JP2005348456A - 回転機鉄心の製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 薄板の電磁鋼板を採用しても、鉄心に発生するヒステリシス損失を低減することで、回転電機の性能を維持することができる回転機鉄心の製造方法を提供する
【解決手段】 電磁鋼板2,2の長手方向である端面である例えば片端面2aを溶接して一体化させ、電磁鋼板2,2を同時に打抜くと共にかしめ結束をして回転機鉄心を構成するため、薄板の電磁鋼板2を採用しても、電磁鋼板2,2を溶接により一体化させることにより、電磁鋼板2,2に腰を持たせることができ、また、同時に打抜いてかしめ結束を行なうため、工数を削減することができる。さらに、電磁鋼板の片端面を溶接することにより、成形後の電磁鋼板は、熱ひずみによる影響箇所2b(図2のハッチング部)を避けて、打抜き成形されるため、熱ひずみにより鉄心に発生するヒステリシス損失を低減させることで、回転電機の性能を維持することができる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、鉄損を低減させることができる回転電機の製造方法に関する。
近年、同期機、誘導機等の回転電機は、インバータと組み合わせることにより可変速運転を実施して、HEV(Hybrid Electric Vehicle)或いはマイクロガスタービンなど広い運転速度を持つ用途に応用されている。
これら回転電機が高速で運転されると、固定子巻線に通電される電流が高周波になるため、その電流により生じる駆動磁界も高周波になる。また、その電流に含まれる高調波電流成分を考えると、駆動磁界による固定子鉄心に渦電流が発生し、さらに、駆動電流が正弦波であっても、固定子鉄心にスロットが存在することにより主間隙には磁界の空間高調波成分が発生する。そして、この高調波成分が回転子鉄心に侵入することで、回転子鉄心に渦電流が発生する。
ところで、電磁鋼板の高周波数における損失は、その周波数の二乗に比例する渦電流の影響が大きくなることが知られている。次式は、渦電流損失Weを与える一般式である。
We=C(ωBt)2/(24ρd)
ここで、Cは定数、ωは励磁角周波数、Bは磁束密度、tは板厚、ρは電気抵抗率、dは密度である。
この渦電流損失Weから明らかなように、鉄心の低損失化対策としては、固有電気抵抗率の高い材質を採用する或いは板厚の薄い電磁鋼板を採用することで渦電流を低減する手段がとられるが、特に渦電流損失Weは、板厚の二乗で比例することから、電磁鋼板の薄板材の採用は効果的である。
回転機鉄心に板厚の薄い電磁鋼板を採用するに当っては、腰の無い薄板であるため、鉄心形状に打抜き成形する際に、プレス機まで送る送り装置或いはプレス機内で電磁鋼板のたわみを生じたり、プレス機でのプレス抜きの際に、電磁鋼板に折れを生じたりすることが懸念されて、歩留まりが悪くなり、さらには、電磁鋼板薄板を採用して、所定の鉄心積厚を確保するためには、打抜き加工される電磁鋼板の枚数が多くなり、工数が多くなっていた。
そのため、電磁鋼板の薄板を複数枚重ねて同時に打抜くと共にかしめ結束することで、電磁鋼板に腰を持たせると共に工数を削減するようにしたが、その場合、打抜きかしめ時に複数枚の電磁鋼板相互のずれが発生するといったことが起こっていた。
そのため従来より、複数枚の電磁鋼板を重ねてかしめ結束される部位の近傍を溶接或いは接着することで、かしめ結束時における電磁鋼板相互のずれを抑制し歩留まりを向上させると共に工数を減少させことができる積層鉄心が提供されている(特許文献1参照)。
特開2003−219585号公報
しかしながら従来例によれば、回転機鉄心のかしめ部近傍が溶接されている場合には、その溶接された部位は熱ひずみを発生している。そのため、回転機鉄心には、鉄損であるヒステリシス損が発生することになり、回転電機の性能を低下させるといった問題があった。
また、回転機鉄心のかしめ部位近傍が接着されている場合には、かしめ結束の衝撃により接着層が剥離して、電磁鋼板に反りを生じたり、その剥離した接着層が製造される回転機鉄心の電磁鋼板相互の隙間に残留しまうため、回転機鉄心の傾き等を発生したりし、その状態で製造された回転機鉄心は、鉄損であるヒステリシス損が発生することになり、総じて回転電機の性能を低下させるといった問題があった。
本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、薄板の電磁鋼板を採用しても、回転機鉄心に発生するヒステリシス損失を低減することで、回転機の性能を維持することができる回転機鉄心の製造方法を提供するにある。
請求項1記載の発明は、複数枚の電磁鋼板の長手方向の端面を溶接して一体化させ、これら複数枚の電磁鋼板を同時に打抜くと共にかしめ結束をして回転機鉄心を構成することを特徴とする。
このような構成によれば、電磁鋼板の端面を溶接することにより、熱ひずみによる影響箇所を避けて電磁鋼板を打抜き成形することができるため、薄板の電磁鋼板を採用しても、熱ひずみにより鉄心に発生するヒステリシス損失を低減することができ、回転電機の性能を維持することができる。
請求項3記載の発明は、複数枚の電磁鋼板の略全面を接着剤にて貼り合わせて一体化させ、これら複数枚の電磁鋼鈑を同時に打抜くと共にかしめ結束して回転機鉄心を構成することを特徴とする。
このような構成によれば、電磁鋼板の略全面を接着剤にて貼り合せることにより、打抜き及びかしめの衝撃により接着剤が剥離しないように十分な強度を持たせることができるため、薄板の電磁鋼板を採用しても、電磁鋼板に反りや傾きにより鉄心に発生するヒステリシス損失を低減することができ、回転電機の性能を維持することができる
請求項6記載の発明は、複数枚の電磁鋼鈑を接着剤として半硬化樹脂を用いて貼り合わせて一体化させた後、電磁鋼板をフープ状に巻取り、この巻取られた電磁鋼板を基に、打抜くと共にかしめ結束をして回転機鉄心を構成することを特徴とする。
このような構成によれば、複数枚の電磁鋼板を貼り合わせてフープ状に巻き取る作業と、このフープ状の電磁鋼板を基に回転機鉄心を製造する作業とを別々の場所において実施することができ、効率がよくなる利点がある。
本発明によれば、薄板の電磁鋼板を採用しても、回転機鉄心に発生するヒステリシス損失を低減させることで、回転機の性能を維持することができる。
(第1実施例)
以下本発明の第1の実施例について、図1および図2を参照しながら説明する。まず、図1は、回転機鉄心の製造装置の全体構成を示す。送給装置1には、フープ状に巻回された帯状の電磁鋼板2が上下に2つ配設される。この電磁鋼板2,2は、送給装置1より、3対の送り案内ローラ3,4,5を介してプレス機6まで送られる。まず、この場合、回転機鉄心に用いられる電磁鋼板は、通常、0.5mm厚のものであるが、この実施例では、電磁鋼板2として0.1mm厚のものとする。送給装置1の電磁鋼板2,2は、1対の送り案内ローラ3により、合流重合されて送り出される。送り案内ローラ3,4間には、溶接装置7が設けられ、この溶接装置7は、例えばパルスレーザを用いて溶接するものであり、パルスの大きなエネルギーによって十分な強度を持たせつつも、被溶接物に熱影響をほとんど与えることなく溶接することができるものである。この溶接装置7により、送り案内ローラ3により送り出された電磁鋼板2,2の長手方向の端面として例えば片端面2aの溶接が行なわれて、電磁鋼板2,2は一体化される。また、送り案内ローラ4,5は、これらの協働により、溜め送り装置8として働き、その溜め送り部8aは、送り案内ローラ3,4より送られた電磁鋼板2,2が一時的に溜められる部分であり、送給装置1とプレス機6との間のあそびである。そして、溜め送り部8aを経た電磁鋼板2,2は、送り案内ローラ5により、プレス機6まで送り案内され、プレス機6では、溶接して一体化された電磁鋼板2,2を同時に回転機鉄心の形状に打抜くと共にかしめ結束が行なわれて抜き鋼板9aが形成され、これが複数個積層されて、回転機鉄心9が形成される。
このようにして、形成された回転機鉄心9は、図2に示すように、例えば誘導機10の固定子鉄心11または回転子鉄心13に相当する。この固定子鉄心11には、同心円状に複数のスロット11aが形成されており、そのスロット11a間に渡って巻線12が巻装され、また、回転子鉄心13には、導体13aが埋設されている。そして、誘導機10には、図示しないインバータ等を介して、電源が供給されて、可変速運転が実施されるのである。
このような構成によれば、電磁鋼板2,2をその長手方向である片端面2aを溶接して一体化させ、電磁鋼板2,2を同時に打抜くと共にかしめ結束をして回転機鉄心9を構成するようにした。従って、薄板の電磁鋼板2を採用しても、電磁鋼板2,2を溶接により一体化させることにより、電磁鋼板2,2に腰を持たせることができ、同時に打抜いてかしめ結束を行なうため、工数を削減することができる。さらに、電磁鋼板2,2の片端面2aを溶接することにより、成形後の抜き鋼板9aは、熱ひずみによる影響箇所2b(図2のハッチング部)を避けて、打抜き成形されるため、熱ひずみにより鉄心に発生するヒステリシス損失を低減させることで、回転電機(誘導機10)の性能を維持することができる。
また、電磁鋼板2,2の溶接として、パルスレーザによる溶接を行なっているため、溶接ヘッドと電磁鋼板2を非接触にできるだけでなく、発生する熱量はパルス数を変化させることにより微量に調整することができる。従って、電磁鋼板2,2を熱量が少なくても十分な強度で一体化して溶接できるため、電磁鋼板2に発生する熱ひずみを抑えることができる。
(第2実施例)
次に、本発明の第2の実施例について、図3を参照しながら説明するに、上記第1の実施例と同一部分には同一符号を付して示す。
図3および図4は、回転機鉄心の製造装置の全体構成を示す。この図3において、送給装置14には、フープ状に巻回された薄板である電磁鋼板2が配設され、この送給装置14より送り出される電磁鋼板2は、第1接着剤供給装置16により、第1接着剤17aが電磁鋼板2の略全面に塗布される。ここで、第1接着剤供給装置16は、ローラ16a,16bの協働により、塗布する第1接着剤17aの厚さを制御するもので、ローラ16aには、溝が設けられており、この溝が第1接着剤17aだまりとすることで安定した膜厚を維持することができ、また、第1接着剤17aは、後述する第2接着剤17bと接触すると速やかに硬化する2液式の接着剤17であり、第2接着剤17bは、速乾性であるため膜厚管理の必要はないものである。また、送給装置18には、電磁鋼板2が配設されており、この送給装置18より送り出される電磁鋼板2は、送り案内ローラ15,15と対になるように設けられた第2接着剤供給装置19により、第2接着剤17bが電磁鋼板2の略全面に塗布される。この第2接着剤17bが塗布された電磁鋼板2は、送り案内ローラ15,15により、第1接着剤17aが塗布された電磁鋼板2と合流重合すると共に電磁鋼板2の略全面が貼り合わせ接着されて一体化硬化される。ここで、電磁鋼板2,2間には、第1接着剤17a及び第2接着剤17bで構成された接着剤17である接着層が形成されており、この接着層(接着剤17)は、電磁鋼板2の片面の面積に対して80%以上の面積率である略全面に形成されると共に、3μm以内の厚さで構成されている。ここで、接着層(接着剤17)の厚さが、3μmを超えると、未硬化部分が残り、プレス機6により成形されるまでに十分な強度を発揮できなかったり、プレス機6の形に貼り付いたりしてプレス機6の能力を低下させ、そのような不具合を発生しない上限が3μmである。
そして、一体化された電磁鋼板2,2は、送り案内ローラ15,4,5により送り出されて、溜め送り装置8を介して、プレス機6まで送り案内される。プレス機6では、送り案内ローラ5により送られた電磁鋼板2,2を同時に回転機鉄心の形状に打抜くと共にかしめ結束が行なわれて抜き鋼板20aが形成され、これが複数個積層されて、回転機鉄心20が形成される。
このような構成によれば、薄板の電磁鋼板2を採用しても、複数枚例えば2枚の電磁鋼板2,2の略全面を接着剤にて貼り合わせて一体化させているため、電磁鋼板2,2に腰を持たせると共に打抜き及びかしめ結束を行なう際の衝撃により剥離しないように十分な強度を持たせることができる。回転機鉄心の形成後に剥離した接着剤が電磁鋼板2,2の隙間に発生すること防止できるため、薄板の電磁鋼板2を採用しても、一体化された電磁鋼板2,2に反りを防止することができると共に、その電磁鋼板2を基にして回転機鉄心20が形成されても鉄心自体の傾きを防止することができ、さらに、電磁鋼板2,2を同時に打抜くことにより、工数を削減することもできる。従って、薄板の電磁鋼板2を採用しても、電磁鋼板2の反りや鉄心の傾きより鉄心に発生するヒステリシス損失を低減させることで、回転電機の性能を維持することができる。
また、電磁鋼板2,2間の接着層(接着剤17)は、電磁鋼板2の片面の面積に対して80%以上の面積率である略全面に形成されると共に、3μm以内の厚さで構成されている。電磁鋼板2の面積率に対して塗布する接着剤17を80%以上とすることで、プレス機6での打抜き時に接着剤17が潤滑剤として働き、プレス機6の刃物の磨耗を低減させ、型寿命を延ばすことができと共に、打抜きかしめ結束に対しても剥離することが無い程度の強度を維持することができる、さらに、接着層(接着剤17)の厚さを3μmとすることで、回転機鉄心20を所定の厚さに積層した場合に、回転機鉄心20の断面積に対する電磁鋼板2の占積率を高くする維持することで、透磁率を向上させて、回転電機の性能を高く維持することができる。
ところで、回転機鉄心20は、図示しない固定子鉄心(11)或いは回転子鉄心(13)に相当するもので、回転機鉄心20には、スロットや導体埋設孔が形成されているため、プレス機6によりそれらを打抜く際には、大きな打抜きひずみが発生する。このため、熱処理を施すことにより、打抜きひずみに起因した損失を低減することができる。
図4は回転機鉄心20の熱処理方法を示している。この図4において、積層鉄心21は、脚部の一部がカットされた開磁路となっており、一方の脚部21aには励磁巻線22が巻装され、他方の脚部21bには複数の回転機鉄心20が嵌合されている。これらの回転機鉄心20は、搬送装置23により、脚部21bの一方の端部から他方の端部まで搬送されることで、連続的に脚部21bに供給される。
ところで、脚部21bの両端部の間隙部21cは、回転機鉄心20の厚さと略同程度となっており、励磁巻線22に励磁が行なわれる際は、この間隙部21cに回転機鉄心20が存在した状態で行なわれる。このため、脚部21aが励磁されて磁束が発生すると、磁束は脚部21aから回転機鉄心20中を通過して脚部21bに入り、さらに回転機鉄心20中を通過して、脚部21aに戻るため、間隙部21cに存在する回転機鉄心20が積層鉄心21の一部として利用されるのである。そして、励磁巻線22に電流を流すことで励磁が行われると、回転機鉄心20内に脚部21bを介して磁束が鎖交し、回転機鉄心20内の周方向には、大きな短絡電流Iが流れる。この短絡電流Iの大きさは、巻数nとしてnIの大きさであり、回転機鉄心20内に発生するジュール損失は(nI)2に比例することから、熱処理に十分な熱量を付与できるものである。
そして、励磁巻線22に流す電流Iを調節することにより、回転機鉄心20を熱処理するために必要な温度に設定されて、回転機鉄心20に例えば500℃で熱処理が行われる。
ここで、第1の実施例に示す回転機鉄心9は、700℃以上の温度の通常の熱処理が行なわれ熱処理が行なわれ、電磁鋼板内に発生したひずみは再結晶により取り除くことができ、その鉄損は、基の素材の値と代わらないまでに回復させることができる。
しかし、現在700℃以上の温度に耐えられる接着剤は存在しないため、接着剤用いて重合された鉄心では、700℃以上の温度での熱処理は不可能である。しかしながら、500℃以下での熱処理に対しては、接着力を保持できる接着剤が存在する。
表1には、一般的に使用される薄板の電磁鋼板にて、300℃から500℃までの温度で熱処理を実施した実験結果を、電磁鋼板の基の素材の損失を1として、比率で示したものである。
Figure 2005348456
熱処理無しに比べて、300℃では0.2、400℃では0.6、500℃では0.9改善されているのがわかる。500℃以下の温度では、完全に特性が改善されているわけではないが、熱処理の効果があるといえ、設定温度が高くなるに従い、回復量は増えることがわかる。このように通常の熱処理の温度である700℃よりも低温(500℃以)であっても、緩和できる熱ひずみは存在することから、損失低減効果は大きいといえる。そのため、接着剤の樹脂により接着力を失う限界温度に合わせて300℃から500℃の範囲内で熱処理を行うことができる。
(変形例)
積層鉄心による励磁にて、回転機鉄心20に熱処理を行なうことができ積層鉄心の形状ならば良いため、図5および図6に示すような積層鉄心24及び25を用いてもよい。
まず、図5の積層鉄心24は、励磁巻線22が巻装された一方の脚部24aと他方の脚部24bとを有する。他方の脚部24bは、脚24ba,24baとこれらにラップする脚24bbとからなり、そのラップ部24cには、励磁巻線22に励磁が行なわれる際は、このラップ部24cに回転機鉄心20が存在した状態で行なわれる。これによると、回転機鉄心20に流れる磁束は、回転機鉄心の径方向に流れて電磁鋼板2,2の層間を通過しないため、さらに、磁束が効率よく流れるようになる。
次に、図6の積層鉄心25は、励磁巻線22が巻装された一方の脚部25aと他方の脚部25bとを有する。一つの継鉄部25cは、脚部25aに開閉可能に枢設部25dにて枢設されており、脚部25bに回転機鉄心20を嵌合させた後、継鉄部25cを閉じて固定部25eにてピン等で他方の脚部24bに固定することで、積層鉄心25を閉磁路とすることができる。そのため、少ない交流電流で回転機鉄心20を励磁することができる。
(第3の実施例)
以下本発明の第3の実施例について、図7および図8を参照しながら説明し、上記第2の実施例と同一部分には同一符号を付し、以下異なるところについて説明する。
図7は、回転機鉄心の製造装置の全体構成を示し、上記第2の実施例においける、2液式の接着剤17の代わりに、熱硬化性樹脂で構成された1液式の接着剤26を用い、一対の送り案内ローラ15,15の代わりに、一対の送り案内ローラ27,27を所定の間隔(厚さ)になるよう配置して用いると共に、送り案内ローラ27および4間に、新たに一対の送り案内ローラ28,28が所定の間隔(厚さ)になるように配設される。そして、これら送り案内ローラ27,28には、永久電磁石27a,28aが設けられる。また、送り案内ローラ27および28間には、誘導加熱装置29が設けられている。
続いて本実施例の作用について説明する。送給装置14より送出された電磁鋼板2には、接着剤供給装置30により接着剤26が塗布され、この接着剤26が塗布された電磁鋼板2と送給装置18より送出された電磁鋼板2とが、送り案内ローラ27,27とにより貼り合わされる。ここで、貼り合せ接着時の拡大図を図8に示す。この図8に示すように、永久磁石27a,27aにより、それぞれの合流する電磁鋼板2,2は、強力に吸引されて送り案内ローラ27,27に密着することで、上側の電磁鋼板2の上面と下側の電磁鋼板2の下面との間の厚み寸法は設定値に一定となり、電磁鋼板2,2間の接着剤26の厚さが変化する。そして、誘導加熱装置29により、接着剤26が加熱されることで半硬化或いは完全硬化されると共に送り案内ローラ28,28により設定された厚さに最終的に調整されて、全体として所定の厚さ寸法を有した電磁鋼板2,2が形成される。
ところで、一般的な電磁鋼板は、長手方向に対して横幅方向に板厚の偏差を有しており、電磁鋼板を積層した際の偏差の累積により、回転機鉄心の主間隙精度を悪化させる。そこで、電磁鋼板の板厚偏差を製造段階から正確に管理した場合、電磁鋼板の製造単価が上がってしまうため、所定の積層量毎に回転子鉄心を反転させて積み上げることで板厚偏差を吸収して解消するといった作業が必要であった。
本実施例の構成によれば、電磁鋼板2,2を磁気的に吸引する一対の送り案内ローラ27および28を設置し、これら送り案内ローラ27,28により吸引された電磁鋼板2,2間に、接着剤26が供給されるので、所定の間隔に設定されたローラ間を通過させることで、電磁鋼板2の板厚偏差が接着剤26の柔軟性により吸収され、一体化された電磁鋼板2,2を所定の厚さとすることができる。そのため、従来行なわれていた回転子鉄心の鉄心ブロックを回し積みにより修正する作業を省略することができ、平行度が良好に一体化された電磁鋼板2,2を形成することができる。
(第4の実施例)
以下本発明の第4の実施例について、図9を参照しながら説明し、上記第2の実施例と同一部分には同一符号を付して説明する。
図9は、回転機鉄心の電磁鋼板の巻取り装置の全体構成を示す。この図9において、送給装置14から送り出された電磁鋼板2には、接着剤供給装置31により、半硬化樹脂で構成された接着剤32が例えば電磁鋼板2の片面の略全面に塗布される。この電磁鋼板2と送給装置18から送り出された電磁鋼板2とが、送り案内ローラ33,33により貼り合わされる。一体化された電磁鋼板2,2は、送り案内ローラ34を介して、巻取り装置35によりフープ状に巻取られて、フープ状鋼板36が形成される。そして、フープ状鋼板36は、図示しないプレス機等に送られることで、打抜きかしめ結束されて回転機鉄心が成形される。
このような構成によれば、電磁鋼板2,2を、接着剤として半硬化樹脂を用いて貼り合わせて一体させた後、電磁鋼板2,2をフープ状に巻き取る作業と、このフープ状鋼板36を基にして、打抜くと共にかしめ結束をして回転機鉄心を構成する作業とを別々の場所で行うことができ、効率がよくなる。この場合、径の小さいフープ状に巻取る際の応力を柔軟性を持った半硬化樹脂が吸収することができる。
(第5の実施例)
図10は本発明の第5の実施例を示しており、上記第1の実施例と同一部分には同一の符号を付して説明し、以下異なるところを説明する。
本実施例では、電磁鋼板2を用いる代わりに、表面に被膜を有しない電磁鋼板37を使用し、一対の送り案内ローラ4,4の上部の送り案内ローラ4に代わって接着剤供給装置38を設けることで、貼り合せて一体化された電磁鋼板37,37の片面に、1液式の接着剤39を3μmの厚さで電磁鋼板37,37の略全面に例えば電磁鋼板37の面積率にて80%以上に塗布した後、打抜くと共にかしめ結束して抜き鋼板40aを形成し、これら複数個積層して、回転機鉄心40を形成する。
ところで、一般的な電磁鋼板は表面の被膜の厚みは、0.5〜1.0μm程度であり、3μmの接着剤を塗布した場合は、4.0μm程度の膜厚となり、回転機鉄心の合体の積層厚は、定格によって規制されているので、この膜厚の増加により回転機鉄心に対する電磁鋼板の占積率を低下させてしまう。この占積率の低下は回転機のトルク低下に結びついてしまうといった問題がある。
このような構成によれば、被膜を有しない電磁鋼板37,37を使用して貼り合せ一体化させた電磁鋼板の片面に接着剤39を塗布することで、打抜きかしめ結束された回転機鉄心40のそれぞれの電磁鋼板37間には、接着剤39が存在することより、絶縁性能を低下させることなく、被膜を有した電磁鋼板で形成された回転に鉄心に比し、回転機鉄心40の断面積に対する電磁鋼板37の占積率を高くすることができ、回転電機のトルク低下を抑制することができる。さらに、プレス機6により打抜きかしめ結束される際に、一体化された電磁鋼板37,37表面に塗布されている接着剤39が潤滑材の役目を果たすことにより、プレス機6の刃物の耐久性を向上させることができるのである。
(その他の実施例)
上記実施例において、電磁鋼板2に代わって、一般構造鋼或いは純鉄系の薄板を使用しても良い。この場合、商用周波数において性能の悪い電磁材料であっても板厚の影響が優位にある高周波数での用途においては低損失材料となり、さらに、電気抵抗率を向上するための珪素などの非磁性体を添加していない素材であることから、素材自体の飽和磁束密度が高いといった利点があり、飽和磁束密度を向上させることで、実質的には占積率を向上させるのと同様の効果を得ることができる。さらに、低級な電磁材料であるため、素材自体の単価が安く、コストの低減に役立つ。
上記第2および第5の実施例において、接着剤17を用いる構成としたが、接着剤17に代わって、半硬化樹脂により構成された接着剤を使用しても良い。この場合、打抜くと共にかしめ結束された誘導機10の固定子鉄心11のスロット11a間に巻線12が巻装され、ワニス加熱処理が行われる際に、ワニスと接着剤がなじみ、半硬化樹脂の接着剤が完全硬化する。これにより、誘導機10の運転時に巻線12に流れる電流による発熱に対する放熱特性が良くなる。
上記第2の実施例において、熱処理を行なう構成としたが、上記第1、第3ないし第5の実施例に同様の熱処理を行ってもよい。
上記第3の実施例において、送り案内ローラ27,28を略水平方向に設置した構成としたが、これら送り案内ローラ27,28を水平方向から大きく傾けることにより、所定の板厚にした成形した場合に、電磁鋼板2,2の端部から吐き出された余分な接着剤を電磁鋼板2の表面から取り除く構成としても良い。
上記第3の実施例において、永久磁石27a、28bを用いる構成としたが、永久磁石でなくても電磁石を使用してもよい。
上記第3の実施例において、永久磁石27a,28bにより、電磁鋼板2,2を吸引することで、所定の板厚となる構成としたが、上記第2,4,5の実施例に同様の構成を適用してもよい。
上記実施例において、電磁鋼板2,37を2枚用いて貼り合せる構成としたが、特に2枚限定する必要はなく3枚以上を同時に貼り合せる構成としてもよい。
上記第1の実施例において、溶接装置7を送り案内ローラ3および4間に設置する構成としたが、特定の場所に固定する必要はなく、プレス機6で打抜くまでの間ならどこに設置してもよい。
上記実施例において、回転機鉄心として誘導機10の固定子鉄心11または回転子鉄心13に適用する構成としたが、誘導機10に限定する必要はなく同期機であってもよい。
本発明の第1の実施例を示す全体構成図(a)及び電磁鋼板の上面図(b) 回転電機の断面を示す横断面図 本発明の第2の実施例を示す全体構成図 回転機鉄心の熱処理を示す図 変形例を示す図4相当図 変形例を示す図4相当図 本発明の第3の実施例を示す図3相当図 図7の部分拡大図 本発明の第4の実施例を示す図3相当図 本発明の第5の実施例を示す図3相当図
符号の説明
図面中、1,14,18は送給装置、2,37は電磁鋼板、2aは片端面、2bは影響箇所、3,4,5,15,27,28,33,34は送り案内ローラ、6はプレス機、7は溶接装置、9,20,40は回転機鉄心、9a,20a,40aは抜き鉄心、16は第1接着剤供給装置、16a、16bローラ、17,26,32,39は接着剤、19は第2接着剤供給装置、21,24,25は積層鉄心、21a,24a,25aは脚部(一方の脚部)、21b,24b,25bは脚部(他方の脚)、24ba,24ba,24bbは脚、21cは間隙部、22は励磁巻線、24cはラップ部、25cは枢設部、25dは固定部、27a、28aは永久磁石、29は誘導加熱装置、30,31,38は接着剤供給装置、35は巻取り装置、36はフープ状鋼板を示す。

Claims (11)

  1. 複数枚の電磁鋼板の長手方向の端面を溶接して一体化させ、これら複数枚の電磁鋼板を同時に打抜くと共にかしめ結束をして回転機鉄心を構成することを特徴とする回転機鉄心の製造方法。
  2. 溶接方法として、パルスレーザを採用したことを特徴とする請求項1記載の回転機鉄心の製造方法。
  3. 複数枚の電磁鋼板の略全面を接着剤にて貼り合わせて一体化させ、これら複数枚の電磁鋼鈑を同時に打抜くと共にかしめ結束して回転機鉄心を構成することを特徴とする回転機鉄心の製造方法。
  4. 前記複数枚の電磁鋼板間に存在する接着層は、3μm以内の厚さで、かつ電磁鋼板の面積率にて80%以上の略全面に塗布されたことを特徴とする請求項3記載の回転機鉄心の製造方法。
  5. 前記接着層を構成する接着剤に、半硬化樹脂を使用したことを特徴とする請求項3または4記載の回転機鉄心の製造方法。
  6. 複数枚の電磁鋼鈑を接着剤として半硬化樹脂を用いて貼り合わせて一体化させた後、電磁鋼板をフープ状に巻取り、この巻取られた電磁鋼板を基に、打抜くと共にかしめ結束をして回転機鉄心を構成することを特徴とする回転機鉄心の製造方法。
  7. 電磁鋼鈑を磁気的に吸引する一対のローラ群を設置し、これらのローラにより吸引された電磁鋼板間に接着剤を供給するようにしたことを特徴とする請求項3ないし6のいずれかに記載の回転機鉄心の製造方法。
  8. 前記複数の電磁鋼鈑として、表面に皮膜を有しない電磁鋼板を使用したことを特徴とする請求項3,4,5または7に記載の回転機鉄心の製造方法。
  9. 前記複数枚の電磁鋼板として、特に一般構造鋼或いは純鉄系の薄板を使用したことを特徴する請求項3ないし7のいずれかに記載の回転機鉄心の製造方法。
  10. 500℃以下にて回転機鉄心の熱処理を行なうことを特徴とする請求項3ないし9のいずれかに記載の回転機鉄心の製造方法。
  11. 積層鉄心の一方の脚には巻線が巻回され、他方の脚には回転機鉄心が嵌合されて、前記巻線に交流電流を流すことにより、回転機鉄心の熱処理を行なうことを特徴とする請求項10に記載の回転機鉄心の製造方法。

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