JPWO2013005818A1 - 通信システムおよび基地局装置 - Google Patents
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Abstract
Description
3GPP規格に関連して、非特許文献1には、パケットデータ集線プロトコル(Packet Data Convergence Protocol:PDCP)に関する規定がある。このPDCPは、例えばW−CDMAのレイヤ2のサブプレイヤの1つで、オプション機能として、パケットの圧縮および解凍機能や、パケットロスのないセル再選択機能などを有するプロトコルである。PDCPは、例えば基地局装置および移動局装置の間でデータ通信する際に当該通信の順序を制御する目的や、通信データを秘匿する目的で利用される。
「3GPP TS25.323,V3.3.0(2000−09)」(非特許文献1)の規格上では、PDCPは、基地局装置および移動局装置の間でデータ通信する際に当該通信の順序を制御する目的で、2048個のデータをバッファリングしてウインドウ制御することになっている。
図16は、PDCPを用いた一般的なデータ処理を説明するための模式図である。図16に示されるように、コアネットワーク装置(バックホール)600は、無線基地局装置500を介して、移動局装置(ユーザー端末)400にデータを送信する。
無線基地局装置500は、PDCPに対応したバッファであるPDCPバッファ部510を有している。無線基地局装置500は、コアネットワーク装置600から送信されるデータをPDCPバッファ部510に一時的に保存しながら、PDCPバッファ部510に保存されていたデータを移動局装置400へ送信する。ここで、PDCPバッファ部510は、非特許文献1の規格でその仕様が規定されているように、2048個のウインドウを有し、このウインドウを超えるデータを保証しなくてもよいことになっている。
なお、参考技術として、特開2009−89270号公報(特許文献1)には、LTE(Long Term Evolution)方式の通信システムであって、交換機が、無線基地局装置を介して、移動局装置にデータを送信する技術が開示されている。
本発明は、このような事情を鑑みてなされたものであり、通信装置の間で通信されるデータが損失されることを低減することができる技術を提供する。
本発明の無線基地局装置は、入力するデータを一時的に保存するバッファ部と、前記バッファ部に保存されているデータ量を計測するデータ計測部とを備え、前記データ計測部により計測された前記データ容量の計測値に基づいて、前記バッファ部が輻輳している状態か否かが判定された結果に従って、前記コアネットワーク装置から送信されるデータを受信し、これを前記バッファ部に保存する。
110 アンテナ部
120 送受信部
130 制御部
200、200A、200B 無線基地局装置
210 アンテナ部
220 送受信部
221 輻輳状態通知部
222 輻輳解除通知部
230 制御部
231 データ計測部
232 輻輳状態判定部
233 輻輳判定閾値設定部
234 輻輳解除判定部
235 輻輳解除閾値設定部
240 PDCPバッファ部
300、300A、300B、300C コアネットワーク装置
310 アンテナ部
320 送受信部
330、330A、330B、330C 制御部
332 輻輳状態判定部
333 輻輳判定閾値設定部
334 輻輳解除判定部
335 輻輳解除閾値設定部
340 送信データ蓄積部
350 輻輳解除タイマー部
900 ネットワーク
図1は、本発明の第1の実施の形態にかかる通信システムの構成を示す。
図1に示されるように、本発明の第1の実施の形態にかかる通信システム1000は、移動局装置100と、無線基地局装置200と、コアネットワーク装置300とを含んで構成されている。ここでは、通信システム1000は、3GPPの規格(特に、3GPP TS36.323の規格に規定されているPDCP)に対応したシステムを想定する。ただし、通信システム1000の各構成が、以下に説明するように機能する限り、通信システム1000は3GPPの規格に対応することに限定されない。
移動局装置100は、無線基地局装置200との間で、無線によりデータ通信を行う。無線基地局装置200は、当該無線基地局装置200の通信エリア内の移動局装置100との間で、無線によりデータ通信を行う。また、無線基地局装置200は、コアネットワーク装置300との間でも、無線によりデータ通信を行う。コアネットワーク装置300は、無線基地局装置200との間で、無線によりデータ通信を行う。なお、移動局装置100をユーザ端末、コアネットワーク装置300をバックホールと呼ぶことがある。また、本発明の第1、第2および第3の通信装置は、移動局装置100、無線基地局装置200およびコアネットワーク装置300にそれぞれ対応する。また、無線基地局装置200は、本発明の基地局装置に相当する。
以下に、移動局装置100、無線基地局装置200およびコアネットワーク装置300の構成を詳しく説明する。
移動局装置100は、アンテナ部110と、送受信部120と、制御部130とを含んで構成されている。
アンテナ部110は、無線基地局装置200との間で無線によりデータ通信を行うために設けられている。
送受信部120は、アンテナ部110を介して、無線基地局装置200との間で、データ通信を行う。制御部130は、移動局装置100全体を制御する。
無線基地局装置200は、アンテナ部210と、送受信部220と、制御部230と、PDCPバッファ部240とを含んで構成されている。本発明のバッファ部は、PDCPバッファ部240に対応する。
アンテナ部210は、移動局装置100およびコアネットワーク装置300との間で無線によりデータ通信を行うために設けられている。
送受信部220は、アンテナ部210を介して、通信エリア内の移動局装置100との間で、データ通信を行う。また、送受信部220は、コアネットワーク装置300との間で、データ通信を行う。送受信部220は、輻輳状態通知部221と、輻輳解除通知部222とを含んで構成されている。
輻輳状態通知部221は、後述の輻輳判定部232がPDCPバッファ部240は輻輳している状態にあると判定した場合に、PDCPバッファ部240が輻輳している状態であることを、輻輳状態情報として、コアネットワーク装置300にアンテナ部210を介して通知する。このとき、無線基地局装置200は、例えば、S1 Application protocol(S1−AP)またはGPRS Tunneling Protocol for User Plane(GTP−u)の新規メッセージや新規パラメータに、輻輳状態情報を乗せて、コアネットワーク装置300へ通知することができる。なお、S1−APは、例えば、無線基地局装置200およびコアネットワーク装置300の間で通信を行うための制御プロトコルをいう(3GPP specification:36.413を参照)。また、GTP−uは、無線基地局装置200およびコアネットワーク装置300の間で、ハンドオーバの際のデータ転送を行なうためのプロトコルをいう(3GPP TS29.281,V8.2.0(2009−06)を参照)。
輻輳解除通知部222は、後述の輻輳解除判定部234が、PDCPバッファ部240は輻輳している状態は解かれていると判定した場合、PDCPバッファ部240が輻輳している状態は解かれていることを、輻輳解除情報として、コアネットワーク装置300にアンテナ部210を介して通知する。このとき、無線基地局装置200は、輻輳状態情報を通知する場合と同様に、例えば、S1−APまたはGTP−uの新規メッセージや新規パラメータに、輻輳状態情報を乗せて、コアネットワーク装置300へ通知する。
制御部230は、無線基地局装置200全体を制御する。制御部230は、データ計測部231と、輻輳状態判定部232と、輻輳判定閾値設定部233と、輻輳解除判定部234と、輻輳解除閾値設定部235とを含んで構成されている。
データ計測部231は、PDCPバッファ部240に保存されているデータ量を計測する。
輻輳状態判定部232は、データ計測部231により計測されたデータ量の計測値に基づいて、PDCPバッファ部240が輻輳しているか否かを判定する。具体的には、輻輳状態判定部232は、データ計測部231により計測されたデータ量の計測値と、後述の輻輳判定閾値設定部233により設定された輻輳判定閾値とを比較して、PDCPバッファ部240が輻輳している状態か否かを判定する。
輻輳判定閾値設定部233は、PDCPバッファ部240が輻輳している状態か否かを判定するための閾値である輻輳判定閾値を設定する。
輻輳解除判定部234は、輻輳状態判定部232によりPDCPバッファ部240が輻輳している状態であると判断された後に、PDCPバッファ部240が輻輳している状態が解かれているか否かを判定する。具体的には、輻輳解除判定部234は、データ計測部231により計測されたデータ量の計測値と、後述の輻輳解除閾値設定部235により設定された輻輳解除閾値とを比較して、PDCPバッファ部240が輻輳している状態が解かれているか否かを判定する。
輻輳解除閾値設定部235は、PDCPバッファ部240が輻輳している状態が解かれているか否かを判定するための閾値である輻輳解除閾値を設定する。
PDCPバッファ部240は、無線基地局装置200が移動局装置100に対して送信するために、コアネットワーク装置300から送信されるデータを一時的に保存する。
ここで、前述の輻輳判定閾値および輻輳解除閾値の設定内容について説明する。図2は、輻輳判定閾値および輻輳解除閾値の設定内容の一例を示す図である。図2に示されるように、輻輳判定閾値および輻輳解除閾値の双方とも、例えばPDCPバッファ部240の利用量(サイズや個数)、またはPDCPバッファ部240の利用率(%)を用いて設定することができる。なお、輻輳判定閾値および輻輳解除閾値の設定で用いられる各パラメータは、装置単位、セル単位、移動局装置100単位、ベアラ単位またはQoS(Quality of Service)単位で設定することができる。また、輻輳判定閾値および輻輳解除閾値は、互いに異なる値であってもよいし、同一値であってもよい。
コアネットワーク装置300は、アンテナ部310と、送受信部320と、制御部330と、送信データ蓄積部340とを含んで構成されている。また、コアネットワーク装置300は、インターネットなどのネットワーク900に接続されており、ネットワーク900から入力されるデータを取得する。本発明の送信部は、送受信部320に対応する。
アンテナ部310は、無線基地局装置200との間で無線によりデータ通信を行うために設けられている。送受信部320は、アンテナ部310を介して、無線基地局装置200との間でデータ通信を行う。制御部330は、コアネットワーク装置300全体を制御する。送信データ蓄積部340は、無線基地局装置200へ送信するためのデータが保存されている。なお、送信データ蓄積部340に保存されるデータには、ネットワーク900から入力されるデータや、移動局装置100から無線基地局装置200を介して送信されたデータなどが保存される。
次に、本発明の第1の実施の形態における通信システム1000の動作について説明する。
図3および図4は、本発明の第1の実施の形態にかかる通信システムの動作フローを示す図である。
図3に示されるように、コアネットワーク装置300は、送信データ蓄積部340に保存されているデータを無線基地局装置200へ送信する(ステップ(STEP:以下、単にSと称する。)301)。無線基地局装置200は、コアネットワーク装置300から送信されるデータを受信すると(S302)、受信したデータをPDCPバッファ部240に一時的に保存する(S303)。また、無線基地局装置200は、順次、PDCPバッファ部240に保存されているデータを移動局装置100へ送信する(S304)。そして、移動局装置100は、無線基地局装置200により送信されたデータを受信する(S305)。
次に、無線基地局装置200では、データ計測部231が、PDCPバッファ部240に保存されているデータ量を計測する(S306)。輻輳状態判定部232は、データ計測部231により計測されたデータ量の計測値が、輻輳判定閾値設定部233により予め設定された輻輳判定閾値より大きいか否かを判定する(S307)。データ量の計測値が輻輳判定閾値より大きい場合(S307、Yes)、輻輳状態判定部232は、PDCPバッファ部240が輻輳している状態であると判定する。このとき、輻輳状態通知部221は、PDCPバッファ部240が輻輳している状態であることを、輻輳状態情報として、コアネットワーク装置300に通知する(S308)。一方、データ量の計測値が輻輳判定閾値より小さい場合(S307、No)、輻輳状態判定部232は、PDCPバッファ部240が輻輳している状態でないと判定する。このとき、無線基地局装置200は、S306およびS307の処理を繰り返す。
次に、コアネットワーク装置300では、送受信部320がアンテナ部310を介して輻輳状態情報を受信する(S309)。さらに、送受信部320は、制御部330の制御の下、輻輳状態情報に基づいて、データ量を減らして、送信データ蓄積部340に保存されているデータを、無線基地局装置200へ送信する(S310)。なお、S310では、送受信部320は、送信データ蓄積部340に保存されているデータを、無線基地局装置200へ送信することを一時的に停止してもよい。そして、無線基地局装置200は、コアネットワーク装置300から通常よりも少ないデータ量で、データを受信する(S311)。これにより、コアネットワーク装置300から無線基地局装置200へ送信されるデータ量が低減されるため、無線基地局装置200内のPDCPバッファ部240の輻輳状態が緩和される。
次に、無線基地局装置200は、改めて、受信したデータをPDCPバッファ部240に一時的に保存する(S312)。また、無線基地局装置200は、順次、PDCPバッファ部240に保存されているデータを移動局装置100へ送信する(S313)。そして、移動局装置100は、無線基地局装置200により送信されたデータを受信する(S314)。
次に、無線基地局装置200では、データ計測部231が、PDCPバッファ部240に保存されているデータ量を再度、計測する(S315)。また、輻輳解除判定部234は、データ計測部231により計測されたデータ量の計測値が、輻輳解除閾値設定部235により予め設定された輻輳解除閾値より小さいか否かを判定する(S316)。データ量の計測値が輻輳解除閾値より小さい場合(S316、Yes)、輻輳解除判定部234は、PDCPバッファ部240が輻輳している状態は解かれていると判定する。このとき、輻輳解除通知部222は、PDCPバッファ部240が輻輳している状態は解かれていることを、輻輳解除情報として、コアネットワーク装置300に通知する(S317)。一方、データ量の計測値が輻輳解除閾値より大きい場合(S316、No)、輻輳解除判定部234は、PDCPバッファ部240が輻輳している状態は解かれていないと判定する。このとき、無線基地局装置200は、S316およびS317の処理を繰り返す。
次に、コアネットワーク装置300では、送受信部320がアンテナ部310を介して輻輳解除情報を受信する(S318)。さらに、送受信部320は、輻輳解除情報に基づいて、制御部330の制御の下、データ量を通常に戻して、送信データ蓄積部340に保存されているデータを、無線基地局装置200へ送信する(S319)。そして、無線基地局装置200は、コアネットワーク装置300から通常のデータ量で、データを受信する(S320)。なお、ここでは、通常のデータ量とは、S310でデータ量を減らす前のデータ量を意味するものとする。
次に、無線基地局装置200では、受信したデータをPDCPバッファ部240に一時的に保存する(S321)。これにより、無線基地局装置200は、PDCPバッファ部240の輻輳状態が解かれた状態においては、無線基地局装置200は、通常のデータ量で、コアネットワーク装置300からデータを受け取ることができる。このため、PDCPバッファ部240の容量を有効に使用することができる。また、無線基地局装置200は、順次、PDCPバッファ部240に保存されているデータを移動局装置100へ送信する(S322)。そして、移動局装置100は、無線基地局装置200により送信されたデータを受信する(S323)。
以降、例えば、コアネットワーク装置300側で送信するデータが無くなるまで、データフレーム毎またはパケットデータ毎で、図3および図4に示される各処理を繰り返す。
次に、本発明の第1の実施の形態にかかる通信システムのデータ通信状況について、輻輳判定状態、輻輳緩和状態および輻輳解除状態に分けて説明する。図5〜図7は、本発明の第1の実施の形態にかかる通信システムのデータ通信状況を模式的に示す図である。図5は輻輳判定状態を示し、図6は輻輳緩和状態を示し、図7は輻輳解除状態を示す。なお、輻輳判定状態は、図3のS301〜S309の処理に対応する。また、輻輳緩和状態は、図3のS310〜S314の処理に対応する。また、輻輳解除状態は、図4のS315〜323の処理に対応する。
図5に示されるように、輻輳判定状態では、コアネットワーク装置300から無線基地局装置200へ送信されるデータ量が、無線基地局装置200から移動局装置100へ送信されるデータ量よりも、著しく大きい状態を想定する。このような状態は、例えば、無線通信が行われている区間で通信品質の劣化が生じた結果、コアネットワーク装置300から無線基地局装置200を介して移動局装置100に再送が行われる場合や、コアネットワーク装置300側からのトラヒック量が増加した場合などに生じうる。
この場合、無線基地局装置200では、PDCPバッファ部240に保存されているデータ量が、輻輳判定閾値を超えることがある。無線基地局装置200は、PDCPバッファ部200に対する輻輳判定閾値を超える入力データを検出した際に、コアネットワーク装置300に対し、例えばS1−APまたはGTP−uを利用して、輻輳状態情報を通知する。すなわち、無線基地局装置200では、輻輳状態判定部232は、PDCPバッファ部240に保存されているデータ量の計測値が輻輳判定閾値を超えたとき、PDCPバッファ部240が輻輳している状態にあると判定する。そして、輻輳状態通知部221が、PDCPバッファ部240は輻輳している状態にあることを、輻輳状態情報として、コアネットワーク装置300に通知する。
図6に示されるように、輻輳緩和状態では、コアネットワーク装置300が、輻輳状態情報に基づいて、無線基地局装置200へ送信するデータ量を減少させた状態を想定する。
この場合、無線基地局装置200では、S1−APまたはGTP−uを利用した輻輳状態通知により、コアネットワーク装置300から入力されるデータ量が減少する。この結果、コアネットワーク装置300から無線基地局装置200へ送信されるデータ量は、無線基地局装置200から移動局装置100へ送信されるデータ量とほぼ同じ状態となり、PDCPバッファ部240が輻輳している状態が緩和される。
図7に示されるように、輻輳解除状態では、無線基地局装置200のPDCPバッファ部240が輻輳している状態が緩和されている状態を想定する。
この場合、無線基地局装置200のPDCPバッファ部240に入力されるデータが輻輳解除閾値を下回ることにより、輻輳解除情報がコアネットワーク装置300に通知され、通常のデータ量(輻輳状態情報を通知する前のデータ量)のデータが再び流れ始める。すなわち、無線基地局装置200では、輻輳解除判定部234は、PDCPバッファ部240に保存されているデータ量の計測値が輻輳解除閾値を下回ったとき、PDCPバッファ部240が輻輳している状態が解かれていると判定する。そして、輻輳解除通知部222が、PDCPバッファ部240は輻輳している状態が解かれていることを、輻輳解除情報として、コアネットワーク装置300に通知する。コアネットワーク装置300では、送受信部320が、輻輳解除情報に基づいて、前記送信データ蓄積部340に保存されているデータを通常のデータ量で無線基地局装置200へ送信する。
以上のように、本発明の第1の実施の形態における通信システム1000では、移動局装置100(第1の通信装置)と、無線基地局装置200(第2の通信装置)と、コアネットワーク装置300(第3の通信装置)とを含んで構成されている。
移動局装置100は、無線基地局装置200の通信エリア内に設けられている。無線基地局装置200は、移動局装置100に対してデータを送信する。コアネットワーク装置300は、ネットワークに接続され、無線基地局装置200に対してデータを送信する。
無線基地局装置200は、PDCPバッファ部240と、データ計測部231と、輻輳状態判定部232とを含んで構成されている。なお、後述の他の実施の形態の説明の通り、輻輳状態判定部は、コアネットワーク装置300に設けられてもよい。PDCPバッファ部240は、移動局装置100に対して送信するためにコアネットワーク装置300から送信されるデータを一時的に保存する。データ計測部231は、PDCPバッファ部240に保存されているデータ量を計測する。輻輳状態判定部232は、データ計測部231により計測されたデータ量の計測値に基づいて、PDCPバッファ部240が輻輳している状態か否かを判定する。
コアネットワーク装置300は、送信データ蓄積部340と、送受信部320とを含んで構成されている。送信データ蓄積部340は、無線基地局装置200に送信するためのデータを保存する。送受信部320は、送信データ蓄積部340に保存されているデータを無線基地局装置200へ送信する。このとき、送受信部320は、輻輳状態判定部232の判定結果に基づいて、送信データ蓄積部340に保存されているデータを無線基地局装置200へ送信する。
このように、第1の実施の形態における通信システム1000では、無線基地局装置200は、PDCPバッファ部240に保存されているデータ量の計測値に基づいて、当該PDCPバッファ部240が輻輳しているか否かを判定する。これにより、無線基地局装置200は、PDCPバッファ部240が輻輳しているのか否かを認識することができる。そして、コアネットワーク装置300は、PDCPバッファ部240が輻輳しているか否かの判定結果に基づいて、送信データ蓄積部340に保存されているデータを無線基地局装置200へ送信する。これにより、PDCPバッファ部240が輻輳しているか否かの判定結果に応じて、例えば送信するデータ量を減らして、データを無線基地局装置200に送信したり、データの送信を停止したりすることができる。このようにして、無線基地局装置200のPDCPバッファ部240が輻輳している状態を抑制することにより、コアネットワーク装置300から無線基地局装置200に入力されるデータが損失されることを回避することができる。この結果、通信システム1000内の通信装置の間で通信されるデータが損失されることを低減できる。また、通信システム1000内の通信装置の間で通信されるデータが損失されることを低減できたことにより、ユーザに対して、超過金が請求されることを回避することができるなど、通信システム1000が行うサービスへの影響を最小限に留めることができる。
また、本発明の第1の実施の形態における通信システム1000では、無線基地局装置200には、輻輳状態判定部232に加えて、輻輳状態通知部221が設けられている。この輻輳状態通知部221は、PDCPバッファ部240が輻輳している状態であると判定した場合、PDCPバッファ部240が輻輳している状態にあることを輻輳状態情報としてコアネットワーク装置300に通知する。また、コアネットワーク装置300では、送受信部320は、輻輳状態通知部221により通知される輻輳状態情報に基づいて、送信データ蓄積部340に保存されているデータをコアネットワーク装置300へ送信する。
これにより、コアネットワーク装置300は、輻輳状態情報を基づいて、無線基地局装置200のPDCPバッファ部240が輻輳している状態であることを認識することができる。そして、コアネットワーク装置300は、送信データ蓄積部340に保存されているデータを送信する際にデータ量を調整することができる。
本発明の第1の実施の形態における通信システム1000では、輻輳判定閾値設定部233が無線基地局装置200に設けられている。この輻輳判定閾値設定部233は、PDCPバッファ部240が輻輳している状態か否かを判定するための閾値である輻輳判定閾値を設定する。そして、輻輳状態判定部232は、データ計測部231により計測された前記データ量の計測値と、輻輳判定閾値設定部233により設定された輻輳判定閾値とに基づいて、PDCPバッファ部240が輻輳している状態か否かを判定する。例えば、データ計測部231によるデータ量の計測値が輻輳判定閾値よりも大きい場合、輻輳状態判定部232は、PDCPバッファ部240が輻輳している状態であると判定する。逆に、データ計測部231によるデータ量の計測値が輻輳判定閾値よりも小さい場合、輻輳状態判定部232は、PDCPバッファ部240が輻輳している状態でないと判定する。これにより、輻輳状態判定部232は、輻輳判定閾値を目安に、PDCPバッファ部240が輻輳している状態であるか否かを簡単に判断することができる。
本発明の第1の実施の形態における通信システム1000では、輻輳解除判定部234が無線基地局装置200に設けられている。なお、後述の他の実施の形態で説明するように、輻輳解除判定部234は、コアネットワーク装置300に設けられてもよい。この輻輳解除判定部234は、輻輳状態判定部232によりPDCPバッファ部240が輻輳している状態であると判断された後に、当該PDCPバッファ部240が輻輳している状態が解かれているか否かを判定する。これにより、無線基地局装置200は、PDCPバッファ部240が輻輳している状態から解かれているか否かを認識することができる。また、コアネットワーク装置300では、送受信部320が、輻輳解除判定部234の判定結果に基づいて、送信データ蓄積部340に保存されているデータを無線基地局装置200へ送信する。これにより、コアネットワーク装置300は、PDCPバッファ部240が輻輳している状態から解かれたか否かの判定結果に応じて、例えばデータ量を増やして、データを無線基地局装置200にデータ送信したり、データ送信の停止を継続したりすることができる。このように、PDCPバッファ部240のデータ空き容量に応じて、コアネットワーク装置300から無線基地局装置200へ送信されるデータのデータ量を調整することができ、PDCPバッファ部240をより効率よく利用することができる。
本発明の第1の実施の形態における通信システム1000では、無線基地局装置200には、輻輳解除判定部234に加えて、輻輳解除通知部222が設けられている。この輻輳解除通知部22は、輻輳解除判定部234が、PDCPバッファ部240が輻輳している状態が解かれていると判定した場合、当該PDCPバッファ部240が輻輳している状態が解かれていることを輻輳解除情報としてコアネットワーク装置300に通知する。また、コアネットワーク装置300では、送受信部320は、輻輳解除通知部222により通知される輻輳解除情報に基づいて、送信データ蓄積部340に保存されているデータを、コアネットワーク装置300へ送信する。このとき、コアネットワーク装置300の送受信部320は、例えば、輻輳状態通知部221により送信される輻輳状態情報を受信する前のデータ量で、送信データ蓄積部340に保存されているデータを、無線基地局装置200へ送信する。これにより、コアネットワーク装置300は、輻輳解除情報を介して、無線基地局装置200のPDCPバッファ部240が輻輳している状態から解かれていることを認識することができ、送信データ蓄積部340に保存されているデータを送信する際にデータ量を調整することができる。
本発明の第1の実施の形態における通信システム1000では、輻輳解除閾値設定部235が無線基地局装置200に設けられている。この輻輳解除閾値設定部235は、PDCPバッファ部240が輻輳している状態が解かれているか否かを判定するための閾値である輻輳解除閾値を設定する。そして、輻輳解除判定部234は、データ計測部231により計測された前記データ量の計測値と、輻輳判定解除設定部235により設定された輻輳解除閾値とに基づいて、PDCPバッファ部240が輻輳している状態が解かれているか否かを判定する。例えば、データ計測部231によるデータ量の計測値が輻輳解除閾値よりも小さい場合、輻輳解除判定部234は、PDCPバッファ部240が輻輳している状態が解かれていると判定する。逆に、データ計測部231によるデータ量の計測値が輻輳判定閾値よりも大きい場合、輻輳解除判定部234は、PDCPバッファ部240が輻輳している状態が解かれていないと判定する。これにより、輻輳解除判定部234は、輻輳解除閾値を目安に、PDCPバッファ部240が輻輳している状態から解かれているか否かを簡単に判断することができる。
<第2の実施の形態>
図8は、本発明の第2の実施の形態にかかる通信システムの構成を示す。
図8に示されるように、本発明の第2の実施の形態にかかる通信システム1000Aは、移動局装置100と、無線基地局装置200Aと、コアネットワーク装置300Aとを含んで構成されている。
ここで、第1の実施の形態における通信システム1000と、第2の実施の形態における通信システム1000Aとを対比する。通信システム1000では、輻輳状態通知部221および輻輳解除通知部222が、無線基地局装置200の送受信部220に設けられている。これに対して、通信システム1000Aでは、データ量計測値通知部223のみが無線基地局装置200Aの送受信部220Aに設けられている。
また、通信システム1000では、輻輳状態判定部232、輻輳判定閾値設定部233、輻輳解除判定部234および輻輳解除閾値設定部235は、無線基地局装置200内の制御部230に設けられている。これに対して、通信システム1000Aでは、輻輳状態判定部332、輻輳判定閾値設定部333、輻輳解除判定部334および輻輳解除閾値設定部335は、コアネットワーク装置300内の制御部330Aに設けられている。
データ量計測値通知部223は、データ計測部231により計測されたデータ量の計測値を、コアネットワーク装置300Aに通知する。
輻輳状態判定部332、輻輳判定閾値設定部333、輻輳解除判定部334および輻輳解除閾値設定部335は、第1の実施の形態で説明した輻輳状態判定部232、輻輳判定閾値設定部233、輻輳解除判定部234および輻輳解除閾値設定部235と、基本的に同じ機能を有する。
ただし、第1の実施の形態と異なり、輻輳状態判定部332は、データ量計測値通知部223により通知されたデータ量の計測値に基づいて、PDCPバッファ部240が輻輳しているか否かを判定する。
輻輳解除判定部334は、輻輳状態判定部332によりPDCPバッファ部240が輻輳している状態であると判断された後に、PDCPバッファ部240が輻輳している状態から解かれているか否かを判定する。具体的には、輻輳解除判定部334は、データ量計測値通知部223により通知されたデータ量の計測値と、輻輳解除閾値設定部335により設定された輻輳解除閾値とを比較して、PDCPバッファ部240が輻輳している状態が解かれているか否かを判定する。
次に、本発明の第2の実施の形態における通信システム1000Aの動作について説明する。
図9および図10は、本発明の第2の実施の形態にかかる通信システム1000Aの動作フローを示す図である。図9および図10では、図3および図4に示された各処理と共通する処理には、図3および図4で付した符号と同等の符号を付している。また、以下の説明では、図3および図4で説明した内容と重複する処理に関しては、詳しい説明を省略する。
図9に示されるように、S301〜S306は、図3で示した処理と同様の処理である。
次に、データ計測値通知部223が、データ計測部231により計測されたデータ量の計測値を、アンテナ部210を介して、コアネットワーク装置300Aに通知する(S901)。コアネットワーク装置300Aでは、送受信部320が、無線基地局装置200Aにより通知されたデータ量の計測値を受信する(S902)。
次に、輻輳状態判定部332は、無線基地局装置200Aにより通知されたデータ量の計測値が、輻輳判定閾値設定部333により予め設定された輻輳判定閾値より大きいか否かを判定する(S307)。データ量の計測値が輻輳判定閾値より大きい場合(S307、Yes)、輻輳状態判定部332は、PDCPバッファ部240が輻輳している状態であると判断する。また、送受信部320は、制御部330Aの制御の下、データ量を減らして、送信データ蓄積部340に保存されているデータを、無線基地局装置200Aへ送信する(S310)。そして、無線基地局装置200Aは、コアネットワーク装置300Aから通常よりも少ないデータ量で、データを受信する(S311)。これにより、コアネットワーク装置300Aから無線基地局装置200Aへ送信されるデータ量が低減されるため、無線基地局装置200A内のPDCPバッファ部240の輻輳状態が緩和される。一方、データ量の計測値が輻輳判定閾値より小さい場合(S307、No)、無線基地局装置200Aは、S902およびS307の処理を繰り返す。
次に、無線基地局装置200Aでは、改めて、受信したデータをPDCPバッファ部240に保存する(S312)。また、無線基地局装置200Aは、送受信部220Aを用いて、順次、PDCPバッファ部240に保存されているデータを移動局装置100へ送信する(S313)。そして、移動局装置100は、無線基地局装置200Aにより送信されたデータを受信する(S314)。
次に、無線基地局装置200Aでは、データ計測部231が、PDCPバッファ部240に保存されているデータ量を再度、計測する(S315)。次に、データ計測値通知部223が、データ計測部231により計測されたデータ量の計測値を、アンテナ部210を介して、コアネットワーク装置300Aに通知する(S904)。コアネットワーク装置300Aでは、送受信部320が、無線基地局装置200Aにより通知されたデータ量の計測値を受信する(S905)。
次に、輻輳解除判定部334が、無線基地局装置200Aにより通知されたデータ量の計測値が、輻輳解除閾値設定部335により予め設定された輻輳解除閾値より小さいか否かを判定する(S316)。これにより、コアネットワーク装置300Aは、無線基地局装置200AのPDCPバッファ部240が輻輳している状態から解かれているか否かを認識することができる。データ量の計測値が輻輳解除閾値より小さい場合(S316、Yes)、輻輳解除判定部334は、PDCPバッファ部240が輻輳している状態は解かれていると判断する。また、送受信部320は、制御部330の制御の下、S310の前の状態にデータ量を戻して、送信データ蓄積部340に保存されているデータを、通常のデータ量で無線基地局装置200Aへ送信する(S319)。そして、無線基地局装置200Aは、コアネットワーク装置300Aから、通常のデータ量でデータを受信する(S320)。このように、コアネットワーク装置300Aは、送信データ蓄積部340に保存されているデータを送信する際にデータ量を調整することができる。一方、データ量の計測値が輻輳解除閾値より大きい場合(S316、No)、輻輳解除判定部334は、PDCPバッファ部240が輻輳している状態は解かれていないと判断する。そして、無線基地局装置200Aは、S905およびS316の処理を繰り返す。
次に、無線基地局装置200Aでは、受信したデータをPDCPバッファ部240に保存する(S321)。これにより、無線基地局装置200Aは、PDCPバッファ部240の輻輳状態が解かれた状態においては、無線基地局装置200Aは、通常のデータ量で、コアネットワーク装置300からデータを受け取ることができるので、PDCPバッファ部240の容量を効率よく使用することができる。また、無線基地局装置200Aは、順次、PDCPバッファ部240に保存されているデータを移動局装置100へ送信する(S322)。そして、移動局装置100は、無線基地局装置200Aにより送信されたデータを受信する(S323)。
以降、例えば、コアネットワーク装置300側で送信するデータが無くなるまで、データデータフレーム毎またはパケットデータ毎で、図9および図10に示された各処理が行われる。
以上のように、本発明の第2の実施の形態における通信システム1000Aでは、輻輳状態判定部332がコアネットワーク装置300Aに設けられている。このような構成であっても、第1の実施の形態で説明した効果と同様の効果を奏することができる。
また、本発明の第2の実施の形態における通信システム1000Aでは、輻輳解除判定部334がコアネットワーク装置300Aに設けられている。このような構成であっても、第1の実施の形態で説明した効果と同様の効果を奏することができる。
<第3の実施の形態>
図11は、本発明の第3の実施の形態にかかる通信システムの構成を示す。
図11に示されるように、本発明の第3の実施の形態にかかる通信システム1000Bは、移動局装置100と、無線基地局装置200Bと、コアネットワーク装置300Bとを含んで構成されている。
ここで、第1の実施の形態における通信システム1000と、第3の実施の形態における通信システム1000Bとを対比する。
通信システム1000では、輻輳状態通知部221および輻輳解除通知部222が、無線基地局装置200の送受信部220に設けられている。これに対して、通信システム1000Bでは、輻輳状態通知部221のみが無線基地局装置200Bの送受信部220Bに設けられている。
また、通信システム1000では、データ計測部231、輻輳状態判定部232、輻輳判定閾値設定部233、輻輳解除判定部234および輻輳解除閾値設定部235が、無線基地局装置200内の制御部230に設けられている。これに対して、通信システム1000Bでは、データ計測部231、輻輳状態判定部232および輻輳判定閾値設定部233が、無線基地局装置200B内の制御部230Bに設けられている。
また、通信システム1000Bでは、輻輳解除タイマー部350が設けられている点で、通信システム1000と相違する。
輻輳解除タイマー部350は、輻輳状態通知部221により送信される輻輳状態情報を受信した後の経過時間を計測する。なお、輻輳解除タイマー部350は、本発明のタイマー部に対応する。
次に、本発明の第3の実施の形態における通信システム1000Bの動作について説明する。
図12および図13は、本発明の第3の実施の形態にかかる通信システム1000Bの動作フローを示す図である。図11および図12では、図3および図4に示された各処理と共通する処理には、図3および図4で付した符号と同等の符号を付している。また、以下の説明では、図3および図4で説明した内容と重複する処理に関しては、詳しい説明を省略する。
図12に示されるように、S301〜S309は、図3で示した処理と同様の処理である。
コアネットワーク装置300Bでは、送受信部320がアンテナ部310を介して輻輳状態情報を受信すると(S309)、輻輳解除タイマー部350は、作動し、輻輳状態通知部221により送信される輻輳状態情報を受信した後の経過時間を計測し始める(S1201)。さらに、送受信部320は、制御部330の制御の下、データ量を減らして、送信データ蓄積部340に保存されているデータを、無線基地局装置200Bへ送信する(S310)。なお、S310では、送受信部320は、送信データ蓄積部340に保存されているデータを、無線基地局装置200Bへ送信することを停止してもよい。そして、無線基地局装置200は、コアネットワーク装置300Bから通常よりも少ないデータ量で、データを受信する(S311)。
次に、無線基地局装置200Bでは、改めて、受信したデータをPDCPバッファ部240に保存する(S312)。また、無線基地局装置200Bは、順次、PDCPバッファ部240に保存されているデータを移動局装置100へ送信する(S313)。そして、移動局装置100は、無線基地局装置200Bにより送信されたデータを受信する(S314)。
次に、コアネットワーク装置300Bで、輻輳解除タイマー部350により計測された経過時間が、予め設定された時間を経過すると(S1202)、送受信部320は、データ量を通常に戻して、送信データ蓄積部340に保存されているデータを、無線基地局装置200Bへ送信する(S319)。そして、無線基地局装置200Bは、コアネットワーク装置300Bから通常のデータ量で、データを受信する(S320)。
次に、無線基地局装置200Bでは、受信したデータをPDCPバッファ部240に保存する(S321)。また、無線基地局装置200Bは、順次、PDCPバッファ部240に保存されているデータを、移動局装置100へ送信する(S322)。移動局装置100は、無線基地局装置200Bにより送信されたデータを受信する(S323)。
以降、例えば、コアネットワーク装置300側で送信するデータが無くなるまで、データデータフレーム毎またはパケットデータ毎で、図12および図13に示される各処理が行われる。
以上の通り、本発明の第3の実施の形態における通信システム1000Bでは、コアネットワーク装置300Bは、輻輳解除タイマー部350をさらに備えている。この輻輳解除タイマー部350は、無線基地局装置200Bの輻輳状態通知部221により送信される輻輳状態情報を受信した後の経過時間を計測する。そして、送受信部320は、輻輳解除タイマー部350により計測される経過時間が予め設定された時間を過ぎたときに、送信データ蓄積部340に保存されているデータを、無線基地局装置200Bへ送信する。このとき、送受信部320は、例えば、輻輳状態通知部221により送信される輻輳状態情報を受信する前のデータ量で、送信データ蓄積部340に保存されているデータを、無線基地局装置200Bへ送信する。これにより、コアネットワーク装置300Bは、輻輳解除タイマー部350による計測時間が予め設定された時間を経過したときに、PDCPバッファ部240が輻輳している状態から解かれることとみなして、送信データ蓄積部340に保存されているデータを送信する際にデータ量を調整することができる。
<第4の実施の形態>
図14は、本発明の第4の実施の形態にかかる通信システム1000Cの構成を示す。
図14に示されるように、本発明の第4の実施の形態にかかる通信システム1000Cは、移動局装置100と、無線基地局装置200Aと、コアネットワーク装置300Cとを含んで構成されている。
ここで、第2の実施の形態における通信システム1000Aと、第3の実施の形態における通信システム1000Cとを対比する。
通信システム1000Aでは、輻輳状態判定部332、輻輳判定閾値設定部333、輻輳解除判定部334および輻輳解除閾値設定部335が、コアネットワーク装置300A内の制御部330Aに設けられている。これに対して、通信システム1000Cでは、輻輳状態判定部332および輻輳判定閾値設定部333のみが、コアネットワーク装置300C内の制御部330Cに設けられている。
また、通信システム1000Cでは、輻輳解除タイマー部350Aが設けられている点で、通信システム1000Aと相違する。
輻輳解除タイマー部350Aは、輻輳状態判定部332が、PDCPバッファ部240が輻輳している状態であると判定した後の経過時間を計測する。なお、輻輳解除タイマー部350Aは、本発明のタイマー部に対応する。
次に、本発明の第4の実施の形態における通信システム1000Cの動作について説明する。
図15は、本発明の第4の実施の形態にかかる通信システム1000Cの動作フローを示す図である。図15では、図9および図10に示された各処理と共通する処理には、図9および図10で付した符号と同等の符号を付している。また、以下の説明では、図9および図10で説明した内容と重複する処理に関しては、詳しい説明を省略する。
図15に示されるように、S301〜S307は、図9で示した処理と同様の処理である。
S307の処理の後、輻輳解除タイマー部350Aは、作動し、輻輳状態判定部332が前記PDCPバッファ部240は輻輳している状態であると判定した後の経過時間を計測し始める(S1501)。さらに、送受信部320は、制御部330の制御の下、データ量を減らして、送信データ蓄積部340に保存されているデータを、無線基地局装置200Aへ送信する(S310)。なお、S310では、送受信部320は、送信データ蓄積部340に保存されているデータを、無線基地局装置200Bへ送信することを停止してもよい。そして、無線基地局装置200は、コアネットワーク装置300Cから通常よりも少ないデータ量で、データを受信する(S311)。
次に、無線基地局装置200Aでは、改めて、受信したデータをPDCPバッファ部240に保存する(S312)。また、無線基地局装置200Aは、順次、PDCPバッファ部240に保存されているデータを移動局装置100へ送信する(S313)。そして、移動局装置100は、無線基地局装置200Bにより送信されたデータを受信する(S314)。
S314以降の処理は、図13で示される処理と同様である。すなわち、コアネットワーク装置300Cで、輻輳解除タイマー部350Aにより計測された経過時間が、予め設定された時間を経過すると(S1202)、送受信部320は、データ量を通常に戻して、送信データ蓄積部340に保存されているデータを、無線基地局装置200Bへ送信する(S319)。そして、無線基地局装置200Bは、コアネットワーク装置300Bから通常のデータ量で、データを受信する(S320)。
また、無線基地局装置200Aでは、受信したデータをPDCPバッファ部240に保存する(S321)。また、無線基地局装置200Aは、順次、PDCPバッファ部240に保存されているデータを、移動局装置100へ送信する(S322)。移動局装置100は、無線基地局装置200Aにより送信されたデータを受信する(S323)。
以降、例えば、コアネットワーク装置300C側で送信するデータが無くなるまで、データデータフレーム毎またはパケットデータ毎で、図15および図13に示される各処理が行われる。
以上の通り、本発明の第4の実施の形態における通信システム1000Cでは、コアネットワーク装置300Cは、輻輳解除タイマー部350Aをさらに備えている。この輻輳解除タイマー部350Aは、輻輳状態判定部332がPDCPバッファ部240は輻輳している状態であると判定した後の経過時間を計測する。そして、送受信部320は、輻輳解除タイマー部350Aにより計測される経過時間が予め設定された時間を過ぎたときに、送信データ蓄積部340に保存されているデータを、無線基地局装置200Aへ送信する。このとき、送受信部320は、例えば、輻輳状態判定部332がPDCPバッファ部240は輻輳している状態であると判定する前のデータ量で、送信データ蓄積部340に保存されているデータを、無線基地局装置200Aへ送信する。これにより、コアネットワーク装置300Cは、輻輳解除タイマー部350Aによる計測時間が予め設定された時間を経過したときに、PDCPバッファ部240が輻輳している状態から解かれることとみなして、送信データ蓄積部340に保存されているデータを送信する際にデータ量を調整することができる。
前述の通り、第1〜第4の実施の形態では、データの流れは、基本的には下り方向の通信システムとして説明した。すなわち、第1〜第4の実施の形態では、第1の通信装置は移動局装置100であり、第2の通信装置は無線基地局装置200、200A、200Bであり、第3の通信装置はコアネットワーク装置300、300A、300B、300Cであると説明した。しかしながら、これに限定されず、基本的なデータの流れを上り方向とする通信システムであってもよい。すなわち、コアネットワーク装置300、300A、300B、300Cを第1の通信装置とし、移動局装置100を第3の通信装置とし、無線基地局装置200、200A、200Bを第2の通信装置としてもよい。この場合でも、前述したような効果と同様の効果を奏する。
なお、無線基地局装置200でPDCPバッファ部240が輻輳している状態であると判定された際に、無線基地局装置200およびコアネットワーク装置300の間で輻輳を制限するための制御を行うだけでなく、移動局装置100に対する無線スケジューラと連携することにより、無線帯域を調整して、通信システム1000によるサービスを安定して提供することを優先させることなどの対応も行える。
また、前述の第1〜第4の実施形態の一部又は全部は、以下のようにも記載されうるが、以下に限られない。
(付記1)
第1の通信装置に対してデータを送信する第2の通信装置と、前記第2の通信装置に対してデータを送信する第3の通信装置とを有する通信システムであって、
前記第2の通信装置に設けられ、前記第1の通信装置に対して送信するために前記第3の通信装置から送信されるデータを一時的に保存するバッファ部と、
前記第2の通信装置に設けられ、前記バッファ部に保存されているデータ量を計測するデータ計測部と、
前記第3の通信装置に設けられ、前記第2の通信装置に送信するためのデータを保存する送信データ蓄積部と、
前記第3の通信装置に設けられ、前記送信データ蓄積部に保存されているデータを前記第2の通信装置へ送信する送信部と、
前記第2または第3の通信装置に設けられ、前記データ計測部により計測された前記データ量の計測値に基づいて、前記バッファ部が輻輳している状態か否かを判定する輻輳状態判定部とを備え、
前記送信部は、前記輻輳状態判定部の判定結果に基づいて、前記送信データ蓄積部に保存されているデータを前記第2の通信装置へ送信する通信システム。
(付記2)
前記輻輳状態判定部は第2の通信装置に設けられており、
前記第2の通信装置に設けられ、前記輻輳状態判定部が前記バッファ部は輻輳している状態であると判定した場合、前記バッファ部が輻輳している状態にあることを輻輳状態情報として前記第3の通信装置に通知する輻輳状態通知部とを備え、
前記送信部は、前記輻輳状態通知部により送信される前記輻輳状態情報に基づいて、前記送信データ蓄積部に保存されているデータを前記第2の通信装置へ送信する付記1に記載の通信システム。
(付記3)
前記輻輳状態判定部は第3の通信装置に設けられた付記1に記載の通信システム。
(付記4)
前記第2または第3の通信装置のうち、前記輻輳状態判定部が設けられた側の通信装置に設けられ、前記バッファ部が輻輳している状態か否かを判定するための閾値である輻輳判定閾値を設定する輻輳判定閾値設定部を備え、
前記輻輳状態判定部は、前記データ計測部により計測された前記データ量の計測値と、前記輻輳判定閾値設定部により設定された前記輻輳判定閾値とに基づいて、前記バッファ部が輻輳している状態か否かを判定する付記1〜3のいずれかに記載の通信システム。
(付記5)
前記第2または第3の通信装置に設けられ、前記輻輳状態判定部によりバッファ部が輻輳している状態であると判断された後に、前記バッファ部が輻輳している状態が解か解かれているか否かを判定する輻輳解除判定部とを備え、
前記送信部は、前記輻輳解除判定部の判定結果に基づいて、前記送信データ蓄積部に保存されているデータを前記第2の通信装置へ送信する付記1〜4のいずれかに記載の通信システム。
(付記6)
前記輻輳解除判定部は第2の通信装置に設けられており、
前記第2の通信装置に設けられ、前記輻輳解除判定部が、前記バッファ部が輻輳している状態が解かれていると判定した場合、前記バッファ部が輻輳している状態が解かれていることを輻輳解除情報として前記第3の通信装置に通知する輻輳解除通知部とを備え、
前記送信部は、前記輻輳状態通知部により送信される前記輻輳解除情報に基づいて、前記送信データ蓄積部に保存されているデータを、前記第2の通信装置へ送信する付記5に記載の通信システム。
(付記7)
前記輻輳解除判定部は第3の通信装置に設けられた付記5に記載の通信システム。
(付記8)
前記バッファ部が輻輳している状態が解かれているか否かを判定するための閾値である輻輳解除閾値を設定する輻輳解除閾値設定部を備え、
前記輻輳解除判定部は、前記データ計測部により計測された前記データ容量の計測値と、前記輻輳解除閾値設定部により設定された前記輻輳解除閾値とに基づいて、前記バッファ部が輻輳している状態が解かれている否かを判定する付記5〜7のいずれかに記載の通信システム。
(付記9)
前記第3の通信装置は、前記輻輳状態通知部により送信される前記輻輳状態情報を受信した後の経過時間を計測するタイマー部を備え、
前記送信部は、前記タイマー部により計測される前記経過時間が予め設定された時間を過ぎたときに、前記送信データ蓄積部に保存されているデータを、前記輻輳状態通知部により送信される前記輻輳状態情報を受信する前のデータ量で、前記基地局装置へ送信する付記2または4に記載の通信システム。
(付記10)
前記タイマー部は、輻輳状態判定部が、前記バッファ部が輻輳している状態であると判定した後の経過時間を計測する付記3または4に記載の通信システム。
(付記11)
前記第1の通信装置は、移動局装置であり、
前記第2の通信装置は、通信エリア内の前記移動局装置に対してデータを送信する基地局装置であり、
前記第3の通信装置は、ネットワークに接続され、前記基地局装置に対してデータを送信するコアネットワーク装置である付記1〜10のいずれかに記載の通信システム。
(付記12)
前記第3の通信装置は、移動局装置であり、
前記第2の通信装置は、通信エリア内の前記移動局装置に対してデータを送信する基地局装置であり、
前記第1の通信装置は、ネットワークに接続され、前記基地局装置に対してデータを送信するコアネットワーク装置である付記1〜10のいずれかに記載の通信システム。
(付記13)
入力するデータを一時的に保存するバッファ部と、
前記バッファ部に保存されているデータ量を計測するデータ計測部とを備え、
前記データ計測部により計測された前記データ容量の計測値に基づいて、前記バッファ部が輻輳している状態か否かが判定された結果に従って、前記コアネットワーク装置から送信されるデータを受信し、これを前記バッファ部に保存する基地局装置。
以上、実施の形態をもとに本発明を説明した。実施の形態は例示であり、本発明の主旨から逸脱しない限り、上述各実施の形態に対して、さまざまな変更、増減、組合せを加えてもよい。これらの変更、増減、組合せが加えられた変形例も本発明の範囲にあることは当業者に理解されるところである。
この出願は、2011年7月1日に出願された日本出願特願2011−147563を基礎とする優先権を主張し、その開示の全てをここに取り込む。
Claims (10)
- 第1の通信装置に対してデータを送信する第2の通信装置と、前記第2の通信装置に対してデータを送信する第3の通信装置とを有する通信システムであって、
前記第2の通信装置に設けられ、前記第1の通信装置に対して送信するために前記第3の通信装置から送信されるデータを一時的に保存するバッファ部と、
前記第2の通信装置に設けられ、前記バッファ部に保存されているデータ量を計測するデータ計測部と、
前記第3の通信装置に設けられ、前記第2の通信装置に送信するためのデータを保存する送信データ蓄積部と、
前記第3の通信装置に設けられ、前記送信データ蓄積部に保存されているデータを前記第2の通信装置へ送信する送信部と、
前記第2または第3の通信装置に設けられ、前記データ計測部により計測された前記データ量の計測値に基づいて、前記バッファ部が輻輳している状態か否かを判定する輻輳状態判定部とを備え、
前記送信部は、前記輻輳状態判定部の判定結果に基づいて、前記送信データ蓄積部に保存されているデータを前記第2の通信装置へ送信する通信システム。 - 前記輻輳状態判定部は第2の通信装置に設けられており、
前記第2の通信装置に設けられ、前記輻輳状態判定部が前記バッファ部は輻輳している状態であると判定した場合、前記バッファ部が輻輳している状態にあることを輻輳状態情報として前記第3の通信装置に通知する輻輳状態通知部とを備え、
前記送信部は、前記輻輳状態通知部により送信される前記輻輳状態情報に基づいて、前記送信データ蓄積部に保存されているデータを前記第2の通信装置へ送信する請求項1に記載の通信システム。 - 前記輻輳状態判定部は第3の通信装置に設けられた請求項1に記載の通信システム。
- 前記第2または第3の通信装置のうち、前記輻輳状態判定部が設けられた側の通信装置に設けられ、前記バッファ部が輻輳している状態か否かを判定するための閾値である輻輳判定閾値を設定する輻輳判定閾値設定部を備え、
前記輻輳状態判定部は、前記データ計測部により計測された前記データ量の計測値と、前記輻輳判定閾値設定部により設定された前記輻輳判定閾値とに基づいて、前記バッファ部が輻輳している状態か否かを判定する請求項1〜3のいずれかに記載の通信システム。 - 前記第2または第3の通信装置に設けられ、前記輻輳状態判定部によりバッファ部が輻輳している状態であると判断された後に、前記バッファ部が輻輳している状態が解かれているか否かを判定する輻輳解除判定部とを備え、
前記送信部は、前記輻輳解除判定部の判定結果に基づいて、前記送信データ蓄積部に保存されているデータを前記第2の通信装置へ送信する請求項1〜4のいずれかに記載の通信システム。 - 前記輻輳解除判定部は第2の通信装置に設けられており、
前記第2の通信装置に設けられ、前記輻輳解除判定部が、前記バッファ部が輻輳している状態が解かれていると判定した場合、前記バッファ部が輻輳している状態が解かれていることを輻輳解除情報として前記第3の通信装置に通知する輻輳解除通知部とを備え、
前記送信部は、前記輻輳状態通知部により送信される前記輻輳解除情報に基づいて、前記送信データ蓄積部に保存されているデータを、前記第2の通信装置へ送信する請求項5に記載の通信システム。 - 前記輻輳解除判定部は第3の通信装置に設けられた請求項5に記載の通信システム。
- 前記第2または第3の通信装置のうち、前記輻輳解除判定部が設けられた側の通信装置に設けられ、前記バッファ部が輻輳している状態が解かれているか否かを判定するための閾値である輻輳解除閾値を設定する輻輳解除閾値設定部を備え、
前記輻輳解除判定部は、前記データ計測部により計測された前記データ容量の計測値と、前記輻輳解除閾値設定部により設定された前記輻輳解除閾値とに基づいて、前記バッファ部が輻輳している状態が解かれている否かを判定する請求項5〜7のいずれかに記載の通信システム。 - 前記第3の通信装置は、前記輻輳状態通知部により送信される前記輻輳状態情報を受信した後の経過時間を計測するタイマー部を備え、
前記送信部は、前記タイマー部により計測される前記経過時間が予め設定された時間を過ぎたときに、前記送信データ蓄積部に保存されているデータを、前記輻輳状態通知部により送信される前記輻輳状態情報を受信する前のデータ量で、前記基地局装置へ送信する請求項2または4に記載の通信システム。 - 入力するデータを一時的に保存するバッファ部と、
前記バッファ部に保存されているデータ量を計測するデータ計測部とを備え、
前記データ計測部により計測された前記データ容量の計測値に基づいて、前記バッファ部が輻輳している状態か否かが判定された結果に従って、前記コアネットワーク装置から送信されるデータを受信し、これを前記バッファ部に保存する無線基地局装置。
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