JPWO2012060065A1 - プロジェクタ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】プロジェクタ装置用の照明光学系を薄型化する。【解決手段】光源から発せられた光をTIRプリズム(20)に導き、その全反射面で全反射させた光を長方形の表面を有するDMD(23)で反射させることにより光変調し、光変調後の光をスクリーンに投影するプロジェクタ装置に用いられる照明光学系において、TIRプリズム(20)を、その全反射面の法線NをDMD(23)の表面に垂直投影した投影線が、該DMD(23)のマイクロミラー回動軸(R)と90°以外の角度を成し、上記全反射面から出射する光束(Lout)の主光線をDMD(23)の表面に垂直投影した出射光投影線がマイクロミラー回動軸(R)と90°の角度を成し、そして上記全反射面に入射する光束(Lin)の主光線をDMD(23)の表面に垂直投影した入射光投影線が、その終点を通ってDMD(23)の長辺に平行に延びる直線(Q)に関して、出射光投影線と同じ側に有るように構成する。【選択図】図5

Description

本発明はプロジェクタ装置、特に詳細には、反射型光変調素子の一つであるDMDによって投写画像を形成するようにしたプロジェクタ装置に関するものである。
また本発明は、そのようなプロジェクタ装置に用いられる照明光学系に関するものである。
従来、例えば特許文献1に示されているように、反射型光変調素子の一つであるDMD(Digital Micromirror Device:登録商標)によって形成した画像を、投影光学系によってスクリーンに投写表示するようにした表示装置が公知となっている。DMDは、各々がON状態とOFF状態の2つの傾斜状態を取る多数のマイクロミラーが、マトリクス状に配置されてなるものである。このDMDを用いたプロジェクタ装置においては、DMDに照明光が照射されたとき、ON状態のマイクロミラーに入射した照明光が投影光学系内に向けて反射し、OFF状態のマイクロミラーに入射した照明光が投影光学系外に向けて反射するように投影光学系が配置される。そこで、ON状態のマイクロミラーで反射した光のみが投影光学系によってスクリーン上に投影され、それにより、明暗のパターンからなる表示画像がスクリーン上に形成される。その場合、各マイクロミラーが表示画像の1画素を構成することになる。
ここで図9および10を参照して、DMDの概略を説明する。図9は、DMDのマイクロミラーの駆動構造を示す平面図であり、図10は図9のA−A線に沿った部分の断面形状を示す立断面図である。なお、これらの図はDMDを構成する多数のマイクロミラーの1つを抜き出して拡大表示したものであり、実際のDMDは、多数のマイクロミラーをマトリクス状に配置して構成されている。
図示されるように、DMD1のマイクロミラー2は、回動軸Rを支点に回動することにより、DMD1の表面に対して例えば+12°傾いたON状態と、−12°傾いたOFF状態の2つの傾斜状態をとる。このマイクロミラー2の回動軸Rは、DMD1の長辺または短辺に対して45°傾いた方向に設定されており、照明光L0 は、この回動軸Rと直交する方向からDMD1の表面に対して24°の入射角で照射される。DMD1に照射された照明光L0 は、ON状態のマイクロミラー2で反射すると、DMD1の表面に対する反射角が0°の投影光L1 となり、OFF状態のマイクロミラー2で反射すると、DMD1の表面に対する反射角が−48°の投影光L2 となる。投影光学系には、ON状態のマイクロミラー2で反射した反射角0°の投影光L1 のみが入射するので、1つのマイクロミラー2毎に明暗が制御されてなる画像がスクリーン上に投写されるようになる。つまりこの場合、DMD1の1つのマイクロミラー2が1画素となる。
なお本明細書において、DMD1の表面とは、全てのマイクロミラー2の回動軸Rを含む面と平行で、かつ全てのマイクロミラー2の表面を横切る面と定義する。
ところで、上記のようにDMD1を用いたプロジェクタ装置では、DMD1の構造上、照明光L0 をマイクロミラー2の回動軸Rと直交する方向、つまりDMD1の長辺または短辺に対して45°傾いた方向から入射させ、さらにDMD1の表面に対して24°の入射角をもって照明光L0 を入射させる、という2つの条件を満たすように照明光学系を構成する必要がある。
このため従来のプロジェクタ装置では、図11および12に示すように、TIRプリズム(Total Internal Reflection Prism:内部全反射プリズム)を用いて、照明光をDMD1に導く照明光学系が多用されていた。すなわち、光源3から出射した光をカラーホイール4を介してロッドインテグレータ5に集光し、第1ミラー6および第2ミラー7によってTIRプリズム8に導き、そのTIRプリズム8で全反射させることにより、DMD1に所定の方向(マイクロミラーの回動軸と直交する方向)から所定の入射角度(DMDの表面に対して24°)をもって入射させるようにしていた。そして、このように照射した照明光をDMD1で反射させて光変調を行い、その光変調後にTIRプリズム8を透過した光を投影光学系9でスクリーンに投影するようにしていた。
ここで、従来のプロジェクタ装置に用いられていたTIRプリズム8の一例について、その斜視形状、側面形状および底面形状をそれぞれ示す図6、7および8を参照して詳しく説明する。なおこの図6および図8においては、DMD1の長辺方向、短辺方向を各々X方向、Y方向とし、それら両方向に対して直角な方向をZ方向として示す。TIRプリズム8は、それらの図6〜8に示されるように、第1プリズム8Aと第2プリズム8Bとで構成されたもので、図示外の光学系から導かれた照明光Linを第1プリズム8Aの全反射面Pで全反射させることにより、全反射後の照明光LoutをDMD1に対して所定の方向から所定の入射角度で入射させるとともに、DMD1からの反射光Lrefを第1プリズム8Aの全反射面Pを透過させ、第2プリズム8Bから出射させて投影光学系に導く。
そのようにするために、TIRプリズム8においては、入射した照明光Linが全反射するとともに、DMD1からの反射光Lrefが透過するように全反射面Pの傾斜角度αが設定されるとともに、DMD1の表面を含む面に全反射面法線Nを投影した投影線が、DMD1のマイクロミラー回動軸Rと90°を成すように全反射面Pの方向が設定されていた(図7、8参照)。そして、このTIRプリズム8に対して照明光は、全反射面Pに対する入射照明光Linおよび出射(反射)照明光Loutの進行方向をDMD1の表面を含む面に投影した投影線が、全反射面法線Nの投影線と同様に、マイクロミラー回動軸Rと90°を成すようにして照射されていた。
しかし、以上述べたDMDおよびTIRプリズムを備えてなる従来のプロジェクタ装置では、図8に明示されるように、DMD1の長辺に対して45°を成す方向から照明光をTIRプリズム8に入射させているため、TIRプリズムとして厚いものを適用せざるを得ず、ひいてはプロジェクタ装置が厚くなってしまうという問題が認められる。
以上の点に鑑みて本出願人は先に、薄いTIRプリズムを適用できるプロジェクタ装置を提案した(特許文献2参照)。このプロジェクタ装置は、
光源からの光をTIRプリズムに導き、そのTIRプリズムで全反射させた光をDMDで反射させることにより光変調し、光変調後にTIRプリズムを透過した光を投影光学系でスクリーン上に投影するプロジェクタ装置において、
前記TIRプリズムは、照明光を全反射してDMDに導くとともに、該DMDで光変調された光を透過する全反射面を有し、該全反射面の法線ベクトルを前記DMDの表面に対して垂直な方向から見た投影線が、前記DMDの長辺または短辺と45°より小さな角度を成すように、つまりDMDのマイクロミラー回動軸と90°より小さな角度を成すようにDMDに対して配置され、
前記照明光学系は、前記TIRプリズムから前記DMDに出射される照明光の光軸を前記DMDの表面に対して垂直な方向から見た投影線が、前記DMDの長辺または短辺と45°を成すように前記全反射面に照明光を入射させることを特徴とするものである。
特開平12−206452号公報 特開平2002−350775号公報
上記特許文献2に示されるプロジェクタ装置は、所期の目的を達成できるものであるが、本発明はそれよりもさらに薄く形成することができるプロジェクタ装置、およびそのようなプロジェクタ装置を実現できる照明光学系を提供することを目的とする。
本発明によるプロジェクタ装置用照明光学系は、
光源から発せられた光をTIRプリズムに導き、そのTIRプリズムの全反射面で全反射させた光を長方形の表面を有するDMDで反射させることにより光変調し、光変調後にTIRプリズムの前記全反射面を透過した光を投影光学系でスクリーン上に投影するプロジェクタ装置に用いられる照明光学系において、
前記DMDは、その長方形の表面が、前記全反射した後の光が出射する前記TIRプリズムの一端面と平行になる状態にして配置され、
前記TIRプリズムは、その全反射面の法線をDMDの表面に垂直投影した投影線が、該DMDのマイクロミラー回動軸と90°以外の角度を成し、前記全反射面から出射する光束の主光線をDMDの表面に垂直投影した出射光投影線が前記マイクロミラー回動軸と90°の角度を成し、そして前記全反射面に入射する光束の主光線をDMDの表面に垂直投影した入射光投影線が、その終点を通ってDMDの長辺に平行に延びる直線に関して、前記出射光投影線と同じ側に有るように構成されていることを特徴とするものである。
また、本発明によるプロジェクタ装置は、上述した本発明の照明光学系を備えたことを特徴とするものである。
本発明の照明光学系においては、TIRプリズムが、その全反射面の法線をDMDの表面に垂直投影した投影線が、該DMDのマイクロミラー回動軸と90°以外の角度を成し(これは、特許文献2に示されるプロジェクタ装置において、該投影線がDMDの長辺または短辺と45°より小さな角度を成すことに相当する)、また前記全反射面から出射する光束の主光線をDMDの表面に垂直投影した出射光投影線が前記マイクロミラー回動軸と90°の角度を成す(これは、特許文献2に示されるプロジェクタ装置において、該出射光投影線がDMDの長辺または短辺と45°の角度を成すことに相当すし、DMDを正常に使用するために必要な条件である)ようにしたことにより、基本的に特許文献2に示されるプロジェクタ装置におけるのと同様に、該光学系全体を薄く形成可能となる。
それに加えて、本発明の照明光学系においては、TIRプリズムがさらに、その全反射面に入射する光束の主光線をDMDの表面に垂直投影した入射光投影線が、その終点(つまりこの主光線の全反射面への入射点)を通ってDMDの長辺に平行に延びる直線に関して、前記出射光投影線と同じ側に有るように構成されていることから、該入射光投影線が上記直線に関して出射光投影線と反対側に有るように構成されている特許文献2に示される光学系と比べて、さらなる薄型化を達成可能となる。
また、本発明によるプロジェクタ装置は上述した通りの照明光学系を備えたものであるので、十分な薄型化、小型化を実現できるものとなる。
本発明の一実施形態によるプロジェクタ装置を示す側面図 上記プロジェクタ装置に用いられた照明光学系を示す斜視図 図2の照明光学系を異なる方向から見た状態を示す斜視図 図2の照明光学系の正面図 図2の照明光学系の平面図 従来のプロジェクタ装置用光学系の一例を示す斜視図 図6の光学系の側面図 図6の光学系の平面図 DMDの構造を説明する概略平面図 DMDの構造を説明する概略側面図 従来のプロジェクタ装置の一例を示す平面図 図11のプロジェクタ装置の斜視図
以下、図面を参照して本発明の実施形態を詳細に説明する。図1は、本発明の一実施形態によるプロジェクタ装置100を示すものであり、図2〜5はそのプロジェクタ装置100に用いられた照明光学系200を示すものである。
図1に示される通りこのプロジェクタ装置100は、互いに異なる波長域の光を発する例えばLED(発光ダイオード)から成る第1光源11および第2光源12と、第1光源11から発せられた光L1を集光する集光レンズ13と、第2光源12から発せられた光L2を集光する集光レンズ14と、この光L2は反射させるとともに上記光L1は透過させてそれらを合波するダイクロイックミラー15と、合波された後の照明光となる光束Lの断面内強度分布を一様化するフライアイレンズ16と、このフライアイレンズ16を通過した光束Lを反射させるミラー17と、本発明の一実施形態である照明光学系200と、この照明光学系200を通過した光束Lrefによる像を図示外のスクリーンに向けて投射する投射レンズ24とを備えている。なお、上記像の形成については後述する。
次に、上記照明光学系200について説明する。この照明光学系200は、上記集光レンズ13および14、ダイクロイックミラー15、フライアイレンズ16、ミラー17に加えてさらに、第1プリズム21および第2プリズム22から構成されたTIRプリズム(Total Internal Reflection Prism:内部全反射プリズム)20と、上記第1プリズム21の底面21aに近接配置されたDMD(Digital Micromirror Device)23とを加えて構成されたものである。
なお第1プリズム21と第2プリズム22とは、後述のように全反射面となる第1プリズム21の一端面21cと、それに対面する第2プリズム22の面とが微小間隙(エアギャップ)を介して互いに対向するように配置されている。また、第1プリズム21および第2プリズム22の全ての表面には、誘電体多層膜より成る反射防止膜が設けられている。
この照明光学系200の要部を抽出して示す図2、3、4および5は、それぞれTIRプリズム20およびDMD23の部分を図1の右下方から、右上方から、左方から、そして上方から見た状態を示すものである。なおこれらの図2〜5においては、相互の関係を分かりやすくするために、DMD23の長辺方向をX方向、その短辺方向をY方向、それらX、Y方向に対して直角な方向をZ方向と規定して示す。
図2に明示されるように、図1のミラー17で反射した光束Lは第1プリズム21の入射端面21bから該第1プリズム21内に入射し、その全反射面21c(第2プリズム22との界面)で全反射し、第1プリズム21の底面21aから出射してDMD23に照射される。なお、上記全反射面21cに入射する光束をLin、そこで全反射した光束をLout、そしてDMD23で反射した後の光束をLrefとし、図中ではそれらの光束を主光線のみで示している。また、同図の22aは第2プリズム22の、第1ミラー21に接するエッジ、22bは後述のように変調された光束Lrefが透過する第2ミラー22の上端面である。
上記のDMD23は先に説明した通り、多数の回動するマイクロミラーがマトリクス状に配設されてなるものであり、それらのマイクロミラーが画像信号に基づいて前述のON状態あるいはOFF状態を取ることにより、そこで反射して投射レンズ24側に向かう光束Lrefを空間変調する。なおこのDMD23も、先に図10を参照して説明したように、マイクロミラーの傾斜角度が±12°に設定されたものである。この場合、全反射した光束Loutは、マイクロミラーの回動軸R(図5参照)に対して90°の角度を成し、かつDMD23の表面(つまり全てのマイクロミラーの回動軸Rを含む面と平行で、かつ全てのマイクロミラーの表面を横切る面)に対して24°の入射角を成す方向からDMD23に照射される。
そして、この空間変調された光束Lrefが投射レンズ24によってスクリーンに投射されると、このスクリーン上には、DMD23のマイクロミラーを1画素とする明暗パターンからなる画像が投影表示されるようになる。なおこの画像としては、2値画像は勿論のこと、マイクロミラーのON状態のデューティ比を制御することによって階調画像も表示可能である。
図5に示される通り、DMD23はその表面が長方形とされたもので、この表面が、第1プリズム21の底面21aと平行になる状態に配置されている。本実施形態においては、図3に示される通り、第1プリズム21の底面21aに対してその全反射面21cが成す角度αは33.3°である。角度αをこのような値としておくことにより、入射光束Linは全反射面21cで全反射する一方、DMD23で反射した後の光束Lrefは該全反射面21cを透過可能となっている。
一方、図2に示されるように、全反射面21cに入射する光束Linの入射角βは42.8°であり、したがって全反射面21cで全反射した光束Loutの反射角βも同じく42.8°である。なおNは、光束Linの入射点における全反射面21cの法線である。
図5はTIRプリズム20を上方から、つまりDMD23の表面に対して垂直方向から見た状態を示しているが、ここに示されるようにTIRプリズム20は、全反射面21cの法線NをDMD23の表面に垂直投影した投影線が、該DMD23のマイクロミラー回動軸Rと90°以外の角度を成し、全反射面21cから出射する光束Loutの主光線をDMD23の表面に垂直投影した出射光投影線がマイクロミラー回動軸Rと90°の角度を成し、そして全反射面21cに入射する光束Linの主光線をDMD23の表面に垂直投影した入射光投影線が、その終点(つまり全反射面21cへの入射点)を通ってDMD23の長辺に平行に延びる直線Qに関して、上記出射光投影線と同じ側に有るように構成されている。
上述のように、全反射面21cから出射する光束Loutの主光線をDMD23の表面に垂直投影した出射光投影線がマイクロミラー回動軸Rと90°の角度を成すことは、DMD23を正常に使用するために必要な条件である。
他方、全反射面21cの法線NをDMD23の表面に垂直投影した投影線が、該DMD23のマイクロミラー回動軸Rと90°以外の角度を成す状態とされているので、それらが90°の角度をなすように構成された従来装置、例えば図8に示した装置と比べると、DMD23の長さ方向に対するTIRプリズム20の傾きをより小さく、最も好ましくは傾きゼロにできることから、TIRプリズム20としてより薄いものを適用して、照明光学系200をより薄く形成可能となる。そうであれば、図1に示したプロジェクタ装置100においても、その厚さ、つまり同図の紙面に垂直な方向の寸法をより小さく抑えることが可能になり、プロジェクタ装置の薄型化が実現される。
さらに、全反射面21cに入射する光束Linの主光線をDMD23の表面に垂直投影した入射光投影線が、その終点を通ってDMD23の長辺に平行に延びる直線Qに関して、上記出射光投影線と同じ側に有るように構成されているので、入射光投影線が上記直線Qに関して出射光投影線と反対側に有るように構成された特許文献2に記載のプロジェクタ装置と比べると、TIRプリズム20の幅つまり図5の左右方向寸法を大きく取る必要がなくなって、照明光学系200のさらなる薄型化が達成される。
なお本発明は、マイクロミラーの傾斜角度が前述した±12°以外の角度、例えば±10°である場合にも同様に適用することができる。その場合、全反射した光束Loutは、マイクロミラーの回動軸Rに対して90°の角度を成し、かつDMD23の表面に対して20°の入射角を成す方向からDMD23に照射される。

Claims (2)

  1. 光源から発せられた光をTIRプリズムに導き、そのTIRプリズムの全反射面で全反射させた光を長方形の表面を有するDMDで反射させることにより光変調し、光変調後にTIRプリズムの前記全反射面を透過した光を投影光学系でスクリーン上に投影するプロジェクタ装置に用いられる照明光学系において、
    前記DMDは、その長方形の表面が、前記全反射した後の光が出射する前記TIRプリズムの一端面と平行になる状態にして配置され、
    前記TIRプリズムは、その全反射面の法線をDMDの表面に垂直投影した投影線が、該DMDのマイクロミラー回動軸と90°以外の角度を成し、前記全反射面から出射する光束の主光線をDMDの表面に垂直投影した出射光投影線が前記マイクロミラー回動軸と90°の角度を成し、そして前記全反射面に入射する光束の主光線をDMDの表面に垂直投影した入射光投影線が、その終点を通ってDMDの長辺に平行に延びる直線に関して、前記出射光投影線と同じ側に有るように構成されていることを特徴とする照明光学系。
  2. 請求項1に記載の照明光学系を備えたことを特徴とするプロジェクタ装置。
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