JPWO2013084951A1 - 太陽電池モジュール用裏面保護シートおよびその製造方法、太陽電池モジュール - Google Patents

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Abstract

本発明は、太陽電池モジュールの製造時に用いられるジャンクションボックスを固定するシーリング材の接着強度に優れた太陽電池モジュール用裏面保護シートを提供することを目的とする。
本発明の太陽電池モジュール用裏面保護シート(10)は、基材シート(11)の一方の面(11a)に、フッ素樹脂層(12)を有し、フッ素樹脂層(12)は、体積平均二次粒子径が0.5〜10μmのシリカ粒子と、着色顔料とを含有し、フッ素樹脂層(12)の容積に対するシリカ粒子の容積濃度は14〜25容積%であることを特徴とする

Description

本発明は、太陽電池モジュールの裏面に接着して用いられる太陽電池モジュール用裏面保護シートおよびその製造方法、太陽電池モジュール用裏面保護シートを用いた太陽電池モジュールに関する。
本願は、2011年12月5日に、日本に出願された特願2011−265977号に基づき優先権を主張し、その内容をここに援用する。
太陽の光エネルギーを電気エネルギーに変換する太陽電池モジュールは、大気汚染や地球温暖化などの環境問題に対応して、二酸化炭素を排出せずに発電できるクリーンなエネルギー源として注目されている。
一般に、太陽電池モジュールは、透明な前面基板と、光電変換を行う太陽電池セルと、封止材と、裏面保護シート(バックシート)とから概略構成されている。
従来、耐候性や美観などを付加するために、基材シートの一方の面上に、酸化チタンやカーボンブラックなどの無機顔料を含有したフッ素樹脂層が形成された太陽電池モジュール用の裏面保護シートが知られている(例えば、特許文献1参照)。
裏面保護シートには、ジャンクションボックス(太陽電池用モジュール間を接続したり、太陽電池モジュールから端子箱に接続したりするための小型・薄型の中継ボックス)がシーリング材を介して接着される。そのため、裏面保護シートには、シーリング材との高い接着性が要求される。
しかしながら、裏面保護シートの表面に、耐候性を付与するためにETFE(テトラフルオロエチレンとエチレンの共重合体)などからなるフッ素樹脂層が形成されていると、フッ素樹脂は表面エネルギーが低いため、シーリング材との接着性が劣り、結果として、裏面保護シートの表面にジャンクションボックスを安定に固定することができないという問題があった(例えば、特許文献2参照)。
特開2007−35694号公報 特開2011−44689号公報
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであって、太陽電池モジュールの製造時に用いられるジャンクションボックスを固定するシーリング材の接着強度に優れた太陽電池モジュール用裏面保護シートおよびその製造方法、太陽電池モジュール用裏面保護シートを備えた太陽電池モジュールを提供することを目的とする。
[1]本発明の第一の態様における太陽電池モジュール用裏面保護シートは、基材シートの少なくとも一方の面上に、フッ素樹脂層を有する太陽電池モジュール用裏面保護シートであって、前記フッ素樹脂層は、体積平均二次粒子径が0.5〜10μmのシリカ粒子と、着色顔料とを含有し、前記フッ素樹脂層の容積に対する前記シリカ粒子の容積濃度は、14〜25容積%であることを特徴とする。
[2][1]に記載の太陽電池モジュール用裏面保護シートにおいて、前記着色顔料は、二酸化チタン又はカーボンブラックであることが好ましい。
[3][2]に記載の太陽電池モジュール用裏面保護シートにおいて、前記フッ素樹脂層の容積に対する前記二酸化チタンの容積濃度は、15〜24容積%であることが好ましい。
[4][2]に記載の太陽電池モジュール用裏面保護シートにおいて、前記フッ素樹脂層の容積に対する前記カーボンブラックの容積濃度は、2.0〜4.0容積%であることが好ましい。
[5][1]〜[4]のいずれか一項に記載の太陽電池モジュール用裏面保護シートにおいて、前記フッ素樹脂層は、空隙率が6〜38%であることが好ましい。
[6][1]〜[5]のいずれか一項に記載の太陽電池モジュール用裏面保護シートにおいて、前記フッ素樹脂層の表面におけるぬれ張力は、50mN/m以上であることが好ましい。
[7]本発明の第二の態様における太陽電池モジュール用裏面保護シートの製造方法は、基材シートの少なくとも一方の面上に、フッ素樹脂層を有する太陽電池モジュール用裏面保護シートの製造方法であって、前記フッ素樹脂層を、体積平均二次粒子径が0.5〜10μmのシリカ粒子と、着色顔料とを含有し、前記シリカ粒子の容積濃度が14〜25容積%であるフッ素樹脂塗料組成物を用いて形成する工程を含むことを特徴とする。
[8]本発明の第三の態様における太陽電池モジュールは、透明な前面基板と、太陽電池セルと、前記太陽電池セルを封止する封止材と、裏面保護シートと、前記裏面保護シートに、シーリング材を介して接着されたジャンクションボックスと、を備えた太陽電池モジュールであって、前記裏面保護シートは、[1]〜[6]のいずれか一項に記載の太陽電池モジュール用裏面保護シートであることを特徴とする。
本発明によれば、フッ素樹脂層には、シリカ粒子および着色顔料からなる顔料分同士の間に空隙が形成され、フッ素樹脂層の表面にシーリング材を塗布した場合、シーリング材がフッ素樹脂層の空隙内に入り込み、シーリング材とフッ素樹脂層の接着性が向上する。
本発明の第一の態様に係る太陽電池モジュール用裏面保護シートの一実施形態を示す概略断面図である。 図1の一部を拡大した概略断面図である。 本発明の第三の態様に係る太陽電池モジュールの一実施形態を示す概略断面図である。 実施例1で形成したフッ素樹脂層断面の電子顕微鏡画像である。 実施例1で形成したフッ素樹脂層表面の電子顕微鏡画像である。
以下、図面を参照して、本発明に係る太陽電池モジュール用裏面保護シートおよびその製造方法、太陽電池モジュール用裏面保護シートを備えた太陽電池モジュールの実施形態について説明する。
なお、以下に示す実施形態は、発明の趣旨をよりよく理解させるために具体的に説明するものであり、特に指定のない限り、本発明を限定するものではない。
また、以下の説明で用いる図面は、本発明の特徴を分かりやすくするために、便宜上、要部となる部分を拡大して示している場合があり、各構成要素の寸法比率などが実際と同じであるとは限らない。
「太陽電池モジュール用裏面保護シート」
図1は、本発明の第一の態様に係る太陽電池モジュール用裏面保護シートの一実施形態を示す概略断面図である。図2は、図1の一部を拡大した概略断面図である。
太陽電池モジュール用裏面保護シート10は、基材シート11と、基材シート11の一方の面11aに形成されたフッ素樹脂層12とを必須として構成されている。
封止材への接着性を高めるために、基材シート11の他方の面11bに熱接着性層14が積層されることがある。熱接着性層14は、接着層13を介して積層されていてもよい。
以下、太陽電池モジュール用裏面保護シート10を、裏面保護シート10と略すこともある。
基材シート11としては、フッ素樹脂層12を積層可能なものであれば、太陽電池モジュール用裏面保護シートに使用される公知のものを用いることができる。基材シート11としては、例えば、樹脂フィルム、及びアルミ箔、ステンレス箔などの金属箔などが挙げられる。
基材シート11に用いられる樹脂フィルムとしては、例えば、ポリエチレン、ポリプロピレンなどのポリオレフィン系樹脂;ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリブチレンテレフタレート(PBT)、ポリエチレンナフタレート(PEN)などのポリエステル系樹脂;ポリアミド系樹脂、ポリイミド系樹脂、ポリカーボネート系樹脂、ポリスチレン系樹脂、ポリフェニレンオキサイド系樹脂、ポリフェニレンスルフィド系樹脂、アクリロニトリル系樹脂、塩化ビニル系樹脂、ビニルアセタール系樹脂、又はビニルブチラール系樹脂などの樹脂からなる樹脂のフィルム又はシートが挙げられる。これらの樹脂フィルムの中でも、ポリエステルからなるフィルムが好ましく、より具体的にはPETフィルムが好ましい。
基材シート11の厚さは、太陽電池モジュールに要求される電気絶縁性に基づいて適宜設定される。例えば、基材シート11が樹脂フィルムである場合、その厚さが10μm〜300μmの範囲であることが好ましい。より具体的には、基材シート11がPETフィルムである場合、軽量性および電気絶縁性の観点から、その厚さが10μm〜300μmの範囲であることが好ましく、20μm〜250μmの範囲であることがより好ましく、30μm〜200μmの範囲であることが特に好ましい。
フッ素樹脂層12は、フッ素樹脂を主材とし、体積平均二次粒子径が0.5〜10μmのシリカ(SiO)粒子と、着色顔料とを含有してなり、フッ素樹脂層12の容積に対するシリカ粒子の容積濃度が14〜25容積%であるものである。フッ素樹脂層の容積(理論的な容積V2)は、フッ素樹脂、シリカ粒子、二酸化チタン又はカーボンブラック等の着色顔料、及び、硬化剤それぞれの固形分質量とそれぞれの物質固有の比重から算出したそれぞれの容積の合計から算定することもできるし、前記固形分質量と前記容積の合計から、フッ素樹脂層全体の比重を算定し、かつフッ素樹脂層の1m当たりの質量を測定し、前記のフッ素樹脂層全体の比重で除することにより、算定することもできる。すなわち、フッ素樹脂層の容積(理論的な容積V2)とは、フッ素樹脂層を形成するフッ素樹脂塗料組成物における、フッ素樹脂、シリカ粒子、二酸化チタン又はカーボンブラック等の着色顔料、及び、硬化剤から構成される固形分の容積に対応する。シリカ粒子の容積濃度、及び着色顔料の容積濃度は、後に述べる空隙を含まないフッ素樹脂層の容積(理論的な容積V2)に対する濃度として求められる。
フッ素樹脂は、フルオロオレフィンおよび硬化性官能基含有モノマーの共重合体であり、その他の共重合可能なモノマーを含有することができる。
フルオロオレフィンとしては、テトラフルオロエチレン、クロロトリフルオロエチレン、トリフルオロエチレン、フッ化ビニリデン、ヘキサフルオロプロピレン、及びペンタフルオロプロピレンなどが挙げられる。
硬化性官能基含有モノマーとしては、エチレン性二重結合を有し、かつ、硬化性官能基を有するモノマーである。
硬化性官能基としては、水酸基、カルボキシル基、アミノ基、及びグリシジル基などが挙げられる。これらのなかでも、硬化性に優れることから、水酸基が好ましい。
フルオロオレフィンと共重合可能で、水酸基を有するモノマーとしては、ヒドロキシアルキルビニルエーテル、及びヒドロキシアルキルビニルエステルなどが挙げられる。
その他の共重合可能なモノマーとしては、アルキルビニルエーテル、カルボン酸ビニルエステル、及びα−オレフィンなどが挙げられる。
共重合体は、上記モノマーを用いて、公知のラジカル重合開始剤を用いたラジカル重合等で重合させることにより製造することができる。必要に応じて、公知の触媒をさらに添加して重合させてもよい。
フッ素樹脂が水酸基を有するものである場合、水酸基価は5〜150mgKOH/gであることが好ましく、40〜100mgKOH/gであることがより好ましい。なお、水酸基価は、日本工業規格JIS K−0070に準拠する方法で測定することができる。本願発明でいう水酸基価とは、樹脂固形分に基づく数値である。
フッ素樹脂は、機械的強度を高めるため、硬化されることが好ましい。硬化剤としては、イソシアネート系硬化剤、及びメラミン系硬化剤などが挙げられる。硬化性官能基が水酸基である場合には、イソシアネート系硬化剤が好ましい。イソシアネート系硬化剤のなかでも、黄変しない点で、ヘキサメチレンジイソシアネート、イソホロンジイソシアネート、又は、これらの変性体が好ましい。
フッ素樹脂の市販品としては、例えば、ゼッフルGKシリーズ(ダイキン工業社製)、ルミフロンLFシリーズ(旭硝子社製)、及びフルオネート(DIC社製)などが挙げられる。
シリカ粒子の体積平均二次粒子径は0.5〜10μmであり、1〜4μmであることが好ましい。
体積平均二次粒子径は、ISO13319に準拠した粒度分布測定装置によって測定した値であり、具体的な装置名としては、Multisizer 3(BECKMAN COULTER社製)が挙げられる。
シリカ粒子の体積平均二次粒子径が10μmを超えると、フッ素樹脂層12に、後述する空隙が十分に形成されず、裏面保護シート10にジャンクションボックスを接着するために用いられるシーリング材と裏面保護シート10の密着性が十分に得られないため、シーリング材と、裏面保護シート10との間で、高い接着強度が得られない。一方、シリカ粒子の体積平均二次粒子径が0.5μm未満では、フッ素樹脂層12が脆くなって割れ易くなり、フッ素樹脂層12の機械的強度が低下し、フッ素樹脂層12が基材シート11から剥離することがある。
シリカ粒子は、結晶であってもよく、非晶質であってもよい。
フッ素樹脂層12の容積に対するシリカ粒子の容積濃度は14〜25容積%であり、15〜20容積%であることが好ましい。
シリカ粒子の容積濃度が14容積%未満では、フッ素樹脂層12に、後述する空隙が十分に形成されず、上記のシーリング材と裏面保護シート10の密着性が十分に得られず、シーリング材と、裏面保護シート10との間で、高い接着強度が得られない。一方、シリカ粒子の容積濃度が25容積%を超えると、フッ素樹脂層12が脆くなって割れ易くなり、フッ素樹脂層12の機械的強度が低下し、フッ素樹脂層12が基材シート11から剥離することがある。
着色顔料の色には特に制限はないが、美観の観点から白色顔料又は黒色顔料が好ましい。
白色顔料としては、二酸化チタン、酸化亜鉛、及び酸化アルミニウムなどが用いられる。
これらのなかでも、その白色度による美観の点で、二酸化チタンが好ましい。
黒色顔料としては、その黒色度による美観の点で、カーボンブラックが好ましい。
また、白色顔料として、二酸化チタンを用いる場合、フッ素樹脂層12の容積に対する二酸化チタンの容積濃度は、15〜24容積%であることが好ましく、17〜23容積%であることがより好ましい。
二酸化チタンの容積濃度が15容積%未満では、フッ素樹脂層12に、後述する空隙が十分に形成されず、上記のシーリング材と裏面保護シート10の密着性が十分に得られず、シーリング材と、裏面保護シート10との間で、高い接着強度が得られない。一方、二酸化チタンの容積濃度が24容積%を超えると、フッ素樹脂層12が脆くなって割れ易くなり、フッ素樹脂層12の機械的強度が低下し、フッ素樹脂層12が基材シート11から剥離することがある。
黒色顔料として、カーボンブラックを用いる場合、フッ素樹脂層12の容積に対するカーボンブラックの容積濃度は、2.0〜4.0容積%であることが好ましく、2.5〜3.5容積%であることがより好ましい。
カーボンブラックの容積濃度が2.0容積%未満では、フッ素樹脂層12に、後述する空隙が十分に形成されず、上記のシーリング材と裏面保護シート10の密着性が十分に得られず、シーリング材と、裏面保護シート10との間で、高い接着強度が得られない。一方、カーボンブラックの容積濃度が4.0容積%を超えると、フッ素樹脂層12が脆くなって割れ易くなり、フッ素樹脂層12の機械的強度が低下し、フッ素樹脂層12が基材シート11から剥離することがある。
フッ素樹脂層12は、図2に示すように、フッ素樹脂からなる主材21と、主材21中に分散した、シリカ粒子および着色顔料からなる顔料分22とから概略構成されている。
そして、フッ素樹脂層12では、顔料分22同士の間に空隙23が形成されている。
ところで、図2では、顔料分22が球状の一次粒子のように示したが、実際には、顔料分22は、シリカや着色顔料からなる二次粒子から構成されている。したがって、フッ素樹脂層12における空隙とは、図2に示すような顔料分22同士の間に存在する空隙23のみではなく、二次粒子の顔料分22内に存在する空隙も含んでいる。ゆえに、フッ素樹脂層12には、フッ素樹脂層12の一方の面(基材シート11と接している面とは反対側の面)12aから厚さ方向に向かって、顔料分22同士の間に存在する空隙23と、顔料分22内に存在する空隙とが連通して1つの空孔(微細孔)を形成している領域もある。
このように、フッ素樹脂層12が空隙を有しているので、裏面保護シート10にジャンクションボックスを接着するために、フッ素樹脂層12の一方の面12aにシーリング材を塗布した場合、シーリング材がフッ素樹脂層12の空隙内に入り込み、フッ素樹脂層12に対するシーリング材のアンカー効果により、シーリング材とフッ素樹脂層12の密着性が向上する。ゆえに、シーリング材と、フッ素樹脂層12との間で、高い接着強度が得られる。
フッ素樹脂層12の空隙率とは、フッ素樹脂層12の容積に対する空隙(シリカや着色顔料からなる二次粒子内に存在する空隙も含む)の割合であって、フッ素樹脂層の容積V1と、フッ素樹脂層の理論的な容積V2とから、下記の式により求められる値である。
フッ素樹脂層の空隙率(%)=[(V1−V2)/V1]×100
フッ素樹脂層の容積V1は、電磁膜厚計(フィッシャー社製)を用い、任意に選択した10箇所において、それぞれのフッ素樹脂層の膜厚を測定し、その平均膜厚から算定された1m当たりの容積として算定することができる。
フッ素樹脂層の理論的な容積V2は、フッ素樹脂層の1m当たりの質量を測定し、前記のフッ素樹脂層全体の比重で除することにより、算定することができる。
フッ素樹脂層12の空隙率は6〜38%であることが好ましく、10〜20%であることがより好ましい。
空隙率が6%未満では、上記のシーリング材とフッ素樹脂層12の密着性が十分に得られず、シーリング材と、フッ素樹脂層12との間で、高い接着強度が得られない。一方、空隙率が38%を超えると、フッ素樹脂層12が脆くなって割れ易くなり、フッ素樹脂層12の機械的強度が低下し、フッ素樹脂層12が基材シート11から剥離することがある。
フッ素樹脂層12の表面(一方の面12a)におけるぬれ張力は、50mN/m以上であることが好ましく、65mN/m以上であることがより好ましい。
なお、本明細書において、表面とは、空気に触れる方の面を意味し、界面とは、空気に触れない面(基材シートやシーリング材と接する面)を意味する。
ここで、ぬれ張力とは、日本工業規格:JIS K6768:1999「プラスチック−フィルム及びシート−ぬれ張力試験方法」に規定されている張力である。
ぬれ張力が50mN/m未満では、フッ素樹脂層12の一方の面12aにシーリング材を塗布した場合、シーリング材とフッ素樹脂層12の密着性が十分に得られず、シーリング材と、フッ素樹脂層12との間で、高い接着強度が得られない。
なお、ぬれ張力の上限は、日本工業規格:JIS K6768:1999「プラスチック−フィルム及びシート−ぬれ張力試験方法」にて73mN/mと規定されている。
フッ素樹脂層12の厚さは、5μm以上であることが好ましく、5〜40μmであることがより好ましい。
フッ素樹脂層12の厚さが5μm未満では、フッ素樹脂層12の膜厚が不均一となり、フッ素樹脂層12の一方の面12aにシーリング材を塗布した場合、シーリング材とフッ素樹脂層12の密着性が十分に得られず、シーリング材と、フッ素樹脂層12との間で、高い接着強度が得られない。また、フッ素樹脂層12の厚さを40μmよりも大きくしても、シーリング材とフッ素樹脂層12の密着性がそれまで以上に向上する効果が得られない。
なお、フッ素樹脂層12の厚さは、電磁膜厚計(フィッシャー社製)を用い、任意に選択した10箇所において、それぞれのフッ素樹脂層の膜厚を測定し、その平均膜厚として求めることができる。
接着層13を構成する接着剤としては、アクリル系接着剤、ポリウレタン系接着剤、エポキシ系接着剤及びポリエステル系接着剤の群から選択される1種又は2種以上の接着剤が用いられる。ポリウレタン系接着剤の具体例としては、ポリエステルポリオール、ポリエーテルポリオール又はアクリルポリオール等のポリオール成分を含む主剤が、イソシアネート硬化剤により硬化したものが挙げられる。
熱接着性層14は、太陽電池モジュールを構成する封止材との接着に用いられる熱接着層をなしている。ここで、熱接着性とは、加熱処理によって接着性を発現する特性である。80〜200℃の加熱処理において接着性を発現するものが好ましい。
熱接着性層14を形成する樹脂としては、基材シート11及び太陽電池モジュールの封止材に対して接着性を有する樹脂が用いられる。
基材シート11及び太陽電池モジュールの封止材に対する接着性に優れる樹脂としては、例えば、低密度ポリエチレン(LDPE、密度:0.910g/cm以上、0.930g/cm未満)、中密度ポリエチレン(MDPE、密度:0.930g/cm以上、0.942g/cm未満)、高密度ポリエチレン(HDPE、密度:0.942g/cm以上)などのポリエチレン樹脂;ポリプロピレン樹脂(PP);オレフィン系エラストマー(TPO)、シクロオレフィン樹脂、及びエチレン−酢酸ビニル共重合体(EVA)などのポリオレフィン系樹脂が挙げられる。これらの中でも、太陽電池モジュールの封止材との熱接着性が良好に得られるなどの点から、EVAが好ましい。
熱接着性層14を形成する樹脂は、必要に応じて、顔料、紫外線吸収剤、紫外線安定剤、難燃剤、可塑剤、帯電防止剤、滑剤、又はブロッキング防止剤などの各種添加剤を含んでいてもよい。
顔料としては、本発明の効果を損なうものでなければ特に限定されるものではない。顔料としては、例えば、二酸化チタン、カーボンブラック、マイカ、窒化ホウ素、酸化亜鉛及び酸化アルミニウムなどが挙げられる。
紫外線吸収剤としては、例えば、ベンゾフェノン系、ベンゾトリアゾール系、蓚酸アニリド系、シアノアクリレート系又はトリアジン系などの紫外線吸収剤が挙げられる。
熱接着性層14の厚さは、基材シート11及び太陽電池モジュールの封止材に応じて適宜調整される。熱接着性層14の厚さは、例えば、1μm〜200μmであることが好ましく、軽量性及び電気絶縁性などの観点から、10μm〜200μmであることがより好ましく、50μm〜150μmであることがさらに好ましく、80μm〜120μmであることが最も好ましい。
太陽電池モジュール用裏面保護シート10によれば、基材シート11の一方の面11aにフッ素樹脂層12が形成され、フッ素樹脂層12は、体積平均二次粒子径が0.5〜10μmのシリカ粒子と、着色顔料とを含有してなり、フッ素樹脂層12の容積に対するシリカ粒子の容積濃度が14〜25容積%であるので、フッ素樹脂層12には、シリカ粒子及び着色顔料からなる顔料分同士の間に空隙が形成され、裏面保護シート10にジャンクションボックスを接着するために、フッ素樹脂層12の一方の面12aにシーリング材を塗布した場合、シーリング材がフッ素樹脂層12の空隙内に入り込み、フッ素樹脂層12に対するシーリング材のアンカー効果により、シーリング材とフッ素樹脂層12の密着性が向上する。したがって、シーリング材と、フッ素樹脂層12との間で、高い接着強度が得られる。
なお、本実施形態では、基材シート11の一方の面11aに、フッ素樹脂層12が直接形成された太陽電池モジュール用裏面保護シート10を例示したが、本発明はこれに限定されるものではない。本発明にあっては、基材シートの一方の面に、易接着層を介してフッ素樹脂層が設けられていてもよい。また、本発明にあっては、基材シートの両面に、直接又は易接着層を介してフッ素樹脂層が設けられていてもよい。
「太陽電池モジュール用裏面保護シートの製造方法」
次に、第二の態様における太陽電池モジュール用裏面保護シート10の製造方法の概略を説明するが、本発明は、この製造方法に限定されるものではない。
(フッ素樹脂層の形成工程)
フッ素樹脂層の形成工程では、基材シート11の一方の面11aに、フッ素樹脂、シリカ粒子、着色顔料及び硬化剤を含むフッ素樹脂塗料組成物を塗布し、そのフッ素樹脂塗料組成物からなる塗膜を乾燥及び硬化させて、フッ素樹脂層12を形成する。
フッ素樹脂塗料組成物を調製するには、上記のフッ素樹脂、シリカ粒子、着色顔料及び硬化剤に溶媒を加えて、攪拌、混合する。
フッ素樹脂塗料組成物の混合方法としては、ディスパーによる混合攪拌などの公知の方法を用いることができる。
フッ素樹脂塗料組成物では、(A)フッ素樹脂、(B)シリカ粒子、(C)着色顔料及び(D)硬化剤から構成される固形分の容積(即ち、(A)の容積、(B)の容積、(C)の容積、及び(D)の容積の合計)に対する(B)シリカ粒子の容積濃度が14〜25容積%であることが好ましく、15〜20容積%であることがより好ましい。
シリカ粒子の容積濃度は、(A)〜(D)が質量濃度で配合されたときは、それぞれの質量を比重で除して容積に換算して算定する。(A)〜(D)の比重はそれぞれの物質固有の値である。
シリカ粒子の容積濃度が14容積%未満では、基材シート11の一方の面11aに、フッ素樹脂塗料組成物を塗布して、フッ素樹脂層12を形成した場合、フッ素樹脂層12に十分に空隙が形成されず、フッ素樹脂層12の空隙率を上述の範囲内に調整することができない。一方、シリカ粒子の容積濃度が25容積%を超えると、基材シート11の一方の面11aに、フッ素樹脂塗料組成物を塗布して、フッ素樹脂層12を形成した場合、フッ素樹脂層12が脆くなって割れ易くなり、フッ素樹脂層12の機械的強度が低下し、フッ素樹脂層12が基材シート11から剥離することがある。
また、(C)着色顔料が二酸化チタンである場合、フッ素樹脂塗料組成物では、各成分(A)、(B)、(C)及び(D)から構成される固形分の容積に対する二酸化チタンの容積濃度が15〜24容積%であることが好ましく、17〜23容積%であることがより好ましい。
二酸化チタンの容積濃度が15容積%未満では、フッ素樹脂層12に、空隙が十分に形成されず、上記のシーリング材と裏面保護シート10の密着性が十分に得られず、シーリング材と、裏面保護シート10との間で、高い接着強度が得られない。一方、二酸化チタンの容積濃度の合計が24容積%を超えると、フッ素樹脂の容積濃度が少なくなるため、基材シート11の一方の面11aに、フッ素樹脂塗料組成物を塗布し難くなるばかりでなく、得られるフッ素樹脂層12が脆くなって割れ易くなる。
また、(C)着色顔料がカーボンブラックである場合、フッ素樹脂塗料組成物では、各成分(A)、(B)、(C)及び(D)から構成される固形分の容積に対するカーボンブラックの容積濃度が2.0〜4.0容積%であることが好ましく、2.5〜3.5容積%であることがより好ましい。
カーボンブラックの容積濃度が2.0容積%未満では、フッ素樹脂層12に、空隙が十分に形成されず、上記のシーリング材と裏面保護シート10の密着性が十分に得られず、シーリング材と、裏面保護シート10との間で、高い接着強度が得られない。一方、カーボンブラックの容積濃度の合計が4.0容積%を超えると、フッ素樹脂の容積濃度が少なくなるため、基材シート11の一方の面11aに、フッ素樹脂塗料組成物を塗布し難くなるばかりでなく、得られるフッ素樹脂層12が脆くなって割れ易くなる。
フッ素樹脂塗料組成物は、溶媒を含んでいてもよい。
フッ素樹脂塗料組成物に用いられる溶媒としては、本発明の効果を損なうものでなければ特に限定されるものではなく、例えば、トルエン、キシレン、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトン、シクロヘキサン、酢酸エチル、酢酸ブチル、エチレングリコールモノエチルエーテルアセテート、メタノール、イソプロパノール、エチレングリコールモノエチルエーテル及びダイアセトンアルコールの群から選択される1種又は2種以上の有機溶媒を含む溶媒が好適に用いられる。
これらの中でも、フッ素樹脂塗料組成物中の含有成分の溶解性及びフッ素樹脂層12への残留性の低さ(低い沸点温度)の観点から、トルエン、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトン及び酢酸ブチルから選択される1種又は2種以上の有機溶媒を含む溶媒が好ましい。
フッ素樹脂塗量組成物が溶媒を含む場合の固形分の質量濃度は、(C)着色顔料の種類によって適正範囲が異なる。(C)着色顔料が二酸化チタンの場合、固形分の質量濃度は、フッ素樹脂塗料組成物の総質量に対し、45〜75質量%であることが好ましく、50〜65質量%であることがより好ましい。(C)着色顔料がカーボンブラックの場合、固形分の質量濃度は、フッ素樹脂塗料組成物の総質量に対し、30〜65質量%であることが好ましく、40〜55質量%であることがより好ましい。固形分の質量濃度が高い場合、塗料の安定性不良により、塗膜外観不良を引き起こすことがある。また、固形分の質量濃度が低い場合、塗布時に所定塗膜を確保できないことがある。)
フッ素樹脂塗料組成物は、硬化剤を含んでいてもよい。硬化剤としては、本発明の効果を損なうものでなければ特に限定されるものではなく、メラミン樹脂等のメラミン系硬化剤及びヘキサメチレンジイソシアネート等のイソシアネート系硬化剤などが好適に用いられる。耐候性の観点から、硬化剤としては、ヘキサメチレンジイソシアネートのイソシアヌレート体が好ましい。
また、フッ素樹脂が水酸基を有するものである場合であって、硬化剤としてイソシアネート系硬化剤を使用する場合、硬化剤の使用量は、NCO/OH(モル比)が0.5〜2.0となるように加えることが好ましい。
また、フッ素樹脂塗料組成物は、本発明の効果を損なわない範囲で分散剤、紫外線吸収剤、紫外線安定剤、難燃剤、可塑剤、帯電防止剤、滑剤、レベリング剤、消泡剤、樹脂粒子、及び無機粒子などの各種添加剤を含んでいてもよい。なお、これら添加剤を加えた場合においても、本発明においては、添加剤を固形分の合計量には導入しないものとする。
フッ素樹脂層12を形成するには、まず、ロッドコーターなどを用いた公知の塗布方法により、基材シート11の一方の面11aに、所定の厚さとなるように、上記のフッ素樹脂塗料組成物を塗布する。
フッ素樹脂塗料組成物が溶媒を含有する場合、温度60〜150℃で1〜5分間乾燥することにより、溶媒を除去する。減圧条件下で乾燥してもよい。
フッ素樹脂塗料組成物が硬化剤を含有する場合、温度60〜150℃で1〜5分間加熱することにより硬化する。
このようにして、基材シート11の一方の面11aにフッ素樹脂層12が形成される。
(熱接着性層の形成工程)
基材シート11の他方の面11bに熱接着性層14を積層するには、接着層を介して接着する方法と押出コーティング法がある。
接着層を介して接着する方法は、基材シート11の他方の面11bに、ロッドコーターなどを用いた公知の塗布方法により接着剤を塗布して、接着層を形成し、熱接着性樹脂からなるフィルムを、その接着層に貼り合せる方法である。
押出コーティング法は、基材シート11の他方の面11bに、溶融した熱接着性樹脂を押し出した後、冷却する方法である。
本実施形態の裏面保護シートの製造方法によれば、基材シート11の一方の面11aに、上記のフッ素樹脂塗料組成物を塗布し、そのフッ素樹脂塗料組成物からなる塗膜を乾燥及び樹脂硬化させて、フッ素樹脂層12を形成するので、空隙率が所定の範囲内にあるフッ素樹脂層12を形成することができる。
「太陽電池モジュール」
図3は、本発明の第三の態様における太陽電池モジュールの一実施形態を示す概略断面図である。
太陽電池モジュール100は、前面基板103と、太陽電池セル101と、太陽電池セル101を封止して、前面基板103に積層された封止材102と、封止材102の一方の面(裏面)102bに設けられた裏面保護シート104と、裏面保護シート104の封止材102と接している面とは反対側の面(表面)104aに、シーリング材105を介して接着されたジャンクションボックス106とから概略構成されている。
なお、裏面保護シート104のフッ素樹脂層12がシーリング材105と接するように積層されている。
太陽電池セル101としては、結晶シリコン、アモルファスシリコン、及び化合物半導体などからなるものが挙げられる。
太陽電池セル101が結晶シリコンである場合には、図3に示すように、前面基板103、封止材102、太陽電池セル101、封止材102、裏面保護シート104の順に積層し、真空状態で加熱圧着した後、シーリング材105を介してジャンクションボックス106が固定される。
太陽電池セル101が、アモルファスシリコンや化合物半導体のように、前面基板103に直接、接するように形成される場合には、前面基板103、太陽電池セル101、封止材102、裏面保護シート104の順に積層される。
封止材102を構成する樹脂としては、ポリエチレン、エチレン−αオレフィン共重合体、アイオノマー、エチレン−(メタ)アクリル酸共重合体、エチレン−(メタ)アクリル酸エステル共重合体、及びエチレン−酢酸ビニル共重合体(EVA)、ポリビニルブチラールなどが挙げられ、これらの中でもEVAが好ましい。
前面基板103としては、光を透過するものであれば特に限定されるものではなく、ガラスやプラスチックなど公知のものが挙げられるが、機械的強度や耐候性に優れることからガラスが好ましい。
裏面保護シート104としては、上述の裏面保護シート10が用いられる。
シーリング材105としては、シリコーンを主成分とし、室温で硬化するものが好ましい。
室温で硬化する反応としては、縮合が一般的である。縮合反応は、副生成物の種類によって、アルコール型、オキシム型、アセトン型、及び酢酸型がある。
このようなシーリング材は、チューブやカートリッジなどの容器に充填され、吐出口から押し出されると、空気中の湿気と反応して硬化する。
ジャンクションボックス106は、太陽電池セル101から電流を引き出す端子を保護する箱であり、本発明の効果を損なうものでなければ特に限定されるものではなく、太陽電池モジュールに用いられる公知のものが挙げられる。
太陽電池モジュール100によれば、裏面保護シート104として、上述の裏面保護シート10が用いられているので、裏面保護シート104に対するシーリング材105の接着性が高くなり、裏面保護シート104に対して、長期間に渡って安定してジャンクションボックス106を固定することができる。
以下、実施例及び比較例により本発明をさらに具体的に説明するが、本発明は以下の実施例に限定されるものではない。
[実施例1]
基材シートとして、PETフィルム(商品名:テイジン テトロン フィルム S、厚さ125μm、帝人デュポンフィルム社製)を用い、この基材シートの一方の面に、フッ素樹脂塗料組成物を塗布し、120℃で1分間乾燥することにより、空隙を有する厚さ15μmのフッ素樹脂層を形成し、基材シートと、基材シートの一方の面に形成されたフッ素樹脂層とからなる裏面保護シートを作製した。
フッ素樹脂塗料組成物を、以下のように調製した。
フッ素樹脂(商品名:ゼッフルGK510、ダイキン工業社製、固形分50質量%、固形分の水酸基価60mgKOH/g)223質量部に対して、シリカ粒子(商品名:ニップシール E−200A、体積平均二次粒子径:3μm、東ソー・シリカ社製)76質量部と、着色顔料として二酸化チタン(商品名:Ti−Pure R−105、デュポン社製)188質量部とを添加し、溶媒としてメチルエチルケトン183質量部を添加して、フッ素樹脂、シリカ粒子及び二酸化チタンを分散させることにより、フッ素樹脂塗料組成物を調製した。また、このフッ素樹脂塗料組成物に、イソシアネート系硬化剤(商品名:タケネートD170N、固形分100質量%、NCO20.7質量%、三井化学社製)を、NCO/OH(モル比)が1.5/1になるように、また、フッ素樹脂層の容積に対するシリカ容積濃度が14容積%となるように、二酸化チタン容積濃度が23容積%となるように添加した。
シリカ粒子及び二酸化チタンの容積濃度は、フッ素樹脂、シリカ粒子、二酸化チタン及び硬化剤から構成される固形分の質量部を、それらの比重で除して容積に換算し、それらの合計に対するシリカ粒子、二酸化チタンの容積を占める割合として算定される。
図4A及び図4Bに、実施例1で形成したフッ素樹脂層の電子顕微鏡画像を示す。図4Aは断面画像、図4Bは表面画像である。
[実施例2]
フッ素樹脂層の容積に対するシリカ容積濃度が15容積%となるようにフッ素樹脂塗料組成物を調製した以外は実施例1と同様にして、基材シートの一方の面に、空隙を有するフッ素樹脂層を形成し、実施例2の裏面保護シートを作製した。
[実施例3]
フッ素樹脂層の容積に対するシリカ容積濃度が20容積%となるようにフッ素樹脂塗料組成物を調製した以外は実施例1と同様にして、基材シートの一方の面に、空隙を有するフッ素樹脂層を形成し、実施例3の裏面保護シートを作製した。
[実施例4]
フッ素樹脂層の容積に対するシリカ容積濃度が25容積%となるようにフッ素樹脂塗料組成物を調製した以外は実施例1と同様にして、基材シートの一方の面に、空隙を有するフッ素樹脂層を形成し、実施例4の裏面保護シートを作製した。
[実施例5]
フッ素樹脂層の容積に対するシリカ容積濃度が16容積%、二酸化チタン容積濃度が20容積%となるようにフッ素樹脂塗料組成物を調製した以外は実施例1と同様にして、基材シートの一方の面に、空隙を有するフッ素樹脂層を形成し、実施例5の裏面保護シートを作製した。
[実施例6]
着色顔料としてカーボンブラック(商品名:MA100、三菱化学社製)を用い、フッ素樹脂層の容積に対するカーボンブラック容積濃度が3容積%、シリカ容積濃度が20容積%となるようにフッ素樹脂塗料組成物を調製した以外は実施例1と同様にして、基材シートの一方の面に、空隙を有するフッ素樹脂層を形成し、実施例6の裏面保護シートを作製した。
[実施例7]
フッ素樹脂層の容積に対するシリカ容積濃度が20容積%となるようにフッ素樹脂塗料組成物を調製した以外は実施例1と同様にして、基材シートの一方の面に、空隙を有する厚さ10μmのフッ素樹脂層を形成し、実施例7の裏面保護シートを作製した。
[実施例8]
フッ素樹脂層の容積に対するシリカ容積濃度が20容積%となるようにフッ素樹脂塗料組成物を調製した以外は実施例1と同様にして、基材シートの一方の面に、空隙を有する厚さ30μmのフッ素樹脂層を形成し、実施例8の裏面保護シートを作製した。
[実施例9]
フッ素樹脂層の容積に対するシリカ容積濃度が20容積%となるようにした以外は実施例1と同様にして、フッ素樹脂塗料組成物を調製した。
基材シートとしてアルミ箔を用い、アルミ箔の一方の面に、フッ素樹脂塗料組成物を塗布し、実施例1と同様にして、空隙を有するフッ素樹脂層を形成し、実施例9の裏面保護シートを作製した。
[実施例10]
フッ素樹脂層の容積に対するシリカ容積濃度が20容積%となるようにした以外は実施例1と同様にして、フッ素樹脂塗料組成物を調製した。
基材シートとしてステンレス箔を用い、ステンレス箔の一方の面に、フッ素樹脂塗料組成物を塗布し、実施例1と同様にして、空隙を有するフッ素樹脂層を形成し、実施例10の裏面保護シートを作製した。
[比較例1]
フッ素樹脂層の容積に対するシリカ容積濃度が13容積%となるようにフッ素樹脂塗料組成物を調製した以外は実施例1と同様にして、基材シートの一方の面に、空隙を有するフッ素樹脂層を形成し、比較例1の裏面保護シートを作製した。
[比較例2]
フッ素樹脂層の容積に対するシリカ容積濃度が26容積%となるようにフッ素樹脂塗料組成物を調製した以外は実施例1と同様にして、基材シートの一方の面に、空隙を有するフッ素樹脂層を形成し、比較例2の裏面保護シートを作製した。
[比較例3]
体積平均二次粒子径が12μmのシリカ粒子(商品名:サイロイドED80、グレースジャパン社製)を用い、フッ素樹脂層の容積に対するシリカ容積濃度が14容積%となるようにフッ素樹脂塗料組成物を調製した以外は実施例1と同様にして、基材シートの一方の面に、空隙を有するフッ素樹脂層を形成し、比較例3の裏面保護シートを作製した。
上記の通り作製した実施例1〜10及び比較例1〜3のそれぞれの裏面保護シートについて、下記の測定方法に従って、フッ素樹脂層の空隙率、フッ素樹脂層表面のぬれ張力、フッ素樹脂層の状態、フッ素樹脂層に対するシーリング材の接着性、基材シートの碁盤目密着性を測定した。これらの結果をまとめて表1に示す。
<空隙率>
フッ素樹脂、シリカ粒子、二酸化チタン又はカーボンブラックの着色顔料、及び、硬化剤それぞれの固形分質量の合計、及び前記それぞれの固形分質量とそれぞれの物質固有の比重から算出したそれぞれの容積の合計から、フッ素樹脂層全体の比重を算定した。
次いで、それぞれのフッ素樹脂層の1m当たりの質量を測定し、前記比重で除することにより、理論的な容積V2を算定した。
一方、電磁膜厚計(フィッシャー社製)を用い、任意に選択した10箇所において、それぞれのフッ素樹脂層の膜厚を測定し、その平均膜厚から算定された1m当たりの実際の容積V1を算定した。
そして、下記の式により、フッ素樹脂層の空隙率(%)を算定した。
[(V1−V2)/V1]×100
<ぬれ張力>
日本工業規格:JIS K6768:1999「プラスチック−フィルム及びシート−ぬれ張力試験方法」に準拠して、フッ素樹脂層表面のぬれ張力を測定した。
<フッ素樹脂層の状態>
フッ素樹脂層の状態を目視により観察した。フッ素樹脂層にクラックやスジなどの塗膜欠点がない場合には○、フッ素樹脂層にクラックやスジなどの塗膜欠陥が生じている場合には×と判定した。
<シーリング材の接着性>
23℃、50%RH雰囲気中で判定を行った。
フッ素樹脂層にシーリング材を塗布し、7日間経過した後、シーリング材をフッ素樹脂層から引き剥がし、その形態を判定した。
引き剥がされた形態として、シーリング材が凝集破壊した場合を○、シーリング材とフッ素樹脂層の界面で剥がれた場合を×とした。
シーリング材として、シリコーンを主成分とし、脱オキシム縮合により硬化するものを用いた。
塗布したシーリング材のサイズは、幅10〜15mm、厚さ3〜6mm、長さ100mmとした。
<フッ素樹脂層の碁盤目密着性>
フッ素樹脂層の表面にカッターを用い、碁盤目状に1mm角100升の切込みを基材に達するまで入れた。
切込みの入った塗膜面に、セロハンテープを指で擦りつけ、テープを十分な速さで剥がし、塗膜が剥がれずに残った升目の割合を評価した。

表1の結果から、実施例1〜10で形成したフッ素樹脂層は、シリカの容積濃度が14〜25容積%の範囲内であり、フッ素樹脂層表面のぬれ張力、フッ素樹脂層の状態、フッ素樹脂層に対するシーリング材の接着性、フッ素樹脂層の碁盤目密着性が優れていることが確認できた。
また、実施例5では、着色顔料として二酸化チタンを用い、フッ素樹脂層の容積に対する二酸化チタンの容積濃度を20容積%とし、実施例6では、着色顔料としてカーボンブラックを用い、フッ素樹脂層の容積に対するカーボンブラックの容積濃度を3容積%としても、フッ素樹脂層表面のぬれ張力、フッ素樹脂層の状態、フッ素樹脂層に対するシーリング材の接着性、フッ素樹脂層の碁盤目密着性の点において、実施例5と実施例6は同等であることが確認できた。
また、実施例7では、フッ素樹脂層の厚さを10μmとし、実施例8では、フッ素樹脂層の厚さを30μmとしても、フッ素樹脂層表面のぬれ張力、フッ素樹脂層の状態、フッ素樹脂層に対するシーリング材の接着性、フッ素樹脂層の碁盤目密着性の点において、実施例7と実施例8は同等であることが確認できた。
また、実施例9では、基材シートとしてアルミ箔を用い、実施例10では、基材シートとしてステンレス箔を用いても、フッ素樹脂層表面のぬれ張力、フッ素樹脂層の状態、フッ素樹脂層に対するシーリング材の接着性、フッ素樹脂層の碁盤目密着性の点において、実施例9と実施例10は同等であることが確認できた。
一方、比較例1では、フッ素樹脂層の容積に対するシリカの容積濃度を13容積%としたため、フッ素樹脂層表面のぬれ張力、フッ素樹脂層に対するシーリング材の接着性の点で、実施例1〜10よりも劣っていることが確認できた。
また、比較例2では、フッ素樹脂層の容積に対するシリカの容積濃度を26容積%としたため、フッ素樹脂層の状態、フッ素樹脂層の碁盤目密着性の点で、実施例1〜10よりも劣っていることが確認できた。
また、比較例3では、シリカの体積平均二次粒子径を12μmとしたため、フッ素樹脂層表面のぬれ張力、フッ素樹脂層に対するシーリング材の接着性の点で、実施例1〜10よりも劣っていることが確認できた。
本発明によれば、フッ素樹脂層には、シリカ粒子及び着色顔料からなる顔料分同士の間に空隙が形成され、フッ素樹脂層の表面にシーリング材を塗布した場合、シーリング材がフッ素樹脂層の空隙内に入り込み、シーリング材とフッ素樹脂層の接着性が向上する。
10 太陽電池モジュール用裏面保護シート(裏面保護シート)
11 基材シート
12 フッ素樹脂層
13 接着層
14 熱接着性層
21 主材
22 顔料分
23 空隙
100 太陽電池モジュール
101 太陽電池セル
102 封止材
103 前面基板
104 裏面保護シート
105 シーリング材
106 ジャンクションボックス

Claims (8)

  1. 基材シートの少なくとも一方の面上に、フッ素樹脂層を有する太陽電池モジュール用裏面保護シートであって、
    前記フッ素樹脂層は、体積平均二次粒子径が0.5〜10μmのシリカ粒子と、着色顔料とを含有し、
    前記フッ素樹脂層の容積に対する前記シリカ粒子の容積濃度は、14〜25容積%であることを特徴とする太陽電池モジュール用裏面保護シート。
  2. 前記着色顔料は、二酸化チタン又はカーボンブラックであることを特徴とする請求項1に記載の太陽電池モジュール用裏面保護シート。
  3. 前記フッ素樹脂層の容積に対する前記二酸化チタンの容積濃度は、15〜24容積%であることを特徴とする請求項2に記載の太陽電池モジュール用裏面保護シート。
  4. 前記フッ素樹脂層の容積に対する前記カーボンブラックの容積濃度は、2.0〜4.0容積%であることを特徴とする請求項2に記載の太陽電池モジュール用裏面保護シート。
  5. 前記フッ素樹脂層は、空隙率が6〜38%であることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の太陽電池モジュール用裏面保護シート。
  6. 前記フッ素樹脂層の表面におけるぬれ張力は、50mN/m以上であることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の太陽電池モジュール用裏面保護シート。
  7. 基材シートの少なくとも一方の面上に、フッ素樹脂層を有する太陽電池モジュール用裏面保護シートの製造方法であって、
    前記フッ素樹脂層を、体積平均二次粒子径が0.5〜10μmのシリカ粒子と、着色顔料とを含有し、前記シリカ粒子の容積濃度が14〜25容積%であるフッ素樹脂塗料組成物を用いて形成する工程を含むことを特徴とする太陽電池モジュール用裏面保護シートの製造方法。
  8. 透明な前面基板と、太陽電池セルと、前記太陽電池セルを封止する封止材と、裏面保護シートと、前記裏面保護シートに、シーリング材を介して接着されたジャンクションボックスと、を備えた太陽電池モジュールであって、
    前記裏面保護シートは、請求項1〜6のいずれか1項に記載の太陽電池モジュール用裏面保護シートであることを特徴とする太陽電池モジュール。
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