JPWO2013076838A1 - エレベータの乗場ドア - Google Patents
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Abstract
エレベータの乗場ドアは、金属製の表板と、この表板に取り付けられた金属製の補強材とを有している。補強材は、接着テープを介して、表板の裏面に接着されている。接着テープは、難燃剤を含有する有機系接着剤からなっている。難燃剤としては、例えばポリリン酸アンモニウムが用いられる。
Description
この発明は、表板と、この表板の裏面に取り付けられている補強材とを有するエレベータの乗場ドアに関するものである。
一般に、エレベータの乗場ドアは、建物側に取り付けられた戸であり、建物側で発生した火災がエレベータの昇降路を伝って他の階に延焼するのを防ぐ防火戸としての機能が必要である。このため、従来は、金属製の表板に金属製の補強材を溶接したエレベータの乗場ドアが用いられていた。
しかしながら、建物側で火災が発生すると、表板表面の温度が補強材の温度よりも高くなるため、乗場ドアが乗場側に膨れるように反る。また、この反りが大きくなると、建物と乗場ドアとの間に隙間が生じ、この隙間から炎が昇降路に入り込むこととなる。
このような乗場ドアの反りを小さくするため、従来は、表板及び補強材の板厚を上げたり、補強材の個数を増やしたりして、乗場ドア全体の剛性を高くしていた。
しかし、上記のような方法で剛性を高くすると、乗場ドアの重量が増加してしまう。また、溶接箇所が増加するため、製造工程が複雑になり、溶接歪みも増加してしまう。
一方、表板に補強材を接着したかご室の壁パネルも知られている。この壁パネルでは、例えばアクリル系接着剤、ウレタン系接着剤又はエポキシ系接着剤が用いられる(例えば、特許文献1参照)。
しかし、上記のように、乗場ドアは、防火戸の機能を持つことが要求されるため、接着剤を用いたパネルの採用は難しかった。即ち、従来の接着剤は、高温になると発火し、燃えつきるまで燃焼が続くため、「発火後10秒以内に消炎する」という規定(BS476の規定及びEN81−58)を満足できなかった。
そこで、表板の裏面に、難燃剤を含有する有機系接着剤を介して補強材を接着した乗場ドアも提案されている(例えば、特許文献2参照)。
しかし、接着剤を介して補強材を表板に接着する従来の乗場ドアでは、製造時に、接着剤の塗布や乾燥に時間がかかり作業効率が低い。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、防火戸として有用であり、かつ製造が容易なエレベータの乗場ドアを得ることを目的とする。
この発明に係るエレベータの乗場ドアは、表板と、表板の裏面に、難燃剤を含有する有機系接着剤からなる接着テープを介して接着されている補強材とを備えている。
この発明のエレベータの乗場ドアは、表板の裏面に、難燃剤を含有する有機系接着剤からなる接着テープを介して補強材を接着したので、防火戸として有用であり、かつ製造が容易である。
以下、この発明を実施するための形態について、図面を参照して説明する。
実施の形態1.
図1はこの発明の実施の形態1によるエレベータを示す概略の構成図である。図において、昇降路1の上部には、機械室2が設けられている。機械室2には、巻上機(駆動装置)3、そらせ車4、及び運行制御装置(制御盤)5が設置されている。巻上機3は、駆動シーブ6と、駆動シーブ6を回転させる巻上機モータと、駆動シーブ6の回転を制動する巻上機ブレーキ(電磁ブレーキ)とを有している。
実施の形態1.
図1はこの発明の実施の形態1によるエレベータを示す概略の構成図である。図において、昇降路1の上部には、機械室2が設けられている。機械室2には、巻上機(駆動装置)3、そらせ車4、及び運行制御装置(制御盤)5が設置されている。巻上機3は、駆動シーブ6と、駆動シーブ6を回転させる巻上機モータと、駆動シーブ6の回転を制動する巻上機ブレーキ(電磁ブレーキ)とを有している。
駆動シーブ6及びそらせ車4には、懸架手段7が巻き掛けられている。懸架手段7としては、複数本のロープ又は複数本のベルトが用いられている。懸架手段7の第1端部には、かご8が接続されている。懸架手段7の第2端部には、釣合おもり9が接続されている。
かご8及び釣合おもり9は、懸架手段7により昇降路1内に吊り下げられており、巻上機3により昇降路1内を昇降される。運行制御装置5は、巻上機3を制御することにより、かご8の運行を制御する。
かご8には、かご出入口を開閉するかごドア装置10が設けられている。複数階の乗場には、乗場出入口を開閉する乗場ドア装置11がそれぞれ設けられている。乗場ドア装置11は、かご8の着床時にかごドア装置10が係合することにより、かごドア装置10に連動して開閉動作される。
図2は図1の乗場ドア装置11の乗場ドア(ドアパネル)を背面から見た斜視図、図3は図2のIII−III線に沿う断面図である。各乗場ドア装置11は、乗場出入口を開閉する一対の乗場ドア、及び乗場ドアの開閉動作を案内する乗場ドアレール等を有している。各乗場ドアは、金属製の表板21と、表板21に取り付けられている金属製の補強材22とを有している。
表板21は、全閉時に乗場に臨む平板部21a、平板部21aの幅方向両端部に設けられている側面部21b,21c、平板部21aの上端部に設けられている上面部21d、平板部21aの下端部に設けられている下面部21e、上面部21dの端部に設けられている上部折返部21f、及び下面部21eの端部に設けられている下部折返部21gを有している。
側面部21b,21c、上面部21d及び下面部21eは、平板部21aに対して直角に延びている。上部折返部21f及び下部折返部21gは、上面部21d及び下面部21eに対して直角に延び、平板部21aの裏面に対向している。また、平板部21a、側面部21b,21c、上面部21d、下面部21e、上部折返部21f及び下部折返部21gは、1枚の金属板を折り曲げ加工することにより形成されている。
補強材22は、表板21の裏面に固定されている。補強材22は、平板部21aの裏面に接合される一対の接着固定部22a,22b、上部折返部21fに当接される上部当接部22c、及び下部折返部21gに当接される下部当接部22dを有している。
接着固定部22a,22bは、接着テープ(両面テープ)23を介して平板部21aの裏面に接着されている。接着テープ23は、難燃剤であるポリリン酸アンモニウムを含有する有機系接着剤からなっている。
上部当接部22cは、リベット24により上部折返部21fに固定されている。リベット24は、補強材22が表板21から完全に外れるのを防止するものであり、例えば溶接部であってもよい。
このように、実施の形態1による乗場ドアでは、防火戸としての機能を満たすため、表板21及び補強材22が十分な耐火性を持つ金属材料により構成され、かつ十分な耐火性を持つ金属材料からなるリベット24により、上部当接部22cが上部折返部21fに固定されている。
また、実施の形態1では、ポリリン酸アンモニウムを含有する有機系接着剤からなる接着テープ23を介して、補強材22が表板21の裏面に接着されている。このような有機系接着剤は、高温では接着強度が低下し、せん断力よりも剥離力に弱くなる。このため、火災発生後短時間で、表板21の反り力により補強材22と表板21とを分離させることができ、表板21の反りを抑えることができる。
また、補強材22が表板21から分離することにより、接着テープ23を構成する有機系接着剤が空気に直接触れ、燃焼し易くなる。従って、有機系接着剤を短時間で焼失させ、発煙を短時間で終了させることができる。
しかも、接着テープ23を用いた接合は、金属材料を用いた溶接接合よりも製造工程が容易である。また、単なる接着剤による接着よりも作業効率が格段に向上する。
このように、ポリリン酸アンモニウムを難燃剤として含有した接着テープ23を用いることにより、発火を防止したり、又は発火後10秒以内に消炎したりすることができ、かつ発煙量を減らすことができる。ポリリン酸アンモニウムの含有量は、20〜43重量%、望ましくは23〜38重量%である。上記含有量の範囲より少ないと、発火時の消炎効果が減少し、含有量が多いと、接着剤としての強度、耐久性、特に耐湿性が低下する。
なお、ポリリン酸アンモニウムに他の難燃剤を混合して用いても、上記したBS476の規定及びEN81−58の規定を満たすことができる。しかし、ポリリン酸アンモニウムの割合が大きい程発煙量が少なくなるため、ポリリン酸アンモニウム単独で用いることが好適であり、発煙量が最も少なくなる。
また、接着テープ23の厚さは、0.03〜1.0mm、望ましくは0.08〜0.5mmである。上記範囲より薄いと、剥離力や衝撃力などに対する接着強度が低下し、厚いと、せん断接着強度が低下するとともに発煙量が増加する。
実施の形態2.
図4はこの発明の実施の形態2による乗場ドアの断面図である。図において、表板21の平板部21aと接着テープ23との間には、プライマ層25が介在されている。他の構成は、実施の形態1と同様である。
図4はこの発明の実施の形態2による乗場ドアの断面図である。図において、表板21の平板部21aと接着テープ23との間には、プライマ層25が介在されている。他の構成は、実施の形態1と同様である。
このような乗場ドアは、平板部21aの裏面の接着部に、プライマを薄く塗布してプライマ層25を形成した後、難燃剤を含有した有機系接着剤からなる接着テープ23により補強材22を接着することにより製造される。
プライマは、金属と接着剤との間の接着強度を増加させるためのものである。プライマとして、酸性リン酸化合物、例えば含水有機リン酸化合物を用いると、アクリル系接着剤による金属との接着強度を増加させることができる。
つまり、プライマ層25を設けることにより、表板21と接着テープ23との間の接着強度が補強材22と接着テープ23との間の接着強度よりも高くなる。このため、火災時には、接着テープ23が表板21の裏面に付着したままの状態で、補強材22が接着テープ23から剥離する。そして、補強材22の剥離後には、表板21の裏面側の温度が補強材22に比べて急速に上昇するため、表板21に付着したままの接着テープ23が短時間で燃焼し炭化する。このため、発煙時間を短縮することができ、発火時間を10秒以内に収めることができる。
実施の形態3.
次に、図5はこの発明の実施の形態3による乗場ドアの断面図である。図において、補強材22の接着固定部22a,22bと接着テープ23との間には、熱可塑性樹脂層26が設けられている。他の構成は、実施の形態1と同様である。
次に、図5はこの発明の実施の形態3による乗場ドアの断面図である。図において、補強材22の接着固定部22a,22bと接着テープ23との間には、熱可塑性樹脂層26が設けられている。他の構成は、実施の形態1と同様である。
このような乗場ドアは、接着固定部22a,22bの一部に熱可塑性樹脂を薄く塗布し冷却固化して熱可塑性樹脂層26を形成し、この後、接着テープ23で補強材22を表板21に接着することにより製造される。
熱可塑性樹脂は、火災時に接着テープ23の温度が上昇すると、短時間で軟化、溶融する。このため、火災時には、表板21の裏面側に接着テープ23が付着したままの状態で、補強材22が接着テープ23から剥離する。そして、補強材22の剥離後には、表板21の裏面側の温度が補強材22に比べて急速に上昇するため、表板21に付着したままの接着テープ23が短時間で燃焼し炭化する。このため、発煙時間を短縮することができ、発火時間を10秒以内に収めることができる。
このとき、熱可塑性樹脂の軟化温度が60℃〜100℃であると、通常のエレベータ使用環境においては十分な接着強度を有しており、火災時に昇温が始まると補強材22を短時間で速やかに剥離させることができる。
実施の形態4.
次に、図6はこの発明の実施の形態4による乗場ドアの断面図である。実施の形態4では、表板21と接着テープ23との間にプライマ層25が介在され、かつ補強材22と接着テープ23との間に熱可塑性樹脂層26が設けられている。このように、プライマ層25と熱可塑性樹脂層26とを併用することで、より確実に、接着テープ23が表板21側に付着したままの状態で、補強材22を接着テープ23から剥離させることができる。
次に、図6はこの発明の実施の形態4による乗場ドアの断面図である。実施の形態4では、表板21と接着テープ23との間にプライマ層25が介在され、かつ補強材22と接着テープ23との間に熱可塑性樹脂層26が設けられている。このように、プライマ層25と熱可塑性樹脂層26とを併用することで、より確実に、接着テープ23が表板21側に付着したままの状態で、補強材22を接着テープ23から剥離させることができる。
なお、実施の形態2〜4においても、実施の形態1で用いたポリリン酸アンモニウムを含有する有機系接着剤からなる接着テープ23を用いることにより、実施の形態1と同様の効果を得ることができる。
実施の形態5.
次に、図7はこの発明の実施の形態5によるエレベータの乗場ドアを背面から見た斜視図である。図において、表板21及び補強材22は、融点900℃以上の金属により構成されている。上部当接部22cは、第1の固定手段31により上部折返部21fに固定されている。下部当接部22dは、第2の固定手段32により下部折返部21gに固定されている。
次に、図7はこの発明の実施の形態5によるエレベータの乗場ドアを背面から見た斜視図である。図において、表板21及び補強材22は、融点900℃以上の金属により構成されている。上部当接部22cは、第1の固定手段31により上部折返部21fに固定されている。下部当接部22dは、第2の固定手段32により下部折返部21gに固定されている。
第1及び第2の固定手段31,32のいずれか一方は、金属材料により構成され、他方は、一方よりも融点が低い金属材料により構成されている。ここでは、第1の固定手段31が表板21及び補強材22と同等の融点の金属材料により構成され、第2の固定手段32が200〜600℃の金属材料により構成されている。
具体的には、第1の固定手段31として、融点900℃以上の金属、例えば鋼製又はステンレス鋼製のリベットが用いられる。また、第2の固定手段32としては、例えばアルミニウム、はんだ、又は亜鉛等からなるリベットが用いられる。他の構成は、実施の形態1と同様である。
なお、表板21、補強材22及び第1の固定手段31に融点900℃以上の金属材料を用いるのは、これらが火災時に溶融しないようにするためである。
また、補強材22を複数用いてもよい。
また、補強材22を複数用いてもよい。
このような乗場ドアでは、第2の固定手段32の材料の融点が200〜600℃であるため、火災が発生した場合には、第2の固定手段32が比較的早期に溶融し、下部当接部22dが下部折返部21gから分離される。
例えば、第2の固定手段32をアルミニウム製のリベットで構成すると、接着テープ23の剥離後、500℃程度で第2の固定手段32が溶融する。第2の固定手段32が溶融するまでは、上下方向の伸びが規制されているため、表板21は乗場側に突出するように反っている。しかし、第2の固定手段32が溶融すると、上下方向への伸びの規制が解除されるため、表板21の反り量は減少する。
次に、例えば、表板21の材料をステンレス鋼板、補強材22の材料を軟鋼板とするなど、表板21の熱膨張係数が補強材22の熱膨張係数よりも大きい場合について説明する。
火災時には、表板21の温度が補強材22の温度よりも上昇するため、表板21と補強材22の温度差と熱膨張係数の差とにより、表板21と補強材22とに熱膨張係数の差がない場合よりも、建物側への表板21の反り力は増加する。このため、表板21と補強材22とが分離する温度を低くすることができる。即ち、補強材22の剥離後は表板21の反りは小さくなるため、火災発生後短時間で建物と乗場ドアとの隙間をなくすことができる。
なお、第1の固定手段31は融点の高い材料により構成されているため、火災時に接着テープ23が剥離し、第2の固定手段32が溶融しても、補強材22が落下するのを防止することができる。
エレベータの乗場ドアは、通常使用環境(−20〜+50℃)において高い剛性を有していることが必要であるため、接着テープ23の材料である有機系接着剤として熱硬化性樹脂を用いる場合は、ガラス転移温度(粘弾性測定のtanδピーク)が50〜120℃のものを用いるのが望ましい。なお、熱硬化性樹脂を用いることにより、接着強度及び耐久性に優れた接着テープ23を得ることができる。
上記ガラス転移温度が50℃未満の場合は、通常使用環境において接着剤が柔らかく、接着強度が低いため、戸の剛性が維持できなくなる。一方、ガラス転移温度が120℃を越えると、通常使用環境において接着剤が硬すぎて衝撃に弱くなる。
また、有機系接着剤として熱可塑性樹脂を用いる場合には、軟化温度が60〜100℃のものを用いるのが望ましい。なお、熱可塑性樹脂を用いると、接着時間を短縮できる。
上記のような軟化温度範囲の接着剤では、使用環境においても接着強度が低くなることがなく、早期に接着テープ23が剥離して表板21と補強材22とを分離できるため望ましい。
上記のような軟化温度範囲の接着剤では、使用環境においても接着強度が低くなることがなく、早期に接着テープ23が剥離して表板21と補強材22とを分離できるため望ましい。
なお、接着テープ23を構成する有機系接着剤は、重合性ビニルモノマー、重合開始剤、還元剤、難燃剤を含有している。そして、重合性ビニルモノマー、重合開始剤及び還元剤の合計100質量部に対して、25〜75質量部の難燃剤を含有している。難燃剤としては、燃えたときにダイオキシン等の有害物質を発生しない非ハロゲン系難燃剤(ポリリン酸アンモニウム等)が好適である。
また、有機系接着剤は、エラストマー成分を含有することが好適である。エラストマー成分とは、常温でゴム状弾性を有する高分子物質をいい、重合性ビニルモノマーに溶解又は分散できるものが好ましい。
さらに、重合性ビニルモノマーは、単独重合体のガラス転移温度が0℃以下である第1の重合性ビニルモノマーと、単独重合体のガラス転移温度が0℃を越える第2の重合性ビニルモノマーとを含むのが好ましい。
さらにまた、図1では1:1ローピングのエレベータを示したが、ローピング方式はこれに限定されるものではなく、例えば2:1ローピングのエレベータにもこの発明は適用できる。このため、エレベータ機器のレイアウト(巻上機3や釣合おもり9の数や位置等)も図1の例に限定されるものではない。
また、この発明の乗場ドアは、機械室2を持たない機械室レスエレベータや、種々のタイプのエレベータに適用できる。
また、有機系接着剤は、エラストマー成分を含有することが好適である。エラストマー成分とは、常温でゴム状弾性を有する高分子物質をいい、重合性ビニルモノマーに溶解又は分散できるものが好ましい。
さらに、重合性ビニルモノマーは、単独重合体のガラス転移温度が0℃以下である第1の重合性ビニルモノマーと、単独重合体のガラス転移温度が0℃を越える第2の重合性ビニルモノマーとを含むのが好ましい。
さらにまた、図1では1:1ローピングのエレベータを示したが、ローピング方式はこれに限定されるものではなく、例えば2:1ローピングのエレベータにもこの発明は適用できる。このため、エレベータ機器のレイアウト(巻上機3や釣合おもり9の数や位置等)も図1の例に限定されるものではない。
また、この発明の乗場ドアは、機械室2を持たない機械室レスエレベータや、種々のタイプのエレベータに適用できる。
Claims (3)
- 表板と、
上記表板の裏面に、難燃剤を含有する有機系接着剤からなる接着テープを介して接着されている補強材と
を備えているエレベータの乗場ドア。 - 上記接着テープと上記表板との間に設けられているプライマ層をさらに備えている請求項1記載のエレベータの乗場ドア。
- 上記接着テープと上記補強材との間に設けられている熱可塑性樹脂層をさらに備えている請求項1又は請求項2に記載のエレベータの乗場ドア。
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