JPWO2012077303A1 - 通信サービス提供システム、通信サービス提供方法およびデータセンタ管理システム - Google Patents
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Abstract
ユーザの端末が存在している位置によらずに同様のレベルのサービスを提供することができ、また、サービスに応じた適切なネットワークを介してユーザにサービスを提供することができる通信サービス提供システムを提供する。位置情報収集手段71は、いずれかのデータセンタからサービスを受けているユーザの端末の位置情報を収集する。ユーザデータ等移行指示手段72は、その位置情報が示す位置に最も近いデータセンタを判定し、当該データセンタと、現在、そのユーザにサービスを提供中のデータセンタとが異なる場合、現在、そのユーザにサービスを提供中のデータセンタに対して、その位置情報が示す位置に最も近いデータセンタへそのユーザのユーザデータおよびユーザ領域を移行させることを指示する。
Description
本発明は、データセンタからネットワークを介してサービスを提供する通信サービス提供システム、通信サービス提供方法、およびその通信サービス提供システムに適用されるデータセンタ管理システム、データセンタ管理プログラムに関し、特に、ユーザの位置に依存せずに同様の通信品質でサービスを提供することができる通信サービス提供システム、通信サービス提供方法、およびその通信サービス提供システムに適用されるデータセンタ管理システム、データセンタ管理プログラムに関する。
近年、データセンタからネットワークを介してユーザに提供されるサービスが増えている。また、そのようなサービスの利用者も急増している。ネットワークを介してユーザにサービスを提供するデータセンタや、データセンタ内のサーバ等は、クラウドと称される。
このようなサービスの提供態様では、複数のデータセンタが設けられ、データセンタ内のストレージにユーザが使用できるユーザ個人の記憶領域を定め、その記憶領域にユーザデータを格納したりしながら、サービスを提供する。この記憶領域は、使用領域あるいはユーザ領域と呼ばれる。また、提供されるサービスの内容は特に限定されず、ユーザデータの内容もサービスの種類によって異なる。
ユーザの端末装置とデータセンタ(より具体的にはデータセンタ内のサーバ)とが情報を送受信しながらサービスに応じた処理を進めることで、ユーザは所望のサービスの提供を受けることができる。
また、ユーザの端末とデータセンタとの間のネットワークはアクセス網と呼ばれる。アクセス網となるネットワークは、種々の通信キャリアによって設けられている。通信キャリア毎にネットワーク(アクセス網)が設けられ、ネットワーク毎にQoS(Quality of Service)は異なっている。
また、特許文献1には、ネットワーク上でのユーザの位置に応じた、アプリケーションプログラムやデータファイルの適切な移動先を決定するアプリケーションプログラム移動位置決定方法が記載されている。
前述のように、データセンタ内のストレージにはユーザ個人のユーザ領域が設けられるが、ユーザ自身は、どのデータセンタに自分のユーザ領域が設けられ、どのデータセンタからサービスの提供を受けているのか認識することができない。そして、ユーザの端末と、そのユーザのユーザ領域を確保してそのユーザにサービスを提供しているデータセンタとの物理的距離が長くなっていると、ユーザの端末からデータセンタへのアクセス時間が長くなったり、スループットが低下したりして、サービス利用時のユーザエクスペリエンスが低くなってしまう。
図15は、ユーザの端末とデータセンタとの物理的距離を模式的に示す説明図である。データセンタ82a〜82c等を含むデータセンタ群81は、同一のクラウド事業者に管理される。データセンタ82a〜82cは、それぞれ異なる地域に配置されている。図15に示す例では、データセンタ82aは地域Aに配置され、データセンタ82bは地域Bに配置され、データセンタ82cは地域Cに配置されている。
データセンタ82aは、ストレージ83aと、サーバ84aと、ネットワーク機器85aとを備える。以下、ネットワークを単にNWと記す場合がある。ストレージ83aは、ユーザ領域が割り当てられる記憶装置であり、そのユーザ領域にユーザデータを記憶する。サーバ84aは、ユーザの端末87と通信を行うことにより、サービスを提供する情報処理装置である。NW機器85aは、データセンタ82aにおけるネットワークとのインタフェースである。同様に、データセンタ82bも、ストレージ83bと、サーバ84bと、NW機器85bとを備える。データセンタ82cも、ストレージ83cと、サーバ84cと、NW機器85cとを備える。
また、図15では、アクセス網として、ネットワーク91a〜91eを図示している。本例では、個々のネットワーク91a〜91eは、それぞれ別々の通信キャリアA,B,C,D,Eのネットワークである。ネットワーク91a〜91eのQoSは、それぞれ異なっている。また、通信を行う際のネットワークの使用料金もネットワーク毎に異なる。
また、端末87を使用するユーザのユーザ領域は、データセンタ82a内のストレージ83aに設けられ、そのユーザはサーバ84aからサービスを受けるものとする。そのユーザの端末87が地域Aに存在している場合、端末87からデータセンタ82aまでのアクセス経路は短く、ユーザが端末87を用いてデータセンタ82a上のサービスを享受する際の通信の遅延時間は短いことが予想される。一方、データセンタ82aが配置された地域Aから遠い地域Cにそのユーザおよび端末87が移動したとする。すると、端末87からデータセンタ82aまでのアクセス経路は比較的長い経路となり、経路が長くなることにより、端末87からデータセンタ82aにアクセスする際の遅延時間が長くなることが予想される。
すなわち、同一のユーザがデータセンタ82aから同一のサービスを受けようとする場合、ユーザがどの地域にいるかによって、サービスを受けようとする際の通信の遅延時間に差が生じる。このことは、ユーザの位置に応じて、サービスの通信品質が変化してしまうことを意味する。
また、特許文献1には、ユーザの位置に応じたアプリケーションプログラム等の適切な移動先を決定する方法が記載されているが、アプリケーションプログラムやデータファイル等を実際に移動することがなければ、上記のような、ユーザの位置によりサービスの通信品質が変化してしまうというという課題を解決することができない。すなわち、単に、移動先を決定するだけでは、上記の課題を解決できない。
また、データセンタ82a〜82cが提供するサービスは一種類とは限らず、種々のサービスを提供する。そして、サービスの種類によって、例えば、「小さな帯域しか使用しないのか、あるいは、大きな帯域を使用するのか」や、「遅延をある程度許容するのか、あるいは、遅延を最小限に抑えるのが好ましいのか」等が異なる。すなわち、サービスの種類により、サービスがネットワークに要求する品質に差がある。一方、ユーザの端末87が、ある通信キャリアのネットワークに最初にアクセスして、そのネットワークを介してデータセンタのサービスの利用を開始した場合、ユーザが意識的に端末87を操作してネットワークを切り替えない限り、最初にアクセスしたネットワークを介してでなければ、同一のサービスの提供を受けられなかった。そのため、ユーザが利用しようとするサービスに必要なネットワークの品質と、ユーザがアクセスしたネットワークの品質とが適合していない場合には(例えば、ネットワークの遅延時間が大きすぎたり、帯域量が小さすぎたりした場合には)、ユーザが意識的に操作を行って、アクセスするネットワークを切り替える必要があった。
そこで、本発明は、ユーザの端末が存在している位置によらずに同様のレベルのサービスを提供することができ、また、サービスに応じた適切なネットワークを介してユーザにサービスを提供することができる通信サービス提供システム、通信サービス提供方法、およびその通信サービス提供システムに適用されるデータセンタ管理システム、データセンタ管理プログラムを提供することを目的とする。
本発明による通信サービス提供システムは、ユーザの端末と通信を行うことによって前記ユーザにサービスを提供する複数のデータセンタと、各データセンタを管理するデータセンタ管理システムとを備え、各データセンタが、ユーザに対してサービスを提供する際に、サービス提供のために用いる前記ユーザ用の記憶領域であるユーザ領域を確保し、当該ユーザ領域に、サービス提供時に用いる前記ユーザ用のデータであるユーザデータを記憶させ、データセンタ管理システムが、いずれかのデータセンタからサービスを受けているユーザの端末の位置情報を収集する位置情報収集手段と、前記位置情報が示す位置に最も近いデータセンタを判定し、当該データセンタと、現在、前記ユーザにサービスを提供中のデータセンタとが異なる場合、現在、前記ユーザにサービスを提供中のデータセンタに対して、前記位置情報が示す位置に最も近いデータセンタへ前記ユーザのユーザデータおよびユーザ領域を移行させることを指示するユーザデータ等移行指示手段と、各データセンタから、ユーザに提供しているサービスの種別および当該ユーザへのサービス提供に用いているネットワークの種別の情報を収集するサービス種別等収集手段と、データセンタがユーザに提供しているサービスの種別に適したネットワークの種別を判定し、当該ネットワークの種別と、前記サービス種別等収集手段が収集したネットワークの種別の情報とが合致しない場合、前記ユーザへのサービス提供に用いているネットワークを、前記サービスの種別に適したネットワークに切り替えるように制御するネットワーク切替制御手段とを含むことを特徴とする。
本発明によるデータセンタ管理システムは、ユーザの端末と通信を行うことによって前記ユーザにサービスを提供し、ユーザに対してサービスを提供する際に、サービス提供のために用いる前記ユーザ用の記憶領域であるユーザ領域を確保し、当該ユーザ領域に、サービス提供時に用いる前記ユーザ用のデータであるユーザデータを記憶させる複数のデータセンタを管理するデータセンタ管理システムであって、いずれかのデータセンタからサービスを受けているユーザの端末の位置情報を収集する位置情報収集手段と、前記位置情報が示す位置に最も近いデータセンタを判定し、当該データセンタと、現在、前記ユーザにサービスを提供中のデータセンタとが異なる場合、現在、前記ユーザにサービスを提供中のデータセンタに対して、前記位置情報が示す位置に最も近いデータセンタへ前記ユーザのユーザデータおよびユーザ領域を移行させることを指示するユーザデータ等移行指示手段と、各データセンタから、ユーザに提供しているサービスの種別および当該ユーザへのサービス提供に用いているネットワークの種別の情報を収集するサービス種別等収集手段と、データセンタがユーザに提供しているサービスの種別に適したネットワークの種別を判定し、当該ネットワークの種別と、前記サービス種別等収集手段が収集したネットワークの種別の情報とが合致しない場合、前記ユーザへのサービス提供に用いているネットワークを、前記サービスの種別に適したネットワークに切り替えるように制御するネットワーク切替制御手段とを備えることを特徴とする。
本発明による通信サービス提供方法は、複数のデータセンタが、ユーザの端末と通信を行うことによって前記ユーザにサービスを提供し、各データセンタは、ユーザに対してサービスを提供する際に、サービス提供のために用いる前記ユーザ用の記憶領域であるユーザ領域を確保し、当該ユーザ領域に、サービス提供時に用いる前記ユーザ用のデータであるユーザデータを記憶させ、各データセンタを管理するデータセンタ管理システムが、いずれかのデータセンタからサービスを受けているユーザの端末の位置情報を収集し、前記位置情報が示す位置に最も近いデータセンタを判定し、当該データセンタと、現在、前記ユーザにサービスを提供中のデータセンタとが異なる場合、現在、前記ユーザにサービスを提供中のデータセンタに対して、前記位置情報が示す位置に最も近いデータセンタへ前記ユーザのユーザデータおよびユーザ領域を移行させることを指示し、各データセンタから、ユーザに提供しているサービスの種別および当該ユーザへのサービス提供に用いているネットワークの種別の情報を収集し、データセンタがユーザに提供しているサービスの種別に適したネットワークの種別を判定し、当該ネットワークの種別と、収集したネットワークの種別の情報とが合致しない場合、前記ユーザへのサービス提供に用いているネットワークを、前記サービスの種別に適したネットワークに切り替えるように制御することを特徴とする。
本発明によるデータセンタ管理プログラムは、ユーザの端末と通信を行うことによって前記ユーザにサービスを提供し、ユーザに対してサービスを提供する際に、サービス提供のために用いる前記ユーザ用の記憶領域であるユーザ領域を確保し、当該ユーザ領域に、サービス提供時に用いる前記ユーザ用のデータであるユーザデータを記憶させる複数のデータセンタを管理するコンピュータに搭載されるデータセンタ管理プログラムであって、前記コンピュータに、いずれかのデータセンタからサービスを受けているユーザの端末の位置情報を収集する位置情報収集処理、前記位置情報が示す位置に最も近いデータセンタを判定し、当該データセンタと、現在、前記ユーザにサービスを提供中のデータセンタとが異なる場合、現在、前記ユーザにサービスを提供中のデータセンタに対して、前記位置情報が示す位置に最も近いデータセンタへ前記ユーザのユーザデータおよびユーザ領域を移行させることを指示するユーザデータ等移行指示処理、各データセンタから、ユーザに提供しているサービスの種別および当該ユーザへのサービス提供に用いているネットワークの種別の情報を収集するサービス種別等収集処理、および、データセンタがユーザに提供しているサービスの種別に適したネットワークの種別を判定し、当該ネットワークの種別と、前記サービス種別等収集処理で収集したネットワークの種別の情報とが合致しない場合、前記ユーザへのサービス提供に用いているネットワークを、前記サービスの種別に適したネットワークに切り替えるように制御するネットワーク切替制御処理を実行させることを特徴とする。
本発明によれば、ユーザの端末が存在している位置によらずに同様のレベルのサービスを提供することができ、また、サービスに応じた適切なネットワークを介してユーザにサービスを提供することができる。
以下、本発明の実施形態を図面を参照して説明する。
図1は、本発明の通信サービス提供システムの構成例を示すブロック図である。本発明の通信サービス提供システム10は、複数のデータセンタ11a〜11cと、データセンタ管理システム1とを備える。図1では、3つのデータセンタ11a〜11cを図示しているがデータセンタの数は3つに限定されず、2つやあるいは4つ以上であってもよい。
図1は、本発明の通信サービス提供システムの構成例を示すブロック図である。本発明の通信サービス提供システム10は、複数のデータセンタ11a〜11cと、データセンタ管理システム1とを備える。図1では、3つのデータセンタ11a〜11cを図示しているがデータセンタの数は3つに限定されず、2つやあるいは4つ以上であってもよい。
図1に示す例では、データセンタ11a〜11cは、それぞれ異なる地域に配置されている。本例では、データセンタ11aは地域Aに配置され、データセンタ11bは地域Bに配置され、データセンタ11cは地域Cに配置されている。
各データセンタは、ストレージと、サーバと、NW機器(ネットワーク機器)とを備える。データセンタ11aを例にして説明すると、データセンタ11aは、ストレージ12aと、サーバ13aと、NW機器14aとを備える。
サーバ13aは、ユーザの端末17と通信を行い、端末17のユーザに対してサービスを提供する処理を行うサーバである。サービスの種類は特に限定されず、サーバ13aは、サービスに応じた処理を行えばよい。なお、図1では、ユーザの端末として端末17のみを示しているが、ユーザは複数存在し、ユーザの端末も複数存在する。以下の説明では、ユーザの端末として端末17を例にして説明する。
ストレージ12aは、サーバ13aによってサービスの提供を受けるユーザのユーザ領域を確保する記憶装置である。あるユーザのユーザ領域には、そのユーザがサービスを受ける際に使用されるデータ(ユーザデータ)や、そのユーザがサーバ13aから提供されるサービスの種類を示す情報が記憶される。ユーザデータの内容は、提供されるサービスの種類によって異なる。
NW機器14aは、データセンタ11aにおけるネットワークとのインタフェースである。サーバ13aは、ネットワーク機器14aを用いて、種々のネットワークを介してユーザの端末17と通信を行い、サービスに応じた処理を進める。
データセンタ管理システム1は、各データセンタ11a〜11cを管理する。具体的には、データセンタ管理システム1は、通信キャリアのネットワークからユーザの端末17の位置情報を収集し、端末17の位置情報に応じて、端末17のユーザのユーザ領域が適切なデータセンタに確保されているか否かを判定する。そのユーザのユーザ領域が適切なデータセンタに確保されていなければ、データセンタ管理システム1は、そのユーザ領域を適切なデータセンタに移行するように、データセンタを制御する。
また、データセンタ管理システム1は、ユーザがデータセンタから提供されるサービスに応じたネットワークを選択し、そのネットワークを介してそのユーザの端末17とデータセンタとが通信を行うように制御する。
図1では、ユーザの端末17がデータセンタにアクセスするためのアクセス網(ネットワーク)として、ネットワーク21a〜21eを図示している。個々のネットワーク21a〜21eは、例えば、それぞれ別々の通信キャリアのネットワークである。図1に示す例では、ネットワーク21aは通信キャリアAのネットワークである。同様に、ネットワーク21b,21c,21d,21eは、それぞれ、通信キャリアB,C,D,Eのネットワークである。
なお、ネットワーク毎に、QoS(例えば、遅延時間や通信帯域)は異なる。また、通信を行う際のネットワークの使用料金もネットワーク毎に異なる。
また、モバイルキャリアは、その通信キャリアと契約したユーザの端末(すなわち、モバイル端末)の位置情報を監視して、その位置情報を保持する位置情報サーバを有する。位置情報サーバは、端末が移動した場合には、保持している位置情報を更新する。図1に示す例では、通信キャリアA,C,Eがモバイルキャリアであり、ネットワーク21a,21c,22eに、位置情報サーバ22a,22c,22eが配置されている。データセンタ管理システム1は、各位置情報サーバ22a,22c,22eから、各ユーザの端末の位置情報を収集する。
また、固定端末の通信キャリア(以下、固定キャリアと記す。)は、その固定キャリアと契約した各ユーザの契約情報を保持する契約情報サーバを有する。図1に示す例では、通信キャリアB,Dが固定キャリアであり、ネットワーク21b,21dに契約情報サーバ22b,22dが配置されている。契約情報サーバ22b、22dが保持するユーザ毎の契約情報には、契約したユーザの固定端末の回線設置位置の情報(例えば、ユーザの住所のような固定端末の設置エリアの情報)が含まれている。従って、契約情報も、ユーザの端末(ここでは固定端末)の位置情報を含んでいる。データセンタ管理システム1は、各契約情報サーバ22b,22dから、契約情報を収集することにより、契約情報に含まれる端末(固定端末)の位置情報を収集する。
契約情報サーバ22b,22dは、端末の位置情報をデータセンタ管理システム1に送信するという点で、位置情報サーバ22a,22c,22eと同様の役割を果たす。従って、位置情報サーバおよび契約情報サーバは、いずれも、データセンタ管理システム1に端末の位置情報を送信する端末位置情報提供装置と称することができる。
また、各通信キャリアは、自キャリアのネットワーク内にネットワーク制御装置(図1において図示略。以下、NW制御装置と記す。)を備える。例えば、通信キャリアAは、ネットワーク21a内にNW制御装置を有し、通信キャリアBは、ネットワーク21b内にNW制御装置を有する。他の通信キャリアC〜Eに関しても同様である。NW制御装置は、通信中の端末17とデータセンタとが通信に用いているネットワークを変更する装置である。NW制御装置は、例えば、ユーザの端末17に割り振られているIPアドレスを変更することなくネットワーク(アクセス網)を切り替える。このネットワーク切替処理は、例えば、以下の参考文献1から参照できる「3GPP TS23.401」や、以下の参考文献2から参照できる「3GPP TS23.402」に記載された方法で行うことができる。
[参考文献1]
“3GPP Specification detail”、[平成22年11月30日検索]、インターネット<http://www.3gpp.org/ftp/specs/html-info/23401.htm>
“3GPP Specification detail”、[平成22年11月30日検索]、インターネット<http://www.3gpp.org/ftp/specs/html-info/23401.htm>
[参考文献2]
“3GPP Specification detail”、[平成22年11月30日検索]、インターネット<http://www.3gpp.org/ftp/specs/html-info/23402.htm>
“3GPP Specification detail”、[平成22年11月30日検索]、インターネット<http://www.3gpp.org/ftp/specs/html-info/23402.htm>
図2は、データセンタ管理システム1の構成例を示すブロック図である。データセンタ管理システム1は、データセンタ構成管理手段31と、ユーザ位置/データセンタ配置適切化手段32と、サービス種別/ネットワーク適切化手段33と、ユーザ位置管理手段34と、データセンタ通信手段35と、キャリアシステム通信手段36とを備える。
データセンタ通信手段35は、クラウド事業者が運営する各データセンタ11a〜11cと通信を行うためのデータセンタとの通信インタフェースである。
データセンタ構成管理手段31は、データセンタ通信手段35を介して、データセンタと通信を行い、データセンタの使用状況や運用状況を収集し、収集したデータを管理する。例えば、データセンタ構成管理手段31は、各データセンタのシステム容量と合わせて、各ユーザが使用している使用領域(ユーザ領域)の容量やユーザデータの容量、データセンタ内の装置のCPU占有率、データセンタがユーザに対して提供するサービスの種別や、ユーザによるサービスの使用状況(ユーザがどのサービスを使用しているか)等の情報を、各データセンタから収集し、記憶する。
キャリアシステム通信手段36は、各通信キャリアのネットワーク内の装置(位置情報サーバ22a,22c,22e、契約情報サーバ22b,22d、NW制御装置23a,23b等)と通信を行うための通信インタフェースである。
ユーザ位置管理手段34は、キャリアシステム通信手段36を介してユーザの位置情報(具体的には、ユーザの端末の位置情報)を収集する。例えば、ユーザ位置管理手段34は、モバイルキャリアのネットワーク内の位置情報サーバ22a,22b,22cから、ユーザの端末(モバイル端末)の位置情報を収集する。また、例えば、ユーザ位置管理手段34は、固定キャリアの契約情報サーバ21d,22dから契約情報を収集することにより、ユーザの固定端末の回線設置位置の情報(例えば、固定端末の設置エリアの情報)を収集する。すなわち、固定端末の位置情報を収集する。
また、ユーザ位置管理手段34は、ユーザがデータセンタへのアクセスに使用している通信キャリアのネットワークの情報(通信中のネットワーク(アクセス網)の情報)と合わせて、ユーザの端末の位置情報を記憶する。なお、通信中のネットワークの情報は、例えば、データセンタ構成管理手段31がデータセンタから収集すればよい。このように記憶されたユーザの端末の位置情報は、ユーザ位置データベース(ユーザ位置DB)ということができる。ユーザの端末の位置情報が変化したときには、ユーザ位置管理手段34は、記憶している位置情報を更新する。また、ネットワークの情報とは、例えば、通信キャリアのネットワークの通信方式の情報である。具体的には、ネットワークの通信方式が2Gであるか、3Gであるか、LTE(Long Term Evolution )であるか等の情報や、WiMAX(World Wide Interoperability Microwave Access)であるか等の情報である。このようなネットワークの通信方式の種別により、ユーザが使用しているネットワーク(アクセス網)の通信品質やサービスレベル、使用料金等が定まる。
ユーザ位置/データセンタ配置適切化手段32は、データセンタ構成管理手段31が収集した情報と、ユーザ位置管理手段34が収集したユーザの端末の位置情報に基づいて、ユーザが適切なデータセンタからサービスの提供を受けているか否かを判定し、適切なデータセンタからサービスの提供を受けていないと判定した場合、現時点でサービスを提供しているデータセンタから、適切なデータセンタに、ユーザ領域およびユーザデータを移行するようにデータセンタに指示する。
データセンタ構成管理手段31は、ユーザが使用しているサービスの種別の情報を管理している。また、ユーザ位置管理手段34は、ユーザが使用している通信中のネットワークの情報を管理している。サービス種別/ネットワーク適切化手段33は、それらの情報に基づいて、ユーザが使用中のサービスに適切なアクセス網(ネットワーク)を決定する。このとき、サービス種別/ネットワーク適切化手段33は、ユーザの端末がデータセンタとの通信中のセッションを維持できるネットワークを選択する。サービス種別/ネットワーク適切化手段33は、キャリアシステム通信手段36を介して、ユーザが使用しているネットワークのNW制御装置に対して、ユーザがデータセンタと通信するためのネットワークの変更を指示する。
データセンタ構成管理手段31、ユーザ位置/データセンタ配置位置適切化手段32、サービス種別/ネットワーク適切化手段33、ユーザ位置管理手段34、データセンタ通信手段35、およびキャリアシステム通信手段36は、例えば、メモリを備え、プログラムに従って動作するコンピュータによって実現される。すなわち、コンピュータがデータセンタ管理プログラムを読み込み、そのプログラムに従って、データセンタ構成管理手段31、ユーザ位置/データセンタ配置位置適切化手段32、サービス種別/ネットワーク適切化手段33、ユーザ位置管理手段34、データセンタ通信手段35、およびキャリアシステム通信手段36として動作してもよい。また、データセンタ構成管理手段31、ユーザ位置/データセンタ配置位置適切化手段32、サービス種別/ネットワーク適切化手段33、ユーザ位置管理手段34、データセンタ通信手段35、およびキャリアシステム通信手段36が別々のユニットで実現されていてもよい。
図3は、本発明による通信サービス提供システムの動作の概念図である。ユーザおよびその端末17が地域Aに存在している場合、地域Aのデータセンタ11aがそのユーザ用のユーザデータおよびユーザ領域51を確保し、端末17と通信を行ってユーザにサービスを提供する。
ユーザが移動し、地域Cに存在する端末17を用いてサービスを受けるとする。なお、ここでは、端末17もユーザとともに移動する場合を例にするが、移動したユーザが地域Cの固定端末を使用する態様であってもよい。このように、ユーザが地域Cでサービスを受ける場合、データセンタ管理システム1は、データセンタ11aに確保されていたユーザデータおよびユーザ領域51を、データセンタ11cに移行させる。
このようにユーザデータおよびユーザ領域を他のデータセンタに移行させる方法として、データセンタ主導の方法とキャリア主導の方法とがある。以下、前者を第1の方法と記し、後者を第2の方法と記す。
図4は、第1の方法によるユーザ領域等移行の際のデータセンタ管理システム1の処理経過の例を示すフローチャートである。後述するように、データセンタ管理システム1のデータセンタ構成管理手段31は、常時、各データセンタ11a〜11cを監視し、各データセンタの使用状況や運用状況を収集する。
そして、その各データセンタの使用状況や運用状況に基づいて、ユーザ位置管理手段34は、データセンタからサービスの提供を受けているユーザの端末を判定し、その端末の位置情報を収集しているか否かを判定する(ステップS1)。データセンタからサービスの提供を受けているユーザの端末の位置情報を収集済みであれば(ステップS1におけるYes)、ステップS3に移行する。また、データセンタからサービスの提供を受けているユーザの端末の位置情報を収集していなければ(ステップS1におけるNo)、ユーザ位置管理手段34は、各ネットワーク21a〜21e内の端末位置情報提供装置(具体的には、位置情報サーバ22a,22c,22e、および契約情報サーバ22b,22d)からそのユーザの端末の位置情報を収集し(ステップS2)、ステップS3に移行する。
従って、ステップS3に移行する時点で、サービスの提供を受けているユーザの端末の位置情報を参照することができるようになる。
ステップS3では、ユーザ位置/データセンタ配置適切化手段32が、サービスの提供を受けているユーザの端末の位置情報に応じた適切なデータセンタを判定する(ステップS3)。ここで、適切なデータセンタとは、例えば、サービスの提供を受けているユーザの端末との距離が最も短いデータセンタである。データセンタの位置情報は、例えば、ユーザ位置/データセンタ配置適切化手段32が予め記憶しておけばよい。そして、ユーザ位置/データセンタ配置適切化手段32は、例えば、端末の位置情報と各データセンタの位置情報とを用いて、端末と各データセンタとの距離を判定し、距離が最短となるデータセンタを、その端末に適切なデータセンタと判定すればよい。
次に、ユーザ位置/データセンタ配置適切化手段32は、データセンタ間でユーザ領域およびユーザデータを移行する必要があるか否かを判定する(ステップS4)。ユーザ位置/データセンタ配置適切化手段32は、現時点でユーザにサービスを提供しているデータセンタと、ステップS3でそのユーザに適切であると判定されたデータセンタとが異なっていれば、現時点でサービスを提供しているデータセンタから、適切と判定されたデータセンタにユーザ領域等を移行する必要があると判定する(ステップS4におけるYes)。一方、現時点でサービスを提供しているデータセンタと、ステップS3で適切と判定されたデータセンタとが同一であれば、ユーザ位置/データセンタ配置適切化手段32は、ユーザ領域等の移行は必要ないと判定する(ステップS4におけるNo)。ユーザ領域およびユーザデータを移行する必要がないと判定した場合、ユーザ領域等の移行に関する処理を終了する。
ユーザ領域およびユーザデータを移行する必要があると判定した場合、ユーザ位置/データセンタ配置適切化手段32は、現時点でユーザにサービスを提供しているデータセンタに対して、そのユーザに適切であるとステップS3で判定されたデータセンタへユーザ領域およびユーザデータを移行するように指示する(ステップS5)。この指示を受けたデータセンタは、指示に応じてユーザ領域等を移行すればよい。
図5は、第1の方法でのデータセンタ管理システム、データセンタ、位置情報サーバおよび契約サーバ間における指示等の授受を示す説明図である。データセンタ管理システム1のデータセンタ構成管理手段31は、常時、各データセンタ11a〜11cを監視し、各データセンタの使用状況や運用状況を収集する(ステップS11)。例えば、各データセンタのシステム容量と合わせて、各ユーザが使用しているユーザ領域の容量やユーザデータの容量、データセンタ内の装置のCPU占有率、データセンタがユーザに対して提供するサービスの種別や、ユーザによるサービスの使用状況(ユーザがどのサービスを使用しているか)等の情報を収集する。ユーザ位置管理手段34は、ステップS1(図4参照)、この情報に基づいて、データセンタからサービスの提供を受けているユーザの端末を判定すればよい。
また、データセンタからサービスの提供を受けているユーザの端末の位置情報を収集していない場合、前述のように、ユーザ位置管理手段34は、各ネットワーク21a〜21e内の位置情報サーバや契約情報サーバから位置情報を収集する(ステップS2。図4参照)。このとき、ユーザ位置管理手段34は、収集しようとするユーザを指定してそのユーザの端末の位置情報を位置情報サーバ22aや契約情報サーバ22bに問い合わせる(ステップS12)。なお、図5では、位置情報サーバ22aおよび契約情報サーバ22bを示しているが、各位置情報サーバおよび各契約情報サーバに対して問い合わせを行えばよい。
また、ステップS12の問い合わせを受けた位置情報サーバ22aや契約情報サーバ22b等は、指定されたユーザの端末の位置情報を保持していれば、ステップS12の問い合わせに対する応答として、その位置情報をデータセンタ管理システム1に送信する(ステップS13)。ユーザ位置管理手段34は、ステップS13で受信した端末の位置情報を記憶する。
なお、データセンタ構成管理手段31は、ユーザの端末が通信に用いている通信中のネットワーク(キャリア網)の情報をデータセンタから収集し、ユーザ位置管理手段34は、その情報も記憶する。
そして、ユーザ位置/データセンタ配置適切化手段32が、サービスの提供を受けているユーザの端末の位置情報に応じた適切なデータセンタを判定する(ステップS14)。図5に示すステップS14の処理は、図4におけるステップS3に該当する。
そして、ユーザ位置/データセンタ配置適切化手段32は、ステップS4(図4参照)の判定処理を行い、ユーザ領域等を移行する必要があると判定した場合、現時点でユーザにサービスを提供しているデータセンタに対して、そのユーザに適切であるとステップS3で判定されたデータセンタへユーザ領域およびユーザデータを移行するように指示する(ステップS15)。ステップS15は、図4に示すステップS5に該当する。ここでは、データセンタ11aに対して、データセンタ11bへのユーザ領域およびユーザデータの移行を指示する場合を例に説明する。ステップS15の指示を受けたデータセンタ11aにおいて、例えば、サーバ84aは、ストレージ83aにおけるそのユーザのユーザ領域と同じユーザ領域を、データセンタ11bのストレージ12bに確保するようにサーバ13bに要求する。データセンタ11bのサーバ13bは、この要求に応じてストレージ12bにユーザ領域を確保する。さらに、データセンタ11aのサーバ13aは、そのユーザのユーザデータをデータセンタ11bのサーバ13bに送信し、新たに確保されたユーザ領域に記憶させるように要求する。サーバ13bは、データセンタ11aから送信されたそのユーザデータを新たに確保したユーザ領域に記憶させる(ステップS16)。データセンタ11aのサーバ13aは、ストレージ12aにおけるそのユーザのユーザ領域を解放してもよい。
データセンタ11bのサーバ13bは、ストレージ12bに新たにユーザ領域を確保し、データセンタ11aから送信されたユーザデータを記憶させると、データセンタ管理システム1に対して、ユーザ領域等の移行が完了した旨を通知する(ステップS17)。
図6は、第2の方法によるユーザ領域等移行の際のデータセンタ管理システム1の処理経過の例を示すフローチャートである。第1の方法と同様の処理に関しては、図4と同一の符号を付し、詳細な説明を省略する。データセンタ管理システム1のデータセンタ構成管理手段31は、常時、各データセンタ11a〜11cを監視し、各データセンタの使用状況や運用状況を収集する。この点は、第1の方法と同様である。
第2の方法では、各ネットワークの端末位置情報提供装置(位置情報サーバや契約情報サーバ)が、ある一定の範囲を超えるユーザの端末の移動を検出すると、その移動後の端末の位置情報をデータセンタ管理システム1に通知(送信)する。そして、データセンタ管理システム1のユーザ位置管理手段34は、その端末の位置情報を受信し、記憶する(ステップS21)。
次に、ユーザ位置/データセンタ配置適切化手段32が、サービスの提供を受けているユーザの端末の位置情報に応じた適切なデータセンタを判定する(ステップS3)。そして、ユーザ位置/データセンタ配置適切化手段32は、データセンタ間でユーザ領域およびユーザデータを移行する必要があるか否かを判定する(ステップS4)。ユーザ領域およびユーザデータを移行する必要があると判定した場合(ステップS4におけるYes)、ユーザ位置/データセンタ配置適切化手段32は、現時点でユーザにサービスを提供しているデータセンタに対して、そのユーザに適切であるとステップS3で判定されたデータセンタへユーザ領域およびユーザデータを移行するように指示する(ステップS5)。ステップS3〜S5の処理は、第1の方法におけるステップS3〜S5(図4参照)と同様であり、説明を省略する。
なお、ユーザ領域およびユーザデータを移行する必要がないと判定した場合(ステップS4におけるNo)、または、ステップS5を実行した場合、ユーザ位置管理手段34は、そのユーザの端末の位置情報の送信元となる位置情報サーバまたは契約情報サーバに対して、ステップS21で受信した位置情報に対する応答を送信する(ステップS22)。
ユーザ領域およびユーザデータを移行する必要がないと判定してステップS22に移った場合、ユーザ位置管理手段34は、そのユーザの端末の位置情報の送信元となる位置情報サーバまたは契約情報サーバに対して、ユーザ領域およびユーザデータの移行を行わなかった旨を送信すればよい。また、ステップS5を実行してステップS22に移った場合、ユーザ位置管理手段34は、ユーザ領域およびユーザデータの移行を行った旨を、そのユーザの端末の位置情報の送信元となる位置情報サーバまたは契約情報サーバに対して送信すればよい。
図7は、第2の方法でのデータセンタ管理システム、データセンタ、位置情報サーバおよび契約サーバ間における指示等の授受を示す説明図である。
データセンタ管理システム1のデータセンタ構成管理手段31は、常時、各データセンタ11a〜11cを監視し、各データセンタの使用状況や運用状況を収集する(ステップS11)。例えば、各データセンタのシステム容量と合わせて、各ユーザが使用しているユーザ領域の容量やユーザデータの容量、データセンタ内の装置のCPU占有率、データセンタがユーザに対して提供するサービスの種別や、ユーザによるサービスの使用状況(ユーザがどのサービスを使用しているか)等の情報を収集する。
各ネットワークの端末位置情報提供装置(位置情報サーバや契約情報サーバ)は、その通信キャリアのユーザの端末の位置情報を監視する。そして、ある一定の範囲を超えるユーザの端末の移動を検出した場合(ステップS31)、端末位置情報提供装置は、その移動後の端末の位置情報をデータセンタ管理システム1に通知する(ステップS32)。
例えば、モバイルキャリアのネットワーク内の位置情報サーバ22a,22c,22eは、これまで検知していなかった端末が、ユーザ(端末)の移動に伴って検知されるようになったならば、その端末の位置情報をデータセンタ管理システム1に通知すればよい。また、位置情報サーバ22a,22c,22eは、検出している端末の移動距離が一定以上になったならば、そのときの端末の位置情報をデータセンタ管理システム1に通知すればよい。また、例えば、固定キャリアの契約情報サーバ22b,22dは、契約情報に含まれる固定端末の回線設置位置の情報(固定端末の位置情報)が更新され、更新前と更新後とで一定の距離以上離れている場合には、更新後の固定端末の位置情報をデータセンタ管理システム1に通知すればよい。
ステップS32で送信された端末の位置情報をデータセンタ管理システム1が受信すると(ステップS21。図5参照。)、ユーザ位置管理システム34は、その位置情報を記憶する。
なお、データセンタ構成管理手段31は、ユーザの端末が通信に用いている通信中のネットワーク(キャリア網)の情報をデータセンタから収集し、ユーザ位置管理手段34は、その情報も記憶する。
続いて、ユーザ位置/データセンタ配置適切化手段32が、サービスの提供を受けているユーザの端末の位置情報に応じた適切なデータセンタを判定する(ステップS14)。このステップS14の処理は、図6におけるステップS3に該当する。また、このステップS14の処理は、第1の方法におけるステップS14と同様である。
そして、ユーザ位置/データセンタ配置適切化手段32は、ステップS4(図6参照)の判定処理を行い、ユーザ領域等を移行する必要があると判定した場合、現時点でユーザにサービスを提供しているデータセンタに対して、そのユーザに適切であるとステップS3で判定されたデータセンタへユーザ領域およびユーザデータを移行するように指示する(ステップS15)。このステップS15の処理は、図6におけるステップS5に該当する。ここでは、データセンタ11aに対して、データセンタ11bへのユーザ領域およびユーザデータの移行を指示する場合を例に説明する。ステップS15の指示を受けたデータセンタ11aにおいて、例えば、サーバ84aは、ストレージ83aにおけるそのユーザのユーザ領域と同じユーザ領域を、データセンタ11bのストレージ12bに確保するようにサーバ13bに要求する。データセンタ11bのサーバ13bは、この要求に応じてストレージ12bにユーザ領域を確保する。さらに、データセンタ11aのサーバ13aは、そのユーザのユーザデータをデータセンタ11bのサーバ13bに送信し、新たに確保されたユーザ領域に記憶させるように要求する。サーバ13bは、データセンタ11aから送信されたそのユーザデータを新たに確保したユーザ領域に記憶させる(ステップS16)。データセンタ11aのサーバ13aは、ストレージ12aにおけるそのユーザのユーザ領域を解放してもよい。データセンタ11bのサーバ13bは、ストレージ12bに新たにユーザ領域を確保し、データセンタ11aから送信されたユーザデータを記憶させると、データセンタ管理システム1に対して、ユーザ領域等の移行が完了した旨を通知する(ステップS17)。このステップS15〜S17の処理は、第1の方法におけるステップS15〜S17と同様である。
ステップS17の通知を受けると、ユーザ位置管理手段34は、ユーザの端末の位置情報の送信元となる位置情報サーバまたは契約情報サーバに対して、そのユーザのユーザ領域およびユーザデータの移行を完了した旨を通知する(ステップS33)。このステップS33の処理は、図6に示すステップS22(ステップS5からステップS22に移った場合)に該当する。
次に、サービス種別に応じたネットワーク(アクセス網)の切替動作について説明する。図8は、サービス種別に応じたネットワークの切替動作の概念図である。ユーザはクラウド事業者が提供するサービスをキャリアBのネットワーク21bを経由して利用しているとする。すなわち、ユーザの端末17がネットワーク21bを介してデータセンタ11aと通信を行うことでユーザはサービスを受けているとする。ここで、例えば、ユーザが利用しているサービスが、例えば、非常に高いビットレートを必要とする動画配信サービスであったり、遅延時間が短いことが要求されるサービスであったりし、一方、ネットワーク21bでは、そのようなサービス品質を担保できなかったとする。そのようなことをデータセンタ管理システム1が判断すると、そのサービス品質を担保できるネットワーク(ここでは、ネットワーク21aとする。)を選択し、ユーザが通信に用いるネットワークを、ネットワーク21bからネットワーク21aに切り替えさせる。
また、逆に、ユーザが利用しているサービスが、例えば、テキストデータ配信のような小さなビットレートで十分なサービスであったり、通信の即時性が求められないサービスであったりし、一方、キャリアBネットワーク21bの通信品質が非常に高品質で、使用料金も高いものであるとする。そのようなことをデータセンタ管理システム1が判断すると、そのサービスに最低限必要な品質を有し、使用料金がより安いネットワーク(ここでは、ネットワーク21aとする。)を選択し、ユーザが通信に用いるネットワークを、ネットワーク21bからネットワーク21aに切り替えさせる。
図9は、ネットワーク切替時におけるデータセンタ管理システム1の処理経過の例を示すフローチャートである。データセンタ管理システム1のデータセンタ構成管理手段31は、ユーザが利用しているサービスの種別やそのユーザが利用しているアクセス網(ネットワーク)の種別の情報を収集しているか否かを判定する(ステップS41)。それらの情報を収集済みであれば(ステップS41におけるYes)、ステップS43に移行する。それらの情報を収集していなければ、データセンタ構成管理手段31は、データセンタから、ユーザが利用しているサービスの種別やそのユーザが利用しているネットワークの種別の情報を収集し(ステップS42)、ステップS43に移行する。ここで、ネットワークの種別の情報とは、例えば、2Gであるか、3Gであるか、LTEであるか等の通信方式の種別の情報である。
従って、ステップS43に移行する時点で、ユーザが利用しているサービスの種別やそのユーザが利用しているネットワークの種別の情報を参照できるようになる。
ステップS43において、サービス種別/ネットワーク適切化手段33は、ユーザが利用しているサービスに適切な種類のネットワークを判定(選択)する(ステップS43)。例えば、サービス種別/ネットワーク適切化手段33は、予め、どのようなサービスに対して、どのようなネットワークが適切かを記憶しておき、ステップS43において、ユーザが利用するサービスに応じたネットワークを選択すればよい。あるいは、他の方法で、ユーザの利用するサービスに適切なネットワークを選択してもよい。
例えば、デジタルサイネージサービスを例にすると、画像データや文字情報のみを端末で表示するサービスをユーザが利用している場合、LTEのような大きな通信帯域は不要でありリアルタイム性への要求も高くないことから、そのようなサービスに適したアクセス網の種別として2G(あるいは3GやPHS(Personal Handy-phone System)等でもよい。)を定めておき、そのような種別のネットワークを選択すればよい。
また、データセンタ上の動画データから動画ファイルを配信するサービスをユーザが利用していることを検知した場合、そのようなサービスに適したアクセス網の種別として、通信帯域が大きく通信遅延の少ないLTE等を定めておき、そのような種別のネットワークを選択すればよい。例えば、ユーザが利用するサービスが、動画ファイル配信サービスに切り替わったら、上記のようにLTEのネットワークを選択するように切り替えを行えばよい。
ステップS43の後、サービス種別/ネットワーク適切化手段33は、ステップS41で収集したユーザが現在利用しているネットワークの種別と、ステップS43で判定したネットワークの種別とを参照して、ネットワークの変更が必要か否かを判定する(ステップS44)。ステップS41で収集したユーザが現在利用しているネットワークの種別と、ステップS43で判定したネットワークの種別とが異なっていれば、サービス種別/ネットワーク適切化手段33は、ユーザが現在利用しているネットワークを、ステップS43で判定した種別のネットワークに切り替える必要があると判定する(ステップS44におけるYes)。一方、ユーザが現在利用しているネットワークの種別と、ステップS43で判定したネットワークの種別とが同じであれば、サービス種別/ネットワーク適切化手段33は、ネットワークの切り替えは必要ないと判定する(ステップS44におけるNo)。ネットワークの切り替えは必要ないと判定した場合、ネットワーク切り替えに関する処理を終了する。
ネットワークの切り替えが必要であると判定した場合、サービス種別/ネットワーク適切化手段33は、通信キャリア(具体的には、NW制御装置)にネットワークの切り替えを指示する(ステップS45)。
図10は、ネットワークの切替処理でのデータセンタ管理システム、データセンタ、NW制御装置間における指示等の授受を示す説明図である。各データセンタ11a,11b等は、現在ユーザが使用しているサービスの種別や、そのユーザが使用しているアクセス網(ネットワーク)の種別を常時監視し、現在ユーザが使用しているサービスの種別や、そのユーザが使用しているネットワークの情報を保持する(ステップS51)。
また、既に説明したように、データセンタ管理システム1のデータセンタ構成管理手段31は、常時、各データセンタ11a〜11cを監視し、各データセンタの使用状況や運用状況を収集する(ステップS11)。具体的には、データセンタ構成管理手段31は、各データセンタに対して、現在ユーザが使用しているサービスの種別や、そのユーザが使用しているネットワークの種別等の情報を問い合わせる(ステップS52)。この問い合わせを受けたデータセンタは、ステップS52に対する応答として、現在ユーザが使用しているサービスの種別や、そのユーザが使用しているネットワークの種別等の情報を、データセンタ管理システム1に送信し(ステップS53)、データセンタ管理システム1のデータセンタ構成管理手段31は、それらの情報を受信する。
そして、サービス種別/ネットワーク適切化手段33は、現在ユーザが使用しているサービスの種別に基づいて、そのサービスに適切なネットワークを判定する(ステップS54)。ステップS54の処理は、図9におけるステップS43に該当する。
そして、サービス種別/ネットワーク適切化手段33は、ステップS44(図9参照)の判定処理を行う。ネットワークの変更が必要であると判定した場合、サービス種別/ネットワーク適切化手段33は、ユーザが現在使用しているネットワークのNW制御装置に対して、ネットワークの切り替えを指示する(ステップS55)。図10に示す例では、ユーザが現在使用しているネットワークがネットワーク21a(図1参照)であり、ネットワーク21aにおけるNW制御装置23aに対してネットワークの切り替えを指示する場合を例示している。
サービス種別/ネットワーク適切化手段33は、ネットワークの切り替えの指示(ステップS55)を行うときに、ユーザが現在使用しているネットワークのNW制御装置23aに対して、ネットワークを切り替える対象ユーザを指定する情報と、切替先のネットワークの種別を指定する情報を送信する。この指示を受けたNW制御装置23aは、指定された切替先の種別に該当するネットワークにおけるNW制御装置(図10に示す例ではNW制御装置23b)とともに、指定されたユーザが使用するネットワークを、NW制御装置23aに対応するネットワークから、NW制御装置23bに対応するネットワークに切り替える処理を行う(ステップS56)。ステップS56において、NW制御装置23a,23bは、ユーザの端末17に割り振られているIPアドレスを変更することなくネットワークを切り替える。この切替処理は、前述の「3GPP TS23.401」や「3GPP TS23.402」に記載された方法で行えばよい。
図11は、プロトコルスタックにおけるアクセス網切り替え時の適切化対象範囲71を示す説明図である。ユーザの端末17に割り振られているIPアドレスを変更することなくネットワークを切り替える場合、図11に示すように、ネットワークおよび端末におけるL1およびL2を適切化してネットワークを切り替えればよい。
ステップS55の指示を受けたNW制御装置23aは、ユーザのネットワークをサービスに適したネットワークに切り替えた後(ステップS56の後)、ネットワークの切替完了をデータセンタ管理システム1に通知する(ステップS57)。
以上に説明した動作により、ユーザアクセスの際の遅延をできるだけ抑え、どこにいても同様のレベルのサービスを適切なアクセス網を使って提供することができる。
本実施形態によれば、ユーザ位置により、ユーザデータや使用領域(ユーザ領域)を動的に管理することができるので、ユーザはどこにいても同じレベルの遅延時間でサービスを受けることが可能になる。また、例えば、ユーザの利用するサービスが小さな通信帯域で十分なサービスであればよりコストの安いアクセス網を選択することができる。また、例えば、ユーザの利用するサービスがより高いQoSを要するサービスであれば、コストが高くても広帯域・低遅延を保証可能なアクセス網を選択することができる。すなわち、本実施形態によれば、ユーザがクラウド上のサービスを利用する際の地理的公平性を確保し、サービス種別に応じた適切なアクセス網をユーザではなく、クラウド事業者側が動的に管理することが可能になり、ユーザの利便性を向上させることができる。
次に、本実施形態の変形例について説明する。上記の実施形態では、データセンタ管理システム1が、キャリアの位置情報サーバ22a,22c,22eや契約情報サーバ22b,22dから収集する場合を示した。データセンタ管理システム1は、ユーザの端末として用いられるスマートフォンやパーソナルコンピュータ等に搭載されているGPS(Global Positioning)装置を利用して、ユーザの端末の位置情報を収集してもよい。すなわち、ユーザの端末が、その端末に設けられたGPS装置により、端末自身の位置情報を導出し、その位置情報をデータセンタ管理システム1に送信してもよい。
また、上記の実施形態ではキャリア主導でネットワークを切り替える(すなわち、NW制御装置によりネットワークを切り替える)場合を示した。端末が複数のセッションを切り替えることができるアプリケーションソフトウェア(以下、単にアプリケーションと記す。)を搭載している場合には、データセンタと端末の制御によりネットワークを切り替えてもよい。すなわち、データセンタ管理システム1が、データセンタと端末とに、ネットワーク切替処理を指示してもよい。図12は、この場合のアクセス網切り替え時の適切化対象範囲81を示す説明図である。データセンタと端末によりネットワークを切り替える場合、図12に示すように、プロトコルスタックにおけるL3以下が全て切替対象となり、アクセス網(ネットワーク)での制御は不要となる。
次に、本発明の最小構成の例について説明する。図13は、本発明の通信サービス提供システムの最小構成例を示すブロック図である。図14は、本発明のデータセンタ管理システムの最小構成例を示すブロック図である。
本発明の通信サービス提供システムは、ユーザの端末と通信を行うことによってユーザにサービスを提供する複数のデータセンタ51と、各データセンタ51を管理するデータセンタ管理システム1とを備える。各データセンタ51は、ユーザに対してサービスを提供する際に、サービス提供のために用いるそのユーザ用の記憶領域であるユーザ領域を確保し、当該ユーザ領域に、サービス提供時に用いるそのユーザ用のデータであるユーザデータを記憶させる。
データセンタ管理システム1は、位置情報収集手段71(例えば、ユーザ位置管理手段34)と、ユーザデータ等移行指示手段72(例えば、ユーザ位置/データセンタ配置適切化手段32)と、サービス種別等収集手段73(例えば、データセンタ構成管理手段31)と、ネットワーク切替制御手段74(例えば、サービス種別/ネットワーク適切化手段33)とを含む。
位置情報収集手段71は、いずれかのデータセンタからサービスを受けているユーザの端末の位置情報を収集する。
ユーザデータ等移行指示手段72は、その位置情報が示す位置に最も近いデータセンタを判定し、当該データセンタと、現在、そのユーザにサービスを提供中のデータセンタとが異なる場合、現在、そのユーザにサービスを提供中のデータセンタに対して、その位置情報が示す位置に最も近いデータセンタへそのユーザのユーザデータおよびユーザ領域を移行させることを指示する。
サービス種別等収集手段73は、各データセンタから、ユーザに提供しているサービスの種別および当該ユーザへのサービス提供に用いているネットワークの種別の情報を収集する。
ネットワーク切替制御手段74は、データセンタがユーザに提供しているサービスの種別に適したネットワークの種別を判定し、当該ネットワークの種別と、そのサービス種別等収集手段が収集したネットワークの種別の情報とが合致しない場合、そのユーザへのサービス提供に用いているネットワークを、そのサービスの種別に適したネットワークに切り替えるように制御する。
以上のような構成により、本発明の効果が得られる。
また、例えば、ネットワーク切替制御手段74は、データセンタがユーザに提供しているサービスの種別に適したネットワークの種別と、サービス種別等収集手段が収集したネットワークの種別の情報とが合致しない場合、そのユーザへのサービス提供に用いているネットワーク内のネットワーク切替手段に対して、端末とデータセンタ間の通信を前記サービスの種別に適したネットワークに切り替えるように指示する。
位置情報収集手段71は、各通信キャリアによって管理される端末位置情報提供装置からユーザの端末の位置情報を収集してもよい。
位置情報収集手段71は、ユーザの端末から当該端末の位置情報を収集してもよい。
上記の実施形態の一部または全部は、以下の付記のようにも記載されうるが、以下には限られない。
(付記1)ユーザの端末と通信を行うことによって前記ユーザにサービスを提供する複数のデータセンタと、各データセンタを管理するデータセンタ管理システムとを備え、各データセンタは、ユーザに対してサービスを提供する際に、サービス提供のために用いる前記ユーザ用の記憶領域であるユーザ領域を確保し、当該ユーザ領域に、サービス提供時に用いる前記ユーザ用のデータであるユーザデータを記憶させ、データセンタ管理システムは、いずれかのデータセンタからサービスを受けているユーザの端末の位置情報を収集する位置情報収集部と、前記位置情報が示す位置に最も近いデータセンタを判定し、当該データセンタと、現在、前記ユーザにサービスを提供中のデータセンタとが異なる場合、現在、前記ユーザにサービスを提供中のデータセンタに対して、前記位置情報が示す位置に最も近いデータセンタへ前記ユーザのユーザデータおよびユーザ領域を移行させることを指示するユーザデータ等移行指示部と、各データセンタから、ユーザに提供しているサービスの種別および当該ユーザへのサービス提供に用いているネットワークの種別の情報を収集するサービス種別等収集部と、データセンタがユーザに提供しているサービスの種別に適したネットワークの種別を判定し、当該ネットワークの種別と、前記サービス種別等収集部が収集したネットワークの種別の情報とが合致しない場合、前記ユーザへのサービス提供に用いているネットワークを、前記サービスの種別に適したネットワークに切り替えるように制御するネットワーク切替制御部とを含むことを特徴とする通信サービス提供システム。
(付記2)ネットワーク切替制御部は、データセンタがユーザに提供しているサービスの種別に適したネットワークの種別と、サービス種別等収集部が収集したネットワークの種別の情報とが合致しない場合、前記ユーザへのサービス提供に用いているネットワーク内のネットワーク切替部に対して、端末とデータセンタ間の通信を前記サービスの種別に適したネットワークに切り替えるように指示する付記1に記載の通信サービス提供システム。
(付記3)位置情報収集部は、各通信キャリアによって管理される端末位置情報提供装置からユーザの端末の位置情報を収集する付記1または付記2に記載の通信サービス提供システム。
(付記4)位置情報収集部は、ユーザの端末から当該端末の位置情報を収集する付記1または付記2に記載の通信サービス提供システム。
(付記5)ユーザの端末と通信を行うことによって前記ユーザにサービスを提供し、ユーザに対してサービスを提供する際に、サービス提供のために用いる前記ユーザ用の記憶領域であるユーザ領域を確保し、当該ユーザ領域に、サービス提供時に用いる前記ユーザ用のデータであるユーザデータを記憶させる複数のデータセンタを管理するデータセンタ管理システムであって、いずれかのデータセンタからサービスを受けているユーザの端末の位置情報を収集する位置情報収集部と、前記位置情報が示す位置に最も近いデータセンタを判定し、当該データセンタと、現在、前記ユーザにサービスを提供中のデータセンタとが異なる場合、現在、前記ユーザにサービスを提供中のデータセンタに対して、前記位置情報が示す位置に最も近いデータセンタへ前記ユーザのユーザデータおよびユーザ領域を移行させることを指示するユーザデータ等移行指示部と、各データセンタから、ユーザに提供しているサービスの種別および当該ユーザへのサービス提供に用いているネットワークの種別の情報を収集するサービス種別等収集部と、データセンタがユーザに提供しているサービスの種別に適したネットワークの種別を判定し、当該ネットワークの種別と、前記サービス種別等収集部が収集したネットワークの種別の情報とが合致しない場合、前記ユーザへのサービス提供に用いているネットワークを、前記サービスの種別に適したネットワークに切り替えるように制御するネットワーク切替制御部とを備えることを特徴とするデータセンタ管理システム。
この出願は、2010年12月8日に出願された日本特許出願2010−273746を基礎とする優先権を主張し、その開示の全てをここに取り込む。
以上、実施形態を参照して本願発明を説明したが、本願発明は上記の実施形態に限定されるものではない。本願発明の構成や詳細には、本願発明のスコープ内で当業者が理解し得る様々な変更をすることができる。
本発明は、データセンタからネットワークを介してサービスを提供する通信サービス提供システムに好適に適用される。
1 データセンタ管理システム
11a,11b,11c データセンタ
17 端末
22a,22c,22e 位置情報サーバ
22b,22d 契約情報サーバ
23a,23b NW制御装置
31 データセンタ構成管理手段
32 ユーザ位置/データセンタ配置適切化手段
33 サービス種別/ネットワーク適切化手段
34 ユーザ位置管理手段
35 データセンタ通信手段
36 キャリアシステム通信手段
11a,11b,11c データセンタ
17 端末
22a,22c,22e 位置情報サーバ
22b,22d 契約情報サーバ
23a,23b NW制御装置
31 データセンタ構成管理手段
32 ユーザ位置/データセンタ配置適切化手段
33 サービス種別/ネットワーク適切化手段
34 ユーザ位置管理手段
35 データセンタ通信手段
36 キャリアシステム通信手段
Claims (7)
- ユーザの端末と通信を行うことによって前記ユーザにサービスを提供する複数のデータセンタと、
各データセンタを管理するデータセンタ管理システムとを備え、
各データセンタは、ユーザに対してサービスを提供する際に、サービス提供のために用いる前記ユーザ用の記憶領域であるユーザ領域を確保し、当該ユーザ領域に、サービス提供時に用いる前記ユーザ用のデータであるユーザデータを記憶させ、
データセンタ管理システムは、
いずれかのデータセンタからサービスを受けているユーザの端末の位置情報を収集する位置情報収集手段と、
前記位置情報が示す位置に最も近いデータセンタを判定し、当該データセンタと、現在、前記ユーザにサービスを提供中のデータセンタとが異なる場合、現在、前記ユーザにサービスを提供中のデータセンタに対して、前記位置情報が示す位置に最も近いデータセンタへ前記ユーザのユーザデータおよびユーザ領域を移行させることを指示するユーザデータ等移行指示手段と、
各データセンタから、ユーザに提供しているサービスの種別および当該ユーザへのサービス提供に用いているネットワークの種別の情報を収集するサービス種別等収集手段と、
データセンタがユーザに提供しているサービスの種別に適したネットワークの種別を判定し、当該ネットワークの種別と、前記サービス種別等収集手段が収集したネットワークの種別の情報とが合致しない場合、前記ユーザへのサービス提供に用いているネットワークを、前記サービスの種別に適したネットワークに切り替えるように制御するネットワーク切替制御手段とを含む
ことを特徴とする通信サービス提供システム。 - ネットワーク切替制御手段は、データセンタがユーザに提供しているサービスの種別に適したネットワークの種別と、サービス種別等収集手段が収集したネットワークの種別の情報とが合致しない場合、前記ユーザへのサービス提供に用いているネットワーク内のネットワーク切替手段に対して、端末とデータセンタ間の通信を前記サービスの種別に適したネットワークに切り替えるように指示する
請求項1に記載の通信サービス提供システム。 - 位置情報収集手段は、
各通信キャリアによって管理される端末位置情報提供装置からユーザの端末の位置情報を収集する
請求項1または請求項2に記載の通信サービス提供システム。 - 位置情報収集手段は、ユーザの端末から当該端末の位置情報を収集する
請求項1または請求項2に記載の通信サービス提供システム。 - ユーザの端末と通信を行うことによって前記ユーザにサービスを提供し、ユーザに対してサービスを提供する際に、サービス提供のために用いる前記ユーザ用の記憶領域であるユーザ領域を確保し、当該ユーザ領域に、サービス提供時に用いる前記ユーザ用のデータであるユーザデータを記憶させる複数のデータセンタを管理するデータセンタ管理システムであって、
いずれかのデータセンタからサービスを受けているユーザの端末の位置情報を収集する位置情報収集手段と、
前記位置情報が示す位置に最も近いデータセンタを判定し、当該データセンタと、現在、前記ユーザにサービスを提供中のデータセンタとが異なる場合、現在、前記ユーザにサービスを提供中のデータセンタに対して、前記位置情報が示す位置に最も近いデータセンタへ前記ユーザのユーザデータおよびユーザ領域を移行させることを指示するユーザデータ等移行指示手段と、
各データセンタから、ユーザに提供しているサービスの種別および当該ユーザへのサービス提供に用いているネットワークの種別の情報を収集するサービス種別等収集手段と、
データセンタがユーザに提供しているサービスの種別に適したネットワークの種別を判定し、当該ネットワークの種別と、前記サービス種別等収集手段が収集したネットワークの種別の情報とが合致しない場合、前記ユーザへのサービス提供に用いているネットワークを、前記サービスの種別に適したネットワークに切り替えるように制御するネットワーク切替制御手段とを備える
ことを特徴とするデータセンタ管理システム。 - 複数のデータセンタが、ユーザの端末と通信を行うことによって前記ユーザにサービスを提供し、
各データセンタは、ユーザに対してサービスを提供する際に、サービス提供のために用いる前記ユーザ用の記憶領域であるユーザ領域を確保し、当該ユーザ領域に、サービス提供時に用いる前記ユーザ用のデータであるユーザデータを記憶させ、
各データセンタを管理するデータセンタ管理システムが、
いずれかのデータセンタからサービスを受けているユーザの端末の位置情報を収集し、
前記位置情報が示す位置に最も近いデータセンタを判定し、当該データセンタと、現在、前記ユーザにサービスを提供中のデータセンタとが異なる場合、現在、前記ユーザにサービスを提供中のデータセンタに対して、前記位置情報が示す位置に最も近いデータセンタへ前記ユーザのユーザデータおよびユーザ領域を移行させることを指示し、
各データセンタから、ユーザに提供しているサービスの種別および当該ユーザへのサービス提供に用いているネットワークの種別の情報を収集し、
データセンタがユーザに提供しているサービスの種別に適したネットワークの種別を判定し、当該ネットワークの種別と、収集したネットワークの種別の情報とが合致しない場合、前記ユーザへのサービス提供に用いているネットワークを、前記サービスの種別に適したネットワークに切り替えるように制御する
ことを特徴とする通信サービス提供方法。 - ユーザの端末と通信を行うことによって前記ユーザにサービスを提供し、ユーザに対してサービスを提供する際に、サービス提供のために用いる前記ユーザ用の記憶領域であるユーザ領域を確保し、当該ユーザ領域に、サービス提供時に用いる前記ユーザ用のデータであるユーザデータを記憶させる複数のデータセンタを管理するコンピュータに搭載されるデータセンタ管理プログラムであって、
前記コンピュータに、
いずれかのデータセンタからサービスを受けているユーザの端末の位置情報を収集する位置情報収集処理、
前記位置情報が示す位置に最も近いデータセンタを判定し、当該データセンタと、現在、前記ユーザにサービスを提供中のデータセンタとが異なる場合、現在、前記ユーザにサービスを提供中のデータセンタに対して、前記位置情報が示す位置に最も近いデータセンタへ前記ユーザのユーザデータおよびユーザ領域を移行させることを指示するユーザデータ等移行指示処理、
各データセンタから、ユーザに提供しているサービスの種別および当該ユーザへのサービス提供に用いているネットワークの種別の情報を収集するサービス種別等収集処理、および、
データセンタがユーザに提供しているサービスの種別に適したネットワークの種別を判定し、当該ネットワークの種別と、前記サービス種別等収集処理で収集したネットワークの種別の情報とが合致しない場合、前記ユーザへのサービス提供に用いているネットワークを、前記サービスの種別に適したネットワークに切り替えるように制御するネットワーク切替制御処理
を実行させるためのデータセンタ管理プログラム。
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