lが滞留部材116内を下方に流れる間に、吸湿性液体Lは空気中に水分を放出して濃縮され、温度が下降するが、この温度下降に伴って空気中に水分を放出する能力は低下する。そして、吸湿性液体Lが滞留部材116内を流れているうちに、飽和温度に達すると、それ以上は空気中に水分を放出できなくなる。
このような空気中の水分を吸収する能力又は空気中に水分を放出する能力(以下、両者を合わせて「水分授受能力」という。)の飽和は、吸湿性液体Lと空気との間の水分の交換効率が高いほど顕著であり、吸湿性液体Lはより早く飽和温度に達する。また、滞留部材116を通過する空気流の速度(通過風速)は、吸湿性液体Lの同伴飛散を防止する観点から、2m/sec程度以下に抑えざるを得ない。
このため、水分授受能力の飽和を防止して高い調湿能力を得るためには、クロス気液接触方式でも、カウンタ気液接触方式でも、滞留部材116における吸湿性液体Lの流れる方向(上から下)に垂直な面の面積を広くし、かつ/又は滞留部材116に対する吸湿性液体Lの単位面積及び単位時間あたりの供給量を増やす必要がある。そうすることで、より多くの空気が、水分授受能力を持ったより多くの吸湿性液体Lと接触することとなり、滞留部材116内の通過風速を抑えた上で、調湿能力を向上できる。
しかしながら、滞留部材116における吸吸湿性液体Lの流れる方向に垂直な面の面積を広くすると、処理機110が大型化してしまう。また、滞留部材116における吸吸湿性液体Lの流れる方向に垂直な面の面積を広くし、かつ/又は滞留部材116に対する吸湿性液体Lの単位面積及び単位時間あたりの供給量を増やすと、滞留部材116に供給する吸湿性液体Lの量が増大する。これにより、吸湿性液体Lを大量に汲み上げる必要が生じ、かつ、吸湿性液体Lの粘性は比較的高いので、吸湿性液体Lを吸湿性液体供給部15に汲み上げるためのポンプ119に必要な動力が増大する。さらに、滞留部材116に対する吸湿性液体Lの単位面積及び単位時間あたりの供給量を増やすと、吸湿性液体Lが滞留部材116で撥ねて飛散し、排気口113等を通じて処理機110の外部に排出される危険性が高まる。
なお、再生機においても、処理機における空気の加湿・加熱に伴って、空気中に水分を放出して濃縮され、温度が低くなった吸湿性液体を再生し、又は処理機における空気の除湿・冷却に伴って、空気から水分を吸収して希釈化され、温度が高くなった吸湿性液体を再生するために、吸湿性液体と空気とを接触させる同様の構成が採用される。よって、再生機においても上記と同様の問題が生じる。さらに、水と空気とを気液接触させて空気の加湿を行なう加湿器においても、上記と同様の問題が生じる。
そこで、本発明は、上記の問題を解決して、装置を大型化することなく、高い調湿能力を有する調湿装置を提供することを目的とする。
本発明の調湿装置は、液体と空気とを気液接触させて調湿を行う調湿装置であって、筐体と、前記筐体内に設けられ、吸水性を有する液体保持材を含み、前記液体保持材の一部にて前記液体が供給され、前記液体が供給される前記一部が移動するように動く可動部材と、前記筐体外の空気を取り込んで、取り込んだ空気を、前記液体が供給されて前記液体を保持している前記液体保持材の部分に通して、前記筐体外に排気するための空気流通機構と、前記可動部材を動かすための駆動機構とを備えた構成を有している。
本発明によれば、液体保持材が筐体内で動くとともに、その一部において液体が供給されるので、可動部材が動くことによって、液体保持材に保持された液体と空気とが接触する気液接触箇所に、液体保持材に供給された液体を提供でき、可動部材の動きの速度を調節することで、液体が気液接触箇所で飽和温度に達して水分授受能力がなくなってしまうことを回避できる。よって、調湿装置を大型化することなく、その調湿能力を向上できる。
以下に説明するように、本発明には他の態様が存在する。したがって、この発明の開示は、本発明の一部の提供を意図しており、ここで記述され請求される発明の範囲を制限することは意図していない。
図1は、本発明の第1の実施の形態の液式調湿装置の構成を示す図である。 図2は、本発明の第1の実施の形態の処理機を側面から見た断面図である。 図3は、本発明の第1の実施の形態の中空ロータの斜視図である。 図4は、本発明の第1の実施の形態の中空ロータに保持される吸湿性液体の吸収力と温度との関係(回転速度が速い場合)を示すグラフである。 図5は、本発明の第1の実施の形態の中空ロータに保持される吸湿性液体の吸収力と温度との関係(回転速度が遅い場合)を示すグラフである。 図6は、本発明の第2の実施の形態の処理機の正面図である。 図7は、本発明の第2の実施の形態の処理機の側面図である。 図8は、本発明の第2の実施の形態のディスクロータの斜視図である。 図9は、従来の処理機の構成を示す図である。 図10は、従来の他の例の処理機の構成を示す図である。 図11は、従来の吸湿性液体の温度と吸収力との関係を示すグラフである。
以下に、本発明の詳細な説明を述べる。以下に説明する実施の形態は本発明の単なる例であり、本発明は様々な態様に変形することができる。従って、以下に開示する特定の構成および機能は、特許請求の範囲を限定するものではない。
本発明の実施の形態の調湿装置は、液体と空気とを気液接触させて調湿を行う調湿装置であって、筐体と、筐体内に設けられ、吸水性を有する液体保持材を含み、液体保持材の一部にて液体が供給され、液体が供給される一部が移動するように動く可動部材と、筐体外の空気を取り込んで、取り込んだ空気を、液体が供給されて液体を保持している液体保持材の部分に通して、筐体外に排気するための空気流通機構と、可動部材を動かすための駆動機構とを備えた構成を有している。
この構成により、液体保持材の部分が動き、その一部において液体が供給されるので、駆動機構による可動部材の駆動によって、液体保持材に保持された液体と空気とが接触する気液接触箇所に、供給された液体を提供でき、また、可動部材の動きの速度を調節することで、液体が気液接触箇所で飽和温度に達して水分授受能力がなくなってしまうことを回避できる。液体が気液接触箇所で飽和温度に達して水分授受能力がなくなってしまうことを回避するために、可動部材の動きの速度を調節すればよく、従来のように滞留部材における液体の流れる方向に垂直な面の面積を広くしたり、滞留部材に対する液体の単位面積及び単位時間あたりの供給量を増やしたりする必要はないので、装置の大型化を招くこともなく、液体の供給量の増大による液撥ねの可能性も低減できる。なお、調湿装置は、液体として吸湿性液体を用いた液式調湿装置の処理機に上記の構成を有していてもよいし、再生機に上記の構成を有していてもよいし、処理機及び再生機に上記の構成を有していてもよい。また、調湿装置は、液体として水を用いた加湿器に上記の構成を有していてもよい。
可動部材は、回転軸周りに回転可能な回転部材であってよく、液体保持材は、回転軸の周りに設けられてよく、かつ、液体保持材の回転軸を中心とする周方向の一部にて液体が供給されてよく、駆動機構は、回転部材を回転軸周りに回転させるための回転機構であってよい。
この構成により、液体保持材が回転軸周りに回転するとともに、その周方向の一部において液体が供給されるので、回転部材の回転によって、液体保持材に保持された液体と空気とが接触する気液接触箇所に、供給された液体を提供でき、回転部材の回転速度を調節することで、液体が気液接触箇所で飽和温度に達して水分授受能力がなくなってしまうことを回避できる。液体が気液接触箇所で飽和温度に達して水分授受能力がなくなってしまうことを回避するために、回転部材の回転速度を調節すればよく、従来のように滞留部材における液体の流れる方向に垂直な面の面積を広くしたり、滞留部材に対する液体の単位面積及び単位時間あたりの供給量を増やしたりする必要はないので、装置の大型化を招くこともなく、液体の供給量の増大による液撥ねの可能性も低減できる。
調湿装置は、筐体内に形成された液槽をさらに備えていてよく、回転部材は、液槽に溜められた液体に液体保持材の回転軸を中心とする周方向の一部が浸かるように設けられていてよい。
この構成により、液体保持材の一部が液層にためられた液体に浸かるので、回転によって液層の液体を汲み上げることができ、液体を上から滴下するための管、ポンプ、ノズル等が不要となり、調湿装置の構成を簡略化して、小型化できる。また、液体保持材から滲み出た液体が液槽に溜められた液体の表面に滴下されることによる液撥ねも防止できる。
空気流通機構は、筐体内に空気を取り込み、取り込んだ空気を、液槽に溜められた液体の液面よりも上の液体保持材に通して、筐体外に排気してよい。
この構成によれば、筐体に取り込まれた空気は、液槽に溜められた液体の液面よりも上の液体保持材を通過するので、回転部材の回転速度を調節することで、液体の水分授受能力の飽和を回避するために調湿装置を大型化する必要がなくなる。
回転部材は、表面に通気孔を有する中空円筒形状の芯を有する中空ロータであってよく、液体保持材は、芯の周りに保持される中空円筒形状を有してよく、空気通流機構は、筐体内に空気を取り込み、取り込んだ空気を、液体保持材の外側表面から液体保持材及び芯の通気孔を通過させて、芯の内部を芯の軸方向に流通させて、筐体外に排気する機構であってよい。
この構成によれば、筐体内に取り込まれた空気が、液槽に溜められた液体の液面よりも上の中空ロータの液体保持材に外側表面から入って、液体保持材を通過することで、液体保持材に保持された液体と空気とが気液接触して、水分の授受が行われ、それによって調湿された空気が、芯の内部を芯の軸方向に流通して排気される。
回転部材は、表面に通気孔を有する中空円筒形状の芯を有する中空ロータであってよく、液体保持材は、芯の周りに保持される中空円筒形状を有してよく、空気通流機構は、芯の内部に空気を取り込み、取り込んだ空気を、芯の内部を芯の軸方向に流通させて、芯の通気孔を通過させ、かつ、保持材の内側表面から液体保持材を通過させて、筐体外に排気する機構であってよい。
この構成によれば、芯の内部に取り込まれた空気が、通貴孔を通って、液槽に溜められた液体の液面よりも上の中空ロータの液体保持材に内側表面から入って、液体保持材を通過することで、液体保持材に保持された液体と空気とが気液接触して、水分の授受が行われ、それによって調湿された空気が、液体保持部材の外側表面から筐体内に出て、筐体外に排気される。
回転部材はディスクロータであってよく、空気流通機構は、回転部材の一方の面側から筐体内に空気を取り込み、回転部材の他方の面側から筐体外に空気を排気する機構であってよい。
この構成によれば、筐体内に取り込まれた空気が、液槽に溜められた液体の液面よりも上のディスクロータの液体保持材の一方の面から他方の面に通過することで、液体保持材に保持された液体と空気とが気液接触して、水分の授受が行われ、それによって調湿された空気が排気される。
液槽には、外部から液体が注入される注入箇所と、外部へ液体を排出する排出箇所とが設けられてよく、注入箇所と排出箇所とは、少なくとも一方向から見たときに、液槽に溜められる液体を挟んで、反対側又は対角にあってよい。
この構成によれば、注入箇所と排気箇所とを極力離間させることができる。
回転機構による回転部材の回転速度は可変であってよい。
この構成によれば、目標湿度等の条件に応じて、液槽に溜められた液体の液面よりも上の液体保持材に保持された液体の水分授受能力が飽和しないように、回転速度を調節することができる。なお、回転速度は、手動で調節されてもよいし、目標温度等のパラメータに基づいて、回転機構が液槽に溜められた液体の液面よりも上の液体保持材に保持された液体の水分授受能力が飽和しない回転速度を求めて自動制御されてもよい。
液体は、吸湿性液体であってよく、調湿装置は、吸湿性液体を用いて調湿を行う液式調湿装置であってよい。また、液体は、水であってよく、調湿装置は、空気の加湿を行なう加湿器であってもよい。
以下、本発明の実施の形態の調湿装置について図面を参照しながら説明する。
(第1の実施の形態)
[液式調湿装置の全体構成]
図1は、第1の実施の形態の調湿装置としての液式調湿装置の構成を示す図である。まず、液式調湿装置の全体の構成を説明する。液式調湿装置1は、調湿対象空間の外部又は調湿対象空間から空気を取り込み、取り込んだ空気を吸湿性液体Lと接触させることにより調湿する処理機10と、処理機10での調湿処理に用いた吸湿性液体Lの再生を行う再生機40とを有する。
ここで、吸湿性液体Lの再生とは、調湿を行うことによって濃度の変化した吸湿性液体Lを調湿処理に用いる前の状態に戻すことをいう。例えば、除湿処理の場合には、溶液濃度の高い吸湿性液体Lを冷却し、冷却した吸湿性液体Lに空気を通すことにより、吸湿性液体Lによって空気中の水分を吸収する。この処理によって吸湿性液体Lの溶液濃度は低くなるが、溶液濃度が低い吸湿性液体Lでは十分な除湿を行えない。溶液濃度の低くなった吸湿性液体Lから水分を脱離させる再生処理によって、溶液濃度の高い吸湿性液体Lに戻す。加湿処理の場合は、逆に、吸湿性液体Lの溶液濃度が高くなるので、吸湿性液体Lに水分を吸収させる再生処理によって溶液濃度の低い吸湿性液体Lに戻す。
本実施の形態では、吸湿性液体Lとして、塩化リチウム(LiCl)を用いる。なお、吸湿性液体Lとしては、塩化リチウムに限らず、食塩水などの潮解性を有する塩の溶液や、グリセリン、エチレングリコール、プロピレングリコールなどの吸湿性の高い多価アルコール、その他の吸湿性を有する安価な液体を用いてもよい。
処理機10は、調湿された空気を調湿対象空間に供給する室内機であり、再生機40は外気との間で水分の授受を行うことにより吸湿性液体Lを再生する室外機である。図1では、一の処理機10に対して一の再生機40が接続された例を示しているが、複数の処理機10に対して一の再生機40を接続する構成としてもよい。例えば、集合住宅や大型スーパー等に調湿装置1を設置する場合には、各部屋あるいは各フロアに処理機10を設置し、各処理機10と接続された一の再生機40を外部に設置する態様とすることもできる。
処理機10と再生機40は、第1の吸湿液管路61および第2の吸湿液管路62によって接続されている。第1の吸湿液管路61は、処理機10から再生機40へ吸湿性液体Lを送るための管路であり、第2の吸湿液管路62は、再生機40から処理機10へ吸湿性液体Lを送るための管路である。第1の吸湿液管路61にはポンプ65が設けられており、第2の吸湿液管路62にはポンプ66が設けられている。ポンプ65及びポンプ66を用いて、処理機10と再生機40との間で吸湿性液体Lを循環させることにより、処理機10にて用いた吸湿性液体Lを再生機40に送るとともに、再生機40にて再生された吸湿性液体Lを処理機10に戻す。
液式調湿装置1は、さらに、処理機10と再生機40との間に、ヒートポンプ30を備えている。ヒートポンプ30は、第1の熱交換器31と、第2の熱交換器32と、圧縮機33と、膨張弁34と、これらをつなぐ冷媒管35とを備えている。ヒートポンプ30は、冷媒の流れを逆転させることにより、第1の熱交換器31を蒸発器、あるいは、凝縮器として機能させることができる。第2の熱交換器32は、第1の熱交換器31とは逆の処理を行う。このヒートポンプ30の作用によって、第1の熱交換器31と第2の熱交換器32との間で熱が移動する。
液式調湿装置1は、処理機10と再生機40との間に、さらに熱交換器64を有している。熱交換器64は、第1の吸湿液管路61と第2の吸湿液管路62との間で熱交換を行う。熱交換器64は、第1の吸湿液管路61を流れる吸湿性液体Lと第2の吸湿液管路62を流れる吸湿性液体Lの温度差を低減し、ヒートポンプ30の汲み上げ温度差の低減に寄与する。
再生機40から処理機10へ吸湿性液体Lを送る第2の吸湿液管路62には、ヒートポンプ30の第1の熱交換器31が設けられている。第1の熱交換器31は、処理機10の吸湿性液体供給部15に供給される吸湿性液体Lの温度を加熱又は冷却する。吸湿性液体Lを加熱するか冷却するかは、処理機10によって加湿するか除湿するかによる。即ち、処理機10が加湿処理を行う場合には、吸湿性液体Lに含まれた水分を空気中に放出させるために吸湿性液体Lを加熱する。逆に、処理機10が除湿処理を行う場合には、空気中の水分を吸湿性液体Lに吸収させやすくするために吸湿性液体Lを冷却する。
第1の吸湿液管路61には、第2の熱交換器32が設けられている。第2の熱交換器32は、再生機40に供給される吸湿性液体Lの温度を加熱又は冷却する。
[処理機]
図2は、処理機10を側面から見た断面図である。図3は、中空ロータ15の斜視図である。以下、図1ないし図3を参照して、処理機10の構成について説明する。処理機10は、空気を取り込むための吸気口12と空気を排出するための排気口13とが形成された筐体11を有する。筐体11によって、空気と吸湿性液体Lとの気液接触を行なうことで空気の調湿を行なう処理空間が形成される。
筐体11内には、下部に液槽14が設けられている。液槽14には、吸湿性液体Lが溜められる。筐体11の下部がそのまま液槽14とされてよい。筐体11内には、さらに中空ロータ15が設けられ、処理機10は、中空ロータ15を回転軸周りに回転させるモータ16を備えている。
中空ロータ15は、中空の円筒形状の芯152の周りに中空の円筒形状の溶液保持材151が固定されて形成される。芯152は、溶液保持材151を保持する。芯152の表面はメッシュ状になっており、表面に多数の通気孔が形成されており、通気孔から空気を通過させることができる。芯152の内部は、通気路153となる。通着路153は、排気口13に連通している。溶液保持材151は、多孔質材料、具体的にはスポンジである。溶液保持材151は、吸湿性液体Lを滞留させることができるとともに、空気を通過させることができる。
中空ロータ15は、芯152の軸を水平にして、溶液保持材151の下部の一部が液槽14に溜められた吸湿性液体Lに浸かるように設置される。中空ロータ15は、芯152の軸を水平にして設置されているので、溶液保持材151の下部の一部とは、即ち、溶液保持材151の円周方向の一部であって、溶液保持材151の軸方向の一部ではない。なお、図3の斜線部分は、溶液保持材151における液槽14に溜められた吸湿性液体Lに浸された部分を示している。中空ロータ15は、モータ16によって、芯152の軸周りに回転する。中空ロータ15は、本発明の可動部材に該当し、かつ本発明の回転部材に該当し、モータ16及びモータ16によって芯152を回転させるための機構は、本発明の駆動機構に該当し、かつ本発明の回転機構に該当する。
排気口13には、筐体11内の空気を筐体11外に排気するためのファン17が設けられている。ファン17によって筐体11内の空気が排気口13から排気されることにより筐体11内が負圧になるので、筐体11外の空気が吸気口12から筐体11に取り込まれる。
図1ないし図3において、矢印は、空気の流れを示す。図1ないし図3に示すように、吸気口12から取り込まれた空気は、中空ロータ15の溶液保持材151及び芯152を通過して通気路153に流れる。溶液保持材151には、吸湿性液体Lが滞留している。空気は、溶液保持材151を通過することで、溶液保持材151に滞留している吸湿性液体Lと接触する。この気液接触によって、空気と吸湿性液体Lとの間で水分の授受が行われ、除湿又は加湿が行われる。このように、筐体11外の空気を取り込んで、液槽14に溜められた吸湿性液体Lの液面LSよりも上の溶液保持材151に通して、筐体11外に排気するための上記の吸気口12、通気路153、排気口13、ファン17等からなる機構は、本発明の空気流通機構に該当する。
[再生機]
次に、再生機40について説明する。再生機40は処理機10と同様の構成を有している。再生機40は、処理機10から送られてきた吸湿性液体Lと空気とを気液接触させて、吸湿性液体Lを再生する。再生機40は、空気と吸湿性液体Lとの気液接触を行うための中空ロータ45を収容する筐体41を有している。また、筐体41の下部には、吸湿性液体Lを溜める液槽44を有する。
中空ロータ45は、中空の円筒状の芯452の周りに円筒形状の溶液保持材451が固定されて形成される。芯452の表面はメッシュ状になっており、溶液保持材451を保持するとともに、空気を通過させることができる。芯452の内部は、通気路453となる。通気路453は、排気口43に連通している。溶液保持材451は、スポンジである。溶液保持材451は、吸湿性液体Lを滞留させることができるとともに、空気を通過させることができる。
中空ロータ45は、芯452の軸を水平にして、溶液保持材451の下部の一部が液槽44に溜められた吸湿性液体Lに浸かるように設置される。中空ロータ45は、図示しないモータによって、芯452の軸周りに回転する。中空ロータ45は、本発明の回転部材に該当する。
筐体41には、空気を取り込むための吸気口42と空気を排出するための排気口43とが形成されている。排気口43には、筐体41内から空気を排出するための図示しないファンが設けられている。筐体41内の空気をファンによって外部に排出することにより、筐体41内が筐体41の外部に対して負圧となるので、吸気口42を通じて空気が筐体41内に流れ込む。
図1において、矢印は、空気の流れを示す。図1に示すように、吸気口42から筐体41内に取り込まれた空気は、中空ロータ45の多孔質部材451及び芯452を通過して通気路453に流れる。多孔質部材451には、吸湿性液体Lが滞留しているので、吸湿性液体Lと空気との間で水分の授受が行われる。これにより、吸湿性液体Lが再生される。
再生機40は、液槽44に給水を行う給水管67を有する。給水管67上には、バルブ68が設けられており、バルブ68によって給水の制御を行う。処理機10で加湿処理を行うことで水分を空気中に放出して濃縮された吸湿性液体Lは、再生機40にて希釈化することで再生されるが、このとき、給水管67から液槽44に水道水を供給することで吸湿性液体Lを希釈化する。液槽44の吸湿性液体Lは、第2の吸湿液管路62を通じて処理機10に戻る。
[中空ロータでの水分授受]
次に、中空ロータ15での空気と吸収性液体Lとの間の水分授受について説明する。処理機10の中空ロータ15と再生機40の中空ロータ45の水分授受のための構成及び作用効果は同じであるので、以下では、中空ロータ15についてのみ説明する。また、以下では、処理機10にて除湿処理を行う場合を例に説明する。処理機10にて加湿処理を行う場合については、以下の説明の水分授受の方向を逆にして理解することができる。
上述のように、中空ロータ15に対しては、溶液保持材151の外部から空気が入る。空気は、溶液保持材151を通過して、さらに、メッシュ状の芯152を通過して通気路153に至り、通気路153内を芯152の軸方向に流れて排気口13より排出される。溶液保持材151には、吸湿性液体Lが保持されているので、この溶液保持材151内を空気が通過する際に、溶液保持材151に保持された吸湿性液体Lと空気とが気液接触する。
上述のように、中空ロータ15は芯152の軸を水平にして設置され、溶液保持材151の下部の一部が液槽14に溜められた吸湿性液体Lに浸っているので、液槽14内の吸湿性液体Lは、この浸っている部分(図3の斜線部分)で溶液保持材151に浸透する。そして、中空ロータ15が芯152の軸周りに回転することで、吸湿性液体Lが溶液保持材151に保持されて、液槽14の液面LSを越えて上方に汲み上げられ、溶液保持材151内を通過する空気と接触し、水分の授受を行なう。溶液保持材151に保持されて、空気との間で水分の授受が行われて希釈化された吸湿性液体Lは、中空ロータ15の回転によって再び液槽14に戻る。
液槽14には、第2の吸湿液管路62を通って再生機40から再生(濃縮)された吸湿性液体Lが供給される。また、液槽14内の吸湿性液体Lは、再生のために第1の吸湿液管路61を通って再生機40に送られる。再生された吸湿性液体Lが第2の吸湿液管路62から液槽14に注入される箇所の周辺の吸湿性液体Lの濃度及び温度は、液槽14の他の箇所の吸湿性液体と比較して、注入される吸湿性液体Lの濃度及び温度に近くなる。
即ち、処理機10での除湿処理によって希釈化され、温度が高くなった吸湿性液体Lは再生機40にて濃縮され、冷却されるので、液槽14における再生された吸湿性液体Lの注入箇所付近の吸湿性液体は、他の箇所に比べて、濃度が高く、温度が低くなっている。よって、再生された吸湿性液体Lの濃度及び温度に近い吸湿性液体Lが存在する箇所から、再生のために再生機40に送る吸湿性液体Lを液槽14から排出すると、再生が非効率になってしまう。
そこで、液槽14に対して再生された吸湿性液体Lを注入する箇所(注入箇所)と、再生機40に対して液槽14から吸湿性液体14を排出する箇所(排出箇所)とは、なるべく離れていることが望ましい。例えば、液槽14の平面が矩形であり、注入箇所を当該矩形の1つの角の付近に設け、かつその角と対角にある角の付近に排出箇所を設けることができる。また、注入箇所と排出箇所とを、液槽14の互いに対向する側面に設けることもできる。
即ち、注入箇所と排出箇所を、液槽14を正面方向、平面方向、側面方向の少なくとも一方向から見たときに、液槽14に溜められる吸湿性液体Lを挟んで、反対側又は対角にあるようにすることで、注入箇所と排出箇所を離間させることができる。なお、何れの方向から見ても対角に位置するように、注入箇所と排出箇所とを設けると、注入箇所と排出箇所とが最も離れることとなり、望ましい。
中空ロータ15の直径は、通過風量に対して、外周の表面積における通過風速が3m/秒を超えない面積を確保できるよう設計される。中空ロータ15の回転速度は、10〜30rpm(回転/分)であり、好ましくは10〜20rpmである。図4及び図5は、本実施の形態の中空ロータ15を用いた場合に、中空ロータ15に保持される吸湿性液体Lの吸収力と温度との関係を示すグラフである。図4及び図5は、吸湿性液体Lによって除湿を行う場合を示している。図4は、中空ロータ15の回転速度が速い場合を示しており、図5は、中空ロータ15の回転速度が遅い場合を示している。
図4及び図5から分かるように、吸湿性液体Lの温度が上昇すると吸収力は低下するが、中空ロータ15に保持された吸湿性液体Lは、中空ロータ15の回転によって、飽和温度に達する前に、液槽14の液面LS下に戻るので、液面LSより上で中空ロータ15に保持されている吸湿性液体Lは、W1〜W2(図4の場合)ないしはW1〜W3(図5の場合)という比較的高い吸収力を有している。また、図5に示すように、中空ロータ15が比較的低速である場合にも、中空ロータ15に保持された吸湿性液体Lは、飽和温度に達する前に液槽14の液面LS下に戻るので、吸収力は飽和せずに維持される。
溶液保持材151に保持されて液面LS下に戻った吸湿性液体Lは、液槽14内の吸湿性液体Lよりも濃度が低く、温度が高い。このような濃度及び温度の差は、中空ロータ15の溶液保持材151が液槽14に溜められた吸湿性液体Lに浸っている間に拡散されて、溶液保持材151の当該部分が再び液面LSから出る際には、濃度が高く、温度の低い吸湿性液体Lを保持していることになる。
なお、中空ロータ15の回転が速すぎると、上記の濃度及び温度の拡散が十分に行なわれず、吸収力が低くなった吸湿性液体Lが溶液保持材151に残ったまま、再び液面LSから出ることになる。また、中空ロータ15の回転が速すぎると、中空ロータ15が液面LSに入る箇所及び中空ロータ15が液面LSから出る箇所において、液撥ねが生じ、これが飛散して吸気口12等を介して処理機10の外部に出るおそれがある。よって、上述のように、中空ロータ15の回転速度は、30rpm以下であることが望ましく、より望ましくは20rpm以下である。
一方、中空ロータ15の回転が遅すぎると、溶液保持材151に保持された吸湿性液体Lは、液槽14に溜められた吸湿性液体Lの液面LS下に戻る前に飽和温度に達して、吸収力がなくなってしまう。よって、中空ロータ15の回転速度は、10rpm以上であることが望ましい。
また、中空ロータ15の回転速度は、可変であってよい。中空ロータ15の回転速度の調節は、即ち、液槽14に溜められた吸湿性液体Lの液面LSより上で中空ロータ15に保持される吸湿性液体Lが空気と接触する時間の調節である。即ち、従来では、吸湿性液体Lが吸湿性液体供給部のノズルから滴下された後には、滞留部材の高さを変更しない限り、吸湿性液体と空気との接触時間を調整することはできなかったが、本実施の形態では、中空ロータ15の形状を変更することなく、その回転速度を調節することで、気液接触時間を調節できる。
回転速度を可変とする場合に、回転速度をユーザが手動で指示するようにしてもよいし、液式調湿装置1が制御部を備えて、種々のパラメータに基づいて回転速度を自動的に制御してもよい。自動制御の場合には、制御部は、目標湿度、処理機10に取り込まれる空気の湿度及び温度等のパラメータに基づいて、回転速度を求めて、モータ16に指示することができる。制御部を設ける場合には、この制御部も含めて本発明の回転機構が構成される。
以上説明したように、本実施の形態の液式調湿装置1によれば、中空ロータ15の一部を液槽14に溜められた吸湿性液体Lに浸して、中空ロータ15を回転させることで、吸湿性液体Lを液槽14から汲み上げるとともに、中空ロータ15の外面から空気を取り込んで、芯152の通気孔に空気を通すこととしたので、液槽14から汲み上げられて中空ロータ15に保持されている高い水分授受能力を有する吸湿性液体Lを空気と接触させることができる。よって、処理機10を大型化することなく、処理機10の調湿能力を向上できる。
さらに、本実施の形態の液式調湿装置の構成を示す図1における処理機10と図9や図10に示される従来の処理機とを比較して分かるように、本実施の形態の処理機10では、液槽14に溜められた吸湿性液体Lを汲み上げるための管やポンプが不要であり、また、汲み上げた吸湿性液体Lを処理空間に供給するための供給ノズルも必要ない。よって、処理機10の構成を簡略化して、小型にできる。モータ16に要するエネルギーは従来のポンプに要するエネルギーよりもはるかに小さくて済むので、省エネにも寄与する。
なお、上記の実施の形態では、中空ロータ15の溶液保持材151は、多孔質材料であるスポンジであったが、セルロース等の他の材料であってもよい。溶液保持材151は適度な吸水性を有していれば、どのような材料であってもよい。なお、条件によっては、溶液保持材151に保持された吸湿性液体Lが中空ロータ15の回転によって上に来たときに、重力によって溶液保持材151内を落下して、芯152の通気孔から通気路153に漏れることも考えられる。この場合にも、吸湿性液体Lは、重力によって下側から芯152の通気孔を通過して落下し、液槽14に戻ることになるので、不都合はない。但し、この場合には、通気路153内の吸湿性液体Lが排気口13から排出されないような手当てが必要である。
また、上記の実施の形態では、処理機10の筐体11には、空気を取り込むための吸気口12と空気を排出するための排気口13とが形成されていたが、この吸気口と排気口とが逆であり、空気の流れが上記で説明した方向と逆であってもよい。即ち、図1及び図2において、符号13で示される口が吸気口であり、符号12で示される口が排気口であってよい。
この場合には、排気口12には、筐体11内の空気を筐体11外に排気するためのファンが設けられる。このファンによって筐体11内の空気が排気口12から排気されることにより筐体11内が負圧になるので、筐体11外の空気が、吸気口13から通気路153内に取り込まれて、通気路153を流通し、芯152の通気孔を通過して、さらに、溶液保持材151の内側表面から溶液保持材151を通過して、溶液保持材151外に排出され、さらに、排気口12から筐体11外に排気される。
このような構成によっても、空気は、溶液保持材151を通過することで、溶液保持材151に滞留している吸湿性液体Lと接触し、この気液接触によって、空気と吸湿性液体Lとの間で水分の授受が行われ、除湿又は加湿が行われる。このように、筐体11外の空気を取り込んで、液槽14に溜められた吸湿性液体Lの液面LSよりも上の溶液保持材151に通して、筐体11外に排気するための上記の吸気口13、通気路153、排気口12、排気口12のファン等からなる機構は、本発明の空気流通機構に該当する。
上記の実施の形態では、中空ロータ15の芯152は多数の通気孔が形成されたメッシュ状であり、これによって溶液保持材151を保持するとともに空気を通過させるようにしていたが、芯152はメッシュ状に限らず、多数の小孔が形成されていてもよい。また、溶液保持材151にある程度の強度がある場合には、芯152を省略してもよい。この場合は、モータ16は、溶液保持材151を直接回転させる。
(第2の実施の形態)
図6ないし図8は、第2の実施の形態の処理機の構成を示す図である。図6は、本実施の形態の処理機の正面図であり、図7は、本実施の形態の処理機の側面図であり、図8は、本実施の形態のディスクロータの斜視図である。処理機50は、空気を取り込むための吸気口52と空気を排出するための排気口53とが形成された筐体51を有する。筐体51によって、空気と吸湿性液体Lとの気液接触を行なうことで空気の調湿を行なう処理空間が形成される。
筐体51内には、下部に液槽54が設けられている。液槽54には、吸湿性液体Lが溜められる。筐体51内には、さらにディスクロータ55が設けられ、処理機10は、ディスクロータ55を回転軸周りに回転させるモータ56を備えている。
筐体51の液槽54より上側は、ディスクロータ55の形状に合わせて円形に形成されている。これは、吸気口52から取り込まれてディスクロータ55を通過せずに排気口53から排気される空気の量を極力少なくするためである。このために、図6のように正面方向から見た場合に、吸湿性液体Lの液面LSより上において、ディスクロータ55の外周と筐体51の内面との間にほとんど隙間がなくなるように処理機50を設計してもよい。
ディスクロータ55は、ディスク状の溶液保持材551の中心に軸552が挿入されて形成される。溶液保持材551は、多孔質材料、具体的にはスポンジである。溶液保持材551は、吸湿性液体Lを滞留させることができるとともに、空気を通過させることができる。
ディスクロータ55は、軸552を水平にして、溶液保持材551の下部の一部が液槽54に溜められた吸湿性液体Lに浸かるように設置される。なお、図8の斜線部分は、溶液保持材551における液槽54に溜められた吸湿性液体Lに浸された部分を示している。ディスクロータ55は、モータ56によって、軸552の周りに回転する。ディスクロータ55は、本発明の回転部材に該当する。
排気口53には、筐体51内の空気を筐体51外に排気するためのファン57が設けられている。ファン57によって筐体51内の空気が排気口53から排気されることにより筐体51内が負圧になるので、筐体51外の空気が吸気口52から筐体51に取り込まれる。図7に示すように、吸気口52は、ディスクロータ55の上部の一方の面に対向する位置に設けられ、排気口53は、ディスクロータ55の上部の他方の面に対向する位置に設けられる。
図7及び図8において、矢印は、空気の流れを示す。図7及び図8に示すように、吸気口12から取り込まれた空気は、ディスクロータ55の一方の面から溶液保持材551に入り、溶液保持材551を通過して、他方の面から出て、排気口53から排気される。溶液保持材551には、吸湿性液体Lが滞留している。空気は、溶液保持材551を通過することで、溶液保持材551に滞留している吸湿性液体Lと接触する。この気液接触によって、空気と吸湿性液体Lとの間で水分の授受が行われ、除湿又は加湿が行われる。
[ディスクロータでの水分授受]
次に、ディスクロータ55での気液接触による空気と吸収性液体Lとの間の水分授受について説明する。以下では、処理機50にて除湿処理を行う場合を例に説明する。処理機50にて加湿処理を行う場合については、以下の説明の水分授受の方向を逆にして理解することができる。
上述のように、ディスクロータ55は、軸552を水平にして設置され、溶液保持材551の下部の一部が液槽54に溜められた吸湿性液体Lに浸っているので、液槽14内の吸湿性液体Lは、この浸っている部分(図8の斜線部分)で溶液保持材151に浸透する。そして、ディスクロータ55が軸552周りに回転することで、吸湿性液体Lが溶液保持材551に保持されて、液槽54の液面LSを越えて上方に汲み上げられ、溶液保持材551内を通過する空気と接触し、水分の授受を行なう。溶液保持材551に保持されて、空気との間で水分の授受が行われて希釈化された吸湿性液体Lは、ディスクロータ55の回転によって再び液槽54に戻る。
液槽54には、再生機から再生(濃縮)された吸湿性液体Lが供給される。また、液槽54内の吸湿性液体Lは、再生のために再生機に送られる。第1の実施の形態で説明したのと同様の理由により、液槽54に対して再生された吸湿性液体Lを注入する箇所(注入箇所)と、再生機に対して液槽54から吸湿性液体Lを排出する箇所(排出箇所)とは、なるべく離れていることが望ましい。
ディスクロータ55の直径は、通過風量に対して、通過表面積における風速が3m/秒を超えない面積を確保できるよう設計される。ディスクロータ55の回転速度は、10〜30rpm(回転/分)であり、好ましくは10〜20rpmである。
第1の実施の形態について説明したとおり、ディスクロータ55の回転速度を調整することで、液面LSより上でディスクロータ55に保持されている吸湿性液体Lが比較的高い吸収力を有し、かつ、溶液保持材551が液槽54に溜められた吸湿性液体Lに浸っている間の濃度及び温度の拡散が十分に行なわれる。この観点から、ディスクロータ55の回転速度は、上記のように10〜20rpmであることが望ましい。
また、ディスクロータ55の回転速度は、第1の実施の形態と同様に、可変であってよく、この場合に、手動又は自動で回転速度が変更されてよい。溶液保持材551の材料は、第1の実施の形態と同様に、所望の吸水性を有しているものであれば、スポンジ、セルロース等の多孔質材料及びその他の材料であってよい。
以上説明したように、本実施の形態の処理機50によれば、ディスクロータ55の一部を液槽54に溜められた吸湿性液体Lに浸して、ディスクロータ55を回転させることで、吸湿性液体Lを液槽54から汲み上げるとともに、液槽52に溜められた吸湿性液体Lの液面LSより上の溶液保持材551に空気を通すこととしたので、液槽54から汲み上げられて溶液保持材551に保持されている高い水分授受能力を有する吸湿性液体Lを空気と接触させることができる。よって、処理機10を大型化することなく、処理機10の調湿能力を向上できる。なお、第2の実施の形態の処理機の構成は、再生機に採用されてもよい。
なお、第1及び第2の実施の形態では、回転部材である中空ロータ15やディスクロータ55の周方向の一部が液槽に溜められた吸湿性液体に浸かっており、溶液保持材に保持された吸湿性液体と空気とが接触する気液接触箇所に、液槽から吸湿性液体を汲み上げていたが、本発明の回転部材はこれに限らない。例えば、回転部材の周方向の一部が液槽に溜められた吸湿性液体に浸かっていなくても、供給ノズルによって、回転部材の周方向の一部に吸湿性液体を供給するようにしてもよいし、従来技術のように、供給ノズルを回転部材の上方に設けて、供給ノズルから回転部材に向けて吸湿性液体を滴下することで、回転部材の周方向の一部(回転部材の上半部分)に吸湿性液体を供給してもよい。
また、第1及び第2の実施の形態では、可動部材が回転軸を中心に回転する回転部材であったが、本発明の可動部材は回転部材に限られず、吸水性を有する溶液保持材を含み、溶液保持材の一部にて吸湿性液体が供給され、吸湿性液体が供給される部分が移動するように動く部材であればよい。例えば、可動部材が、複数の部分に分かれた溶液保持材を含み、溶液保持部材の各部分がベルト又はチェーンによって、筐体内で循環するものであってよい。この場合に、その循環路の一部において、溶液保持部材の一部に吸湿性液体が供給され、循環路の他の部分において溶液保持部材の一部に保持された吸湿性液体と空気との接触が行なわれてよい。
なお、上記の第1及び第2の実施の形態では、吸湿性液体を用いて調湿を行う液式調湿装置に本発明が適用される例を説明したが、本発明は、加湿を行なう調湿装置(加湿器)にも適用できる。即ち、上記の第1及び第2の実施の形態は、加湿器にも応用できる。
加湿器に本発明を応用する場合には、吸湿性液体ではなく、水を用いることができる。即ち、加湿器は、上記の処理機又は再生機と同様の構成を有し、筐体内に、吸水性を有する水保持材(上記の溶液保持材に相当)を含む可動部材(上記の中空ロータ又はディスクロータに相当)が設置される。可動部材は、上記の第1又は第2の実施の形態と同様の駆動機構によって駆動される。この水保持材の一部にて水が供給され、その水が供給される一部が移動する。そして、筐体内に筐体外の空気を取り込んで、取り込んだ空気を、水が供給されて水を保持している水保持材の部分に通して、筐体外に排気する。この構成により、水保持材に保持された水と筐体外から筐体内に取り込まれた空気とが気液接触することで、水保持材に保持された水分が空気に放出され、空気は加湿される。
以上に現時点で考えられる本発明の好適な実施の形態を説明したが、本実施の形態に対して多様な変形が可能であり、そして、本発明の真実の精神と範囲内にあるそのようなすべての変形を添付の請求の範囲が含むことが意図されている。
本発明は、液体保持材が筐体内で動くとともに、その一部において液体が供給されるので、可動部材が動くことによって、液体保持材に保持された液体と空気とが接触する気液接触箇所に、液体保持材に供給された液体を提供でき、可動部材の動きの速度を調節することで、液体が気液接触箇所で飽和温度に達して水分授受能力がなくなってしまうことを回避できるという効果を有し、液体と空気とを気液接触させて調湿を行う調湿装置等として有用である。
1 液式調湿装置
10 処理機
11 筐体
12 吸気口
13 排気口
14 液槽
15 中空ロータ
151 溶液保持材
152 芯
153 通気路
16 モータ
17 ファン
30 ヒートポンプ
31 第1の熱交換器
32 第2の熱交換器
33 圧縮機
34 膨張弁
35 冷媒管
40 再生機
41 筐体
42 吸気口
43 排気口
44 液槽
45 中空ロータ
451 溶液保持材
452 芯
453 通気路
61 第1の吸湿液管路
62 第2の吸湿液管路
64 熱交換器
65 ポンプ
66 ポンプ
67 給水管
68 バルブ
110 処理機
111 筐体
112 吸気口
113 排気口
114 ファン
115 吸湿性液体供給部
116 滞留部材
117 液槽
118 管
119 ポンプ

Claims (12)

  1. 液体と空気とを気液接触させて調湿を行う調湿装置であって、
    筐体と、
    前記筐体内に設けられ、吸水性を有する液体保持材を含み、前記液体保持材の一部にて前記液体が供給され、前記液体が供給される前記一部が移動するように動く可動部材と、
    前記筐体外の空気を取り込んで、取り込んだ空気を、前記液体が供給されて前記液体を保持している前記液体保持材の部分に通して、前記筐体外に排気するための空気流通機構と、
    前記可動部材を動かすための駆動機構と、
    を備えたことを特徴とする調湿装置。
  2. 前記可動部材は、回転軸周りに回転可能な回転部材であり、
    前記液体保持材は、前記回転軸の周りに設けられ、かつ、
    前記液体保持材の前記回転軸を中心とする周方向の一部にて前記液体が供給され、
    前記駆動機構は、前記回転部材を前記回転軸周りに回転させるための回転機構であることを特徴とする請求項1に記載の調湿装置。
  3. 前記筐体内に形成された液槽をさらに備え、
    前記回転部材は、前記液槽に溜められた液体に前記液体保持材の前記回転軸を中心とする周方向の一部が浸かるように設けられていることを特徴とする請求項2に記載の調湿装置。
  4. 前記空気流通機構は、前記筐体内に空気を取り込み、取り込んだ空気を、前記液槽に溜められた液体の液面よりも上の前記液体保持材に通して、前記筐体外に排気することを特徴とする請求項3に記載の調湿装置。
  5. 前記回転部材は、表面に通気孔を有する中空円筒形状の芯を有する中空ロータであって、
    前記液体保持材は、前記芯の周りに保持される中空円筒形状を有し、
    前記空気通流機構は、前記筐体内に空気を取り込み、取り込んだ空気を、前記液体保持材の外側表面から前記液体保持材及び前記芯の通気孔を通過させて、前記芯の内部を前記芯の軸方向に流通させて、前記筐体外に排気する機構であることを特徴とする請求項2ないし4のいずれか一項に記載の調湿装置。
  6. 前記回転部材は、表面に通気孔を有する中空円筒形状の芯を有する中空ロータであって、
    前記液体保持材は、前記芯の周りに保持される中空円筒形状を有し、
    前記空気通流機構は、前記芯の内部に空気を取り込み、取り込んだ空気を、前記芯の内部を前記芯の軸方向に流通させて、前記芯の通気孔を通過させ、かつ、前記液体保持材の内側表面から前記液体保持材を通過させて、前記筐体外に排気する機構であることを特徴とする請求項2ないし4のいずれか一項に記載の調湿装置。
  7. 前記回転部材は、ディスクロータであって、
    前記空気流通機構は、前記回転部材の一方の面側から前記筐体内に空気を取り込み、前記回転部材の他方の面側から前記筐体外に空気を排気する機構であるとことを特徴とする請求項2ないし4のいずれか一項に記載の調湿装置。
  8. 前記液槽には、外部から液体が注入される注入箇所と、外部へ液体を排出する排出箇所とが設けられ、前記注入箇所と前記排出箇所とは、少なくとも一方向から見たときに、前記液槽に溜められる液体を挟んで、反対側又は対角にあることを特徴とする請求項3ないし7のいずれか一項に記載の調湿装置。
  9. 前記回転機構による前記回転部材の回転速度は可変であることを特徴とする請求項2ないし8のいずれか一項に記載の調湿装置。
  10. 前記回転部材の回転速度は、自動制御されることを特徴とする請求項9に記載の調湿装置。
  11. 前記液体は、吸湿性液体であり、前記調湿装置は、前記吸湿性液体を用いて調湿を行う液式調湿装置であることを特徴とする請求項1ないし10のいずれか一項に記載の調湿装置。
  12. 前記液体は、水であり、前記調湿装置は、前記空気の加湿を行なう加湿器であることを特徴とする請求項1ないし10のいずれか一項に記載の調湿装置。
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