JPWO2012029809A1 - 形状測定装置 - Google Patents

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Abstract

光源11と測定光照射系13と参照コム光分離器14と光合波器15と光検出器16とを備え、参照コム光分離器14は、広帯域光を入射し、当該広帯域光を、出射方向をZ軸方向としたときに結像点におけるY座標値の大きさに応じて周波数間隔が連続的に変化する参照コム光に分離し、X軸を測定対象の仮想の切断線とし、Y座標を深さとして、検出面に表れる干渉画像を測定対象の断層画像とする。これにより、出射方向をZ軸方向としたときに結像点におけるY座標値の大きさに応じて周波数間隔が(連続的に)変化する参照コム光を用いて、ダイナミックレンジが大きい深さ方向の一次元断層、または深さ方向の二次元断層を測定する。

Description

本発明は、可動走査機構を持たずかつフーリエ変換等の演算が不要な、広帯域光光源を備えた距離測定に好適な形状測定技術に関し、出射方向をZ軸方向としたときに結像点におけるY座標値の大きさに応じて周波数間隔が変化する参照コム光を用いて、深さ方向の一次元断層、または深さ方向の二次元断層の測定ができる形状測定装置および形状測定方法に関する。
物体等の表面形状や光透過物体等の内部構造を測定するために、マイケルソン型の距離測定装置(干渉計)がたとえば使用される(非特許文献1参照)。マイケルソン型の距離測定装置は、図17に示すように白色光源を用いたものが知られている。図17の距離測定装置8では、白色光源81からの白色光WLはビームスプリッタ82を透過して測定対象83に照射される。一方、ビームスプリッタ82により反射されて可動ミラー84に照射される。
測定対象83の反射光LR1はビームスプリッタ82により反射され、可動ミラー84の反射光LR2はビームスプリッタ82を透過する。これらの反射光LR1,LR2は合波される。合波光LR3は干渉プロファイル測定器85に入射され、干渉プロファイル測定器85は白色光の干渉プロファイルを測定する。
図17では、可動ミラー84が走査機構86により距離走査される。この距離走査により、測定対象83から干渉プロファイル測定器85までの距離と、可動ミラー84から干渉プロファイル測定器85までの距離とが等しいときに干渉が生じる。この干渉は、図18(A)に示す白色光源81が出力する白色光WLのパワースペクトルの逆フーリエ変換に依る。
図18(B)に示すように、この干渉波形の幅は、白色光源81の帯域幅(図18(B)中のΔω)と反比例の関係にあるので、白色光源81を用いると分解能は高くなる。なお、合波光LR3は、可動ミラー84の走査距離(ΔL)を関数とした白色光源の自己相関関数である。図18(B)において2π/Δωは自己相関関数の半値幅である。
Optics Letters, Vol. 25, Issue 2, pp. 111-113 (2000) "Spectroscopic optical coherence tomography" U. Morgner etc.
図17に示した距離測定装置8では、白色光を使用しているため高い分解能を得ることができる。しかし、可動ミラー84を走査するため、測定に長時間を要し、可動機構があるために装置が大型化するし、機械的なメンテナンスが必要となる。また、ダイナミックレンジは、極めて短く、せいぜい1cm程度である。
本発明の目的は、出射方向をZ軸方向としたときに結像点におけるY座標値の大きさに応じて周波数間隔が(連続的に)変化する参照コム光を用いて、深さ方向の一次元断層、または深さ方向の二次元断層を測定することである。
本発明の他の目的は、上記の目的に加えて、ダイナミックレンジが大きい深さ方向の一次元断層、または深さ方向の二次元断層を測定することである。
本発明の形状測定装置および形状測定方法は、以下を要旨とする。
(1)
広帯域光を生成する光源と、
前記広帯域光を測定対象に測定光として照射する測定光照射系と、
前記広帯域光を入射し、当該広帯域光を、出射方向をZ軸方向としたときに結像点におけるY座標値の大きさに応じて周波数間隔が連続的に変化しかつX軸方向に幅を持つ参照コム光に分離して出射する参照コム光分離器と、
前記測定対象から反射される反射光または前記測定対象を透過する透過光と前記参照コム光分離器から出射される参照コム光とを合波する光合波器と、
前記光合波器からの合成光を受光し、検出面上の光強度を検出する光検出器と、
を備え、
前記X軸を前記測定対象の仮想の切断線とし、前記Y座標を深さとして、前記検出面に表れる干渉画像を前記測定対象の二次元断層画像とする、ことを特徴とする形状測定装置。
(2)
参照コム光の光路上に、参照コム光の空間的な距離変調を行う変調器を備えたことを特徴とする請求項1に記載の形状測定装置。
(3)
前記光検出器は、異なる深さ領域ごとの干渉画像を前記検出面に重ね合わせて取得することを特徴とする(1)または(2)に記載の形状測定装置。
(4)
参照光路長または測定光路長を1回または複数回微小変化させることで、前記干渉画像を前記検出面上で移動させ、そのときの移動量により、異なる深さ領域の干渉画像を峻別することを特徴とする(1)から(3)の何れかに記載の形状測定装置。
(5)
前記参照コム光分離器が、光共振器であることを特徴とする(1)から(4)の何れかに記載の形状測定装置。
(6)
前記光共振器が、ファブリペローエタロン共振器であることを特徴とする(5)に記載の形状測定装置。
(7)
広帯域光を生成する光源と、
前記広帯域光を測定対象に測定光として照射する測定光照射系と、
前記広帯域光を入射し、出射方向をZ軸方向としたときに結像点におけるY座標値の大きさに応じて周波数間隔が(連続的に)変化する参照コム光(周波数間隔:Δω(Y))を生成する参照コム光分離器と、
前記測定対象から反射される反射光または前記測定対象を透過する透過光と前記参照コム光分離器からの参照コム光とを合波する光合波器と、
前記光合波器からの合成光を受光し、Y軸に沿った光の光強度を検出するラインセンサからなる光検出器と、
を備え、
前記Y座標を深さとして、光検出器に表れる干渉ライン画像を前記測定対象の線断層画像とすることを特徴とする形状測定装置。
(8)
参照コム光の空間的な距離変調を行うことを特徴とする(7)に記載の形状測定装置。
(9)
前記光検出器に、異なる深さ領域ごとの干渉ライン画像を重ね合わせて取得することを特徴とする(7)または(8)に記載の形状測定装置。
(10)
参照光路長または測定光路長を1回または複数回微小変化させることで、前記検出面上での干渉ライン画像を前記検出面上で移動させ、そのときの移動量により、異なる深さ領域の干渉ライン画像を峻別することを特徴とする(7)から(9)の何れかに記載の形状測定装置。
(11)
前記参照コム光分離器が、光共振器であることを特徴とする(7)から(10)の何れかに記載の形状測定装置。
(12)
前記光共振器が、ファブリぺローエタロン共振器であることを特徴とする(11)に記載の形状測定装置。
(13)
広帯域光を測定対象に測定光として照射するとともに、
前記広帯域光を、出射方向をZ軸方向としたときに結像点におけるY座標値の大きさに応じて周波数間隔が(連続的に)変化するX軸方向に幅を持つ参照コム光に分離し
前記測定対象から反射される反射光または前記測定対象を透過する透過光と前記参照コム光とを合成し、
光検出器により、前記合成光を受光し、検出面上の光強度を検出し、
前記X軸を前記測定対象の仮想の切断線とし、前記Y座標を深さとして、検出面に表れる干渉画像を前記測定対象の二次元断層画像とすることを特徴とする形状測定方法。
(14)
参照コム光の空間的な距離変調を行うことを特徴とする(13)に記載の形状測定方法。
(15)
前記光検出器の検出面に、異なる深さ領域ごとの干渉画像を重ね合わせて取得することを特徴とする(13)または(14)に記載の形状測定方法。
(16)
参照光路長または測定光路長を1回または複数回微小変化させることで、前記干渉画像を前記検出面上で移動させ、そのときの移動量により、異なる深さ領域の干渉画像を峻別することを特徴とする(13)から(15)の何れかに記載の形状測定方法。
(17)
広帯域光を測定対象に測定光として照射するとともに、
前記広帯域光を、出射方向をZ軸方向としたときに結像点におけるY座標値の大きさに応じて周波数間隔が(連続的に)変化する参照コム光に分離し、
前記測定対象から反射される反射光または前記測定対象を透過する透過光と前記参照コム光とを合成し、
前記光検出器により、前記合成光を受光し、前記Y軸に沿った光の光強度を検出し、
前記Y座標を深さとして、前記光検出器に表れる干渉ライン画像を前記測定対象の線断層画像とすることを特徴とする形状測定方法。
(18)
参照コム光の空間的な距離変調を行うことを特徴とする(17)に記載の形状測定方法。
(19)
前記光検出器に、異なる深さ領域ごとの干渉ライン画像を重ね合わせて取得することを特徴とする(17)または(18)に記載の形状測定方法。
(20)
参照光路長または測定光路長を1回または複数回微小変化させることで、前記検出面上での干渉ライン画像を前記検出面上で移動させ、そのときの移動量により、異なる深さ領域の干渉ライン画像を峻別することを特徴とする(17)から(19)の何れか記載の形状測定方法。
異なる深さ領域ごとの干渉画像を重ね合わせて取得することができるので、計測範囲(ダイナミックレンジ)を大幅に拡大することができる。
測定対象からの反射光を検出する本発明の実施形態を示す図であり、(A)は光分岐器を使用した例を示す図、(B)は光分岐器を使用しない例を示す図である。 測定対象の透過光を検出する本発明の実施形態を示す図であり、(A)は光分岐器を使用した例を示す図、(B)は光分岐器を使用しない例を示す図である。 図1(A)に対応する図であり、深さ方向の二次元断層を測定する形状測定装置を示す図である。 (A)は本発明におけるファブリペローエタロン共振器の動作説明図であり、(B)は動作説明図である。 FPERの出射光の説明図である。 コム光を表すδ関数列のフーリエ変換と、自己相関関数との関係を示すグラフである。 (A),(B)は、異なる次数(すなわち、異なる深さ)での干渉が生じた場合の検出面上のピクセル位置と、自己相関関数との関係を示す図である。 (A)は光路長を変化させないときの検出面上でのサンプルミラーの位置を示す図、(B)は光路長を変化させたときに検出面上で干渉している行が2ピクセル分移動している様子を示す図、(C)は光路長を変化させたときに検出面上で干渉している行が8ピクセル分移動している様子を示す図、(D)は光路長を変化させたときに検出面上で干渉している行が7ピクセル分移動している様子を示す図である。 光検出器の検出面上に異なる深さ領域ごとの干渉画像を重ね合わせて取得する例を示しており、(A)は参照光路にガラス板を挿入しない場合、(B)は参照光路にガラス板を挿入した場合を示している。 (A)はFPERを用いたことにより生じる測定不能になる領域(不感領域)を示す図、(B)はFPERを用いたことにより生じる、同一の反射対象が異なる次数として検出面に同時に表れてしまう領域を示す図、(C)はこれらの領域の発生を解消した様子を示す図である。 (A),(B)は空間的な距離変調を行う変調器の説明図、(C)は次数を表す線の特性を非直線にする光路変調素子を示す図である。 (A),(B)は両面に電圧を加えることにより光路長を可変としたFPERを示す図である。 (A)は光共振器としてVIPAを使用した例を示す図、(B)はVIPAを用いたことにより生じる、測定不能になる領域(不感領域)および同一の反射対象が異なる次数として検出面に同時に表れてしまう領域を示す図である。 (A)は変調器により測定不能になる領域(不感領域)を変化させた様子を示す説明図、(B)は同一の反射対象が異なる次数として検出面に同時に表れてしまう領域を変化させた様子を示す説明図である。 本発明の形状測定装置の他の実施形態を示す説明図である。 本発明の形状測定装置の一部を光ファイバー系により構成した実施形態を示す説明図である。 白色光源を用いた、従来のマイケルソン型の距離測定装置を示す図である。 (A)は図17の干渉計における光源のパワースペクトルを示す図、(B)は干渉波形を示す図である。
図1(A),(B)、図2(A),(B)は本発明の形状測定装置の第1実施形態の設計例を示す図である。
図1(A),(B)は、測定対象からの反射光を検出するする例を示し、図2(A),(B)は、測定対象を透過する透過光を検出するする例を示している。
図1(A),(B)は、深さ方向の二次元断層または深さ方向の一次元断層を、測定光を測定対象から反射させて測定する構成図である。
図1(A)において形状測定装置1は、光源11と、光分岐器12と、測定光照射系13と、参照コム光分離器14と、光合波器15と、光検出器16とを備えている。
光源11は、白色光、スーパコンティニューム光等の広帯域光を生成する。光分岐器12は、光源11からの光を測定光と参照光に分岐する。光源11から直接、測定光および参照光を取り出す場合には、図1(B)に示すように光分岐器12を設けないようにできる。
測定光照射系13は、広帯域光を測定対象に測定光として照射する。測定光照射系13では、広帯域光が楔形状になるように測定対象にライン照射することができる。一ラインに照射したときは、深さ方向の二次元断層を得ることができる。また、測定光照射系13では、広帯域光が錐形になるように測定対象に点照射することができる。一点に照射したときは深さ方向の一次元断層の測定ができる。
参照コム光分離器14として、光共振器が使用できる。この光共振器として、ファブリペローエタロン共振器(FPER)を使用することができるし、バーチャリ・イメージド・フェイズド・アレイ(VIPA)を使用することもできる。
参照コム光分離器14は、光源11からの広帯域光を入射し、出射方向をZ軸方向としたときに結像点におけるY座標値の大きさに応じて周波数間隔が(連続的に)変化するコム光(周波数間隔:Δω(Y))からなる参照コム光を生成する。
深さ方向の二次元断層を得る場合には、参照コム光は、X軸方向に幅を持つ必要がある。深さ方向の一次元断層を得る場合には、参照コム光は、X軸方向に幅を持つ必要はない(もちろん、幅を持っていてもよい)。
光合波器15は、測定対象から反射される反射光と参照コム光分離器からの参照コム光とを合波する。
光検出器16はCCDから構成でき、光合波器15からの合成光を受光し、光強度を検出する。深さ方向の二次元断層を得る場合には、光検出器16は、二次元センサである検出面上の光強度を検出する。深さ方向の一次元断層を得る場合には、光検出器16は、ラインセンサであり、Y軸に沿って設けられたラインセンサ上の光強度を検出する。
図1(A),(B)の形状測定装置1、X軸を測定対象の仮想の切断線とし、Y軸のY座標を深さとして、検出面に表れる干渉画像を測定対象の二次元断層画像とすることができる。
図2(A),(B)は、前述したように、測定対象を透過する透過光を検出する例を示しており、図2(A),(B)は、深さ方向の二次元断層,深さ方向の一次元断層を、測定光を測定対象に透過させて測定する構成図である。
図2(A),(B)は、深さ方向の二次元断層または深さ方向の一次元断層を測定する構成図である。
図2(A)の形状測定装置1は、図1(A)の形状測定装置1と同様、光源11と、光分岐器12と、測定光照射系13と、参照コム光分離器14と、光合波器15と、光検出器16とを備えている。ただし、図1(A)では測定光照射系13は、光合波器15の外側(光合波器15を通過した先)に設けられたが、図2(A)では測定光照射系13は、光分岐器12と光合波器15との間に設けられている。
図2(A)では、参照光の光路長(光源11から参照コム光分離器14を経て光検出器16に至る経路)と測定光(光源11から測定対象で折り返して光合波器15を経て光検出器16に至る経路)の光路長とは異なって描いてあるが、実際には両光路長はほぼ同じに設定してある。なお、光源11から直接、測定光および参照光を取り出す場合には、図2(B)に示すように光分岐器12を設けないようにできる。
図3は、図1(A)に対応する図であり、深さ方向の二次元断層を測定する形状測定装置2Aを示す図である。
図3において、形状測定装置2Aは、光源21と、光分岐器22と、測定光照射系23と、参照コム光分離器24と、光合波器25と、光検出器26と、ミラー271,272と、ビーム径調整系28と、光路長変更器29を備えている。ここで、測定光照射系23は、シリンドリカルレンズ231および測定対象232からなる。参照コム光分離器24は、ファブリペローエタロン共振器(FPER)241およびシリンドリカルレンズ242,243からなる。ビーム径調整系28は、球面レンズ281,282からなる。光路長変更器29は、ガラス板291およびガラス板移動器292からなる。
光源21はスーパー・ルミネッセント・ダイオードである。光源21からのレーザ光LBは、光分岐器22において参照光LBREFと測定光LBMSRとに分岐される。参照光LBREFは、ミラー271、光路長変更器29、ミラー272を介して参照コム光分離器24に入射され、参照コム光分離器24はCMBREFを出力する。なお、光路長変更器29は、光路にガラス板291が介在されないこともあるし、介在されることもある。
一方、測定光LBMSRは、ビーム径調整系28に入射される。測定光LBMSRは、球面レンズ281,282によりビーム径が調整され、光合波器25およびシリンドリカルレンズ231を介して測定対象232に照射される。
参照コム光分離器24からの参照コム光CMBREFは、および測定対象232からの反射光は、光合波器25により合成されて光検出器26に照射される。
以下、形状測定装置2Aを詳細に説明する。
参照コム光分離器24は、前述したようにFPER241と、シリンドリカルレンズ242,243とからなる。FPER241は、図4(A)に示すように、本実施形態では、石英ガラス基板の出射面に反射率95%で金を蒸着し、入射側には入射口を残して反射率95%で金を蒸着して作成した。
図4(B)に示すように、参照コム光分離器24では、参照光LBREFは、シリンドリカルレンズ242から、FPER241の入射口に入射する。
FPER241は、図4(A),(B)に示すように、広帯域光を入射し、参照コム光CMBREFを生成する。参照コム光CMBREFは、図4(A),(B)および図5(A)に示すように、出射方向をZ軸方向としたときに結像点におけるY座標値の大きさに応じて周波数間隔が(連続的に)変化する。すなわち、参照コム光CMBREFは、X軸方向に幅を持ち、周波数間隔がY座標に依存するコム光である。この周波数間隔は、Δω(Y)で表される。
なお、図5(B)に光検出器26の検出面を示す。また、FPER241からのY座標に依存する成分は、実際には、図5(C)に示すように、シリンドリカルレンズ243により、光検出器26の検出面上に結像される。図5(C)では、結像は光検出器26の検出面上に生じるが、たとえば検出面の中央部では結像するが周辺部では検出面上に結合しないこともある。この場合には、適宜の補正を行うことができる。
図5(A)に示すように、同図のY座標は、光検出器26の検出面上のY軸(深さ方向)のY座標に対応している。図6に示すように、コム光を表すδ関数列のフーリエ変換は、自己相関関数を与える。自己相関関数の横軸は時間であり、この時間は距離(測定対象の深さ)に換算される。
したがって、参照コム光と、測定光とが干渉した場合には、当該干渉した参照コム光の自己相関関数の値に対応する深さからの反射光であることがわかる。
ところで、図6の自己相関関数に示すように、一つのピクセルには、異なる次数のピークが割り当てられている。したがって、図7(A),(B)に示すように、異なる次数(すなわち、異なる深さ)での干渉が生じたとしても、このままではどの次数による干渉かの区別ができない。
そこで、本実施形態では、以下に述べるようにして、ピークの次数を特定することができる。
たとえば、検出面上のあるピクセルに干渉が生じている状態で、参照光路長をΔLだけ変えると、当該ピクセルは検出面上を深さの±方向(Y軸方向)にあるピクセル個数分だけ移動する。参照光路長を微小距離だけ変えたときの、干渉が生じているピクセルの移動量は、自己相関関数の次数により異なる。したがって、予め、次数に対応する移動量を知っていれば、何次の次数により生じた干渉かを知ることができる。
なお、図8(A)は、光路長を変化させないときの検出面上でのサンプルミラーの位置を示している。この状態で、参照光路にガラス板291を挿入すると、出射方向をZ軸方向としたときのY座標値に応じた周波数間隔Δω(Y)が変化する。
図8(B)は光路長を変化させたときに検出面上で干渉している行が2ピクセル分移動している様子を示している。図8(C)は光路長を変化させたときに検出面上で干渉している行が8ピクセル分移動している様子を示している。図8(D)は光路長を変化させたときに検出面上で干渉している行が7ピクセル分移動している様子を示している。
図9は、光検出器26の検出面上に異なる深さ領域ごとの干渉画像(すなわち、相関関数の異なる次数における干渉画像)を重ね合わせて取得する例を示しており、(A)は参照光路にガラス板291を挿入しない場合、(B)は参照光路にガラス板291を挿入した場合を示している。図9(A),(B)を比較すればわかるように、次数によって干渉画像の移動距離は異なる。よって、1回または複数回の光路長を変化させることにより異なる次数における干渉画像を分離することができる。
上記の実施形態では、参照光LBREFの光路長を変化させたが、測定光LBMSRの光路長を変化させることもできる。また、ミラー271,272の少なくとも一方を動かすことで光路長を変化させてもよい。
ところで、本発明の形状測定装置では、測定対象の深さ(Y軸の値)によって、測定ができなくなったり、測定が困難になる領域が存在したりする場合がある。
図10(A),(B)はこの不都合を説明するための図である。図10(A)において、光検出器26の干渉位置(検出面のY座標)は、ゼロ次線F0,1次線F1,2次線F2,・・・と反射面S(または透過面)との交点Pにより決定される。
このため、これらの線の何れとも交差し得ない領域(図10(A)における領域G1)が不感領域となってしまう。逆に、反射面S(または透過面)が複数の線と交差する領域(図10における領域G2)では同一の反射面Sが異なる次数として検出面に同時に表れてしまう。
この不都合を解消するために、図11(A),(B)で示すような空間的な距離変調を行う変調器4を用いることができる。図11(A),(B)の変調器4は、断面が楔形状の光路変調素子411と、平凸シリンドリカルレンズ412と、両凸シリンドリカルレンズとから構成されている。光路変調素子411の一方または双方の面に階段が形成されている。
変調器4を用いることで、Y座標値に応じて光路長を変調することができる。また、図11(A),(B)において、光路変調素子411を上下させると、ゼロ次線F0,1次線F1,2次線F2,・・・の傾斜を変えることができる。
これにより図10(C)に示すように不感となる領域G1や反射面S(または透過面)が複数の線と交差する領域G2をなくすことができる。
光路長を増加することで、図10(C)に示すように不感領域をなくすことができるし、同一の反射対象が異なる次数として検出面に同時に表れてしまうといった影響も低減できる。
なお、図示しないが、一つの光路変調素子411を用いて、図11(A)と図11(B)の形態間に適宜切替えることができる機構を参照光経路や測定光経路に設けておくことができる。
また、変調器4の特性を適宜に設定することが可能である。たとえば、図11(C)に示すように光路変調素子411のステップ部分を湾曲っせることができる。これにより、各次数線の傾斜が、Y座標値が大きくなるほど徐々になだらかになるようにでき、これにより、不感領域をなくすことも可能となる。
FPER241は、図10(A)や図10(B)に示したような光路長を変調する機能をもともと備えている。この光路長は、図12(A),(B)に示すように、FPER241の両面に直流または交流の電圧(E)を加えることで、二段階に切替えたり、連続的に変化させたりできる。図12(A)では、電源Eを可変にしてあり、図12(B)ではスイッチSWにより電源Eをオンオフしている。
本発明では、参照コム光分離器24として、図13(A)に示すバーチャリ・イメージド・フェイズド・アレイ(VIPA)247を使用することができる。図13(B)に示すように、VIPA247を使用した場合にも、FPER241を使用したときと同様、測定不能になる領域(不感領域)および同一の反射対象が異なる次数として検出面に同時に表れてしまう領域が発生する。
このような不都合は、図11に示した変調器4を使用したり、図12に示したと同様、VIPA247の両面に電圧を加えたりすることで上記領域を変動させることができる。
図14(A)に、変調器により測定不能になる領域(不感領域)を変化させた様子を示す。また図14(B)に、同一の反射対象が異なる次数として検出面に同時に表れてしまう領域を変化させた様子を示す。
図15は本発明の形状測定装置の他の実施形態を示す説明図である。本実施形態の形状測定装置2Bは、深さ方向の一次元断層を測定することができる。図15の構成は基本的には図3の構成と同じである。なお、図15では、測定光照射系23のシリンドリカルレンズ231(集光レンズ)を球面レンズとしてある。
図16は本発明の形状測定装置の一部を光ファイバー系により構成した実施形態を示す説明図である。図16において形状測定装置3は、光源31と、カプラー32と、測定光照射系33(シリンドリカルレンズ331および測定対象332からなる)と、参照コム光分離器34(FPER341およびシリンドリカルレンズ342,343からなる)と、光合波器35と、光検出器36と、コリメータ37,38と、光路長変更器39(位相変調器からなる)を備えている。
本実施形態の形状測定装置3の動作も基本的には図3の形状測定装置2Aの動作と同じである。
なお、本発明では、測定光LBMSRのスペクトルを解析することで、測定対象232の種々のプロファイルを測定することもできる。
1,2A,2B,3 形状測定装置
11,21,31 光源
12,22 光分岐器
13,23,33 測定光照射系
14,24,34 参照コム光分離器
15,25,35 光合波器
16,26,36 光検出器
28 ビーム径調整系
29,39 光路長変更器
32 カプラー
37 コリメータ
231,242,331,342,412 シリンドリカルレンズ
232,332 測定対象
241,341 FPER
271,272 ミラー
281 球面レンズ
291 ガラス板
292 ガラス板移動器
411 光路変調素子
413 両凸シリンドリカルレンズ
CMBREF 参照コム光
LB レーザ光
LBMSR 測定光
LBREF 参照光
【0001】
技術分野
[0001]
本発明は、可動走査機構を持たずかつフーリエ変換等の演算が不要な、広帯域光光源を備えた距離測定に好適な形状測定技術に関し、出射方向をZ軸方向としたときに結像点におけるY座標値の大きさに応じて周波数間隔が変化する参照コム光を用いて、深さ方向の一次元断層、または深さ方向の二次元断層の測定ができる形状測定装置に関する。
背景技術
[0002]
物体等の表面形状や光透過物体等の内部構造を測定するために、マイケルソン型の距離測定装置(干渉計)がたとえば使用される(非特許文献1参照)。マイケルソン型の距離測定装置は、図17に示すように白色光源を用いたものが知られている。図17の距離測定装置8では、白色光源81からの白色光WLはビームスプリッタ82を透過して測定対象83に照射される。一方、ビームスプリッタ82により反射されて可動ミラー84に照射される。
[0003]
測定対象83の反射光LR1はビームスプリッタ82により反射され、可動ミラー84の反射光LR2はビームスプリッタ82を透過する。これらの反射光LR1,LR2は合波される。合波光LR3は干渉プロファイル測定器85に入射され、干渉プロファイル測定器85は白色光の干渉プロファイルを測定する。
[0004]
図17では、可動ミラー84が走査機構86により距離走査される。この距離走査により、測定対象83から干渉プロファイル測定器85までの距離と、可動ミラー84から干渉プロファイル測定器85までの距離とが等しいときに干渉が生じる。この干渉は、図18(A)に示す白色光源81が出力する白色光WLのパワースペクトルの逆フーリエ変換に依る。
[0005]
図18(B)に示すように、この干渉波形の幅は、白色光源81の帯域幅
【0003】
前記広帯域光を入射し、当該広帯域光を、出射方向をZ軸方向としたときに結像点におけるY座標値に応じて周波数間隔が連続的に変化しかつX軸方向に幅を持つ参照コム光に分離して出射する参照コム光分離器と、
前記測定対象から反射される反射光または前記測定対象を透過する透過光と前記参照コム光分離器から出射される参照コム光とを合波する光合波器と、
前記光合波器からの合成光を受光し、検出面上の干渉波形の複数の次数の光強度を同時に検出する光検出器と、
を備え、
前記X軸を前記測定対象の仮想の切断線とし、前記Y座標を深さとして、前記検出面に表れる干渉画像を前記測定対象の二次元断層画像とする、ことを特徴とする形状測定装置。
[0010]
(2)
広帯域光を生成する光源と、
前記広帯域光を測定対象に測定光として照射する測定光照射系と、
前記広帯域光を入射し、当該広帯域光を参照コム光に分離してZ軸方向に出射する参照コム光分離器と、
前記参照コム光の光路上に、X軸方向に幅を持ち、結像点においてY座標値に応じて周波数間隔が連続的に変化するように、前記参照コム光の空間的な距離変調を行う変調器と、
前記測定対象から反射される反射光または前記測定対象を透過する透過光と前記参照コム光分離器から出射される参照コム光とを合波する光合波器と、
前記光合波器からの合成光を受光し、検出面上の干渉波形の複数の次数の光強度を同時に検出する光検出器と、
を備え、
前記X軸を前記測定対象の仮想の切断線とし、前記Y座標を深さとして、前記検出面に表れる干渉画像を前記測定対象の二次元断層画像とする、こと
【0004】
を特徴とする形状測定装置。
[0011]
(3)
前記光検出器は、異なる深さ領域ごとの干渉画像を前記検出面に重ね合わせて取得することを特徴とする(1)に記載の形状測定装置。
[0012]
(4)
参照光路長または測定光路長を1回または複数回微小変化させることで、前記干渉画像を前記検出面上で移動させ、そのときの移動量により、異なる深さ領域の干渉画像を峻別することを特徴とする(1)に記載の形状測定装置。
[0013]
(5)
前記参照コム光分離器が、VIPAであることを特徴とする(1)に記載の形状測定装置。
[0014]
(7)
広帯域光を生成する光源と、
前記広帯域光を測定対象に測定光として照射する測定光照射系と、
前記広帯域光を入射し、出射方向をZ軸方向としたときに結像点におけるY座標値に応じて周波数間隔が連続的に変化する参照コム光を生成する参照コム光分離器と、
前記測定対象から反射される反射光または前記測定対象を透過する透過光と前記参照コム光分離器から出射される参照コム光とを合波する光合波器と、
前記光合波器からの合成光を受光し、Y軸に沿った干渉波形の複数の次数の光強度を同時に検出するラインセンサからなる光検出器と、
を備え、
前記Y座標を深さとして、光検出器に表れる干渉ライン画像を前記測定対象の線断層画像とすることを特徴とする形状測定装置。
[0015]
(8)
広帯域光を生成する光源と、
【0005】
前記広帯域光を測定対象に測定光として照射する測定光照射系と、
前記広帯域光を入射し、当該広帯域光を参照コム光に分離してZ軸方向に出射する参照コム光分離器と、
前記参照コム光の光路上に、結像点においてY座標値に応じて周波数間隔が連続的に変化するように、前記参照コム光の空間的な距離変調を行う変調器と、
前記測定対象から反射される反射光または前記測定対象を透過する透過光と前記参照コム光分離器から出射される参照コム光とを合波する光合波器と、
前記光合波器からの合成光を受光し、Y軸に沿った干渉波形の複数の次数の光強度を同時に検出するラインセンサからなる光検出器と、
を備え、
前記Y座標を深さとして、光検出器に表れる干渉ライン画像を前記測定対象の線断層画像とすることを特徴とする形状測定装置。
[0016]
(9)
前記光検出器は、異なる深さ領域ごとの干渉ライン画像を重ね合わせて取得することを特徴とする(7)に記載の形状測定装置。
[0017]
(10)
参照光路長または測定光路長を1回または複数回微小変化させることで、前記検出面上での干渉ライン画像を前記検出面上で移動させ、そのときの移動量により、異なる深さ領域の干渉ライン画像を峻別することを特徴とする(7)に記載の形状測定装置。
[0018]
(11)
前記参照コム光分離器が、VIPAであることを特徴とする(7)に記載の形状測定装置。
[0019]
(21)
前記光検出器は、異なる深さ領域ごとの干渉画像を前記検出面に重ね合わせて取得することを特徴とする請求項2に記載の形状測定装置
【0006】
。前記光検出器は、異なる深さ領域ごとの干渉画像を前記検出面に重ね合わせて取得することができる。
[0020]
(22)
前記参照コム光分離器が、光共振器であることを特徴とする(2)に記載の形状測定装置。
[0021]
(23)
前記光検出器に、異なる深さ領域ごとの干渉ライン画像を重ね合わせて取得することを特徴とする(8)に記載の形状測定装置。
[0022]
(24) 前記参照コム光分離器が、光共振器であることを特徴とする(8)に記載の形状測定装置。
[0023]
(2)および(8)の光共振器として、ファブリペローエタロン共振器を用いることができる。
[0024]
[0025]
[0026]
[0027]
発明の効果
[0028]
異なる深さ領域ごとの干渉画像を重ね合わせて取得することができるので、計測範囲(ダイナミックレンジ)を大幅に拡大することができる。
図面の簡単な説明
[0029]
[図1]測定対象からの反射光を検出する本発明の実施形態を示す図であり、(A)は光分岐器を使用した例を示す図、(B)は光分岐器を使用しない例を示す図である。
[図2]測定対象の透過光を検出する本発明の実施形態を示す図であり、(A)は光分岐器を使用した例を示す図、(B)は光分岐器を使用しない例を示す

Claims (20)

  1. 広帯域光を生成する光源と、
    前記広帯域光を測定対象に測定光として照射する測定光照射系と、
    前記広帯域光を入射し、当該広帯域光を、出射方向をZ軸方向としたときに結像点におけるY座標値に応じて周波数間隔が連続的に変化しかつX軸方向に幅を持つ参照コム光に分離して出射する参照コム光分離器と、
    前記測定対象から反射される反射光または前記測定対象を透過する透過光と前記参照コム光分離器から出射される参照コム光とを合波する光合波器と、
    前記光合波器からの合成光を受光し、検出面上の光強度を検出する光検出器と、
    を備え、
    前記X軸を前記測定対象の仮想の切断線とし、前記座標を深さとして、前記検出面に表れる干渉画像を前記測定対象の二次元断層画像とする、ことを特徴とする形状測定装置。
  2. 参照コム光の光路上に、参照コム光の空間的な距離変調を行う変調器を備えたことを特徴とする請求項1に記載の形状測定装置。
  3. 前記光検出器は、異なる深さ領域ごとの干渉画像を前記検出面に重ね合わせて取得することを特徴とする請求項1または2に記載の形状測定装置。
  4. 参照光路長または測定光路長を1回または複数回微小変化させることで、前記干渉画像を前記検出面上で移動させ、そのときの移動量により、異なる深さ領域の干渉画像を峻別することを特徴とする請求項1から3の何れか1項に記載の形状測定装置。
  5. 前記参照コム光分離器が、光共振器であることを特徴とする請求項1から4の何れか1項に記載の形状測定装置。
  6. 前記光共振器が、ファブリペローエタロン共振器であることを特徴とする請求項5に記載の形状測定装置。
  7. 広帯域光を生成する光源と、
    前記広帯域光を測定対象に測定光として照射する測定光照射系と、
    前記広帯域光を入射し、出射方向をZ軸方向としたときに結像点におけるY座標値に応じて周波数間隔が(連続的に)変化する参照コム光を生成する参照コム光分離器と、
    前記測定対象から反射される反射光または前記測定対象を透過する透過光と前記参照コム光分離器からの参照コム光とを合波する光合波器と、
    前記光合波器からの合成光を受光し、Y軸に沿った光の光強度を検出するラインセンサからなる光検出器と、
    を備え、
    前記座標を深さとして、光検出器に表れる干渉ライン画像を前記測定対象の線断層画像とすることを特徴とする形状測定装置。
  8. 参照コム光の空間的な距離変調を行うことを特徴とする請求項7に記載の形状測定装置。
  9. 前記光検出器に、異なる深さ領域ごとの干渉ライン画像を重ね合わせて取得することを特徴とする請求項7または8に記載の形状測定装置。
  10. 参照光路長または測定光路長を1回または複数回微小変化させることで、前記検出面上での干渉ライン画像を前記検出面上で移動させ、そのときの移動量により、異なる深さ領域の干渉ライン画像を峻別することを特徴とする請求項7から9の何れか1項に記載の形状測定装置。
  11. 前記参照コム光分離器が、光共振器であることを特徴とする請求項7から10の何れか1項に記載の形状測定装置。
  12. 前記光共振器が、ファブリぺローエタロン共振器であることを特徴とする請求項11に記載の形状測定装置。
  13. 広帯域光を測定対象に測定光として照射するとともに、
    前記広帯域光を、出射方向をZ軸方向としたときに結像点におけるY座標値に応じて周波数間隔が(連続的に)変化するX軸方向に幅を持つ参照コム光に分離し
    前記測定対象から反射される反射光または前記測定対象を透過する透過光と前記参照コム光とを合成し、
    光検出器により、前記合成光を受光し、検出面上の光強度を検出し、
    前記X軸を前記測定対象の仮想の切断線とし、前記座標を深さとして、検出面に表れる干渉画像を前記測定対象の二次元断層画像とすることを特徴とする形状測定方法。
  14. 参照コム光の空間的な距離変調を行うことを特徴とする請求項13に記載の形状測定方法。
  15. 前記光検出器の検出面に、異なる深さ領域ごとの干渉画像を重ね合わせて取得することを特徴とする請求項13または14に記載の形状測定方法。
  16. 参照光路長または測定光路長を1回または複数回微小変化させることで、前記干渉画像を前記検出面上で移動させ、そのときの移動量により、異なる深さ領域の干渉画像を峻別することを特徴とする請求項13から15の何れか1項に記載の形状測定方法。
  17. 広帯域光を測定対象に測定光として照射するとともに、
    前記広帯域光を、出射方向をZ軸方向としたときに結像点におけるY座標値の大きさに応じて周波数間隔が(連続的に)変化する参照コム光に分離し、
    前記測定対象から反射される反射光または前記測定対象を透過する透過光と前記参照コム光とを合成し、
    前記光検出器により、前記合成光を受光し、前記Y軸に沿った光の光強度を検出し、
    前記座標を深さとして、前記光検出器に表れる干渉ライン画像を前記測定対象の線断層画像とすることを特徴とする形状測定方法。
  18. 参照コム光の空間的な距離変調を行うことを特徴とする請求項17に記載の形状測定方法。
  19. 前記光検出器に、異なる深さ領域ごとの干渉ライン画像を重ね合わせて取得することを特徴とする請求項17または18に記載の形状測定方法。
  20. 参照光路長または測定光路長を1回または複数回微小変化させることで、前記検出面上での干渉ライン画像を前記検出面上で移動させ、そのときの移動量により、異なる深さ領域の干渉ライン画像を峻別することを特徴とする請求項17から19の何れか1項に記載の形状測定方法。
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