JP6906441B2 - 停電検出システム - Google Patents

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Description

この発明は、配電線により電力が供給される電力需要家の停電を検出するシステムに関する。
近年、スマートグリッドまたはAMI(Advanced Metering Infrastructure)システムは停電検出機能を備えている。これらのシステムにおける停電検出方法は一般的に、電力メータが停電検出後に備え付けの無線機で一定時間動作し、停電が発生したことを無線で通知する。しかし、この方法では、停電後に一定時間動作するための電池またはキャパシタをスマートメータ内の無線機に搭載する必要があり、スマートメータのコストが高くなるという問題があった。
特開2013−146115号公報
特許文献1には、検針データの取得不可情報を用いた停電検出システムが開示されている。特許文献1の停電検出システムによれば、停電後も動作するための電池またはキャパシタをスマートメータの無線機に搭載する必要がない。しかし、検針間隔は一般的に15分、30分または1時間等と長いため、停電検出に時間を要するという問題があった。また、複数のスマートメータの検針データをマルチホップ通信で収集する場合、停電により動作が停止したスマートメータを中継して検針データを収集すべき別のスマートメータからの検針データを収集することができないため、当該別のスマートメータが設置された電力需要家で停電が発生しているかどうかを把握することができないという問題があった。
本発明は上述の問題に鑑み、電力需要家ごとの停電検出を正確かつ高速に行うことを目的とする。
本発明の停電検出システムは、複数の電力需要家の停電を検出する停電検出システムであって、各電力需要家に設置され、無線接続により第1の通信ネットワークを構成する複数の電力メータと、各電力需要家に設置され、無線接続により第2の通信ネットワークを構成する電池駆動の複数の電池駆動メータと、第1の通信ネットワークの上位に存在する第1の上位ネットワークと、第2の通信ネットワークの上位に存在する第2の上位ネットワークと、を備え、各電池駆動メータは、各電力メータと一対一で対応付けられ、対応する電力メータである対応電力メータに対して無線信号を定期的に送信し、無線信号に対する対応電力メータの応答状況に基づき、対応電力メータが設置された電力需要家の停電状況を判断し、対応電力メータが設置された電力需要家に停電有りと各電池駆動メータが判断すると、その旨の情報である停電検出通知が、第2の通信ネットワークから第2の上位ネットワークを介して第1の上位ネットワークに伝達される。
本発明の停電検出システムでは、電力メータと電池駆動メータとの無線信号の送受信によって停電検出を行うため、無線信号の送信周期に応じて高速に停電検出を行うことが可能である。また、本発明の停電検出システムは、各電力メータと一対一で対応付けられた各電池駆動メータにより、電力需要家ごとに停電検出を行うため、正確な停電検出を行うことが可能である。
実施の形態1の停電検出システムの全体構成図である。 実施の形態1の停電検出システムの構成要素間の接続関係を示す図である。 電力メータとガスメータの構成を示す図である。 停電発生時の、実施の形態1の停電検出システムの構成要素間の接続関係を示す図である。 停電検出処理のシーケンスを示す図である。 ペアリング設定の概念図である。 ペアリングの設定内容を示す図である。 電力メータとガスメータに搭載されるプロトコルスタックを示す図である。 実施の形態2の停電検出システムの全体構成図である。 実施の形態2の停電検出システムの構成要素間の接続関係を示す図である。 停電発生時の、実施の形態2の停電検出システムの構成要素間の接続関係を示す図である。 停電発生時のガスメータのシーケンスを示す図である。 停電非発生時のガスメータのシーケンスを示す図である。 ペアリング設定の概念図である。 ペアリングの設定内容を示す図である。 実施の形態3の停電検出システムの全体構成図である。 実施の形態3の電力メータの構成を示す図である。 停電検出処理のシーケンスを示す図である。
<A.実施の形態1>
<A−1.構成>
図1は、実施の形態1の停電検出システムの全体構成図である。実施の形態1の停電検出システムは、電力需要家1,2,3を対象とした停電検出システムである。高圧線21を伝達する電力は、変圧器31で降圧され、その後、配電線11a,11b,11c,11d,11eを経由して電力需要家1,2,3に供給される。ここでは電力需要家の数を3つとしているが、一例にすぎない。
実施の形態1の停電検出システムは、電力メータ101,102,103、ガスメータ201,202,203、コンセントレータ100,200、電力ネットワーク104、およびガスネットワーク204を備えている。図2は、これらの構成要素間の接続関係を示している。
電力メータ101,102,103は、それぞれ電力需要家1,2,3に設置されている。電力メータ101,102,103は、無線通信機能を備えたスマートメータである。図2に示すように、電力メータ101,102,103は、ライン型トポロジーで互いに無線接続されている。すなわち、電力メータ102,103間と、電力メータ101.102間は無線通信可能であるが、電力メータ101,103間は無線通信不可である。電力メータ101はコンセントレータ100と無線接続されている。このように、電力メータ101,102,103は、無線接続されることにより第1の通信ネットワークを構成している。電力メータ101,102,103は、それぞれ電力需要家1,2,3に供給される電力により駆動する。そのため、電力需要家1,2,3に停電が発生すると、当該電力需要家1,2,3に設置されている電力メータ101,102,103は動作を停止する。
コンセントレータ100は、電力メータ101との無線通信によりマルチホップ通信で電力メータ101,102,103の検針データを収集する。すなわち、電力メータ101の検針データは電力メータ101から直接コンセントレータ100に送信される。電力メータ102の検針データは、電力メータ102から電力メータ101を経由してコンセントレータ100に送信される。電力メータ103の検針データは、電力メータ103から電力メータ102,101を順番に経由してコンセントレータ100に送信される。
コンセントレータ100は、電力ネットワーク104と無線接続される。一般的に、この接続には光回線または携帯電話回線が用いられるが、これらに限定しない。電力ネットワーク104は、検針サーバまたはデータベース等の電力メータの上位システムが接続された、電力メータの上位ネットワークである。
ガスメータ201,202,203は、それぞれ電力需要家1,2,3に設置されている。ガスメータ201,202,203は、無線通信機能を備えたスマートメータである。ガスメータ201,202,203は、ライン型トポロジーで互いに無線接続されている。すなわち、ガスメータ202,203間と、ガスメータ201,202間は無線通信可能であるが、ガスメータ201,203間は無線通信不可である。ガスメータ201はコンセントレータ200と無線接続されている。このように、ガスメータ201,202,203は、無線接続されることにより第2の通信ネットワークを構成している。ガスメータ201,202,203は、電力メータ101,102,103と異なり電池駆動のメータである。そのため、電力需要家1,2,3に停電が発生しても、当該電力需要家1,2,3に設置されているガスメータ201,202,203は動作可能である。
コンセントレータ200は、ガスメータ201との無線通信によりマルチホップ通信でガスメータ201,202,203の検針データを収集する。すなわち、ガスメータ201の検針データはガスメータ201から直接コンセントレータ200に送信される。ガスメータ202の検針データは、ガスメータ202からガスメータ201を経由してコンセントレータ200に送信される。ガスメータ203の検針データは、ガスメータ203からガスメータ202,201を順番に経由してコンセントレータ200に送信される。
コンセントレータ200は、ガスネットワーク204と無線接続される。一般的に、この接続には光回線または携帯電話回線が用いられるが、これらに限定しない。ガスネットワーク204は、検針サーバまたはデータベース等のガスメータの上位システムが接続された、ガスメータの上位ネットワークである。
なお、実施の形態1の停電検出システムにおいて、ガスメータは、停電時にも動作が可能な電池駆動のメータの一例であり、他の電池駆動のメータが用いられても良い。
図3は、電力需要家1に設置された電力メータ101とガスメータ201の構成を示している。電力メータ101は、無線機1010と本体1011とを備える。本体1011は、電力需要家1における電力の検針を行う。無線機1010は、コンセントレータ100およびガスメータ201との無線通信を行うものであり、メータ用通信部1012、メータ用制御部1013、メータ用記憶部1014、およびヘルスチェック用制御部1015を備えている。
メータ用制御部1013は、本体1011の検針データをコンセントレータ100に無線送信するための様々な制御を行う。メータ用通信部1012は、本体1011の検針データをコンセントレータ100に無線送信する。メータ用記憶部1014は、本体1011の検針データをコンセントレータ100に無線送信するために必要な種々のデータを記憶する。ヘルスチェック用制御部1015は、ガスメータ201からヘルスチェック要求(Health Check Request)を受信し、ガスメータ201にヘルスチェック応答(Health Check Response)を送信する。
ガスメータ201は、無線機2010と本体2011とを備える。本体2011は、電力需要家1におけるガスの検針を行う。無線機2010は、コンセントレータ200および電力メータ101との無線通信を行うものであり、メータ用通信部2012、メータ用制御部2013、メータ用記憶部2014、ヘルスチェック用通信部2015、ヘルスチェック用制御部2016およびヘルスチェック用記憶部2017を備えている。
メータ用制御部2013は、本体2011の検針データをコンセントレータ200に無線送信するための様々な制御を行う。メータ用通信部2012は、本体2011の検針データをコンセントレータ200に無線送信する。メータ用記憶部2014は、本体2011の検針データをコンセントレータ200に無線送信するために必要な種々のデータを記憶する。
ヘルスチェック用制御部2016は、電力メータ101のヘルスチェックを行うための様々な制御を行う。ヘルスチェック用通信部2015は、電力メータ101にヘルスチェック要求を送信し、電力メータ101からヘルスチェック応答を受信する。ヘルスチェック用記憶部2017は、ヘルスチェックを行うために必要な種々のデータを記憶する。
<A−2.動作>
配電線11dが切断すると電力需要家2は停電する。電力需要家2の停電時、電池駆動でない電力メータ102は動作することができないが、電池駆動のガスメータ202は動作可能である。そこで、実施の形態1の停電検出システムは、各電力需要家1,2,3に設置されたガスメータ201,202,203を用いて、各電力需要家1,2,3の停電を検出する。そのため、実施の形態1の停電検出システムでは、電力需要家毎にガスメータと電力メータがペアリングされる。
図2では、電力メータ101とガスメータ201が共に点線枠で囲まれており、これらがペアリングされていることを示している。電力メータ102とガスメータ202、電力メータ103とガスメータ203についても同様である。このように、各ガスメータ201,202,203は各電力メータ101,102,103と一対一で対応付けられている。本明細書では、ガスメータ201,202,203に対応する電力メータ101,102,103をそれぞれガスメータ201,202,203の「対応電力メータ」とも称する。基本的に、このようなペアリングは電力需要家ごとに行われる。
図4に示すように、電力需要家2が停電した場合、電力メータ102と電力メータ101の間の通信が不可となる。そのため、コンセントレータ100は電力メータ102と電力メータ103の検針データを収集することが出来ない。従って、電力メータの検針データを用いて停電検出を行う従来技術では、このような場合に電力需要家3の停電の有無を推測で判断する他なかった。これに対して、実施の形態1の停電検出システムでは、ガスメータのヘルスチェック機能を用いた以下に説明する方法により、電力需要家3の停電有無を正確に判断する。
図5は、電力需要家2における停電検出処理のシーケンスを示している。電力メータ102とガスメータ202はペアリングされている。ガスメータ202は、対応電力メータである電力メータ102に無線信号であるヘルスチェック要求を送信する(ステップS101)。電力メータ102は、ヘルスチェック要求を受信すると、ガスメータ202にヘルスチェック応答を送信する(ステップS102)。ガスメータ202は、電力メータ102からヘルスチェック応答を受信すると、電力メータ102が通電状態にある、すなわち電力需要家2が停電していないことを確認する。このように、ガスメータ202はヘルスチェック要求の応答状況に基づき電力メータ102が設置された電力需要家2の停電状況を判断する。
次に、電力需要家2で停電が発生したとする(ステップS103)。その後、ガスメータ202は電力メータ102にヘルスチェック要求を送信する(ステップS104)。ガスメータ202は、ビーコン周期T[s]で電力メータ102にヘルスチェック要求を送信している。すなわち、ステップS101からステップS104までの時間間隔はT[s]である。電力需要家2は停電しているため、電力系統からの電力を得て動作する電力メータ102は動作不可状態にある。そのため、電力メータ102からガスメータ202へのヘルスチェック応答は行われない(ステップS105)。
それでも、ガスメータ202は、ビーコン周期T[s]で電力メータ102にヘルスチェック要求を送信するが、電力需要家2の停電中、電力メータ102からガスメータ202へのヘルスチェック応答はない。ガスメータ202はステップS104のヘルスチェック要求から数えてN回目(Nは2以上の整数)のヘルスチェック要求を電力メータ102に送信し(ステップS106)、これに対する電力メータ102からのヘルスチェック応答がなかったとする(ステップS107)。ガスメータ202は、N回連続して電力メータ102からのヘルスチェック応答がなかったことにより、電力需要家2が停電していると判断する。ここで、Nを停電検出回数閾値と称する。このように、ガスメータ202はヘルスチェック要求の応答状況に基づき電力メータ102が設置された電力需要家2の停電状況を判断する。そして、ガスメータ202は、電力需要家2が停電している旨の情報である停電検出通知をガスメータ201に送信する(ステップS108)。停電検出通知は、ガスメータ201からコンセントレータ200を介してガスネットワーク204に送信され、ガスネットワーク204から電力ネットワーク104に送信される。これにより、電力ネットワーク104は電力需要家2が停電したことを把握する。
なお、ガスメータ202、電力メータ102間の通信は無線通信であるため、一定の確率でパケットが損失する。その結果、停電が発生していなくても、ガスメータ202が電力メータ102からヘルスチェック応答を受信できないことがある。しかし、ガスメータ202は上記で説明したようにヘルスチェックの不応答がN回連続して初めて停電を検出するため、パケットの損失を停電と誤検出することを防止できる。停電検出に要する時間は、ヘルスチェック応答の送信周期と停電検出回数閾値Nによって定まる。ヘルスチェック応答の送信周期は、ヘルスチェック要求のビーコン周期T[s]に等しい。なお、ビーコン周期T[s]と停電検出回数閾値Nは、各システムの使用用途によって適切な値に定められるが、例えばT=5[s]、N=5の場合、停電検出に要する時間はT×N=25[s]程度である。
検針データを用いて停電検出を行う従来技術によれば、停電検出に要する時間は検針間隔によって定まり、検針間隔は一般的に15分、30分または1時間等である。実施の形態1の停電検出システムによれば、このような従来技術に比べて大幅に速く停電を検出できる。
以上では、電力需要家2における停電検出処理を説明したが、同様の停電検出処理が他の電力需要家1,3でも行われる。すなわち、電力需要家3が停電していれば、ガスメータ203はN回連続して電力メータ103からのヘルスチェック応答を受信しないため、電力需要家3の停電を検出し、停電検出通知をガスメータ202に通知する。電力需要家3の停電情報は、ガスメータ202からガスメータ201、コンセントレータ200を介してガスネットワーク204に通知され、ガスネットワーク204から電力ネットワーク104に通知される。これにより、ガスネットワーク204は電力需要家2が停電したことを把握する。一方、電力需要家3が停電していなければ、ガスメータ203は電力メータ103からヘルスチェック応答を受信するため、停電検出通知を行わない。従って、電力ネットワーク104は、停電の有無を電力需要家ごとに把握することができる。
次に、電力メータとガスメータのペアリングについて説明する。図6は、設定器401がガスメータ201との無線通信により、ガスメータ201にペアリングの設定を行う様子を示している。このような設定は、例えばガスメータ201を電力需要家1に設置する際に行われる。
図7は、ペアリングの設定内容を示している。設定内容は、電力メータ101との無線接続周波数、電力メータ101に送信するヘルスチェック要求のビーコン周期、電力メータ101に対する停電検出回数閾値、ペアリング相手である電力メータ101のMAC(Media Access Control)アドレスを含む。これらの設定内容は、ガスメータ201のヘルスチェック用記憶部2017を構成する不揮発メモリに記憶される。ここでは、電力需要家1におけるペアリングについて説明したが、電力需要家2,3におけるペアリングもこれと同様である。
図8は、電力メータ101に搭載されるプロトコルスタック1101と、ガスメータ201に搭載されるプロトコルスタック1201を示している。プロトコルスタック1101,1201において、物理層となるRF−PHY(Physical)は共通の仕様である。それより上の階層となるMAC(Media Access Control)層、NET(Network)層、SM(System Management)層、APL(Application)層は、プロトコルスタック1101,1201間で異なることが一般的であり、前者をMAC−B、NET−B、SM−B、APL−B、後者を、MAC−A,NET−A、SM−A、APL−Aとする。しかし、ガスメータ201は電力メータ101と無線通信を行うため、プロトコルスタック1201のMAC層にMAC−Aに加えてプロトコルスタック1101と共通のMAC−Bを搭載する。
電力メータ101からガスメータ201へのヘルスチェックの連続した不応答回数が停電検出回数閾値Nを超えると、ガスメータ201内のMAC−BはSM−Aに通知し、ガスメータ201の通信プロトコルによりコンセントレータ200へ停電を通知する。
上記の説明では、ヘルスチェックパケットを用いた停電検出について説明した。しかし、ヘルスチェックパケットは、ガスメータから電力メータへ定期的に送信されるパケットの一例である。他の定期的に送信されるパケットがヘルスチェックパケットに代えて用いられても良い。
<A−3.効果>
実施の形態1の停電検出システムは、複数の電力需要家1,2,3の停電を検出する停電検出システムである。この停電検出システムは、各電力需要家1,2,3に設置され、無線接続により第1の通信ネットワークを構成する複数の電力メータ101,102,103と、各電力需要家1,2,3に設置され、無線接続により第2の通信ネットワークを構成する電池駆動の複数の電池駆動メータであるガスメータ201,202,203と、第1の通信ネットワークの上位に存在する第1の上位ネットワークである電力ネットワーク104と、第2の通信ネットワークの上位に存在する第2の上位ネットワークであるガスネットワーク204と、を備える。そして、各ガスメータ201,202,203は、各電力メータ101,102,103と一対一で対応付けられ、対応する電力メータ101,102,103である対応電力メータに対して無線信号を定期的に送信し、無線信号に対する対応電力メータの応答状況に基づき、対応電力メータが設置された電力需要家1,2,3の停電状況を判断する。そして、対応電力メータが設置された電力需要家に停電有りと各ガスメータ201,202,203が判断すると、その旨の情報である停電検出通知が、第2の通信ネットワークからガスネットワーク204を介して電力ネットワーク104に伝達される。従って、実施の形態1の停電検出システムによれば、電池駆動メータが構成するネットワークを用いて各電力需要家の停電状況を正確に把握することができる。
また、実施の形態1の停電検出システムにおいて、各ガスメータ201,202,203は、予め定められた回数連続して対応電力メータである電力メータ101,102,103から無線信号に対する応答がない場合に、対応電力メータである電力メータ101,102,103が設置された電力需要家1,2,3の停電を検出する。従って、実施の形態1の停電検出システムによれば、パケットの損失を停電と誤検出することを防止することができる。
また、実施の形態1の停電検出システムにおいて、無線信号はヘルスチェックパケットであっても良い。ヘルスチェックパケットの送信周期は、例えば5秒であって電力メータの検針間隔に比べて短い。そのため、実施の形態1の停電検出システムによれば、電力メータの検針値を用いて停電検出を行う場合に比べ、早期に停電を検出することができる。
<B.実施の形態2>
<B−1.構成>
図9は、実施の形態2の停電検出システムの全体構成図である。実施の形態2の停電検出システムは、実施の形態1の停電検出システムの構成に加えて、電力需要家1,2,3にそれぞれ設置されたHEMS(Home Energy Management System)機器301,302,303を備えている。図10は、実施の形態2の停電検出システムの構成要素間の接続関係を示している。HEMS機器301,302,303は、それぞれHEMSネットワーク304と接続している。
図10では、電力メータ101、ガスメータ201およびHEMS機器301が共に点線枠で囲まれており、これらがペアリングされていることを示している。より正確には、ガスメータ201が電力メータ101およびHEMS機器301の両方とペアリングされている。同様に、ガスメータ202が電力メータ102およびHEMS機器302の両方とペアリングされ、ガスメータ203が電力メータ103およびHEMS機器303の両方とペアリングされている。このように、各ガスメータ201,202,203は各電力メータ101,102,103および各HEMS機器301,302,302と一対一で対応付けられている。本明細書では、ガスメータ201,202,203に対応するHEMS機器301,302,302をそれぞれガスメータ201,202,203の「対応HEMS機器」とも称する。基本的に、このようなペアリングは電力需要家ごとに行われる。なお、ガスメータ201,202,203の対応HEMS機器は、対応電力メータと同一の電力需要家に設定されている必要がある。
<B−2.動作>
ガスメータ201は、実施の形態1では対応電力メータである電力メータ101に対してヘルスチェックを行ったが、実施の形態2では電力メータ101に加えて対応HEMS機器であるHEMS機器301に対してもヘルスチェックを行う。そして、ガスメータ201は、電力メータ101とHEMS機器301の両方のヘルスチェック応答状況に基づき、電力需要家1における停電の発生状況を判断する。ガスメータ202,203も、ガスメータ201と同様の動作を行う。これにより、実施の形態1よりも信頼度の高い停電情報を得ることができる。
図11は、電力需要家2が停電した場合の、実施の形態2の停電検出システムの各構成要素間の接続関係を示している。電力需要家2が停電した場合、電力メータ102と電力メータ101の間の通信は不可である。また、電力メータ102とHEMS機器302からガスメータ202に、ヘルスチェック応答を行うことはできない。一方、停電が発生していない電力需要家3では、電力メータ103とHEMS機器303からガスメータ203に、ヘルスチェック応答を行うことが可能である。
図12は、停電発生時のガスメータ202等のシーケンスを示している。電力メータ102とHEMS機器302は、ガスメータ202とペアリングされている。ガスメータ202は、電力メータ102に対して無線信号であるヘルスチェック要求を送信する(ステップS201)。電力メータ102は、ガスメータ202からのヘルスチェック要求を受信すると、ガスメータにヘルスチェック応答を送信する(ステップS202)。
次に、ガスメータ202は、HEMS機器302に対して無線信号であるヘルスチェック要求を送信する(ステップS203)。HEMS機器302は、ガスメータ202からヘルスチェック要求を受信すると、ガスメータ202にヘルスチェック応答を送信する(ステップS204)。
次に、電力需要家2で停電が発生したとする(ステップS205)。その後、ガスメータ202は電力メータ102にヘルスチェック要求を送信する(ステップS206)。ガスメータ202は、一定のビーコン周期T[s]で電力メータ102にヘルスチェック要求を送信している。すなわち、ステップS201からステップS206までの時間間隔はT[s]である。電力需要家2は停電しているため、電力系統からの電力を得て動作する電力メータ102は動作不可状態にある。そのため、電力メータ102からガスメータ202へのヘルスチェック応答は行われない(ステップS207)。
次に、ガスメータ202はHEMS機器302にヘルスチェック要求を送信する(ステップS208)。ガスメータ202は、一定のビーコン周期T[s]でHEMS機器302にヘルスチェック要求を送信している。すなわち、ステップS203からステップS208までの時間間隔はT[s]である。電力需要家2は停電しているため、電力系統からの電力を得て動作する電力メータ102は動作不可状態にある。そのため、電力メータ102からガスメータ202へのヘルスチェック応答は行われない(ステップS207)。
それでも、ガスメータ202は、ビーコン周期T[s]で電力メータ102とHEMS機器302にヘルスチェック要求を繰り返し送信する。しかし、電力需要家2の停電中、電力メータ102とHEMS機器302からガスメータ202へのヘルスチェック応答はない。ガスメータ202は、ステップS206のヘルスチェック要求から数えてN回目(Nは停電検出回数閾値)のヘルスチェック要求を電力メータ102に送信し(ステップS210)、これに対する電力メータ102からのヘルスチェック応答がなかったとする(ステップS211)。その後、ガスメータ202は、ステップS208のヘルスチェック要求から数えてN回目(Nは停電検出回数閾値)のヘルスチェック要求をHEMS機器302に送信し(ステップS212)、これに対するHEMS機器302からのヘルスチェック応答がなかったとする(ステップS213)。
このとき、ガスメータ202は、N回連続して電力メータ102とHEMS機器302からのヘルスチェック応答がなかったことにより、電力需要家2が停電していると判断し、その旨の情報である停電検出通知をガスメータ201に送信する(ステップS214)。停電検出通知は、ガスメータ201からコンセントレータ200を介してガスネットワーク204に送信され、ガスネットワーク204から電力ネットワーク104に送信される。これにより、電力ネットワーク104は電力需要家2が停電したことを把握する。
図13は、停電非発生時のガスメータ202等のシーケンスを示している。ステップS301からステップS304は、図12のステップS201からステップS204と同様であるため、ここでは説明を省略する。ステップS305で、ガスメータ202が電力メータにヘルスチェック要求を送信する。ここで、電力需要家2は停電していないが、パケット損失等の理由により電力メータ102がガスメータ202にヘルスチェック応答を送信することができないものとする(ステップS306)。
次に、ガスメータ202はHEMS機器302にヘルスチェック要求を送信する(ステップS307)。HEMS機器302は、ガスメータ202からヘルスチェック要求を受信すると、ガスメータ202にヘルスチェック応答を送信する(ステップS308)。
ガスメータ202は、ビーコン周期T[s]で繰り返し電力メータ102にヘルスチェック要求を送信するが、電力メータ102は、パケット損失等、停電以外の理由によりガスメータ202にヘルスチェック応答を送信することができない。ガスメータ202はステップS305のヘルスチェック要求から数えてN回目(Nは停電検出回数閾値)のヘルスチェック要求を電力メータ102に送信し(ステップS309)、これに対しても電力メータ102からのヘルスチェック応答がなかったとする(ステップS310)。その後、ガスメータ202はHEMS機器302にヘルスチェック要求を送信する(ステップS311)。HEMS機器302は、ガスメータ202からヘルスチェック要求を受信すると、ガスメータ202にヘルスチェック応答を送信する(ステップS312)。
ここで、ガスメータ202はN回連続で電力メータ102からヘルスチェック応答を受信していない。その一方で、ガスメータ202はHEMS機器302からはヘルスチェック応答を受信している。そのため、ガスメータ202は、電力需要家2で停電を検出したとは判断せず、停電検出通知をガスメータ201に送信することはない。実施の形態1では、パケットの損失等、停電以外の理由で電力メータ102からヘルスチェック応答を受信できない場合でも、それがN回連続すると停電検出を行っていた。しかし、実施の形態2では電力メータ102とガスメータ202の両方から、N回連続してヘルスチェック応答を受信できない場合に限り停電検出を行うため、より正確に停電検出を行うことができる。
次に、電力メータおよびHEMS機器とガスメータとのペアリングについて説明する。図14は、設定器401がガスメータ201との無線通信により、ガスメータ201にペアリングの設定を行う様子を示している。このような設定は、例えばガスメータ201を電力需要家1に設置する際に行われる。
図15は、ペアリングの設定内容を示している。設定内容には、電力メータ101用の設定内容とHEMS機器301用の設定内容とがあり、それぞれ、無線接続周波数、ヘルスチェック要求のビーコン周期、停電検出回数閾値、ペアリング相手のMACアドレスを含む。これらの設定内容は、ガスメータ201のヘルスチェック用記憶部2017を構成する不揮発メモリに記憶される。ここでは、電力需要家1におけるペアリングについて説明したが、電力需要家2,3におけるペアリングもこれと同様である。
<B−3.効果>
実施の形態2の停電検出システムは、各電力需要家1,2,3に設置された複数のHEMS機器301,302,303を備え、電池駆動メータである各ガスメータ201,202,203は、対応電力メータである電力メータ101,102,103と同一の電力需要家1,2,3に設置されたHEMS機器301,302,303と一対一で対応付けられ、対応HEMS機器であるHEMS機器301,302,303と対応電力メータである電力メータ101,102,103に対して無線信号を定期的に送信し、無線信号に対する対応電力メータおよび対応HEMS機器の応答状況に基づき、対応電力メータが設置された電力需要家1,2,3の停電を検出する。従って、例えばガスメータ202は停電以外の理由で電力メータ102からの応答がない場合でも、HEMS機器302からの応答がある場合には、電力需要家2で停電が発生していないと認識することができる。その結果、停電以外の理由で電力メータ102が無線信号に応答できない場合に、ガスメータ202が停電を誤検出してしまうことを防ぐことができる。
また、実施の形態2の停電検出システムにおいて、各ガスメータ201,202,203は、予め定められた回数連続して対応電力メータである電力メータ101,102,103および対応HEMS機器であるHEMS機器301,302,303の両方から無線信号に対する応答がない場合に、対応電力メータである電力メータ101,102,103が設置された電力需要家に停電有りと判断する。例えばガスメータ202は停電以外の理由で複数回連続して電力メータ102からの応答がない場合でも、HEMS機器302からの応答がある場合には、電力需要家2で停電が発生していないと認識することができる。その結果、停電以外の理由で電力メータ102が無線信号に応答できない場合に、ガスメータ202が停電を誤検出してしまうことを防ぐことができる。
<C.実施の形態3>
<C−1.構成>
図16は、実施の形態3の停電検出システムの全体構成図である。実施の形態3の停電検出システムは、図1に示した実施の形態1の停電検出システムにおいて、電力メータ101,102,103に代えて電力メータ101A,102A,103Aを備えている。図17は、電力メータ101Aの構成を示している。図17では代表して電力メータ101Aの構成を示しているが、電力メータ102A,103Aの構成もこれと同様である。電力メータ101Aは、無線機1010Aと本体1011とを備えている。無線機1010Aは、実施の形態1,2の電力メータ101の無線機1010の構成に加えてキャパシタ1016を有している。
実施の形態3の電力メータ101Aは、通常時は電力需要家1に供給される電力系統の電力によって動作する。しかし、電力需要家1に停電が発生すると、電力メータ101Aはキャパシタ1016に蓄えられた電力によって一定時間動作する。電力メータ101Aのキャパシタ1016による動作時間をTc[s]とすると、Tc>Tである。従って、電力需要家1の停電後に、電力メータ101Aは少なくとも1回はガスメータ201からヘルスチェック要求を受け、これに対してヘルスチェック応答を行うことが可能である。
<C−2.動作>
図18は、電力需要家2におけるガスメータ202と電力メータ102Aのシーケンスを示している。図18では、代表して電力需要家2におけるシーケンスを説明するが、他の電力需要家1,3におけるシーケンスも同様である。
ガスメータ202は、ビーコン周期Tで電力メータ102Aにヘルスチェック要求を送信する(ステップS401)。電力メータ102Aはガスメータ202からヘルスチェック要求を受信すると、ガスメータ202にヘルスチェック応答を送信する(ステップS402)。ここで、電力メータ102Aはヘルスチェック応答に、電力需要家2における停電の有無を示す情報を含める。電力需要家2における停電の有無を示す情報は、例えばヘルスチェック応答内のフラグ等を使用して含めることが可能である。ステップS402の時点では電力需要家2に停電が生じていないため、ステップS402のヘルスチェック応答には、電力需要家2で停電が生じていないことを示す情報が含められる。ガスメータ202は電力メータ102Aからヘルスチェック応答を受信すると、そのフラグ等から、電力需要家2が停電していないことを認識する。このように、ガスメータ202はヘルスチェック要求の応答状況に基づき電力メータ102が設置された電力需要家2の停電状況を判断する。
次に、電力需要家2で停電が発生したとする(ステップS403)。その後、ステップS401からビーコン周期Tが経過したタイミングで、ガスメータ202は電力メータ102Aにヘルスチェック要求を送信する(ステップS404)。電力メータ102Aは停電発生後、時間Tc[s]は無線機に内蔵のキャパシタで動作しており、ガスメータ202からヘルスチェック要求を受信すると、ヘルスチェック応答に、電力需要家2で停電が発生していることを示す情報である停電情報を含めてガスメータ202に送信する(ステップS405)。
ガスメータ202は、電力メータ102Aからヘルスチェック応答を受信すると、そのフラグ等から、電力需要家2が停電していることを認識する。そして、ガスメータ201に、電力需要家2が停電していることを示す情報である停電検出通知を送信する(ステップS406)。この停電検出通知は、ガスメータ201からコンセントレータ200を介してガスネットワーク204に送信され、ガスネットワーク204から電力ネットワーク104に送信される。これにより、電力ネットワーク104は電力需要家2が停電したことを把握する。このように、ガスメータ202はヘルスチェック要求の応答状況に基づき電力メータ102が設置された電力需要家2の停電状況を判断する。
一般的に、電力メータの無線通信にはマルチホップ通信が用いられる。マルチホップ通信で停電通知を電力ネットワーク104に送信するためには、各電力メータの無線機は、停電後に1分程度動作する必要がある。そのため、各電力メータの無線機は容量の大きな電池またはキャパシタを搭載しなければならない。しかし、実施の形態3の停電検出システムでは、電池駆動であるガスメータの無線ネットワークを使用するため、各電力メータは、停電後にヘルスチェックのビーコン周期Tより長く動作すればよい。例えば、ビーコン周期Tが5秒であれば、電力メータは停電後に5秒から10秒程度キャパシタで動作すればよい。従って、キャパシタの容量を少なくすることができる。その結果、電力メータのコストを削減することができ、電力ネットワーク104に対する停電通知が確実に行われる。
<C−3.効果>
実施の形態3の停電検出システムにおいて、各電力メータ101,102,103はキャパシタを内蔵し、各電力メータ101,102,103が設置された電力需要家に停電が発生すると、無線信号の送信周期よりも長時間キャパシタにより動作すると共に、無線信号に対する応答無線信号に、各電力メータ101,102,103が設置された電力需要家1,2,3が停電した旨の情報である停電情報を含め、各ガスメータ201,202,203は、対応電力メータである各電力メータ101,102,103からの応答無線信号が停電情報を含む場合に、対応電力メータが設置された電力需要家1,2,3に停電有りと判断する。従って、実施の形態3の停電検出システムでは、1度の無線信号の送受信により、高速かつ正確に停電検出を行うことが出来る。また、各電力メータ101,102,103が内蔵するキャパシタは、無線信号の送信周期より長時間動作するための電力を蓄えることが出来れば良いため、マルチホップ通信で停電通知を電力ネットワーク104に送信する場合と比べて、小さい容量で済む。そのため、電力メータ101,102,103のコストを削減することが可能である。
なお、本発明は、その発明の範囲内において、各実施の形態を自由に組み合わせたり、各実施の形態を適宜、変形、省略したりすることが可能である。
N 停電検出回数閾値、T ビーコン周期、1,2,3 電力需要家、11a,11b,11c,11d,11e 配電線、21 高圧線、31 変圧器、100,200 コンセントレータ、101,101A,102,102A,103,103A 電力メータ、104 電力ネットワーク、201,202,203、204 ガスネットワーク、301,302,303 HEMS機器、304 HEMSネットワーク、401 設定器、1010,1010A,2010 無線機、1011,2011 本体、1012,2012 メータ用通信部、1013,2013 メータ用制御部、1014,2014 メータ用記憶部、1015,2016 ヘルスチェック用制御部、1016 キャパシタ、1101,1201 プロトコルスタック、2015 ヘルスチェック用通信部、2017 ヘルスチェック用記憶部。

Claims (6)

  1. 複数の電力需要家の停電を検出する停電検出システムであって、
    各前記電力需要家に設置され、無線接続により第1の通信ネットワークを構成する複数の電力メータと、
    各前記電力需要家に設置され、無線接続により第2の通信ネットワークを構成する電池駆動の複数の電池駆動メータと、
    前記第1の通信ネットワークの上位に存在する第1の上位ネットワークと、
    前記第2の通信ネットワークの上位に存在する第2の上位ネットワークと、を備え、
    各前記電池駆動メータは、各前記電力メータと一対一で対応付けられ、対応する前記電力メータである対応電力メータに対して無線信号を定期的に送信し、前記無線信号に対する前記対応電力メータの応答状況に基づき、前記対応電力メータが設置された前記電力需要家の停電状況を判断し、
    前記対応電力メータが設置された前記電力需要家に停電有りと各前記電池駆動メータが判断すると、その旨の情報である停電検出通知が、前記第2の通信ネットワークから前記第2の上位ネットワークを介して前記第1の上位ネットワークに伝達される、
    停電検出システム。
  2. 各前記電池駆動メータは、予め定められた回数連続して前記対応電力メータから前記無線信号に対する応答がない場合に、前記対応電力メータが設置された前記電力需要家に停電有りと判断する、
    請求項1に記載の停電検出システム。
  3. 各前記電力需要家に設置された複数のHEMS機器をさらに備え、
    各前記電池駆動メータは、前記対応電力メータと同一の前記電力需要家に設置された前記HEMS機器と一対一で対応付けられ、対応する前記HEMS機器である対応HEMS機器と前記対応電力メータに対して前記無線信号を定期的に送信し、前記無線信号に対する前記対応電力メータおよび前記対応HEMS機器の応答状況に基づき、前記対応電力メータが設置された前記電力需要家の停電状況を判断する、
    請求項1に記載の停電検出システム。
  4. 各前記電池駆動メータは、予め定められた回数連続して前記対応電力メータおよび前記対応HEMS機器の両方から前記無線信号に対する応答がない場合に、前記対応電力メータが設置された前記電力需要家に停電有りと判断する、
    請求項3に記載の停電検出システム。
  5. 各前記電力メータは、キャパシタを内蔵し、各前記電力メータが設置された前記電力需要家に停電が発生すると、前記無線信号の送信周期よりも長時間前記キャパシタにより動作すると共に、前記無線信号に対する応答無線信号に、各前記電力メータが設置された前記電力需要家が停電した旨の情報である停電情報を含め、
    各前記電池駆動メータは、前記対応電力メータからの前記応答無線信号が前記停電情報を含む場合に、前記対応電力メータが設置された前記電力需要家に停電有りと判断する、
    請求項1に記載の停電検出システム。
  6. 前記無線信号はヘルスチェックパケットである、
    請求項1から5のいずれか1項に記載の停電検出システム。
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