JPWO2012114721A1 - 燃焼圧力センサ付きグロープラグ - Google Patents

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Abstract

燃焼圧力センサ付きグロープラグにおいて、燃焼室との間の気密性を向上させる。グロープラグ100は、軸線方向に延びる略円筒状の主体金具と、主体金具の先端に設けられ、主体金具よりも軸線方向に沿った長さが短く、先端に向けて縮径する略筒状のキャップ部と、を有するハウジングと、ヒータ部と、連結部材と、圧力センサと、を備えている。キャップ部は、主体金具の材料よりも、引張強度または耐力が大きい材料により形成されており、主体金具は、キャップ部の材料よりも、熱膨張率が大きい材料により形成されている。

Description

本発明は、グロープラグに関し、特に、燃焼圧力センサ付きのグロープラグに関する。
ディーゼルエンジン等の圧縮着火方式の内燃機関では、補助熱源としてグロープラグが使用される。例えば、特許文献1,2に記載されたグロープラグは、そのハウジングに設けられた雄ネジをエンジンヘッドのプラグ取付け孔に形成された雌ねじに螺合させるとともに、ハウジングの先端に設けられたテーパ状のシール面を、内燃機関のプラグ取付け孔に形成されたテーパ状の座面に接触させることで燃焼室からの気密性を確保している。
しかし、近年では、従来の拡散燃焼方式に加えて予混合燃焼方式等の新しい燃焼方式が提案されており、それに伴い、内燃機関の燃焼圧が上昇する傾向にある。そのため、従来のグロープラグでは、高圧化された燃焼圧に対して十分な気密性を確保することが困難な場合がある。特に、内燃機関内の燃焼圧力を検出するための圧力センサを備えるグロープラグでは、内部にセンサやヒータの可動構造(ハウジングに対する相対変位を可能にする構造)を組み込む必要があるため、ハウジングの厚みを厚くすることが難しい。よって、ハウジングの塑性変形等の可能性を考慮すると、単純にグロープラグの締め付け軸力を高めることによって燃焼室との間の気密性を向上させることが困難である。また、グロープラグが取り付けられるエンジンヘッドは、熱膨張率の高いアルミニウム等によって形成されていることが多い。そのため、内燃機関が高温になると、それに応じてエンジンヘッドが膨張し、グロープラグの軸力が低下してしまうという問題もある。
特開2004−205148号公報 特開2002−276942号公報
前述の問題を考慮し、本発明が解決しようとする課題は、燃焼圧力センサ付きグロープラグにおいて、燃焼室との間の気密性を向上させることである。
本発明は、上述の課題の少なくとも一部を解決するためになされたものであり、以下の形態又は適用例として実現することが可能である。
[適用例1]軸線方向に延びる筒状の主体金具と、前記主体金具の先端に設けられ、前記主体金具よりも前記軸線方向に沿った長さが短く、先端に向けて縮径する筒状のキャップ部と、を有するハウジングと、後端部が前記ハウジング内に配置され、先端部が前記キャップ部の先端から突出し、前記軸線方向に沿って移動可能な棒状のヒータ部と、前記軸線方向に沿った前記ヒータ部の移動を可能としつつ、前記ヒータ部と前記ハウジングとを繋ぐ連結部材と、前記ヒータ部を介して伝達される荷重に応じて、燃焼圧の検出を行う圧力センサと、を備える燃焼圧力センサ付きグロープラグであって、前記キャップ部は、前記主体金具の材料よりも、引張強度または耐力が大きい材料により形成されており、前記主体金具は、前記キャップ部の材料よりも、熱膨張率が大きい材料により形成されていることを特徴とする燃焼圧力センサ付きグロープラグ。
[適用例2]適用例1に記載の燃焼圧力センサ付きグロープラグであって、前記キャップ部は、後端側に、円筒状の円筒部を備えており、前記主体金具の厚みは、前記円筒部の厚みよりも厚いことを特徴とする燃焼圧力センサ付きグロープラグ。
[適用例3]適用例2に記載の燃焼圧力センサ付きグロープラグであって、前記円筒部の内径は、前記主体金具の内径よりも大きく、前記連結部材が、前記円筒部内に配置されていることを特徴とする燃焼圧力センサ付きグロープラグ。
本発明は、上述した燃焼圧力センサ付きグロープラグとしての構成のほか、燃焼圧力センサ付きグロープラグの製造方法や、燃焼圧力センサ付きグロープラグを備える内燃機関などとしても構成することが可能である。
適用例1のような構成のグロープラグであれば、キャップ部が、主体金具の材料よりも、引張強度または耐力が大きい材料により形成されているため、締め付けの際の応力が集中するキャップ部の剛性を高めることが可能になる。また、キャップ部よりも長さの長い主体金具が、キャップ部の材料よりも、熱膨張率が大きい材料により形成されているため、エンジンヘッドの熱膨張にグロープラグの熱膨張を追従させることが可能になる。これらの結果、燃焼室内の燃焼圧が高い場合や、エンジンヘッドの熱膨張率が大きい場合であっても、初期の締め付け軸力を過度に高めることなく、燃焼室とグロープラグとの間の気密性を確保することが可能になる。
適用例2のような構成であれば、主体金具の厚みがキャップ部の後端側に設けられた円筒部よりも厚いため、キャップ部よりも引張強度あるいは耐力が小さい主体金具の剛性を高めることができる。
適用例3のような構成であれば、主体金具よりも内径が大きく、かつ、厚みが薄いキャップ部の円筒部内に連結部材を配置するので、連結部材を主体金具内に配置するよりも、連結部材の面積を広げることができる。そのため、ヒータ部の可動範囲を大きくすることが可能になり、圧力センサの性能を向上させることができる。
本発明の一実施形態としてのグロープラグの構成を示す説明図である。 キャップ部近傍の拡大断面図である。
図1は、本発明の一実施形態としてのグロープラグ100の構成を示す説明図である。図1(a)は、グロープラグ100の全体構成を示し、図1(b)は、部分的な断面構成を示している。また、図2は、後述するキャップ部120近傍の拡大断面図である。以下では、図1,2におけるグロープラグ100の軸線Oの下方をグロープラグ100の先端側とし、上方を後端側として説明する。また、グロープラグ100の軸線Oに沿った下向きの方向を軸線方向ODとする。図1(a)および図1(b)に示すように、グロープラグ100は、主体金具110とキャップ部120とを有するハウジング130と、ヒータ部150と、を備えている。
主体金具110は、略円筒状の金属部材である。本実施形態では、主体金具110は、高熱膨張金属によって形成されている。本実施形態において、高熱膨張金属とは、−40〜150℃の温度領域における引張強度が600MPa以下で且つ熱膨張率が14ppm/℃以上の金属をいい、例えば、オーステナイト系のステンレス鋼であるSUS304やSUS303、SUS316等を用いることができる。主体金具110の軸線方向ODに沿った長さL1は、キャップ部120の長さL2よりも長く、例えば、40mm以上とすることができる。
主体金具110の後端部には、グロープラグ100を内燃機関に取り付けるための工具が係合する工具係合部112が形成されている。また、工具係合部112よりも先端側には、グロープラグ100をエンジンヘッドに固定するためのネジ溝(図示せず)が形成されたネジ部114が備えられている。工具係合部112の後端部には、ハウジング130内の集積回路166(後述)や中軸170(後述)に電気的に接続される複数の配線116が挿入されている。
主体金具110の先端には、環状の金属部材であるキャップ部120が配置されている。図2に示すように、キャップ部120の後端側には、外径がほぼ一定の円筒部122が形成され、先端側には、先端に向かって縮径するテーパ部124が形成されている。キャップ部120の軸線方向ODに沿った長さL2は、主体金具110の長さL1よりも短く、例えば、15mm以下とすることができる。本実施形態では、キャップ部120は、高い引張強度(または耐力)を有する高強度金属によって形成されている。本実施例において、高強度金属とは、−40〜300℃の温度領域における熱膨張率が14ppm/℃未満で且つ引張強度が800MPa以上の金属をいい、例えば、析出硬化系のステンレス鋼であるSUS630や、INCONEL(登録商標)718、マルエージング鋼等を用いることができる。また、本実施形態では、キャップ部120の円筒部122における厚みT1は、ネジ部114よりも先端側の主体金具110の厚みT2よりも薄くなっており、円筒部122の内径B1は、主体金具110の内径B2よりも大きくなっている。厚みT1は、例えば、0.5〜1.0mmとすることができ、厚みT2は、0.7〜1.2mmとすることができる。グロープラグ100は、内燃機関に取り付けられた際に、キャップ部120の最外周の角部126において、エンジンヘッドのプラグ取り付け孔200の座面210に接触する。この角部126の座面210への接触(線接触)により、燃焼室から外部への気密が保持される。
ヒータ部150は、シース管152と発熱コイル154と絶縁粉末155とを備えている。シース管152は、耐熱・耐食性に優れたステンレス鋼等によって形成されており、図1に示すように、先端部が半球状に閉塞し、後端が主体金具110内において開口している。発熱コイル154は、巻線型抵抗であり、シース管152の先端側内部に配置されている。ヒータ部150には、金属製の棒状部材である中軸170が挿入され、発熱コイル154の後端は、この中軸170の先端に固定される。発熱コイル154には、配線116および中軸170を通じて、外部から電力が供給される。シース管152内には、発熱コイル154との隙間に、耐熱性を有する酸化マグネシウム等の絶縁粉末155が充填されている。シース管152の開口された後端と中軸170との間には、絶縁粉末155をシース管152内に密封するためのシール部材156が挿入されている。シース管152には、スウェージング加工が施されており、これにより、内部に充填された絶縁粉末155の緻密性が高められ、熱伝導効率を向上させている。このような構成のヒータ部150は、後端側が主体金具110内に配置され、先端側が、キャップ部120の開口部125から軸線方向ODに向かって突出するように配置されている。
ハウジング130内には、ヒータ部150よりも後端側に配置された環状の圧力センサ160と、圧力センサ160をハウジング130内に固定するためのセンサ固定部材132と、ヒータ部150の軸線Oに沿った変位によって発生する荷重又はヒータ部150の軸線Oに沿った変位を圧力センサ160に伝達するための伝達スリーブ134と、ヒータ部150の外周をハウジング130の内部に連結するための連結部材180と、が設けられている。
センサ固定部材132は、ステンレス鋼等によって形成された略円筒形状の部材である。センサ固定部材132は、主体金具110の内周に沿って配置されており、その先端部には、鍔状のフランジ部133が形成されている。このフランジ部133は、主体金具110の先端面に溶接されている。また、センサ固定部材132の後端には、圧力センサ160の外周部が溶接されている。本実施形態では、このセンサ固定部材132によって、圧力センサ160がハウジング130内の中央部付近に固定されている。
伝達スリーブ134は、ステンレス鋼等によって形成された略円筒状の部材である。伝達スリーブ134は、センサ固定部材132とヒータ部150との間に配置されている。伝達スリーブ134の先端は、センサ固定部材132のフランジ部133が形成されている位置付近において、ヒータ部150の外周に溶接されている。また、伝達スリーブ134の後端は、環状の圧力センサ160の内周部に溶接されている。ヒータ部150の軸線Oに沿った変位によって発生する荷重又はヒータ部150の軸線Oに沿った変位は、この伝達スリーブ134によって圧力センサ160の内周部に伝達される。
連結部材180(図2参照)は、ステンレス鋼やニッケル合金等によって形成された弾性を有する環状の部材である。連結部材180は、後端側に設けられた鍔状のフランジ部182と、先端側に設けられた薄膜状の平面部183と、フランジ部182と平面部183とを接続する円筒部184とを有する。フランジ部182は、その上面(後端側の面)が、センサ固定部材132のフランジ部133に溶接され、その下面(先端側の面)が、キャップ部120の後端面に溶接されている。図2に示すように、平面部183は、その内周部分に、先端側に向かって折り返された折り返し部185を有している。連結部材180は、この折り返し部185において、ヒータ部150の外周に溶接されている。本実施形態では、連結部材180の平面部183は、キャップ部120の円筒部122内に配置されている。ヒータ部150は、この連結部材180によって、ハウジング130に連結されるとともに、この連結部材180の弾性力によって、軸線Oに沿った変位が許容されている。なお、この連結部材180は、ヒータ部150とハウジング130とを連結することで、燃焼室から主体金具110内への気密を確保する役割も果たす。
圧力センサ160(図1参照)は、中軸170が通る開口部161が中央に設けられた環状の金属ダイアフラム162と、金属ダイアフラム162の上面(後端側の面)に接合されたピエゾ抵抗素子164と、を備えている。金属ダイアフラム162は、例えば、ステンレス鋼等によって形成されている。ピエゾ抵抗素子164には、ハウジング130内の所定の部位に設けられた集積回路166が電気的に接続されている。前述のように、金属ダイアフラム162の内周には、ヒータ部150に接続された伝達スリーブ134の後端が接合されている。そのため、燃焼圧の受圧によってヒータ部150が軸線Oに沿って変位すると、伝達スリーブ134によって、変位により発生する荷重又は変位量が金属ダイアフラム162に伝達され、金属ダイアフラム162を撓らせる。集積回路166は、この金属ダイアフラム162の変形をピエゾ抵抗素子164を用いて検出することで、内燃機関の燃焼圧を検出する。集積回路166は、こうして検出された燃焼圧を示す電気信号を、主体金具110の後端に挿入された配線116を通じて外部のECU等に出力する。
以上で説明した本実施形態のグロープラグ100では、キャップ部120を、主体金具110の材料よりも−40〜300℃の温度領域における引張強度(または耐力)の大きな高強度金属によって形成している。そのため、グロープラグ100を締め付ける際の応力が集中するキャップ部120の剛性を高めることが可能になる。更に、本実施形態では、キャップ部120よりも長さの長い主たる金属部品である主体金具110を、キャップ部120の材料よりも−40〜150℃の温度領域における熱膨張率の大きな高熱膨張金属によって形成している。そのため、エンジンヘッドの熱膨張に主体金具110の熱膨張を追従させることができる。これらの結果、燃焼室内の燃焼圧が高い場合や、エンジンヘッドの熱膨張率が大きい場合であっても、初期の締め付け軸力を必要以上に高めることなく、燃焼室とグロープラグ100との間の気密性を確保することが可能になる。尚、キャップ部120は、−40〜300℃の温度領域における引張強度(または耐力)が900MPa以上の材料によって形成されることが好ましい。これにより、キャップ部120の剛性を更に高めることが可能になる。また、−40〜150℃の温度領域において、主体金具110の熱膨張率は、エンジンヘッドを構成する材料の熱膨張率の2/3以上の大きさを有した材料によって形成されることが好ましい。これにより、燃焼室とグロープラグ100との間の気密性を十分に確保することが可能になる。
また、本実施形態では、高強度金属によりキャップ部120を形成しているため、円筒部122の厚みT1を主体金具110の厚みT2よりも薄くすることができる。よって、円筒部122の内径B1を主体金具110の内径B2よりも大きくすることが可能になり、これにより、連結部材180の平面部183の面積を大きくすることができる。この結果、ヒータ部150の軸線Oに沿った可動範囲を大きくすることができるので、圧力センサ160の性能(例えば、S/N比)を向上させることが可能になる。
また、円筒部122の厚みT1を主体金具110の厚みT2よりも薄くすることができるということは、換言すれば、主体金具110の厚みT2を円筒部122の厚みT1よりも厚くすることができるということである。そのため、エンジンヘッドの熱膨張に追従させるために高熱膨張金属によって形成した主体金具110の剛性を高めることが可能になる。よって、高熱膨張かつ高強度(高い引張強度あるいは大きな耐力)という特性を有する鋼を利用することができない場合であっても、主体金具110とキャップ部120とを本実施形態のように異なる特性の材料によって構成することで、グロープラグ100全体の強度が低下することや内燃機関の運転時に締め付け軸力が低下することを抑制することができる。
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明はこのような実施形態に限定されず、その趣旨を逸脱しない範囲で種々の構成を採ることができる。例えば、キャップ部120の厚みT1を、主体金具110の厚みT2よりも大きくしてもよい。また、連結部材180の平面部183を主体金具110内に設けることも可能である。その他、以下のような種々の態様を採ることが可能である。
上記実施形態では、ヒータ部150は、シース管152の中に発熱コイル154を埋設することで構成されているが、他の構成とすることも可能である。例えば、絶縁性セラミックの内部に導電性セラミックを埋設したセラミックヒータとしてヒータ部150を構成してもよい。
上記実施形態では、圧力センサ160は、環状の金属ダイアフラム162とピエゾ抵抗素子164によって構成することとした。しかし、圧力センサ160の構成はこれに限られず、燃焼圧力センサ付きのグロープラグで採用されている周知の圧力センサを適宜適用することが可能である。
上記実施形態では、薄膜状の平面部183を有する連結部材180によって、ハウジング130とヒータ部150とを連結することとした。これに対して、例えば、ベローズ(蛇腹)状の部材によって、ハウジング130とヒータ部150とを連結することとしてもよい。
上記実施形態では、ヒータ部150と圧力センサ160とが伝達スリーブ134を介して接続されることとしたが、ヒータ部150の後端部が、直接的に、圧力センサ160に接続される構成としてもよい。
上記実施形態では、中軸170を通じてヒータ部150に電力が供給されることとしたが、中軸170を省略し、配線116からヒータ部150に直接的に電力が供給されることとしてもよい。
100…グロープラグ
110…主体金具
112…工具係合部
114…ネジ部
116…配線
120…キャップ部
122…円筒部
124…テーパ部
125…開口部
126…角部
130…ハウジング
132…センサ固定部材
133…フランジ部
134…伝達スリーブ
150…ヒータ部
152…シース管
154…発熱コイル
155…絶縁粉末
156…シール部材
160…圧力センサ
161…開口部
162…金属ダイアフラム
164…ピエゾ抵抗素子
166…集積回路
170…中軸
180…連結部材
182…フランジ部
183…平面部
184…円筒部
185…折り返し部
200…プラグ取り付け孔
210…座面

Claims (3)

  1. 軸線方向に延びる筒状の主体金具と、前記主体金具の先端に設けられ、前記主体金具よりも前記軸線方向に沿った長さが短く、先端に向けて縮径する筒状のキャップ部と、
    を有するハウジングと、
    後端部が前記ハウジング内に配置され、先端部が前記キャップ部の先端から突出し、前記軸線方向に沿って移動可能な棒状のヒータ部と、
    前記軸線方向に沿った前記ヒータ部の移動を可能としつつ、前記ヒータ部と前記ハウジングとを繋ぐ連結部材と、
    前記ヒータ部を介して伝達される荷重に応じて、燃焼圧の検出を行う圧力センサと、を備える燃焼圧力センサ付きグロープラグであって、
    前記キャップ部は、前記主体金具の材料よりも、引張強度または耐力が大きい材料により形成されており、
    前記主体金具は、前記キャップ部の材料よりも、熱膨張率が大きい材料により形成されていることを特徴とする燃焼圧力センサ付きグロープラグ。
  2. 請求項1に記載の燃焼圧力センサ付きグロープラグであって、
    前記キャップ部は、後端側に、円筒状の円筒部を備えており、
    前記主体金具の厚みは、前記円筒部の厚みよりも厚いことを特徴とする燃焼圧力センサ付きグロープラグ。
  3. 請求項2に記載の燃焼圧力センサ付きグロープラグであって、
    前記円筒部の内径は、前記主体金具の内径よりも大きく、
    前記連結部材が、前記円筒部内に配置されていることを特徴とする燃焼圧力センサ付きグロープラグ。
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