JPWO2012056751A1 - 水電気分解装置及び該水電気分解装置を備えた燃料供給装置 - Google Patents

水電気分解装置及び該水電気分解装置を備えた燃料供給装置 Download PDF

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Abstract

装置の大型化や設備コストの増大を招くことなく、水電気分解処理能力の優れた水電気分解装置を提供し、該水電気分解装置を利用することで環境に優しく、経済的で安全な燃料供給装置を提供することを企図し、その為に、複数枚の電極板を収容した電解槽内において水を電気分解して水素と酸素の混合ガスを生成し、この生成された混合ガスを排出するように構成された水電気分解装置において、電解液温度検出手段により電解液の温度を検出し、上記電解液温度検出手段により検出される電解液温度に基づいて、上記複数枚の電極板の内電気分解に寄与する電極板の枚数を増減させるようにした。

Description

本発明は、水電気分解装置及び該水電気分解装置を備えた燃料供給装置に係り、特に、電解液の温度によって電気分解に寄与する電極板の枚数を増減させ、それによって、電解効率の向上を図ることができるように工夫するとともに、電極板の熱による膨張・収縮を吸収して、常時、最適な取付状態を提供することができるように工夫したものに関する。
下記の特許文献1、2に示すように、水を電気分解して水素と酸素の混合ガスを生成する水電気分解装置が開発されている。この種の水電気分解装置においては、水を電気分解して水素と酸素の混合ガスを生成する電解槽が設けられている。上記電解槽には、複数枚の電極板が電解液中に浸漬された状態で、スぺーサを介して積層・配置されている。又、この種の装置においては、水電気分解装置の処理能力を向上させるために、上記電解槽の増設や大型化が行われていた。又、別途、冷却装置が設けられていて、その冷却装置の冷却効率を向上させることにより増大した熱の発生を抑制していた。
一方、ボイラ等のバーナに燃料を供給する燃料供給装置には、燃料である重油や灯油等をバーナに供給する燃料供給経路と、上記燃料を燃焼させるためにエアを供給するエア供給経路とが設けられている。しかし、エアだけで燃料を完全燃焼させることは難しく、完全燃焼させることができない場合には、黒煙や一酸化炭素等を大量に発生させるという環境上の問題、燃料消費量が嵩むという経済的な問題、さらには、燃焼炎が安定しないという安全性の問題が発生してしまうことになる。
そこで、上記水電気分解装置により生成される水素と酸素の混合ガスを上記燃料供給装置に供給し、それによって、燃焼効率を向上させることが提案されている。そのようなものを示すものとして、例えば、特許文献3がある。この特許文献3による発明は、本件特許出願人によるものである。
特開2005―146302号公報 特開2007―119801号公報 実用新案登録第3151672号公報
上記従来の構成によると次のような問題がった。
まず、特許文献3に記載された発明によれば、ある程度燃焼効率の向上を図ることができるものの、さらなる改良が要求されていた。
又、複数枚の電極板が熱により膨張・収縮してしまい、それによって、スぺーサを介在させた電極板の正常の取付状態が損なわれてしまうという問題があった。特に、膨張により電極板相互間に介在しているスぺーサに過度の力が作用し、その健全性が損なわれてしまうおそれがあり、その場合には、絶縁性能も低下してしまうことになる。
本発明は、このような点に基づいてなされたものでその目的とするところは、装置の大型化や設備コストの増大を招くことなく、水電気分解処理能力の向上を図ることができるとともに、熱による電極板の膨張・収縮を吸収して、常に、正常な取付状態を得ることが可能な水電気分解装置を提供し、該水電気分解装置を利用することにより環境に優しく、経済的で安全な燃料供給装置を提供することにある。
上記目的を達成するべく本願発明の請求項1による水電気分解装置は、複数枚の電極板を収容した電解槽内において水を電気分解して水素と酸素の混合ガスを生成し、この生成された混合ガスを排出するように構成された水電気分解装置において、電解液温度検出手段により電解液の温度を検出し、上記電解液温度検出手段により検出される電解液温度に基づいて、上記複数枚の電極板の内電気分解に寄与する電極板の枚数を増減させるようにしたことを特徴とするものである。
又、請求項2による水電気分解装置は、請求項1記載の水電気分解装置において、電解液の温度上昇に伴って電気分解に寄与する電極板の枚数を増加させていくことを特徴とするものである。
又、請求項3による水電気分解装置は、請求項2記載の水電気分解装置において、上記複数枚の電極板に電源を供給する電源供給ラインに切換スイッチが設置されていて、上記切換スイッチは上記電極板が増加する方向に複数個のスイッチを備えていて、上記電解液温度検出手段により検出される電解液温度に基づいて、上記複数個のスイッチを切り換えるようにしたことを特徴とするものである。
又、請求項4による水電気分解装置は、請求項3記載の水電気分解装置において、 上記複数枚の電極板は、該電極板に設けられた複数個の貫通孔にそれぞれ電極板取付用タイロッドを貫通させることにより積層・配置されていて、上記電極板取付用タイロッドの一端側には電極板の熱により膨張・収縮を吸収する弾性部材が介挿されていることを特徴とするものである。
又、請求項5による水電気分解装置は、請求項4記載の水電気分解装置において、 上記複数枚の電極板の内両端に配置される電極板の肉厚をその他の電極板の肉厚より厚くしたことを特徴とするものである。
又、請求項6による水電気分解装置は、請求項5記載の水電気分解装置において、 上記弾性部材はコイルスプリングであることを特徴とするものである。
又、請求項7による水電気分解装置は、請求項6記載の水電気分解装置において、 上記コイルスプリングは、上記電極板取付用タイロッドの一端側に貫通・配置された一対のコイルスプリング受け部材の間に張設されていることを特徴とするものである。
又、請求項8による燃料供給装置は、燃料ポンプによって圧送された燃料をバーナーノズルに供給する燃料供給経路と、燃焼ガスを上記バーナーノズルに供給する燃焼ガス供給経路と、を具備し、上記燃焼ガス供給経路は、コンプレッサによって生成された圧縮空気を上記バーナーノズルに供給するエア供給経路と、水電気分解装置によって生成された水素と酸素の混合ガスを上記バーナーノズルに供給する混合ガス供給経路と、を備え、上記水電気分解装置として、上記請求項1〜請求項7の何れかに記載の水電気分解装置を使用したことを特徴とするものである。
したがって、請求項1に記載された水電気分解装置によると、複数枚の電極板を収容した電解槽内において水を電気分解して水素と酸素の混合ガスを生成し、この生成された混合ガスを排出するように構成された水電気分解装置において、電解液温度検出手段により電解液の温度を検出し、上記電解液温度検出手段により検出される電解液温度に基づいて、上記複数枚の電極板の内電気分解に寄与する電極板の枚数を増減させるようにした構成したので、電解液の温度に適した電極板の枚数で電気分解を行うことができ、電気分解の効率を向上させることができる。
又、請求項2に記載された水電気分解装置によると、請求項1記載の水電気分解装置において、電解液の温度上昇に伴って電気分解に寄与する電極板の枚数を増加させていく構成になっているので、上記効果を確実なものとすることができる。
又、請求項3に記載された水電気分解装置によると、請求項2記載の水電気分解装置において、上記複数枚の電極板に電源を供給する電源供給ラインに切換スイッチが設置されていて、上記切換スイッチは上記電極板が増加する方向に複数個のスイッチを備えていて、上記電解液温度検出手段により検出される電解液温度に基づいて、上記複数個のスイッチを切り換えるように構成したので、簡単な構成で所望の作用・効果を得ることができる。
又、請求項4に記載された水電気分解装置によると、以上記複数枚の電極板は、該電極板に設けられた複数個の貫通孔にそれぞれ電極板取付用タイロッドを貫通させることにより積層・配置されていて、上記電極板取付用タイロッドの一端側には電極板の熱により膨張・収縮を吸収する弾性部材が介挿されている構成になっているので、熱により上記複数枚の電極板が膨張・吸収しても、これを弾性部材の弾性変形により吸収することができ、上記複数枚の電極を常時正常な取付状態で維持することができる。
又、請求項5に記載された水電気分解装置によると、請求項4記載の水電気分解装置において、上記複数枚の電極板の内両端に配置される電極板の肉厚をその他の電極板の肉厚より厚くした構成になっているので、弾性部材により弾性付勢された状態になっても、不用意に破損するようなことを防止することができる。
又、請求項6に記載された水電気分解装置によると、請求項5記載の水電気分解装置において、上記弾性部材はコイルスプリングであるので、比較的簡単な構成で所望の効果を得ることができる。
又、請求項7に記載された水電気分解装置によると、請求項6記載の水電気分解装置において、上記コイルスプリングは、上記電極板取付用タイロッドの一端側に貫通・配置された一対のコイルスプリング受け部材の間に張設されている構成になっているので、弾性変形も円滑に行われることになり、上記効果をより確実なものとすることができる。
又、請求項8に記載された燃料供給装置によると、燃料ポンプによって圧送された燃料を2流体ノズルによって構成されるバーナーノズルに供給する燃料供給経路と、燃焼ガスを上記バーナーノズルに供給する燃焼ガス供給経路と、を具備し、上記燃焼ガス供給経路は、コンプレッサによって生成された圧縮空気を上記バーナーノズルに供給するエア供給経路と、水電気分解装置によって生成された水素と酸素の混合ガスを上記バーナーノズルに供給する混合ガス供給経路と、を備え、上記水電気分解装置として、上記請求項1〜請求項7の何れかに記載の水電気分解装置を使用した構成になっているので、高い燃焼効率を提供することができる。
本発明の一実施の形態を示す図で、水電気分解装置の概要を示す系統図である。 本発明の一実施の形態を示す図で、水電気分解装置を備えた燃料供給装置の概要を示す系統図である。 本発明の一実施の形態を示す図で、水電気分解装置の筺体内部の構造を示す側断面図である。 本発明の一実施の形態を示す図で、水電気分解装置の外観を示す背面図である。 本発明の一実施の形態を示す図で、水電気分解装置の外観を示す正面図である。 本発明の一実施の形態を示す図で、水電気分解装置の筺体内部の構造を示す平断面図である。 本発明の一実施の形態を示す図で、図7(a)は電極板を示す正面図、図7(b)は図7(a)のb部の部分拡大断面図である。 本発明の一実施の形態を示す図で、水電気分解装置の要部の構成を示す断面図である。 本発明の一実施の形態を示す図で、図8のIX−IX矢視図である 本発明の一実施の形態を示す図で、図10(a)は図8のX部を拡大して示す図、図10(b)は図10(a)のb部の拡大図、図10(c)は図10(a)のc部の拡大図である。
以下、図1乃至図10を参照して本発明の一実施の形態を説明する。図1は本実施の形態による水電気分解装置1を示す図であり、図2は図1に示す水電気分解装置1を使用した燃料供給装置3を示す図である。
まず、水電気分解装置1の構成から説明する。水電気分解装置1は、外部空間と遮蔽された筺体5を備えている。筺体5は、図3〜図5に示すように、天板7、底板9、左右の側板11、13及び背面板15と開閉自在の前面扉17とを備えた密閉された角箱状の部材である。
尚、この水電気分解装置1では、例えば、純粋な蒸留水や軟水を原料の水Wとして使用している。
上記前面扉17には、図5に示すように、操作パネル19が設けられている。又、上記背面板15には、図4に示すように、配管パネル21が設けられている。この配管パネル21には、図1に示すように、給水タンク25からオーバーフロして排出される水Wの排水口33、給水タンク25に水Wを取水するための取水口29、後述する気水分離器41によって水Wから分離された水素と酸素の混合ガスGの排気口69等が設けられている。又、上記筺体5の下面には、水電気分解装置1を移動させる場合に使用されるキャスタCと、水電気分解装置1を所定の場所に設置する場合に使用されるストッパSと、が設けられている。
上記筺体5内には、給水部23と、循環部39と、混合ガス排出部66とが設けられている。上記給水部23は、主として、給水タンク25内の水Wを電解槽53に供給する役割を有する部位である。すなわち、給水部23は、水Wを一時貯溜する給水タンク25と、該給水タンク25に外部から水Wを取水する取水管路27と、この取水管路27先端の取水口29と、上記給水タンク25からオーバーフロした水Wを排水するオーバーフロ管路31と、オーバーフロ管路31先端の排水口33と、上記給水タンク25内の水Wを電解槽53に供給する給水管路35と、該給水管路35の設けられる給水ポンプ37と、から構成されている。
又、上記循環部39は、冷却部47を備えていて、この冷却部47と電解槽53との間には第1循環管路43Aと第2循環管路43Bが設置されている。上記第1循環管路43Aには循環ポンプ45が介挿されているとともに、フィルタ46が介挿されている。又、このフィルタ46には、循環する電解液の温度を検出する電解液温度検出センサ48が設置されている。
上記冷却部47は、冷却ファン49と冷却管路51とから構成されていて、上記冷却管路51の両端には、上記第1循環管路43Aと第2循環管路43Bがそれぞれ接続されている。
尚、本実施の形態の場合には、空冷を例に挙げて説明しているが、それ以外にも、例えば、水冷でも良い。
上記混合ガス排出部66は気水分離器41を備えていて、主として、電解槽53内にて発生した水素と酸素の混合ガスGを気水分離器41内に受け入れる役割を有する部位である。上記気水分離器41と電解槽53との間には配管43Cが設置されており、又、気水分離器41の上部空間から筺体5の外部空間に向けて排気管路67が設置されている。この排気管路67先端には排気口69が設けられている。
上記気水分離器41にはドレン管路42が接続されていて、このドレン管路42にはドレン用開閉弁44が介挿されている。又、上記ドレン管路42の先端にはドレン口50が設けられている。又、上記電解槽53にもドレン管路61が接続されていて、このドレン管路61にはドレン用開閉弁63が介挿されている。又、上記ドレン管路61の先端にはドレン口65が設けられている。
又、上記電解槽53内には、図7に示すように、例えば、略円板状をした電極板55が複数枚収容されている。これら複数枚の電極板55の表裏面には微細なディンプル(窪み)加工59が施されていて、電極板55の表面積の拡大が図られている。電極板55はその両面がそれぞれ陽極、陰極として機能するものであり、例えば、2枚の電極板55、55によって1組のセルを構成することになる。又、3枚の電極板55、55、55によって、2組のセルを構成することになる。つまり、(電極板55の枚数−1)組のセルが構成されることになる。
尚、本実施の形態では、ディンプル加工59として、例えば、60メッシュ程度のショットブラスト加工が適用されており、該ショットブラスト加工によって電極板55の表面積は2〜3倍に拡大されている。
又、上記電極板55の外周部には、複数箇所(この実施の形態の場合には6箇所)に貫通孔55aが穿孔されている。この貫通孔55aには後述する電極板取付用タイロッド171が貫通・配置されることになる。
又、上記複数枚の電極板55の内、左右両端に配置される電極板55、55の厚みは、図8、図10に示すように、その他の電極板55の厚みより厚くなっている。その理由については後述する。
この他、図1に示すように、水電気分解装置1には、上記給水部23と循環部39と混合ガス排出部66を制御する制御部71が設けられており、筺体5外に設けられる水素漏れ検知器73によって検出された水素漏れ情報が、処理装置75を介して、動作停止情報として上記制御部71に送られる。制御部71は、それに基づいて、上記給水部23と循環部39と混合ガス排出部66との動作を停止するように構成されている。
又、上記処理装置75に送られた水素漏れ情報に基づいて、筺体5外の室内換気を行う換気手段としての換気扇77を作動させて室内換気を行うと共に、上記水素漏れ情報を異常情報として告知手段としての表示盤79に送って使用者に異常の発生を伝達する。
次に、図2に戻って、燃料供給装置3の構成について説明する。燃料供給装置3は、燃料供給ポンプ83を備えていて、この燃料供給ポンプ83によって圧送された重油、灯油等の燃料Oを、二流体ノズルによって構成されているバーナーノズル85に燃料供給経路87を介して供給する。又、燃焼ガスを上記バーナーノズル85に供給する燃焼ガス供給経路89が設けられている。又、上記燃焼ガス供給経路89には、コンプレッサ91によって生成された圧縮空気(エア)Aを上記バーナーノズル85に供給するエア供給経路93と、上記水電気分解装置1によって生成された水素と酸素の混合ガスGを上記バーナーノズル85に供給する混合ガス供給経路95とが接続されている。
上記燃料供給経路87には、上述した燃料ポンプ83の下流に、三方弁97が設けられており、該三方弁97によって上記混合ガスGが供給されている通常時に選択する通常時経路99と、上記混合ガスGが供給されていない異常時に選択する異常時経路101との切り換えが実行されている。又、上記通常時経路99には絞り弁103が設けられており、上記異常時経路101には絞り弁105が設けられている。そして、上記通常時経路99と異常時経路101の下流に電磁弁107が設けられている。 又、上記通常時経路99と異常時経路101の切り換えは、上記三方弁97を手動で切り換えることにより行われる。
尚、上記絞り弁103、105はそれぞれ所定の流量を提供できるような開度に絞られている。
上記エア供給経路93においては、上述したコンプレッサ91の下流に三方弁109が設けられており、該三方弁109によって上記混合ガスGが供給されている通常時に選択される通常時経路111と、上記混合ガスGが供給されていない異常時に選択される異常時経路113との切り換えが実行されている。又、上記通常時経路111には絞り弁115が設けられており、上記異常時経路113には絞り弁117が設けられている。そして、上記通常時経路111と異常時経路113の下流に電磁弁119、電磁弁119の下流に混合栓121が設けられている。又、上記通常時経路111と異常時経路113の切り換えは、上記三方弁109を手動で切り換えることにより行われる。
尚、上記絞り弁115、117はそれぞれ所定の流量を提供できるような開度に絞られている。
上記混合ガス供給経路95には、既に説明した水電気分解装置1の下流に上記混合ガスGが供給されている通常時に開いて、上記混合ガスGが供給されていない異常時に閉じる制御弁123が設けられている。又、上記制御弁123の下流に電磁弁125が設けられており、該電磁弁125の下流において、上記混合栓121に混合ガス供給経路95の下流端が接続されている。
又、図2に示すように、制御回路126が設けられていて、この制御回路126によって、電磁弁107、119、125の開閉を適宜切換制御するものである。
既に説明したように、電解槽5内には複数枚の電極板55が複数枚収容されている。本実施の形態の場合には、電解液の温度によって、上記複数枚の電極板55の内、電気分解に寄与する電極板55の枚数を増減させ、それによって、電解液の温度に適した枚数の電極板55を電気分解に寄与させ、それによって、電解効率を向上させるようにしている。
以下、詳細に説明する。図8に示すように、まず、複数枚の電極板55の図8中左端に−側電源供給端子141が取り付けられている。又、上記−側電源供給端子141の反対側(図8中右側)の上部には電源供給端子板143が設置されている。この電源供給端子板143には、+側第1電源供給端子145、+側第2電源供給端子147、+側第3電源供給端子149が設置されている。又、それとは別に、上記電源供給端子141の反対側(図8中右側)には+側第4電源供給端子151が設置されている。
又、上記複数枚の電極板55に関して、何枚の電極板55を電気分解に寄与させるかについて、4段階に分けてその枚数が設定されている。すなわち、第1段階、第2段階、第3段階、第4段階の4段階である。第1段階から第4段階に向けて、電気分解に寄与する電極板55の枚数が徐々に増加していき、第4段階は全ての電極板55を電気分解に寄与させるように構成されている。
そして、上記+側第1電源供給端子145、+側第2電源供給端子147、+側第3電源供給端子149、+側第4電源供給端子151がそれら第1段階、第2段階、第3段階、第4段階に対応しているものである。
又、制御部71には切換スイッチ153が設置されている。この切換スイッチ153には、第1スイッチ155、第2スイッチ157、第3スイッチ159、第4スイッチ161が設置されている。そして、第1スイッチ155が「ON」した場合には、上記+側第1電源供給端子145を介して電源が供給され、電気分解に寄与する電極板55の枚数が最も少ない第1段階の電気分解が行われる。
又、第2スイッチ157が「ON」した場合には、上記+側第2電源供給端子147を介して電源が供給され、電気分解に寄与する電極板55の枚数が二番目に少ない第2段階の電気分解が行われる。
又、第3スイッチ159が「ON」した場合には、上記+側第3電源供給端子149を介して電源が供給され、電気分解に寄与する電極板55、57の枚数が三番目に少ない第3段階の電気分解が行われる。
さらに、第4スイッチ161が「ON」した場合には、上記+側第4電源供給端子151を介して電源が供給され、電気分解に寄与する電極板55の枚数が最も多い第4段階の電気分解が行われる。
尚、図9中符号163は直流電源である。
又、上記切換スイッチ群153の切換は、既に説明した温度検出センサ48からの検出信号に基づいて行われる。この点について詳しく説明する。
まず、一対の電極板55間(1セル間)にある種の電流を流す場合、電極板55間(1セル間)の電圧は電解液の温度に反比例する。例えば、電解液の温度が20℃の場合には2.45V、80℃では1.90Vである。又、電気分解を行うと、発熱して電解液の温度が上昇する。これらのことから、電気分解の効率は電解液の温度に依存し、電解液の温度が高くなればなるほど効率が高くなるといえる。
この点に関してさらに詳しく説明すると、水素ガスと酸素ガスの混合ガスの生成量は電流に比例し、電極板55相互間に流れる電流が大きくなれば混合ガスの生成量も増大する。そして、例えば、電解液の温度が低い場合に、多くの電極板55相互間に電圧をかけても電流値はあがらず、結局、生成される混合ガスの量も増大しない。そこで、電解液の温度が低い場合には、電気分解に寄与する電極板55の枚数を少なくして電流値を確保し、電解液の温度上昇に伴って電気分解に寄与する電極板55の枚数を増大させていき、全体を通して電流値を確保して混合ガスの生成量の増大を図ろうとするものである。
この点に関して次の式(I)、(II) を参照して説明する。
W=V×I―――(I)
V=v×n―――(II)
但し、
W:電力
V:電気分解に寄与する全ての電極板55に印加される電圧
v:1セルあたりの電圧
n:セル数
I:電流
上記式(I)において電力W、電圧V、電流Iを一定とした場合、例えば、電解液の温度が20℃の場合には、1セルあたりの電圧vは2.45Vであり、よって、全体の電圧Vを一定値に保とうとすると、セル数nを小さくする必要がある。これに対して、電解液の温度が80℃では1セルあたりの電圧vは1.90Vとなるので、セル数を増やしても全体の電圧Vを一定値に保つことができる。このような制御を行うことにより一定の電流値を確保して混合ガスの生成量の増大を図ることができることになる。
そこで、本実施の形態の場合には、温度検出センサ48からの検出信号に基づいて、温度上昇に伴って、第1段階〜第4段階へと順次切り換えるようにしていくものである。それによって、電力Wはそのままで水素・酸素の発生量を増大させることができるものである。
尚、この一連の制御は、上記温度検出センサ48からの検出信号が制御部71に入力され、制御部71の制御によって行われることになる。
次に、上記複数枚の電極板55の取付状態について説明する。上記複数枚の電極板55は、複数本(この実施の形態の場合には6本)の電極板取付用タイロッド171を介して積層・配置されている。上記電極板取付用タイロッド171の図8中左端をみると、まず、電解槽53の側壁53aにはスリーブ173が内装されていて、上記電極板取付用タイロッド171の一端はこのスリーブ173を貫通している。貫通して突出・配置された上記電極板取付用タイロッド171の端には、端部材175を介してナット177、179が螺合されている。
又、上記電極板取付用タイロッド171の図8中右端をみると、図10に示すような構成になっている。まず、電解槽53の側壁53bにはスリーブ181が内装されていて、上記電極板取付用タイロッド171の他端はこのスリーブ181を貫通している。貫通して突出・配置された上記電極板取付用タイロッド171の他端には、端部材183を介してナット185、187が螺合されている。
又、上記複数枚の電極板55の内の両端の電極板55、55は、前述したように、その他の電極板55より厚く構成されている。そして、図中右端の電極板55と上記スリーブ181との間には一対のテフロン(登録商標)製のコイルスプリング受け部材191、193が設置されている。これら一対のコイルスプリング受け部材191、193の間には弾性部材としてのコイルスプリング195が張設されている。
尚、本実施の形態の場合には、6本の電極板取付用タイロッド171が設けられていて、これら6本の電極板取付用タイロッド171の全てにおいて、同様の構成が採用されている。
又、図8に示すように、上記両端の電極板55、55には、別の電極板取付用タイロッド201が取り付けられている。その内、図10中右端の構成をみると、電解槽53の側壁53bにはスリーブ203が内装されていて、上記電極板取付用タイロッド201の他端はこのスリーブ203を貫通して突出・配置されている。そして、そこには、前述した+側第4電源供給端子151が螺合されている。上記スリーブ203の鍔部には別の部材207がボルト209によって固定されている。又、上記端の電極板55と上記スリーブ203の間には、一対のテフロン(登録商標)「製のコイルスプリング受け部材211、213が設置されている。これら一対のコイルスプリング受け部材211、213の間には弾性部材としてのコイルスプリング215が張設されている。
又、図8に示すように、図中左端の構成も同様であり、そこには、前述した−側電源供給端子141が取り付けられている。
又、上記複数枚の電極板55はテフロン(登録商標)製のカラー217を介在させた状態で積層・配置されているものである。
以上の構成を基にその作用を説明する。
まず、上記混合ガスGが水電気分解装置1によって生成され、上記バーナーノズル85に供給されている(1)通常時と、上記バーナーノズル85に上記混合ガスGが供給されていない(2)異常時に分けて説明する。
(1)通常時
取水口29から筺体5内に取り込まれた水Wは取水管路27を通って給水タンク25内に一時貯溜される。そして、給水タンク25内の水Wは給水ポンプ37の作動によって給水管路35を通って電解槽53内に供給される。
尚、給水タンク25内でオーバーフロした水Wはオーバーフロ管路31を通って排水口33から外部に排出される。
電界槽53内に供給された水Wは、循環ポンプ45の作動によって第1循環管路43Aを通って冷却部47に搬送される。そして、冷却部47では、冷却管路51内を流れる水Wは冷却ファン49によって生起される冷却風の作用で冷却される。又、上記冷却された水Wは第2循環管路43Bを通って電解槽53内に供給される。水はこの経路で循環することになる。
電解槽53内では電極板55に電流を流して電気分解が実行され、水素と酸素の混合ガスGが生成されて電解槽53の上部空間に集められる。
尚、電気分解後の水Wはドレンバルブ63を開いてドレン管路61先端のドレン口65から外部に適宜排出される。
電解槽53の上部空間に集められた上記混合ガスGは、気水分離器41に供給されて、混合ガスG中に含まれる水分等が取り除かれて気水分離器41の上方空間に集められ、排気管路67を通って排気口69から筺体5外に排出されて図2に示す混合ガス供給経路95に導入される。
そして、通常時には燃料供給経路87では通常時経路99が、エア供給経路93では通常時経路111がそれぞれ選択され、混合ガス供給経路95の制御弁123が開いて、バーナーノズル85に燃料Oと、水素と酸素の混合ガスGが供給されてバーナの燃焼が実行される。
尚、上記混合ガスGを燃焼ガスとして使用した場合には、燃焼ガスが完全燃焼するため黒煙や、一酸化炭素等の有害物質の発生を防止することができる。又、燃焼効率が向上するため燃料Oの消費量を30%以上カットすることができる。又、燃焼炎が安定するため、燃焼炎の立ち消えが防止されて安全性が向上する。
上記通常時の燃焼についてさらに詳しく説明する。
まず、着火時であるが、制御回路126によって、電磁弁107、119を開弁し、電磁弁125は閉弁とする。それによって、燃料OとエアAのみをバーナーノズル85に供給する。
その後、所定時間(この実施の形態の場合には5秒)を掛けて、電磁弁125を開弁していき、電磁弁125が全開になった時点で電磁弁119を閉弁する。それによって、エアAの供給は徐々に減少していき、逆に、水素と酸素の混合ガスGの供給が増大していく。その後、燃料Oと水素と酸素の混合ガスGとによる燃焼に移行する。
次に、消火する場合について説明する。ボイラから制御回路126に消火指令が入力されると、電磁弁119を開弁するとともに電磁弁125を徐々に(約5〜6秒掛けて)閉弁していく。このことにより、水素と酸素の混合ガスGの供給は徐々に減少していき、逆に、エアAの供給が増大していく。電磁弁125が完全に閉弁した時点で(この時点では水素と酸素の混合ガスからエアに完全に置き換わっている。)、電磁弁119と電磁弁107を閉弁することにより消火する。
このように、着火時と消火時に、エアAを供給することにより、水素と酸素の混合ガスGの比率(2:1)を崩すようにし、それによって、「逆火現象」の発生を防止するようにしているものである。
尚、この実施の形態では、電磁弁を使用しているが、開度の調整がし易い別のタイプのバルブを使用してもよい。
(2)異常時
水素漏れ検知器73が水素の漏れを検出した場合には、水素漏れ情報が処理装置75に送られ、処理装置75から制御部71に動作停止情報が送られて水電気分解装置1の作動が停止される。
又、処理装置75は換気扇77に作動指令を出して、筺体5の外部空間の室内換気を実行すると共に、上記水素漏れ情報を異常情報として表示盤79に送り、異常の発生をモニタ表示や異常ランプ等によって使用者に告知する。
そして、図2に示す燃料供給経路87では異常時経路101が、エア供給経路93では異常時経路113がそれぞれ選択され、混合ガス供給経路95の制御弁123が閉じて、バーナーノズル85に燃料Oと、エアAが供給されて従来と同様のバーナの燃焼が実行される。
したがって、異常時でも燃料供給装置3の作動を停止させることなく、作動を継続することが可能になっている。
次に、電解液の温度によって、電気分解に寄与する電極板55の枚数を増加させていく作用について説明する。
すなわち、温度検出センサ48からの検出信号に基づいて、温度上昇に伴って、切換スイッチ153を順次切り換えていく。すなわち、温度上昇に伴って第1段階〜第4段階へと順次切り換えるようにしている。それによって、電力Wはそのままで水素・酸素の発生量を増大させることができるものである。
以上本実施の形態によると次のような効果を奏することができる。
まず、電解液温度検センサ48により電解液の温度を検出し、その検出信号に基づいて、電気分解に寄与する電極板55の枚数を増減させるように構成したので、電解液の温度に適した電極板55の枚数で電気分解を行うことができ、十分な電流値を確保して電気分解の効率を向上させることができ、全体として、生成される水素ガスと酸素ガスの混合ガスの量を増大させることができる。
又、本実施の形態の場合には、電源供給ラインに切換スイッチ153が設置されていて、電解液温度検センサ48からの検出信号に基づいて、上記切換スイッチ153を切り換えるように構成したので、簡単な構成で所望の作用・効果を得ることができる。
又、複数枚の電極板55は、複数本の電極板取付用タイロッド171、201を介して積層・配置されているが、その際、上記電極板取付用タイロッド171、201の他端側にコイルスプリング195、215が配置されていて、このコイルスプリング195、215が適宜弾性変形することにより、熱による電極板55の膨張・収縮を吸収することができる。それによって、複数枚の電極板55を、常時正常な状態で積層・配置させることができ、例えば、熱膨張によりカラー217に過度な力が作用して損傷してしまい、それに起因して絶縁性能が低下するといったことを防止することができ、電気分解の効率の向上に大きく寄与するものである。
又、複数枚の電極板55の内、両端に配置されている電極板55、55は、その肉厚が厚く構成されているので、上記コイルスプリング195、215の付勢力が作用しても不用意に破損するようなことはない。
又、本実施の形態による燃料供給装置は、上記のような水電気分解装置1を使用した構成になっているので、高い燃焼効率を得ることができる。
尚、本発明は前記一実施の形態に限定されるものではない。
例えば、前記一実施の形態の場合には、4段階に分けて、電気分解に寄与する電極板55の枚数を調整するようにしたが、3段階、5段階以上に区分けてして制御するようにしてもよい。
又、切り換えるためのスイッチの構成等についてはこれを特に限定するものではない。
又、前記燃料供給装置3における燃料供給経路87と燃焼ガス供給経路89の構成は上述した構成に限定されることなく、通常時と異常時とで上記と同様の経路の切り換えを実行できる種々の経路構成が採用可能である。
又、上記換気手段は換気扇77に限らず開閉切換え式の換気ダンパ等、他の種々の手段が採用でき、上記告知手段もサイレン等、音で使用者に異常を知らせるもの等、他の種々の手段が採用できる。
又、前記一実施の形態の場合には、弾性部材としてコイルスプリングを使用したが、それ以外にも、ゴム製のスリーブの使用、その他の種類のバネの使用が想定される。
又、電極板取付用タイロッドの個数はこれを特に限定するものではない、
又、上記燃料供給装置3における燃料供給経路87と燃焼ガス供給経路89の構成は上述した構成に限定されることなく、通常時と異常時とで上記と同様の経路の切り換えを実行できる種々の経路構成が採用可能である。
又、上記換気手段は換気扇77に限らず開閉切換え式の換気ダンパ等、他の種々の手段が採用でき、上記告知手段もサイレン等、音で使用者に異常を知らせるもの等、他の種々の手段が採用できる。
この他、ボイラの異常信号としてボイラの警報盤にその異常信号を送って表示させることも可能である。
本発明は、水電気分解装置及び該水電気分解装置を備えた燃料供給装置に係り、特に、電解液の温度によって電気分解に寄与する電極板の枚数を増減させ、それによって、電解効率の向上を図ることができるように工夫するとともに、電極板の熱による膨張・収縮を吸収して、常時、最適な取付状態を提供することができるように工夫したものに関し、例えば、ボイラー等を使用している温泉や入浴施設等で利用でき、特に装置の大型化や設備コストの増大を招くことなく、水電気分解処理能力と燃料効率の向上を図りたい場合に好適である。
1 水電気分解装置
3 燃料供給装置
48 電解液温度検出センサ
53 電解槽
55 電極板
71 制御部
141 −側電源供給端子
145〜151 +側電源供給端子
153 切換スイッチ
W 水
G 混合ガス
A 圧縮空気(エア)
O 燃料

Claims (8)

  1. 複数枚の電極板を収容した電解槽内において水を電気分解して水素と酸素の混合ガスを生成し、この生成された混合ガスを排出するように構成された水電気分解装置において、
    電解液温度検出手段により電解液の温度を検出し、
    上記電解液温度検出手段により検出される電解液温度に基づいて、上記複数枚の電極板の内電気分解に寄与する電極板の枚数を増減させるようにしたことを特徴とする水電気分解装置。
  2. 請求項1記載の水電気分解装置において、
    電解液の温度上昇に伴って電気分解に寄与する電極板の枚数を増加させていくことを特徴とする水電気分解装置。
  3. 請求項2記載の水電気分解装置において、
    上記複数枚の電極板に電源を供給する電源供給ラインに切換スイッチが設置されていて、
    上記切換スイッチは上記電極板が増加する方向に複数個のスイッチを備えていて、
    上記電解液温度検出手段により検出される電解液温度に基づいて、上記複数個のスイッチを切り換えるようにしたことを特徴とする水電気分解装置。
  4. 請求項3記載の水電気分解装置において、
    上記複数枚の電極板は、該電極板に設けられた複数個の貫通孔にそれぞれ電極板取付用タイロッドを貫通させることにより積層・配置されていて、
    上記電極板取付用タイロッドの一端側には電極板の熱による膨張・収縮を吸収する弾性部材が介挿されていることを特徴とする水電気分解装置。
  5. 請求項4記載の水電気分解装置において、
    上記複数枚の電極板の内両端に配置される電極板の肉厚をその他の電極板の肉厚より厚くしたことを特徴とする水電気分解装置。
  6. 請求項5記載の水電気分解装置において、
    上記弾性部材はコイルスプリングであることを特徴とする水電気分解装置。
  7. 請求項6記載の水電気分解装置において、
    上記コイルスプリングは、上記電極板取付用タイロッドの一端側に貫通・配置された一対のコイルスプリング受け部材の間に張設されていることを特徴とする水電気分解装置。
  8. 燃料ポンプによって圧送された燃料をバーナーノズルに供給する燃料供給経路と、
    燃焼ガスを上記バーナーノズルに供給する燃焼ガス供給経路と、を具備し、
    上記燃焼ガス供給経路は、コンプレッサによって生成された圧縮空気を上記バーナーノズルに供給するエア供給経路と、水電気分解装置によって生成された水素と酸素の混合ガスを上記バーナーノズルに供給する混合ガス供給経路と、を備え、
    上記水電気分解装置として、上記請求項1〜請求項7の何れかに記載の水電気分解装置を使用したことを特徴とする水電気分解装置を備えた燃料供給装置。
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