JP2007235932A - 無線基地局装置、無線通信システム、およびトラフィック制御方法 - Google Patents

無線基地局装置、無線通信システム、およびトラフィック制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】無線基地局装置からネットワーク制御装置への上りトラフィックの集中を緩和して良好にデータを伝送することのできる無線通信システムを提供する。
【解決手段】受信フォーマット識別情報取得部22は、上り制御データから上り受信データのフォーマット識別情報を取得する。受信データ復号処理部21は、フォーマット識別情報を用いて上り受信データを復号し、フレーム組み立て部24が、そのデータをフレーム化する。トラフィック量算出部27は、フォーマット識別情報を用いて、フレーム組み立て部24で生成されるフレームのトラフィック量を算出する。フレームバッファ部25は、生成されたフレームを保持し、フレーム送信制御部26は、フレームバッファ部25のフレームをネットワーク制御装置15に送る。帯域制御部29は、トラフィック量算出部27で算出されたトラフィック量を用いてフレーム送信制御部26の送信帯域を制御する。
【選択図】図2

Description

本発明は、ネットワーク制御装置と無線基地局装置の間をイーサネット(登録商標)伝送路で接続する無線通信システムに関する。
様々なサービスベアラを扱う移動通信システムに代表されるような無線通信システムにおいて、無線基地局装置とその上位に当たるネットワーク制御装置との間をイーサネット伝送路で接続することが行われている。また、無線基地局装置とネットワーク制御装置の間のイーサネット伝送路にレイヤ2スイッチが配置されることがある。
この種の無線通信システムでは、一般に、1つのネットワーク制御装置に複数の無線基地局装置が接続される。また、無線基地局装置の構成として、上り受信データを復号してEtherフレームに乗せ、ネットワーク制御装置に送信する機能を備えたベースバンド復号処理部を複数有する構成も考えられる。そのような場合、複数のベースバンド復号処理部の各々がネットワーク制御装置にEtherフレームを送信することとなる。
図10は、従来の無線基地局装置の構成を示すブロック図である。図10には、無線基地局装置の構成の中でベースバンド復号処理部のみを示してある。図10を参照すると、従来の無線基地局装置のベースバンド復号処理部90は、複数の受信データ復号処理部91、複数の受信TFI値算出部92、復号パラメータ部93、Etherフレーム組み立て部94、Etherフレームバッファ部95、およびEtherフレーム送信制御部96を有している。
受信データ復号部91は、個別物理データチャネル(DPDCH)の上り受信データを、受信TFI値算出部92から通知されたTFI(Transport Format Identification)値を用いて、トランスポートチャネル毎に復号する。TFI値は、DPDCHの上り受信データのフォーマットに関する情報である。
受信TFI値算出部92は、個別物理制御チャネル(DPCCH)の上り受信制御データに含まれているTFCI(Transport−Format−Combination Indicator)からTFI値を算出し、受信データ復号処理部91に通知する。
復号パラメータ部93は、受信データ復号処理部91による処理および受信TFI値算出部92による処理に用いられる復号パラメータを格納している。復号パラメータには、受信TFI値で示されるデータフォーマットにおけるトランスポートブロックの数とサイズを示す値が含まれている。
Etherフレーム組み立て部94は、各受信データ復号処理部91からの上りデータをEtherフレーム化する。
Etherフレームバッファ部95は、Etherフレーム組み立て部94で組み立てられたEtherフレームを格納する。
Etherフレーム送信制御部96は、Etherフレームバッファ部95に格納されているEtherフレームを、イーサネット伝送路によって接続されているレイヤ2スイッチに送信する。
このような構成の無線基地局装置を有する無線通信システムでは、レイヤ2スイッチやネットワーク制御装置の伝送路インタフェース機能部に、複数のベースバンド復号処理部からの上りトラフィックが集中する。
例えば、100BASEのイーサネット伝送路が用いられていれば、ベースバンド復号処理部90は、100BASEの許容帯域内でネットワーク制御装置にEtherフレームを送信する。複数の受信データ復号処理部91の復号タイミングが重なって同時に複数の送信データが発生すれば、ベースバンド復号処理部90は、ある単位時間内において瞬間的に100Mbpsの帯域でデータを送信することがある。さらに、複数のベースバンド復号処理部90が同時に100Mbpsの帯域でデータを送信すれば、ネットワーク制御装置の伝送路インタフェース機能部あるいはレイヤ2スイッチではバッファがオーバーフローし、Etherーフレームが廃棄される。
この例のように、上りトラフィックが集中するレイヤ2スイッチやネットワーク制御装置の伝送路インタフェース機能部では、上りトラフィック量や、割り当てられるサービスベアラ、ベースバンド復号処理部90の構成数に依存してEtherフレームの滞留が発生する。そして、その結果としてバッファがオーバーフローし、Etherフレームが廃棄されることがあった。
このようなバッファのオーバーフローの対策として、ATMセル多重装置の分野では、送信帯域を制御する技術が提案されている(例えば、特許文献1)。特許文献1によれば、受信フレームのトラフィック流量を測定し、セルレートが所定の閾値を超えないようにフレームをセル化して送信している。
特開2000−269970号公報(段落0029)
しかしながら、上述したような無線通信システムでは、様々に特性の異なるサービスベアラがあり、またDPDCHの上り受信データは符号化された状態で受信されるので、上り受信データから送信フレームのトラフィック流量を容易に求めることはできない。そのため、特許文献1に提案されている技術を上述したような無線通信システムに適用することは困難であった。
本発明の目的は、無線基地局装置からネットワーク制御装置への上りトラフィックの集中を緩和して良好にデータを伝送することのできる無線通信システムを提供することである。
上記目的を達成するために、本発明の無線基地局装置は、
無線通信システムにおいてネットワーク制御装置の制御配下に置かれる無線基地局装置であって、
受信した上り制御データから、上り受信データのフォーマットを示すフォーマット識別情報を取得する受信フォーマット識別情報取得部と、
前記受信フォーマット識別情報取得部で取得された前記フォーマット識別情報を用いて前記上り受信データを復号する受信データ復号処理部と、
前記受信データ復号処理部で復号された上り受信データをフレーム化するフレーム組み立て部と、
前記受信フォーマット識別情報取得部で取得された前記フォーマット識別情報を用いて前記受信データのフォーマットを判断し、該フォーマットから、前記フレーム組み立て部で生成されるフレームのトラフィック量を算出するトラフィック量算出部と、
前記フレーム組み立て部で生成されたフレームを保持するフレームバッファ部と、
前記フレームバッファ部に保持された前記フレームを前記ネットワーク制御装置に送信するフレーム送信制御部と、
前記トラフィック量算出部で算出されたトラフィック量を用いて、前記フレーム送信制御部の送信帯域を制御する帯域制御部と、を有している。
本発明によれば、無線基地局装置が、上り制御データから算出した上り受信データのトラフィック量に基づいてネットワーク制御装置への送信帯域を制御するので、無線基地局装置の数に関わらず実際のトラフィックに応じて適切に帯域を制御することができ、トラフィックが集中するネットワーク制御装置あるいは途中の装置にデータが過剰に滞留するのを防止し、かつ無線基地局装置のデータを良好にネットワーク制御装置に送ることができる。
また、復号パラメータを予め格納している復号パラメータ格納部を更に有しており、
前記受信フォーマット識別情報は、前記上り制御データのTFCIから算出されるTFI値であり、
前記復号パラメータ格納部は、トランスポートチャネル数と、前記TFI値に対するトランスポートブロックサイズおよびトランスポートブロック数とを前記復号パラメータとして格納し、
前記トラフィック量算出部は、前記受信フォーマット識別情報取得部で取得されたTFI値と、前記復号パラメータ格納部に格納されている、前記トランスポートチャネル数と該TFI値に対するトランスポートブロックサイズおよびトランスポートブロック数とから、前記フレーム組み立て部で生成されるフレームの単位時間当たりのトラフィック量を算出し、
前記帯域制御部は、前記トラフィック量算出部で算出された前記単位時間当たりのトラフィック量を用いて前記フレーム送信制御部の送信帯域を制御することとしてもよい。
また、前記帯域制御部は、前記フレームバッファ部におけるデータ保持の状況を、前記フレーム送信制御部の送信帯域の制御に更に用いることとしてもよい。
これによれば、無線基地局装置は算出したトラフィック量に加えてバッファの滞留状況をも帯域制御に用いるので、比較的トラフィックの多い状況においても適切に帯域を制御することができ、ネットワーク制御装置あるいは途中装置にデータが過剰に滞留するのを防止し、かつ無線基地局装置のデータを良好にネットワーク制御装置に送ることができる。
また、サービスベアラ毎にデータ導通の優先度が定められており、
前記フレームバッファ部は、フレーム組み立て部で生成されフレームを優先度毎に保持し、優先度毎のフレームを送信する順序を決めるための送信順序パラメータを生成して前記フレーム送信制御部に通知し、
前記フレーム送信制御部は、送信フレーム全体では、前記帯域制御部からの送信帯域制御の指示に従い、かつ、優先度単位では、前記フレームバッファ部から通知された送信順序パラメータに基づいて決定した各優先度の順序に従って、前記フレームバッファ部に格納されている各優先度のフレームを送信することにしてもよい。
これよれば、複数のサービスベアラのフレームをデータ導通の優先度毎に保持するとともに送信順序パラメータを生成し、送信順序パラメータに基づいて各優先度のフレームの送信を制御する。それ故に、フレームの送信制御においてデータ導通の優先度を考慮した制御を行なうことができ、優先度の高いデータの遅延や廃棄を低減することができる。
また、前記フレームバッファ部は、
前記フレーム組み立て部で組み立てられたフレームを優先度に応じて分配する優先度フレーム分配制御部と、
前記優先度フレーム分配制御部によって振り分けられた各優先度のフレームをそれぞれに格納する複数の優先度フレームバッファと、
各優先度の重み付けとフレームのトラフィック状態とを考慮したデータ導通の優先の度合いを示す優先制御値を前記送信順序パラメータとして生成する送信順序パラメータ生成部と、を有するとしてもよい。
また、前記送信順序パラメータ生成部は、各優先度の重み付けを示す重み係数と、各優先度の前記優先度フレームバッファ部に保持するデータ量の閾値と、各優先度の前記優先度フレームバッファ部に保持されているデータ量とから各優先度の前記優先制御値を算出することにしてもよい。
また、前記フレーム送信制御部は、各優先度の優先制御値から該優先制御値の各々の割合を算出し、各優先度のフレームが前記割合となるようにフレームを送信する順序を決定することにしてもよい。
また、前記ネットワーク制御装置から通知される、サービスベアラ毎の帯域値を格納するサービスベアラパラメータ格納部を更に有しており、
前記帯域制御部は、前記サービスベアラパラメータ格納部に格納されている前記サービスベアラ毎の帯域値から求まる最大帯域を越えない範囲で、前記フレーム送信制御部の送信帯域を制御することとしてもよい。
その場合、本発明の無線通信システムは、この無線基地局装置と、
前記無線基地局装置に前記サービスベアラ毎の帯域値を通知するネットワーク制御装置と、を有している。
これによれば、サービスベアラの帯域から算出した最大帯域を上限として送信帯域を制限するので、無線基地局装置の数が増えてもシステム構成に応じた帯域制御を行うことができ、無線基地局装置の数に依存せずネットワーク制御装置や途中装置にデータが過剰に滞留するのを防止することができる。
本発明によれば、トラフィックが集中するネットワーク制御装置あるいは途中の装置にデータが過剰に滞留するのを防止し、かつ無線基地局装置のデータを良好にネットワーク制御装置に送ることができる。
本発明を実施するための形態について図面を参照して詳細に説明する。
図1は、本実施形態の無線通信システムの構成を示すブロック図である。図1を参照すると、無線通信システムは、複数の無線基地局装置11〜13とネットワーク制御装置15を有している。複数の無線基地局装置11〜13とネットワーク制御装置15とは一例として100BASEのイーサネット伝送路で接続されており、イーサネット伝送路にはレイヤ2スイッチ14が配置されている。
本発明では、無線基地局装置11〜13からネットワーク制御装置15へ向かう上りトラヒックに関するものなので、以下、主に上り信号に関連する構成について説明する。
図2は、本実施形態の無線基地局装置の構成を示すブロック図である。図2を参照すると、無線基地局装置11〜13は、上り信号に関してベースバンド復号処理部20を有している。ベースバンド復号処理部20は、複数の受信データ復号処理部21、複数の受信TFI値算出部22、復号パラメータ部23、Etherフレーム組み立て部24、Etherフレームバッファ部25、およびEtherフレーム送信制御部26、Etherフレームトラフィック量算出部27、サービスベアラパラメータ部28、および帯域制御部29を有している。
受信データ復号部21は、個別物理データチャネル(DPDCH)の上り受信データを、受信TFI値算出部22から通知されたTFI値を用いて、トランスポートチャネル毎に復号する。
受信TFI値算出部22は、個別物理制御チャネル(DPCCH)の上り受信制御データに含まれているTFCI(Transport−Format−Combination Indicator)からTFI値を算出し、受信データ復号処理部21およびEtherフレームトラフィック量算出部27に通知する。
復号パラメータ部23は、受信データ復号処理部21と受信TFI値算出部22が処理に用いるパラメータを格納している。
Etherフレーム組み立て部24は、各受信データ復号処理部21からの上りデータフレームをEtherフレーム化する。
Etherフレームバッファ部25は、Etherフレーム組み立て部24で組み立てられたEtherフレームを格納する。
Etherフレーム送信制御部26は、帯域制御部29からの送信帯域制御の指示に従って、Etherフレームバッファ部25に格納されているEtherフレームをレイヤ2スイッチ14に送信する。
Etherフレームトラフィック量算出部27は、受信TFI値算出部22から通知されたTFI値と、復号パラメータ部23に格納されている復号パラメータとを用いて、Etherフレーム組み立て部24から生成されるEtherフレームのトラフィック量をサービスベアラ毎に算出する。
サービスベアラパラメータ部28は、ネットワーク制御装置15からベースバンド復号処理部20に割り当てられたサービスベアラのパラメータを格納する。
帯域制御部29は、Etherフレームトラフィック量算出部27で算出されたトラフィック量、Etherフレームバッファ部25に格納されているEtherフレーム、およびサービスベアラパラメータ部28に格納されているサービスベアラのパラメータに基づいてEtherフレーム送信制御部26の送信帯域を制御する。
図3は、本実施形態のネットワーク制御装置の構成を示すブロック図である。図3を参照すると、ネットワーク制御装置15は、ネットワーク制御部31、伝送路インタフェース機能部32、およびサービスベアラ設定機能部33を有している。
ネットワーク制御部31は、各無線基地局装置11〜13の無線リソースや呼設定などの制御をする。
伝送路インタフェース機能部32は、レイヤ2スイッチ14とネットワーク制御部31の間に接続されておりデータの転送を行う。例えば上述のネットワーク制御部31が独立した装置として構成され、ATMやイーサネットなど様々な伝送路インタフェース仕様のものがあるとすれば、伝送路インタフェース機能部32は、レイヤ2スイッチ14側のイーサネットと、ネットワーク制御部31側の伝送路インタフェースとの間でデータ転送を行なう。100BASEでレイヤ2スイッチ14に接続された無線基地局11〜13のベースバンド復号処理部20は100Mbpsの物理的な帯域を有するが、ネットワーク制御部31は仕様により100Mbpsの物理的な帯域を有するとは限らない。
サービスベアラ設定機能部33は、無線基地局11〜13のベースバンド復号処理部20にサービスベアラを割り当て、ベースバンド復号処理部20のサービスベアラパラメータ部28にサービスベアラのパラメータを通知する。サービスベアラのパラメータは、そのサービスベアラにより使用される帯域の値を含む。サービスベアラ設定機能部33が割り当てるサービスベアラのトータルの帯域がネットワーク制御装置31の伝送路インタフェースの物理帯域を越えることはない。
次に、本実施形態の無線基地局装置11〜13のベースバンド復号処理部20によるトラフィック制御の動作について説明する。
図4は、ベースバンド復号処理部によるトラフィック制御の動作を示すフローチャートである。図4を参照すると、まず、各受信TFI値算出部22がTFI値を求めてEtherフレームトラフィック量算出部27に通知する(ステップ101)。
Etherフレームトラフィック量算出部27は、各受信TFI値算出部22から通知されたTFI値を用いてEtherフレームのトラフィック量を算出し、帯域制御部29に通知する(ステップ102)。
帯域制御部29は、Etherフレームトラフィック量算出部27により算出されたEtherフレームのトラフィック量に基づいて、Etherフレーム送信制御部26における送信Etherフレームの帯域を制御する(ステップ103)。
図5は、受信データ復号処理部で復号されるデータのフォーマットを示す図である。これは、3GPP 25.427に規定されているデータフォーマットである。このフォーマットのデータがEtherフレーム組み立て部24でEtherフレーム化されることになる。
図5を参照すると、データフォーマット112において、ヘッダCRC(Cyclic Redundancy Check)、PT(Payload Type:ペイロードタイプ)、CFN(Connection Frame Number:コネクションフレームナンバー)領域113と、QE(Quality Estimate:品質指標)領域116と、Spare Extension(予備)〜ペイロードCRC(Payload CRC)領域118はそれぞれ2バイト、1バイト、3バイトの合計6バイトの固定サイズである。
TFI領域114は復号パラメータにより可変サイズであり、トランスポートブロック領域115とCRCI(CRC指標)領域117は復号パラメータおよび受信TFI値算出部22から通知される受信TFI値毎に可変サイズとなる。
可変サイズとなる部分は、受信TFI値算出部22からの受信TFI値と、復号パラメータ部23のトランスポートチャネル数と受信TFI値に対するトランスポートブロックサイズとトランスポートブロック数を用いて算出する。Etherフレームトラフィック量算出部27でベアラ毎に算出した単位時間当たりのEtherフレームのトラフィック量は帯域制御部29に通知される。
これらの動作について具体的なパラメータを用いて説明する。図6は、動作の説明に用いる具体的なパラメータおよび受信TFI値の一例である。この例では図6に示すように、トランスポートチャネル数を2、トランスポートチャネル1の受信TFI値のトランスポートブロックサイズを234ビット、トランスポートブロック数を1、トランスポートチャネル2の受信TFI値のトランスポートブロックサイズを456ビット、トランスポートブロック数を2とする。
このパラメータを用いてEtherフレームのトラフィック量を算出する。データフレームの固定サイズの部分は6バイトである。トランスポートチャネル数が2であるからTFI領域は2バイトである。
トランスポートチャネル1のトランスポートブロックサイズは、234ビットなので234÷8=29.25を整数に切り上げて30バイトである。トランスポートブロック数が1なので、トランスポートチャネル1の部分は30×1=30バイトである。
トランスポートチャネル2のトランスポートブロックサイズは、456ビットなので、456÷8=57を整数に切り上げて57バイトである。トランスポートブロック数が2なので、トランスポートチャネル2の部分は57×2=114バイトとなる。
これらトランスポートチャネル1の部分とトランスポートチャネル2の部分を合わせてトランスポートブロック領域115となる。
CRCIは、トランスポートチャネル1とトランスポートチャネル2の合計のトランスポートブロック数が3個なので、3÷8=0.375を整数に切り上げて1バイトである。
これら算出した結果をすべて加算すると、6バイト+2バイト+30バイト+114バイト+1バイト=153バイトとなる。
この153バイトのデータフレームはUDP(User Datagram Protocol)で送信される。これをEtherフレームにするために、宛先MACアドレスが6バイト、送信元MACアドレスが6バイト、タイプが3バイト、FCS(Frame Check Sequence)が4バイト、IPヘッダが24バイト、UPDヘッダが8バイトの合計48バイトの固定領域が付加されるので、Etherフレームは153バイト+48バイト=201バイトとなる。
なお、データフレームが1468バイト(Ethernet最大データ1500バイトからIPヘッダ24バイトちUDPヘッダ8バイトを引いた数)を超える場合には、1500バイト以下にフラグメントを行う必要がある。そのため、フラグメントを行なう場合にはフラグメント数だけ48バイトの固定領域が必要となり、フラグメント数×48が付加されることとなる。例えば、3600バイトのデータの場合は3フレームにフラグメントする必要があるので、3600バイト+48バイト×3=3744バイトとなる。
これを数式で表すと下記のようになる。
Figure 2007235932
DFSize:受信データフレームサイズ
TCH:トランスポートチャネル数
TBNn:トランスポートチャネルnのトランスポートブロック数
TBSn:トランスポートチャネルnのトランスポートブロックサイズ数
Ether_Frame_Size:Ethernetフレームサイズ
R(A):数値Aを最も近い整数に切り上げる。例えば、R(7.123)=8となる。
このイーサーネットフレームサイズをベースバンド復号処理部20に割り当てられているベアラ(音声、ISDN、パケット通信等)毎に算出することで、Etherフレーム送信制御部26に流れる単位時間当たりのEtherフレームのトラフィック量を算出することができる。
次に、本実施形態における帯域制御部29による制御の詳細について説明する。図7は、本実施形態における帯域制御部による制御動作を示すフローチャートである。帯域制御部29は、Etherフレーム送信制御部26に対して帯域制御を行う。この帯域制御において、Etherフレームの送信タイミング間隔を小さくすると帯域が大きくなり、Etherフレームの送信タイミング間隔を大きくすると帯域が小さくなる。
初期状態では、Etherフレーム送信制御部26による送信タイミング間隔は所定の初期値に設定されている。その状態から、図7に示すように、帯域制御部29は、Etherフレームトラフィック算出部27から単位時間当たりのトラフィック量が通知されるのを監視する(ステップ201)。
単位時間当たりのトラフィック量が通知されると、帯域制御部29は、通知された単位時間当たりのトラフィック量から送信タイミング間隔を算出し、算出された送信タイミング間隔(算出送信間隔)が、設定されている送信タイミング間隔(設定送信間隔)より小さいか否か判定する(ステップ202)。
算出送信間隔が設定送信間隔より小さければ、帯域制御部29は、Etherフレーム送信制御部26の送信タイミング間隔(設定送信間隔)を小さくするように指示する(ステップ203)。ただし、設定送信間隔は、Etherフレーム送信制御部26の送信帯域が、サービスベアラパラメータ部28に格納されているサービスベアラのパラメータから求まる最大帯域を越えない範囲を下限として制御する。この制御により設定送信間隔が小さくなることで送信帯域は大きくなる。
一方、ステップ202において、算出送信間隔が設定送信間隔以上であれば、帯域制御部29は、次に、Etherフレームバッファ部25に滞留しているEtherフレームが所定の閾値以上あるか否か判定する(ステップ204)。
Etherフレームバッファ部25に滞留しているEtherフレームが所定の閾値以上あれば、帯域制御部29はステップ203に進み、設定送信間隔を小さくする。
一方、Etherフレームバッファ部25に滞留しているEtherフレームが所定の閾値より小さければ、帯域制御部29は、設定送信間隔を大きくするようにEtherフレーム送信制御部26に指示する(ステップ205)。この制御により設定送信間隔が大きくなることで送信帯域は小さくなる。
この帯域制御をベースバンド復号処理部20の各々が行うことにより、トラフィックの集中するネットワーク制御装置15やレイヤ2スイッチ14にEtherフレームが過剰に滞留するのを防ぐことができる。
図8は、本実施形態に示した方法でベースバンド復号処理部の各々が制御を行った場合のイメージを示す図である。ここでは5つのベースバンド復号処理部20があり、それぞれのEtherフレーム送信制御部A〜Eがレイヤ2スイッチ14にEtherフレームを送信するものとする。
各ベースバンド復号処理部20は100BASEの伝送路インタフェースでレイヤ2スイッチ14に接続されているので、物理的には100Mbpsの帯域でデータを送信することができる。しかし、帯域制御部29では、ベースバンド復号処理部20に割り当てられたサービスベアラのパラメータから算出される最大帯域を超えない範囲内で帯域制御が行なわれる。
Etherフレーム送信制御部A〜Eの各々の最大帯域をAmax、Bmax、Cmax、Dmax、Emaxとする。
各帯域制御部29は、実際の送信帯域At、Bt、Ct、Dt、Etを、Etherフレームトラフィック量算出部27で算出したトラフィック量と、Etherフレームバッファ部25に滞留しているEtherフレームのデータ量とに応じ、かつ最大帯域Amax、Bmax、Cmax、Dmax、Emaxを越えない範囲内で制御する。
以上説明したように、本実施形態によれば、各ベースバンド復号処理部20が、制御データから得られるTFI値を用いて、割り当てられたサービスベアラのトラフィック量を求め、そのトラフィック量に基づいて送信帯域を制御するので、ベースバンド復号処理部20の数に関わらず実際のトラフィックの状況に応じて適切に帯域を制御することができ、複数のベースバンド復号処理部20からのトラフィックが集中するネットワーク制御装置15やレイヤ2スイッチ14にEtherフレームが過剰に滞留するのを防止し、かつベースバンド復号処理部20のデータを良好にネットワーク制御装置15に送信することができる。
また、本実施形態によれば、各ベースバンド復号処理部20において算出したトラフィック量に加えてバッファの滞留状況を帯域制御に用いるので、比較的トラフィックの多い状況においても適切に帯域を制御することができ、ネットワーク制御装置15やレイヤ2スイッチ14にEtherフレームが過剰に滞留するのを防止し、かつベースバンド復号処理部20のデータを良好にネットワーク制御装置15に送信することができる。
また、本実施形態によれば、各ベースバンド復号処理部20が割り当てられたサービスベアラの帯域(パラメータ)から算出した最大帯域を上限として送信帯域を制限するので、ベースバンド復号処理部20の数が増えてもシステム構成に応じた帯域制御を行うことができ、ベースバンド復号処理部20の数に依存せずネットワーク制御装置15やレイヤ2スイッチ14にEtherフレームが過剰に滞留するのを防止することができる。
なお、本実施形態において設定送信間隔を大きくしたり、小さくしたりするとき、所定のステップ量で段階的に制御することとしてもよい。また、このステップ量をシステムに応じて設定可能なパラメータとしてもよい。これによれば、過敏な帯域変化を抑制し、トラフィック量の変化に良好に追従させることができるようになる。
また、設定送信間隔を大きくする側の制御だけを所定のステップ量で段階的におこなうこととしてもよい。逆に、設定送信間隔を小さくする側の制御だけを所定のステップ量で段階的におこなうこととしてもよい。
これによれば、トラフィック量の変化においてトラフィック量が増大する側と減少する側とで異なる特性を示す場合にも、それぞれに適切な制御で送信帯域をトラフィック量の変化に良好に追従させることができる。また、トラフィック量の増大する側と減少する側とで追従性能の要求が異なる場合にも、それぞれに適切な制御で送信帯域をトラフィック量の変化に良好に追従させることができる。
次に、本発明の他の実施形態について図面を参照して説明する。
この種の無線通信システムでは、音声データ、画像データ、通信データ、制御データなど各種のサービスベアラに応じてデータ導通の優先度が異なることがある。本実施形態では、Etherフレームの送信制御においてデータ導通の優先度を考慮した制御を行なう。これによりトラフィック制御において優先度の高いデータの遅延や廃棄を低減することができる。
本実施形態の無線通信システムは図1に示したものと同様の構成であり、無線基地局装置11〜13の内部構成の一部が図2に示したものと異なる。図9は、他の実施形態による無線基地局装置における、図2に示した構成と異なる部分を示すブロック図である。
図9を参照すると、他の実施形態の無線基地局装置11〜13は、図2に示したEtherフレームバッファ部25の代わりに、Etherフレームバッファ部150を有している。
本実施形態では、サービスベアラパラメータ部28に格納されるサービスベアラのパラメータに、各優先度の送信順序制御における重み係数が含まれている。送信順序制御とはEtherフレームを送信する順序を決定する処理である。優先度が高いほど送信順序制御において優先され、送信回数が多くなる。送信順序制御における重み係数はEtherフレームバッファ部150に通知される。
また、本実施形態では、サービスベアラパラメータ部28に格納されるサービスベアラのパラメータに、各優先度のEtherフレームを保持するデータ量の閾値が含まれている。各優先度のEtherフレームは、データ量が閾値以下であれば保持され、データ量が閾値を超えれば廃棄される。各優先度のEtherフレームを保持するデータ量の閾値はEtherフレームバッファ部150に通知される。
Etherフレームバッファ部150は、Etherフレーム組み立て部24で組み立てられたEtherフレームを優先度毎に保持し、各優先度に応じてEtherフレームを送信する順序を決めるための送信順序パラメータを生成してEtherフレーム送信制御部26に通知する。送信順序パラメータの生成において、Etherフレームバッファ部150は、送信順序制御における重み係数と、Etherフレームを保持するデータ量の閾値とを用いる。
Etherフレーム送信制御部26は、帯域制御部29からの送信帯域制御の指示に従い、かつEtherフレームバッファ部150から通知された送信順序パラメータに基づいて決定した各優先度の順序に従って、Etherフレームバッファ部25に格納されている各優先度のEtherフレームをレイヤ2スイッチ14に送信する。
再び、図9を参照すると、Etherフレームバッファ部150は、優先度[1]Etherフレームバッファ151−a〜優先度[n]Etherフレームバッファ151−k、送信順序パラメータ生成部153、および優先度Etherフレーム分配制御部155を有している。
優先度Etherフレーム分配制御部155は、Etherフレーム組み立て部24で組み立てられたEtherフレームを優先度に応じて分配する。
優先度毎に設けられた優先度[1]Etherフレームバッファ151−a〜優先度[n]Etherフレームバッファ151−kは、優先度Etherフレーム分配制御部155によって振り分けられた各優先度のEtherフレームを格納する。また、優先度[1]Etherフレームバッファ151−a〜優先度[n]Etherフレームバッファ151−kは、格納しているEtherフレームのデータ量Sa[1]〜Sa[n]をそれぞれ送信順序パラメータ生成部153に通知する。
送信順序パラメータ生成部153は、サービスベアラパラメータ部28から通知された送信順序制御における重み係数P[1]〜P[n]、およびEtherフレームを保持するデータ量の閾値Sb[1]〜Sb[n]と、優先度[1]Etherフレームバッファ151−a〜優先度[n]Etherフレームバッファ151−kから通知された格納Etherフレームのデータ量Sa[1]〜Sa[n]とを用いて、各優先度についてのEtherフレームを送信する順序を決定するための送信順序パラメータを生成する。
送信順序パラメータには、各優先度の重み係数とEtherフレームのトラフィック状態とを考慮したデータ導通の優先の度合いを示す優先制御値St[1]〜St[n]が含まれている。Etherフレーム送信制御部26は、各優先度の優先制御値St[1]〜St[n]から、Etherフレームを送信する各優先度についての割合を算出する。更に、Etherフレーム送信制御部26は、各優先度のEtherフレームがそれぞれ算出した割合となるように、Etherフレームを送信する順序を決定し、優先度[1]Etherフレームバッファ151−a〜優先度[n]Etherフレームバッファ151−kに格納されているEtherフレームを決定した順序でレイヤ2スイッチ14に送信する。
次に、送信順序パラメータ生成部153が送信順序パラメータを生成する処理と、Etherフレーム送信制御部26が送信順序パラメータに基づいて各優先度のEtherフレームを送信する処理とについての具体例を説明する。ここでは送信順序制御における重み係数P[k](k=1,2,・・・,n)は値が大きい程Etherフレームの送信制御で優先されるものとする。データ導通において高い優先度を与えたいサービスベアラのEtherフレームには重み係数P[k]として大きな値を付与すればよい。
送信順序パラメータ生成部153は、優先制御値St[k]の算出において、重み係数P[k]が大きいほど優先制御値St[k]が大きくなり、かつデータ量の閾値Sb[k]に対する実際に格納しているデータ量Sa[k]の割合が高いほど優先制御値St[k]が大きくなるような演算を行なう。この演算を数式で表すと下記のようになる。
Figure 2007235932
Etherフレーム送信制御部26は、送信順序パラメータ生成部153によって生成された各優先度[k](k=1,2,・・・,n)についての優先制御値St[k]から各優先制御値St[k]の割合を算出する。ここで算出された各優先制御値St[k]の割合がEtherフレームを送信する割合となる。これを数式で表すと下記のようになる。
Figure 2007235932
Etherフレーム送信制御部26は、各優先度[k]のEtherフレームが算出した割合となるように、各優先度[k]Etherフレームバッファ151−a〜151−kに格納されているデータを送信する。
以下に具体的な数値例を用いて、データ導通の優先制御値の割合を算出する方法について説明する。
ここでは優先度の分配数n=4とする。
サービスベアラパラメータとして、優先度[1]の重み係数P[1]が6、優先度[2]の重み係数P[2]が3、優先度[3]の重み係数P[3]が2、優先度[4]の重み係数P[4]が1であるとする。
また、優先度[1]のデータ量の閾値Sb[1]が1(キロバイト)、優先度[2]のデータ量の閾値Sb[2]が4(kByte)、優先度[3]のデータ量の閾値Sb[3]が2(kByte)、優先度[4]のデータ量の閾値Sb[4]が4(kByte)であるとする。
そして現時点のトラフィック状態は、優先度[1]Etherフレームバッファ151に保持されているデータ量Sa[1]が2(キロバイト)、優先度[2]Etherフレームバッファ151に保持されているデータ量Sa[2]が8(キロバイト)、優先度[3]Etherフレームバッファ151に保持されているデータ量Sa[3]が4(キロバイト)、優先度[4]Etherフレームバッファ151に保持されているデータ量Sa[4]が4(キロバイト)であるとする。
このような状態において、各優先度の優先制御値St[k](k=1,2,3,4)は以下の通りとなる。
Figure 2007235932
したがって、Etherフレーム送信制御部26は、優先度[1]〜[4]のEtherフレームを12対6対4対1の割合で送信する。
以上説明したように、本実施形態によれば、Etherフレームバッファ151−a〜151−kは、複数のサービスベアラのEtherフレームをデータ導通の優先度毎に保持するとともにサービスベアラパラメータとトラフィック状態とから送信順序パラメータを生成する。Etherフレーム送信制御部26は送信順序パラメータに基づいて各優先度のEtherフレームの送信を制御する。それ故に、Etherフレームの送信制御においてデータ導通の優先度を考慮した制御を行なうことができる。その結果、トラフィック制御において優先度の高いデータの遅延や廃棄を低減することができる。
具体的には、送信順序パラメータの生成において、重み係数P[k]が大きいほど優先制御値St[k]が大きくなるような演算をするので、重み係数P[k]に大きな値を与えたサービスベアラのEtherフレームが送信制御で廃棄され難くすることができる。また、送信順序パラメータの生成において、データ量の閾値Sb[k]に対する実際に格納しているデータ量Sa[k]の割合が高いほど優先制御値St[k]が大きくなるような演算を行なう。それ故に、データ量の閾値Sb[k]に小さな値を与えたサービスベアラのEtherフレームを送信制御で遅延し難くすることができる。
本実施形態の無線通信システムの構成を示すブロック図である。 本実施形態の無線基地局装置の構成を示すブロック図である。 本実施形態のネットワーク制御装置の構成を示すブロック図である。 ベースバンド復号処理部によるトラフィック制御の動作を示すフローチャートである。 受信データ復号処理部で復号されるデータのフォーマットを示す図である。 動作の説明に用いる具体的なパラメータおよび受信TFI値の一例である。 本実施形態における帯域制御部による制御動作を示すフローチャートである。 本実施形態に示した方法でベースバンド復号処理部の各々が制御を行った場合のイメージを示す図である。 他の実施形態による無線基地局装置における、図2に示した構成と異なる部分を示すブロック図である。 従来の無線基地局装置の構成を示すブロック図である。
符号の説明
11〜13 無線基地局装置
14 レイヤ2スイッチ
15 ネットワーク制御装置
20 ベースバンド復号処理部
21 受信データ復号処理部
22 受信TFI値算出部
23 復号パラメータ部
24 Etherフレーム組み立て部
25 Etherフレームバッファ部
26 Etherフレーム送信制御部
27 Etherフレームトラフィック量算出部
28 サービスベアラパラメータ部
29 帯域制御部
31 ネットワーク制御部
32 伝送路インタフェース機能部
33 サービスベアラ設定機能部
101〜103、201〜205 ステップ
112〜118 領域
150 Etherフレームバッファ部
151−a〜151−k 優先度[1]Etherフレームバッファ〜優先度[n]Etherフレームバッファ
153 送信順序パラメータ生成部
155 優先度Etherフレーム分配制御部

Claims (17)

  1. 無線通信システムにおいてネットワーク制御装置の制御配下に置かれる無線基地局装置であって、
    受信した上り制御データから、上り受信データのフォーマットを示すフォーマット識別情報を取得する受信フォーマット識別情報取得部と、
    前記受信フォーマット識別情報取得部で取得された前記フォーマット識別情報を用いて前記上り受信データを復号する受信データ復号処理部と、
    前記受信データ復号処理部で復号された上り受信データをフレーム化するフレーム組み立て部と、
    前記受信フォーマット識別情報取得部で取得された前記フォーマット識別情報を用いて前記受信データのフォーマットを判断し、該フォーマットから、前記フレーム組み立て部で生成されるフレームのトラフィック量を算出するトラフィック量算出部と、
    前記フレーム組み立て部で生成されたフレームを保持するフレームバッファ部と、
    前記フレームバッファ部に保持された前記フレームを前記ネットワーク制御装置に送信するフレーム送信制御部と、
    前記トラフィック量算出部で算出されたトラフィック量を用いて、前記フレーム送信制御部の送信帯域を制御する帯域制御部と、を有する無線基地局装置。
  2. 復号パラメータを予め格納している復号パラメータ格納部を更に有しており、
    前記受信フォーマット識別情報は、前記上り制御データのTFCIから算出されるTFI値であり、
    前記復号パラメータ格納部は、トランスポートチャネル数と、前記TFI値に対するトランスポートブロックサイズおよびトランスポートブロック数とを前記復号パラメータとして格納し、
    前記トラフィック量算出部は、前記受信フォーマット識別情報取得部で取得されたTFI値と、前記復号パラメータ格納部に格納されている、前記トランスポートチャネル数と該TFI値に対するトランスポートブロックサイズおよびトランスポートブロック数とから、前記フレーム組み立て部で生成されるフレームの単位時間当たりのトラフィック量を算出し、
    前記帯域制御部は、前記トラフィック量算出部で算出された前記単位時間当たりのトラフィック量を用いて前記フレーム送信制御部の送信帯域を制御する、請求項1に記載の無線基地局装置。
  3. 前記帯域制御部は、前記フレームバッファ部におけるデータ保持の状況を、前記フレーム送信制御部の送信帯域の制御に更に用いる、請求項1または2に記載の無線基地局装置。
  4. サービスベアラ毎にデータ導通の優先度が定められており、
    前記フレームバッファ部は、フレーム組み立て部で生成されフレームを優先度毎に保持し、優先度毎のフレームを送信する順序を決めるための送信順序パラメータを生成して前記フレーム送信制御部に通知し、
    前記フレーム送信制御部は、送信フレーム全体では、前記帯域制御部からの送信帯域制御の指示に従い、かつ、優先度単位では、前記フレームバッファ部から通知された送信順序パラメータに基づいて決定した各優先度の順序に従って、前記フレームバッファ部に格納されている各優先度のフレームを送信する、請求項1から3のいずれか1項に記載の無線基地局装置。
  5. 前記フレームバッファ部は、
    前記フレーム組み立て部で組み立てられたフレームを優先度に応じて分配する優先度フレーム分配制御部と、
    前記優先度フレーム分配制御部によって振り分けられた各優先度のフレームをそれぞれに格納する複数の優先度フレームバッファと、
    各優先度の重み付けとフレームのトラフィック状態とを考慮したデータ導通の優先の度合いを示す優先制御値を前記送信順序パラメータとして生成する送信順序パラメータ生成部と、を有する、請求項4に記載の無線基地局装置。
  6. 前記送信順序パラメータ生成部は、各優先度の重み付けを示す重み係数と、各優先度の前記優先度フレームバッファ部に保持するデータ量の閾値と、各優先度の前記優先度フレームバッファ部に保持されているデータ量とから各優先度の前記優先制御値を算出する、請求項5に記載の無線基地局装置。
  7. 前記フレーム送信制御部は、各優先度の優先制御値から該優先制御値の各々の割合を算出し、各優先度のフレームが前記割合となるようにフレームを送信する順序を決定する、請求項6に記載の無線基地局装置。
  8. 前記ネットワーク制御装置から通知される、サービスベアラ毎の帯域値を格納するサービスベアラパラメータ格納部を更に有しており、
    前記帯域制御部は、前記サービスベアラパラメータ格納部に格納されている前記サービスベアラ毎の帯域値から求まる最大帯域を越えない範囲で、前記フレーム送信制御部の送信帯域を制御する、請求項1から7のいずれか1項に記載の無線基地局装置。
  9. 請求項8に記載された無線基地局装置と、
    前記無線基地局装置に前記サービスベアラ毎の帯域値を通知するネットワーク制御装置と、を有する無線通信システム。
  10. ネットワーク制御装置の制御配下に無線基地局装置が置かれた構成を有し、前記無線基地局装置にて上り受信データを復号し、さらにフレーム化をして前記ネットワーク制御装置に送信する、無線通信システムにおけるトラフィック制御方法であって、
    前記無線基地局装置において、受信した上り制御データから、上り受信データのフォーマットを示すフォーマット識別情報を取得するステップと、
    取得された前記フォーマット識別情報を用いて前記受信データのフォーマットを判断し、該フォーマットから、前記フレーム化により生成されるフレームのトラフィック量を算出するステップと、
    算出された前記トラフィック量を用いて、前記無線基地局装置から前記ネットワーク制御装置への送信帯域を制御するステップと、を有するトラフィック制御方法。
  11. 前記受信フォーマット識別情報は、前記上り制御データのTFCIから算出されるTFI値であり、
    前記無線基地局装置にて、トランスポートチャネル数と、前記TFI値に対するトランスポートブロックサイズおよびトランスポートブロック数とを復号パラメータとして予め格納しており、
    前記受信フォーマット識別情報として取得されたTFI値と、予め格納されている、前記トランスポートチャネル数と該TFI値に対するトランスポートブロックサイズおよびトランスポートブロック数とから、前記フレーム化で生成されるフレームの単位時間当たりのトラフィック量を算出し、
    算出された前記単位時間当たりのトラフィック量を用いて前記送信帯域を制御する、請求項10に記載のトラフィック制御方法。
  12. 前記フレーム化で生成されたフレームの前記無線基地局装置での保持の状況を前記送信帯域の制御に更に用いる、請求項10または11に記載のトラフィック制御方法。
  13. サービスベアラ毎にデータ導通の優先度が定められており、
    前記無線基地局装置にて、
    フレーム化により生成したフレームを優先度毎に保持し、
    優先度毎のフレームを送信する順序を決めるための送信順序パラメータを生成し、
    送信フレーム全体で送信帯域を制御するとき、それとともに優先度単位では、前記送信順序パラメータに基づいて決定した各優先度の順序に従って、各優先度のフレームを前記ネットワーク制御装置に送信する、請求項10から12のいずれか1項に記載のトラフィック制御方法。
  14. 各優先度の重み付けとフレームのトラフィック状態とを考慮したデータ導通の優先の度合いを示す優先制御値を前記送信順序パラメータとして生成する、請求項13に記載のトラフィック制御方法。
  15. 各優先度の重み付けを示す重み係数と、各優先度のフレームを保持するデータ量の閾値と、各優先度のフレームを保持しているデータ量とから、各優先度の前記優先制御値を算出する、請求項14に記載のトラフィック制御方法。
  16. 各優先度の前記優先制御値から該優先制御値の各々の割合を算出し、
    各優先度のフレームが前記割合となるようにフレームを送信する順序を決定する、請求項15に記載のトラフィック制御方法。
  17. 前記ネットワーク制御装置から前記無線基地局装置へサービスベアラ毎の帯域値を通知し、
    前記無線基地局装置にて、前記ネットワーク制御装置から通知された前記サービスベアラ毎の帯域値を格納し、
    格納されている前記サービスベアラ毎の帯域値から求まる最大帯域を越えない範囲で前記送信帯域を制御する、請求項10から16のいずれか1項に記載のトラフィック制御方法。
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