JPWO2012042632A1 - 磁気冷凍システム - Google Patents

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Abstract

磁気熱量効果材料から熱輸送媒体への熱輸送量を増加させることで、冷凍効率が向上する磁気冷凍システムを提供する。この磁性材料は、磁気冷凍システムは、両端部に熱輸送媒体の流入出口を有し、内部に磁気熱量効果材料を有する熱交換器と、磁場の印加および除去を行う磁場印加除去手段と、低温側熱交換部と、高温側熱交換部と、流入出口を通して、熱交換器へ熱輸送媒体の流入出を行う媒体移動機構と、を備えている。そして、熱交換器内に、第1の領域と、第1の領域を挟む第2および第3の領域を有し、熱輸送媒体が通過する際の第2および第3の領域における圧力損失が、第1の領域における圧力損失よりも高い。

Description

本発明の実施の形態は、磁気冷凍システムに関する。
近年、環境配慮型でかつ効率の高い冷凍技術の一つとして、磁気冷凍への期待が高まり、室温域を対象とした磁気冷凍技術の研究開発が活発化して来ている。
磁気冷凍技術の一つとして、室温域における磁気冷凍にとって阻害要因と位置付けられていた格子エントロピーを、むしろ積極的に利用し、磁気物質に、磁気熱量効果による磁気冷凍作業に加えて、この磁気冷凍作業により生成された冷熱を蓄える蓄熱効果を同時に担わせるAMR(Active Magnetic Regenerative Refrigeration)方式が提案されている。
AMR方式では、例えば、従来のフロンを用いた圧縮サイクルによる冷凍方式に比べ高い冷凍効率が得られることが期待されている。
もっとも、省エネルギー化の観点から、さらに冷凍効率の高い磁気冷凍技術の開発が望まれている。冷凍効率を向上させる方法の一つとして、磁気熱量効果材料から熱輸送媒体への熱輸送量を増加させることが挙げられる。
特開2010−25435号公報
本発明は、上記事情を考慮してなされたものであり、その目的とするところは、磁気熱量効果材料から熱輸送媒体への熱輸送量を増加させることで、冷凍効率が向上する磁気冷凍システムを提供することにある。
実施の形態の磁気冷凍システムは、両端部に熱輸送媒体の流入出口を有し、内部に磁気熱量効果材料を有する熱交換器と、熱交換器の外部に設けられ、磁気熱量効果材料への磁場の印加および除去を行う磁場印加除去手段と、熱交換器の一方の流入出口に配管を介して接続され、熱交換器から冷熱が輸送される低温側熱交換部と、熱交換器の他方の流入出口に配管を介して接続され、熱交換器から温熱が輸送される高温側熱交換部と、流入出口を通して、熱交換器へ熱輸送媒体の流入出を行う媒体移動機構と、を備えている。そして、熱交換器内に、第1の領域と、第1の領域に対し一方の流入出口側に設けられる第2の領域と、第1の領域に対し他方の流入出口側に設けられる第3の領域とを有し、第1の領域に磁気熱量効果材料が充填され、熱輸送媒体が通過する際の第2および第3の領域における圧力損失が、第1の領域における圧力損失よりも高い。
第1の実施の形態の磁気冷凍システムの構成図である。 第1の実施の形態の熱交換器の詳細図である。 第1の実施の形態の冷凍サイクルのフローチャートである。 第2の実施の形態の熱交換器の詳細図である。 第3の実施の形態の熱交換器の詳細図である。 第4の実施の形態の磁気冷凍システムの概念斜視図である。 比較例1の熱交換器の図である。 比較例2の熱交換器の図である。 比較例3の熱交換器の図である。 比較例4の熱交換器の図である。 比較例1、比較例2、実施例1の結果を示す図である。 比較例3、比較例4、実施例2の結果を示す図である。
(第1の実施の形態)
第1の実施の形態の磁気冷凍システムは、両端部に熱輸送媒体の流入出口を有し、内部に磁気熱量効果材料を有する熱交換器と、熱交換器の外部に設けられ、磁気熱量効果材料への磁場の印加および除去を行う磁場印加除去手段と、熱交換器の低温端側の流入出口に配管を介して接続され、熱交換器から冷熱が輸送される低温側熱交換部と、熱交換器の高温端側の流入出口に配管を介して接続され、熱交換器から温熱が輸送される高温側熱交換部と、流入出口を通して、熱交換器へ熱輸送媒体の流入出を行う媒体移動機構と、を備える。そして、熱交換器内に、第1の領域と、第1の領域に対し低温端側に設けられる第2の領域と、第1の領域に対し高温端側に設けられる第3の領域とを有し、第1の領域に磁気熱量効果材料が充填され、熱輸送媒体が通過する際の第2および第3の領域における圧力損失が、第1の領域における圧力損失よりも高くなるよう構成されている。
本実施の形態の磁気冷凍システムは、熱交換器内の両端部に圧力損失が高い領域を設けることで、熱交換器内の熱輸送媒体の流れを整流させることが可能となる。したがって、熱交換器内の磁気熱量効果材料の表面が熱交換に効果的に寄与し、磁気熱量効果材料から熱輸送媒体への熱輸送量を増加させることできる。よって、冷凍効率が向上する磁気冷凍システムを提供することが可能となる。
図1は、本実施の形態の磁気冷凍システムの構成図である。磁気冷凍システム100は、内部に磁気熱量効果材料を有する熱交換器1と、熱交換器1の外部に設けられ、熱交換器1への磁場の印加および除去を行う磁場印加除去手段を備えている。磁場印加除去手段は、磁場を発生する磁場発生手段2と、熱交換器1と磁場発生手段2の相対位置を変化させる磁場移動手段3で構成される。そして、磁場印加除去手段により、熱交換器1内に充填される磁気熱量効果材料への磁場の印加および除去が行われる。
さらに、磁気冷凍システム100は、熱交換器1へ熱輸送媒体の流出入を行う媒体移動機構4と、高温側熱交換部5と、低温側熱交換部6と、を備える。そして、熱交換器1と高温側熱交換部5、熱交換器1と低温側熱交換部6、高温側熱交換部5と低温側熱交換部6をそれぞれ接続する配管7を備える。
ここで、磁場発生手段2は、熱交換器1に磁場を与える役割を果たし、例えば、永久磁石が用いられる。永久磁石としては、NdFeB磁石、SmCo磁石、フェライト磁石等を用いることができる。
磁場移動手段3は、熱交換器1と磁場発生手段2の相対位置を変化させるために、磁場発生手段2に機械的変動を与える役割を果たし、例えばモーターを用いることができる。
ここで、相対位置を変化させるとは、磁場発生手段2が熱交換器1を覆う領域「ON」と、覆わない領域「OFF」とが切り替えられるよう、熱交換器1と磁場発生手段2の相対位置を変化させることを意味する。領域ONにある場合、熱交換器1に磁場が印加され、領域OFFにある場合、磁場が除去される。
ここで、図1では磁場発生手段2に機械的変動を与えているが、熱交換器1に対して機械的変動を与えても良い。この場合、磁場移動手段3は熱交換器1と接続される。
熱交換器1への熱輸送媒体の流出入を行う媒体移動機構4は、熱交換器1内に含まれる熱輸送媒体を移動させる役割を果たす。例えば、ポンプを用いることができる。
高温側熱交換部5は、熱交換器1の高温端側の流入出口50bに配管7を介して直列に接続される。そして、熱交換器1から熱輸送媒体により輸送された高温の熱(温熱)と、熱供給先との熱交換を行う役割を果たす。例えば、高温の熱輸送媒体と空気を熱交換することで、空気を加熱することができる。
低温側熱交換部6は、熱交換器1の低温端側の流入出口50aに配管7で直列に接続され、熱交換器1から熱輸送媒体により輸送された低温の熱(冷熱)と、熱供給先との熱交換を行う役割を果たす。例えば、低温の熱輸送媒体と空気を熱交換することで、空気を冷却することができる。
図2は、本実施の形態の熱交換器の詳細図である。ここで、熱輸送媒体の巨視的に見た移動方向をx方向と定義し、それと垂直な任意の方向をy方向と定義する。図1では、後述する磁気熱量効果材料11が複数枚並列配置されており、この磁気熱量効果材料の並列配置方向をx方向としている。
熱交換器1には、両端部に熱輸送媒体13の流入出口が設けられている。すなわち、熱交換器1の低温端側の流入出口50aと、熱交換器1の高温端側の流入出口50bとが設けられている。
低温端側の流入出口50aには接続部12aを介して配管7が接続される。高温端側の流入出口50bには接続部12bを介して配管7が接続される。
熱交換器1内には、第1の領域21と、第1の領域21に対し低温端側に設けられる第2の領域20aと、第1の領域に対し高温端側に設けられる第3の領域20bとが設けられている。第1の領域21には、磁気熱量効果材料11が充填される。また、第2および第3の領域20a、20bには、磁気熱量効果材料10a、10bが充填される。
熱交換器1の外形、内部形状は、特に限定されるものではなく、仕様に応じて最適な形状を選択すればよい。例えば、直方体状、円筒状等の形状を採用できる。また、湾曲または屈曲しているものであってもかまわない。
媒体移動機構4を操作し、流入出口50aから熱輸送媒体13が流入した場合、熱輸送媒体13は、流入出口50a、第2の領域20a、第1の領域21、第3の領域20b、流入出口50bを通して熱交換器1から流出する流れが形成される。
一方、媒体移動機構4を操作し、流入出口50bから熱輸送媒体13が流入した場合、熱輸送媒体13は、流入出口50b、第3の領域20b、第1の領域21、第2の領域20a、流入出口50aを通して熱交換器1から流出する流れが形成される。
熱輸送媒体13は流体であれば良く、例えば水もしくはエチレングリコール水溶液などを用いることができる。磁気熱量効果材料10a、10b、11は、例えば、Gd(ガドリニウム)を含むような磁性体で作られている。
本実施の形態の磁気熱量効果材料10a、10b、11は特に限定されるものではない。上述のGdを含むような磁性体に限らず、磁気熱量効果を発現する磁性体であれば、例えばGd(ガドリニウム)に各種元素を混合したGd化合物、各種希土類元素と遷移金属元素からなる金属間化合物、Ni2MnGa合金、GdGeSi化合物、LaFe13系化合物、LaFe13H、R2Fe17系化合物(Rは希土類元素)などの磁性体粒子を用いることが可能である。
第2の領域20a、および第3の領域20bは、第1の領域21に対し、熱輸送媒体13が透過する時の圧力損失が高くなるよう、磁気熱量効果材料10a、磁気熱量効果材料10b、磁気熱量効果材料11が配置されている。ここで、圧力損失が高いとは、第2の領域20a、第3の領域20b、第1の領域21、各々を熱輸送媒体13が通過するのに必要な圧力で定義され、各領域における熱輸送媒体流入部と流出部との間の圧力降下量を差圧計で測定することで求めることができる。
第2の領域20a、および、第3の領域20bの磁気熱量効果材料10a、10bの形状は、本実施の形態においては複数の粒子状材料であるが、その他平板状などでも本発明の圧力損失が高くなる構成であればなんら限定されるものではない。この磁気熱量効果材料10a、10bの形状は、本実施の形態の効果をより得るために、粒子状形状が望ましい。この粒子状材料は、粒子の長軸と短軸とのアスペクト比が5以下であることが望ましく、球状であることがより望ましい。磁気熱量効果材料10a、10bが充填されることで、第2の領域20a、第3の領域20bを形成する。
一方、磁気熱量効果材料11は、第1の領域21への熱輸送媒体13の流入面と、第1の領域21からの熱輸送媒体の流出面を結ぶ流線に対し、長軸が平行である形状を呈する。例えば、平板の板状材料である。
この磁気熱量効果材料11が、第1の領域21への熱輸送媒体13の流入面と、第1の領域21からの熱輸送媒体の流出面を結ぶ流線に対し、複数枚並列配置されることで第1の領域21を形成する。
ここで、流線とは、y方向の中心点をY0,xとし、Y0,xと同じx位置におけるy方向の端点(熱交換器1の壁面と接する点)をYr,x、−r,x、とした場合、Y0,xとYr,xとの距離が等距離となる軌跡を書いた線L1、および、Y0,xとY−r,xとの距離が等距離となる軌跡を描いた線L2、で定義する。例えば、熱交換器1の断面が図2のような長方形の場合、L1、L2はx軸方向に平行であり、磁気熱量効果材料11がx軸方向に平行に配列される。
図3は、本実施の形態の冷凍サイクルのフローチャートである。図1および図3を参照して、本実施の形態の磁気冷凍システムの運転方法を説明する。
図3のフローチャートにおけるステップS01にて、磁場移動手段3を操作し、磁場発生手段2が熱交換器1に磁場を与えるON領域に移動されると、熱交換器1内に含まれる磁気熱量効果材料が発熱する。この熱は接する熱輸送媒体13に吸収され、熱輸送媒体13の温度が上昇する。
次に、ステップS02にて媒体移動機構4を操作し、熱輸送媒体13を高温熱交換器5側に予め定められたストローク距離だけ移動させる。すると、ステップS01で吸熱した熱輸送媒体13は高温熱交換器5側に輸送される。
次に、ステップS03にて磁場移動手段3を操作し、磁場発生手段2が熱交換器1から離れたOFF領域に移動される。すると、熱交換器1内に含まれる磁気熱量効果材料が吸熱し、接する熱輸送媒体13から熱を吸収し、熱輸送媒体13の温度が低下する。
次に、ステップS04にて媒体移動機構4を操作し、熱輸送媒体13を低温熱交換器6側に予め定められたストローク距離だけ移動させる。すると、ステップS03で温度が低下した熱輸送媒体13は低温熱交換器6側に輸送される。
以上ステップS01〜S04の冷凍サイクルを繰り返すことで、高温熱交換器5に流入する熱輸送媒体13の温度は上昇し、低温熱交換器6に流入する熱輸送媒体13の温度は低下する。よって、高温熱交換器5から熱を取り出すことで、暖房熱の利用ができ、低温熱交換器6から熱を取り出すことで、冷房熱が利用できる。
ここで、暖房熱・冷房熱の熱量を増加させるには、冷凍サイクルの単位時間あたりのサイクル数(周波数)を増加させる。しかし、周波数を増加させると、ステップS02、ステップS04における熱輸送媒体の移動速度が増加する。
移動速度が増加すると、熱輸送媒体を移動させるときの圧力損失が増加し、媒体移動機構4の負荷が増加するという問題がある。媒体移動機構4を、電気を駆動源として動かす場合、負荷の増加は消費電力の増加につながり、磁気冷凍システムの冷暖房効率を低下させてしまう。
そこで本実施の形態では、磁気熱量効果材料11が第1の領域21への熱輸送媒体13の流入面と、第1の領域21からの熱輸送媒体の流出面を結ぶ流線に対し、長軸が平行である形状をとる。そして、この磁気熱量効果材料11が、第1の領域21への熱輸送媒体13の流入面と、第1の領域21からの熱輸送媒体の流出面を結ぶ流線に対し、複数枚並列配置されることで第1の領域21を形成している。磁気熱量効果材料11の長軸が流線に対して平行であるため、圧力損失を大幅に低減させることができる。
ここで、磁気熱量効果材料11の長軸が流線に対して平行であることが、圧力損失を低減させる観点からもっとも望ましい。しかし、必ずしも平行でなくとも、長軸が流線に対して30度以下、望ましくは10度以下であれば、圧力損失を低減させることができる。
一方、長軸が流線に対して平行である平板の板状材料の磁気熱量効果材料11で形成される第1の領域21では、熱輸送媒体との接触面積が、磁気熱量効果材料11を、例えば、球形状の粒子とした場合に比べて減少する。
熱輸送媒体との接触面積の減少は、熱輸送量の低下を招く。本実施の形態では第2の領域20a、第3の領域20bにて球形状の磁気熱量効果材料10a、10bを充填している。このため、第2および第3の領域20a、20bを流れる熱輸送媒体との接触面積が増加し、単位サイクルあたりの熱伝達量を増加させることが可能となる。
また、熱交換器1では、流入出口50a、流入出口50bの径または面積が、熱交換器内のy方向径またはx方向に垂直な断面積に対し、小さくなっている。いいかえれば、流入出口50a、流入出口50bのサイズが、熱交換器1の内部の流線に垂直方向のサイズよりも小さくなっている。すなわち、流入出口50a、流入出口50bから熱交換器1内部に向けて、輸送媒体の流れる面積が広がる構成となっている。
このような場合、特に、流入出口50a、50b近傍で熱輸送媒体の流れに乱れが生じる。熱輸送媒体の流れに乱れが生じると、x方向への熱輸送媒体の移動が不均一になる。よって、熱交換器1内の磁気熱量効果材料の表面が、効果的に熱交換に寄与できず、熱交換量が低下するという問題が生ずる。
本実施の形態においては、熱交換器1の端部である第2の領域20a、および、第3の領域20bに球形状の磁気熱量効果材料10aおよび10bを充填することで、流入出口50a、50b近傍の圧力損失を第1の領域21より増加させ、熱輸送媒体の流れを整流させることが可能となる。第2および第3の領域20a、20bで整流させることにより、第1の領域21をx方向に移動する熱輸送媒体は、y軸方向に対して均一に流れる。したがって、磁気熱量効果材料11と熱輸送媒体との熱交換量を高めることが可能となる。
以上、本実施の形態によれば、第1の領域21で熱交換器内を流れる熱交換間媒体の圧力損失を低減することで、熱輸送媒体の移動速度を促進させる。また、第2および第3の領域20a、20bの圧力損失を高くし、熱輸送媒体が熱交換器内を均一に流れるようにすることで、磁気熱量効果材料から熱輸送媒体への熱輸送量を増加させることが可能となる。
本実施の形態において、熱交換器1内の圧力損失を適正化する観点から、第1の領域は、熱交換器1内の50%以上の体積を占めることが望ましい。また、十分な整流作用
を得る観点から、第2および第3の領域20a、20bの粒子の占有率は50%以上であることが望ましい。
(第2の実施の形態)
本実施の形態の磁気冷凍システムは、熱交換器のx方向に垂直な断面積が、一方の端部で他方の端部より小さくなっていること以外は第1の実施の形態と同様である。したがって、第1の実施の形態と重複する内容については記述を省略する。
図4は、本実施の形態の熱交換器の詳細図である。本実施の形態の熱交換器101は、接続部12a側の端部から接続部12b側の端部に向けて、熱交換器のx方向に垂直な断面積が、小さくなっている。
そして、磁気熱量効果材料11が、平板の板状材料であり、第1の領域21への熱輸送媒体13の流入面と、第1の領域21からの熱輸送媒体の流出面を結ぶ流線に対し、複数枚平行配置されることで第1の領域21を形成する。
なお、本実施の形態のように、第2の領域20a、第3の領域20b、第1の領域21のy方向長さが一定にならず、第2の領域20aのy方向長さより、第3の領域20bのy方向長さが短い台形形状の場合、L1、L2は図4に示すような形で定義されることになる。
媒体移動機構4を操作し、流入出口50aから熱輸送媒体13が流入した場合、熱輸送媒体13は、流入出口50a、第2の領域20a、第1の領域21、第3の領域20b、流入出口50bを通して熱交換器101から流出する流れが形成される。
一方、媒体移動機構4を操作し、流入出口50bから熱輸送媒体13が流入した場合、熱輸送媒体13は、流入出口50b、第3の領域20b、第1の領域21、第2の領域20a、流入出口50aを通して熱交換器101から流出する流れが形成される。
磁気冷凍システムの動作中、熱交換器内には温度差が生じるため、熱輸送媒体13の物性、例えば、粘性が、一方の端部と他方の端部で変化する場合がある。さらに、熱交換機の両端のX軸方向に垂直な断面積を異ならせることにより、熱交換器内での場所による熱輸送媒体13の粘性の変化が熱交換器内での熱輸送媒体13の流動に有効な影響を生じるような場合であっても、第2および第3の領域20a、20bの圧力損失の最適化を図ることが可能となる。なお、本実施の形態では、前記効果以外に、第1の実施の形態と同様の効果が得られる。
(第3の実施の形態)
本実施の形態の磁気冷凍システムは、熱交換器内の磁気熱量効果材料の形状と配置が異なること以外は第1の実施の形態と同様である。したがって、第1の実施の形態と重複する内容については記述を省略する。
図5は、本実施の形態の熱交換器の詳細図である。図5において、熱輸送媒体の移動方向をx方向と定義し、それと垂直な任意の方向をy方向と定義する。
熱交換器102には、両端部に熱輸送媒体13の流入出口が設けられている。すなわち、熱交換器102の低温端側の流入出口50aと、熱交換器102の高温端側の流入出口50bとが設けられている。
低温端側の流入出口50aには接続部12aを介して配管7が接続される。高温端側の流入出口50bには接続部12bを介して配管7が接続される。
熱交換器102内には、第1の領域41と、第1の領域41に対し低温端側に設けられる第2の領域40aと、第1の領域に対し高温端側に設けられる第3の領域40bとが設けられている。第1の領域41には、磁気熱量効果材料31が充填される。また、第2および第3の領域には、磁気熱量効果材料30a、30bが充填される。
媒体移動機構4を操作し、流入出口50aから熱輸送媒体13が流入した場合、熱輸送媒体13は、流入出口50a、第2の領域40a、第1の領域41、第3の領域40b、流入出口50bを通して熱交換器102から流出する流れが形成される。
一方、媒体移動機構4を操作し、流入出口50bから熱輸送媒体13が流入した場合、熱輸送媒体13は、流入出口50b、第3の領域40b、第1の領域41、第2の領域40a、流入出口50aを通して熱交換器102から流出する流れが形成される。
媒体移動機構4を操作し、流入出口50aから熱輸送媒体13が流入した場合、熱輸送媒体13は、流入出口50a、第2の領域40a、第1の領域41、第3の領域40b、流入出口50bを通して熱交換器102から流出する流れが形成される。
磁気熱量効果材料30a、30b、31は、例えば、Gd(ガドリニウム)を含むような磁性体で作られている。本実施の形態の磁気熱量効果材料30a、30b、31は特に限定されるものではない。上述のGdを含むような磁性体に限らず、磁気熱量効果を発現する磁性体であれば、例えばGd(ガドリニウム)に各種元素を混合したGd化合物、各種希土類元素と遷移金属元素からなる金属間化合物、Ni2MnGa合金、GdGeSi化合物、LaFe13系化合物、LaFe13Hなどの磁性体粒子を用いることが可能である。
磁気熱量効果材料30a、磁気熱量効果材料30bは、例えば、断面が矩形状の平板の板状材料である。断面が矩形状の磁気熱量効果材料30a、30bが複数枚並列配置されることで第2および第3の領域40a、40bを形成する。磁気熱量効果材料30a、30bの矩形長軸方向は、x軸に対して平行でなくても良い。
一方、磁気熱量効果材料31は第1の領域41への熱輸送媒体13の流入面と、領域41からの熱輸送媒体の流出面を結ぶ流線に対し、長軸が平行である平板の板状形状をとる。この磁気熱量効果材料31が、第1の領域41への熱輸送媒体13の流入面と、第1の領域41からの熱輸送媒体の流出面を結ぶ流線に対し、複数枚並列配置されることで第1の領域41を形成する。本実施の形態においては、第1の領域41の磁気熱量効果材料31は、x方向に2分割された構成を採用しているが、この構成に限定されず、分割されていない構成、あるいは3分割以上の構成を、意図する効果に応じて適宜採用することが可能である。
磁気熱量効果材料30aおよび30bが複数枚並列配置される場合のy方向最小間隔をΔδ30a、Δδ30bとし、磁気熱量効果材料31が複数枚並列配置される場合のy方向最小間隔をΔδ31とした場合、下記、式(1)、式(2)を充足するよう、磁気熱量効果材料30a、30b、31が配置される。
Δδ30a<Δδ31 式(1)
Δδ30b<Δδ31 式(2)
上記式(1)、式(2)の関係が充足されることにより、第2および第3の領域40a、40bにおける圧力損失が、第1の領域41における圧力損失よりも高くなる。
さらに、第2の領域40a、および第3の領域40bは、第1の領域41に対し、熱輸送媒体13が透過する時の圧力損失が高くなるよう、第2の領域40aおよび第3の領域40bと、第1の領域41との熱交換器102内での磁気熱量効果材料の占有率を調整することが可能である。具体的には、x方向の長さ比率で調整する。
以上のようにして、接続部12a、12bと接続された流入出口50a、50b近傍の熱輸送媒体の流れを整流させることが可能となる。
第2および第3の領域40a、40bで整流させることにより、第1の領域41を流れる熱輸送媒体はy方向に対して均一に流れ、磁気熱量効果材料31との熱交換量を高めることが可能となる。
なお、磁気熱量効果材料30a、30b、31は、上記条件を満たす限り、図5に示すようにx軸方向に複数分割してもよい。磁気熱量効果材料内の温度勾配方向の熱伝導を、複数分割により遮断し、磁気冷凍効率を向上させることが可能となる。また、磁気熱量効果材料の製造が容易になる、あるいは、熱交換器の湾曲や屈曲が容易になる等の利点もある。
以上、本実施の形態によれば、第1の領域41で熱交換器内を流れる熱交換間媒体の圧力損失を低減することで、熱輸送媒体の移動速度を促進させる。また、第2および第3の領域40a、40bの圧力損失を高くし、熱輸送媒体が熱交換器内を均一に流れるようにすることで、磁気熱量効果材料から熱輸送媒体への熱輸送量を増加させることが可能となる。なお、本実施の形態では、前記効果以外に、第1の実施の形態と同様の効果が得られる。
(第4の実施の形態)
本実施の形態の磁気冷凍システムは、複数の熱交換器を備える磁気冷凍システムである。
図6は、本実施の形態の磁気冷凍システムの概念斜視図である。図2で示したような熱交換器1が同一円周上に4個形成されている。また、2対の永久磁石60a、60bが設けられている。2個の永久磁石60aは上部回転板70aに固定され、2個の永久磁石60bは下部回転板70bに固定される。
上部回転板70aと下部回転板70bは、回転軸72に固定され、この回転軸72を中心に同期して回転可能に構成されている。この回転に伴い永久磁石60a、60bが熱交換器1への接近と離脱を繰り返し、熱交換器1への磁場の印加・除去を行うことになる。この回転軸72の回転は、例えば、図示せぬモーターによって行われる。
本実施の形態によれば、複数の熱交換器1を備えることにより、磁気冷凍システムの出力を増大させることが可能となる。なお、複数の熱交換器1は、直列に接続されるものであっても、並列に接続されるものであってもかまわない。
以上、具体例を参照しつつ本発明の実施の形態について説明した。上記、実施の形態はあくまで、例として挙げられているだけであり、本発明を限定するものではない。また、各実施の形態の構成要素を適宜組み合わせてもかまわない。
例えば、磁気熱量効果材料については、粒子状および板状の場合を例に説明したが、円柱状や線状の形状でもかまわない。線状の場合、例えばメッシュ状にして冷媒の流れる方向に積層して熱交換器に充填してもかまわない。
また、実施の形態では、第2の領域、第3の領域に磁気熱量効果材料が充填される場合を例に説明した。熱輸送冷媒との接触面積を増大させ、磁気冷凍システムの効率を向上させる観点からはこの形態が望ましい。しかし、第2の領域、第3の領域に磁気熱量効果材料を充填するのではなく、例えば、銅やアルミニウム等の金属のメッシュや、ハニカム構造のセラミックスを挿入するなどして、第1の領域よりも圧力損失を高くする構成であってもかまわない。
そして、実施の形態の説明においては、磁気冷凍システムで、本発明の説明に直接必要としない部分等については記載を省略したが、必要とされる磁気冷凍システムに関わる要素を適宜選択して用いることができる。
その他、本発明の要素を具備し、当業者が適宜設計変更しうる全ての磁気冷凍システムは、本発明の範囲に包含される。本発明の範囲は、特許請求の範囲およびその均等物の範囲によって定義されるものである。
以下、実施例を詳細に説明する。熱交換器における熱交換量と熱輸送媒体移動時の圧力損失の比較を計算により行った。なお、表1には、各実施例および比較例の実験条件を表示する。全実施例・比較例とも、磁気熱量効果材料の使用重量は同じとした。
(実施例1)
第3の実施の形態として、図5に示した熱交換器の特徴を備える熱交換器を用いた。熱交換器の内部形状は直方体とし、直方体のx方向端部に、x方向長さ100mm、y方向長さ21mm、z軸方向長さ1mmの磁気熱量効果材料で形成された平板をy方向に対して0.5mm間隔で計14枚並列に配置した領域40a、40bと、領域40a、40bとの間に、磁気熱量効果材料で形成された平板をy方向に対して1mm間隔で計10枚並列に配置した領域41とを設けた。領域40a、40bと、領域41のx軸方向の長さ比率は、領域40a:領域41:領域40b=3:10:3となるように設定した。
熱交換器に対し、熱輸送媒体を矩形波、移動周波数1Hz、振幅0.01mで移動させた場合を想定し、この移動速度にて、熱輸送媒体を移動させた時の圧力損失、および熱交換量を計算により求めた。熱輸送媒体としては水(25℃)を利用し、熱交換量は、水と磁気熱量効果材料表面との接触面積に比例すると仮定した。
磁気冷凍効率を示す指標として、ここでは単位圧力損失あたりの熱交換量(=熱交換量/圧力損失)を用いた。結果は、図11に示す。縦軸は任意単位であり、リニアスケールである。
(比較例1)
図7に示した熱交換器の特徴を備える熱交換器を用いた。直方体の中に、x軸方向に平行で、y方向厚さ1mm、z方向高さ1mmの磁気熱量効果材料80で形成された平板を、y方向に対して1mm間隔で計10枚並列に配置した。
上記以外の条件は、実施例1と同様にして計算を行った。結果を図11に示す。
(比較例2)
図8に示した熱交換器の特徴を備える熱交換器を用いた。直方体のx軸方向中央領域に、磁気熱量効果材料80で形成された平板をy方向に対して0.5mm間隔で計14枚並列に第1の領域41に配置し、領域41の両端部に、磁気熱量効果材料80で形成された平板をy方向に対して1mm間隔で計10枚並列に配置した領域40a、40bとを設けた。領域40a、40bと、領域41のx軸方向の長さ比率は、領域40a:領域41:領域40b=5:6:5となるように設定した。
上記以外の条件は、実施例1と同様にして計算を行った。結果を図11に示す。
(実施例2)
第1の実施の形態として、図2に示した熱交換器の特徴を備える熱交換器を用いた。熱交換器の内部形状は直方体とし、直方体のx軸方向中央領域に、磁気熱量効果材料で形成された直径1mmの粒子を充填率60%で充填した領域20a、20bと、領域20aと領域20bとの間に、x軸方向に平行で、y方向厚さ1mm、z方向高さ1mmの磁気熱量効果材料で形成された平板を、y方向に対して1mm間隔で計10枚並列に配置した領域21とを設けた。領域20a、20bと、領域21のx軸方向の長さ比率は、領域20a:領域21:領域20b=2:5:2となるように設定した。
上記以外の条件は、実施例1と同様にして計算を行った。結果を図12に示す。縦軸は任意単位であり、リニアスケールである。
(比較例3)
図9に示した熱交換器の特徴を備える熱交換器を用いた。直方体の中に磁気熱量効果材料80で形成された直径1mmの粒子を、充填率60%で充填した。
上記以外の条件は、実施例1と同様にして計算を行った。結果を図12に示す。
(比較例4)
図10に示した熱交換器の特徴を備える熱交換器を用いた。直方体のx軸方向端部に、磁気熱量効果材料80で形成された直径1mmの粒子を充填率60%で充填した領域21と、領域21の外側に、x軸方向に平行で、y方向厚さ1mm、z方向高さ1mmの磁気熱量効果材料80で形成された平板の板状材料を、y方向に対して1mm間隔で計10枚並列に配置した領域20a、20bとを設けた。領域20a、20bと、領域21のx軸方向の長さ比率は、領域20a:領域21:領域20b=2.5:4:2.5となるように設定した。
上記以外の条件は、実施例1と同様にして計算を行った。結果を図12に示す。
Figure 2012042632
実施例1では、比較例1に対し、単位圧力損失あたりの熱交換量を高めることが可能となった。また、比較例2に対してもその値を高めることができ、圧力損失の高い領域40a、40bを端部に導入することで、その効果が確認できた。
実施例2では、比較例3に対して単位圧力損失あたりの熱交換量を高めることが可能となった。また、比較例2に対してもその値を高めることができ、圧力損失の高い領域20a、20bを端部に導入することで、その効果が確認できた。
以上、第1の実施の形態および第2の実施の形態の特徴を有する熱交換器を用いた結果、磁気熱量効果材料から熱輸送媒体への熱輸送量の増加と、熱輸送媒体の圧力損失の低減が可能となり、磁気冷凍効率の向上が図れることが確認された。
1 熱交換器
2 磁場発生手段
3 磁場移動手段
4 媒体移動機構
5 高温側熱交換部
6 低温側熱交換部
7 配管
10a 磁気熱量効果材料
10b 磁気熱量効果材料
11 磁気熱量効果材料
12a 接続部
12b 接続部
13 熱輸送媒体
20a 第2の領域
20b 第3の領域
21 第1の領域
30a 磁気熱量効果材料
30b 磁気熱量効果材料
31 磁気熱量効果材料
40a 第2の領域
40b 第3の領域
41 第1の領域
50a 流入出口
50b 流入出口

Claims (5)

  1. 両端部に熱輸送媒体の流入出口を有し、内部に磁気熱量効果材料を有する熱交換器と、
    前記熱交換器の外部に設けられ、前記磁気熱量効果材料への磁場の印加および除去を行う磁場印加除去手段と、
    前記熱交換器の一方の流入出口に配管を介して接続され、前記熱交換器から冷熱が輸送される低温側熱交換部と、
    前記熱交換器の他方の流入出口に配管を介して接続され、前記熱交換器から温熱が輸送される高温側熱交換部と、
    前記流入出口を通して、前記熱交換器へ熱輸送媒体の流入出を行う媒体移動機構と、を備え、
    前記熱交換器内に、第1の領域と、前記第1の領域に対し前記一方の流入出口側に設けられる第2の領域と、前記第1の領域に対し前記他方の流入出口側に設けられる第3の領域とを有し、前記第1の領域に前記磁気熱量効果材料が充填され、前記熱輸送媒体が通過する際の前記第2および第3の領域における圧力損失が、前記第1の領域における圧力損失よりも高いことを特徴とする磁気冷凍システム。
  2. 前記第2および第3の領域に磁気熱量効果材料が充填されることを特徴とする請求項1記載の磁気冷凍システム。
  3. 前記第1の領域に充填される磁気熱量効果材料が、前記第1の領域への前記熱輸送媒体の流入面と、前記第1の領域からの前記熱輸送媒体の流出面とを結ぶ流線に対し、長軸が平行な複数の板状材料であることを特徴とする請求項2記載の磁気冷凍システム。
  4. 前記第2および第3の領域に充填される磁気熱量効果材料が、複数の粒子状材料であることを特徴とする請求項3記載の磁気冷凍システム。
  5. 前記第2および第3の領域に充填される磁気熱量効果材料が、前記第1の領域よりも板状材料間の間隔が狭い複数の板状材料であることを特徴とする請求項3記載の磁気冷凍システム。
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