JPWO2012160825A1 - センサシステムにおけるセンサおよび受信装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】パケットのデータ長が制限されている状況であっても十分な数のセンサを識別可能なセンサシステム、そのセンサおよび受信装置を提供する。【解決手段】計測を行う計測期間と送信を行う送信期間とを所定周期で繰り返すセンサは、計測期間に所定の計測により計測情報を出力する計測部(11)と、送信期間にパケットの送信元を識別するための送信元識別情報と前記計測情報と当該センサおよび/または当該センサの計測対象機器を識別するためのセンサ関連情報とを1つあるいは複数のパケットで送信する送信部(12)と、を備える。【選択図】図1

Description

本発明はセンサシステムに係り、特にパケットを送信するセンサおよびパケットを受信する受信装置に関する。
近年、センサの小型化や省電力化の研究が進められている。一般にセンサは、動作電源を必要とするが、外部のAC電源を用いる場合は、トランスや整流用キャパシタが大きく、小型化に難点がある。一方、ボタン電池を利用するセンサもあるが、電池は交換などメンテナンスが必要となり、電気機器内部に搭載することを想定すると、やはり困難が生じる。
このような難点を解消するセンサが非特許文献1に提案されている。このセンサは、AC電力線の周りからエネルギを取り込むエネルギ・ハーベスト(Energy Harvesting)を利用し、TDC(Time-to-Digital Converter)を用いることで、限られたエネルギでリアルタイムの計測およびデータ送信が可能となる。
S. Takahashi, et al., "Real-Time Current-Waveform Sensor with Plugless Energy Harvesting from AC Power Lines for Home/Building Energy-Management Systems," 2011 IEEE International Solid-State Circuits Symposium, Technical Digest, pp. 220-221, Feb, 2011.
しかしながら、非特許文献1に開示されたセンサは、低消費電力を図るために計測動作や送信動作を行う期間が制限され、そのためにセンサから一度に送信できるデータ長が限られるという制約がある。パケットのデータ長が短い場合、計測データ分を除くと、センサ識別情報の長さも制限され、識別できるセンサ数が減少する。たとえば、宅内にあるテレビ、エアコン、パソコン等の電気機器群のそれぞれの電流波形情報をセンサが計測して送信する場合、各センサを宅内で識別するセンサ識別情報だけでなく、当該センサが取り付けられている電気機器を識別する情報も送信する必要がある。したがって、パケットのデータ長が制限されている状況では、十分な数の電気機器を識別することができなくなり、有効なエネルギ管理を実行できなくなる。
そこで、本発明の目的は、パケットのデータ長が制限されている状況であっても十分な数のセンサを識別可能なセンサシステム、そのセンサおよび受信装置を提供することにある。
本発明のセンサは、計測を行う計測期間と送信を行う送信期間とを所定周期で繰り返すセンサであって、前記計測期間に、所定の計測により計測情報を出力する計測手段と、前記送信期間に、パケットの送信元を識別するための送信元識別情報と、前記計測情報と、当該センサおよび/または当該センサの計測対象機器を識別するためのセンサ関連情報とを、1つあるいは複数のパケットで送信する送信手段と、を備えることを特徴とする。
本発明の受信装置は、計測を行う計測期間と送信を行う送信期間とを所定周期で繰り返すセンサからパケットを受信する受信装置であって、前記センサから、当該パケットの送信元を識別する送信元識別情報と、前記センサにより計測された計測情報と、前記センサおよび/または当該センサの計測対象機器を識別するセンサ関連情報とを含む1つあるいは複数のパケットを受信する受信手段と、前記センサから受信した前記送信元識別情報と前記センサ関連情報とに基づいて前記センサおよび/または当該センサの計測対象機器を識別する識別手段と、を備えることを特徴とする。
本発明のセンサシステムは、複数の電気機器の各々に設けられ所定の計測を行う複数のセンサと、各センサからパケットを受信する受信装置と、を有するセンサシステムであって、各センサが、計測を行う計測期間と送信を行う送信期間とを所定周期で繰り返し、前記送信期間に、パケットの送信元を識別するための送信元識別情報と、前記計測の計測結果と、当該センサおよび/または当該センサの計測対象機器を識別するためのセンサ関連情報とを、1つあるいは複数のパケットで送信し、前記受信装置が、前記センサから、送信元識別情報と前記計測結果と前記センサおよび/または当該センサの電気機器を識別するセンサ関連情報とを含む1つあるいは複数のパケットを受信し、受信した前記送信元識別情報と前記センサ関連情報とに基づいて前記センサおよび/または当該センサの電気機器を識別する、ことを特徴とする。
本発明によれば、パケットのデータ長が制限されている状況であっても十分な数のセンサを識別可能となる。
図1は本発明の一実施形態によるセンサおよび受信装置の構成および動作を説明するための概略的ブロック図である。 図2は本実施形態を適用したセンサシステムの一例を示す構成図である。 図3は図2に示すセンサシステムのより詳細な構成を示すブロック図である。 図4は本実施形態によるセンサのサンプリング動作を説明するための電流波形図である。 図5は本実施形態によるセンサのサンプリング動作と送信動作とを示すタイムチャートである。 図6は本実施形態によるセンサの消費電力の内訳の変化を示す模式図である。 図7は本実施形態によるセンサのサンプリングタイミングおよび送信タイミングを示すタイムチャートである。 図8は本発明の第1実施例によるセンサから送信されるパケットのフォーマット図である。 図9は本発明の第2実施例によるセンサから送信されるパケットのフォーマット図である。 図10は本発明の第3実施例によるセンサから送信されるパケットのフォーマット図である。 図11は本発明の第4実施例によるセンサから送信されるパケットのフォーマット図である。 図12は第4実施例によるセンサから送信されるパケットを用いて受信装置が再構成するユニークIDの一例を示す模式図である。 図13は本発明の第5実施例によるセンサから送信されるパケットのフォーマット図である。 図14は第5実施例によるセンサから送信されるパケットを用いて受信装置が再構成するユニークIDの一例を示す模式図である。 図15は本発明の第6実施例によるセンサから送信されるパケットのフォーマット図である。 図16は本発明の第6実施例によるセンサから送信されるパケットのフォーマット図である。
本発明の一実施形態によれば、計測を行う計測期間と送信を行う送信期間とを所定周期で繰り返すセンサが、送信期間に、送信元識別情報、計測情報およびセンサ関連情報を1つあるいは複数のパケットで送信することにより、パケットのデータ長が制限されている状況であっても十分な数のセンサあるいはセンサ対象機器を識別可能となる。以下、本発明の実施形態及び実施例について詳細に説明する。
図1に示されるように、本実施形態によるセンサ10は、計測部11と送信部12とを備えており、受信装置30との間でパケット通信を行う。センサ10は計測を行う計測期間と送信を行う送信期間とを所定周期で繰り返す。すなわち、計測期間内に計測部11が所定の計測により計測情報を生成し、送信部12へ出力する。送信部12は、送信期間内に、パケット送信元を識別する送信元識別情報23と、計測情報24と、センサおよび/または計測対象を識別するためのセンサ関連情報25と、を1つあるいは複数のパケットで送信する。望ましくは、図1に示すように、送信元識別情報23および計測情報24を含むパケット21と送信元識別情報23およびセンサ関連情報25を含むパケット22とに分けて送信することで、より多くのセンサおよび/または計測対象を識別可能となる。
また、本実施形態による受信装置30は、受信部31と識別部32とを備え、受信部31がセンサ10からパケット21、22を受信し、識別部32が受信した送信元識別情報23およびセンサ関連情報25に基づいてセンサ10および/またはその計測対象を識別する。
センサ10および受信装置30によれば、送信期間内に送信されるパケットに、送信元識別情報23および計測情報24の他にセンサ関連情報25を含めているため、センサの省電力化を図りつつ、多くのセンサをより詳細に識別することが可能となる。
なお、送るべき情報をパケットに分割して送付する方法としては、インターネットで用いられるTCP/IPに代表される技術が知られている。しかしながら、センサによっては、超低電力動作を実現するため、制御信号などを受信することができない場合がある。したがって、センサがデータ受信の了解符号を受信することも管理システムがセンサに対して再送を要求することもできない制約があり、TCP/IPなどの技術を用いることは困難である。本実施形態では、センサが受信機能を持たないことで省電力化を図り、センサから受信装置に対してパケットが一方的に送信されるものとする。
1.センサシステム
図2に示すように、本実施形態によるセンサシステム100は、例えば宅内エネルギ管理システムを構成しており、家庭内にある各電気機器101−105の内部またはコンセント部にセンサ111を取り付け、各センサ111からセンサ情報が配電盤106に設置された受信装置(サーバ)へ送信され、サーバを介して外部のネットワークに送信可能である。なお、受信装置(サーバ)は配電盤106の外に設置してもよく、置かれる場所を限定するものではない。なお、センサ111と受信装置との間の通信は、電力線110を通した通信手段に限定されるものではない。
ここでは、家庭内に、電気機器群120として、プロジェクタ101、テレビ102、複合機103、エアコン104およびパソコン105が備えられており、各機器の内部またはコンセント部にセンサ111が設けられるものとする。各センサ111は、電力線110を介して受信装置のある配電盤106と通信可能に接続され、配電盤106は、さらに電力網108に接続され、その受信装置(サーバ)はゲートウェイ107を介してインターネット網109にも接続されている。
家庭内のネットワーク、すなわち電気機器群から構成されるネットワークが内部ネットワークであり、家庭外のネットワーク、すなわち電力網108やインターネット網109が外部ネットワークである。ネットワークでは、識別情報により機器が識別され、後述するローカルIDは、主に内部ネットワークにおいて機器を識別するための識別情報である。
このセンサシステム100は、様々な場所にセンサノードを敷設し、そこから得られる情報を収集するシステムである。例えば、電気機器、コンセント、分電盤に電流センサを取り付け、この情報を管理システムに集め、どのような電力消費がなされているか可視化し、ユーザに効率的な電力利用をアドバイスすることや、個々の電気機器の運用を制御することによって省エネルギを実現することが可能となる。
次に、図3を用いて、本実施形態によるセンサおよび受信装置の構成および動作をより詳細に説明する。ここでは、センサ200が図2における1つの電気機器に設けられており、受信装置300が配電盤106に設けられているものとする。
図3に示すように、センサ200は、カレントトランスフォーマ112と接続されており、このカレントトランスフォーマ112は電力線110に取り付けられている。一方、受信装置300は別のカレントランスフォーマ113に接続されており、カレントランスフォーマ113が同じく電力線110に取り付けられている。センサ200と受信装置300と、はカレントトランスフォーマ112および113を用いることで電力線110を介してセンサ情報を送受信する。
一般に、カレントランスフォーマはコア材に巻かれたコイルからなり、1本のAC電力線を囲むように取り付けられる。したがって、AC電力線に流れるAC電流から生じる磁界の変化に応じてコイルに電流が流れ、それをAC電力線の電流波形としてモニタすることができる。
センサ200は、後述するように、カレントトランスフォーマ112により検出された電流波形をサンプリングすると共に、それをセンサ電源として利用する。したがって、センサ200は電源としての電池が不要であり、一旦装着するとメンテナンスなしで運用可能となる。また、検出された電流波形のサンプリングデータはOOK(On‐OFF Keying)変調によりカレントトランスフォーマ112を通して電力線110のAC電流に乗せられる。このように、センサ200は、AC電源線を流れる電流をサンプリング検出することで電源を確保しつつ、その検出波形のデータを計測データとして電力線110を通して送信することができ、バッテリなしの簡素な部品構成で小型化に適している。
具体的には、センサ200はセンサ回路210とインターフェース220とを有している。インターフェース220は、カレントトランスフォーマ112との間で信号の入出力を行い、生成される電力と検出された電流波形とをセンサ回路210へ供給し、また、センサ回路210が生成した送信データパケットをカレントトランスフォーマ112へ出力する。
センサ回路210は、クロック発生回路211、サンプリングコントローラ212、A/D変換器213および送信回路214を有し、カレントトランスフォーマ112から供給される電力により動作する。ここでは、サンプリングコントローラ212およびA/D変換器213が図1の計測部11に対応しており、送信回路214が図1の送信部12に対応している。
クロック発生回路211は、一定周波数のクロックを生成して各回路へ供給し、各回路はこのクロックに基づいたタイミングにより動作する。
サンプリングコントローラ212はサンプリングのタイミング等を制御し、A/D変換器213は、サンプリングコントローラ212の制御に従い、検出された電流波形のアナログ値をデジタル値に変換し、サンプリングデータ(計測データ)を送信回路214へ出力する。送信回路214は、サンプリングデータを含むパケットあるいはセンサ関連情報を含むパケットを生成し、送信データとしてインターフェース220へ出力する。インターフェース220は、入力した送信データに従ってカレントトランスフォーマ112を駆動し、送信データを電力線110に乗せる。
なお、送信回路214には不図示の記憶回路が設けられ、記憶回路にはパケットに含めるセンサ関連情報、たとえばセンサを識別するローカルID、センサ対象機器の製品種別データ、あるいは対象機器を特定するユニークIDや拡張IDなど、が記憶されている。送信回路214は、これらの必要な情報およびサンプリングデータからパケットを生成し送信する。
一方、受信装置300は、インターフェース320と制御部310を有している。ここでは、インターフェース320が図1の受信部31に対応し、制御部310が識別部32に対応している。
インターフェース320は、カレントトランスフォーマ113と信号の入出力を行い、センサ200により電力線110に乗せられたデータをカレントトランスフォーマ113で取り出して復調し、パケットとして制御部310へ出力する。
制御部310は、入力したパケットを解析し、パケットに含まれているセンサ関連情報(ローカルID、製品種別データなど)やサンプリングデータを取得し、データベース301を参照しながら製品識別や電力管理等のデータ処理を行う。データベース301は受信装置300に接続されており、たとえば製品種別データと製品種別等の詳細情報とが関連付けて格納されている。制御部310は、受信した製品種別データを基に、データベース301を参照し、製品種別データに対応するセンサ対象機器の詳細情報を取得する。すなわち、製品種別データに基づいて、当該センサがエアコンやテレビのセンサであることを識別する。したがって、センサ200が電気機器の電流波形を計測し送信し、受信装置300が各センサから受信した電流波形の計測データを解析することで宅内の電気機器の消費電力を推定することができる。
なお、データベース301は、外部のネットワークを介して接続されていてもよいし、受信装置300の内部に設けられてもよい。
2.センサの動作
次に、図4〜図7を用いて、センサ200におけるサンプリング動作及び送信動作について説明する。図4、図5はサンプリング動作および送信動作のタイミングを、図6はサンプリング動作および送信動作による消費電力を、図7はサンプリング間隔(周期)および送信間隔を、それぞれ示している。
図4に示すように、検出された電流波形は、サンプリングコントローラ212およびA/D変換器213により所定のサンプリング間隔でサンプリングされ、サンプリングデータが生成される。ここでは、順にデータA〜Fの6つのサンプリングデータが生成されたものとする。
センサ200では、図5に示すように、サンプリングを行うサンプリング期間とデータ送信を行う送信期間とが一定周期で交互に繰り返される。サンプリング期間はセンサが計測を行う計測期間である。たとえば最初のサンプリング期間でA/D変換器213がサンプリングデータAを生成し送信回路214へ出力すると、送信回路214は、続く送信期間でデータAを送信する。以下同様に、データBからFのサンプリングと送信が順次行われる。図5では、サンプリングデータA〜Fとしてそれぞれ“0010”、“1000”、“0100”、“1001”、“1110”、“0001”を含むパケットが順次送信されるものとする。
上述したように、センサ200では、電力線を流れる電流の波形をサンプリングし、得られたサンプリングデータを、メモリへ書込むことなく、そのままパケット化してAC電力線を通して送信するので、メモリへの書き込みに要する電力消費を削減することができる。センサ200は、AC電力線からエネルギ・ハーベストを利用して動作に必要な電源を賄っているが、得られる電力は数mWか、あるいはそれ以下である。本実施形態では、サンプリングとデータ送信を交互に実行することで消費電力の低減を図り、次に述べるように、限られた電力内で必要な電源を確保している。
図6に示すように、センサ200はサンプリング期間と送信期間を繰り返すことで消費電力を一定に抑える。センサ200の消費電力の内訳は、クロック発生回路211による消費電力401、サンプリングコントローラ212による消費電力402、A/D変換器213による消費電力403、および、送信回路214による消費電力404である。すなわち、クロックによる電力401は常に消費されているものの、サンプリング時にはサンプリングコントローラとA/D変換器の消費電力402および403だけが加算され、データ送信時には送信回路の消費電力404だけが加算されるため、常に1mW程度の消費電力でサンプリングと送信を行うことが可能となる。
また、図7に示されるように、センサ200は、サンプリングされる毎に、ローカルIDとサンプリングデータを含むパケットを間欠送信する。ここでは、サンプリング完了からTs経過後のTpの期間内でパケットが送信され、パケット送信は周期(間隔)Taで繰り返される。間欠送信を行うことで、複数のセンサを同一の電力線に取り付けた場合にセンサから送信される複数のデータどうしが衝突する確率を減らすことができる。
3.パケット長とID数
次に、センサ200が送信するパケット長について検討する。パケット長は、送信するデータ量と伝送速度に依存する。センサ200では、図4〜図7のような動作タイミングを考慮する必要がある。
例えば、精細な電流の波形をサンプリングする場合、サンプリング速度は2kHz程度が必要であり、さらにサンプリングとデータ送信を交互に実施しようとすると、送信可能な間隔Taは500マイクロ秒以下となる。そして、AC電力線110に複数の機器が接続された場合には、各機器に搭載されたセンサによるデータ送信が重なる可能性を抑える必要があるので、数%以下の時間内で送信を行うべきである。仮に、1つのセンサが出力する時間Tpを10マイクロ秒とした場合、3Mbpsのデータ速度で送信すると、一度に送信可能な情報量は30ビットであり、これが1パケットの長さとなる。
なお、データ速度を高めると、多くの情報を送信することが可能である。ただしデータを送るキャリア周波数は、例えば伝送レートの10倍程度必要であるが、電磁防護指針や伝送損失の観点からキャリア周波数は30MHz程度以下の抑えなければならないことから、伝送速度を高めることにも限界がある。
次に、センサあるいはセンサ対象機器を識別するためのIDについて検討する。ここでは、上記の通り、1パケットにつき30ビットと設定する。電流の波形情報を例えば12ビットで表現すると、残りの18ビットをIDに割り当て可能となり、約26万のセンサあるいは電気機器を識別することができる。なお、このIDの数は、例えば1つの家庭で用いるには十分であるが、全世界で使われる機器は億単位となるため、固有のIDを割り振る場合には不足する場合がありうる。
そこで、センサ200は、送信期間に、送信元識別情報、計測情報およびセンサ関連情報を1つあるいは複数のパケットで送信することにより、必要な長さのセンサ関連情報を受信装置300へ送信することができ、パケットのデータ長が制限されている状況であっても十分な数のセンサあるいはセンサ対象機器を識別可能となる。以下、本発明の実施例として、パケットのビット数に制限がある場合に、十分な数のセンサあるいは電気機器を識別するためのパケット構成例について説明する。
4.実施例
4.1)第1実施例
本発明の第1実施例によれば、所定フォーマットの1つのパケットで、送信元識別情報としてのローカルIDと、計測情報としてのサインプリングデータと、センサ関連情報としての製品種別データとを送信する。
図8に示すように、パケット510は、ローカルID511とデータ領域512とから構成され、データ領域512には、サンプリングデータ513および製品種別データ514が含まれる。本実施例では、パケット全体のパケット長が30ビットであり、ローカルID511が7ビット、サンプリングデータ513が12ビット、製品種別データ514が11ビットであるものとする。ローカルID511は、パケットの送信元を識別する識別情報であり、特にローカルネットワークで識別可能な識別情報である。サンプリングデータ513は、サンプリング間隔によりサンプリングされた計測結果である。
製品種別データ514はセンサに関連する情報であり、センサあるいはセンサ対象機器の種別を識別する情報である。11ビットの製品種別データ514により2048通りの種別を表現できるので、センサあるいは電気機器の製品種別を十分にカバーすることができる。また、ローカルIDと製品種別データの合計18ビットを用いて、さらに細かく識別することもできる。
図3に示すセンサ回路210を参照すれば、送信回路214は、A/D変換器213からサンプリングデータを入力すると、図8のようにデータ領域512にローカルID、サンプリングデータおよび製品種別データを格納したパケット510を生成し、インターフェース220を通して電力線110へ送信する。
受信装置300の制御部310は、電力線110からインターフェース320を通してパケット510を受信すると、図8に示す所定のフォーマットに従って、受信したパケット510からローカルID、サンプリングデータおよび製品種別データを取得する。制御部310は、ローカルIDにより、サンプリングデータがどのセンサ(どこに設置されたセンサ)であるかを識別し、製品種別データを用いてデータベース301を参照することによりセンサあるいはセンサ対象機器の種別を識別する。このようにして、どの製品に設置されたどのセンサがどのようなサンプリングデータを送出しているかを特定することができ、エネルギ管理に利用することができる。
上述したように、本発明の第1実施例によれば、比較的小さなビット数で構成されるローカルIDを用いて受信装置300が扱うセンサの区別を行うことができ、さらにセンサ関連情報である製品種別データを用いてデータベース301を検索することで、より詳細な情報と対応づけることができる。これによりサンプリングデータを単なる計測データとしてだけでなく、どこに設置されたどの製品のデータであるかを認識でき、よりきめ細かいエネルギ管理が可能となる。例えば、サンプリングデータがエアコンの消費電流と分かり、別の温度センサでエアコンが不要な環境温度であると分かると、エアコンを切るようユーザに知らせることができる。さらにセンサを搭載した機器を買えば、受信装置300は、ユーザが設定しなくとも製品種別を判別できるので、システム導入の手間を省くことができる。
4.2)第2実施例
本発明の第2実施例によれば、パケットのデータ種別を切り替えた2つのパケットを用いて、送信元識別情報としてのローカルIDと、計測情報としてのサインプリングデータと、センサ関連情報としての拡張IDとを送信する。
図9において、パケット520は、ローカルID521、種別フラグ522、データ領域523から構成されている。データ領域523は、拡張ID524またはサンプリングデータ525のいずれかを含むことができる。本実施例によるパケット520は、ローカルID521が7ビット、種別フラグ522が1ビット、データ領域523が12ビットの合計20ビットである。種別フラグ522は“0”または“1”をとることにより、次に続くデータ領域523が拡張ID524かサンプリングデータ525のどちらであるかを示す。
拡張ID524は、センサを識別するためのIDであり、ローカルIDを拡張して、より多くのセンサを識別可能とする。
図3に示すセンサ回路210を参照すれば、送信回路214は、図9に示すようにローカルID521と、サンプリングデータ525あるいは拡張ID524のいずれか一方を含むデータ領域523とからなるパケット520を生成し、インターフェース220を通して電力線110へ送信する。例えば、センサが動作を開始したとき、サンプリングデータが生成されないとき、あるいは、定期的なタイミングで、拡張ID524を含むパケットを送信し、他のタイミングでは、サンプリングデータ525を含むパケットを送信する。
受信装置300の制御部310は、電力線110からインターフェース320を通してパケット520を受信すると、パケット内のローカルID521および種別フラグ522を解析し、受信したパケットからローカルID521と、サンプリングデータ525あるいは拡張ID524のいずれかを取得する。制御部310は、拡張ID524が含まれている場合、ローカルID521と拡張ID524とを対応付けて記憶する。サンプリングデータが含まれている場合は、ローカルID521に対応して記憶しておいた拡張IDを取得し、拡張IDによりセンサの種別を識別する。
上述したように、本発明の第2実施例によれば、受信装置300が複数のセンサからパケットを受信したとしても、ローカルIDによって、どのセンサのパケットであるかを識別することができる。さらに、いずれかのタイミングで、ローカルID521と拡張ID524を1つのパケットで受信した場合、当該送信元のセンサがもつローカルIDと拡張IDの組み合わせが得られるので、以降は、ローカルIDのみで拡張IDを特定することができ、より多数のセンサを表すことができるようになる。これらのIDをデータベース301と照合することで、データベース301に格納されたより詳細な情報を検索することが可能となる。
4.3)第3実施例
本発明の第3実施例によれば、パケットのデータ種別を切り替えた2つのパケットを用いて、送信元識別情報としてのローカルIDと、計測情報としてのサインプリングデータと、センサ関連情報としてのユニークIDとを送信する。
図10に示すように、パケット530は、ローカルID531、種別フラグ532およびデータ領域533から構成され、データ領域533には、ユニークID534またはサンプリングデータ535のいずれかが含まれる。図9に示す第2実施例と比べると、拡張IDの代わりにユニークIDとなっている点が異なり、その他の構成およびビット長は同様である。
ユニークIDはセンサあるいはセンタ対象機器を識別するためのIDであり、ローカルIDよりも大きい長さを有し、望ましくは、実用上、一つのIDが収まる程度のビット数を有する。すなわち、ここでは、ユニークIDを12ビットとしているが、ローカルIDの7ビットよりも大きければよく、例えば、パケット長が30ビットであるならば、ユニークIDを22ビットとしてもよい。
本発明の第3実施例によれば、第2実施例と同様の効果を得られる。すなわち、ローカルIDによって、どのセンサからのパケットかを識別することができ、さらに、ローカルIDとユニークIDとを組み合わせることにより、ローカルIDのみでユニークIDが参照でき、より大きな場合の数を表すことができるようになる。また、これらのIDをデータベースと照合することで、さらに詳細な情報と対応づけることができる。
4.4)第4実施例
本発明の第4実施例によれば、パケットのデータ種別を切り替えた2以上のパケットを用いて、送信元識別情報としてのローカルIDと、計測情報としてのサインプリングデータと、センサ関連情報としてのユニークIDの部分情報とを送信する。本実施例では、ユニークIDを分割し、その位置情報と共に複数のパケットで送信し、受信側で位置情報に従ってユニークID全体を再構成することで、大きなビット数のユニークIDを送信することが可能となる。
図11に示すように、パケット540は、ローカルID541、種別フラグ542、データ領域543から構成され、データ領域543には、ユニークIDの一部である部分ビット544bおよびその位置is邸番号544aの組み合わせまたはサンプリングデータ545のいずれかを含むことができる。パケット540は、例えば、ローカルID541が8ビット、種別フラグ542が1ビット、データ領域543が11ビットの合計20ビットである。
種別フラグ542は“0”または“1”をとることにより、次に続くデータ領域がユニークIDの部分ビット544bかサンプリングデータ545かのどちらかを示す。
データ領域543がユニークIDの部分ビットを含む場合、この領域は7ビットの位置指定番号544aと、4ビットのユニークID本体の部分ビット544bからなる。ユニークIDのビット長が長く一つのパケットに収まらない場合には、ユニークIDを分割して送信する。たとえば、ユニークIDの全体が128ビットとし、位置指定番号(i)で示されるユニークIDのi番目のビット位置から4ビット分がユニークIDの部分ビットとしてパケット540に含まれる。
図3に示すセンサ回路210を参照すれば、送信回路214は、図11のようにローカルIDと、サンプリングデータ、あるいは、ユニークIDの部分ビットのいずれかを含むようにパケット540を生成し、インターフェース220を通して電力線110へ送信する。例えば、センサが動作を開始したとき、サンプリングデータが生成されないとき、あるいは、定期的なタイミングで、ユニークIDの部分ビットを含むパケットを送信し、他のタイミングではサンプリングデータを含むパケットを送信する。例えば、送信回路214は、ユニークIDの全体から、乱数等により得たランダムな位置から4ビットの部分ビットを取得し、ユニークIDの部分ビットを含むパケットを生成する。
このようなパケット540を受信すると、受信装置300の制御部310は、受信したパケットから、ローカルIDと、サンプリングデータあるいはユニークIDの部分ビットのいずれかを取得する。制御部310は、ユニークIDの部分ビットが含まれている場合、位置指定番号544aで指定されるビット位置に部分ビットを記憶し、同様に他の受信パケットからのユニークIDの部分ビットを記憶してユニークID全体を組み立てる。ユニークIDの全部のビットが取得できると、ローカルIDとユニークIDとが関連付けられ、サンプリングデータを受信した場合、ローカルIDに対応して記憶しておいたユニークIDを取得し、ユニークIDによりセンサあるいはセンタ対象機器の種別を識別する。
図12に示すように、受信装置300の制御部310は、センサ200からパケットを受信すると、位置指定番号544aに従ってユニークIDを再構成する。図中、送信パケットとして参照されているのは、4ビットのユニークID本体の一部である。すなわち、ユニークID全体からランダムで選ばれたi番目ビット(1≦i<125)から4ビット分のユニークID部分ビットが受信され、ユニークID全体が再構成される場合が示されている。
例えば、パケット#1によりユニークIDの0ビット目から4ビットが送信され、続いて同様に、パケット#2により32ビット目から、パケット#3により80ビット目から、パケット#4により90ビット目から、パケット#5により30ビット目から、パケット#6により50ビット目から、それぞれ4ビットずつ送信された場合、受信装置では、ユニークIDの該当するビット位置に4ビットずつ部分ビットが記憶され再構成が行われる。
上述したように、本発明の第4実施例によれば、ユニークIDの部分ビットを含むパケットが複数回送信されることで、受信装置がユニークID全体を再構成し、十分な数のパケットが受信されると、いずれ完全なユニークIDが再構成される。この結果、そのセンサがもつローカルIDとユニークIDの組み合わせが得られるので、以降は、ローカルIDのみでユニークIDが参照でき、より大きな場合の数を表すことができるようになる。これらのIDをデータベースと照合することで、他の実施の形態と同様に、さらなる情報と対応づけることができる。
センサは十分に繰り返しユニークIDの一部を送信することができるため、受信側から再送信せずとも、時間をかけてユニークID全部を受信装置側へ伝えることができる。またユニークIDの一部が重なっても、あるいは複数のセンサからのパケットが衝突して消失しても、最終的にはユニークID全部が、受信装置側で再構成される。
4.5)第5実施例
本発明の第5実施例によれば、パケットのデータ種別を切り替えた2以上のパケットを用いて、送信元識別情報としてのローカルIDと、計測情報としてのサインプリングデータと、センサ関連情報としてのユニークIDの部分情報とを送信する。本実施例では、ユニークIDを分割して複数のパケットで順次送信し、受信側で受信した順にユニークIDの部分ビットを配列してユニークID全体を再構成することで、大きなビット数のユニークIDを送信することが可能となる。
図13に示すように、パケット550は、ローカルID551、種別フラグ552、データ領域553から構成され、データ領域553には、ユニークIDの一部である部分ビット554bまたはサンプリングデータ555のいずれかが含まれる。図11の第4実施例と比べると、位置指定番号の代わりに開始フラグとなっており、開始フラグが1ビット、ユニークIDの部分ビットが10ビットである他は図11の構成およびビット長と同様である。
開始フラグ554aは、ユニークIDの部分ビットの送信が最初であるか否かを示すフラグであり、例えばユニークIDの最初の10ビットを送信する場合は“0”をとり、順次残りの部分を送信する場合は“1”をとる。
図14は、受信装置がセンサからパケットを受信することにより、ユニークIDを再構成する様子を示している。図中、送信パケットとして参照されているのは、10ビットのユニークID本体の一部である。
例えば、パケット#1によりユニークIDの0ビット目から10ビットが送信され、続いて、パケット#2により10ビット目から10ビットが送信され、以下、順次同様に続くパケットにより10ビットずつ送信される。受信装置では、開始フラグが“0”として受信したパケット#1からユニークIDを抽出し、ユニークIDを0ビット目に記憶し、以降、開始フラグが“1”として受信される他のパケットからユニークIDを抽出し順次再構成していく。
上述したように、本発明の第5実施例によれば、上述した第4実施例と同様な効果が得られる。すなわち、ユニークIDの部分ビットによりユニークIDが再構成されると、ローカルIDのみでユニークIDが参照でき、より大きな場合の数を表すことができるようになる。また、これらのIDをデータベースと照合することで、さらなる情報と対応づけることができる。さらに、10ビットずつユニークIDを送信するため、効率よくユニークIDを送信することができる。
4.6)第6実施例
本発明の第6実施例によれば、パケットのデータ種別を切り替えた2以上のパケットを用いて、送信元識別情報としてのローカルIDと、計測情報としてのサインプリングデータと、センサ関連情報としてのユニークIDの部分情報とを送信する。本実施例では、ユニークIDを分割し、その順番に対応したパケット番号と共に複数のパケットで送信し、受信側でパケット番号に従ってユニークID全体を再構成することで、大きなビット数のユニークIDを送信することが可能となる。
図15に示すように、パケット560は、ローカルID561、種別フラグ562、データ領域563から構成され、データ領域563には、ユニークIDの一部である部分ビット564bまたはサンプリングデータ565のいずれかが含まれる。図13の第5実施例と比べると、開始フラグの代わりにパケット番号を用い、パケット番号が7ビット、ユニークIDの部分ビットが4ビットである他は、第5実施例の構成およびビット長と同様である。
第6実施例においても、図14に示すように、パケット送信および受信装置でのユニークIDの再構成が行われる。すなわち、センサは、ユニークIDの部分ビットの送信にあたり、送信の順番にパケット番号をパケットに付加する。受信装置は、パケット番号の順番に従って、部分ビットを順次記憶しユニークIDを再構成する。
したがって、本発明の第6実施例においても、第4および第5実施例と同様な効果が得られ、さらに、ユニークIDを送信するパケットのパケット番号により送信順番を識別できるため、ユニークIDの再構成を誤りなく確実に行うことができる。
4.7)第7実施例
本発明の第7実施例によれば、誤り訂正符号が付加されている以外は上述した第6実施例と同様である。
図16に示すように、パケット570は、ローカルID571、種別フラグ572、データ領域573、誤り訂正符号576から構成されており、データ領域573の構成は図15示す第6実施例と同様である。なお、図11および図13に示す第4実施例および第5実施例においても、誤り訂正符号を付加することができる。誤り訂正符号による誤り訂正の方法は、リードソロモン符号を用いることができるが、特に限定しない。
本発明の第7実施例によれば、ユニークIDの部分ビットの誤りを訂正できるため、ユニークIDの再送を待つ必要がなくなり、完全なユニークIDを再構成する時間を短縮することが可能になる。また第4から第6実施例と同様な効果が得られ、さらにデータ領域のデータの誤りも訂正することができるので、サンプリングデータ自体の伝送誤りを訂正することも可能となる。
5.その他
以上の述べた本発明の実施例によるセンサは、小型で半永久的に動作させることが可能であり、様々な機器に搭載することができる。パケットにセンサ固有のIDを含ませることにより、多くの機器を識別でき、単なる電力情報以上のサービスが可能になる。管理システムを外部のネットワークに接続すれば、例えば個別の機器の情報をメーカから引き出すことができ、ユーザはメーカから利用のアドバイスや機器の異常診断の基礎データなどを知ることができる。一方、メーカは、機器の実際の利用状態を知ることができ、リコール時の所在確認などにも役立てることができる。また製品情報そのものや、電流波形以外の、例えば温度情報なども含ませることができれば、センサの利用価値は飛躍的に高められる。
なお、各実施例例では、パケットの大きさを概ね100ビット以下と想定されている。これは、ビット数が多くなれば衝突の確率が高くなるため実用性がなくなることと、100ビット程度以上あれば、ユニークIDにより十分な場合の数が表現できるため、本発明の優位な効果が失われるからである。ちなみにインターネットのIPアドレスは、IPv6では128ビットで表しているが、例えばユニークIDは最大でこれに匹敵する長さがあれば十分と考えられる。なお製品情報、拡張ID、ユニークID、ユニークIDの一部などの情報は、例えば不揮発メモリに記憶することによって、センサ内部に登録されていることが想定されている。
ただし、本発明は、上記実施例に限定されるものではなく、趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更することが可能である。例えば、本発明の第4および第5実施例では、パケットが衝突してIDが欠落しても、繰り返しIDが送信されるため、最終的に再構成されると記述したが、一定の条件の下でサンプリングデータの欠落についても、同様の取り扱いができる。たとえば、センサが電流の波形をサンプリングして、管理システムへサンプリングデータを送信する場合、電流を消費している機器の状態が一定時間同じと仮定できるとする。この場合、その状態が同じと推定できる間は、同じ電流波形が複数回サンプルできるとみなすことができるので、各回のサンプルを比較または積算することにより、欠落したサンプリングを補完またはその影響を小さくすることができる。
なお、同じ仮定の下で、パケットの衝突は、複数のセンサが同じタイミングでパケットを送出しつづける場合の発生する可能性もある。その場合にはサンプリング終了からパケットを送出するまでの時間Ts(図7を参照)をランダムに変化させることによって、パケット衝突の確率を低減させることができる。また別の手段として、AC電源の周期(日本においては50Hzまたは60Hzの逆数で表される時間)毎に、センサ情報を送出するかどうか、ランダムに決めることによっても、パケット衝突の確率を減らすことが可能である。
また、本発明によるセンサは、サンプリング動作とパケットの送信動作を交互に行うために一度に多くの情報を送信できないこと、および、外部からの制御信号を受信しないことから再送制御等が行えないこと、を制約条件としたが、その他の要件は必須でない。例えば、上記実施例では、データ送信の方法として電力線を介した有線伝送を例示したが、無線伝送でも構わない。
さらに、本発明の第2〜第7実施例で示したパケットでは、1ビットからなる種別フラグが含まれているが、センサと受信装置の間でサンプリングデータと、サンプリングデータ以外のデータ(製品情報、拡張ID、ユニークID、ユニークIDの一部など)を分離可能な規則が決まっていれば、種別は必ずしも必要でない。さらにサンプリングデータ以外のデータには、種々のデータを取り込むことができ、その場合には種別フラグのビット数を増やすことも可能である。
6.付記
上述した実施形態の一部あるいは全部は、以下の付記のようにも記載されうるが、これらに限定されるものではない。
(付記1)
計測を行う計測期間と送信を行う送信期間とを所定周期で繰り返すセンサであって、
前記計測期間に、所定の計測により計測情報を出力する計測手段と、
前記送信期間に、パケットの送信元を識別するための送信元識別情報と、前記計測情報と、当該センサおよび/または当該センサの計測対象機器を識別するためのセンサ関連情報とを、1つあるいは複数のパケットで送信する送信手段と、
を備えることを特徴とするセンサ。
(付記2)
前記送信手段は、前記送信元識別情報および前記計測情報を含む第1パケットと、前記送信元識別情報および前記センサ関連情報を含む少なくとも1つの第2パケットとを送信することを特徴とする付記1に記載のセンサ。
(付記3)
前記センサ関連情報は複数の第2パケットに分割されて送信されることを特徴とする付記1または2に記載のセンサ。
(付記4)
前記パケットは誤り訂正符号を含んでいることを特徴とする付記1−3のいずれか1項に記載のセンサ。
(付記5)
計測を行う計測期間と送信を行う送信期間とを所定周期で繰り返すセンサからパケットを受信する受信装置であって、
前記センサから、当該パケットの送信元を識別する送信元識別情報と、前記センサにより計測された計測情報と、前記センサおよび/または当該センサの計測対象機器を識別するセンサ関連情報とを含む1つあるいは複数のパケットを受信する受信手段と、
前記センサから受信した前記送信元識別情報と前記センサ関連情報とに基づいて前記センサおよび/または当該センサの計測対象機器を識別する識別手段と、
を備えることを特徴とする受信装置。
(付記6)
前記受信手段は、前記送信元識別情報および前記計測情報を含む第1パケットと、前記送信元識別情報および前記センサ関連情報を含む少なくとも1つの第2パケットとを受信することを特徴とする付記5に記載の受信装置。
(付記7)
前記センサ関連情報は複数の第2パケットに分割されており、受信した複数の第2パケットから再構成されることを特徴とする付記5または6に記載の受信装置。
(付記8)
前記パケットは誤り訂正符号を含んでいることを特徴とする付記5−7のいずれか1項に記載の受信装置。
(付記9)
前記識別手段は、前記センサ関連情報と当該センサ関連情報に対応する種別情報を格納するデータベースを参照することで、前記受信したセンサ関連情報に対応する種別情報を取得し、前記センサおよび/または当該センサの計測対象機器を識別することを特徴とする付記5−8のいずれか1項に記載の受信装置。
(付記10)
複数の電気機器の各々に設けられ所定の計測を行う複数のセンサと、各センサからパケットを受信する受信装置と、を有するセンサシステムであって、
各センサが、計測を行う計測期間と送信を行う送信期間とを所定周期で繰り返し、前記送信期間に、パケットの送信元を識別するための送信元識別情報と、前記計測の計測結果と、当該センサおよび/または当該センサの計測対象機器を識別するためのセンサ関連情報とを、1つあるいは複数のパケットで送信し、
前記受信装置が、前記センサから、送信元識別情報と前記計測結果と前記センサおよび/または当該センサの電気機器を識別するセンサ関連情報とを含む1つあるいは複数のパケットを受信し、受信した前記送信元識別情報と前記センサ関連情報とに基づいて前記センサおよび/または当該センサの電気機器を識別する、
ことを特徴とするセンサシステム。
(付記11)
前記センサは、前記送信元識別情報および前記計測情報を含む第1パケットと、前記送信元識別情報および前記センサ関連情報を含む少なくとも1つの第2パケットとを送信し、
前記受信装置は、前記第1パケットと前記少なくとも1つの第2パケットとを受信することを特徴とする付記10に記載のセンサシステム。
(付記12)
前記センサは、前記センサ関連情報を複数の第2パケットに分割して送信し、
前記受信装置は、受信した複数の第2パケットから前記センサ関連情報を再構成する、
ことを特徴とする付記10または11に記載のセンサシステム。
(付記13)
前記パケットは誤り訂正符号を含んでいることを特徴とする付記10−12のいずれか1項に記載のセンサシステム。
(付記14)
前記受信装置は、前記センサ関連情報と当該センサ関連情報に対応する種別情報を格納するデータベースを参照することで、前記受信したセンサ関連情報に対応する種別情報を取得し、前記センサおよび/または当該センサの計測対象機器を識別することを特徴とする付記10−13のいずれか1項に記載のセンサシステム。
本発明は、センサから受信装置へ一度の多くの情報を送信できないセンサシステムに適用可能である。
10 センサ
11 計測部
12 送信部
23 送信元識別情報
24 計測情報
25 センサ関連情報
30 受信装置
31 受信部
32 識別部
100 センサシステム
101 プロジェクタ
102 テレビ
103 複合機
104 エアコン
105 パソコン
106 配電盤
107 ゲートウェイ
108 電力網
109 インターネット網
110 電力線
111 センサ
112,113 カレントトランスフォーマ
120 電気機器群
200 センサ
210 センサ回路
211 クロック発生回路
212 サンプリングコントローラ
213 A/D変換器
214 送信回路
220 インターフェース
300 受信装置
301 データベース
310 制御部
320 インターフェース

Claims (10)

  1. 計測を行う計測期間と送信を行う送信期間とを所定周期で繰り返すセンサであって、
    前記計測期間に、所定の計測により計測情報を出力する計測手段と、
    前記送信期間に、パケットの送信元を識別するための送信元識別情報と、前記計測情報と、当該センサおよび/または当該センサの計測対象機器を識別するためのセンサ関連情報とを、1つあるいは複数のパケットで送信する送信手段と、
    を備えることを特徴とするセンサ。
  2. 前記送信手段は、前記送信元識別情報および前記計測情報を含む第1パケットと、前記送信元識別情報および前記センサ関連情報を含む少なくとも1つの第2パケットとを送信することを特徴とする請求項1に記載のセンサ。
  3. 前記センサ関連情報は複数の第2パケットに分割されて送信されることを特徴とする請求項1または2に記載のセンサ。
  4. 前記パケットは誤り訂正符号を含んでいることを特徴とする請求項1−3のいずれか1項に記載のセンサ。
  5. 計測を行う計測期間と送信を行う送信期間とを所定周期で繰り返すセンサからパケットを受信する受信装置であって、
    前記センサから、当該パケットの送信元を識別する送信元識別情報と、前記センサにより計測された計測情報と、前記センサおよび/または当該センサの計測対象機器を識別するセンサ関連情報とを含む1つあるいは複数のパケットを受信する受信手段と、
    前記センサから受信した前記送信元識別情報と前記センサ関連情報とに基づいて前記センサおよび/または当該センサの計測対象機器を識別する識別手段と、
    を備えることを特徴とする受信装置。
  6. 前記受信手段は、前記送信元識別情報および前記計測情報を含む第1パケットと、前記送信元識別情報および前記センサ関連情報を含む少なくとも1つの第2パケットとを受信することを特徴とする請求項5に記載の受信装置。
  7. 前記センサ関連情報は複数の第2パケットに分割されており、受信した複数の第2パケットから再構成されることを特徴とする請求項5または6に記載の受信装置。
  8. 前記パケットは誤り訂正符号を含んでいることを特徴とする請求項5−7のいずれか1項に記載の受信装置。
  9. 前記識別手段は、前記センサ関連情報と当該センサ関連情報に対応する種別情報を格納するデータベースを参照することで、前記受信したセンサ関連情報に対応する種別情報を取得し、前記センサおよび/または当該センサの計測対象機器を識別することを特徴とする請求項5−8のいずれか1項に記載の受信装置。
  10. 複数の電気機器の各々に設けられ所定の計測を行う複数のセンサと、各センサからパケットを受信する受信装置と、を有するセンサシステムであって、
    各センサが、計測を行う計測期間と送信を行う送信期間とを所定周期で繰り返し、前記送信期間に、パケットの送信元を識別するための送信元識別情報と、前記計測の計測結果と、当該センサおよび/または当該センサの計測対象機器を識別するためのセンサ関連情報とを、1つあるいは複数のパケットで送信し、
    前記受信装置が、前記センサから、送信元識別情報と前記計測結果と前記センサおよび/または当該センサの電気機器を識別するセンサ関連情報とを含む1つあるいは複数のパケットを受信し、受信した前記送信元識別情報と前記センサ関連情報とに基づいて前記センサおよび/または当該センサの電気機器を識別する、
    ことを特徴とするセンサシステム。
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