JPWO2012090700A1 - ワイヤレス給電装置、ワイヤレス受電装置、ワイヤレス伝送システム - Google Patents

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Abstract

本発明の一実施形態に係るワイヤレス受電装置120は、ワイヤレス給電装置110から非接触で電力取得を行うワイヤレス受電装置であって、受電コイル7と受電コンデンサ8とを含み、ワイヤレス給電装置110における給電コイル1と受電コイル7との磁場共振現象に基づき、受電コイル7によって給電コイル1から電力取得を行うための受電共振回路122と、受電コイル7から非接触で電力供給を受ける受電ロードコイル9と、受電ロードコイル9と負荷11との間に配置され、受電ロードコイル9に接続される一次側のインピーダンスが負荷11に接続される二次側のインピーダンスよりも高いインピーダンス変換器10と、を備える。

Description

本発明は、非接触で電力伝送を行うためのワイヤレス給電装置、ワイヤレス受電装置、及び、ワイヤレス電力伝送システムに関する。
下記特許文献1には、ワイヤレス給電装置からワイヤレス受電装置へ非接触(無線)で電力伝送を行うワイヤレス電力伝送システムが開示されている。このワイヤレス電力伝送システムでは、ワイヤレス給電装置1及びワイヤレス受電装置2が、それぞれ、給電共振回路12、受電共振回路21を備え、これらの間で磁場共振現象(磁場共鳴現象)を利用して非接触で電力伝送が行われる。
この種のワイヤレス電力伝送システムでは、例えば給電共振回路12と受電共振回路21との相対距離が変化すると、給電共振回路12と受電共振回路21との結合状態が変化し、電力伝送効率が低下してしまう。
この点に関し、特許文献1には、給電側から見たインピーダンスを検出し、このインピーダンスの絶対値又は位相に応じて給電共振回路12に供給する交流電力の周波数を設定する発明が開示されている。そのため、ワイヤレス給電装置1は、給電共振回路12に交流電力を入力する発振器11と、所定の周波数範囲内で給電側から見たインピーダンスを検出するインピーダンス検出装置4と、インピーダンスの絶対値又は位相に応じて、給電用共振器12に入力する交流電力の周波数を設定する周波数可変装置3とを備える。これにより、給電共振回路12と受電共振回路21との結合状態が変わっても電力伝送効率の低下を抑制することができるとしている。
なお、特許文献1に開示のワイヤレス受電装置2はロードコイル212(受電ロードコイル212)を備え、受電共振回路21における受電コイル211は、受電ロードコイル212との電磁結合を介して負荷5に接続されている。これにより、負荷の影響により、受電共振回路21の自己共振周波数が変化することを抑制することができるとしている。
特開2010−233442号公報
ところで、電力伝送効率の観点によれば、受電共振回路における受電コイルと受電ロードコイルとの結合度合い(結合係数)は高いことが好ましい。しかしながら、受電コイルと受電ロードコイルとの結合度合いが高い場合、負荷のインピーダンスが低いと、受電共振回路のQ値が低下してしまい、受電共振回路の共振電流が低下してしまう。その結果、電力伝送効率が低下してしまう。
また、受電共振回路に流れる共振電流が大きいほど(すなわち、Q値が高いほど)、給電共振回路と受電共振回路との相対距離を大きくすることができる。これより、上記した電力伝送効率の低下は、給電共振回路と受電共振回路との相対距離が大きくなるほど顕著に現れる。
そこで、本発明は、受電コイルと受電ロードコイルとの結合度合いを高めても、かつ、負荷のインピーダンスが低くても、電力伝送効率の低下を抑制することが可能なワイヤレス受電装置、ワイヤレス給電装置、及び、ワイヤレス電力伝送システムを提供することを目的とする。
本発明のワイヤレス受電装置は、ワイヤレス給電装置から非接触で電力取得を行うワイヤレス受電装置であって、受電コイルと受電コンデンサとを含み、ワイヤレス給電装置における給電コイルと受電コイルとの磁場共振現象に基づき、受電コイルによって給電コイルから電力取得を行うための受電共振回路と、受電コイルから非接触で電力供給を受ける受電ロードコイルと、受電ロードコイルと負荷との間に配置され、受電ロードコイルに接続される一次側のインピーダンスが負荷に接続される二次側のインピーダンスよりも高いインピーダンス変換器と、を備える。
ここで、「給電コイルと受電コイルとの磁場共振現象」とは、給電コイルによって発生する交流磁場に基づく受電共振回路の共振現象を意味する。給電コイルに交流電流が流れると、給電コイルによって交流磁場が発生する。これによって、給電コイルと受電コイルとが磁場結合し、受電共振回路が共振する。その際、例えば、交流電流の周波数と受電共振回路の共振周波数とを略一致させれば、伝送電力の力率を1とすることができ、高効率な電力伝送を行うことが可能となる。
このワイヤレス受電装置によれば、受電ロードコイルと負荷との間にインピーダンス変換器が配置され、インピーダンス変換器における受電ロードコイル側のインピーダンスが高いので、受電コイルと受電ロードコイルとの結合度合いを高めても、かつ、負荷のインピーダンスが低くても、受電共振回路のQ値が低下することを抑制することができ、受電共振回路の共振電流が低下することを抑制することができる。その結果、ワイヤレス給電装置からの電力伝送効率の低下を抑制することができる。
特に、負荷の影響による電力伝送効率の低下は、給電コイルと受電コイルとの間の距離が大きくなるほど顕著に現れるが、このワイヤレス受電装置によれば、給電コイルと受電コイルとの間の距離が大きい場合に、電力伝送効率の低下の抑制効果が大きい。
上記したインピーダンス変換器は、前記受電ロードコイルと複数の負荷との間に配置され、前記受電ロードコイルに接続される一次側のインピーダンスが、前記複数の負荷それぞれに接続される複数の二次側のインピーダンスのうちの少なくとも1つよりも高くてもよい。
また、上記したインピーダンス変換器は、一次側巻線と二次側巻線とを有するトランスであり、受電ロードコイルに接続される一次側巻線の巻数が負荷に接続される二次側巻線の巻数よりも大きくてもよい。
本発明のワイヤレス給電装置は、上記のワイヤレス受電装置に非接触で電力供給を行うワイヤレス給電装置であって、給電コイルと、受電共振回路の共振電流を検出する共振電流検出器と、給電コイルに交流電流を供給することによって、給電コイルと受電コイルとの磁場共振現象に基づき、給電コイルから受電コイルに電力供給を行わせる制御回路であって、交流電流の周波数と共振電流検出器によって検出した共振電流の周波数とを関連付ける当該制御回路と、を備える。上記した給電コイルは、実質的に共振回路を構成しない形態であってもよい。
ここで、「実質的に共振回路を構成しない」とは、受電共振回路の共振周波数を共振周波数とする共振回路を形成しないことを意味するものであり、給電コイルが何らかの回路要素と偶発的に共振することまでも排除する意味ではない。例えば、「実質的に共振回路を構成しない」とは、受電共振回路の共振周波数を共振周波数とする共振回路を形成するために、給電コイルに対して直列又は並列にコンデンサを設けることを行わないことを意味するものである。
また、「給電コイルと受電コイルとの磁場共振現象」とは、上述したように、給電コイルによって発生する交流磁場に基づく受電共振回路の共振現象を意味する。給電コイルに交流電流を供給すると、給電コイルによって交流磁場が発生する。これによって、給電コイルと受電コイルとが磁場結合し、受電共振回路が共振する。その際、例えば、交流電流の周波数と受電共振回路の共振周波数とを関連付ければ、給電コイル自体が共振しなくても、伝送電力の力率を1とすることができ、高効率な電力伝送を行うことが可能となる。例えば、「交流電流の周波数と受電共振回路の共振周波数とを関連付ける」とは、交流電流の周波数と受電共振回路の共振周波数とを略一致させることである。なお、交流電流の周波数と受電共振回路の共振周波数とは完全に一致せずとも、例えば、±20%程度の誤差範囲内で略一致させれば、伝送電力の力率を高めることができ、高効率な電力伝送を行うことが可能となる。これより、「交流電流の周波数と受電共振回路の共振周波数とを関連付ける」とは、交流電流の周波数と受電共振回路の共振周波数とを±20%程度の誤差範囲内で略一致させることも含むものとする。
また、「受電共振回路の共振電流を検出する」とは、受電共振回路を流れる共振電流に応じた信号(共振電流に関しての情報)を検出することを意味している。
ところで、本願発明者らは、特許文献1に開示のように、給電共振回路と受電共振回路との2つの共振回路を備えるシステムでは、伝送電力の力率が1となる周波数が2つ存在することを発見した。これにより、このようなワイヤレス電力伝送システムでは、伝送電力の力率を1とする位相周波数制御を行う場合に、誤動作の虞がある。
しかしながら、このワイヤレス給電装置によれば、給電コイルが実質的に共振回路を構成しないので、伝送電力の力率が1となる周波数は1つとなる。したがって、伝送電力の力率を1とする制御を行う場合に、すなわち、共振電流検出器及び制御回路によって、給電コイルに供給する交流電流の周波数と受電共振回路の共振電流の周波数とを関連付ける制御において、誤動作を防止することができる。
上記した制御回路は、共振電流検出器によって検出した共振電流に応じた電圧と出力交流電圧との位相差に応じたパルス電圧を生成する位相比較器と、パルス電圧を平滑化するローパスフィルタと、平滑化されたパルス電圧に基づいた周波数を有する出力交流電圧を生成する電圧制御発振器と、出力交流電圧の周波数に応じた周波数を有する交流電流を給電コイルに供給する高周波増幅器と、を有する。
本願発明者らは、給電コイルに供給する交流電流の周波数と受電共振回路の共振電流の周波数とを関連付ける制御として、特許文献1(例えば、図7)に開示のように周波数スイープ制御を用いると、1スイープごとに、給電コイルに供給する交流電流の周波数と受電共振回路の共振電流の周波数とが大きくずれてしまい、誤動作の虞があることを見出した。
しかしながら、このワイヤレス給電装置によれば、制御回路が、位相比較器(Phase Detector:PD)と、ローパスフィルタ(Low-pass filter:LPF)と、電圧制御発振器(Voltage
Controlled Oscillator:VCO)とから構成される所謂フェーズロックドループ(Phase Locked Loop:PLL)回路による制御を用いるので、給電コイルに供給する交流電流の周波数と受電共振回路の共振電流の周波数とが常に関連付けされ、その結果、誤動作を防止することができる。
本発明のワイヤレス電力伝送システムは、上記のワイヤレス給電装置と上記のワイヤレス受電装置との間で非接触で電力伝送を行うワイヤレス伝送システムであって、ワイヤレス給電装置における給電コイルとワイヤレス受電装置における受電コイルとの磁場共振現象に基づき、給電コイルから受電コイルに電力伝送を行う。
このワイヤレス電力伝送システムによれば、上記したワイヤレス受電装置によって非接触で電力取得を行うので、受電コイルと受電ロードコイルとの結合度合いを高めても、かつ、負荷のインピーダンスが低くても、ワイヤレス給電装置とワイヤレス受電装置との間の電力伝送効率の低下を抑制することができる。特に、給電コイルと受電コイルとの間の距離が大きい場合に、電力伝送効率の低下の抑制効果が大きい。
本発明によれば、受電コイルと受電ロードコイルとの結合度合いを高めても、かつ、負荷のインピーダンスが低くても、電力伝送効率の低下を抑制することができる。
図1は、本発明の第1の実施形態に係るワイヤレス電力伝送システムの電気的な概略構成を示す概略図である。 図2は、図1に示す給電コイル、受電コイル、及び、受電ロードコイルの物理的な構造を示す断面図である。 図3は、従来例に係るワイヤレス電力伝送システムの電気的な概略構成、及び、給電コイル、受電コイル、及び、受電ロードコイルの物理的な構造を示す断面図である。 図4Aは、本発明の比較例のワイヤレス電力伝送システムの磁場共振現象の原理図であり、図4Bは、図4Aに示すワイヤレス電力伝送システムの磁場共振現象における共振電流の周波数−位相特性を示す図である。 図5Aは、本発明の第1の実施形態のワイヤレス電力伝送システムの磁場共振現象の原理図であり、図5Bは、図5Aに示すワイヤレス電力伝送システムの磁場共振現象における共振電流の周波数−位相特性を示す図である。 図6は、図6A及び図6Bは、比較例のワイヤレス電力伝送システムのおけるワイヤレス給電装置の周波数制御を示す概略図である。 図7は、本実施形態のワイヤレス電力伝送システムにおけるワイヤレス給電装置の周波数制御を示す概略図である。 図8は、本発明の第1の実施形態に係るワイヤレス電力伝送システムの電気的な構成を示す図であり、図1に示すワイヤレス給電装置の電気的な構成を詳細に示す図である。 図9は、実施例及び比較例のワイヤレス電力伝送システムの電力伝送効率の測定結果を示す図である。 図10は、実施例及び比較例のワイヤレス電力伝送システムの受電共振回路の共振電流の測定結果を示す図である。 図11は、実施例及び比較例のワイヤレス電力伝送システムの給電コイル(又は給電エキサイトコイル)に供給する交流電流の周波数の測定結果を示す図である。 図12は、本発明の第2の実施形態に係るワイヤレス電力伝送システムの電気的な概略構成を示す概略図である。
以下、図面を参照して本発明の好適な実施形態について詳細に説明する。なお、各図面において同一又は相当の部分に対しては同一の符号を附すこととする。
[第1の実施形態]
図1は、本発明の第1の実施形態に係るワイヤレス電力伝送システムの電気的な概略構成を示す概略図であり、図2は、図1に示す給電コイル、受電コイル、及び、受電ロードコイルの物理的な構造を示す断面図である。図1及び図2に示すワイヤレス電力伝送システム100は、ワイヤレス給電装置110とワイヤレス受電装置120とを備え、ワイヤレス給電装置110からワイヤレス受電装置120へ非接触で電力伝送を行うものである。なお、図1及び図2では、ワイヤレス給電装置が概略的に示されている。
(第1の特徴)
まず、ワイヤレス受電装置120について説明する。ワイヤレス受電装置120は、受電コイル7と受電コンデンサ8とからなる受電共振回路122と、受電ロードコイル9と、出力トランス(インピーダンス変換器)10とを有する。
受電共振回路122における受電コイル7は、ワイヤレス給電装置110における給電コイル1との磁場共振現象に基づき、給電コイル1から電力取得を行う。受電コイル7は、受電ロードコイル9と電磁結合しており、受電ロードコイル9へ電力を転送する。電力の伝送効率の観点によれば、受電コイル7と受電ロードコイル9との結合度合いは高いことが好ましく、例えば、受電ロードコイル9と受電コイル7との結合係数は0.9以上に設定される。本実施形態では、図2に示すように、受電コイル7の外側に隣接して受電ロードコイル9を巻回することにより、これらの結合度合いを高めている。受電ロードコイル9は、出力トランス10を介して負荷11に電力を供給する。
出力トランス10の一次側は受電ロードコイル9に接続されており、二次側は負荷11に接続されている。出力トランス10の一次側巻線Npの巻数は、二次側巻線Nsの巻数より大きい。これにより、出力トランス10の一次側のインピーダンスは高く、出力トランス10の二次側のインピーダンスは小さい。すなわち、出力トランス10は、一次側が高インピーダンスであり、二次側が低インピーダンスであるインピーダンス変換器である。例えば、負荷11は100Ω程度と低いことがあり、この場合、出力トランス10の一次側のインピーダンスは約500Ωに設定される。
ここで、図3に、従来例に係るワイヤレス電力伝送システムの電気的な概略構成、及び、給電コイル、受電コイル、及び、受電ロードコイルの物理的な構造を示す。この従来例のワイヤレス電力伝送システム100Xは、ワイヤレス電力伝送システム100においてワイヤレス受電装置120に代えてワイヤレス受電装置120Xを備えている構成で第1の実施形態と異なる。また、ワイヤレス受電装置120Xは、ワイヤレス受電装置120において出力トランス10を有していない構成で第1の実施形態と異なる。
この従来例のワイヤレス受電装置120Xでは、電力伝送効率の観点から、受電共振回路122における受電コイル7と受電ロードコイル9との結合度合い(結合係数)を高めた場合、負荷11のインピーダンスが低いと、負荷11の影響により受電共振回路122のQ値が低下してしまい、受電共振回路122の共振電流が低下してしまう。その結果、ワイヤレス給電装置110からの電力伝送効率が低下してしまう。
しかしながら、第1の実施形態のワイヤレス受電装置120によれば、受電ロードコイル9と負荷11との間に出力トランス10が配置され、出力トランス10における受電ロードコイル9側のインピーダンスが高いので、受電コイル7と受電ロードコイル9との結合度合いを高めても、かつ、負荷11のインピーダンスが低くても、受電共振回路122のQ値が低下することを抑制することができ、受電共振回路122の共振電流が低下する(受電共振回路122を流れる電流の電流値が小さくなる)ことを抑制することができる。その結果、ワイヤレス給電装置110からの電力伝送効率の低下を抑制することができる。なお、出力トランス10のインピーダンス比(出力トランス10の二次側インピーダンスに対する一次側インピーダンスの比)は、1より大きければよいが、例えば、出力トランス10から負荷11側をみたインピーダンスが数十Ω以下の場合には、インピーダンス比は5以上にするのが好ましい。
特に、負荷11の影響による電力伝送効率の低下は、給電コイル1と受電コイル7との間の距離が大きくなるほど顕著に現れるが、第1の実施形態のワイヤレス受電装置120によれば、給電コイル1と受電コイル7との間の距離が大きい場合に、電力伝送効率の低下の抑制効果が大きい。
(第2の特徴)
次に、図1及び図2に加えて図8を参照しながら、ワイヤレス給電装置110について説明する。図8は、本発明の第1の実施形態に係るワイヤレス電力伝送システムの電気的な構成を示す図であり、図1に示すワイヤレス給電装置の電気的な構成を詳細に示す図である。このワイヤレス給電装置110は、給電コイル1と、共振電流検出器6と、制御回路111とを有する。
ワイヤレス給電装置110では、制御回路111が、給電コイル1に交流電流(例えば、方形波または正弦波の電流)を供給することによって、給電コイル1と受電コイル7との磁場共振現象に基づき、給電コイル1から受電コイル7に電力供給が行われる。ここで、「給電コイル1と受電コイル7との磁場共振現象」とは、給電コイル1によって発生する交流磁場に基づく受電共振回路122の共振現象を意味する。給電コイル1に交流電流を供給すると、給電コイル1によって交流磁場が発生する。これによって、給電コイル1と受電コイル7とが磁場結合し、受電共振回路122が共振する。その際、制御回路111は、交流電流の周波数を、共振電流検出器6によって検出された受電共振回路122の共振電流の周波数に一致させる。すると、給電コイル1自体が共振しなくても、伝送電力の力率を1とすることができ、高効率な電力伝送を行うことが可能となる。なお、給電コイル1と受電コイル7とは磁気的に結合しているので、ワイヤレス給電装置110に設けられた共振電流検出器6で受電共振回路122の共振電流の情報を検知することができる。ここで、受電共振回路122の共振電流を直接に検出してもよい。この場合、例えば、ワイヤレス受電装置120に信号送信装置を設けると共に、ワイヤレス給電装置110に信号受信装置を設け、その検出値の情報信号を、ワイヤレス受電装置120に設けられた信号送信装置から送信し、ワイヤレス給電装置110に設けられた信号受信装置で受信する。この受信した情報信号を共振電流検出器6で検出してもよい。
このように、ワイヤレス給電装置110では、給電コイル1は、実質的に共振回路を構成しない。ここで、「実質的に共振回路を構成しない」とは、受電共振回路122の共振周波数を共振周波数とする共振回路を形成しないことを意味するものであり、給電コイル1が何らかの回路要素と偶発的に共振することまでも排除する意味ではない。例えば、「実質的に共振回路を構成しない」とは、受電共振回路122の共振周波数を共振周波数とする共振回路を形成するために、給電コイル1に対して直列又は並列にコンデンサを設けることを行わないことを意味するものである。
ワイヤレス給電装置110では、給電コイル1と受電コイル7との磁場結合が強くなればなるほど受電共振回路122の共振周波数に影響が及ぶ。すなわち、給電コイル1と受電コイル7とを十分に磁場結合できる程度に近づけた状態での受電共振回路122の共振周波数は、給電コイル1と受電コイル7との磁場結合を無視できるほど両者が充分に離れた状態における受電共振回路122単独での共振周波数に対してずれていく。受電共振回路122の共振周波数近傍の周波数の交流電流を給電コイル1に供給することにより、磁場共振型のワイヤレス給電が実現可能となる。
ここで、図4及び図5を参照する。図5Aは、本実施形態のワイヤレス電力伝送システムの磁場共振現象の原理図であり、図5Bは、図5Aに示すワイヤレス電力伝送システムの磁場共振現象における共振電流の周波数−位相特性を示す図である。一方、図4Aは、比較例のワイヤレス電力伝送システムの磁場共振現象の原理図であり、図4Bは、図4Aに示すワイヤレス電力伝送システムの磁場共振現象における共振電流の周波数−位相特性を示す図である。図4B及び図5Bでは、共振電圧の位相を基準とする共振電流の位相の周波数特性が示されている。なお、図4Aは、特許文献1に開示のワイヤレス電力伝送システムの磁場共振現象に相当するものである。
図4Aに示すように、比較例のワイヤレス電力伝送システム100Aはワイヤレス電力伝送システム100においてワイヤレス給電装置110に代えてワイヤレス給電装置110Aを備える構成で本実施形態と異なっている。ワイヤレス給電装置110Aは、ワイヤレス給電装置110において給電コイル1に代えて給電共振回路112と給電エキサイトコイル113とを有する構成で本実施形態と異なっている。給電共振回路112は、給電コイル114と給電コンデンサ115とからなり、給電コイル114は給電エキサイトコイル113と電磁結合されている。
このワイヤレス給電装置110Aでは、制御回路111が、給電エキサイトコイル113に交流電流(例えば、方形波または正弦波の電流)を供給することによって、給電エキサイトコイル113と給電コイル114との電磁誘導作用に基づき、給電共振回路112に共振電流が流れる。その結果、給電コイル114と受電コイル7との磁場共振現象に基づき、給電コイル114から受電コイル7に電力供給が行われる。このワイヤレス給電装置110Aでは、電力伝送効率の観点より、給電共振回路112の共振周波数と受電共振回路122の共振周波数が等しくなるように設定される。
しかしながら、給電共振回路112と受電共振回路122との2つの共振回路を備えるシステムでは、給電コイル114と受電コイル7とを近づけると、給電コイル114と受電コイル7との結合により、伝送電力の力率が1となる共振周波数が2つ生じることがある。すなわち、図4Bに示すように、給電側から見た共振電流と共振電圧との位相差がゼロになる周波数が、fr1,fr2の2つ存在してしまう。その結果、伝送電力の力率が1となるように、すなわち、共振電流と共振電圧との位相差がゼロになるように、制御回路111によって、給電エキサイトコイル113に供給する交流電流の位相/周波数を変化させる位相/周波数制御(交流電流の周波数を受電共振回路122の共振電流の周波数に一致させる自動追従制御)において、誤動作を生じるおそれがある。
一方、本実施形態のシステムでは、図5Aに示すように、給電コイル1が実質的に共振回路を構成せず、LC共振回路は受電共振回路122のみであるので、図5Bに示すように、伝送電力の力率が1となる共振周波数、すなわち、共振電流と共振電圧との位相差がゼロになる共振周波数はfr1の1つとなる。したがって、伝送電力の力率が1となるように、すなわち、共振電流と共振電圧との位相差がゼロになるように、制御回路111によって、給電コイル1に供給する交流電流の位相/周波数を変化させる位相/周波数制御(交流電流の周波数を受電共振回路122の共振電流の周波数に一致させる自動追従制御)において、誤動作を防止することができる。
なお、本発明は、給電共振回路112と受電共振回路122との2つの共振回路を備える比較例のワイヤレス電力伝送システム100Aを権利範囲から除くものではない。すなわち、図1に示すワイヤレス電力伝送システム100において、図5Aに示すワイヤレス給電装置110に代えてワイヤレス給電装置110Aを備える構成にしてもよい。
(第3の特徴)
次に、図8を参照しながら、ワイヤレス給電装置110における制御回路111について詳細に説明する。制御回路111は、高周波増幅器2と、位相比較器3と、ローパスフィルタ(LPF)4と、電圧制御発振器(VCO)5とを有する。
位相比較器3は、共振電流検出器6によって検出された受電共振回路122の共振電流に応じた電圧とVCO5からの出力電圧との位相差に応じたパルス電圧を生成し、そのパルス電圧をLPF4へ出力する。LPF4は、位相比較器3からのパルス電圧を平均化し、VCO5へ出力する。VCO5は、LPF4からの電圧を制御電圧として、この電圧に応じた周波数を有する交流電圧を生成する。このように、位相比較器3、LPF4、及び、VCO5は、いわゆるPLL回路を構成し、共振電流検出器6によって検出された受電共振回路122の共振電流の位相周波数に応じた位相周波数を有する交流電圧を生成する。
高周波増幅器2は、この交流電圧に応じて、受電共振回路122の共振電流の位相周波数に一致した位相周波数を有する交流電流を、給電コイル1に供給する。例えば、高周波増幅器2としては、正弦波駆動回路が用いられるが、MOS−FET等のスイッチング素子を使用したハーフブリッジ回路のスイッチング電源なども適用可能である。
次に、ワイヤレス給電装置110における共振電流検出器6について詳細に説明する。共振電流検出器6は、受電共振回路122の共振状態の情報を取得する。例えば、共振電流検出器6としては、電流センサやカレントトランスなどが用いられ、受電共振回路122の共振電流を検出する。本実施形態では、受電共振回路122の共振電流の位相周波数情報として、電圧信号が位相比較器3に供給される。
ここで、図6及び図7を参照する。図7は、本実施形態のワイヤレス電力伝送システムにおけるワイヤレス給電装置の周波数制御を示す概略図であり、図6A及び図6Bは、比較例のワイヤレス電力伝送システムのおけるワイヤレス給電装置の周波数制御を示す概略図である。なお、図6A及び図6Bは、特許文献1に開示のワイヤレス給電装置の周波数制御に相当するものである。
図6Aに示すように、給電コイル1に供給する交流電流の周波数をf1からf2までの範囲でスィープさせ(スイープ特性S)、その周波数スィープ範囲内にある共振周波数frを探索することによって、給電コイル1に供給する交流電流の周波数f0を設定して維持する制御(周波数スイープ制御)を行う場合、給電コイル1と受電コイル7との間の距離が時間と共に刻々と変化すると、各スイープ時間t1、t2、t3、・・・、t6の1スィープ毎にエラーが大きく発生して、伝送電力が間欠的となってしまう。そのため、負荷を駆動するための平均電力が低下するという問題を生じるおそれがある。なお、図6Bに示すように、給電コイル1と受電コイル7との間の距離の変動の頻度が少ないと、比較的に上記問題は少ないが、給電コイル1と受電コイル7との間の距離が頻繁に変化する場合には、特にこの問題を生じる可能性は大きくなる。
一方、図7によれば、本実施形態では、制御回路111が、位相比較器3と、LPF4と、VCO5とから構成される所謂PLL回路による制御を用いるので、給電コイル1と受電コイル7との間の距離が時間的に刻々と変化しても、給電側コイル1における電圧位相と電流位相の位相差が常にゼロとなるように交流電流の周波数制御が行われる。その結果、エラーが発生しない状態で、交流電流の周波数が受電共振回路の共振電流の周波数に常に追尾する良好な制御が可能となり、最大電力が連続的に得られる。
本実施形態のように、給電コイル1に流れる交流電流の周波数を、受電共振回路の共振周波数に自動チューニングする構成により、給電コイル1と受電コイル7との間の距離の変化に対して、リアルタイムに周波数追従させることができるため、給電コイル1と受電コイル7との間の距離が大きくなって、しかも、これらのコイル間距離が時間的に激しく変化するような場合であっても、有効なシステムを得ることが可能となる。
なお、本発明は、図6A及び図6Bに示すように、給電コイル1に供給する交流電流の周波数制御において周波数スイープ制御を行う比較例のワイヤレス電力伝送システムを権利範囲から除くものではない。すなわち、図1に示すワイヤレス電力伝送システム100におけるワイヤレス給電装置110において、制御回路111に代えて、周波数スイープ制御を行う制御回路を備える構成にしてもよい。
(実施例)
以下では、図1、図2及び図8に示す本実施形態のワイヤレス電力伝送システム100を実施例として製作し、評価を行った。この評価では、図3に示す従来例との対比評価を行った。
実施例及び従来例の共通事項
受信共振回路122の共振周波数:約170kHz〜200kHz
給電コイル1及び受電コイル7:内径約Φ160mm、コイル厚み約10mm、表皮効果を低減させるためにリッツ銅線を使用
受電側ロードコイル9の外径:約Φ200mm、コイル厚み約10mm、表皮効果を低減させるためにリッツ銅線を使用
実施例の特徴事項
出力トランス10:フェライトコアを使用(例えば、一般的なEE型やEI型のものを使用可能)、一次側のインピーダンスは約500Ω
負荷11:負荷には200kHz以下の略正弦波の交流が流れるので、無誘導(L成分がゼロ)の厚膜抵抗器を使用、抵抗値約100Ω
本評価では、給電コイル1と受電コイル7との間の距離を変更し、電力伝送効率、受電共振回路122の共振電流、及び、給電コイル1(又は給電エキサイトコイル113)に供給する交流電流の周波数を測定した。これらの評価結果をそれぞれ図9〜11に示す。なお、図9〜11では、本実施例の測定結果を曲線Aで示し、従来例の測定結果を曲線Bで示す。
図9によれば、従来例では、給電コイル1と受電コイル7との間の距離d(mm)が長くなる(大きくなる)に従って、電力伝送効率η(%)が急激に低下しているのに対して、本実施例では、出力トランス10の1次側の入力インピーダンス(例えば500Ω)を負荷11の100Ωよりも高い500Ωとすることにより、給電コイル1と受電コイル7との間の距離dがこれらのコイル直径(内径)Φの1/2倍の80mmでも電力伝送効率ηが90%以上であり、コイル間距離dが更に長くなった場合にも電力伝送効率ηの低下が少なかった。すなわち、出力トランス10を設ける本実施例によれば、出力トランス10を設けない従来例と比較して、電力伝送効率ηの低下を改善できた。特に、給電コイル1と受電コイル7との間の距離dが離れれば離れるほど、電力伝送効率ηの改善効果が顕著であった。すなわち、本実施例によれば、給電コイル1と受電コイル7とを離しても(コイル間の距離を長くしても)、良好な伝送効率が得られた。
また、図10によれば、本実施例では、従来例と比較して、コイル間距離dに関わらず、受電共振回路122に流れる共振電流の低下を抑制することができた。これは、本実施例では、従来例と比較して、受電コイル7近傍に発生する磁場が強くなり、磁場共振作用が強くなったことを示す。
また、図11によれば、コイル間距離dに関わらず、本実施例と従来例とでは、給電コイル1又は給電エキサイトコイル113に供給する交流電流の周波数が、ほとんど変わらなかった。なお、コイル間距離dに応じて交流電流の周波数が変化しているのは、給電コイル1と受電コイル7との結合度合いが変化することによるものである。
[第2の実施形態]
図12は、本発明の第2の実施形態に係るワイヤレス電力伝送システムの電気的な構成を示す図である。このように、ワイヤレス電力伝送システム100Bは、ワイヤレス受電装置120に代えてワイヤレス受電装置120Bを備えてもよい。
ワイヤレス受電装置120Bは、ワイヤレス受電装置120において出力トランス10に代えて出力トランス10Bを備えている点で第1の実施形態と異なる。出力トランス10Bは、二次側に4つの巻線Ns1〜Ns4を備えており、4つの出力を取り出し可能になっている点でトランス10と異なる。各二次側巻線Ns1〜Ns4には、個々に負荷11a〜11dが接続可能になっている。出力トランス10Bの一次側のインピーダンスは、例えば500Ωで、出力トランス10Bの二次側から負荷11a〜11d側をみたインピーダンスは、例えば、それぞれ10Ω、50Ω、100Ω、300Ωである。出力トランス10Bの一次側巻線Npの巻数は、出力トランス10Bのいずれの二次側巻線Ns1〜Ns4の巻数より大きい。
この第2の実施形態に係るワイヤレス受電装置120Bでも、第1の実施形態のワイヤレス受電装置120と同様の利点を得ることができる。すなわち、この第2の実施形態に係るワイヤレス受電装置120Bによれば、出力トランス10Bの一次側のインピーダンスが、出力トランス10Bの二次側に接続されたいずれの負荷のインピーダンスよりも大きいので、ワイヤレス給電装置110から、個々の負荷への電力伝送効率の低下を抑えることができる。
また、出力トランス10Bの一次側のインピーダンスは、出力トランス10Bの二次側のそれぞれの負荷のインピーダンスの少なくとも一つより高くしてもよい。例えば出力トランス10Bの一次側のインピーダンスを200Ωにしてもよく、この場合、負荷11a〜11cへの電力伝送効率の低下を抑えることができる。すなわち、出力トランス10Bの二次側から負荷11側をみたインピーダンスが低いほど(例えば数十Ω以下)電力伝送効率の低下を効果的に抑えることができるため、出力トランス10Bの一次側巻線の巻数をそれほど大きくすることなく、第1の実施形態のワイヤレス電力伝送システム100と同様の利点を得ることができる。
ここで、ワイヤレス受電装置120Bでは、例えば、何らかの制御が必要であり、その制御用ICを使用する場合には、巻線Ns1はメインの出力として負荷11aを駆動し、巻線Ns2〜Ns4には制御用ICの補助電源用として負荷11b、11c、11d(例えば、AC/DCコンバータ)を接続して、巻線Ns2〜Ns4からそれぞれ+5V、+12V、−12Vの直流電圧を出力するように、用いることが可能となる。
なお、本発明は上記した本実施形態に限定されることなく種々の変形が可能である。例えば、第2の実施形態では、出力トランス10Aが二次側に4つの巻線を備える形態を例示したが、出力トランス10Aの二次側巻線の数はこれに限定されない。例えば、出力トランス10Aの二次側巻線の数は2個でも3個でも良いし、あるいは5個以上でもあってもよい。
また、本実施の形態では、制御回路111は、給電コイル1に供給する交流電流の周波数と受電側共振回路122の共振電流の周波数とを一致させるように制御しているが、交流電流の周波数と受電共振回路122の共振周波数とは完全に一致せずとも、例えば、±20%程度の誤差範囲内で略一致させれば(関連付ければ)、伝送電力の力率を高めることができ、高効率な電力伝送を行うことが可能となる。
また、本実施の形態では、制御回路111は、受電側共振回路122の共振電流の周波数に一致した周波数を有する交流電流を、給電コイル1に供給するようにして、受電側共振回路122の共振電流の周波数と、給電コイル1に供給する交流電流の周波数とを一致させるように制御しているが、制御回路111は、受電側共振回路122の共振電流の周波数に略一致させるように、例えば、給電コイル1のインダクタンスを調整することにより、受電側共振回路122の共振電流の周波数と、給電コイル1に供給する交流電流の周波数とを略一致させるように制御してもよい。
また、本発明の特徴は、電力伝送のみならず、信号伝送においても適用可能である。例えば、磁場共振現象を利用して、アナログ信号やデジタル信号を非接触で伝送する場合にも、本発明のワイヤレス電力伝送システムを適用可能である。
なお、本発明は、(1)携帯電話、音楽プレーヤー、TVやゲーム機等のコントローラ、LED照明などの家電製品への非接触給電又は充電、(2)工場内の搬送ロボット、2足ロボット、掃除ロボットなどの産業機器への非接触給電又は充電、(3)例えば、車体に受電コイルを配置し、駐車場や道路等に給電コイルを埋設するHEV、EV等の非接触充電、(4)太陽光発電から住宅内の家電製品、照明などへの非接触給電又は充電を行うシステムに適用可能である。
なお、本明細書では、磁場共振現象のための素子を「コイル」と称したが、関連の技術分野によっては、「トランスミッタ」や「アンテナ」等と称することもある。
以上、好適な実施の形態において本発明の原理を図示し説明してきたが、本発明は、そのような原理から逸脱することなく配置及び詳細において変更され得ることができることは、当業者によって認識される。本発明は実施の形態に開示された特定の構成に限定されるものではない。したがって、特許請求の範囲及びその精神の範囲から来るすべての修正及び変更に権利を請求する。
受電コイルと受電ロードコイルとの結合度合いを高めても、かつ、負荷のインピーダンスが低くても、電力伝送効率の低下を抑制する用途に適用することができる。
1 給電コイル
2 高周波増幅器
3 位相比較器
6 共振電流検出器
7 受電コイル
8 受電コンデンサ
9 受電ロードコイル
10,10A,10B 出力トランス(インピーダンス変換器)
11,11a〜11d 負荷
100,100A,100B,100X ワイヤレス電力伝送システム
110,110A ワイヤレス給電装置
111 制御回路
112 給電共振回路
113 給電エキサイトコイル
114 給電コイル
115 給電コンデンサ
120,120B,120X ワイヤレス受電装置
122 受電共振回路
Np 一次側巻線
Ns,Ns1〜Ns4 二次側巻線

Claims (7)

  1. ワイヤレス給電装置から非接触で電力取得を行うワイヤレス受電装置であって、
    受電コイルと受電コンデンサとを含み、前記ワイヤレス給電装置における給電コイルと前記受電コイルとの磁場共振現象に基づき、前記受電コイルによって前記給電コイルから電力取得を行うための受電共振回路と、
    前記受電コイルから非接触で電力供給を受ける受電ロードコイルと、
    前記受電ロードコイルと負荷との間に配置され、前記受電ロードコイルに接続される一次側のインピーダンスが前記負荷に接続される二次側のインピーダンスよりも高いインピーダンス変換器と、
    を備える、ワイヤレス受電装置。
  2. 前記インピーダンス変換器は、前記受電ロードコイルと複数の負荷との間に配置され、前記受電ロードコイルに接続される一次側のインピーダンスが、前記複数の負荷それぞれに接続される複数の二次側のインピーダンスのうちの少なくとも1つよりも高い、請求項1に記載のワイヤレス受電装置。
  3. 前記インピーダンス変換器は、一次側巻線と二次側巻線とを有するトランスであり、前記受電ロードコイルに接続される一次側巻線の巻数が前記負荷に接続される二次側巻線の巻数よりも大きい、請求項1に記載のワイヤレス受電装置。
  4. 請求項1に記載のワイヤレス受電装置に非接触で電力供給を行うワイヤレス給電装置であって、
    給電コイルと、
    前記受電共振回路の共振電流を検出する共振電流検出器と、
    前記給電コイルに交流電流を供給することによって、前記給電コイルと前記受電コイルとの磁場共振現象に基づき、前記給電コイルから前記受電コイルに電力供給を行わせる制御回路であって、前記交流電流の周波数と前記共振電流検出器によって検出した共振電流の周波数とを関連付ける当該制御回路と、
    を備える、ワイヤレス給電装置。
  5. 前記給電コイルは、実質的に共振回路を構成しない、請求項4に記載のワイヤレス給電装置。
  6. 前記制御回路は、
    前記共振電流検出器によって検出した共振電流に応じた電圧と出力交流電圧との位相差に応じたパルス電圧を生成する位相比較器と、
    前記パルス電圧を平滑化するローパスフィルタと、
    平滑化された前記パルス電圧に基づいた周波数を有する前記出力交流電圧を生成する電圧制御発振器と、
    前記出力交流電圧の周波数に応じた周波数を有する前記交流電流を前記給電コイルに供給する高周波増幅器と、
    を有する、請求項4に記載のワイヤレス給電装置。
  7. 請求項4又は6に記載のワイヤレス給電装置と請求項1に記載のワイヤレス受電装置との間で非接触で電力伝送を行うワイヤレス伝送システムであって、前記ワイヤレス給電装置における給電コイルと前記ワイヤレス受電装置における受電コイルとの磁場共振現象に基づき、前記給電コイルから前記受電コイルに電力伝送を行うワイヤレス電力伝送システム。
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