JPWO2012098791A1 - カプセル型内視鏡 - Google Patents

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Abstract

観察に適した明るさの画像を取得できるカプセル型内視鏡を提供する。本発明にかかるカプセル型内視鏡2は、LED22aと、受光値に応じた出力レベルで画像信号を出力する画素を複数有するCCDアレイ23aと、CCDアレイ23aから出力された画像信号を処理する画像信号処理部24と、1枚の画像を取得するために設定されたフレーム期間において、画像取得のための本露光処理の前に事前露光を行なわせ、複数の画素の一部の画素の事前露光に対する出力結果を用いて、当該フレーム期間で取得する明るさパラメータを設定する設定部21bと、を備え、LED22aおよび画像信号処理部24の少なくとも一方は、設定部21bによって設定されたパラメータにしたがって、当該フレーム期間で取得する画像取得に関する処理を行う。

Description

本発明は、生体内に導入されるカプセル型内視鏡に関する。
従来から、内視鏡分野においては、カプセル型の筐体内部に撮像機能と無線通信機能とを備えた飲込み型の内視鏡であるカプセル型内視鏡が登場し、かかるカプセル型内視鏡を被検体の臓器内部に導入して取得した臓器内部の画像(以下、体内画像という)を表示する内視鏡システムが提案されている。カプセル型内視鏡は、患者等の被検体の臓器内部を観察するために被検体に経口摂取され、その後、蠕動運動等によって臓器内部を移動して、最終的に、この被検体の外部に排出される。かかるカプセル型内視鏡は、被検体に経口摂取されてから被検体外部に排出されるまでの期間、例えば0.5秒間隔で体内画像を撮像し、得られた体内画像を被検体外部に順次無線送信する。
このようなカプセル型内視鏡によって時系列順に無線送信された各体内画像は、被検体外部の受信装置に順次受信される。この受信装置は、予め挿着された記録媒体内に、カプセル型内視鏡から時系列順に受信した体内画像群を保存する。この受信装置内の記録媒体は、カプセル型内視鏡による体内画像群を十分に蓄積した後、受信装置から取り外されて画像表示装置に挿着される。画像表示装置は、この挿着した記録媒体内の体内画像群を取り込み、得られた各体内画像をディスプレイに順次表示する。医師または看護師等のユーザは、かかる画像表示装置に順次表示された各体内画像を観察し、この体内画像の観察を通して被検体の臓器内部を観察(検査)することができる。
カプセル型内視鏡には、生体内を撮像するために、LED等の照明と、集光レンズ等の光学系と、CCDセンサあるいはCMOSセンサ等の固体撮像素子とが設けられる。従来のカプセル型内視鏡では、一つ前のフレーム期間における輝度値を算出し、算出した輝度値と、観察に適した明るさに対応する目標輝度値との差が少なくなるように次のフレーム期間における発光時間を決定して、観察に適した明るさを有する画像を取得できるようにしている(たとえば、特許文献1参照)。
特開2010−5129号公報
カプセル型内視鏡は、蠕動運動等によって臓器内部を移動するため、1つ前のフレーム期間における位置から位置が変わり、観察対象の生体組織との距離が変わってしまう場合が多い。このように前後のフレーム期間でカプセル型内視鏡と生体組織との距離が変わってしまった場合、特許文献1記載のカプセル型内視鏡のように前フレームの輝度値をもとにフレーム期間における発光時間を決めると、白く光った画像や暗い黒沈み画像となってしまう。特許文献1記載の方法で観察に適した明るさの画像を取得するためには、フレームレートを上げて応答性を高める必要があるものの、カプセル型内視鏡では、得られた体内画像を被検体外部に順次無線送信する処理が必要であるため、この無線送信処理に要する時間を考慮すると、高フレームレート化にも限界があるという問題があった。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、観察に適した明るさの画像を取得できるカプセル型内視鏡を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明にかかるカプセル型内視鏡は、光を発する発光手段と、受光値に応じた出力レベルで画像信号を出力する画素を複数有し、画像を撮像する撮像手段と、前記撮像手段から出力された画像信号を処理する画像信号処理手段と、1枚の画像を取得するために設定されたフレーム期間において、画像取得のための本露光処理の前に前記発光手段および前記撮像手段に事前露光を行なわせ、前記複数の画素の一部の画素の前記事前露光に対する出力結果を用いて、当該フレーム期間で取得する画像の明るさに関する明るさパラメータを設定する設定手段と、を備え、前記発光手段および前記画像信号処理手段の少なくとも一方は、前記設定手段によって設定された明るさパラメータにしたがって、当該フレーム期間で取得する画像の取得処理に関する処理を行うことを特徴とする。
また、本発明にかかるカプセル型内視鏡は、前記設定手段は、前記一部の画素の事前露光に対する出力結果を用いて算出された前記パラメータの値が所定の許容範囲内である場合には該算出されたパラメータを前記画像の明るさに関するパラメータとして設定し、前記一部の画素の事前露光に対する出力結果を用いて算出された前記パラメータの値が前記所定の許容範囲外である場合には予め設定された基準パラメータを前記画像の明るさに関するパラメータとして設定することを特徴とする。
また、本発明にかかるカプセル型内視鏡は、前記設定手段は、前記一部の画素の事前露光に対する出力結果とともに、1枚前の画像に対するフレーム期間において行われた本露光に対する前記複数の画素の出力結果を用いて前記明るさパラメータを設定することを特徴とする。
また、本発明にかかるカプセル型内視鏡は、前記設定手段は、前記一部の画素の事前露光に対する出力結果を用いて算出されたパラメータの値が所定の許容範囲内である場合には該算出されたパラメータを前記明るさパラメータとして設定し、前記一部の画素の事前露光に対する出力結果を用いて算出されたパラメータの値が前記所定の許容範囲外である場合には前記1枚前の画像に対するフレーム期間において行われた本露光に対する複数の画素の出力結果を用いて前記明るさパラメータを設定することを特徴とする。
また、本発明にかかるカプセル型内視鏡は、当該カプセル型内視鏡の移動状態を検出する検出手段をさらに備え、前記設定手段は、前記検出手段の検出結果に応じて、前記一部の画素の事前露光に対する出力結果と、前記1枚前の画像に対するフレーム期間において行われた本露光に対する複数の画素の出力結果とのいずれかを選択して前記明るさパラメータを設定することを特徴とする。
また、本発明にかかるカプセル型内視鏡は、前記画像信号処理手段は、前記事前露光に対して前記一部の画素から出力された画像信号を画素ごとに異なる増幅率で増幅し、前記設定手段は、前記画像信号処理手段によって画素ごとに異なる増幅率で増幅された画像信号のうち、前記画像信号処理手段の出力可能範囲内である画像信号を用いて前記明るさパラメータを設定することを特徴とする。
また、本発明にかかるカプセル型内視鏡は、前記設定手段は、前記明るさパラメータとして前記発光手段の発光時間を設定し、前記発光手段は、前記設定手段によって設定された発光時間で前記生体内に光を発することを特徴とする。
また、本発明にかかるカプセル型内視鏡は、前記設定手段は、前記明るさパラメータとして前記発光手段の発光強度を設定し、前記発光手段は、前記設定手段によって設定された発光強度で前記生体内に光を発することを特徴とする。
また、本発明にかかるカプセル型内視鏡は、前記画像信号処理手段が行う処理は、前記撮像手段から出力された画像信号を増幅する処理を含み、前記設定手段は、前記明るさパラメータとして前記画像信号処理手段が行なう増幅処理の増幅率を設定し、前記画像信号処理手段は、前記設定手段によって設定された増幅率で前記撮像手段から出力された画像信号を増幅処理することを特徴とする。
本発明によれば、同じフレーム期間の中で事前露光を行い、一部の画素の事前露光に対する測光結果を用いて画像の明るさに関する明るさパラメータを設定し、設定したパラメータをそのまま同フレーム期間において反映させるため、観察に適した明るさの画像を取得できる。
図1は、実施の形態1にかかるカプセル型内視鏡を用いた内視鏡システムの一構成例を示す模式図である。 図2は、図1に示すカプセル型内視鏡の一構成例を模式的に示すブロック図である。 図3は、図2に示すカプセル型内視鏡における明るさパラメータの設定を説明する図である。 図4は、従来のカプセル型内視鏡における明るさパラメータの設定を説明する図である。 図5は、図2に示すカプセル型内視鏡の画像取得処理の処理手順を示すフローチャートである。 図6は、図5に示す明るさパラメータ設定処理の処理手順を示すフローチャートである。 図7は、図2に示すCCDセンサの画素領域を説明する図である。 図8は、図2に示す増幅部が事前測光処理に対応する画像信号の増幅を行う場合の増幅率を説明する図である。 図9は、図2に示す画像信号処理部の出力可能範囲を説明する図である。 図10は、実施の形態2にかかるカプセル型内視鏡の一構成例を模式的に示すブロック図である。 図11は、図10に示すカプセル型内視鏡における明るさパラメータの設定を説明する図である。 図12は、図10に示すカプセル型内視鏡における明るさパラメータの設定を説明する図である。 図13は、図10に示すカプセル型内視鏡の明るさパラメータ設定処理の各処理手順を示すフローチャートである。 図14は、実施の形態3にかかるカプセル型内視鏡の一構成例を模式的に示すブロック図である。 図15は、図14に示すカプセル型内視鏡の明るさパラメータ設定処理の各処理手順を示すフローチャートである。
以下に、図面を参照して、本発明にかかるカプセル型内視鏡の好適な実施の形態を詳細に説明する。なお、本発明は、この実施の形態によって本発明が限定されるものではない。また、図面の記載において、同一部分には同一の符号を付している。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1にかかるカプセル型内視鏡を用いた内視鏡システムの一構成例を示す模式図である。図1に示すように、この実施の形態における内視鏡システムは、被検体1の体内画像群を撮像するカプセル型内視鏡2と、カプセル型内視鏡2によって無線送信された画像信号を受信する受信装置3と、カプセル型内視鏡2によって撮像された体内画像群を表示するワークステーション4と、受信装置3とワークステーション4との間におけるデータの受け渡しを行うための可搬型の記録媒体5とを備える。
カプセル型内視鏡2は、カプセル型の筐体内部に照明、撮像部および無線通信部を備える。カプセル型内視鏡2は、経口摂取等によって被検体1の臓器内部に導入され、その後、蠕動運動等によって被検体1の臓器内部を移動しつつ、所定の間隔(例えば0.5秒間隔)で被検体1の体内画像を順次撮像する。カプセル型内視鏡2は、臓器内部において被写体に白色光等の照明光を照射し、この照明光によって照明された被写体の画像、すなわち被検体1の体内画像を撮像する。カプセル型内視鏡2は、このように撮像した被検体1の体内画像の画像信号に撮像時刻などを対応付けて、外部の受信装置3に無線送信する。カプセル型内視鏡2は、被検体1の臓器内部に導入されてから被検体1の外部に排出されるまでの期間、体内画像の撮像動作および無線送信動作を順次繰り返す。
受信装置3は、例えば被検体1の体表上に分散配置される複数の受信アンテナ3a〜3hを備え、複数の受信アンテナ3a〜3hのうちの少なくとも一つを介して被検体1内部のカプセル型内視鏡2からの無線信号を受信する。受信装置3は、受信した無線信号から画像信号を抽出し、この抽出した画像信号に含まれる体内画像の画像データを取得する。受信装置3は、カプセル型内視鏡2から1フレーム分の体内画像を取得すると、予め挿着された記録媒体5に画像を順次保存する。また、受信装置3は、各画像に、体内画像の撮像時刻および露光時間データ等を各々対応付ける。なお、受信装置3の受信アンテナ3a〜3hは、図1に示したように被検体1の体表上に配置してもよいし、被検体1に着用させるジャケットに配置されてもよい。また、受信装置3の受信アンテナ数は、1以上であればよく、特に8つに限定されない。
ワークステーション4は、記録媒体5を介して被検体1の体内画像群等の各種データを取り込み、取り込んだ体内画像群等の各種データを表示する。ワークステーション4は、受信装置3から取り外された記録媒体5を挿着され、この記録媒体5の保存データを取り込むことによって、被検体1の体内画像の画像データ等の各種データを取得する。ワークステーション4は、取得した体内画像をディスプレイに表示する。
記録媒体5は、上述した受信装置3とワークステーション4との間におけるデータの受け渡しを行うための可搬型の記録メディアである。記録媒体5は、受信装置3およびワークステーション4に対して着脱可能であって、両者に対する挿着時にデータの出力および記録が可能な構造を有する。記録媒体5は、受信装置3に挿着された場合、受信装置3によって画像処理された体内画像群および各画像の時間データ等を記録する。一方、受信装置3から取り外された記録媒体5がワークステーション4に挿着された場合、この記録媒体5の保存データ(体内画像群等)は、ワークステーション4に取り込まれる。
次に、図1に示すカプセル型内視鏡2の構造について詳細に説明する。図2は、図1に示すカプセル型内視鏡2の一構成例を模式的に示すブロック図である。図2に示すように、カプセル型内視鏡2は、制御部21、発光部22、撮像部23、画像信号処理部24、無線送信部25、カプセル型内視鏡2の各構成部に対して駆動電力を供給する電源回路26および電池27を有する。
制御部21は、カプセル型内視鏡2の各構成部位の駆動を制御し各構成部位における信号の入出力制御を行う。制御部21は、撮像部23から出力された画像信号をもとに、この画像信号に対応する画像の明るさレベルを算出する明るさ算出部21aと、明るさ算出部21aによって算出された明るさレベルをもとに、画像の明るさに関する明るさパラメータを設定する設定部21bと、各部を制御するために用いられるプラグラムやパラメータなどのデータを記憶するメモリ21cとを有する。設定部21bは、明るさパラメータとして、例えば発光部22のLED22aにおける発光時間を設定する。
発光部22は、被検体1内部を照射するために被検体1内部に光を発するLED22aと、LED22aの駆動状態を制御するLED駆動回路22bとを有する。なお、発光部22の発光素子には、LED22aに限らず、種々の発光素子を用いることができる。
撮像部23は、撮像視野からの反射光を結像するレンズ等の光学系(図示しない)と、たとえば、R,G,Bの各画素がマトリックス状に配置されたCCDアレイ23aと、CCDアレイ23aの駆動状態を制御するCCD駆動回路23bとを有し、LED22aによって照射された領域の少なくとも一部を撮像する。CCDアレイ23aの各画素は、撮像視野の光束を受光し、光電変換することで、受光値に応じた出力レベルで画像信号を出力する。
画像信号処理部24は、撮像部23から出力されたアナログの画像信号に所定の信号処理を施してデジタルの画像信号を無線送信部25に出力する。画像信号処理部24は、撮像部23から出力されたアナログの画像信号に色バランス調整やガンマ補正等のアナログ信号処理を行う処理回路(図示しない)と、このアナログの画像信号をデジタルの画像信号に変換するA/D変換部24aと、変換されたデジタルの画像信号を増幅する増幅部24bと、増幅部24bから出力されたデジタル信号を所定ビット数のデジタルデータに変調した後にパラレルデータからシリアルデータに変換するP/S変換部24cと、シリアルデータに変換された画像データに対して水平同期信号および垂直同期信号を合成する同期信号合成部24dとを備える。さらに、画像信号処理部24は、撮像部23から出力された画像信号における輝度値を測定して測定結果を制御部21に出力する測光部24eを有する。明るさ算出部21aは、測光部24eから出力された測光結果をもとに、この画像信号に対応する画像の明るさレベルを算出する。
無線送信部25は、画像信号処理部24から出力された画像信号を無線信号として送信する。無線送信部25は、画像信号処理部24から出力された画像信号を含む無線信号を作成して送信する送信回路25aと、送信回路25aから出力された無線信号を無線電波として外部に出力する送信アンテナ25bと、を有する。
このカプセル型内視鏡2では、1枚の画像を取得するために設定されたフレーム期間において、画像取得のための本露光処理の前に事前露光処理を行ない、複数の画素の一部の画素の事前露光に対する出力結果を用いて、当該フレーム期間で取得する画像の明るさパラメータを設定することによって、観察に適した明るさの画像を取得できるようにしている。具体的には、図3に示すように、実際に1枚の画像取得のために行う本露光処理の前であって同じフレーム期間の中で、発光部22および撮像部23に事前露光処理を行わせる。設定部21bは、測光部24eに、撮像部23から出力された事前露光に対する画像信号における輝度値を測定させる事前測光処理を行わせる。この場合、測光部24eは、CCDアレイ23aの全画素の画像信号に対して測光処理を行うのではなく、一部の画素の画像信号に対してのみ測光処理を行う。
明るさ算出部21aは、測光部24eから出力された事前露光に対する測光結果をもとに画像の明るさレベルを算出する。設定部21bは、この事前露光に対する画像の明るさレベルの算出結果をもとに、観察に適した明るさの画像を取得できるように、このフレームにおける本露光処理のLED22aの発光時間を設定し、矢印Y1のように同フレーム期間の本露光処理にそのまま反映させる。この結果、LED22aは、設定部21bによって設定された発光時間で発光する本露光処理を行い、その後、CCDアレイ23aによる撮像処理、画像信号処理部24における信号処理が行われ、1枚の画像に対応する画像信号が取得される。なお、実施の形態1においては、図3のように、この本露光処理後にCCDアレイ23aによって撮像された画像信号に対しても、測光処理および明るさレベル算出処理を行ってもよく、また、省略することも可能である。測光部24eによる露光処理後の測光結果は、メモリ21cに記憶され、フレーム期間ごとに更新される。
ここで、従来のカプセル型内視鏡では、図4に示すように、1枚前の画像に対するフレーム期間において行われた本露光処理後にCCDアレイの全画素の画像信号に対して測光処理を行い、この測光結果をもとに画像の明るさレベルを算出して、次のフレーム期間における本露光処理の発光時間を設定し、矢印Y2のように反映させていた。しかしながら、この従来の方法では、1枚前の画像に対するフレーム期間における測光結果をもとに、次のフレーム期間における発光時間を決めると、カプセル型内視鏡の移動によって、前後のフレーム期間の間で観察対象の生体組織との距離が変わってしまった場合には、設定した発光時間と観察に適した明るさに対応する発光時間とがずれてしまい、観察に適した明るさの画像が得られない場合があった。そして、従来の方法では、応答性を高めようにも高フレームレート化にも限界があり、設定した発光時間と観察に適した明るさに対応する発光時間とのずれを解消することができなかった。
これに対し、本実施の形態1にかかるカプセル型内視鏡2においては、同じフレーム期間の中で事前露光処理を行い、一部の画素の事前露光に対する測光結果を用いて発光時間を設定し、設定した発光時間をそのまま同フレーム期間の本露光処理に反映させている。このため、実施の形態1によれば、高フレームレート化を行った場合と同様に、設定した発光時間と観察に適した明るさに対応する発光時間とのずれを低減でき、観察に適した明るさの画像を円滑に取得することができる。また、カプセル型内視鏡2では、事前露光においては、全ての画素ではなく一部の画素のみに対して測光処理を行うため、明るさパラメータを短時間で設定でき、同フレーム期間の本露光処理にも十分に反映することができる。
次に、本実施の形態1にかかるカプセル型内視鏡2の画像取得処理について説明する。図5は、図2に示すカプセル型内視鏡2の画像取得処理の処理手順を示すフローチャートである。図5は、カプセル型内視鏡2が1枚の画像を取得し、受信装置3に送信するまでの処理手順を示している。カプセル型内視鏡2は、図5に示す各処理を繰り返すことによって、一連の体内画像を撮像および無線送信する。
まず、図5に示すように、カプセル型内視鏡2においては、制御部21の制御のもと、実際の画像取得のために行う本露光処理の前に事前に露光する事前露光処理が行われる(ステップS1)。この事前露光処理は本露光処理よりも短い時間に設定され、本露光処理よりも短い時間、発光部22が光を発光し、撮像部23のCCDアレイ23aの各画素は、受光値に応じた出力レベルで画像信号を画像信号処理部24に出力する。
測光部24eは、事前露光処理において撮像部23から出力された画像信号における輝度値を測定して測光結果を制御部21に出力する事前測光処理(ステップS2)を行う。測光部24eは、CCDアレイ23aの全画素の画像信号に対して測光処理を行うのではなく、一部の画素の画像信号に対してのみ測光処理を行う。
続いて、明るさ算出部21aは、測光部24eから出力された事前露光処理における一部の画素の測定結果を用いて、この画像信号に対応する画像の明るさレベルを算出する事前明るさ算出処理(ステップS3)を行う。
設定部21bは、この事前明るさ算出処理における画像の明るさレベルの算出結果をもとに、観察に適した明るさの画像を取得できるように、このフレーム期間における明るさパラメータを設定する明るさパラメータ設定処理(ステップS4)を行う。この明るさパラメータとして、LED22aの発光時間が設定される。
続いて、カプセル型内視鏡2においては、明るさパラメータ設定処理において設定された明るさパラメータにしたがって、1枚の画像取得のために、発光部22による発光処理が行われる本露光処理(ステップS5)、撮像部23が本露光処理に対応して画像信号を出力する撮像処理(ステップS6)、画像信号処理部24が撮像部23から出力された画像信号に所定の信号処理を施してデジタルの画像信号を出力する画像信号処理(ステップS7)、および、無線送信部25が画像信号処理部24から出力された画像信号を無線信号として送信する画像信号送信処理(ステップS8)が行われ、1枚の画像に対する処理が終了する。
次に、図5に示す明るさパラメータ設定処理について説明する。図6は、図5に示す明るさパラメータ設定処理の処理手順を示すフローチャートである。図6に示すように、設定部21bは、事前明るさ算出処理において明るさ算出部21aによって算出された画像の明るさレベルの算出結果を用いてパラメータの値、たとえばLED22aの発光時間を取得する(ステップS11)。たとえば、メモリ21cは、事前明るさ算出処理において算出される画像の明るさレベルとLED22aの発光時間との関係式を記憶しており、設定部21bは、メモリ21c内のテーブルを参照してLED22aの発光時間を算出する。また、メモリ21cは、事前明るさ算出処理で算出される画像の各明るさレベルと、画像の明るさレベルに対応するLED22aの発光時間とを対応付けたテーブルを記憶しており、設定部21bは、メモリ21c内のテーブルを参照してLED22aの発光時間を取得する。
続いて、設定部21bは、ステップS11において取得したパラメータの値が、このパラメータの所定の許容範囲内であるか否かを判断する(ステップS12)。設定部21bは、ステップS11において取得したLED22aの発光時間が、LED22aの発光時間の所定の許容範囲内である否かを判断する。
設定部21bは、ステップS11において取得したパラメータの値が、このパラメータの所定の許容範囲内であると判断した場合(ステップS12:Yes)、そのまま、本露光処理における明るさパラメータを、ステップS11において取得したパラメータの値に設定する(ステップS13)。設定部21bは、ステップS11において取得したLED22aの発光時間が、LED22aの発光時間の所定の許容範囲内であると判断した場合には、本露光におけるLED22aの発光時間を、ステップS11において取得した発光時間に設定する。
これに対し、設定部21bは、ステップS11において取得したパラメータの値が、このパラメータの所定の許容範囲内でないと判断した場合(ステップS12:No)、本露光処理における明るさパラメータを、予め設定された基準値に設定する(ステップS14)。たとえば、設定部21bは、ステップS11において取得したLED22aの発光時間がLED22aの発光時間の許容範囲上限を上回っていた場合には、本露光におけるLED22aの発光時間を許容範囲の上限時間に設定する。また、設定部21bは、ステップS11において取得したLED22aの発光時間が許容範囲下限を下回っていた場合には、本露光におけるLED22aの発光時間を許容範囲の下限時間を設定する。
このように、実施の形態1にかかるカプセル型内視鏡2においては、この図5および図6に示す各処理手順を行うことによって、設定した発光時間と観察に適した明るさに対応する発光時間とのずれを低減しながら、明るさパラメータを適切に設定することができる。すなわち、実施の形態1にかかるカプセル型内視鏡2においては、白く光った画像や暗い黒沈み画像が減り、白く光った画像や暗い黒沈み画像があった場合であっても適切な明るさの画像に復帰するまでの画像数を減らすことができるため、観察に適した明るさの画像を増やすことができる。
なお、事前測光処理において測光処理が行われる画素は、たとえば、図7に示すように、CCDアレイ23aの画素領域のうち、画像生成のために使用される画素領域Spのほぼ中央に位置する領域S1であってもよく、画素領域Spの角近辺に位置する領域S2であってもよい。また、事前測光処理において測光処理が行われる画素は、画素領域Spの周辺であって外部からの光を受光可能である領域S3であってもよい。もちろん、事前測光処理において測光処理が行われる画素領域は、領域S1、領域S2のいずれか一つの領域であってもよく、領域S1〜S3の任意の複数の領域であってもよい。複数の画素の測光結果を用いる場合には、この複数の画素における測光結果の平均値を用いて明るさパラメータを設定してもよい。また、設定部21bは、複数の画素の測定結果を用いる場合には、最大値あるいは最小値を用いて明るさパラメータを設定してもよい。
また、カプセル型内視鏡2においては、増幅部24bは、事前測光処理において使用される一部の画素の画像信号の増幅率を画素ごとに変えて各画素の画像信号を出力してもよい。設定部21bは、画像信号処理部24の増幅部24bによって画素ごとに異なる増幅率で増幅された画像信号のうち、画像信号処理部24の出力可能範囲内にある画像信号を用いて明るさパラメータを設定する。
たとえば、図8に示すように、増幅部24bは、事前測光処理における測光対象の画素の画像信号を、画素Pごとに、0倍、6倍、12倍または18倍に増幅して出力する。測光部24eは、増幅部24bから入力された増幅後の各画像信号のうち、画像信号処理部24の出力可能範囲内の値を有する画像信号を選択して測光処理を行う。図9に示すように、測光部24eは、出力可能範囲を下回っている増幅倍率(増幅率の一例)が0倍のもの、および、出力範囲内であるものの出力範囲の上限および下限に近い増幅倍率6倍および18倍のものではなく、出力可能範囲のうち安定した出力のために設定された目標値に近い増幅倍率12倍のものを選択する。このように画素ごとに異なる増幅率で増幅された画像信号のうち、画像信号処理部24の出力可能範囲を超えて飽和した値を有する画像信号や出力可能範囲を下回る値を有する画像信号ではなく、出力可能範囲内であって正しい値で出力された画素信号を選択することによって、パラメータを正確に設定することができる。
また、実施の形態1では、設定部21bが、明るさパラメータとしてLED22aの発光時間を設定する場合を例に説明したが、もちろんこれに限らず、LED22aの発光強度を設定してもよい。この場合には、LED22aは、設定部21bによって設定された発光強度で発光する本露光処理を行う。また、設定部21bは、明るさパラメータとして、CCDアレイ23aから出力された画像信号の増幅部24bにおける増幅率を設定してもよい。この場合には、増幅部24bは、設定部21bによって設定された増幅率でCCDアレイ23aから出力された画像信号を増幅する。
また、設定部21bは、明るさパラメータとして、LED22aの発光時間、LED22aの発光強度および増幅部24bにおける増幅率の全てあるいはいずれか二つを設定してもよい。
また、CCDアレイ23aから出力された画像信号を増幅する増幅部として、デジタル変換後の画像信号を増幅する増幅部24bを例に説明したが、もちろんこれに限らず、デジタル変換前のアナログである画像信号を増幅する増幅部であってもよい。
(実施の形態2)
次に、実施の形態2について説明する。実施の形態2では、一部の画素の同フレーム期間内での事前露光に対する出力結果とともに、1枚前の画像に対するフレーム期間において行われた本露光に対する複数の画素の出力結果を用いて明るさに関するパラメータを設定する場合について説明する。
図10は、実施の形態2にかかるカプセル型内視鏡の一構成例を模式的に示すブロック図である。図10に示すように、実施の形態2にかかるカプセル型内視鏡202は、図2に示す制御部21に代えて制御部221を有する。制御部221は、図2に示す設定部21bに代えて、設定部221bを有する。
設定部221bは、CCDアレイ23aの一部の画素の事前露光に対する出力結果とともに、1枚前の画像取得時の本露光に対するCCDアレイ23aにおける全画素の出力結果を用いて明るさパラメータを設定する。なお、実施の形態2においては、本露光処理後にCCDアレイ23aによって撮像された画像信号に対しても、測光部24eによる測光処理および明るさ算出部21aによる明るさレベル算出処理が行われる。
図11および図12を参照して、設定部221bによる明るさパラメータの設定について説明する。なお、設定部221bが、明るさパラメータとして、LED22aの発光時間を設定する場合を例に説明する。
図11(1)に示すように、設定部221bは、CCDアレイ23aの全画素のうちの一部の画素の事前露光に対する算出結果をもとに取得したLED22aの発光時間が所定の許容範囲内である場合には、発光時間でLED22aを発光させても特に問題ないため、この取得された発光時間を図12の矢印Y11のようにそのまま同フレーム期間の本露光処理に反映させる。この場合には、1枚前の画像取得時の本露光に対する全画素の測光結果は使用しない。なお、ここでいう算出結果は、測光部24eから出力された露光処理に対する測光結果をもとに明るさ算出部21aが算出した画像の明るさレベルを示す。
これに対し、図11(2)に示すように、CCDアレイ23aの全画素のうちの一部の画素の事前露光に対する算出結果をもとに取得されたLED22aの発光時間が所定の許容範囲外である場合には、許容範囲外の発光時間でLED22aを発光させることは望ましくないため、一部の画素の事前露光に対する算出結果をもとに取得したLED22aの発光時間を使用しない。そして、設定部221bは、1枚前の画像取得時の本露光に対する全画素の測光結果をもとにLED22aの発光時間を取得する。その後、設定部221bは、1枚前の画像取得時の本露光に対する全画素の測光結果をもとに取得したLED22aの発光時間が所定の許容範囲内である場合には、この発光時間を図12の矢印Y21のように同フレーム期間の本露光処理に反映させる。
一方、設定部221bは、図11(3)に示すように、1枚前の画像取得時の本露光に対する全画素の測光結果をもとに取得したLED22aの発光時間が所定の許容範囲外である場合には、いずれの発光時間も用いず、LED22aの発光時間を所定の基準時間に設定する。
このように、本実施の形態2にかかるカプセル型内視鏡202においては、一部の画素の事前露光に対する測光結果を用いて取得したパラメータの値が適切でない場合には、1枚前の画像取得時の本露光に対する全画素の測光結果をもとに高精度で取得したパラメータの値を用いて、観察に適した明るさの画像をさらに円滑に取得できるようにしている。
次に、本実施の形態2にかかるカプセル型内視鏡202の画像取得処理について説明する。カプセル型内視鏡202は、図5に示す各処理と同様の処理を行うことによって1枚の画像を取得し、受信装置3に送信する。ここで、図13を参照して、実施の形態2における明るさパラメータ設定処理について説明する。図13は、図10に示すカプセル型内視鏡202の明るさパラメータ設定処理の各処理手順を示すフローチャートである。
図13に示すように、設定部221bは、図6に示すステップS11と同様に、事前明るさ算出処理において明るさ算出部21aによって算出された画像の明るさレベルの算出結果を用いてパラメータの値、たとえばLED22aの発光時間を取得する(ステップS21)。続いて、設定部221bは、図6に示すステップS12と同様に、ステップS21において取得したパラメータの値が、このパラメータの所定の許容範囲内であるか否かを判断する(ステップS22)。
設定部221bは、ステップS21において取得したパラメータの値が、このパラメータの所定の許容範囲内であると判断した場合(ステップS22:Yes)、本露光処理における明るさパラメータを、ステップS21において取得した事前明るさ算出結果を用いて取得したパラメータの値に設定する(ステップS23)。
これに対し、設定部221bは、ステップS21において取得したパラメータの値が、このパラメータの所定の許容範囲内でないと判断した場合(ステップS22:No)、測光部24eによって測光された1枚前の画像に対するフレーム期間において行われた本露光における全画素の測光結果をもととした画像の明るさの算出結果を用いてパラメータの値を取得する(ステップS24)。なお、この算出結果は、測光部24eから出力された露光処理に対する測光結果をもとに明るさ算出部21aが算出した画像の明るさレベルを示す。
続いて、設定部221bは、ステップS24において取得したパラメータの値が、このパラメータの所定の許容範囲内であるか否かを判断する(ステップS25)。
設定部221bは、ステップS24において取得したパラメータの値が、このパラメータの所定の許容範囲内であると判断した場合(ステップS25:Yes)、本露光処理における明るさパラメータを、ステップS24において取得した1枚前の画像に対するフレーム期間において行われた本露光に対する明るさ算出結果を用いて取得したパラメータの値に設定する(ステップS26)。
これに対し、設定部221bは、ステップS24において取得したパラメータの値が、このパラメータの所定の許容範囲内でないと判断した場合(ステップS25:No)、本露光処理における明るさパラメータを、予め設定された基準値に設定する(ステップS27)。
このように、実施の形態2にかかるカプセル型内視鏡202においては、この図13に示す各処理手順を行うことによって、観察に適した明るさの画像をさらに円滑に取得できるようにしている。
なお、図13に示す各処理は、実施の形態2における明るさパラメータ設定処理の処理手順の一例を示すものであり、実施の形態2における明るさパラメータ設定処理は、これに限るものではない。たとえば、設定部221bは、事前明るさ算出処理における算出結果に対応して取得したパラメータの値と、1枚前の画像に対するフレーム期間において行われた本露光の測光結果をもとに取得したパラメータの値との平均値を求めて、この平均値を明るさパラメータとして設定してもよい。また、設定部221bは、事前明るさ算出処理における算出結果に対応して取得したパラメータの値と所定の基準値との差分、および、1枚前の画像に対するフレーム期間において行われた本露光の測光結果をもとに取得したパラメータの値と所定の基準値との差分を取得し、差分がより少ない方の値を明るさパラメータとして設定してもよい。また、設定部221bは、事前明るさ算出処理における算出結果に対応して取得したパラメータの値と所定の基準値との差分、および、1枚前の画像に対するフレーム期間において行われた本露光の測光結果をもとに取得したパラメータの値と所定の基準値との差分が、所定範囲内に入る方の値を明るさパラメータとして設定してもよい。
(実施の形態3)
次に、実施の形態3について説明する。実施の形態3においては、カプセル型内視鏡の移動状態に応じて、明るさパラメータ設定のために使用する測光結果を事前測光処理における測光結果および1枚前の画像に対するフレーム期間において行われた本露光の測光結果との間で選択する場合について説明する。
図14は、実施の形態3にかかるカプセル型内視鏡の一構成例を模式的に示すブロック図である。図14に示すように、実施の形態3にかかるカプセル型内視鏡302は、図2に示すカプセル型内視鏡2と比して、図2に示す制御部21に代えて制御部321を有するとともに、カプセル型内視鏡302の加速度を検出して制御部321に出力する加速度センサ328をさらに備える。この加速度センサ328は、カプセル型内視鏡302の移動状態を検出する機能を有する。
制御部321は、図2に示す設定部21bに代えて、設定部321bを有する。設定部321bは、加速度センサ328の検出結果に応じて、事前露光に対する出力結果と1枚前の画像取得時の本露光に対する複数の画素の出力結果とのいずれかを選択して、明るさパラメータを設定する。
次に、本実施の形態3にかかるカプセル型内視鏡302の画像取得処理について説明する。カプセル型内視鏡302は、図5に示す各処理と同様の処理を行うことによって1枚の画像を取得し、受信装置3に送信する。ここで、図15を参照して、実施の形態3における明るさパラメータ設定処理について説明する。図15は、図14に示すカプセル型内視鏡302の明るさパラメータ設定処理の各処理手順を示すフローチャートである。
まず、図15に示すように、設定部321bは、加速度センサ328の検出値を取得する(ステップS31)。続いて、設定部321bは、取得した加速度センサ328の検出値が所定の閾値以上であるか否かを判断する(ステップS32)。この閾値は、カプセル型内視鏡302が観察に適した明るさの画像取得に支障がない程度の距離を前後のフレーム期間の間で移動する場合の移動速度をもとに設定される。
設定部321bが、取得した加速度センサ328の検出値が所定の閾値以上であると判断した場合は(ステップS32:Yes)、1枚前の画像に対するフレーム期間における位置からカプセル型内視鏡302が大きく移動した場合に対応する。したがって、1枚前の画像に対するフレーム期間において行われた本露光における全画素の測光結果を使用して、このフレーム期間に対応する明るさパラメータを設定すると、設定した発光時間と観察に適した明るさに対応する発光時間とのずれが生じ、観察に適した明るさの画像を取得できない。このため、設定部321bは、設定した発光時間と観察に適した明るさに対応する発光時間とのずれを低減するため、1枚前の画像に対するフレーム期間において行われた本露光における全画素の測光結果ではなく、事前明るさ算出処理における算出結果を使用して(ステップS33)、この事前明るさ算出処理における算出結果に対応する明るさパラメータを取得し、設定する(ステップS34)。なお、ここでいう算出結果は、測光部24eから出力された露光処理に対する測光結果をもとに明るさ算出部21aが算出した画像の明るさレベルを示す。
一方、設定部321bが、取得した加速度センサ328の検出値が所定の閾値以上でないと判断した場合は(ステップS32:No)、1枚前の画像に対するフレーム期間における位置からカプセル型内視鏡302があまり移動していない場合に対応する。したがって、1枚前の画像に対するフレーム期間において行われた本露光における全画素の測光結果を使用して、このフレーム期間に対応する明るさパラメータを設定しても、時間的なずれの影響が少なく、観察に適した明るさの画像の取得も十分可能である。さらに、1枚前の画像に対するフレーム期間において行われた本露光における全画素の測光結果を使用するため、このフレーム期間に対応する明るさパラメータを高精度に設定できる。このため、設定部321bは、事前明るさ算出処理における算出結果ではなく、1枚前の画像に対するフレーム期間において行われた本露光における全画素の測光結果をもととした画像の明るさの算出結果を使用して(ステップS35)、この算出結果に対応する明るさパラメータを取得し、設定する(ステップS36)。
このように、実施の形態3においては、加速度センサ328の検出結果に応じて、使用する測光結果を事前測光処理における測光結果および1枚前の画像に対するフレーム期間において行われた本露光の測光結果との間で選択しており、カプセル型内視鏡302の移動状態に応じて、観察に適した明るさの画像を適切に取得できるようにしている。
なお、実施の形態1〜3においては、いわゆる単眼のカプセル型内視鏡について説明したが、もちろん、発光部22および撮像部23を複数有するカプセル型内視鏡についても適用可能である。この場合には、フレーム期間ごとに各発光部22および各撮像部23にそれぞれ事前露光処理を行わせ、各撮像部23からの出力結果をもとに、明るさパラメータをそれぞれ設定すればよい。
1 被検体
2,202,302 カプセル型内視鏡
3a〜3h 受信アンテナ
3 受信装置
4 ワークステーション
5 記録媒体
21,221,321 制御部
21a 明るさ算出部
21b,221b,321b 設定部
21c メモリ
22 発光部
22a LED
22b LED駆動回路
23 撮像部
23a CCDアレイ
23b CCD駆動回路
24 画像信号処理部
24a A/D変換部
24b 増幅部
24c P/S変換部
24d 同期信号合成部
24e 測光部
25 無線送信部
25a 送信回路
25b 送信アンテナ

Claims (9)

  1. 生体内に導入されるカプセル型内視鏡において、
    光を発する発光手段と、
    受光値に応じた出力レベルで画像信号を出力する画素を複数有し、画像を撮像する撮像手段と、
    前記撮像手段から出力された画像信号を処理する画像信号処理手段と、
    1枚の画像を取得するために設定されたフレーム期間において、画像取得のための本露光処理の前に前記発光手段および前記撮像手段に事前露光を行なわせ、前記複数の画素の一部の画素の前記事前露光に対する出力結果を用いて、当該フレーム期間で取得する画像の明るさに関する明るさパラメータを設定する設定手段と、
    を備え、前記発光手段および前記画像信号処理手段の少なくとも一方は、前記設定手段によって設定された明るさパラメータにしたがって、当該フレーム期間で取得する画像の取得処理に関する処理を行うことを特徴とするカプセル型内視鏡。
  2. 前記設定手段は、前記一部の画素の事前露光に対する出力結果を用いて算出されたパラメータの値が所定の許容範囲内である場合には該算出されたパラメータを前記明るさパラメータとして設定し、前記一部の画素の事前露光に対する出力結果を用いて算出されたパラメータの値が前記所定の許容範囲外である場合には予め設定された基準パラメータを前記明るさパラメータとして設定することを特徴とする請求項1に記載のカプセル型内視鏡。
  3. 前記設定手段は、前記一部の画素の事前露光に対する出力結果とともに、1枚前の画像に対するフレーム期間において行われた本露光に対する前記複数の画素の出力結果を用いて前記明るさパラメータを設定することを特徴とする請求項1に記載のカプセル型内視鏡。
  4. 前記設定手段は、前記一部の画素の事前露光に対する出力結果を用いて算出されたパラメータの値が所定の許容範囲内である場合には該算出されたパラメータを前記明るさパラメータとして設定し、前記一部の画素の事前露光に対する出力結果を用いて算出されたパラメータの値が前記所定の許容範囲外である場合には前記1枚前の画像に対するフレーム期間において行われた本露光に対する複数の画素の出力結果を用いて前記明るさパラメータを設定することを特徴とする請求項3に記載のカプセル型内視鏡。
  5. 当該カプセル型内視鏡の移動状態を検出する検出手段をさらに備え、
    前記設定手段は、前記検出手段の検出結果に応じて、前記一部の画素の事前露光に対する出力結果と、前記1枚前の画像に対するフレーム期間において行われた本露光に対する複数の画素の出力結果とのいずれかを選択して前記明るさパラメータを設定することを特徴とする請求項3に記載のカプセル型内視鏡。
  6. 前記画像信号処理手段は、前記事前露光に対して前記一部の画素から出力された画像信号を画素ごとに異なる増幅率で増幅し、
    前記設定手段は、前記画像信号処理手段によって画素ごとに異なる増幅率で増幅された画像信号のうち、前記画像信号処理手段の出力可能範囲内である画像信号を用いて前記明るさパラメータを設定することを特徴とする請求項1に記載のカプセル型内視鏡。
  7. 前記設定手段は、前記明るさパラメータとして前記発光手段の発光時間を設定し、
    前記発光手段は、前記設定手段によって設定された発光時間で光を発することを特徴とする請求項1に記載のカプセル型内視鏡。
  8. 前記設定手段は、前記明るさパラメータとして前記発光手段の発光強度を設定し、
    前記発光手段は、前記設定手段によって設定された発光強度で前記生体内に光を発することを特徴とする請求項1に記載のカプセル型内視鏡。
  9. 前記画像信号処理手段が行う処理は、前記撮像手段から出力された画像信号を増幅する処理を含み、
    前記設定手段は、前記明るさパラメータとして前記画像信号処理手段が行なう増幅処理の増幅率を設定し、
    前記画像信号処理手段は、前記設定手段によって設定された増幅率で前記撮像手段から出力された画像信号を増幅処理することを特徴とする請求項1に記載のカプセル型内視鏡。
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