JPWO2012056630A1 - 固体撮像装置 - Google Patents

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Abstract

被写体が明るい場合、埋込型のPDを備える画素回路GCを、読出期間T_Rが開始されると、直ちに、PDからFDに信号電荷が転送されてシグナル信号を出力させ(時刻t1,t2)、その次に、ノイズ信号を出力させ(時刻t4)、第1読出シーケンスで駆動させる。被写体が明るくない場合、画素回路GCをノイズ先読方式である第2読出シーケンスで駆動させる。

Description

本発明は、リニアログ特性の光電変換特性を持つ画素回路を備える固体撮像装置に関するものである。
近年、埋込型の光電変換素子(以下、「PD」と記述する。)を備えた画素回路を備える固体撮像装置が知られている。このような固体撮像装置においては、露光期間中に転送トランジスタを導通状態と非導通状態との中間状態で駆動させ、PDに蓄積される信号電荷を対数的に圧縮し、ダイナミックレンジを広げることが行われている(例えば、特許文献1)。
つまり、高輝度光入射時にはPDがサブスレショルド状態になり、信号電荷の一部を浮遊拡散層(以下、「FD」と記述する。)に流しつつ信号電荷を蓄積する。これにより、PDは対数特性を持つ。一方、低輝度光入射時にはPDがサブスレショルド状態にならず、信号電荷を全て蓄積する。これにより、PDは線形特性を持つ。よって、画素回路の光電変換特性は、変極点を境に、低輝度側が線形特性を示す線形特性部と、高輝度側が対数特性を示す対数特性部との2つの特性(リニアログ特性)を持つことになる。
しかしながら、従来の画素回路の読出シーケンスでは、露光期間が終了すると、転送トランジスタが一旦、非導通状態とされた後、導通状態とされ、PDからFDに信号電荷が転送されるのが一般的である。転送トランジスタが非導通状態になっても、PDは露光を継続するが、この時、転送トランジスタが非導通状態であるため、PDはサブスレショルド状態にはなり得ず、線形特性で信号電荷を蓄積する。そのため、PDからFDへの信号電荷の転送が終了したとき、FDには、露光期間にPDで蓄積されたリニアログ特性の信号電荷に加えて、線形特性の信号電荷が蓄積されることになる。これにより、従来の固体撮像装置では、光電変化特性の対数特性部の高輝度側に線形特性が表れるという問題があった。その結果、ダイナミックレンジが狭くなるという問題があった。
特開2006−50544号公報
本発明の目的は、光電変換特性において、対数特性部の高輝度側に線形特性が現れることを防止し、ダイナミックレンジが狭くなることを防止する固体撮像装置を提供することである。
本発明の一局面による固体撮像装置は、埋込型の光電変換素子と、浮遊拡散層と、前記光電変換素子に蓄積された信号電荷を前記浮遊拡散層に転送する転送トランジスタとを備える画素回路と、前記画素回路から信号を読み出す読出回路と、露光期間の少なくとも最後の期間において、前記転送トランジスタを導通状態と非導通状態との中間状態で駆動し、前記露光期間が終了してから次の露光期間が開始されるまでの読出期間において、第1読出シーケンスで前記画素回路を駆動させる制御部とを備え、前記第1読出シーケンスは、前記転送トランジスタを導通状態にして、前記光電変換素子から前記浮遊拡散層に信号電荷を転送する第1転送処理と、前記第1転送処理の終了後、前記浮遊拡散層の電圧に応じたシグナル信号を前記読出回路に出力する第1シグナル読出処理と、前記第1シグナル読出処理の終了後、前記浮遊拡散層に転送された信号電荷を排出するリセット処理と、前記リセット処理により信号電荷が排出された前記浮遊拡散層の電圧に応じたノイズ信号を前記読出回路に出力する第1ノイズ読出処理とを含む。
本発明の実施の形態における固体撮像素子の全体構成図である。 図1に示す画素回路の回路図である。 第2読出シーケンスで駆動される画素回路のタイミングチャートである。 図3のタイミングチャートに従って駆動される画素回路の光電変換特性を示したグラフである。 図3の時刻t0に対応する画素回路のエネルギーバンド図である。 図3の時刻t1に対応する画素回路のエネルギーバンド図である。 図3の時刻t2に対応する画素回路のエネルギーバンド図である。 図4の時刻t3に対応する画素回路のエネルギーバンド図である。 第1読出シーケンスで駆動される画素回路のタイミングチャートである。 第1読出シーケンスに従って駆動される画素回路の光電変換特性を示したグラフある。 図9の時刻t0に対応する画素回路のエネルギーバンド図である。 図9の時刻t1に対応する画素回路のエネルギーバンド図である。 図9の時刻t2に対応する画素回路のエネルギーバンド図である。 図9の時刻t3に対応する画素回路のエネルギーバンド図である。 図9の時刻t4に対応する画素回路のエネルギーバンド図である。 図1に示すカラムADCの回路図である。 第2読出シーケンスが選択された場合のカラムADCのタイミングチャートである。 第1読出シーケンスが選択された場合のカラムADCのタイミングチャートである。
図1は、本発明の実施の形態における固体撮像素子の全体構成図である。図1に示すように固体撮像装置は、列並列型AD変換方式(カラムAD変換方式)のCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)型の固体撮像装置であって、画素アレイ部1、ローデコーダ2、カラムADCアレイ部3、カラムデコーダ4、PLL5、タイミングジェネレータ(以下、「TG」と記述する。)6、DAC7、センスアンプ8、ランプ生成回路9、シリアライザ10、クロック端子11、制御端子12、出力端子13、制御部14、及び露光期間調整部15を備えている。
本実施の形態では、画素アレイ部1〜出力端子13は、1チップに集積化されており、固体撮像素子を構成している。
画素アレイ部1は、M(Mは2以上の正の整数)行×N(Nは2以上の正の整数)列にマトリックス状に配列された複数の画素回路GC(図略)により構成されている。なお、図1の例では、画素回路GCは、14行×19列でマトリックス状に配列されている。
ローデコーダ2は、例えば、垂直走査回路と、ドライバ回路とを備えている。垂直走査回路は、例えば、シフトレジスタにより構成され、TG6から出力される垂直同期信号に同期して、画素アレイ部1の各行をサイクリックに選択することで、画素アレイ部1を垂直走査する。
ドライバ回路は、画素制御信号を生成し、垂直走査回路により選択された行に属する各画素回路GCに画素制御信号を出力することで、各画素回路GCを駆動させる。
カラムADCアレイ部3は、画素アレイ部1の各列に対応するN個のカラムADC(読出回路の一例)31を備えている。カラムADC31は、画素アレイ部1の各列に対応する垂直信号線L_1を介して各列の画素回路GCと接続され、垂直走査回路により選択された行の画素回路GCからノイズ信号及びシグナル信号を読み出す。そして、カラムADC31は、読み出したノイズ信号及びシグナル信号に対して相関二重サンプリング処理を行って映像信号を取得する。そして、カラムADC31は、取得した映像信号に対してアナログデジタル変換処理を行い、デジタルの映像信号を保持する。
カラムデコーダ4は、例えばシフトレジスタにより構成され、TG6から出力される水平同期信号に同期した列選択信号を出力することで、1水平走査期間において、各列のカラムADC31をサイクリックに選択し、カラムADCアレイ部3を水平走査し、各列のカラムADC31が保持するデジタルの映像信号をセンスアンプ8に順次に出力させる。
PLL5は、クロック端子11を介して外部の装置(例えば、制御部14)から供給されるクロック信号(SYSCLK)を逓倍し、TG6に出力する。本実施の形態において、クロック端子11には、例えば、54MHzのクロック信号が供給され、PLL5は、この54MHzのクロック信号を2逓倍して、108MHzのクロック信号をTG6に供給する。
TG6は、PLL5から供給されるクロック信号に従って、垂直同期信号及び水平同期信号等の、固体撮像装置を制御するうえで必要となるタイミング信号を生成し、固体撮像装置の全体制御を司る。
また、TG6は、タイミング信号の設定値等を記憶するためのレジスタを備えている。なお、レジスタは、制御端子12を介して接続される外部の装置と例えばシリアル通信することによって設定値が書き込まれる。ここで、設定値としては、例えば後述する転送トランジスタTX(図2参照)を導通状態と非導通状態との中間状態で駆動するための中間電圧の値を定めるための設定値等が含まれる。
本実施の形態では、画素アレイ部1は、例えばR(赤),G(緑),B(青)等の複数の色成分の画素信号を取得するための複数種類の画素回路GCが、ベイヤー配列等の所定の配列方式に従って、規則的に配列されている。よって、TG6は、レジスタに画素回路GCの種類毎の中間電圧を規定する予め定められた設定値を記憶している。そして、TG6は、画素回路GCの種類に応じた設定値により規定される中間電圧によって各画素回路GCが駆動されるように、DAC7及びローデコーダ2を制御する。
具体的には、TG6は、画素アレイ部1の各行各列にどの種類の画素回路GCが配列されているかを予め記憶している。ローデコーダ2がある1行を選択した場合、TG6は、その行の各列にどの種類の画素回路GCが配列されているかを特定し、特定した種類に応じた設定値をDAC7に出力する。
そして、TG6は、設定値をDAC7にデジタルアナログ変換させる。デジタルアナログ変換された設定値はローデコーダ2に入力される。ローデコーダ2は、TG6の制御の下、入力された設定値によって規定される中間電圧を、選択した各列の画素回路GCの転送トランジスタTXに出力する。
このように、種類に応じた中間電圧で画素回路GCを駆動することで、各画素回路GCは、自身の種類に応じた適切なダイナミックレンジを得ることができる。
DAC(デジタルアナログコンバータ)7は、TG6から出力されるデジタルの信号をアナログの信号に変換して、ローデコーダ2に供給する。例えば、DAC7は、TG6から出力される中間電圧を規定するための設定値を、アナログ信号に変換して中間電圧を生成し、ローデコーダ2に供給する。
ランプ生成回路9は、ランプ信号を生成して、各カラムADC31に出力する。センスアンプ8は、カラムADCアレイ部3から水平信号線L_2を介して出力されるデジタルの映像信号を増幅し、シリアライザ10に出力する。本実施の形態では、カラムADC31は、14ビットのデジタルの映像信号を生成し、各ビットの信号の位相を180度ずらし、位相が180度ずらされた信号と、位相がずらされていない信号とからなる合計28個の信号をセンスアンプ8に出力する。よって、カラムADCアレイ部3とセンスアンプ8とを接続する水平信号線L_2は、合計28本となる。そして、センスアンプ8は、28本の水平信号線L_2を流れる信号をそれぞれ増幅して、各信号の波形を成形してシリアライザ10に出力する。
シリアライザ10は、例えば、LVDS(Low Voltage differential signalings)規格に準拠したシリアライザにより構成され、センスアンプ8から28本の水平信号線L_2を介してパラレルで出力される信号を差動増幅して14ビットの信号とし、シリアルに変換して出力端子13に出力する。出力端子13は、シリアライザ10からの信号を制御部14及び露光期間調整部15に出力する。
制御部14は、例えば専用のハードウエア回路により構成され、露光期間の少なくとも最後の期間において、画素回路GCの転送トランジスタを中間状態で駆動し、露光期間が終了してから次の露光期間が開始されるまでの読出期間において、後述する第1読出シーケンス又は第2読出シーケンスで画素回路GCを駆動させる。
ここで、少なくとも最後の期間とは、例えば、露光期間が、転送トランジスタを導通状態で駆動させる前半期間と、転送トランジスタを導通状態と非導通状態との中間状態で駆動させる後半期間とを含むような場合を想定している。つまり、露光期間が転送トランジスタの駆動状態に応じて複数の期間を持つ場合、少なくとも最終の期間において、転送トランジスタは中間状態で駆動されるのである。もちろん、露光期間の全期間において、転送トランジスタを中間状態で駆動してもよい。
本実施の形態では、制御部14は、出力端子13から出力される映像信号から被写体が明るいか否かを判定し、被写体が明るい場合、第1読出シーケンスで画素回路GCを駆動し、被写体が明るくない場合、第2読出シーケンスで画素回路GCを駆動する。
ここで、制御部14は、画素アレイ部1を構成する全部又は一部の画素回路GCから出力される映像信号の平均値を求め、この平均値を規定値V_th1と比較し、平均値が規定値V_th1以上の場合、被写体が明るいと判定し、平均値が規定値V_th1未満の場合、被写体が暗いと判定すればよい。
規定値V_th1としては、図4に示す光電変換特性の対数特性部D2の高輝度側に現れる線形特性レンジD21が開始するレベルLEV1を予め求めておき、このレベルLEV1を規定値V_th1として採用すればよい。
また、制御部14は、画素アレイ部1を構成する全部又は一部の画素回路GCから出力される映像信号のヒストグラムを求め、このヒストグラムに基づいて、被写体が明るいか否かを判定してもよい。この場合、制御部14は、横軸に映像信号の階調値、縦軸に頻度を規定する映像信号のヒストグラムのグラフを求め、このグラフから最も高階調側にあるピークを特定し、そのピークの階調値が規定値V_th2以上であれば、被写体が明るいと判定し、そのピークの階調値が規定値V_th2未満であれば、被写体が暗いと判定すればよい。
規定値V_th2としては、図4に示すレベルLEV1を採用してもよいし、レベルLEV1よりも多少低い値を採用してもよいし、レベルLEV1よりも多少高い値を採用してもよい。
また、制御部14は、ヒストグラムにおいて、規定値V_th1よりも高い階調値の頻度の合計値を求め、この合計値が規定値V_th3以上であれば、被写体が明るいと判定し、この合計値が規定値V_th3未満であれば、被写体が暗いと判定してもよい。ここで、規定値V_th3としては、例えば、画素アレイ部1を構成する全画素回路GCの個数に対して、規定値V_th1以上の階調値の映像信号を出力した画素回路GCの個数が所定の割合(例えば、90%、80%)となるような値を採用すればよい。
また、制御部14は、露光期間調整部15により調整された露光期間の長さが規定値V_th4以下であれば、被写体が明るいと判定し、露光期間の長さが規定値V_th4未満であれば、被写体が暗いと判定すればよい。
ここで、露光期間調整部15は、出力端子13から出力される映像信号から被写体が明るくなるにつれて、露光期間が短くなるように露光期間を調整している。したがって、露光期間調整部15により調整された露光期間の長さが分かれば、被写体の明るさを推定することができる。
なお、露光期間調整部15は、例えば、画素アレイ部1を構成する全部又は一部の画素回路GCが出力する映像信号の階調値の平均値を求め、その平均値を被写体の明るさとして求める。そして、露光期間調整部15は、求めた平均値に応じて予め定められた値を露光期間の長さとして設定する。ここで、露光期間調整部15は、例えば、階調値の平均値が増大するにつれて、露光期間の長さが減少するように、階調値の平均値と露光期間の長さとの関係を予め定めた関数又はルックアップテーブルを用いて露光期間の長さを決定すればよい。
また、制御部14は、1フレームにおいて全ての画素回路GCを第1又は第2読出シーケンスで駆動させ、フレーム毎に前記第1及び第2読出シーケンスを切り替えてもよい。
例えば、制御部14は、あるフレームの映像信号から被写体が明るいと判定した場合、次のフレームの映像信号を取得するに際して、画素回路GCを第1読出シーケンスで駆動させればよい。一方、制御部14は、あるフレームの映像信号から被写体が暗いと判定した場合、次のフレームの映像信号を取得するに際して、画素回路GCを第2読出シーケンスで駆動させればよい。
また、制御部14は、第1読出シーケンスで駆動させる画素回路GCと第2読出シーケンスで駆動させる画素回路GCとを行毎に切り替えてもよい。この場合、制御部14は、あるフレームにおいて、行毎に明るいか暗いかを判定し、明るいと判定した行の画素回路GCは、次のフレームにおいて第1読出シーケンスで駆動させ、暗いと判定した行の画素回路GCは、次のフレームにおいて第2読出シーケンスで駆動させればよい。
これにより、行毎に適切な読出シーケンスを選択することができる。特に、本実施の形態の固体撮像装置は、ローリングシャッタ方式で映像信号を取り込むため、この手法が好ましくなる。
図2は、図1に示す画素回路GCの回路図である。図2に示すように画素回路GCは、光電変換素子(以下、「PD」と記述する。)、転送トランジスタ(以下、「TX」と記述する。)、リセットトランジスタ(以下、「RST」と記述する。)、増幅トランジスタ(以下、「SF」と記述する。)、及び行選択トランジスタ(以下、「SEL」と記述する。)を備える、CMOSの画素回路GCにより構成されている。
PDは被写体からの光を受光し、受光した光量に応じた信号電荷を発生し、寄生容量で蓄積する。ここで、PDはアノードが接地され、カソードがTXのソースに接続されている。PDはアノードに駆動電圧であるPVSSが入力される。
TXは、例えばnMOS(negative channel Metal Oxide Semiconductor)により構成され、PDにより蓄積された信号電荷を浮遊拡散層(以下、「FD」floating diffusionと記述する。)に転送する。TXのゲートには、TXを導通状態、非導通状態、及び中間状態で駆動するための信号(以下、「φTX」と記述する。)が入力される。TXのドレインは、FDに接続されている。φTXがローレベルの電圧(以下、「VL」と記述する。)になると、TXは非導通状態となり、φTXが中間電圧(以下、「VM」と記述する。)になると、TXは中間状態になり、φTXがハイレベルの電圧(以下、「VH」と記述する。)になると、TXは導通状態になる。
FDは、PDから転送された信号電荷を蓄積する。これにより、FDには信号電荷に応じた電圧が現れる。
RSTは、例えばnMOSにより構成され、ゲートにRSTを導通状態又は非導通状態にするための信号であるφRSTが入力され、ドレインに駆動電圧であるPVDDが入力され、ソースがFDを介して増幅トランジスタSFのゲートに接続されている。φRST=VHになると、RSTが導通状態となり、φRST=VLになると、RSTが非導通状態になる。
そして、RSTは、導通状態になるとFDの信号電荷を排出して、FDをリセットする。なお、PVDD、PVSSは図略の電圧源から出力され、φRSTは、ローデコーダ2から出力される。
SFは、例えばnMOSにより構成され、ゲートがFDを介してTX及びRSTに接続され、ドレインに駆動電圧であるPVDDが入力され、ソースがSELに接続されている。そして、SFはFDに現れる電圧を電流増幅してSELに出力する。
SELは、例えばnMOSにより構成され、ゲートに行選択信号であるφVSENが入力され、ドレインがSFに接続され、ソースが垂直信号線L_1を介して対応する列のカラムADC31に接続されている。そして、SELは、増幅トランジスタSFにより電流増幅された電圧を出力信号として、垂直信号線L_1を介して対応する列のカラムADC31に出力する。ここで、φVSENはローデコーダ2から出力される。
図3は、第2読出シーケンスで駆動される画素回路GCのタイミングチャートである。図3に示すように画素回路GCは、露光期間T_Eと、読出期間T_Rとがサイクリックに繰り返され、露光期間T_Eにおいて蓄積した信号電荷に応じたシグナル信号を出力する。
露光期間T_Eでは、時刻t0に示すように、φTX=VMとされている。そのため、PDは高輝度光入射時にはサブスレショルド状態となり、FDに信号電荷を流しつつ信号電荷を蓄積する。これにより、リニアログ特性が実現される。
なお、露光期間T_Eでは、FDはRSTにより常時リセットされるため、PDから流れ出る信号電荷を絶えず排出し、信号電荷を蓄積しない。そのため、FDの電圧は絶えずPVDDを維持する。また、露光期間T_EではφVSEN=VLであるため、画素回路GCからカラムADCにシグナル信号は出力されない。
露光期間T_Eが終了され、読出期間T_Rが開始されると、φRST=VLにされ、RSTはFDのリセットを終了し、φTX=VLにされ、TXは非導通状態となる。
時刻t1において、φVSEN=VHとされ、SELが導通状態にされる。これにより、垂直信号線L_1からは、FDに現れるノイズレベルの電圧V_nがSFで電流増幅され、ノイズ信号としてカラムADC31に出力される(第2ノイズ読出処理)。ここで、FDの電圧が、PVDDから電圧V_nに下がっているのは、主にφRSTをVHからVLに変化させたことによるFDとRSTとの間の寄生容量の影響によるものであるが、FDのktcノイズの影響も含まれている。このktcノイズは画素回路GC毎にばらついているため、ノイズ信号は画素回路GC毎にバラツキを有している。なお、FDの電圧は、蓄積する信号電荷量が増大するにつれて低下する。
時刻t2において、φVSEN=VLにされ、SELが非導通状態となり、ノイズ信号の出力が停止される。また、時刻t2において、φTX=VHにされ、TXが導通状態となり、PDの信号電荷がFDに転送される(第2転送処理)。
これにより、FDの電圧はFDに転送される信号電荷に応じて低下し、シグナルレベルの電圧V_sとなる。ここで、読出期間T_Rが開始されても、PDの信号電荷は直ぐにFDに転送されておらず、PDからFDへの信号電荷の転送が開始されるまでには、期間T10を要する。
期間T10においては、露光期間T_Eは終了しているが、φTX=VLとされてTXが非導通状態であるため、PDは線形特性で信号電荷を蓄積する。
したがって、期間T10が終了した時点でFDは、露光期間T_EにおいてPDによりリニアログ特性で蓄積された信号電荷と、期間T10においてPDにより線形特性で蓄積された信号電荷とを蓄積することになる。
この期間T10に線形特性で蓄積された信号電荷が、図4に示す対数特性部D2の高輝度側に現れる線形特性レンジD21の要因となる。
なお、期間T10において、φTX=VLとしているのは、ノイズ信号のレベルを正確に読み出すためである。例えば、期間T10において、φTX=VMに設定すると、TXのゲートが半開状態であるため、PDはリニアログ特性で信号電荷を蓄積することができ、図4に示す線形特性レンジD21が現れることを防止することができる。
しかしながら、期間T10において、φTX=VMにすると、FDはリセットされていないため、PDからFDに漏れ出た信号電荷はFDにそのまま蓄積されてしまう。そうすると、時刻t1において読み出したノイズ信号には、この漏れ出た信号電荷も含まれることになり、ノイズ信号を正確に読み出すことができなくなってしまう。
一方、期間T10において、φTX=VLにすると、TXのゲートが閉じられるため、PDからFDへ信号電荷が漏れ出ることが防止され、結果、時刻t1においてノイズ信号を正確に読み出すことができるのである。但し、この場合、図4に示す線形特性レンジD21が発生してしまうのである。
時刻t3において、φVSEN=VHとされ、FDの電圧V_sがSFで電流増幅され、シグナル信号として、垂直信号線L_1を介してカラムADC31に出力される。出力されたシグナル信号は、カラムADC31によりノイズ信号との差分がとられ、映像信号が生成される。ここで、映像信号は、FDのノイズレベルの電圧V_nと、シグナルレベルの電圧V_sとの差分に相当する値を有している。よって、ノイズ信号とシグナル信号との差分をとることで、シグナル信号に含まれるノイズ成分が除去された映像信号が得られるのである。
読出期間T_Rが終了すると、再度、φRST=VH、φVSEN=VL、φTX=VMとされ、次のフレームの映像信号を得るための露光期間T_Eが開始される。
図4は、図3のタイミングチャートに従って駆動される画素回路GCの光電変換特性を示したグラフである。図3において、縦軸は線形軸であり画素回路GCから出力される映像信号を示し、横軸は対数軸であり光電変換素子PDに入射する入射光の強度を示している。
このグラフから分かるように、光電変換特性は、変曲点P1を境に低輝度領域が線形(リニア)特性を有する線形特性部D1と、高輝度領域が対数(ログ)特性を有する対数特性部D2とを持つ。なお、図4のグラフにおいて、線形特性部D1がカーブを描いて上昇し、対数特性部D2がほぼ直線状に上昇しているのは、横軸を対数軸としたからである。
そして、対数特性部D2は高輝度側において大きく反り上がった線形特性レンジD21が現れていることが分かる。この要因は、上述したように、図3に示す期間T10でPDが線形特性で信号電荷を蓄積しているからである。
図5から図8は、図3の時刻t0から時刻t3に対応する画素回路GCのエネルギーバンド図である。図5〜図8に示すエネルギーバンド図は、下側に向かうにつれて電圧が高いことを示している。
図5に示す時刻t0において、φRST=VHとされているため、FDはRSTによってリセットされ、PVDDの電圧を維持する。また、φTX=VMに設定されているため、PDとFDとの間にはエネルギー障壁ESが発生する。PDが蓄積する信号電荷量が一定の値未満の場合、PDに蓄積された信号電荷は、エネルギー障壁ESを乗り越えることができないため、PDからFDに移動できない。そのため、第1層L1の信号電荷は入射光量に対して線形特性となる。
一方、PDが蓄積する信号電荷量が一定の値以上になると、信号電荷はエネルギー障壁ESを乗り越えてPDからFDに移動することができる。これにより、PDはサブスレショルド状態となり、FDに信号電荷を漏らしつつ信号電荷を蓄積する。その結果、第2層L2の信号電荷は入射光量に対して対数特性となる。これにより、時刻t0に示す露光期間T_Eではリニアログ特性が実現される。
図6に示す時刻t1において、露光期間T_Eが終了したため、φTX=VLとされ、TXが非導通状態となる。そのため、エネルギー障壁ESが高くなり、信号電荷はPDからFDに移動することができなくなる。ここで、PDは露光期間T_Eが終了しても露光を継続しているため、信号電荷を蓄積する。時刻t1では、φTX=VLであるため、PDはサブスレショルド状態にはなり得ず、線形特性で信号電荷を蓄積する。したがって、第3層L3は、このとき線形特性で蓄積される信号電荷による層となる。つまり、時刻t1において、PDには、露光期間T_Eにリニアログ特性で蓄積された第1層L1,第2層L2と、露光期間T_Eの終了後に線形特性で蓄積された第3層L3とからなる信号電荷が蓄積されている。
時刻t1では、FDのリセットが終了しているため、主にφRSTをVHからVLに変化させたことによるFDとRSTとの間の寄生容量の影響によって、FDの電圧がPVDDから電圧V_nに低下している。そして、時刻t1では、φVSEN=VHとされ、電圧V_nがSFで電流増幅され、電流増幅された電圧V_nがSELを介して垂直信号線L_1からノイズ信号として出力される。
図7に示す時刻t2において、φTX=VHとされTXが導通状態とされる。これにより、PDからFDに信号電荷が転送される。そして、FDは第1層L1〜第3層L3からなる信号電荷を蓄積し、電圧が電圧V_nから電圧V_sに低下する。
図8に示す時刻t3において、φTX=VLとされTXが非導通状態とされる。そして、φVSEN=VHとされ、電圧V_sがSFにより電流増幅され、電流増幅された電圧V_sがSELを介して垂直信号線L_1からシグナル信号として出力される。
次に、第1読出シーケンスについて説明する。図9は、第1読出シーケンスで駆動される画素回路GCのタイミングチャートである。
時刻t0は図3に示す時刻t0と同様、φTX=VMとされ、リニアログ特性が実現されている。第2読出シーケンスとの大きな相違点は、第2読出シーケンスでは、ノイズ信号が先に読み出され、シグナル信号が後に読み出されていたが(ノイズ先読方式)、第1読出シーケンスでは、シグナル信号が先に読み出され、ノイズ信号が後に読み出されている点にある(シグナル先読方式)。
露光期間T_Eが終了され、読出期間T_Rが開始されると、φRST=VLにされて、RSTはFDのリセットを終了している点は図3と同じであるが、φTX=VMに維持されている点が図3と相違している。そのため、露光期間T_Eが終了時において、TXは中間状態で駆動され、PDはリニアログ特性で信号電荷を蓄積することができる。なお、φRST=VLにされた直後にFDの電圧がPVDDから電圧V_n1に低下しているのは、図3と同様、主にφRSTをVHからVLに変化させたことによるFDとRSTとの間の寄生容量の影響によるものである。
時刻t1において、φTX=VHとされ、TXからPDに信号電荷が転送される(第1転送処理)。これにより、FDの電圧がノイズレベルを示す電圧V_n1からシグナルレベルを示す電圧V_sに低下する。
時刻t2において、φTX=VLにされてTXが非導通状態とされ、φVSEN=VHにされてSELが導通状態とされる。これにより、垂直信号線L_1からは、FDに現れるシグナルレベルの電圧V_sがSFで電流増幅され、シグナル信号としてカラムADC31に出力される(第1シグナル読出処理)。
時刻t3において、φRST=VHとされてFDがリセットされ、FDの信号電荷が排出される。これによりFDの電圧はPVDDに上昇する。φRST=VLとされてFDのリセットが終了すると、FDの電圧は、主にφRSTをVHからVLに変化させたことによるFDとRSTとの間の寄生容量の影響によって、ノイズレベルの電圧V_n2に低下する(リセット処理)。
時刻t4において、φVSEN=VHとされてSELが導通状態とされる。これにより、垂直信号線L_1からは、電圧V_n2がSFにより電流増幅され、ノイズ信号としてカラムADC31に出力される(第1ノイズ読出処理)。
図10は第1読出シーケンスに従って駆動される画素回路GCの光電変換特性を示したグラフある。縦軸及び横軸は図4のグラフと同一である。図3と同様、図10に示す光電変換特性は、変曲点P1を境に、線形特性部D1と、対数特性部D2とを持っていることが分かる。そして、図10では図4に比べて、対数特性部D2の高輝度側での直線性が改善され、図4で現れていた線形特性レンジD21が現れていないことが分かる。
これは、以下の理由による。すなわち、第1読出シーケンスは図9に示すように、読出期間T_Rが開始されると、直ちに、PDからFDに信号電荷が転送されてシグナル信号を読み出し(時刻t2)、その次に、ノイズ信号を読み出している(時刻t4)。
そのため、読出期間T_Rが開始されてから、PDの信号電荷のFDへの転送が開始されるまでの期間T13は、図3に示す期間T10に比べて大幅に短くなっている。更に、期間T13では、φTX=VMとされてTXは中間状態で駆動されているため、読出期間T_Rに入ってもPDはリニアログ特性で信号電荷を蓄積することができる。
また、PDからFDへの信号電荷の転送が終了すると、φTX=VLとされてTXが非導通状態とされている。そのため、φTX=VLとなってから、シグナル信号が読み出される時刻t2までの期間T14において、PDからFDに信号電荷は流れてこない。したがって、読出期間T_Rになっても露光を継続するPDによって蓄積された信号電荷がFDに転送されることを防止することができ、図10に示すように、対数特性部D2の高輝度側に線形特性レンジD21が現れることを防止することができる。
時刻t4において、読み出されたノイズ信号は、カラムADC31によりシグナル信号との差分がとられ、映像信号が生成される。ここで、第1読出シーケンスで読み出されるノイズ信号は時刻t4でのFDの電圧V_n2に相当する値を持っている。
電圧V_sのノイズ成分は、φTX=VHにされた時刻での電圧V_n1に相当する値を持つ。電圧V_n1と電圧V_n2とは雰囲気温度の変化などによりずれることがある。この場合、電圧V_n2はシグナル信号に含まれるノイズ成分と同一にならならず、時刻t4で読み出されたノイズ信号と時刻t2で読み出されたシグナル信号との差分をとっても、シグナル信号からノイズ成分を高精度に取り除くことができない可能性がある。そのため、第1読出シーケンスは第2読出シーケンスに比べて、ノイズ成分の除去精度が劣る。
図11から図15は図9の時刻t0から時刻t4に対応する画素回路GCのエネルギーバンド図である。図11〜図15に示すエネルギーバンド図は、下側に向かうにつれて電圧が高いことを示している。
図11に示す時刻t0は図5と同一である。図12に示す時刻t1では、PDからFDに信号電荷が転送されている。これにより、FDの電圧が電圧V_n1から電圧V_sに下がる。ここで、FDに転送された信号電荷は、図7に示す第3層L3がなく、第1層L1と第2層L2とから構成されている。つまり、第1読出シーケンスはシグナル先読み方式であるため、第2読出シーケンスで現れていた第3層L3が現れていないことが分かる。
なお、図9に示す期間T13では、φTX=VMであるため、PDからFDに漏れ出る信号電荷が懸念されるが、期間T13は短期間である。そのため、PDからFDに漏れ出る信号電荷は少なく、図12では期間T13において、PDからFDに漏れ出る信号電荷の図示を省略している。
図13に示す時刻t2において、FDの電圧V_sがSFで電流増幅され、シグナル信号がSELを介して垂直信号線L_1に出力される。
図14に示す時刻t3において、φRST=VHとされ、FDがリセットされる。これにより、FDの電圧はPVDDとなる。
図15に示す時刻t4において、FDのリセットが終了されているため、FDの電圧は主にφRSTをVHからVLに変化させたことによるFDとRSTとの間の寄生容量の影響によって、電圧V_n2となる。そして、時刻t4において、φVSEN=VHとされてSELが導通状態となり、電圧V_n2がSFで電流増幅され、ノイズ信号がSELを介して垂直信号線L_1から出力される。
なお、図13〜図15に示す時刻t2〜t4は露光期間T_Eではないが、PDは露光を継続しているため、厳密にはPDには信号電荷が蓄積されている。しかしながら、時刻t2〜t4では、TXのゲートが閉じられているため、PDに蓄積された信号電荷は、FDに流れ込まず、画素回路GCから出力されるノイズ信号やシグナル信号に影響を及ぼさない。したがって、図13〜図15では、PDに蓄積される信号電荷の図示を省略している。
第1読出シーケンスは、対数特性部D2の高輝度側に線形特性レンジD21が現れないため、ダイナミックレンジを広くすることはできるが、シグナル信号からノイズ成分を高精度に除去できない。一方、第2読出シーケンスは、シグナル信号からノイズ成分を高精度に除去できるが、対数特性部D2の高輝度側に線形特性レンジD21が現れ、ダイナミックレンジが狭くなってしまう。
そこで、本実施の形態では、被写体が明るく、入射光の強度が線形特性レンジD21に属するような場合は、上述したように、制御部14は画素回路GCをシグナル先読み方式である第1読出シーケンスで駆動させている。この場合、ノイズ成分の除去精度は多少低下するが、線形特性レンジD21が現れず、ダイナミックレンジが広くなる。
図16は、図1に示すカラムADC31の回路図である。カラムADC31は、上流側から順番に、CDS回路41、クランプ部42、比較部43、及びラッチ回路44を備えている。CDS回路41は、反転アンプ(以下、「AMP」と記述する。)、コンデンサCIN,CF,CFB、及びスイッチSW1,SW2を備えている。
AMPの入力ノードI_1はコンデンサCIN(入力コンデンサの一例)を介して垂直信号線L_1と接続されている。AMPの入出力ノード間には、コンデンサCF(フィードバックコンデンサの一例)が接続されている。コンデンサCFにはスイッチSW2が並列接続されている。そして、本実施の形態では、コンデンサCFB及びスイッチSW1の直列回路が、スイッチSW2のゲート及びAMPの入力ノードI_1間に接続されている。なお、コンデンサCFB及びスイッチSW1の直列回路が、電圧調整部の一例に相当する。
第1読出シーケンスで画素回路GCを駆動する場合、φFBENがハイレベルとなってスイッチSW1がオンされ、CDS回路41にコンデンサCFBが組み込まれる。これにより、CDS回路41のリセットの終了時にAMPの出力ノード(以下、「ノードAA」と記述する。)の電圧が所定レベルに上昇される。
一方、第2読出シーケンスで画素回路GCを駆動する場合、φFBENがローレベルとなってスイッチSW1がオフされ、コンデンサCFBがCDS回路41から電気的に切り離される。これにより、CDS回路41のリセット終了時にノードAAの電圧が基準レベルである電圧VTHに設定される。
クランプ部42は、コンデンサC0及びスイッチSW3を備える。φCLがハイレベルになるとスイッチSW3がオンし、ノードBBの電圧がクランプ電圧VCLでクランプされる。
比較部43は、スイッチSW4,SW5,SW6,SW7、コンパレータCOMP1(以下、「COMP1」と記述する。)、コンパレータCOMP2(以下、「COMP2」と記述する。)、コンデンサC1,C2を備えている。
スイッチSW4は、ノードBB及びノードCC間に接続されている。スイッチSW5は一端がノードCCに接続され、他端がランプ信号(以下、「VRAMP」と記述する。)の電圧源に接続される。
COMP1は入力ノード(以下、「ノードDD」と記述する。)がコンデンサC1を介してノードCCに接続されている。COMP1の入出力ノード間にはスイッチSW6が接続されている。COMP1の出力ノードはコンデンサC2を介してコンパレータCOMP2(以下、「COMP2」と記述する。)に接続されている。COMP2の入出力ノード間にはスイッチSW7が接続されている。COMP2の出力ノードは、インバータI1を介してラッチ回路44が接続されている。ラッチ回路44は、最上位ビットがD0、再下位ビットがD(n)のn+1ビットのデジタルの映像信号を保持する、n+1ビットのラッチ回路である。本実施の形態では、例えばn=13が採用され、ラッチ回路44は14ビットの映像信号を保持する。
図17は、第2読出シーケンスが選択された場合のカラムADC31のタイミングチャートである。図18は、第1読出シーケンスが選択された場合のカラムADC31のタイミングチャートである。なお、図17に示す時刻t1,t3は図3の同時刻に対応し、図18に示す時刻t1,t4は図9の同時刻に対応している。
まず、図17を用いて第2読出シーケンスが選択された場合のカラムADC31の動作について説明する。第2読出シーケンスでは、φFBENが常時ローレベルとされ、コンデンサCFBがCDS回路41から切り離されている。
読出期間T_Rが開始されると、画素回路GCからノイズ信号が出力される。これにより、ノードVPIXの電圧はノイズレベルLV_nに上昇する(時刻t1)。なお、ノイズレベルLV_nの電圧はCDS回路41で保持される。
次に、φPRST,φCL,φS1,φS2がそれぞれ、一定時間、ハイレベルとなり、CDS回路41、クランプ部42、及びCOMP1,COMP2がそれぞれリセットされる。これにより、ノードAAの電圧はVTH(AMP)となり、ノードBB,CCの電圧はVCLとなり、ノードDDの電圧はVTH(COMP1)となる。
次に、画素回路GCからシグナル信号が出力されると、ノードVPIXの電圧がΔVだけ低下してシグナルレベルLV_sとなる(時刻t3)。
ノードVPIXのΔV分の電圧の低下に応じて、ノードAA,BB,CC,DDの電圧がそれぞれ上昇する。具体的には、ノードAA,BBはΔV×CIN/CF上昇する。ノードCC,DDはΔV×(CIN/CF)×C0/(C0+C1)上昇する。つまり、CDS回路41により、ノイズ信号とシグナル信号との差分がとられ、この差分を示すΔVに応じた電圧がノードAA〜ノードDDに現れる。
次に、φSHがローレベル、φSHXがハイレベルとなり、スイッチSW4がオン、スイッチSW5がオフし、VRAMPの入力が開始される(時刻TT1)。
また、時刻TT1になると、カウンタ45のカウント動作が開始される。そして、時刻TT2において、ノードDDの電圧がVTH(COMP1)を超えると、COMP1の出力が反転し、その反転に応じて、インバータI1からの出力信号であるCOMPOUTが反転する。
COMPOUTが反転すると、ラッチ回路44はそのときのカウント値をラッチする。時刻TT1において、ノードCCの電圧は、ΔV×(CIN/CF)×C0/(C0+C1)から、VRAMPの入力開始時の電圧Va分低下するため、このときのノードCCのレベルはΔVに応じた値を持つ。したがって、時刻TT1〜時刻TT2の期間はΔVに応じた値を持つ。そのため、VRAMPが入力されてから、COMPOUTが反転するまでの時間をカウントすることで、ΔVに応じたデジタル値、つまり、映像信号のデジタル値を得ることができる。
次に、図18を用いて第1読出シーケンスが選択された場合のカラムADC31の動作について説明する。第1読出シーケンスでは、φFBENが常時ハイレベルとされ、コンデンサCFBがCDS回路41に接続されている。
読出期間T_Rが開始されると、画素回路GCからシグナル信号が出力される。これにより、ノードVPIXの電圧はシグナルレベルLV_sに低下する(時刻t1)。なお、シグナルレベルLV_sの電圧はCDS回路41で保持される。
次に、φPRST,φCL,φS1,φS2がそれぞれ、一定時間、ハイレベルとなり、CDS回路41、クランプ部42、COMP1,COMP2がそれぞれリセットされる。このとき、図17の場合とは異なり、ノードAAの電圧は所定レベルL_CFBに上昇する。また、ノードBB,CC,DDの電圧もノードAAの上昇に応じて、所定レベルに上昇している。
ここで、CDS回路41からコンデンサCFBを切り離した状態で、第1読出シーケンスを実行した場合を考える。CDS回路41を構成するAMPは入力ノードI_1の電圧が降下するとそれに応じてノードAAの電圧が上昇する反転アンプである。CDS回路41からコンデンサCFBを切り離した状態で、CDS回路41がリセットされると、ノードAAの電圧は、VTH(AMP)に設定される。この状態で、ノイズ信号が画素回路GCから出力されると、ノイズ信号はCDS回路41により保持されているシグナル信号よりも電圧が高いため、ノードVPIXの電圧はノイズレベルLV_nとシグナルレベルLV_sとの差に相当するΔVだけ上昇する。そして、この上昇に応じてノードAAの電圧はVTH(AMP)からΔV×CIN/CFだけ低下する。ここで、VTH(AMP)はAVSSより少しだけ高い値しか持っていない。よって、VTH(AMP)からΔV×CIN/CFも電圧が低下すると、ノードAAの電圧がAVSSで飽和する虞がある。
そこで、第1読出シーケンスを実行する場合はCDS回路41にコンデンサCFBを接続する。そうすると、φPRSTがローレベルにされてCDS回路41のリセットが終了したとき、φPRSTがハイレベルのときにコンデンサCFBでチャージされた電荷により、入力ノードI_1の電圧はコンデンサCFBの容量に応じたレベルに下げられる。これにより、ノードAAの電圧は所定レベルL_CFBに引き上げられる。
画素回路GCからノイズ信号が出力されると、ノイズ信号はシグナル信号よりも電圧が高いためノードVPIXはシグナルレベルLV_sからΔVだけ上昇する(時刻t4)。この上昇に応じてノードAAはレベルL_CFBからΔV×CIN/CF低下することになる。ここで、レベルL_CFBはAVSSよりも大幅に高い。これにより、ノイズ信号が出力されたときに、ノードAAの電圧がAVSSで飽和することを防止することができる。
時刻TT1では第2読出シーケンスと同様、φSHがローレベル、φSHXがハイレベルとなり、スイッチSW4がオン、スイッチSW5がオフし、VRAMPの入力が開始される(時刻TT1)。
但し、第1読出シーケンスでは、高電圧から低電圧に電圧が直線状に変化するVRAMPが用いられている。これは、高電圧(レベルL_CFB)を黒基準としてAD変換を行っているからである。なお、第2読出シーケンスでは、低電圧から高電圧に電圧が直線状に変化するVRAMPが用いられている(図17)。これは、第1読出シーケンスでは、低電圧(VTH(AMP))を黒基準としてAD変換を行っているからである。
このように、図16に示すカラムADC31は、通常のCDS回路41にスイッチSW1とコンデンサCFBとを追加するだけで、第1読出シーケンスと第2読出シーケンスとに対応することができる。
以上、本実施の形態による固体撮像装置によれば、被写体が明るい場合には画素回路GCを第1読出シーケンスで駆動し、被写体が明るくない場合には、画素回路GCを第2読出シーケンスで駆動している。そのため、光電変換特性の対数特性部D2の高輝度側に線形特性レンジD21が現れることを防止し、高ダイナミックレンジ化を図ることができる。
上記固体撮像装置の技術的特徴をまとめると以下のようになる。
(1)本発明による固体撮像装置は、埋込型の光電変換素子と、浮遊拡散層と、前記光電変換素子に蓄積された信号電荷を前記浮遊拡散層に転送する転送トランジスタとを備える画素回路と、前記画素回路から信号を読み出す読出回路と、露光期間の少なくとも最後の期間において、前記転送トランジスタを導通状態と非導通状態との中間状態で駆動し、前記露光期間が終了してから次の露光期間が開始されるまでの読出期間において、第1読出シーケンスで前記画素回路を駆動させる制御部とを備え、前記第1読出シーケンスは、前記転送トランジスタを導通状態にして、前記光電変換素子から前記浮遊拡散層に信号電荷を転送する第1転送処理と、前記第1転送処理の終了後、前記浮遊拡散層の電圧に応じたシグナル信号を前記読出回路に出力する第1シグナル読出処理と、前記第1シグナル読出処理の終了後、前記浮遊拡散層に転送された信号電荷を排出するリセット処理と、前記リセット処理により信号電荷が排出された前記浮遊拡散層の電圧に応じたノイズ信号を前記読出回路に出力する第1ノイズ読出処理とを含む。
この構成によれば、埋込型の光電変換素子を持つ画素回路を、ノイズ信号よりも先にシグナル信号を読み出す第1読出シーケンスで駆動させている。そのため、光電変換特性の対数特性部の高輝度側に線形特性が現れることを防止し、高ダイナミックレンジ化を図ることができる。
(2)前記制御部は、前記第1読出シーケンスとは異なる第2読出シーケンスと、前記第1読出シーケンスとが切替え可能であり、前記第2読出シーケンスは、前記浮遊拡散層に信号電荷が転送される前に、前記浮遊拡散層の電圧に応じたノイズ信号を前記読出回路に出力する第2ノイズ読出処理と、前記第2ノイズ読出処理の終了後、前記転送トランジスタを導通状態にして、前記光電変換素子から前記浮遊拡散層に信号電荷を転送する第2転送処理と、前記第2転送処理の終了後、前記浮遊拡散層の電圧に応じたシグナル信号を前記読出回路に出力する第2シグナル読出処理とを含むことが好ましい。
この構成によれば、シグナル信号よりも先にノイズ信号を読み出す第2読出シーケンスと第1読出シーケンスとを必要に応じて切り替えることができる。そのため、被写体の明るさに応じて好ましい読出シーケンスを選択することができる。
(3)前記制御部は、被写体が明るいか否かを判定し、前記被写体が明るい場合、前記第1読出シーケンスを実行し、前記被写体が明るくない場合、前記第2読出シーケンスを実行することが好ましい。
この構成によれば、第1読出シーケンスはシグナル信号に含まれるノイズ成分がノイズ信号ではないため、シグナル信号とノイズ信号との差分をとっても、シグナル信号からノイズ成分を精度良く取り除くことができない虞がある。しかしながら、第1読出シーケンスは対数特性部の高輝度側に線形特性が現れることを防止することができる。
一方、第2読出シーケンスはノイズ先読み方式であるため、ノイズ信号がシグナル信号に含まれるノイズ成分となり、ノイズ成分の除去精度が高い。しかしながら、第2読出シーケンスは対数特性部の高輝度側に線形特性が表れることを防止することが困難である。
そこで、被写体が明るい場合は第1読出シーケンス、被写体が明るくない場合は第2読出シーケンスで画素回路を駆動させることで、ダイナミックレンジを広くすると同時に、ノイズ成分の除去精度を高めることができる。
(4)前記画素回路は複数存在し、前記制御部は、各画素回路から出力される前記シグナル信号の平均値に基づいて前記被写体が明るいか否かを判定することが好ましい。
この構成によれば、被写体が明るいか否かを精度良く判定することができる。
(5)前記画素回路は複数存在し、前記制御部は、各画素回路から出力される前記シグナル信号のヒストグラムに基づいて前記被写体が明るいか否かを判定することが好ましい。
この構成によれば、被写体が明るいか否かを精度良く判定することができる。
(6)前記被写体の明るさに応じて前記露光期間を調整する露光期間調整部を更に備え、前記制御部は、前記露光期間の長さに基づいて前記被写体が明るいか否かを判定することが好ましい。
この構成によれば、被写体が明るいか否かを精度良く判定することができる。
(7)前記画素回路は複数存在し、前記制御部は、1フレームにおいて全ての画素回路を前記第1又は第2読出シーケンスで駆動させ、フレーム毎に前記第1及び第2読出シーケンスを切り替えることが好ましい。
この構成によれば、1フレームにおいて、全ての画素回路が第1又は第2読出シーケンスで駆動されるため、制御の簡素化を図ることができる。
(8)前記画素回路はマトリックス状に配列されて複数存在し、前記制御部は、行毎に前記画素回路を前記第1又は第2読出シーケンスで駆動させることが好ましい。
この構成によれば、ローリングシャッタ方式で映像信号を取り込むCMOSの画素回路を好適に駆動することができる。
(9)前記読出回路は、前記ノイズ信号と前記シグナル信号との差分を求める相関二重サンプリング回路を含み、前記相関二重サンプリング回路は、反転アンプと、前記反転アンプの入出力ノード間に接続されたフィードバックコンデンサと、前記反転アンプの入力ノードに接続された入力コンデンサと、前記画素回路が前記第1読出シーケンスで駆動する場合、前記反転アンプの入力ノードに接続され、前記ノイズ信号の出力が開始される前に前記反転アンプの出力ノードの電圧を所定レベルに上昇させ、前記画素回路が前記第2読出シーケンスで駆動する場合、前記反転アンプから切り離される電圧調整部とを備えることが好ましい。
この構成によれば、第1読出シーケンスが選択された場合、ノイズ信号の出力が開始される前に反転アンプの出力ノードの電圧が所定レベルに上昇されるため、ノイズ信号が出力された場合に反転アンプの出力の飽和を防止することができる。

Claims (9)

  1. 埋込型の光電変換素子と、浮遊拡散層と、前記光電変換素子に蓄積された信号電荷を前記浮遊拡散層に転送する転送トランジスタとを備える画素回路と、
    前記画素回路から信号を読み出す読出回路と、
    露光期間の少なくとも最後の期間において、前記転送トランジスタを導通状態と非導通状態との中間状態で駆動し、前記露光期間が終了してから次の露光期間が開始されるまでの読出期間において、第1読出シーケンスで前記画素回路を駆動させる制御部とを備え、
    前記第1読出シーケンスは、
    前記転送トランジスタを導通状態にして、前記光電変換素子から前記浮遊拡散層に信号電荷を転送する第1転送処理と、
    前記第1転送処理の終了後、前記浮遊拡散層の電圧に応じたシグナル信号を前記読出回路に出力する第1シグナル読出処理と、
    前記第1シグナル読出処理の終了後、前記浮遊拡散層に転送された信号電荷を排出するリセット処理と、
    前記リセット処理により信号電荷が排出された前記浮遊拡散層の電圧に応じたノイズ信号を前記読出回路に出力する第1ノイズ読出処理とを含む固体撮像装置。
  2. 前記制御部は、前記第1読出シーケンスとは異なる第2読出シーケンスと、前記第1読出シーケンスとが切替え可能であり、
    前記第2読出シーケンスは、
    前記浮遊拡散層に信号電荷が転送される前に、前記浮遊拡散層の電圧に応じたノイズ信号を前記読出回路に出力する第2ノイズ読出処理と、
    前記第2ノイズ読出処理の終了後、前記転送トランジスタを導通状態にして、前記光電変換素子から前記浮遊拡散層に信号電荷を転送する第2転送処理と、
    前記第2転送処理の終了後、前記浮遊拡散層の電圧に応じたシグナル信号を前記読出回路に出力する第2シグナル読出処理とを含む請求項1記載の固体撮像装置。
  3. 前記制御部は、被写体が明るいか否かを判定し、前記被写体が明るい場合、前記第1読出シーケンスを実行し、前記被写体が明るくない場合、前記第2読出シーケンスを実行する請求項2記載の固体撮像装置。
  4. 前記画素回路は複数存在し、
    前記制御部は、各画素回路から出力される前記シグナル信号の平均値に基づいて前記被写体が明るいか否かを判定する請求項3記載の固体撮像装置。
  5. 前記画素回路は複数存在し、
    前記制御部は、各画素回路から出力される前記シグナル信号のヒストグラムに基づいて前記被写体が明るいか否かを判定する請求項3記載の固体撮像装置。
  6. 前記被写体の明るさに応じて前記露光期間を調整する露光期間調整部を更に備え、
    前記制御部は、前記露光期間の長さに基づいて前記被写体が明るいか否かを判定する請求項3記載の固体撮像装置。
  7. 前記画素回路は複数存在し、
    前記制御部は、1フレームにおいて全ての画素回路を前記第1又は第2読出シーケンスで駆動させ、フレーム毎に前記第1及び第2読出シーケンスを切り替える請求項3〜6のいずれかに記載の固体撮像装置。
  8. 前記画素回路はマトリックス状に配列されて複数存在し、
    前記制御部は、行毎に前記画素回路を前記第1又は第2読出シーケンスで駆動させる請求項3〜6のいずれかに記載の固体撮像装置。
  9. 前記読出回路は、前記ノイズ信号と前記シグナル信号との差分を求める相関二重サンプリング回路を含み、
    前記相関二重サンプリング回路は、
    反転アンプと、
    前記反転アンプの入出力ノード間に接続されたフィードバックコンデンサと、
    前記反転アンプの入力ノードに接続された入力コンデンサと、
    前記画素回路が前記第1読出シーケンスで駆動する場合、前記反転アンプの入力ノードに接続され、前記ノイズ信号の出力が開始される前に前記反転アンプの出力ノードの電圧を所定レベルに上昇させ、前記画素回路が前記第2読出シーケンスで駆動する場合、前記反転アンプから切り離される電圧調整部とを備える請求項1〜8のいずれかに記載の固体撮像装置。
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