JPWO2013073540A1 - 配管接続構造および配管接続方法 - Google Patents

配管接続構造および配管接続方法 Download PDF

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Abstract

本発明の配管接続構造は、反応性物質が流動し、一方の端部同士が突き合わされた2本の配管と、反応性物質との反応性が低い材料によって形成され、突合せ部を含む領域に配置されて反応性物質を配管内に封止する封止手段と、封止手段によって封止された突合せ部に配置されることによって、2本の配管を連結する連結手段と、連結手段を補強する補強手段、とを備える。

Description

本発明は配管接続構造および配管接続方法に関し、特に、内部に反応性が高い物質が流動する配管同士を接続するための配管接続構造および配管接続方法に関する。
電子機器内に配置された部品の実装密度が大きくなることに伴い、電子機器から発せられる熱量の密度が増大している。さらに、部品の実装密度が大きくなることによって、各部品から発せられた熱を取り除く冷却システムを、発熱部品の近傍に配置することが困難になっている。そこで、部品から発せられた熱を発熱部品から離れたところに輸送して冷却する技術が提案されている。
その技術の一つとして、冷媒の相変化を利用した沸騰冷却装置がある。沸騰冷却装置では、沸騰と凝縮を繰り返す冷媒を、発熱部品近傍に配置した沸騰部と外気に近い位置に配置した凝縮部との間で配管を用いて循環させることにより、部品から発せられた熱を外気に放熱する。
ここで、長期間の動作を保証する電子機器に沸騰冷却装置を配置する場合、冷媒による熱の循環を継続するために、沸騰冷却装置には長期間の機密性の保証が要求される。特に、沸騰部、凝縮部および配管の突合せ部においては、低コストで長期間にわたって高気密性を保持できる接続構造が要求される。
配管の接続構造に関する技術は、例えば、特許文献1や特許文献2に開示されている。特許文献1の配管の接続方法においては、一対の配管の接続面をテーパ状に面取りして嵌合させた後、嵌合部に接着剤を塗布し、接続管を嵌合部上方にスライドさせて硬化させる。そして、最後に粘着テープを用いて配管と接続管の境界を固着する。
一方、特許文献2の配管の接続方法は、一対の金属管をそれぞれ樹脂スリーブの両端から挿入し、金属スリーブおよび熱収縮チューブで覆う。これによって、金属管の突合せ部が樹脂スリーブ、金属スリーブおよび熱収縮チューブによってシールされる。
特開2000−213671号公報 特開2008−075809号公報
しかし、特許文献1や特許文献2の技術を沸騰冷却装置に用いられる配管の接続に適用する場合、接着剤や樹脂スリーブが配管内を流動している冷媒と接触して反応する。接着剤と冷媒、または、樹脂スリーブと冷媒が長期間にわたって反応し続けることにより、接着剤または樹脂スリーブが劣化し、気密性が低下する。このように、特許文献1や特許文献2の配管接続構造においては、配管に反応性が高い物質(以下、「反応性物質」と記載する。)を流動させると、長期間にわたって気密性を保持できないという課題があった。
本発明は上記の点に鑑みなされたもので、配管に反応性物質を流動させると、長期間にわたって配管突合せ部の気密性を保持できない、という課題を解決する配管接続構造および配管接続方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明に係る配管接続構造は、反応性物質が流動し、一方の端部同士が突き合わされた2本の配管と、反応性物質との反応性が低い材料によって形成され、端部が突き合わされた突合せ部を含む領域に配置されて反応性物質を配管内に封止する封止手段と、封止手段によって封止された突合せ部に配置されることによって、2本の配管を連結する連結手段と、連結手段を補強する補強手段、とを備える。
上記目的を達成するために本発明に係る配管接続方法は、反応性物質が流動する2本の配管の一方の端部同士を突合せ、反応性物質との反応性が低い材料を端部を突合せた突合せ部を含む領域に配置することによって、反応性物質を配管内に封止し、封止された突合せ部に配置されることによって、2本の配管を連結し、2本の配管が連結した状態を補強する。
本発明によれば、反応性が高い物質(反応性物質)を流動させる場合であっても、長期間にわたって配管突合せ部の気密性を保持することができる配管接続構造および配管接続方法が得られる。
本発明の第1の実施形態に係る配管接続構造10の断面図である。 本発明の第2の実施形態に係る配管接続構造100の断面図である。 本発明の第2の実施形態に係る別の配管接続構造100Bの断面図である。 本発明の第2の実施形態に係る別の配管接続構造100Cの断面図である。 本発明の第2の実施形態に係る別の配管接続構造100Dの断面図である。 本発明の第3の実施形態に係る配管接続構造200の断面図である。 本発明の第3の実施形態に係る別の配管接続構造200Bの断面図である。 本発明の第3の実施形態に係る別の配管接続構造200Cの断面図である。 本発明の第4の実施形態に係る配管接続構造300の断面図である。 本発明の第4の実施形態に係る弾性チューブ330の外観斜視図である。 本発明の第4の実施形態に係る配管接続構造300の溝311近傍の拡大図である。 本発明の第4の実施形態に係る別の配管接続構造300Bの断面図である。 本発明の第4の実施形態に係る別の配管接続構造300Cの断面図である。 本発明の第4の実施形態に係る別の配管接続構造300Cの溝311C近傍の拡大図である。
(第1の実施形態)
第1の実施形態について説明する。本実施形態に係る配管接続構造の断面図を図1に示す。図1において、本実施形態に係る配管接続構造10は、2本の配管20、30、封止手段40、連結手段50および補強手段60を備える。
配管20、30は、内部に樹脂との反応性が高い気体状または液体状の媒体(以下、「反応性物質」と記載する。)が流動する金属製の管である。ここで、反応性物質は、比較的低沸点の不凍液等である。配管20、30において、互いに突き合わされる端部は、それぞれ平坦に加工されている。
封止手段40は、配管20、30内を流動する反応性物質との反応性が低い材料によって形成される。封止手段40は、配管20、30上面の突合せ部を含んだ領域に配置される。封止手段40を配管20、30上面の突合せ部を含んだ領域に配置することにより、反応性物質が配管20、30内に封止される。封止手段40は、例えば、アルミニウム等の硬度の低い金属で形成される。
連結手段50は、封止手段40の上方に配置されることによって、配管20、30を連結する。連結手段50は、例えば、弾性チューブ、熱収縮チューブまたは樹脂等によって形成される。
補強手段60は、連結手段50による配管20、30の連結状態を補強する。補強手段60は、例えば、固定金具や接着剤等によって形成される。
本実施形態に係る配管接続構造10は、配管20、30の端部を突合せ、突合せ部を含んだ領域に、封止手段40、連結手段50、補強手段60をこの順番で配置することにより、配管20、30を接続する。
以上のように構成された配管接続構造10においては、配管20、30上面の突合せ部を含んだ領域に封止手段40を配置することにより、突合せ部から反応性物質が流出するのを阻止することができる。従って、配管20、30内の気密性を高めることができる。なお、封止手段40は、配管20、30内を流動する反応性物質との反応性が低い材料によって形成されているので、封止手段40と反応性物質とが反応して封止手段40が劣化することを抑制することができる。
また、上記の配管接続構造10においては、封止手段40によって反応性物質が封止された配管20、30の突合せ部に連結手段50を配置することにより、2本の配管20、30を連結する。これにより、連結手段50を構成する部材と反応性物質とが反応して連結手段50を構成する部材が劣化することなしに、配管20、30を連結することができる。
さらに、上記の配管接続構造10においては、補強手段60を用いて配管20、30の連結状態を補強していることから、突合せ部の気密性を長期にわたって保持することができる。
以上のように、本実施形態に係る配管接続構造10は、反応性物質を流動させる場合であっても、長期間にわたって配管接続部の気密性を保持することができる。
なお、本実施形態に係る配管接続構造10においては、配管20、30の突き合わされる端部を平坦化する。この場合、配管20、30の突合せ部から流出する反応性物質の量を最小限にすることができる。従って、配管20、30内の気密性をさらに高めることができる。なお、配管20、30に対する加工は、やすり等を用いた平坦化のみであるため、加工コストを低く抑えることができる。
ここで、連結手段50として、弾性チューブを適用することができる。この場合、封止手段40として、弾性チューブの内面に配置された金属膜(金属めっき)や、突合せ部を含む配管20、30の上面領域に配置された金属膜(金属箔)を適用することができる。さらにこの場合、補強手段60として、例えば、リング状のバンド部とバンド部のリング径を調整する締め付け部とを備えた固定金具を適用することができる。また、弾性チューブを加熱して収縮させることにより、補強手段60として作用させることもできる。
さらに、封止手段40として突合せ部を含む配管20、30の上面領域に巻き付けられた金属膜(金属箔)を、連結手段50として配管20、30の突合せ部を含む上面領域を覆う樹脂部材を適用することができる。この場合、樹脂部材の固着性が補強手段60として作用する。
これらの構成によっても、反応性物質を流動させる場合に長期間にわたって配管突合せ部の気密性を保持することができる。
(第2の実施形態)
第2の実施形態について説明する。本実施形態に係る配管接続構造の断面図を図2に示す。図2において、本実施形態に係る配管接続構造100は、2本の沸騰冷却用配管110、120、内面に金属めっき131が施された弾性チューブ130および2つの締め金具140、150を備える。
沸騰冷却用配管110、120は、端部(突合せ面)が平坦に加工された金属製の配管であり、内部を沸騰冷却用の冷媒が流動する。沸騰冷却用の冷媒は、比較的低沸点の不凍液であり、例えば、HFC(ハイドロフルオロカーボン)やHFE(ハイドロフルオロエーテル)等の有機冷媒を適用することができる。本実施形態において、沸騰冷却用配管110、120として、直径が約12mmのアルミ管を適用する。沸騰冷却用配管110、120として安価で硬度が低いアルミ管を適用することにより、材料コストを低く抑えることができると共に端部を容易に平坦化することができ、加工コストを低く抑えることができる。
内面に金属めっき131が施された弾性チューブ130は、伸縮性が高い弾性体によって形成されたチューブである。本実施形態において、弾性チューブ130は、内径約11.5mm、外径約17.5mm、長さ約3cmのブチルゴム製のゴムホースであり、電界めっき法等を用いて内面にアルミニウムがめっきされている。めっき金属として、硬度が低いアルミニウムを適用することにより、めっき後に割れが発生することを抑制することができる。
締め金具140、150は、例えば、一般的なホースクランプが適用される。
沸騰冷却用配管110、120を、金属めっき131が施された弾性チューブ130および締め金具140、150を用いて接続する場合、先ず、沸騰冷却用配管110、120の突合せ部をやすり等によって平坦に加工する。沸騰冷却用配管110、120の突合せ部を平坦化することによって、突合せ部から流出する冷媒の量を最小限にすることができる。また、沸騰冷却用配管110、120に対する加工は、やすり等を用いた端面の平坦化のみであるため、加工コストを低く抑えることができる。
そして、内面に金属めっき131が施された弾性チューブ130を沸騰冷却用配管110、120の一方に通し、沸騰冷却用配管110、120の互いの端部を突合せる。その後、配管110、120の突合せ部の上方に、予め通しておいた弾性チューブ130をスライドさせ、沸騰冷却用配管110、120を連結させる。この状態で、弾性チューブ130の両端を締め金具140、150を用いて中心方向に押圧することにより、沸騰冷却用配管110、120の連結状態を補強する。
上述の配管接続構造100において、弾性チューブ130の内面に金属めっき131が施されていることから、沸騰冷却用配管110、120の突合せ部から流出する冷媒と、弾性チューブ130を構成する有機材料とが直接接触することを回避することができる。その結果、冷媒との反応によって弾性チューブ130が劣化することが抑制される。
また、弾性チューブ130上方から沸騰冷却用配管110、120を締め金具140、150を用いて補強していることから、沸騰冷却用配管110、120と弾性チューブ130との密着性を高めることができ、沸騰冷却用配管110、120の連結状態を長期にわたって保持することができる。なお、締め金具140、150は、一般的なホースクランプ等を適用することができるため、材料コストを低く抑えることができる。
従って、本実施形態に係る配管接続構造100は、反応性が高い冷媒を流動させる場合であっても、沸騰冷却用配管110、120の接続部の気密性を長期間にわたって保持することができる。
上記の説明では、予め弾性チューブ130を沸騰冷却用配管110、120の一方に通しておき、配管110、120の突合せ部上方に弾性チューブ130をスライドさせることとした。しかしこれに限らず、弾性チューブ130の両端から沸騰冷却用配管110、120をそれぞれ挿入して、弾性チューブ130の内部で配管110、120の端部を突合せることもできる。
また、沸騰冷却用配管の長手方向と直交する端面を平坦化する代わりに、端部を斜めに切断した面を平坦化することもできる。図3に、沸騰冷却用配管の端部を斜めに切断した面を平坦化して突合せ、突合せ部を内面に金属めっき131Bが施された弾性チューブ130Bおよび締め金具140B、150Bを用いて接続した例を示す。
図3に示した配管接続構造100Bにおいて、沸騰冷却用配管110Bの端部を配管の内側面から外側面に向かって角度θで斜め方向に切断することにより、沸騰冷却用配管110Bの端部は内側面が突出したテーパ状に形成されている。一方、沸騰冷却用配管120Bの端部は、外側面から内側面に向かって角度θで斜め方向に切断することにより、外側面が突出したテーパ状に形成されている。
沸騰冷却用配管110B、120Bの端部を斜め方向に切断して突合せた場合、互いのテーパ面が嵌合し合うので、沸騰冷却用配管110B、120Bの連結状態が配管の長手方向と直交する半径方向にずれることが抑制される。
一方、沸騰冷却用配管を加工が容易な柔らかい金属(例えば、アルミニウム)によって形成する場合、端部を平坦化すると共に、外径が端部に向かって徐々に細くなるように加工してもよい。図4に、沸騰冷却用配管110C、120Cの端部の近傍領域の外径を徐々に縮小し、突合せ部を内面に金属めっき131Cが施された弾性チューブ130Cおよび締め金具140C、150Cを用いて補強した例を示す。
図4に示した配管接続構造100Cにおいて、沸騰冷却用配管110C、120Cは、外径が端部に向かって徐々に細くなるように加工されている。沸騰冷却用配管110C、120Cの外径を端部に向かって徐々に細くすることにより、沸騰冷却用配管110C、120Cの弾性チューブ130Cへの挿入がスムーズになる。そのため、沸騰冷却用配管110C、120Cを差し込む際に弾性チューブ130Cの金属めっき131Cが損傷することを抑制できる。
さらに、上述の配管接続構造100、100B、100Cにおいて、内面に金属めっきが施された弾性チューブおよび締め金具の代わりに、内側に金属めっきを施した熱収縮チューブを用いることもできる。図5に、内側に金属めっき161Dが施された熱収縮チューブ160Dを用いて沸騰冷却用配管110D、120Dを接続した例を示す。熱収縮チューブ160Dの内側に施された金属めっき161Dが封止手段に、熱収縮チューブ160Dのチューブ本体が連結手段に相当し、熱収縮チューブ160Dの熱収縮性が補強手段として機能する。
図5に示した配管接続構造100Dは、下記のように形成される。すなわち、沸騰冷却用配管110D、120Dの端部をそれぞれ平坦化し、沸騰冷却用配管110D、120Dの一方に、内側に金属めっき161Dが施された熱収縮チューブ160Dを通す。その後、互いの端部を突合せ、予め通しておいた熱収縮チューブ160Dを突合せ部の上方にスライドさせ、その状態で熱収縮チューブ160Dを加熱する。
ブチルゴム等から成る弾性チューブを用いる場合、沸騰冷却用配管の外径と同等の内径を有する弾性チューブを用いる必要があるのに対し、熱収縮チューブを用いる場合、加熱されることによって熱収縮チューブの内径が沸騰冷却用配管の外径まで縮小するため、1種類の熱収縮チューブで、様々な外径の沸騰冷却用配管に対応することができる。
また、加熱前の熱収縮チューブの内径を沸騰冷却用配管の外径よりも大きく設計することができるため、沸騰冷却用配管の外径と同等の内径を有する弾性チューブを用いる場合と比較して、熱収縮チューブを沸騰冷却用配管の突合せ部上方に容易に配置することができる。
さらに、熱収縮チューブは、加熱された時に沸騰冷却用配管の長手方向全体にわたって収縮する。従って、ブチルゴム等から成る弾性チューブを用いる場合と比較して、沸騰冷却用配管との密着性を向上させることができ、接続部の気密信頼性を向上させることができる。
(第3の実施形態)
第3の実施形態について説明する。本実施形態に係る配管接続構造の断面図を図6に示す。図6において、本実施形態に係る配管接続構造200は、2本の沸騰冷却用配管210、220、金属箔230および熱収縮チューブ240を備える。
沸騰冷却用配管210、220は、端部が平坦化されたアルミ管であり、内部を沸騰冷却用の冷媒が流動する。
金属箔230は、厚さ約0.05〜0.1mmの金属箔である。金属箔230の材料は、良好な柔軟性、形状追随性および強度を有する金属が適用されることが望ましい。本実施形態では、金属箔230として、厚さ約0.1mm、幅約30mmおよび長さ約40mmのアルミ箔を適用する。
熱収縮チューブ240は、形状を記憶するフッ素ポリマーの特性を備えるチューブであり、加熱されることによって半径方向に収縮する。ここで、熱収縮チューブ240のチューブ本体が連結手段に相当し、熱収縮チューブ240の熱収縮性が補強手段として機能する。
沸騰冷却用配管210、220を、金属箔230および熱収縮チューブ240を用いて接続する場合、先ず、沸騰冷却用配管210、220の端部をやすり等によって平坦化し、沸騰冷却用配管210、220の一方に熱収縮チューブ240を通す。続いて、沸騰冷却用配管210、220の端部を突合せる。さらに、突合せ部の上方に金属箔230を複数回巻き付けた後、金属箔230の上方に予め通しておいた熱収縮チューブ240をスライドさせる。その状態で、熱収縮チューブ240を加熱して収縮させ、沸騰冷却用配管210、220および金属箔230を接続する。
本実施形態に係る配管接続構造200においては、沸騰冷却用配管210、220の突合せ部の全周に金属箔230を巻き付けることにより、沸騰冷却用配管210、220の突合せ部から外部へ冷媒が漏出することを抑制する。さらに、沸騰冷却用配管210、220の突合せ部と熱収縮チューブ240との間に金属箔230を配置することにより、冷媒と熱収縮チューブ240とが接触して反応し、熱収縮チューブ240が劣化することを抑制する。
さらに、熱収縮チューブ240を加熱して沸騰冷却用配管210、220の突合せ部を連結固定することにより、沸騰冷却用配管210、220の連結状態を長期にわたって保持する。
従って、本実施形態に係る配管接続構造200は、反応性が高い冷媒を流動させる場合であっても、長期間にわたって配管接続部の気密性を保持することができる。
ここで、突合せ部の巻き付け部材として、硬度が比較的小さいアルミ箔を用いる場合、硬度が大きい金属から成る金属箔を用いる場合と比較して、沸騰冷却用配管210、220の表面に沿ってアルミ箔が変形する。その結果、冷媒が沸騰冷却用配管210、220とアルミ箔との隙間から外部へ漏出することが抑制される。
なお、熱収縮チューブ240の代わりに、樹脂系接着剤を用いることもできる。図7に、沸騰冷却用配管210B、220Bを、金属箔230Bおよび樹脂系接着剤250Bを用いて接続した例を示す。樹脂系接着剤250Bは、加熱、紫外線照射または溶剤を加えることによって硬化する樹脂系の接着剤であり、例えば、エポキシ樹脂から成る接着剤である。
図7に示した配管接続構造200Bは、沸騰冷却用配管210B、220Bの突合せ部に金属箔230Bを巻き付けた後、金属箔230B全体を覆うように樹脂系接着剤250Bを塗布し、樹脂系接着剤250Bを硬化させることによって形成される。樹脂系接着剤250Bが硬化することにより、沸騰冷却用配管210B、220Bおよび金属箔230Bの連結状態が固定される。
ここで、樹脂系接着剤250Bは、金属箔230Bが巻き付けられた配管210B、220Bの突合せ部に塗布されることにより、連結手段として機能する。また、樹脂系接着剤250Bは、硬化することによって補強手段として作用する。
一方、熱収縮チューブや樹脂系接着剤の代わりに、弾性チューブおよび締め金具を用いることもできる。図8に、沸騰冷却用配管210C、220Cの突合せ部を金属箔230C、弾性チューブ260Cおよび締め金具270C、280Cを用いて接続した配管接続構造200Cの断面図を示す。
弾性チューブ260Cを用いる場合、沸騰冷却用配管210C、220Cの一方に弾性チューブ260Cを通した状態で、沸騰冷却用配管210C、220Cの端部を突合せる。その状態で、突合せ部の上方に金属箔230Cを複数回巻き付け、金属箔230Cの上に予め通しておいた弾性チューブ260Cをスライドさせる。さらに、弾性チューブ260Cの両端をそれぞれ締め金具270C、280Cを用いて中心方向に押圧することにより、沸騰冷却用配管210C、220C、金属箔230Cおよび弾性チューブ260Cの連結状態を補強する。
配管接続構造200B、200Cを適用することにより、反応性が高い冷媒を流動させる場合であっても長期間にわたって配管接続部の気密性を保持することができる。
(第4の実施形態)
第4の実施形態について説明する。本実施形態に係る配管接続構造の断面図を図9に示す。図9において、本実施形態に係る配管接続構造300は、外周面に溝311、321が形成された2本の沸騰冷却用配管310、320、金属めっき331が施された弾性チューブ330および2つの締め金具340、350を備える。
沸騰冷却用配管310、320は、端部が平坦化された、例えば、直径が約12mmのアルミ管であり、内部に沸騰冷却用の冷媒が流動する。また、沸騰冷却用配管310、320の端部から所定の距離だけ離れた位置の外周面には、溝311、321が形成されている。本実施形態において、沸騰冷却用配管310、320の外周面には、端部から約5〜15mm離れた領域に、深さが約1mm、幅が約10mmの断面が方形の溝311、321が全周にわたって形成されている。
弾性チューブ330は、内面に金属めっき331が施された伸縮性を有するチューブである。本実施形態において、弾性チューブ330として、内径約11.5mm、外径約17.5mm、長さ約40mmのブチルゴム製のゴムホースを用い、電界めっき法等を用いて内面にアルミニウムをめっきした。また、弾性チューブ330の表面には、中心位置からそれぞれ約5〜15mm離れた領域にマーキング332が印刷されている。弾性チューブ330の外観の例を図10に示す。
締め金具340、350はそれぞれ、固定バンド部341、351および締め付け部342、352を備える。固定バンド部341、351は、沸騰冷却用配管310、320の溝311、321の幅よりも狭い幅の長尺体を1回巻きしたリング形状である。本実施形態においては、固定バンド部341、351は、幅が約7mmの長尺のステンレステープを1回巻きしたリング形状である。一方、締め付け部342、352はねじ穴を有し、このねじ穴をドライバ等によって所定方向に回転させることにより、固定バンド部341、351のリング径が変化する。固定バンド部341、351を被固定物に巻き付けた後、締め付け部342、352を用いて固定バンド部341、351のリング径が縮小する方向に締め付けることにより、被固定物が固定される。
そして、金属めっき331が施された弾性チューブ330および締め金具340、350を用いて沸騰冷却用配管310、320を接続する場合、まず、沸騰冷却用配管310、320の端部をやすり等によって平坦化する。
次に、沸騰冷却用配管310、320表面の端部から弾性チューブ330の長さの1/2の位置にそれぞれ、弾性チューブ330を位置決めするための印をマジック等で付ける。本実施形態では、沸騰冷却用配管310、320の端部から20mm内側の表面にそれぞれ、マジックを用いて×印を付けた。×印に弾性チューブ330の端部を合わせることにより、弾性チューブ330に印刷されたマーキング332と沸騰冷却用配管310、320に形成した溝311、321との長手方向の位置が一致する。
さらに、沸騰冷却用配管310、320にそれぞれ、締め金具340、350のリング状の固定バンド部341、351を通し、沸騰冷却用配管310、320の一方に弾性チューブ330を通す。
この状態で、沸騰冷却用配管310、320の端部を突合せ、予め通しておいた弾性チューブ330を、沸騰冷却用配管310、320の表面に付けた×印と×印との間に配置されるようにスライドさせる。その後、沸騰冷却用配管310、320に予め挿通しておいた固定バンド部341、351を、弾性チューブ330に印刷されたマーキング領域内にそれぞれ移動させ、締め付け部342、352のねじ穴をドライバ等によって回転させて、弾性チューブ330を締め付け固定する。
弾性チューブ330に印刷されたマーキング332は、配管310、320に形成されている溝311、321の上方に位置し、固定バンド部341の幅(約7mm)が溝311の幅(約10mm)よりも小さい。従って、締め付け部342、352を用いて固定バンド部341、351の径を縮小させることにより、弾性チューブ330は固定バンド部341に押圧されて溝311、321の壁面に沿って変形し、一部が溝311、321内に嵌入する。配管310に形成されている溝311の上方位置を締め金具340によって押圧した状態を図11に示す。溝311内に弾性チューブ330および固定バンド部341の一部が嵌入することにより、弾性チューブ330が配管310、320の長手方向に移動することが抑制される。従って、弾性チューブ330と配管310との接続強度が高まり、沸騰冷却用配管310の接続状態を強固に保持することができる。
以上のように、本実施形態に係る配管接続構造300は、沸騰冷却用配管310、320の突合せ部を金属めっき331が施された弾性チューブ330で連結する。さらに、締め金具340、350を用いて弾性チューブ330による連結状態を補強することにより、反応性が高い冷媒を流動させる場合であっても、長期間にわたって配管突合せ部の気密性を保持することができる。
また、本実施形態に係る配管接続構造300は、沸騰冷却用配管310、320の外周面に溝311、321を形成し、この溝311、321の上方を締め金具340、350を用いて押圧固定し、弾性チューブ330および締め金具340、350の一部を溝311、321内に嵌入させた。これによって、弾性チューブ330および締め金具340、350は、配管310、320の長手方向への移動が抑制される。従って、弾性チューブ330を沸騰冷却用配管310、320に安定的に固定することができ、沸騰冷却用配管310、320の突合せ部の長期信頼性を向上させることができる。
ここで、内面に金属めっき331が施された弾性チューブ330および締め金具340、350の代わりに、内側に金属めっきが施された熱収縮チューブを用いることもできる。また、弾性チューブや熱収縮チューブに金属めっきを施す替わりに、弾性チューブまたは熱収縮チューブの内面側に金属箔を配置することもできる。
図12に、溝311B、321Bが形成された沸騰冷却用配管310B、320Bを、金属箔360Bおよび熱収縮チューブ370Bを用いて接続した配管接続構造300Bの断面図を示す。なお、本実施形態では、金属箔360Bとして、配管310Bの溝311Bの中心位置から配管320Bの溝321Bの中心位置までの距離と同程度の幅を有する薄手の金属テープを用いる。
そして、金属箔360Bおよび熱収縮チューブ370Bを用いて沸騰冷却用配管310B、320Bを接続する場合、先ず、沸騰冷却用配管310B、320Bの端部を平坦化し、沸騰冷却用配管310B、320Bの一方に熱収縮チューブ370Bを通した後、互いの端部を突合せる。
そして、金属箔360Bの両端が配管310B、320Bの溝311B、321Bの上方に位置するように、金属箔360Bを配管310B、320Bの突合せ部に巻き付ける。ここで、本実施形態では、金属箔360Bの幅を配管310Bの溝311Bの中心位置から320Bの溝321Bの中心位置までの距離と同程度に形成したことから、金属箔360Bの両端は溝311B、321Bの上方に位置する。そして、金属箔360Bの両端を溝311B、321Bの壁面に沿って溝311B、321Bの内側へ折り込む。その後、予め通しておいた熱収縮チューブ370Bを金属箔360Bの上方にスライドし、その状態で熱収縮チューブ370Bを加熱し、収縮させることによって、配管310B、320Bおよび金属箔360Bを固定する。
沸騰冷却用配管310B、320Bを、金属箔360Bおよび熱収縮チューブ370Bを用いて接続した場合も、反応性が高い冷媒を流動させる場合であっても、長期間にわたって配管接続部の気密性を保持することができる。
さらに、配管接続構造300Bにおいて、金属箔360Bの両端を溝311B、321Bの壁面に沿って溝311B、321Bの内側へ折り込むことにより、沸騰冷却用配管310B、320Bと金属箔360Bとの密着性が高まり、配管接続部の気密性が向上する。
また、配管接続構造300Bにおいて、熱収縮チューブ370Bを加熱し、熱収縮チューブ370Bが収縮することにより、熱収縮チューブ370Bの一部は溝311B、321Bの内部に嵌入する。この場合、沸騰冷却用配管310B、320Bと熱収縮チューブ370Bとの密着性が高まり、配管接続部の気密性および長期信頼性がさらに向上する。
一方、熱収縮チューブ370Bの代わりに、樹脂系接着剤を用いて金属箔および沸騰冷却用配管を固定することもできる。図13に、溝311C、321Cが形成された沸騰冷却用配管310C、320Cを、金属箔360Cおよび樹脂系接着剤380Cを用いて接続した配管接続構造300Cの断面図を示す。
樹脂系接着剤380Cを用いる場合、沸騰冷却用配管310C、320Cの突合せ部に金属箔360Cを巻き付けて、金属箔360Cの両端を溝311C、321Cの内側へ折り込んだ状態で、金属箔360Cを覆うように樹脂系接着剤380Cを塗布する。そして、樹脂系接着剤380Cを硬化させることによって、配管310C、320Cおよび金属箔360Cを固定する。
沸騰冷却用配管310C、320Cを、金属箔360Cおよび樹脂系接着剤380Cを用いて接続した場合も、反応性が高い冷媒を流動させる場合であっても、長期間にわたって配管接続部の気密性を保持することができる。
さらに、配管接続構造300Cにおいて、樹脂系接着剤380Cは溝311C、321C内に充填された状態で硬化する。この場合、沸騰冷却用配管310C、320Cと樹脂系接着剤380Cとの密着性が高まり、配管接続部の気密性および長期信頼性がさらに向上する。
なお、樹脂系接着剤380Cを用いる場合、溝311C、321Cの形状を逆テーパ型に形成することが望ましい。逆テーパ型に形成された溝321C内に金属箔360Cを折り込み、さらに、樹脂系接着剤380Cを用いて固定した状態を図14に示す。逆テーパ型に形成された溝321C内に樹脂系接着剤380Cが充填されることにより、溝321Cの内壁に沿って折り込まれた金属箔360Cが、溝321C内に強固に固定される。従って、沸騰冷却用配管310C、320Cの接続状態がさらに安定的に保持される。
ここで、沸騰冷却用配管の外周面に溝を形成する代わりに、沸騰冷却用配管の外周面を凸凹状に形成したり、沸騰冷却用配管の表面をやすり等によって削ることにより表面を粗く形成したりすることもできる。この場合、アンカー効果により、弾性チューブ、熱収縮チューブおよび樹脂系接着剤等を沸騰冷却用配管に強固に固定することができ、沸騰冷却用配管の突合せ部の気密性および長期信頼性を向上させることができる。ここで、アンカー効果とは、接続において、接着面の微細な凹凸に突合せ部材が入り込み、接着力が高まる効果をいう。
なお、上述の実施形態では、沸騰冷却装置に用いられる配管に適用する接続構造について説明したが、有機材料等と反応する媒体を流動させる、沸騰冷却装置以外の配管の接続構造に適用することもできる。また、実施形態を参照して本願発明を説明したが、本願発明は上記実施形態に限定されるものではない。この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計の変更等があってもこの発明に含まれる。
この出願は、2011年11月17日に出願された日本出願特願2011−251845を基礎とする優先権を主張し、その開示の全てをここに取り込む。
本発明は、内部に反応性が高い物質が流動させる配管を用いる装置、システムおよびサービス全般に適用できる。
10 配管接続構造
20、30 配管
40 封止手段
50 連結手段
60 補強手段
100、100B、100C、100D 配管接続構造
110、110B、110C、110D 沸騰冷却用配管
120、120B、120C、120D 沸騰冷却用配管
130、130B、130C 金属めっきが施された弾性チューブ
131、131B、131C 金属めっき
140、140B、140C 締め金具
150、150B、150C 締め金具
160D 金属めっきが施された熱収縮チューブ
161D 金属めっき
200、200B、200C 配管接続構造
210、210B、210C 沸騰冷却用配管
220、220B、220C 沸騰冷却用配管
230、230B、230C 金属箔
240 熱収縮チューブ
250B 樹脂系接着剤
260C 弾性チューブ
270C、280C 締め金具
300、300B、300C 配管接続構造
310、310B、310C 沸騰冷却用配管
311、311B、311C 溝
320、320B、320C 沸騰冷却用配管
321、321B、321C 溝
330 金属めっきが施された弾性チューブ
331 金属めっき
332 マーキング
340、350 締め金具
341、351 固定バンド部
342、352 締め付け部
360B、360C 金属箔
370B 熱収縮チューブ
380C 樹脂系接着剤

Claims (15)

  1. 反応性物質が流動し、一方の端部同士が突き合わされた2本の配管と、
    前記反応性物質との反応性が低い材料によって形成され、前記端部が突き合わされた突合せ部を含む領域に配置されて前記反応性物質を前記配管内に封止する封止手段と、
    前記封止手段によって封止された前記突合せ部に配置されることによって、前記2本の配管を連結する連結手段と、
    前記連結手段を補強する補強手段と、
    を備える配管接続構造。
  2. 前記連結手段は、中空部を前記配管が貫通する弾性チューブであり、
    前記封止手段は、前記弾性チューブの内面に配置された金属膜であり、
    前記弾性チューブは、熱収縮することによって前記補強手段として作用する、
    請求項1記載の配管接続構造。
  3. 前記配管は、前記突合せ部の近傍の外周面に溝を備え、
    前記弾性チューブの一部は、前記溝の内部に配置している、
    請求項2記載の配管接続構造。
  4. 前記連結手段は、中空部を前記配管が貫通する弾性チューブであり、
    前記封止手段は、前記突合せ部を含む前記配管の外周面に配置された金属膜であり、
    前記弾性チューブは、熱収縮することによって前記補強手段として作用する、
    請求項1記載の配管接続構造。
  5. 前記配管は、前記突合せ部の近傍の外周面に溝を備え、
    前記弾性チューブは、前記溝を被覆し、
    前記弾性チューブの一部と前記突合せ部を含む前記配管の外周面に配置された金属膜の一部とが、前記溝の内部に配置している、
    請求項4記載の配管接続構造。
  6. 前記連結手段は、中空部を前記配管が貫通する弾性チューブであり、
    前記封止手段は、前記弾性チューブの内面に配置された金属膜であり、
    前記補強手段は、リング状のバンド部と該バンド部のリング径を調整する締め付け部とを備えた固定金具である、
    請求項1記載の配管接続構造。
  7. 前記配管は、前記突合せ部の近傍の外周面に溝を備え、
    前記バンド部は、前記溝の幅より狭い幅を有し、
    前記弾性チューブの一部と前記バンド部の一部とが、前記溝の内部に配置している、
    請求項6記載の配管接続構造。
  8. 前記連結手段は、中空部を前記配管が貫通する弾性チューブであり、
    前記封止手段は、前記突合せ部を含む前記配管の外周面に配置された金属膜であり、
    前記補強手段は、リング状のバンド部と該バンド部のリング径を調整する締め付け部とを備えた固定金具である、
    請求項1記載の配管接続構造。
  9. 前記配管は、前記突合せ部の近傍の外周面に溝を備え、
    前記バンド部は、前記溝の幅より狭い幅を有し、
    前記弾性チューブの一部と前記突合せ部を含む前記配管の外周面に配置された金属膜の一部と前記バンド部の一部とが、前記溝の内部に配置している、
    請求項8記載の配管接続構造。
  10. 前記封止手段は、前記突合せ部を含む前記配管の外周面に配置された金属膜であり、
    前記連結手段は、前記突合せ部を含む領域を覆う樹脂部材であり、
    前記樹脂部材は、固着性を有することによって前記補強手段として作用する、
    請求項1記載の配管接続構造。
  11. 前記配管は、前記突合せ部の近傍の外周面に溝を備え、
    前記突合せ部を含む前記配管の外周面に配置された金属膜の一部と前記樹脂部材の一部とが、前記溝の内部に配置している、
    請求項10記載の配管接続構造。
  12. 前記配管は、前記端部の突合せ面が平坦化されている、請求項1乃至11のいずれか1項記載の配管接続構造。
  13. 反応性物質が流動する2本の配管の一方の端部同士を突合せ、
    前記反応性物質との反応性が低い材料を前記端部を突合せた突合せ部を含む領域に配置することによって、前記反応性物質を前記配管内に封止し、
    前記封止された突合せ部に配置されることによって、前記2本の配管を連結し、
    前記2本の配管が連結した状態を補強する、
    配管接続方法。
  14. 前記配管の前記突合せ部の近傍の外周面に溝を形成する、請求項13記載の配管接続方法。
  15. 前記配管の前記端部の突合せる面を平坦化する、請求項13または14記載の配管接続方法。
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