JPWO2011132646A1 - ガラス板積層体、パレット及びガラス板梱包体 - Google Patents

ガラス板積層体、パレット及びガラス板梱包体 Download PDF

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Abstract

本発明は、各々2つの主面と4つの端面とを有する複数枚のガラス板と、該複数枚のガラス板の各々の間に介在するシートとからなり、前記複数枚のガラス板の主面に形成されている筋目の方向が統一された状態で積層されている、ガラス板積層体に関する。

Description

本発明はガラス板積層体、パレット及びガラス板梱包体に係り、特にガラス板を合紙等のシートを介して複数枚積層したガラス板積層体、パレット及びガラス板梱包体に関する。
ガラス板であって、建築用ガラス板、自動車用ガラス板、並びにプラズマディスプレイ用ガラス基板及び液晶用ガラス基板等のFPD(Flat Panel Display)用ガラス基板は、保管中や搬送中に表面に疵や汚染が付き、製品欠陥となり易い。特に、液晶ディスプレイ用ガラス基板に使用される無アルカリガラス基板のように、その使用面に電気回路を組み込むガラス基板として用いる場合には、その使用面にわずかな疵や汚染があっても断線やパターニング不良が発生する。よって、このようなガラス基板には、きわめて高い表面特性が要求される。
そこで、ガラス板の保管中や搬送中の疵や汚染を防止する方法として、積層するガラス板とガラス板との間に紙を介在させて隣接するガラス板の表面同士を分離する、いわゆる合紙を介装したガラス板積層体が、特許文献1に開示されている。
特許文献1のガラス板積層体は、ガラス板を斜めに立て掛けて積層する縦積みのパレットに、複数枚のガラス板と合紙とが交互に積層されたものである。
また、特許文献2には、複数枚のガラス板の各相互間に保護シートを介在させて、パレットに平置き状態で積層する平積みのガラス板積層体が開示されている。
ところで、パレットに積層されるガラス板の表面には、その製造工程において、ガラス板の成形方向(ガラスリボンの引き出し方向)に沿った筋目が形成される。
筋目とは、ガラス板(ガラスリボン)の延伸方向に垂直な方向における板厚の変動及びうねりに起因して、ガラス板の延伸方向に生じる筋である。この筋目が伸びる方向を筋目方向と呼ぶ。
更に、ガラスリボン中に存在する泡(開口泡を含む)の欠点は、球状のものか、泡が発生した時点以降のガラスの粘性履歴及び延伸方向の引っ張り力履歴を原因として、この筋目方向に引き伸ばされた形となる。なお、この筋目は、ガラス板の製造方法であるフロート法、フュージョン法であってもガラス板に形成されるものである。
日本国特開2001−139138号公報 日本国特開2010−36948号公報
ガラス板がディスプレイ用ガラス基板の場合、パレットに収納されたガラス板積層体は、ガラス製造工場からディスプレイ組立工場に搬送される。ここで、ガラス基板はパレットから開梱された後、一枚ずつパレットから取り出されて組立ラインに搬出される。組立ラインの製造工程には、ガラス基板の使用面に画素電極の配線パターン、及び薄膜トランジスタからなる集積回路の配線パターン等の配線を形成する工程がある。
このような配線パターンの形成工程において、配線の形成方向は、前記開口泡の長径方向に沿って形成することが、配線を開口泡によって断線させない観点から好ましいとされている。すなわち、前記筋目の方向を考慮してガラス基板を使用する必要がある。
しかしながら、従来のガラス板積層体は、前記筋目の方向を考慮してガラス基板を積層していないため、ディスプレイ組立工場では筋目の方向を認識することができない。このため、ディスプレイ組立工場では、配線が開口泡によって破断される確率が高まり、製品の歩留りが低下するという問題があった。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、ガラス板の積層形態を工夫することにより、該ガラス板を用いた製品の製造時における製品歩留り低下等の不具合を解消することができるガラス板積層体、パレット及びガラス板梱包体を提供することを目的とする。
本発明は、各々2つの主面と4つの端面とを有する複数枚のガラス板と、該複数枚のガラス板の各々の間に介在するシートとからなり、前記複数枚のガラス板の主面に形成されている筋目の方向が統一された状態で積層されている、ガラス板積層体を提供する。
また、本発明は、前記ガラス板積層体を梱包するためのパレットであり、梱包された前記ガラス板積層体のガラス板の筋目方向を表示する表示部を有する、パレットを提供する。
また、本発明は、各々2つの主面と4つの端面とを有する複数枚のガラス板と、該複数枚のガラス板の各々の間に介在するシートとからなり、前記複数枚のガラス板の主面に形成されている筋目の方向が統一された状態で積層されている、ガラス板積層体と、底板を有するパレットと、を備えるガラス板梱包体であり、各々のガラス板の1つの端面が、該パレットの底板と接するように、前記ガラス板積層体が前記パレット上に梱包されている、ガラス板梱包体を提供する。
また、本発明は、各々2つの主面と4つの端面とを有する複数枚のガラス板と、該複数枚のガラス板の各々の間に介在するシートとからなり、前記複数枚のガラス板の主面に形成されている筋目の方向が統一された状態で積層されている、ガラス板積層体と、底板を有するパレットと、を備えるガラス板梱包体であり、前記複数枚のガラス板のうち1枚のガラス板の1つの主面が、該パレットの底板と接するように、前記ガラス板積層体が前記パレット上に梱包されている、ガラス板梱包体を提供する。
また、本発明のガラス板梱包体は、前記パレットがさらに、梱包された前記ガラス板積層体のガラス板の筋目方向を表示する表示部を有することが好ましい。
本発明のガラス板積層体によれば、ガラス板の主面に形成されている筋目の方向を統一した状態で複数枚のガラス板をパレットに積層するように、ガラス板の積層形態を工夫したので、該ガラス板を用いた製品の製造時における製品歩留り低下等の不具合を解消することができる。 また、本発明のパレットによれば、パレットに備えられた表示部を確認することにより、そのパレットに梱包されたガラス板積層体のガラス板の筋目方向を確認することができる。
図1は、本発明の実施の形態のガラス板積層体が搭載されたパレットの斜視図である。 図2は、図1に示したパレットの全体構造を示した斜視図である。 図3は、ガラス板積層体が梱包されたパレットの側面図である。 図4は、ガラス板の積層形態を示した要部拡大説明図である。 図5は、ガラス板積層体が平積みで載置されたパレットの側面図である。 図6(a)は、ガラス板の長辺の向きに沿った筋目を有するガラス板の平面図である。図6(b)は、ガラス板の短辺の向きに沿った筋目を有するガラス板の平面図である。 図7は、ガラスリボンから長辺筋目の素板及び短辺筋目の素板を採板する例を示した説明図である。
以下、添付図面に従って本発明に係るガラス板積層体、パレット及びガラス板梱包体の好ましい実施の形態について詳説する。なお、本明細書において、“上方”とは鉛直上方を意味し、“下方”とは鉛直下方を意味する。
図1には、矩形状の複数枚のガラス板Gが矩形状の合紙10、10…を介して縦置きに積層された実施の形態のガラス板積層体12が示されている。また、このガラス板積層体12が縦積みのガラス板梱包用パレット14に収納された状態が示されている。前記ガラス板Gは矩形状であることから、2つの主面と4つの端面とを有する。なお、実施の形態では、シートとして合紙10を例示したが、これに限定されるものではない。例えば、樹脂フィルム、樹脂シート、及び発泡樹脂シートでもシートとして適用することができる。また、パレットとして縦積みのパレット14を例示したが、図5に示す平積みのパレット60でもよい。このパレット60については後述する。
図2は、パレット14の全体構成を示す斜視図であり、下部横押さえ部材15A、15B、及び上部横押さえ部材17A、17Bが示されている。図3は、ガラス板積層体12が梱包されたパレット14の側面図である。また、図3には、ガラス板積層体12の側部が下部横押さえ部材15Bと上部横押さえ部材17Bとによって押さえ付けられてパレット14にガラス板積層体12が梱包された状態が示されている。すなわち、ガラス板積層体12の梱包形態が図3に示され、ガラス板Gと合紙10の取り出し形態が図1に示されている。つまり、ガラス板Gと合紙10の取り出し時には、図2に示した上部横押さえ部材17A、17Bがパレット14から取り外されるとともに、下部横押さえ部材15A、15Bの一部がパレット14から取り外される。この一部については後述する。
図2の如くパレット14は、上面に平坦な搭載面16が形成された台座18を備えている。また、パレット14は、搭載面16に対し約18°の角度(θ)で傾斜して設けられるとともにガラス板の底辺部(一つの端面)が載置される平坦な底板20を備えている。更に、パレット14は、底板20に対して約90°(θ)の角度で傾斜して立設された傾斜台22を備えている。この傾斜台22の前面には、平坦な樹脂製の背板24が接着剤によって固着されている。この背板24にガラス板Gの背面(主面の1つ)が受けられてガラス板積層体12が縦置きにパレット14に搭載される。
また、パレット14は、底板20を約18°の角度(θ)をもって搭載面16に支持する底板受け部材26と、図1の如く搭載面16に立設されて傾斜台22の背面を支持する枠状受け部材28とを有している。
台座18は、長短多数本の鋼材を縦横、高さ方向に溶着することにより構成され、溶着組み立て後に研削加工によってその搭載面16が所定の平坦度に加工されている。また、台座18の前後方向の面には、フォークリフトの爪(不図示)が挿抜される開口部30、30が備えられている。
合紙10は、ガラス板G同士が直接接触するのを防止するためにガラス板Gとガラス板Gとの間に介装されるシートである。この合紙10は、合紙10が含有する樹脂分がガラス板Gの表面に転写されて紙肌模様や焼けや汚れが生じることを防ぐため、紙の平滑度が20秒以下、好ましくは18秒以下の粗面とされている。これにより、ガラス板Gの表面との接触面積が減少するので、樹脂分の転写を防ぐことができる。また、合紙10が含有する樹脂分を0.1%以下、好ましくは0.05%以下とすることにより、粗面との複合作用によりガラス板Gの品質を保持することができる。したがって、合紙10にパーティクル等の発生があったとしても、ガラス板Gがパレット14に立て掛けられて梱包することと相まって、ガラス板Gの表面にパーティクル等は固着しない。
合紙10は、ガラス板Gを保護するために、ガラス板Gよりも大きいサイズの紙であり、合紙10の一部は、ガラス板Gの辺部から突出されている。この合紙10の、突出された部分のうちガラス板Gの上辺部から突出された細長の上縁部分10cが、不図示のアンパッカーの吸着パッドに吸着把持されて、合紙10がパレット14から取り出される。合紙10のガラス板Gの上辺部からの突出量は50mm以上200mm以下であることが好ましい。合紙10の上縁部分の突出量が50mm未満であると、合紙把持部による把持面積が小さ過ぎてしまうことにより、はみ出し量は50mm以上が好ましい。また、はみ出し量が200mmを超えると、はみ出した上縁部分の自重により上縁部分が垂れ下がる場合があるので、はみ出し量は200mm以下が好ましい。
また、パレット14のようにガラス板Gを縦積みにする場合、ガラス板Gの下辺部から合紙10が突出すると、多数枚のガラス板G、G…を隙間なく底板20に搭載することができずに梱包や搬送時にガラス板Gの下辺部近傍が損傷する虞がある。よって、合紙10は、ガラス板Gの下辺部から突出せず、ガラス板Gの上辺部と左右の両側辺部からのみ、外方に突出されている。
合紙10の原料は古紙、バージンパルプ、これらの混合物であってもよい。更にセルロース等を含有している原料を用いてもよい。
図1に示すようにガラス板積層体12の全ての合紙10、10…は、ガラス板Gの両側辺部から側方に突出された合紙の両側縁部分10a、10bが、ガラス板Gの両側辺部に沿って背板24側に折り曲げられている。
ガラス板積層体12において、ガラス板Gの両側辺部から側方に突出された合紙10の両側縁部分10a、10bを折り曲げると、ガラス板Gの上辺部から突出された合紙の上縁部分10cには、垂れ下がり方向に抗力が発生する。この抗力によって、合紙10の上縁部分10cは、剛性が強くなるため垂れ下がらなくなっており、パレット14から合紙10が良好に取り出されるようになっている。ガラス板Gの両側辺部から側方に突出した合紙10の突出量は15mm〜35mmが好ましく、20mm〜30mmがより好ましい。
下部横押さえ部材15A、15Bは、板状に形成されている本体32、及びハンドル34と押さえ板36等が設けられた押さえユニット37から構成される。押さえユニット37は、本体32に着脱自在に構成される。すなわち、ガラス板Gと合紙10の取り出し時にパレット14から取り外される下部横押さえ部材15A、15Bの一部が押さえユニット37である。
本体32は、所定の形状の金属製板材をプレス成型によって屈曲された形状を有しており、不図示のボルトによって台座18の搭載面16に着脱自在に固定される。ハンドル34の中央部には、ねじ棒38が固定され、このねじ棒38は押さえユニット37に水平方向に螺合されている。また、ねじ棒38の先端部には、押さえ板36が当接されている。押さえ板36は、一対のガイドバー40、40を介して押さえユニット37に水平方向に移動自在に係合されている。したがって、ハンドル34を締め込む方向に回動すると、ハンドル34のねじ棒38に押されて押さえ板36が、ガラス板積層体12の下部側面を押し込む方向に移動する。この動作によって、図1に示す一対の下部横押さえ部材15A、15Bの各々の押さえ板36、36によってガラス板積層体12の下部側面が挟持され、ガラス板積層体12がパレット14に固定される。そして、ガラス板Gの両側辺部から突出させている合紙10の両側縁部分10a、10bが、各々の押さえ板36、36によって傾斜台22に向けて折り曲げられる。
次に、上部横押さえ部材17A、17Bについて説明する。
図3の如く、パレット14に積載されたガラス板積層体12の表面には、所定の厚さの矩形状の緩衝板42が載置され、その表面に前枠44が被せられている。前枠44の下端部は台座18に係合され、下端部を支点に傾動されて緩衝板42の表面に当接されている。
上部横押さえ部材17Bは、その基端部が傾斜台22に係合されて片持ち支持された状態で、ガラス板積層体12の側面に当接されている。この上部横押さえ部材17Bによって、図1におけるガラス板Gの右側辺部から突出されている合紙10の右側縁部分10bが、傾斜台22に向けて折り曲げられる。
また、前枠44の上部の側部にはフック46が設けられ、このフック46にはベルト48が掛けられている。また、このベルト48は、上部横押さえ部材17Bを横切るように配され、ベルト48の端部が、ラチェット式巻上装置50を介して傾斜台22に連結されている。したがって、ラチェット式巻上装置50を駆動してベルト48を巻き上げることにより、ベルト48の張力によって前枠44が傾斜台22に固定される。これと同時に、張設されたベルト48によって上部横押さえ部材17Bがガラス板積層体12の右側面に押圧されることにより、ガラス板Gの右側辺部から突出されている合紙10の右側縁部分10bが、傾斜台22に向けて強く折り曲げられる。
なお、上部横押さえ部材17Aについても、上部横押さえ部材17Bと同一の構成である。よって、ガラス板Gの左側辺部から突出されている合紙10の左側縁部分10aが、上部横押さえ部材17Aによって傾斜台22に向けて強く折り曲げられる。
以上の如く、下部横押さえ部材15A、15Bと上部横押さえ部材17A、17Bとによって合紙10の両側縁部分10a、10bが傾斜台22に向けて折り曲げられる。
図4には、ガラス板積層体12の複数枚のガラス板Gのうち3枚のガラス板Gが示されているが、他のガラス板Gについても同様である。また、図4では、ガラス板Gとガラス板Gとの間に介在される合紙10が省略されている。
ガラスリボンから長辺筋目の素板又は短辺筋目の素板が採板され、面取りや研磨等の加工を施され、ガラス板Gが得られる。図6(a)及び6(b)は、長辺筋目及び短辺筋目を示す説明図である。長辺筋目とは、図6(a)に示すように、ガラス板Gの長手方向(すなわち、長辺の向き)に沿った筋目52である。また、短辺筋目とは、図6(b)に示すように、ガラス板Gの短辺の向きに沿った筋目52である。
図7は、ガラスリボンGRから長辺筋目の素板G及び短辺筋目の素板Gを採板する例を示す説明図である。図7に示すように、長辺の向きがガラスリボンGRの延伸方向と同じになる矩形の素板を、長辺筋目の素板Gとして採板し、短辺の向きがガラスリボンGRの延伸方向と同じになる矩形の素板を、短辺筋目の素板Gとして採板してもよい。ただし、図7は、採板方法の例示であり、他の方法で採板をおこなってもよい。例えば、ガラスリボンGRから長辺筋目の素板Gを採板し、その素板Gを長辺に垂直に分割すると、短辺筋目の素板Gが得られる場合がある。このように、採板した素板を分割して、所望の筋目の素板を切り出してもよい。
また、採板で用いるガラスリボンGRは、例えば、フロート法により生成したガラスリボンを用いればよいが、フロート法以外の方法(例えば縦引き製法等)で生成したガラスリボンを用いてもよい。
図6(a)に示した長辺筋目のガラス板G、又は図6(b)に示した短辺筋目のガラス板Gは、図4に示すように、実施の形態のガラス板積層体12として、ガラス板Gの面に形成されている筋目52の方向が統一された状態で、複数枚(図4では3枚)のガラス板Gが図1のパレット14に収納されている。
このように、実施の形態のガラス板積層体12では、ガラス板Gの製造時にガラス板Gの面に付いた筋目52の方向を統一させた状態で、全枚数のガラス板Gをパレット14に収納している。これにより、筋目52の方向を統一せずに積層されたガラス板積層体に起因する、該ガラス板を用いた製品の製造時における製品歩留り低下等の不具合を解消することができる。
ガラス板Gを収納するパレットとしては、図1〜図3に示した縦積み形態のパレット14でもよく、図5に示した周知の平積み形態のパレット60でもよい。
このパレット60に対してガラス板Gは、一つの主面がパレット60の底板62に接するように載置されて積層される。なお、図5の符号64はパレット60の本体であり、ガラス板積層体12は、この本体64に底板62を介して平積みされる。
パレットに積層された複数枚のガラス板Gの筋目52の方向に関しては、例えば図1〜図3に示した縦積みパレット14の場合、その上下方向と筋目52の方向が同一であること、又は上下方向に対して筋目52の方向が直交する方向であることを、ガラス板積層体12に表示してもよい。
前記上下方向に対して筋目52の方向を直交する方向にガラス板Gを積層することは、ガラス板Gに形成されている筋目52の方向が、ガラス板Gの主面とパレット14の底板20に接するガラス板Gの端面との間に形成される稜線に平行であること意味する。ここで、前記稜線とは、ガラス板Gの主面とガラス板Gの前記端面との間に形成されているエッジを意味する。
筋目52の方向を表示する手段としては、パレット14の仕様書に、パレット14に収納されたガラス板積層体12のガラス板Gの筋目52の方向を明記することも手段の一つである。
なお、平積みパレットに収納されるガラス板積層体12であっても、筋目52の方向をガラス板積層体12に表示したり、仕様書に明記したりすることによって、筋目52の方向を表示してもよい。
ガラス板積層体12に筋目52の方向を表示する場合には、ガラス板Gにそれを直接表示さることができないので、例えば、着脱自在なテープに筋目52の方向を記載し、このテープをガラス板積層体12の表面側、側面側等、目視し易い場所に貼り付ければよい。また、合紙10等のシートには、筋目52の方向を直接記載することができるが、シートに前記テープを貼り付けてもよい。更に、このテープをパレット14に貼り付けてもよい。更にまた、ガラス板Gの角部にオリエンテーションフラットが形成されるガラス板等は、そのオリエンテーションフラットの位置を基準として筋目52がどの方向であるのかを、仕様書に明記することが好ましい。
液晶ディスプレイ用ガラス基板の場合には、一方の面が使用面(配線が形成される面)であり、この使用面における筋目52の方向が配線形成時に重要となるので、その使用面がどちらの面であるのかも、同時に明記することが好ましい。また、前述したオリエンテーションフラットは、その使用面を特定するためのマーカーとして利用されているので、オリエンテーションフラットの位置を基準とした筋目52の方向と使用面とを明記した仕様書が望ましい。
また、図1、図2、図5に示したパレット14、60に、ガラス板積層体12のガラス板Gの筋目方向を表示する表示部66を取り付けてもよい。この表示部66としては、筋目方向の情報が記録されたバーコード、ICチップでもよいし、筋目方向を矢印で記載したプレート、紙であってもよい。したがって、表示部66を確認することにより、そのパレット14、60に梱包されたガラス板積層体12のガラス板Gの筋目方向を確認することができる。なお、表示部66の取り付け位置は、パレット14、60の如何なる位置であってもよい。
実施の形態のガラス板積層体12では、ガラス板Gのサイズ、厚さを限定していないが、ガラス板Gとしては、第6世代のFPD用ガラス基板(1500mm×1850mm、厚さ0.2〜0.7mm)、又は第7.5世代のFPD用ガラス基板(1950mm×2250mm、厚さ0.2〜0.7mm)等を例示できる。
本発明を詳細に、また特定の実施態様を参照して説明したが、本発明の範囲と精神を逸脱することなく、様々な修正や変更を加えることができることは、当業者にとって明らかである。
本出願は、2010年4月22日出願の日本特許出願2010−099000に基づくものであり、その内容はここに参照として取り込まれる。
G…ガラス板、G…長辺筋目の素板、G…短辺筋目の素板、10…合紙、10a、10b…側縁部分、10c…上縁部分、12…ガラス板積層体、14…ガラス板梱包用パレット、15A、15B…下部横押さえ部材、16…搭載面、17A、17B…上部横押さえ部材、18…台座、20…底板、22…傾斜台、24…背板、26…底板受け部材、28…枠状受け部材、30…開口部、32…本体、34…ハンドル、36…押さえ板、38…ねじ棒、40…ガイドバー、42…緩衝板、44…前枠、46…フック、48…ベルト、50…ラチェット式巻上装置、52…筋目、60…パレット、62…底板、64…本体、66…表示部

Claims (5)

  1. 各々2つの主面と4つの端面とを有する複数枚のガラス板と、該複数枚のガラス板の各々の間に介在するシートとからなり、前記複数枚のガラス板の主面に形成されている筋目の方向が統一された状態で積層されている、ガラス板積層体。
  2. 請求項1に記載のガラス板積層体を梱包するためのパレットであり、梱包された前記ガラス板積層体のガラス板の筋目方向を表示する表示部を有する、パレット。
  3. 各々2つの主面と4つの端面とを有する複数枚のガラス板と、該複数枚のガラス板の各々の間に介在するシートとからなり、前記複数枚のガラス板の主面に形成されている筋目の方向が統一された状態で積層されている、ガラス板積層体と、
    底板を有するパレットと、
    を備えるガラス板梱包体であり、
    各々のガラス板の1つの端面が、該パレットの底板と接するように、前記ガラス板積層体が前記パレット上に梱包されている、ガラス板梱包体。
  4. 各々2つの主面と4つの端面とを有する複数枚のガラス板と、該複数枚のガラス板の各々の間に介在するシートとからなり、前記複数枚のガラス板の主面に形成されている筋目の方向が統一された状態で積層されている、ガラス板積層体と、
    底板を有するパレットと、
    を備えるガラス板梱包体であり、
    前記複数枚のガラス板のうち1枚のガラス板の1つの主面が、該パレットの底板と接するように、前記ガラス板積層体が前記パレット上に梱包されている、ガラス板梱包体。
  5. 請求項3または4に記載のガラス板梱包体であり、前記パレットがさらに、梱包された前記ガラス板積層体のガラス板の筋目方向を表示する表示部を有する、ガラス板梱包体。
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