JPWO2013047844A1 - Ngfに対するアプタマー及びその用途 - Google Patents
Ngfに対するアプタマー及びその用途 Download PDFInfo
- Publication number
- JPWO2013047844A1 JPWO2013047844A1 JP2013536469A JP2013536469A JPWO2013047844A1 JP WO2013047844 A1 JPWO2013047844 A1 JP WO2013047844A1 JP 2013536469 A JP2013536469 A JP 2013536469A JP 2013536469 A JP2013536469 A JP 2013536469A JP WO2013047844 A1 JPWO2013047844 A1 JP WO2013047844A1
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- seq
- aptamer
- ngf
- idt
- group
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Classifications
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C12—BIOCHEMISTRY; BEER; SPIRITS; WINE; VINEGAR; MICROBIOLOGY; ENZYMOLOGY; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING
- C12N—MICROORGANISMS OR ENZYMES; COMPOSITIONS THEREOF; PROPAGATING, PRESERVING, OR MAINTAINING MICROORGANISMS; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING; CULTURE MEDIA
- C12N15/00—Mutation or genetic engineering; DNA or RNA concerning genetic engineering, vectors, e.g. plasmids, or their isolation, preparation or purification; Use of hosts therefor
- C12N15/09—Recombinant DNA-technology
- C12N15/11—DNA or RNA fragments; Modified forms thereof; Non-coding nucleic acids having a biological activity
- C12N15/115—Aptamers, i.e. nucleic acids binding a target molecule specifically and with high affinity without hybridising therewith ; Nucleic acids binding to non-nucleic acids, e.g. aptamers
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61P—SPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
- A61P29/00—Non-central analgesic, antipyretic or antiinflammatory agents, e.g. antirheumatic agents; Non-steroidal antiinflammatory drugs [NSAID]
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61P—SPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
- A61P37/00—Drugs for immunological or allergic disorders
- A61P37/02—Immunomodulators
- A61P37/04—Immunostimulants
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C12—BIOCHEMISTRY; BEER; SPIRITS; WINE; VINEGAR; MICROBIOLOGY; ENZYMOLOGY; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING
- C12N—MICROORGANISMS OR ENZYMES; COMPOSITIONS THEREOF; PROPAGATING, PRESERVING, OR MAINTAINING MICROORGANISMS; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING; CULTURE MEDIA
- C12N2310/00—Structure or type of the nucleic acid
- C12N2310/10—Type of nucleic acid
- C12N2310/16—Aptamers
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C12—BIOCHEMISTRY; BEER; SPIRITS; WINE; VINEGAR; MICROBIOLOGY; ENZYMOLOGY; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING
- C12N—MICROORGANISMS OR ENZYMES; COMPOSITIONS THEREOF; PROPAGATING, PRESERVING, OR MAINTAINING MICROORGANISMS; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING; CULTURE MEDIA
- C12N2310/00—Structure or type of the nucleic acid
- C12N2310/30—Chemical structure
- C12N2310/31—Chemical structure of the backbone
- C12N2310/317—Chemical structure of the backbone with an inverted bond, e.g. a cap structure
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C12—BIOCHEMISTRY; BEER; SPIRITS; WINE; VINEGAR; MICROBIOLOGY; ENZYMOLOGY; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING
- C12N—MICROORGANISMS OR ENZYMES; COMPOSITIONS THEREOF; PROPAGATING, PRESERVING, OR MAINTAINING MICROORGANISMS; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING; CULTURE MEDIA
- C12N2310/00—Structure or type of the nucleic acid
- C12N2310/30—Chemical structure
- C12N2310/34—Spatial arrangement of the modifications
- C12N2310/344—Position-specific modifications, e.g. on every purine, at the 3'-end
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C12—BIOCHEMISTRY; BEER; SPIRITS; WINE; VINEGAR; MICROBIOLOGY; ENZYMOLOGY; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING
- C12N—MICROORGANISMS OR ENZYMES; COMPOSITIONS THEREOF; PROPAGATING, PRESERVING, OR MAINTAINING MICROORGANISMS; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING; CULTURE MEDIA
- C12N2310/00—Structure or type of the nucleic acid
- C12N2310/30—Chemical structure
- C12N2310/35—Nature of the modification
- C12N2310/351—Conjugate
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C12—BIOCHEMISTRY; BEER; SPIRITS; WINE; VINEGAR; MICROBIOLOGY; ENZYMOLOGY; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING
- C12N—MICROORGANISMS OR ENZYMES; COMPOSITIONS THEREOF; PROPAGATING, PRESERVING, OR MAINTAINING MICROORGANISMS; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING; CULTURE MEDIA
- C12N2320/00—Applications; Uses
- C12N2320/30—Special therapeutic applications
Landscapes
- Health & Medical Sciences (AREA)
- Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Genetics & Genomics (AREA)
- Biomedical Technology (AREA)
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Organic Chemistry (AREA)
- Bioinformatics & Cheminformatics (AREA)
- Wood Science & Technology (AREA)
- Zoology (AREA)
- Molecular Biology (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Biotechnology (AREA)
- General Health & Medical Sciences (AREA)
- Biochemistry (AREA)
- Plant Pathology (AREA)
- Biophysics (AREA)
- Physics & Mathematics (AREA)
- Microbiology (AREA)
- Immunology (AREA)
- Nuclear Medicine, Radiotherapy & Molecular Imaging (AREA)
- Veterinary Medicine (AREA)
- Public Health (AREA)
- Animal Behavior & Ethology (AREA)
- Pharmacology & Pharmacy (AREA)
- Medicinal Chemistry (AREA)
- General Chemical & Material Sciences (AREA)
- Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
- Rheumatology (AREA)
- Pain & Pain Management (AREA)
- Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)
- Medicines That Contain Protein Lipid Enzymes And Other Medicines (AREA)
Abstract
Description
TrkAのファミリー受容体としてTrkBとTrkCが知られている。TrkBはBDNFおよびNT−4/5と結合し、TrkCはNT−3と結合する。p75はTrkAに比べてリガンド特異性が低く、NGF以外にもBDNF、NT−3、NT−4/5と結合する。p75は一回膜貫通型受容体であるが、細胞質側にチロシンキナーゼドメインはない。TrkA同様、神経細胞だけでなく非神経細胞にも発現している。この受容体は細胞の分化促進や生存維持に関与しているほか、アポトーシスの誘導や細胞遊走とも関係していることが知られている。結晶構造解析の結果から、ホモ二量体のNGFはTrkAと2:2で結合するが、p75とは2:1で結合することが示唆された。ホモ二量体のNGFがTrkAとp75のヘテロ二量体に結合することもある。
[1]式(I)で表される潜在的2次構造を形成できる、NGFと結合するアプタマー。
N11〜N13、N21〜N23、N32〜N38およびN42〜N48は、それぞれ同一または異なって、A、G、C、UおよびTからなる群より選ばれる1つもしくは2つのヌクレオチド、または結合であり、
N14、N24、N31、N41、N39およびN49は、それぞれ同一または異なって、A、G、C、UおよびTからなる群より選ばれる1つのヌクレオチドであって、
N14とN24、N31とN41およびN39とN49は互いにワトソン−クリック塩基対を形成し、
N11-N12-N13-N14とN21-N22-N23-N24の組合せでステム構造を形成できるヌクレオチド配列であり、
N31-N32-N33-N34-N35-N36-N37-N38-N39とN41-N42-N43-N44-N45-N46-N47-N48-N49の組合せでステム構造を形成できるヌクレオチド配列である。)
[2]N11〜N13、N21〜N23、N32〜N38およびN42〜N48が、それぞれ同一または異なって、A、G、C、UおよびTからなる群より選ばれる1つのヌクレオチドである、上記[1]記載のアプタマー。
[3]N14がU、N24がA、N31がG、N41がC、N39がG、N49がCである、上記[1]または[2]記載のアプタマー。
[4]N32-N33-N34-N35-N36-N37-N38とN42-N43-N44-N45-N46-N47-N48で4個以上のワトソン−クリック塩基対を形成する、上記[1]〜[3]のいずれかに記載のアプタマー。
[5]以下の(a)又は(b)のいずれかである上記[1]記載のアプタマー:
(a)配列番号3、配列番号9〜13、配列番号22〜117および配列番号152〜168のいずれかから選択されるヌクレオチド配列(但し、ウラシルはチミンであってもよい)からなる核酸;
(b)上記(a)のヌクレオチド配列において、1又は数個のヌクレオチドが置換、欠失、挿入又は付加されたヌクレオチド配列からなり、かつNGFと結合する核酸。
[6]塩基長が50以下である、上記[1]〜[5]のいずれかに記載のアプタマー。
[7]少なくとも1つのヌクレオチドが修飾されている、上記[1]〜[6]のいずれかに記載のアプタマー。
[8]inverted dTまたはポリエチレングリコールで修飾されている、上記[7]記載のアプタマー。
[9]inverted dTまたはポリエチレングリコールが、アプタマーの5’末端または3’末端に結合している、上記[8]記載のアプタマー。
[10]各ピリミジンヌクレオチドのリボースの2’位のヒドロキシル基が、同一または異なって、無置換であるか、水素原子、フッ素原子およびメトキシ基からなる群より選ばれる原子または基で置き換えられている、上記[7]〜[9]のいずれかに記載のアプタマー。
[11]各プリンヌクレオチドのリボースの2’位のヒドロキシル基が、同一または異なって、無置換であるか、水素原子、フッ素原子およびメトキシ基からなる群より選ばれる原子または基で置き換えられている、上記[7]〜[9]のいずれかに記載のアプタマー。
[12]NGFの神経突起伸長活性および/または細胞増殖活性を阻害する、上記[1]〜[11]のいずれかに記載のアプタマー。
[13]上記[1]〜[12]のいずれかに記載のアプタマーを含む、医薬組成物。
[14]上記[1]〜[12]のいずれかに記載のアプタマーを含む、抗疼痛剤。
[15]上記[1]〜[12]のいずれかに記載のアプタマーを含む、抗炎症剤。
[16]上記[1]〜[12]のいずれかに記載のアプタマーを、それを必要とする対象に投与することを特徴とする、疼痛又は炎症を伴う疾患を治療又は予防する方法。
[17]疼痛又は炎症を伴う疾患の治療又は予防のための、上記[1]〜[12]のいずれかに記載のアプタマー。
N11〜N13、N21〜N23、N32〜N38およびN42〜N48は、それぞれ同一または異なって、A、G、C、UおよびTからなる群より選ばれる1つもしくは2つのヌクレオチド、または結合であり、
N14、N24、N31、N41、N39およびN49は、それぞれ同一または異なって、A、G、C、UおよびTからなる群より選ばれる1つのヌクレオチドであって、
N14とN24、N31とN41およびN39とN49は互いにワトソン−クリック塩基対を形成し、
N11-N12-N13-N14とN21-N22-N23-N24の組合せでステム構造を形成できるヌクレオチド配列であり、
N31-N32-N33-N34-N35-N36-N37-N38-N39とN41-N42-N43-N44-N45-N46-N47-N48-N49の組合せでステム構造を形成できるヌクレオチド配列である。)
を形成できる、NGFと結合するアプタマー(以下、「本発明のアプタマー」と記載する)を提供する。上記ヌクレオチド配列は後述する修飾を受けていてもよい。
一本鎖核酸は種々の2次構造をとることができる。「潜在的2次構造」とは、ある一本鎖核酸が、その1次構造からみて熱力学的にとり得る2次構造を意味するが、特に本発明のアプタマーにおける潜在的2次構造は、実施例5に記載のMFOLDプログラムを用いて予測することができる2次構造である。従って、上記式(I)で表される2次構造をとり得る1次構造を有する限り、現に当該2次構造をとっていない核酸であっても、本発明のアプタマーに包含される。
よって好ましくは、本発明のアプタマーは、その1次構造からみて熱力学的に安定に上記式(I)で表される2次構造をとり得る核酸分子であり、この意味において、本発明のアプタマーは式(I)で表わされる潜在的2次構造を形成できるアプタマーである。
「ステム構造」とは、核酸分子内の相補性を有する部分ヌクレオチド配列同士がワトソン−クリック塩基対(G-CもしくはA-U/T)を形成した構造をいうが、本明細書においては、N11-N12-N13-N14とN21-N22-N23-N24およびN31-N32-N33-N34-N35-N36-N37-N38-N39とN41-N42-N43-N44-N45-N46-N47-N48-N49は完全相補的である必要はなく、ミスマッチおよび/またはG-U/Tのwobblingを許容するものである。すなわち、ステム構造を形成する部分ヌクレオチド配列両末端のヌクレオチド同士がワトソン−クリック塩基対を形成していれば、必ずしもそれ以外のヌクレオチド同士の全てがワトソン−クリック塩基対を形成している必要はない。
なお上記「結合」とは、単結合を意味し、式(I)中の任意のNiが「結合」という場合は、当該ヌクレオチドに隣接するヌクレオチド同士がホスホジエステル結合によって連結していることを示す。
一方、前記のように定義したとおり、「ステム構造」におけるN11-N12-N13とN21-N22-N23、およびN32-N33-N34-N35-N36-N37-N38とN42-N43-N44-N45-N46-N47-N48については完全相補的である必要はない(全てワトソン−クリック塩基対を形成する必要はない)が、ステム構造を形成し得る(ステム内にループ(バブル)が形成されない)程度の相補性を有している必要がある。具体的には、各ステム構造内に3個の連続するミスマッチもしくはG-U/Tのwobblingが含まれる場合にはループが形成され得るため、各ステム構造は3個の連続するミスマッチもしくはG-U/Tのwobblingを含まないことが望ましい。また、N11-N12-N13とN21-N22-N23、およびN32-N33-N34-N35-N36-N37-N38とN42-N43-N44-N45-N46-N47-N48のそれぞれにおいて、50%以上、好ましくは60%以上、より好ましくは70%以上がワトソン−クリック塩基対を形成するヌクレオチド同士であることが望ましい。
(a)配列番号3、配列番号9〜13、配列番号22〜117および配列番号152〜168のいずれかから選択されるヌクレオチド配列(但し、ウラシルはチミンであってもよい)。
(b)上記(a)のヌクレオチド配列において、1又は数個のヌクレオチドが置換、欠失、挿入又は付加されたヌクレオチド配列であり、かつNGFと結合する配列。
これらの核酸は、上記式(I)で表される潜在的2次構造を形成することができる。
なお、配列上のいずれのウラシルもチミンへ置き換えることができるが、置き換えられるウラシルは、本発明のアプタマーが有する活性を保つべく、好ましくは、前記潜在的2次構造におけるインターナルループ1部分およびループ2部分以外の部分におけるウラシルであり得る。
上記(b)において、置換、欠失、挿入又は付加されるヌクレオチドの位置は特に限定されないが、本発明のアプタマーが有する活性を保つべく、好ましくは前記潜在的2次構造におけるインターナルループ1部分およびループ2部分以外の部分におけるヌクレオチドであり得る。
これらの連結物も、NGFに結合し且つ/又はNGFの活性(NGF受容体との結合活性等)を阻害し得る。
ここで連結はタンデム結合にて行われ得る。また、連結に際し、リンカーを利用してもよい。リンカーとしては、ヌクレオチド鎖(例、1〜約20ヌクレオチド)、非ヌクレオチド鎖(例、−(CH2)n−リンカー、−(CH2CH2O)n−リンカー、ヘキサエチレングリコールリンカー、TEGリンカー、ペプチドを含むリンカー、−S−S−結合を含むリンカー、−CONH−結合を含むリンカー、−OPO3−結合を含むリンカー)が挙げられる。上記複数の連結物における複数とは、2以上であれば特に限定されないが、例えば2個、3個又は4個であり得る。
なお本発明のアプタマーにおいて、ウラシルをチミンに置換することによって、NGFに対する結合性、NGFとNGF受容体との結合阻害活性、NGFの神経突起伸長阻害活性、NGFの細胞増殖阻害活性、アプタマーの安定性、薬物送達性、血液中での安定性等を高めることが可能である。
本発明のアプタマーが有する好ましい「NGFに対する阻害活性」は、NGFがNGF受容体に結合することを阻害する活性であり、NGFにより誘導される神経突起伸長活性を阻害する活性、NGFにより誘導される細胞増殖活性を阻害する活性などである。
測定にはBIAcore社製のBIAcore2000を用いる。センサーチップにアプタマーを固定化する。固定化量は1000RUとする。0.3MのNaClを含有する生理的な緩衝液(溶液A:実施例1参照)によりNGF溶液(0.5μM)を調製する。このNGF溶液を20μL注入し、NGFのアプタマーへの結合を検出する。40ヌクレオチドからなるランダムなヌクレオチドを含むRNAをネガティブコントロールとし、該コントロールRNAと比較してNGFが有意に強くアプタマーに結合した場合、該アプタマーはNGFへの結合能を有すると判定する。
測定にはBIAcore社製のBIAcore2000を用いる。CM5センサーチップにNGF受容体とFcとの融合タンパク質(例えば、TrkA−Fc(175−TK,R&D systems)又はp75−Fc(R&D systems))を固定化する。固定化量は500〜700RUとする。生理的な緩衝液(溶液A:実施例1参照)中でNGF(0.1μM)とアプタマー(0.2μM)を混合し、30分かけてサンプルとなる混合液を調製する。この混合液をBIAcore2000に注入し、NGFのNGF受容体への結合を検出する。
また、好ましい実施態様においては、本発明のアプタマーは、NGFの細胞増殖活性に対するIC50値も1nM以下である。
他のニューロトロフィン(BDNF、NT−3、NT−4/5)の細胞増殖阻害活性の程度は、実施例16に記載の試験により評価することができる。実施例16および表2に記載の本発明のアプタマーの細胞増殖阻害活性は、NGFに対してIC50値が0.1nM以下であるのに対して、BDNFに対するIC50値は1000nM以上であり、本発明のアプタマーはBDNFの細胞増殖活性を阻害しないといえるが、NT−3に対しては0.97nMから10nM以上であり;またNT−4に対しては3nM以下から30nM以上である;というように、NT−3およびNT−4の細胞増殖活性については、アプタマーによって異なっている。
連結基としては、−O−、−N−又は−S−が例示され、これらの連結基を通じて隣接するヌクレオチドに結合し得る。
改変はまた、キャッピングのような3’及び5’の改変を含んでもよい。
このようなPEGとしては特に限定されず、当業者であれば市販あるいは公知のPEGを適宜選択して用いることができる(例えば、http://www.peg−drug.com/peg_product/branched.htmlを参照のこと)が、本発明のアプタマーに適用するPEGの好適例として具体的には、分子量40000の2分岐GS型PEG(SUNBRIGHT GL2−400GS2 日油社製)、分子量40000の2分岐TS型PEG(SUNBRIGHT GL2−400TS 日油社製)、分子量40000の4分岐TS型PEG(SUNBRIGHT GL4−400TS 日油社製)、分子量80000の2分岐TS型PEG(SUNBRIGHT GL2−800TS 日油社製)、または分子量80000の4分岐TS型PEG(SUNBRIGHT GL4−800TS 日油社製)などが挙げられる。
配列番号82で表される配列は本発明のアプタマーがNGFに結合し、NGFの活性、特に神経突起伸長活性、細胞増殖活性を阻害するなど、本発明のアプタマーとして機能する上で重要な部分であるが、これらの配列の両端に新しい配列を付加しても本発明のアプタマーとしての機能が損なわれることはない。またこれらの配列は、前記した糖残基の修飾・核酸塩基やリン酸基の改変などを受けていてもよい。
配列番号82で表される配列を含み、かつヌクレオチド長が50以下であることを特徴とする、NGFに結合するアプタマーであって、
(i)少なくとも1種のヌクレオチドが、リボースの2’位において、ヒドロキシル基が、水素原子、フッ素原子、−O−アルキル基、−O−アシル基またはアミノ基で置き換えられている、アプタマー;
(ii)PEG、アミノ酸、ペプチド、inverted dT、Myristoyl、Lithocolic−oleyl、Docosanyl、Lauroyl、Stearoyl、Palmitoyl、Oleoyl、Linoleoyl、その他脂質、ステロイド、コレステロール、カフェイン、ビタミン、色素、蛍光物質、抗癌剤、毒素、酵素、放射性物質またはビオチンが末端に付加されている、アプタマー;
(iii)(i)および(ii)の要件を満足するアプタマー;
などを、好ましい具体例として挙げることができる。
NGFに特異的に結合するRNAアプタマーはSELEX法を用いて作製した。SELEXはEllingtonらの方法(Ellington and Szostak,Nature 346,818−822,1990)及びTuerkらの方法(Tuerk and Gold,Science 249,505−510,1990)を参考にして行った。標的物質としてヒトNGF(R&D Systems社製)を用いた。
最初のラウンドで用いたRNA(40N)は、化学合成によって得られたDNAをDuraScribeTMT7 Transcription Kit(Epicentre社製)を用いて転写して得た。キットに含まれるNTPのうち、2’−OH ATPは2’−デオキシアデノシン 5’−三リン酸(2’−H ATPまたはdATP、GE Healthcare社製)に入れ替えて、ほかの基質はキットにあるものを使用した。この方法によって得られたRNAはピリミジンヌクレオチドのリボースの2’位がフルオロ化されたもので、プリンヌクレオチドであるGはRNAタイプ、AはDNAタイプである。DNA鋳型として以下に示す40ヌクレオチドのランダム配列の両端にプライマー配列を持った長さ83ヌクレオチドのDNAを用いた。DNA鋳型とプライマーは化学合成によって作製した。
5’−gaggatccatgtatgcgcacata−40n−cttctggtcgaagttctccc−3’(配列番号118)
プライマーFwd1:
5’−cggaattctaatacgactcactatagggagaacttcgaccagaag−3’(配列番号119)
プライマーRev1:
5’−gaggatccatgtatgcgcacata−3’(配列番号120)
上記配列において、nはa,g,c又はtのいずれか一つを示す。プライマーFwd1はT7 RNAポリメラーゼのプロモーター配列を含んでいる。最初のラウンドで用いたRNAプールのバリエーションは理論上1014であった。
測定装置はBIAcore社製のBIAcore2000を使用し、センサーチップとしてアミノ基と反応するCM5を用いた。ヒトNGFは固定化溶液(10mM酢酸ナトリウム、pH6)に溶解し25〜40μg/mlとした。タンパク質側のアミノ基とチップ側のカルボキシル基の反応にはEthyl−3−carbodiimide hydrochlorideとN−hydroxysuccinimideを用いた。反応後、ethanolamine−HClによるブロッキングを行った。NGFの固定化量は3000〜4000RUとした。アナライト用のアプタマーは0.15μM〜0.5μMに調製した。ランニングバッファーには溶液Aを用いた。ここで溶液Aとは145mM塩化ナトリウム、5.4mM塩化カリウム、1.8mM塩化カルシウム、0.8mM塩化マグネシウム、20mMトリス(pH7.6)、0.05% ツイーン20の混合溶液である。再生用液として1M NaClと50mM NaOHの混合溶液を用いた。NGFはFC2に固定化し、FC1の結果を引くことで最終的なセンサーグラムとした。
実施例1で得られたアプタマーがNGFとNGF受容体(TrkAとp75)の結合を阻害するかどうか、表面プラズモン共鳴法を用いて調べた。
BIAcore社のプロトコールに従って、CM5センサーチップにProtein A(21181,PIERCE)を固定化した。そこに、IgGのFc部分が融合したヒトTrkA−Fc(175−TK,R&D systems)あるいはヒトP75(367−NR,R&D systems)を約700〜1200RU固定化した。アナライトとしてNGF(0.1μM)とアプタマー(0.3μM)を混合して30分保持したものをインジェクションした。もしアプタマーがNGFとTrkAあるいはp75の結合を阻害する場合はセンサーグラムのシグナルは上がらないが、もし阻害しない場合は三者複合体を形成しシグナルが上がることが予想される。また、NGFがアプタマーよりも受容体に強く結合する場合は、アプタマーがはずれて、NGFが受容体と結合する場合もある。阻害実験を開始する前にTrkAあるいはp75にNGFが結合することを確認した。
34配列の阻害活性を測定したところ、全てのアプタマーがNGFとTrkAあるいはp75の結合を阻害することがわかった。特に配列番号1、2、3、4、5、7で表わされるアプタマーは強い阻害活性を示した。以上より、これらのRNAはNGFとNGF受容体の結合を阻害するアプタマーであることが示された。
PC12細胞のサブクローンであるNeuroscreen−1細胞を用いて、実施例1で得たアプタマーの神経突起伸長阻害活性を評価した。
コラーゲンタイプIVでコートした96ウェル平底プレートに1ウェルあたり2500個の細胞を2.5%ウマ血清と1.25%胎児ウシ血清を含むRPMI−1640培地で1日培養した。そこに室温もしくは37℃にて30分間から1時間無血清のRPMI−1640培地中で予め反応させたヒトNGF(最終濃度0.38nMあるいは1.14nM)とアプタマー(最終濃度500〜0.01nM)の混合溶液を添加した。2日後にCellomics Neurite Outgrowth Kit(Thermo Scientific社製)を使用して細胞質と核を染色し、Cellomics ArrayScan VTI(Thermo Scientific社製)によって1細胞あたりの神経突起長を測定した。NGFのみの添加の際に得られた1細胞あたりの神経突起長を阻害活性0%、NGF無添加で2日間培養して得られた1細胞あたりの神経突起長を阻害活性100%として、NGFとアプタマーを混合添加した場合に得られた1細胞あたりの神経突起長から、アプタマーの阻害活性を求めた。
実施例1で得られた34種類のアプタマーの阻害活性を調べたところ、配列番号1〜8で表されるアプタマーが10nM添加することで神経突起伸長を強く阻害することがわかった。他のアプタマーは10nMで顕著な阻害を示さなかった。
配列番号1:
GGGaGaaC(F)U(F)U(F)C(F)GaC(F)C(F)aGaaGU(F)U(F)GaC(F)GaC(F)C(F)aaC(F)U(F)C(F)GU(F)C(F)U(F)C(F)U(F)U(F)aU(F)GGaU(F)U(F)U(F)aC(F)GU(F)GaaC(F)C(F)C(F)GU(F)aU(F)GU(F)GC(F)GC(F)aU(F)aC(F)aU(F)GGaU(F)C(F)C(F)U(F)C(F)
配列番号2:
GGGaGaaC(F)U(F)U(F)C(F)GaC(F)C(F)aGaaGU(F)C(F)C(F)aaaC(F)GGGaC(F)U(F)U(F)U(F)aU(F)aC(F)C(F)U(F)C(F)U(F)GaGU(F)C(F)GC(F)C(F)U(F)aC(F)GC(F)U(F)C(F)C(F)U(F)aU(F)GU(F)GC(F)GC(F)aU(F)aC(F)aU(F)GGaU(F)C(F)C(F)U(F)C(F)
配列番号3:
GGGaGaaC(F)U(F)U(F)C(F)GaC(F)C(F)aGaaGU(F)U(F)GGC(F)aC(F)aU(F)C(F)C(F)U(F)GC(F)U(F)GC(F)GU(F)aGU(F)U(F)U(F)C(F)C(F)GU(F)C(F)U(F)C(F)C(F)GU(F)GGC(F)U(F)GU(F)U(F)aU(F)GU(F)GC(F)GC(F)aU(F)aC(F)aU(F)GGaU(F)C(F)C(F)U(F)C(F)
配列番号4:
GGGaGaaC(F)U(F)U(F)C(F)GaC(F)C(F)aGaaGU(F)aC(F)GU(F)U(F)aGU(F)aC(F)GU(F)U(F)U(F)GC(F)aU(F)aU(F)GU(F)aC(F)aaC(F)C(F)U(F)U(F)GC(F)aU(F)aC(F)GaU(F)aC(F)GU(F)aGaU(F)U(F)aU(F)GU(F)GC(F)GC(F)aU(F)aC(F)aU(F)GGaU(F)C(F)C(F)U(F)C(F)
配列番号5:
GGGaGaaC(F)U(F)U(F)C(F)GaC(F)C(F)aGaaGU(F)U(F)aGaaGaGGaC(F)U(F)aGU(F)U(F)GC(F)U(F)aaU(F)GC(F)C(F)C(F)U(F)GGU(F)U(F)C(F)GU(F)C(F)GC(F)U(F)aU(F)aU(F)GU(F)GC(F)GC(F)aU(F)aC(F)aU(F)GGaU(F)C(F)C(F)U(F)C(F)
配列番号6:
GGGaGaaC(F)U(F)U(F)C(F)GaC(F)C(F)aGaaGU(F)GC(F)aaU(F)aC(F)U(F)U(F)U(F)C(F)GC(F)GGC(F)aU(F)aU(F)GU(F)GC(F)aaaC(F)C(F)U(F)U(F)GC(F)C(F)aC(F)GaC(F)U(F)aU(F)GU(F)GC(F)GC(F)aU(F)aC(F)aU(F)GGaU(F)C(F)C(F)U(F)C(F)
配列番号7:
GGGaGaaC(F)U(F)U(F)C(F)GaC(F)C(F)aGaaGaC(F)GC(F)aC(F)C(F)U(F)C(F)U(F)U(F)aU(F)C(F)aC(F)aC(F)aU(F)GC(F)GU(F)C(F)aGC(F)C(F)U(F)U(F)GU(F)GaU(F)aC(F)U(F)aU(F)GU(F)GC(F)GC(F)aU(F)aC(F)aU(F)GGaU(F)C(F)C(F)U(F)C(F)
配列番号8:
GGGaGaaC(F)U(F)U(F)C(F)GaC(F)C(F)aGaaGaU(F)C(F)C(F)aC(F)U(F)GGU(F)aC(F)U(F)aC(F)GU(F)GaC(F)C(F)C(F)C(F)GC(F)aU(F)aGGC(F)aaU(F)C(F)C(F)U(F)GC(F)U(F)U(F)aU(F)GU(F)GC(F)GC(F)aU(F)aC(F)aU(F)GGaU(F)C(F)C(F)U(F)C(F)
配列番号3および6で表わされるアプタマーの短鎖化を行った。MFOLDプログラム(Zuker,Nucleic Acids Res.31,3406−3415,2003)を用いてRNAの2次構造を予測し、その構造を参考にしながら短鎖化した。短鎖化体は、目的の配列のDNAを化学合成により作製し、DuraScribe T7 Transcription Kit(Epicentre社製)を用いて転写することで得られた。転写産物はDNase処理の後、フェノール・クロロホルム処理によりタンパク質を除去し、エタノール沈殿により回収した。回収されたRNAの純度はポリアクリルアミド電気泳動法で、量は吸光度測定法で確認した。実際に作製した短鎖化体の配列は以下の通りである。
GGGaGaaC(F)U(F)U(F)C(F)GaC(F)C(F)aGaaGU(F)U(F)GGC(F)aC(F)aU(F)C(F)C(F)U(F)GC(F)U(F)GC(F)GU(F)aGU(F)U(F)U(F)C(F)C(F)GU(F)C(F)U(F)C(F)C(F)GU(F)GGC(F)U(F)GU(F)U(F)aU(F)GU(F)GC(F)GC(F)aU(F)aC(F)
配列番号10:配列番号3で表わされるアプタマーの改変体で68ヌクレオチドの長さのRNA
GGGaGaaC(F)U(F)U(F)C(F)GaC(F)C(F)aGaaGU(F)U(F)GGC(F)aC(F)aU(F)C(F)C(F)U(F)GC(F)U(F)GC(F)GU(F)aGU(F)U(F)U(F)C(F)C(F)GU(F)C(F)U(F)C(F)C(F)GU(F)GGC(F)U(F)GU(F)U(F)aU(F)GU(F)GC(F)G
配列番号11:配列番号3で表わされるアプタマーの改変体で46ヌクレオチドの長さのRNA
GGGC(F)aC(F)aU(F)C(F)C(F)U(F)GC(F)U(F)GC(F)GU(F)aGU(F)U(F)U(F)C(F)C(F)GU(F)C(F)U(F)C(F)C(F)GU(F)GGC(F)U(F)GU(F)U(F)aU(F)GU(F)GC(F)
配列番号12:配列番号3で表わされるアプタマーの改変体で40ヌクレオチドの長さのRNA
GGGU(F)C(F)C(F)U(F)GC(F)U(F)GC(F)GU(F)aGU(F)U(F)U(F)C(F)C(F)GU(F)C(F)U(F)C(F)C(F)GU(F)GGC(F)U(F)GU(F)U(F)aC(F)C(F)C(F)
配列番号13:配列番号3で表わされるアプタマーの改変体で42ヌクレオチドの長さのRNA
GGGGU(F)C(F)C(F)U(F)GC(F)U(F)GC(F)GU(F)aGU(F)U(F)U(F)C(F)C(F)GU(F)C(F)U(F)C(F)C(F)GU(F)GGC(F)U(F)GU(F)U(F)aC(F)C(F)C(F)C(F)
配列番号121:配列番号11で表わされるアプタマーの改変体でステム2から1塩基対を取り除いたRNA
GGGC(F)aC(F)aU(F)C(F)C(F)U(F)GC(F)GC(F)GU(F)aGU(F)U(F)U(F)C(F)C(F)GU(F)C(F)U(F)C(F)C(F)GU(F)GC(F)U(F)GU(F)U(F)aU(F)GU(F)GC(F)
配列番号122:配列番号11で表わされるアプタマーの改変体でステム2から1塩基対を取り除いたRNA
GGGC(F)aC(F)aU(F)C(F)C(F)U(F)GC(F)U(F)GC(F)GaGU(F)U(F)U(F)C(F)C(F)GU(F)C(F)U(F)C(F)GU(F)GGC(F)U(F)GU(F)U(F)aU(F)GU(F)GC(F)
配列番号123:配列番号11で表わされるアプタマーの改変体でステム2から1塩基対を取り除いたRNA
GGGC(F)aC(F)aU(F)C(F)C(F)U(F)GU(F)GC(F)GU(F)aGU(F)U(F)U(F)C(F)C(F)GU(F)C(F)U(F)C(F)C(F)GU(F)GC(F)U(F)GU(F)U(F)aU(F)GU(F)GC(F)
配列番号124:配列番号11で表わされるアプタマーの改変体でステム2から1塩基対を取り除いたRNA
GGGC(F)aC(F)aU(F)C(F)C(F)U(F)GC(F)U(F)GGU(F)aGU(F)U(F)U(F)C(F)C(F)GU(F)C(F)U(F)C(F)C(F)U(F)GGC(F)U(F)GU(F)U(F)aU(F)GU(F)GC(F)
配列番号125:配列番号11で表わされるアプタマーの改変体でステム2から1塩基対を取り除いたRNA
GGGC(F)aC(F)aU(F)C(F)C(F)U(F)GC(F)U(F)GC(F)U(F)aGU(F)U(F)U(F)C(F)C(F)GU(F)C(F)U(F)C(F)GU(F)GGC(F)U(F)GU(F)U(F)aU(F)GU(F)GC(F)
配列番号126:配列番号11で表わされるアプタマーの改変体でステム2から1塩基対を取り除いたRNA
GGGC(F)aC(F)aU(F)C(F)C(F)U(F)GC(F)U(F)GC(F)GU(F)GU(F)U(F)U(F)C(F)C(F)GU(F)C(F)C(F)C(F)GU(F)GGC(F)U(F)GU(F)U(F)aU(F)GU(F)GC(F)
配列番号127:配列番号13で表わされるアプタマーの改変体で、ステム2から1塩基対を取り除いたRNA
GGGGU(F)C(F)C(F)U(F)C(F)U(F)GC(F)GU(F)aGU(F)U(F)U(F)C(F)C(F)GU(F)C(F)U(F)C(F)C(F)GU(F)GGU(F)GU(F)U(F)aC(F)C(F)C(F)C(F)
配列番号128:配列番号13で表わされるアプタマーの改変体で、ステム2から1塩基対を取り除いたRNA
GGGGU(F)C(F)C(F)U(F)GC(F)U(F)GC(F)GU(F)aU(F)U(F)U(F)C(F)C(F)GU(F)U(F)C(F)C(F)GU(F)GGC(F)U(F)GU(F)U(F)aC(F)C(F)C(F)C(F)
配列番号129:配列番号13で表わされるアプタマーの改変体で、ステム1から1塩基対を取り除いたRNA
GGGGC(F)C(F)U(F)GC(F)U(F)GC(F)GU(F)aGU(F)U(F)U(F)C(F)C(F)GU(F)C(F)U(F)C(F)C(F)GU(F)GGC(F)U(F)GU(F)U(F)C(F)C(F)C(F)C(F)
配列番号130:配列番号11で表わされるアプタマーの改変体で、ループ2からUを一つ取り除いたRNA
GGGC(F)aC(F)aU(F)C(F)C(F)U(F)GC(F)U(F)GC(F)GU(F)aGU(F)U(F)C(F)C(F)GU(F)C(F)U(F)C(F)C(F)GU(F)GGC(F)U(F)GU(F)U(F)aU(F)GU(F)GC(F)
配列番号131:配列番号11で表わされるアプタマーの改変体で、ループ2からCを二つ取り除いたRNA
GGGC(F)aC(F)aU(F)C(F)C(F)U(F)GC(F)U(F)GC(F)GU(F)aGU(F)U(F)U(F)GU(F)C(F)U(F)C(F)C(F)GU(F)GGC(F)U(F)GU(F)U(F)aU(F)GU(F)GC(F)
配列番号132:配列番号11で表わされるアプタマーの改変体で、ループ2からGを一つ取り除いたRNA
GGGC(F)aC(F)aU(F)C(F)C(F)U(F)GC(F)U(F)GC(F)GU(F)aGU(F)U(F)U(F)C(F)C(F)U(F)C(F)U(F)C(F)C(F)GU(F)GGC(F)U(F)GU(F)U(F)aU(F)GU(F)GC(F)
配列番号133:配列番号13で表わされるアプタマーの改変体で、ループ2からUを一つ取り除いたRNA
GGGGU(F)C(F)C(F)U(F)GC(F)U(F)GC(F)GU(F)aGU(F)U(F)U(F)C(F)C(F)GC(F)U(F)C(F)C(F)GU(F)GGC(F)U(F)GU(F)U(F)aC(F)C(F)C(F)C(F)
配列番号134:配列番号11で表わされるアプタマーの改変体で、インターナルループ1からUを一つ取り除いたRNA
GGGC(F)aC(F)aU(F)C(F)C(F)U(F)GC(F)U(F)GC(F)GU(F)aGU(F)U(F)U(F)C(F)C(F)GU(F)C(F)U(F)C(F)C(F)GU(F)GGC(F)U(F)GU(F)aU(F)GU(F)GC(F)
配列番号135:配列番号13で表わされるアプタマーの改変体で、インターナルループ1からCを一つ取り除いたRNA
GGGGU(F)C(F)U(F)GC(F)U(F)GC(F)GU(F)aGU(F)U(F)U(F)C(F)C(F)GU(F)C(F)U(F)C(F)C(F)GU(F)GGC(F)U(F)GU(F)U(F)aC(F)C(F)C(F)C(F)
配列番号136:配列番号13で表わされるアプタマーの改変体で、インターナルループ1からUを一つ取り除いたRNA
GGGGU(F)C(F)C(F)GC(F)U(F)GC(F)GU(F)aGU(F)U(F)U(F)C(F)C(F)GU(F)C(F)U(F)C(F)C(F)GU(F)GGC(F)U(F)GU(F)U(F)aC(F)C(F)C(F)C(F)
配列番号137:配列番号13で表わされるアプタマーの改変体で、インターナルループ1からCとUを一つずつ取り除いたRNA
GGGGU(F)C(F)U(F)GC(F)U(F)GC(F)GU(F)aGU(F)U(F)U(F)C(F)C(F)GU(F)C(F)U(F)C(F)C(F)GU(F)GGC(F)U(F)GU(F)aC(F)C(F)C(F)C(F)
配列番号138:配列番号13で表わされるアプタマーの改変体で、インターナルループ1からCとGを一つずつ取り除いたRNA
GGGGU(F)C(F)U(F)GC(F)U(F)GC(F)GU(F)aGU(F)U(F)U(F)C(F)C(F)GU(F)C(F)U(F)C(F)C(F)GU(F)GGC(F)U(F)U(F)U(F)aC(F)C(F)C(F)C(F)
配列番号139:配列番号13で表わされるアプタマーの改変体で、インターナルループ1からUを2つ取り除いたRNA
GGGGU(F)C(F)C(F)GC(F)U(F)GC(F)GU(F)aGU(F)U(F)U(F)C(F)C(F)GU(F)C(F)U(F)C(F)C(F)GU(F)GGC(F)GU(F)U(F)aC(F)C(F)C(F)C(F)
配列番号140:配列番号13で表わされるアプタマーの改変体で、インターナルループ1からUとGを一つずつ取り除いたRNA
GGGGU(F)C(F)C(F)GC(F)U(F)GC(F)GU(F)aGU(F)U(F)U(F)C(F)C(F)GU(F)C(F)U(F)C(F)C(F)GU(F)GGC(F)U(F)U(F)U(F)aC(F)C(F)C(F)C(F)
配列番号141:配列番号13で表わされるアプタマーの改変体で、インターナルループ1からUを2つ取り除いたRNA
GGGGU(F)C(F)C(F)GC(F)U(F)GC(F)GU(F)aGU(F)U(F)U(F)C(F)C(F)GU(F)C(F)U(F)C(F)C(F)GU(F)GGC(F)U(F)GU(F)aC(F)C(F)C(F)C(F)
配列番号14:配列番号6で表わされるアプタマーの改変体で78ヌクレオチドの長さのアプタマー
GGGaGaaC(F)U(F)U(F)C(F)GaC(F)C(F)aGaaGU(F)GC(F)aaU(F)aC(F)U(F)U(F)U(F)C(F)GC(F)GGC(F)aU(F)aU(F)GU(F)GC(F)aaaC(F)C(F)U(F)U(F)GC(F)C(F)aC(F)GaC(F)U(F)aU(F)GU(F)GC(F)GC(F)aU(F)aC(F)aU(F)GGa
配列番号15:配列番号6で表わされるアプタマーの改変体で73ヌクレオチドの長さのアプタマー
GGGaGaaC(F)U(F)U(F)C(F)GaC(F)C(F)aGaaGU(F)GC(F)aaU(F)aC(F)U(F)U(F)U(F)C(F)GC(F)GGC(F)aU(F)aU(F)GU(F)GC(F)aaaC(F)C(F)U(F)U(F)GC(F)C(F)aC(F)GaC(F)U(F)aU(F)GU(F)GC(F)GC(F)aU(F)aC(F)
配列番号16:配列番号6で表わされるアプタマーの改変体で63ヌクレオチドの長さのアプタマー
C(F)GaC(F)C(F)aGaaGU(F)GC(F)aaU(F)aC(F)U(F)U(F)U(F)C(F)GC(F)GGC(F)aU(F)aU(F)GU(F)GC(F)aaaC(F)C(F)U(F)U(F)GC(F)C(F)aC(F)GaC(F)U(F)aU(F)GU(F)GC(F)GC(F)aU(F)aC(F)
配列番号17:配列番号6で表わされるアプタマーの改変体で58ヌクレオチドの長さのアプタマー
aGaaGU(F)GC(F)aaU(F)aC(F)U(F)U(F)U(F)C(F)GC(F)GGC(F)aU(F)aU(F)GU(F)GC(F)aaaC(F)C(F)U(F)U(F)GC(F)C(F)aC(F)GaC(F)U(F)aU(F)GU(F)GC(F)GC(F)aU(F)aC(F)
配列番号18:配列番号6で表わされるアプタマーの改変体で48ヌクレオチドの長さのアプタマー
U(F)GC(F)aaU(F)aC(F)U(F)U(F)U(F)C(F)GC(F)GGC(F)aU(F)aU(F)GU(F)GC(F)aaaC(F)C(F)U(F)U(F)GC(F)C(F)aC(F)GaC(F)U(F)aU(F)GU(F)GC(F)G
配列番号19:配列番号6で表わされるアプタマーの改変体で46ヌクレオチドの長さのアプタマー
GC(F)aaU(F)aC(F)U(F)U(F)U(F)C(F)GC(F)GGC(F)aU(F)aU(F)GU(F)GC(F)aaaC(F)C(F)U(F)U(F)GC(F)C(F)aC(F)GaC(F)U(F)aU(F)GU(F)GC(F)
配列番号20:配列番号6で表わされるアプタマーの改変体で50ヌクレオチドの長さのアプタマー
GU(F)GC(F)aaU(F)aC(F)U(F)U(F)U(F)C(F)GC(F)GGC(F)aU(F)aU(F)GU(F)GC(F)aaaC(F)C(F)U(F)U(F)GC(F)C(F)aC(F)GaC(F)U(F)aU(F)GU(F)GC(F)GC(F)
配列番号21:配列番号6で表わされるアプタマーの改変体で48ヌクレオチドの長さのアプタマー
GGGaaU(F)aC(F)U(F)U(F)U(F)C(F)GC(F)GGC(F)aU(F)aU(F)GU(F)GC(F)aaaC(F)C(F)U(F)U(F)GC(F)C(F)aC(F)GaC(F)U(F)aU(F)GU(F)C(F)C(F)C(F)
実施例2と同様に表面プラズモン共鳴法によりNGFとその受容体(TrkAおよびp75)の結合阻害を評価したところ、配列番号9〜16で表わされるアプタマーが高い阻害活性を有していることがわかった。
実施例3と同様な方法で神経突起伸長阻害活性を調べたところ、配列番号9〜21で表わされるアプタマーは10nMの濃度で高い阻害活性を示すことがわかった。一方、配列番号127、128、131、133、135、141で表わされるアプタマーは10nMで顕著な阻害活性を示さなかった。
配列番号3、9〜13および配列番号121〜141で表わされるRNAの二次構造をMFOLDプログラムを用いて予測した。活性を有しているアプタマーは全て配列番号12で表わされるアプタマーの二次構造を含んでいた(図1)。この二次構造は5’末端から、ステム1、インターナルループ1、ステム2、ループ2の4つの構造で特徴付けられた(図2)。ステム1は4塩基対、インターナルループ1は3ヌクレオチドと4ヌクレオチド、ステム2は9塩基対、ループ2は7ヌクレオチドから構成されている。
配列番号121〜128で表わされるRNAはステム2から1塩基対を除いたものであるが、その全ての活性が大きく低下した。よって、ステム2は9塩基対必要であることが示唆された。
配列番号12および13で表わされるアプタマーは配列番号11で表わされるアプタマーの改変体であり、ステム1をG−Cペアーに置き換えたものである。配列番号12および13で表わされるアプタマーは配列番号11と同等の神経突起伸長阻害活性を示した。よって、ステム1はステム構造である限りどのようなベースペアーであっても活性に大きく影響しないことが示唆された。一方、配列番号129で表わされるRNAは配列番号13で表わされるアプタマーのステム1からU−a塩基対を除いたものであるが、活性が大きく低下した。よって、ステム1の4番目の塩基対はU−aである必要があることがわかった。
配列番号130〜133で表わされるRNAはループ2から1ヌクレオチド取り除いたRNAであるが、その全ての活性が大きく低下した。従って、ループ2は7ヌクレオチドで構成される必要があることが示唆された。
配列番号134〜141で表わされるRNAはインターナルループ1のヌクレオチドを1つまたは2つ取り除いたRNAであるが、その全ての活性が大きく低下した。従って、インターナルループ1は全部で7ヌクレオチドで構成される必要があることが示唆された。
以下、図2で規定される構造をコンセンサス二次構造1と呼ぶ。
実施例1と異なるプライマーを用いてSELEXを行い、コンセンサス二次構造1を有するアプタマーが取得できるかどうか検討した。以下に使用したDNA鋳型とプライマー配列を示す。
5’−ccagttgttggtgacaatgcnnnnnnnnnnnnnnnnnnnnnnnnnnnnnnnnnnnnnnnngcagctccacaggcttccc(配列番号142)
プライマーFwd2:
5’−taatacgactcactatagggaagcctgtggagctgc(配列番号143)
プライマーRev2:
5’−gcattgtcaccaacaactgg(配列番号144)
上記配列において、nはa,g,c又はtのいずれか一つを示す。プライマーFwd2はT7 RNAポリメラーゼのプロモーター配列を含んでいる。最初のラウンドで用いたRNAプールのバリエーションは理論上1014であった。
収束が見られた8配列を選び、NGFに対する結合活性を表面プラズモン共鳴法により評価した。測定方法は実施例1と同様であった。その結果、全ての配列がNGFに僅かしか結合しなかった。
シングル配列も含めて全ての配列の二次構造をMFOLDプログラムを用いて予測したところ、コンセンサス二次構造1を含む配列は存在しなかった。
配列番号12で表わされる配列に15%のランダム配列をドープし、その両端に実施例1と同様なプライマー配列を付加したRNAプールを用いてSELEXを行った。SELEXは実施例1とほぼ同様に行った。その鋳型の配列を以下に示す。
5’−gaggatccatgtatgcgcacata−acagccacggagacggaaactacgcagcaggatgtgccaa−cttctggtcgaagttctccc−3’(配列番号145)
そのうち、下線で示した塩基配列は以下の通りである。
a:a(85%),g(5%),c(5%),t(5%)
g:a(5%),g(85%),c(5%),t(5%)
c:a(5%),g(5%),c(85%),t(5%)
t:a(5%),g(5%),c(5%),t(85%)
5’−agacggaaactacgcagcagga−3’−(配列番号146)
アンチセンスオリゴはRNAプールに対して10倍量加えた。得られたRNAの配列を確認したところ、約半分は配列番号12で表わされる配列に数箇所変異が入った配列で、残りは配列番号12で表わされる配列と全く異なる配列であった。
4および7ラウンドから配列番号22〜37で表わされる計16配列を選び、NGFに対する結合活性およびNGFとNGF受容体の結合阻害活性を調べた。測定は実施例1および2に示した通りで表面プラズモン共鳴法を用いた。測定の結果、すべての配列がコントロールの40Nよりも有意にNGFに結合し、NGFとNGF受容体の結合を阻害することがわかった。また、神経突起伸長阻害活性を実施例3と同様な方法で測定した。その結果、全ての配列が10nMの濃度で高い阻害活性を示した。以下にそれぞれの配列番号に対応する実際に得られたヌクレオチド配列を示す。
GGGaGaaC(F)U(F)U(F)C(F)GaC(F)C(F)aGaaGU(F)U(F)GGC(F)aC(F)aU(F)C(F)C(F)U(F)GC(F)U(F)GC(F)GU(F)aGU(F)U(F)U(F)C(F)C(F)GU(F)C(F)U(F)U(F)C(F)GU(F)GGC(F)U(F)GU(F)U(F)aU(F)GU(F)GC(F)GC(F)aU(F)aC(F)aU(F)GGaU(F)C(F)C(F)U(F)C(F)
配列番号23:
GGGaGaaC(F)U(F)U(F)C(F)GaC(F)C(F)aGaaGU(F)GGC(F)aC(F)aU(F)C(F)C(F)U(F)GC(F)U(F)GC(F)GU(F)aGU(F)U(F)U(F)C(F)C(F)GU(F)C(F)U(F)GC(F)GU(F)GGC(F)U(F)GU(F)U(F)aU(F)GU(F)GC(F)GC(F)aU(F)aC(F)aU(F)GGaU(F)C(F)C(F)U(F)C(F)
配列番号24:
GGGaGaaC(F)U(F)U(F)C(F)GaC(F)C(F)aGaaGU(F)U(F)GGC(F)aC(F)aU(F)C(F)C(F)U(F)GC(F)U(F)GC(F)GaaGU(F)U(F)U(F)C(F)C(F)GU(F)C(F)U(F)C(F)C(F)GU(F)GGC(F)U(F)GU(F)U(F)aU(F)GU(F)GC(F)GC(F)aU(F)aC(F)aU(F)GGaU(F)C(F)C(F)U(F)C(F)
配列番号25:
GGGaGaaC(F)U(F)U(F)C(F)GaC(F)C(F)aGaaGU(F)U(F)GGC(F)aC(F)aU(F)C(F)C(F)U(F)GC(F)U(F)GC(F)GC(F)aGU(F)U(F)U(F)C(F)C(F)GU(F)C(F)U(F)aC(F)GU(F)GGC(F)U(F)GU(F)U(F)aU(F)GU(F)GC(F)GC(F)aU(F)aC(F)aU(F)GGaU(F)C(F)C(F)U(F)C(F)
配列番号26:
GGGaGaaC(F)U(F)U(F)C(F)GaC(F)C(F)aGaaGU(F)GGC(F)aC(F)aU(F)C(F)C(F)U(F)GC(F)U(F)GC(F)GU(F)aGU(F)U(F)U(F)C(F)C(F)GU(F)C(F)U(F)U(F)C(F)GC(F)GGC(F)U(F)GU(F)U(F)aU(F)GU(F)GC(F)GC(F)aU(F)aC(F)aU(F)GGaU(F)C(F)C(F)U(F)C(F)
配列番号27:
GGGaGaaC(F)U(F)U(F)C(F)GaC(F)C(F)aGaaGU(F)U(F)GGC(F)aC(F)aU(F)C(F)C(F)U(F)GC(F)U(F)GC(F)GC(F)aGU(F)U(F)U(F)C(F)C(F)GU(F)C(F)U(F)GC(F)GU(F)GGC(F)U(F)GU(F)U(F)aU(F)GU(F)GC(F)GC(F)aU(F)aC(F)aU(F)GGaU(F)C(F)C(F)U(F)C(F)
配列番号28:
GGGaGaaC(F)U(F)U(F)C(F)GaC(F)C(F)aGaaGU(F)U(F)GGC(F)aC(F)aU(F)C(F)C(F)U(F)GC(F)U(F)GC(F)GU(F)aGU(F)U(F)U(F)C(F)C(F)aU(F)C(F)U(F)GC(F)GU(F)GGC(F)U(F)GU(F)U(F)aU(F)GU(F)GC(F)GC(F)aU(F)aC(F)aU(F)GGaU(F)C(F)C(F)U(F)C(F)
配列番号29:
GGGaGaaC(F)U(F)U(F)C(F)GaC(F)C(F)aGaaGU(F)U(F)C(F)aC(F)aU(F)C(F)C(F)U(F)GC(F)U(F)GC(F)GaaGU(F)U(F)U(F)C(F)C(F)U(F)U(F)C(F)U(F)U(F)C(F)GU(F)GGC(F)U(F)GU(F)U(F)aU(F)GU(F)GC(F)GC(F)aU(F)aC(F)aU(F)GGaU(F)C(F)C(F)U(F)C(F)
配列番号30:
GGGaGaaC(F)U(F)U(F)C(F)GaC(F)C(F)aGaaGU(F)U(F)GGC(F)aC(F)aU(F)C(F)C(F)U(F)GC(F)U(F)GC(F)GaaGGU(F)U(F)C(F)C(F)GU(F)C(F)U(F)U(F)C(F)GU(F)GGC(F)U(F)GU(F)aC(F)U(F)aU(F)GU(F)GC(F)GC(F)aU(F)aC(F)aU(F)GGaU(F)C(F)C(F)U(F)C(F)
配列番号31:
GGGaGaaC(F)U(F)U(F)C(F)GaC(F)C(F)aGaaGU(F)U(F)GGC(F)aC(F)aU(F)C(F)C(F)U(F)GC(F)U(F)GC(F)GC(F)aGU(F)U(F)U(F)C(F)C(F)C(F)U(F)C(F)U(F)GC(F)GU(F)GGC(F)U(F)GU(F)U(F)aU(F)GU(F)GC(F)GC(F)aU(F)aC(F)aU(F)GGaU(F)C(F)C(F)U(F)C(F)
配列番号32:
GGGaGaaC(F)U(F)U(F)C(F)GaC(F)C(F)aGaaGU(F)U(F)GGC(F)aC(F)aU(F)C(F)C(F)U(F)GC(F)U(F)GC(F)GGaGU(F)U(F)U(F)C(F)C(F)U(F)U(F)C(F)U(F)U(F)C(F)GU(F)GGC(F)U(F)GU(F)U(F)aU(F)GU(F)GC(F)GC(F)aU(F)aC(F)aU(F)GGaU(F)C(F)C(F)U(F)C(F)
配列番号33:
GGGaGaaC(F)U(F)U(F)C(F)GaC(F)C(F)aGaaGU(F)U(F)GGC(F)aC(F)aU(F)C(F)C(F)U(F)GC(F)C(F)GC(F)GU(F)aGU(F)U(F)U(F)C(F)aaU(F)C(F)U(F)U(F)GGU(F)GGC(F)GU(F)GU(F)aU(F)GU(F)GC(F)GC(F)aU(F)aC(F)aU(F)GGaU(F)C(F)C(F)U(F)C(F)
配列番号34:
GGGaGaaC(F)U(F)U(F)C(F)GaC(F)C(F)aGaaGU(F)U(F)GGC(F)aC(F)aU(F)C(F)C(F)U(F)GC(F)C(F)GC(F)GU(F)aGU(F)U(F)U(F)C(F)C(F)GU(F)C(F)U(F)GC(F)GU(F)GGC(F)U(F)GU(F)U(F)aU(F)GU(F)GC(F)GC(F)aU(F)aC(F)aU(F)GGaU(F)C(F)C(F)U(F)C(F)
配列番号35:
GGGaGaaC(F)U(F)U(F)C(F)GaC(F)C(F)aGaaGU(F)U(F)GGC(F)aC(F)aU(F)C(F)C(F)U(F)GU(F)U(F)GC(F)GU(F)aGU(F)U(F)U(F)C(F)C(F)U(F)U(F)C(F)U(F)aC(F)GU(F)GGC(F)U(F)GU(F)U(F)aU(F)GU(F)GC(F)GC(F)aU(F)aC(F)aU(F)GGaU(F)C(F)C(F)U(F)C(F)
配列番号36:
GGGaGaaC(F)U(F)U(F)C(F)GaC(F)C(F)aGaaGGU(F)aC(F)GU(F)U(F)aGU(F)aC(F)GU(F)U(F)U(F)GC(F)aU(F)aU(F)GU(F)aC(F)aaC(F)C(F)U(F)U(F)GC(F)aU(F)aC(F)GaU(F)aC(F)GU(F)aGGU(F)U(F)aU(F)GU(F)GC(F)GC(F)aU(F)aC(F)aU(F)GGaU(F)C(F)C(F)U(F)C(F)
配列番号37:
GGGaGaaC(F)U(F)U(F)C(F)GaC(F)C(F)aGaaGU(F)U(F)GGC(F)aC(F)aU(F)C(F)C(F)U(F)GC(F)U(F)aC(F)GU(F)aGU(F)U(F)U(F)C(F)C(F)U(F)U(F)C(F)U(F)U(F)C(F)GU(F)GGC(F)U(F)GU(F)U(F)aU(F)GU(F)GC(F)GC(F)aU(F)aC(F)aU(F)GGaU(F)C(F)C(F)U(F)C(F)
配列番号22〜37で表わされるアプタマーの二次構造をMFOLDプログラムを用いて予測した。その結果、配列番号30、33、36で表わされるアプタマー以外のアプタマーは全てコンセンサス二次構造1を含んでいることがわかった。それらのインターナルループ1の配列は全て5’側がCCUで3’側がUGUUであった(図2)。また、ループ2は5’−UUUCCXU−3’で表わされるコンセンサス配列を含んでいた。ここでXはA、G、C、Uのいずれかである。ステム1の最後の塩基対は全てU−aであった。ステム2の1、5、6、8、9番目の塩基対はそれぞれG−C、C−G、G−C、a−U、G−Cであった。2〜4および7番目はいくつかの異なる塩基対が存在した。
TF−1細胞を用いた増殖阻害評価系により配列番号22〜37で表わされるアプタマーの阻害活性を評価した。
ヒト赤白血病細胞株であるTF−1細胞(ATCC Number:CRL−2003)にレトロウイルスベクターを用いて二つのNGF受容体(ヒトTrkAおよびヒトp75)遺伝子を導入し、二つの受容体を同時に安定的に高発現する細胞を作製した。この細胞を20%の胎児ウシ血清を含むRPMI−1640培地に懸濁し、白色の96ウェル平底プレートに1ウェルあたり1000個(50μL)の細胞を播種した。そこに室温にて30分間無血清のRPMI−1640培地中で予め反応させたヒトNGF(最終濃度0.076nM)とアプタマー(最終濃度30〜0.01nM)の混合溶液50μLを添加し、3日後にCellTiter−Glo Luminescent Cell Viability Assay(Promega社製)のCellTiter−Glo試薬を各ウェルに100μL添加後、マイクロプレートリーダーにより化学発光を測定し、NGF刺激によるTF−1細胞の増殖を評価した。NGFのみの添加で細胞を3日間培養して得られた1ウェルあたりの発光量を阻害活性0%、NGF無添加で3日間培養して得られた1ウェルあたりの発光量を阻害活性100%として、NGFとアプタマーを混合添加した場合に得られた1ウェルあたりの発光量から、アプタマーの阻害活性を求めた。その結果、これら全てのアプタマーが10nMの濃度で高い阻害活性を有していることがわかった。
WO2010/035725A1に記載された配列番号62と68で表わされるアプタマーの阻害活性を比較のために調べた。その結果、それぞれのIC50は6.1および7.5nMであった。
高い阻害活性を示した配列番号23、25、26、27、28、29、31、32、34および35で表わされるアプタマーの短鎖化を、コンセンサス二次構造1を参考にしておこなった。NGFに対する結合活性を実施例1と同様に表面プラズモン共鳴法を用いて測定したところ、全ての短鎖化体がNGFに強く結合した。また、神経突起伸長阻害活性とTF−1細胞増殖阻害活性を実施例3および8と同様な方法で測定したところ、10nMの濃度で強い阻害活性を示した。以下にそれらの実際に得られたヌクレオチド配列を示す。
GGGU(F)C(F)C(F)U(F)GC(F)U(F)GC(F)GU(F)aGU(F)U(F)U(F)C(F)C(F)GU(F)C(F)U(F)U(F)C(F)GC(F)GGC(F)U(F)GU(F)U(F)aC(F)C(F)C(F)
配列番号39:(配列番号27の短鎖化体)
GGGU(F)C(F)C(F)U(F)GC(F)U(F)GC(F)GC(F)aGU(F)U(F)U(F)C(F)C(F)GU(F)C(F)U(F)GC(F)GU(F)GGC(F)U(F)GU(F)U(F)aC(F)C(F)C(F)
配列番号40:(配列番号28の短鎖化体)
GGGU(F)C(F)C(F)U(F)GC(F)U(F)GC(F)GU(F)aGU(F)U(F)U(F)C(F)C(F)aU(F)C(F)U(F)GC(F)GU(F)GGC(F)U(F)GU(F)U(F)aC(F)C(F)C(F)
配列番号41:
GGGU(F)C(F)C(F)U(F)GC(F)U(F)GC(F)GaaGU(F)U(F)U(F)C(F)C(F)U(F)U(F)C(F)U(F)U(F)C(F)GU(F)GGC(F)U(F)GU(F)U(F)aC(F)C(F)C(F)
配列番号42:
GGGU(F)C(F)C(F)U(F)GC(F)U(F)GC(F)GC(F)aGU(F)U(F)U(F)C(F)C(F)C(F)U(F)C(F)U(F)GC(F)GU(F)GGC(F)U(F)GU(F)U(F)aC(F)C(F)C(F)
配列番号43:
GGGU(F)C(F)C(F)U(F)GC(F)U(F)GC(F)GGaGU(F)U(F)U(F)C(F)C(F)U(F)U(F)C(F)U(F)U(F)C(F)GU(F)GGC(F)U(F)GU(F)U(F)aC(F)C(F)C(F)
配列番号44:
GGGU(F)C(F)C(F)U(F)GC(F)C(F)GC(F)GU(F)aGU(F)U(F)U(F)C(F)C(F)GU(F)C(F)U(F)GC(F)GU(F)GGC(F)U(F)GU(F)U(F)aC(F)C(F)C(F)
配列番号45:
GGGU(F)C(F)C(F)U(F)GU(F)U(F)GC(F)GU(F)aGU(F)U(F)U(F)C(F)C(F)U(F)U(F)C(F)U(F)aC(F)GU(F)GGC(F)U(F)GU(F)U(F)aC(F)C(F)C(F)
配列番号46:(配列番号23の短鎖化体)
GGGU(F)C(F)C(F)U(F)GC(F)U(F)GC(F)GC(F)aGU(F)U(F)U(F)C(F)C(F)GU(F)C(F)U(F)aC(F)GU(F)GGC(F)U(F)GU(F)U(F)aC(F)C(F)C(F)
配列番号47:(配列番号25の短鎖化体)
GGGU(F)C(F)C(F)U(F)GC(F)U(F)GC(F)GU(F)aGU(F)U(F)U(F)C(F)C(F)GU(F)C(F)U(F)U(F)C(F)GC(F)GGC(F)U(F)GU(F)U(F)aC(F)C(F)C(F)
これらのアプタマーの二次構造をMFOLDプログラムを用いて予測したところ、その全てがコンセンサス二次構造1で示される構造であった。
配列番号12で表わされる配列に21%のランダム配列をドープし、その両端に実施例1と同様なプライマー配列を付加したRNAプールを用いてSELEXを行った。SELEXは実施例1と同様に行った。その鋳型の配列を以下に示す。
5’−gaggatccatgtatgcgcacata−acagccacggagacggaaactacgcagcaggatgtgccaa−cttctggtcgaagttctccc−3’(配列番号145)
そのうち、下線で示した塩基配列は以下のとおりである。
a:a(79%),g(7%),c(7%),t(7%)
g:a(7%),g(79%),c(7%),t(7%)
c:a(7%),g(7%),c(79%),t(7%)
t:a(7%),g(7%),c(7%),t(79%)
5、6、7ラウンドから、計14配列を選び、表面プラズモン共鳴法でNGFに対する結合活性を調べた。測定方法は実施例1に示した通りである。測定の結果、すべての配列がコントロールの40Nよりも有意にNGFに結合した。以下にそれらの実際に得られたヌクレオチド配列を示す。
GGGaGaaC(F)U(F)U(F)C(F)GaC(F)C(F)aGaaGU(F)U(F)GGC(F)aC(F)aU(F)C(F)C(F)U(F)GC(F)U(F)GC(F)GGaGU(F)U(F)U(F)C(F)C(F)GU(F)C(F)U(F)C(F)GGU(F)GGC(F)U(F)GU(F)U(F)aU(F)GU(F)GC(F)GC(F)aU(F)aC(F)aU(F)GGaU(F)C(F)C(F)U(F)C(F)
配列番号49:
GGGaGaaC(F)U(F)U(F)C(F)GaC(F)C(F)aGaaGU(F)U(F)U(F)GC(F)aC(F)aU(F)C(F)C(F)U(F)GC(F)U(F)GC(F)GU(F)aGU(F)U(F)U(F)C(F)C(F)GU(F)C(F)U(F)aC(F)GU(F)GGC(F)U(F)GU(F)U(F)aU(F)GU(F)GC(F)GC(F)aU(F)aC(F)aU(F)GGaU(F)C(F)C(F)U(F)C(F)
配列番号50:
GGGaGaaC(F)U(F)U(F)C(F)GaC(F)C(F)aGaaGC(F)U(F)GGC(F)aC(F)aU(F)C(F)C(F)U(F)GU(F)U(F)GC(F)GU(F)aGU(F)U(F)U(F)C(F)C(F)GU(F)C(F)U(F)aC(F)GU(F)GaC(F)U(F)GU(F)U(F)aU(F)GU(F)GC(F)GC(F)aU(F)aC(F)aU(F)GGaU(F)C(F)C(F)U(F)C(F)
配列番号51:
GGGaGaaC(F)U(F)U(F)C(F)GaC(F)C(F)aGaaGU(F)U(F)GGC(F)aC(F)aC(F)C(F)C(F)U(F)GC(F)U(F)aC(F)GGaGU(F)U(F)U(F)C(F)C(F)GU(F)C(F)U(F)C(F)GGU(F)GGC(F)U(F)GU(F)U(F)aU(F)GU(F)GC(F)GC(F)aU(F)aC(F)aU(F)GGaU(F)C(F)C(F)U(F)C(F)
配列番号52:
GGGaGaaC(F)U(F)U(F)C(F)GaC(F)C(F)aGaaGU(F)U(F)GGC(F)aC(F)aU(F)C(F)C(F)U(F)GC(F)U(F)GC(F)aU(F)aGU(F)U(F)U(F)C(F)C(F)GU(F)C(F)U(F)U(F)U(F)GU(F)GGC(F)U(F)GU(F)U(F)aU(F)GU(F)GC(F)GC(F)aU(F)aC(F)aU(F)GGaU(F)C(F)C(F)U(F)C(F)
配列番号53:
GGGaGaaC(F)U(F)U(F)C(F)GaC(F)C(F)aGaaGU(F)U(F)U(F)GC(F)aC(F)aU(F)C(F)C(F)U(F)GC(F)U(F)GC(F)GC(F)aGU(F)U(F)U(F)C(F)C(F)GU(F)C(F)U(F)aC(F)GU(F)GGC(F)U(F)GU(F)U(F)aU(F)GU(F)GC(F)GC(F)aU(F)aC(F)aU(F)GGaU(F)C(F)C(F)U(F)C(F)
配列番号54:
GGGaGaaC(F)U(F)U(F)C(F)GaC(F)C(F)aGaaGU(F)U(F)GGC(F)aC(F)aU(F)C(F)C(F)U(F)GaU(F)GC(F)GU(F)aGU(F)U(F)U(F)C(F)C(F)GU(F)C(F)U(F)GC(F)GU(F)GU(F)C(F)U(F)GU(F)U(F)aU(F)GU(F)GC(F)GC(F)aU(F)aC(F)aU(F)GGaU(F)C(F)C(F)U(F)C(F)
配列番号55:
GGGaGaaC(F)U(F)U(F)C(F)GaC(F)C(F)aGaaGU(F)U(F)GGC(F)aC(F)aU(F)C(F)C(F)U(F)GU(F)U(F)GC(F)GU(F)aGU(F)U(F)U(F)C(F)C(F)GU(F)C(F)U(F)GC(F)GU(F)GGC(F)U(F)GU(F)U(F)aU(F)GU(F)GC(F)GC(F)aU(F)aC(F)aU(F)GGaU(F)C(F)C(F)U(F)C(F)
配列番号56:
GGGaGaaC(F)U(F)U(F)C(F)GaC(F)C(F)aGaaGU(F)U(F)GC(F)aC(F)aU(F)C(F)C(F)U(F)GC(F)U(F)GU(F)GU(F)aGU(F)U(F)U(F)C(F)C(F)GU(F)C(F)U(F)GC(F)aU(F)GGU(F)U(F)GU(F)U(F)aU(F)GU(F)GC(F)GC(F)aU(F)aC(F)aU(F)GGaU(F)C(F)C(F)U(F)C(F)
配列番号57:
GGGaGaaC(F)U(F)U(F)C(F)GaC(F)C(F)aGaaGU(F)aGGC(F)aC(F)GU(F)C(F)C(F)U(F)GC(F)U(F)GC(F)aU(F)aGU(F)U(F)U(F)C(F)C(F)GU(F)C(F)U(F)GU(F)GU(F)GGC(F)U(F)GU(F)U(F)aU(F)GU(F)GC(F)GC(F)aU(F)aC(F)aU(F)GGaU(F)C(F)C(F)U(F)C(F)
配列番号58:
GGGaGaaC(F)U(F)U(F)C(F)GaC(F)C(F)aGaaGU(F)U(F)GaC(F)aC(F)aU(F)C(F)C(F)U(F)GC(F)U(F)GC(F)GU(F)aGU(F)U(F)U(F)C(F)C(F)GU(F)C(F)U(F)GC(F)GU(F)GGU(F)U(F)GU(F)U(F)aU(F)GU(F)GC(F)GC(F)aU(F)aC(F)aU(F)GGaU(F)C(F)C(F)U(F)C(F)
配列番号59:
GGGaGaaC(F)U(F)U(F)C(F)GaC(F)C(F)aGaaGU(F)U(F)U(F)GC(F)aC(F)aU(F)C(F)C(F)U(F)GC(F)U(F)GC(F)GU(F)aGU(F)U(F)U(F)C(F)C(F)U(F)U(F)C(F)U(F)GC(F)GU(F)GGU(F)U(F)GU(F)U(F)aU(F)GU(F)GC(F)GC(F)aU(F)aC(F)aU(F)GGaU(F)C(F)C(F)U(F)C(F)
配列番号60:
GGGaGaaC(F)U(F)U(F)C(F)GaC(F)C(F)aGaaGU(F)U(F)GGC(F)aC(F)aU(F)C(F)C(F)U(F)GC(F)U(F)GC(F)aGaGU(F)U(F)U(F)C(F)C(F)GU(F)C(F)U(F)C(F)GGU(F)GGC(F)U(F)GU(F)U(F)aU(F)GU(F)GC(F)GC(F)aU(F)aC(F)aU(F)GGaU(F)C(F)C(F)U(F)C(F)
配列番号61:
GGGaGaaC(F)U(F)U(F)C(F)GaC(F)C(F)aGaaGU(F)U(F)aGC(F)aC(F)aU(F)C(F)C(F)U(F)GC(F)U(F)GC(F)GU(F)aGU(F)U(F)U(F)C(F)C(F)GU(F)C(F)U(F)U(F)C(F)GC(F)GGU(F)U(F)GU(F)U(F)aU(F)GU(F)GC(F)GC(F)aU(F)aC(F)aU(F)GGaU(F)C(F)C(F)U(F)C(F)
これらのアプタマーの二次構造をMFOLDプログラムを用いて予測したところ、その全てにコンセンサス二次構造1で示される構造が見られた。それらのインターナルループ1の配列は全て5’側がCCUで3’側がUGUUであった。また、ループ2は5’−UUUCCXU−3’で表わされるコンセンサス配列を含んでいた。ここでXはGまたはUのいずれかである。ステム2は1、3、8、9番目の塩基対がそれぞれG−C、U−G、a−U、G−Cであった。2および4〜7番目はいくつかの異なる塩基対が存在した。
実施例3および8と同様に、神経突起伸長阻害活性とTF−1細胞増殖阻害活性を評価した。その結果、これらのアプタマーは全て10nMの濃度で高い阻害活性を示した。以下にそれらの実際に得られたヌクレオチド配列を示す。
GGGU(F)C(F)C(F)U(F)GC(F)U(F)GC(F)GGaGU(F)U(F)U(F)C(F)C(F)GU(F)C(F)U(F)C(F)GGU(F)GGC(F)U(F)GU(F)U(F)aC(F)C(F)C(F)
配列番号63:
GGGU(F)C(F)C(F)U(F)GC(F)U(F)GC(F)GU(F)aGU(F)U(F)U(F)C(F)C(F)GU(F)C(F)U(F)aC(F)GU(F)GGC(F)U(F)GU(F)U(F)aC(F)C(F)C(F)
配列番号64:
GGGU(F)C(F)C(F)U(F)GU(F)U(F)GC(F)GU(F)aGU(F)U(F)U(F)C(F)C(F)GU(F)C(F)U(F)aC(F)GU(F)GaC(F)U(F)GU(F)U(F)aC(F)C(F)C(F)
配列番号65:
GGGU(F)C(F)C(F)U(F)GC(F)U(F)aC(F)GGaGU(F)U(F)U(F)C(F)C(F)GU(F)C(F)U(F)C(F)GGU(F)GGC(F)U(F)GU(F)U(F)aC(F)C(F)C(F)
配列番号66:
GGGU(F)C(F)C(F)U(F)GC(F)U(F)GC(F)aU(F)aGU(F)U(F)U(F)C(F)C(F)GU(F)C(F)U(F)U(F)U(F)GU(F)GGC(F)U(F)GU(F)U(F)aC(F)C(F)C(F)
配列番号67:
GGGU(F)C(F)C(F)U(F)GC(F)U(F)GC(F)GC(F)aGU(F)U(F)U(F)C(F)C(F)GU(F)C(F)U(F)aC(F)GU(F)GGC(F)U(F)GU(F)U(F)aC(F)C(F)C(F)
配列番号68:
GGGU(F)C(F)C(F)U(F)GaU(F)GC(F)GU(F)aGU(F)U(F)U(F)C(F)C(F)GU(F)C(F)U(F)GC(F)GU(F)GU(F)C(F)U(F)GU(F)U(F)aC(F)C(F)C(F)
配列番号69:
GGGU(F)C(F)C(F)U(F)GU(F)U(F)GC(F)GU(F)aGU(F)U(F)U(F)C(F)C(F)GU(F)C(F)U(F)GC(F)GU(F)GGC(F)U(F)GU(F)U(F)aC(F)C(F)C(F)
配列番号70:
GGGU(F)C(F)C(F)U(F)GC(F)U(F)GU(F)GU(F)aGU(F)U(F)U(F)C(F)C(F)GU(F)C(F)U(F)GC(F)aU(F)GGU(F)U(F)GU(F)U(F)aC(F)C(F)C(F)
配列番号71:
GGGU(F)C(F)C(F)U(F)GC(F)U(F)GC(F)aU(F)aGU(F)U(F)U(F)C(F)C(F)GU(F)C(F)U(F)GU(F)GU(F)GGC(F)U(F)GU(F)U(F)aC(F)C(F)C(F)
配列番号72:
GGGU(F)C(F)C(F)U(F)GC(F)U(F)GC(F)GU(F)aGU(F)U(F)U(F)C(F)C(F)GU(F)C(F)U(F)GC(F)GU(F)GGU(F)U(F)GU(F)U(F)aC(F)C(F)C(F)
配列番号73:
GGGU(F)C(F)C(F)U(F)GC(F)U(F)GC(F)GU(F)aGU(F)U(F)U(F)C(F)C(F)U(F)U(F)C(F)U(F)GC(F)GU(F)GGU(F)U(F)GU(F)U(F)aC(F)C(F)C(F)
配列番号74:
GGGU(F)C(F)C(F)U(F)GC(F)U(F)GC(F)aGaGU(F)U(F)U(F)C(F)C(F)GU(F)C(F)U(F)C(F)GGU(F)GGC(F)U(F)GU(F)U(F)aC(F)C(F)C(F)
配列番号75:
GGGU(F)C(F)C(F)U(F)GC(F)U(F)GC(F)GU(F)aGU(F)U(F)U(F)C(F)C(F)GU(F)C(F)U(F)U(F)C(F)GC(F)GGU(F)U(F)GU(F)U(F)aC(F)C(F)C(F)
コンセンサス二次構造1のステム2をランダム配列にした以下のような鋳型を用いて、実施例1と同様なSELEXを行った。
5’−gaggatccatgtatgcgcacataacagnnnnnnngacggaaacnnnnnnncaggatgtgccaacttctggtcgaagttctccc−3’(配列番号147)
GGGU(F)C(F)C(F)U(F)GaU(F)U(F)aaGaGU(F)U(F)U(F)C(F)C(F)GU(F)C(F)U(F)C(F)GU(F)aaU(F)C(F)U(F)GU(F)U(F)aC(F)C(F)C(F)
配列番号77:
GGGU(F)C(F)C(F)U(F)GaC(F)U(F)aaGaGU(F)U(F)U(F)C(F)C(F)GU(F)C(F)U(F)C(F)GU(F)aGU(F)C(F)U(F)GU(F)U(F)aC(F)C(F)C(F)
配列番号78:
GGGU(F)C(F)C(F)U(F)GGC(F)C(F)aaGaGU(F)U(F)U(F)C(F)C(F)GU(F)C(F)U(F)C(F)GU(F)GGU(F)C(F)U(F)GU(F)U(F)aC(F)C(F)C(F)
配列番号79:
GGGU(F)C(F)C(F)U(F)GGU(F)U(F)aaGaGU(F)U(F)U(F)C(F)C(F)GU(F)C(F)U(F)C(F)GU(F)aaC(F)C(F)U(F)GU(F)U(F)aC(F)C(F)C(F)
配列番号80:
GGGU(F)C(F)C(F)U(F)GGC(F)U(F)aaGaGU(F)U(F)U(F)C(F)C(F)GU(F)C(F)U(F)C(F)GU(F)aGU(F)C(F)U(F)GU(F)U(F)aC(F)C(F)C(F)
配列番号81:
GGGU(F)C(F)C(F)U(F)GGU(F)GaU(F)aaGU(F)U(F)U(F)C(F)C(F)GU(F)C(F)U(F)U(F)aU(F)C(F)aC(F)C(F)U(F)GU(F)U(F)aC(F)C(F)C(F)
配列番号82:
GGGU(F)C(F)C(F)U(F)GGaU(F)aaGaGU(F)U(F)U(F)C(F)C(F)GU(F)C(F)U(F)C(F)GU(F)aU(F)C(F)C(F)U(F)GU(F)U(F)aC(F)C(F)C(F)
配列番号83:
GGGU(F)C(F)C(F)U(F)GU(F)aC(F)aaGaGU(F)U(F)U(F)C(F)C(F)GU(F)C(F)U(F)C(F)GU(F)GU(F)aC(F)U(F)GU(F)U(F)aC(F)C(F)C(F)
配列番号84:
GGGU(F)C(F)C(F)U(F)GU(F)C(F)GC(F)U(F)aaGU(F)U(F)U(F)C(F)C(F)GU(F)C(F)U(F)U(F)U(F)GC(F)GGC(F)U(F)GU(F)U(F)aC(F)C(F)C(F)
配列番号85:
GGGU(F)C(F)C(F)U(F)GaGU(F)aaGaGU(F)U(F)U(F)C(F)C(F)GU(F)C(F)U(F)C(F)aU(F)aC(F)U(F)C(F)U(F)GU(F)U(F)aC(F)C(F)C(F)
配列番号86:
GGGU(F)C(F)C(F)U(F)GC(F)U(F)GC(F)GU(F)aGU(F)U(F)U(F)C(F)C(F)U(F)U(F)C(F)U(F)GC(F)GU(F)GGU(F)U(F)GU(F)U(F)aC(F)C(F)C(F)
配列番号87:
GGGU(F)C(F)C(F)U(F)GC(F)U(F)C(F)aaGaGU(F)U(F)U(F)C(F)C(F)GU(F)C(F)U(F)C(F)GU(F)GGGC(F)U(F)GU(F)U(F)aC(F)C(F)C(F)
配列番号88:
GGGU(F)C(F)C(F)U(F)GU(F)U(F)C(F)aaGaGU(F)U(F)U(F)C(F)C(F)GU(F)C(F)U(F)C(F)GU(F)GaaC(F)U(F)GU(F)U(F)aC(F)C(F)C(F)
配列番号89:
GGGU(F)C(F)C(F)U(F)GU(F)GGaaGaGU(F)U(F)U(F)C(F)C(F)GU(F)C(F)U(F)C(F)GU(F)C(F)C(F)aC(F)U(F)GU(F)U(F)aC(F)C(F)C(F)
配列番号90:
GGGU(F)C(F)C(F)U(F)GC(F)GU(F)aaGaGU(F)U(F)U(F)C(F)C(F)GU(F)C(F)U(F)C(F)GU(F)aU(F)GC(F)U(F)GU(F)U(F)aC(F)C(F)C(F)
配列番号91:
GGGU(F)C(F)C(F)U(F)GC(F)C(F)U(F)aaGaGU(F)U(F)U(F)C(F)C(F)GU(F)C(F)U(F)C(F)GU(F)aGGC(F)U(F)GU(F)U(F)aC(F)C(F)C(F)
配列番号92:
GGGU(F)C(F)C(F)U(F)GaC(F)C(F)aaGaGU(F)U(F)U(F)C(F)C(F)GU(F)C(F)U(F)C(F)GU(F)GGU(F)C(F)U(F)GU(F)aC(F)C(F)C(F)
これらのアプタマーの神経突起伸長阻害活性は、NGFのみ添加の際に得られた1細胞あたりの神経突起長を阻害活性0%、NGF無添加で2日間培養して得られた1細胞あたりの神経突起長を阻害活性100%として、NGFとアプタマーを混合添加した場合に得られた1細胞あたりの神経突起長から算出した。50%阻害濃度(IC50)は、50%阻害活性を挟む上下二点の濃度より求めた。実験の結果を表1に示す。表1においてIC50値を「<X」と記載したものは、記載した濃度Xが測定最低濃度であった場合において阻害活性が50%以上であったことを示す。実験したすべてのアプタマーが強い阻害活性を示した。その一部のIC50値を表1に示す。
これらのアプタマーのインターナルループ1の配列は全て5’側がCCUで3’側がUGUUであった。また、ループ2は5’UUUCCXU3’で表わされるコンセンサス配列を含んでいた。ここでXはGまたはUのいずれかである。ステム1の最後の塩基対は全てU−aであった。ステム2は1、8、9番目の塩基対がそれぞれG−C、a−U、G−Cであった。2〜7番目はいくつかの異なる塩基対が存在した。
NGFは阻害するがNT−3およびNT−4は阻害しないアプタマーを作製するために新たなSELEXを行った。最初のプールとして、実施例9と10の最初に用いたRNAプールを1:1で混合したものを使用した。セレクション前のRNAプールにNT−3(R&D Systems社製、294pmol)、NT−4(R&D Systems社製、179pmol)およびBDNF(R&D Systems社製、148pmol)を混合し、これをNGF(380pmol)が固定化されたビーズに加えた。
4ラウンド終了後に48クローンの配列を確認したところ、配列の収束が見られなかった。シングル配列の中に配列番号27、28、34、64、72と同じ配列のものがあった。新規な14配列を選び、MFOLDプログラムを用いて二次構造を予測したところ、全てコンセンサス二次構造1を含んでいた。そこで、これらのアプタマーをコンセンサス二次構造1と同様に40merまで短鎖化した。これらの短鎖化体のNGFとNT−3に対する結合活性を表面プラズモン共鳴法で測定した。測定方法は実施例1に示したように、BIAcore社製のBIAcore2000を使用し、センサーチップとしてアミノ基と反応するCM5を用いた。タンパク質の固定化は実施例1と同様にEthyl−3−carbodiimide hydrochlorideとN−hydroxysuccinimideを用いて行った。ヒトNGFあるいはNT−3は固定化溶液(10mM酢酸ナトリウム、pH6)に溶解し25〜40μg/mlとして使用した。タンパク質固定化後、ethanolamine−HClによるブロッキングを行った。NGFとNT−3の固定化量はそれぞれ3,000〜4,000RUと3,000〜5,000RUとした。アナライト用のアプタマーは0.15μM〜0.5μMに調製した。ランニングバッファーと再生用液は実施例1と同様であった。NT−3はFC2に、NGFはFC3に固定化し、それぞれFC1の結果を引くことで最終的なセンサーグラムとした。その結果、7配列がNGFに強く結合することがわかった。一方、NT−3に対してはどれもほとんど結合しなかった。
実施例3と同様に神経突起伸長阻害活性を測定したところ、配列番号93〜98で表わされるアプタマーが10nMで強い阻害活性を示した。以下に各配列番号に対応する実際に得られたヌクレオチド配列を示す。
GGGU(F)C(F)C(F)U(F)GC(F)C(F)GC(F)GU(F)aGU(F)U(F)U(F)C(F)C(F)GU(F)C(F)U(F)U(F)C(F)GC(F)GGU(F)U(F)GU(F)U(F)aC(F)C(F)C(F)
配列番号94:
GGGU(F)C(F)C(F)U(F)GC(F)U(F)GC(F)GU(F)aGU(F)U(F)U(F)C(F)C(F)GU(F)C(F)U(F)GC(F)GGaGC(F)U(F)GU(F)U(F)aC(F)C(F)C(F)
配列番号95:
GGGU(F)C(F)C(F)U(F)GC(F)U(F)GC(F)GU(F)aGU(F)U(F)U(F)C(F)C(F)aU(F)C(F)U(F)U(F)C(F)GU(F)GGC(F)U(F)GU(F)U(F)aC(F)C(F)C(F)
配列番号96:
GGGU(F)C(F)C(F)U(F)GC(F)U(F)GC(F)GU(F)aGU(F)U(F)U(F)C(F)C(F)GU(F)C(F)U(F)aU(F)GU(F)GGC(F)U(F)GU(F)U(F)aC(F)C(F)C(F)
配列番号97:
GGGU(F)C(F)C(F)U(F)GC(F)U(F)aC(F)GU(F)aGU(F)U(F)U(F)C(F)C(F)GU(F)C(F)U(F)GC(F)GU(F)GGC(F)U(F)GU(F)U(F)aC(F)C(F)C(F)
配列番号98:
GGGU(F)C(F)C(F)U(F)GC(F)U(F)aC(F)GU(F)aGU(F)U(F)U(F)C(F)C(F)GU(F)C(F)U(F)aC(F)GU(F)GGC(F)U(F)GU(F)U(F)aC(F)C(F)C(F)
これらのアプタマーのインターナルループ1の配列は全て5’側がCCUで3’側がUGUUであった。また、ループ2は5’UUUCCXU3’で表わされるコンセンサス配列を含んでいた。ここでXはGまたはaのいずれかである。ステム1の最後の塩基対は全てU−aであった。ステム2は2、5、8、9番目の塩基対がそれぞれC−G、C−G、a−U、G−Cであった。他はいくつかの異なる塩基対が存在した。
SELEXを7ラウンドまで追加し48クローンの配列を確認したところ、大半の配列は一種類の配列に収束した。残りの中からシングル13配列を選び、上記と同様に表面プラズモン共鳴法でNGFおよびNT−3に対する結合活性を調べた。測定の結果、7配列がNGFに強く結合することがわかった。一方、NT−3に対してはどれもほとんど結合しなかった。
配列番号99:
GGGaGaaC(F)U(F)U(F)C(F)GaC(F)C(F)aGaaGU(F)C(F)C(F)aaaC(F)GGGaC(F)U(F)U(F)U(F)aU(F)aC(F)C(F)U(F)C(F)U(F)GaGU(F)C(F)GC(F)C(F)U(F)U(F)U(F)GC(F)U(F)C(F)C(F)U(F)aU(F)GU(F)GC(F)GC(F)aU(F)aC(F)aU(F)GGaU(F)C(F)C(F)U(F)C(F)
配列番号100:
GGGaGaaC(F)U(F)U(F)C(F)GaC(F)C(F)aGaaGaC(F)C(F)aaaC(F)GGaC(F)U(F)U(F)U(F)aU(F)aC(F)C(F)U(F)C(F)U(F)GaGU(F)C(F)GC(F)C(F)U(F)aU(F)GC(F)U(F)C(F)C(F)U(F)aU(F)GU(F)GC(F)GC(F)aU(F)aC(F)aU(F)GGaU(F)C(F)C(F)U(F)C(F)
NGFは阻害するがNT−3およびNT−4は阻害しないアプタマーを作製するために新たなSELEXを実施例12と同様に行った。最初に用いたRNAプールの鋳型とプライマーは以下の通りである。
鋳型5:
5’−gaggatccatgtatgcgcacatnnnnggatacgagnnnnnnnctcttatccnnnatgtgccaacttctggtcgaagttctccc−3’(配列番号148)
そのうち、下線で示した塩基配列は以下の通りである。
a:a(70%),g(10%),c(10%),t(10%)
g:a(10%),g(70%),c(10%),t(10%)
c:a(10%),g(10%),c(70%),t(10%)
t:a(10%),g(10%),c(10%),t(70%)
プライマーFwd3:
5’−taatacgactcactatagggagaacttcgaccagaagttggcaca(配列番号149)
プライマーRev3:
5’−gaggatccatgtatgcgcaca(配列番号150)
鋳型配列は配列番号82で表わされる配列を基にしており、コンセンサス二次構造1のステム2に30%のランダム配列をドープし、インターナルループ1とループ2部分を完全なランダム配列(n)にした。
4ラウンド終了後に48クローンの配列を確認したところ、21クローンは配列番号22で表わされる配列と一致していた。残りの配列のうち2クローンは同一の配列で、他はシングル配列であった。そのうちの13配列を選び、二次構造をMFOLDプログラムで予測したところ、コンセンサス二次構造1の構造を有していた。そこで、それらのアプタマーをコンセンサス二次構造1と同様になるように40merまで短鎖化した。短鎖化したアプタマーの結合活性を実施例12と同様に表面プラズモン共鳴法で確認した。NT−4はNT−3と同様に測定した。その結果、短鎖化体がNGFと強く結合することがわかった。一方、NT−3およびNT−4との結合は弱かった。
また、これらの短鎖化体に対して実施例3と同様に神経突起伸長阻害活性を測定したところ、配列番号101、および102で表わされるアプタマーのIC50値が1nM以下の強い阻害活性を示した(表1)。一方、実施例8と同様にTF−1細胞増殖阻害活性を測定したところ、同じ2アプタマーのIC50値は1nM以上であった。以下に各配列番号に対応する実際に得られたヌクレオチド配列を示す。
GGGU(F)C(F)C(F)U(F)GaC(F)GU(F)aU(F)aGU(F)U(F)U(F)C(F)C(F)GU(F)C(F)U(F)GU(F)aU(F)GU(F)C(F)U(F)GU(F)U(F)aC(F)C(F)C(F)
配列番号102:
GGGU(F)C(F)C(F)U(F)GaGC(F)aaGaGU(F)U(F)U(F)C(F)C(F)GU(F)C(F)U(F)C(F)aU(F)GC(F)U(F)C(F)U(F)GU(F)U(F)aC(F)C(F)C(F)
コンセンサス二次構造1を有するアプタマーで、NGFは阻害するが他のニューロトロフィンは阻害しないアプタマーを得るために、高速シーケンサーGS FLX(Roche社製)を用いてシーケンス解析を行った。実施例1ではサンガーシーケンスにより48クローンの配列解析を行ったが、高速シーケンサーを用いると数万配列の解析が可能となる。測定およびデータ解析はOperon社で実施し、サンプル調製はOperon社のプロトコールに従って行った。測定対象のDNAは実施例8で行われたSELEXで得られた7、9、10ラウンド、実施例12で行われたSELEXで得られた4および5ラウンド、実施例13で行われたSELEXで得られた3および4ラウンド終了後のDNAプールを等モルずつ混合したプールとした。
得られたシーケンス配列の総数は69249であった。そのうち、FLXプライマー配列が完全一致または1塩基置換している配列で、且つ、N40の部分の配列長が40である配列は40077配列であった。これらの配列の二次構造をRNAfoldプログラムを用いて予測した。コンセンサス二次構造1と同じ構造を含む配列は22453配列存在した。実施例10、12、13でサンガーシーケンスにより得られた配列と比較したところ、99%が新規配列であった。新規の配列のうち、収束していた配列は1615種類であり、シングル配列は4168配列であった。これらの中から高頻度で出現した新規52配列を選び、コンセンサス二次構造1の形になるように40merまで短鎖化した。また、実施例13でサンガーシークエンスにより得られたシングル配列を10配列拾い直し、同様に40merまで短鎖化した。
短鎖化した配列は表面プラズモン共鳴法でNGF、NT−3、NT−4との結合を測定した。測定は実施例13と同様に行った。その結果、すべての配列がNGFと結合したが、特に以下に示す15配列が強く結合した。一方、NT−3およびNT−4とはほとんど結合しなかった。
そこで、それら15配列の神経突起伸長阻害活性を実施例3と同様な方法で測定した。その結果、すべてのアプタマーのIC50値が1nM以下であることがわかった(表1)。また、TF−1細胞増殖阻害活性を実施例8と同様な方法で測定したところ、配列番号111、112、114〜117で表わされるアプタマーはIC50値が1nM以下であった(表1)。
以下に各配列番号に対応する実際に得られたヌクレオチド配列を示す。なお、配列番号111は実施例13でサンガーシーケンスにより得られた配列である。
GGGU(F)C(F)C(F)U(F)GC(F)U(F)GC(F)GU(F)aGU(F)U(F)U(F)C(F)C(F)GU(F)C(F)U(F)GC(F)GU(F)GGU(F)U(F)GU(F)U(F)aC(F)C(F)C(F)
配列番号104:
GGGU(F)C(F)C(F)U(F)GaU(F)GU(F)C(F)aaGU(F)U(F)U(F)C(F)C(F)GU(F)C(F)U(F)U(F)GaU(F)GU(F)C(F)U(F)GU(F)U(F)aC(F)C(F)C(F)
配列番号105:
GGGU(F)C(F)C(F)U(F)GU(F)U(F)GC(F)U(F)aaGU(F)U(F)U(F)C(F)C(F)GU(F)C(F)U(F)U(F)aGU(F)GaC(F)U(F)GU(F)U(F)aC(F)C(F)C(F)
配列番号106:
GGGU(F)C(F)C(F)U(F)GC(F)U(F)GC(F)GU(F)aGU(F)U(F)U(F)C(F)C(F)GU(F)C(F)U(F)GC(F)GU(F)aGC(F)U(F)GU(F)U(F)aC(F)C(F)C(F)
配列番号107:
GGGU(F)C(F)C(F)U(F)GC(F)U(F)GC(F)GaaGU(F)U(F)U(F)C(F)C(F)GU(F)C(F)U(F)U(F)C(F)GU(F)GGC(F)U(F)GU(F)U(F)aC(F)C(F)C(F)
配列番号108:
GGGU(F)C(F)C(F)U(F)GU(F)U(F)GC(F)GU(F)aGU(F)U(F)U(F)C(F)C(F)GU(F)C(F)U(F)GC(F)GU(F)GaC(F)U(F)GU(F)U(F)aC(F)C(F)C(F)
配列番号109:
GGGU(F)C(F)C(F)U(F)GC(F)U(F)GC(F)GU(F)aGU(F)U(F)U(F)C(F)C(F)U(F)U(F)C(F)U(F)GC(F)GU(F)GGC(F)U(F)GU(F)U(F)aC(F)C(F)C(F)
配列番号110:
GGGU(F)C(F)C(F)U(F)GC(F)C(F)GC(F)GU(F)aGU(F)U(F)U(F)C(F)C(F)GU(F)C(F)U(F)GC(F)GU(F)GGC(F)U(F)GU(F)U(F)aC(F)C(F)C(F)
配列番号111:
GGGU(F)C(F)C(F)U(F)GU(F)C(F)U(F)aaGaGU(F)U(F)U(F)C(F)C(F)GU(F)C(F)U(F)C(F)GU(F)aGaC(F)U(F)GU(F)U(F)aC(F)C(F)C(F)
配列番号112:
GGGU(F)C(F)C(F)U(F)GU(F)U(F)C(F)aaGaGU(F)U(F)U(F)C(F)C(F)GU(F)C(F)U(F)C(F)GU(F)GGaC(F)U(F)GU(F)U(F)aC(F)C(F)C(F)
配列番号113:
GGGU(F)C(F)C(F)U(F)GC(F)U(F)GU(F)GU(F)aGU(F)U(F)U(F)C(F)C(F)GU(F)C(F)U(F)GC(F)aU(F)GGU(F)U(F)GU(F)U(F)aC(F)C(F)C(F)
配列番号114:
GGGU(F)C(F)C(F)U(F)GaC(F)aaaGaGU(F)U(F)U(F)C(F)C(F)GU(F)C(F)U(F)C(F)GU(F)U(F)GU(F)C(F)U(F)GU(F)U(F)aC(F)C(F)C(F)
配列番号115:
GGGU(F)C(F)C(F)U(F)GU(F)C(F)U(F)aaGaGU(F)U(F)U(F)C(F)C(F)GU(F)C(F)U(F)C(F)GU(F)aGaC(F)U(F)GU(F)U(F)aC(F)C(F)C(F)
配列番号116:
GGGU(F)C(F)C(F)U(F)GU(F)U(F)C(F)aaGaGU(F)U(F)U(F)C(F)C(F)GU(F)C(F)U(F)C(F)GU(F)GaaC(F)U(F)GU(F)U(F)aC(F)C(F)C(F)
配列番号117:
GGGU(F)C(F)C(F)U(F)GU(F)U(F)GaaGaGU(F)U(F)U(F)C(F)C(F)GU(F)C(F)U(F)C(F)GU(F)C(F)aaC(F)U(F)GU(F)U(F)aC(F)C(F)C(F)
これらのアプタマーのインターナルループ1の配列は全て5’側がCCUで3’側がUGUUであった。また、ループ2は5’UUUCCXU3’で表わされるコンセンサス配列を含んでいた。ここでXはGまたはUのいずれかである。ステム1の最後の塩基対は全てU−aであった。ステム2は8および9番目の塩基対がそれぞれa−U、G−Cであった。1〜7番目はいくつかの異なる塩基対が存在した。
アプタマーの血液中での安定性を高めるために、リボースの2’位の修飾を変えた改変体を作製した。
以下にそれぞれの修飾体の配列を示す。ヌクレオチドにおける括弧は、その2’位の修飾を示し、Fはフッ素原子、MはO−メチル基、LはLocked Nucleic Acid(LNA)を示す。大文字はRNA、小文字はDNA、idTはinverted dTを示す。リンカーは5’末端の場合はssH Linker(SAFC)またはDMS(O)MT−AMINO−MODIFIFIER C6(GLENRESEARCH)を、3’末端の場合はTFA Amino C−6 lcaa CPG(ChemGenes)を用いた。PEG40GS2は分子量40000の2分岐GS型(SUNBRIGHT GL2−400GS2 日油社製)、PEG40TS2は分子量40000の2分岐TS型(SUNBRIGHT GL2−400TS 日油社製)、PEG40TS4は分子量40000の4分岐TS型(SUNBRIGHT GL4−400TS 日油社製)、PEG80TS2は分子量80000の2分岐TS型(SUNBRIGHT GL2−800TS 日油社製)、PEG80TS4は分子量80000の4分岐TS型(SUNBRIGHT GL4−800TS 日油社製)である。
idT-G(M)G(M)G(M)U(F)C(F)C(F)U(F)GC(F)U(F)G(M)C(F)G(M)U(F)aG(M)U(F)U(F)U(F)C(F)C(F)G(M)U(F)C(F)U(F)U(F)C(F)G(M)C(F)G(M)G(M)C(F)U(F)GU(F)U(F)aC(F)C(F)C(F)-idT
配列番号151:
idT-G(M)G(M)G(M)U(F)C(F)C(F)U(F)GC(F)U(F)G(M)C(F)G(M)U(F)aG(M)U(F)U(F)U(F)C(F)C(F)G(M)U(F)C(F)U(F)GC(F)G(M)U(F)G(M)G(M)C(F)U(F)GU(F)U(F)aC(F)C(F)C(F)-idT
配列番号152:
idT-G(M)G(M)G(M)U(F)C(F)C(F)U(F)GC(F)U(F)G(M)C(F)G(M)U(F)aG(M)U(F)U(F)U(F)C(F)C(F)G(M)U(F)C(F)U(F)G(M)C(F)G(M)U(F)G(M)G(M)C(F)U(F)GU(F)U(F)aC(F)C(F)C(F)-idT
配列番号153:
PEG40GS2-G(M)G(M)G(M)U(F)C(F)C(F)U(F)GC(F)U(F)G(M)C(F)G(M)U(F)aG(M)U(F)U(F)U(F)C(F)C(F)G(M)U(F)C(F)U(F)G(M)C(F)G(M)U(F)G(M)G(M)C(F)U(F)GU(F)U(F)aC(F)C(F)C(F)-idT
配列番号154:
idT-G(M)G(M)G(M)U(F)C(F)C(F)U(F)GC(F)U(F)G(M)C(F)G(M)U(F)aG(M)U(F)U(F)U(F)C(F)C(F)G(M)U(F)C(F)U(F)G(M)C(F)G(M)U(F)G(M)G(M)C(F)U(F)GU(F)U(F)aC(F)C(F)C(F)-PEG40GS2
配列番号155:
idT-G(M)G(M)G(M)U(F)C(F)C(F)U(F)GC(F)U(F)G(M)C(F)G(M)C(F)aG(M)U(F)U(F)U(F)C(F)C(F)G(M)U(F)C(F)U(F)aC(F)G(M)U(F)G(M)G(M)C(F)U(F)GU(F)U(F)aC(F)C(F)C(F)-idT
配列番号62(1):
idT-G(M)G(M)G(M)U(F)C(F)C(F)U(F)GC(F)U(F)G(M)C(F)G(M)G(M)aG(M)U(F)U(F)U(F)C(F)C(F)G(M)U(F)C(F)U(F)C(F)G(M)G(M)U(F)G(M)G(M)C(F)U(F)GU(F)U(F)aC(F)C(F)C(F)-idT
配列番号66(1):
idT-G(M)G(M)G(M)U(F)C(F)C(F)U(F)GC(F)U(F)G(M)C(F)aU(F)aG(M)U(F)U(F)U(F)C(F)C(F)G(M)U(F)C(F)U(F)U(F)U(F)G(M)U(F)G(M)G(M)C(F)U(F)GU(F)U(F)aC(F)C(F)C(F)-idT
配列番号68(1):
idT-G(M)G(M)G(M)U(F)C(F)C(F)U(F)GaU(F)G(M)C(F)G(M)U(F)aG(M)U(F)U(F)U(F)C(F)C(F)G(M)U(F)C(F)U(F)G(M)C(F)G(M)U(F)G(M)U(F)C(F)U(F)GU(F)U(F)aC(F)C(F)C(F)-idT
配列番号71(1):
idT-G(M)G(M)G(M)U(F)C(F)C(F)U(F)GC(F)U(F)G(M)C(F)aU(F)aG(M)U(F)U(F)U(F)C(F)C(F)G(M)U(F)C(F)U(F)G(M)U(F)G(M)U(F)G(M)G(M)C(F)U(F)GU(F)U(F)aC(F)C(F)C(F)-idT
配列番号74(1):
idT-G(M)G(M)G(M)U(F)C(F)C(F)U(F)GC(F)U(F)G(M)C(F)aG(M)aG(M)U(F)U(F)U(F)C(F)C(F)G(M)U(F)C(F)U(F)C(F)G(M)G(M)U(F)G(M)G(M)C(F)U(F)GU(F)U(F)aC(F)C(F)C(F)-idT
配列番号76(1):
idT-G(M)G(M)G(M)U(F)C(F)C(F)U(F)GaU(F)U(F)aaG(M)aG(M)U(F)U(F)U(F)C(F)C(F)G(M)U(F)C(F)U(F)C(F)G(M)U(F)aaU(F)C(F)U(F)GU(F)U(F)aC(F)C(F)C(F)-idT
配列番号77(1):
idT-G(M)G(M)G(M)U(F)C(F)C(F)U(F)GaC(F)U(F)aaG(M)aG(M)U(F)U(F)U(F)C(F)C(F)G(M)U(F)C(F)U(F)C(F)G(M)U(F)aG(M)U(F)C(F)U(F)GU(F)U(F)aC(F)C(F)C(F)-idT
配列番号78(1):
idT-G(M)G(M)G(M)U(F)C(F)C(F)U(F)GG(M)C(F)C(F)aaG(M)aG(M)U(F)U(F)U(F)C(F)C(F)G(M)U(F)C(F)U(F)C(F)G(M)U(F)G(M)G(M)U(F)C(F)U(F)GU(F)U(F)aC(F)C(F)C(F)-idT
配列番号78(2):
idT-G(M)G(M)G(M)U(M)C(F)C(M)U(F)GG(M)C(F)C(F)aaG(M)aG(M)U(F)U(F)U(F)C(F)C(M)G(M)U(M)C(F)U(F)C(M)G(M)U(M)G(M)G(M)U(M)C(M)U(F)GU(M)U(F)aC(M)C(M)C(M)-idT
配列番号78(3):
idT-G(M)G(M)G(M)U(M)C(F)C(M)U(F)GG(M)C(M)C(M)aaG(M)aG(M)U(F)U(F)U(F)C(F)C(M)G(M)U(M)C(F)U(F)C(M)G(M)U(M)G(M)G(M)U(F)C(M)U(F)GU(M)U(F)aC(M)C(M)C(M)-idT
配列番号78(4):
idT-G(M)G(M)G(M)U(M)C(F)C(M)U(F)GG(M)C(M)C(M)aaG(M)aG(M)U(F)U(F)U(F)C(F)C(M)G(M)U(M)C(F)U(F)C(M)G(M)U(M)G(M)G(M)U(M)C(M)U(F)GU(M)U(F)aC(M)C(M)C(M)-idT
配列番号79(1):
idT-G(M)G(M)G(M)U(F)C(F)C(F)U(F)GG(M)U(F)U(F)aaG(M)aG(M)U(F)U(F)U(F)C(F)C(F)G(M)U(F)C(F)U(F)C(F)G(M)U(F)aaC(F)C(F)U(F)GU(F)U(F)aC(F)C(F)C(F)-idT
配列番号80(1):
idT-G(M)G(M)G(M)U(F)C(F)C(F)U(F)GG(M)C(F)U(F)aaG(M)aG(M)U(F)U(F)U(F)C(F)C(F)G(M)U(F)C(F)U(F)C(F)G(M)U(F)aG(M)U(F)C(F)U(F)GU(F)U(F)aC(F)C(F)C(F)-idT
配列番号82(1):
idT-G(M)G(M)G(M)U(F)C(F)C(F)U(F)GG(M)aU(F)aaG(M)aG(M)U(F)U(F)U(F)C(F)C(F)G(M)U(F)C(F)U(F)C(F)G(M)U(F)aU(F)C(F)C(F)U(F)GU(F)U(F)aC(F)C(F)C(F)-idT
配列番号82(2):
idT-G(M)G(M)G(M)U(M)C(F)C(F)U(F)GG(M)aU(F)aaG(M)aG(M)U(F)U(F)U(F)C(F)C(F)G(M)U(F)C(F)U(F)C(F)G(M)U(F)aU(F)C(F)C(F)U(F)GU(F)U(F)aC(F)C(F)C(F)-idT
配列番号82(3):
idT-G(M)G(M)G(M)U(F)C(F)C(M)U(F)GG(M)aU(F)aaG(M)aG(M)U(F)U(F)U(F)C(F)C(F)G(M)U(F)C(F)U(F)C(F)G(M)U(F)aU(F)C(F)C(F)U(F)GU(F)U(F)aC(F)C(F)C(F)-idT
配列番号82(4):
idT-G(M)G(M)G(M)U(F)C(F)C(F)U(F)GG(M)aU(M)aaG(M)aG(M)U(F)U(F)U(F)C(F)C(F)G(M)U(F)C(F)U(F)C(F)G(M)U(F)aU(F)C(F)C(F)U(F)GU(F)U(F)aC(F)C(F)C(F)-idT
配列番号82(5):
idT-G(M)G(M)G(M)U(F)C(F)C(F)U(F)GG(M)aU(F)aaG(M)aG(M)U(F)U(F)U(F)C(M)C(F)G(M)U(F)C(F)U(F)C(F)G(M)U(F)aU(F)C(F)C(F)U(F)GU(F)U(F)aC(F)C(F)C(F)-idT
配列番号82(6):
idT-G(M)G(M)G(M)U(F)C(F)C(F)U(F)GG(M)aU(F)aaG(M)aG(M)U(F)U(F)U(F)C(F)C(M)G(M)U(F)C(F)U(F)C(F)G(M)U(F)aU(F)C(F)C(F)U(F)GU(F)U(F)aC(F)C(F)C(F)-idT
配列番号82(7):
idT-G(M)G(M)G(M)U(F)C(F)C(F)U(F)GG(M)aU(F)aaG(M)aG(M)U(F)U(F)U(F)C(F)C(F)G(M)U(M)C(F)U(F)C(F)G(M)U(F)aU(F)C(F)C(F)U(F)GU(F)U(F)aC(F)C(F)C(F)-idT
配列番号82(8):
idT-G(M)G(M)G(M)U(F)C(F)C(F)U(F)GG(M)aU(F)aaG(M)aG(M)U(F)U(F)U(F)C(F)C(F)G(M)U(F)C(F)U(M)C(F)G(M)U(F)aU(F)C(F)C(F)U(F)GU(F)U(F)aC(F)C(F)C(F)-idT
配列番号82(9):
idT-G(M)G(M)G(M)U(F)C(F)C(F)U(F)GG(M)aU(F)aaG(M)aG(M)U(F)U(F)U(F)C(F)C(F)G(M)U(F)C(F)U(F)C(M)G(M)U(F)aU(F)C(F)C(F)U(F)GU(F)U(F)aC(F)C(F)C(F)-idT
配列番号82(10):
idT-G(M)G(M)G(M)U(F)C(F)C(F)U(F)GG(M)aU(F)aaG(M)aG(M)U(F)U(F)U(F)C(F)C(F)G(M)U(F)C(F)U(F)C(F)G(M)U(M)aU(F)C(F)C(F)U(F)GU(F)U(F)aC(F)C(F)C(F)-idT
配列番号82(11):
idT-G(M)G(M)G(M)U(F)C(F)C(F)U(F)GG(M)aU(F)aaG(M)aG(M)U(F)U(F)U(F)C(F)C(F)G(M)U(F)C(F)U(F)C(F)G(M)U(F)aU(M)C(F)C(F)U(F)GU(F)U(F)aC(F)C(F)C(F)-idT
配列番号82(12):
idT-G(M)G(M)G(M)U(F)C(F)C(F)U(F)GG(M)aU(F)aaG(M)aG(M)U(F)U(F)U(F)C(F)C(F)G(M)U(F)C(F)U(F)C(F)G(M)U(F)aU(F)C(M)C(F)U(F)GU(F)U(F)aC(F)C(F)C(F)-idT
配列番号82(13):
idT-G(M)G(M)G(M)U(F)C(F)C(F)U(F)GG(M)aU(F)aaG(M)aG(M)U(F)U(F)U(F)C(F)C(F)G(M)U(F)C(F)U(F)C(F)G(M)U(F)aU(F)C(F)C(M)U(F)GU(F)U(F)aC(F)C(F)C(F)-idT
配列番号82(14):
idT-G(M)G(M)G(M)U(F)C(F)C(F)U(F)GG(M)aU(F)aaG(M)aG(M)U(F)U(F)U(F)C(F)C(F)G(M)U(F)C(F)U(F)C(F)G(M)U(F)aU(F)C(F)C(F)U(M)GU(F)U(F)aC(F)C(F)C(F)-idT
配列番号82(15):
idT-G(M)G(M)G(M)U(F)C(F)C(F)U(F)GG(M)aU(F)aaG(M)aG(M)U(F)U(F)U(F)C(F)C(F)G(M)U(F)C(F)U(F)C(F)G(M)U(F)aU(F)C(F)C(F)U(F)GU(M)U(F)aC(F)C(F)C(F)-idT
配列番号82(16):
idT-G(M)G(M)G(M)U(F)C(F)C(F)U(F)GG(M)aU(F)aaG(M)aG(M)U(F)U(F)U(F)C(F)C(F)G(M)U(F)C(F)U(F)C(F)G(M)U(F)aU(F)C(F)C(F)U(F)GU(F)U(F)aC(M)C(F)C(F)-idT
配列番号82(17):
idT-G(M)G(M)G(M)U(F)C(F)C(F)U(F)GG(M)aU(F)aaG(M)aG(M)U(F)U(F)U(F)C(F)C(F)G(M)U(F)C(F)U(F)C(F)G(M)U(F)aU(F)C(F)C(F)U(F)GU(F)U(F)aC(F)C(M)C(F)-idT
配列番号82(18):
idT-G(M)G(M)G(M)U(F)C(F)C(F)U(F)GG(M)aU(F)aaG(M)aG(M)U(F)U(F)U(F)C(F)C(F)G(M)U(F)C(F)U(F)C(F)G(M)U(F)aU(F)C(F)C(F)U(F)GU(F)U(F)aC(F)C(F)C(M)-idT
配列番号82(19):
idT-G(M)G(M)G(M)U(M)C(F)C(M)U(F)GG(M)aU(M)aaG(M)aG(M)U(F)U(F)U(F)C(M)C(M)G(M)U(F)C(F)U(F)C(M)G(M)U(M)aU(M)C(M)C(M)U(F)GU(M)U(F)aC(M)C(M)C(M)-idT
配列番号82(20):
idT-G(M)G(M)G(M)U(M)C(F)C(M)U(F)GG(M)aU(M)aaG(M)aG(M)U(F)U(F)U(F)C(F)C(M)G(M)U(M)C(F)U(F)C(M)G(M)U(F)aU(M)C(F)C(M)U(F)GU(M)U(F)aC(M)C(M)C(M)-idT
配列番号82(21):
idT-G(M)G(M)G(M)U(M)C(F)C(M)U(F)GG(M)aU(M)aaG(M)aG(M)U(F)U(F)U(F)C(F)C(M)G(M)U(M)C(F)U(F)C(F)G(M)U(M)aU(M)C(F)C(M)U(F)GU(M)U(F)aC(M)C(M)C(M)-idT
配列番号82(22):
idT-G(M)G(M)G(M)U(M)C(F)C(M)U(F)GG(M)aU(M)aaG(M)aG(M)U(F)U(F)U(F)C(F)C(M)G(M)U(M)C(F)U(F)C(M)G(M)U(M)aU(M)C(F)C(M)U(F)GU(M)U(F)aC(M)C(M)C(M)-idT
配列番号82(23):
idT-G(M)G(M)G(M)U(M)C(F)C(M)U(F)GG(M)aU(M)aaG(M)aG(M)U(F)U(F)U(F)C(F)C(M)G(M)U(M)C(F)U(F)C(M)G(M)U(F)aU(M)C(M)C(M)U(F)GU(M)U(F)aC(M)C(M)C(M)-idT
配列番号82(24):
idT-G(M)G(M)G(M)U(M)C(F)C(M)U(F)GG(M)aU(M)aaG(M)aG(M)U(F)U(F)U(F)C(F)C(M)G(M)U(M)C(F)U(F)C(F)G(M)U(M)aU(M)C(M)C(M)U(F)GU(M)U(F)aC(M)C(M)C(M)-idT
配列番号82(25):
idT-G(M)G(M)G(M)U(M)C(F)C(M)U(F)GG(M)aU(M)aaG(M)aG(M)U(F)U(F)U(F)C(F)C(M)G(M)U(M)C(F)U(F)C(M)G(M)U(M)aU(M)C(M)C(M)U(F)GU(M)U(F)aC(M)C(M)C(M)-idT
配列番号82(26):
idT-G(M)G(M)G(M)U(M)C(F)C(M)U(F)GG(M)aU(M)aaG(M)aG(M)U(F)U(F)U(F)C(M)C(M)G(M)U(M)C(F)U(F)C(M)G(M)U(M)aU(M)C(M)C(M)U(F)GU(M)U(F)aC(M)C(M)C(M)-idT
配列番号82(27):
idT-G(M)G(M)G(M)U(F)cC(F)U(F)GG(M)aU(F)aaG(M)aG(M)U(F)U(F)U(F)C(F)C(F)G(M)U(F)C(F)U(F)C(F)G(M)U(F)aU(F)C(F)C(F)U(F)GU(F)U(F)aC(F)C(F)C(F)-idT
配列番号156:
idT-G(M)G(M)G(M)U(F)C(F)C(F)U(F)GG(M)aU(F)aaG(M)aG(M)tU(F)U(F)C(F)C(F)G(M)U(F)C(F)U(F)C(F)G(M)U(F)aU(F)C(F)C(F)U(F)GU(F)U(F)aC(F)C(F)C(F)-idT
配列番号157:
idT-G(M)G(M)G(M)U(F)C(F)C(F)U(F)GG(M)aU(F)aaG(M)aG(M)U(F)tU(F)C(F)C(F)G(M)U(F)C(F)U(F)C(F)G(M)U(F)aU(F)C(F)C(F)U(F)GU(F)U(F)aC(F)C(F)C(F)-idT
配列番号82(30):
idT-G(M)G(M)G(M)U(F)C(F)C(F)U(F)GG(M)aU(F)aaG(M)aG(M)U(F)U(F)U(F)cC(F)G(M)U(F)C(F)U(F)C(F)G(M)U(F)aU(F)C(F)C(F)U(F)GU(F)U(F)aC(F)C(F)C(F)-idT
配列番号82(31):
idT-G(M)G(M)G(M)U(F)C(F)C(F)U(F)GG(M)aU(F)aaG(M)aG(M)U(F)U(F)U(F)C(F)C(F)G(M)U(F)cU(F)C(F)G(M)U(F)aU(F)C(F)C(F)U(F)GU(F)U(F)aC(F)C(F)C(F)-idT
配列番号158:
idT-G(M)G(M)G(M)U(F)C(F)C(F)U(F)GG(M)aU(F)aaG(M)aG(M)U(F)U(F)U(F)C(F)C(F)G(M)U(F)C(F)U(F)C(F)G(M)U(F)aU(F)C(F)C(F)tGU(F)U(F)aC(F)C(F)C(F)-idT
配列番号159:
idT-G(M)G(M)G(M)U(F)C(F)C(F)U(F)GG(M)aU(F)aaG(M)aG(M)U(F)U(F)U(F)C(F)C(F)G(M)U(F)C(F)U(F)C(F)G(M)U(F)aU(F)C(F)C(F)U(F)GU(F)taC(F)C(F)C(F)-idT
配列番号160:
idT-G(M)G(M)G(M)U(M)C(F)C(M)U(F)GG(M)aU(M)aaG(M)aG(M)tU(F)U(F)C(F)C(M)G(M)U(M)C(F)U(F)C(M)G(M)U(M)aU(M)C(M)C(M)U(F)GU(M)U(F)aC(M)C(M)C(M)-idT
配列番号161:
idT-G(M)G(M)G(M)U(M)C(F)C(M)U(F)GG(M)aU(M)aaG(M)aG(M)U(F)U(F)U(F)C(F)C(M)G(M)U(M)C(F)U(F)C(M)G(M)U(M)aU(M)C(M)C(M)tGU(M)U(F)aC(M)C(M)C(M)-idT
配列番号162:
idT-G(M)G(M)G(M)U(M)C(F)C(M)U(F)GG(M)aU(M)aaG(M)aG(M)tU(F)U(F)C(F)C(M)G(M)U(M)C(F)U(F)C(M)G(M)U(M)aU(M)C(M)C(M)tGU(M)U(F)aC(M)C(M)C(M)-idT
配列番号82(37):
idT-G(M)G(M)G(M)U(M)C(F)C(M)uGG(M)aU(M)aaG(M)aG(M)U(F)U(F)U(F)C(F)C(M)G(M)U(M)C(F)U(F)C(M)G(M)U(M)aU(M)C(M)C(M)U(F)GU(M)U(F)aC(M)C(M)C(M)-idT
配列番号82(38):
idT-G(M)G(M)G(M)U(M)C(F)C(M)U(F)GG(M)aU(M)aaG(M)aG(M)U(F)uU(F)C(F)C(M)G(M)U(M)C(F)U(F)C(M)G(M)U(M)aU(M)C(M)C(M)U(F)GU(M)U(F)aC(M)C(M)C(M)-idT
配列番号82(39):
idT-G(M)G(M)G(M)U(M)C(F)C(M)U(F)GG(M)aU(M)aaG(M)aG(M)U(F)U(F)uC(F)C(M)G(M)U(M)C(F)U(F)C(M)G(M)U(M)aU(M)C(M)C(M)U(F)GU(M)U(F)aC(M)C(M)C(M)-idT
配列番号82(40):
idT-G(M)G(M)G(M)U(M)C(F)C(M)U(F)GG(M)aU(M)aaG(M)aG(M)U(F)U(F)U(F)C(F)C(M)G(M)U(M)C(F)uC(M)G(M)U(M)aU(M)C(M)C(M)U(F)GU(M)U(F)aC(M)C(M)C(M)-idT
配列番号82(41):
idT-G(M)G(M)G(M)U(M)C(F)C(M)U(F)GG(M)aU(M)aaG(M)aG(M)U(F)U(F)U(F)C(F)C(M)G(M)U(M)C(F)U(F)C(M)G(M)U(M)aU(M)C(M)C(M)U(F)GU(M)uaC(M)C(M)C(M)-idT
配列番号82(42):
idT-G(M)G(M)G(M)U(M)C(F)C(M)U(F)GG(M)aU(M)aaG(M)A(M)G(M)U(F)U(F)U(F)C(F)C(M)G(M)U(M)C(F)U(F)C(M)G(M)U(M)aU(M)C(M)C(M)U(F)GU(M)U(F)aC(M)C(M)C(M)-idT
配列番号82(43):
idT-G(M)G(M)G(M)U(M)C(F)C(M)U(F)GG(M)aU(M)aA(M)G(M)aG(M)U(F)U(F)U(F)C(F)C(M)G(M)U(M)C(F)U(F)C(M)G(M)U(M)aU(M)C(M)C(M)U(F)GU(M)U(F)aC(M)C(M)C(M)-idT
配列番号82(44):
idT-G(M)G(M)G(M)U(M)C(F)C(M)U(F)GG(M)aU(M)A(M)aG(M)aG(M)U(F)U(F)U(F)C(F)C(M)G(M)U(M)C(F)U(F)C(M)G(M)U(M)aU(M)C(M)C(M)U(F)GU(M)U(F)aC(M)C(M)C(M)-idT
配列番号82(45):
idT-G(M)G(M)G(M)U(M)C(F)C(M)U(F)GG(M)A(M)U(M)aaG(M)aG(M)U(F)U(F)U(F)C(F)C(M)G(M)U(M)C(F)U(F)C(M)G(M)U(M)aU(M)C(M)C(M)U(F)GU(M)U(F)aC(M)C(M)C(M)-idT
配列番号82(46):
idT-G(M)G(M)G(M)U(M)C(F)C(M)U(F)GG(M)aU(M)aaG(M)aG(M)U(F)U(F)U(F)C(F)C(M)G(M)U(M)C(F)U(F)C(M)G(M)U(M)A(M)U(M)C(M)C(M)U(F)GU(M)U(F)aC(M)C(M)C(M)-idT
配列番号82(47):
idT-G(M)G(M)G(M)U(M)C(F)C(M)U(F)GG(M)aU(M)aaG(M)aG(M)U(F)U(F)U(F)C(F)C(M)G(M)U(M)C(F)U(F)C(M)G(M)U(M)aU(M)C(M)C(M)U(F)GU(M)U(F)A(M)C(M)C(M)C(M)-idT
配列番号82(48):
idT-G(M)G(M)G(M)U(M)C(F)C(M)U(F)GG(M)A(M)U(M)aaG(M)A(M)G(M)U(F)U(F)U(F)C(F)C(M)G(M)U(M)C(F)U(F)C(M)G(M)U(M)A(M)U(M)C(M)C(M)U(F)GU(M)U(F)A(M)C(M)C(M)C(M)-idT
配列番号163:
idT-G(M)G(M)G(M)U(M)C(F)C(M)U(F)GG(M)aU(M)aaG(M)aG(M)tU(F)U(F)C(F)C(M)G(M)U(M)C(F)U(F)C(M)G(M)U(M)aU(M)C(M)C(M)tGU(M)uaC(M)C(M)C(M)-idT
配列番号164:
idT-G(M)G(M)G(M)U(M)C(F)C(M)uGG(M)aU(M)aaG(M)aG(M)tU(F)U(F)C(F)C(M)G(M)U(M)C(F)U(F)C(M)G(M)U(M)aU(M)C(M)C(M)tGU(M)U(F)aC(M)C(M)C(M)-idT
配列番号165:
idT-G(M)G(M)G(M)U(M)C(F)C(M)U(F)GG(M)aU(M)aaG(M)aG(M)tU(F)U(F)C(F)C(M)G(M)U(M)C(F)U(F)C(M)G(M)U(M)aU(M)C(M)C(M)tGU(M)uA(M)C(M)C(M)C(M)-idT
配列番号166:
idT-G(M)G(M)G(M)U(M)C(F)C(M)U(F)GG(M)A(M)U(M)aaG(M)A(M)G(M)tU(F)U(F)C(F)C(M)G(M)U(M)C(F)U(F)C(M)G(M)U(M)A(M)U(M)C(M)C(M)tGU(M)uA(M)C(M)C(M)C(M)-idT
配列番号167:
idT-G(M)G(M)G(M)U(M)C(F)C(M)U(F)GG(M)A(M)U(M)aaG(M)A(M)G(M)tU(F)U(F)C(F)C(M)G(M)U(M)C(F)U(F)C(M)G(M)U(M)A(M)U(M)C(M)C(M)tGU(M)U(F)A(M)C(M)C(M)C(M)-idT
配列番号168:
idT-G(M)G(M)G(M)U(M)C(F)C(M)uGG(M)A(M)U(M)aaG(M)A(M)G(M)tU(F)U(F)C(F)C(M)G(M)U(M)C(F)U(F)C(M)G(M)U(M)A(M)U(M)C(M)C(M)tGU(M)uA(M)C(M)C(M)C(M)-idT
配列番号82(55):
PEG80TS4-G(M)G(M)G(M)U(M)C(F)C(M)U(F)GG(M)aU(M)aaG(M)aG(M)U(F)U(F)U(F)C(F)C(M)G(M)U(M)C(F)U(F)C(M)G(M)U(M)aU(M)C(M)C(M)U(F)GU(M)U(F)aC(M)C(M)C(M)-idT
配列番号82(56):
PEG40GS2-G(M)G(M)G(M)U(F)C(F)C(F)U(F)GG(M)aU(F)aaG(M)aG(M)U(F)U(F)U(F)C(F)C(F)G(M)U(F)C(F)U(F)C(F)G(M)U(F)aU(F)C(F)C(F)U(F)GU(F)U(F)aC(F)C(F)C(F)-idT
配列番号82(57):
G(M)G(M)G(M)U(M)C(F)C(M)U(F)sGG(M)A(M)U(M)aaG(M)A(M)G(M)U(F)U(F)U(F)C(F)C(M)G(M)U(M)C(F)U(F)C(M)G(M)U(M)A(M)U(M)C(M)C(M)U(F)GU(M)U(F)A(M)C(M)C(M)C(M)-idT
配列番号82(58):
G(M)G(M)G(M)U(M)C(F)C(M)U(F)GsG(M)A(M)U(M)aaG(M)A(M)G(M)U(F)U(F)U(F)C(F)C(M)G(M)U(M)C(F)U(F)C(M)G(M)U(M)A(M)U(M)C(M)C(M)U(F)GU(M)U(F)A(M)C(M)C(M)C(M)-idT
配列番号82(59):
G(M)G(M)G(M)U(M)C(F)C(M)U(F)GG(M)A(M)U(M)saaG(M)A(M)G(M)U(F)U(F)U(F)C(F)C(M)G(M)U(M)C(F)U(F)C(M)G(M)U(M)A(M)U(M)C(M)C(M)U(F)GU(M)U(F)A(M)C(M)C(M)C(M)-idT
配列番号82(60):
G(M)G(M)G(M)U(M)C(F)C(M)U(F)GG(M)A(M)U(M)asaG(M)A(M)G(M)U(F)U(F)U(F)C(F)C(M)G(M)U(M)C(F)U(F)C(M)G(M)U(M)A(M)U(M)C(M)C(M)U(F)GU(M)U(F)A(M)C(M)C(M)C(M)-idT
配列番号82(61):
G(M)G(M)G(M)U(M)C(F)C(M)U(F)GG(M)A(M)U(M)aasG(M)A(M)G(M)U(F)U(F)U(F)C(F)C(M)G(M)U(M)C(F)U(F)C(M)G(M)U(M)A(M)U(M)C(M)C(M)U(F)GU(M)U(F)A(M)C(M)C(M)C(M)-idT
配列番号82(62):
G(M)G(M)G(M)U(M)C(F)C(M)U(F)GG(M)A(M)U(M)aaG(M)A(M)G(M)U(F)U(F)U(F)C(F)C(M)G(M)U(M)C(F)U(F)C(M)G(M)U(M)A(M)U(M)C(M)C(M)U(F)sGU(M)U(F)A(M)C(M)C(M)C(M)-idT
配列番号82(63):
G(M)G(M)G(M)U(M)C(F)C(M)U(F)GG(M)A(M)U(M)aaG(M)A(M)G(M)U(F)U(F)U(F)C(F)C(M)G(M)U(M)C(F)U(F)C(M)G(M)U(M)A(M)U(M)C(M)C(M)U(F)GsU(M)U(F)A(M)C(M)C(M)C(M)-idT
配列番号82(64):
PEG40TS2-G(M)G(M)G(M)U(M)C(F)C(M)U(F)GG(M)aU(M)aaG(M)aG(M)U(F)U(F)U(F)C(F)C(M)G(M)U(M)C(F)U(F)C(M)G(M)U(M)aU(M)C(M)C(M)U(F)GU(M)U(F)aC(M)C(M)C(M)-idT
配列番号87(1):
idT-G(M)G(M)G(M)U(F)C(F)C(F)U(F)GC(F)U(F)C(F)aaGaGU(F)U(F)U(F)C(F)C(F)GU(F)C(F)U(F)C(F)GU(F)GGGC(F)U(F)GU(F)U(F)aC(M)C(M)C(M)-idT
配列番号87(2):
idT-G(M)G(M)G(M)U(M)C(F)C(M)U(F)GC(F)U(F)C(F)aaG(M)aG(M)U(F)U(F)U(F)C(F)C(M)G(M)U(M)C(F)U(F)C(M)G(M)U(M)GGGC(M)U(F)GU(M)U(F)aC(M)C(M)C(M)-idT
配列番号87(3):
idT-G(M)G(M)G(M)U(M)C(F)C(M)U(F)GC(F)U(F)C(F)aaG(M)aG(M)U(F)U(F)U(F)C(F)C(M)G(M)U(M)C(F)U(F)C(M)G(M)U(M)G(M)G(M)G(M)C(M)U(F)GU(M)U(F)aC(M)C(M)C(M)-idT
配列番号87(4):
idT-G(M)G(M)G(M)U(M)C(F)C(M)U(F)GC(M)U(M)C(M)aaG(M)aG(M)U(F)U(F)U(F)C(F)C(M)G(M)U(M)C(F)U(F)C(M)G(M)U(M)G(M)G(M)G(M)C(M)U(F)GU(M)U(F)aC(M)C(M)C(M)-idT
配列番号87(5):
G(M)G(M)G(M)U(M)C(F)C(M)U(F)GC(M)U(M)C(M)aaG(M)A(M)G(M)U(F)U(F)U(F)C(F)C(M)G(M)U(M)C(F)U(F)C(M)G(M)U(M)G(M)G(M)G(M)C(M)U(F)GU(M)U(F)A(M)C(M)C(M)C(M)-idT
配列番号88(1):
idT-GGGU(F)C(F)C(F)U(F)GU(F)U(F)C(F)aaGaGU(F)U(F)U(F)C(F)C(F)GU(F)C(F)U(F)C(F)GU(F)GaaC(F)U(F)GU(F)U(F)aC(M)C(M)C(M)-idT
配列番号88(2):
idT-G(M)G(M)G(M)U(F)C(F)C(F)U(F)GU(F)U(F)C(F)aaGaGU(F)U(F)U(F)C(F)C(F)GU(F)C(F)U(F)C(F)GU(F)GaaC(F)U(F)GU(F)U(F)aC(M)C(M)C(M)-idT
配列番号88(3):
idT-G(M)G(M)G(M)U(M)C(F)C(M)U(F)GU(F)U(F)C(F)aaG(M)aG(M)U(F)U(F)U(F)C(F)C(M)G(M)U(M)C(F)U(F)C(M)G(M)U(M)GaaC(M)U(F)GU(M)U(F)aC(M)C(M)C(M)-idT
配列番号88(4):
idT-G(M)G(M)G(M)U(M)C(F)C(M)U(F)GU(M)U(M)C(M)aaG(M)aG(M)U(F)U(F)U(F)C(F)C(M)G(M)U(M)C(F)U(F)C(M)G(M)U(M)G(M)aaC(M)U(F)GU(M)U(F)aC(M)C(M)C(M)-idT
配列番号89(1):
idT-G(M)G(M)G(M)U(F)C(F)C(F)U(F)GU(F)GGaaGaGU(F)U(F)U(F)C(F)C(F)GU(F)C(F)U(F)C(F)GU(F)C(F)C(F)aC(F)U(F)GU(F)U(F)aC(M)C(M)C(M)-idT
配列番号89(2):
idT-G(M)G(M)G(M)U(F)C(F)C(M)U(F)GU(F)GGaaG(M)aG(M)U(F)U(F)U(F)C(F)C(M)G(M)U(M)C(F)U(F)C(M)G(M)U(M)C(F)C(F)aC(M)U(F)GU(M)U(F)aC(M)C(M)C(M)-idT
配列番号89(3):
idT-G(M)G(M)G(M)U(F)C(F)C(M)U(F)GU(F)G(M)G(M)aaG(M)aG(M)U(F)U(F)U(F)C(F)C(M)G(M)U(M)C(F)U(F)C(M)G(M)U(M)C(F)C(F)aC(M)U(F)GU(M)U(F)aC(M)C(M)C(M)-idT
配列番号89(4):
idT-G(M)G(M)G(M)U(F)C(F)C(M)U(F)GU(M)G(M)G(M)aaG(M)aG(M)U(F)U(F)U(F)C(F)C(M)G(M)U(M)C(F)U(F)C(M)G(M)U(M)C(M)C(M)aC(M)U(F)GU(M)U(F)aC(M)C(M)C(M)-idT
配列番号89(5):
G(M)G(M)G(M)U(M)C(F)C(M)U(F)GU(M)G(M)G(M)aaG(M)A(M)G(M)U(F)U(F)U(F)C(F)C(M)G(M)U(M)C(F)U(F)C(M)G(M)U(M)C(M)C(M)A(M)C(M)U(F)GU(M)U(F)A(M)C(M)C(M)C(M)-idT
配列番号111(1):
G(M)G(M)G(M)U(M)C(F)C(M)U(F)GU(M)C(M)U(M)aaG(M)A(M)G(M)U(F)U(F)U(F)C(F)C(M)G(M)U(M)C(F)U(F)C(M)G(M)U(M)A(M)G(M)A(M)C(M)U(F)GU(M)U(F)A(M)C(M)C(M)C(M)-idT
配列番号82(2)で表わされるRNAのNGF、NT−3、NT−4に対する結合活性を実施例13と同様に表面プラズモン共鳴法で測定した。その結果、いずれのタンパク質に対しても結合活性を有していることがわかった(図3)。また、配列番号82(2)で表わされるアプタマーがNGFとその受容体であるTrkAまたはp75の結合を阻害するかどうか、実施例2と同様に表面プラズモン共鳴法を用いて調べた。その結果、NGFと両受容体の結合をともに強く阻害することがわかった(図4と5)。
上記の全ての修飾体に対して神経突起伸長阻害活性を実施例3と同様な方法で測定した。その結果、配列番号62(1)以外の全ての修飾体のIC50値が1nM以下であった(表1)。特に配列番号162で表わされるアプタマーのIC50値は0.033nMであった。また、TF−1細胞増殖阻害活性を実施例8と同様な方法で測定したところ、ほとんどのアプタマーのIC50値は1nM以下であった(表1)。特に配列番号162で表わされるアプタマーのIC50値は0.014nMであった。配列番号62(1)で表わされるアプタマーのIC50値は0.49nMであった。
以上より、本アプタマーはリボースの2’位の修飾を変えても阻害活性を保持できることが示された。
TF−1細胞を用いてNGFアプタマーがBDNF、NT−3、NT−4を阻害するかどうか調べた。ヒト赤白血病細胞株であるTF−1細胞(ATCC Number:CRL−2003)にレトロウイルスベクターを用いて各神経栄養因子に対するヒト受容体遺伝子(TrkB、TrkC、p75)を導入し、それらの受容体を安定的に高発現する細胞を作製した。尚、BDNFへの阻害活性評価にはTrkBおよびp75を導入したTF−1細胞、NT−3に対する評価にはTrkCおよびp75を導入したTF−1細胞、そしてNT−4に対する評価にはTrkBのみを導入したTF−1細胞を使用した。これらの細胞を20%の胎児ウシ血清を含むRPMI−1640培地に懸濁し、白色の96ウェル平底プレートに1ウェルあたり1000個(50μL)の細胞を播種した。そこに室温にて30分間無血清のRPMI−1640培地中で予め反応させたヒトBDNF(最終濃度0.074nM)あるいはNT−3(最終濃度0.074nM)あるいはNT−4(最終濃度0.071nM)とアプタマー(最終濃度1μM〜0.01nM)の混合溶液50μLを添加し、3日後にCellTiter−Glo Luminescent Cell Viability Assay(Promega社製)のCellTiter−Glo試薬を各ウェルに100μL添加後、マイクロプレートリーダーにより化学発光を測定した。BDNF、NT−3あるいはNT−4のみの添加で細胞を3日間培養して得られた1ウェルあたりの発光量を阻害活性0%、BDNFあるいはNT−3あるいはNT−4無添加で3日間培養して得られた1ウェルあたりの発光量を阻害活性100%として、BDNF、NT−3あるいはNT−4とアプタマーを混合添加した場合に得られた1ウェルあたりの発光量から、アプタマーの阻害活性を算出した。阻害活性が0以下の場合は0%とした。50%阻害濃度(IC50)は、50%阻害活性を挟む上下二点の濃度より求めた。実験結果を表2に示す。IC50値を「>X」と記載したものは、記載した濃度Xが測定最高濃度であった場合に阻害活性が50%以下であったことを示す。N.D.は未測定の意味である。
NGF誘発性疼痛に対するNGFアプタマーの鎮痛作用を検討する為、ラット後肢へのNGF皮下投与により引き起こされる熱性痛覚過敏モデルを使用した。実験にはJcl:SD系ラット(6週齢)を使用した。熱性痛覚過敏の指標として、足底熱刺激測定装置(Ugo Basile社製)からの肢底への赤外線照射に対する逃避行動の反応潜時を用いた。試験前日に評価系への馴化を行った。試験当日の投与前に逃避行動反応潜時を測定し、10秒以上20秒未満の個体を使用した。Vehicle(20mM Tris−HCl(pH7.6)、145mM NaCl、5.4mM KCl、0.8mM MgCl2、1.8mM CaCl2、0.1% BSA)にヒトβ−NGF(R&D Systems、終濃度50μg/ml)および被験物質を混合し、室温30分間のインキュベート後、左後肢底に10μl皮下投与し、5時間後に逃避行動反応潜時を測定した。配列番号153で表わされるアプタマーを、終濃度50mg/ml(NGFに対するモル比:1000倍)で投与した。コントロールとして、VehicleまたはVehicleとNGFとの混合液を同様に投与した。結果を表3に示す(Mean±SEM、n=9)。
投与5時間後で、Vehicle群に比べてNGF群で逃避行動反応潜時が有意に小さかった(p<0.01)。また、投与5時間後で、アプタマー投与群の逃避行動反応潜時がNGFのみの投与群に比べて大きかった(p<0.01)。以上の結果より、本アプタマーはNGFに起因する疼痛薬として使用可能であることがわかった。
NGFアプタマー療法の薬効検討の為、熱性痛覚過敏が引き起こされる術後痛モデルを使用した。実験にはCrl:CD(SD)系ラット(5週齢)を使用した。カテーテルの先端を大腿静脈内に留置し、もう一方の先端をラット背部から体外へ露出した。1週間後にQuick connectインフュージョンシステム(Strategic applications incorporated社製)をラットに装着し、更に1週間後に熱性痛覚過敏を評価した。熱性痛覚過敏の指標として、足底熱刺激測定装置(Ugo Basile社製)からの肢底への赤外線照射に対する逃避行動の反応潜時を用いた。試験開始3日前に評価系への馴化を行った。試験開始日に逃避行動反応潜時を測定し、10秒以上20秒未満の個体を使用した。生理食塩水に溶解したNGFアプタマーをシリンジポンプ(テルモ社製)を用いて持続的に静脈内投与した。NGFアプタマーとしては、配列番号82(56)で表わされるアプタマー(21.2mg/240ml/kg/96hrで投与)および配列番号82(55)で表わされるアプタマー(10.08mg/240ml/kg/96hrで投与)を用いた。コントロールとして、Vehicleを同様に投与した。投与開始1時間後に右後肢底の皮膚および筋膜を切開後、屈筋を垂直に二分し、皮膚を縫合した。切開手術後、1、2、3、4日後に逃避行動反応潜時を測定した。結果を表4に示す。
Claims (17)
- 式(I)で表される潜在的2次構造を形成できる、NGFと結合するアプタマー。
N11〜N13、N21〜N23、N32〜N38およびN42〜N48は、それぞれ同一または異なって、A、G、C、UおよびTからなる群より選ばれる1つもしくは2つのヌクレオチド、または結合であり、
N14、N24、N31、N41、N39およびN49は、それぞれ同一または異なって、A、G、C、UおよびTからなる群より選ばれる1つのヌクレオチドであって、
N14とN24、N31とN41およびN39とN49は互いにワトソン−クリック塩基対を形成し、
N11-N12-N13-N14とN21-N22-N23-N24の組合せでステム構造を形成できるヌクレオチド配列であり、
N31-N32-N33-N34-N35-N36-N37-N38-N39とN41-N42-N43-N44-N45-N46-N47-N48-N49の組合せでステム構造を形成できるヌクレオチド配列である。) - N11〜N13、N21〜N23、N32〜N38およびN42〜N48が、それぞれ同一または異なって、A、G、C、UおよびTからなる群より選ばれる1つのヌクレオチドである請求項1記載のアプタマー。
- N14がU、N24がA、N31がG、N41がC、N39がG、N49がCである請求項1または2記載のアプタマー。
- N32-N33-N34-N35-N36-N37-N38とN42-N43-N44-N45-N46-N47-N48で4個以上のワトソン−クリック塩基対を形成する、請求項1〜3のいずれか1項に記載のアプタマー。
- 以下の(a)又は(b)のいずれかである請求項1記載のアプタマー:
(a)配列番号3、配列番号9〜13、配列番号22〜117および配列番号152〜168のいずれかから選択されるヌクレオチド配列(但し、ウラシルはチミンであってもよい)からなる核酸;
(b)上記(a)のヌクレオチド配列において、1又は数個のヌクレオチドが置換、欠失、挿入又は付加されたヌクレオチド配列からなり、かつNGFと結合する核酸。 - 塩基長が50以下である請求項1〜5のいずれか1項に記載のアプタマー。
- 少なくとも1つのヌクレオチドが修飾されている、請求項1〜6のいずれか1項に記載のアプタマー。
- inverted dTまたはポリエチレングリコールで修飾されている請求項7記載のアプタマー。
- inverted dTまたはポリエチレングリコールが、アプタマーの5’末端または3’末端に結合している、請求項8記載のアプタマー。
- 各ピリミジンヌクレオチドのリボースの2’位のヒドロキシル基が、同一または異なって、無置換であるか、水素原子、フッ素原子およびメトキシ基からなる群より選ばれる原子または基で置き換えられている、請求項7〜9のいずれか1項に記載のアプタマー。
- 各プリンヌクレオチドのリボースの2’位のヒドロキシル基が、同一または異なって、無置換であるか、水素原子、フッ素原子およびメトキシ基からなる群より選ばれる原子または基で置き換えられている、請求項7〜9のいずれか1項に記載のアプタマー。
- NGFの神経突起伸長活性および/または細胞増殖活性を阻害する、請求項1〜11のいずれか1項に記載のアプタマー。
- 請求項1〜12のいずれか1項に記載のアプタマーを含む、医薬組成物。
- 請求項1〜12のいずれか1項に記載のアプタマーを含む、抗疼痛剤。
- 請求項1〜12のいずれか1項に記載のアプタマーを含む、抗炎症剤。
- 請求項1〜12のいずれか1項に記載のアプタマーを、それを必要とする対象に投与することを特徴とする、疼痛又は炎症を伴う疾患を治療又は予防する方法。
- 疼痛又は炎症を伴う疾患の治療又は予防のための、請求項1〜12のいずれか1項に記載のアプタマー。
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2011213585 | 2011-09-28 | ||
JP2011213585 | 2011-09-28 | ||
PCT/JP2012/075252 WO2013047844A1 (ja) | 2011-09-28 | 2012-09-28 | Ngfに対するアプタマー及びその用途 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPWO2013047844A1 true JPWO2013047844A1 (ja) | 2015-03-30 |
JP6118724B2 JP6118724B2 (ja) | 2017-04-19 |
Family
ID=47995868
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2013536469A Expired - Fee Related JP6118724B2 (ja) | 2011-09-28 | 2012-09-28 | Ngfに対するアプタマー及びその用途 |
Country Status (12)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US9567589B2 (ja) |
EP (1) | EP2762569B1 (ja) |
JP (1) | JP6118724B2 (ja) |
KR (1) | KR102021626B1 (ja) |
CN (1) | CN103946381B (ja) |
AU (1) | AU2012317323B2 (ja) |
CA (1) | CA2850346C (ja) |
DK (1) | DK2762569T3 (ja) |
ES (1) | ES2687154T3 (ja) |
HU (1) | HUE039439T2 (ja) |
RU (1) | RU2633510C2 (ja) |
WO (1) | WO2013047844A1 (ja) |
Families Citing this family (37)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US9394537B2 (en) | 2010-12-22 | 2016-07-19 | President And Fellows Of Harvard College | Continuous directed evolution |
EP3613852A3 (en) | 2011-07-22 | 2020-04-22 | President and Fellows of Harvard College | Evaluation and improvement of nuclease cleavage specificity |
US20150044192A1 (en) | 2013-08-09 | 2015-02-12 | President And Fellows Of Harvard College | Methods for identifying a target site of a cas9 nuclease |
US9359599B2 (en) * | 2013-08-22 | 2016-06-07 | President And Fellows Of Harvard College | Engineered transcription activator-like effector (TALE) domains and uses thereof |
US9737604B2 (en) | 2013-09-06 | 2017-08-22 | President And Fellows Of Harvard College | Use of cationic lipids to deliver CAS9 |
US9322037B2 (en) | 2013-09-06 | 2016-04-26 | President And Fellows Of Harvard College | Cas9-FokI fusion proteins and uses thereof |
US9228207B2 (en) | 2013-09-06 | 2016-01-05 | President And Fellows Of Harvard College | Switchable gRNAs comprising aptamers |
US9068179B1 (en) | 2013-12-12 | 2015-06-30 | President And Fellows Of Harvard College | Methods for correcting presenilin point mutations |
JP6586669B2 (ja) * | 2014-04-24 | 2019-10-09 | 株式会社リボミック | オートタキシンに結合しオートタキシンの生理活性を阻害するアプタマー及びその利用 |
AU2015298571B2 (en) | 2014-07-30 | 2020-09-03 | President And Fellows Of Harvard College | Cas9 proteins including ligand-dependent inteins |
CA2956808A1 (en) * | 2014-07-31 | 2016-02-04 | Academia Sinica | Antagonistic ctla-4 aptamers and applications thereof in enhancing immune activity |
WO2016077052A2 (en) | 2014-10-22 | 2016-05-19 | President And Fellows Of Harvard College | Evolution of proteases |
WO2016168631A1 (en) | 2015-04-17 | 2016-10-20 | President And Fellows Of Harvard College | Vector-based mutagenesis system |
US10392674B2 (en) | 2015-07-22 | 2019-08-27 | President And Fellows Of Harvard College | Evolution of site-specific recombinases |
US11524983B2 (en) | 2015-07-23 | 2022-12-13 | President And Fellows Of Harvard College | Evolution of Bt toxins |
WO2017019895A1 (en) | 2015-07-30 | 2017-02-02 | President And Fellows Of Harvard College | Evolution of talens |
CN108513575A (zh) | 2015-10-23 | 2018-09-07 | 哈佛大学的校长及成员们 | 核碱基编辑器及其用途 |
WO2017127761A1 (en) | 2016-01-20 | 2017-07-27 | Vitrisa Therapeutics, Inc. | Compositions and methods for inhibiting factor d |
WO2018027078A1 (en) | 2016-08-03 | 2018-02-08 | President And Fellows Of Harard College | Adenosine nucleobase editors and uses thereof |
CA3033327A1 (en) | 2016-08-09 | 2018-02-15 | President And Fellows Of Harvard College | Programmable cas9-recombinase fusion proteins and uses thereof |
WO2018039438A1 (en) | 2016-08-24 | 2018-03-01 | President And Fellows Of Harvard College | Incorporation of unnatural amino acids into proteins using base editing |
KR20240007715A (ko) | 2016-10-14 | 2024-01-16 | 프레지던트 앤드 펠로우즈 오브 하바드 칼리지 | 핵염기 에디터의 aav 전달 |
US10745677B2 (en) | 2016-12-23 | 2020-08-18 | President And Fellows Of Harvard College | Editing of CCR5 receptor gene to protect against HIV infection |
WO2018136827A1 (en) * | 2017-01-20 | 2018-07-26 | Vitrisa Therapeutics, Inc. | Stem-loop compositions and methods for inhibiting factor d |
EP3592853A1 (en) | 2017-03-09 | 2020-01-15 | President and Fellows of Harvard College | Suppression of pain by gene editing |
JP2020510439A (ja) | 2017-03-10 | 2020-04-09 | プレジデント アンド フェローズ オブ ハーバード カレッジ | シトシンからグアニンへの塩基編集因子 |
SG11201908658TA (en) | 2017-03-23 | 2019-10-30 | Harvard College | Nucleobase editors comprising nucleic acid programmable dna binding proteins |
US11560566B2 (en) | 2017-05-12 | 2023-01-24 | President And Fellows Of Harvard College | Aptazyme-embedded guide RNAs for use with CRISPR-Cas9 in genome editing and transcriptional activation |
US11447809B2 (en) | 2017-07-06 | 2022-09-20 | President And Fellows Of Harvard College | Evolution of tRNA synthetases |
US11732274B2 (en) | 2017-07-28 | 2023-08-22 | President And Fellows Of Harvard College | Methods and compositions for evolving base editors using phage-assisted continuous evolution (PACE) |
US11319532B2 (en) | 2017-08-30 | 2022-05-03 | President And Fellows Of Harvard College | High efficiency base editors comprising Gam |
US11624130B2 (en) | 2017-09-18 | 2023-04-11 | President And Fellows Of Harvard College | Continuous evolution for stabilized proteins |
CN111757937A (zh) | 2017-10-16 | 2020-10-09 | 布罗德研究所股份有限公司 | 腺苷碱基编辑器的用途 |
WO2019241649A1 (en) | 2018-06-14 | 2019-12-19 | President And Fellows Of Harvard College | Evolution of cytidine deaminases |
DE112020001342T5 (de) | 2019-03-19 | 2022-01-13 | President and Fellows of Harvard College | Verfahren und Zusammensetzungen zum Editing von Nukleotidsequenzen |
CN112175945A (zh) * | 2019-07-02 | 2021-01-05 | 苏州贝信生物技术有限公司 | Ngf小干扰核酸分子及其应用 |
EP4146804A1 (en) | 2020-05-08 | 2023-03-15 | The Broad Institute Inc. | Methods and compositions for simultaneous editing of both strands of a target double-stranded nucleotide sequence |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008237042A (ja) * | 2007-03-26 | 2008-10-09 | Tokyo Univ Of Agriculture & Technology | 血管内皮増殖因子結合性アプタマー |
WO2010035725A1 (ja) * | 2008-09-24 | 2010-04-01 | 株式会社リボミック | Ngfに対するアプタマー及びその使用 |
JP2011092138A (ja) * | 2009-10-30 | 2011-05-12 | Tokyo Univ Of Agriculture & Technology | 血管内皮細胞増殖因子結合性アプタマー |
Family Cites Families (11)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
ES2259800T3 (es) * | 1990-06-11 | 2006-10-16 | Gilead Sciences, Inc. | Procedimientos de uso de ligandos de acido nucleico. |
US5660985A (en) | 1990-06-11 | 1997-08-26 | Nexstar Pharmaceuticals, Inc. | High affinity nucleic acid ligands containing modified nucleotides |
DE69333961T2 (de) | 1992-09-29 | 2006-08-24 | Gilead Sciences, Inc., Foster City | Nukleinsäureliganden und ihre herstellungsmethoden |
AU692469B2 (en) | 1993-09-08 | 1998-06-11 | Gilead Sciences, Inc. | Nucleic acid ligands and improved methods for producing the same |
US20030054360A1 (en) * | 1999-01-19 | 2003-03-20 | Larry Gold | Method and apparatus for the automated generation of nucleic acid ligands |
JP2005517456A (ja) | 2002-02-15 | 2005-06-16 | ソマロジック・インコーポレーテッド | 核酸リガンドによる標的結合を検出する方法および試薬 |
US7569364B2 (en) * | 2002-12-24 | 2009-08-04 | Pfizer Inc. | Anti-NGF antibodies and methods using same |
AU2006310882A1 (en) * | 2005-11-07 | 2007-05-10 | Copenhagen University | Neurotrophin-derived peptide sequences |
MX2009005148A (es) * | 2006-11-14 | 2009-08-24 | Ribomic Inc | Aptamero contra midcina, y uso del mismo. |
AR077049A1 (es) | 2009-06-11 | 2011-07-27 | Otsuka Pharma Co Ltd | Aptamero contra quimasa y su uso |
PL2551346T3 (pl) | 2010-03-24 | 2016-07-29 | Ribomic Inc | Aptamer dla NGF i jego zastosowanie |
-
2012
- 2012-09-28 RU RU2014117018A patent/RU2633510C2/ru active
- 2012-09-28 EP EP12835044.4A patent/EP2762569B1/en active Active
- 2012-09-28 JP JP2013536469A patent/JP6118724B2/ja not_active Expired - Fee Related
- 2012-09-28 AU AU2012317323A patent/AU2012317323B2/en not_active Ceased
- 2012-09-28 DK DK12835044.4T patent/DK2762569T3/en active
- 2012-09-28 CN CN201280057806.3A patent/CN103946381B/zh not_active Expired - Fee Related
- 2012-09-28 US US14/347,738 patent/US9567589B2/en active Active
- 2012-09-28 ES ES12835044.4T patent/ES2687154T3/es active Active
- 2012-09-28 WO PCT/JP2012/075252 patent/WO2013047844A1/ja active Application Filing
- 2012-09-28 KR KR1020147010664A patent/KR102021626B1/ko active IP Right Grant
- 2012-09-28 CA CA2850346A patent/CA2850346C/en not_active Expired - Fee Related
- 2012-09-28 HU HUE12835044A patent/HUE039439T2/hu unknown
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008237042A (ja) * | 2007-03-26 | 2008-10-09 | Tokyo Univ Of Agriculture & Technology | 血管内皮増殖因子結合性アプタマー |
WO2010035725A1 (ja) * | 2008-09-24 | 2010-04-01 | 株式会社リボミック | Ngfに対するアプタマー及びその使用 |
JP2011092138A (ja) * | 2009-10-30 | 2011-05-12 | Tokyo Univ Of Agriculture & Technology | 血管内皮細胞増殖因子結合性アプタマー |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
KR102021626B1 (ko) | 2019-09-16 |
CA2850346A1 (en) | 2013-04-04 |
CN103946381A (zh) | 2014-07-23 |
WO2013047844A1 (ja) | 2013-04-04 |
AU2012317323A1 (en) | 2014-04-24 |
KR20140069216A (ko) | 2014-06-09 |
ES2687154T3 (es) | 2018-10-23 |
US20140235701A1 (en) | 2014-08-21 |
RU2633510C2 (ru) | 2017-10-12 |
EP2762569A4 (en) | 2015-06-24 |
RU2014117018A (ru) | 2015-11-10 |
DK2762569T3 (en) | 2018-08-27 |
EP2762569A1 (en) | 2014-08-06 |
JP6118724B2 (ja) | 2017-04-19 |
AU2012317323B2 (en) | 2017-10-05 |
HUE039439T2 (hu) | 2018-12-28 |
CN103946381B (zh) | 2017-06-23 |
EP2762569B1 (en) | 2018-06-13 |
CA2850346C (en) | 2020-02-18 |
US9567589B2 (en) | 2017-02-14 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP6118724B2 (ja) | Ngfに対するアプタマー及びその用途 | |
JP5602020B2 (ja) | Ngfに対するアプタマー及びその使用 | |
JP5027956B2 (ja) | Ngfに対するアプタマー及びその使用 | |
WO2013186857A1 (ja) | Fgf2に対するアプタマー及びその使用 | |
JP6352810B2 (ja) | ミッドカインに対するアプタマー及びその用途 | |
CA2943772C (en) | Aptamer for fgf2 and use thereof | |
JPWO2015163458A1 (ja) | オートタキシンに結合しオートタキシンの生理活性を阻害するアプタマー及びその利用 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20150610 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821 Effective date: 20150610 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20160426 |
|
A601 | Written request for extension of time |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601 Effective date: 20160627 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20160824 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20161004 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20161223 |
|
A911 | Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911 Effective date: 20170105 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20170314 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20170327 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6118724 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |