JPWO2012074131A1 - 半導体装置及びその製造方法 - Google Patents

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Abstract

少ない工程数で製造することが可能な半導体装置及びその製造方法を提供する。半導体装置は、抵抗変化素子と、第1層間絶縁膜と、第1層間絶縁膜より上方に形成された第2層間絶縁膜と、少なくとも一部が第1層間絶縁膜中に形成されている第1配線と、第1層間絶縁膜と第2層間絶縁膜の間に介在し、第2層間絶縁膜加工時にエッチング停止層として機能するバリア絶縁膜と、少なくとも一部が第2層間絶縁膜中に形成されている導電材と、を備える。抵抗変化素子は、第1配線の一部と兼用の下部電極と、バリア絶縁膜の層に形成され、第1配線と電気的に接続されている抵抗変化層と、バリア絶縁膜の層に形成され、抵抗変化層及び導電材と電気的に接続されている上部電極と、を有する。上部電極の上面とバリア絶縁膜の上面とは同一面を形成する。

Description

[関連出願についての記載]
本発明は、日本国特許出願:特願2010−270425号(2010年12月03日出願)の優先権主張に基づくものであり、同出願の全記載内容は引用をもって本書に組み込み記載されているものとする。
本発明は、抵抗変化素子を有する半導体装置及びその製造方法に関する。
プログラマブルロジックの機能を多様化し、電子機器などへの実装を推進して行くためには、ロジックセル間を相互に結線するスイッチのサイズを小さくし、そのオン抵抗を小さくすることが必要となる。特許文献1及び非特許文献1に記載されているような、金属の析出を利用したスイッチは、このような要求を満たすことができることが知られている。特許文献1は2端子スイッチを示し、非特許文献1は3端子スイッチを示している。
特許文献1に記載のような2端子スイッチは、金属イオンを供給する第1電極と、イオンを供給しない第2電極と、第1電極及び第2電極で挟まれたイオン伝導層と、を有する。スイッチングは、イオン伝導層中において両電極間に金属架橋を形成・消滅させることによって行う。2端子スイッチは、構造が単純であるため、作製プロセスが簡便であり、素子サイズをナノメートルオーダーまで小さく加工可能である。
非特許文献1に記載のような3端子スイッチは、金属架橋の形成・消滅をコントロールする第3電極を設けることで、金属架橋の太さを制御可能とし、書き込み及び消去に必要な電流を大幅に低減することができる。
このようなスイッチをプログラマブルロジックの配線切り替えスイッチとして搭載するためには、ロジック動作電圧(1V)以上のスイッチング電圧と半導体集積回路の製造工程に耐える熱耐性が必要となる。スイッチング電圧はイオン伝導体中の金属イオンの拡散速度に大きく依存するため、イオン伝導体材料の選択・最適化が重要である。そこで、特許文献2に記載のスイッチング素子においては、酸化タンタルを含むイオン伝導層を用いている。
また、当該スイッチをプログラマブルロジックの配線切り替えスイッチとして搭載するためには、スイッチの小型化による高密度化、及び作製工程を簡略化する必要もある。最先端の半導体装置の配線材料は主に銅で構成されており、銅配線内に抵抗変化素子を効率的に形成する手法が望まれている。電気化学反応を利用するスイッチ素子の半導体装置への集積化する技術について、特許文献3及び非特許文献2に記載されている。特許文献3及び非特許文献2に記載の技術においては、半導体基板上の銅配線とスイッチ素子の第1電極(下部電極)とが兼用されている。
特表2002−536840号公報 特開2006−319028号公報 特開2009−260052号公報
Naoki Banno, et al.、"Solid-Electrolyte Nanometer Switch"、 IEICE TRANSACTIONS ON ELECTRONICS、E89−C巻、11号、1492ページ〜1498ページ、2006年 Munehiro Tada, et al.、"Nonvolatile Crossbar Switch Using TiOx/TaSiOy Solid Electrolyte"、 IEEE TRANSACTIONS ON ELECTRON DEVICES、57巻、8号、1987ページ〜1995ページ、2010年
上記の特許文献及び非特許文献の各開示を、本書に引用をもって繰り込むものとする。以下の分析は、本発明の観点から与えられる。
非特許文献2に記載の抵抗変化素子の製造方法よれば、第1電極を新たに形成するための工程が削減できる。そのため、第1電極を作成するためのマスクは不要となる。しかしながら、それでも抵抗変化素子を作製するためには、2枚のマスクを要することになる。すなわち、工程数を削減する余地が残されている。
特許文献1及び特許文献3に記載の抵抗変化素子においては、コンタクトホール中に抵抗可変層及び第2電極(上部電極)を形成した後に、層間絶縁層上の抵抗可変層及び第2電極を除去している。これにより、工程数を削減することは可能となる。
しかしながら、特許文献1に記載の製造方法においては、配線層間に抵抗変化素子を製造することはできない。配線層間の層間絶縁層には通常、SiO膜やLow−k膜等の酸素を含有する層が使用される。このような層間絶縁層には通常酸素原子を含有するため、配線に銅を使用した場合、銅が層間絶縁層中に拡散しやすくなる。一方、誘電率の高い材料を層間絶縁層に使用すると、特に、抵抗変化素子を薄型にする場合、すなわち層間絶縁層を薄くする場合には、その誘電率の高さゆえに動作速度が低下したり、消費電力が大きくなったりするなどの問題が生じる。一方、層間絶縁層を通常の200nm〜300nmとすると、特許文献1に記載の製造方法では、薄く均一な抵抗可変層を形成することが困難となる。したがって、特許文献1に記載の製造方法では、配線材料の拡散と低誘電率化の問題を同時に解決することはできない。
特許文献3に記載の不揮発性半導体記憶装置の製造方法においては、層間絶縁層に形成した複数のコンタクトホールに、抵抗可変層とプラグを同時に形成することになるので、安定した抵抗可変層を形成することが困難である。また、これにより、通常の多層配線プロセスとは異なるプラグの形成工程が必要となる。
特許文献1〜3及び非特許文献2に記載の技術においては、抵抗変化素子を導入する絶縁膜の上面と、抵抗変化素子の上面とが平坦になっていない。このため、抵抗変化素子の上層に層間絶縁層を形成した後に、CMP(Chemical Mechanical Polishing;化学機械研磨)など、層間絶縁層の上面を平坦化する工程がさらに必要となってしまう。
本発明の第1視点によれば、抵抗変化素子と、第1層間絶縁膜と、第1層間絶縁膜より上方に形成された第2層間絶縁膜と、少なくとも一部が第1層間絶縁膜中に形成されている第1配線と、第1層間絶縁膜と第2層間絶縁膜の間に介在し、第2層間絶縁膜加工時にエッチング停止層として機能するバリア絶縁膜と、少なくとも一部が第2層間絶縁膜中に形成されている導電材と、を備える半導体装置が提供される。抵抗変化素子は、第1配線の一部と兼用の下部電極と、バリア絶縁膜の層に形成され、第1配線と電気的に接続されている抵抗変化層と、バリア絶縁膜の層に形成され、抵抗変化層及び導電材と電気的に接続されている上部電極と、を有する。上部電極の上面とバリア絶縁膜の上面とは同一面を形成する。
本発明の第2視点によれば、第1層間絶縁膜を形成する工程と、第1層間絶縁膜に第1開口を形成する工程と、第1層間絶縁膜の第1開口に、抵抗変化素子の下部電極と兼用する第1配線を形成する工程と、第1層間絶縁膜上にバリア絶縁膜を形成する工程と、バリア絶縁膜に、第1配線が露出するように第2開口を形成する工程と、バリア絶縁膜上及び第2開口中に、第1配線と電気的に接続されるように、抵抗変化素子の抵抗変化層となる抵抗変化層前駆層を堆積する工程と、バリア絶縁膜上及び第2開口中に、抵抗変化層と電気的に接続されるように、抵抗変化素子の上部電極となる上部電極前駆層を形成する工程と、第2開口以外に存在する抵抗変化層前駆層及び上部電極前駆層を除去して抵抗変化層及び上部電極を形成すると共に、バリア絶縁膜の上面に合わせて抵抗変化層及び上部電極を平坦化する工程と、を含む半導体装置の製造方法が提供される。
本発明は、以下の効果のうち少なくとも1つを有する。
本発明においては、抵抗変化素子の上面が、抵抗変化素子を導入する絶縁膜の上面と同一面を形成している。これにより、抵抗変化素子の上層に形成した絶縁膜を平坦にする工程が不要となる。
また、抵抗変化素子を形成する工程においてマスクを形成する工程を1回にすることができ、さらに工程数を削減することができる。さらに、抵抗変化素子上の導電材(例えば配線やプラグ)は、通常の多層配線プロセスを用いて形成することができ、製造工程をより簡易にすることができる。
本発明の第1実施形態に係る半導体装置の概略断面図。 図1に示す抵抗可変素子部分の概略部分断面図。 本発明の第1実施形態に係る半導体装置の製造方法を説明するための概略工程図。 本発明の第1実施形態に係る半導体装置の製造方法を説明するための概略工程図。 本発明の第1実施形態に係る半導体装置の製造方法を説明するための概略工程図。 図4(h)に示す抵抗可変素子部分の概略部分断面図。 本発明の第2実施形態に係る半導体装置の製造方法を説明するための概略断面図。
上記各視点の好ましい形態を以下に記載する。
上記第1視点の好ましい形態によれば、バリア絶縁膜は、第1配線を露出する開口を有する。抵抗変化層は、開口の内壁及び第1配線の上面に沿って形成されている。
上記第1視点の好ましい形態によれば、抵抗変化層の一部は開口から露出している。開口から露出した抵抗変化層の一部は上記同一面を形成する。
上記第1視点の好ましい形態によれば、バリア絶縁膜は、第2層間絶縁膜よりも薄い。
上記第1視点の好ましい形態によれば、バリア絶縁膜の厚さに対する開口の大きさは3.5以下である。
上記第1視点の好ましい形態によれば、バリア絶縁膜の材料は、層間絶縁膜の材料よりも第1配線の材料の絶縁膜への拡散を抑制する。
上記第1視点の好ましい形態によれば、半導体装置は、バリア絶縁膜と第2層間絶縁膜との間に、抵抗変化素子を保護する保護絶縁膜をさらに備える。
上記第2視点の好ましい形態によれば、半導体装置の製造方法は、抵抗変化層及び上部電極を形成した後に、バリア絶縁膜上に第2層間絶縁膜を形成する工程と、上部電極が露出するように第2層間絶縁膜に第3開口を形成する工程と、第2層間絶縁膜の第3開口に、上部電極と電気的に接続するように導電材を充填する工程と、をさらに含む。
上記第2視点の好ましい形態によれば、半導体装置の製造方法は、抵抗変化層及び上部電極を形成した後に、バリア絶縁膜上に第2層間絶縁膜を形成する工程と、第2層間絶縁膜上に第3層間絶縁膜を形成する工程と、上部電極及び第1配線が露出するように、第2層間絶縁膜に第3開口を形成すると共に、第2層間絶縁膜に第4開口を形成する工程と、上部電極及び第1配線と電気的に接続するように第3開口及び第4開口に導電材を充填し、第3層間絶縁膜に第2配線を形成すると共に、第2層間絶縁膜にプラグを形成する工程と、をさらに含む。
本発明の第1実施形態に係る半導体装置について説明する。図1に、本発明の第1実施形態に係る半導体装置の概略断面図を示す。図2に、図1に示す可変抵抗素子部分の概略部分断面図を示す。以下の説明において、図面参照符号は理解を助けるためのものであり、図示の態様に限定することを意図するものではない。
半導体装置100は、スイッチ素子(抵抗変化素子)140を備える。半導体装置100は、絶縁積層体及び多層配線層を備える。絶縁積層体は、図面下から順に、半導体基板101、第1層間絶縁膜102、第1バリア絶縁膜103、第2層間絶縁膜104、第2バリア絶縁膜105、キャップ絶縁膜106、第3層間絶縁膜107、第3バリア絶縁膜108、第4層間絶縁膜109、第4バリア絶縁膜110、及び第5層間絶縁膜111を有する。多層配線層は、第1配線113,118及び第2配線116,121を備える。
図1に示す形態においては、第1配線113,118は、第1バリア絶縁膜103及び第2層間絶縁膜104に形成された配線溝に第1バリアメタル112及び第3バリアメタル117を介して埋め込まれている。
スイッチ素子140は、抵抗変化型不揮発素子であり、例えば、イオン伝導体中における金属イオン移動と電気化学反応とを利用したスイッチング素子とすることができる。スイッチ素子140は、下部電極113と、抵抗変化層141と、第1上部電極142と、第2上部電極143と、を備える。下部電極113は第1配線113と共用されている。すなわち、第1配線113をスイッチ素子140の下部電極として利用している。第2バリア絶縁膜105は、第1配線113の上面を露出するような開口を有する。抵抗変化層141、第1上部電極142及び第2上部電極143は、第1配線113,118及び第2層間絶縁膜104上の第2バリア絶縁膜105の開口に埋め込まれている。
抵抗変化層141は、第1配線113及び第2バリア絶縁膜105で形成された凹部に沿って形成されている。抵抗変化層141は、第1配線113上に形成され、第1配線113と電気的に接続されている。抵抗変化層141は、第2バリア絶縁膜105の開口の内壁面と接している。抵抗変化層141の一部は、第2バリア絶縁膜105の開口から露出している。
抵抗変化層141は、抵抗が変化する膜である。抵抗変化層141は、第1配線113(第1電極)に係る金属の作用(拡散、イオン伝導など)により抵抗が変化する材料を用いることができる。抵抗変化層141の抵抗変化を金属イオンの析出(例えば銅の架橋形成)によって行う場合には、イオン伝導可能な膜が用いられ、例えば、TaもしくはTiを含む酸化物絶縁膜であって、酸化タンタル(Ta)、酸化シリコン(SiO)を添加したTa、酸化チタン(TiO)等を用いることができる。他には、抵抗変化層141として、炭素、酸素及びシリコンを含み、10nm以下の空孔を有するポリマー膜を用いることもできる。また、抵抗変化層141は、第1配線113に接する側からTiOもしくはTa、次にTa、SiOを添加したTa、又は、炭素、酸素及びシリコンを含み、10nm以下の空孔を有するポリマー膜の積層構造にすることができる。このような積層構造にする場合、第1配線113に接するTiOもしくはTaは、まず金属のTaもしくはTiを成膜し、その後Ta、SiOを添加したTa、又は、炭素、酸素およびシリコンを含み、10nm以下の空孔を有するポリマー膜を積層する際の酸素雰囲気下で酸化されることで形成される。このような積層構造とすることで、抵抗変化層141を成膜する際に第1配線113の表面が酸化されることを防ぎ、第1配線113を構成する金属が抵抗変化層141中へ拡散することを防ぐ。これによって、半導体装置100のリーク電流増加を防ぐことができる。
第1上部電極142は、抵抗変化層141上に、抵抗変化層141に沿って形成され、抵抗変化層141と電気的に接続されている。第1上部電極142の一部は、第2バリア絶縁膜105の開口から露出している。第1上部電極142は、金属イオンを抵抗変化層141内に供給しない層であり、例えば、Ru、Ni、又はPtのような金属で構成されている。
第2上部電極143は、第1上部電極142上に、第1上部電極142に沿って形成され、第1上部電極142と電気的に接続されている。第2上部電極143の一部は、第2バリア絶縁膜105の開口から露出している。第2上部電極143は、第1上部電極142を保護する役割を有する。すなわち、第2上部電極143が第1上部電極142を保護することで、プロセス中の第1上部電極142へのダメージを抑制し、半導体装置100のスイッチング特性を維持することができる。第2上部電極143には、例えば、Ta、TaN、TiN、Al、Cuを用いることができる。ただし、Al又はCuを第2上部電極143に用いる場合は、第1上部電極142との合金化を防ぐため、例えば、第1上部電極142側からTaN/Cu、TiN/Cu、TaN/Al、又はTiN/Alといった積層構造を用いると好ましい。
スイッチ素子140は、第2バリア絶縁膜105の上面と面一に形成されている。すなわち、抵抗変化層141、第1上部電極142及び第2上部電極143の、第2バリア絶縁膜105の開口からの露出面は、第2バリア絶縁膜105の上面と同一面を形成している。
少なくとも第2上部電極143の上面には、第2バリアメタル114を介して第1プラグ115が電気的に接続されている。第1プラグ115は、第3層間絶縁膜107中に形成されている。
第1配線118の上面には、第4バリアメタル119を介して第2プラグ120が電気的に接続されている。第2プラグ120は、第2バリア絶縁膜105、キャップ絶縁膜106及び第3層間絶縁膜107中に形成されている。
第2配線116,121は、第3バリア絶縁膜108及び第4層間絶縁膜109に形成された配線溝に第2バリアメタル114及び第4バリアメタル119を介して埋め込まれている。第1プラグ115と第2配線116は一体的に形成されている。これにより、第2配線116は、第2上部電極143と電気的に接続されている。第2プラグ120と第2配線121は、一体的に形成されている。これより、第2配線121は、第1配線118と電気的に接続されている。第2配線116及び第1プラグ115の側面及び底面は、第2バリアメタル114に覆われている。第2配線121及び第2プラグ120の側面及び底面は、第4バリアメタル119に覆われている。
キャップ絶縁膜106は、第2上部電極143と第2バリアメタル114とが接触している領域以外のスイッチ素子140上を覆っている。抵抗変化層141、第1上部電極142、及び第2上部電極143と、第2バリアメタル114又はキャップ絶縁膜106との界面は平坦になっている。
スイッチ素子140は、電圧の印加、あるいは電流を流すことで高抵抗状態と低抵抗状態間のスイッチングを行い、例えば、抵抗変化層141中への第1配線113に含まれる金属イオンの電界による拡散を利用してスイッチングを行う。
半導体基板101は、半導体素子が形成された基板である。半導体基板101には、例えば、シリコン基板、単結晶基板、SOI(Silicon on Insulator)基板、TFT(Thin Film Transistor)基板、液晶製造用基板等の基板を用いることができる。
層間絶縁膜102,104,107,109,111は、半導体基板101上に形成された絶縁膜である。層間絶縁膜には、例えば、シリコン酸化膜、シリコン酸化膜よりも比誘電率の低い低誘電率膜(例えば、SiOCH膜)等を用いることができる。層間絶縁膜は、複数の絶縁膜を積層したものであってもよい。
バリア絶縁膜103,105,108,110は、層間絶縁膜間に介在したバリア性を有する絶縁膜である。例えば、第1バリア絶縁膜103は、第1配線113,118用の配線溝の加工時にエッチングストップ層として機能する。バリア絶縁膜には、例えば、SiN膜、SiC膜、SiCN膜等を用いることができる。バリア絶縁膜は、配線溝のエッチング条件の選択によっては設けなくてもよい。
第1配線113,118及び第2配線116,121は、層間絶縁膜及びバリア絶縁膜に形成された配線溝にバリアメタルを介して埋め込まれた配線である。第1配線113とスイッチ素子140の間には、電極層などが挿入されていてもよい。電極層が形成される場合は、電極層と抵抗変化層は連続工程にて堆積され、連続工程にて加工される。配線113,118,116,121には、抵抗変化層141において拡散、イオン伝導可能な金属が用いられ、例えば、Cu等を用いることができる。配線は、アルミニウム(Al)と合金化されていてもよい。
バリアメタル112,114,117,119は、配線113,118,116,121に含まれる金属が層間絶縁膜や下層へ拡散したり、酸化したりすることを防止するために、配線の側面及び底面を被覆する、バリア性を有する導電性膜である。バリアメタルは、例えば、配線がCuを主成分とする金属元素からなる場合には、タンタル(Ta)、窒化タンタル(TaN)、窒化チタン(TiN)、炭窒化タングステン(WCN)のような高融点金属やその窒化物等、またはそれらの積層膜を用いることができる。
第1配線113を露出し、スイッチ素子140を形成するための第2バリア絶縁膜105の開口は、第1配線113,118の領域内に形成すると好ましい。これにより、凹凸の小さい第1配線113の表面上にスイッチ素子140を形成することができる。バリア絶縁膜の膜厚は、層間絶縁膜より薄くすると好ましい。バリア絶縁膜の厚さは、50nm〜100nmが好ましい。バリア絶縁膜の厚さが50nm未満であると、CMP時に下層を露出させてしまうおそれがある。また、バリア絶縁膜の厚さが100nmよりも厚いと、抵抗変化層の膜厚のコントロールが困難になる。第2バリア絶縁膜105の開口の大きさ(最も幅広い部分の長さ、円形の場合には直径)は、30nm〜1,000nmであると好ましい。第2バリア絶縁膜105の開口の大きさが30nm未満の場合には、最も太い金属架橋の径よりも小さくなるので、金属架橋形成に悪影響が及んでしまう。第2バリア絶縁膜105の開口の大きさが1,000nm以上となるとリーク電流が大きくなりすぎてしまう。第2バリア絶縁膜105の開口のアスペクト比(深さ/大きさ(径))は、3.5以下であると好ましい。第2バリア絶縁膜105の開口のアスペクト比が3.5よりも大きい場合、スイッチ素子140の抵抗変化層141、第1上部電極142、及び第2上部電極143は想定膜厚以上に堆積しないと想定膜厚が得られなくなってしまう。
キャップ絶縁膜106は、スイッチ素子140を保護する役割を有する。すなわち、キャップ絶縁膜106がスイッチ素子140を保護することで、プロセス中のスイッチ素子140へのダメージを抑制し、半導体装置100のスイッチング特性を維持することができる。また、キャップ絶縁膜106は、抵抗変化層141中を拡散した第1配線113の金属や、第1上部電極142、及び第2上部電極143を構成する金属が層間絶縁膜中に拡散することを防ぐ。キャップ絶縁膜106には、例えば、SiN膜、SiC膜、SiCN膜等を用いることができる。
プラグ115,120は、配線間を低抵抗に接続できるようにする。プラグには、例えば、Al、Cu、W等を用いることができる。CuはAlと合金化されていてもよい。さらに、プラグはシリサイド化、又は窒化されていてもよい。第1プラグ115は、スイッチ素子140を介して第1配線113と接続するようにする。
次に、本発明の第1実施形態に係る半導体装置の製造方法について説明する。図3〜図5に、本発明の第1実施形態に係る半導体装置の製造方法を説明するための概略工程図を示す。
半導体基板101(例えば、半導体素子が形成された基板)上に第1層間絶縁膜102(例えば、シリコン酸化膜、膜厚300nm)を堆積し、その後、第1層間絶縁膜102上に第1バリア絶縁膜103(例えば、窒化シリコン膜、膜厚50nm)を堆積し、その後、第1バリア絶縁膜103上に第2層間絶縁膜104(例えば、シリコン酸化膜、膜厚30nm)を堆積し、その後、例えばリソグラフィ法(フォトレジスト形成、ドライエッチング、フォトレジスト除去を含む)を用いて、第2層間絶縁膜104及び第1バリア絶縁膜103に配線溝を形成し、その後、当該配線溝に第1バリアメタル112及び第3バリアメタル117(例えば、窒化タンタル/タンタル、膜厚5nm/5nm)を介して第1配線113,118(例えば、銅)を埋め込む(図3(a))。層間絶縁膜102,104は、例えばプラズマCVD法によって形成することができる。第1配線113,118は、例えば、PVD法によってバリアメタル112,117(例えば、窒化タンタル/タンタルの積層膜)を形成し、PVD法によるCuシード(電界めっき時の導通確保のための銅薄膜)の形成後、電解めっき法によって銅を配線溝内に埋設し、200℃以上の温度で熱処理処理後、CMP(Chemical Mechanical Polishing)法によって配線溝内以外の余剰の銅を除去することで形成することができる。このような一連の銅配線の形成方法は、当該技術分野における一般的な手法を用いることができる。ここで、CMP法とは、多層配線形成プロセス中に生じるウエハ表面の凹凸を、研磨液をウエハ表面に流しながら回転させた研磨パッドに接触させて研磨することによって平坦化する方法である。溝に埋め込まれた余剰の銅を研磨することによって埋め込み配線(ダマシン配線)を形成したり、層間絶縁膜を研磨することで平坦化を行う。
次に、第1配線113,118及び第2層間絶縁膜104上に第2バリア絶縁膜105(例えば、窒化シリコン膜、膜厚50nm)を形成する(図3(b))。ここで、第2バリア絶縁膜105は、例えば、プラズマCVD法によって形成することができる。
次に、第2バリア絶縁膜105上にハードマスク膜131(例えば、シリコン酸化膜)を形成する(図3(c))。このとき、ハードマスク膜131は、ドライエッチング加工におけるエッチング選択比を大きく保つ観点から、第2バリア絶縁膜105とは異なる材料であることが好ましく、絶縁膜であっても導電膜であってもよい。ハードマスク膜131には、例えば、シリコン酸化膜、シリコン窒化膜、窒化チタン、チタン、タンタル、窒化タンタル等を用いることができ、窒化シリコン/シリコン酸化膜の積層体を用いることができる。
次に、ハードマスク膜131上にフォトレジスト(不図示)を用いて開口部をパターニングし、フォトレジストをマスクとしてドライエッチングすることによりハードマスク膜131に開口131aを形成する(図3(d))。次に、酸素プラズマアッシング等によってフォトレジストを剥離する。このとき、ドライエッチングは必ずしも第2バリア絶縁膜105の上面で停止している必要はなく、第2バリア絶縁膜105の内部にまで到達していてもよい。半導体装置100の製造工程において、マスクの形成は本工程のみである。
次に、ハードマスク膜131をマスクとして、ハードマスク膜131の開口131aから露出する第2バリア絶縁膜105をエッチバック(ドライエッチング)することにより、第2バリア絶縁膜105に開口105aを形成して、第2バリア絶縁膜105の開口105aから第1配線113を露出させる(図3(e))。次に、アミン系の剥離液などで有機剥離処理を行うことで、第1配線113の露出面に形成された酸化銅を除去するとともに、エッチバック時に発生したエッチング複生成物などを除去する。第2バリア絶縁膜105のエッチバックでは、エッチングガスとして例えばフルオロカーボンを含むガスを用いることができる。ハードマスク膜131は、エッチバック中に完全に除去されることが好ましいが、絶縁材料である場合にはそのまま残存してもよい。また、第2バリア絶縁膜105の開口105aの形状は円形とし、円の直径は40nmから1,000nmとすることができる。非反応性ガスを用いたRF(Radio Frequency;高周波)エッチングによって、第1配線113の表面の酸化物を除去する。非反応性ガスとしては、ヘリウムやアルゴンを用いることができる。
次に、第2バリア絶縁膜105上に4nm以下の例えば金属Ti(例えば、膜厚1nm)を堆積する。金属TiはPVD法やCVD法を用いて形成することができる。さらに、抵抗変化層の前駆層141Aとして炭素、酸素及びシリコンを含み、10nm以下の空孔を有するポリマー膜(膜厚6nm)を形成する(図4(f))。このポリマー膜は、例えば、有機シロキサン原料と不活性キャリアガスとを反応室に供給しプラズマCVD法により堆積することができる。プラズマCVD装置の反応室での原料ガスの分圧は例えば40Pa(0.3Torr)とする。そして、成膜時の反応室の雰囲気圧は130Pa〜800Pa(1Torr〜6Torr)程度の範囲内に設定し、成膜時における温度は200℃とすることができる。金属Tiは抵抗変化層141の形成中に酸素プラズマ雰囲気に曝されることで自動的に酸化し、酸化チタンとなることで酸化防止層となり、抵抗変化層141の前駆層141Aの一部となる。第2バリア絶縁膜105の開口105aは有機剥離処理によって水分などが付着しているため、金属Ti、及び抵抗変化層の前駆層141Aの堆積前に250℃から350℃程度の温度にて、減圧下で熱処理を加えて脱ガスしておくことが好ましい。
次に、抵抗変化層141上に第1上部電極142の前駆層142A(例えば、ルテニウム、膜厚10nm)及び第2上部電極143の前駆層143A(例えば、窒化チタン、膜厚50nm)をこの順に形成する(図4(g))。
次に、CMP法によって第2上部電極143の前駆層143A、第1上部電極142の前駆層142A、及び抵抗変化層141の前駆層141Aの一部を除去し、スイッチ素子140を形成する(図4(h))。すなわち、第1配線113上に開けられた第2バリア絶縁膜105の開口105a内部以外の第2上部電極143の前駆層143A、第1上部電極142の前駆層142A、及び抵抗変化層141の前駆層141Aは除去される。CMPによる除去によって第2バリア絶縁膜105は削られてもよい。また、第2バリア絶縁膜105上の抵抗変化層141の前駆層141AはCMPによって完全に取り除かれることが望ましいが、わずかに残っても絶縁性を有していれば問題ない。この時のCMPのスラリーは、例えば、二酸化珪素、水酸化カリウム、水、過酸化水素水などから構成されたものを用い、圧力2kPSIで行うことができる。
図6に、図4(h)のスイッチ素子140部分の概略部分断面図を示す。このとき、第2バリア絶縁膜105及びスイッチ素子140の上面は平坦化されている。すなわち、第2バリア絶縁膜105の上面105b、並びに、第2バリア絶縁膜105の開口105aから露出した抵抗変化層141の上面141a、第1上部電極142の上面142a及び第2上部電極143の上面143aは、同一平面上に存在している。
次に、スイッチ素子140及び第2バリア絶縁膜105上に、キャップ絶縁膜106(例えば、窒化シリコン膜、30nm)を形成する(図4(i))。キャップ絶縁膜106は、例えばプラズマCVD法によって形成することができる。CVD法によって形成する場合、成膜前には反応室内で減圧に維持する必要があり、このとき抵抗変化層141から酸素が脱離すると、スイッチ素子140のリーク電流が増加するという問題が生じる。そこで、これを抑制するためには、キャップ絶縁膜106の成膜温度を250℃以下とすることが好ましい。さらに、成膜前に減圧化で成膜ガスに曝されるため、還元性のガスを用いないことが好ましい。例えば、SiH/Nの混合ガスを高密度プラズマによって、基板温度200℃で形成したSiN膜などを用いることが好ましい。
次に、キャップ絶縁膜106上に、第3層間絶縁膜107(例えば、シリコン酸化膜)、第3バリア絶縁膜108(例えば、窒化シリコン膜)、第4層間絶縁膜109(例えば、シリコン酸化膜)をこの順に堆積する(図4(j))。
次に、リソグラフィ法によって第4層間絶縁膜109及び第3バリア絶縁膜108に、第2配線116,121用の配線溝(開口)109aを形成する(図5(k))。
次に、リソグラフィ法によって第3層間絶縁膜107に第1プラグ115用の下穴(開口)107aを形成する(図5(l))。この時、スイッチ素子140が、次の工程の第2プラグ120用の下穴形成時にダメージを受けないように、キャップ絶縁膜106は残しておく。
次に、リソグラフィ法によって第3層間絶縁膜107、キャップ絶縁膜106、及び第2バリア絶縁膜105に第2プラグ120用の下穴107bを形成する(図5(m))。この時、第2バリア絶縁膜105は第1プラグ115下のキャップ絶縁膜106と同じ程度の膜厚を残すと好ましい。
次に、第2プラグ120用の下穴を形成する際に使用したフォトレジストをアッシング法で除去した後、例えばドライエッチングで第1プラグ115下のキャップ絶縁膜106、及び第2プラグ120下の第2バリア絶縁膜105を同時に除去する。さらに銅デュアルダマシン配線プロセスを用いて、当該配線溝及び当該下穴内に第2バリアメタル114及び第4バリアメタル119(例えば、窒化タンタル/タンタル)を介して第2配線116,121(例えば、銅)、第1プラグ115、及び第2プラグ120(例えば、銅)を同時に形成する。これにより、第2上部電極143及び第1配線118と電気的に接続する第2配線116,121を同時に形成することができる。その後、第4バリア絶縁膜110(例えば、窒化シリコン膜)と第5層間絶縁膜111(例えば、シリコン酸化膜)をプラズマCVD法によって形成する。これにより、半導体装置100が製造される(図1)。
本発明の製造方法によれば、スイッチ素子140の上面と第2バリア絶縁膜105の上面とが平坦に(同一平面に)形成されているので、第3〜第5層間絶縁膜107,109,111を形成した際に、層間絶縁膜の平坦化工程が不要となる。
次に、本発明の第2実施形態に係る半導体装置の製造方法について説明する。図7に、本発明の第2実施形態に係る半導体装置の製造方法を説明するための概略断面図を示す。第2実施形態において、第1実施形態における図4(g)〜図4(h)の工程以外は、第1実施形態と同様である。
図4(g)後において、CMP法によって第2上部電極143の前駆層143Aの一部を除去する(図7)。これにより、第1配線113上に開けられた第2バリア絶縁膜105の開口内部以外の第2上部電極143の前駆層143Aは除去される。この時、第2上部電極143に用いられる金属のCMPレートから判断したCMP時間より10〜20%程度増しでCMPを行うことで、第2バリア絶縁膜105の開口内でディッシングを発生させる。これによって、次の工程で第1上部電極142、及び抵抗変化層141をエッチングした後、第2バリア絶縁膜105の開口の上面と、第2上部電極143の上面が揃い、平坦となる。CMPによる除去によって第1上部電極142は削られても良い。この時のCMPのスラリーは、二酸化珪素、水酸化カリウム、水、過酸化水素水などから構成されたものを用い、圧力2kPSIで行う。
次に、ドライエッチング法によって、第1上部電極142の前駆層142A及び抵抗変化層141の前駆層141Aの一部を除去する(図4(h))。例えば、第1上部電極142がルテニウムの場合、エッチングガスは酸素と塩素の混合ガスを使用する。酸素と塩素の混合比は、酸素4に対し、塩素1である。また、抵抗変化層141はドライエッチングによって完全に取り除かれることが望ましいが、わずかに残っても絶縁性を有していれば問題ない。
本発明の半導体装置及びその製造方法は、上記実施形態に基づいて説明されているが、上記実施形態に限定されることなく、本発明の範囲内において、かつ本発明の基本的技術思想に基づいて、上記実施形態に対し種々の変形、変更及び改良を含むことができることはいうまでもない。また、本発明の請求の範囲の枠内において、種々の開示要素(各請求項の各要素、各実施例の各要素、各図面の各要素等を含む)の多様な組み合わせ・置換ないし選択が可能である。
本発明のさらなる課題、目的及び展開形態は、請求の範囲を含む本発明の全開示事項からも明らかにされる。
100 半導体装置
101 半導体基板
102 第1層間絶縁膜
103 第1バリア絶縁膜
104 第2層間絶縁膜
105 第2バリア絶縁膜
105a 開口
105b 上面
106 キャップ絶縁膜
107 第3層間絶縁膜
107a,107b 下穴(開口)
108 第3バリア絶縁膜
109 第4層間絶縁膜
109a 配線溝(開口)
110 第4バリア絶縁膜
111 第5層間絶縁膜
112 第1バリアメタル
113 第1配線
114 第2バリアメタル
115 第1プラグ
116 第2配線
117 第3バリアメタル
118 第1配線
119 第4バリアメタル
120 第2プラグ
121 第2配線
131 ハードマスク膜
131a 開口
140 抵抗変化素子(スイッチ素子)
141 抵抗変化層
141a 上面
141A 前駆層
142 第1上部電極
142a 上面
142A 第1上部電極の前駆層
143 第2上部電極
143a 上面
143A 第2上部電極の前駆層

Claims (10)

  1. 抵抗変化素子と、
    第1層間絶縁膜と、
    前記第1層間絶縁膜より上方に形成された第2層間絶縁膜と、
    少なくとも一部が前記第1層間絶縁膜中に形成されている第1配線と、
    前記第1層間絶縁膜と前記第2層間絶縁膜の間に介在し、前記第2層間絶縁膜加工時にエッチング停止層として機能するバリア絶縁膜と、
    少なくとも一部が前記第2層間絶縁膜中に形成されている導電材と、を備え、
    前記抵抗変化素子は、前記第1配線の一部と兼用の下部電極と、前記バリア絶縁膜の層に形成され、前記第1配線と電気的に接続されている抵抗変化層と、前記バリア絶縁膜の層に形成され、前記抵抗変化層及び前記導電材と電気的に接続されている上部電極と、を有し、
    前記上部電極の上面と前記バリア絶縁膜の上面とは同一面を形成することを特徴とする半導体装置。
  2. 前記バリア絶縁膜は、前記第1配線を露出する開口を有し、
    前記抵抗変化層は、前記開口の内壁及び前記第1配線の上面に沿って形成されていることを特徴とする請求項1に記載の半導体装置。
  3. 前記抵抗変化層の一部は前記開口から露出し、
    前記開口から露出した前記抵抗変化層の一部は前記同一面を形成することを特徴とする請求項2に記載の半導体装置。
  4. 前記バリア絶縁膜の厚さに対する前記開口の大きさは3.5以下であることを特徴とする請求項2又は3に記載の半導体装置。
  5. 前記バリア絶縁膜は、前記第2層間絶縁膜よりも薄いことを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載の半導体装置。
  6. 前記バリア絶縁膜の材料は、前記層間絶縁膜の材料よりも前記第1配線の材料の絶縁膜への拡散を抑制することを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載の半導体装置。
  7. 前記バリア絶縁膜と前記第2層間絶縁膜との間に、前記抵抗変化素子を保護する保護絶縁膜をさらに備えることを特徴とする請求項1〜6のいずれか一項に記載の半導体装置。
  8. 第1層間絶縁膜を形成する工程と、
    前記第1層間絶縁膜に第1開口を形成する工程と、
    前記第1層間絶縁膜の前記第1開口に、抵抗変化素子の下部電極と兼用する第1配線を形成する工程と、
    前記第1層間絶縁膜上にバリア絶縁膜を形成する工程と、
    前記バリア絶縁膜に、前記第1配線が露出するように第2開口を形成する工程と、
    前記バリア絶縁膜上及び前記第2開口中に、前記第1配線と電気的に接続されるように、抵抗変化素子の抵抗変化層となる抵抗変化層前駆層を堆積する工程と、
    前記バリア絶縁膜上及び前記第2開口中に、前記抵抗変化層と電気的に接続されるように、抵抗変化素子の上部電極となる上部電極前駆層を形成する工程と、
    前記第2開口以外に存在する前記抵抗変化層前駆層及び前記上部電極前駆層を除去して抵抗変化層及び上部電極を形成すると共に、前記バリア絶縁膜の上面に合わせて前記抵抗変化層及び前記上部電極を平坦化する工程と、
    を含むことを特徴とする半導体装置の製造方法。
  9. 前記抵抗変化層及び前記上部電極を形成した後に、前記バリア絶縁膜上に第2層間絶縁膜を形成する工程と、
    前記上部電極が露出するように前記第2層間絶縁膜に第3開口を形成する工程と、
    前記第2層間絶縁膜の前記第3開口に、前記上部電極と電気的に接続するように導電材を充填する工程と、
    をさらに含むことを特徴とする請求項8に記載の半導体装置の製造方法。
  10. 前記抵抗変化層及び前記上部電極を形成した後に、前記バリア絶縁膜上に第2層間絶縁膜を形成する工程と、
    前記第2層間絶縁膜上に第3層間絶縁膜を形成する工程と、
    前記上部電極及び前記第1配線が露出するように、前記第2層間絶縁膜に第3開口を形成すると共に、前記第2層間絶縁膜に第4開口を形成する工程と、
    前記上部電極及び前記第1配線と電気的に接続するように前記第3開口及び前記第4開口に導電材を充填し、前記第3層間絶縁膜に第2配線を形成すると共に、前記第2層間絶縁膜にプラグを形成する工程と、
    をさらに含むことを特徴とする請求項8に記載の半導体装置の製造方法。
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