JPWO2012131984A1 - 排出量処理システム、排出量処理装置及び排出量処理方法 - Google Patents

排出量処理システム、排出量処理装置及び排出量処理方法 Download PDF

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Abstract

グループを構成する複数の企業間における排出量の取り引きをいわば仮想的に行うことを可能にする排出量処理システムを提供する。
グループを構成する複数の企業それぞれの通信装置2に第1通信網3を介して接続されており、前記複数の企業それぞれの温室効果ガス排出枠を示した排出量情報を処理する排出量処理装置1を有する排出量処理システムであって、排出量処理装置1は、前記複数の企業の企業IDに対応付けて、各企業の温室効果ガス排出枠を示した排出量情報を記憶する記憶部を備え、一の企業の通信装置2は、他の企業から購入する温室効果ガス排出枠の排出量を示した購入排出量情報を受け付け、購入排出量情報及び自身の企業IDを排出量処理装置1へ送信する。排出量処理装置1は、通信装置2から送信された各情報を受信し、一の企業の排出量に購入する排出量を加算し、他の企業の排出量から売却する排出量を減算する。

Description

本発明は、グループを構成する複数のエンティティーそれぞれに割り当てられた温室効果ガス排出枠に係る排出量情報を処理する排出量処理システム、排出量処理装置及び排出量処理方法に関する。
地球温暖化対策の一つとして、排出量取引が導入された。排出量取引においては、二酸化炭素、メタン等の温室効果ガスの排出量を削減するために、排出枠(排出権、排出許容量)という概念が導入された。排出枠は、温室効果ガスの排出をコスト化するものであり、売買の対象として価格が付与される。温室効果ガスの排出をコスト化することによって、温室効果ガスの排出削減を行うインセンティブを企業に与えることが期待されている。各企業は、自助努力で温室効果ガスの排出量を削減するために要するコストと、他社が排出削減することによって余った排出枠を購入するために必要なコストとを比較考量し、より低コストな方法を選択する。各企業は、余った排出枠、又は足りない排出枠を互いに売買することができるため、全体として温室効果ガスの排出削減を低コストで効果的に進めることが可能になると考えられている。
他方、排出枠の取り引きを効率化する技術として、オンライン市場で温室効果ガス排出枠の取り引きを可能にするシステムが開示されている(例えば、特許文献1)。また、複数の特定機器によって実現される少量の二酸化炭素の排出削減量を集約し、譲渡することを可能にするシステムが開示されている(例えば、特許文献2)。
特開2010−61685号公報 特開2005−196583号公報
しかしながら、従来のシステムにおいては、温室効果ガス排出枠が割り当てられた複数の各企業がグループを構成している場合であっても、各企業は個別に排出量の取り引きを行っており、各企業は、排出量の取り引きを行うためのインフラを個別に整備する必要があった。また、信用が低い企業は、各種リスクを回避した排出量の取り引きを行い難いという問題があった。
本発明は斯かる事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、グループを構成する複数の企業それぞれに割り当てられた温室効果ガス排出枠を一の企業が集中的に管理することによって、前記複数の企業間における排出量の取り引きをいわば仮想的に行い、グループ外企業との実体的な排出量取引については一の企業がグループを代表して行うことを可能にする排出量処理システム、排出量処理装置及び排出量処理方法を提供することにある。
本発明に係る排出量処理システムは、複数のエンティティーそれぞれに係る通信装置と、通信網を介して各通信装置に接続されており、前記複数のエンティティーそれぞれの温室効果ガス排出枠を示した排出量情報を処理する排出量処理装置とを有する排出量処理システムであって、前記排出量処理装置は、前記複数のエンティティーそれぞれを識別する識別情報に対応付けて、各エンティティーの温室効果ガス排出枠を示した排出量情報を記憶する記憶手段を備え、前記通信装置は、他の前記通信装置に係るエンティティーから購入する温室効果ガス排出枠の排出量を示した購入排出量情報を受け付ける手段と、受け付けた購入排出量情報及び自身の識別情報を前記排出量処理装置へ送信する手段とを備え、更に、前記排出量処理装置は、前記通信装置から送信された購入排出量情報及び識別情報を受信する手段と、受信した識別情報に対応付けられた排出量情報が示す排出量に、受信した購入排出量情報が示す排出量を加算する手段と、前記他の通信装置の識別情報に対応付けられた排出量情報が示す排出量から、受信した購入排出量情報が示す排出量を減算する手段とを備えることを特徴とする。
本発明に係る排出量処理システムは、前記排出量処理装置は、各エンティティーが所定量の排出枠を調達するために必要な費用を記憶する手段と、一の前記通信装置へ、他の前記通信装置に係るエンティティーが所定量の排出枠を調達するために必要な費用を示した情報を送信する手段とを備えることを特徴とする。
本発明に係る排出量処理システムは、前記排出量処理装置は、前記費用が安い順に前記他の通信装置を提示するための情報を、前記一の通信装置へ送信する手段を備えることを特徴とする。
本発明に係る排出量処理システムは、前記排出量処理装置は、前記複数のエンティティー外から購入した排出量を示した排出量情報を受け付ける手段と、受け付けた排出量情報が示す排出量を分割して、前記複数のエンティティーの前記識別情報に対応付けられた排出量情報が示す排出量に加算する加算手段とを備えることを特徴とする。
本発明に係る排出量処理システムは、前記排出量処理装置は、前記複数のエンティティー外へ売却した排出量を示した排出量情報を受け付ける手段と、受け付けた排出量情報が示す排出量を分割して、前記複数のエンティティーの前記識別情報に対応付けられた排出量情報が示す排出量から減算する手段とを備えることを特徴とする。
本発明に係る排出量処理装置は、複数のエンティティーそれぞれに係る温室効果ガス排出枠を示した排出量情報を処理する排出量処理装置であって、前記複数のエンティティーそれぞれを識別する識別情報に対応付けて、各エンティティーの温室効果ガス排出枠を示した排出量情報を記憶する記憶手段と、一の前記エンティティーの識別情報及び他の前記エンティティーから購入する温室効果ガス排出枠の排出量を示した購入排出量情報を受信する手段と、受信した前記一のエンティティーの識別情報に対応付けられた排出量情報が示す排出量に、受信した購入排出量情報が示す排出量を加算する手段と、前記他のエンティティーの識別情報に対応付けられた排出量情報が示す排出量から、受信した購入排出量情報が示す排出量を減算する手段とを備えることを特徴とする
本発明に係る排出量処理方法は、複数のエンティティーそれぞれに係る通信装置と、通信網を介して各通信装置に接続されており、前記複数のエンティティーそれぞれに割り当てられた温室効果ガスに係る排出量を示した排出量情報を処理する排出量処理装置とを用いて、前記複数のエンティティーの排出量を処理する排出量処理方法であって、前記排出量処理装置は、前記複数のエンティティーそれぞれを識別する識別情報に対応付けて、各エンティティーの温室効果ガス排出枠を示した排出量情報を記憶手段に記憶させるステップを有し、前記通信装置は、他の前記通信装置に係るエンティティーから購入する温室効果ガス排出枠の排出量を示した購入排出量情報を受け付けるステップと、受け付けた購入排出量情報及び自身の識別情報を前記排出量処理装置へ送信するステップとを有し、更に、前記排出量処理装置は、前記通信装置から送信された購入排出量情報及び識別情報を受信するステップと、受信した識別情報に対応付けられた排出量情報が示す排出量に、受信した購入排出量情報が示す排出量を加算するステップと、前記他の通信装置の識別情報に対応付けられた排出量情報が示す排出量から、受信した購入排出量情報が示す排出量を減算するステップとを有することを特徴とする。
本発明にあっては、グループを構成する複数のエンティティー、例えば企業それぞれを識別する識別情報に対応付けて、各エンティティーの温室効果ガス排出枠を示した排出量情報を記憶する記憶手段を排出量処理装置が備えている。排出量処理装置は、該記憶手段が記憶する情報に基づいて、グループを構成する複数のエンティティーの温室効果ガス排出枠を集中的に管理し、グループを構成する各エンティティー間における仮想的な排出量取引を可能にする。
一のエンティティーの記通信装置は、他のエンティティーから購入する温室効果ガス排出枠の排出量を示した購入排出量情報を受け付け、受け付けた購入排出量情報及び自身の識別情報を排出量処理装置へ送信する。排出量処理装置は、一のエンティティーの通信装置から送信された購入排出量情報及び識別情報を受信し、受信した識別情報に対応付けられた排出量情報が示す排出量、つまり一のエンティティーに割り当てられた排出量に、受信した購入排出量情報が示す排出量を加算し、他のエンティティーの排出量から、受信した購入排出量情報が示す排出量を減算する。以上の処理によって、排出量処理装置における管理上、一のエンティティーと、他のエンティティーとの間で排出量の取り引きを実現することが可能になる。
本発明にあっては、排出枠を調達しようとするエンティティーに係る一の通信装置へ、他のエンティティーが所定量の排出枠を調達するために必要な費用を示した情報を送信する。従って、前記一の通信装置は、排出枠の調達コストが安いエンティティーから余剰排出枠を購入することが可能になる。つまり、複数のエンティティー全体における資産価値が最大に向かうように、排出枠の調達先を選択することが可能になる。
本発明にあっては、所定量の排出枠を購入するために必要な費用が安い順に前記他の通信装置を提示するための情報を、前記一の通信装置へ送信する。従って、前記一の通信装置で、排出枠の調達コストが安いエンティティーを容易に確認することができ、複数のエンティティー全体における資産価値が最大に向かうようにすることができる。
本発明にあっては、グループを代表するエンティティーが、グループ全体として必要な温室効果ガス排出枠を購入した場合、排出量処理装置は、外部から購入した排出量を示した排出量情報を受け付ける。そして、排出量処理装置は、受け付けた排出量情報が示す排出量を分割して、前記複数のエンティティーの識別情報に対応付けられた排出量情報が示す排出量に加算する。
本発明にあっては、グループを代表するエンティティーが、グループ全体として余った温室効果ガス排出枠を売却した場合、排出量処理装置は、外部へ売却した排出量を示した排出量情報を受け付ける。そして、排出量処理装置は、受け付けた排出量情報が示す排出量を分割して、前記複数のエンティティーの前記識別情報に対応付けられた排出量情報から減算する。
本発明にあっては、グループを構成する複数のエンティティー、例えば企業それぞれに割り当てられた温室効果ガス排出枠を一のエンティティーが集中的に管理することによって、前記複数のエンティティー間における排出量の取り引きをいわば仮想的に行い、グループ外エンティティーとの実体的な排出量取引を、一のエンティティーがグループを代表して行うことが可能になる。
排出枠の過不足について、排出量と調達コストの両面で把握し、グループ内企業間での排出枠融通にあっては調達を低コストで受けることを可能とし、グループ外企業との排出枠の取引にあっては、グループ内企業の排出枠の余剰又は不足の量を取りまとめることによって取引量を大きくすることができ、取引条件を有利に設定することが可能となる。
本発明の実施の形態に係る排出量処理システムの一構成例を示したブロック図である。 本実施の形態に係る排出量処理装置の一構成例を示すブロック図である。 排出量管理テーブルのレコードレイアウトの一例を概念的に示す説明図である。 排出量管理に係る処理手順を示すフローチャートである。 排出量の割当処理を概念的に示す説明図である。 排出量の予測処理を概念的に示す説明図である。 排出量の実測処理を概念的に示す説明図である。 グループ外企業との間の排出量取引に係る処理手順を示すフローチャートである。 グループを構成する企業間の仮想排出量取引に係る処理手順を示すフローチャートである。 グループを構成する企業間の仮想排出量取引を概念的に示した説明図である。 割り当て管理に係る制御部の処理手順を示したフローチャートである。 変形例1に係る排出量管理テーブルのレコードレイアウトの一例を概念的に示す説明図である。 変形例1における仮想排出量取引に係る処理手順を示すフローチャートである。 各企業における排出量の過不足の見通し、及び排出量の資産価値を概念的に示した説明図である。 排出枠の購入コストが安い順で企業名をソートした購入先一覧を概念的に示した模式図である。 排出枠の取引後の排出量の資産価値を概念的に示した説明図である。 排出枠の取引後の排出量の資産価値を概念的に示した説明図である。
以下、本発明をその実施の形態を示す図面に基づいて詳述する。
図1は、本発明の実施の形態に係る排出量処理システムの一構成例を示したブロック図である。本発明の実施の形態に係る排出量処理システムは、グループを構成する複数の企業(エンティティー)それぞれの通信装置2と、第1通信網3を介して各通信装置2に接続されており、前記複数の企業それぞれの温室効果ガス排出枠を示した排出量情報を処理する排出量処理装置1とを有する。また、排出量処理装置1には、グループ外企業の外部排出量取引装置が第2通信網Nを介して接続されている。
図2は、本実施の形態に係る排出量処理装置1の一構成例を示すブロック図である。排出量処理装置1は、装置全体を制御する制御部11、例えばCPU(Central Processing Unit)を備えたコンピュータである。制御部11には、バスを介してROM12、RAM13、記憶部14、入力部15、表示部16、出力部17、第1通信部18、第2通信部19が接続されている。
ROM12は、コンピュータの動作に必要な制御プログラムを記憶したマスクROM、EEPROM等の不揮発性メモリである。
RAM13は、制御部11の演算処理を実行する際に生ずる各種データを一時記憶するDRAM、SRAM等の揮発性メモリである。
記憶部14は、例えばハードディスク、フラッシュメモリであり、コンピュータを本実施の形態に係る排出量処理装置1として動作させるためのコンピュータプログラム、グループを構成する各企業に割り当てられた排出量を管理するための排出量管理テーブルなどを記憶している。また、記憶部14は、通信装置2との間で情報を送受信するためのコンピュータプログラム、例えばHTTP(HyperText Transfer Protocol)等で各種情報を送受信する通信モジュールを記憶している。更に、記憶部14は、ウェブサーバ機能を実現するためのコンピュータプログラムを記憶している。制御部11は、記憶部14が記憶しているコンピュータプログラム、各種情報をRAM13に読み出して実行することで、本発明に係る排出量処理方法を実施する。
入力部15は、排出量処理装置1を操作するためのキーボード、マウス等の入力装置である。
表示部16は、液晶ディスプレイ、有機ELディスプレイ、CRT等の表示装置である。
第1通信部18は、グループを構成する複数の企業それぞれの通信装置2との間で排出量の取り引きに係る各種情報を送受信するインタフェースであり、第1通信部18による各種情報の送受信は制御部11によって制御される。
第2通信部19は、外部排出量取引装置との間で排出量の取り引きに係る各種情報を送受信するインタフェースであり、第2通信部19による各種情報の送受信は制御部11によって制御される。
通信装置2及び外部排出量取引装置3は、制御部、ROM、RAM、記憶部、入力部、表示部、通信部等を備えている。そのハードウェア構成は、排出処理装置1と同様であるため、詳細な説明を省略する。
図3は、排出量管理テーブルのレコードレイアウトの一例を概念的に示す説明図である。排出量管理テーブルの表は、複数の列、例えば、グループを構成する各企業を識別するための企業ID(識別情報)を格納する「企業ID」列、各企業に割り当てられた温室効果ガス排出枠を示した排出量情報を格納する「割り当てられた排出量」列、各企業が排出すると予想される排出量を示した予測排出量情報を格納する「予測排出量」列、各企業が実際に排出した排出量を示した実測排出量情報を格納する「実測排出量」列等から構成されている。
なお、各企業に割り当てられる温室効果ガス排出枠に係る排出量等の単位は、例えば「CO2 トン」であるが、特にこれに限定されない。
図4は、排出量管理に係る処理手順を示すフローチャートである。排出量情報処理装置の制御部11は、グループを構成する各企業に対して温室効果ガスに係る排出量の割り当てを行い、割り当てられた排出量を示す排出量情報を、企業IDに対応付けて排出量管理テーブルに格納する(ステップS11)。
図5は、排出量の割当処理を概念的に示す説明図である。グループを構成する複数の企業、例えば企業A,B,C,Dそれぞれに割り当てられた温室効果ガス排出枠を示した総排出量が10000であった場合、各企業の業種、排出量の実績、事業計画などを考慮して、各企業A,B,C,Dにそれぞれ2000,1000,3000,4000を割り当てる。
次いで、各企業は温室効果ガスの排出量を予測して、予測された企業の排出量を示す予測排出量情報を通信装置2にて排出量処理装置1へ送信し、排出量処理装置1の制御部11は、第1通信部18にて予測排出量情報を受信し、該予測排出量情報を、企業IDに対応付けて排出量管理テーブルに格納する(ステップS12)。
図6は、排出量の予測処理を概念的に示す説明図である。排出量の予測は、各企業が1週間毎に、「CO2 トン」単位で行う。排気量処理装置では、各企業の予測排出量を合算し、1週間毎の予測排出量の合算値、該合算値の累積値等を算出し、記憶部14に記憶させる。例えば、第1週の各企業A,B,C,Dの予測排出量はそれぞれ、10,20,30,40であるため、合算値は100,累積値も100となる。第2週の各企業A,B,C,Dの予測排出量はそれぞれ、11,22,32,43であるため、合算値は108,第1及び第2週の累積値は208となる。以下、他の週においても同様の処理を行う。排出量処理装置1は、予測排出量の合算値及び累積値を表示部16にて出力することができる。排出量処理装置1の使用者は、予測排出量の累積値を参照することによって、グループ全体で排出量の将来的な排出量の可不足を予測し、グループ外企業からの排出量の購入又は売却を決定することができる。
次いで、各企業は温室効果ガスの排出量を実測して、実測された企業の排出量を示す実測排出量情報を通信装置2にて排出量処理装置1へ送信し、排気量処理装置の制御部11は、第1通信部18にて実測排出量情報を受信し、該実測排出量情報を、企業IDに対応付けて排出量管理テーブルに格納する(ステップS13)。
図7は、排出量の実測処理を概念的に示す説明図である。排出量の実測は、各企業が1週間毎に、「CO2 トン」単位で行う。排気量処理装置では、各企業の実測排出量を合算し、1週間毎の実測排出量の合算値、該合算値の累積値等を算出し、記憶部14に記憶させる。例えば、第1週の各企業A,B,C,Dの実測排出量はそれぞれ、11,24,33,40であるため、合算値は108,累積値も108となる。第2週の各企業A,B,C,Dの実測排出量はそれぞれ、13,26,34,48であるため、合算値は121,第1及び第2週の累積値は229となる。以下、他の週においても同様の処理を行う。排出量処理装置1は、実測排出量の合算値及び累積値を表示部16にて出力することができる。排出量処理装置1の使用者は、実測排出量の累積値を参照することによって、グループ全体で必要となる排出量の予測を修正し、グループ外企業からの排出量の購入又は売却を現実の実績に基づいて決定することができる。
次いで、制御部11は、入力部15に対する操作状態を監視し、排出量取引を開始するか否かを判定する(ステップS14)。排出量取引を開始すると判定した場合(ステップS14:YES)、制御部11は、グループ外企業との間の排出量取引に係る処理を実行する(ステップS15)。
図8は、グループ外企業との間の排出量取引に係る処理手順を示すフローチャートである。制御部11は、グループ外企業から購入し、又はグループ外企業に売却した排出量を示した排出量情報を入力部15にて受け付ける(ステップS31)。そして、制御部11は、取り引き内容が温室効果ガス排出枠の購入であるか否かを判定する(ステップS32)。取り引き内容が温室効果ガス排出枠の購入であると判定した場合(ステップS32:YES)、制御部11は、ステップS32で受け付けた排出量情報が示す排出量を分割し(ステップS33)、企業グループを構成している複数の企業の企業IDに対応付けられた排出量情報が示す排出量に加算する(ステップS34)。
ステップS34の処理を終えた場合、又は取り引き内容が温室効果ガス排出枠の購入では無いと判定した場合(ステップS32:NO)、制御部11は、取り引き内容が温室効果ガス排出枠の売却であるか否かを判定する(ステップS35)。取り引き内容が温室効果ガス排出枠の売却であると判定した場合(ステップS35:YES)、ステップS32で受け付けた排出量情報が示す排出量を分割し(ステップS36)、企業グループを構成している複数の企業の企業IDに対応付けられた排出量情報が示す排出量から減算し(ステップS37)、処理を終える。
図4に戻り、ステップS15の処理を終えた場合、又は排出量取引を開始しないと判定した場合(ステップS14:NO)、制御部11は、入力部15に対する操作状態を監視し、仮想排出量取引を開始するか否かを判定する(ステップS16)。仮想排出量取引を開始すると判定した場合(ステップS16:YES)、制御部11は、グループを構成する企業間で行われる仮想排出量取引に係る処理を実行する(ステップS17)。
図9は、グループを構成する企業間の仮想排出量取引に係る処理手順を示すフローチャート、図10は、グループを構成する企業間の仮想排出量取引を概念的に示した説明図である。グループを構成する一の企業の通信装置2は、他の企業から購入する温室効果ガス排出枠の排出量を示した購入排出量情報を受け付け(ステップS51)、受け付けた購入排出量情報及び自身の企業IDを排出量処理装置1へ送信する(ステップS52)。
例えば、図10に示すように、企業Bの目標とする排出量が1000であるのに対して、予測排出量が1030であるような場合、温室効果ガス排出枠としての排出量が30不足している。そこで、企業Bは、排出量30を他の企業Aから購入することを考える。この場合、企業Bの通信装置2は、他の企業Aから購入する温室効果ガス排出枠の排出量30を示した購入排出量情報及び企業Bの企業IDを排出量処理装置1に送信する。
排出量処理装置1の制御部11は、通信装置2から送信された購入排出量情報及び企業IDを、第1通信部18にて受信する(ステップS53)。なお、排出量情報及び企業IDは、必ずしも同時的に受信する必要は無く、例えば、排出量処理装置1へのログイン時に企業IDを、排出量処理装置1へ送信するように構成しても良い。また、ステップS53で送信される企業IDは、何らかの方法で一の企業の企業IDに対応付けることができる情報であれば良く、その態様は問わない。
そして、制御部11は、排出量の売却を要求する旨を示した売却要求情報を、排出量の売却を求める前記他の企業の通信装置2へ送信する(ステップS54)。なお、売却先の他の企業は、一の企業が指定するように構成しても良いし、排気量処理装置が自動で特定するように構成しても良い。一の企業が指定する構成の場合、該一の企業の通信装置2が、売却先の他の企業の企業IDを排気量処理装置へ送信し、排気量処理装置が該他の企業IDを受信するように構成すれば良い。排気量処理装置側で特定する場合、制御部11が、目標とする排出量と、実測された排出量及び予測された排出量とを比較することによって、排出量に余裕がある企業を制御部11が特定するようにすると良い。
他の企業の通信装置2は、排出量処理装置1から送信された売却要求情報を受信し(ステップS55)、売却を許諾するか否かを判定する(ステップS56)。売却を許諾するか否かは、他の企業が判断し、判断結果を入力装置により通信装置2の入力装置に入力する。通信装置2は、入力装置に入力された情報に基づいて、売却を許諾するか否かを判定している。売却すると判定した場合(ステップS56:YES)、通信装置2は、売却を許諾する旨を示した許諾情報を排出量処理装置1へ送信する(ステップS57)。
排出量処理装置1の制御部11は、他の企業の通信装置2から送信された許諾情報を、第1通信部18にて受信する(ステップS58)。許諾情報を受信した制御部11は、ステップS53で受信した企業IDに対応付けられた排出量情報が示す排出量に、受信した購入排出量情報が示す排出量を加算する(ステップS59)。より、詳細には、制御部11は、ステップS53で受信した企業IDに対応付けられた排出量情報を、排出量管理テーブルから読み出し、読み出した排出量情報が示す排出量に、ステップS53で受信した購入排出量情報が示す排出量を加算し、加算後の排出量を示す排出量情報を、前記企業IDに対応付けて、排出量管理テーブルに格納する。
次いで、制御部11は、他の企業の企業IDに対応付けられた排出量情報が示す排出量から、ステップS53で受信した購入排出量情報が示す排出量を減算する(ステップS60)。より、詳細には、制御部11は、他の企業の企業IDに対応付けられた排出量情報を、排出量管理テーブルから読み出し、読み出した排出量情報が示す排出量から、ステップS53で受信した購入排出量情報が示す排出量を減算し、減算後の排出量を示す排出量情報を、前記企業IDに対応付けて、排出量管理テーブルに格納する。
そして、制御部11は、排気量の仮想取り引きを完了した旨の通知を、売買を行った各企業の通信装置2へ送信し(ステップS61)、仮想取り引きに係る処理を終える。また、ステップS56で、売却を許諾しないと判定した場合(ステップS56:NO)、制御部11は、排出量の売買を行うこと無く、仮想取り引きを完了した旨の通知を、売買を行った各企業の通信装置2へ送信する。
以上の処理によって、例えば、図10に示すように、企業Bは、温室効果ガス排出枠として1030を保有し、企業Aは温室効果ガス排出枠として1970を保有することになる。最終的に、企業A,Bそれぞれの実測排出量がそれぞれ1030で落ち着いた場合、グループ全体として温室効果ガス排出枠をグループ外企業から購入する必要は無く、グループ内で処理することができる。
図4に戻り、ステップS17の処理を終えた場合、又は仮想排出量取引を開始しないと判定した場合(ステップS16:NO)、制御部11は、各企業に割り当てられた排出量の割り当て管理に係る処理を実行する(ステップS18)。
図11は、割り当て管理に係る制御部11の処理手順を示したフローチャートである。制御部11は、排出量管理テーブルから、各企業の排出量情報及び実測排出量情報を読み出し(ステップS71)、読み出した各情報に基づいて、ある企業に割り当てられた排出量が実績排出量以上であるか否かを判定する(ステップS72)。排出量が実績排出量以上であると判定した場合(ステップS72:YES)、制御部11は、ステップS72における判定対象の企業の通信装置2へ第1情報を送信する(ステップS73)。第1情報は、温室効果ガスの排出量を、割り当てられた排出量以下に抑えることができた企業に対して、更に排出量を削減させるインセンティブを与えるような情報、排出量に関する報告書等の情報を含む。
排出量が実績排出量未満であると判定した場合(ステップS72:NO)、制御部11は、ステップS72における判定対象の企業の通信装置2へ第2情報を送信する(ステップS74)。第2情報は、実際に排出した温室効果ガスの排出量を、割り当てられた排出量以下に抑えることができなかった企業に対して、罰則を通知する旨の情報、排出量に関する報告書等の情報を含む。なお、第1情報及び第2情報の内容は、あくまで一例であり、これに限定されるものでは無い。
ステップS73又はステップS74の処理を終えた制御部11は、全ての企業の通信装置2へ第1情報又は第2情報を送信したか否かを判定する(ステップS75)。第1情報又は第2情報を送信していない企業があると判定した場合(ステップS75:NO)、制御部11は処理をステップS72に戻す。全ての企業へ第1情報又は第2情報を送信したと判定した場合(ステップS75:YES)、制御部11は、割り当て管理に係る処理を終える。
図4に戻り、ステップS18の処理を終えた制御部11は、必要に応じて排出量の取り引き内容を示した情報を、会計処理を行う装置へ送信し(ステップS19)、処理を終える。
このように構成された排出量処理システム、排出量処理装置1及び排出量処理方法によれば、グループを構成する複数の企業それぞれに割り当てられた温室効果ガス排出枠を一の企業、例えば親会社が集中的に管理することによって、前記複数の企業間、例えば子会社間における排出量の取り引きをいわば仮想的に行い、グループ外企業との実体的な排出量取引を、一の企業がグループを代表して行うことができる。
(変形例1)
変形例1に係る排出量処理システムは、一の企業が他の企業から排出枠を購入する際、グループを構成する複数の企業の排出枠に係る総資産が最大へ向かうような排出枠の購入先を、前記一の企業に提案するものである。
図12は、変形例1に係る排出量管理テーブルのレコードレイアウトの一例を概念的に示す説明図である。変形例1に係る排出量処理装置1の記憶部14は、実施の形態と同様の排出量管理テーブルを記憶している。排出量管理テーブルの表は、「企業ID」列、「割り当てられた排出量」列、「予測排出量」列、「実測排出量」列に加え、更に各企業が属する国で単位量の排出枠を調達するために必要な費用(以下、調達コストと言う。)を格納した「調達コスト」列等から構成されている。
第1通信部18には、各国における排出枠の調達コストに関する情報を送信する外部装置が接続されており、排出量処理装置1は、各国における排出枠の調達コストに関する情報を、第1通信部18を介して外部装置から受信し、排出量管理テーブルに格納する。また、排出量処理装置1は、入力部15に入力された各国の調達コストを受け付け、排出量管理テーブルに格納しても良い。
図13は、変形例1における仮想排出量取引に係る処理手順を示すフローチャートである。グループを構成する一の企業の通信装置2は、排出枠の購入先一覧の要求を受け付ける(ステップS151)。そして、通信装置2は、自身の企業IDと、購入先一覧を要求するための情報である購入先一覧要求とを排出量処理装置1へ送信する(ステップS152)。
排出量処理装置1の制御部11は、通信装置2から送信された企業ID及び購入先一覧要求を、第1通信部18にて受信する(ステップS153)。そして、制御部11は、排出量管理テーブルに格納された情報に基づいて、排出枠の調達コストが安い順でソートした企業名、余剰排出量、調達コストの一覧を作成する(ステップS154)。具体的には、制御部11は、排出量管理テーブルから、各企業に割り当てられた排出量と、予測排出量と、調達コストとを読み出す。そして、制御部11は、各企業に割り当てられた排出量から、予測排出量を減算することによって、余剰排出量、即ち余っている排出枠を算出する。次いで、制御部11は、各企業IDに対応付けられている調達コストに基づいて、調達コストが安い順にソートした企業名の一覧を作成する。また、制御部11は、企業名と共に、余剰排出量及び調達コストを一覧表示させる。制御部11は、作成した一覧を通信装置2で表示するための一覧情報を作成し、作成した一覧情報を前記一の企業の通信装置2、つまりステップS153で受信した企業IDに係る通信装置2へ送信する(ステップS155)。通信装置2は、排出量処理装置1から送信された一覧情報を受信し、受信した一覧情報に基づいて、調達コスト一覧を表示する(ステップS156)。
図14は、各企業における排出量の過不足の見通し、及び排出量の資産価値を概念的に示した説明図、図15は、排出枠の購入コストが安い順で企業名をソートした購入先一覧を概念的に示した模式図である。図14に示す例においては、企業A、C、Dでは排出量がそれぞれ500トン、200トン、及び300トン余り、企業Bでは排出量が500トン不足している。また、各企業A,B,C,Dの属する国で単位量の排出枠を調達するために必要な費用は、それぞれ、5ドル/トン、10ドル/トン、4ドル/トン及び3ドル/トンである。従って、余っている排出枠を資産、不足している排出枠を負債と考えた場合、各企業A,B,C,Dの排出枠に係る資産及び負債は、500トン×5ドル/トン=+2500ドル、500トン×10ドル/トン=−5000ドル、200トン×4ドル/トン=+800ドル、300トン×3ドル/トン=+900ドルである。なお、2008年4月〜2009年3月までの現実の排出枠の相場を見ると、約10ドル/トン〜40ドル/トンの間で変動しているが、ここでは説明を簡単にするため、仮想的な相場として5ドル/トン、10ドル/トン、4ドル/トン及び3ドル/トンを想定し、説明する。
このような状態において、企業Bが排出枠を購入すべく、排出量処理装置1に購入先一覧を要求した場合、図15に示すような購入先一覧が企業Bに係る通信装置2に表示される。購入先一覧は、購入先一覧を要求している企業を除く他の企業であって、排出枠が余っている企業を調達コストが安い順で並べた表であり、購入先としての優先順位と、余剰排出枠と、調達コストとが各企業に対応付けて表示されている。
図13に戻り、ステップS156の処理を終えた通信装置2は、購入先一覧の中から排出枠の購入先と、購入する排出量を受け付ける(ステップS157)。通常、企業Bは、調達コストが安い企業から優先的に排出枠を購入する。そして、通信装置2は、受け付けた購入先の企業及び自身の識別情報と、購入する排出量を示した情報を排出量処理装置1へ送信する(ステップS158)。
排出量処理装置1の制御部11は、通信装置2から送信された前記識別情報と、購入する排出量を示した情報とを受信する(ステップS159)。次いで、制御部11は、排出量の売却を要求する旨を示した売却要求情報を、排出量の売却を求める購入先の企業の通信装置2へ送信する(ステップS54)。以下、実施の形態におけるステップS55〜ステップS61と同様の処理を実行する。
図16A及びBは、排出枠の取引後の排出量の資産価値を概念的に示した説明図である。図16Aは、排出枠が不足している企業Bが、排出枠の調達コストが安い企業C及び企業Dから排出枠を購入した場合を示し、図16Bは、企業Bが、排出枠の調達コストが高い企業Aから調達した場合を示している。図16Aに示すように、調達コストが安い企業C及び企業Dから排出枠を購入した場合、複数の企業A,B,C,Dのグループ全体で保有する排出枠に係る資産総額は2500ドルになる。他方、調達コストが高い企業Aから排出枠を購入した場合、グループ全体で保有する排出枠に係る資産総額は1700ドルになる。このように、各企業は、購入先一覧の中から、排出枠の調達コストが安い企業から優先的に排出枠を購入するようにすることで、グループ全体における排出枠に係る資産価値を最大にすることができる。
なお、排出枠の購入は、一の企業がグループを代表して一括して行うため、その時点では調達コストは同じである。しかし、グループ内の企業が排出枠を調達する時期は、グループ内の企業それぞれで異なることもあり、また、グループ内の企業が独自に調達する場合は、時期も場所も異なるため排出枠の調達コストは常に変動する。グループ内企業ごとに結果的に調達コストに差が生ずるのはこのような理由による。
変形例1に係る排出量処理システムによれば、一の企業が他の企業から排出枠を購入する際、グループを構成する複数の企業の総資産が最大へ向かうような排出枠の購入先を、前記一の企業に提案することができ、グループ企業内で資金的に効率的な排出枠取引を行うことができる。
なお、変形例にあっては、ステップS154〜ステップS156で、調達コストが安い順で企業名をソートした購入先一覧を表示する例を説明したが、単純に各企業の調達コストを示した情報を、通信装置2へ送信するように構成しても良い。
また、変形例にあっては、手動で排出枠の購入先を最終決定する例を説明したが、排出枠の購入先を自動的に決定し、排出枠の売却を各企業に依頼するように構成しても良い。
今回開示された実施の形態は全ての点で例示であって、制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した意味ではなく、請求の範囲によって示され、請求項の範囲と均等の意味及び範囲内での全ての変更が含まれることが意図される。
1 排出量処理装置
2 通信装置
3 第1通信網
4 外部排出権取引装置
11 制御部
14 記憶部
15 入力部
16 表示部
17 出力部
18 第1通信部
19 第2通信部

Claims (7)

  1. 複数のエンティティーそれぞれに係る通信装置と、通信網を介して各通信装置に接続されており、前記複数のエンティティーそれぞれの温室効果ガス排出枠を示した排出量情報を処理する排出量処理装置とを有する排出量処理システムであって、
    前記排出量処理装置は、
    前記複数のエンティティーそれぞれを識別する識別情報に対応付けて、各エンティティーの温室効果ガス排出枠を示した排出量情報を記憶する記憶手段を備え、
    前記通信装置は、
    他の前記通信装置に係るエンティティーから購入する温室効果ガス排出枠の排出量を示した購入排出量情報を受け付ける手段と、
    受け付けた購入排出量情報及び自身の識別情報を前記排出量処理装置へ送信する手段と
    を備え、
    更に、前記排出量処理装置は、
    前記通信装置から送信された購入排出量情報及び識別情報を受信する手段と、
    受信した識別情報に対応付けられた排出量情報が示す排出量に、受信した購入排出量情報が示す排出量を加算する手段と、
    前記他の通信装置の識別情報に対応付けられた排出量情報が示す排出量から、受信した購入排出量情報が示す排出量を減算する手段と
    を備えることを特徴とする排出量処理システム。
  2. 前記排出量処理装置は、
    各エンティティーが所定量の排出枠を調達するために必要な費用を記憶する手段と、
    一の前記通信装置へ、他の前記通信装置に係るエンティティーが所定量の排出枠を調達するために必要な費用を示した情報を送信する手段と
    を備えることを特徴とする請求項1に記載の排出量処理システム。
  3. 前記排出量処理装置は、
    前記費用が安い順に前記他の通信装置を提示するための情報を、前記一の通信装置へ送信する手段を備える
    ことを特徴とする請求項2に記載の排出量処理システム。
  4. 前記排出量処理装置は、
    前記複数のエンティティー外から購入した排出量を示した排出量情報を受け付ける手段と、
    受け付けた排出量情報が示す排出量を分割して、前記複数のエンティティーの前記識別情報に対応付けられた排出量情報が示す排出量に加算する加算手段と
    を備えることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか一つに記載の排出量処理システム。
  5. 前記排出量処理装置は、
    前記複数のエンティティー外へ売却した排出量を示した排出量情報を受け付ける手段と、
    受け付けた排出量情報が示す排出量を分割して、前記複数のエンティティーの前記識別情報に対応付けられた排出量情報が示す排出量から減算する手段と
    を備えることを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか一つに記載の排出量処理システム。
  6. 複数のエンティティーそれぞれに係る温室効果ガス排出枠を示した排出量情報を処理する排出量処理装置であって、
    前記複数のエンティティーそれぞれを識別する識別情報に対応付けて、各エンティティーの温室効果ガス排出枠を示した排出量情報を記憶する記憶手段と、
    一の前記エンティティーの識別情報及び他の前記エンティティーから購入する温室効果ガス排出枠の排出量を示した購入排出量情報を受信する手段と、
    受信した前記一のエンティティーの識別情報に対応付けられた排出量情報が示す排出量に、受信した購入排出量情報が示す排出量を加算する手段と、
    前記他のエンティティーの識別情報に対応付けられた排出量情報が示す排出量から、受信した購入排出量情報が示す排出量を減算する手段と
    を備えることを特徴とする排出量処理装置。
  7. 複数のエンティティーそれぞれに係る通信装置と、通信網を介して各通信装置に接続されており、前記複数のエンティティーそれぞれに割り当てられた温室効果ガスに係る排出量を示した排出量情報を処理する排出量処理装置とを用いて、前記複数のエンティティーの排出量を処理する排出量処理方法であって、
    前記排出量処理装置は、
    前記複数のエンティティーそれぞれを識別する識別情報に対応付けて、各エンティティーの温室効果ガス排出枠を示した排出量情報を記憶手段に記憶させるステップを有し、
    前記通信装置は、
    他の前記通信装置に係るエンティティーから購入する温室効果ガス排出枠の排出量を示した購入排出量情報を受け付けるステップと、
    受け付けた購入排出量情報及び自身の識別情報を前記排出量処理装置へ送信するステップと
    を有し、
    更に、前記排出量処理装置は、
    前記通信装置から送信された購入排出量情報及び識別情報を受信するステップと、
    受信した識別情報に対応付けられた排出量情報が示す排出量に、受信した購入排出量情報が示す排出量を加算するステップと、
    前記他の通信装置の識別情報に対応付けられた排出量情報が示す排出量から、受信した購入排出量情報が示す排出量を減算するステップと
    を有することを特徴とする排出量処理方法。
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