JPWO2012032847A1 - 液体現像剤 - Google Patents
液体現像剤 Download PDFInfo
- Publication number
- JPWO2012032847A1 JPWO2012032847A1 JP2011547621A JP2011547621A JPWO2012032847A1 JP WO2012032847 A1 JPWO2012032847 A1 JP WO2012032847A1 JP 2011547621 A JP2011547621 A JP 2011547621A JP 2011547621 A JP2011547621 A JP 2011547621A JP WO2012032847 A1 JPWO2012032847 A1 JP WO2012032847A1
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- pigment
- toner particles
- monomer
- resin
- liquid developer
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Images
Classifications
-
- G—PHYSICS
- G03—PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
- G03G—ELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
- G03G9/00—Developers
- G03G9/08—Developers with toner particles
- G03G9/12—Developers with toner particles in liquid developer mixtures
- G03G9/13—Developers with toner particles in liquid developer mixtures characterised by polymer components
- G03G9/131—Developers with toner particles in liquid developer mixtures characterised by polymer components obtained by reactions only involving carbon-to-carbon unsaturated bonds
-
- G—PHYSICS
- G03—PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
- G03G—ELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
- G03G9/00—Developers
- G03G9/08—Developers with toner particles
- G03G9/12—Developers with toner particles in liquid developer mixtures
- G03G9/122—Developers with toner particles in liquid developer mixtures characterised by the colouring agents
Landscapes
- Physics & Mathematics (AREA)
- General Physics & Mathematics (AREA)
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
- Liquid Developers In Electrophotography (AREA)
- Developing Agents For Electrophotography (AREA)
Abstract
Description
<液体現像剤>
本実施の形態の液体現像剤は、トナー粒子と絶縁性液体(キャリア液)と分散剤とを含む。かかる液体現像剤は、これらの成分を含む限り、他の任意の成分を含むことができる。他の成分としては、たとえば荷電制御剤、粘度調整剤等を挙げることができる。ここで、各成分の配合割合は、たとえばトナー粒子を10〜50質量%、絶縁性液体を50〜90質量%(45〜89.99質量%)、および分散剤をトナー粒子の質量に対して0.1〜10質量%とすることができる。
<トナー粒子>
本実施の形態の液体現像剤に含まれるトナー粒子は、通常絶縁性液体に相溶せず絶縁性液体中に分散された状態で存在し、少なくとも、樹脂と、該樹脂中に分散された顔料とを含む。かかるトナー粒子は、これらの成分を含む限り、他の任意の成分を含むことができる。他の成分としては、たとえばワックス、荷電制御剤等を挙げることができる。ここで、樹脂と顔料との配合割合は、たとえば樹脂を50〜88質量%、より好ましくは72〜87質量%とすることができる。樹脂の配合割合が50質量%未満の場合は、結着成分が少なくなるため、必要な定着強度が得られない場合があり、88質量%を超えると、顔料濃度が不十分となる場合がある。
本実施の形態のトナー粒子を構成する樹脂は、炭素数1〜4のアルキル基を1または2個有していてもよいスチレン、アクリル酸アルキル(ただしアルキル基の炭素数は1〜4)、およびメタクリル酸アルキル(ただしアルキル基の炭素数は1〜4)からなる群より選ばれる少なくとも1種のモノマーである第1モノマーと、アクリル酸およびメタクリル酸からなる群より選ばれる少なくとも1種のモノマーである第2モノマーと、を含む複数のモノマーを構成モノマーとするビニル系共重合体樹脂を含み、該第1モノマーと該第2モノマーとの比率は、これら両者の全量に対する該第2モノマーの比率が5〜25モル%であることを特徴とする。なお、本実施の形態において、「炭素数1〜4のアルキル基を1または2個有していてもよいスチレン」とは、スチレンを含むとともに、スチレンを構成するベンゼン環に炭素数1〜4のアルキル基が1または2個置換基として置換した化合物が含まれる。また、「構成モノマー」とは、それが重合することによりビニル系共重合体樹脂を構成し、その構成単位となるものである。
本実施の形態のトナー粒子に含まれる顔料は、上記の樹脂中に分散されており、第1顔料と第2顔料とを含む。本実施の形態の顔料は、このように第1顔料と第2顔料とを含むことにより、所望の黒色の色調を得るものである。このような顔料の粒径は、0.5μm以下、より好ましくは0.15μm以下である。顔料の粒径が0.5μmを超えると画像の色彩値がずれ、所望の色彩が得られない場合がある。また、顔料粒径の下限値は特に限定されない。以下、第1顔料および第2顔料についてさらに詳細に説明する。
本実施の形態の第1顔料は、カーボンブラックであり、上記樹脂100質量部に対して10〜40質量部含まれることを特徴とする。カーボンブラックの含有量が10質量部未満では、必要な画像濃度を得ることができず、40質量部を超えると、トナー粒子中に占める樹脂の含有量が少なくなるため十分な定着強度を得ることができなくなる。より好ましい含有量は、10〜25質量部、さらに好ましくは12〜20質量部である。
本実施の形態の第2顔料は、銅フタロシアニンブルー顔料、フタロシアニングリーン顔料、カーミン系顔料、ナフトール系顔料、およびキナクリドン系顔料からなる群より選ばれる少なくとも1種の顔料により構成され、上記第1顔料に対して10〜100質量%含まれることを特徴とする。上記の通り、本実施の形態においては、従来の含有量に比しより高濃度のカーボンブラックを含有し得るものであるが、第2顔料の使用により、カーボンブラックによる可塑化(すなわち樹脂が絶縁性液体で膨潤すること)を防止しつつ、より十分な画像濃度を得ることに成功したものである。カーボンブラックと併用する顔料として、特許文献1〜3のようなアゾ系顔料やアジン系色素を用いても、本実施の形態の第2顔料のような可塑化防止作用(膨潤防止作用)を得ることはできない。本実施の形態の第2顔料がなぜこのような優れた可塑化防止作用(膨潤防止作用)を示すのかその詳細なメカニズムは解明されていないものの、第2顔料の顔料粒子の表面状態が好適な作用を及ぼしているのではないかと考えられる。
銅フタロシアニンブルー顔料:C.I.(カラーインデックス)Pigment Blue15:1、同15:2、同15:3、同15:4等。
フタロシアニングリーン顔料:C.I.Pigment Green7、同36等。
カーミン系顔料:C.I.Pigment Red48:1、同53:1、同57:1等。
ナフトール系顔料:C.I.Pigment Red5、同269等。
キナクリドン系顔料:C.I.Pigment Red122、同209等。
本実施の形態の液体現像剤に含まれる絶縁性液体とは、常温で不揮発性であり、電気的に絶縁性を示すもの(たとえば抵抗値が1011〜1016Ω・cmの範囲のもの)が好ましい。この範囲の抵抗値を有すれば、通常静電潜像を乱すことがないためである。さらに、このような絶縁性液体としては、臭気および毒性がないものが好ましい。
本実施の形態の液体現像剤に含まれる分散剤は、トナー粒子を絶縁性液体中に安定的に分散させる作用を有するものであり、このため、通常はトナー粒子の表面部に存在(吸着)している。このような分散剤は、絶縁性液体に対して可溶性であることが好ましい。
まず、トナー粒子を構成するビニル系共重合体樹脂は、上述の組成を有する限り従来公知のラジカル重合方法により製造することができる。すなわち、用いる原料モノマーの種類に応じて異なるものの、一般的には50〜300℃の温度範囲で行なうことができる。また、雰囲気ガスとして不活性ガスを用いたり、各種の溶媒を任意に選択したり、反応容器内圧力を常圧または減圧にする等、任意の条件を採用することができる。
以下の表1に記載した組成および分子量を有するビニル系共重合体樹脂(No.1〜No.9)を準備した。
樹脂として表1のビニル系共重合体樹脂No.1を100部、第1顔料としてカーボンブラック(商品名:「REGAL330R」、キャボット・スペシャルティ・ケミカルズ・インク社製)15部、第2顔料(便宜上「第2顔料A」とする)として銅フタロシアニンブルー顔料(商品名:「Fastgen Blue GNPSG」、DIC社製)3部、同じく第2顔料(便宜上「第2顔料B」とする)としてキナクリドン系顔料(商品名:「FASTOGEN Super Magenta RTS」、DIC社製)3部を、ヘンシェルミキサーに投入し十分混合した。その後、ロール内加熱温度100℃の同方向回転二軸押出し機を用いて、この混合物を溶融混練し、冷却後、これをカッターミルを用いて粗粉砕することにより粗粉砕トナーAを得た。
トナー粒子Aの製造方法において、第1顔料としてカーボンブラック(商品名:「REGAL330R」、キャボット・スペシャルティ・ケミカルズ・インク社製)20部用い、第2顔料(便宜上「第2顔料A」とする)として銅フタロシアニンブルー顔料(商品名:「Fastgen Blue GNPSG」、DIC社製)1.5部、同じく第2顔料(便宜上「第2顔料B」とする)としてナフトール系顔料(商品名:「TOSHIKI Red 1022」、DIC社製)1.5部を用いることを除き、他は全てトナー粒子Aと同様にしてトナー粒子Bを得た。このトナー粒子Bの粒径を上記と同様にして測定したところ、2.4μmであった。
トナー粒子Aの製造方法において、第1顔料としてカーボンブラック(商品名:「REGAL330R」、キャボット・スペシャルティ・ケミカルズ・インク社製)12部用い、第2顔料(便宜上「第2顔料A」とする)として銅フタロシアニンブルー顔料(商品名:「Fastgen Blue GNPSG」、DIC社製)6部、同じく第2顔料(便宜上「第2顔料B」とする)としてカーミン系顔料(商品名:「SYMULER Brilliant Carmine 6B 226」、DIC社製)6部を用いることを除き、他は全てトナー粒子Aと同様にしてトナー粒子Cを得た。このトナー粒子Cの粒径を上記と同様にして測定したところ、2.5μmであった。
トナー粒子Aの製造方法において、第1顔料としてカーボンブラック(商品名:「MA100S」、三菱化学社製)15部用い、第2顔料(便宜上「第2顔料A」とする)として銅フタロシアニンブルー顔料とフタロシアニングリーン顔料の混合物(商品名:「KET Blue 111」、DIC社製)3部、同じく第2顔料(便宜上「第2顔料B」とする)としてキナクリドン系顔料(商品名:「FASTOGEN Super Red 7100Y」、DIC社製)3部を用いることを除き、他は全てトナー粒子Aと同様にしてトナー粒子Dを得た。このトナー粒子Dの粒径を上記と同様にして測定したところ、2.5μmであった。
トナー粒子Aの製造方法において、ビニル系共重合体樹脂No.1に代えてビニル系共重合体樹脂No.2を用い、第1顔料としてカーボンブラック(商品名:「REGAL330R」、キャボット・スペシャルティ・ケミカルズ・インク社製)35部、第2顔料(便宜上「第2顔料A」とする)として銅フタロシアニンブルー顔料(商品名:「Fastgen Blue GNPSG」、DIC社製)8部、同じく第2顔料(便宜上「第2顔料B」とする)としてキナクリドン系顔料(商品名:「FASTOGEN Super Magenta RTS」、DIC社製)7部を用いることを除き、他は全てトナー粒子Aと同様にしてトナー粒子Eを得た。このトナー粒子Eの粒径を上記と同様にして測定したところ、2.6μmであった。
トナー粒子Aの製造方法において、ビニル系共重合体樹脂No.1に代えてビニル系共重合体樹脂No.3を用い、第1顔料としてカーボンブラック(商品名:「MA100S」、三菱化学社製)15部、第2顔料(便宜上「第2顔料A」とする)として銅フタロシアニンブルー顔料(商品名:「Fastgen Blue GNPSG」、DIC社製)5部、同じく第2顔料(便宜上「第2顔料B」とする)としてキナクリドン系顔料(商品名:「FASTOGEN Super Magenta RTS」、DIC社製)5部を用いることを除き、他は全てトナー粒子Aと同様にしてトナー粒子Fを得た。このトナー粒子Fの粒径を上記と同様にして測定したところ、2.4μmであった。
トナー粒子Aの製造方法において、第1顔料としてカーボンブラック(商品名:「REGAL330R」、キャボット・スペシャルティ・ケミカルズ・インク社製)20部用い、第2顔料(便宜上「第2顔料A」とする)として銅フタロシアニンブルー顔料(商品名:「Fastgen Blue GNPSG」、DIC社製)4部、を用いることを除き、他は全てトナー粒子Aと同様にしてトナー粒子Gを得た。このトナー粒子Gの粒径を上記と同様にして測定したところ、2.4μmであった。
トナー粒子Aの製造方法において、ビニル系共重合体樹脂No.1に代えてビニル系共重合体樹脂No.4を用いることを除き、他は全てトナー粒子Aと同様にしてトナー粒子Hを得た。このトナー粒子Hの粒径を上記と同様にして測定したところ、2.5μmであった。
トナー粒子Bの製造方法において、ビニル系共重合体樹脂No.1に代えてビニル系共重合体樹脂No.5を用いることを除き、他は全てトナー粒子Bと同様にしてトナー粒子Iを得た。このトナー粒子Iの粒径を上記と同様にして測定したところ、2.3μmであった。
トナー粒子Aの製造方法において、ビニル系共重合体樹脂No.1に代えてビニル系共重合体樹脂No.6を用いることを除き、他は全てトナー粒子Aと同様にしてトナー粒子Jを得た。このトナー粒子Jの粒径を上記と同様にして測定したところ、2.6μmであった。
トナー粒子Bの製造方法において、ビニル系共重合体樹脂No.1に代えてビニル系共重合体樹脂No.7を用いることを除き、他は全てトナー粒子Bと同様にしてトナー粒子Kを得た。このトナー粒子Kの粒径を上記と同様にして測定したところ、2.5μmであった。
トナー粒子Aの製造方法において、ビニル系共重合体樹脂No.1に代えてビニル系共重合体樹脂No.8を用いることを除き、他は全てトナー粒子Aと同様にしてトナー粒子Lを得た。このトナー粒子Lの粒径を上記と同様にして測定したところ、2.7μmであった。
トナー粒子Aの製造方法において、顔料として第1顔料(カーボンブラック(商品名:「REGAL330R」、キャボット・スペシャルティ・ケミカルズ・インク社製))15部のみを用いることを除き、他は全てトナー粒子Aと同様にしてトナー粒子Mを得た。このトナー粒子Mの粒径を上記と同様にして測定したところ、2.3μmであった。
トナー粒子Aの製造方法において、第2顔料(便宜上「第2顔料A」とする)として銅フタロシアニンブルー顔料(商品名:「Fastgen Blue GNPSG」、DIC社製)8部、同じく第2顔料(便宜上「第2顔料B」とする)としてキナクリドン系顔料(商品名:「FASTOGEN Super Magenta RTS」、DIC社製)8部を用いることを除き、他は全てトナー粒子Aと同様にしてトナー粒子Nを得た。このトナー粒子Nの粒径を上記と同様にして測定したところ、2.6μmであった。
トナー粒子Aの製造方法において、ビニル系共重合体樹脂No.1に代えてビニル系共重合体樹脂No.9を用いることを除き、他は全てトナー粒子Aと同様にしてトナー粒子Oを得た。このトナー粒子Oの粒径を上記と同様にして測定したところ、2.5μmであった。
トナー粒子Aの製造方法において、第1顔料の含有量を8部、第2顔料Aの含有量を1.6部、第2顔料Bの含有量を1.6部とする以外は、全てトナー粒子Aと同様にしてトナー粒子Pを得た。このトナー粒子Pの粒径を上記と同様にして測定したところ、2.7μmであった。
トナー粒子Aの製造方法において、第1顔料の含有量を42部、第2顔料Aの含有量を8.4部、第2顔料Bの含有量を8.4部とする以外は、全てトナー粒子Aと同様にしてトナー粒子Qを得た。このトナー粒子Qの粒径を上記と同様にして測定したところ、2.5μmであった。
トナー粒子Aの製造方法において、第2顔料Aとしてアゾ系顔料(商品名:「SYMULER BRILLIANT CARMINE 6B300」、DIC社製)を用い、第2顔料Bとしてアゾ系顔料(商品名:「SUNBRITE YELLOW 74」、DIC社製)を用いる以外は、全てトナー粒子Aと同様にしてトナー粒子Rを得た。このトナー粒子Rの粒径を上記と同様にして測定したところ、2.4μmであった。
以下、実施例1〜12および比較例1〜7の液体現像剤を製造した。
絶縁性液体として「IPソルベント2028」(商品名、出光石油化学社製)70部、トナー粒子Aを30部、N−ビニルピロリドン基を有する塩基性の高分子分散剤であるN−ビニルピロリドン/アルキレン共重合体「Antaron V−216」(商品名、GAF/ISP Chemicals社製)1.2部を混合し、ペイントシェーカーにて1時間分散することにより、液体現像剤を得た。
実施例1におけるトナー粒子Aに代えて、表2の通りトナー粒子B〜Rをそれぞれ用いることを除き、他は全て実施例1と同様にして実施例2〜12および比較例1〜7の液体現像剤を得た。ただし、実施例8は、トナー粒子Aを用い、分散剤を「Antaron V−216」に代えて、「Solsperse3000」(商品名、日本ルーブリゾール社製)を用いた。この「Solsperse3000」は、高分子分散剤であり、酸性を示す。
<分子量の測定方法>
ビニル系共重合体樹脂の重量平均分子量(Mw)は、GPC(ゲル浸透クロマトグラフィー)により測定した。測定条件は以下の通りである。
DETECTOR:RI
COLUMN:ShodexKF-404HQ(商品名、昭和電工社製)+ShodexKF-402HQ(商品名、昭和電工社製)
溶 媒:テトラヒドロフラン(THF)
流 速:0.3ml/min.
較正曲線:標準ポリスチレン
<第1モノマーと第2モノマーの比率(モル%)>
ビニル系共重合体樹脂を構成するモノマーの組成とその割合(モル%)は、フーリエ変換核磁気共鳴装置(FT−NMR)(商品名:「Lambda400」、日本電子社製)を用いて、1H−NMR分析を行なってその積分比より決定した。測定溶媒はクロロホルムD溶剤とした。その結果を表1に示す。
第2顔料0.5gと蒸留水20mlとをガラス製スクリュー管に入れ、それをペイントシェーカーを用いて30分間振り混ぜた後、ろ過することにより得られたろ液のpHをpHメータ(商品名:「D−51」、堀場製作所社製)を用いて測定し、そのpHが7より大きい場合を塩基性、7より小さい場合を酸性とした。このようにして測定したpHを表2(「第2顔料のpH」の項)に示す。なお、同項における「A」、「B」はそれぞれ「第2顔料A」、「第2顔料B」を示す。
20ccガラス瓶に10ccの液体現像剤を入れて、40℃に設定した恒温槽で1ヶ月間保管した。保管前後の粒径を粒度分布計(商品名:「SALD−2200」、島津製作所社製)にて測定した。
図1に示した画像形成装置を用い、実施例1〜12および比較例1〜7の各液体現像剤の単色ソリッド(ベタ)パターン(10cm×10cm、付着量:1.6mg/m2)を記録媒体(コート紙)上に形成し、引き続き、ヒートローラで定着した(170℃×ニップ時間60msec.)。
A:画像濃度1.8以上
B:画像濃度1.7以上1.8未満
C:画像濃度1.7未満
画像濃度の数値が高いものほど、画像濃度が高いことを示す。その結果を表2に示す。
上記と同様にして定着画像を得た。その後、その定着画像を色差計(商品名:「CM−3700」、ミノルタ社製)にてL*a*b*測定を行ない、「Japan Color 色再現印刷2001」のコート紙/K/面積100%部のL*a*b*測定値との色差(ΔE)を算出し、以下の3段階のランク評価を行なった。
A:色差が3未満
B:色差が3以上5未満
C:色差が5以上
数値が小さいものほど、色差が小さいことを示す。その結果を表2に示す。
上記と同様にして定着画像を得た。その後、オフセットがない部位に対して消しゴム(商品名:砂消し「LION 26111」、ライオン事務器社製)を押圧荷重1kgfで2回擦り、画像濃度の残存率を反射濃度計「X−Rite model 404」(商品名、X−Rite社製)により測定し、以下の3段階のランク評価を行なった。
A:画像濃度残存率が90%以上。
B:画像濃度残存率が70%以上90%未満。
C:画像濃度残存率が70%未満。
画像濃度残存率が高いものほど、画像の定着強度が大きいことを示す。その結果を表2(「定着性」の項)に示す。
<プロセス条件>
システム速度:40cm/s
感光体:負帯電OPC
帯電電位:−650V
現像電圧(現像ローラ印加電圧):−450V
1次転写電圧(転写ローラ印加電圧):+620V
2次転写電圧:+1200V
現像前コロナCHG:針印加電圧−3〜5kVで適宜調整。
図1は、電子写真方式の画像形成装置1の概略概念図である。まず、液体現像剤2が規制ブレード4によりすりきられ、現像ローラ3上に液体現像剤2の薄層が形成される。その後、現像ローラ3と感光体5とのニップでトナー粒子が移動し、感光体5上にトナー画像が形成される。
Claims (5)
- トナー粒子と絶縁性液体と分散剤とを含み、
前記トナー粒子は、少なくとも、樹脂と、該樹脂中に分散された顔料とを含み、
前記樹脂は、炭素数1〜4のアルキル基を1または2個有していてもよいスチレン、アクリル酸アルキル(ただしアルキル基の炭素数は1〜4)、およびメタクリル酸アルキル(ただしアルキル基の炭素数は1〜4)からなる群より選ばれる少なくとも1種のモノマーである第1モノマーと、アクリル酸およびメタクリル酸からなる群より選ばれる少なくとも1種のモノマーである第2モノマーと、を含む複数のモノマーを構成モノマーとするビニル系共重合体樹脂を含み、
前記第1モノマーと前記第2モノマーとの比率は、これら両者の全量に対する前記第2モノマーの比率が5〜25モル%であり、
前記顔料は、第1顔料と第2顔料とを含み、
前記第1顔料は、カーボンブラックであり、前記樹脂100質量部に対して10〜40質量部含まれ、
前記第2顔料は、銅フタロシアニンブルー顔料、フタロシアニングリーン顔料、カーミン系顔料、ナフトール系顔料、およびキナクリドン系顔料からなる群より選ばれる少なくとも1種の顔料により構成され、前記第1顔料に対して10〜100質量%含まれる、
液体現像剤。 - 前記第1モノマーは、スチレンを含む、請求項1記載の液体現像剤。
- 前記第2顔料は、塩基性である、請求項1記載の液体現像剤。
- 前記第2顔料は、水20mlに対してそれを0.5g分散させた分散液のろ液のpHが7.1〜14である、請求項3記載の液体現像剤。
- 前記分散剤は、塩基性の高分子分散剤である、請求項1記載の液体現像剤。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2011547621A JP4930662B1 (ja) | 2010-09-07 | 2011-07-12 | 液体現像剤 |
Applications Claiming Priority (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010199900 | 2010-09-07 | ||
JP2010199900 | 2010-09-07 | ||
JP2011547621A JP4930662B1 (ja) | 2010-09-07 | 2011-07-12 | 液体現像剤 |
PCT/JP2011/065860 WO2012032847A1 (ja) | 2010-09-07 | 2011-07-12 | 液体現像剤 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP4930662B1 JP4930662B1 (ja) | 2012-05-16 |
JPWO2012032847A1 true JPWO2012032847A1 (ja) | 2014-01-20 |
Family
ID=45810451
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2011547621A Expired - Fee Related JP4930662B1 (ja) | 2010-09-07 | 2011-07-12 | 液体現像剤 |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4930662B1 (ja) |
WO (1) | WO2012032847A1 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6028168B2 (ja) * | 2012-11-15 | 2016-11-16 | コニカミノルタ株式会社 | 液体現像剤 |
WO2016173632A1 (en) * | 2015-04-28 | 2016-11-03 | Hewlett-Packard Indigo B.V. | Electrostatic ink compositions |
Family Cites Families (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
GB1576719A (en) * | 1976-07-23 | 1980-10-15 | Agfa Gevaert | Electrophoretic developers |
JPS59102253A (ja) * | 1982-12-06 | 1984-06-13 | Ricoh Co Ltd | 電子写真用液体現像剤 |
JPH0623863B2 (ja) * | 1983-11-17 | 1994-03-30 | 株式会社リコー | 電子写真用液体現像剤 |
AUPR906101A0 (en) * | 2001-11-26 | 2001-12-20 | Research Laboratories Of Australia Pty Ltd | Liquid developers |
CN100489670C (zh) * | 2003-10-29 | 2009-05-20 | 惠普发展公司.有限责任合伙企业 | 黑色调色剂 |
JP2008524640A (ja) * | 2004-12-20 | 2008-07-10 | リサーチ ラボラトリーズ オブ オーストラリアプロプライエタリイ リミテッド | 記録液 |
JP5003455B2 (ja) * | 2007-12-13 | 2012-08-15 | コニカミノルタビジネステクノロジーズ株式会社 | 湿式現像剤 |
-
2011
- 2011-07-12 JP JP2011547621A patent/JP4930662B1/ja not_active Expired - Fee Related
- 2011-07-12 WO PCT/JP2011/065860 patent/WO2012032847A1/ja active Application Filing
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP4930662B1 (ja) | 2012-05-16 |
WO2012032847A1 (ja) | 2012-03-15 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP6028168B2 (ja) | 液体現像剤 | |
JP5003455B2 (ja) | 湿式現像剤 | |
JP2014066886A (ja) | 液体現像剤 | |
JP2009175670A (ja) | 湿式現像剤 | |
JP2009251086A (ja) | 湿式現像剤 | |
JP2012185359A (ja) | 液体現像剤 | |
JP2017134137A (ja) | 黒色液体現像剤、及びそれを用いて得られる印刷物 | |
JP2013003197A (ja) | 液体現像剤 | |
JP2012078575A (ja) | 液体現像剤 | |
JP4930662B1 (ja) | 液体現像剤 | |
JP4858661B1 (ja) | 液体現像剤 | |
JP6048213B2 (ja) | 液体現像剤 | |
JP3521373B2 (ja) | フルカラー電子写真用トナーキット | |
JP2012058389A (ja) | 液体現像剤 | |
WO2018020957A1 (ja) | ホワイト液体現像剤及びその製造方法、並びにそれを用いた印刷物 | |
JP6048214B2 (ja) | 液体現像剤 | |
JP2017151432A (ja) | 液体現像剤、及びそれを用いた印刷物の製造方法 | |
JP6331536B2 (ja) | 液体現像剤 | |
JP6269211B2 (ja) | 液体現像剤 | |
JP5581837B2 (ja) | 液体現像剤 | |
JP2012058666A (ja) | 液体現像剤 | |
JP7305435B2 (ja) | 液体現像剤及び画像形成方法 | |
JP3612216B2 (ja) | 液体現像剤 | |
JP5708215B2 (ja) | 液体現像剤 | |
JP2012242557A (ja) | 液体現像剤 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20120117 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20120130 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150224 Year of fee payment: 3 |
|
S531 | Written request for registration of change of domicile |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531 |
|
S533 | Written request for registration of change of name |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |