JPWO2012111105A1 - 情報記録再生装置及び情報記録再生方法 - Google Patents

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Abstract

情報記録再生装置(1)は、ガイド層(51)と、ガイド層上に積層された複数の記録層(52)とを有する光ディスク(50)に対して、情報を記録する又は記録された情報を再生する。情報記録再生装置は、複数の記録層のうち一の記録層に対して、対物レンズ(101)を介して第1光ビーム(L1)を照射する記録再生光学系と、ガイド層に対して、対物レンズを介して第2光ビーム(L2)を照射するサーボ光学系と、対物レンズを支持すると共に、サーボ光学系からの再生信号に基づいて対物レンズを駆動する対物レンズ駆動手段(ACT1)と、記録再生光学系、サーボ光学系及び対物レンズ駆動手段をまとめて駆動可能なスライダ部(300)と、対物レンズの偏奇量を検出する偏奇量検出手段(230)と、検出された偏奇量を小さくするように、スライダ部の駆動速度を制御するスライダ制御手段(240)とを備える。

Description

本発明は、例えばサーボエラー信号検出用のガイド層と、複数の記録層とを含んでなる多層光ディスクに情報を記録又は記録された情報を再生する情報記録再生装置及び情報記録再生方法の技術分野に関する。
この種の装置として、例えば複数のデータ記録/再生層及びサーボ用ガイドトラック再生層を有する多層式光ディスクに対して、データの記録/再生を行うものが知られている。このような装置では、データの記録又は再生を行うための記録再生ビームと、ガイドトラックを検出するためのサーボビームとの間に位置ずれや光軸ずれが発生するおそれがある。
このため、記録再生ビームとサーボビームとの間に位置ずれがある場合には、トラッキングオフセットを振って記憶済データの振幅を測定しながらオフセット調整を行うという技術が提案されている(例えば、特許文献1参照)。また、記録再生側のトラッキングエラーとサーボ側のトラッキングエラーとを比較することで、記録再生ビームとサーボビームとの光軸ずれ量を検出し、トラッキングオフセットを与えて光軸ずれ量を補正するという技術が提案されている(例えば、特許文献2参照)。
特開2001−134961号公報 特開2001−357542号公報
しかしながら、上述した特許文献1及び2に係る技術のように、記録再生ビームとサーボビームとの位置ずれ及び光軸ずれを補正する場合、位置ずれ及び光軸ずれが変動することによる新たな不具合が生じてしまうおそれがある。具体的には、記録再生ビームとサーボビームとの位置ずれ及び光軸ずれが変動すると、記録されるトラックのピッチに狭い部分と広い部分とが生じてしまう。即ち、トラックピッチむらが発生してしまう。トラックピッチむらが発生したとすると、例えばトラックピッチが狭い部分では、再生時の信号劣化を招き、再生性能やトラッキング性能に問題が生じる可能性がある。従って、上述した特許文献1及び2に係る技術は、記録及び再生において安定した性能を確保することが困難であるという技術的問題点を有している。
本発明は、例えば上述した技術的な問題に鑑みて為されたものであり、ガイド層を有する多層式光ディスクにおけるトラックピッチむらの発生を抑制することが可能な情報記録再生装置及び情報記録再生方法を提供することを課題とする。
上記課題を解決するために、本発明の第1の情報記録再生装置は、ガイドトラックが形成されたガイド層と、前記ガイド層上に積層された複数の記録層とを有する光ディスクに対して、情報を記録する又は記録された情報を再生する情報記録再生装置であって、前記複数の記録層のうち一の記録層に対して、対物レンズを介して記録再生用の第1光ビームを照射する記録再生光学系と、前記ガイド層に対して、前記対物レンズを介してトラッキング用の第2光ビームを照射するサーボ光学系と、前記対物レンズを支持すると共に、前記サーボ光学系からの再生信号に基づいて前記対物レンズを駆動する対物レンズ駆動手段と、前記記録再生光学系、前記サーボ光学系及び前記対物レンズ駆動手段をまとめて駆動可能なスライダ部と、前記対物レンズ駆動手段の駆動範囲内での前記対物レンズの偏奇量を検出する偏奇量検出手段と、前記検出された偏奇量を小さくするように、前記スライダ部の駆動速度を制御するスライダ制御手段とを備える。
本発明の第1の情報記録再生装置は、案内構造であるガイドトラックが形成されたガイド層と、該ガイド層上に積層された複数の記録層とを有する光ディスクに対して情報を記録する、又は記録された情報を再生する。このため、本発明の第1の情報記録再生装置は特に、情報を記録又は再生するための記録再生光学系と、記録時のトラッキングを行うためのサーボ光学系とを備えている。
記録再生光学系は、例えばLD(Laser Diode)等である光源を有しており、光ディスクの複数の記録層のうち一の記録層に対して、対物レンズを介して記録再生用の第1光ビームを照射する。尚、ここでの「記録再生用」とは、情報の記録に用いることもできるし、再生に用いることもできるという意味である。他方、サーボ光学系は、光ディスクのガイド層に対して、対物レンズを介してトラッキング用の第2光ビームを照射する。即ち、記録再生光学系及びサーボ光学系の各光学系は、光ディスクの異なる層に対して夫々光ビームを照射する。尚、第1光ビームの波長は、例えば405nm(ナノメートル)であり、第2光ビームの波長は、例えば660nmである。
記録再生光学系及びサーボ光学系によって照射される光は、共に対物レンズを介して光ディスクに照射される。対物レンズは、例えばレンズアクチュエータ等である対物レンズ駆動手段によって支持されている。対物レンズ駆動手段は、例えば対物レンズをその外周側から包囲して保持するように設けられており、サーボ光学系からの再生信号に基づいて対物レンズを駆動する。具体的には、例えばサーボ光学系からの再生信号に応じて生成されるトラッキングエラーに基づいて、記録再生光学系による第1光ビームの照射位置を調整するように対物レンズを駆動する。尚、対物レンズ駆動手段は、対物レンズを、光ディスクの表面に沿って(例えば、ガイド層に形成されたトラックの接線方向に垂直な方向に)駆動可能であると共に、対物レンズを、光ディスクに入射する各光ビームの光軸方向に沿って駆動可能である。
上述した記録再生光学系、サーボ光学系及び対物レンズ駆動手段の各々は、スライダ部によってまとめて駆動可能とされている。具体的には、例えば記録再生光学系、サーボ光学系及び対物レンズ駆動手段を含む筐体に固定されたスライダ部の位置が、ステッピングモータ等の駆動によって変更可能とされている。スライダ部は、対物レンズ駆動手段よりも駆動範囲が大きく設定されており、対物レンズ駆動手段だけでは対応できないような位置へと各光学系を移動させることができる。
本発明の第1の情報記録再生装置による情報の記録又は再生時には、偏奇量検出手段によって、対物レンズ駆動手段の駆動範囲内での対物レンズの偏奇量が検出される。尚、ここでの「偏奇量」とは、対物レンズが、対物レンズ駆動手段の駆動範囲内でどの程度偏った位置に存在しているかを示す値であり、典型的には、対物レンズ駆動手段の駆動範囲における中心位置からの距離として決定される。
対物レンズの偏奇量が検出されると、スライダ制御手段によって、検出された偏奇量を小さくするようにスライダ部が制御される。具体的には、対物レンズが一の方向に偏奇している場合、スライダ部も一の方向へと駆動される。即ち、検出された対物レンズの偏奇量を打ち消すような方向へと、スライダ部が駆動される。対物レンズの偏奇量が小さくなれば、対物レンズ駆動手段の偏奇方向における作動範囲が限定されてしまうことを防止できる。更には、第1光ビームと第2光ビームとの位置ずれや光軸ずれを低減することができる。
ここで特に、上述したスライダ制御手段は、スライダ部の駆動速度を制御することで、スライダ部の駆動を制御する。具体的には、スライダ部は、偏奇量を小さくするための目標位置が指定され、該目標位置を目指して移動するように駆動されるのではなく、目標位置への移動を実現するための駆動速度が指定されることによって駆動される。即ち、スライダ制御手段は、スライダ部に対する位置制御でなく速度制御を行う。速度制御では、位置制御と比べて対物レンズの偏奇量だけでなく偏奇量の変化に対しても制御が可能であるため、対物レンズの偏奇量の変動を抑えつつ偏奇量を減少させることができる。言い換えれば、速度制御によれば、位置制御と比べて緩やかに対物レンズの偏奇量が小さくされる。
本願発明者の研究によれば、対物レンズの偏奇量が比較的大きく変動した場合、トラックピッチむらが生じてしまうことが判明している。そして、このトラックピッチむらは、再生時の信号劣化を招き、再生性能やトラッキング性能に問題を生じさせる原因となるおそれがある。
しかるに本発明の第1の情報記録再生装置は、上述したようにスライド部が速度制御される。従って、対物レンズの偏奇量の変動は比較的小さなものとなり、トラックピッチむらの発生を抑制することができる。
本発明の第1の情報記録装置の一態様では、前記スライダ制御手段は、前記スライダ部の駆動速度を、前記ガイドトラックの進行速度に近づけるように制御する。
この態様によれば、スライダ部の駆動速度が、ガイドトラックの進行速度(より具体的には、スライド部がスライドする方向でのガイドトラックの進行速度)に近づけられるため、より好適に偏奇量を小さくすることができる。即ち、偏奇量の変動を抑制しつつ、徐々に偏奇量を小さくすることができる。
尚、スライダ部の駆動速度は、ガイドトラックの進行速度と一致することが好ましいが、完全に一致しない場合であっても、多少なりともガイドトラックの進行速度に近づけることができれば、上述した効果は相応に得られる。
本発明の第1の情報記録装置の他の態様では、前記スライダ制御手段は、前記スライダ部の駆動速度の基準とすべき基準速度を算出する基準速度算出手段を有しており、前記基準速度に基づいて前記スライダ部の駆動速度を制御する。
この態様によれば、スライダ制御手段によるスライダ部の制御が行われる際には、基準速度算出手段によって、スライダ部の駆動速度の基準とすべき基準速度が算出される。尚、ここでの「基準速度」とは、記録再生光学系から照射される第1光ビームによって適切な記録を行うためのスライダ部の駆動速度(言い換えれば、記録中にガイドトラックが進む速度)である。
基準速度は、例えば光ディスクの回転周波数、ガイドトラックのトラックピッチを用いて算出できる。また、光ディスクにおける半径位置からも算出可能である。このようにして算出される基準速度は、当該装置の特性上、非常に正確性が高いものとなる。
基準速度が算出されると、スライダ制御手段は、算出された基準速度に基づいてスライダ部の駆動速度を制御する。例えば、実現すべき駆動速度に対して、基準速度をフィードフォワード値(即ち、予め分かっている与えるべき制御量)として加算する。このような制御によれば、位置制御と比較して誤差が蓄積し易い速度制御においても、精度の高い制御が可能となる。従って、トラックピッチむらの発生を、より好適に抑制することが可能となる。
本発明の第1の情報記録装置の他の態様では、前記スライダ制御手段は、前記記録再生光学系において情報を記録する場合には、前記スライダ部の駆動速度を制御し、前記記録再生光学系において情報を再生する場合には、前記スライダ部の位置を制御する。
この態様によれば、記録再生光学系において情報を記録する場合には、スライダ制御手段によってスライダ部の駆動速度が制御される。即ち、速度制御が行われる。一方で、記録再生光学系において情報を再生する場合には、スライダ制御手段によってスライダ部の位置が制御される。即ち、位置制御が行われる。
上述したように、速度制御によれば、位置制御と比べて緩やかに対物レンズの偏奇量が小さくされるため、記録時のトラックピッチむらの発生を抑制することが可能となる。他方で、再生時にはトラックピッチむらが新たに発生してしまうことはないため、速度制御より高速で精度の高い位置制御を用いることで、より好適にスライダ部を駆動させることが可能となる。
上記課題を解決するために、本発明の第2の情報記録再生装置は、ガイドトラックが形成されたガイド層と、前記ガイド層上に積層された複数の記録層とを有する光ディスクに対して、情報を記録する又は記録された情報を再生する情報記録再生装置であって、前記複数の記録層のうち一の記録層に対して、対物レンズを介して記録再生用の第1光ビームを照射する記録再生光学系と、前記ガイド層に対して、前記対物レンズを介してトラッキング用の第2光ビームを照射するサーボ光学系と、前記対物レンズを支持すると共に、前記サーボ光学系からの再生信号に基づいて前記対物レンズを駆動する対物レンズ駆動手段と、前記記録再生光学系、前記サーボ光学系及び前記対物レンズ駆動手段をまとめて駆動可能なスライダ部と、前記対物レンズ駆動手段の駆動範囲内での前記対物レンズの偏奇量を検出する偏奇量検出手段と、前記検出された偏奇量を基準偏奇量として保持するように前記スライダ部を制御する偏奇量保持制御手段とを備える。
本発明の第2の情報記録再生装置は、案内構造であるガイドトラックが形成されたガイド層と、該ガイド層上に積層された複数の記録層とを有する光ディスクに対して情報を記録する、又は記録された情報を再生する。このため、本発明の第2の情報記録再生装置は特に、情報を記録又は再生するための記録再生光学系と、記録時のトラッキングを行うためのサーボ光学系とを備えている。
記録再生光学系は、例えばLD(Laser Diode)等である光源を有しており、光ディスクの複数の記録層のうち一の記録層に対して、対物レンズを介して記録再生用の第1光ビームを照射する。尚、ここでの「記録再生用」とは、情報の記録に用いることもできるし、再生に用いることもできるという意味である。他方、サーボ光学系は、光ディスクのガイド層に対して、対物レンズを介してトラッキング用の第2光ビームを照射する。即ち、記録再生光学系及びサーボ光学系の各光学系は、光ディスクの異なる層に対して夫々光ビームを照射する。尚、第1光ビームの波長は、例えば405nm(ナノメートル)であり、第2光ビームの波長は、例えば660nmである。
記録再生光学系及びサーボ光学系によって照射される光は、共に対物レンズを介して光ディスクに照射される。対物レンズは、例えばレンズアクチュエータ等である対物レンズ駆動手段によって支持されている。対物レンズ駆動手段は、例えば対物レンズをその外周側から包囲して保持するように設けられており、サーボ光学系からの再生信号に基づいて対物レンズを駆動する。具体的には、例えばサーボ光学系からの再生信号に応じて生成されるトラッキングエラーに基づいて、記録再生光学系による第1光ビームの照射位置を調整するように対物レンズを駆動する。尚、対物レンズ駆動手段は、対物レンズを、光ディスクの表面に沿って(例えば、ガイド層に形成されたトラックの接線方向に垂直な方向に)駆動可能であると共に、対物レンズを、光ディスクに入射する各光ビームの光軸方向に沿って駆動可能である。
上述した記録再生光学系、サーボ光学系及び対物レンズ駆動手段の各々は、スライダ部によってまとめて駆動可能とされている。具体的には、例えば記録再生光学系、サーボ光学系及び対物レンズ駆動手段を含む筐体に固定されたスライダの位置が、ステッピングモータ等の駆動によって変更可能とされている。スライダ部は、対物レンズ駆動手段よりも駆動範囲が大きく設定されており、対物レンズ駆動手段だけでは対応できないような位置へと各光学系を移動させることができる。
本発明の第2の情報記録再生装置による情報の記録又は再生時には、偏奇量検出手段によって、対物レンズ駆動手段の駆動範囲内での対物レンズの偏奇量が検出される。尚、ここでの「偏奇量」とは、対物レンズが、対物レンズ駆動手段の駆動範囲内でどの程度偏った位置に存在しているかを示す値であり、典型的には、対物レンズ駆動手段の駆動範囲における中心位置からの距離として決定される。
対物レンズの偏奇量が検出されると、偏奇量保持制御手段によって、検出された偏奇量が基準偏奇量として設定され、基準偏奇量を保持するようにスライダ部が制御される。即ち、スライダ部は、対物レンズの偏奇量が変化しないように制御される。
本願発明者の研究によれば、対物レンズの偏奇量が比較的大きく変動した場合、トラックピッチむらが生じてしまうことが判明している。そして、このトラックピッチむらは、再生時の信号劣化を招き、再生性能やトラッキング性能に問題を生じさせる原因となるおそれがある。
しかるに本発明の第2の情報記録再生装置は、上述したようにスライド部が対物レンズの偏奇量を保持するように駆動制御される。従って、対物レンズの偏奇量の変動は全く或いは殆どなくなり、トラックピッチむらの発生を抑制することができる。
本発明の第2の情報記録装置の一態様では、前記偏奇量保持制御手段は、前記偏奇量が所定閾値より大きく変動したことを検出した場合に、前記基準偏奇量を再設定する。
この態様によれば、スライド制御手段によってスライド部が対物レンズの偏奇量を保持するように駆動制御されている際に、偏奇量の変動が検出される。そして、偏奇量の変動が所定閾値より大きく変動した場合には、基準偏奇量が再設定される。尚、ここでの「所定閾値」は、対物レンズの偏奇量を保持するのが困難或いは適切でない状況であるか否かを判定するための閾値であり、予め理論的、実験的或いは経験的に求められ、設定されている。
例えば、対物レンズの偏奇量を保持するように駆動制御している際に、トラック飛び等に起因して比較的大きな偏奇量の変動が発生したとする。この場合、基準偏奇量を保持しようとすると(即ち、変動してしまった偏奇量を基準偏奇量へと戻そうとすると)、その分、偏奇量が大きく変動してしまうことになり、結果的にトラックピッチむらを発生させてしまうおそれがある。
しかるに本態様では、上述したように、対物レンズの偏奇量が所定閾値より大きく変動した場合には、基準偏奇量が再設定される(即ち、変動後の偏奇量が新たな基準偏奇量として設定される)ため、偏奇量の変動を最小限に抑えることができる。よって、予期せぬ偏奇量の変動に起因してトラックピッチむらが発生してしまうことを防止することが可能である。
本発明の第2の情報記録装置の他の態様では、前記偏奇量保持制御手段は、前記記録再生光学系において情報を記録する場合にのみ、前記検出された偏奇量を前記基準偏奇量として保持するように前記スライダ部を制御する。
この態様によれば、スライダ制御手段による基準偏奇量を保持するようなスライダ部の制御は、再生時には行われず、記録時にのみ行われる。尚、再生時には、例えば対物レンズの偏奇量を小さくするようにスライダ部が制御される。このような制御によれば、再生時において、対物レンズの駆動範囲が偏奇状態によって限定されてしまうことや、対物レンズの偏奇によるトラッキング誤差の発生を防止でき、安定で精度の高いトラッキング制御を行うことができる。
上述した基準偏奇量を保持する制御によれば、記録時において対物レンズの偏奇量の変動を抑えることができるため、トラックピッチむらの発生を抑制できる。一方で、再生時には、対物レンズの偏奇量が変動したとしても、新たなトラックピッチむらが発生するおそれはない。よって、本態様によれば、記録時におけるトラックピッチむらの発生を抑制しつつ、好適な再生制御が行える。
上記課題を解決するために、本発明の第1の情報記録再生方法は、ガイドトラックが形成されたガイド層と、前記ガイド層上に積層された複数の記録層とを有する光ディスクの前記複数の記録層のうち一の記録層に対して、対物レンズを介して記録再生用の第1光ビームを照射する記録再生光学系と、前記ガイド層に対して、前記対物レンズを介してトラッキング用の第2光ビームを照射するサーボ光学系と、前記対物レンズを支持すると共に、前記サーボ光学系からの再生信号に基づいて前記対物レンズを駆動する対物レンズ駆動手段と、前記記録再生光学系、前記サーボ光学系及び前記対物レンズ駆動手段をまとめて駆動可能なスライダ部とを備える情報記録再生装置における情報記録再生方法であって、前記対物レンズ駆動手段の駆動範囲内での前記対物レンズの偏奇量を検出する偏奇量検出工程と、前記検出された偏奇量を小さくするように、前記スライダ部の駆動速度を制御するスライダ制御工程とを備える。
本発明の第1の情報記録再生方法によれば、上述した本発明の第1の情報記録再生装置と同様に、スライド部が速度制御される。従って、対物レンズの偏奇量の変動は比較的小さなものとなり、トラックピッチむらの発生を抑制することができる。
尚、本発明の第1の情報記録再生方法においても、上述した本発明の第1の情報記録再生装置における各種態様と同様の各種態様を採ることが可能である。
上記課題を解決するために、本発明の第2の情報記録再生方法は、ガイドトラックが形成されたガイド層と、前記ガイド層上に積層された複数の記録層とを有する光ディスクの前記複数の記録層のうち一の記録層に対して、対物レンズを介して記録再生用の第1光ビームを照射する記録再生光学系と、前記ガイド層に対して、前記対物レンズを介してトラッキング用の第2光ビームを照射するサーボ光学系と、前記対物レンズを支持すると共に、前記サーボ光学系からの再生信号に基づいて前記対物レンズを駆動する対物レンズ駆動手段と、前記記録再生光学系、前記サーボ光学系及び前記対物レンズ駆動手段をまとめて駆動可能なスライダ部とを備える情報記録再生装置における情報記録再生方法であって、前記対物レンズ駆動手段の駆動範囲内での前記対物レンズの偏奇量を検出する偏奇量検出工程と、前記検出された偏奇量を基準偏奇量として保持するように前記スライダ部を制御する偏奇量保持制御工程とを備える。
本発明の第2の情報記録再生方法によれば、上述した本発明の第2の情報記録再生装置と同様に、スライド部が対物レンズの偏奇量を保持するように駆動制御される。従って、対物レンズの偏奇量の変動は全く或いは殆どなくなり、トラックピッチむらの発生を抑制することができる。
尚、本発明の第2の情報記録再生方法においても、上述した本発明の第2の情報記録再生装置における各種態様と同様の各種態様を採ることが可能である。
本発明の作用及び他の利得については、以下に示す実施の形態とともに説明する。
第1実施形態に係る情報記録再生装置の全体構成を示す概略構成図である。 第1実施形態に係るスライダ制御部の具体的な構成を示すブロック図である。 第1実施形態に係る情報記録再生装置の記録時の動作を示すフローチャートである。 対物レンズが偏奇していない状態を示す側面図である。 対物レンズが右側に偏奇している状態を示す側面図である。 対物レンズが左側に偏奇している状態を示す側面図である。 ガイドトラックに偏芯がある場合のガイドトラックと記録トラックのズレを示す概念図である。 対物レンズがガイドトラックの進行方向と逆に動く場合のガイドトラックと記録トラックのズレを示す概念図である。 対物レンズがガイドトラックの進行方向に動く場合のガイドトラックと記録トラックのズレを示す概念図である。 第2実施形態に係るスライダ制御部の具体的な構成を示すブロック図である。 第2実施形態に係る情報記録再生装置の記録時の動作を示すフローチャートである。
以下では、図面を参照して、本発明の実施形態について詳細に説明する。
<第1実施形態>
第1実施形態に係る情報記録再生装置及び情報記録再生方法について、図1から図9を参照して説明する。
先ず、第1実施形態に係る情報記録再生装置の全体構成について、図1を参照して説明する。ここに図1は、第1実施形態に係る情報記録再生装置の全体構成を示す概略構成図である。
図1において、光ディスク50は、スパイラル状又は同心円状のガイドトラックが予め形成されたガイド層51と、該ガイド層51の上に積層された複数の記録層52とを有している。即ち、光ディスク50は、所謂、ガイド層分離型多層光ディスクである。ここで、ガイド層51には、トラッキングエラー信号を得るためのグルーブ構造が予め形成されている。他方、複数の記録層52には、何らの案内構造(例えばピット、グルーブ等)も形成されていない。
情報記録再生装置1は、光ピックアップ10、スピンドルモータ20、制御部30、スライダ300を備えて構成されている。
スピンドルモータ20は、光ディスク50を着脱自在且つ回転自在に保持するターンテーブル(図示せず)を有している。
光ピックアップ10は、光ディスク50の複数の記録層52のうち一の記録層に対して、記録再生光L1を照射する記録再生光学系と、光ディスク50のガイド層51に対して、サーボ光L2を照射するサーボ光学系とを有している。
記録再生光学系では、例えば青色レーザーダイオード等である光源LD1から記録再生光L1が出射される。尚、光源LD1は、図示しない駆動回路によって出力が制御されており、例えば記録時には、所望のデータに合わせて高出力で変調駆動され、再生時には一定の比較的低出力で駆動される。出射された記録再生光L1は、コリメータレンズ111、偏光ビームスプリッタPBS1、二枚のレンズの間隔をアクチュエータACT2によって変化させることで平行光に若干の拡散・収束角度を与えるビームエキスパンダ112を介して、ダイクロイックプリズムDPに入射される。ダイクロイックプリズムDPは、記録再生光L1を反射するように設計されており、記録再生光L1は、ダイクロイックプリズムDPの反射面で反射され、光ディスク50方向へ90度光路が曲げられる。記録再生光L1は、4分の1波長板102を透過して円偏光となった後、対物レンズ101により光ディスク50の複数の記録層52のうち一の記録層(即ち、記録又は再生対象の記録層)上に集光される。
一の記録層で反射された記録再生光L1は、対物レンズ101を介して、4分の1波長板102を透過することで、入射光に対して偏光方向が90度回転した直線偏光となる。記録再生光L1は、入射時とは逆の光路を辿り、偏光ビームスプリッタPBS1の反射面で反射され、集光レンズ113を介して、受光素子PD1へと導かれる。受光素子PD1は、受光強度に応じたレベルの電圧信号を生成する。
サーボ光学系では、例えば赤色レーザーダイオード等である光源LD2からサーボ光L2が出射される。尚、光源LD2は、図示しない駆動回路によって、一定の出力になるように駆動される。出射されたサーボ光L2は、コリメータレンズ121、偏光ビームスプリッタPBS2を介して、ダイクロイックプリズムDPに入射される。ダイクロイックプリズムDPは、サーボ光L2を透過するように設計されており、サーボ光L2は、ダイクロイックプリズムDPを透過し、4分の1波長板102を透過して円偏光となった後、対物レンズ101により光ディスク50のガイド層51上に集光される。
ガイド層51で反射されたサーボ光L2は、対物レンズ101を介して、4分の1波長板102を透過することで、入射光に対して偏光方向が90度回転した直線偏光となる。サーボ光L2は、入射時とは逆の光路を辿り、偏光ビームスプリッタPBS2の反射面で反射され、集光レンズ122を介して、受光素子PD2へと導かれる。受光素子PD2は、例えば4分割の受光面を有しており、分割面毎に受光強度に応じたレベルの電圧信号を生成する。
尚、記録再生光学系及びサーボ光学系に共通して用いられる対物レンズ101は、本発明の「アクチュエータ駆動手段」の一例であるアクチュエータACT1によって駆動される。アクチュエータACT1は、対物レンズ101を光軸方向に移動させるフォーカシング部分と、対物レンズ101を光軸に垂直なディスク半径方向(即ち、ガイドトラックの接線方向に直角な方向)に移動させるトラッキング部分を有している。
制御部30は、トラッキングエラー生成部210、トラッキング制御部220、対物レンズ駆動部230、スライダ制御部240及びスライダ駆動部250を備えて構成されている。
トラッキングエラー生成部210は、受光素子PD2から出力される電圧信号に応じてトラッキングエラー信号を生成する。トラッキングエラー信号は、サーボ光L2におけるガイド層51上のビームスポット位置のガイドトラック中心からの誤差を示す信号である。トラッキングエラー信号の生成には、例えばプッシュプル法等の公知の信号生成方法を用いることができる。トラッキングエラー信号は、トラッキング制御部に供給される。
トラッキング制御部220は、トラッキングエラー生成部210から供給されるトラッキングエラー信号に基づいて、トラッキング制御を行うためのトラッキング制御信号を生成する。尚、ここでのトラッキング制御とは、例えばガイド層51のガイドトラックに、サーボ光L2のビームスポットを沿わせて追従させるような制御である。トラッキング制御信号は、対物レンズ駆動部230に供給される。また、トラッキング制御信号の低域成分は、対物レンズ101の偏奇状態を示す信号として、スライダ制御部240に供給される。
対物レンズ駆動部230は、供給されるトラッキング制御信号に基づいて、アクチュエータACT1を駆動し、対物レンズ101を光ディスク50の半径方向に移動させる。このとき、記録再生光L1のビームスポットも間接的に光ディスク50の半径方向へ位置決めされることになる。これにより、トラッキングサーボがオンの状態(即ち、サーボ光L2がガイドトラックを追従している状態)で、記録層52に記録再生光L1を集光させながら変調して記録を行うと、ガイドトラックを写像したような記録トラックが記録層52上に形成される。
スライダ制御部240は、トラッキング制御部220から供給されるトラッキング制御信号の低域部分に基づいて、スライダ300を駆動するためのスライダ駆動パルス信号を生成する。ここで、スライダ制御部240の具体的な構成について、図2を参照して説明する。ここに図2は、第1実施形態に係るスライダ制御部の具体的な構成を示すブロック図である。
図2において、スライダ制御部240は、低域通過フィルタ410と、目標値設定器420と、補償器430と、パルス発生器440とを備えて構成されている。
低域通過フィルタ410は、トラッキング制御信号の低域部分のみを通過させるフィルタである。低域通過フィルタ410によって抽出される信号は、対物レンズ101の偏奇状態を示すものとなる。
目標値設定器420は、スライダ300の制御における目標値を設定する。目標値設定器420は、例えば記録開始時の対物レンズ101の偏奇状態である基準偏奇量を目標値として設定する。
補償器430は、スライダ300の制御における制御帯域を制限し、スライダ制御信号を生成する。
パルス発生器は、補償器430において生成されたスライダ制御信号と所定の値とを互いに比較し、ステッピングモータ310を駆動するためのスライダ駆動パルス信号を生成する。スライダ駆動パルス信号は、スライダ駆動部250に供給される。
図1に戻り、スライダ駆動部250は、スライダ制御部240から供給されるスライダ駆動パルス信号に基づいて、ステッピングモータ310を回転駆動する。これによって、ステッピングモータの回転軸に取付けられたボールねじが駆動され、スライダ300が駆動される。
スライダ300は、光ピックアップ10と固定されているため、スライダ300の駆動に応じて、記録再生光学系及びサーボ光学系の光学系全体が移動される。
次に、第1実施形態に係る情報記録再生装置の動作について、図3を参照して説明する。ここに図3は、第1実施形態に係る情報記録再生装置の記録時の動作を示すフローチャートである。尚、本実施形態に係る情報記録再生装置は、図示しないスピンドル制御部及びフォーカス制御部を備えており、図3に示すフローチャートの開始時点では、スピンドルサーボ及びフォーカスサーボがオンの状態とされているものとする。また、光ディスク50は線速度一定に回転制御され、記録再生光L1は所望の記録層52上に、サーボ光L2はガイド層51上に焦点制御されているものとする。
図3において、第1実施形態に係る情報記録再生装置1の動作時には、例えば図示しないシステムコントローラから記録開始指令が出される。記録開始指令を受けたスライダ制御部240は、スライダ駆動パルス信号を生成し、ステッピングモータ310駆動する。これにより、記録開始待機位置となる所望の半径位置にスライダ300及び各光学系が移動される(ステップS101)。
続いて、トラッキングサーボがオンとされる(ステップS102)。即ち、サーボ光L2がガイドトラックを追従している状態とされる。また、スライダ位置サーボがオンとされる(ステップS103)。即ち、スライダ300がスライダ制御部240によって位置制御される状態となる。
トラッキングサーボ及びスライダ位置サーボが共にオンとされると、ガイド層51からの再生信号又は記録層52の記録済データの再生信号を用いて、現在のアドレスが確認される(ステップS104)。ここで、アドレスが記録開始位置付近の記録開始待機位置から外れている場合(ステップS105:NO)、例えばトラッキングサーボが一時的にオフとされ、記録開始待機位置への再アクセスが行われる。
アドレスが記録開始待機位置である場合(ステップS105:YES)、トラッキングサーボ及びスライダ位置サーボがオンで安定した状態で記録開始位置待ちが行われ、記録開始位置になった時点での対物レンズ101の偏奇位置が、目標設定器420(図2参照)において目標値として設定される(ステップS106)。スライダ制御部240は、対物レンズ101の偏奇量が、ここで設定された目標値となるようにスライダ300を制御する。よって、対物レンズ101の偏奇量は、記録開始時点の状態で保持される。
目標値が設定されると、記録光学系の光源が変調され、光ディスク50への記録が開始される(ステップS107)。記録中には、対物レンズ101の偏奇状態が安定しているか否かが監視される(ステップS108)。即ち、対物レンズ101の偏奇量が目標値のまま保持されているか否かが監視されている。
ここで、例えばトラック飛び等に起因して、対物レンズ101の偏奇量が所定の閾値より大きく変動してしまった場合(ステップS108:NO)、目標設定器420において、変動後の対物レンズ101の偏奇量が目標値として再設定される(ステップS107)。これにより、予期せぬ偏奇量の変動が発生した場合でも、偏奇量の変動を好適に抑制することができる。
記録が終了すると(ステップS110:YES)、記録光学系の光源の変調が終了され(ステップS111)、本実施形態に係る情報記録再生装置による一連の処理は終了する。
次に、第1実施形態に係る情報記録再生装置による効果について図4から図9を参照して説明する。
先ず、第1実施形態に係る情報記録再生装置のように、1つの対物レンズ101を介して2つの光ビーム(即ち、記録再生光L1及びサーボ光L2)を照射する場合に起こり得る光軸ずれについて、図4から図7を参照して説明する。ここに図4は、対物レンズが偏奇していない状態を示す側面図である。また図5は、対物レンズが右側に偏奇している状態を示す側面図であり、図6は、対物レンズが左側に偏奇している状態を示す側面図である。図7は、ガイドトラックに偏芯がある場合のガイドトラックと記録トラックのズレを示す概念図である。
図4に示すように、対物レンズ101が、アクチュエータACT1の作動範囲の中心に位置している場合、記録再生光L1及びサーボ光L2の光軸は、概ね同じ位置となる。よって、この場合は、ガイドトラックに沿うように記録トラックが形成される。
一方、図5及び図6に示すように、対物レンズ101が、アクチュエータACT1の作動範囲の中心からずれた箇所に位置している場合、記録再生光L1とサーボ光L2との間には、図に示すような光軸ずれが発生する。よって、この場合は、ガイドトラックからずれた位置に記録トラックが形成される。
図7において、上述したような光軸ずれは、例えばガイドトラックが光ディスク50の回転中心に対して偏芯を持っている場合に発生することがある。この場合、記録トラックは、光ディスク50の回転周期に合わせて周期的にずれて形成される。しかしながら、隣接トラック同士で見れば、偏芯量は概ね同じであり、記録時の対物レンズの偏奇状態も同様となる。よって、記録トラックがガイドトラックとずれていても、隣接するトラック同士の間隔は一定となり、トラックピッチむらは生じない。
次に、トラックピッチむらの発生について、図8及び図9を参照して説明する。ここに図8は、対物レンズがガイドトラックの進行方向と逆に動く場合のガイドトラックと記録トラックのズレを示す概念図である。また図9は、対物レンズがガイドトラックの進行方向に動く場合のガイドトラックと記録トラックのズレを示す概念図である。
図8において、記録時のガイドトラックの進みに対して、スライダ300の位置制御が遅れる場合(即ち、アクチュエータACT1の中心に対する対物レンズ101の相対位置がガイドトラックの進行方向と逆に動く場合)、記録トラックのトラックピッチは狭くなる。
他方、図9において、記録時のガイドトラックの進みに対して、スライダ300の位置制御が更に進む場合(即ち、アクチュエータACT1の中心に対する対物レンズ101の相対位置がガイドトラックの進行方向に動く場合)、記録トラックのトラックピッチは広くなる。
以上の結果から、サーボ光L2がガイドトラックを精度よく追従している条件において、トラックピッチを決めるのは、アクチュエータACT1内の対物レンズ101の偏奇量の変化率であることが分かる。即ち、対物レンズ101の偏奇量が変化した場合に、トラックピッチむらが発生すると言える。トラックピッチむらは、再生時の信号劣化を招き、再生性能やトラッキング性能に問題を生じさせる原因となるおそれがある。
しかるに第1実施形態に係る情報記録再生装置によれば、上述したように、スライダ300が対物レンズ101の偏奇量を保持するように制御される。従って、対物レンズの偏奇量の変動は全く或いは殆どなくなり、トラックピッチむらの発生を抑制することができる。
<第2実施形態>
次に、第2実施形態に係る情報記録再生装置及び情報記録再生方法について、図10及び図11を参照して説明する。尚、第2実施形態は、上述した第1実施形態と比べて一部の構成及び動作が異なるのみであり、他の部分については概ね同様である。このため、以下では第1実施形態と異なる部分について詳細に説明し、その他の重複する部分については適宜説明を省略するものとする。
第2実施形態に係る情報記録再生装置の全体構成は、図1に示した第1実施形態に係る情報記録再生装置1と同様である。但し、スライダ制御部240の構成について、一部異なる部分がある。以下では、第2実施形態に係るスライダ制御部の具体的な構成について、図10を参照して説明する。ここに図10は、第2実施形態に係るスライダ制御部の具体的な構成を示すブロック図である。
図10において、第2実施形態に係るスライダ制御部240は、低域通過フィルタ510と、第1補償器520と、パルス発生器530と、第2補償器540と、可変周波数発振器550と、パルスカウンタ560と、フィードフォワード演算器570とを備えて構成されている。
低域通過フィルタ510、第1補償器520及びパルス発生器530は、それぞれ第1実施形態に係る低域通過フィルタ410、補償器430及びパルス発生器440(図2参照)と同様の構成である。但し、第2実施形態では、目標値設定器420が備えられておらず、目標値はゼロで固定されている。尚、第1補償器520及びパルス発生器530は、記録時には用いられず、再生時のみに用いられる。
第2補償器540は、第1補償器530と同様の構成であり、スライダ300の制御における制御帯域を制限し、スライダ制御信号を生成する。
可変周波数発振器は、例えばVCO(Voltage Controlled Oscillator)やDCO(Digital Controlled Oscillator)と呼ばれるものであり、第2補償器540から供給されるスライダ制御信号に基づいて、スライダ駆動パルス信号の周波数を変化させる。スライダ駆動パルス信号の周波数を変化することで、スライダ300は駆動速度が制御されることになる。
パルスカウンタ560は、可変周波数発振器から出力されたスライダ駆動パルス信号のパルス数をカウントして、光ディスク50における半径位置Rを検出する。
フィードフォワード演算器570は、例えば光ディスク50の回転周波数Frotやパルスカウンタ560で検出された半径位置Rを用いて、フィードフォワード値を算出する。フィードフォワード値は、例えば記録中のガイドトラックが進む速度とすることができる。算出されたフィードフォワード値は、第2補償器540から可変周波数発振器550に供給されるスライダ制御信号に加算されることで、スライダ制御の精度を高めるという効果を発揮する。
フィードフォワード値は、例えばスライダ駆動パルス信号の周波数をFstp、ガイドトラックのトラックピッチをPtrk、ステッピングモータ310による1ステップあたりのスライダ300の移送量をPstpとした場合の以下の数式(1)を用いて求めることができる。
Fstp=Frot・Ptrk/Pstp ・・・(1)
また、記録時の光ディスク50の線速度V、パルスカウンタ560によって検出される半径位置Rを用いて表される以下の数式(2)からも求めることができる。
Fstp=(V/2πR)・Ptrk/Pstp ・・・(2)
尚、フィードフォワード値は、上述した数式(1)及び数式(2)以外を用いて算出されてもよい。
次に、第2実施形態に係る情報記録再生装置の動作について、図11を参照して説明する。ここに図11は、第2実施形態に係る情報記録再生装置の記録時の動作を示すフローチャートである。
図11において、第2実施形態に係る情報記録再生装置の動作時には、例えば図示しないシステムコントローラから記録開始指令が出される。記録開始指令を受けたスライダ制御部240は、スライダ駆動パルス信号を生成し、ステッピングモータ310駆動する。これにより、記録開始待機位置となる所望の半径位置にスライダ300及び各光学系が移動される(ステップS201)。
続いて、トラッキングサーボがオンとされる(ステップS202)。即ち、サーボ光L2がガイドトラックを追従している状態とされる。また、スライダ位置サーボがオンとされる(ステップS203)。即ち、スライダ300がスライダ制御部240によって位置制御される状態となる。
トラッキングサーボ及びスライダ位置サーボが共にオンとされると、ガイド層51からの再生信号又は記録層52の記録済データの再生信号を用いて、現在のアドレスが確認される(ステップS204)。ここで、アドレスが記録開始位置付近の記録開始待機位置から外れている場合(ステップS205:NO)、例えばトラッキングサーボが一時的にオフとされ、記録開始待機位置への再アクセスが行われる。
アドレスが記録開始待機位置である場合(ステップS205:YES)、トラッキングサーボ及びスライダ位置サーボがオンで安定した状態で記録開始位置待ちが行われる。尚、スライダ位置サーボの目標値はゼロ(即ち、アクチュエータACT1の作動範囲の中心)である。アドレスが記録開始位置となると、記録光学系の光源が変調され、光ディスク50への記録が開始される(ステップS206)。
記録が開始されると、スライダ速度サーボがオンとされる(ステップS207)。即ち、スライダ位置サーボはオフとされ、スライダ300は位置制御ではなく速度制御によって駆動されることになる。具体的には、スライダ駆動パルス信号の出力元が、パルス発生器530から可変周波数発振器550に切替えられ、スライダ制御信号に応じた周波数のスライダ駆動パルス信号が出力される。
また、スライダ速度サーボがオンされると、フィードフォワード演算器570において算出されたフィードフォワード値の加算も開始される(ステップS208)。これにより、スライダ300の速度制御は、より精度の高いものとなる。
記録が終了すると(ステップS209:YES)、記録光学系の光源の変調が終了される(ステップS210)。また、フィードフォワード値の加算が終了される(ステップS211)。更に、スライダ位置サーボがオンとされる(ステップS212)。即ち、スライダ速度サーボはオフとされ、スライダ300は速度制御ではなく位置制御によって駆動されることになる。具体的には、スライダ駆動パルス信号の出力元が、可変周波数発振器550からパルス発生器530に切替えられ、記録開始前と同様の状態とされる。
以上説明した動作によれば、記録時にスライダ300が速度制御されるため、対物レンズ101の偏奇量の変動を位置制御の場合と比べて緩やか(例えば、10分の1程度)にすることができる。よって、トラックピッチむらの発生を効果的に抑制することができる。また、緩やかではあるものの、対物レンズ101の偏奇量も小さくされるため、記録再生光L1とサーボ光L2との光軸ずれを解消することも可能である。
以上、第1実施形態及び第2実施形態に係る情報記録再生装置及び情報記録再生方法によれば、トラックピッチむらの発生を効果的に抑制することができるため、装置の安定した動作性能を実現することができる。
尚、上述した各実施形態では記録時の動作についてのみ説明したが、再生時についても同様の動作を行うようにしてもよい。但し、再生時には記録トラックは既に形成されており、トラックピッチむらは新たに発生しないと考えられるため、上述した本実施形態に特有の動作を行わないようにしても構わない。
本発明は、上述した実施形態に限られるものではなく、請求の範囲及び明細書全体から読み取れる発明の要旨または思想に反しない範囲で適宜変更可能であり、そのような変更を伴う情報記録再生装置及び情報記録再生方法もまた本発明の技術的範囲に含まれるものである。
1 情報記録再生装置
10 光ピックアップ
20 スピンドルモータ
30 制御部
50 光ディスク
51 ガイド層
52 記録層
101 対物レンズ
210 トラッキングエラー生成部
220 トラッキング制御部
230 対物レンズ駆動部
240 スライダ制御部
250 スライダ駆動部
300 スライダ
310 ステッピングモータ
410 低減通過フィルタ
420 目標値設定器
430 補償器
440 パルス発生器
510 低域通過フィルタ
520 第1補償器
530 パルス発生器
540 第2補償器
550 可変周波数発振器
560 パルスカウンタ
570 フィードフォワード演算器
ACT1、ACT2 アクチュエータ
L1 記録再生光
L2 サーボ光
LD1、LD2 光源
PD1、PD2 受光素子
上記課題を解決するために、本発明の第1の情報記録再生装置は、ガイドトラックが形成されたガイド層と、前記ガイド層上に積層された複数の記録層とを有する光ディスクに対して、情報を記録する又は記録された情報を再生する情報記録再生装置であって、前記複数の記録層のうち一の記録層に対して、対物レンズを介して記録再生用の第1光ビームを照射する記録再生光学系と、前記ガイド層に対して、前記対物レンズを介してトラッキング用の第2光ビームを照射するサーボ光学系と、前記対物レンズを支持すると共に、前記サーボ光学系からの再生信号に基づいて前記対物レンズを駆動する対物レンズ駆動手段と、前記記録再生光学系、前記サーボ光学系及び前記対物レンズ駆動手段をまとめて駆動可能なスライダ部と、前記対物レンズ駆動手段の駆動範囲内での前記対物レンズの偏奇量を検出する偏奇量検出手段と、前記検出された偏奇量を小さくするように、前記スライダ部の駆動速度を制御するスライダ制御手段とを備え、前記スライダ制御手段は、前記スライダ部の駆動速度を、前記ガイドトラックの進行速度に近づけるように制御する
上記課題を解決するために、本発明の第1の情報記録再生方法は、ガイドトラックが形成されたガイド層と、前記ガイド層上に積層された複数の記録層とを有する光ディスクの前記複数の記録層のうち一の記録層に対して、対物レンズを介して記録再生用の第1光ビームを照射する記録再生光学系と、前記ガイド層に対して、前記対物レンズを介してトラッキング用の第2光ビームを照射するサーボ光学系と、前記対物レンズを支持すると共に、前記サーボ光学系からの再生信号に基づいて前記対物レンズを駆動する対物レンズ駆動手段と、前記記録再生光学系、前記サーボ光学系及び前記対物レンズ駆動手段をまとめて駆動可能なスライダ部とを備える情報記録再生装置における情報記録再生方法であって、前記対物レンズ駆動手段の駆動範囲内での前記対物レンズの偏奇量を検出する偏奇量検出工程と、前記検出された偏奇量を小さくするように、前記スライダ部の駆動速度を制御するスライダ制御工程とを備え、前記スライダ制御工程では、前記スライダ部の駆動速度を、前記ガイドトラックの進行速度に近づけるように制御する

Claims (9)

  1. ガイドトラックが形成されたガイド層と、前記ガイド層上に積層された複数の記録層とを有する光ディスクに対して、情報を記録する又は記録された情報を再生する情報記録再生装置であって、
    前記複数の記録層のうち一の記録層に対して、対物レンズを介して記録再生用の第1光ビームを照射する記録再生光学系と、
    前記ガイド層に対して、前記対物レンズを介してトラッキング用の第2光ビームを照射するサーボ光学系と、
    前記対物レンズを支持すると共に、前記サーボ光学系からの再生信号に基づいて前記対物レンズを駆動する対物レンズ駆動手段と、
    前記記録再生光学系、前記サーボ光学系及び前記対物レンズ駆動手段をまとめて駆動可能なスライダ部と、
    前記対物レンズ駆動手段の駆動範囲内での前記対物レンズの偏奇量を検出する偏奇量検出手段と、
    前記検出された偏奇量を小さくするように、前記スライダ部の駆動速度を制御するスライダ制御手段と
    を備えることを特徴とする情報記録再生装置。
  2. 前記スライダ制御手段は、前記スライダ部の駆動速度を、前記ガイドトラックの進行速度に近づけるように制御することを特徴とする請求の範囲第1項に記載の情報記録再生装置。
  3. 前記スライダ制御手段は、前記スライダ部の駆動速度の基準とすべき基準速度を算出する基準速度算出手段を有しており、前記基準速度に基づいて前記スライダ部の駆動速度を制御することを特徴とする請求の範囲第1項に記載の情報記録再生装置。
  4. 前記スライダ制御手段は、前記記録再生光学系において情報を記録する場合には、前記スライダ部の駆動速度を制御し、前記記録再生光学系において情報を再生する場合には、前記スライダ部の位置を制御することを特徴とする請求の範囲第1項に記載の情報記録再生装置。
  5. ガイドトラックが形成されたガイド層と、前記ガイド層上に積層された複数の記録層とを有する光ディスクに対して、情報を記録する又は記録された情報を再生する情報記録再生装置であって、
    前記複数の記録層のうち一の記録層に対して、対物レンズを介して記録再生用の第1光ビームを照射する記録再生光学系と、
    前記ガイド層に対して、前記対物レンズを介してトラッキング用の第2光ビームを照射するサーボ光学系と、
    前記対物レンズを支持すると共に、前記サーボ光学系からの再生信号に基づいて前記対物レンズを駆動する対物レンズ駆動手段と、
    前記記録再生光学系、前記サーボ光学系及び前記対物レンズ駆動手段をまとめて駆動可能なスライダ部と、
    前記対物レンズ駆動手段の駆動範囲内での前記対物レンズの偏奇量を検出する偏奇量検出手段と、
    前記検出された偏奇量を基準偏奇量として保持するように前記スライダ部を制御する偏奇量保持制御手段と
    を備えることを特徴とする情報記録再生装置。
  6. 前記偏奇量保持制御手段は、前記偏奇量が所定閾値より大きく変動したことを検出した場合に、前記基準偏奇量を再設定することを特徴とする請求の範囲第5項に記載の情報記録再生装置。
  7. 前記偏奇量保持制御手段は、前記記録再生光学系において情報を記録する場合にのみ、前記検出された偏奇量を前記基準偏奇量として保持するように前記スライダ部を制御することを特徴とする請求の範囲第5項に記載の情報記録再生装置。
  8. ガイドトラックが形成されたガイド層と、前記ガイド層上に積層された複数の記録層とを有する光ディスクの前記複数の記録層のうち一の記録層に対して、対物レンズを介して記録再生用の第1光ビームを照射する記録再生光学系と、前記ガイド層に対して、前記対物レンズを介してトラッキング用の第2光ビームを照射するサーボ光学系と、前記対物レンズを支持すると共に、前記サーボ光学系からの再生信号に基づいて前記対物レンズを駆動する対物レンズ駆動手段と、前記記録再生光学系、前記サーボ光学系及び前記対物レンズ駆動手段をまとめて駆動可能なスライダ部とを備える情報記録再生装置における情報記録再生方法であって、
    前記対物レンズ駆動手段の駆動範囲内での前記対物レンズの偏奇量を検出する偏奇量検出工程と、
    前記検出された偏奇量を小さくするように、前記スライダ部の駆動速度を制御するスライダ制御工程と
    を備えることを特徴とする情報記録再生方法。
  9. ガイドトラックが形成されたガイド層と、前記ガイド層上に積層された複数の記録層とを有する光ディスクの前記複数の記録層のうち一の記録層に対して、対物レンズを介して記録再生用の第1光ビームを照射する記録再生光学系と、前記ガイド層に対して、前記対物レンズを介してトラッキング用の第2光ビームを照射するサーボ光学系と、前記対物レンズを支持すると共に、前記サーボ光学系からの再生信号に基づいて前記対物レンズを駆動する対物レンズ駆動手段と、前記記録再生光学系、前記サーボ光学系及び前記対物レンズ駆動手段をまとめて駆動可能なスライダ部とを備える情報記録再生装置における情報記録再生方法であって、
    前記対物レンズ駆動手段の駆動範囲内での前記対物レンズの偏奇量を検出する偏奇量検出工程と、
    前記検出された偏奇量を基準偏奇量として保持するように前記スライダ部を制御する偏奇量保持制御工程と
    を備えることを特徴とする情報記録再生方法。
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