JPWO2011114458A1 - 映像表示システム、情報処理装置、および映像表示装置 - Google Patents

映像表示システム、情報処理装置、および映像表示装置 Download PDF

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Abstract

映像信号を生成して出力する情報処理装置、情報処理装置に接続され情報処理装置から受信した映像信号に基づく映像を表示する映像表示装置、およびそれら情報処理装置と映像表示装置とを有する映像表示システム等に関し、誤動作の防止を図りつつ映像表示の停止、再開を遅滞なく行なうために、映像表示装置が情報処理装置に接続されたことをあらわす接続信号を情報処理装置に伝える信号線を利用して、情報処理装置から映像表示装置に向けて表示禁止指示信号を出力し、その間、映像表示装置が情報処理装置から取り外されたと見なされないよう、擬似接続信号を生成する。

Description

本件は、映像信号を生成して出力する情報処理装置、情報処理装置に接続され情報処理装置から受信した映像信号に基づく映像を表示する映像表示装置、およびそれら情報処理装置と映像表示装置とを有する映像表示システムに関する。
デジタル映像表示装置の技術進歩はすさまじく、英数字表示、解像度にして320×200ドット程度に始まったものが、現在1920×1080ドッドの高密度のデジタル映像表示装置が一般家庭のパーソナルコンピュータに接続されている。規格上では8192×4320ドット、7680×4320ドットのものも存在する。しかし、歴史的に情報処理装置はその高解像度の表示を始めから表示するわけではない。
特にパーソナルコンピュータでは起動時には基本となる解像度640×480ドットで表示を行い、OSの起動に伴い解像度を適切に上げる。
テレビでも、基本となる解像度(640×480,720×480,1280×720)が決められている。映像表示の途中でこれらのうちのいずれかの解像度から他の解像度へ切り替える場合が多く存在する。
解像度が変更される際、情報処理装置側では映像表示信号およびクロック信号を一旦停止し、解像度を上げた信号を再度出力する。しかし信号の出力が再開される時は映像処理装置に通知することなく、信号の出力を再開する。
このように、解像度が途中で切り替わるシステムの場合、解像度が切り替わる時、情報処理装置からの映像信号が不安定な状態になる場合が多くある。DVI(Digital Visual Interface)規格・HDMI(High Definition Multimedia Interface)規格において、映像表示装置側に映像表示信号が停止していることを明示的に通知するインターフェイスは存在しない。挿抜が行われたことは映像処理装置側へは+5V電源信号を用いて、情報処理装置側へはHPD(Hot Plug Detect)信号を用いて互いが接続されている情報はやりとりされる。しかし映像が出力されているかどうかの情報ではない。したがって、解像度が切り替わるときの短い間の不安定な映像信号の表示を抑制することや、切り替わった後の映像表示を素早く行うことができない。このため、映像表示装置側では、クロック信号が停止していることを常時監視することなどで、映像の出力停止を行っている。
解像度が切り替わる時、映像表示装置におけるクロック信号が停止したことの判定が誤動作して、不定な映像が表示される場合がある。
この場合、使用者は情報処理装置や映像表示装置の故障と思ってしまうおそれがある。また、映像表示装置は意味のない画面を表示してしまい、無駄な電力を消費してしまう。さらに、映像表示装置は不安定な信号を受信し、素子の破壊につながる場合がある。
クロック停止の状態から情報処理装置から再び映像表示信号が出力されたとき、映像表示装置はクロック信号を監視しているため、クロックが安定化したことを判断するまで時間がかかる。そのため映像表示装置に映像が再び表示されるまで時間がかかる。
DVIおよびHDMI規格にある+5V端子は、情報処理装置から映像表示装置へ電源を供給するとともに、映像処理装置へ情報処理装置が接続されたことを通知する信号として使用されている。クロックの停止を監視することに代わり、この電源信号線などを制御することで映像処理装置の映像表示・非表示の通知・切り換えを行うことも提案されている。
しかしながらこの方式は、電力を供給することが主目的であるため、浮遊容量が非常に大きく、映像の表示非表示を素早く切り換える信号として利用することができない。また、電源が切れることはすなわちインターフェイスが挿抜されることを意味するため、+5V電源信号が復活した直後に情報処理装置は映像処理装置情報(EDID)の読み込みや認証処理(HDCP)の通信が発生する。これには時間がかかるため、安定した映像に素早く切り換えることができない。
また、最新のDisplay Port規格においては、CONFIGという2つの端子によって情報処理装置と映像表示装置で通信を行い、映像出力が開始されたことや停止されたことを通知する。
しかしながらこの通信では非常に多くの情報がやりとりされ、不定な映像の表示を取りやめたり映像切り替え時にすばやく映像を表示させるためだけに使用するには複雑すぎ、実現するためにはコストがかかる。また、DVIおよびHDMIの規格には余剰の信号ピンは無いため実装ができない。
DVIおよびHDMIの端子、例えばDDC DATA・DDC CLOCKをCONFIGに変更した場合、不定な映像が表示されることや、映像が表示されるまでに時間がかかる問題は解決できる。しかし、DVIおよびHDMI規格に沿った情報処理装置や映像表示装置との組み合わせでは互換性が無くなる。
特開2007−288407号公報 特開2004−272132号公報 特開2003−209920号公報
本件の課題は、上記事情に鑑み、DVI規格やHDMI規格などの従来の規格に準拠した機器との互換性を保ちつつ、表示、非表示を遅滞なく切り替えることにある。
本件開示の映像表示システムは、映像信号を出力する情報処理装置と、情報処理装置に接続され、情報処理装置から受信した映像信号に基づく映像を表示する映像表示装置とを有する。
ここで、情報処理装置は、第1の配線と接続判定回路を有する。
第1の配線は、映像表示装置との接続を表す接続信号がその映像表示装置により供給される配線である。
また、接続判定回路は、第1の配線上の信号に基づき映像表示装置の接続有無を判定する回路である。
また、映像表示装置は、接続信号生成回路と第2の配線とを有する。
ここで、接続信号生成回路は、上記接続信号を生成する。
また、第2の配線は、上記第1の配線に接続されて第1の配線に上記接続信号を供給する。
ここで、情報処理装置はさらに、表示制御回路と、ドライブ回路と、擬似接続信号伝達回路とを有する。
表示制御回路は、映像表示装置での映像の表示の停止を指示する表示停止指示信号を出力する。
また、ドライブ回路は、表示停止指示信号を受信して、上記第1の配線上において上記接続信号より表示停止指示信号を有効にする。
さらに、擬似接続信号伝達回路は、表示停止指示信号を受信して、上記接続信号に代えて疑似接続信号を上記接続判定回路に伝達する。
また、映像表示装置はさらに、表示停止指示検出回路を有する。
表示停止指示検出回路は、上記第1の配線によって上記第2の配線に伝達された上記表示停止指示信号を検出する。
また、本件開示の情報処理装置は、本件開示の映像表示システムを構成する情報処理装置である。
さらに、本件開示の映像表示装置は、本件開示の映像表示システムを構成する映像表示装置である。
本件は、映像表示装置が情報処理装置に接続されていることを表わす接続信号を伝達する第1の配線および第2の配線をそのまま使って情報処理装置から映像表示装置に向けて表示停止指示信号を送る構成である。このため本件によれば、誤検出、誤動作の防止が図られ、かつ、表示停止指示が映像表示装置に速やかに伝達される。
比較例としての映像表示システムを示すブロック図である。 図1に示す比較例におけるクロック信号判定回路の一例を示すブロック図である。 本件の一実施形態としての映像表示システムを示すブロック図である。 図3に示す本件の一実施形態としての映像表示システムの映像表示装置を構成するクロック信号判定回路の内部構成を示すブロック図である。 図3に示す映像表示システムにおける、映像出力時の状態を示す図である。 図3に示す映像表示システムにおける映像出力停止時の状態を示す図である。
以下、本件の実施形態と対比される比較例について先に説明し、次いでその比較例を踏まえた上で本件の実施形態を説明する。
図1は、比較例としての映像表示システムを示すブロック図である。この図1では、本件の特徴部分と対比される部分のみ図示し、他の構成要素についての図示および説明は省略する。また、後述する、本件の実施形態を示す各図についても同様である。また、この図1では、比較例であることを明示するために、各符号に‘C’を付して示す。
この図1に示す映像表示システム1Cは、情報処理装置10Cと映像表示装置20Cを有する。映像表示装置20Cは、コネクタ21Cおよびケーブル22Cを有し、そのコネクタ21Cが情報処理装置10C側のコネクタ11Cと結合されることにより、情報処理装置10Cに、それらのコネクタ11C,21Cおよびケーブル22Cを介して接続される。
情報処理装置10Cは、映像信号を生成して映像表示装置20Cに向けて出力する装置である。また、映像表示装置20Cは、情報処理装置10Cから出力された映像信号を受信し、その映像信号に基づく映像を表示器23Cに表示する装置である。これら情報処理装置10Cと映像表示装置20Cは、DVI又はHDMIの規格に準拠した通信を行なう。
また、情報処理装置10Cは、第1の配線12Cと、表示器接続判定回路13Cを有する。第1の配線12Cは、抵抗値の大きな抵抗体14Cを介して接地されている。この第1の配線12Cは、映像表示装置20C側から、この情報処理装置10Cへの映像表示装置20Cの接続を表わす接続信号の伝達を受ける配線である。また、表示器接続判定回路13Cは、第1の配線10上の信号を監視して映像表示装置20Cの接続の有無を判定する回路である。
一方、映像表示装置20Cは、第2の配線24Cと、抵抗体25Cを有する。第2の配線24Cは、映像表示装置20Cの、情報処理装置10Cへの接続により情報処理装置10C側の第1の配線12Cに接続される。抵抗体25Cは、この映像表示装置20Cの回路動作に必要な+5Vの電源ラインと第2の配線24Cとの間を接続している。この抵抗体25Cは、情報処理装置10C側の抵抗体14Cの抵抗値と比べ十分に小さな抵抗値を有する。ここでは、この抵抗体25Cは、情報処理装置10Cへの映像表示装置20Cの接続を表わす接続信号(HPD(Hot Plug Detect)信号、ここでは+5VのHighレベルの信号)を生成して第2の配線24Cに伝達する。
情報処理装置10C側の第1の配線12Cの電位は、映像表示装置20Cが情報処理装置10Cに接続されていない非接続の状態では、接地電位(ここでは0V)にある。表示器接続判定回路13Cでは、第1の配線12Cが接地電位にあることで映像表示装置20Cが接続されていないことが検出される。情報処理装置10Cに映像表示装置20Cが接続されると、抵抗体25Cを介して第2の配線24Cに伝達されている+5Vの接続信号が第1の配線12Cにも伝達される。表示器接続判定回路13Cでは、その第1の配線12Cに伝達された+5Vの接続信号が検出され、情報処理装置10Cでは映像表示装置20Cが接続されたことが認識される。情報処理装置10Cは、映像表示装置20Cが接続された状態において映像表示装置20Cに向けて映像信号を出力する。情報処理装置10Cから映像表示装置20Cに向けて出力される映像信号にはクロック信号も含まれており、ここでは、そのクロック信号に着目する。クロック信号は、ここでは差動信号であり、2本のクロック信号線26Cを経由してクロック信号判定回路27Cに伝達される。このクロック信号判定回路27Cは、安定したクロック信号が伝達されてきているか否かを判定する回路である。クロック信号判定回路27Cの出力は、安定したクロック信号が伝達されてきているか否かを表わしている。
表示器23Cは、クロック信号判定回路27Cからの出力に応じて、安定したクロック信号が伝達されてきているときは映像を表示し、そうでないときは映像を非表示とする。
図2は、図1に示す比較例におけるクロック信号判定回路27Cの一例を示すブロック図である。
情報処理装置10Cから2本のクロック信号線26C(図1参照)を経由して伝達されてきた差動信号としてのクロック信号は、差動バッファ271Cで通常の信号に変換される。また、クロック発生回路272Cは、差動バッファ271Cに入力されてきたクロック信号よりも繰り返し周波数が十分に高いクロック信号を発生させる回路である。このクロック発生回路272Cで発生したクロック信号はカウンタ回路273Cに入力され、カウンタ回路273Cでは、このクロック信号のクロック数が差動バッファ271Cの出力に同期してカウントされる。カウンタ回路273Cでのカウント数は、マイクロコンピュータ(以下、「マイコン」と略記する)274Cに入力される。このマイコン274Cでは、差動バッファ271Cの出力に同期してカウンタ回路273Cでカウントされたクロック数を複数回計測する。そして、このマイコン274Cは、複数回計測したクロック数が安定しているならば、差動バッファ271Cに入力されてきた差動信号としてのクロック信号が安定していることを出力する。
ここで、この図2に示すクロック信号判定回路27Cの場合、マイコン274Cで複数回のクロック数の集計を行なうため、図1に示す情報処理装置10Cがクロック信号を出力してから、クロック信号判定回路27Cが出力するまでに時間がかかる。その時間は映像表示装置20Cが画面を数回以上描画するのに要する時間とほぼ一致し、数分の1秒から数秒に至る。その間、情報処理装置10Cから映像信号が正常に出力されているにもかかわらず映像表示装置は映像を表示することができない。また、情報処理装置10Cからはクロック信号を含む映像信号の出力が停止しているにもかかわらず、ノイズ等により差動バッファ271Cの入力が不安定になって差動バッファ271Cが誤動作することがある。この誤動作が生じると、情報処理装置10Cから映像信号が出力されていると判定され、映像信号が正常でないにもかかわらず映像表示装置20Cは映像を表示しようとし、不定な映像が出力されることになる。
以上の比較例の説明を踏まえ、次に本件の実施形態を説明する。
図3は、本件の一実施形態としての映像表示システムを示すブロック図である。
この図3に示す映像表示システムにおいて、図1に示す映像情報システム1Cにおける各要素に対応する要素には、図1において付した符号から‘C’を取り除いた符号を付し、説明を省略することがある。
この図3に示す映像表示システム1においても、図1に示す映像表示システム1Cと同様、本件の実施形態としての特徴部分のみ図示し、他の要素についての図示および説明は省略する。
この図3に示す映像表示システム1は、情報処理装置10と映像表示装置20を有する。映像表示装置20は、コネクタ21およびケーブル22を有し、そのコネクタ21が情報処理装置10側のコネクタ11と結合されることにより、情報処理装置10に、それらのコネクタ11,21およびケーブル22を介して接続される。
情報処理装置10は、映像信号を生成して映像表示装置20に向けて出力する装置である。また、映像表示装置20は、情報処理装置10から出力された映像信号を受信し、その映像信号に基づく映像を表示器23に表示する装置である。これら情報処理装置10と映像表示装置20は、DVI又はHDMIの規格に準拠した通信を行なう。
また、情報処理装置10は、第1の配線12と、表示器接続判定回路13を有する。第1の配線12は、抵抗値の大きな抵抗体14を介して接地ライン(本件にいう第2の電位線)に接続されている。この第1の配線12は、映像表示装置20側から、この情報処理装置10への映像表示装置20の接続を表わす接続信号の伝達を受ける配線である。また、表示器接続判定回路13は、第1の配線10上の信号を監視して映像表示装置20の接続の有無を判定する回路である。
一方、映像表示装置20は、第2の配線24と、抵抗体25を有する。第2の配線24は、映像表示装置20の、情報処理装置10への接続により情報処理装置10側の第1の配線12に接続される。抵抗体25は、この映像表示装置20の回路動作に必要な+5Vの電源ライン(本件にいう第1の電位線)と第2の配線24との間を接続している。この抵抗体25は、情報処理装置10側の抵抗体14の抵抗値と比べ十分に小さな抵抗値を有する。ここでは、この抵抗体25は、本件にいう接続信号生成回路の一例である。すなわち、この抵抗体25は、情報処理装置10への映像表示装置20の接続を表わす接続信号(HPD(Hot Plug Detect)信号)を生成して第2の配線24に伝達する。この接続信号(HPD信号)は、本件にいう第1の電位の一例である+5VのHレベルの信号である。
情報処理装置10側の第1の配線12の電位は、映像表示装置20が情報処理装置10に接続されていない非接続の状態では、本件にいう第2の電位の一例である接地電位(ここでは0V;Lレベル)にある。表示器接続判定回路13では、第1の配線12が設置電位にあることで映像表示装置20が接続されていないことが検出される。情報処理装置10に映像表示装置20が接続されると、抵抗体25を介して第2の配線24に伝達されているHレベルの接続信号が第1の配線12にも伝達される。表示器接続判定回路13では、その第1の配線12に伝達された+5Vの接続信号が検出され、情報処理装置10では映像表示装置20が接続されたことが認識される。情報処理装置10は、映像表示装置20が接続された状態において映像表示装置20に向けて映像信号を出力する。情報処理装置10から映像表示装置20に向けて出力される映像信号にはクロック信号も含まれており、ここでは、そのクロック信号に着目する。クロック信号は、ここでは差動信号であり、2本のクロック信号線26を経由してクロック信号判定回路27に伝達される。このクロック信号判定回路27は、安定したクロック信号が伝達されてきているか否かを判定する回路である。
ただし、このクロック判定回路27は、前述の比較例のクロック信号判定回路27C(図1,図2参照)とは異なっている部分がある。すなわち、このクロック信号判定回路27は、情報処理装置10側から安定したクロック信号が出力されており、かつ情報処理装置10側から映像表示装置20側での映像の表示の停止を指示する表示停止指示信号が出力されていない場合に、表示許可信号(ここではHレベルの信号)を出力する。ただし表示許可信号の出力を開始するタイミングについては後述する。一方、クロック信号が検出されていても情報処理装置10側から表示停止指示信号(ここではLレベルの信号)を受信しているときは、表示停止指示信号を出力する。
表示器23は、クロック信号判定回路27からの出力に応じて、そのクロック信号判定回路27から表示許可信号(Hレベルの信号)が出力されているときは映像を表示し、表示禁止信号(Lレベルの信号)が出力されているときは、映像を非表示とする。
図4は、図3に示す本件の一実施形態としての映像表示システム1の映像表示装置20を構成するクロック信号判定回路27の内部構成を示すブロック図である。
情報処理装置10から2本のクロック信号線26(図3参照)を経由して伝達されてきた差動信号としてのクロック信号は、差動バッファ271で通常の信号に変換される。また、クロック発生回路272は、差動バッファ271から出力された信号よりも繰り返し周波数が十分に高いクロック信号を発生させる回路である。このクロック発生回路272で発生したクロック信号はカウンタ回路273に入力され、カウンタ回路273では、このクロック信号のクロック数が差動バッファ271の出力に同期してカウントされる。カウンタ回路273でのカウント数は、マイクロコンピュータ(マイコン)274に入力される。このマイコン274では、差動バッファ271の出力に同期してカウンタ回路273でカウントされたクロック数を複数回計測する。そして、このマイコン274は、複数回計測したクロック数が安定しており、かつ後述するHPD信号がHレベルにあれば、Hレベルの表示許可信号を出力する。
一方、差動バッファ271に差動信号としてのクロック信号が入力されない場合、および、HPD信号がLレベルにある(すなわち情報処理装置10から表示停止指示信号が出力されている)場合には、Lレベルの表示禁止信号を出力する。
図3に戻ってさらに説明を続ける。
図3に示す映像表示システム1を構成する情報処理装置10は、さらに、図1に示す比較例の映像表示システム1Cには存在しなかった構成要素として、表示/非表示制御回路110、ドライブ回路120、および擬似接続信号伝達回路130を有する。また、図3に示す映像表示装置20は、図4を参照しながら説明したクロック信号判定回路27を含む表示停止指示検出回路210を有する。
情報処理装置10内の表示/非表示制御回路110は、映像表示装置20に向けて映像信号の供給を停止する際、映像信号の停止と同時に、表示停止指示信号(ここではHレベルの信号)を出力する。
ドライブ回路120は、抵抗体121とNMOSトランジスタ122とから構成されている。NMOSトランジスタ122は、第1の配線12と接地ラインとの間に配置されている。また抵抗体121は、表示/非表示制御回路110とNMOSトランジスタ122のゲートとの間に配置されており、表示/非表示制御回路110の出力信号をNMOSトランジスタ122のゲートに伝達する。
また、擬似接続信号伝達回路130は、インバータ131と、抵抗体132とNMOSトランジスタ133とを有するスイッチ部、および抵抗体134とNMOSトランジスタ135と抵抗体136とを有する擬似接続信号生成部とからなる。インバータ131は、表示/非表示制御回路110の出力信号を反転して出力する。抵抗体132は、インバータ131の出力とNMOSトランジスタ133のゲートとの間に配置されており、インバータ131の出力信号をNMOSトランジスタ133のゲートに伝達する。また、NMOSトランジスタ133は、第1の配線12上の、ドライブ回路120が接続された箇所よりも表示器接続判定回路13寄りの箇所に配置されており、第1の配線12をその箇所で接続し、及び切断する役割りを担っている。
さらに、抵抗体134は、表示/非表示制御回路110の出力とNMOSトランジスタ135のゲートとの間に配置されており、表示/非表示制御回路110の出力信号をNMOSトランジスタ135のゲートに伝達する。NMOSトランジスタ134と抵抗体136は、互いに直列に接続されて、NMOSトランジスタ134が第1の配線12に接続され、抵抗体136が、この情報処理装置10の回路動作に必要な+5Vの電源ラインに接続されている。
さらに、映像表示装置20内の表示停止指示検出回路210は、図5に示すクロック信号判定回路27のほか、バッファ回路211を有する。バッファ回路211の入力は第2の配線24に接続されており、バッファ回路211の出力は、クロック信号判定回路27に接続されている。
図5は、図3に示す映像表示システムにおける、映像出力時の状態を示す図である。
映像出力時は、情報処理装置10の表示/非表示制御回路110は、その出力がLレベルの状態(表示停止指示信号が出力されていない状態)にある。このとき、NMOSトランジスタ122はオフ状態にあり、NMOSトランジスタ133は、インバータ131を介して接続されているためオン状態にあり、NMOSトランジスタ135はオフ状態にある。この状態の時は、第1の配線12および第2の配線24は、抵抗体25を介して電源電圧(+5V)が供給されてHレベルの状態にある。情報処理装置10の表示器接続判定回路13は、第1の配線12がHレベルの状態にあることをもって、映像表示装置20が接続されていることを検出する。
また、映像表示装置20のクロック判定回路27にはバッファ回路211を介してHレベルの信号が入力される。このクロック信号判定回路27は、バッファ回路211からHレベルの信号が入力されているときは、映像の表示が許可されているものと認識し、表示器23に向けて表示許可信号を出力する。表示器23は、この表示許可信号の入力を受けて映像信号に基づく映像を表示する。
図6は、図3に示す映像表示システムにおける映像出力停止時の状態を示す図である。
情報処理装置10は、映像表示装置20での映像出力を停止させるときは、クロック信号を含む映像信号の出力を停止するとともに、さらに、表示/非表示制御回路110からHレベルの表示停止指示信号を出力する。すると、NMOSトランジスタ122はオン状態、NMOSトランジスタ133はオフ状態、およびNMOSトランジスタ135はオン状態となる。抵抗体25は、抵抗体14と比べると十分に小さな抵抗値を有する抵抗体であるが、オン状態にあるNMOSトランジスタ122の等価的な抵抗値と比べると十分に大きな抵抗値を有する。したがって、NMOSトランジスタ122がオン状態となることにより、第1の配線12の、NMOSトランジスタ133よりも第2の配線24寄りの部分、および第2の配線22がLレベルとなる。クロック信号判定回路27には、バッファ回路211を介してLレベルの表示停止指示信号が伝達される。すると、クロック信号判定回路27は、クロック信号線26からのクロック信号が仮に誤検出されていたとしても、表示器23に向けて表示停止指示信号を出力する。表示器23は、この表示停止指示信号の入力を受けて映像表示を停止する。
また、表示/非表示制御回路110からHレベルの表示停止指示信号が出力されると、上述のように、NMOSトランジスタ133はオフ状態、NMOSトランジスタ135はオン状態となる。すると、第1の配線12の、NMOSトランジスタ133よりも表示器接続判定回路13寄りの部分には、NMOSトランジスタ135を介して電源電圧(+5V)が供給されてHレベルの状態が維持される。ここでは、NMOSトランジスタ135を介して供給されたHレベルの信号を擬似接続信号と称する。表示器接続判定回路13は、抵抗体25を介して伝達されてきていた接続信号とこの擬似接続信号を区別できないため、映像表示装置20が引続き接続されていることを認識する。
映像表示装置20での映像表示が再開される時は、情報処理装置10は、映像表示装置20に向けて映像信号を出力し、さらに表示/非表示制御回路110の出力をLレベルに変化させることにより表示停止指示信号(Hレベル)の出力を停止する。
この表示停止指示信号の出力停止(Lレベルの出力)はクロック信号判定回路27に直ちに伝達され、クロック信号判定回路27は、表示器23に向けて表示許可信号を直ちに出力する。クロック信号判定回路27では、表示許可信号の出力から遅れて、クロック信号線26を経由してクロック信号が安定的に供給されてきたことを確認する。万一、安定的なクロック信号を確認することができなかったときは、表示許可信号が一旦取り消される。この場合、この映像表示装置20ではエラー処理が実行される。
以上の実施形態によれば、映像表示装置20が情報処理装置10に接続されたことを知らせるHPD信号を伝達する信号線(第1の配線および第2の配線)をそのまま生かすことにより従来機との互換性を保ちつつ、映像出力/禁止の高速切り換えが可能となる。
尚、上記実施形態におけるドライブ回路120、擬似接続信号伝達回路130、および表示停止指示検出回路210は、それぞれ各一例に過ぎず、本件の思想を構築する構成であればよく、ここに例示した回路構成に限られるものではない。
1,1C 映像表示システム
10,10C 情報処理装置
11,11C,21,21C コネクタ
12,12C 第1の配線
13,13C 表示器接続判定回路
14,14C,25,25C,121,132,134,136 抵抗体
20,20C 映像表示装置
22,22C ケーブル
23,23C 表示器
24,24C 第2の配線
26,26C クロック信号線
27,27C クロック信号判定回路
110 表示/非表示制御回路
120 ドライブ回路
122,133,135 NMOSトランジスタ
130 擬似接続信号伝達回路
131 インバータ
210 表示停止指示検出回路
211 バッファ回路
271,271C 差動バッファ
272,272C クロック発生回路
273,273C カウンタ回路
274,274C マイクロコンピュータ(マイコン)
本件は、映像信号を生成して出力する情報処理装置、情報処理装置に接続され情報処理装置から受信した映像信号に基づく映像を表示する映像表示装置、およびそれら情報処理装置と映像表示装置とを有する映像表示システムに関する。
デジタル映像表示装置の技術進歩はすさまじく、英数字表示、解像度にして320×200ドット程度に始まったものが、現在1920×1080ドッの高密度のデジタル映像表示装置が一般家庭のパーソナルコンピュータに接続されている。規格上では8192×4320ドット、7680×4320ドットのものも存在する。しかし、歴史的に情報処理装置はその高解像度の表示を始めから表示するわけではない。
特にパーソナルコンピュータでは起動時には基本となる解像度640×480ドットで表示を行い、OSの起動に伴い解像度を適切に上げる。
テレビでも、基本となる解像度(640×480,720×480,1280×720)が決められている。映像表示の途中でこれらのうちのいずれかの解像度から他の解像度へ切り替える場合が多く存在する。
解像度が変更される際、情報処理装置側では映像表示信号およびクロック信号を一旦停止し、解像度を上げた信号を再度出力する。しかし信号の出力が再開される時は映像処理装置に通知することなく、信号の出力を再開する。
このように、解像度が途中で切り替わるシステムの場合、解像度が切り替わる時、情報処理装置からの映像信号が不安定な状態になる場合が多くある。DVI(Digital
Visual Interface)規格・HDMI(High Definition Multimedia Interface)規格において、映像表示装置側に映像表示信号が停止していることを明示的に通知するインターフェイスは存在しない。挿抜が行われたことは映像処理装置側へは+5V電源信号を用いて、情報処理装置側へはHPD
(Hot Plug Detect)信号を用いて互いが接続されている情報はやりとりされる。しかし映像が出力されているかどうかの情報ではない。したがって、解像度が切り替わるときの短い間の不安定な映像信号の表示を抑制することや、切り替わった後の映像表示を素早く行うことができない。このため、映像表示装置側では、クロック信号が停止していることを常時監視することなどで、映像の出力停止を行っている。
解像度が切り替わる時、映像表示装置におけるクロック信号が停止したことの判定が誤動作して、不定な映像が表示される場合がある。
この場合、使用者は情報処理装置や映像表示装置の故障と思ってしまうおそれがある。また、映像表示装置は意味のない画面を表示してしまい、無駄な電力を消費してしまう。さらに、映像表示装置は不安定な信号を受信し、素子の破壊につながる場合がある。
クロック停止の状態から情報処理装置から再び映像表示信号が出力されたとき、映像表示装置はクロック信号を監視しているため、クロックが安定化したことを判断するまで時間がかかる。そのため映像表示装置に映像が再び表示されるまで時間がかかる。
DVIおよびHDMI規格にある+5V端子は、情報処理装置から映像表示装置へ電源を供給するとともに、映像処理装置へ情報処理装置が接続されたことを通知する信号として使用されている。クロックの停止を監視することに代わり、この電源信号線などを制御することで映像処理装置の映像表示・非表示の通知・切り換えを行うことも提案されている。
しかしながらこの方式は、電力を供給することが主目的であるため、浮遊容量が非常に大きく、映像の表示非表示を素早く切り換える信号として利用することができない。また、電源が切れることはすなわちインターフェイスが挿抜されることを意味するため、+5V電源信号が復活した直後に情報処理装置は映像処理装置情報(EDID)の読み込みや認証処理(HDCP)の通信が発生する。これには時間がかかるため、安定した映像に素早く切り換えることができない。
また、最新のDisplay Port規格においては、CONFIGという2つの端子によって情報処理装置と映像表示装置で通信を行い、映像出力が開始されたことや停止されたことを通知する。
しかしながらこの通信では非常に多くの情報がやりとりされ、不定な映像の表示を取りやめたり映像切り替え時にすばやく映像を表示させるためだけに使用するには複雑すぎ、実現するためにはコストがかかる。また、DVIおよびHDMIの規格には余剰の信号ピンは無いため実装ができない。
DVIおよびHDMIの端子、例えばDDC DATA・DDC CLOCKをCONFIGに変更した場合、不定な映像が表示されることや、映像が表示されるまでに時間がかかる問題は解決できる。しかし、DVIおよびHDMI規格に沿った情報処理装置や映像表示装置との組み合わせでは互換性が無くなる。
特開2007−288407号公報 特開2004−272132号公報 特開2003−209920号公報
本件の課題は、上記事情に鑑み、DVI規格やHDMI規格などの従来の規格に準拠した機器との互換性を保ちつつ、表示、非表示を遅滞なく切り替えることにある。
本件開示の映像表示システムは、映像信号を出力する情報処理装置と、情報処理装置に接続され、情報処理装置から受信した映像信号に基づく映像を表示する映像表示装置とを有する。
ここで、情報処理装置は、第1の配線と接続判定回路を有する。
第1の配線は、映像表示装置との接続を表す接続信号がその映像表示装置により供給される配線である。
また、接続判定回路は、第1の配線上の信号に基づき映像表示装置の接続有無を判定する回路である。
また、映像表示装置は、接続信号生成回路と第2の配線とを有する。
ここで、接続信号生成回路は、上記接続信号を生成する。
また、第2の配線は、上記第1の配線に接続されて第1の配線に上記接続信号を供給する。
ここで、情報処理装置はさらに、表示制御回路と、ドライブ回路と、擬似接続信号伝達回路とを有する。
表示制御回路は、映像表示装置での映像の表示の停止を指示する表示停止指示信号を出力する。
また、ドライブ回路は、表示停止指示信号を受信して、上記第1の配線上において上記接続信号より表示停止指示信号を有効にする。
さらに、擬似接続信号伝達回路は、表示停止指示信号を受信して、上記接続信号に代えて疑似接続信号を上記接続判定回路に伝達する。
また、映像表示装置はさらに、表示停止指示検出回路を有する。
表示停止指示検出回路は、上記第1の配線によって上記第2の配線に伝達された上記表示停止指示信号を検出する。
また、本件開示の情報処理装置は、本件開示の映像表示システムを構成する情報処理装置である。
さらに、本件開示の映像表示装置は、本件開示の映像表示システムを構成する映像表示装置である。
本件は、映像表示装置が情報処理装置に接続されていることを表わす接続信号を伝達す
る第1の配線および第2の配線をそのまま使って情報処理装置から映像表示装置に向けて表示停止指示信号を送る構成である。このため本件によれば、誤検出、誤動作の防止が図られ、かつ、表示停止指示が映像表示装置に速やかに伝達される。
比較例としての映像表示システムを示すブロック図である。 図1に示す比較例におけるクロック信号判定回路の一例を示すブロック図である。 本件の一実施形態としての映像表示システムを示すブロック図である。 図3に示す本件の一実施形態としての映像表示システムの映像表示装置を構成するクロック信号判定回路の内部構成を示すブロック図である。 図3に示す映像表示システムにおける、映像出力時の状態を示す図である。 図3に示す映像表示システムにおける映像出力停止時の状態を示す図である。
以下、本件の実施形態と対比される比較例について先に説明し、次いでその比較例を踏まえた上で本件の実施形態を説明する。
図1は、比較例としての映像表示システムを示すブロック図である。この図1では、本件の特徴部分と対比される部分のみ図示し、他の構成要素についての図示および説明は省略する。また、後述する、本件の実施形態を示す各図についても同様である。また、この図1では、比較例であることを明示するために、各符号に‘C’を付して示す。
この図1に示す映像表示システム1Cは、情報処理装置10Cと映像表示装置20Cを有する。映像表示装置20Cは、コネクタ21Cおよびケーブル22Cを有し、そのコネクタ21Cが情報処理装置10C側のコネクタ11Cと結合されることにより、情報処理装置10Cに、それらのコネクタ11C,21Cおよびケーブル22Cを介して接続される。
情報処理装置10Cは、映像信号を生成して映像表示装置20Cに向けて出力する装置である。また、映像表示装置20Cは、情報処理装置10Cから出力された映像信号を受信し、その映像信号に基づく映像を表示器23Cに表示する装置である。これら情報処理装置10Cと映像表示装置20Cは、DVI又はHDMIの規格に準拠した通信を行なう。
また、情報処理装置10Cは、第1の配線12Cと、表示器接続判定回路13Cを有する。第1の配線12Cは、抵抗値の大きな抵抗体14Cを介して接地されている。この第1の配線12Cは、映像表示装置20C側から、この情報処理装置10Cへの映像表示装置20Cの接続を表わす接続信号の伝達を受ける配線である。また、表示器接続判定回路13Cは、第1の配線12C上の信号を監視して映像表示装置20Cの接続の有無を判定する回路である。
一方、映像表示装置20Cは、第2の配線24Cと、抵抗体25Cを有する。第2の配線24Cは、映像表示装置20Cの、情報処理装置10Cへの接続により情報処理装置10C側の第1の配線12Cに接続される。抵抗体25Cは、この映像表示装置20Cの回路動作に必要な+5Vの電源ラインと第2の配線24Cとの間を接続している。この抵抗体25Cは、情報処理装置10C側の抵抗体14Cの抵抗値と比べ十分に小さな抵抗値を有する。ここでは、この抵抗体25Cは、情報処理装置10Cへの映像表示装置20Cの接続を表わす接続信号(HPD(Hot Plug Detect)信号、ここでは+5
VのHighレベルの信号)を生成して第2の配線24Cに伝達する。
情報処理装置10C側の第1の配線12Cの電位は、映像表示装置20Cが情報処理装置10Cに接続されていない非接続の状態では、接地電位(ここでは0V)にある。表示器接続判定回路13Cでは、第1の配線12Cが接地電位にあることで映像表示装置20Cが接続されていないことが検出される。情報処理装置10Cに映像表示装置20Cが接続されると、抵抗体25Cを介して第2の配線24Cに伝達されている+5Vの接続信号が第1の配線12Cにも伝達される。表示器接続判定回路13Cでは、その第1の配線12Cに伝達された+5Vの接続信号が検出され、情報処理装置10Cでは映像表示装置20Cが接続されたことが認識される。情報処理装置10Cは、映像表示装置20Cが接続された状態において映像表示装置20Cに向けて映像信号を出力する。情報処理装置10Cから映像表示装置20Cに向けて出力される映像信号にはクロック信号も含まれており、ここでは、そのクロック信号に着目する。クロック信号は、ここでは差動信号であり、2本のクロック信号線26Cを経由してクロック信号判定回路27Cに伝達される。このクロック信号判定回路27Cは、安定したクロック信号が伝達されてきているか否かを判定する回路である。クロック信号判定回路27Cの出力は、安定したクロック信号が伝達されてきているか否かを表わしている。
表示器23Cは、クロック信号判定回路27Cからの出力に応じて、安定したクロック信号が伝達されてきているときは映像を表示し、そうでないときは映像を非表示とする。
図2は、図1に示す比較例におけるクロック信号判定回路27Cの一例を示すブロック図である。
情報処理装置10Cから2本のクロック信号線26C(図1参照)を経由して伝達され
てきた差動信号としてのクロック信号は、差動バッファ271Cで通常の信号に変換される。また、クロック発生回路272Cは、差動バッファ271Cに入力されてきたクロック信号よりも繰り返し周波数が十分に高いクロック信号を発生させる回路である。このクロック発生回路272Cで発生したクロック信号はカウンタ回路273Cに入力され、カウンタ回路273Cでは、このクロック信号のクロック数が差動バッファ271Cの出力に同期してカウントされる。カウンタ回路273Cでのカウント数は、マイクロコンピュータ(以下、「マイコン」と略記する)274Cに入力される。このマイコン274Cでは、差動バッファ271Cの出力に同期してカウンタ回路273Cでカウントされたクロック数を複数回計測する。そして、このマイコン274Cは、複数回計測したクロック数が安定しているならば、差動バッファ271Cに入力されてきた差動信号としてのクロック信号が安定していることを出力する。
ここで、この図2に示すクロック信号判定回路27Cの場合、マイコン274Cで複数回のクロック数の集計を行なうため、図1に示す情報処理装置10Cがクロック信号を出力してから、クロック信号判定回路27Cが出力するまでに時間がかかる。その時間は映像表示装置20Cが画面を数回以上描画するのに要する時間とほぼ一致し、数分の1秒から数秒に至る。その間、情報処理装置10Cから映像信号が正常に出力されているにもかかわらず映像表示装置は映像を表示することができない。また、情報処理装置10Cからはクロック信号を含む映像信号の出力が停止しているにもかかわらず、ノイズ等により差動バッファ271Cの入力が不安定になって差動バッファ271Cが誤動作することがある。この誤動作が生じると、情報処理装置10Cから映像信号が出力されていると判定され、映像信号が正常でないにもかかわらず映像表示装置20Cは映像を表示しようとし、不定な映像が出力されることになる。
以上の比較例の説明を踏まえ、次に本件の実施形態を説明する。
図3は、本件の一実施形態としての映像表示システムを示すブロック図である。
この図3に示す映像表示システムにおいて、図1に示す映像情報システム1Cにおける各要素に対応する要素には、図1において付した符号から‘C’を取り除いた符号を付し、説明を省略することがある。
この図3に示す映像表示システム1においても、図1に示す映像表示システム1Cと同様、本件の実施形態としての特徴部分のみ図示し、他の要素についての図示および説明は省略する。
この図3に示す映像表示システム1は、情報処理装置10と映像表示装置20を有する。映像表示装置20は、コネクタ21およびケーブル22を有し、そのコネクタ21が情報処理装置10側のコネクタ11と結合されることにより、情報処理装置10に、それらのコネクタ11,21およびケーブル22を介して接続される。
情報処理装置10は、映像信号を生成して映像表示装置20に向けて出力する装置である。また、映像表示装置20は、情報処理装置10から出力された映像信号を受信し、その映像信号に基づく映像を表示器23に表示する装置である。これら情報処理装置10と映像表示装置20は、DVI又はHDMIの規格に準拠した通信を行なう。
また、情報処理装置10は、第1の配線12と、表示器接続判定回路13を有する。第1の配線12は、抵抗値の大きな抵抗体14を介して接地ライン(本件にいう第2の電位線)に接続されている。この第1の配線12は、映像表示装置20側から、この情報処理装置10への映像表示装置20の接続を表わす接続信号の伝達を受ける配線である。また、表示器接続判定回路13は、第1の配線12上の信号を監視して映像表示装置20の接続の有無を判定する回路である。
一方、映像表示装置20は、第2の配線24と、抵抗体25を有する。第2の配線24は、映像表示装置20の、情報処理装置10への接続により情報処理装置10側の第1の配線12に接続される。抵抗体25は、この映像表示装置20の回路動作に必要な+5Vの電源ライン(本件にいう第1の電位線)と第2の配線24との間を接続している。この抵抗体25は、情報処理装置10側の抵抗体14の抵抗値と比べ十分に小さな抵抗値を有する。ここでは、この抵抗体25は、本件にいう接続信号生成回路の一例である。すなわち、この抵抗体25は、情報処理装置10への映像表示装置20の接続を表わす接続信号(HPD(Hot Plug Detect)信号)を生成して第2の配線24に伝達する。この接続信号(HPD信号)は、本件にいう第1の電位の一例である+5VのHレベルの信号である。
情報処理装置10側の第1の配線12の電位は、映像表示装置20が情報処理装置10に接続されていない非接続の状態では、本件にいう第2の電位の一例である接地電位(ここでは0V;Lレベル)にある。表示器接続判定回路13では、第1の配線12が設置電位にあることで映像表示装置20が接続されていないことが検出される。情報処理装置10に映像表示装置20が接続されると、抵抗体25を介して第2の配線24に伝達されているHレベルの接続信号が第1の配線12にも伝達される。表示器接続判定回路13では、その第1の配線12に伝達された+5Vの接続信号が検出され、情報処理装置10では映像表示装置20が接続されたことが認識される。情報処理装置10は、映像表示装置20が接続された状態において映像表示装置20に向けて映像信号を出力する。情報処理装置10から映像表示装置20に向けて出力される映像信号にはクロック信号も含まれており、ここでは、そのクロック信号に着目する。クロック信号は、ここでは差動信号であり
、2本のクロック信号線26を経由してクロック信号判定回路27に伝達される。このクロック信号判定回路27は、安定したクロック信号が伝達されてきているか否かを判定する回路である。
ただし、このクロック判定回路27は、前述の比較例のクロック信号判定回路27C(
図1,図2参照)とは異なっている部分がある。すなわち、このクロック信号判定回路2
7は、情報処理装置10側から安定したクロック信号が出力されており、かつ情報処理装置10側から映像表示装置20側での映像の表示の停止を指示する表示停止指示信号が出力されていない場合に、表示許可信号(ここではHレベルの信号)を出力する。ただし表示許可信号の出力を開始するタイミングについては後述する。一方、クロック信号が検出されていても情報処理装置10側から表示停止指示信号(ここではLレベルの信号)を受信しているときは、表示停止指示信号を出力する。
表示器23は、クロック信号判定回路27からの出力に応じて、そのクロック信号判定回路27から表示許可信号(Hレベルの信号)が出力されているときは映像を表示し、表示禁止信号(Lレベルの信号)が出力されているときは、映像を非表示とする。
図4は、図3に示す本件の一実施形態としての映像表示システム1の映像表示装置20を構成するクロック信号判定回路27の内部構成を示すブロック図である。
情報処理装置10から2本のクロック信号線26(図3参照)を経由して伝達されてきた差動信号としてのクロック信号は、差動バッファ271で通常の信号に変換される。また、クロック発生回路272は、差動バッファ271から出力された信号よりも繰り返し周波数が十分に高いクロック信号を発生させる回路である。このクロック発生回路272で発生したクロック信号はカウンタ回路273に入力され、カウンタ回路273では、このクロック信号のクロック数が差動バッファ271の出力に同期してカウントされる。カウンタ回路273でのカウント数は、マイクロコンピュータ(マイコン)274に入力さ
れる。このマイコン274では、差動バッファ271の出力に同期してカウンタ回路273でカウントされたクロック数を複数回計測する。そして、このマイコン274は、複数回計測したクロック数が安定しており、かつ後述するHPD信号がHレベルにあれば、Hレベルの表示許可信号を出力する。
一方、差動バッファ271に差動信号としてのクロック信号が入力されない場合、および、HPD信号がLレベルにある(すなわち情報処理装置10から表示停止指示信号が出力されている)場合には、Lレベルの表示禁止信号を出力する。
図3に戻ってさらに説明を続ける。
図3に示す映像表示システム1を構成する情報処理装置10は、さらに、図1に示す比較例の映像表示システム1Cには存在しなかった構成要素として、表示/非表示制御回路110、ドライブ回路120、および擬似接続信号伝達回路130を有する。また、図3に示す映像表示装置20は、図4を参照しながら説明したクロック信号判定回路27を含む表示停止指示検出回路210を有する。
情報処理装置10内の表示/非表示制御回路110は、映像表示装置20に向けて映像信号の供給を停止する際、映像信号の停止と同時に、表示停止指示信号(ここではHレベルの信号)を出力する。
ドライブ回路120は、抵抗体121とNMOSトランジスタ122とから構成されている。NMOSトランジスタ122は、第1の配線12と接地ラインとの間に配置されて
いる。また抵抗体121は、表示/非表示制御回路110とNMOSトランジスタ122のゲートとの間に配置されており、表示/非表示制御回路110の出力信号をNMOSトランジスタ122のゲートに伝達する。
また、擬似接続信号伝達回路130は、インバータ131と、抵抗体132とNMOSトランジスタ133とを有するスイッチ部、および抵抗体134とNMOSトランジスタ135と抵抗体136とを有する擬似接続信号生成部とからなる。インバータ131は、表示/非表示制御回路110の出力信号を反転して出力する。抵抗体132は、インバータ131の出力とNMOSトランジスタ133のゲートとの間に配置されており、インバータ131の出力信号をNMOSトランジスタ133のゲートに伝達する。また、NMOSトランジスタ133は、第1の配線12上の、ドライブ回路120が接続された箇所よりも表示器接続判定回路13寄りの箇所に配置されており、第1の配線12をその箇所で接続し、及び切断する役割りを担っている。
さらに、抵抗体134は、表示/非表示制御回路110の出力とNMOSトランジスタ135のゲートとの間に配置されており、表示/非表示制御回路110の出力信号をNMOSトランジスタ135のゲートに伝達する。NMOSトランジスタ135と抵抗体136は、互いに直列に接続されて、NMOSトランジスタ135が第1の配線12に接続され、抵抗体136が、この情報処理装置10の回路動作に必要な+5Vの電源ラインに接続されている。
さらに、映像表示装置20内の表示停止指示検出回路210は、図5に示すクロック信号判定回路27のほか、バッファ回路211を有する。バッファ回路211の入力は第2の配線24に接続されており、バッファ回路211の出力は、クロック信号判定回路27に接続されている。
図5は、図3に示す映像表示システムにおける、映像出力時の状態を示す図である。
映像出力時は、情報処理装置10の表示/非表示制御回路110は、その出力がLレベルの状態(表示停止指示信号が出力されていない状態)にある。このとき、NMOSトラ
ンジスタ122はオフ状態にあり、NMOSトランジスタ133は、インバータ131を介して接続されているためオン状態にあり、NMOSトランジスタ135はオフ状態にある。この状態の時は、第1の配線12および第2の配線24は、抵抗体25を介して電源電圧(+5V)が供給されてHレベルの状態にある。情報処理装置10の表示器接続判定
回路13は、第1の配線12がHレベルの状態にあることをもって、映像表示装置20が接続されていることを検出する。
また、映像表示装置20のクロック判定回路27にはバッファ回路211を介してHレベルの信号が入力される。このクロック信号判定回路27は、バッファ回路211からHレベルの信号が入力されているときは、映像の表示が許可されているものと認識し、表示器23に向けて表示許可信号を出力する。表示器23は、この表示許可信号の入力を受けて映像信号に基づく映像を表示する。
図6は、図3に示す映像表示システムにおける映像出力停止時の状態を示す図である。
情報処理装置10は、映像表示装置20での映像出力を停止させるときは、クロック信号を含む映像信号の出力を停止するとともに、さらに、表示/非表示制御回路110からHレベルの表示停止指示信号を出力する。すると、NMOSトランジスタ122はオン状態、NMOSトランジスタ133はオフ状態、およびNMOSトランジスタ135はオン状態となる。抵抗体25は、抵抗体14と比べると十分に小さな抵抗値を有する抵抗体で
あるが、オン状態にあるNMOSトランジスタ122の等価的な抵抗値と比べると十分に大きな抵抗値を有する。したがって、NMOSトランジスタ122がオン状態となることにより、第1の配線12の、NMOSトランジスタ133よりも第2の配線24寄りの部分、および第2の配線24がLレベルとなる。クロック信号判定回路27には、バッファ回路211を介してLレベルの表示停止指示信号が伝達される。すると、クロック信号判定回路27は、クロック信号線26からのクロック信号が仮に誤検出されていたとしても、表示器23に向けて表示停止指示信号を出力する。表示器23は、この表示停止指示信号の入力を受けて映像表示を停止する。
また、表示/非表示制御回路110からHレベルの表示停止指示信号が出力されると、上述のように、NMOSトランジスタ133はオフ状態、NMOSトランジスタ135はオン状態となる。すると、第1の配線12の、NMOSトランジスタ133よりも表示器接続判定回路13寄りの部分には、NMOSトランジスタ135を介して電源電圧(+5
V)が供給されてHレベルの状態が維持される。ここでは、NMOSトランジスタ135を介して供給されたHレベルの信号を擬似接続信号と称する。表示器接続判定回路13は、抵抗体25を介して伝達されてきていた接続信号とこの擬似接続信号を区別できないため、映像表示装置20が引続き接続されていることを認識する。
映像表示装置20での映像表示が再開される時は、情報処理装置10は、映像表示装置20に向けて映像信号を出力し、さらに表示/非表示制御回路110の出力をLレベルに変化させることにより表示停止指示信号(Hレベル)の出力を停止する。
この表示停止指示信号の出力停止(Lレベルの出力)はクロック信号判定回路27に直
ちに伝達され、クロック信号判定回路27は、表示器23に向けて表示許可信号を直ちに出力する。クロック信号判定回路27では、表示許可信号の出力から遅れて、クロック信号線26を経由してクロック信号が安定的に供給されてきたことを確認する。万一、安定的なクロック信号を確認することができなかったときは、表示許可信号が一旦取り消される。この場合、この映像表示装置20ではエラー処理が実行される。
以上の実施形態によれば、映像表示装置20が情報処理装置10に接続されたことを知らせるHPD信号を伝達する信号線(第1の配線および第2の配線)をそのまま生かすことにより従来機との互換性を保ちつつ、映像出力/禁止の高速切り換えが可能となる。
尚、上記実施形態におけるドライブ回路120、擬似接続信号伝達回路130、および表示停止指示検出回路210は、それぞれ各一例に過ぎず、本件の思想を構築する構成であればよく、ここに例示した回路構成に限られるものではない。
1,1C 映像表示システム
10,10C 情報処理装置
11,11C,21,21C コネクタ
12,12C 第1の配線
13,13C 表示器接続判定回路
14,14C,25,25C,121,132,134,136 抵抗体
20,20C 映像表示装置
22,22C ケーブル
23,23C 表示器
24,24C 第2の配線
26,26C クロック信号線
27,27C クロック信号判定回路
110 表示/非表示制御回路
120 ドライブ回路
122,133,135 NMOSトランジスタ
130 擬似接続信号伝達回路
131 インバータ
210 表示停止指示検出回路
211 バッファ回路
271,271C 差動バッファ
272,272C クロック発生回路
273,273C カウンタ回路
274,274C マイクロコンピュータ(マイコン)

Claims (5)

  1. 映像信号を出力する情報処理装置と、該情報処理装置に接続され、該情報処理装置から受信した映像信号に基づく映像を表示する映像表示装置とを有する映像表示システムであって、
    前記情報処理装置は、
    前記映像表示装置との接続を表す接続信号が該映像表示装置により供給される第1の配線と、
    前記第1の配線上の信号に基づき前記映像表示装置の接続有無を判定する接続判定回路と、
    前記映像表示装置での映像の表示の停止を指示する表示停止指示信号を出力する表示制御回路と、
    前記表示停止指示信号を受信して、前記第1の配線上において前記接続信号より該表示停止指示信号を有効にするドライブ回路と、
    前記表示停止指示信号を受信して、前記接続信号に代えて疑似接続信号を前記接続判定回路に伝達する疑似接続信号伝達回路と、
    を有し、
    前記映像表示装置は、
    前記接続信号を生成する接続信号生成回路と、
    前記情報処理装置の前記第1の配線に接続されて該第1の配線に前記接続信号を供給する第2の配線と、
    前記第1の配線によって前記第2の配線に伝達された前記表示停止指示信号を検出する表示停止指示検出回路と、
    を有する、
    ことを特徴とする映像表示システム。
  2. 前記接続信号生成回路が、第1の電位線と前記第2の配線との間に接続され、該第2の配線に、第1の電位からなる接続信号を伝達する第1の抵抗体を有し、
    前記接続判定回路が、前記第1の配線がHレベルの電位にあることをもって、前記映像表示装置が接続されていることを検出するものであることを特徴とする請求項1記載の映像表示システム。
  3. 前記ドライブ回路は、前記表示制御回路からの前記表示停止指示信号を受信して前記第1の配線を第2の電位線に接続することにより、該第1の配線を第2の電位に遷移させるものであり、
    前記擬似接続信号伝達回路が、前記表示制御回路からの前記表示停止指示信号を受信して、前記第1の配線上の、前記ドライブ回路が接続された第1の箇所よりも前記接続判定回路寄りの第2の箇所を電気的に切断するスイッチを有し、該第1の配線上の前記第2の箇所よりも前記接続判定回路寄りの第3の箇所に前記第1の電位からなる擬似接続信号を伝達するものであることを特徴とする請求項2記載の映像表示システム。
  4. 受信した映像信号に基づく映像を表示する映像表示装置が接続され、該映像表示装置に向けて映像信号を出力する情報処理装置であって、
    前記映像表示装置との接続を表す接続信号が該映像表示装置により供給される第1の配線と、
    前記第1の配線上の信号に基づき前記映像表示装置の接続有無を判定する接続判定回路と、
    前記映像表示装置での映像の表示の停止を指示する表示停止指示信号を出力する表示制御回路と、
    前記表示停止指示信号を受信して、前記第1の配線上において前記接続信号より該表示停止指示信号を有効にするドライブ回路と、
    前記表示停止指示信号を受信して、前記接続信号に代えて疑似接続信号を前記接続判定回路に伝達する疑似接続信号伝達回路と、
    を有することを特徴とする情報処理装置。
  5. 映像信号を出力する情報処理装置に接続され、該情報処理装置から受信した映像信号に基づく映像を表示する映像表示装置であって、
    当該映像表示装置と前記情報処理装置との接続を示す接続信号を生成する接続信号生成回路と、
    前記情報処理装置の第1の配線に接続されて該第1の配線に前記接続信号を供給する第2の配線と、
    前記情報処理装置から前記第1の配線によって出力され且つ前記情報処理装置によって前記接続信号より有効にされた前記第2の配線上の映像表示停止を指示する表示停止指示信号を検出する表示停止指示検出回路と、
    を有することを特徴とする映像表示装置。
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