JPWO2013094095A1 - マイクロ波加熱装置 - Google Patents
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Abstract
マイクロ波発生手段であるマイクロ波処理装置3をDC電源で駆動するGaN等の化合物半導体を用いたマイクロ波パワーアンプで構成し、DC電源を構成するAC/DCコンバータ4で作成されたDC電圧によって実現する。AC/DCコンバータ4は入力電圧に依存しないで所望のVd電圧7、Vc電圧8、Vg電圧等をレギュレートして供給する。機器内の複数の負荷6の駆動/停止はAC/DCコンバータ4で出力するVc電圧8で駆動する制御部2で複数の接点部5を選択的に開閉することでコントロールする。
Description
本発明は、AC/DCコンバータを電力供給装置として用いてマイクロ波を電力増幅するマイクロ波処理装置を具備し、マイクロ波処理装置に印加される電圧を用いて機器内の全ての電気部品を駆動する入力電圧に依存しないマイクロ波加熱装置に関するものである。
従来、この種のマイクロ波加熱装置は世界各国の商用電源電圧に応じて、電気機器を全て仕向地向けに設計しているものが全てであった。
従来のマイクロ波加熱装置である電子レンジは、商用電源を高圧昇圧トランスで高圧に一旦変換し、倍電圧整流回路で高圧直流電圧を生成し、これをマグネトロンというマイクロ波自励発振装置を駆動しマイクロ波を金属で封じられたキャビティ内に放射しマイクロ波の誘電加熱で食品を温めるものが常態化していた(例えば、特許文献1参照)。そのとき、例えば日本向け商品であれば、入力電圧AC100Vとしてマイクロ波発振回路を設計し、電気部品を選択しなければならなかった。また英国であれば入力電圧は240Vの商用電源が主体で同様の、その電圧に応じた設計および電気部品選択をしなければなかった。
例えば図5は、従来のマイクロ波加熱装置の全体回路図であるが、商用電源1、商用電源1から取り出される2ポートラインのホット側に配されたヒューズ12、その後段のホットラインとコールドライン間に配されたマイクロスイッチ10、さらに後段のコールドラインに配されたマイクロスイッチ11でマイクロ波漏洩を阻止する安全装置13が構成されている。この安全装置13はドアが開成しているときにマイクロ波がキャビティ外に洩れない様に二重に安全機構を設けている。技術法規制にも厳格にその型式規制がなされている。
その安全装置13の後段に、庫内ランプ14、電波攪拌モータ15、冷却ファンモータ16が配されており複数の負荷6を構成している。複数の負荷6のそれぞれには直列にリレー17、リレー18、リレー19が配され随時、開閉の制御が制御部2によりなされている。高圧トランス21は入力を商用電力としてKvオーダーの高圧に昇圧される。高圧トランス21への電力投入はリレー20の開閉によって制御される。高圧トランス21の出力はダイオード23、コンデンサ24からなる高圧回路22によって半波倍電圧整流され起動時約7Kv、定常発振時約4Kvの高圧直流電圧に変換されマグネトロン25に印加され約2.45kHzのマイクロ波が出力される。
しかしながら、前記従来の方式では商用電源1の後段に安全装置13、複数の負荷6、複数の接点部5が配されているため、商用電源仕様に応じて部品を選択する必要があった。高圧電圧もまた同様に商用電源仕様ごとに選択する必要がある。
従って、グローバルな物作りを実現するためには展開機種ごとに設計して部品を選定する必要があり、設計効率は極めて悪いという課題を有していた。
本発明は、前記従来の課題を解決するもので、商用電源仕様に無関係に共用の部品を使うことを可能としたマイクロ波加熱装置を提供することを目的とする。
前記従来の課題を解決するために、本発明のマイクロ波加熱装置は、電気機器に搭載されるマイクロ波加熱装置であって、商用電源と、前記商用電源から供給された電力に応じて、複数のDC電圧を出力するAC/DCコンバータと、前記AC/DCコンバータから電力を受け、前記電気機器全体を制御する制御部と、前記AC/DCコンバータの複数の出力電圧を受け、マイクロ波を出力する化合物半導体を用いたマイクロ波処理装置と、前記AC/DCコンバータから出力される前記複数のDC電圧のうち所定のVd電圧とグランドとの間に複数の接点部を介して接続された複数の負荷と、を備え、前記複数の負荷は、前記電気機器内の電気部品群であり、前記制御部は、前記複数の負荷への電力の供給をコントロールし、前記商用電源がいかなる電圧であっても、前記複数の接点部の入り切りをコントロールして前記複数の負荷を前記Vd電圧で駆動するものである。
これによって、電気機器内の複数の負荷とそれを駆動する複数の接点等の電気機器内の全ての電気部品は商用電源の仕様に関係なくAC/DCコンバータの出力Vd電圧から供給されるため電源仕様に関係なく全て電気機器内の電気部品、電子部品は共通の部品で良いため設計効率が高くなることはもちろん、グローバルの全世界どこでも使用できるユニバーサルな機器を提供できることになる。
本発明のマイクロ波加熱装置は、GaN等の化合物半導体のパワーアンプを用いたマイクロ波処理装置によってマイクロ波をキャビティ内に照射する構成とし、マイクロ波処理装置は直流電圧で駆動するため、電源部も商用電源を入力とするAC/DCコンバータで構成している。AC/DCコンバータはその特性上、入力電圧が100V〜240Vの全世界の電圧仕様に対して所望の直流電圧を出力する特徴を持っている。
この特徴を生かし機器の電気部品、電子部品関係の全てをAC/DCコンバータの出力で駆動する構成とすることによって、電圧仕様に依存しないで世界のあらゆる地域で使用可能なユニバーサル機器を提供することができる。
また、機種展開の物作り面でも、部品の共有化が究極的に進んでいるため、少ない人的リソースで多くの国の電源仕様を満たす製品を開発することができる。
第1の発明は、電気機器に搭載されるマイクロ波加熱装置であって、商用電源と、前記商用電源から供給された電力に応じて、複数のDC電圧を出力するAC/DCコンバータと、AC/DCコンバータから電力を受け、前記電気機器全体を制御する制御部と、前記AC/DCコンバータの複数の出力電圧を受け、マイクロ波を出力するGaN等の化合物半導体を用いたマイクロ波処理装置と、前記AC/DCコンバータから出力される前記複数のDC電圧のうち所定のVd電圧とグランドとの間に複数の接点部を介して接続された複数の負荷と、を備え、前記複数の負荷は、前記電気機器内の電気部品群であり、前記制御部は、前記複数の負荷への電力の供給をコントロールし、前記商用電源がいかなる電圧であっても、前記複数の接点部の入り切りをコントロールして前記複数の負荷を前記Vd電圧で駆動することにより、AC/DCコンバータの特性から商用電源電圧に無関係に一定の直流電圧を出力でき、その直流電圧で機器内の電気部品、電子部品等を動作させることとなり、いかなる電源電圧の仕向地でも使用可能なユニバーサルな機器を提供し、また仕向地ごとの専用設計が不要になるため開発効率は著しく向上させることができる。
第2の発明は、前記AC/DCコンバータはPFC機能を備えることにより、電流波形を限りなく正弦波状に整流することとなり、電源電圧歪みによって周辺機器の誤動作を与えることはない信頼性の高いマイクロ波加熱機器をすることができる。
第3の発明は、前記複数の負荷と直列に配された前記複数の接点部は、それぞれ異なるリレーの接点によって構成され、前記制御部は、前記AC/DCコンバータから出力される前記複数のDC電圧のうち所定のVc電圧により駆動し、各々の前記リレーの接点を選択的に駆動開閉することにより、AC/DCコンバータの電源が確立されれば制御部は機器全体をコントロールすることとなる、これによって制御自体も電源電圧の影響を受けないためユニバーサルな制御機能を具備することができる。
第4の発明は、前記電気機器に設けられたドアの開成時にマイクロ波漏洩を阻止するヒューズと、前記ドアの開閉と連動したノーマルオープン型のマイクロスイッチと、前記ドアの開閉と連動したノーマルクローズ型のマイクロスイッチとからなる安全装置と、を更に備え、前記安全装置は、前記AC/DCコンバータの前段に配されたことにより、AC/DCコンバータの電圧入りきりすることなく商用電源のホットラインとコールドライン間で機械的なメカニズムの安全装置を形成できるため、信頼性の極めて高いマイクロ波加熱機器を提供することができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。ただこの実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1におけるマイクロ波加熱装置の要部ブロック図を示すものである。
図1は、本発明の実施の形態1におけるマイクロ波加熱装置の要部ブロック図を示すものである。
図1において、商用電源1によって電気機器に搭載されるマイクロ波加熱装置に電力が与えられる。安全装置13はヒューズ12、ドア閉成によって接点が閉成するマイクロスイッチa10、ドア閉成によって接点が開成するマイクロスイッチb11からなる。この安全装置13はドア開成時にはマイクロスイッチa10は開成しオープンになり回路網を遮断し商用電源1の電力は後段には伝わらない。一方、マイクロスイッチb11は閉成し回路網には影響を与えない。
逆にドア閉成時にはマイクロスイッチa10が閉成し、後段に電力を供給する。安全装置13としてはこのマイクロスイッチa10、マイクロスイッチb11のドア開閉と連動した安全メカニズムと併せて、万一、マイクロスイッチa10が接点溶着した場合にドア開成時にはマイクロスイッチb11が閉成しているため商用電源1、ヒューズ12、溶着したマイクロスイッチa10のショートサーキットによって過大な電流が流れヒューズ12を自己遮断するためマイクロ波が外部に漏洩することを二重に保護している極めて厳重な安全装置で技術法規的にも型式規制されマイクロ波加熱装置には必須の構成となっている。
安全装置13の後段にAC/DCコンバータ4が配置され後述する機能によりVd電圧7、Vg電圧、Vc電圧8を作成している。庫内ランプ14、電波攪拌モータ15、冷却ファンモータ16からなる複数の負荷6、リレーa17、リレーb18、リレーc19からなる複数の接点部5がVd電圧7とグランド間に直列に接続されリレーd20を介して電力を供給されている。Vc電圧8で駆動する制御部2は、複数の接点部5の開閉、マイクロ波処理装置3と発振器27の制御パラメータのコントロールを司っている。こうして制御された商用電源1の電力はマイクロ波出力としてアンテナ28からキャビティ内に放射される。一方で、機器内の負荷への電力供給の大元は制御部2がリレーd20を選択的に開閉することで制御されている。
発振器27は2.45GHzの基準信号を出力し、外部からの制御信号で基準周波数をコントロールすることができる。信号は微弱電力で0dBm以下とする。マイクロ波処理装置3は複数段のアンプをカスケードに接続して数百Wのマイクロ波出力をアンテナ28に出力する。内部はGaNなどの化合物半導体から形成されたパワーアンプ群からなりアンプはノーマリーOFFでゲート電圧は負電圧となる。Vd電圧7は数十V、Vg電圧はマイナス数Vである。従来の発振手段であるマグネトロンが起動時には7kV程度、定常発振時も4kV程度あることからすると極めて安全な機器ということができる。
ここでAC/DCコンバータ4は出力電圧をある参照電圧と誤差増幅回路で負帰還制御するため入力電圧に依存せず所望の電圧を出力することができる。この作用によってVd電圧7、Vc電圧8、Vg電圧を高精度に出力することができる。自明であるが入力電圧に依存しないVd電圧7で駆動される複数の負荷6、複数の接点部5も入力電圧に依存しないためどのような商用電源仕様であっても共通の部品を選択できるという大きなメリットがある。また制御部2、マイクロ波処理装置3もAC/DCコンバータ4が作成した電圧で駆動するため入力電圧の依存性はない。
従って唯一の設計開発を行えば、世界各国で使用できる機器を展開できるためユニバーサル機器を作ることも可能であるし、各国の電源仕様に合わせたローカルな設計が一切不要になるため設計効率は格段にアップさせることができる。
それでは、AC/DCコンバータ4について図2を用いて説明する。図2は、本発明の実施の形態1におけるAC/DCコンバータの回路図である。
商用電源1はダイオードブリッジ29によって単方向電源に変換される。その単方向電源はチョークコイル30と平滑コンデンサ31からなるフィルター回路によって電流および電圧を平滑化する。エネルギー蓄積コイル59で蓄えられたエネルギーダイオード40を通じて後段の回路にエネルギー伝播される。パワーMOSFET36がオン時にはエネルギー蓄積コイル59に閉ループで電流が流れ1/2Li2のエネルギーが蓄積される。パワーMOSFET36がOFFするとエネルギーはエネルギーダイオード40を通じて後段の回路に伝播される。パワーMOSFET36がONするとエネルギーダイオード40はカットOFFされ、前段スイッチング回路とは絶縁される。
制御IC35は、パワーMOSFET36のゲートにドライバー37を介してON/OFFのPWM信号を送る。おおよそ入力電圧の谷間部分ではON信号を長くしエネルギーを意図的に汲み上げる山部では逆に短くしエネルギーの汲み上げを少なくし後段にエネルギー伝播したエネルギーダイオード40のカソード以降の回路に蓄積される。制御IC35はエネルギー蓄積コイル59の複巻回路からダイオードブリッジ32を介して得た単方向電圧を電解コンデンサ33で平滑した直流電圧Vccで駆動される。シャント抵抗34に流れる回路電流による電圧降下を制御IC35は検出し回路電流の値を検出している。
AC/DCコンバータ4は、電解コンデンサ42とバイパスコンデンサ41でエネルギーダイオード40を介してエネルギー蓄積コイル59から伝搬されたエネルギーを蓄積してVd電圧7を得ている。さらに、AC/DCコンバータ4は、抵抗49を介してDC/DCコンバータ43に電流を流してVc電圧8を得ている。またAC/DCコンバータ4は、DC/DCコンバータ43のスイッチング信号を利用しチャージポンプ回路44で負電圧Vgを得ている。
また、出力電圧は極力リップルの少ない円滑な波形が望ましい。Vd電圧7を抵抗47、抵抗48で分圧して制御IC45に入力している。参照電圧は抵抗46とツェナーダイオード50によって作成され、制御IC45の内部の基準電圧をVd電圧の分圧電圧が超えるとフォトトランジスタ38のダイオ−ドのカソードがグランドに直結され電流が流れダイオードは発光する。そうすると、フォトトランジスタ38のトランジスタがONしほぼVe電圧に等しい電圧が制御IC35に入力される。そうすると制御IC35のロジックに従ってPWM信号のON幅が短くなる方向に制御されVd電圧7に帰還がかかって電圧は低くなる方向に修正される。
逆に制御IC45の内部の基準電圧をVd電圧の分圧電圧が下回るとフォトトランジスタ38のダイオードがカットオフされフォトトランジスタ38のトランジスタはOFFになるためVcc電圧が制御IC35にかかる。そうすると制御IC35のロジックに従ってPWM信号のON幅が長くなる方向に制御されVd電圧7に帰還がかかって電圧は高くなる方向に修正される。このようにして、AC/DCコンバータ4の出力電圧はレギュレートされる。
以上のように、機器内の電気部品、電子部品が全てAC/DCコンバータ4の負荷になっているため、商用電源の仕様に全く影響を受けない構成にする機器にすることができる。
唯一マイクロスイッチb11は100V(日本)から240V(英国)の電源仕様を満足できるものである必要がある。それ以外については日本であろうが英国であろうが全く電源仕様を考慮せずVd電圧に適用した部品を共通的に使用すれば良いため一つの型式のプラットホームをつくってしまえば世界のどこの国でも使用が可能である。そのため万国使用可能なユニバーサル機器を開発可能になる。
また、各国仕向地対応についても電源電圧仕様に関するフリンジ設計が全く不要になるため開発効率は格段にアップさせることが可能となり、開発利便性、またグローバル化する昨今世界各地での勤務が余儀なくされるが、この機器があれば、海外転勤などにおいても機器を運ぶだけでそのまま使用できるため非常に使い勝手が良くなる。
また、機器全体の制御を司る制御部もまた、AC/DCコンバータ4の電源Vc電圧8で駆動しているためこの電源が確立すれば、その他全ての負荷の制御が可能となり、これによって制御自体も電源電圧の影響を受けないためユニバーサルな制御機能を具備することができる。
また、ドア開成時にマイクロ波漏洩を阻止するヒューズ、ドア開閉と連動したノーマルオープン型のマイクロスイッチa10と同じくドア開閉と連動したノーマルクローズ型のマイクロスイッチb11からなる安全装置はAC/DCコンバータ4の前段に配した構成とすることにより、AC/DCコンバータ4の電圧を入り切りすることなく商用電源のホットラインとコールドラインとの間で機械的なメカニズムの安全装置を形成できるため、信頼性の極めて高いマイクロ波加熱機器を提供することができる。
このAC/DCコンバータ4はPFC(Power Factor Correction)機能を備えている。この動作メカニズムを図3、図4を用いて説明する。図3は、本発明の実施の形態1におけるエネルギー蓄積コイルの電圧動作原理図であり、図4は、本発明の実施の形態1におけるエネルギー蓄積コイルの電流動作原理図である。
図3(a)はエネルギー蓄積コイル59の両端の電圧を示した全体波形図である。エンベロープは商用電源を全波整流した形になっているが、ローカル波形については約80kHz(1/T1)のスイッチング波形になっている。網目ハンチングのエンベロープの山部について拡大して波形を見たものが図3(b)である。この期間では電圧が高いためあまり多くのエネルギーの蓄積は不要のためパワーMOSFET36のON期間は短くなっている。一方谷間部の網目ハンチングを拡大した図3(c)図を見ると山部と反して電圧振幅が小さいためエネルギーを多く蓄えなければ回路電流エンベロープが正弦波状にならないためON期間をふんだんに取って電流を強制的に流すように制御している。
一方、エネルギー蓄積コイル59に流れる電流を図4に示す。図4(a)が全体のエンベロープ波形である。図4(b)は谷間のローカル部分の拡大図であるが、周波数は同じで約80kHz(1/T1)であるがTon時間は長くなっている。図4(c)は山部のローカル部分の拡大図であるが、図4(b)に比べるとON期間はほぼ半減させてエネルギー蓄積コイル59へ蓄積するエネルギーを控えている。
このようにエンベロープ波形の振幅に応じてPWM信号のON期間を制御することによってエンベロープ波形は正弦波状に修正することができる。この電流をチョークコイル30と平滑コンデンサ31のフィルターに通すと高周波成分がとれ、きれいな正弦波状の電流波形となる。
こうすることによって、配電網に高調波電流が流れることによる一般電源の波形歪みという問題は発生せず信頼性の高い機器を提供することができる。
なお、本出願は、2011年12月20日出願の日本特許出願(特願2011−278081)に基づくものであり、その内容はここに参照として取り込まれる。
以上の様に、本発明にかかるマイクロ波加熱装置はマイクロ波の漏洩を防止する安全装置を除いて、全ての機器内の電気部品、電子部品はAC/DCコンバータの出力電圧で駆動するため、商用電源の影響に支配されず部品の共用化が画期的に進む。またAC/DCコンバータの入力仕様も原理的には世界各国の電圧に対応するため単一機器ながら世界各国で使用可能なユニバーサル機器への用途展開が可能になる。
1 商用電源
2 制御部
3 マイクロ波処理装置
4 AC/DCコンバータ
5 複数の接点部
6 複数の負荷
7 Vd電圧
2 制御部
3 マイクロ波処理装置
4 AC/DCコンバータ
5 複数の接点部
6 複数の負荷
7 Vd電圧
Claims (4)
- 電気機器に搭載されるマイクロ波加熱装置であって、
商用電源と、
前記商用電源から供給された電力に応じて、複数のDC電圧を出力するAC/DCコンバータと、
前記AC/DCコンバータから電力を受け、前記電気機器全体を制御する制御部と、
前記AC/DCコンバータの複数の出力電圧を受け、マイクロ波を出力する化合物半導体を用いたマイクロ波処理装置と、
前記AC/DCコンバータから出力される前記複数のDC電圧のうち所定のVd電圧とグランドとの間に複数の接点部を介して接続された複数の負荷と、を備え、
前記複数の負荷は、前記電気機器内の電気部品群であり、
前記制御部は、前記複数の負荷への電力の供給をコントロールし、前記商用電源がいかなる電圧であっても、前記複数の接点部の入り切りをコントロールして前記複数の負荷を前記Vd電圧で駆動するマイクロ波加熱装置。 - 前記AC/DCコンバータは、PFC機能を備えた請求項1に記載のマイクロ波加熱装置。
- 前記複数の負荷と直列に配された前記複数の接点部は、それぞれ異なるリレーの接点によって構成され、
前記制御部は、前記AC/DCコンバータから出力される前記複数のDC電圧のうち所定のVc電圧により駆動し、各々の前記リレーの接点を選択的に駆動開閉する請求項1又は請求項2に記載のマイクロ波加熱装置。 - 前記電気機器に設けられたドアの開成時にマイクロ波漏洩を阻止するヒューズと、前記ドアの開閉と連動したノーマルオープン型のマイクロスイッチと、前記ドアの開閉と連動したノーマルクローズ型のマイクロスイッチとからなる安全装置と、を更に備え、
前記安全装置は、前記AC/DCコンバータの前段に配された請求項1から請求項3のうちいずれか1項に記載のマイクロ波加熱装置。
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