JPWO2013008276A1 - 情報提示装置およびナビゲーション装置 - Google Patents
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Abstract
Description
また、一定時間ごとの運転時間条件を優先して休憩施設を探索するため、ユーザの嗜好条件を満足する施設候補が存在しない地域に自車が差し掛かった場合には、ユーザに案内すべき施設候補がない状況になる可能性がある。
実施の形態1.
図1は、この発明の実施の形態1に係るナビゲーション装置の構成を示すブロック図であり、本発明に係る情報提示装置を車載用のナビゲーション装置に適用した場合を示している。図1において、実施の形態1に係るナビゲーション装置は、自車の位置を計測して目的地に至る経路を探索して案内するナビゲーション装置であって、演算部1、記憶部2およびユーザインタフェース部3を備える。
図6は、実施の形態1に係るナビゲーション装置による休憩施設案内の流れを示すフローチャートである。この図6に沿って休憩施設案内の詳細を説明する。
まず、自車位置検出部11が、GPS等で検出された位置情報と地図データベース21から読み出した地図データに基づいて、自車位置を検出する(ステップST1)。
次に、施設候補探索部12が、自車位置検出部11が検出した自車位置を示す情報に基づいて、当該自車位置の地点から自車の所定の距離範囲内または所定の所要時間内に存在する休憩施設候補を休憩施設データベース22から抽出してリスト化する(ステップST2)。例えば、自車位置(緯度経度)から所定の距離範囲内または所定の所要時間内の地域の住所範囲を判別し、この住所範囲内の休憩施設候補を抽出する。
例えば、図2に示した施設情報には、運転技量に関する項目として“駐車場への入場”があり、○○方面車線から駐車場への入場が“易”であり、△△方面車線から駐車場への入場が“やや難”である。すなわち、△△方面車線からの入場を考慮すると、運転技量としては、ある程度の習熟が必要である。このような施設情報を有した施設が上記探索条件を満足しており、図3に示した個人情報のユーザである場合を考える。図3に示した個人情報において、ユーザがその時点での運転の技量を考慮して設定する項目は“運転得意レベル”であり、この項目がレベル4で毎日運転していることが設定されている。これは、当該ユーザが運転に習熟していることを示している。すなわち、図3に示した個人情報に含まれる項目“運転得意レベル”の内容は、図2に示した施設情報に含まれる運転技量に関する項目“駐車場への入場”の内容に対応している。このため、当該施設情報を有する施設は、ステップST3で除外されずに残る。
一方、休憩施設候補が優先出力条件を満たさない場合(ステップST4;NO)、すなわち休憩施設候補の施設利用カウント数が、上記施設利用カウント数の閾値以下であるならば、施設候補探索部12が、当該休憩施設候補を休憩施設候補リストとして施設候補一時記憶部24に一時的に記憶する(ステップST5)。
一方、ステップST1で検出した自車位置情報と現在の自車位置情報との距離差が所定の閾値未満である場合(ステップST8;NO)、ステップST6へ戻り、ユーザからの休憩施設情報の要求待ち状態に移行する。
休憩施設候補の通知方法には、視覚的または聴覚的な通知方法がある。
視覚的な通知方法には、例えば、休憩施設候補のリストをモニタ画面上に表示したり、モニタ画面に表示した地図上に休憩施設候補を示すアイコンを表示することなどが挙げられる。また、聴覚的な通知方法としては、例えばリストアップされた休憩施設候補の名称(店名など)を音声出力したり、ユーザによる一時的な選択に応じてその施設情報を音声ガイダンスしてもよい。なお、視覚的な通知方法と聴覚的な通知方法を組み合わせて通知してもよい。
一方、ユーザによる休憩施設の選択入力がなかった場合(ステップST10;NO)、ステップST8に戻り、上記処理を繰り返す。
このように構成することで、ユーザの嗜好情報が施設候補探索の最優先条件として、自車の走行道路上またはその周辺に存在する、ユーザの関心が高く有益な施設の情報を漏れなく、最新の情報で提示することが可能である。
特に、本発明に係る情報提示装置を搭載する移動体が、ユーザにより運転される車両であり、施設が、車両に乗車したユーザが休憩をとる休憩施設であれば、上述のように休憩施設の情報を提示することができる、これにより、ユーザが休憩をとりやすい状況をつくって、ユーザの休憩取得の機会を増やすことが可能である。従って、疲労に起因した事故の発生を低減できる。
上記実施の形態1は、ユーザが探索条件となるユーザ情報(個人情報および嗜好情報)を入力する際、ナビゲーション装置に直接入力する形態であったが、実施の形態2では、これに加えて、携帯端末装置からユーザ情報を受信して設定を行う構成について述べる。
演算部1Aは、実施の形態2に係る情報提示装置の機能に関する演算処理を行う演算部であり、自車位置検出部11、施設候補探索部12、施設候補出力判定部13、ルート探索部14および行動履歴分析部15を備える。行動履歴分析部15は、行動履歴記憶部26が記憶するユーザの行動履歴を分析して、嗜好情報を生成する分析部である。
なお、演算部1Aにおいて、図1と同一またはこれに相当する構成要素には同一符号を付して説明を省略する。
外部送受信部41は、携帯端末装置5などの外部装置との通信を行う通信部であって、例えば携帯端末装置5を携帯したユーザが、乗車し、実施の形態2に係るナビゲーション装置が起動されたことを契機に携帯端末装置5との通信を確立して、ユーザの乗車以外の行動履歴、個人情報および嗜好情報を取得する。
例えば、ユーザの個人情報(図3参照)は、携帯端末装置5が、個人情報の設定入力用画面を提示して、これを基にユーザが設定入力したものを保存する。
また、ユーザの乗車時以外の嗜好情報は、携帯端末装置5が、図4に示した乗車時の嗜好情報と同様の項目“ジャンル”、“施設の種類”、“店名”についての設定入力用画面を提示して、これを基にユーザが設定入力したものを保存する。
さらに、ユーザの乗車時以外の行動履歴は、例えば、携帯端末装置5の位置検出機能によって所定の周期で検出された位置情報、あるいは携帯端末装置5を利用するイベントが発生した地点の位置情報を順次保存して得られる。携帯端末装置5を利用するイベントとは、例えば携帯端末装置5の電子決済機能が利用されたイベントである。つまり、店舗で電子支払いが実行された場合に、その店舗の施設情報および支払額が行動履歴として保存される。また、鉄道やバスなどの乗車券を電子支払いした場合は、その支払い地点の位置情報および支払額が行動履歴として保存される。
ユーザが、乗車時以外に携帯端末装置5を携帯して行動することにより、上述のように個人情報および嗜好情報、行動履歴が当該携帯端末装置5に蓄積される。
この後、ユーザが、当該携帯端末装置5を携帯して乗車し、実施の形態2に係るナビゲーション装置を起動すると、外部送受信部41が、直ちに携帯端末装置5との通信を確立して、個人情報、ユーザの乗車時以外の嗜好情報、および行動履歴を受信する。
次に、外部送受信部41が、携帯端末装置5から受信した個人情報および嗜好情報を、ユーザ情報としてユーザ情報記憶部23に記憶する。一方、携帯端末装置5から受信した行動履歴は、外部送受信部41によって行動履歴記憶部26に記憶される。
また、ユーザ情報記憶部23の更新されたユーザ情報は、外部送受信部41によって、携帯端末装置5へ送信してもよい。この場合、外部送受信部41から受信したユーザ情報の嗜好情報を基にして、携帯端末装置5において、ユーザの乗車時以外の嗜好情報が更新される。
また、電子マネー機能を有する携帯端末装置5であれば、利用施設における支払い金額を施設利用履歴と合わせて保存し、支払金額に応じてその施設の利用度の重み付け、すなわち嗜好情報でのカウント数に重み付けを行う。これにより、支払金額の累積が大きい、関心の高い施設を判別する条件として利用することができる。
さらに、携帯端末装置5には最新のユーザ情報が毎回記憶されるので、ユーザは、常に個人の設定で使用することが可能となる。
さらに、ネットワーク回線に接続して外部から得た情報を携帯端末装置5に蓄積してもよい。例えば、ユーザが実際に行ったことがない施設であるが、関心のある施設の情報を取得して、嗜好情報として設定する場合が挙げられる。
上記実施の形態1では、ユーザの嗜好情報を休憩施設の探索条件として用いる際、過去の全ての履歴を利用していた。これに対し、この実施の形態3は、所定の期間に得られた嗜好情報に限定して休憩施設の探索条件に反映することにより、休憩施設候補の絞り込みを行う。
演算部1Bは、実施の形態3に係る情報提示装置の機能に関する演算処理を行う演算部であり、自車位置検出部11、施設候補探索部12、施設候補出力判定部13、ルート探索部14および行動履歴分析部15Aを備える。
行動履歴分析部15Aは、上記実施の形態2と同様に行動履歴記憶部26Aが記憶するユーザの行動履歴を分析して嗜好情報を生成するが、行動履歴記憶部26Aに記憶される全ての履歴を分析対象とするモードと、所定期間内の履歴のみを分析対象とするモードとを適宜選択することができる。
なお、演算部1Bにおいて、図1と同一またはこれに相当する構成要素には同一符号を付して説明を省略する。
なお、記憶部2Bにおいて、図1と同一またはこれに相当する構成要素には同一符号を付して説明を省略する。
所定期間内の行動履歴を分析対象とする場合、行動履歴分析部15Aは、行動履歴記憶部26Aから上記所定期間内の行動履歴を読み出し、上記実施の形態2と同様に分析することにより、嗜好情報を生成する。
行動履歴分析部15Aは、生成した嗜好情報をユーザ情報としてユーザ情報記憶部23に記憶する。このようにして得られたユーザ情報は、上記実施の形態1と同様に休憩施設を探索するための探索条件として利用される。
このような場合であっても、実施の形態3では、現在から所定期間内、すなわちユーザの最近の嗜好傾向のみを休憩施設の探索条件に反映することができる。
また、行動履歴記憶部26Aに季節ごとに区切った期間で行動履歴を格納し、行動履歴分析部15Aが、季節ごとの行動履歴を分析して得た嗜好情報を、休憩施設の探索条件に反映させてもよい。このようにすることで、例えば季節に応じたサービスを提供する施設を探索することが可能である。
さらに、行動履歴として、施設を利用した際の外気温の情報を行動履歴記憶部26Aに記憶し、行動履歴分析部15Aが、気温がある一定値以下または一定値以上の行動履歴を分析対象として嗜好情報を生成してもよい。このようにすることで、寒い日あるいは暑い日の嗜好傾向を探索条件に反映することが可能となる。
上記実施の形態1では、休憩予定時刻に通過する地域周辺の施設候補数(ユーザ情報に合致する施設数)が十分であるかについては考慮していなかった。この実施の形態4は、ユーザに提示する選択肢を所定数以上確保する構成について述べる。
演算部1Cは、実施の形態4に係る情報提示装置の機能に関する演算処理を行う演算部であり、自車位置検出部11、施設候補探索部12、施設候補出力判定部13、ルート探索部14および休憩予定地域探索部16を備える。また、演算部1Cは、ナビゲーション装置外の車速情報保持装置6と接続している。休憩予定地域探索部16は、休憩取得間隔記憶部25から読み出した休憩取得間隔に基づいて算出された休憩予定時刻と、車速情報保持装置6から取得した自車の車速情報と、自車位置検出部11が検出した現在の自車位置を用いて、上記休憩予定時刻に通過する地域(休憩予定地域)を探索する探索部である。車速情報保持装置6は、自車の車速情報を保持する装置であり、例えば、車速センサで検出された車速情報を取得して車両制御に利用する車両制御装置の一つの機能として実現される。
なお、演算部1Cにおいて、図1と同一またはこれに相当する構成要素には同一符号を付して説明を省略する。
休憩予定地域探索部16は、休憩取得間隔記憶部25から読み出した休憩取得間隔に基づいて休憩予定時刻を算出するとともに、ナビゲーション装置外部の車速情報保持装置6から自車の車速情報を取得する。
次いで、休憩予定地域探索部16は、算出した休憩予定時刻、自車の車速情報、および自車位置検出部11が検出した現在の自車位置に基づき、上記休憩予定時刻に自車が通過する地域を判別する。例えば、休憩予定時刻に自車が通過する地点および当該地点を含む所定の範囲内(所定の走行距離または所定の走行時間で自車が到達可能な範囲内)の地域を休憩予定時刻に自車が通過する地域とする。休憩予定地域探索部16は、探索した地域を示す情報を施設候補探索部12へ送信する。
上述のようにして求めた休憩施設候補のリストにおける休憩施設候補数が最低施設候補数未満であると、施設候補探索部12は、図10に示すように、下記の(1)〜(4)の処理を繰り返し実施して、最低施設候補数以上の候補を確保する。
(1)休憩予定時刻に自車7が通過する地点A1から、経路上の所定距離手前(車両側)の地点A2を含む上記所定の範囲内の地域Bの休憩施設候補を休憩施設データベース22から抽出し、抽出結果の休憩施設候補の中から、ユーザ情報に基づくステップST3の探索条件で休憩施設候補を絞り込む。この結果の休憩施設候補を上記休憩施設候補リストに追加する。
(2)施設候補探索部12は、上記(1)で得られた休憩施設候補リスト中の休憩施設候補数が最低施設候補数以上になったか否かを判定する。
(3)上記休憩施設候補リスト中の休憩施設候補数が最低施設候補数以上でなかった場合には、施設候補探索部12は、休憩予定時刻に自車7が通過する地点A1から経路上の所定距離後方の地点A3を含む上記所定の範囲内の地域Cの休憩施設候補を休憩施設データベース22から抽出し、上記と同様に抽出結果の休憩施設候補の中から、ステップST3の探索情報で休憩施設候補を絞り込む。この結果の休憩施設候補を上記(1)で得られた休憩施設候補リストに追加する。
(4)施設候補探索部12は、上記(3)で得られた休憩施設候補リスト中の休憩施設候補数が最低施設候補数以上になったか否かを判定する。この結果、上記(3)で得られた休憩施設候補リスト中の休憩施設候補数が最低施設候補数以上になった場合には、図6のステップST5からの処理を順次実施する。
上記実施の形態1では、出入口が限定されて出入口以外から出入りできない道路(高速道路等)を自車が走行中の場合、自車位置から所定距離または所定時間の範囲内で休憩施設候補を探索することから、上記道路に隣接した他の道路(一般道路等)に面した休憩施設候補が抽出される可能性がある。また、反対に自車が一般道路を走行しているときに、これに隣接する高速道路の専用休憩施設(サービスエリア等)を休憩施設候補として抽出する可能性もある。そこで、この実施の形態5は、自車が走行する道路の種別を考慮した探索条件を採用して適切な休憩施設候補を探索するものである。
演算部1Dは、実施の形態5に係る情報提示装置の機能に関する演算処理を行う演算部であり、自車位置検出部11、施設候補探索部12A、施設候補出力判定部13、およびルート探索部14を備える。施設候補探索部12Aは、施設情報およびユーザ情報に加え、自車位置と地図データから判別した自車が走行している道路の道路種別に基づいて休憩施設候補を探索する探索部であり、上記実施の形態1の探索条件に道路種別に関する条件を追加した条件を用いて休憩施設候補を絞り込む。
なお、演算部1Dにおいて、図1と同一またはこれに相当する構成要素には同一符号を付して説明を省略する。
まず、自車位置検出部11が、GPS等で検出された位置情報と地図データベース21から読み出した地図データに基づいて、自車位置を検出する。
次に、施設候補探索部12Aが、自車位置検出部11が検出した自車位置を示す情報と地図データベース21から読み出した地図データの道路データ(道路種別を含む)に基づいて、自車が現在走行している道路の種別が、出入口が限定されて出入口以外から出入りできない道路(以降、高速道路とする)であるか、それ以外の出入口の制限がない道路(以降、一般道路とする)であるかを判定する。
ここで、自車の走行道路が高速道路でなく、一般道路である場合は、上記実施の形態1と同様にして休憩施設候補を探索し、ユーザに提示する。ただし、一般道路の探索条件には、高速道路の専用休憩施設を候補から除外する条件を追加しておく。これにより、高速道路の専用休憩施設は、休憩施設候補から除外される。
(A)ユーザの関心が高いことを示す“優先出力条件”(上記実施の形態1で示したもの)を満足する。
(B)自車の走行道路において、自車の現在の走行地点よりも先の当該道路の出口周辺にある施設であること。
(C)自車の走行道路において、自車の現在の走行地点よりも先の当該道路の出口とその次(その先)の出口との間に位置し、当該道路から所定の距離以内に位置する施設であること。
高速道路等を走行中の場合は容易に一般道路に移ることができないため、一般道路に面した休憩施設の情報は重要度が低い。同様に一般道路を走行中、高速道路等の専用休憩施設情報は不要となる。そこで、上述のような自車が走行している道路に応じた探索条件を追加することで、高速道路等または一般道路を走行する場合、それぞれ重要度が低い休憩施設の通知を制限できる。
また、車両、鉄道、船舶又は航空機等の移動体に、人が携帯して持ち込んで使用されるPND(Portable Navigation Device)等に適用してもよい。
また、一定時間ごとの運転時間条件を優先して休憩施設を探索するため、ユーザの嗜好条件を満足する施設候補が存在しない地域に自車が差し掛かった場合には、ユーザに案内すべき施設候補がない状況になる可能性がある。
実施の形態1.
図1は、この発明の実施の形態1に係るナビゲーション装置の構成を示すブロック図であり、本発明に係る情報提示装置を車載用のナビゲーション装置に適用した場合を示している。図1において、実施の形態1に係るナビゲーション装置は、自車の位置を計測して目的地に至る経路を探索して案内するナビゲーション装置であって、演算部1、記憶部2およびユーザインタフェース部3を備える。
図6は、実施の形態1に係るナビゲーション装置による休憩施設案内の流れを示すフローチャートである。この図6に沿って休憩施設案内の詳細を説明する。
まず、自車位置検出部11が、GPS等で検出された位置情報と地図データベース21から読み出した地図データに基づいて、自車位置を検出する(ステップST1)。
次に、施設候補探索部12が、自車位置検出部11が検出した自車位置を示す情報に基づいて、当該自車位置の地点から自車の所定の距離範囲内または所定の所要時間内に存在する休憩施設候補を休憩施設データベース22から抽出してリスト化する(ステップST2)。例えば、自車位置(緯度経度)から所定の距離範囲内または所定の所要時間内の地域の住所範囲を判別し、この住所範囲内の休憩施設候補を抽出する。
例えば、図2に示した施設情報には、運転技量に関する項目として“駐車場への入場”があり、○○方面車線から駐車場への入場が“易”であり、△△方面車線から駐車場への入場が“やや難”である。すなわち、△△方面車線からの入場を考慮すると、運転技量としては、ある程度の習熟が必要である。このような施設情報を有した施設が上記探索条件を満足しており、図3に示した個人情報のユーザである場合を考える。図3に示した個人情報において、ユーザがその時点での運転の技量を考慮して設定する項目は“運転得意レベル”であり、この項目がレベル4で毎日運転していることが設定されている。これは、当該ユーザが運転に習熟していることを示している。すなわち、図3に示した個人情報に含まれる項目“運転得意レベル”の内容は、図2に示した施設情報に含まれる運転技量に関する項目“駐車場への入場”の内容に対応している。このため、当該施設情報を有する施設は、ステップST3で除外されずに残る。
一方、休憩施設候補が優先出力条件を満たさない場合(ステップST4;NO)、すなわち休憩施設候補の施設利用カウント数が、上記施設利用カウント数の閾値以下であるならば、施設候補探索部12が、当該休憩施設候補を休憩施設候補リストとして施設候補一時記憶部24に一時的に記憶する(ステップST5)。
一方、ステップST1で検出した自車位置情報と現在の自車位置情報との距離差が所定の閾値未満である場合(ステップST8;NO)、ステップST6へ戻り、ユーザからの休憩施設情報の要求待ち状態に移行する。
休憩施設候補の通知方法には、視覚的または聴覚的な通知方法がある。
視覚的な通知方法には、例えば、休憩施設候補のリストをモニタ画面上に表示したり、モニタ画面に表示した地図上に休憩施設候補を示すアイコンを表示することなどが挙げられる。また、聴覚的な通知方法としては、例えばリストアップされた休憩施設候補の名称(店名など)を音声出力したり、ユーザによる一時的な選択に応じてその施設情報を音声ガイダンスしてもよい。なお、視覚的な通知方法と聴覚的な通知方法を組み合わせて通知してもよい。
一方、ユーザによる休憩施設の選択入力がなかった場合(ステップST10;NO)、ステップST8に戻り、上記処理を繰り返す。
このように構成することで、ユーザの嗜好情報が施設候補探索の最優先条件として、自車の走行道路上またはその周辺に存在する、ユーザの関心が高く有益な施設の情報を漏れなく、最新の情報で提示することが可能である。
特に、本発明に係る情報提示装置を搭載する移動体が、ユーザにより運転される車両であり、施設が、車両に乗車したユーザが休憩をとる休憩施設であれば、上述のように休憩施設の情報を提示することができる、これにより、ユーザが休憩をとりやすい状況をつくって、ユーザの休憩取得の機会を増やすことが可能である。従って、疲労に起因した事故の発生を低減できる。
上記実施の形態1は、ユーザが探索条件となるユーザ情報(個人情報および嗜好情報)を入力する際、ナビゲーション装置に直接入力する形態であったが、実施の形態2では、これに加えて、携帯端末装置からユーザ情報を受信して設定を行う構成について述べる。
演算部1Aは、実施の形態2に係る情報提示装置の機能に関する演算処理を行う演算部であり、自車位置検出部11、施設候補探索部12、施設候補出力判定部13、ルート探索部14および行動履歴分析部15を備える。行動履歴分析部15は、行動履歴記憶部26が記憶するユーザの行動履歴を分析して、嗜好情報を生成する分析部である。
なお、演算部1Aにおいて、図1と同一またはこれに相当する構成要素には同一符号を付して説明を省略する。
外部送受信部41は、携帯端末装置5などの外部装置との通信を行う通信部であって、例えば携帯端末装置5を携帯したユーザが、乗車し、実施の形態2に係るナビゲーション装置が起動されたことを契機に携帯端末装置5との通信を確立して、ユーザの乗車以外の行動履歴、個人情報および嗜好情報を取得する。
例えば、ユーザの個人情報(図3参照)は、携帯端末装置5が、個人情報の設定入力用画面を提示して、これを基にユーザが設定入力したものを保存する。
また、ユーザの乗車時以外の嗜好情報は、携帯端末装置5が、図4に示した乗車時の嗜好情報と同様の項目“ジャンル”、“施設の種類”、“店名”についての設定入力用画面を提示して、これを基にユーザが設定入力したものを保存する。
さらに、ユーザの乗車時以外の行動履歴は、例えば、携帯端末装置5の位置検出機能によって所定の周期で検出された位置情報、あるいは携帯端末装置5を利用するイベントが発生した地点の位置情報を順次保存して得られる。携帯端末装置5を利用するイベントとは、例えば携帯端末装置5の電子決済機能が利用されたイベントである。つまり、店舗で電子支払いが実行された場合に、その店舗の施設情報および支払額が行動履歴として保存される。また、鉄道やバスなどの乗車券を電子支払いした場合は、その支払い地点の位置情報および支払額が行動履歴として保存される。
ユーザが、乗車時以外に携帯端末装置5を携帯して行動することにより、上述のように個人情報および嗜好情報、行動履歴が当該携帯端末装置5に蓄積される。
この後、ユーザが、当該携帯端末装置5を携帯して乗車し、実施の形態2に係るナビゲーション装置を起動すると、外部送受信部41が、直ちに携帯端末装置5との通信を確立して、個人情報、ユーザの乗車時以外の嗜好情報、および行動履歴を受信する。
次に、外部送受信部41が、携帯端末装置5から受信した個人情報および嗜好情報を、ユーザ情報としてユーザ情報記憶部23に記憶する。一方、携帯端末装置5から受信した行動履歴は、外部送受信部41によって行動履歴記憶部26に記憶される。
また、ユーザ情報記憶部23の更新されたユーザ情報は、外部送受信部41によって、携帯端末装置5へ送信してもよい。この場合、外部送受信部41から受信したユーザ情報の嗜好情報を基にして、携帯端末装置5において、ユーザの乗車時以外の嗜好情報が更新される。
また、電子マネー機能を有する携帯端末装置5であれば、利用施設における支払い金額を施設利用履歴と合わせて保存し、支払金額に応じてその施設の利用度の重み付け、すなわち嗜好情報でのカウント数に重み付けを行う。これにより、支払金額の累積が大きい、関心の高い施設を判別する条件として利用することができる。
さらに、携帯端末装置5には最新のユーザ情報が毎回記憶されるので、ユーザは、常に個人の設定で使用することが可能となる。
さらに、ネットワーク回線に接続して外部から得た情報を携帯端末装置5に蓄積してもよい。例えば、ユーザが実際に行ったことがない施設であるが、関心のある施設の情報を取得して、嗜好情報として設定する場合が挙げられる。
上記実施の形態1では、ユーザの嗜好情報を休憩施設の探索条件として用いる際、過去の全ての履歴を利用していた。これに対し、この実施の形態3は、所定の期間に得られた嗜好情報に限定して休憩施設の探索条件に反映することにより、休憩施設候補の絞り込みを行う。
演算部1Bは、実施の形態3に係る情報提示装置の機能に関する演算処理を行う演算部であり、自車位置検出部11、施設候補探索部12、施設候補出力判定部13、ルート探索部14および行動履歴分析部15Aを備える。
行動履歴分析部15Aは、上記実施の形態2と同様に行動履歴記憶部26Aが記憶するユーザの行動履歴を分析して嗜好情報を生成するが、行動履歴記憶部26Aに記憶される全ての履歴を分析対象とするモードと、所定期間内の履歴のみを分析対象とするモードとを適宜選択することができる。
なお、演算部1Bにおいて、図1と同一またはこれに相当する構成要素には同一符号を付して説明を省略する。
なお、記憶部2Bにおいて、図1と同一またはこれに相当する構成要素には同一符号を付して説明を省略する。
所定期間内の行動履歴を分析対象とする場合、行動履歴分析部15Aは、行動履歴記憶部26Aから上記所定期間内の行動履歴を読み出し、上記実施の形態2と同様に分析することにより、嗜好情報を生成する。
行動履歴分析部15Aは、生成した嗜好情報をユーザ情報としてユーザ情報記憶部23に記憶する。このようにして得られたユーザ情報は、上記実施の形態1と同様に休憩施設を探索するための探索条件として利用される。
このような場合であっても、実施の形態3では、現在から所定期間内、すなわちユーザの最近の嗜好傾向のみを休憩施設の探索条件に反映することができる。
また、行動履歴記憶部26Aに季節ごとに区切った期間で行動履歴を格納し、行動履歴分析部15Aが、季節ごとの行動履歴を分析して得た嗜好情報を、休憩施設の探索条件に反映させてもよい。このようにすることで、例えば季節に応じたサービスを提供する施設を探索することが可能である。
さらに、行動履歴として、施設を利用した際の外気温の情報を行動履歴記憶部26Aに記憶し、行動履歴分析部15Aが、気温がある一定値以下または一定値以上の行動履歴を分析対象として嗜好情報を生成してもよい。このようにすることで、寒い日あるいは暑い日の嗜好傾向を探索条件に反映することが可能となる。
上記実施の形態1では、休憩予定時刻に通過する地域周辺の施設候補数(ユーザ情報に合致する施設数)が十分であるかについては考慮していなかった。この実施の形態4は、ユーザに提示する選択肢を所定数以上確保する構成について述べる。
演算部1Cは、実施の形態4に係る情報提示装置の機能に関する演算処理を行う演算部であり、自車位置検出部11、施設候補探索部12、施設候補出力判定部13、ルート探索部14および休憩予定地域探索部16を備える。また、演算部1Cは、ナビゲーション装置外の車速情報保持装置6と接続している。休憩予定地域探索部16は、休憩取得間隔記憶部25から読み出した休憩取得間隔に基づいて算出された休憩予定時刻と、車速情報保持装置6から取得した自車の車速情報と、自車位置検出部11が検出した現在の自車位置を用いて、上記休憩予定時刻に通過する地域(休憩予定地域)を探索する探索部である。車速情報保持装置6は、自車の車速情報を保持する装置であり、例えば、車速センサで検出された車速情報を取得して車両制御に利用する車両制御装置の一つの機能として実現される。
なお、演算部1Cにおいて、図1と同一またはこれに相当する構成要素には同一符号を付して説明を省略する。
休憩予定地域探索部16は、休憩取得間隔記憶部25から読み出した休憩取得間隔に基づいて休憩予定時刻を算出するとともに、ナビゲーション装置外部の車速情報保持装置6から自車の車速情報を取得する。
次いで、休憩予定地域探索部16は、算出した休憩予定時刻、自車の車速情報、および自車位置検出部11が検出した現在の自車位置に基づき、上記休憩予定時刻に自車が通過する地域を判別する。例えば、休憩予定時刻に自車が通過する地点および当該地点を含む所定の範囲内(所定の走行距離または所定の走行時間で自車が到達可能な範囲内)の地域を休憩予定時刻に自車が通過する地域とする。休憩予定地域探索部16は、探索した地域を示す情報を施設候補探索部12へ送信する。
上述のようにして求めた休憩施設候補のリストにおける休憩施設候補数が最低施設候補数未満であると、施設候補探索部12は、図10に示すように、下記の(1)〜(4)の処理を繰り返し実施して、最低施設候補数以上の候補を確保する。
(1)休憩予定時刻に自車7が通過する地点A1から、経路上の所定距離手前(車両側)の地点A2を含む上記所定の範囲内の地域Bの休憩施設候補を休憩施設データベース22から抽出し、抽出結果の休憩施設候補の中から、ユーザ情報に基づくステップST3の探索条件で休憩施設候補を絞り込む。この結果の休憩施設候補を上記休憩施設候補リストに追加する。
(2)施設候補探索部12は、上記(1)で得られた休憩施設候補リスト中の休憩施設候補数が最低施設候補数以上になったか否かを判定する。
(3)上記休憩施設候補リスト中の休憩施設候補数が最低施設候補数以上でなかった場合には、施設候補探索部12は、休憩予定時刻に自車7が通過する地点A1から経路上の所定距離後方の地点A3を含む上記所定の範囲内の地域Cの休憩施設候補を休憩施設データベース22から抽出し、上記と同様に抽出結果の休憩施設候補の中から、ステップST3の探索情報で休憩施設候補を絞り込む。この結果の休憩施設候補を上記(1)で得られた休憩施設候補リストに追加する。
(4)施設候補探索部12は、上記(3)で得られた休憩施設候補リスト中の休憩施設候補数が最低施設候補数以上になったか否かを判定する。この結果、上記(3)で得られた休憩施設候補リスト中の休憩施設候補数が最低施設候補数以上になった場合には、図6のステップST5からの処理を順次実施する。
上記実施の形態1では、出入口が限定されて出入口以外から出入りできない道路(高速道路等)を自車が走行中の場合、自車位置から所定距離または所定時間の範囲内で休憩施設候補を探索することから、上記道路に隣接した他の道路(一般道路等)に面した休憩施設候補が抽出される可能性がある。また、反対に自車が一般道路を走行しているときに、これに隣接する高速道路の専用休憩施設(サービスエリア等)を休憩施設候補として抽出する可能性もある。そこで、この実施の形態5は、自車が走行する道路の種別を考慮した探索条件を採用して適切な休憩施設候補を探索するものである。
演算部1Dは、実施の形態5に係る情報提示装置の機能に関する演算処理を行う演算部であり、自車位置検出部11、施設候補探索部12A、施設候補出力判定部13、およびルート探索部14を備える。施設候補探索部12Aは、施設情報およびユーザ情報に加え、自車位置と地図データから判別した自車が走行している道路の道路種別に基づいて休憩施設候補を探索する探索部であり、上記実施の形態1の探索条件に道路種別に関する条件を追加した条件を用いて休憩施設候補を絞り込む。
なお、演算部1Dにおいて、図1と同一またはこれに相当する構成要素には同一符号を付して説明を省略する。
まず、自車位置検出部11が、GPS等で検出された位置情報と地図データベース21から読み出した地図データに基づいて、自車位置を検出する。
次に、施設候補探索部12Aが、自車位置検出部11が検出した自車位置を示す情報と地図データベース21から読み出した地図データの道路データ(道路種別を含む)に基づいて、自車が現在走行している道路の種別が、出入口が限定されて出入口以外から出入りできない道路(以降、高速道路とする)であるか、それ以外の出入口の制限がない道路(以降、一般道路とする)であるかを判定する。
ここで、自車の走行道路が高速道路でなく、一般道路である場合は、上記実施の形態1と同様にして休憩施設候補を探索し、ユーザに提示する。ただし、一般道路の探索条件には、高速道路の専用休憩施設を候補から除外する条件を追加しておく。これにより、高速道路の専用休憩施設は、休憩施設候補から除外される。
(A)ユーザの関心が高いことを示す“優先出力条件”(上記実施の形態1で示したもの)を満足する。
(B)自車の走行道路において、自車の現在の走行地点よりも先の当該道路の出口周辺にある施設であること。
(C)自車の走行道路において、自車の現在の走行地点よりも先の当該道路の出口とその次(その先)の出口との間に位置し、当該道路から所定の距離以内に位置する施設であること。
高速道路等を走行中の場合は容易に一般道路に移ることができないため、一般道路に面した休憩施設の情報は重要度が低い。同様に一般道路を走行中、高速道路等の専用休憩施設情報は不要となる。そこで、上述のような自車が走行している道路に応じた探索条件を追加することで、高速道路等または一般道路を走行する場合、それぞれ重要度が低い休憩施設の通知を制限できる。
また、車両、鉄道、船舶又は航空機等の移動体に、人が携帯して持ち込んで使用されるPND(Portable Navigation Device)等に適用してもよい。
Claims (14)
- 移動体に搭載される情報提示装置であって、
前記移動体の位置情報を検出する位置検出部と、
施設の位置を少なくとも含む施設情報を記憶する施設データベースと、
施設に関するユーザの嗜好情報を記憶するユーザ情報記憶部と、
前記位置検出部が検出した前記移動体の位置情報と前記施設データベースの施設情報を用いて抽出した当該移動体の位置情報が示す地点を含む所定の探索範囲内にある施設候補の中から、前記ユーザ情報記憶部が記憶する前記嗜好情報を基に規定した探索条件を満足する施設候補を探索する探索部と、
前記位置検出部が前記移動体の位置情報を検出した時点から当該移動体が移動した距離に応じて施設候補の更新要否を判定し、更新要と判定すると前記探索部に施設候補を再探索させる判定部と、
前記探索部が探索した施設候補を提示する提示部とを備えた情報提示装置。 - 前記嗜好情報は、ユーザの嗜好を施設の利用回数で規定する情報であり、
前記探索部は、前記利用回数が所定の閾値以上であるか否かを探索条件として施設候補を探索することを特徴とする請求項1記載の情報提示装置。 - 前記ユーザ情報記憶部は、ユーザによる前記移動体の運転操作の習熟度をユーザの個人情報として記憶し、
前記施設データベースは、施設における移動体による移動の難易度を施設情報として記憶し、
前記探索部は、前記移動体による移動の難易度が、前記ユーザによる前記移動体の運転操作の習熟度で対応可能な施設候補を探索することを特徴とする請求項1記載の情報提示装置。 - 前記探索部は、前記探索条件における閾値よりも大きい前記利用回数の閾値を優先出力条件として、探索結果の施設候補の中から当該優先出力条件を満たす施設候補を探索し、
前記提示部は、予め設定された施設候補の提示タイミングによらず、前記優先出力条件を満たす施設候補を直ちに提示することを特徴とする請求項2記載の情報提示装置。 - 前記優先出力条件を満たさない施設候補を一時記憶する一時記憶部を備え、
前記提示部は、予め設定された施設候補の提示タイミングになると、前記一時記憶部に一時記憶された施設候補を提示し、
前記判定部は、前記位置検出部が前記移動体の位置情報を検出した時点から、当該移動体が移動した距離に応じて、前記一時記憶部に一時記憶された施設候補の更新要否を判定し、更新要と判定すると前記探索部に施設候補を再探索させることを特徴とする請求項4記載の情報提示装置。 - 所定の時間間隔を記憶する時間間隔記憶部を備え、
前記判定部は、前記時間間隔記憶部から読み出した前記所定の時間間隔で規定される時刻に所定時間まで近づくと、前記一時記憶部から読み出した施設候補を前記提示部へ出力し、
前記提示部は、前記判定部により前記一時記憶部から読み出された施設候補を提示することを特徴とする請求項5記載の情報提示装置。 - ユーザに携帯されて、前記移動体とは別個に行動した当該ユーザの行動履歴を記憶する携帯端末装置と通信を行う通信部と、
前記通信部によって前記携帯端末装置から受信された前記ユーザの行動履歴を記憶する行動履歴記憶部と、
前記行動履歴記憶部が記憶する行動履歴を分析して当該ユーザの施設に関する嗜好情報を生成し前記ユーザ情報記憶部へ記憶する行動履歴分析部とを備え、
前記探索部は、前記ユーザ情報記憶部に記憶された前記行動履歴分析部が生成した嗜好情報を基に探索条件を規定し、前記移動体の位置情報が示す地点を含む所定の探索範囲内にある施設候補の中から、当該探索条件を満足する施設候補を探索することを特徴とする請求項1記載の情報提示装置。 - 前記行動履歴分析部は、前記行動履歴記憶部が記憶する行動履歴のうち、所定の期間で得られた行動履歴を分析してユーザの施設に関する嗜好情報を生成し、
前記探索部は、前記行動履歴分析部が生成した嗜好情報を基に探索条件を規定し、前記移動体の位置情報が示す地点を含む所定の探索範囲内にある施設候補の中から、当該探索条件を満足する施設候補を探索することを特徴とする請求項7記載の情報提示装置。 - 前記探索部は、
前記時間間隔記憶部が記憶する時間間隔、前記位置検出部が検出した前記移動体の位置情報、および当該移動体の移動速度情報に基づいて、前記時間間隔で規定される所定時刻に当該移動体が通過する予定の地点の位置情報を算出し、
当該地点の位置情報と前記施設データベースの施設情報とを用いて抽出した当該地点を含む所定の探索範囲内にある施設候補の中から、前記ユーザ情報記憶部が記憶する前記嗜好情報を基に規定した探索条件を満足する施設候補を探索し、
前記探索した施設候補の数が所定数未満である場合に、当該地点を基準として前記探索範囲を広げて施設候補を再探索し、当該再探索した施設候補の数が前記所定数未満である場合には、前記探索条件を緩和して前記所定数以上の施設候補が探索されるまで再探索を繰り返すことを特徴とする請求項6記載の情報提示装置。 - 前記探索部は、所定の出入り口以外からは出入りできない道路において、前記位置検出部により検出された前記移動体の位置情報が示す地点より先の出口を含む所定の探索範囲で施設候補を探索することを特徴とする請求項1記載の情報提示装置。
- 前記探索部は、所定の出入口以外からは出入りできない道路において、前記位置検出部により検出された前記移動体の位置情報が示す地点より先の出口と当該移動体の移動方向にあるその次の出口との間の道路区間から所定の距離範囲にある地域を探索範囲として、施設候補を探索することを特徴とする請求項10記載の情報提示装置。
- 前記探索部は、異なる道路間で、一方の道路から移動できない他方の道路の周辺にある施設を、当該一方の道路を前記移動体が移動する間には前記施設候補の探索対象外とすることを特徴とする請求項10または請求項11記載の情報提示装置。
- 前記移動体は、ユーザにより運転される車両であり、
前記施設は、前記車両に乗車したユーザが休憩をとる休憩施設であることを特徴とする請求項1から請求項12のうちのいずれか1項記載の情報提示装置。 - 請求項1から請求項13のうちのいずれか1項記載の情報提示装置と、
前記情報提示装置が提示した施設候補の選択入力を受け付ける入力部と、
前記入力部で選択入力が受け付けられた施設候補までのルートを計算するルート探索部とを備えたナビゲーション装置。
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