JPWO2011125285A1 - 伝送システム - Google Patents

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Abstract

第1の通信装置は、フレームを誤り訂正符号化して第1の回線に送信している状態において、第2の通信装置から第3の回線を通じて所定のメッセージを受信すると、第1の回線に切替え後メッセージのフレームを送信した後に第2の回線に切替えて送信を続ける。第2の通信装置は、第1および第2の回線からフレームを受信して誤り訂正を行い、誤り訂正後のフレームを第1および第2のバッファに蓄積すると共に、第1の回線から受信したフレームに対する誤り訂正の状況に基づいて回線切替えが必要と判定したときに所定のメッセージを第3の回線へ送信し、第1の回線から切替後メッセージのフレームを受信すると、第1のバッファに蓄積されているフレームを全て読み出した後、第2のバッファからフレームの読み出しを開始する。

Description

本発明は、通信の信頼性を高めるために通信装置間を複数の回線で接続した伝送システムに関し、特に通信に使用する回線を切替える技術に関する。
通信の信頼性を高めるために、送信装置と受信装置との間を2つの回線で接続し、初期状態では一方の回線を使用して通信を行い、保守作業時や障害時には他方の回線を使用して通信を行う1:1プロテクション方式が、ITU-T(International Telecommunication Union)により標準化されている(ITU-T勧告G.8031)。特に、ITU-Tで標準化された1:1プロテクションでは、ユーザの切替要求に基づき、VLANトラフィックの単位で或る回線から別の回線に切り替えるようになっている。
ITU-T勧告G.8031で標準化された1:1プロテクションでは、送信装置と受信装置との双方の回線切替部で同期して回線を切替える。これに対して、受信装置が常に双方の回線からフレームを受信し、送信装置側のみの回線切り替えで、1:1プロテクションを実現する方式が提案されている(例えば特許文献1参照)。
他方、1:1プロテクションではなく1+1プロテクション方式に関して、回線の誤り訂正の状況に基づいて予防保守のために回線の切替えを行う技術が特許文献2に記載されている。具体的には、送信側は、受信側で現用系と予備系の伝送遅延差を検出するためのマルチフレームパターンをパスへ挿入するとともに、多重されたSONET/SDHフレームを生成し、このSONET/SDHフレームをFEC(前方誤り訂正)用のフレームでカプセル化して現用系回線と予備系回線の双方に送信する。受信側は、受信したFECフレームからSONET/SDHフレームを抽出し、その際にFEC機能により誤り訂正処理を行った後、誤り訂正情報を転送するFEC機能フレーム再生部と、生成されたSONET/SDHフレームからパスを終端し、送信側で付加したマルチフレームの同期を確立する分離部と、分離部からのフレームについて、パス単位のパリティ演算結果を次のパスのB3バイトと比較することによってB3エラーの有無を検出するB3エラー検出部と、B3エラー検出部からのデータが現用系と予備系の間の伝送路遅延差を合わせ込むために書き込まれ、マルチフレーム同期から抽出したタイミングで読み出されるB3エラーとを現用系と予備系それぞれに備える。さらに受信側は、B3エラーと誤り訂正情報とにより遅延用メモリからのデータを現用系と予備系で切り替える切替制御部を備える。
なお、本明細書では、イーサネット(登録商標)のフレームのことを、単にフレームまたはパケットと呼ぶ。
特開平10-145374号公報 特開2005-260820
ITU-Tで標準化された1:1プロテクションでは、切替元回線に比べて切替先回線の方が遅延量が少ない高速回線の場合、回線切替え時にパケットロスが発生する、という課題がある。例えば、送信装置が切替元回線にパケット1、パケット2、パケット3、パケット4の順に送信した後に、切替先回線に後続のパケットをパケット5、パケット6、パケット7、パケット8の順に送信したとき、切替先回線が切替元回線より高速であると、図9に示されるように、例えば受信装置にはパケット3,4が到着する前にパケット5,6が到着してしまう。このため、切替元回線からパケット2を受信した直後に回線を切替えると、パケット3、4が消失する。他方、切替元回線からパケット4を受信した直後に回線を切替えると、パケット5、6が消失する。
他方、特許文献1に記載される方式では、受信装置は、パケット1〜4だけでなくパケット5〜8も受信できるので、パケットロスは防止できる。しかし、パケット5,6をパケット3,4よりも先に受信する状況が発生するので、パケットの順番の入れ替わりが発生する、という課題がある。
また、受信フレームの誤り訂正の状況に基づいて予防保守のために回線を切替えることは、特許文献2に記載されるように1+1プロテクション方式で実施されているが、1:1プロテクション方式に適用した事例は見当たらない。その理由は、受信フレームの誤り訂正の状況は受信側でのみ検知されるため、送信側においてパス切替えを行う1:1プロテクションには適用が困難であると考えられていたこと、および、上述したように1:1プロテクションでは、双方の回線に遅延差があると、回線切替え時にパケットロスやパケットの順番の入れ替わりが発生するため、予防保守にならないためである。
本発明の目的は、1:1プロテクションでは、双方の回線に遅延差があると、回線切替え時にパケットロスやパケットの順番の入れ替わりが発生するため、予防保守のための回線切替えが行えない、という課題を解消する伝送システムを提供することにある。
本発明の一形態にかかる伝送システムは、第1の通信装置と第2の通信装置とが、上記第1の通信装置から上記第2の通信装置への送信に使用する第1および第2の回線と、上記第2の通信装置から上記第1の通信装置への送信に使用する第3の回線とを通じて接続され、
上記第1の通信装置は、トラフィックのフレームを誤り訂正符号化して上記第1の回線に送信している状態において、上記第3の回線から所定のメッセージを受信すると、上記第1の回線に切替え後メッセージのフレームを送信した後に回線を切替えて、上記第2の回線に上記トラフィックのフレームを誤り訂正符号化して送信する処理を開始し、
上記第2の通信装置は、上記第1および第2の回線からフレームを受信して誤り訂正を行い、誤り訂正後のフレームを第1および第2のバッファに蓄積すると共に、上記第1の回線から受信したフレームに対する誤り訂正の状況に基づいて上記第1の回線から上記第2の回線への回線切替えが必要と判定したときに上記所定のメッセージを上記第3の回線へ送信し、上記第1の回線から上記切替後メッセージのフレームを受信すると、上記第1のバッファに蓄積されているフレームを全て読み出した後、上記第2のバッファからフレームの読み出しを開始する、という構成を採る。
本発明は上述したような構成を有するため、第1及び第2の回線に遅延差があっても、パケットロスやパケットの順番の入れ替わりを発生させずに、受信フレームの誤り訂正の状況に基づいて予防保守のために回線の切替えを行うことができる。すなわち、FECによるエラー訂正が補償されている間に切り替えることができ、エラーによるフレームロスの発生なく、ヒットレスな切替が可能である。
本発明の第2の実施形態のブロック図である。 本発明の第2の実施形態における送受信装置の制御部の状態遷移図である。 本発明の第2の実施形態における一方の送受信装置の送信部切替シーケンスを示す図である。 本発明の第2の実施形態における他方の送受信装置の受信部切替シーケンスを示す図である。 本発明の第2の実施形態における他方の送受信装置の送信部切替シーケンスを示す図である。 本発明の第2の実施形態における一方の送受信装置の受信部切替シーケンスを示す図である。 本発明の他の実施形態の要部ブロック図である。 本発明の第1の実施形態のブロック図である。 本発明が解決しようとする課題の説明図である。
次に本発明の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。
[第1の実施形態]
図8を参照すると、本発明の第1の実施形態にかかる伝送システムは、通信装置810と通信装置820とが、通信装置810から通信装置820への送信に使用する回線831および回線832と、通信装置820から通信装置810への送信に使用する回線833とを通じて接続されている。
通信装置810は、Userトラフィック等のトラフィック840のフレームを誤り訂正符号化して回線831に送信している状態において、回線833から所定のメッセージを受信すると、回線831に切替後メッセージのフレームを送信した後に回線を切替えて、回線832にトラフィック840のフレームを誤り訂正符号化して送信する処理を開始する機能を有している。
通信装置820は、回線831および回線832からフレームを受信して誤り訂正を行い、誤り訂正後のフレームをバッファ885および886に蓄積すると共に、回線831から受信したフレームに対する誤り訂正の状況に基づいて回線切替えが必要と判定したときに上記所定のメッセージを回線833へ送信する機能を有する。また、通信装置820は、回線831から切替後メッセージのフレームを受信すると、バッファ885に蓄積されているフレームを全て読み出した後、バッファ886からフレームの読み出しを開始する機能を有している。
本実施の形態にかかる伝送システムは、上述したような構成を有するため、回線831と回線832との間に遅延差があっても、パケットロスやパケットの順番の入れ替わりを発生させずに、回線831の誤り訂正の状況に基づいて、回線831を正常な回線832に予防保守のために切替えることが可能となる。
例えば、通信装置810が回線831にパケット1、パケット2、パケット3、パケット4をその順に送信した後に、回線833から所定のメッセージを受信したとする。このとき、通信装置810は、回線831に切替後メッセージを送信した後に、回線を切替えて、回線832に後続のパケット5、パケット6、パケット7、パケット8をその順に送信する。回線832の方が回線831よりも高速なため、例えばパケット5、6がパケット3、4よりも早く通信装置820に到着しても、通信装置820には切替後メッセージが未だ到着していないので、これらのパケット5、6はバッファ886に蓄積されたままになる。パケット5、6に遅れてパケット3、4が通信装置820に到着すると、まず、このパケット3、4がバッファ885に蓄積される。続いて回線831を通じて切替後メッセージが受信されると、通信装置820は回線の切替えを行う。これにより、まずバッファ885に蓄積されているパケット3、4が読み出されて外部に出力され、続いて、バッファ886に蓄積されていたパケット5、6が読み出される。この結果、通信装置820から外部へは、パケット1、2、3、4、5、6、7、8の順に出力され、パケットロスおよびパケットの順番の入れ替わりは発生しない。
本実施形態の基本的構成は上述した通りであるが、その他、各種の付加変更が可能である。例えば通信装置810は、回線832にフレームの送信を開始するのに先立って、切替前メッセージのフレームを回線832に送信してもよい。
また、通信装置810は、図8に示すように、回線831、832に接続された送信部850と、回線833に接続された受信部852と、制御部851とを備えていてよい。送信部850は、切替部871と、メッセージ処理部872、873と、回線831に接続されたFECフレーム生成部874と、回線832に接続されたFECフレーム生成部875とを備えていてよい。これらは以下のような機能を有していてよい。
制御部851は、回線833から所定のメッセージを受信すると、メッセージ処理部873に対して切替前メッセージ送信命令信号を出力すると共に、切替命令信号を切替部871に出力した後、切替部871による切替完了後にメッセージ処理部872に対して切替後メッセージ送信命令信号を出力する機能を有する。
切替部871は、初期状態では、トラフィックのフレームをメッセージ処理部872へ出力し、上記切替信号を受信すると、トラフィックのフレームをメッセージ処理部873へ出力する。メッセージ処理部873は、切替前メッセージ送信命令に基づき切替前メッセージのフレームをFECフレーム生成部875に送信した後、切替部871から入力されたトラフィックのフレームをFECフレーム生成部875に出力する。FECフレーム生成部875は、入力されたフレームを複数まとめてFECフレームにカプセル化して回線832に出力する。
メッセージ処理部872は、切替部871から入力されたトラフィックのフレームをFECフレーム生成部874に出力すると共に、上記切替後メッセージ送信命令に基づいて切替後メッセージのフレームをFECフレーム生成部874に出力する。FECフレーム生成部874は、入力されたフレームを複数まとめてFECフレームにカプセル化して回線831に出力する。
また、通信装置820は、回線831、832に接続された受信部861と、回線833に接続された送信部863と、制御部862とを備えていてよい。受信部861は、回線831に接続されたフレーム再生部881と、回線832に接続されたフレーム再生部882と、メッセージ処理部883、884と、バッファ885、886と、FEC状況判定部888と、切替部889とを備えていてよい。これらは以下のような機能を有していてよい。
フレーム再生部881は、回線831から受信したFECフレームの誤り訂正処理を行ってカプセル化されたフレームを再生してメッセージ処理部883へ出力すると共に、誤り訂正情報をFEC状況判定部888へ通知する機能を有する。誤り訂正情報は、FECエラーの発生有無、FECエラーの大きさ、FEC訂正の有無、FEC訂正の規模などの情報を含んでいてよい。フレーム再生部882は、回線832から受信したFECフレームの誤り訂正処理を行ってカプセル化されたフレームを再生してメッセージ処理部884へ出力すると共に、誤り訂正情報をFEC状況判定部888へ通知する機能を有する。
メッセージ処理部883は、入力されたフレームがトラフィックのフレームのときはバッファ885に出力し、入力されたフレームが切替後メッセージのフレームのときは制御部862に出力する。メッセージ処理部884は、入力されたフレームがトラフィックのフレームのときはバッファ886に出力し、入力されたフレームが切替前メッセージのフレームのときは制御部862に出力する。
FEC状況判定部888は、通知された誤り訂正情報に基づいて、回線831から回線832への回線切替えの要否を判定して切替要求信号を制御部862へ出力する。制御部862は、切替前メッセージを入力したときに、バッファ886に対してトラフィックのバッファリングの開始を通知する。また、制御部862は、切替後メッセージを入力したときに、切替部889に対して切替命令信号を出力し、切替要求信号を入力したときに、送信部863により上記所定のメッセージを回線833へ送信する。
上記所定のメッセージとしては、上記切替前メッセージ、または上記切替後メッセージ、または他の任意のメッセージでよい。
[第2の実施形態]
[構成の説明]
図1を参照すると、本発明の第2の実施の形態にかかる伝送システムは、送受信装置104、105と、これらを接続する4つの回線200、201、202、203とから構成されている。
回線200と回線201は、それぞれ1本の通信回線または伝送路で構成されていても良いし、中継装置を介して接続された複数の通信回線または伝送路で構成されていても良い。また、回線200と回線201とは、送受信装置104から送信されたパケットが送受信装置105へ到着するまでの遅延時間がほぼ同じであっても良いし、相違するものであっても良い。
回線202と回線203は、それぞれ1本の通信回線または伝送路で構成されていても良いし、中継装置を介して接続された複数の通信回線または伝送路で構成されていても良い。また、回線202と回線203とは、送受信装置105から送信されたパケットが送受信装置104へ到着するまでの遅延時間がほぼ同じであっても良いし、相違するものであっても良い。
送受信装置104は、外部から入力されるUserトラフィック108を誤り訂正符号化して回線200と回線201のうちの何れか一方を使用して送受信装置105へ送信する送信部100を備えている。また送受信装置104は、回線202または回線203から受信したUserトラフィック108の誤り訂正を行って外部へ出力する受信部102を備えている。さらに送受信装置104は、送信部100と受信部102で使用する回線の切替えを制御する制御部1を備えている。
送受信装置105は、外部から入力されるUserトラフィック108を誤り訂正符号化して回線202と回線203のうちの何れか一方を使用して送受信装置104へ送信する送信部103を備えている。また送受信装置105は、回線200または回線201から受信したUserトラフィック108の誤り訂正を行って外部へ出力する受信部101を備えている。さらに送受信部105は、送信部103と受信部101で使用する回線の切替えを制御する制御部18を備えている。
本実施の形態の伝送システムは、初期状態では、回線200を使用してUserトラフィック108を送受信装置104から送受信装置105へ送信し、回線202を使用してUserトラフィック108を送受信装置105から送受信装置104へ送信する。そして、送受信装置105は、回線200を通じて受信するトラフィックの誤り訂正状況に基づいて回線200の状態が悪化したことを検出すると、送受信装置104に対して回線の切替えを要求するために、トラフィックを送受信装置105から送受信装置104へ送信するために使用している回線を回線202から回線203へ故意に切替える。送受信装置104は、送受信装置104が送信に使用する回線を回線202から回線203に切り替えたことを検出すると、トラフィックの受信に使用する回線を回線202から回線203へ切替えるとともに、トラフィックを送受信装置104から送受信装置105へ送信するために使用している回線を回線200から回線201へ切替える。これにより、状態の悪化した回線200に替えて回線201を使用して、Userトラフィック108が送受信装置104から送受信装置105へ送信されるようになる。
また初期状態において、送受信装置104は、回線202を通じて受信するトラフィックの誤り訂正状況に基づいて回線202の状態が悪化したことを検出すると、送受信装置105に対して回線の切替えを要求するために、トラフィックを送受信装置104から送受信装置105へ送信するために使用している回線を回線200から回線201へ故意に切替える。送受信装置105は、送受信装置105が送信に使用する回線を回線200から回線201に切り替えたことを検出すると、トラフィックの受信に使用する回線を回線200から回線201へ切替えるとともに、トラフィックを送受信装置105から送受信装置104へ送信するために使用している回線を回線202から回線203へ切替える。これにより、状態の悪化した回線202に替えて回線203を使用して、Userトラフィック108が送受信装置105から送受信装置104へ送信されるようになる。
次に、送受信装置105を構成する受信部101、送信部103、および制御部18について詳しく説明する。
受信部101は、エラー検出部7、8、エラー訂正部9、10、FECデカプセリング部11、12、メッセージ処理部13、14、バッファ15、16、切替部17、およびFEC状況判定部106から構成される。これらはそれぞれ以下のような機能を有する。
エラー検出部7は、回線200から受信したFECトラフィックのFECエラーを検出するとともに、FECトラフィックをエラー訂正部9に送信する。また、エラー検出部7は、FECエラーの検出に従ってFEC状況判定部106にFECエラー検出信号を送信する。
エラー検出部8は、回線201から受信したFECトラフィックのFECエラーを検出するとともに、FECトラフィックをエラー訂正部10に送信する。また、エラー検出部8は、FECエラーの検出に従ってFEC状況判定部106にFECエラー検出信号を送信する。
エラー訂正部9は、エラー検出部7からのFECトラフィックをFECデカプセリング部11に送信する。エラー訂正部9は、エラー検出部7によりFECエラーが検出された場合には、FECエラーを訂正し、FECデカプセリング部11に送信する。
エラー訂正部10は、エラー検出部8からのFECトラフィックをFECデカプセリング部12に送信する。エラー訂正部10は、エラー検出部8によりFECエラーが検出された場合には、FECエラーを訂正し、FECデカプセリング部12に送信する。
FECデカプセリング部11は、エラー訂正部9からのFECトラフィックを複数のEthernetフレームにデカプセリングする。そして、FECデカプセリング部11は、デカプセリングされた複数のEthernetフレームをメッセージ処理部13に送信する。
FECデカプセリング部12は、エラー訂正部10からのFECトラフィックを複数のEthernetフレームにデカプセリングする。そして、FECデカプセリング部12は、デカプセリングされた複数のEthernetフレームをメッセージ処理部14に送信する。
メッセージ処理部13は、FECデカプセリング部11から受信したトラフィックからUserトラフィックとEventメッセージを分離し、Userトラフィックをバッファ15に送信し、Eventメッセージを制御部18に送信する。
メッセージ処理部14は、FECデカプセリング部12から受信したトラフィックからUserトラフィックとEventメッセージを分離し、Userトラフィックをバッファ16に送信し、Eventメッセージを制御部18に送信する。
バッファ15は、メッセージ処理部13からのUserトラフィックを一時的に蓄えることができ、切替部17からの読み出し要求に従って、Userトラフィックを切替部17に送信する。読み出されたUserトラフィックはバッファ15から削除される。
バッファ16は、メッセージ処理部14からのUserトラフィックを一時的に蓄えることができ、切替部17からの読み出し要求に従って、Userトラフィックを切替部17に送信する。読み出されたUserトラフィックは、バッファ16から削除される。
切替部17は、回線200を使用している初期状態では、バッファ15からUserトラフィックを読み出し外部へ送信する。切替部17は、制御部18からの切替命令信号に従って、Userトラフィックの読み出し先をバッファ15からバッファ16に切り替える。
FEC状況判定部106は、エラー検出部7のエラー検出信号に従い、回線200に関するFECエラー発生時刻と発生数を記録する。またFEC状況判定部106は、エラー検出部8のエラー検出信号に従い、回線201に関するFECエラー発生時刻と発生数を記録する。そして、FEC状況判定部106は、回線200を使用している初期状態において、バーストしてFECエラーが多発するなど回線200のFEC状況が回線の切替えが必要なほど悪化したと判定した場合には、制御部18に回線200の切替要求信号を送信する。
FEC状況判定部106が切替要求信号を送信する条件について、より詳しく説明する(後述するFEC状況判定部107も同様である)。例えばFEC状況判定部106は、FECエラーが発生する毎にその発生時刻を記録する。FECエラーは後段のエラー訂正部で訂正されるため、FECエラーが発生する毎にその発生時刻を記録することは、FECエラーが訂正される毎にその訂正時刻を記録することと等価である。FEC状況判定部106は、新たな記録を行う毎に、直前の単位時間当たりの記録数、つまりエラー発生(訂正)回数を予め設定された閾値と比較する。そして、FEC状況判定部106は、単位時間当たりのエラー発生(訂正)回数が閾値を超えていなければ、回線200はFECによる訂正不可能なエラーが起きる可能性は小さいと判断する。他方、単位時間当たりのエラー発生(訂正)回数が閾値を超えていれば、FEC状況判定部106は、FECによる訂正不可能なエラーが何時起きてもおかしくないほど回線状態が悪化したと判定し、FECにより誤りがすべて補償できている間に回線の切替え行うために切替要求信号を送信する。
FEC状況判定部106が閾値と比較するエラー発生(訂正)回数は、1ビット以上のFECエラー発生(訂正)回数であっても良いし、2ビット以上のFECエラー発生(訂正)回数であっても良い。また、FECエラー発生(訂正)回数だけでなく、エラーの大きさ(訂正ビット数の大きさ)を用いて判定しても良い。例えば、単位時間当たりのFECエラー発生(訂正)回数が増えれば増えるほど、また、エラー(訂正)ビット数が増えれば増えるほど値の大きくなる評価値を求め、この評価値を閾値と比較することで、切替えの要否を判定しても良い。
送信部103は、切替部19、メッセージ処理部20、21、およびFECカプセリング部22、23から構成される。これらはそれぞれ以下のような機能を有する。
切替部19は、初期状態ではUserトラフィック108をメッセージ処理部20に送信する。切替部19は、制御部18からの切替命令信号にしたがって、Userトラフィックの送信方向をメッセージ処理部20からメッセージ処理部21に切り替える。
メッセージ処理部20は、切替部19からのUserトラフィックをFECカプセリング部22に送信する。またメッセージ処理部20は、制御部18からのEventメッセージ送信命令信号にしたがって、Eventメッセージを生成し、Userトラフィックと混ぜてFECカプセリング部22に送信する。
メッセージ処理部21は、切替部19からのUserトラフィックをFECカプセリング部23に送信する。またメッセージ処理部21は、制御部18からのEventメッセージ送信命令信号にしたがって、Eventメッセージを生成し、Userトラフィックと混ぜてFECカプセリング部23に送信する。
FECカプセリング部22は、メッセージ処理部20からのUserトラフィックを内部バッファに一時的に蓄えることができ、複数のEthernetフレームを1つのFECフレームにカプセリングする。FECカプセリング部22は、カプセリングされた複数のEthernetフレームを内部バッファから削除し、生成したFECフレームを回線202に送信する。本実施形態では、複数のEthernetフレームを1つのFECフレームにカプセリングするため、個々のフレームに余分なヘッダを付与する必要がなく、帯域を有効に活用できる。
FECカプセリング部23は、メッセージ処理部21からのUserトラフィックを内部バッファに一時的に蓄えることができ、複数のEthernetフレームを1つのFECフレームにカプセリングする。FECカプセリング部23は、カプセリングされた複数のEthernetフレームを内部バッファから削除し、生成したFECフレームを回線203に送信する。
制御部18は、図2に示す状態遷移図に従って、送信部103と受信部101で使用する回線の切替えを制御する。初期状態では、制御部18は通常動作モード(図2の状態35)で実行されている。制御部18は、通常動作モード(状態35)において、FEC状況判定部106からFEC状況悪化検知による回線200の切替要求信号を受信すると、送信部切替を実行し(状態36)、切替後Eventメッセージの受信待ち(状態37)に遷移する。状態36の送信部切替では、制御部18は、メッセージ処理部21に切替前Eventメッセージ送信命令信号を送信し、切替部19に切替命令信号を送信する。そして切替が完了した後、制御部18はメッセージ処理部20に切替後Eventメッセージ送信命令信号を送信する。制御部18は、切替後Eventメッセージの受信待ち状態37において、メッセージ処理部13から切替後Eventメッセージの受信が通知されると、受信部切替を実行する(状態38)。この受信部切替では、制御部18は、切替部17に切替命令信号を送信する。そして、制御部18は通常動作モード(状態35)に戻る。
他方、制御部18は、通常動作モード(状態35)において、メッセージ処理部13から切替後Eventメッセージを受信すると、受信部切替を実行し(状態39)、さらに送信部切替を実行し(状態40)、通常動作モード(状態35)に戻る。状態39の受信部切替では、制御部18は切替部17に切替命令信号を送信する。また状態40の送信部切替では、制御部18は、メッセージ処理部21に切替前Eventメッセージ送信命令信号を送信し、切替部19に切替命令信号を送信する。さらに切替が完了した後、制御部18はメッセージ処理部20に切替後Eventメッセージ送信命令信号を送信する。
次に、送受信装置104を構成する受信部102、送信部100、および制御部1について詳しく説明する。
受信部102は、エラー検出部24、25、エラー訂正部26、27、FECデカプセリング部28、29、メッセージ処理部30、31、バッファ32、33、切替部34、およびFEC状況判定部107から構成される。これらはそれぞれ以下のような機能を有する。
エラー検出部24は、回線202から受信したFECトラフィックのFECエラーを検出するとともに、FECトラフィックをエラー訂正部26に送信する。またエラー検出部24は、FECエラーの検出に従ってFEC状況判定部107にFECエラー検出信号を送信する。
エラー検出部25は、回線203から受信したFECトラフィックのFECエラーを検出するとともに、FECトラフィックをエラー訂正部27に送信する。またエラー検出部25は、FECエラーの検出に従ってFEC状況判定部107にFECエラー検出信号を送信する。
エラー訂正部26は、エラー検出部24からのFECトラフィックをFECデカプセリング部28に送信する。またエラー訂正部26は、エラー検出部24によりFECエラーが検出された場合には、FECエラーを訂正し、FECデカプセリング部28に送信する。
エラー訂正部27は、エラー検出部25からのFECトラフィックをFECデカプセリング部29に送信する。またエラー訂正部27は、エラー検出部25によりFECエラーが検出された場合には、FECエラーを訂正し、FECデカプセリング部29に送信する。
FECデカプセリング部28は、エラー訂正部26からのFECトラフィックを複数のEthernetフレームにデカプセリングする。そしてFECデカプセリング部28は、デカプセリングされた複数のEthernetフレームをメッセージ処理部30に送信する。
FECデカプセリング部29は、エラー訂正部27からのFECトラフィックを複数のEthernetフレームにデカプセリングする。そしてFECデカプセリング部29は、デカプセリングされた複数のEthernetフレームをメッセージ処理部31に送信する。
メッセージ処理部30は、FECデカプセリング部28から受信したトラフィックからUserトラフィックとEventメッセージを分離し、Userトラフィックをバッファ32に送信し、Eventメッセージを制御部1に送信する。
メッセージ処理部31は、FECデカプセリング部29から受信したトラフィックからUserトラフィックとEventメッセージを分離し、Userトラフィックをバッファ33に送信し、Eventメッセージを制御部1に送信する。
バッファ32は、メッセージ処理部30からのUserトラフィックを一時的に蓄えることができ、切替部34からの読み出し要求に従って、Userトラフィックを切替部34に送信する。読み出されたUserトラフィックはバッファから削除される。
バッファ33は、メッセージ処理部31からのUserトラフィックを一時的に蓄えることができ、切替部34からの読み出し要求に従って、Userトラフィックを切替部34に送信する。読み出されたUserトラフィックはバッファから削除される。
切替部34は、初期状態では、バッファ32からUserトラフィックを読み出し外部へ送信する。また切替部34は、制御部1からの切替命令信号に従って、Userトラフィックの読み出し先をバッファ32からバッファ33に切り替える。
FEC状況判定部107は、エラー検出部24のエラー検出信号に従い、回線202に関するFECエラー発生時刻と発生数を記録する。またFEC状況判定部107は、エラー検出部25のエラー検出信号に従い、回線203に関するFECエラー発生時刻と発生数を記録する。そして、FEC状況判定部107は、回線202を使用している初期状態において、バーストしてFECエラーが多発するなど回線202のFEC状況が回線の切替えが必要なほど悪化したと判定した場合には、制御部1に回線202の切替要求信号を送信する。
送信部100は、切替部2、メッセージ処理部3、4、およびFECカプセリング部5、6から構成される。これらはそれぞれ以下のような機能を有する。
メッセージ処理部3は、切替部2からのUserトラフィックをFECカプセリング部5に送信する。またメッセージ処理部3は、制御部1からのEventメッセージ送信命令信号にしたがって、Eventメッセージを生成し、Userトラフィックと混ぜてFECカプセリング部5に送信する。
メッセージ処理部4は、切替部2からのUserトラフィックをFECカプセリング部6に送信する。またメッセージ処理部4は、制御部1からのEventメッセージ送信命令信号にしたがって、Eventメッセージを生成し、Userトラフィックと混ぜてFECカプセリング部6に送信する。
切替部2は、初期状態では、Userトラフィック108をメッセージ処理部3に送信する。そして切替部2は、制御部1からの切替命令信号にしたがって、Userトラフィック108の送信方向をメッセージ処理部3からメッセージ処理部4に切り替える。
FECカプセリング部5は、メッセージ処理部3からのUserトラフィックを内部バッファに一時的に蓄えることができ、複数のEthernetフレームを1つのFECフレームにカプセリングする。FECカプセリング部5は、カプセリングされた複数のEthernetフレームを内部バッファから削除し、FECフレームを回線200に送信する。
FECカプセリング部6は、メッセージ処理部4からのUserトラフィックを内部バッファに一時的に蓄えることができ、複数のEthernetフレームを1つのFECフレームにカプセリングする。FECカプセリング部6は、カプセリングされた複数のEthernetフレームを内部バッファから削除し、FECフレームを回線201に送信する。
制御部1は、図2に示す状態遷移図に従って、送信部100と受信部102で使用する回線の切替えを制御する。初期状態では、制御部1は通常動作モード(図2の状態35)で実行されている。制御部1は、通常動作モード(状態35)において、FEC状況判定部107からFEC状況悪化検知による回線202の切替要求信号を受信すると、送信部切替を実行し(状態36)、切替後Eventメッセージの受信待ち(状態37)に遷移する。状態36の送信部切替では、制御部1は、メッセージ処理部4に切替前Eventメッセージ送信命令信号を送信し、切替部2に切替命令信号を送信する。また切替が完了した後、制御部1はメッセージ処理部3に切替後Eventメッセージ送信命令信号を送信する。制御部1は、切替後Eventメッセージの受信待ち状態37において、メッセージ処理部30から切替後Eventメッセージの受信が通知されると、受信部切替を実行する(状態38)。この受信部切替では、制御部1は、切替部34に切替命令信号を送信する。そして、制御部1は通常動作モード(状態35)に戻る。
他方、制御部1は、通常動作モード(状態35)において、メッセージ処理部30から切替後Eventメッセージを受信すると、受信部切替を実行し(状態39)、さらに送信部切替を実行し(状態40)、通常動作モード(状態35)に戻る。状態39の受信部切替では、制御部1は切替部34に切替命令信号を送信する。また状態40の送信部切替では、制御部1は、メッセージ処理部4に切替前Eventメッセージ送信命令信号を送信し、切替部2に切替命令信号を送信する。さらに切替が完了した後、制御部1はメッセージ処理部3に切替後Eventメッセージ送信命令信号を送信する。
図1において、切替部2、切替部17、切替部19、切替部34は、Ethernet
Linear Protection(ITU-T勧告G.8031)の1:1方式における切替部のブロックによって実現することが可能である。制御部1、メッセージ処理部3、メッセージ処理部4、メッセージ処理部30、メッセージ処理部31、制御部18、メッセージ処理部13、メッセージ処理部14、メッセージ処理部20、メッセージ処理部21は、Ethernet Linear Protectionの1:1方式における同様な機能ブロックをベースに機能を付加することによって実現することが可能である。また、メッセージ処理部3、メッセージ処理部4、メッセージ処理部20、メッセージ処理部21にて生成される切替前Eventメッセージ、切替後EventメッセージはEthernet OAM(ITU-T勧告Y.1731)にて定義されるVSM(Vendor-Specific OAM Message)により実現することが可能である。切替前Eventメッセージに使用するVSMと、切替後Eventメッセージに使用するVSMとは、イーサネットOAMフレーム中の例えばオペレーションコード(OpCode)に設定する値により区別することが可能である。
[動作の説明]
次に本実施の形態の動作を、図3〜図6を参照して説明する。図3〜図6は、初期状態で運用中に、回線200の状態が回線の切替えを必要とするほど悪化したために予防保守のために回線201に切替える際のシーケンスを示している。まず、概略動作を説明する。
初期状態では、伝送システムは以下のような状態にある。送受信装置104はUserトラフィックを送受信装置105に回線200で送信し、送受信装置105は回線200で受信している。このため、切替部2はUserトラフィックをメッセージ処理部3の方向に送信し、切替部17はUserトラフィックをバッファ15から読み出している。また、送受信装置105はUserトラフィックを送受信装置104に回線202で送信し、送受信装置104は回線202で受信している。このため、切替部19はUserトラフィックをメッセージ処理部20の方向に送信し、切替部34はUserトラフィックをバッファ32から読み出している。
上述のような初期状態において、送受信装置105の受信部101で回線200のFEC状況の悪化を検知すると、以下のような動作が実行される。
まず、送受信装置105は図3の切替シーケンスを実行し、送受信装置104に切替前Eventメッセージ、切替後Eventメッセージを送信する。次に、送受信装置104は、送受信装置105からの切替前Eventメッセージ、切替後Eventメッセージにしたがって、図4の受信部102の切替シーケンスを実行する。また送受信装置104は、この受信部102の切替シーケンスと並行して、図5の送信部100の切替シーケンスを実行し、送受信装置105に切替前Eventメッセージ、切替後Eventメッセージを送信する。最後に送受信装置105は、送受信装置104からの切替前Eventメッセージ、切替後Eventメッセージにしたがって、図6の受信部101の切替シーケンスを実行する。以下、シーケンスの詳細を説明する。
はじめに、図1に示す送受信装置105における送信部103の切替動作を図3に示すシーケンス図を参照して説明する。
図1において、エラー検出部7は、切替元回線200からFECエラーを含むトラフィックを受信すると(図3のステップS12)、FECエラーを検出し、FEC状況判定部16にFECエラー検出信号を送信する(ステップS13)。FEC状況判定部16は、FECエラー検出信号の受信にしたがって、切替元回線200が切替えを必要とするほど悪化したと判断すると、切替要求信号を制御部18に送信する(ステップS14)。
制御部18は、通常動作モードで切替要求信号を受信したので、切替前Eventメッセージ送信命令信号をメッセージ処理部21に送信する(ステップS15)。メッセージ処理部21は、制御部18からの切替前Eventメッセージ送信命令信号を受けて、切替先回線203に切替前Eventメッセージを送信する(ステップS16)。続いて制御部18は、切替部19に切替命令信号を出力する(ステップS17)。切替部19は、制御部18からの切替命令信号によって回線の切替を実行し、Userトラフィックの送信方向をメッセージ処理部20からメッセージ処理部21の方向に切り替える(ステップS18)。切替が完了した後、制御部18は、メッセージ処理部20に切替後Eventメッセージ送信命令信号を送信する(ステップS19)。そして制御部18は、切替後Eventメッセージ受信待ちに遷移する。メッセージ処理部20は、制御部18からの切替後Eventメッセージ送信命令信号を受けて、切替元回線202に切替後Eventメッセージを送信する(ステップS20)。
続いて、図1に示す送受信装置104における受信部102の切替動作を図4に示すシーケンス図を参照して説明する。
図1において、切替先回線203からの切替前Eventメッセージがメッセージ処理部31で受信されると(図4のステップS21)、メッセージ処理部31は制御部1に切替前Eventメッセージを送信する(ステップS22)。制御部1は、メッセージ処理部31からの切替前Eventメッセージに従って、バッファ33に対してUserトラフィック108のバッファリングの開始を指示する。バッファ33はメッセージ処理部31から切替前Eventメッセージに続いて流れるUserトラフィックを蓄える(ステップS23)。なお、バッファ33は、メッセージ処理部31で受信されたUserトラフィックを常にバッファリングするように構成されていてもよい。
切替元回線202からの切替後Eventメッセージがメッセージ処理部30で受信されると(ステップS24)、メッセージ処理部30は切替後Eventメッセージを制御部1に送信する(ステップS25)。メッセージ処理部30からの切替後Eventメッセージが制御部1に与えられると、制御部1は、通常動作モードで切替後Eventメッセージを受信したので、受信部切替えを行うために切替命令信号を切替部34に送信する(ステップS26)。また制御部1は、メッセージ処理部30からの切替後Eventメッセージの受信により、後述する図5の切替シーケンスにしたがって送信部100の切替を実行する(ステップS29)。以後、送信部100の切替実行シーケンスと、受信部102の切替実行シーケンスは並行して行われる。なお、制御部1は、メッセージ処理部31からの切替前Eventメッセージの受信により、後述する図5の切替シーケンスにしたがって送信部100の切替を実行するようにしてもよい。
制御部1からの切替命令信号が切替部34に与えられると、切替部34は、回線の切替を実行し、Userトラフィックの読み出し先をバッファ32からバッファ33に切り替える(ステップS27)。切替部34は、切替の実行が完了したら、バッファ33に蓄えられたUserトラフィックを読み出し、外部に送信する(ステップS28)。バッファ33は読み出されたUserトラフィックを削除する。
続いて、図1に示す送受信装置104における送信部100の切替動作を図5に示すシーケンス図を参照して説明する。
図1において、制御部1は受信部102の切替実行の後(ステップS30)、切替前Eventメッセージ送信命令信号をメッセージ処理部4に送信する(ステップS31)。メッセージ処理部4は、制御部1からの切替前Eventメッセージ送信命令信号を受けて、切替先回線201に切替前Eventメッセージを送信する(ステップS32)。続いて、制御部1は切替部2に切替命令信号を送信する(ステップS33)。切替部2は、制御部1からの切替命令信号を受けて、回線の切替を実行し、Userトラフィックの送信方向をメッセージ処理部3からメッセージ処理部4の方向に切り替える(ステップS34)。切替が完了した後、制御部1は、メッセージ処理部3に切替後Eventメッセージ送信命令信号を送信する(ステップS35)。そして、制御部1は通常動作モードに戻る。メッセージ処理部3は、制御部1からの切替後Eventメッセージ送信命令信号を受けて、切替元回線200に切替後Eventメッセージを送信する(ステップS36)。
続いて、図1に示す送受信装置105における受信部101の切替動作を図6に示すシーケンス図を参照して説明する。
図1において、切替先回線201からの切替前Eventメッセージがメッセージ処理部14で受信されると(図6のステップS37)、メッセージ処理部14は制御部18に切替前Eventメッセージを送信する(ステップS38)。制御部18は、メッセージ処理部14からの切替前Eventメッセージに従って、バッファ16に対してUserトラフィックのバッファリングの開始を指示する。バッファ16は、メッセージ処理部14から切替前Eventメッセージに続いて流れるUserトラフィックをバッファに蓄える(ステップS39)。
切替元回線200からの切替後Eventメッセージがメッセージ処理部13で受信される(ステップS40)と、メッセージ処理部13は切替後Eventメッセージを制御部18に送信する(ステップS41)。メッセージ処理部13からの切替後Eventメッセージが制御部18に与えられると、制御部18は切替後Eventメッセージ受信待ちの状態にあるので、受信部切替えを行うために切替命令信号を切替部17に送信する(ステップS42)。制御部18からの切替命令信号が切替部17に与えられると、切替部16は、回線の切替を実行し、Userトラフィックの読み出し先をバッファ15からバッファ16に切り替える(ステップS43)。切替部17は、切替の実行が完了したら、バッファ16に蓄えられたUserトラフィックを読み出し、外部に送信する(ステップS44)。バッファ16は、読み出されたUserトラフィックを削除する。
以上の結果、送受信装置104と送受信装置105は、回線200の状態悪化を契機に、それぞれの送信部、受信部での切替を行い、切替元回線200、切替元回線202から切替先回線201、切替先回線203への双方向の切替を実行したことになる。
以上は、初期状態で運用中に回線200の状態が回線の切替えを必要とするほど悪化した場合について説明した。このとき、送受信装置105は、図2の状態遷移図に従って、通常動作モード(状態35)、送信部切替(状態36)、切替後Eventメッセージ受信待ち(状態37)、受信部切替(状態38)、通常動作モード(状態35)と遷移する。また、送受信装置104は、図2の状態遷移図に従って、通常動作モード(状態35)、受信部切替(状態39)、送信部切替(状態40)、通常動作モード(状態35)と遷移する。
他方、初期状態で運用中に回線202の状態が回線の切替えを必要とするほど悪化した場合にも、送受信装置104と送受信装置105は、回線202の状態悪化を契機に、それぞれの送信部、受信部での切替を行い、切替元回線200、切替元回線202から切替先回線201、切替先回線203への双方向の切替を実行することになる。但し、この場合には、まず送受信装置104が送信部100の切替えを行い、次に送受信装置105が受信部101と送信部103の切替えを行い、最後に送受信装置104が受信部102を切替えることになる。すなわち、送受信装置104は、図2の状態遷移図に従って、通常動作モード(状態35)、送信部切替(状態36)、切替後Eventメッセージ受信待ち(状態37)、受信部切替(状態38)、通常動作モード(状態35)と遷移する。また、送受信装置105は、図2の状態遷移図に従って、通常動作モード(状態35)、受信部切替(状態39)、送信部切替(状態40)、通常動作モード(状態35)と遷移する。
また、初期状態で運用中に回線200と回線202の状態が同時に回線の切替えを必要とするほど悪化した場合も同様に、送受信装置104と送受信装置105は、回線200、202の状態悪化を契機に、それぞれの送信部、受信部での切替を行い、切替元回線200、切替元回線202から切替先回線201、切替先回線203への双方向の切替を実行することになる。但し、この場合には、送受信装置104および送受信装置105は、図2の状態遷移図に従って、通常動作モード(状態35)、送信部切替(状態36)、切替後Eventメッセージ受信待ち(状態37)、受信部切替(状態38)、通常動作モード(状態35)と遷移する。
このように本実施の形態によれば、切替元回線200、202と切替先回線201、203との間に遅延差があっても、パケットロスやパケットの順番の入れ替わりを発生させずに、回線の誤り訂正の状況に基づいて予防保守のための回線の切替えが可能となる。
例えば、送信部100が回線200にUserトラフィックにかかるパケット1、パケット2、パケット3、パケット4をその順に送信した後に、回線を切替えて、回線201にUserトラフィックにかかる後続のパケット5、パケット6、パケット7、パケット8をその順に送信したとする。このとき、送信部100は、パケット5を送信する前に回線201に切替前Eventメッセージを送信し、パケット4を送信した後に回線200に切替後Eventメッセージを送信する。回線201の方が回線200よりも高速なため、例えばパケット5、6がパケット3、4よりも早く受信部101に到着しても、受信部101には切替後Eventメッセージが未だ到着していないので、これらのパケット5、6はバッファ16に蓄積されたままになる。パケット5、6に遅れてパケット3、4が受信部101に到着すると、まず、このパケット3、4がバッファ15に蓄積される。続いて回線200を通じて切替後Eventメッセージが受信されると、受信部101は回線の切替えを行う。これにより、まずバッファ15に蓄積されているパケット3、4が読み出されて外部に出力され、続いて、バッファ16に蓄積されていたパケット5、6が読み出される。この結果、切替部17から外部へは、パケット1、2、3、4、5、6、7、8の順に出力され、パケットロスおよびパケットの順番の入れ替わりは発生しない。
[第3の実施形態]
上述した第2の実施形態では、切替元回線200、202の何れか一方または双方の回線状態の悪化を契機に、両方向の回線を同時に切替える構成となっているが、本実施形態では、単方向での回線切替を行う。具体的には、図1において、送受信装置105のFEC状況判定部106の切替要求信号受信(図3のステップS14)の後、制御部18はメッセージ処理部20に切替通知メッセージ送信命令信号を送信する。メッセージ処理部20は、制御部18からの切替通知メッセージ送信命令信号にしたがって、Ethernet OAMのVSMを利用した切替通知メッセージをUserトラフィックと混ぜて切替元回線202を通して送受信装置104に送信する。メッセージ処理部30は、切替元回線202からの切替通知メッセージに従って、トラフィックをUserトラフィックと切替通知メッセージに分離し、制御部1に切替命令信号を送信する。制御部1は、切替命令信号を受けて、送信部100の切り替えを第1の実施形態と同様に実施する。これにより、続いて、受信部101の切り替えが第2の実施形態で説明した方法と同様の方法で実施される。
このように本実施形態によれば、切替元回線200、202の何れか一方の回線状態の悪化を契機に、単方向での回線切替を行うことができる。
[第4の実施の形態]
本発明の第4の実施形態として、その基本的構成は第1乃至第3の実施形態の通りであるが、Eventメッセージについてさらに工夫している。その構成を図7に示す。本図において、メッセージ処理部は、切替後Eventメッセージ送信時に切替後Eventメッセージを複製して、複数の切替後Eventメッセージを連続して送信する。
このように、本実施の形態では、切替後Eventメッセージを複数回送信しているので、なんらかの障害によって、切替後Eventメッセージが破壊されたとしても、少なくとも1つの切替後Eventメッセージが正常であれば、回線切替処理を正しく動作させることができるという効果が得られる。
上記では、切替後Eventメッセージについて述べたが、切替前Eventメッセージについても同様に、複数の切替前Eventメッセージを連続して送信するようにしても良い。
[その他の実施形態]
以上の実施形態では、Userトラフィックに限定して切替を行っているが、UserトラフィックをVLANベースで分離し、VLANトラフィックとして、VLANトラフィックごとに回線切替を行ってもよい。VLANトラフィックごとに回線切替を行うことによって、優先度の高いトラフィックを優先して切り替えることが可能になる。
以上の実施形態では、本発明を1:1プロテクションに適用した実施の形態について説明したが、本発明は1:1プロテクションと1+1プロテクションの双方を実装した通信装置に対しても適用可能である。その際、切替前メッセージを1+1プロテクションにおける切替先回線のバッファリング開始の指示に用いることにより、1+1プロテクションにおける回線切替え時のフレーム重複の発生を防止することができる。
なお、本発明は、日本国にて2010年4月9日に特許出願された特願2010−090257の特許出願に基づく優先権主張の利益を享受するものであり、当該特許出願に記載された内容は、全て本明細書に含まれるものとする。
本発明は、予防保守のための回線の切替えに適用でき、特に多少の遅延差がある回線の切替えに適用できる。
1 制御部
2 切替部
3 メッセージ処理部
4 メッセージ処理部
5 FECカプセリング部
6 FECカプセリング部
7 エラー検出部
8 エラー検出部
9 エラー訂正部
10 エラー訂正部
11 FECデカプセリング部
12 FECデカプセリング部
13 メッセージ処理部
14 メッセージ処理部
15 バッファ
16 バッファ
17 切替部
18 制御部
19 切替部
20 メッセージ処理部
21 メッセージ処理部
22 FECカプセリング部
23 FECカプセリング部
24 エラー検出部
25 エラー検出部
26 エラー訂正部
27 エラー訂正部
28 FECデカプセリング部
29 FECデカプセリング部
30 メッセージ処理部
31 メッセージ処理部
32 バッファ
33 バッファ
34 切替部

Claims (13)

  1. 第1の通信装置と第2の通信装置とが、前記第1の通信装置から前記第2の通信装置への送信に使用する第1および第2の回線と、前記第2の通信装置から前記第1の通信装置への送信に使用する第3の回線とを通じて接続され、
    前記第1の通信装置は、トラフィックのフレームを誤り訂正符号化して前記第1の回線に送信している状態において、前記第3の回線から所定のメッセージを受信すると、前記第1の回線に切替え後メッセージのフレームを送信した後に回線を切替えて、前記第2の回線に前記トラフィックのフレームを誤り訂正符号化して送信する処理を開始し、
    前記第2の通信装置は、前記第1および第2の回線からフレームを受信して誤り訂正を行い、誤り訂正後のフレームを第1および第2のバッファに蓄積すると共に、前記第1の回線から受信したフレームに対する誤り訂正の状況に基づいて前記第1の回線から前記第2の回線への回線切替えが必要と判定したときに前記所定のメッセージを前記第3の回線へ送信し、前記第1の回線から前記切替後メッセージのフレームを受信すると、前記第1のバッファに蓄積されているフレームを全て読み出した後、前記第2のバッファからフレームの読み出しを開始する
    ことを特徴とする伝送システム。
  2. 前記第1の通信装置は、前記第2の回線にフレームの送信を開始するのに先立って、切替前メッセージのフレームを前記第2の回線に送信することを特徴とする請求項1に記載の伝送システム。
  3. 前記第1の通信装置は、前記第1および第2の回線に接続された第1の送信部と、前記第3の回線に接続された第1の受信部と、第1の制御部とを備え、
    前記第1の送信部は、第1の切替部と、第1のメッセージ処理部と、前記第1の回線に接続された第1のFECフレーム生成部と、第2のメッセージ処理部と、前記第2の回線に接続された第2のFECフレーム生成部とを備え、
    前記第1の制御部は、前記第3の回線から所定のメッセージを受信すると、前記第2のメッセージ処理部に対して切替前メッセージ送信命令信号を出力すると共に、切替命令信号を前記第1の切替部に出力した後、前記第1の切替部による切替完了後に前記第1のメッセージ処理部に対して切替後メッセージ送信命令信号を出力し、
    前記第1の切替部は、初期状態では、前記トラフィックのフレームを前記第1のメッセージ処理部へ出力し、前記切替信号を受信すると、前記トラフィックのフレームを前記第2のメッセージ処理部へ出力し、
    前記第2のメッセージ処理部は、前記切替前メッセージ送信命令に基づき前記切替前メッセージのフレームを前記第2のFECフレーム生成部に送信した後、前記第1の切替部から入力された前記トラフィックのフレームを前記第2のFECフレーム生成部に出力し、
    前記第2のFECフレーム生成部は、入力されたフレームを複数まとめてFECフレームにカプセル化して前記第2の回線に出力し、
    前記第1のメッセージ処理部は、前記第1の切替部から入力された前記トラフィックのフレームを前記第1のFECフレーム生成部に出力すると共に、前記切替後メッセージ送信命令に基づいて前記切替後メッセージのフレームを前記第1のFECフレーム生成部に出力し、
    前記第1のFECフレーム生成部は、入力されたフレームを複数まとめてFECフレームにカプセル化して前記第1の回線に出力することを特徴とする請求項1または2に記載の伝送システム。
  4. 前記第2の通信装置は、前記第1および第2の回線に接続された第2の受信部と、前記第3の回線に接続された第2の送信部と、第2の制御部とを備え、
    前記第2の受信部は、前記第1の回線に接続された第1のフレーム再生部と、第3のメッセージ処理部と、前記第1のバッファと、前記第2の回線に接続された第2のフレーム再生部と、第4のメッセージ処理部と、前記第2のバッファと、第1のFEC状況判定部と、第2の切替部とを備え、
    前記第1のフレーム再生部は、前記第1の回線から受信したFECフレームの誤り訂正処理を行ってカプセル化されたフレームを再生して前記第3のメッセージ処理部へ出力すると共に、誤り訂正情報を前記第1のFEC状況判定部へ通知し、
    前記第2のフレーム再生部は、前記第2の回線から受信したFECフレームの誤り訂正処理を行ってカプセル化されたフレームを再生して前記第4のメッセージ処理部へ出力すると共に、誤り訂正情報を前記第1のFEC状況判定部へ通知し、
    前記第3のメッセージ処理部は、入力されたフレームが前記トラフィックのフレームのときは前記第1のバッファに出力し、入力されたフレームが前記切替後メッセージのフレームのときは前記第2の制御部に出力し、
    前記第4のメッセージ処理部は、入力されたフレームが前記トラフィックのフレームのときは前記第2のバッファに出力し、入力されたフレームが前記切替前メッセージのフレームのときは前記第2の制御部に出力し、
    前記第1のFEC状況判定部は、通知された誤り訂正情報に基づいて、前記第1の回線から前記第2の回線への回線切替えの要否を判定して切替要求信号を前記第2の制御部へ出力し、
    前記第2の制御部は、前記切替前メッセージを入力したときに、前記第2のバッファに対して前記トラフィックのバッファリングの開始を通知し、前記切替後メッセージを入力したときに、前記第2の切替部に対して切替命令信号を出力し、前記切替要求信号を入力したときに、前記第2の送信部により前記所定のメッセージを前記第3の回線へ送信する
    ことを特徴とする請求項1乃至3の何れかに記載の伝送システム。
  5. 前記第1の通信装置の前記第1の受信部と前記第2の通信装置の前記第2の送信部とが、さらに、前記第2の通信装置から前記第1の通信装置への送信に使用する第4の回線を通じて接続され、
    前記第2の通信装置は、トラフィックのフレームを誤り訂正符号化して前記第3の回線に送信している状態において、前記第1の回線から所定のメッセージを受信すると、前記第3の回線に切替後メッセージのフレームを送信した後に回線を切替えて、前記第4の回線に前記トラフィックのフレームを誤り訂正符号化して送信する処理を開始し、
    前記第1の通信装置は、前記第3および第4の回線からフレームを受信して誤り訂正を行い、誤り訂正後のフレームを第3および第4のバッファに蓄積すると共に、前記第3の回線から受信したフレームに対する誤り訂正の状況に基づいて前記第3の回線から前記第4の回線への回線切替えが必要と判定したときに前記所定のメッセージを前記第1の回線へ送信し、前記第3の回線から前記切替後メッセージのフレームを受信すると、前記第3のバッファに蓄積されているフレームを全て読み出した後、前記第4のバッファからフレームの読み出しを開始する
    ことを特徴とする伝送システム。
  6. 前記第2の通信装置は、
    通常動作状態において前記第1の回線から受信したフレームに対する誤り訂正の状況に基づいて前記第1の回線から前記第2の回線への回線切替えが必要と判定したときに、前記第3の回線に切替え後メッセージのフレームを送信した後に回線を切替えて前記第4の回線に前記トラフィックのフレームを誤り訂正符号化して送信する処理を開始する送信部切替えを行った後に、切替後イベントメッセージ受信待ち状態に遷移し、前記切替後イベントメッセージ受信待ち状態において前記第1の回線から前記切替後メッセージを受信すると、前記第1のバッファに蓄積されているフレームを全て読み出した後に前記第2のバッファからフレームの読み出しを開始する受信部切替えを行った後に前記通常動作状態に遷移し、
    前記通常動作状態において前記第1の回線から前記切替後メッセージを受信すると、前記第1のバッファに蓄積されているフレームを全て読み出した後に前記第2のバッファからフレームの読み出しを開始する受信部切替えを行うと共に、前記第3の回線に切替え後メッセージのフレームを送信した後に回線を切替えて前記第4の回線に前記トラフィックのフレームを誤り訂正符号化して送信する処理を開始する送信部切替えを行って前記通常動作状態に遷移し、
    前記第1の通信装置は、
    通常動作状態において前記第3の回線から受信したフレームに対する誤り訂正の状況に基づいて前記第3の回線から前記第4の回線への回線切替えが必要と判定したときに、前記第1の回線に切替え後メッセージのフレームを送信した後に回線を切替えて前記第2の回線に前記トラフィックのフレームを誤り訂正符号化して送信する処理を開始する送信部切替えを行った後に、切替後イベントメッセージ受信待ち状態に遷移し、前記切替後イベントメッセージ受信待ち状態において前記第3の回線から前記切替後メッセージを受信すると、前記第3のバッファに蓄積されているフレームを全て読み出した後に前記第4のバッファからフレームの読み出しを開始する受信部切替えを行った後に前記通常動作状態に遷移し、
    前記通常動作状態において前記第3の回線から前記切替後メッセージを受信すると、前記第3のバッファに蓄積されているフレームを全て読み出した後に前記第4のバッファからフレームの読み出しを開始する受信部切替えを行うと共に、前記第1の回線に切替え後メッセージのフレームを送信した後に回線を切替えて前記第2の回線に前記トラフィックのフレームを誤り訂正符号化して送信する処理を開始する送信部切替えを行って前記通常動作状態に遷移する
    ことを特徴とする請求項5に記載の伝送システム。
  7. 前記切替後メッセージ、および前記所定のメッセージのフレームとして、Vendor-Specific OAM Messageフレームを使用することを特徴とする請求項1乃至6の何れかに記載の伝送システム。
  8. 複数の前記切替後メッセージのフレームを連続して送信することを特徴とする請求項1乃至7の何れかに記載の伝送システム。
  9. 第1の通信装置と第2の通信装置とが、前記第1の通信装置から前記第2の通信装置への送信に使用する第1および第2の回線と、前記第2の通信装置から前記第1の通信装置への送信に使用する第3の回線とを通じて接続された伝送システムにおける伝送方法であって、
    前記第1の通信装置は、トラフィックのフレームを誤り訂正符号化して前記第1の回線に送信している状態において、前記第3の回線から所定のメッセージを受信すると、前記第1の回線に切替え後メッセージのフレームを送信した後に回線を切替えて、前記第2の回線に前記トラフィックのフレームを誤り訂正符号化して送信する処理を開始し、
    前記第2の通信装置は、前記第1および第2の回線からフレームを受信して誤り訂正を行い、誤り訂正後のフレームを第1および第2のバッファに蓄積すると共に、前記第1の回線から受信したフレームに対する誤り訂正の状況に基づいて前記第1の回線から前記第2の回線への回線切替えが必要と判定したときに前記所定のメッセージを前記第3の回線へ送信し、前記第1の回線から前記切替後メッセージのフレームを受信すると、前記第1のバッファに蓄積されているフレームを全て読み出した後、前記第2のバッファからフレームの読み出しを開始する
    ことを特徴とする伝送方法。
  10. 送信に使用する第1および第2の回線と受信に使用する第3の回線とを通じて他の通信装置に接続され、
    トラフィックのフレームを誤り訂正符号化して前記第1の回線に送信している状態において、前記第3の回線から所定のメッセージを受信すると、前記第1の回線に切替え後メッセージのフレームを送信した後に回線を切替えて、前記第2の回線に前記トラフィックのフレームを誤り訂正符号化して送信する処理を開始する
    ことを特徴とする通信装置。
  11. 前記第1および第2の回線に接続された送信部と、前記第3の回線に接続された受信部と、制御部とを備え、
    前記送信部は、切替部と、第1のメッセージ処理部と、前記第1の回線に接続された第1のFECフレーム生成部と、第2のメッセージ処理部と、前記第2の回線に接続された第2のFECフレーム生成部とを備え、
    前記制御部は、前記第3の回線から所定のメッセージを受信すると、前記第2のメッセージ処理部に対して切替前メッセージ送信命令信号を出力すると共に、切替命令信号を前記切替部に出力した後、前記切替部による切替完了後に前記第1のメッセージ処理部に対して切替後メッセージ送信命令信号を出力し、
    前記切替部は、初期状態では、前記トラフィックのフレームを前記第1のメッセージ処理部へ出力し、前記切替信号を受信すると、前記トラフィックのフレームを前記第2のメッセージ処理部へ出力し、
    前記第2のメッセージ処理部は、前記切替前メッセージ送信命令に基づき前記切替前メッセージのフレームを前記第2のFECフレーム生成部に送信した後、前記切替部から入力された前記トラフィックのフレームを前記第2のFECフレーム生成部に出力し、
    前記第2のFECフレーム生成部は、入力されたフレームを複数まとめてFECフレームにカプセル化して前記第2の回線に出力し、
    前記第1のメッセージ処理部は、前記切替部から入力された前記トラフィックのフレームを前記第1のFECフレーム生成部に出力すると共に、前記切替後メッセージ送信命令に基づいて前記切替後メッセージのフレームを前記第1のFECフレーム生成部に出力し、
    前記第1のFECフレーム生成部は、入力されたフレームを複数まとめてFECフレームにカプセル化して前記第1の回線に出力することを特徴とする請求項10に記載の通信装置。
  12. 受信に使用する第1および第2の回線と送信に使用する第3の回線とを通じて他の通信装置に接続され、
    前記第1および第2の回線からフレームを受信して誤り訂正を行い、誤り訂正後のフレームを第1および第2のバッファに蓄積すると共に、前記第1の回線から受信したフレームに対する誤り訂正の状況に基づいて前記第1の回線から前記第2の回線への回線切替えが必要と判定したときに所定のメッセージを前記第3の回線へ送信し、前記第1の回線から前記切替後メッセージのフレームを受信すると、前記第1のバッファに蓄積されているフレームを全て読み出した後、前記第2のバッファからフレームの読み出しを開始する
    ことを特徴とする通信装置。
  13. 前記第1および第2の回線に接続された受信部と、前記第3の回線に接続された送信部と、制御部とを備え、
    前記受信部は、前記第1の回線に接続された第1のフレーム再生部と、第1のメッセージ処理部と、前記第1のバッファと、前記第2の回線に接続された第2のフレーム再生部と、第2のメッセージ処理部と、前記第2のバッファと、FEC状況判定部と、切替部とを備え、
    前記第1のフレーム再生部は、前記第1の回線から受信したFECフレームの誤り訂正処理を行ってカプセル化されたフレームを再生して前記第1のメッセージ処理部へ出力すると共に、誤り訂正情報を前記FEC状況判定部へ通知し、
    前記第2のフレーム再生部は、前記第2の回線から受信したFECフレームの誤り訂正処理を行ってカプセル化されたフレームを再生して前記第2のメッセージ処理部へ出力すると共に、誤り訂正情報を前記FEC状況判定部へ通知し、
    前記第1のメッセージ処理部は、入力されたフレームが前記トラフィックのフレームのときは前記第1のバッファに出力し、入力されたフレームが前記切替後メッセージのフレームのときは前記制御部に出力し、
    前記第2のメッセージ処理部は、入力されたフレームが前記トラフィックのフレームのときは前記第2のバッファに出力し、入力されたフレームが前記切替前メッセージのフレームのときは前記制御部に出力し、
    前記FEC状況判定部は、通知された誤り訂正情報に基づいて、前記第1の回線から前記第2の回線への回線切替えの要否を判定して切替要求信号を前記制御部へ出力し、
    前記制御部は、前記切替前メッセージを入力したときに、前記第2のバッファに対して前記トラフィックのバッファリングの開始を通知し、前記切替後メッセージを入力したときに、前記切替部に対して切替命令信号を出力し、前記切替要求信号を入力したときに、前記送信部により前記所定のメッセージを前記第3の回線へ送信する
    ことを特徴とする請求項12に記載の通信装置。
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