JPWO2012073698A1 - 音により移動する方向をマッピングする方法、装置及びコンピュータプログラム - Google Patents

音により移動する方向をマッピングする方法、装置及びコンピュータプログラム Download PDF

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Abstract

移動する方向を、音情報により多次元的、特に二次元的に表現することができ、視覚障害者の移動を効果的に支援することができる、視覚障害者のための音により移動する方向をマッピングする方法、装置及びコンピュータプログラムを提供する。

Description

本発明は、音により移動する方向をマッピングする方法、装置及びコンピュータプログラムに関する。
近年、視覚障害者が健常者と同様の行動ができるように支援するシステムが多々開発されている。例えば、視覚障害者の視覚以外で取得する情報、例えば聴覚、嗅覚、触覚等で取得する情報によって、視覚障害者がどの方向へ向かって移動しているのか、判断することができるシステムも存在する。
進行方向を指し示す技術、道案内をする技術等は、既に数多く開示されている。例えば特許文献1に示すナビゲーション装置では、現在の位置から目的とする位置まで進むための距離と方向とに関する移動指示を、周囲の環境に関する情報、例えば聴覚、嗅覚、触覚等で取得する情報に基づいて生成している。
また、音を用いて方向と距離とを特定することも考えられている。例えば非特許文献1では、2以上の音源を用いたステレオ効果を利用することにより、視覚障害者であっても正確な位置情報を知らせることができる。視覚障害者に対しては、特に音により移動する方向へ誘導することは効果的であると考えられている。
米国特許第7620493号公報 米国特許第7039522号公報 特開2005−215739号公報 特開2003−067885号公報 中国特許出願公開第101385677号公報 特開2001−004396号公報 米国特許第5806017号公報
ツーバ ナジール(Tooba Nasir)、ジョナサン シー. ロバーツ(Jonathan C. Roberts)、「ソニフィケイション オブ スペイシャル データ(Sonification of spatial data)」、第13回聴覚表示国際会議、モントリオール(カナダ)、2007年6月26−29日
しかし、視覚障害者にとって音による誘導が効果的であるとしても、従来の技術では、音を用いて、それぞれ方向を一次元的にしか表現することができず、任意の方向を示す音を発することが困難であるという問題点があった。例えば移動指示として意味のある言葉を発する場合、斜め45度右方向へ進むときには、「右、前、右、前、・・・」というように一次元的な方向を示す言葉を断続的に繰り返す。したがって、細かい方向を指示するには煩雑であるとともに、他の音が重なり合った場合には移動指示を正しく聞き取ることが困難になる。
また、ステレオ効果を利用することにより正確な位置情報を知らせることはできるが、そのためには、音源を2以上準備する必要があり、システムが大掛かりになることから、システム構築の総コストを低減することが困難であるという問題点もあった。
本発明は斯かる事情に鑑みてなされたものであり、移動する方向を音情報により多次元的、特に二次元的に表現することができ、視覚障害者等の移動を効果的に支援することができる、音により移動する方向をマッピングする方法、装置及びコンピュータプログラムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために第1発明に係る方法は、音を出力する装置から、複数の音を重ね合わせて出力して、移動対象が移動する方向をマッピングする方法において、3方向以上の所定の方向に対応付けて複数の異なる音情報を記憶する工程と、前記移動対象の現在位置を特定する工程と、前記移動対象が移動する方向を特定する工程と、所定の方向のうち、特定した移動する方向を挟む隣接する2つの方向に対応付けてある音情報に基づいて、2つの音を移動する方向に応じた比率で重ね合わせた音を出力する工程とを含む。
また、第2発明に係る方法は、第1発明において、前記所定の方向は、前、右、後、左の4つの方向であり、移動する方向を挟む隣接する2つの方向に対応付けてある音情報に対応する音を、移動する方向に応じた比率で重ね合わせて出力する。
また、第3発明に係る方法は、第1又は第2発明において、音情報に対応する音が母音を発声する音声である。
また、第4発明に係る方法は、第1乃至第3発明のいずれか1つにおいて、所定の経路を一定距離進む都度、前記移動対象の現在位置から見た所定の経路への最短経路を算出する工程と、算出した最短経路の長さが所定値を超えているか否かを判断する工程と、所定値を超えていると判断した場合、有色雑音を出力する工程とを含む。
また、第5発明に係る方法は、第1乃至第4発明のいずれか1つにおいて、前記移動対象が移動する方向を特定する工程は、前記移動対象が移動する速度に応じて移動する目標点を特定する工程と、前記現在位置から前記目標点へ向かう方向を移動する方向として特定する工程とを含み、移動する速度が速いほど前記現在位置から前記目標点までの距離が大きくなる。
また、第6発明に係る方法は、第1乃至第4発明のいずれか1つにおいて、前記移動対象が移動する方向を特定する工程は、所定の経路の移動を開始する始点と移動を終了する終点とを特定する工程と、前記始点から前記終点までの間の位置の指定を受け付ける工程と、指定を受け付けた位置において前記移動対象が移動する方向を特定する工程とを含む。
次に、上記目的を達成するために第7発明に係る装置は、複数の音を重ね合わせて出力して、移動対象が移動する方向をマッピングする装置において、3方向以上の所定の方向に対応付けて複数の異なる音情報を記憶する音情報記憶部と、前記移動対象の現在位置を特定する現在位置特定部と、前記移動対象が移動する方向を特定する移動方向特定部と、所定の方向のうち、特定した移動する方向を挟む隣接する2つの方向に対応付けてある音情報に基づいて、2つの音を移動する方向に応じた比率で重ね合わせた音を出力する音出力部とを備える。
また、第8発明に係る装置は、第7発明において、前記所定の方向は、前、右、後、左の4つの方向であり、前記音出力部は、移動する方向を挟む隣接する2つの方向に対応付けてある音情報に対応する音を、移動する方向に応じた比率で重ね合わせて出力するようにしてある。
また、第9発明に係る装置は、第7又は第8発明において、音情報に対応する音が母音を発声する音声である。
また、第10発明に係る装置は、第7乃至第9発明のいずれか1つにおいて、所定の経路を一定距離進む都度、前記移動対象の現在位置から見た所定の経路への最短経路を算出する最短経路算出部と、算出した最短経路の長さが所定値を超えているか否かを判断する判断部とを備え、該判断部が所定値を超えていると判断した場合、前記音出力部は、有色雑音を出力するようにしてある。
また、第11発明に係る装置は、第7乃至第10発明のいずれか1つにおいて、前記移動方向特定部は、前記移動対象が移動する速度に応じて移動する目標点を特定する目標点特定部と、前記現在位置から前記目標点へ向かう方向を移動する方向として特定する特定部とを備え、移動する速度が速いほど前記現在位置から前記目標点までの距離が大きくなるようにしてある。
また、第12発明に係る装置は、第7乃至第10発明のいずれか1つにおいて、前記移動方向特定部は、所定の経路の移動を開始する始点と移動を終了する終点とを特定する始点・終点特定部と、前記始点から前記終点までの間の位置の指定を受け付ける位置指定受付部と、指定を受け付けた位置において前記移動対象が移動する方向を特定する特定部とを備える。
次に、上記目的を達成するために第13発明に係るコンピュータプログラムは、複数の音を重ね合わせて出力して、移動対象が移動する方向をマッピングする装置で実行することが可能なコンピュータプログラムにおいて、前記装置を、3方向以上の所定の方向に対応付けて複数の異なる音情報を記憶する音情報記憶手段、前記移動対象の現在位置を特定する現在位置特定手段、前記移動対象が移動する方向を特定する移動方向特定手段、及び所定の方向のうち、特定した移動する方向を挟む隣接する2つの方向に対応付けてある音情報に基づいて、2つの音を移動する方向に応じた比率で重ね合わせた音を出力する音出力手段として機能させる。
また、第14発明に係るコンピュータプログラムは、第13発明において、前記所定の方向は、前、右、後、左の4つの方向であり、前記音出力手段を、移動する方向を挟む隣接する2つの方向に対応付けてある音情報に対応する音を、移動する方向に応じた比率で重ね合わせて出力する手段として機能させる。
また、第15発明に係るコンピュータプログラムは、第13又は第14発明において、音情報に対応する音が母音を発声する音声である。
また、第16発明に係るコンピュータプログラムは、第13乃至第15発明のいずれか1つにおいて、前記装置を、所定の経路を一定距離進む都度、前記移動対象の現在位置から見た所定の経路への最短経路を算出する最短経路算出手段、及び算出した最短経路の長さが所定値を超えているか否かを判断する判断手段として機能させ、該判断手段が所定値を超えていると判断した場合、前記音出力手段を、有色雑音を出力する手段として機能させる。
また、第17発明に係るコンピュータプログラムは、第13乃至第16発明のいずれか1つにおいて、前記移動方向特定手段を、前記移動対象が移動する速度に応じて移動する目標点を特定する目標点特定手段、及び前記現在位置から前記目標点へ向かう方向を移動する方向として特定する特定手段として機能させ、前記目標点特定手段を、移動する速度が速いほど前記現在位置から前記目標点までの距離を大きくさせる手段として機能させる。
また、第18発明に係るコンピュータプログラムは、第13乃至第16発明のいずれか1つにおいて、前記移動方向特定手段を、所定の経路の移動を開始する始点と移動を終了する終点とを特定する始点・終点特定手段、前記始点から前記終点までの間の位置の指定を受け付ける位置指定受付手段、及び指定を受け付けた位置において前記移動対象が移動する方向を特定する特定手段として機能させる。
本発明によれば、音を用いて、移動対象、例えば装置本体、画面上の仮想的なオブジェクト等が移動する方向を多次元的、特に二次元的に表現することができ、移動する方向の変動を連続的な音の変化で表現することができる。また、移動する方向に関する情報に他の音声情報を重ね合わせた場合であっても、音声情報の内容を認識しつつ、移動する方向を認識することができる。さらに、音源を複数準備する必要がなく、低いコストで、例えば視覚障害者を移動するべき方向へと正しく誘導することが可能となる。
本発明の実施の形態に係る情報処理装置の構成を模式的に示すブロック図である。 本発明の実施の形態に係る情報処理装置の機能ブロック図である。 音情報を対応付けて記憶しておく方向の例示図である。 本発明の実施の形態に係る情報処理装置の記憶装置に記憶する音情報の例示図である。 所定の経路に対して出力される音情報の例示図である。 本発明の実施の形態に係る情報処理装置のCPUの処理手順を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態に係る移動方向特定部の構成を示す機能ブロック図である。 移動する速度に応じた目標点の特定方法を示す例示図である。 本発明の実施の形態に係る情報処理装置のCPUの移動する方向の特定処理の手順を示すフローチャートである。 有色雑音を出力する場合の処理の概要を示す例示図である。 本発明の実施の形態に係る情報処理装置のCPUの有色雑音の出力処理の手順を示すフローチャートである。 経路上に存在するスポットに応じて出力する音を変える場合の例示図である。 経路確認のための、本発明の実施の形態に係る移動方向特定部の構成を示す機能ブロック図である。 本発明の実施の形態に係る情報処理装置のCPUの移動経路の確認処理の手順を示すフローチャートである。
以下、本発明の実施の形態に係る、複数の音を重ね合わせて出力して、移動対象の移動する方向をマッピングする装置について、図面に基づいて具体的に説明する。以下の実施の形態は、特許請求の範囲に記載された発明を限定するものではなく、実施の形態の中で説明されている特徴的事項の組み合わせの全てが解決手段の必須事項であるとは限らないことは言うまでもない。
また、本発明は多くの異なる態様にて実施することが可能であり、実施の形態の記載内容に限定して解釈されるべきものではない。実施の形態を通じて同じ要素には同一の符号を付している。
以下の実施の形態では、コンピュータシステムにコンピュータプログラムを導入した装置について説明するが、当業者であれば明らかな通り、本発明はその一部をコンピュータで実行することが可能なコンピュータプログラムとして実施することができる。したがって、本発明は、複数の音を重ね合わせて出力して、移動対象の移動する方向をマッピングする装置というハードウェアとしての実施の形態、ソフトウェアとしての実施の形態、又はソトウェアとハードウェアとの組み合わせの実施の形態をとることができる。コンピュータプログラムは、ハードディスク、DVD、CD、光記憶装置、磁気記憶装置等の任意のコンピュータで読み取ることが可能な記録媒体に記録することができる。
本発明の実施の形態によれば、音を用いて、移動する方向を二次元的に表現することができ、移動する方向の変動を連続的な音の変化で表現することができる。また、移動する方向に関する情報に他の音声情報を重ね合わせた場合であっても、音声情報の内容を認識しつつ、移動する方向を認識することができる。さらに、音源を複数準備する必要がなく、低いコストで、例えば視覚障害者を移動するべき方向へと正しく誘導することが可能となる。
図1は、本発明の実施の形態に係る情報処理装置の構成を模式的に示すブロック図である。本発明の実施の形態に係る情報処理装置1は、少なくともCPU(中央演算装置)11、メモリ12、記憶装置13、I/Oインタフェース14、ビデオインタフェース15、可搬型ディスクドライブ16、通信インタフェース17及び上述したハードウェアを接続する内部バス18で構成されている。
CPU11は、内部バス18を介して情報処理装置1の上述したようなハードウェア各部と接続されており、上述したハードウェア各部の動作を制御するとともに、記憶装置13に記憶されたコンピュータプログラム100に従って、種々のソフトウェア的機能を実行する。メモリ12は、SRAM、SDRAM等の揮発性メモリで構成され、コンピュータプログラム100の実行時にロードモジュールが展開され、コンピュータプログラム100の実行時に発生する一時的なデータ等を記憶する。
記憶装置13は、内蔵される固定型記憶装置(ハードディスク)、ROM等で構成されている。記憶装置13に記憶されたコンピュータプログラム100は、プログラム及びデータ等の情報を記録したDVD、CD−ROM等の可搬型記録媒体90から、可搬型ディスクドライブ16によりダウンロードされ、実行時には記憶装置13からメモリ12へ展開して実行される。もちろん、通信インタフェース17を介して接続されている外部コンピュータからダウンロードされたコンピュータプログラムであっても良い。
通信インタフェース17は内部バス18に接続されており、インターネット、LAN、WAN等の外部のネットワークに接続されることにより、外部コンピュータ等とデータ送受信を行うことが可能となっている。
I/Oインタフェース14は、キーボード21、マウス22等の入力装置と接続され、データの入力を受け付ける。また、スピーカ等の音出力装置24とも接続され、CPU11の指示に応じて所望の音を出力する。ビデオインタフェース15は、CRTディスプレイ、液晶ディスプレイ等の表示装置23と接続され、所定の画像を表示する。
図2は、本発明の実施の形態に係る情報処理装置1の機能ブロック図である。図2において、情報処理装置1の音情報記憶部201は、3方向以上の所定の方向に対応付けて複数の異なる音情報を記憶装置13に記憶する。
3方向以上となっているのは、移動する方向を二次元的に表現するためである。すなわち、2つの所定の方向に2つの異なる音情報を対応付けて記憶しておくだけでは、出力された音を聞いても、前方向なのか後方向なのか、あるいは右方向なのか左方向なのか、的確に判断することができず、例えば言葉の意味等、他の情報の助けが必要となる。
一方、3方向以上の所定の方向に複数の異なる音情報を対応付けて記憶しておく場合、出力された音の重ね合わせ状態から、どの方向へ移動するべきか一意的に判断することができる。図3は、音情報を所定の方向に対応付けて記憶しておく方向の例示図である。図3において●印は、移動主体の現在位置を示すものとする。なお、「移動主体」とは、音を出力する装置(情報処理装置1)を保持して移動する者を意味する。
図3(a)に示すように2方向に対応付けて記憶しておく場合、前方向であるか後方向であるかを判断することはできても、右方向であるか左方向であるかを判断することはできない。もちろん、矢印を90度回転した場合には、右方向であるか左方向であるかを判断することはできても、前方向であるか後方向であるかを判断することはできない。したがって、2方向の音情報だけでは、どの方向へ移動するべきか一意的に判断することができない。
図3(b)に示すように3方向に対応付けて記憶しておく場合、前方向であるか後方向であるかを判断することも、右方向であるか左方向であるかを判断することもできる。どの音情報又は音情報の重ね合わせであるかを判断すれば足りるからである。
なお、通常は、移動するべき方向を判断することが容易であるように、図3(c)に示すように4方向にするか、図3(d)に示すように8方向にすることが望ましい。日常生活における方向感覚と一致しているため、判断が早くなると考えられるからである。
図4は、本発明の実施の形態に係る情報処理装置1の記憶装置13に記憶する音情報の例示図である。図4(a)に示すように、前方向、右方向、後方向、左方向の4方向について、それぞれ音情報を対応付けて記憶する。
例えば図4(b)では、音情報として、4方向それぞれに楽器の音を対応付けて記憶している。図4(b)の例では、前方向(#)に「フルート」の音を、右方向(%)に「バイオリン」の音を、後方向($)に「オーボエ」の音を、左方向(&)に「チェロ」の音を、それぞれ対応付けて記憶してある。中間方向、例えば右前方向については、前方向の音と右方向の音とを1:1で重ね合わせた音を出力することで表現する。具体的には「フルート」の音と「バイオリン」の音とを1:1で重ね合わせた音を出力することにより、右前方向への移動であると判断することができる。
同様に、図4(c)では、音情報として、4方向それぞれに母音を発声する音声を対応付けて記憶している。図4(c)の例では、前方向(#)に「エ」の音声を、右方向(%)に「ア」の音声を、後方向($)に「ウ」の音声を、左方向(&)に「イ」の音声を、それぞれ対応付けて記憶してある。中間方向、例えば右前方向については、前方向の音と右方向の音声とを1:1で重ね合わせた音声を出力することで表現する。具体的には「エ」の音声と「ア」の音声とを1:1で重ね合わせた「ア」と「エ」との中間音声を出力することにより、右前方向への移動であると判断することができる。
母音を発声する音声を用いる場合、2つの母音を発声する音声を重ね合わせることにより、普段聞きなれている母音を出力することが多い。したがって、楽器等の他の音を用いる場合よりも、ユーザにとっては聞き分けやすく、連続的な音の変化に対しても鋭敏に変化を察知することが可能となる。
図5は、所定の経路に対して出力される音情報の例示図である。図5(a)は移動経路を示しており、●印は移動対象の現在位置を示し、矢印の方向へ経路に沿って移動する。
図5(b)は、出力される音に対応する音情報を、連続した方向を示す記号で示している。●印からしばらくは前方向へ移動しているが、その移動を前方向を示す記号「#」を連続して記載することで表現している。これは、図4に示すように、前方向(#)に対応付けて記憶してある音情報に対応する音が連続して出力されていることを示している。
同様に、以下、右方向(%)、後方向($)、左方向(&)、後方向($)、右方向(%)、前方向(#)と順次移動する方向に対応付けて記憶してある音情報に対応する音を出力する。
図2に戻って、現在位置特定部202は、移動対象、例えば情報処理装置1の現在位置を特定する。特定する現在位置は、GPS等を用いた座標値のような絶対位置であっても良いし、所定の基準点からの変位のような相対位置であっても良い。
移動方向特定部203は、現在位置特定部202で特定した現在位置から、次に移動する目標点まで移動する方向を特定する。次に移動する目標点は、移動する速度に応じて特定する。したがって、随時移動する方向は変動する。
音出力部204は、前方向(#)、右方向(%)、後方向($)、左方向(&)のうち、特定した移動する方向を挟む隣接する2つの方向に対応付けて記憶してある音情報を抽出し、抽出した音情報に基づいて、2つの音を移動する方向に応じた比率で重ね合わせて出力する。例えば、移動する方向が右前方向である場合、前方向(#)及び右方向(%)に対応付けて記憶してある音情報に対応する音を、移動する方向を挟む隣接する2つの方向の間で比例配分した比率で重ね合わせて出力する。
図6は、本発明の実施の形態に係る情報処理装置1のCPU11の処理手順を示すフローチャートである。図6において、情報処理装置1のCPU11は、3方向以上の所定の方向に対応付けて複数の異なる音情報を記憶装置13に記憶する(ステップS601)。
CPU11は、移動対象、例えば情報処理装置1の現在位置を特定する(ステップS602)。特定する現在位置は、GPS等を用いた座標値のような絶対位置であっても良いし、所定の基準点からの変位のような相対位置であっても良い。
CPU11は、特定した現在位置から、次に移動する目標点まで移動する方向を特定する(ステップS603)。次に移動する目標点は、移動する速度に応じて特定する。したがって、所定の経路に沿って随時移動する方向は変動する。
CPU11は、前方向(#)、右方向(%)、後方向($)、左方向(&)のうち、特定した移動する方向を挟む隣接する2つの方向に対応付けて記憶してある音情報を抽出し(ステップS604)、抽出した音情報に基づいて、2つの音を移動する方向に応じた比率で重ね合わせて出力する(ステップS605)。
なお、移動方向特定部203は、現在位置特定部202で特定した現在位置から、移動する速度に応じて移動する目標点へ向かう方向を、移動する方向として特定することが好ましい。所定の経路に沿って随時移動する方向を変更することができるからである。そのためには、移動する速度が速いほど、現在位置から目標点までの距離が大きくなる必要がある。単位時間当たりの移動量が大きいからである。
図7は、本発明の実施の形態に係る移動方向特定部203の構成を示す機能ブロック図である。図7において、目標点特定部701は、移動する速度に応じて移動する目標点を特定する。
図8は、移動する速度に応じて目標点を特定する方法を示す例示図である。図8(a)は、移動する速度が遅い場合の目標点の特定例である。図8(a)に示すように、移動対象の現在位置81が移動する速度が遅い場合、現在位置81の移動量(距離)が小さく、目標点83も目標点84までしか移動しない。したがって、現在位置81から目標点84へ向かう方向85を移動する方向として特定する。
図8(b)は、移動する速度が速い場合の目標点の特定例である。図8(b)に示すように、移動対象の現在位置81が移動する速度が速い場合、現在位置81の移動量(距離)が大きく、目標点83も目標点86まで大きく移動する。したがって、現在位置81から目標点86へ向かう方向87を移動する方向として特定する。
図7に戻って、方向特定部(特定部)702は、現在位置から目標点へ向かう方向を移動する方向として特定する。これにより、直線的に移動する経路では比較的速く、曲線が多い経路では比較的遅く、それぞれ移動することにより、所定の経路を大きく外れることなく移動することができる。
図9は、本発明の実施の形態に係る情報処理装置1のCPU11の移動する方向の特定処理の手順を示すフローチャートである。図9において、情報処理装置1のCPU11は、図6のステップS603において、移動する速度を検出し(ステップS901)、検出した速度に応じて移動対象の現在位置から目標点までの距離を特定する(ステップS902)。CPU11は、特定した距離に基づいて所定の経路上に目標点を特定し(ステップS903)、移動対象の現在位置から目標点へ向かう方向を移動する方向として特定し(ステップS904)、処理を図6のステップS604へ戻して上述した処理を繰り返す。
なお、移動対象の現在位置が所定の経路から大きく外れた場合、警告する意味で有色雑音を出力することが好ましい。この場合、図2に示す最短経路算出部205は、所定の経路を一定距離進む都度、移動対象の現在位置から見た所定の経路への最短経路を算出する。判断部206は、算出した最短経路の長さが所定値を超えているか否かを判断する。判断部206が、所定値を超えていると判断した場合、音出力部204は、有色雑音を出力する。
図10は、有色雑音を出力する場合の処理の概要を示す例示図である。図10において、現在位置101が所定の経路102からどの程度外れているのかを知るために、移動対象の現在位置101から所定の経路102へ垂線を下ろし、直線距離103を算出する。直線距離103の長さが所定の経路102からの所定値104を超えている場合、現在位置101は大きく外れているものと判断し、有色雑音105を出力する。
図11は、本発明の実施の形態に係る情報処理装置1のCPU11の有色雑音の出力処理の手順を示すフローチャートである。図11において、情報処理装置1のCPU11は、図6のステップS603の次に、移動対象の現在位置から所定の経路への最短経路を算出し(ステップS1101)、最短経路の長さが所定値より大きいか否かを判断する(ステップS1102)。
CPU11が、所定値以下であると判断した場合(ステップS1102:NO)、CPU11は、処理を図6のステップS604へ進める。CPU11が、所定値より大きいと判断した場合(ステップS1102:YES)、CPU11は、有色雑音を出力し(ステップS1103)、処理を図6のステップS604へ進める。
音出力部204からは、一定の音を出力することに限定されるものではなく、経路上に様々なスポットが存在する場合には、スポットの特徴に応じた音を出力するようにしても良い。
図12は、経路上に存在するスポットの特徴に応じて出力する音を変える場合の例示図である。図12は、基本的に図5と同様である。異なっているのは、経路上に踏切121、信号122、店舗126が存在すること、経路上における道幅が変動している点である。
図12(a)は移動経路を示しており、●印は移動対象の現在位置を示し、矢印の方向へ経路に沿って移動する。図12(b)は、出力される音に対応する音情報を、連続した方向を示す記号で示している。移動経路途上における踏切121、信号122等の存在は、図12(b)に示すいわゆるイヤコン(earcon)123、124により、現実世界に存在しない音、例えば「ピッ」という音等を出力することで判断することができる。店舗126の存在は、図12(b)に示すいわゆるスピヤコン(spearcon)127により、合成音声による店舗名等を出力することで判断することができる。
また、図12(b)では、区間125において、音のピッチ、大きさ等が変動していることを太字で示している。すなわち、経路上における道幅の変動は、区間125に示すように、音のピッチ、大きさ等を変動させることにより判断することができる。
以上のように本実施の形態によれば、音を用いて、移動対象の移動する方向を二次元的に表現することができ、移動する方向の変動を連続的な音の変化で表現することができる。また、移動する方向に関する情報に他の音声情報を重ね合わせた場合であっても、音声情報の内容を認識しつつ、移動する方向を認識することができる。さらに、音源を複数準備する必要がなく、低いコストで、例えば視覚障害者を移動するべき方向へと正しく誘導することが可能となる。
なお、視覚障害者を移動するべき方向へと誘導するのではなく、所定の経路を事前に把握するために音を出力しても良い。この場合、所定の経路の始点・終点を確認し、途中の経路がどうなっているのかを移動する方向を示す音により確認することが好ましい。
図13は、移動経路確認のための、本発明の実施の形態に係る移動方向特定部203の構成を示す機能ブロック図である。図13において、始点・終点特定部131は、所定の経路の移動を開始する始点と移動を終了する終点とを特定する。
位置指定受付部132は、始点から終点までの間における、経路上での任意の位置の指定を受け付ける。方向特定部(特定部)133は、指定を受け付けた位置において移動する方向を特定する。具体的には、移動対象の現在位置から目標点へ向かう方向を移動する方向として特定する。これにより、経路上の任意の位置からの、移動する方向を音により確認することができるので、経路のおおよその輪郭を確実に把握することができる。
図14は、本発明の実施の形態に係る情報処理装置1のCPU11の移動経路の確認処理の手順を示すフローチャートである。図14において、情報処理装置1のCPU11は、図6のステップS601の次に、所定の経路における始点及び終点を特定し(ステップS1401)、経路上での任意の位置の指定を受け付ける(ステップS1402)。位置の指定を受け付ける方法は特に限定されるものではなく、スライダ等により経路上の任意の位置の指定を受け付けることができる方法であれば何でも良い。
CPU11は、指定を受け付けた位置における移動する方向を特定し(ステップS1403)、処理を図6のステップS604へ進める。これにより、任意の位置における移動する方向を音により確認することができ、経路のおおよその輪郭を容易に把握することができる。
なお、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、本発明の趣旨の範囲内であれば多種の変更、改良等が可能である。例えば移動対象として、画面上に表示される仮想的なオブジェクトであっても良く、この場合、例えばタッチパネル上における指の位置に応じて移動する方向を示す音を出力すれば良い。
1 情報処理装置
11 CPU
12 メモリ
13 記憶装置
14 I/Oインタフェース
15 ビデオインタフェース
16 可搬型ディスクドライブ
17 通信インタフェース
18 内部バス
24 音出力装置
90 可搬型記録媒体
100 コンピュータプログラム

Claims (18)

  1. 音を出力する装置から、複数の音を重ね合わせて出力して、移動対象が移動する方向をマッピングする方法において、
    3方向以上の所定の方向に対応付けて複数の異なる音情報を記憶する工程と、
    前記移動対象の現在位置を特定する工程と、
    前記移動対象が移動する方向を特定する工程と、
    所定の方向のうち、特定した移動する方向を挟む隣接する2つの方向に対応付けてある音情報に基づいて、2つの音を移動する方向に応じた比率で重ね合わせた音を出力する工程と
    を含む方法。
  2. 前記所定の方向は、前、右、後、左の4つの方向であり、
    移動する方向を挟む隣接する2つの方向に対応付けてある音情報に対応する音を、移動する方向に応じた比率で重ね合わせて出力する請求項1記載の方法。
  3. 音情報に対応する音が母音を発声する音声である請求項1記載の方法。
  4. 所定の経路を一定距離進む都度、前記移動対象の現在位置から見た所定の経路への最短経路を算出する工程と、
    算出した最短経路の長さが所定値を超えているか否かを判断する工程と、
    所定値を超えていると判断した場合、有色雑音を出力する工程と
    を含む請求項1記載の方法。
  5. 前記移動対象が移動する方向を特定する工程は、
    前記移動対象が移動する速度に応じて移動する目標点を特定する工程と、
    前記現在位置から前記目標点へ向かう方向を移動する方向として特定する工程と
    を含み、
    移動する速度が速いほど前記現在位置から前記目標点までの距離が大きくなる請求項1記載の方法。
  6. 前記移動対象が移動する方向を特定する工程は、
    所定の経路の移動を開始する始点と移動を終了する終点とを特定する工程と、
    前記始点から前記終点までの間の位置の指定を受け付ける工程と、
    指定を受け付けた位置において前記移動対象が移動する方向を特定する工程と
    を含む請求項1記載の方法。
  7. 複数の音を重ね合わせて出力して、移動対象が移動する方向をマッピングする装置において、
    3方向以上の所定の方向に対応付けて複数の異なる音情報を記憶する音情報記憶部と、 前記移動対象の現在位置を特定する現在位置特定部と、
    前記移動対象が移動する方向を特定する移動方向特定部と、
    所定の方向のうち、特定した移動する方向を挟む隣接する2つの方向に対応付けてある音情報に基づいて、2つの音を移動する方向に応じた比率で重ね合わせた音を出力する音出力部と
    を備える装置。
  8. 前記所定の方向は、前、右、後、左の4つの方向であり、
    前記音出力部は、移動する方向を挟む隣接する2つの方向に対応付けてある音情報に対応する音を、移動する方向に応じた比率で重ね合わせて出力するようにしてある請求項7記載の装置。
  9. 音情報に対応する音が母音を発声する音声である請求項7記載の装置。
  10. 所定の経路を一定距離進む都度、前記移動対象の現在位置から見た所定の経路への最短経路を算出する最短経路算出部と、
    算出した最短経路の長さが所定値を超えているか否かを判断する判断部と
    を備え、
    該判断部が所定値を超えていると判断した場合、前記音出力部は、有色雑音を出力するようにしてある請求項7記載の装置。
  11. 前記移動方向特定部は、
    前記移動対象が移動する速度に応じて移動する目標点を特定する目標点特定部と、
    前記現在位置から前記目標点へ向かう方向を移動する方向として特定する特定部と
    を備え、
    移動する速度が速いほど前記現在位置から前記目標点までの距離が大きくなるようにしてある請求項7記載の装置。
  12. 前記移動方向特定部は、
    所定の経路の移動を開始する始点と移動を終了する終点とを特定する始点・終点特定部と、
    前記始点から前記終点までの間の位置の指定を受け付ける位置指定受付部と、
    指定を受け付けた位置において前記移動対象が移動する方向を特定する特定部と
    を備える請求項7記載の装置。
  13. 複数の音を重ね合わせて出力して、移動対象が移動する方向をマッピングする装置で実行することが可能なコンピュータプログラムにおいて、
    前記装置を、
    3方向以上の所定の方向に対応付けて複数の異なる音情報を記憶する音情報記憶手段、 前記移動対象の現在位置を特定する現在位置特定手段、
    前記移動対象が移動する方向を特定する移動方向特定手段、及び
    所定の方向のうち、特定した移動する方向を挟む隣接する2つの方向に対応付けてある音情報に基づいて、2つの音を移動する方向に応じた比率で重ね合わせた音を出力する音出力手段
    として機能させるコンピュータプログラム。
  14. 前記所定の方向は、前、右、後、左の4つの方向であり、
    前記音出力手段を、移動する方向を挟む隣接する2つの方向に対応付けてある音情報に対応する音を、移動する方向に応じた比率で重ね合わせて出力する手段として機能させる請求項13記載のコンピュータプログラム。
  15. 音情報に対応する音が母音を発声する音声である請求項13記載のコンピュータプログラム。
  16. 前記装置を、
    所定の経路を一定距離進む都度、前記移動対象の現在位置から見た所定の経路への最短経路を算出する最短経路算出手段、及び
    算出した最短経路の長さが所定値を超えているか否かを判断する判断手段
    として機能させ、
    該判断手段が所定値を超えていると判断した場合、前記音出力手段を、有色雑音を出力する手段として機能させる請求項13記載のコンピュータプログラム。
  17. 前記移動方向特定手段を、
    前記移動対象が移動する速度に応じて移動する目標点を特定する目標点特定手段、及び 前記現在位置から前記目標点へ向かう方向を移動する方向として特定する特定手段
    として機能させ、
    前記目標点特定手段を、移動する速度が速いほど前記現在位置から前記目標点までの距離を大きくさせる手段として機能させる請求項13記載のコンピュータプログラム。
  18. 前記移動方向特定手段を、
    所定の経路の移動を開始する始点と移動を終了する終点とを特定する始点・終点特定手段、
    前記始点から前記終点までの間の位置の指定を受け付ける位置指定受付手段、及び
    指定を受け付けた位置において前記移動対象が移動する方向を特定する特定手段
    として機能させる請求項13記載のコンピュータプログラム。
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