JPWO2013085054A1 - 切断装置 - Google Patents

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Abstract

打抜き部材の刃の真下のみを効率よく加熱でき、かつ、加熱抜き型の作成時間を短縮できる切断装置を提供する。切断装置9は、上定盤51または下定盤52に配置され、両定盤間に移送された打抜き対象6を上下定盤を近接させることで打ち抜くもので、磁束を一方の盤面から放射する磁束生成基盤11と、磁束生成基盤11の盤面側に取り付けられ、磁束により誘導加熱される打抜刃部材12とを備え、磁束生成基盤11の盤面に、複数のフェライトU字溝部材22に収容された高周波用電線21からなる磁束生成回路2が設けられている。

Description

本発明は、上定盤または/および下定盤に配置され、両定盤間に移送された打抜き対象を上下定盤を近接させることで打ち抜く誘導加熱式の切断装置に関し、特に、フェライトからなるU字溝部材に収容した高周波用電線に高周波電流を流すことで記打抜刃部材に形成された刃の真下の領域のみを加熱できる切断装置に関する。
ハードコートされたフィルム、脆弱なフィルム、厚手のプレート等を打ち抜くために、特許文献1に示す加熱式抜き型が知られている。
この抜き型9は、図12(A)に示すように、彫刻刃91を金属プレーを削り出して形成した上部材911と、この上部材911の下に配置される下部材912とからなる。
上部材911と下部材912との間の刃913の真下の位置には、コイル溝914が形成されている。コイル溝914には、リッツ線92がセットされている。
リッツ線92に高周波電流を流すことにより、彫刻刃91が加熱される。
特開2010−201608(図23,図24)
しかし、特許文献1に記載の発明には次の問題がある。
(1)特許文献1の技術では、リッツ線が生成する磁束は、図12(B)に示すように、周囲の広い範囲を加熱することになるため熱効率が悪くなる。
(2)特許文献1の技術では、ヒステリシス損が大きい材料(たとえば、JISのSUS400系のステンレス鋼)で構成した打抜き部材は、加熱効率は良好だが、硬度が低いために「刃」には適さない。このため、加熱効率を犠牲にして、硬度は高いが、ヒステリシス損が小さい材料(たとえば、JISのSUS300系のステンレス鋼)で打抜き部材を構成せざるを得ない。
(3)特許文献1の技術では、打抜き部材の裏面に形成した溝にコイルを装着する作業を抜き型ごとにしなくてはならない。このため、抜き型の作成に手間と時間がかかる。
本発明の目的は、打抜き部材の刃の真下のみを効率よく加熱できる切断装置を提供することにある。
本発明の他の目的は、加熱抜き型の作成時間を短縮できる切断装置を提供することにある。
本発明は上記の問題を解決するために提案されたものであって、〔1〕から〔8〕を要旨とする。
〔1〕
上定盤または下定盤に配置され、両定盤を近接させることで、前記両定盤間に移送された打抜き対象を打ち抜く切断装置であって、
磁束を一方の盤面から放射する磁束生成基盤と、
前記磁束生成基盤の前記一方の盤面側に取り付けられ、前記磁束により誘導加熱される打抜刃部材とを備え、
前記磁束生成基盤の前記一方の盤面に、複数のフェライトU字溝部材に収容された高周波用電線からなる磁束生成回路が埋設されている、
ことを特徴とする切断装置。
〔2〕
前記磁束生成基盤が断熱材からなることを特徴とする〔1〕に記載の切断装置。
〔3〕
フェライトU字溝部材の配列密度、フェライトU字溝部材の形状(フェライトU字溝部材の厚み、長さ、太さ等)が、各フェライトU字溝部材の位置に応じて調整されたことを特徴とする〔1〕に記載の切断装置。
たとえば、強い加熱が必要とされる箇所(たとえば、クラックが生じ易い箇所)では、フェライトを隙間なく設ける(長さが長いフェライトを使用することもできる)か、厚みが大きいフェライトを用いる
〔4〕
前記打抜刃部材の刃の真下の領域が肉厚に形成され、他の領域は厚みが前記肉厚領域の厚みと同じとなる非磁性材(非磁性金属または断熱材)またはソフト磁性材により構成されていることを特徴とする〔1〕に記載の切断装置。
〔5〕
前記打抜刃部材の刃の真下の領域にヒステリシス損が大きい金属が埋設されていることを特徴とする〔1〕に記載の切断装置。
打抜刃部材は、磁束により誘導加熱される金属(ヒステリシス損がある磁性体材)であればよい。ヒステリシス損がある磁性体は、典型的にはハード磁性体材であるが、ソフト磁性体材であってもよい。
〔6〕
前記打抜刃部材の下面に加熱補助パネルが設けられ、
前記加熱補助パネルは、記打抜刃部材に形成された刃の真下の領域にヒステリシス損が大きい金属が配置され、他の領域は非磁性材(非磁性金属または断熱材)またはソフト磁性材により構成されていることを特徴とする〔1〕に記載の切断装置。
〔7〕
上定盤または下定盤に配置され、両定盤を近接させることで、前記両定盤間に移送された打抜き対象を打ち抜く切断装置であって、
磁束を一方の盤面から放射する磁束生成基盤と、
前記磁束生成基盤の前記一方の盤面側に取り付けられ、前記磁束により誘導加熱される打抜刃部材とを備え、
前記磁束生成基盤の前記一方の盤面に、複数のフェライトU字溝部材に収容された高周波用電線からなる磁束生成回路が埋設され、
前記磁束生成回路は、前記磁束生成基盤の前記一方の盤面の前記打抜刃部材が取り付けられる領域全体にわたり、ジグザグ形状、ループ形状、渦巻き形状またはこれらの組み合わせ形状に形成されていることを特徴とする切断装置。
〔8〕
前記打抜刃部材が前記磁束生成基盤に対して着脱自在に形成されていることを特徴とする〔7〕に記載の切断装置。
〔9〕
前記打抜刃部材の刃の真下の領域が肉厚に形成され、他の領域は厚みが前記肉厚領域の厚みと同じとなる非磁性材(非磁性金属または断熱材)またはソフト磁性材により構成されていることを特徴とする〔7〕に記載の切断装置。
〔10〕
前記打抜刃部材の下面に加熱補助パネルが設けられ、
前記加熱補助パネルは、記打抜刃部材に形成された刃の真下の領域にヒステリシス損が大きい金属が配置され、他の領域は非磁性材(非磁性金属または断熱材)またはソフト磁性材により構成されていることを特徴とする〔7〕に記載の切断装置。
〔11〕
前記打抜刃部材と前記加熱補助パネルがモジュール化され、前記打抜刃部材と前記加熱補助パネルが磁束生成基盤に対して着脱自在に形成されていることを特徴とする〔7〕に記載の切断装置。
〔12〕
上定盤および下定盤に配置され、両定盤を近接させることで、前記両定盤間に移送された打抜き対象を打ち抜く切断装置であって、
第1切断部材および第2切断部材からなり、
前記第1切断部材および前記第1切断部材の少なくとも一方が、
磁束を一方の盤面から放射する磁束生成基盤と、前記磁束生成基盤の前記一方の盤面側に取り付けられ、前記磁束により誘導加熱される打抜刃部材とを備え、
前記磁束生成基盤の前記一方の盤面に、複数のフェライトU字溝部材に収容された高周波用電線からなる磁束生成回路が埋設されている、
ことを特徴とする切断装置。
〔13〕
前記磁束生成基盤が断熱材からなることを特徴とする〔12〕に記載の切断装置。
〔14〕
フェライトU字溝部材の配列密度、フェライトU字溝部材の形状(フェライトU字溝部材の厚み、長さ、太さ等)が、各フェライトU字溝部材の位置に応じて調整されたことを特徴とする〔12〕に記載の切断装置。
〔15〕
前記打抜刃部材の刃の真下の領域が肉厚に形成され、他の領域は厚みが前記肉厚領域の厚みと同じとなる非磁性材(非磁性金属または断熱材)またはソフト磁性材により構成されていることを特徴とする〔12〕に記載の切断装置。
〔16〕
前記打抜刃部材の刃の真下の領域にヒステリシス損が大きい金属が埋設されていることを特徴とする〔12〕に記載の切断装置。
〔17〕
前記打抜刃部材の下面に加熱補助パネルが設けられ、
前記加熱補助パネルは、記打抜刃部材に形成された刃の真下の領域にヒステリシス損が大きい金属が配置され、他の領域は非磁性材(非磁性金属または断熱材)またはソフト磁性材により構成されていることを特徴とする〔12〕に記載の切断装置。
本発明の切断装置によれば、打抜き部材の刃の真下のみを効率よく加熱できる。
本発明の切断装置によれば、磁束生成基盤を種々の打抜刃部材と共用できるので、作成時間を短縮できる。
フェライトU字溝部材の配列密度、フェライトU字溝部材の形状(フェライトU字溝部材の厚み、長さ、太さ等)を調整することができる。これにより、刃の位置によって温度差が生じないようにしたり、刃の位置によっては他の位置よりも温度を高くしたり低くしたりすることができる。
また、第1切断部材および第2切断部材とからなる本発明の切断装置では、ハードコートされたフィルム、脆弱なフィルムをクラックを発生させることなく切断することができる。
本発明の切断装置(誘導加熱式抜き型1)の使用形態を示す図である。 誘導加熱式抜き型1Aの一部を示しており、(A)は磁束生成基盤11の平面図、(B)は(A)における矢視G方向の磁束生成基盤11の断面図である。 誘導加熱式抜き型1Aを示す図であり、(A)は平面図、(B)は(A)における矢視G方向の誘導加熱式抜き型1Aの断面図である。 本発明で使用される跳ね出し部材16を示す図である。 誘導加熱式抜き型1Bの一部を示しており、(A)は磁束生成基盤11の平面図、(B)は(A)における矢視G方向の磁束生成基盤11の断面図である。 誘導加熱式抜き型1Bを示す図である。 誘導加熱式抜き型1Cを示す図である。 誘導加熱式抜き型1Dの一部を示しており、(A)は平面図、(B)は(A)における矢視G方向の磁束生成基盤11の断面図である。 磁束生成基盤11の盤面に形成した溝のパターンの例を示す図であり、(A)は斜めのジグザグパターンが盤面に形成された磁束生成基盤11を示す図、(B)は渦巻きパターンが盤面に形成された磁束生成基盤11を示す図である。 誘切断部材171と下定盤52側に設けられる受け部材172とからなる誘導加熱式抜き型1Eを示す説明図であり、(A)は打ち抜き前を示す図、(B)は打ち抜いた瞬間を示す図、(C)は打ち抜き後を示す図である。 上定盤51側に設けられる第1切断部材181と下定盤52側に設けられる第2切断部材182からなる誘導加熱式抜き型1Fを示す説明図であり、(A)は打ち抜き前を示す図、(B)は打ち抜いた瞬間を示す図、(C)は打ち抜き後を示す図である。 従来技術の説明図であり、(A)は高周波加熱式の従来抜き型を示す図、(B)は(A)の抜き型の問題点を示す図である。
以下本発明の実施形態を説明する。なお、以下の実施形態では、「切断装置」を「誘導加熱式抜き型」と称する。
図1は本発明の切断装置(誘導加熱式抜き型1)の使用形態を示す図である。
誘導加熱式抜き型1は、図1では上定盤51に配置されている。
誘導加熱式抜き型1は磁束生成基盤11と打抜刃部材12とからなる。
磁束生成基盤11には磁束生成回路2が設けられており、電源3から高周波電流を磁束生成回路2に流すことにより打抜刃部材12の刃の部分が加熱される。打抜刃部材12の温度は、温度センサ4により検出され、電源3に内蔵された図示しない制御回路により制御される。
上定盤51,下定盤52間に移送された打抜き対象6は、上定盤51が下降することで打ち抜かれる。打抜き対象は、たとえばハードコートされたフィルム、脆弱なフィルム、厚手のプレート等である。
図1では、下定盤51の打抜刃部材12の刃121の部分に対応する位置に、刃121を受けるための刃先保護材7が設けられている。打ち抜きに際して、刃121の先端は刃先保護材7の厚み部分に達するが、下定盤51に突き当たることはない。
図2および図3により本発明の第1実施形態を説明する。
図2は誘導加熱式抜き型1Aの一部を示しており、(A)は磁束生成基盤11の平面図、(B)は(A)における矢視G方向の磁束生成基盤11の断面図である。
磁束生成基盤11は、断熱パネル111の定盤側面に金属製(本実施形態ではアルミニウム製またはステンレス製)の補強パネル112が取り付けられて構成されている。
磁束生成基盤11の盤面(定盤側面)には、図3に示す打抜刃部材12の刃121の輪郭に沿って溝113が形成されている。
磁束生成回路2は、リッツ線21が複数のフェライトU字溝部材22に収容されて構成されており、この磁束生成回路2が溝113に設けられ(埋設され)ている。
フェライトU字溝部材22は、本実施形態および以下の実施形態(第1から第6実施形態)では、たとえば、強い加熱が必要とされる箇所(たとえば、クラックが生じ易い箇所)では、隙間なく設ける(長さが長いフェライトU字溝部材を使用することもできる)。また、肉厚が大きいフェライトU字溝部材22を用いることもできる。
図3は、誘導加熱式抜き型1Aを示す図であり、(A)は平面図、(B)は(A)における矢視G方向の誘導加熱式抜き型1Aの断面図である。
図3では、磁束生成基盤11の盤面側に打抜刃部材12が取り付けられた状態を示している。図示はしないが、打抜刃部材12は、ネジ,ビス等により、磁束生成基盤11に着脱自在に取り付けられる。
なお、図3(A)では、打抜刃部材12を透視して溝113を表示しているが、リッツ線21は表示していない。
リッツ線21に交流電流を流すことで、図3(C)に示すように、磁束生成基盤11の一方の盤面から、磁束Φが放射される。この磁束Φは横方向には漏れずに、打抜刃部材12を通過する。
なお、図示していないが、本実施形態では、フェライトU字溝部材22と打抜刃部材12との間にヒステリシス損が大きい金属材を配置することができる。
図4は本実施形態で使用される跳ね出し部材を示す説明図である。図4において、跳ね出し部材16は、コイルバネ161(金属製)とプレート162とからなる。コイルバネ161(金属製)に代えて、皿バネを使用することもできるし、耐熱ゴムを使用することもできる。また、プレート162として金属板を使用することもできるし、耐熱プラスチック板を使用することもできる。
図5および図6により本発明の第2実施形態を説明する。
図5は誘導加熱式抜き型1Bの一部を示しており、(A)は磁束生成基盤11の平面図、(B)は(A)における矢視G方向の磁束生成基盤11の断面図である。
磁束生成基盤11は、断熱パネル111の定盤側面に金属製(本実施形態ではアルミニウム製またはステンレス製)の補強パネル112が取り付けられて構成されている。
磁束生成基盤11の盤面(定盤側面)の打抜刃部材12が取り付けられる領域全体にわたり、磁束生成回路2が、ジグザグ形状に形成されている。
磁束生成回路2は、リッツ線21が複数のフェライトU字溝部材22に収容されて構成されており、この磁束生成回路2が溝113に設けられ(埋設され)ている。
図6は、誘導加熱式抜き型1Bを示す図である。
図6では、磁束生成基盤11の盤面側に打抜刃部材12が取り付けられた状態を示している。
本実施形態では、打抜刃部材12の刃121の真下の領域に磁性金属材131(ヒステリシス損が大きい金属)が配置され、他の領域は非磁性材またはソフト磁性材(本実施形態では非磁性材132)により構成されている。本実施形態では、磁性金属材131と非磁性材132とが加熱補助パネル13を構成している。
なお、本実施形態では、図示はしないが、打抜刃部材12および加熱補助パネル13は、ネジ,ビス等により、磁束生成基盤11に着脱自在に取り付けられている。
なお、図6では、打抜刃部材12を透視して溝113を表示しているが、リッツ線21は表示していない。
リッツ線21に交流電流を流すことで、図3(C)に示したと同様、磁束生成基盤11の一方の盤面から、磁束Φが放射される。
真上に磁性金属材131があるリッツ線21を流れる電流は強い磁束(Φ)を生成するが、真上に磁性金属材131がないリッツ線21を流れる電流は弱い磁束しか生成しない。これにより、磁束は、非磁性材132には殆ど入り込まず、磁性金属材131のみに入り込む。磁性金属材131に入り込んだ磁束は、さらには、打抜刃部材12にまで達する。
したがって、本実施形態では、打抜刃部材12の刃121が存在する領域のみが加熱される。
なお、本実施形態では、磁束生成基盤11の盤面(定盤側面)の打抜刃部材12が取り付けられる領域全体にわたり、溝113をジグザグ形状に形成したが、第1実施形態で説明したように、溝113を打抜刃部材12の刃121の輪郭に沿って形成することもできる。
図7により本発明の第3実施形態を説明する。図7は、誘導加熱式抜き型1Cを示す図である。
誘導加熱式抜き型1Cでは、上述した磁束生成基盤11は、仕様が異なる複数の打抜刃部材12が交換できるように構成されている。
磁束生成基盤11および磁束生成回路2の構成は第2実施形態で説明したもの(図5において説明したもの)と同じである。
図6では、磁束生成基盤11には一個取りの打抜刃部材12が取り付けられた場合を示したが、図7では磁束生成基盤11に6個取りの打抜刃部材12が取り付けられている。
なお、本実施形態では、磁束生成基盤11の盤面(定盤側面)の打抜刃部材12が取り付けられる領域全体にわたり、溝113をジグザグ形状に形成したが、第1実施形態で説明したように、溝113を打抜刃部材12の刃121の輪郭に沿って形成することもできる。
図8により、本発明の第4実施形態を説明する。図8は誘導加熱式抜き型1Dの一部を示しており、(A)は平面図、(B)は(A)における矢視G方向の磁束生成基盤11の断面図である。
磁束生成基盤11および磁束生成回路2の構成は第2実施形態で説明したもの(図5において説明したもの)と同じである。
本実施形態では、打抜刃部材12の刃121の真下の領域が肉厚に形成され(突出部122)、他の領域は厚みが肉厚領域の厚みと同じになる非磁性材133により構成されている。
リッツ線21に交流電流を流すことで、図8(C)に示すように、磁束生成基盤11の一方の盤面から、磁束Φが放射される。この磁束Φは横方向には漏れずに、打抜刃部材12の突出部122を通過する。
なお、本実施形態では、磁束生成基盤11の盤面(定盤側面)の打抜刃部材12が取り付けられる領域全体にわたり、溝113をジグザグ形状に形成したが、第1実施形態で説明したように、溝113を打抜刃部材12の刃121の輪郭に沿って形成することもできる。
図9は磁束生成基盤11の盤面に形成した溝113のパターンの、上記した以外の例を示す図であり、(A)は斜めのジグザグパターンが盤面に形成された磁束生成基盤11を示す図、(B)は渦巻きパターンが盤面に形成された磁束生成基盤11を示す図である。
上記した実施形態では、特に、断熱パネル111をアルミニウムにより構成した場合には、アルミニウムにラジエータを接続することができる。これにより、磁束生成基盤11の過度の加熱を防ぐことができる。
図10により、本発明の第5実施形態を説明する。図10は誘導加熱式抜き型1Eを示す説明図であり、(A)は打ち抜き前を示す図、(B)は打ち抜いた瞬間を示す図、(C)は打ち抜き後を示す図である。
図10では、誘導加熱式抜き型1Eは、図1の上定盤51側に設けられる切断部材171と下定盤52側に設けられる受け部材172からなる。
切断部材171と受け部材172は、ガイド機構173により連結して、位置の確保がなされている。
切断部材171は、図3に示した誘導加熱式抜き型1の構成と同じである。
受け部材172は、打抜刃部材12の刃121の内側に対応する領域に、突出1721が形成されている。
図10では図示していないが、フェライトU字溝部材22と打抜刃部材12との間に磁性金属材を配置することができる。
図10の誘導加熱式抜き型1Eは、刃先は加熱されているので、たとえば薄くかつ脆弱な打ち抜き対象の打ち抜きに好適である。
本実施形態では、いわゆる金属打ち抜きのためのダイセットと異なり、打抜刃部材12の刃121は突出1721から所定距離だけ離れて停止する。
図10の実施形態において、打抜刃部材12に形成された刃121の刃先高さが当該刃の部位によって異なる高さを持つように、打抜刃部材12を削り出しにより形成することができる。受け部材172は、その表面が打抜刃部材12の刃121の刃先の高さに対応した形状とされる。
図11により、本発明の第6実施形態を説明する。図10は誘導加熱式抜き型1Fを示す説明図であり、(A)は打ち抜き前を示す図、(B)は打ち抜いた瞬間を示す図、(C)は打ち抜き後を示す図である。
図11では、誘導加熱式抜き型1Fは、図1の上定盤51側に設けられる第1切断部材181と下定盤52側に設けられる第2切断部材182からなる。
第1切断部材181と第2切断部材182は、ガイド機構183により連結して、位置の確保がなされている。
第1切断部材181および第1切断部材182の構成は、図3に示した誘導加熱式抜き型1の構成と同じである。
図11では図示していないが、フェライトU字溝部材22と第1切断部材181および第2切断部材182との間に磁性金属材を配置することができる(図6参照)。
図11の誘導加熱式抜き型1Fも、刃先は加熱されているので、たとえば薄くかつ脆弱な打ち抜き対象の打ち抜きに好適である。
本実施形態では、通常の、いわゆる金属打ち抜きのためのダイセットと異なり、第1切断部材181の刃121と第2切断部材182の刃121は、それぞれが所定距離だけ離れて停止する。
本発明においては、加熱に併せて、抜き型に低周波ないし高周波の振動(超音波振動を含む)を発生する素子を取り付けることができる。振動素子は、典型的にはピエゾ素子であるが、回転式(モータ式)のバイブレータを使用することもできる。
1,1A,1B,1C,1D,1E,1F 誘導加熱式抜き型
2 磁束生成回路
3 電源
4 温度センサ
6 打抜き対象
7 刃先保護材
9 抜き型
11 磁束生成基盤
12 打抜刃部材
13 加熱補助パネル
16 跳ね出し部材
21,92 リッツ線
22 フェライトU字溝部材
51 上定盤
52 下定盤
91 彫刻刃
111 断熱パネル
112 補強パネル
113 溝
121 刃
122 突出部
131 磁性金属材
132,133 非磁性材
161 コイルバネ
162 プレート
171 切断部材
172 受け部材
181 第1切断部材
182 第2切断部材
911 上部材
912 下部材
913 刃
914 コイル溝

Claims (17)

  1. 上定盤または下定盤に配置され、両定盤を近接させることで、前記両定盤間に移送された薄状の打抜き対象を打ち抜く切断装置であって、
    磁束を一方の盤面から放射する磁束生成基盤と、
    前記磁束生成基盤の前記一方の盤面側に取り付けられ、前記磁束により誘導加熱される打抜刃部材とを備え、
    前記磁束生成基盤の前記一方の盤面に、複数のフェライトU字溝部材に収容された高周波用電線からなる磁束生成回路が埋設されている、
    ことを特徴とする切断装置。
  2. 前記磁束生成基盤が断熱材からなることを特徴とする請求項1に記載の切断装置。
  3. フェライトU字溝部材の配列密度、フェライトU字溝部材の形状が、各フェライトU字溝部材の位置に応じて調整されたことを特徴とする請求項1に記載の切断装置。
  4. 前記打抜刃部材の刃の真下の領域が肉厚に形成され、他の領域は厚みが前記肉厚領域の厚みと同じとなる非磁性材またはソフト磁性材により構成されていることを特徴とする請求項1に記載の切断装置。
  5. 前記打抜刃部材の刃の真下の領域にヒステリシス損が大きい金属が埋設されていることを特徴とする請求項1に記載の切断装置。
  6. 前記打抜刃部材の下面に加熱補助パネルが設けられ、
    前記加熱補助パネルは、記打抜刃部材に形成された刃の真下の領域にヒステリシス損が大きい金属が配置され、他の領域は非磁性材またはソフト磁性材により構成されていることを特徴とする請求項1に記載の切断装置。
  7. 上定盤または下定盤に配置され、両定盤を近接させることで、前記両定盤間に移送された打抜き対象を打ち抜く切断装置であって、
    磁束を一方の盤面から放射する磁束生成基盤と、
    前記磁束生成基盤の前記一方の盤面側に取り付けられ、前記磁束により誘導加熱される打抜刃部材とを備え、
    前記磁束生成基盤の前記一方の盤面に、複数のフェライトU字溝部材に収容された高周波用電線からなる磁束生成回路が埋設され、
    前記磁束生成回路は、前記磁束生成基盤の前記一方の盤面の前記打抜刃部材が取り付けられる領域全体にわたり、ジグザグ形状、ループ形状、渦巻き形状またはこれらの組み合わせ形状に形成されていることを特徴とする切断装置。
  8. 前記打抜刃部材が前記磁束生成基盤に対して着脱自在に形成されていることを特徴とする請求項7に記載の切断装置。
  9. 前記打抜刃部材の刃の真下の領域が肉厚に形成され、他の領域は厚みが前記肉厚領域の厚みと同じとなる非磁性材またはソフト磁性材により構成されていることを特徴とする請求項7に記載の切断装置。
  10. 前記打抜刃部材の下面に加熱補助パネルが設けられ、
    前記加熱補助パネルは、記打抜刃部材に形成された刃の真下の領域にヒステリシス損が大きい金属が配置され、他の領域は非磁性材またはソフト磁性材により構成されていることを特徴とする請求項7に記載の切断装置。
  11. 前記打抜刃部材と前記加熱補助パネルがモジュール化され、前記打抜刃部材と前記加熱補助パネルが磁束生成基盤に対して着脱自在に形成されていることを特徴とする請求項7に記載の切断装置。
  12. 上定盤および下定盤に配置され、両定盤を近接させることで、前記両定盤間に移送された打抜き対象を打ち抜く切断装置であって、
    第1切断部材および第2切断部材からなり、
    前記第1切断部材および前記第1切断部材の少なくとも一方が、
    磁束を一方の盤面から放射する磁束生成基盤と、前記磁束生成基盤の前記一方の盤面側に取り付けられ、前記磁束により誘導加熱される打抜刃部材とを備え、
    前記磁束生成基盤の前記一方の盤面に、複数のフェライトU字溝部材に収容された高周波用電線からなる磁束生成回路が埋設されている、
    ことを特徴とする切断装置。
  13. 前記磁束生成基盤が断熱材からなることを特徴とする請求項12に記載の切断装置。
  14. フェライトU字溝部材の配列密度、フェライトU字溝部材の形状が、各フェライトU字溝部材の位置に応じて調整されたことを特徴とする請求項12に記載の切断装置。
  15. 前記打抜刃部材の刃の真下の領域が肉厚に形成され、他の領域は厚みが前記肉厚領域の厚みと同じとなる非磁性材またはソフト磁性材により構成されていることを特徴とする請求項12に記載の切断装置。
  16. 前記打抜刃部材の刃の真下の領域にヒステリシス損が大きい金属が埋設されていることを特徴とする請求項12に記載の切断装置。
  17. 前記打抜刃部材の下面に加熱補助パネルが設けられ、
    前記加熱補助パネルは、記打抜刃部材に形成された刃の真下の領域にヒステリシス損が大きい金属が配置され、他の領域は非磁性材またはソフト磁性材により構成されていることを特徴とする請求項12に記載の誘切断装置。
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