JP5349077B2 - 調湿装置 - Google Patents

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Description

本発明は、例えば、塩化リチウム(LiCl)等の吸湿性液体を用いて調湿を行う調湿装置に関する。
従来から、例えば、塩化リチウム等の吸湿性液体を用いて調湿を行う調湿装置が知られていた。本出願人が出願した特許文献1は、調湿装置の構成を開示している。この調湿装置は、除湿処理と加湿処理の両方を行うことができる。
加湿処理を行うと、吸湿性液体から水分が放出され、吸湿性液体の溶液濃度が高くなるので、吸湿性液体に水分を補給することが必要になる。吸湿性液体を希釈して、再び加湿処理を行えるような低い濃度に戻すことを吸湿性液体の再生という。
特許文献1に記載した調湿装置は、加湿暖房・補給水ありモードでの運転を行うことができる。このモードでは、処理機側で、空気と気液接触させる前の吸湿性液体が流れる管路に水を補給する。
特開2005−214595号公報
このような調湿装置においては、エネルギーの利用効率を高めることが求められている。ここで、エネルギーの利用効率とは、調湿装置に加えたエネルギーの総和に対して、除湿あるいは加湿することができた空気量の割合である。本発明は、エネルギーの利用効率を高めた調湿装置を提供することを目的とする。
本発明の調湿装置は、空気と吸湿性液体との気液接触により調湿空間の加湿処理を行う処理機と、前記処理機にて用いられて濃縮された吸湿性液体を再生する再生機と、前記処理機で用いる吸湿性液体を加熱する凝縮器と前記再生機にて再生する吸湿性液体を冷却する蒸発器とを有するヒートポンプとを備え、前記再生機は、前記吸湿性液体を入れる液槽と、前記液槽に給水する給水部と、前記液槽内の吸湿性液体を前記蒸発器を通って前記液槽に戻るように循環させる管路とを備える。
このように吸湿性液体を再生するための給水を再生機側の液槽に対して行い、液槽内の吸湿性液体を蒸発器を通って循環させることにより、蒸発器は、給水による希釈熱で温度が高くなった吸湿性液体から熱を吸収する。これにより、ヒートポンプの汲み上げ温度差が小さくなり、ヒートポンプのエネルギー効率を高めることができ、ひいては調湿装置のエネルギー効率を高めることができる。
本発明の調湿装置において、前記再生機は、前記吸湿性液体と空気との気液接触を行うための充填材と、前記充填材に前記吸湿性液体を供給する吸湿液供給部とを備え、前記吸湿液供給部と前記充填材は、前記蒸発器の後段に設けられ、前記循環路の一部を構成してもよい。
この構成により、蒸発器にて冷却された吸湿性液体を空気と接触させることにより、空気中の水分を吸収させて吸湿性液体を再生することができる。
本発明の調湿装置は、前記液槽内に蓄えられた吸湿性液体の液面の高さを計測する液面高さセンサと、前記液面高さセンサにて計測した液面高さデータに基づいて、給水量を制御する制御部とを備えてもよい。前記制御部は、前記液面高さが所定の下限値を下回った場合に給水を開始してもよく、前記液面高さが所定の上限値を上回った場合に、給水を停止してもよい。
このように吸湿性液体の液面高さに基づいて給水量を制御することにより、簡単な構成により、吸湿性液体の濃度制御を行うことができる。
本発明の調湿装置は、前記処理機によって加湿され、前記処理機から排出される加湿処理後の空気の湿度を計測する湿度センサを備え、前記制御部は、前記湿度センサにて計測した湿度データに基づいて給水量を制御してもよい。
この構成により、加湿処理後の空気の湿度に応じて給水を行い、所望の空気湿度にコントロールすることが可能になる。
本発明の調湿装置において、前記制御部は、前記液面高さが所定の下限値を下回った場合に給水を開始し、前記湿度データに基づいて給水量を制御してもよい。また、前記制御部は、前記湿度データに基づいて給水量を制御し、前記液面高さが所定の上限値を上回った場合に給水を停止してもよい。
このように空気の湿度に応じて給水量を制御する際にも、吸湿性液体の液面高さによって給水の開始、停止を制御することにより、過給水や水分の枯渇等が起きないように制御できる。
本発明によれば、このように吸湿性液体を再生するための給水を再生機側の液槽に対して行い、蒸発器にて、希釈熱により温度の上昇した吸湿性液体と熱交換を行うことにより、ヒートポンプのエネルギー効率を高めることができる。
以下、本発明の実施の形態の調湿装置について図面を参照しながら説明する。
(第1の実施の形態)
図1は、第1の実施の形態の調湿装置1の構成を示す図である。調湿装置1は、調湿空間の外部または調湿空間(室内)の空気を取り込んで、取り込んだ空気を吸湿性液体Lに通すことにより調湿を行う処理機10と、処理機10で調湿処理を行うために吸湿性液体Lの加熱または冷却するヒートポンプ30と、処理機10での調湿処理に用いた吸湿性液体Lの再生を行う再生機40とを有する。
本実施の形態では、吸湿性液体Lとして、塩化リチウム(LiCl)を用いる。なお、吸湿性液体Lとしては、塩化リチウムに限らず、食塩水などの潮解性を有する塩の溶液や、グリセリン、エチレングリコール、プロピレングリコールなどの吸湿性の高い多価アルコール、その他の吸湿性を有する安価な液体を用いてもよい。
処理機10は、室内の空気の調湿を行う室内機であり、再生機40は吸湿性液体Lを再生する室外機である。図1では、一の処理機10に対して一の再生機40が接続された例を示しているが、複数の処理機10に対して一の再生機40を接続する構成としてもよい。例えば、集合住宅や大型スーパー等に調湿装置1を設置する場合には、各部屋あるいは各フロアに処理機10を設置し、各処理機10と接続された一の再生機40を外部に設置する態様とすることもできる。
処理機10と再生機40は、第1の吸湿液管路61および第2の吸湿液管路62によって接続されている。第1の吸湿液管路61は、処理機10から再生機40へ吸湿性液体Lを送るための管路であり、第2の吸湿液管路62は、再生機40から処理機10へ吸湿性液体Lを送るための管路である。第1の吸湿液管路61、第2の吸湿液管路62を用いて、処理機10と再生機40との間で吸湿性液体Lを循環させることにより、処理機10にて用いた吸湿性液体Lを再生機40にて再生し、処理機10に戻す。
[処理機]
処理機10は、筐体11によって構成されている。筐体11には、空気を取り込む吸気口12と、処理後の空気を調湿空間に排出する排気口13とが形成されている。排気口13付近には、処理機10から排出される加湿処理後の空気の湿度を計測する湿度センサ20が設けられている。処理機10は、筐体11内部に、吸湿性液体Lと空気との気液接触を行うための充填材14と、充填材14に対して吸湿性液体Lを滴下する吸湿液供給部15と、充填材14を通過した吸湿性液体Lを入れる液槽16とを有する。充填材14は、吸湿性液体Lと空気との接触面積を大きくすると共に、吸湿性液体Lが飛び散らないようにする目的で設けられている。なお、充填材14としては、浸水性の濾材を用いてもよいし、銅製、アルミ製あるいはステンレス製の伝熱性フィンを用いてもよい。
処理機10は、液槽16内の吸湿性液体Lを吸湿液供給部15に供給するための管17を有している。管17にはポンプ18が取り付けられており、液槽16内の吸湿性液体Lを吸い上げる。この管17には、ヒートポンプ30の第1の熱交換器31が設けられており、第1の熱交換器31によって吸湿性液体Lを加熱または冷却する。吸湿性液体Lを加熱するか冷却するかは、処理機10によって加湿するか除湿を行うかによる。すなわち、処理機10が加湿を行う場合には、吸湿性液体Lに含まれた水分を脱離させ、空気中に含ませるために吸湿性液体Lを加熱する。逆に、処理機10が除湿を行う場合には、空気中の水分を吸湿性液体Lに吸収させやすくするために吸湿性液体Lを冷却する。
液槽16内の吸湿性液体Lを再生機40に送るための第1の吸湿液管路61は、液槽16から吸湿性液体Lを吸い上げるための管17に三方バルブ19を介して接続されている。三方バルブ19は、処理機10の吸湿液供給部15に送る吸湿性液体Lの量と第1の吸湿液管路61を通じて再生機40に送る吸湿性液体Lの量を制御する。本実施の形態では、三方バルブ19は、(吸湿液供給部15へ送る吸湿性液体Lの量):(再生機40に送る吸湿性液体Lの量)が、8:2から9:1の割合になるように制御する。第1の吸湿液管路61を通る吸湿性液体Lは、ポンプ63によって再生機40へ押し流される。
ヒートポンプ30の第2の熱交換器32は、第1の吸湿液管路61に設けられており、再生機40に供給される吸湿性液体Lを冷却または加熱する。ここでヒートポンプ30の構成について説明する。ヒートポンプ30は、第1の熱交換器31と、第2の熱交換器32と、圧縮機33と、膨張弁34と、これらをつなぐ冷媒管35とを備えている。ヒートポンプ30は、冷媒の流れを逆転させることにより、第1の熱交換器31を蒸発器、あるいは、凝縮器として機能させることができる。第2の熱交換器32は、第1の熱交換器31とは逆の処理を行う。
[再生機]
次に、再生機40について説明する。再生機40は、筐体41によって構成されている。筐体41には、外気を取り込む吸気口42と、再生処理に用いた外気を排出する排気口43が形成されている。再生機40は、吸湿性液体Lと空気との気液接触を行うための第1の充填材44、第2の充填材45と、第1の充填材44、第2の充填材45のそれぞれに対して吸湿性液体Lを供給する第1の吸湿液供給部46、第2の吸湿液供給部47と、第1の充填材44、第2の充填材45を通過した吸湿性液体Lを入れる液槽48とを有している。
液槽48は、仕切り49によって第1の槽48a、第2の槽48bに区切られている。仕切り49の高さは、設計により適宜設定することができるが、本実施の形態では、液面の高さの最高値の80%の高さである。仕切り49によって液槽48を第1の槽48aと第2の槽48bに分けているのは、除湿処理時に、第1の槽48aを低温槽、第2の槽48bを高温槽として機能させるためである。第1の槽48aを低温槽とすることにより、凝縮器として機能する第2の熱交換器32に低温の吸湿性液体Lを供給し、ヒートポンプ30の汲み上げ温度差を小さくするためである。第1の充填材44を通過した吸湿性液体Lは主として第1の槽48aに滴下し、第2の充填材45を通過した吸湿性液体Lは主として第2の槽48bに滴下する。
第1の槽48aは、管50を介して第1の吸湿液管路61に接続されている。第1の槽48a内の吸湿性液体Lの一部は、管50を介して第1の吸湿液管路61に供給され、第2の熱交換器32を通じて第1の吸湿液供給部46に再び供給される。管50を有することにより、管50から第1の吸湿液管路61上の蒸発器32を通って第1の吸湿液供給部46に流れ、第1の充填材44を通って液槽48に戻る循環路が構成されている。このように第1の槽48a内の吸湿性液体Lを循環させることにより、第1の充填材44によって繰り返し気液接触が行われ、吸湿性液体Lの再生処理が進む。
第1の槽48aと第2の槽48bの仕切り49は液面より低いので、第1の槽48aに吸湿性液体Lが入ると、第1の槽48a内の吸湿性液体Lは第2の槽48bに流れ込む。
再生機40は、第2の槽48b内の吸湿性液体Lを第2の吸湿液供給部47に供給するための管51を有している。管51にはポンプ52が取り付けられており、第2の槽48b内の吸湿性液体Lを吸い上げる。また、この管51には、加熱源53が取り付けられており、第2の槽48bから吸い上げた吸湿性液体Lを加熱する。第2の吸湿液供給部47は、第2の槽48bから吸い上げた吸湿性液体Lを第2の充填材45に滴下する。第2の充填材45を通過した吸湿性液体Lは、再び第2の槽48bに入る。
再生機40は、第1の槽48aに給水を行う給水管54を有する。給水管54上には、バルブ55が設けられており、バルブ55によって給水量を調節する。バルブ55には、給水量を制御する制御部56が接続されている。制御部56は、液槽48の液面の高さを計測する液面高さセンサ57と、処理機10の出口湿度を計測する湿度センサ20からのデータを受信する。制御部56は、液面高さおよび湿度に基づいて、給水量を制御する。給水量の制御については後述する。
第2の槽48bに第2の吸湿液管路62が接続されており、再生機40によって再生された吸湿性液体Lは、第2の槽48bから処理機10に戻される。再生機40から処理機10に戻る吸湿性液体Lの量は、バルブ64によって調整される。本実施の形態では、バルブ64は、再生機40内で循環する吸湿性液体Lの量(第1の吸湿液供給部46および第2の吸湿液供給部47に送られる液量)の1/10〜1/5になるように制御する。
調湿装置1は、第1の吸湿液管路61と第2の吸湿液管路62との間で熱交換を行う熱交換器65を有している。この熱交換器65は、第1の吸湿液管路61を流れる吸湿性液体Lと第2の吸湿液管路62を流れる吸湿性液体Lの温度差を低減し、ヒートポンプ30の汲み上げ温度差の低減に寄与する。
[加湿処理]
次に、本実施の形態の調湿装置1による加湿処理の動作について説明する。加湿処理を行う場合には、ヒートポンプ30は、第1の熱交換器31を凝縮器、第2の熱交換器32を蒸発器として機能させる。処理機10の液槽16には、溶液濃度の低い(水分を多く含んだ)吸湿性液体Lを入れておく。
処理機10は、液槽16の吸湿性液体Lを管17を通じて吸湿液供給部15に供給する。この際、吸湿性液体Lは、凝縮器31によって加熱される。吸湿液供給部15は、加熱された吸湿性液体Lを充填材14に滴下する。処理機10は、上記の動作と同時に、図示しないファンにより空気を取り込み、充填材14の間を通した後に調湿空間に排出する。充填材14に存在する吸湿性液体Lから水分が放出され、排出空気は加湿される。なお、吸湿性液体Lと空気との間で熱交換も同時に行われ、排出空気は加熱される。
処理機10が加湿動作を継続して行うと、吸湿性液体Lは濃縮されて、空気中に脱離する水分が少なくなるので、吸湿性液体Lを再生機40によって再生する。調湿装置1は、処理機10の液槽16から吸い出した吸湿性液体Lのうちの一部を第1の吸湿液管路61に供給し、再生機40に送る。
第1の吸湿液管路61の途中には、蒸発器32が配設されており、再生機40に送られる吸湿性液体Lは蒸発器32によって冷却される。再生機40は、冷却された濃度の高い吸湿性液体Lを第1の充填材44に通すことにより、吸湿性液体Lに水分を吸収させる再生処理を行い、処理後の吸湿性液体Lを第1の槽48aに入れる。再生機40は、第1の槽48aに給水を行い、吸湿性液体Lを希釈する。
第1の槽48aの吸湿性液体Lは、第1の吸湿液管路61に供給されると共に、第2の槽48bに流れる。第1の吸湿液管路61に供給された吸湿性液体Lは、蒸発器32によって冷却されて第1の吸湿液供給部46に再び供給される。
再生機40は、第2の槽48b内の吸湿性液体Lを吸い上げ、第2の吸湿液供給部47から第2の充填材45に滴下してもよい。これにより、吸湿性液体Lの溶液濃度が高い場合には、第2の充填材45において、空気中の水分を吸収して吸湿性液体Lの濃度が低下する。
図2は、給水量の制御の方法を示すフローチャートである。制御部56は、図2に示すフローチャートに示す動作を繰り返し行うことにより、給水量を制御する。液面高さセンサ57は、第1の槽48aの液面の高さhを検知し(S10)、検知した液面高さhのデータを制御部56に渡す。湿度センサ20は、処理機から排出される空気の湿度を検知し(S12)、検知した湿度データを制御部56に渡す。
制御部56は、検知した液面高さhと、所定の上限値、下限値との比較を行う(S14)。液面高さhが所定の下限値以上、上限値以下の場合には、制御部56は、湿度データに基づいて給水量を制御する(S16)。制御部56は、基本的には、湿度が低くなるに従って給水量を増やし、湿度が高くなるに従って給水量を減らす。制御部56は、湿度と給水量が連続的に変化するように制御してもよいし、段階的に制御してもよい。液面高さhが所定の上限値を超える場合には、制御部56は、給水を停止する(S18)。液面高さhが所定の下限値を下回る場合には、制御部56は、給水を開始する(S20)。以上、本実施の形態の調湿装置1の加湿の動作について説明した。
[除湿処理]
次に、本実施の形態の調湿装置1による除湿処理について説明する。除湿処理を行う場合には、基本的には、加湿装置と反対の処理を行う。ヒートポンプ30は、第1の熱交換器31を蒸発器、第2の熱交換器32を凝縮器として機能させる。処理機10の液槽16には、溶液濃度の高い吸湿性液体Lを入れておく。
処理機10は、液槽16から溶液濃度の高い吸湿性液体Lを吸い上げ、蒸発器31にて吸湿性液体Lを冷却した上で吸湿液供給部15に供給する。吸湿液供給部15は、吸湿性液体Lを充填材14に滴下する。
処理機10は、上記の動作と同時に、図示しないファンにより空気を取り込み、充填材14の間を通した後に調湿空間に排出する。充填材14には溶液濃度が高くかつ低温の吸湿性液体Lが存在するので、空気中の水分が吸湿性液体Lによって吸収され、排出空気は除湿される。なお、吸湿性液体Lと空気との間で熱交換も同時に行われ、排出空気は冷却される。
処理機10が除湿動作を継続して行うと、吸湿性液体Lは希釈されて、空気中の水分を吸収しにくくなるので、吸湿性液体Lを再生機40によって再生する。調湿装置1は、処理機10の液槽16から吸い出した吸湿性液体Lのうちの一部を第1の吸湿液管路61に供給し、再生機40に送る。再生機40に送る吸湿性液体Lの量は、三方バルブ19によって調節する。
第1の吸湿液管路61の途中には、凝縮器32が配設されており、再生機40に送られる吸湿性液体Lは凝縮器32によって加熱される。再生機40は、第1の吸湿液管路61から供給される吸湿性液体Lを、第1の吸湿液供給部46から第1の充填材44に滴下する。吸湿性液体Lは、第1の充填材44を通って第1の槽48aに入る。
再生機40は、上記の動作と同時に、図示しないファンにより、外気を取り込み、第1の充填材44の間を通す。これにより、第1の充填材44に存在する水分を多く含んだ高温の吸湿性液体Lからは水分が脱離して空気中に逃げ、吸湿性液体Lの濃度が高くなる。第1の充填材44を通過した吸湿性液体Lは、第1の槽48aに入る。
第1の槽48aに入った吸湿性液体Lは、第1の吸湿液管路61に供給されると共に、第2の槽48bに流れる。第1の吸湿液管路61に供給された吸湿性液体Lは、凝縮器32によって加熱されて第1の吸湿液供給部46に再び供給される。このように第1の槽48a内の吸湿性液体Lを循環させることにより、第1の充填材44によって繰り返し気液接触が行われ、吸湿性液体Lの再生処理が進む。
再生機40は、第2の槽48b内の吸湿性液体Lを吸い上げ、吸湿性液体Lを加熱源53にて加熱した後、第2の吸湿液供給部47に供給する。第2の吸湿液供給部47は、吸湿性液体Lを第2の充填材45に滴下する。
再生機40は、前述したとおり、空気を取り込んで第2の充填材45の間を通しているので、第2の充填材45に存在する水分を多く含んだ高温の吸湿性液体Lからは水分が脱離して空気中に逃げ、吸湿性液体Lの濃度が高くなる。吸湿性液体Lは、第2の充填材45を通って第2の槽48bに戻る。
第2の吸湿液供給部47から滴下される吸湿性液体Lは、加熱源53で加熱されており、第1の吸湿液供給部46から滴下される吸湿性液体Lより温度が高い。従って、第2の吸湿液供給部47から滴下される吸湿性液体Lは、第1の吸湿液供給部46から滴下される吸湿性液体Lより、水分が脱離しやすい状態となっており、吸湿性液体Lの再生処理がさらに進む。このように第2の槽48b内の吸湿性液体Lを循環させることにより、第2の充填材45によって繰り返し気液接触が行われ、吸湿性液体Lの再生処理が進む。
第2の槽48b内の吸湿性液体Lは、第2の吸湿液管路62を通って処理機10に戻る。吸湿性液体Lは、処理機10に戻る途中で、熱交換器65によって、再生機40に向かう吸湿性液体Lと熱交換が行われ、温度が低下する。以上、本実施の形態の調湿装置1の除湿の動作について説明した。
本実施の形態の調湿装置1は、第1の槽48aに対して給水を行うので、第1の槽48aの吸湿性液体Lは、希釈熱により溶液温度が上昇する。そして、溶液温度が上昇した吸湿性液体Lが第1の吸湿液管路61に供給されて蒸発器32を通るので、ヒートポンプ30の汲み上げ温度差が小さくなり、ヒートポンプ30の効率を高めることができる。これにより、調湿装置1のエネルギー効率を高めることができる。
なお、希釈熱による加熱後の溶液温度は、比較的低温である。給水する水の水温にも左右されるが、約10〜40℃程度である。すなわち、希釈熱により加熱された水が持つ熱は、エクセルギー(有効エネルギー)が小さく、利用しづらいエネルギーである。本実施の形態では、再生機40側で給水して温めた溶液温度を、ヒートポンプ30を用いて処理機10側に伝達することにより、処理機10側でエクセルギーの大きいエネルギーを得ることができる。
また、本実施の形態の調湿装置1は、第1の槽48aに対して給水を行うので、給水された水は第1の槽48a内の比較的大量の吸湿性液体Lと混ざる。これにより、給水による吸湿性液体Lの急激な温度低下を防止できる。
(第2の実施の形態)
図3は、第2の実施の形態の調湿装置2の構成を示す図である。第2の実施の形態の調湿装置2の基本的な構成は、第1の実施の形態の調湿装置1と同じであるが、第2の実施の形態の調湿装置2は、制御部56が液面高さのみに基づいて、給水量の制御を行う点が第1の実施の形態と異なる。
図4は、給水量の制御方法を示すフローチャートである。まず、液面高さセンサ57は、液槽48に蓄えられた吸湿性液体Lの液面高さを検知し(S10)、検知した液面高さhのデータを制御部56に渡す。制御部56は、検知した液面高さhと、所定の上限値、下限値との比較を行う(S14)。液面高さhが所定の下限値以上、上限値以下の場合には、制御部56は、液面高さhに基づいて給水量を制御する(S22)。給水量の制御としては、基本的には、液面が低くなるに従って給水量を増やし、液面が高くなるに従って給水量を減らす。制御部56は、液面高さと給水量が連続的に変化するように制御してもよいし、段階的に制御してもよい。液面高さhが所定の上限値を超える場合には、制御部56は、給水を停止する(S18)。液面高さhが所定の下限値を下回る場合には、制御部56は、給水を開始する(S20)。
第2の実施の形態の調湿装置2は、第1の実施の形態と同様に、給水による希釈熱を利用することで、ヒートポンプ30の汲み上げ温度差を小さくし、ヒートポンプ30の効率を高めることができる。なお、本実施の形態では、液面高さhに応じて給水量を変化させる例について説明したが、液面高さhが下限値以上、上限値以下のときに、給水量を変化させずに、一定量の給水を行ってもよい。
(第3の実施の形態)
図5は、第3の実施の形態の調湿装置3の構成を示す図である。第3の実施の形態の調湿装置3の基本的な構成は、第1の実施の形態の調湿装置1と同じであるが、第3の実施の形態の調湿装置3は、制御部56が処理機10の排出空気の湿度のみに基づいて、給水量の制御を行う点が第1の実施の形態と異なる。
図6は、給水量の制御方法を示すフローチャートである。まず、湿度センサ20は、処理機から排出される空気の湿度を検知し(S12)、検知した湿度データを制御部56に渡す。制御部56は、湿度データに基づいて給水量を制御する(S16)。給水量の制御としては、基本的には、湿度が低くなるに従って給水量を増やし、湿度が高くなるに従って給水量を減らす。制御部56は、湿度と給水量が連続的に変化するように制御してもよいし、段階的に制御してもよい。
第3の実施の形態の調湿装置3は、第1の実施の形態と同様に、給水による希釈熱を利用して、ヒートポンプ30の汲み上げ温度差が小さくなり、ヒートポンプ30の効率を高めることができる。
第3の実施の形態の調湿装置3は、吸湿性液体Lの保有量が少ない場合に、有効である。吸湿性液体Lの保有量が少ない場合には、再生機40における吸湿性液体Lの濃度が処理機の排出空気の湿度に敏感に反応するので、湿度に基づいて適切な給水制御を行える。
(第4の実施の形態)
図7は、第4の実施の形態の調湿装置4の構成を示す図である。第4の実施の形態の調湿装置4の基本的な構成は、第1の実施の形態の調湿装置1と同じであるが、第4の実施の形態の調湿装置4は、再生機40が2槽ではなく1槽である点が第1の実施の形態と異なる。第4の実施の形態における給水量の制御は、第1の実施の形態の調湿装置1と同じである(図2参照)。
このように、再生機40の液槽48が1槽の場合であっても、給水の希釈熱により温められた吸湿性液体Lを蒸発器に通すことにより、ヒートポンプ30のエネルギー効率を高めることができる。
以上、本発明の調湿装置の構成について、実施の形態を挙げて詳細に説明したが、本発明は上記した実施の形態に限定されるものではない。
上記した実施の形態では、加湿および除湿の両方を行える調湿装置1〜4を例として説明したが、本発明は、加湿処理のみ行う調湿装置に適用することも可能である。その場合、再生機側は、給水によって吸湿性液体Lの再生を行えばよいので、気液接触を行うための充填材は不要である。
図8は、加湿専用の調湿装置5の例を示す図である。図8に示すように、再生機40は、充填材を有していない。再生機40は、液槽48内の吸湿性液体Lを循環させる管路58を有している。なお、ここでは、第1の吸湿液管路61と別の管路58を設ける例を示しているが、吸湿性液体Lを循環させる循環路は、上記した実施の形態と同様に、第1の吸湿液管路61の一部を利用する構成としてもよい。
上記した第1〜第4の実施の形態では、再生機40の吸湿性液体Lを循環させる循環路は、第1の吸湿液管路61の一部を利用する例について説明したが、図8の管路58に示すように、第1の吸湿液管路61と別に構成してもよい。
本発明は、給水による希釈熱を利用してヒートポンプのエネルギー効率を高めることができるという効果を有し、吸湿性液体を利用して加湿を行う調湿装置として有用である。
第1の実施の形態の調湿装置の構成を示す図である。 第1の実施の形態における給水制御の動作を示す図である。 第2の実施の形態の調湿装置の構成を示す図である。 第2の実施の形態における給水制御の動作を示す図である。 第3の実施の形態の調湿装置の構成を示す図である。 第3の実施の形態における給水制御の動作を示す図である。 第4の実施の形態の調湿装置の構成を示す図である。 加湿専用の調湿装置の例を示す図である。
1〜5 調湿装置
10 処理機
11 筐体
12 吸気口
13 排気口
14 充填材
15 吸湿液供給部
16 液槽
17 管
18 ポンプ
19 三方バルブ
20 湿度センサ
30 ヒートポンプ
31 第1の熱交換器
32 第2の熱交換器
33 圧縮機
34 膨張弁
35 冷媒管
40 再生機
41 筐体
42 吸気口
43 排気口
44 第1の充填材
45 第2の充填材
46 第1の吸湿液供給部
47 第2の吸湿液供給部
48 液槽
48a 第1の槽
48b 第2の槽
49 仕切り
50 管
51 管
52 ポンプ
53 加熱源
54 給水管
55 バルブ
56 制御部
57 液面高さセンサ
58 管路
59 ポンプ
61 第1の吸湿液管路
62 第2の吸湿液管路
63 ポンプ
64 バルブ
65 熱交換器

Claims (9)

  1. 空気と吸湿性液体との気液接触により調湿空間の加湿処理を行う処理機と、
    前記処理機にて用いられて濃縮された吸湿性液体を再生する再生機と、
    前記処理機にて循環する吸湿性液体を加熱する凝縮器と前記再生機にて循環する吸湿性液体を冷却する蒸発器とを有するヒートポンプと、
    を備え、
    前記再生機は、
    前記吸湿性液体を入れる液槽と、
    前記液槽に給水する給水部と、
    前記液槽内の吸湿性液体を前記蒸発器を通って前記液槽に戻るように循環させる循環路と、
    を備える調湿装置。
  2. 前記再生機は、
    前記吸湿性液体と空気との気液接触を行うための充填材と、
    前記充填材に前記吸湿性液体を供給する吸湿液供給部と、
    を備え、
    前記吸湿液供給部と前記充填材は、前記蒸発器の後段に設けられ、前記循環路の一部を構成する請求項1に記載の調湿装置。
  3. 前記液槽内に蓄えられた吸湿性液体の液面の高さを計測する液面高さセンサと、
    前記液面高さセンサにて計測した液面高さデータに基づいて、給水量を制御する制御部と、
    を備える請求項1または2に記載の調湿装置。
  4. 前記制御部は、前記液面高さが所定の下限値を下回った場合に、給水を開始する請求項3に記載の調湿装置。
  5. 前記制御部は、前記液面高さが所定の上限値を上回った場合に、給水を停止する請求項3または4に記載の調湿装置。
  6. 前記処理機によって加湿され、前記処理機から排出される加湿処理後の空気の湿度を計測する湿度センサを備え、
    前記制御部は、前記湿度センサにて計測した湿度データに基づいて、給水量を制御する請求項3に記載の調湿装置。
  7. 前記制御部は、前記液面高さが所定の下限値を下回った場合に給水を開始し、前記湿度データに基づいて給水量を制御する請求項6に記載の調湿装置。
  8. 前記制御部は、前記湿度データに基づいて給水量を制御し、前記液面高さが所定の上限値を上回った場合に給水を停止する請求項6または7に記載の調湿装置。
  9. 前記処理機によって加湿され、前記処理機から排出される加湿処理後の空気の湿度を計測する湿度センサを備え、
    前記制御部は、前記湿度センサにて計測した湿度データに基づいて、給水量を制御する請求項1または2に記載の調湿装置。
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