JPWO2012153764A1 - パルス発生回路 - Google Patents

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Abstract

第2半導体スイッチ(22)のターンオンによる第1半導体スイッチ(20)の導通に伴う一次巻線(18)への誘導エネルギーの蓄積と、第2半導体スイッチ(22)のターンオフによる第1半導体スイッチ(20)のターンオフに伴ってトランス(12)の二次側への転流が行われる電流蓄積型のパルス発生回路(10A)において、トランス(12)の一次側に、トランス(12)の二次側への転流後にトランス(12)の一次側に回生される電流を阻止する回生阻止ダイオード(32)を接続する。具体的には、一次巻線(18)の一端(18a)と第1半導体スイッチ(20)のアノード端子(φA)との間に、回生阻止ダイオード(32)を接続する。

Description

本発明は、正極性のパルスと負極性のパルスとを連続して出力するパルス発生回路に関する。
最近、高電圧パルスの放電によるプラズマにより、脱臭、有害ガスの分解等を行う技術が適用されるようになってきたが、このプラズマを発生させるために高電圧の極めて幅の狭いパルスを供給できる高電圧パルス発生回路が必要となる。
そこで、従来においては、例えば特許第3811681号公報及び特許第4418212号公報に示すような高電圧パルス発生回路が提案されている。この高電圧パルス発生回路は、直流電源部の両端にトランス、第1半導体スイッチ及び第2半導体スイッチを直列に接続し、第1半導体スイッチのアノード端子に一端が接続された前記トランスの一次巻線の他端にカソード、第1半導体スイッチのゲート端子にアノードとなるようにダイオードを接続した極めて簡単な回路である。
そして、第2半導体スイッチをオンすることにより、第1半導体スイッチも導通し、トランスの一次巻線に直流電源部の電圧が印加され、該トランスに誘導エネルギーが蓄積される。その後、第2半導体スイッチをオフさせると、第1半導体スイッチも急速にターンオフするため、トランスの二次巻線に非常に急峻に立ち上がる極めて幅の狭い高電圧パルスが発生し、出力端子より高電圧パルスを取り出すことができる。
高電圧パルス発生回路の二次側には、例えば誘電体を有するリアクタが接続される。そして、高電圧パルス発生回路にて発生した高電圧パルスがリアクタに供給されることで、該リアクタにて放電(誘電体バリア放電)が行われることとなる。
この高電圧パルス発生回路によれば、高電圧が印加される半導体スイッチを複数個使用することなく、簡単な回路構成で、急峻な立ち上がり時間と極めて狭いパルス幅を有する高電圧パルスを供給することができる。
また、上述した従来の高電圧パルス発生回路においては、第1半導体スイッチと並列で、且つ、第1半導体スイッチのカソード側をアノードとするようにダイオードを接続することで、リアクタにおいて放電に使用されなかった余分なエネルギーを直流電源部に回生することができるという効果を奏する。
ところで、上述した高電圧パルス発生回路の出力端子間に放電負荷を接続し、該放電負荷にて放電を発生させて、滅菌処理、成膜処理、着火処理等を行うことが開発されている。例えば成膜処理では、極性が正のパルス(正パルス)を発生させることで、ラジカルを生成し、続いて極性が負のパルス(負パルス)を発生させることで、ラジカルを移動させて成膜を行うということが挙げられる。この場合、このような放電負荷は、正パルスと連続して負パルスを印加することでエネルギー吸収率が向上することとなる。
しかしながら、従来の高電圧パルス発生回路においては、リアクタにおいて放電に使用されなかった余分なエネルギーを直流電源部に回生することを念頭において構成されているため、正パルスの振幅に対して負パルスの振幅が極端に低くなってしまい、上述した放電負荷に対してエネルギーを効率よく供給することができないという問題がある。
本発明はこのような課題を考慮してなされたものであり、正パルスと連続して負パルスを印加することでエネルギー吸収率が向上する放電負荷に対して、効率よくエネルギーを供給することができ、放電負荷を用いた各種処理を効率よく行わせることができるパルス発生回路を提供することを目的とする。
[1] 第1の本発明に係るパルス発生回路は、トランスと、前記トランスの一次側に接続された直流電源部と、前記トランスの二次側に接続された放電負荷と、前記トランスの一次巻線の一端と直流電源部との間に接続され、アノード端子、カソード端子及びゲート端子を有する第1半導体スイッチと、前記第1半導体スイッチの前記カソード端子と前記直流電源部との間に接続された第2半導体スイッチと、前記トランスの前記一次巻線の他端にカソードが接続され、前記第1半導体スイッチの前記ゲート端子にアノードが接続されたダイオードとを有し、前記第2半導体スイッチのターンオンによる前記第1半導体スイッチの導通に伴う前記一次巻線への誘導エネルギーの蓄積と、前記第2半導体スイッチのターンオフによる前記第1半導体スイッチのターンオフに伴って前記トランスの二次側への転流が行われる電流蓄積型のパルス発生回路において、前記トランスの一次側に、前記トランスの二次側への転流後に前記トランスの一次側に回生される電流を阻止する回生阻止ダイオードが接続されていることを特徴とする。
[2] この場合、前記トランスの二次側への転流後に、前記トランスの二次側に共振による振動波形を発生させるようにしてもよい。
[3] さらに、前記一次巻線の一端と前記第1半導体スイッチのアノード端子との間に、前記回生阻止ダイオードが接続されていてもよい。
[4] そして、前記回生阻止ダイオードを接続しない場合の回生電流に伴う電荷量をQa、前記回生阻止ダイオードを接続した場合の逆回復電流に伴う電荷量をQbとしたとき、前記回生阻止ダイオードは、
Qb≦0.8×Qa
を満足することが好ましい。
[5] より好ましくは、逆回復電流に伴う電荷量がほぼ0(A・sec)である。
[6] この場合、前記回生阻止ダイオードとして、SiCダイオードを用いることが好ましい。
[7] 第2の本発明に係るパルス発生回路は、トランスと、前記トランスの一次側に並列に接続されたインダクタと、前記トランスの二次側に接続された放電負荷と、前記インダクタの一端と他端間に接続された直流電源部と、前記インダクタの一端と直流電源部との間に接続され、アノード端子、カソード端子及びゲート端子を有する第1半導体スイッチと、前記第1半導体スイッチの前記カソード端子と前記直流電源部との間に接続された第2半導体スイッチと、前記インダクタの他端にカソードが接続され、前記第1半導体スイッチの前記ゲート端子にアノードが接続されたダイオードとを有し、前記第2半導体スイッチのターンオンによる前記第1半導体スイッチの導通に伴う前記一次巻線への誘導エネルギーの蓄積と、前記第2半導体スイッチのターンオフによる前記第1半導体スイッチのターンオフに伴う前記インダクタでのパルス発生と前記トランスでの昇圧が行われる電流蓄積型のパルス発生回路であって、前記インダクタの一端と他端間に、前記インダクタでのパルス発生後に前記直流電源部に回生される電流を阻止する回生阻止ダイオードが接続されていることを特徴とする。
[8] 第3の本発明に係るパルス発生回路は、トランスと、前記トランスの一次側に接続された直流電源部と、前記トランスの二次側に接続された放電負荷と、前記トランスの一次巻線の一端と直流電源部との間に接続された半導体スイッチと、前記半導体スイッチのターンオンによる前記一次巻線への誘導エネルギーの蓄積と、前記半導体スイッチのターンオフに伴って前記トランスの二次側への転流が行われる電流蓄積型のパルス発生回路であって、前記トランスの一次側に、前記トランスの二次側への転流後に前記トランスの一次側に回生される電流を阻止する回生阻止ダイオードが接続されていることを特徴とする。
以上説明したように、本発明に係るパルス発生回路によれば、正パルスと連続して負パルスを印加することでエネルギー吸収率が向上する放電負荷に対して、効率よくエネルギーを供給することができ、放電負荷を用いた各種処理を効率よく行わせることができる。
第1の実施の形態に係るパルス発生回路(第1パルス発生回路)の構成を示す回路図である。 図2Aは第1パルス発生回路の制御信号の出力タイミングを示す波形図であり、図2Bはトランスの二次側の電圧の変化を示す波形図である。 比較例に係るパルス発生回路の構成を示す回路図である。 図4Aは比較例に係るパルス発生回路の制御信号の出力タイミングを示す波形図であり、図4Bはトランスの二次側の電圧の変化を示す波形図である。 図5Aは回生阻止ダイオードを接続しない場合(比較例に係るパルス発生回路)のトランスの二次側の電圧の変化を示す波形図であり、図5Bは第2半導体スイッチがオンとなっている期間の駆動電流と高電圧パルス発生後に流れる回生電流の変化を示す波形図である。 図6Aは実施例1に係る回生阻止ダイオードを接続した場合のトランスの二次側の電圧の変化を示す波形図であり、図6Bは実施例1に係る回生阻止ダイオードに流れる順方向電流と逆回復電流の変化を示す波形図である。 図7Aは実施例2に係る回生阻止ダイオードを接続した場合のトランスの二次側の電圧の変化を示す波形図であり、図7Bは実施例2に係る回生阻止ダイオードに流れる順方向電流と逆回復電流の変化を示す波形図である。 第2の実施の形態に係るパルス発生回路(第2パルス発生回路)の構成を示す回路図である。 第3の実施の形態に係るパルス発生回路(第3パルス発生回路)の構成を示す回路図である。
以下、本発明に係るパルス発生回路の実施の形態例を図1〜図9を参照しながら説明する。
先ず、第1の本実施の形態に係るパルス発生回路(以下、第1パルス発生回路10Aと記す)は、図1に示すように、トランス12と、該トランス12の一次側に接続された直流電源部14と、トランス12の二次側に接続された放電負荷16と、トランス12の一次巻線18の一端18aと直流電源部14との間に接続され、アノード端子φA、カソード端子φK及びゲート端子φGを有する第1半導体スイッチ20と、該第1半導体スイッチ20のカソード端子φKと直流電源部14との間に接続された第2半導体スイッチ22と、トランス12の一次巻線18の他端18bにカソードが接続され、第1半導体スイッチ20のゲート端子φGにアノードが接続されたダイオード24とを有し、第2半導体スイッチ22のターンオンによる第1半導体スイッチ20の導通に伴う一次巻線18への誘導エネルギの蓄積と、第2半導体スイッチ22のターンオフによる第1半導体スイッチ20のターンオフに伴ってトランス12の二次側への転流が行われる電流蓄積型のパルス発生回路である。
図1の例では、第2半導体スイッチ22が直流電源部14の負極端子14a側に設けられているが、正極端子14b側に設けても同じ効果をもたらすことはいうまでもない。
第2半導体スイッチ22は、自己消弧形あるいは転流消弧形のデバイスを用いることができるが、この第1の実施の形態では、アバランシェ形ダイオード26が逆並列で内蔵された電力用金属酸化半導体電界効果トランジスタ(以下、パワーMOSFET28と記す)28を使用している。パワーMOSFET28のゲートには、ゲート駆動回路30からの制御信号Scが供給されるようになっており、ゲート駆動回路30によってパワーMOSFET28のオン及びオフが制御される。
第1半導体スイッチ20は、電流制御形のデバイス又は自己消弧形あるいは転流消弧形のデバイスを用いることができるが、この第1の実施の形態では、ターンオフ時の電圧上昇率(dv/dt)に対する耐量が極めて大きく、且つ、電圧定格の高いSIサイリスタを用いている。
そして、第1パルス発生回路10Aにおいては、トランス12の一次側に、トランス12の二次側への転流後にトランス12の一次側に回生される電流を阻止する回生阻止ダイオード32が接続されて構成されている。具体的には、一次巻線18の一端18aと第1半導体スイッチ20のアノード端子φAとの間に、回生阻止ダイオード32が接続されている。この場合、回生阻止ダイオード32のアノード端子が一次巻線18の一端18aに接続され、カソード端子が第1半導体スイッチ20のアノード端子φAに接続されている。
ここで、第1パルス発生回路10Aの動作について、図1の回路図と図2A及び図2Bの動作波形図とを参照しながら説明する。
先ず、時点t0において、ゲート駆動回路30からパワーMOSFET28のゲート−ソース間に制御信号Sc(図2A参照)が供給されると、パワーMOSFET28がオフからオンになる。
このとき、ダイオード24の逆極性の極めて大きなインピーダンスにより、第1半導体スイッチ20は、ゲート端子φG及びカソード端子φK間に正に印加される電界効果によりターンオンする。第1半導体スイッチ20のアノード電流の立ち上がりは、トランス12の一次巻線18により抑制されるため、電界効果だけでも、正常なターンオンが行われる。なお、ダイオード24と並列に抵抗を接続するか、あるいは他の電源から抵抗を介して第1半導体スイッチ20のゲート端子φGに積極的にゲート電流を流してもよいことはいうまでもない。
このようにして、第2半導体スイッチ22及び第1半導体スイッチ20が導通すると、トランス12の一次巻線18に直流電源部14の直流電源電圧と略同じ電圧Eが印加され、一次巻線18のインダクタンスをLとすると、一次巻線18の電流I1は勾配(E/L)で時間の経過に伴って直線状に増加する。
第1半導体スイッチ20がオンとなっている期間Tonにおいて、トランス12の二次巻線34の出力端子φo1及びφo2間には、一定の負極性の電圧(負極性パルスPon)が出力される(図2B参照)。この期間Tonにおいては、二次巻線34に流れる電流I2は放電負荷16への充電電流、放電電流のみであり、波形も負極性のパルスPonに準じた波形となる。
その後、時点t1において、第2半導体スイッチ22のゲート−ソース間への制御信号Scの供給を停止することにより、第2半導体スイッチ22がターンオフし、第1半導体スイッチ20のカソードからの電流も0(A)、つまり、開放状態となるため、一次巻線18に流れていた電流I1は遮断され、一次巻線18は残留電磁エネルギーによって逆誘起電圧を発生させようとするが、ダイオード24が作用し、一次巻線18の電流I1は、第1半導体スイッチ20のアノード端子φA→第1半導体スイッチ20のゲート端子φG→ダイオード24のアノード→ダイオード24のカソードで構成される経路で還流する。すなわち、時点t1から第1半導体スイッチ20に溜まっていたキャリアの排出が開始され、出力電圧Voutは若干上昇する。
そして、上述したダイオード24を通じての電流の還流によって、第1半導体スイッチ20内のキャリアが少なくなり、第1半導体スイッチ20がオン状態を維持できなくなると、第1半導体スイッチ20は急速にオフ状態に移行し、高電圧パルスPoutの発生が開始されると共に、トランス12に発生する誘導起電力によって出力電圧Voutが急峻に上昇する。その後、出力電流I2が0(A)になった時点t2で、高電圧パルスPoutがピークとなる。
高電圧パルスPoutのピーク値Vpは、トランス12の二次側に移行したエネルギーと放電負荷16の等価容量C、あるいは放電負荷16の放電特性(電圧−電流特性)によって決まる。また、第1半導体スイッチ20の電気容量の等価容量をCとすると、高電圧パルスPoutのパルス幅Tp(半値幅)は、ほぼ2/3×π√(LC)となる。
上述のように、第1半導体スイッチ20がターンオフすることによって、トランス12の一次側の励磁インダクタンスに流れていた電流がトランス12を介して出力端子φo1及びφo2間に接続された放電負荷16に転流する。このとき、出力端子φo1及びφo2間に大きなパルス電圧が発生し、放電負荷16にて放電が発生することになる。
ところで、回生阻止ダイオード32を接続しない場合は、図3に示す比較例に係るパルス発生回路100のように、第1半導体スイッチ20に対して並列にダイオード40が接続することが考えられる。なお、比較例に係るパルス発生回路100の制御信号Scの出力タイミングを図4Aに示し、トランス12の二次側の出力電圧波形を図4Bに示す。
この比較例に係るパルス発生回路100では、以下の動作を行うことになる。すなわち、第1半導体スイッチ20を含む一般の半導体スイッチは、寄生する容量成分が存在するため、トランス12の二次側に転流する電流はすべて放電負荷16に流れるわけではなく、第1半導体スイッチ20の寄生容量の充電のために電流が流れる。
放電負荷16は、放電によってエネルギーが消費されるが、すべてが消費されなかったり、放電が起こらずにエネルギーが多く残留したりすることがある。
この場合、残ったエネルギーがトランス12の励磁インダクタンスを介して放出され(トランス12の励磁インダクタンスに電流が流れ)、再度トランス12の励磁インダクタンスにエネルギーが移動する。
放電負荷16にたまった電荷がなくなり、エネルギーが励磁インダクタンスに移動し終わると、2つの経路に電流が流れることとなる。第1の経路は、もう一度放電負荷16へ向かう経路であり、第2の経路は、直流電源部14、第2半導体スイッチ22の逆並列ダイオード26、第1半導体スイッチ20に逆並列に接続されたダイオード40を結ぶ経路である。
このとき、トランス12の一次巻線18で発生する電圧は、直流電源部14と第2半導体スイッチ22の逆並列ダイオード26及び第1半導体スイッチ20の逆並列ダイオード40で生ずる電圧でクランプされ、電流の多くは第2の経路に流れる。この第2の経路を通じての電流の流れは、直流電源部14にエネルギーを回生する動作になる。
すなわち、図3に示す比較例に係るパルス発生回路100では、トランス12の一次側での回生電流が多く流れることから、トランス12の二次側での放電負荷16に向かう電流が少なくなり、高電圧パルスPoutが発生した後は、図4Bに示すように、極性が負のパルスPmがわずかに現れるだけである。ここで、例えば、放電負荷16の代わりにコンデンサを接続し、さらに、第1半導体スイッチ20と並列に接続していた逆並列ダイオード40を外した場合の高電圧パルスPoutのピーク値をVp、その後に現れる極性が負のパルスPmのピーク値をVmとしたとき、|Vm|は|Vp|の40%未満である。このことから、エネルギー消費を伴う放電負荷16を接続した場合には、放電負荷16での高電圧パルスPoutで発生したラジカルを、続いて発生する負のパルスPmによって移動させて成膜等を行う場合を想定したとき、負のパルスPmによるエネルギーが極端に少ないことから、ラジカルを十分に移動させることができず、設計どおりの成膜等を行うことができない場合がある。
上述した放電負荷16に蓄積したエネルギーを直流電源部14に回生する方法は、回生効率が低く、電源の効率にあまり寄与しないという問題がある。これは、放電負荷16に戻すべきエネルギーが無駄にトランス12の一次側に放出されていることになり、放電負荷16に対して効率よくエネルギーを供給できないという問題がある。
そこで、第1パルス発生回路10Aでは、図1に示すように、一次巻線18の一端18aと第1半導体スイッチ20との間に回生阻止ダイオード32を接続する。
これにより、高電圧パルスPoutが発生した後は、トランス12の一次側では回生電流が流れなくなり、また、二次巻線34と放電負荷16によって共振回路が構成されることから、トランス12の二次側には、図2Bに示すように、高電圧パルスPoutの発生後に残存するエネルギーの共振による振動波形が発生し、この振動波形が放電負荷16に印加されることになる。
振動波形は、極性が正のパルス(正パルスPp)と極性が負のパルス(負パルスPm)が互い違いに連続した波形であることから、高電圧パルスPout(Pp)で発生したラジカルが、続いて出力される負パルスPmによってラジカルが移動し、設計どおりの成膜等が行われることとなる。つまり、放電負荷16は、正パルスPpと連続して負パルスPmを印加することでエネルギー吸収率が向上する負荷であるが、この放電負荷16に対して効率よくエネルギーを供給することが可能となる。例えば、放電負荷16の代わりにコンデンサを接続した場合の負パルスPmのピーク値|Vm|としては、該負パルスPmに先立って発生する正パルスPpのピーク値|Vp|の50%以上100%以下であることが好ましく、さらに好ましくは正パルスPpのピーク値|Vp|の70%以上100%以下である。
次に、回生阻止ダイオード32として好適なダイオードについて説明する。
先ず、第1半導体スイッチ20及び第2半導体スイッチ22が導通している期間Tonにおいては、回生阻止ダイオード32に順バイアス電圧がかかっているため、順方向電流(正方向の電流)が流れる。その後、第2半導体スイッチ22がターンオフし、続いて第1半導体スイッチ20がターンオフした段階で高電圧パルスPoutが発生することになるが、第1半導体スイッチ20がオフするまでの期間(第1半導体スイッチ20内のキャリアが排出されるまでの期間)にかけて順方向電流が流れ、高電圧パルスPoutが発生した後、回生動作に移行しようとして、回生阻止ダイオード32に逆バイアス電圧が印加される形となる。一般に、ダイオードは、順バイアス電圧を印加して、その後、逆バイアス電圧を印加すると、順バイアス電圧を印加していた期間に蓄積されたキャリアが順方向とは逆の方向に移動し、逆方向電流、すなわち、逆回復電流として流れることになる。この逆方向電流が大きいと、回生動作に準じた動作に入ってしまい、上述したような好ましい負パルスPmのピーク値Vm(あるいは振幅)を得ることができなくなるおそれがある。
従って、回生阻止ダイオード32を接続しない場合の回生電流に伴う電荷量をQa、回生阻止ダイオード32を接続した場合の逆回復電流に伴う電荷量をQbとしたとき、回生阻止ダイオード32は、
Qb≦0.8×Qa
を満足することが好ましく、より好ましくは、
Qb≦0.5×Qa
である。
ここで、回生阻止ダイオード32を接続しない場合と、2種類のダイオード(実施例1及び2に係るダイオード)をそれぞれ回生阻止ダイオード32として使用した実験結果を図5A〜図7Bに示す。実施例1に係るダイオードはファストリカバリダイオードであり、実施例2に係るダイオードはSiCダイオードである。
回生阻止ダイオード32を接続しない場合は、高電圧パルスPoutが発生した後、図3に示すように、一次巻線18に誘起される電圧が電源電圧Eとダイオード26の順方向電圧とダイオード40の順方向電圧の和になった時点から、図5Bに示すように、回生電流Iaが流れ始める。
その結果、図5Aに示すように、放電負荷16の代わりにコンデンサを接続した場合に、高電圧パルスPout(Pp)と連続して発生する負パルスPmのピーク値|Vm|は、高電圧パルスPoutのピーク値|Vp|の40%以下であり、放電負荷16に効率よくエネルギーを供給することができない。
一方、実施例1に係るダイオードは、図6A及び図6Bに示すように、第1半導体スイッチ20及び第2半導体スイッチ22が導通していた期間Tonでは順方向電流Idが流れ、高電圧パルスPoutが発生した後、図1に示すように、一次巻線18に誘起される電圧が電源電圧Eとダイオード26の順方向電圧の和になった時点から逆回復電流Ibが流れる。この逆回復電流Ibに伴う電荷量Qbは、回生阻止ダイオード32を接続しない場合の回生電流Iaに伴う電荷量Qaの45%程度であり、Qb≦0.5×Qaを満足している。その結果、放電負荷16の代わりにコンデンサを接続した場合に、高電圧パルスPoutと連続して発生する負パルスPmのピーク値|Vm|は、高電圧パルスPoutのピーク値|Vp|の80%程度となり、回生阻止ダイオード32を接続しない場合よりも負パルスPmのピーク値|Vm|が大きくなっている。従って、実施例1に係るダイオードを回生阻止ダイオード32として使用することで、回生阻止ダイオード32を接続しない場合よりも放電負荷16に効率よくエネルギーを供給することができる。
実施例2に係るダイオードは、図7A及び図7Bに示すように、逆回復電流Ibはほぼ0(A)であり、これに伴い、逆回復電流Ibに伴う電荷量Qbはほぼ0(A・sec)である。その結果、放電負荷16の代わりにコンデンサを接続した場合に、高電圧パルスPoutと連続して発生する負パルスPmのピーク値|Vm|は、高電圧パルスPoutのピーク値|Vp|の90%程度となり、実施例1よりも負パルスPmのピーク値|Vm|が大きくなっている。従って、実施例2に係るダイオードを回生阻止ダイオード32として使用することで、さらに放電負荷16に効率よくエネルギーを供給することができる。
上述の例では、回生阻止ダイオード32を一次巻線18の一端18aと第1半導体スイッチ20のアノード端子φAとの間に接続した例を示したが、この位置に限ることはなく、回生電流を阻止できるところであれば、接続場所は任意である。例えば直流電源部14の正極端子14bと一次巻線18の他端18bとの間、第1半導体スイッチ20のカソード端子φKと第2半導体スイッチ22との間、第2半導体スイッチ22と直流電源部14の負極端子14aとの間等である。好ましい接続位置としては、図1に示すように、第2半導体スイッチ22がターンオフした後の第1半導体スイッチ20のオフ移行期における電流の還流経路が挙げられる。
次に、第2の実施の形態に係るパルス発生回路(以下、第2パルス発生回路10Bと記す)について図8を参照しながら説明する。
この第2パルス発生回路10Bは、上述した第1パルス発生回路10Aとほぼ同様の構成を有するが、トランス12の一次側に並列にインダクタ50が接続され、このインダクタ50の一端50aに回生阻止ダイオード32のアノード端子とトランス12の一次巻線18の一端18aとが接続され、インダクタ50の他端50bに直流電源部14の正極端子14bとダイオード24のカソードとトランス12の一次巻線18の他端18bとが接続されている点で異なる。この場合、トランス12は昇圧トランスとして機能する。
そして、この第2パルス発生回路10Bでは、第2半導体スイッチ22及び第1半導体スイッチ20が導通すると、インダクタ50に誘導エネルギーが蓄積される。その後、第2半導体スイッチ22をオフすると、第1半導体スイッチ20も急速にターンオフするため、インダクタ50に高電圧パルスPoutが発生し、この高電圧パルスPoutがトランス12によって昇圧されて放電負荷16に印加されることになる。高電圧パルスPoutが発生した後は、回生阻止ダイオード32の存在によって、直流電源部14に向かう回生電流は流れなくなり、また、インダクタ50と放電負荷16によって共振回路が構成されることから、この共振回路には、高電圧パルスPoutの発生後の残存するエネルギーの共振による振動波形が発生し、この振動波形が放電負荷16に印加されることになる。
従って、この第2パルス発生回路10Bにおいても、正パルスPpと連続して負パルスPmを印加することでエネルギー吸収率が向上する放電負荷16に対して効率よくエネルギーを供給することが可能となる。
通常、トランス12や放電負荷16では、共振に伴って電磁ノイズが発生する場合がある。この電磁ノイズは例えば第2半導体スイッチ22への制御信号Scに重畳し、第2半導体スイッチ22が誤動作を引き起こすおそれがある。しかし、この第2パルス発生回路10Bでは、トランス12と放電負荷16を第2半導体スイッチ22及びゲート駆動回路30から距離的に離すことができるため、トランス12や放電負荷16で発生する電磁ノイズが第2半導体スイッチ22への制御信号Scに重畳することを回避することができる。
ところで、工場の生産ライン(成膜、表面処理等)や脱臭設備、有害ガスの分解設備等のような大型設備にパルス発生回路を使用する場合は、直流電源部14の直流電圧として高電圧を供給することができることと、パルス発生回路に対する小型化要請が二次的なものであることから、第1半導体スイッチ20として大型のSIサイリスタを用いることができ、これにより、第2半導体スイッチ22として、パワーMOSFET28を用いることができた(特許第4418212号公報及び特許第4418212号公報参照)。
最近では、配置スペースに制約がある自動車への応用や滅菌処理への応用等が考えられている。この場合、パルス発生回路の小型化要請が強くなることは必至である。
そこで、第3の実施の形態に係るパルス発生回路(以下、第3パルス発生回路10Cと記す)は、図9に示すように、第1半導体スイッチ20及びダイオード24の接続を省略している。
すなわち、この第3パルス発生回路10Cは、上述したトランス12、直流電源部14及び放電負荷16と、トランス12の一次巻線18の一端18aと直流電源部14との間に接続され、上述した第2半導体スイッチ22と同様の構成を有する半導体スイッチ52とを備え、半導体スイッチ52のターンオンによる該半導体スイッチ52の導通に伴う一次巻線18への誘導エネルギーの蓄積と、半導体スイッチ52のターンオフによるトランス12の二次側への転流が行われる電流蓄積型のパルス発生回路である。
そして、この第3パルス発生回路10Cにおいては、トランス12の一次側に、トランス12の二次側への転流後にトランス12の一次側に回生される電流を阻止する回生阻止ダイオード32が接続されて構成されている。具体的には、一次巻線18の一端18aと半導体スイッチ52との間に、回生阻止ダイオード32が接続されている。この場合も、回生阻止ダイオード32のアノード端子が一次巻線18の一端18aに接続され、カソード端子が半導体スイッチ52に接続されている。
ここで、第3パルス発生回路10Cの動作について簡単に説明すると、ゲート駆動回路30から半導体スイッチ52のゲート−ソース間に制御信号Scが供給されると、半導体スイッチ52がオフからオンになる。
半導体スイッチ52のオンに伴って該半導体スイッチ52が導通すると、トランス12の一次巻線18に直流電源部14の直流電源電圧と略同じ電圧Eが印加され、一次巻線18のインダクタンスをLとすると、一次巻線18の電流I1は勾配(E/L)で時間の経過に伴って直線状に増加する。
半導体スイッチ52がオンとなっている期間Tonにおいて、トランス12の二次巻線34の出力端子φo1及びφo2間には、一定の負極性の電圧(負極性パルスPon)が出力される。この期間Tonにおいては、二次巻線34に流れる電流I2の波形も負極性のパルスPonに準じた波形となる。
その後、半導体スイッチ52のゲート−ソース間への制御信号Scの供給を停止することにより、半導体スイッチ52がターンオフする。この半導体スイッチ52のターンオフによって、トランス12の一次側の励磁インダクタンスに流れていた電流がトランス12を介して出力端子φo1及びφo2間に接続された放電負荷16に転流する。このとき、出力端子φo1及びφo2間に大きな高電圧パルスPoutが発生し、放電負荷16にて放電が発生することになる。
高電圧パルスPoutが発生した後は、トランス12の一次側では回生電流が流れなくなり、また、二次巻線34と放電負荷16によって共振回路が構成されることから、トランス12の二次側には、高電圧パルスPoutの発生後の残存するエネルギーの共振による振動波形が発生し、この振動波形が放電負荷16に印加されることになる。
振動波形は、正パルスPpと負パルスPmが互い違いに連続した波形であることから、放電負荷16に対して効率よくエネルギーを供給することが可能となる。この第3パルス発生回路10Cにおいても、回生阻止ダイオード32として、例えば上述した実施例1に係るダイオード又は実施例2に係るダイオードを使用することで、上述した好ましい範囲の振幅を有する負パルスPmを、正パルスPpと連続して出力することができる。なお、第1半導体スイッチ20を省略した場合、第2半導体スイッチ22には耐圧を超える高電圧が印加されるおそれがあるが、第2半導体スイッチ22にかかる電圧を低くするには、トランス12の巻数比nを大きくすることが挙げられる。
このように、第3パルス発生回路10Cでは、スイッチング素子として、大型の第1半導体スイッチ20(例えばSIサイリスタ等)及びダイオード24を接続する必要がなく、半導体スイッチ52(パワーMOSFET28等)のみでよいため、回生阻止ダイオード32と合わせてもサイズの小型化を図ることができ、配置スペースに制約がある自動車への応用や滅菌処理への応用へも容易に適用させることができる。
なお、本発明に係るパルス発生回路は、上述の実施の形態に限らず、本発明の要旨を逸脱することなく、種々の構成を採り得ることはもちろんである。

Claims (8)

  1. トランス(12)と、
    前記トランス(12)の一次側に接続された直流電源部(14)と、
    前記トランス(12)の二次側に接続された放電負荷(16)と、
    前記トランス(12)の一次巻線(18)の一端(18a)と前記直流電源部(14)との間に接続され、アノード端子(φA)、カソード端子(φK)及びゲート端子(φG)を有する第1半導体スイッチ(20)と、
    前記第1半導体スイッチ(20)の前記カソード端子(φK)と前記直流電源部(14)との間に接続された第2半導体スイッチ(22)と、
    前記トランス(12)の前記一次巻線(18)の他端(18b)にカソードが接続され、前記第1半導体スイッチ(20)の前記ゲート端子(φG)にアノードが接続されたダイオード(24)とを有し、
    前記第2半導体スイッチ(22)のターンオンによる前記第1半導体スイッチ(20)の導通に伴う前記一次巻線(18)への誘導エネルギーの蓄積と、前記第2半導体スイッチ(22)のターンオフによる前記第1半導体スイッチ(20)のターンオフに伴って前記トランス(12)の二次側への転流が行われる電流蓄積型のパルス発生回路において、
    前記トランス(12)の一次側に、前記トランス(12)の二次側への転流後に前記トランス(12)の一次側に回生される電流を阻止する回生阻止ダイオード(32)が接続されていることを特徴とするパルス発生回路。
  2. 請求項1記載のパルス発生回路において、
    前記トランス(12)の二次側への転流後に、前記トランス(12)の二次側に共振による振動波形を発生させることを特徴とするパルス発生回路。
  3. 請求項2記載のパルス発生回路において、
    前記一次巻線(18)の一端(18a)と前記第1半導体スイッチ(20)のアノード端子(φA)との間に、前記回生阻止ダイオード(32)が接続されていることを特徴とするパルス発生回路。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項に記載のパルス発生回路において、
    前記回生阻止ダイオード(32)を接続しない場合の回生電流に伴う電荷量をQa、前記回生阻止ダイオード(32)を接続した場合の逆回復電流に伴う電荷量をQbとしたとき、前記回生阻止ダイオード(32)は、
    Qb≦0.8×Qa
    を満足することを特徴とするパルス発生回路。
  5. 請求項1〜3のいずれか1項に記載のパルス発生回路において、
    前記回生阻止ダイオード(32)は、
    逆回復電流に伴う電荷量がほぼ0(A・sec)であることを特徴とするパルス発生回路。
  6. 請求項1〜3のいずれか1項に記載のパルス発生回路において、
    前記回生阻止ダイオード(32)は、SiCダイオードであることを特徴とするパルス発生回路。
  7. トランス(12)と、
    前記トランス(12)の一次側に並列に接続されたインダクタ(50)と、
    前記トランス(12)の二次側に接続された放電負荷(16)と、
    前記インダクタ(50)の一端(50a)と他端(50b)間に接続された直流電源部(14)と、
    前記インダクタ(50)の一端(50a)と前記直流電源部(14)との間に接続され、アノード端子(φA)、カソード端子(φK)及びゲート端子(φG)を有する第1半導体スイッチ(20)と、
    前記第1半導体スイッチ(20)の前記カソード端子(φK)と前記直流電源部(14)との間に接続された第2半導体スイッチ(22)と、
    前記インダクタ(50)の他端(50b)にカソードが接続され、前記第1半導体スイッチ(20)の前記ゲート端子(φG)にアノードが接続されたダイオード(24)とを有し、
    前記第2半導体スイッチ(22)のターンオンによる前記第1半導体スイッチ(20)の導通に伴う一次巻線(18)への誘導エネルギーの蓄積と、前記第2半導体スイッチ(22)のターンオフによる前記第1半導体スイッチ(20)のターンオフに伴う前記インダクタ(50)でのパルス発生と前記トランス(12)での昇圧が行われる電流蓄積型のパルス発生回路であって、
    前記インダクタ(50)の一端(50a)と他端(50b)間に、前記インダクタ(50)でのパルス発生後に前記直流電源部(14)に回生される電流を阻止する回生阻止ダイオード(32)が接続されていることを特徴とするパルス発生回路。
  8. トランス(12)と、
    前記トランス(12)の一次側に接続された直流電源部(14)と、
    前記トランス(12)の二次側に接続された放電負荷(16)と、
    前記トランス(12)の一次巻線(18)の一端(18a)と前記直流電源部(14)との間に接続された半導体スイッチ(52)と、
    前記半導体スイッチ(52)のターンオンによる前記一次巻線(18)への誘導エネルギーの蓄積と、前記半導体スイッチ(52)のターンオフに伴って前記トランス(12)の二次側への転流が行われる電流蓄積型のパルス発生回路であって、
    前記トランス(12)の一次側に、前記トランス(12)の二次側への転流後に前記トランス(12)の一次側に回生される電流を阻止する回生阻止ダイオード(32)が接続されていることを特徴とするパルス発生回路。
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