JPWO2011136065A1 - 画像表示装置および発光タイミング制御方法 - Google Patents
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Abstract
画像表示装置は、励起光源(5)と、面内方向に周期的に配置された複数の蛍光体領域(61)、(62)、(63)を備え、各蛍光体領域の間の領域が、入射した光をその入射方向と反対の方向に折り返す再帰反射領域(64)とされた蛍光スクリーン(6)と、励起光源(5)からの光ビームで蛍光スクリーン(6)を走査する走査手段(4)と、再帰反射領域(64)で反射された再帰反射光(7)を検出する光検出手段(2)、(3)と、走査手段(4)による走査を行わせて、光検出手段(2)、(3)の出力に基づいて、蛍光スクリーン(6)上の各蛍光体領域(61)、(62)、(63)と再帰反射領域(64)との境界を検出し、該検出した境界に基づいて、励起光源(5)の発光タイミングを制御する制御手段(1)と、を有する。
Description
本発明は、ストライプ状またはマトリクス状に区画された各領域に蛍光体が形成された蛍光スクリーン上を励起光で走査して画像を表示する画像表示装置に関する。
一般に、蛍光スクリーン上を励起光で走査して画像を表示する画像表示装置においては、振動や歪み、温度や湿度などの環境変化、重力の影響、経年変化といった様々な要因によって、走査系と蛍光スクリーンとの相対的な位置関係が変化し、その結果、適切なビームの照射タイミングを維持することが困難となって、画質の低下を招く。
特許文献1、2には、蛍光スクリーンと、レーザービーム(励起光)で蛍光スクリーン上を走査する光モジュールと、蛍光スクリーン上の反射手段で反射された励起光(フィードバック光)を検出して、蛍光スクリーン上におけるレーザービームの位置を検出するためのモニタ信号を生成する光センサと、この光センサからのモニタ信号に基づいて、光モジュールにおけるレーザービームのオンオフのタイミング(発光タイミング)を制御するフィードバック制御ユニットを有する画像表示装置が記載されている。蛍光スクリーンは、複数の蛍光ストライプと、各蛍光ストライプの間に設けられた反射手段を有する。
上記の画像表示装置では、変調信号に基づいて変調された励起光ビーム(光パルス)で、蛍光スクリーン上を、蛍光ストライプと垂直な方向に走査して、各蛍光ストライプの蛍光体を励起することで画像を表示する。フィードバック制御では、そのような画像表示を行いつつ、蛍光スクリーン上の走査方向における各光パルスの位置が前後に移動するように変調信号に対する遅延処理を行う。この遅延処理により、光センサの出力値が、各蛍光ストライプに対するビームの位置に応じて変化する。この光センサの出力変化に基づいて、最適な発光タイミングを取得する。
しかし、前述した画像表示装置のフィードバック制御では、蛍光スクリーン上の走査方向における各光パルスの位置を変調信号により周期的に前後させる遅延処理を行うため、その遅延処理によって、蛍光ストライプに対する励起光の照射タイミングは、理想的な照射タイミングに対して常に周期的な誤差をもつことになる。この結果、蛍光ストライプに照射される励起光量が周期的に変動し、それに伴って蛍光量が変動し、表示される画像の画質低下を招く。
また、周期的なタイミング誤差のため、本フィードバック制御で実現できる最大輝度は、理想的な照射タイミングのときの最大輝度よりも低くなる。
本発明の目的は、上記問題を解決し、画質や輝度を低下させることなく、適切なビームの照射タイミングを維持することができる画像表示装置および発光タイミング制御方法を提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明の画像表示装置は、
励起光源と、
面内方向に周期的に配置された複数の蛍光体領域を備え、各蛍光体領域の間の領域が、入射した光をその入射方向と反対の方向に折り返す反射領域とされた蛍光スクリーンと、
前記励起光源からの光ビームで前記蛍光スクリーンの前記各蛍光体領域が形成された面を走査する走査手段と、
前記反射領域で反射された反射光を検出する第1および第2の光検出手段と、
前記走査手段による走査を行わせて、前記第1および第2の光検出手段の出力に基づいて、前記蛍光スクリーン上の前記各蛍光体領域と前記反射領域との境界を検出し、該検出した境界に基づいて、前記励起光源の発光タイミングを制御する制御手段と、を有し、
前記第1および第2の光検出手段は、前記反射光と交差する平面に沿って、前記蛍光スクリーンとの相対的な位置関係によって決まる、前記境界と交差する方向である第1の方向に並べて配置されている。
励起光源と、
面内方向に周期的に配置された複数の蛍光体領域を備え、各蛍光体領域の間の領域が、入射した光をその入射方向と反対の方向に折り返す反射領域とされた蛍光スクリーンと、
前記励起光源からの光ビームで前記蛍光スクリーンの前記各蛍光体領域が形成された面を走査する走査手段と、
前記反射領域で反射された反射光を検出する第1および第2の光検出手段と、
前記走査手段による走査を行わせて、前記第1および第2の光検出手段の出力に基づいて、前記蛍光スクリーン上の前記各蛍光体領域と前記反射領域との境界を検出し、該検出した境界に基づいて、前記励起光源の発光タイミングを制御する制御手段と、を有し、
前記第1および第2の光検出手段は、前記反射光と交差する平面に沿って、前記蛍光スクリーンとの相対的な位置関係によって決まる、前記境界と交差する方向である第1の方向に並べて配置されている。
本発明の発光タイミング制御方法は、
面内方向に周期的に配置された複数の蛍光体領域を備え、各蛍光体領域の間の領域が、入射した光をその入射方向と反対の方向に折り返す反射領域とされた蛍光スクリーンの、前記各蛍光体領域が形成された面を、励起光源からの光ビームで走査し、
前記反射光と交差する平面に沿って、前記蛍光スクリーンとの相対的な位置関係によって決まる、前記各蛍光体領域と前記反射領域との境界と交差する方向である第1の方向に並べて配置された第1および第2の光検出手段を用いて、前記走査時における前記反射領域からの反射光を検出し、
前記第1および第2の光検出手段の出力に基づいて、前記蛍光スクリーン上の前記各蛍光体領域と前記反射領域との境界を検出し、該検出した境界に基づいて、前記励起光源の発光タイミングを制御することを含む。
面内方向に周期的に配置された複数の蛍光体領域を備え、各蛍光体領域の間の領域が、入射した光をその入射方向と反対の方向に折り返す反射領域とされた蛍光スクリーンの、前記各蛍光体領域が形成された面を、励起光源からの光ビームで走査し、
前記反射光と交差する平面に沿って、前記蛍光スクリーンとの相対的な位置関係によって決まる、前記各蛍光体領域と前記反射領域との境界と交差する方向である第1の方向に並べて配置された第1および第2の光検出手段を用いて、前記走査時における前記反射領域からの反射光を検出し、
前記第1および第2の光検出手段の出力に基づいて、前記蛍光スクリーン上の前記各蛍光体領域と前記反射領域との境界を検出し、該検出した境界に基づいて、前記励起光源の発光タイミングを制御することを含む。
1 制御手段
2、3 光検出手段
4 走査手段
5 励起光源
6 蛍光スクリーン
7 再帰反射光
2、3 光検出手段
4 走査手段
5 励起光源
6 蛍光スクリーン
7 再帰反射光
次に、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。
(第1の実施形態)
図1は、本発明の第1の実施形態である画像表示装置の構成を示すブロック図である。
図1は、本発明の第1の実施形態である画像表示装置の構成を示すブロック図である。
図1を参照すると、画像表示装置は、制御手段1、光検出手段2、3、走査手段4、励起光源5および蛍光スクリーン6を有する。
励起光源5は、蛍光スクリーン6上に形成された蛍光体を励起する励起光を出力するものであって、例えばレーザダイオード(LD)に代表されるレーザ光源である。走査手段4は、励起光源5からの光ビーム(励起光)で蛍光スクリーン6を走査するものであって、ポリゴンミラーやガルバノミラー等である。
蛍光スクリーン6は、面内方向に周期的に配置された複数の蛍光体領域を備えており、各蛍光体領域の間の領域が、入射した光をその入射方向と反対の方向に折り返す反射領域とされている。
図2に、蛍光スクリーン6の一部の具体的な構成を示す。図2に示すように、蛍光スクリーン6は、ブラックストライプにより区画された複数の蛍光体領域61〜63を有し、ブラックストライプの励起光が照射される面に、再帰反射領域64が設けられている。蛍光体領域61は、例えば赤色の蛍光を発光する蛍光体が形成された領域である。蛍光体領域62は、例えば緑色の蛍光を発光する蛍光体が形成された領域である。蛍光体領域63は、例えば青色の蛍光を発光する蛍光体が形成された領域である。図2に示す例では、蛍光体領域61、62、63はこの順番で特定の方向に周期的に形成されている。
図3Aに、再帰反射領域64の一例を示す。
図3Aを参照すると、再帰反射領域64は、ブラックストライプ60上に設けられた複数のガラスビーズ64aからなる。ガラスビーズ64aは、球状であって、大凡その半球部分がブラックストライプ60の表面に埋め込まれている。ガラスビーズ64aの残りの半球部分は、ブラックストライプ60の表面から露出している。
励起光源5からの光ビーム(励起光)がブラックストライプ60上を通過する際、光ビームがガラスビーズ64aの露出した表面に入射する。入射光は、表面側の境界面(ガラスビーズ64aの表面と空気との境界)で屈折する。ガラスビーズ64a内に入射した光は、ガラスビーズ64aとブラックストライプ60との境界面で反射され、その反射光が表面側の境界面から出射される。反射光が表面側の境界面を通過する際に屈折し、その境界面からの出射光は、再帰反射光7として、入射光とは反対の方向に進行する。
ガラスビーズ64a内に入射した光をガラスビーズ64aとブラックストライプ60との境界面で反射させるために、例えば、ブラックストライプ60に反射性の材料が含まれていてもよい。あるいは、ガラスビーズ64aの球面全体が半透過・半反射性の膜で覆われていてもよい。
ガラスビーズ64aとブラックストライプ60との境界面の一点において、焦点を結ぶように、ガラスビーズ64aを設計することで、確実に入射光とは反対の方向に、再帰反射光7を進行させることができる。
このようなガラスビーズ64aよりなる再帰反射領域64は、スクリーン印刷を用いて形成することができる。
図3Bに、再帰反射領域64の他の例を示す。
図3Bを参照すると、再帰反射領域64は、ブラックストライプ60に設けられたマイクロプリズム64bからなる。マイクロプリズム64bは、断面形状が三角形状の複数のプリズムからなり、それぞれのプリズムの頂角は90°である。マイクロプリズム64bは、各プリズムの頂角側がブラックストライプ60に埋め込まれるように形成されており、各プリズムの底部によって平面(入出射面)が形成されている。
励起光源5からの光ビーム(励起光)がブラックストライプ60上を通過する際、光ビームがマイクロプリズム64bの入出射面に入射する。マイクロプリズム64bの頂角を構成する2つの面には反射膜が形成されている。マイクロプリズム64b内に入射した光は、頂角を構成する2つの面のうちの一方の面で反射された後、他方の面で反射される。他方の面からの反射光は、入出射面から出射される。入出射面からの出射光は、再帰反射光7として、入射光とは反対の方向に進行する。
図3Bに示したマイクロプリズム64bによる再帰反射領域は、図3Aに示したガラスビーズ64aによる再帰反射領域に比較して、高い再帰反射率を得ることができる。
再び、図1を参照する。光検出手段2、3は、フォトダイオードより構成されるものであって、再帰反射領域64で反射された再帰反射光7を検出する。
光検出手段2、3は、再帰反射光7と交差する平面に沿って、蛍光スクリーン6との相対的な位置関係によって決まる、蛍光体領域61、62、63と再帰反射領域64との境界(またはブラックストライプ)と交差または直交する方向と対応する方向に並べて配置されている。
例えば、光検出手段2、3は、蛍光スクリーン6の再帰反射領域64が形成された面と対向するように配置され、再帰反射領域64からの再帰反射光7の一部を直接、検出してもよい。この場合、再帰反射光7と交差する平面に垂直な方向から見た場合、光検出手段2、3は、蛍光体領域61、62、63と再帰反射領域64との境界(またはブラックストライプ)と交差または直交する方向に並べて配置される。
また、光検出手段2、3は、光学系を介して再帰反射領域64からの再帰反射光7を検出してもよい。この場合、再帰反射光7と交差する平面に垂直な方向から光学系を介して蛍光スクリーン6を見た場合、光検出手段2、3は、その平面に沿って、蛍光体領域61、62、63と再帰反射領域64との境界(またはブラックストライプ)と交差または直交する方向に並べて配置される。
制御手段1は、光検出手段2、3の出力波形の差分を示す波形を取得し、該差分波形に基づいて、蛍光スクリーン6上の蛍光体領域61、62、63と再帰反射領域64との境界(蛍光体領域とブラックストライプの境界に対応する)を検出し、該検出した境界に基づいて、励起光源5の発光タイミングを制御する。
蛍光体領域61、62、63と再帰反射領域64との境界は、例えば、光検出手段2、3の差分波形のピーク位置に基づいて取得することができる。ここで、光検出手段2、3の差分波形のピーク位置は、蛍光スクリーン6上の蛍光体領域61、62、63と再帰反射領域64との境界に対する光ビームのスポットの相対位置を示す。
なお、光検出手段2、3は、それらの差分波形から蛍光体領域61〜63と再帰反射領域64との境界を検出することができるのであれば、どのような位置に配置されてもよい。
次に、本実施形態の画像表示装置の発光タイミング制御の動作について説明する。
図4は、発光タイミング制御の一手順を示すフローチャートである。
制御手段1は、画像表示装置が起動されたか否かを判定する(ステップS10)。画像表示装置は、電源投入用のボタン(不図示)を備えており、制御手段1は、そのボタンが押下された否かによりステップS10の判定を行う。
画像表示装置が起動されると、制御手段1は、キャリブレーションを実行する(ステップS11)。このキャリブレーションは、以下のようにして行われる。
制御手段1は、励起光源5にて一定の光量の励起光を一定期間だけ連続して出力させるとともに、走査手段4に、励起光で蛍光スクリーン6上を走査させる。ここで、一定期間は例えば1フレームに相当する期間である。
上記の走査中に、制御手段1は、光検出手段2、3の出力波形の差分を示す波形を取得し、該差分波形に基づいて、蛍光スクリーン6上の全ての蛍光体領域61、62、63について、それら蛍光体領域61、62、63と再帰反射領域64との境界を検出する。そして、制御手段1は、その検出結果に基づいて境界位置データ(初期値)を作成してそれを保持する。
上記のキャリブレーションにおいて、制御手段1は、1フレームの走査で境界位置データを作成してもよく、また複数のフレームにわたる走査で、フレーム毎に複数の境界位置データを作成し、それら境界位置データを平均してもよい。
キャリブレーションの実行後、入力映像信号に基づく画像を表示するための画像表示モードが設定される。この画像表示モードにおいて、制御手段1は、励起光源5の発光タイミングを制御するとともに走査手段4による走査を制御して、蛍光スクリーン6上に入力映像信号に基づく画像を表示させる。
画像表示モードにおいて、1番目の入力フレームの画像データに基づく第1画像を表示する際に、制御手段1は、キャリブレーションで取得した境界位置データに基づいて、励起光源5の発光タイミングを制御する。そして、第1画像の表示処理を実行中に、制御手段1は、光検出手段2、3の差分波形に基づいて、蛍光スクリーン6上の全ての蛍光体領域61、62、63について、それら蛍光体領域61、62、63と再帰反射領域64との境界を検出し、その検出結果に基づいて境界位置データを更新する。
2番目以降の入力フレームの画像データに基づく画像を表示する際は、制御手段1は、前回の画像表示で更新した境界位置データに基づいて、励起光源5の発光タイミングを制御する。そして、今回の画像の表示処理を実行中に、制御手段1は、光検出手段2、3の差分波形に基づいて、蛍光スクリーン6上の全ての蛍光体領域61、62、63について、それら蛍光体領域61、62、63と再帰反射領域64との境界を検出し、その検出結果に基づいて境界位置データを更新する。この更新された境界位置データは、次回の画像表示の際に利用される。
上記の境界位置データの更新は1フレーム毎に行われているが、これに限定されない。境界位置データの更新は、数フレーム毎に行われても良い。
なお、図4に示した発光タイミング制御手順において、キャリブレーションは、起動後に行われる他、画像表示が行われない他のモード、例えば休止モードからの復帰時にも行うことができる。
本実施形態の画像表示装置によれば、励起光源5からの光ビームで蛍光スクリーン6上を走査して画像を表示しながら、蛍光体領域61、62、63と再帰反射領域64との境界を検出し、その検出した境界に基づいて、次回の走査(次入力フレームの画像表示)の際の励起光源5の発光タイミングを制御することができる。この制御によれば、常に、最適なタイミングで光ビームを蛍光体領域61、62、63に照射することができる。
また、前述した特許文献1、2に記載の画像表示装置のフィードバック制御では、蛍光スクリーン6上の走査方向における光ビームのスポットの位置を変調信号により周期的に前後させているが、本実施形態の画像表示装置では、そのような制御は必要ないので、特許文献1、2に記載の画像表示装置で生じていたような画質や輝度の低下を抑制することができる。
(第2の実施形態)
図5は、本発明の第2の実施形態である画像表示装置の構成を示すブロック図である。
図5は、本発明の第2の実施形態である画像表示装置の構成を示すブロック図である。
図5を参照すると、画像表示装置は、蛍光スクリーン6、クロック回路9、照射タイミング制御部10、照射光量制御部11、差分検出部12、メモリ13、レーザ制御部14、PD(フォトダイオード)20、レーザ走査部40およびLD(レーザダイオード)50を有する。
蛍光スクリーン6は、第1の実施形態の画像表示装置で用いたものと同じである。蛍光スクリーン6は、図2に示したような、ブラックストライプにより区画された複数の蛍光体領域61〜63を有し、ブラックストライプの領域に、再帰反射領域64が設けられている。
照射タイミング制御部10、照射光量制御部11、差分検出部12、メモリ13およびレーザ制御部14は、第1の実施形態の画像表示装置の制御手段1に対応する。メモリ13は、制御手段1とは別に設けられても良い。
レーザ走査部40、LD50はそれぞれ、第1の実施形態の画像表示装置の走査手段4、励起光源5に対応する。
PD20は、第1の実施形態の画像表示装置の光検出手段2、3に対応する。図6に、PD20の一例を示す。なお、図6には、便宜上、再帰反射光7のスポット(点線で示す円)が示されている。
図6を参照すると、PD20は、方形形状のPD受光面を2分割したものであって、2つの受光面20a、20bを有する。受光面20a、20bは、第1の実施形態における光検出手段2、3に対応するものである。受光面20a、20bは、再帰反射領域64からの再帰反射光7と交差する平面に沿って、蛍光体領域61、62、63と再帰反射領域64との境界(またはブラックストライプ)と交差または直交する方向と対応する方向に並べて配置されている。
例えば、受光面20a、20bが蛍光スクリーン6と対向する場合において、蛍光スクリーン6の再帰反射領域64が形成された面に垂直な方向から見た場合に、受光面20a、20bは、蛍光体領域61、62、63と再帰反射領域64との境界(またはブラックストライプ)と交差または直交する方向に並べて配置される。
また、受光面20a、20bは、光学系を介して再帰反射領域64からの再帰反射光7を検出してもよい。この場合、受光面20a、20bは、光学系からの再帰反射光7と交差する平面に沿って配置される。その平面に垂直な方向から光学系を介して蛍光スクリーン6を見た場合、受光面20a、20bは、蛍光体領域61、62、63と再帰反射領域64との境界(またはブラックストライプ)と交差または直交する方向に並べて配置されている。
PD20では、受光面20aで受光された光量に応じた第1の出力と、受光面20bで受光された光量に応じた第2の出力とが別々に差分検出部12へ供給される。
差分検出部12は、PD20からの第1および第2の出力の波形の差分をとり、その差分波形に基づいて、蛍光スクリーン6上の蛍光体領域61、62、63と再帰反射領域64との境界を検出する。キャリブレーションの際は、差分検出部12は、検出した境界の情報に基づく1画面分のストライプ境界位置情報を作成し、それをメモリ13に格納する。画像表示モードにおいて、差分検出部12は、検出した境界の情報に基づいて、メモリ13に格納されているストライプ境界位置情報を更新する。
より具体的には、差分検出部12は、PD20からの第1および第2の出力の差分波形のピークを検出し、そのピークの出現タイミング情報に基づいて、ストライプ境界位置情報の作成または更新を行う。ピーク検出は、例えば、ホールド回路とリセット信号によって行う。ストライプの中央付近から次のストライプの中央付近までをピーク検出区間とし、ホールド回路はその区間の差分波形の最高値を保持する。ピーク検出区間の終端で、ホールド回路が保持した値をピーク検出値として出力するとともに、リセット信号によりホールド回路が一旦リセットされる。ピークの出現タイミング情報は、例えば、描画開始時点からピークの出現時点までの時間をクロック回路9からのクロック信号に基づいてカウントした結果(カウント値)である。描画開始時点は、照射タイミング制御部10からの描画開始タイミング信号に基づいて与えられる。
照射タイミング制御部10は、メモリ13に格納されたストライプ境界位置情報に基づいて、LD50の駆動タイミング(発光タイミング)を制御するための照射タイミング指示信号をレーザ制御部14へ出力するとともに描画開始タイミング信号を差分検出部12へ出力する。
照射光量制御部11は、外部からの映像信号に基づいて、LD50に供給される駆動パワーの大きさ(光量に対応する)を制御するための照射光量指示信号をレーザ制御部14に出力する。
レーザ制御部14は、照射タイミング制御部10からの照射タイミング指示信号に従ってLD50を駆動するとともに、照射光量制御部11からの照射光量指示信号に従ってLD50への駆動パワーを調整する。さらに、レーザ制御部14は、照射タイミング制御部10からの照射タイミング指示信号に従ってレーザ走査部40を制御する。
図7は、本実施形態の画像表示装置の光学系の一例を示す模式図である。
図7を参照すると、LD50からの光ビームの進行方向に、コリメータレンズ100、偏光ビームスプリッタ(PBS)101、1/4波長板102、レーザ走査部40がこの順番で配置されている。
LD50からの光ビームは、コリメータレンズ100によって平行光束化される。コリメータレンズ100からの平行光束は、PBS101に供給される。PBS101は、LD50からの光ビームのP偏光成分の光を透過し、S偏光成分の光を反射する。なお、PBS101は、S偏光成分の光を透過し、P偏光成分の光を反射するものであってもよい。
PBS101を透過したP偏光成分の光は、1/4波長板102を介してレーザ走査部40に供給される。レーザ走査部40は、1/4波長板102からの光(円偏光)で蛍光スクリーン6上を走査する。
図8に、レーザ走査部40からの光ビームで蛍光スクリーン6を走査する様子を示す。
図8に示す例では、描画開始位置は、蛍光スクリーン6の左上とされている。レーザ走査部40からの光ビームは蛍光スクリーン6上の各蛍光体領域61〜63の長手方向と交差する方向に移動する。図8に示した軌跡41のように、光ビームのスポットは、図面に向かって左端から右端へ移動し、右端を通過すると、右端から左端へ移動する。このような走査を、上側から下側へ向かって連続して行う。
各蛍光体領域61〜63において、レーザ走査部40からの光ビームが照射されると、蛍光体が励起されて蛍光が発生する。ブラックストライプ60上に形成された再帰反射領域64では、レーザ走査部40からの光ビームが照射されると、入射光はその入射方向とは逆の方向へ反射される。
図9に、レーザ走査部40からの光ビームが蛍光体領域61および再帰反射領域64の境界部に照射されたときの状態を模式的に示す。光ビームが蛍光体領域61を通過して、その光ビームの一部が再帰反射領域64にかかると、再帰反射領域64にかかった部分の光が再帰反射領域64にて反射される。光ビームのスポットの移動に伴い、再帰反射領域64にかかるビームの範囲が大きくなり、それに伴って、再帰反射光7の光量も多くなる。その後、光ビームのスポットがさらに移動すると、再帰反射領域64にかかるビームの範囲が徐々に減少し、それに伴って、再帰反射光7の光量も減少する。
再帰反射領域64からの再帰反射光7は、図7に示すように、レーザ走査部40および1/4波長板102を介してPBS101に入射する。再帰反射領域64からの再帰反射光7は円偏光であるが、1/4波長板102を通過することでS偏光成分の光に変換される。
1/4波長板102を通過したS偏光成分の再帰反射光7は、PBS101によってPD20の方向へ反射される。PBS101で反射された再帰反射光7は、集光レンズ103によってPD20の受光面上に集光される。
PD20は、図6に示したような受光面20a、20bを有する。受光面20a、20bは、再帰反射光7と交差する平面に沿って、蛍光体領域61、62、63と再帰反射領域64との境界(またはブラックストライプ60)と交差または直交する方向と対応する方向に並べて配置されている。
このような構成のPD20によれば、例えば、レーザ走査部40からの一定光量の光ビームが各蛍光体領域61〜63と再帰反射領域64との境界を通過すると、受光面20a、20bの一方の出力波形は、徐々に立ち上がって、急激に立ち下がるような波形となり、他方の出力波形は急激に立ちあがって、徐々に立ち下がるような波形となる。これら受光面20a、20bの出力の差分波形において、そのピーク位置は各蛍光体領域61〜63と再帰反射領域64との境界に対応する。
本実施形態の画像表示装置では、上記の原理を利用して蛍光体領域61〜63と再帰反射領域64との境界を検出し、その検出した境界に基づいてLD50の発光タイミングを制御する。
本実施形態の画像表示装置においても、第1の実施形態と同様、キャリブレーションを行った後に、画像表示モードにおいて発光タイミングの制御が実施される。
図10は、キャリブレーション時のストライプ境界位置情報の作成手順を示すフローチャートである。
図10を参照すると、まず、照射光量制御部11が、照射光量を一定値とする旨の照射光量指示信号をレーザ制御部14に出力する。そして、レーザ制御部14が、その照射光量指示信号に従ってLD50の駆動パワーを一定値に設定する(ステップS20)。
次に、照射タイミング制御部10が、描画開始タイミング信号を差分検出部12へ出力するとともに、LD50の駆動タイミングを制御するための照射タイミング指示信号をレーザ制御部14へ出力する(ステップS21)。この場合の照射タイミング指示信号は、LD50を一定期間だけ連続して発光させる旨の信号である。ここで、一定期間は例えば1フレームに相当する期間である。
次に、PD20が再帰反射光7を検出し(ステップS22)、差分検出部12が、PD20からの第1および第2の出力の差分波形のピークを検出する(ステップS23)。そして、差分検出部12が、差分波形のピーク出現タイミングに基づいてストライプ境界位置を検出する(ステップS24)。ストライプ境界位置は、例えば、描画開始時点からピークの出現時点までの時間をクロック回路9からのクロック信号に基づいてカウントした結果から求めることができる。
最後に、差分検出部12が、ストライプ境界位置の検出結果に基づいて、ストライプ境界位置情報を作成し、そのストライプ境界位置情報をメモリ13に格納する(ステップS25)。
図11に、キャリブレーション時の照射光量、受光波形、差分波形、境界位置の関係を示す。
図11において、第1受光波形はPD20の受光面20aで受光された光量に応じた第1の出力に基づく波形である。第2受光波形はPD20の受光面20bで受光された光量に応じた第2の出力に基づく波形である。差分波形は、第1受光波形および第2受光波形の差分を示す波形である。この差分波形のピーク位置はそれぞれ、蛍光体領域61〜63と再帰反射領域64との境界に対応する。したがって、差分波形のピーク位置(ピーク出現タイミング)に基づいて、境界を特定することができる。
図12は、画像表示モードにおいて行われる発光タイミングの制御手順を示すフローチャートである。
図12を参照すると、キャリブレーションの実行後、まず、照射タイミング制御部10が、パラメータの初期化(T=0、n=1)を行う(ステップS30)。ここで、Tはクロックカウント値である。
次に、照射タイミング制御部10が、描画開始タイミング信号を差分検出部12へ出力するとともに、メモリ13からストライプ境界位置(Tn、Tn+1)を読み出す(ステップS31、S32)。次に、照射タイミング制御部10が、保持しているクロックカウント値を1つインクリメント(T=T+1)する(ステップS33)。そして、照射タイミング制御部10が、クロックカウント値が所定の時間((Tn+Tn+1)/2)に達したか否かを判定する(ステップS34)。ここで、所定の時間は、図7に示した光学系において、光ビームがブラックストライプ60の長手方向と交差する方向に移動した場合の、光ビームがブラックストライプ60を通過するのに要する時間の半分である。すなわち、所定の時間は、走査方向におけるブラックストライプ60の両端(境界)からの中間位置に対応する。
ステップS34で、クロックカウント値が所定の時間に達していない場合は、ステップS33の処理を再び実行する。
ステップS34で、クロックカウント値が所定の時間に達した場合は、照射タイミング制御部10が、照射タイミング指示信号をレーザ制御部14へ出力するとともに、照射光量制御部11が、映像信号S1に基づいて照射光量を変更するための照射光量指示信号をレーザ制御部14に出力する。そして、レーザ制御部14が、照射タイミング指示信号に従ってLD50の発光タイミングを制御するとともに、照射光量指示信号に従ってLD50への駆動パワーの大きさを制御する(ステップS35)。なお、ステップS34の判定結果は、照射タイミング制御部10から照射光量制御部11に供給されており、照射光量制御部11は、その判定結果に基づいて、照射光量の変更のタイミングを取得する。
次に、PD20が再帰反射光7を検出し(ステップS36)、差分検出部12が、PD20からの第1および第2の出力の差分波形のピークを検出する(ステップS37)。そして、差分検出部12が、差分波形のピーク出現タイミングに基づいてストライプ境界位置を検出する(ステップS38)。ストライプ境界位置は、例えば、描画開始時点からピークの出現時点までの時間をクロック回路9からのクロック信号に基づいてカウントした結果から求めることができる。
次に、差分検出部12が、ストライプ境界位置の検出結果に基づいて、メモリ13に格納されているストライプ境界位置情報の対応する境界位置の情報を更新する(ステップS39)。
次に、照射タイミング制御部10が、クロックカウント値が1フレーム期間に対応する時間(フレーム終端を示す時間Tend)に達したか否かを判定する(ステップS40)。
ステップS40で、クロックカウント値が時間Tendに達していない場合は、照射タイミング制御部10によるステップS32の処理が再び実行される。
ステップS40で、クロックカウント値が時間Tendに達した場合は、画像表示モードが終了したか否かの判定が行われる(ステップS41)。画像表示モードが終了していない場合は、照射タイミング制御部10によるステップS30の処理が再び実行される。
図13に、画像表示モード時の照射光量、受光波形、差分波形、境界位置の関係を示す。
図13において、第1受光波形はPD20の受光面20aで受光された光量に応じた第1の出力に基づく波形である。第2受光波形はPD20の受光面20bで受光された光量に応じた第2の出力に基づく波形である。差分波形は、第1受光波形および第2受光波形の差分を示す波形である。この差分波形のピーク位置はそれぞれ、蛍光体領域61〜63と再帰反射領域64との境界に対応する。ブラックストライプの中間位置に対応するタイミングで照射光量が変更され、各蛍光体領域61〜63において、照射光量に応じた光量の蛍光が生じる。このような動作によれば、画像表示を行いながら、差分波形のピーク位置(ピーク出現タイミング)に基づいて、境界を特定することができる。
本実施形態の画像表示装置においても、第1の実施形態と同様、常に、最適なタイミングで光ビームを蛍光体領域61、62、63に照射することができる。また、蛍光スクリーン6上の走査方向における光ビームのスポットの位置を変調信号により周期的に前後させる必要がないので、画質や最大輝度の低下を抑制することができる。
なお、本実施形態の画像表示装置において、ブラックストライプは、縦ストライプのものであるが、これに代えて、横ストライプのもの(横ブラックストライプ)を用いてもよい。横ブラックストライプは、縦ブラックストライプと交差または直交する。この場合は、蛍光スクリーン6上で、光ビームが横ブラックストライプを斜めに横断するような走査が行われる。受光面20a、20bは、再帰反射光7と交差する平面に沿って、蛍光体領域61、62、63と再帰反射領域64との境界(または横ブラックストライプ)と交差または直交する方向と対応する方向に並べて配置される。
(第3の実施形態)
本実施形態の画像表示装置の基本的な構成は、第2の実施形態のものと同じであるが、PD20および蛍光スクリーン6の構成および差分検出部12の動作の一部が異なる。
本実施形態の画像表示装置の基本的な構成は、第2の実施形態のものと同じであるが、PD20および蛍光スクリーン6の構成および差分検出部12の動作の一部が異なる。
以下、本実施形態の画像表示装置の特徴的な構成について説明する。なお、他の部分については、第2の実施形態のものと同様であるので、ここでは、その詳細な説明は省略する。
図14に、本実施形態の画像表示装置にて用いるPD20の一例を示す。
図14を参照すると、PD20は、方形形状のPD受光面を4分割したものであって、4つの受光面20a〜20dを有する。受光面20a〜20dは、方形形状であって、再帰反射領域64からの再帰反射光7と交差する平面に沿って配置されている。なお、図14には、便宜上、再帰反射光7のスポット(点線で示す円)が示されている。
図15に、本実施形態の画像表示装置にて用いる蛍光スクリーン6の一部を示す。図15に示すように、蛍光スクリーン6は、縦ブラックストライプ60aと、これと交差する横ブラックストライプ60bとを有し、これらブラックストライプ60a、60bによって区画された領域が、蛍光体領域61〜63とされている。図15には示されていなが、ブラックストライプ60a、60bには、図3Aや図3Bに示したような構造を有する再帰反射領域64が形成されている。
受光面20a〜20dは、蛍光スクリーン6の再帰反射領域64が形成された面と対向するように配置されている。蛍光スクリーン6の再帰反射領域64が形成された面に垂直な方向から見た場合、受光面20a、20bは、縦ブラックマトリクス60aと交差する方向(走査方向)に沿って並べて配置されている。受光面20c、20dも、縦ブラックマトリクス60aと交差する方向に沿って並べて配置されている。受光面20a、20dは、縦ブラックマトリクス60aの延伸方向(横ブラックマトリクス60bと交差する方向)に沿って並べて配置されている。受光面20b、20cも、縦ブラックマトリクス60aの延伸方向に沿って並べて配置されている。
PD20では、受光面20aで受光された光量に応じた第1の出力と、受光面20bで受光された光量に応じた第2の出力と、受光面20cで受光された光量に応じた第3の出力と、受光面20dで受光された光量に応じた第4の出力とが別々に差分検出部12へ供給される。
レーザ走査部40は、LD50からの光ビームで、図15に示した蛍光スクリーン6上を走査する。蛍光スクリーン6上では、レーザ走査部40からの光ビームのスポット65は、蛍光体領域61〜63の長手方向と交差する方向(走査方向)に移動する。この走査において、スポット65は、蛍光体領域61〜63と縦ブラックストライプ60a上の再帰反射領域64との境界(以下、第1のストライプ境界位置と記す。)や、蛍光体領域61〜63と横ブラックストライプ60b上の再帰反射領域64との境界(以下、第2のストライプ境界位置と記す。)を通過する。
差分検出部12は、PD20から供給される第1乃至第4の出力のうち、第1の出力に第2の出力を加えた第1の波形と第3の出力に第4の出力を加えた第1の波形との差分を示す第1の差分波形を取得する。差分検出部12は、その第1の差分波形に基づいて、第1のストライプ境界位置を検出する。この場合、第1の差分波形のピーク位置が第1のストライプ境界位置に対応する。
また、差分検出部12は、PD20から供給される第1乃至第4の出力のうち、第1の出力に第4の出力を加えた第3の波形と第2の出力に第3の出力を加えた第4の波形との差分を示す第2の差分波形を取得する。差分検出部12は、その第2の差分波形に基づいて、第2のストライプ境界位置を検出する。この場合、第2の差分波形のピーク位置が第2のストライプ境界位置に対応する。第2のストライプ境界位置は、第2の実施形態で説明したストライプ境界位置に対応する。
本実施形態の画像表示装置においても、第2の実施形態で説明したようなキャリブレーションと画像表示モードにおける発光タイミングの制御が行われる。
キャリブレーションでは、差分検出部12は、第1および第2のストライプ境界位置を検出し、これら第1および第2のストライプ境界位置に基づくストライプ境界位置情報を作成し、それをメモリ13に格納する。
画像表示モードでは、照射タイミング制御部10が、メモリ13に格納されているストライプ境界位置情報を参照して発光タイミングを制御するための照射タイミング指示信号を出力する。その他の動作(第1および第2のストライプ境界位置に基づく更新処理等)は、第2の実施形態のものと同じ手順で行われる。
本実施形態の画像表示装置において、蛍光スクリーン6の再帰反射領域64が形成された面に垂直な方向から見た場合、PD20の受光面20a〜20dのうち、受光面20b、20dを、縦ブラックマトリクス60aと交差する方向に並べて配置し、受光面20a、20cを、その方向と直交する方向に並べて配置してもよい。
上記の場合、差分検出部12は、PD20から供給される第1乃至第4の出力のうち、第1の出力と第3の出力との差分を示す第1の差分波形を取得する。差分検出部12は、その第1の差分波形に基づいて、第1のストライプ境界位置を検出する。この場合、第1の差分波形のピーク位置が第1のストライプ境界位置に対応する。
また、差分検出部12は、PD20から供給される第1乃至第4の出力のうち、第4の出力と第2の出力との差分を示す第2の差分波形を取得する。差分検出部12は、その第2の差分波形に基づいて、第2のストライプ境界位置を検出する。この場合、第2の差分波形のピーク位置が第2のストライプ境界位置に対応する。
また、本実施形態の画像表示装置において、蛍光スクリーン6は、図15に示した構造に限定されない。蛍光スクリーン6は、図15に示した構造において、横ブラックストライプ60bが無いもの(図2に示した構造と同じ)であってもよい。この場合は、差分検出部12は、PD20から供給される第1乃至第4の出力のうち、第1の出力に第4の出力を加算した波形と第2の出力に第3の出力を加算した波形との差分を示す差分波形に基づいてストライプ境界位置を検出する。このストライプ境界位置の検出は、第1の実施形態におけるストライプ境界位置の検出と基本的に同じである。
本実施形態の画像表示装置においても、第1の実施形態と同様、常に、最適なタイミングで光ビームを蛍光体領域61、62、63に照射することができる。また、蛍光スクリーン6上の走査方向における光ビームのスポットの位置を変調信号により周期的に前後させる必要がないので、画質や最大輝度の低下を抑制することができる。
(第4の実施形態)
図16は、本発明の第4の実施形態である画像表示装置の構成を説明するための模式図である。
図16は、本発明の第4の実施形態である画像表示装置の構成を説明するための模式図である。
本実施形態の画像表示装置は、図7に示したような光学系とは異なる光学系を有しており、PD20に代えて、2つのPD21、22を有する以外は、第2の実施形態のものと同じである。
PD21、22はそれぞれ、PD20の受光面20a、20b(または第1の実施形態の画像表示装置の光検出手段2、3)に対応するものである。PD21、22は、再帰反射光7と交差する平面に沿って、蛍光体領域61、62、63と再帰反射領域64との境界(または縦ブラックストライプ60a)と交差または直交する方向と対応する方向に並べて配置されている。レーザ走査部40の上面側から見た場合、PD21、22は、レーザ走査部40の出射光軸の両側に配置されている。
集光レンズ23は、PD21の受光面と対向する位置に配置されており、再帰反射光7の一部をPD21の受光面上に集光する。集光レンズ24は、PD22の受光面と対向する位置に配置されており、再帰反射光7の一部をPD22の受光面上に集光する。
選択フィルタ25が集光レンズ23の入射面側に配置され、選択フィルタ26が集光レンズ24の入射面側に配置されている。選択フィルタ25、26はいずれも、再帰反射光7を透過し、再帰反射光7とは異なる波長の光(例えば、蛍光体領域61〜63からの蛍光)を反射する特性を有する。
PD21、22の出力波形およびその差分波形は、図11および図13に示したものと同様である。本実施形態の画像表示装置においても、第2の実施形態と同様の動作を実現することができる。
本実施形態の画像表示装置においても、第1の実施形態と同様、常に、最適なタイミングで光ビームを蛍光体領域61、62、63に照射することができる。また、蛍光スクリーン6上の走査方向における光ビームのスポットの位置を変調信号により周期的に前後させる必要がないので、画質や最大輝度の低下を抑制することができる。
(第5の実施形態)
図17は、本発明の第5の実施形態である画像表示装置の構成を説明するための模式図である。
図17は、本発明の第5の実施形態である画像表示装置の構成を説明するための模式図である。
本実施形態の画像表示装置は、図7に示したような光学系とは異なる光学系を有しており、PD20に代えて、4つのPD31a〜31dを有する以外は、第3の実施形態のものと同じである。
PD31a、31b、31c、31dはそれぞれ、第3の実施形態の画像表示装置のPD20の受光面20a、20b、20c、20dに対応するものである。PD31a〜31dは、再帰反射光7と交差する平面に沿って配置されている。
より具体的には、PD31a〜31dは、蛍光スクリーン6の再帰反射領域64が形成された面と対向するように配置されている。蛍光スクリーン6の再帰反射領域64が形成された面に垂直な方向から見た場合、PD31a、31bは、蛍光体領域61、62、63と再帰反射領域64との境界(または縦ブラックストライプ60a)と交差または直交する方向に並べて配置されている。PD31c、31dも、その境界と交差または直交する方向に並べて配置されている。PD31a、31dは、縦ブラックマトリクス60aの延伸方向に沿って並べて配置されている。PD31b、31cも、縦ブラックマトリクス60aの延伸方向に沿って並べて配置されている。
レーザ走査部40の上面側から見た場合に、PD31a、31bは、レーザ走査部40の出射光軸の両側に配置されている。同様に、PD31c、31dも、レーザ走査部40の出射光軸の両側に配置されている。
集光レンズ32aは、PD31aの受光面と対向する位置に配置されており、再帰反射光7の一部をPD31aの受光面上に集光する。集光レンズ32aの入射面側には、選択フィルタ33aが配置されている。
集光レンズ32bは、PD31bの受光面と対向する位置に配置されており、再帰反射光7の一部をPD31bの受光面上に集光する。集光レンズ32bの入射面側には、選択フィルタ33bが配置されている。
集光レンズ32cは、PD31cの受光面と対向する位置に配置されており、再帰反射光7の一部をPD31cの受光面上に集光する。集光レンズ32cの入射面側には、選択フィルタ33cが配置されている。
集光レンズ32dは、PD31dの受光面と対向する位置に配置されており、再帰反射光7の一部をPD31dの受光面上に集光する。集光レンズ32dの入射面側には、選択フィルタ33dが配置されている。
選択フィルタ33a〜33はいずれも、再帰反射光7を透過し、再帰反射光7とは異なる波長の光(例えば、蛍光体領域61〜63からの蛍光)を反射する特性を有する。
本実施形態の画像表示装置においても、第3の実施形態と同様の動作を実現することができる。
なお、本実施形態の画像表示装置において、蛍光スクリーン6の再帰反射領域64が形成された面に垂直な方向から見た場合、PD31b、31dを、蛍光体領域61、62、63と再帰反射領域64との境界(または縦ブラックストライプ60a)と交差または直交する方向に並べて配置し、PD31a、31cを、その方向と直交する方向に並べて配置してもよい。この場合は、第3の実施形態において、受光面20b、20dを上記の境界と交差または直交する方向に並べて配置し、受光面20a、20cをその方向と直交する方向に並べて配置した場合と同様の動作が行われる。
また、本実施形態の画像表示装置において、蛍光スクリーン6は、図15に示した構造に限定されない。蛍光スクリーン6は、図15に示した構造において、横ブラックストライプ60bが無いもの(図2に示した構造と同じ)であってもよい。この場合は、PD31aの出力にPD31dの出力を加算した波形とPD31bの出力にPD31cの出力を加算した波形との差分を示す差分波形に基づいてストライプ境界位置を検出する。このストライプ境界位置の検出は、第1の実施形態におけるストライプ境界位置の検出と基本的に同じである。
本実施形態の画像表示装置においても、第1の実施形態と同様、常に、最適なタイミングで光ビームを蛍光体領域61、62、63に照射することができる。また、蛍光スクリーン6上の走査方向における光ビームのスポットの位置を変調信号により周期的に前後させる必要がないので、画質や最大輝度の低下を抑制することができる。
以上、実施形態を参照して本発明を説明したが、本発明は上述した実施形態に限定されるものではない。本発明の構成および動作については、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において、当業者が理解し得る様々な変更を行うことができる。
この出願は、2010年4月26日に出願された日本出願特願2010−100784を基礎とする優先権を主張し、その開示の全てをここに取り込む。
受光面20a〜20dは、蛍光スクリーン6の再帰反射領域64が形成された面と対向するように配置されている。蛍光スクリーン6の再帰反射領域64が形成された面に垂直な方向から見た場合、受光面20a、20bは、縦ブラックストライプ60aと交差する方向(走査方向)に沿って並べて配置されている。受光面20c、20dも、縦ブラックストライプ60aと交差する方向に沿って並べて配置されている。受光面20a、20dは、縦ブラックストライプ60aの延伸方向(横ブラックストライプ60bと交差する方向)に沿って並べて配置されている。受光面20b、20cも、縦ブラックストライプ60aの延伸方向に沿って並べて配置されている。
差分検出部12は、PD20から供給される第1乃至第4の出力のうち、第1の出力に第2の出力を加えた第1の波形と第3の出力に第4の出力を加えた第2の波形との差分を示す第1の差分波形を取得する。差分検出部12は、その第1の差分波形に基づいて、第1のストライプ境界位置を検出する。この場合、第1の差分波形のピーク位置が第1のストライプ境界位置に対応する。
本実施形態の画像表示装置において、蛍光スクリーン6の再帰反射領域64が形成された面に垂直な方向から見た場合、PD20の受光面20a〜20dのうち、受光面20b、20dを、縦ブラックストライプ60aと交差する方向に並べて配置し、受光面20a、20cを、その方向と直交する方向に並べて配置してもよい。
より具体的には、PD31a〜31dは、蛍光スクリーン6の再帰反射領域64が形成された面と対向するように配置されている。蛍光スクリーン6の再帰反射領域64が形成された面に垂直な方向から見た場合、PD31a、31bは、蛍光体領域61、62、63と再帰反射領域64との境界(または縦ブラックストライプ60a)と交差または直交する方向に並べて配置されている。PD31c、31dも、その境界と交差または直交する方向に並べて配置されている。PD31a、31dは、縦ブラックストライプ60aの延伸方向に沿って並べて配置されている。PD31b、31cも、縦ブラックストライプ60aの延伸方向に沿って並べて配置されている。
選択フィルタ33a〜33dはいずれも、再帰反射光7を透過し、再帰反射光7とは異なる波長の光(例えば、蛍光体領域61〜63からの蛍光)を反射する特性を有する。
Claims (14)
- 励起光源と、
面内方向に周期的に配置された複数の蛍光体領域を備え、各蛍光体領域の間の領域が、入射した光をその入射方向と反対の方向に折り返す反射領域とされた蛍光スクリーンと、
前記励起光源からの光ビームで前記蛍光スクリーンの前記各蛍光体領域が形成された面を走査する走査手段と、
前記反射領域で反射された反射光を検出する第1および第2の光検出手段と、
前記走査手段による走査を行わせて、前記第1および第2の光検出手段の出力に基づいて、前記蛍光スクリーン上の前記各蛍光体領域と前記反射領域との境界を検出し、該検出した境界に基づいて、前記励起光源の発光タイミングを制御する制御手段と、を有し、
前記第1および第2の光検出手段は、前記反射光と交差する平面に沿って、前記蛍光スクリーンとの相対的な位置関係によって決まる、前記境界と交差する方向である第1の方向に並べて配置されている、画像表示装置。 - 前記制御手段は、前記第1および第2の光検出手段の出力の差分を示す差分波形を取得し、該差分波形のピークの出現タイミングに基づいて前記境界を検出する、請求項1に記載の画像表示装置。
- 前記制御手段は、前記蛍光スクリーン全体に対する前記走査手段による走査を繰り返し行わせるとともに、現在の走査時に前記第1および第2の光検出手段の出力に基づいて検出した前記境界に基づいて、前記走査手段による次回の走査時における前記励起光源の発光タイミングを制御する、請求項1または2に記載の画像表示装置。
- メモリをさらに有し、
前記制御手段は、
前記励起光源から一定光量の励起光を出射させるとともに、前記走査手段による走査を行わせて、前記第1および第2の光検出手段の出力に基づいて前記境界を検出し、該検出した境界の位置情報を含む境界位置情報を前記メモリに格納し、
入力映像信号に応じて前記走査手段による走査を行わせるとともに、前記メモリに格納された境界位置情報に基づいて前記励起光源の発光タイミングを制御する、請求項1または2に記載の画像表示装置。 - 前記制御手段は、前記入力映像信号に応じた光量の励起光を前記励起光源から出射させて、前記走査手段による走査を行わせ、前記第1および第2の光検出手段の出力に基づいて前記境界を検出し、該検出した境界に基づいて、前記メモリに格納された前記境界位置情報を更新する、請求項4に記載の画像表示装置。
- 前記第1の光検出手段の受光面は、受光面が2分割されたフォトダイオードの一方の受光面であり、前記第2の光検出手段の受光面は、前記フォトダイオードの他方の受光面である、請求項1から5のいずれか1項に記載の画像表示装置。
- 前記反射領域で反射された反射光を検出する第3および第4の光検出手段をさらに有し、
前記第3および第4の光検出手段は、前記平面に沿って前記第1の方向に並べて配置されており、
前記制御手段は、
前記走査手段による走査を行わせて、前記第1の光検出手段の出力を前記第2の光検出手段の出力に加えた第1の加算出力と前記第3の光検出手段の出力を前記第4の光検出手段の出力に加えた第2の加算出力との差分を示す第1の差分波形と、前記第1の光検出手段の出力を前記第4の光検出手段の出力に加えた第3の加算出力と前記第2の光検出手段の出力を前記第3の光検出手段の出力に加えた第4の加算出力との差分を示す第2の差分波形とをそれぞれ取得し、
前記第1の差分波形に基づいて、前記走査の方向と直交する方向における前記各蛍光体領域と前記反射領域との第1の境界を取得し、
前記第2の差分波形に基づいて、前記走査の方向における前記各蛍光体領域と前記反射領域との第2の境界を取得し、
前記第1および第2の境界に基づいて前記励起光源の発光タイミングを制御する、請求項1乃至3のいずれか1項に記載の画像表示装置。 - 前記反射領域で反射された反射光を検出する第3および第4の光検出手段をさらに有し、
前記第3および第4の光検出手段は、前記平面に沿って前記第1の方向と直交する方向に並べて配置されており、
前記制御手段は、
前記走査手段による走査を行わせて、前記第1の光検出手段の出力と前記第2の光検出手段の出力との差分を示す第1の差分波形と、前記第3の光検出手段の出力と前記第4の光検出手段の出力との差分を示す第2の差分波形とをそれぞれ取得し、
前記第1の差分波形に基づいて、前記走査の方向における前記各蛍光体領域と前記反射領域との第1の境界を取得し、
前記第2の差分波形に基づいて、前記走査の方向と直交する方向における前記各蛍光体領域と前記反射領域との第2の境界を取得し、
前記第1および第2の境界に基づいて前記励起光源の発光タイミングを制御する、請求項1乃至3のいずれか1項に記載の画像表示装置。 - 前記制御手段は、前記第1の差分波形のピーク位置に基づいて前記第1の境界を検出し、前記第2の差分波形のピーク位置に基づいて前記第2の境界を検出する、請求項7または8に記載の画像表示装置。
- 前記制御手段は、前記蛍光スクリーン全体に対する前記走査手段による走査を繰り返し行わせるとともに、現在の走査時に、前記第1および第2の差分波形に基づいて検出した前記第1および第2の境界に基づいて、前記走査手段による次回の走査時における前記励起光源の発光タイミングを制御する、請求項7乃至9のいずれか1項に記載の画像表示装置。
- メモリをさらに有し、
前記制御手段は、
前記励起光源から一定光量の励起光を出射させるとともに、前記走査手段による走査を行わせて、前記第1および第2の差分波形から前記第1および第2の境界を取得し、該取得した第1および第2の境界の位置情報を含む境界位置情報を前記メモリに格納し、
入力映像信号に応じて前記走査手段による走査を行わせるとともに、前記メモリに格納された境界位置情報に基づいて前記励起光源の発光タイミングを制御する、請求項7乃至9のいずれか1項に記載の画像表示装置。 - 前記制御手段は、前記入力映像信号に応じた光量の励起光を前記励起光源から出射させて、前記走査手段による走査を行わせ、前記第1および第2の境界を検出し、該検出した第1および第2の境界に基づいて、前記メモリに格納された前記境界位置情報を更新する、請求項11に記載の画像表示装置。
- 前記第1乃至第4の光検出手段のそれぞれの受光面が、受光面が4分割されたフォトダイオードのそれぞれの受光面より構成されている、請求項7乃至12のいずれか1項に記載の画像表示装置。
- 面内方向に周期的に配置された複数の蛍光体領域を備え、各蛍光体領域の間の領域が、入射した光をその入射方向と反対の方向に折り返す反射領域とされた蛍光スクリーンの、前記各蛍光体領域が形成された面を、励起光源からの光ビームで走査し、
前記反射光と交差する平面に沿って、前記蛍光スクリーンとの相対的な位置関係によって決まる、前記各蛍光体領域と前記反射領域との境界と交差する方向である第1の方向に並べて配置された第1および第2の光検出手段を用いて、前記走査時における前記反射領域からの反射光を検出し、
前記第1および第2の光検出手段の出力に基づいて、前記蛍光スクリーン上の前記各蛍光体領域と前記反射領域との境界を検出し、該検出した境界に基づいて、前記励起光源の発光タイミングを制御する、発光タイミング制御方法。
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