JPWO2011104804A1 - 信号処理回路、無線通信装置及び信号処理方法 - Google Patents

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Abstract

所望信号における隣接妨害信号の混信を削減する信号処理回路、無線通信装置及び信号処理方法を提供することを目的とする。本発明にかかる信号処理回路3は、異なる周波数帯域を用いて送信される複数の無線信号を受信し、受信した複数の無線信号のそれぞれの電力強度を取得する電力取得部4と、電力強度が予め定められた電力強度を下回る無線信号に用いられている周波数帯域のうち、当該周波数帯域の近傍の周波数帯域における電力強度が相対的に低い周波数帯域を、通信を実行するそれぞれの周波数帯域として選択する周波数選択部5と、を備えるものである。

Description

本発明は信号処理回路、無線通信装置及び信号処理方法に関し、特に異なる周波数帯域を用いて送信される複数の無線信号を受信する信号処理回路、無線通信装置及び信号処理方法に関する。
一般的に、無線通信回線を介して受信した無線信号には、受信器が処理すべきデータが設定されている所望信号と、隣接妨害信号とが混在している。隣接妨害信号は、所望信号に設定されている周波数の隣接の周波数が設定されている。そのため、希望信号と隣接妨害信号との混信を避け、希望信号成分のロスを低減するために、受信した隣接妨害信号の電力強度に応じて、信号処理回路を制御する方法が検討されている。
特許文献1には、検知した隣接妨害信号の電力強度に応じてフィルタの帯域幅を調整する受信器が開示されている。図18を用いて特許文献1にかかる受信器の構成について説明する。この受信器は、信号入力側から順に、アンテナ210と、アナログ処理部(AFE)220と、AD(Analog Digital)変換器(ADC)230と、デジタル処理部(DSP)240と、エネルギー検出部(Energy Det)250とを接続して構成される。このとき、エネルギー検出部250にはデジタル回路が用いられる。
次に、特許文献1に開示されている受信器の動作について説明する。まず、所望信号と隣接妨害信号とは、アンテナ210からアナログ処理部220を経由して、AD変換器230によりデジタル信号へと変換される。このデジタル信号は、デジタル処理部240を介して、エネルギー検出部250に出力され、隣接妨害信号の電力強度が算出される。そして、この電力強度が強ければ、デジタル処理部220内のデジタルフィルタの帯域幅を狭めることにより、所望信号と隣接妨害信号との混信を避ける。また、この電力強度が弱ければ、デジタルフィルタの帯域幅を広げることにより、所望信号成分のロスを低減する。このような構成を用いることにより、受信器は、妨害信号の電力強度によらず、安定的な通信が可能となる。
特許文献2には、検知した妨害信号の電力強度に応じてAD変換器におけるサンプリング周波数を制御する方法が開示されている。検知した妨害信号の電力強度が強い場合、受信器は、サンプリング周波数を高くし、妨害信号の電力強度が弱い場合、サンプリング周波数を低くする。妨害信号の電力強度が弱い場合には、サンプリング周波数を低くすることにより、AD変換器における消費電力を下げることができる。
特許文献3には、検知した妨害信号の電力強度に応じて最適なフィルタ特性を切り替え、さらにAFC(自動周波数制御)を実施する受信装置が開示されている。最適なフィルタ特性の切り替えは、フィルタの通過帯域幅と減衰特性とを制御することにより実行される。
特開2009−60273号公報 特開2009−159210号公報 特開2009−200571号公報
しかし、特許文献1乃至3に開示されている受信装置は、隣接妨害信号の電力強度が大きい場合、隣接妨害信号から所望信号に与えられる影響が強くなる。これにより、隣接妨害信号と所望信号との混信が発生する。このように、隣接妨害信号の電力強度が大きくなるにつれて、受信装置内のフィルタ等を用いて妨害信号による混信の影響を排除することが困難な場合が生じるという問題がある。
本発明は、このような問題を解決するためになされたものであり、所望信号における隣接妨害信号の混信を削減する信号処理回路、無線通信装置及び信号処理方法を提供することを目的とする。
本発明の第1の態様にかかる信号処理回路は、異なる周波数帯域を用いて送信される複数の無線信号を受信し、受信した複数の無線信号のそれぞれの電力強度を取得する電力取得部と、前記電力強度が予め定められた電力強度を下回る無線信号に用いられている周波数帯域のうち、当該周波数帯域の近傍の周波数帯域における電力強度が相対的に低い周波数帯域を、通信を実行するそれぞれの周波数帯域として選択する周波数選択部と、を備えるものである。
本発明の第2の態様にかかる無線通信装置は、異なる周波数帯域を用いて送信される複数の無線信号を受信し、受信した複数の無線信号のそれぞれの電力強度を取得する電力取得部と、前記電力強度が予め定められた電力強度を下回る無線信号に用いられている周波数帯域のうち、当該周波数帯域の近傍の周波数帯域における電力強度が相対的に低い周波数帯域を、通信を実行するそれぞれの周波数帯域として選択する周波数選択部と、前記選択された周波数帯域を、相手先通信装置に通知する通信部と、を備えるものである。
本発明の第3の態様にかかる信号処理方法は、異なる周波数帯域を用いて送信される複数の無線信号を受信し、受信した複数の無線信号のそれぞれの電力強度を取得するステップと、前記電力強度が予め定められた電力強度を下回る無線信号に用いられている周波数帯域のうち、当該周波数帯域の近傍の周波数帯域における電力強度が相対的に低い周波数帯域を、通信を実行するそれぞれの周波数帯域として選択するステップと、を備えるものである。
本発明により、所望信号における隣接妨害信号の混信を削減する信号処理回路、無線通信装置及び信号処理方法を提供することができる。
実施の形態1にかかる無線通信装置の構成図である。 実施の形態1にかかる信号処理回路の構成図である。 実施の形態1にかかる信号処理回路の構成図である。 実施の形態1にかかるエネルギー検出部の構成図である。 実施の形態1にかかるエネルギー検出部の構成図である。 実施の形態1にかかる発振器の構成図である。 実施の形態1にかかる発振器の構成図である。 実施の形態1にかかる可変フィルタの構成図である。 実施の形態1にかかる周波数と電力との関係を示す図である。 実施の形態1にかかる所望信号周波数の決定に関するフローチャートである。 実施の形態1にかかる周波数と電力強度とを関連付けたデータテーブルである。 実施の形態1にかかる周波数と電力強度とを関連付けたデータテーブルである。 実施の形態2にかかる信号処理回路の構成図である。 実施の形態2にかかる発振器の構成図である。 実施の形態3にかかる信号処理回路の構成図である。 実施の形態3にかかるAD変換器の構成図である。 実施の形態3にかかるAD変換器の構成図である。 特許文献1にかかる受信器の構成図である。
(実施の形態1)
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。図1を用いて本発明の実施の形態1にかかる無線通信装置1の構成例について説明する。無線通信装置1は、通信部2と、信号処理回路3とを備えている。さらに、通信部2は、電力取得部4と周波数選択部5とを備えている。
通信部2は、無線通信装置1と通信を実行する装置から送信される無線信号を取得する。例えば、通信を実行する装置は、携帯電話端末等がある。通信部2は、取得した無線信号を、電力取得部4へ出力する。
電力取得部4は、通信部2から複数の無線信号を取得する。複数の無線信号は、異なる周波数帯域を用いて携帯電話端末等から送信される。電力取得部4は、受信した複数の無線信号のそれぞれの電力強度を取得する。例えば、電力強度は、携帯電話端末等が設定する送信電力又は、無線通信装置1において無線信号を受信した際に検出する受信電力等である。電力取得部4は、送信電力値を携帯電話端末等から通知されてもよく、通信部2が取得した無線信号の受信電力を測定することにより、受信電力を検出してもよい。電力取得部4は、取得した電力強度を周波数選択部5へ出力する。
周波数選択部5は、入力された電力強度が予め定められた電力強度を下回る無線信号を抽出する。これより、電力強度が予め定められた電力強度(以下、閾値電力)を下回る無線信号に用いられている周波数帯域を抽出することができる。例えば、閾値電力には、「0」が設定される。これにより、電力強度が0、つまり電力強度が検出されなかった周波数帯域は、データ伝送が実行されておらず、空き領域であると判断することができる。
周波数選択部5は、抽出した無線信号に用いられている周波数帯域のうち、これら周波数帯域の近傍の周波数帯域における電力強度が相対的に低い周波数帯域を、通信を実行するそれぞれの周波数帯域として選択する。近傍の周波数帯域は、隣接の周波数帯域及び、隣接の周波数帯域に隣接する周波数帯域等であり、複数の周波数帯域を含む。周波数選択部5は、選択した周波数帯域に関する情報を通信部2へ出力する。通信部2は、取得した周波数帯域に関する情報を、携帯電話端末等に通知し、選択された周波数帯域を用いて通信を実行する。
以上説明したように、本発明の実施の形態1にかかる信号処理回路を用いることにより、それぞれの周波数帯域における電力強度を取得することができる。さらに、取得した周波数帯域を用いて、近傍の周波数帯域に設定されている無線信号からの影響が少ない周波数帯域を、通信を実行する周波数帯域として選択することができる。また、選択された周波数帯域を携帯電話端末等に通知することにより、近傍の周波数帯域に設定されている無線信号からの影響が少ない、無線通信を実行することができる。
続いて、図2を用いて本発明の実施の形態1にかかる信号処理回路3の詳細な構成例について説明する。信号処理回路3は、アナログ処理部(AFE)20と、エネルギー検出部(Energy Det)30と、AD変換器(ADC)40と、デジタル処理部(DSP)50とを備えている。また、アナログ処理部20は、アンテナ10と接続されている。電力取得部4及び周波数選択部5は、エネルギー検出部30に相当する。
アナログ処理部20は、アンテナ10を介して取得した無線信号の振幅を増幅及び通信を実行する所望信号を抽出するためにフィルタ制御等を実行する。また、アナログ処理部20は、エネルギー検出部30から通知される制御信号により、振幅の増幅及びフィルタ制御等の調整を行う。アナログ処理部20は、アナログ信号処理を行った無線信号を、AD変換器40へ出力する。また、アナログ処理部20は、アンテナ10を介して取得した無線信号を、エネルギー検出部30へ出力する。
エネルギー検出部30は、アナログ処理部20から出力された複数の無線信号の電力強度を検出し、所望信号に用いる周波数帯域を選択する。
AD変換器40は、アナログ処理部20から入力された信号をデジタル信号へ変換し、デジタル処理部50へ出力する。デジタル処理部50は、入力されたデジタル信号を用いてデジタルフィルタを用いてフィルタリング制御等を実行し、デジタル信号処理を行う。
続いて、図3を用いて本発明の第1の実施形態にかかる信号処理回路3の詳細な構成例について説明する。図1において説明したアナログ処理部20は、増幅器21と、ミキサー22と、発振器23と、可変フィルタ24とを備えている。増幅器21は、アンテナ10から入力された微小信号を増幅する。ミキサー22は、増幅器21の出力信号周波数を、増幅器21の出力信号周波数と、発振器23により生成されるローカル信号周波数との差分周波数信号へ変換する。可変フィルタ24は、ミキサー22から出力される信号の帯域制限をすることにより、帯域外周波数の信号成分を除去する。エネルギー検出回路30は、ミキサー22の出力信号を入力し、可変フィルタ24へ制御信号を出力する。また、エネルギー検出部30は、発振器23が出力する可変周波数の値を制御するための信号を発振器23へ出力する。AD変換器40及びデジタル処理部50は、図2と同様であるため、説明を省略する。図3においては、可変フィルタ24をミキサー22とAD変換器40との間にのみ配置しているが、さらに増幅器21とミキサー22との間にも可変フィルタを配置してもよい。この場合、エネルギー検出部30は、これら二つの可変フィルタへ制御信号を出力する。
続いて、図4を用いて本発明の実施の形態1にかかるエネルギー検出部30の構成例について説明する。エネルギー検出部30は、可変フィルタ31と、二乗検波部32と、AD変換器(ADC)33と、デジタル処理部(DSP)34と、メモリ(RAM)35とを備えている。可変フィルタ31の帯域がデジタル処理部34から出力されるデジタル制御信号により切り替えられ、二乗検波部32に入力される信号の帯域が制限される。一般に、可変フィルタ31の帯域を広げることにより、高速にエネルギー検出できるのに対して、可変フィルタ31の帯域を狭めると高感度にエネルギー検出できる。つまり、可変フィルタ31の帯域を狭めると微小なエネルギーまで検出できる。
二乗検波部32は、例えば積分器等を用いたアナログ演算によりエネルギーを検出する。エネルギーは、信号強度と同一の意味に用いられる。そして、二乗検波部32のアナログ出力信号がAD変換器33によりデジタル信号へ変換され、デジタル処理部34において、信号強度に応じてアナログ処理部20を制御する制御信号を生成するデジタル信号処理が可能となる。デジタル処理部34は、このデジタル信号処理の結果をメモリ35に書き込み、さらに保存することにより、複数のエネルギー検出の試行結果のデータベース化が可能である。したがって、このデータベースを参照することにより、複数のエネルギー検出結果に応じて制御信号を生成できる。なお、このようなデジタル信号処理を用いる理由は、近年の微細CMOSプロセスが用いられている場合、この微細CMOSプロセスは、デジタル回路との親和性が高いためである。
続いて、図5を用いて本発明の実施の形態1にかかるエネルギー検出部30の異なる構成例について説明する。エネルギー検出部30は、フィルタ61と、AD変換器62と、高速フーリエ変換部(FFT)63と、メモリ64とを備えている。フィルタ61及びAD変換器62の帯域は、図3の可変フィルタ31及びAD変換器33と比べて、広帯域に設定されている。高速フーリエ変換部63は、AD変換器62から出力されるデジタル信号を用いて、入力周波数とその周波数における信号強度の系列を算出する。なお、高速フーリエ変換部63は、FFTポイント数を増加することにより、信号強度の検出精度を高めることができる。
続いて、図6を用いて本発明の実施の形態1にかかる発振器23の構成例について説明する。図6において説明する発振器は、PLL(Phase Locked Loop)により構成されている。発振器23は、基準周波数を発生する水晶発振器71と、位相比較器・チャージポンプ72と、電圧制御発振器73と、分周器74とを備えるフィードバックループにより構成される。
位相比較器・チャージポンプ72は、水晶発振器71から出力された基準周波数信号と、分周期74から出力される出力信号との位相差を電圧に変換し、電圧制御発振器73へ出力する。電圧制御発振器73は、位相比較器・チャージポンプ72から入力される電圧値に応じて、異なる値の周波数信号を出力する。分周期74は、切り替えることが可能な分周比により、電圧制御発振器73から出力される周波数信号を分周する。このように、分周器74の分周比を切替えることにより、出力周波数が切替えられる。なお、電圧制御発振器73の後段や、位相比較器・チャージポンプ72の前段に分周器74を配置しても、図6の発振器と同様に、出力周波数を切替えることができる。
図7は、本発明の実施の形態1にかかる発振器23発振器の異なる構成例を示す。図7における発振器23は、DDS(Direct Digital Synthesizer)により構成されている。アキュムレータ(ACC)81と、メモリ(ROM)82と、DA変換器(DAC)83と、フィルタ84とを順に接続することにより構成される。このとき、アキュムレータ81において累積加算されるステップPの値、あるいはアキュムレータの動作周波数のclockを切替えることにより、出力周波数を切り替えることができる。アキュムレータは、一定のclockタイミングにて、累積加算されるステップPの値を読み出し、メモリ82へ出力する。DA変換器83は、メモリ82に保持されているデジタルデータをアナログデータへ変換する。フィルタ84は、DA変換器83から出力されたアナログデータの波形からクロック成分を除去し、アナログデータを出力する。
続いて、図8を用いて本発明の実施の形態1にかかる可変フィルタ24の構成例について説明する。可変フィルタ24は、サブフィルタ91の後段に、スイッチ94付きのサブフィルタ92、さらにスイッチ95付きのサブフィルタ93が接続される。仮に、各サブフィルタの次数が2次であれば、スイッチ94及び95のオン、オフを切り替えることにより、2次、4次、6次とフィルタ全体の次数を切替えられる。スイッチ94及び95は、エネルギー検出部30から通知される制御信号により切り替えられる。例えば、エネルギー検出部30は、所望信号に用いられる周波数帯域の近傍の周波数帯域における電力強度が予め定められた値よりも大きい場合に、動作させるサブフィルタを多くし、所望信号に用いられる周波数帯域の近傍の周波数帯域における電力強度が予め定められた値よりも小さい場合に、動作させるサブフィルタの数を少なくするように制御する。さらに、各サブフィルタは特性調整機構96と接続されている。これにより、フィルタの帯域幅も切替えることができる。エネルギー検出部30は、所望信号に用いられる周波数帯域の近傍の周波数帯域における電力強度が予め定められた値よりも大きい場合に、フィルタの帯域幅を相対的に狭くするように制御する。さらに、所望信号に用いられる周波数帯域の近傍の周波数帯域における電力強度が予め定められた値よりも小さい場合に、フィルタの帯域幅を相対的に広くするように制御する。この特性調整機構96は、例えば、可変容量素子、可変抵抗素子、可変トランスコンダクタンス回路、デューティー可変回路等が用いられる。
続いて、図9を用いて本発明の実施の形態1にかかるエネルギー検出部30において取得した無線信号の周波数帯域と電力強度との関係について説明する。
図9においては、所望信号周波数はあらかじめ決められていない。ある時間において、チャネルに空きがあれば、つまり、電力が検知されなければ、所望信号周波数は、周波数f〜fの間におけるチャネルのどこでも設定され得る。チャネルとは、無線信号を伝送するために用いられる通信回線の周波数帯域幅である。このような無線方式は、テレビの空き周波数を利用するIEEE802.22やIEEESCC41等に代表される、コグニティブ無線といわれる方式である。
コグニティブ無線は、スペクトラムセンシングといわれる極微小電力検知により、その周波数が使用されているか否かを判断することが要求される。例えばその検出精度は、IEEE802.22では、1チャネルあたりの帯域6MHzにおいて-116dBm以下である。このような極微小電力を広帯域に渡ってスペクトラムセンシングするため、2段階のセンシング方法が提案されている。具体的には、1段階目では、検出感度はやや劣るものの、高速に検出が可能なエネルギー検出(あるいはブラインド検出)が行われる。次に、2段階目では、高精度に検出が可能なフィーチャー検出が行われる。なお、後者のフィーチャー検出は、一般に、大規模、長時間を要するデジタル処理によって実現される。
続いて、図10を用いて本発明の実施の形態1にかかる所望信号周波数の決定に関する処理の流れについて説明する。ここでは、図9に示した信号を用いて、コグニティブ無線への応用を例にして説明する。
はじめに、発振器23の周波数fLOは、最低周波数fに設定されて(S11)、エネルギー検出部30により、電力Pが検出される(S12)。次に、発振器23の周波数は、エネルギー検出部30からの制御信号によりΔfだけ増加され、fに設定される(S13)。これにより、エネルギー検出部30において電力Pが検出される(S14)。このような電力検出を、周波数fの電力検出が終わるまで繰り返す(S15)。なお、ここでは、最低周波数から最高周波数まで順に電力検出を行うよう示したものの、その順序は如何様にも設定できる。また、周波数ステップΔfを細かく設定することもできる。
次に、検出された電力強度に応じて、所望信号の周波数帯域およびアナログ処理部の制御信号が決定される(S16)。所望信号の周波数帯域及びアナログ処理部の制御信号の決定に関する処理は、定期的に実施される。これにより、電力強度の変化に応じて、所望信号の周波数帯域及びアナログ処理部の制御信号を決定することができる。具体的には、図9の例の場合における所望周波数信号の決定処理について説明する。図11及び図12は、図9における周波数と検出した電力強度とを関連付けて管理しているデータテーブルである。周波数f、f、f、f、fにおいて検出された電力は、−60dBmであり、周波数f、fにおいて検出された電力は、−10dBmである。f及びfにおいては、電力は検出されていない。これより、所望信号の周波数帯域として、電力が検知されない、第3のチャネル周波数f、あるいは第8のチャネル周波数fのどちらかが選択される。ただし、周波数f及びfは、フィーチャー検出により、周波数の空きが確定しているとする。
周波数fを所望信号の周波数として選択した場合(図11)、隣接チャネル周波数fの電力Pが大きいため、アナログ処理部20設定コードは、fからの妨害信号の影響を緩和するような制御信号(例えば、D1)が選択される。ここでいう「影響を緩和する制御信号D1」とは、本発明の場合は、可変フィルタ24のフィルタの次数を増やしたり、フィルタ帯域を狭めたりするように制御する信号に相当する。フィルタの次数を増やしたり、フィルタ帯域を狭めたりすることにより、アナログ処理部20の消費電流は相対的に増加する。
一方、fを所望信号周波数に選んだ場合(図12)、隣接、次隣接チャネル周波数の電力は小さいため、前述の影響を緩和するための設定は不要となる。つまり、フィルタの次数を減らしたり、帯域を広げたりするように制御するため、アナログ処理部20設定コードは、制御信号D2が選択される。そのため、アナログ処理部20の消費電力を削減して動作させることができる。ここでは、周波数fを選択した場合の、アナログ処理部20における消費電流を100mAとし、周波数fを選択した場合の、アナログ処理部20における消費電流を50mAとしている。したがって、本例の場合、アナログ処理部20における消費電流の削減の観点から、所望信号周波数としてfが選択される。
なお、上述した所望信号周波数の選択においては、電力が検出されていないf及びfを抽出した後に、再度f乃至fの電力強度を測定せず、f及びfを抽出する際に用いられた電力強度の値を用いる。これにより、電力強度の測定は1回でよいため、複数回電力強度を測定する場合と比較して、所望信号周波数の選択にかかる時間を削減することができる。
このような構成により、所望信号周波数決定の際に隣接、次隣接チャネル周波数等を含む近傍の周波数における電力強度の検知結果を反映させることにより、消費電力を削減するコグニティブ無線方式を実現できる。また、空き周波数の有無と、妨害信号強度検出の両者を同じエネルギー検出部で実行できるため、回路や動作時間のオーバーヘッドは少ない。
(実施の形態2)
続いて、図13を用いて本発明の実施の形態2にかかる、信号処理回路の構成例について説明する。図13は、図2において、エネルギー検出部130と可変フィルタ124とを接続しない構成にした点において異なり、その他の構成については、図2と同様であるため、詳細な説明は省略する。図13における信号処理回路は、妨害信号の信号電力強度に応じて、発振器123に発生する位相雑音を制御する。ここで、発振器123の構成例について、図14を用いて説明する。
図14における発振器は、電流制御発振器コア部151と、電流調整機構152とを備えている。電流制御発振器コア部151は、流れる電流の値に応じて、異なる値の周波数信号を出力する。ここで、流れる電流を減少させると、電流制御発振器コア部151における位相雑音は高くなる。一方、流れる電流を増加させると、位相雑音は低くなる。そのため、エネルギー検出部130において、妨害信号の電力強度が高い場合には、電流制御発振器コア部151に流れる電流を増加させるよう、電流調整機構152を調整し、妨害信号の電力強度が低い場合には、電流制御発振器コア部151に流れる電流を減少させるように制御を行う。電流制御発振器コア部151から出力される周波数信号は、ミキサー122へ入力される。また、例えば、電流調整機構152は、スイッチ制御される複数のMOSトランジスタを並列に接続することにより構成される。
以上説明したように、本発明の実施の形態2における発振器123を用いることにより、妨害信号の電力強度に応じて、位相雑音を切り替えることができる。これにより、妨害信号の電力強度が相対的に低い場合には、発振器123における消費電流を抑制することができる。
(実施の形態3)
続いて、図15を用いて本発明の実施の形態3にかかる、信号処理回路の構成例について説明する。図15は、図13とは、エネルギー検出部130がAD変換器40を制御する点が異なる。その他の構成は図13と同様であるため、詳細な説明を省略する。次に、図16を用いて本発明の実施の形態3にかかるAD変換器40の構成例について説明する。AD変換器40は、スイッチ164付きのサブAD変換器161と、スイッチ165付きのサブAD変換器162と、スイッチ166付きのサブAD変換器163とが並列に接続されている構成である。ここで、それぞれのサブAD変換器の変換ビット数が全て異なるとすると、スイッチ164乃至166のいずれかのスイッチをオンにすることにより、AD変換器の変換ビット数を切り替えることができる。
もしくは、図17のように、サブAD変換器171と、スイッチ174付きのサブAD変換器172と、スイッチ175付きのサブAD変換器173と、が直列に接続されている構成でもよい。この場合、例えば、それぞれのサブAD変換器の変換ビット数を4ビットとすると、全てのスイッチをオンにすることにより、変換ビット数は12ビットとなる。一方、全てのスイッチをオフにすると、変換ビット数は4ビットとなる。このような構成は、パイプライン方式のAD変換器に適している。
続いて、図15の信号処理回路の動作について説明する。エネルギー検出部130は、妨害信号の信号電力強度に応じて、サブAD変換器のスイッチを切り替える。たとえば、図16のAD変換器においては、妨害信号の電力強度が大きい場合、変換ビット数が最も多いサブAD変換器のスイッチをオンにする。また、妨害信号の電力強度が小さい場合、変換ビット数が最も少ないサブAD変換器のスイッチをオンにする。図17のAD変換器においては、妨害信号の電力強度が大きい場合、スイッチ174及び175をオフにして、サブAD変換器をすべて動作させる。妨害信号の電力強度が小さい場合、スイッチ174及び175の少なくともどちらか一方をオンにして、動作させるサブAD変換器の数を減少させる。妨害信号の電力強度の大きさに関する判定は、予め定められた閾値を用いて行ってもよい。また、サブAD変換器におけるスイッチは、エネルギー検出部130から通知される制御信号に基づいて制御される。
以上説明したように、本発明の実施の形態3にかかるAD変換器を用いることにより、妨害信号の電力強度に応じて、変換ビット数を変更することができる。これにより、妨害信号の電力強度が相対的に低い場合には、AD変換器40における消費電流を抑制することができる。
上記の実施形態の一部又は全部は、以下の付記のようにも記載されるが、以下には限られない。
(付記1)異なる周波数帯域を用いて送信される複数の無線信号を受信し、受信した複数の無線信号のそれぞれの電力強度を取得する電力取得部と、前記電力強度が予め定められた電力強度を下回る無線信号に用いられている周波数帯域のうち、当該周波数帯域の近傍の周波数帯域における電力強度が相対的に低い周波数帯域を、通信を実行するそれぞれの周波数帯域として選択する周波数選択部と、を備える信号処理回路。
(付記2)前記周波数選択部は、前記電力取得部が取得した電力強度に基づいて、当該電力強度が予め定められた電力強度を下回る無線信号に用いられている周波数帯域を抽出し、前記抽出した周波数帯域以外の周波数帯域が用いられている無線信号の電力強度を再度測定することなく、前記周波数帯域の抽出に用いられた電力強度を用いて、前記抽出された周波数帯域の近傍の周波数帯域における電力強度が相対的に低い周波数帯域を、通信を実行するそれぞれの周波数帯域として選択する、付記1記載の信号処理回路。
(付記3)前記電力取得部は、取得した電力強度に応じて、前記受信した複数の無線信号のフィルタに用いられる周波数帯域を制御する付記1又は2記載の信号処理回路。
(付記4)前記電力取得部は、前記無線信号をアナログ信号処理するアナログ信号処理部に設けられているフィルタを制御する、付記3に記載の信号処理回路。
(付記5)前記電力取得部は、前記通信を実行する周波数帯域の近傍の周波数帯域における電力強度が予め定められた値よりも大きい場合に、前記フィルタから出力される出力データの周波数帯域幅を相対的に狭くし、前記通信を実行する周波数帯域の近傍の周波数帯域における電力強度が予め定められた値よりも小さい場合に、前記出力データの周波数帯域幅を相対的に広くする、付記3又は4記載の信号処理回路。
(付記6)前記フィルタは、減衰特性の異なる複数のサブフィルタを有し、前記信号処理制御部は、前記通信を実行する周波数帯域の近傍の周波数帯域における電力強度に応じて、動作させる前記サブフィルタの数を制御し、前記通信を実行する周波数帯域に混信している周波数を用いる妨害信号を除去する量を調整する、付記3乃至5のいずれか1項に記載の信号処理回路。
(付記7)前記無線信号の振幅を増幅させる増幅部をさらに備え、前記電力取得部は、前記通信を実行する周波数帯域の近傍の周波数帯域における電力強度が予め定められた値よりも大きい場合に、前記無線信号の振幅を相対的に大きく増幅し、前記通信を実行する周波数帯域の近傍の周波数帯域における電力強度が予め定められた値よりも小さい場合に、前記無線信号の振幅を相対的に小さく増幅する、付記3乃至6のいずれか1項に記載の信号処理回路。
(付記8)前記アナログ信号処理部から出力される信号をデジタル信号に変換するデジタル信号変換部をさらに備え、前記信号処理制御部は、前記所望信号に用いられる周波数帯域の近傍の周波数帯域における電力強度が予め定められた値よりも大きい場合に、前記デジタル信号変換部における、デジタル信号の量子化ビット数を相対的に多くし、前記所望信号に用いられる周波数帯域の近傍の周波数帯域における電力強度が予め定められた値よりも小さい場合に、前記デジタル信号変換部におけるデジタル信号の量子化ビット数を相対的に少なくする、付記3乃至7のいずれか1項に記載の信号処理回路。
(付記9)前記電力取得部は、前記通信を実行する周波数帯域の近傍の周波数帯域における電力強度が予め定められた値よりも大きい場合に、異なる周波数により動作する複数のローカル信号を発振する発振部の位相雑音を低くし、前記通信を実行する周波数帯域の近傍の周波数帯域における電力強度が予め定められた値よりも小さい場合に、前記発信部における位相雑音を高くする、付記3乃至8のいずれか1項に記載の信号処理回路。
(付記10)異なる周波数帯域を用いて送信される複数の無線信号を受信し、受信した複数の無線信号のそれぞれの電力強度を取得する電力取得部と、前記電力強度が予め定められた電力強度を下回る無線信号に用いられている周波数帯域のうち、当該周波数帯域の近傍の周波数帯域における電力強度が相対的に低い周波数帯域を、通信を実行するそれぞれの周波数帯域として選択する周波数選択部と、前記選択された周波数帯域を、相手先通信装置に通知する通信部と、を備える無線通信装置。
(付記11)異なる周波数帯域を用いて送信される複数の無線信号を受信し、受信した複数の無線信号のそれぞれの電力強度を取得するステップと、前記電力強度が予め定められた電力強度を下回る無線信号に用いられている周波数帯域のうち、当該周波数帯域の近傍の周波数帯域における電力強度が相対的に低い周波数帯域を、通信を実行するそれぞれの周波数帯域として選択するステップと、を備える信号処理方法。
なお、本発明は上記実施の形態に限られたものではなく、趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更することが可能である。
以上、実施の形態を参照して本願発明を説明したが、本願発明は上記によって限定されるものではない。本願発明の構成や詳細には、発明のスコープ内で当業者が理解し得る様々な変更をすることができる。
この出願は、2010年2月25日に出願された日本出願特願2010−039903を基礎とする優先権を主張し、その開示の全てをここに取り込む。
1 無線通信装置
2 通信部
3 信号処理回路
4 電力取得部
5 周波数選択部
10 アンテナ
20 アナログ処理部
21 増幅器
22 ミキサー
23 発振器
24 可変フィルタ
30 エネルギー検出部
31 可変フィルタ
32 二乗検波部
33 AD変換器
34 デジタル処理部
35 メモリ
40 AD変換器
50 デジタル処理部
61 フィルタ
62 AD変換器
63 高速フーリエ変換部
64 メモリ
71 水晶発振器
72 位相比較器・チャージポンプ
73 電圧制御発振器
74 分周期
81 アキュムレータ
82 メモリ
83 DA変換器
84 フィルタ
91 サブフィルタ
92 サブフィルタ
93 サブフィルタ
94 スイッチ
95 スイッチ
96 特性調整機構
120 アナログ処理部
121 増幅器
122 ミキサー
123 発振器
124 可変フィルタ
130 エネルギー検出部
151 電流制御発振器コア部
152 電流調整機構
161 サブAD変換器
162 サブAD変換器
163 サブAD変換器
164 スイッチ
165 スイッチ
166 スイッチ

Claims (10)

  1. 異なる周波数帯域を用いて送信される複数の無線信号を受信し、受信した複数の無線信号のそれぞれの電力強度を取得する電力取得手段と、
    前記電力強度が予め定められた電力強度を下回る無線信号に用いられている周波数帯域のうち、当該周波数帯域の近傍の周波数帯域における電力強度が相対的に低い周波数帯域を、通信を実行するそれぞれの周波数帯域として選択する周波数選択手段と、を備える信号処理回路。
  2. 前記周波数選択手段は、
    前記電力取得手段が取得した電力強度に基づいて、当該電力強度が予め定められた電力強度を下回る無線信号に用いられている周波数帯域を抽出し、前記抽出した周波数帯域以外の周波数帯域が用いられている無線信号の電力強度を再度測定することなく、前記周波数帯域の抽出に用いられた電力強度を用いて、前記抽出された周波数帯域の近傍の周波数帯域における電力強度が相対的に低い周波数帯域を、通信を実行するそれぞれの周波数帯域として選択する、請求項1記載の信号処理回路。
  3. 前記電力取得手段は、
    取得した電力強度に応じて、前記受信した複数の無線信号のフィルタに用いられる周波数帯域を制御する請求項1又は2記載の信号処理回路。
  4. 前記電力取得手段は、
    前記無線信号をアナログ信号処理するアナログ信号処理手段に設けられているフィルタを制御する、請求項3に記載の信号処理回路。
  5. 前記電力取得手段は、
    前記通信を実行する周波数帯域の近傍の周波数帯域における電力強度が予め定められた値よりも大きい場合に、前記フィルタから出力される出力データの周波数帯域幅を相対的に狭くし、前記通信を実行する周波数帯域の近傍の周波数帯域における電力強度が予め定められた値よりも小さい場合に、前記出力データの周波数帯域幅を相対的に広くする、請求項3又は4記載の信号処理回路。
  6. 前記フィルタは、
    減衰特性の異なる複数のサブフィルタを有し、
    前記電力取得手段は、前記通信を実行する周波数帯域の近傍の周波数帯域における電力強度に応じて、動作させる前記サブフィルタの数を制御し、前記通信を実行する周波数帯域に混信している周波数を用いる妨害信号を除去する量を調整する、請求項3乃至5のいずれか1項に記載の信号処理回路。
  7. 前記電力取得手段は、
    前記通信を実行する周波数帯域の近傍の周波数帯域における電力強度が予め定められた値よりも大きい場合に、異なる周波数により動作する複数のローカル信号を発振する発振手段の位相雑音を低くし、前記通信を実行する周波数帯域の近傍の周波数帯域における電力強度が予め定められた値よりも小さい場合に、前記発信手段における位相雑音を高くする、請求項3乃至6のいずれか1項に記載の信号処理回路。
  8. 前記アナログ信号処理手段から出力される信号をデジタル信号に変換するデジタル信号変換手段をさらに備え、
    前記電力取得手段は、前記所望信号に用いられる周波数帯域の近傍の周波数帯域における電力強度が予め定められた値よりも大きい場合に、前記デジタル信号変換手段における、デジタル信号の量子化ビット数を相対的に多くし、前記所望信号に用いられる周波数帯域の近傍の周波数帯域における電力強度が予め定められた値よりも小さい場合に、前記デジタル信号変換手段におけるデジタル信号の量子化ビット数を相対的に少なくする、請求項3乃至7のいずれか1項に記載の信号処理回路。
  9. 異なる周波数帯域を用いて送信される複数の無線信号を受信し、受信した複数の無線信号のそれぞれの電力強度を取得する電力取得手段と、
    前記電力強度が予め定められた電力強度を下回る無線信号に用いられている周波数帯域のうち、当該周波数帯域の近傍の周波数帯域における電力強度が相対的に低い周波数帯域を、通信を実行するそれぞれの周波数帯域として選択する周波数選択手段と、
    前記選択された周波数帯域を、相手先通信装置に通知する通信手段と、を備える無線通信装置。
  10. 異なる周波数帯域を用いて送信される複数の無線信号を受信し、受信した複数の無線信号のそれぞれの電力強度を取得するステップと、
    前記電力強度が予め定められた電力強度を下回る無線信号に用いられている周波数帯域のうち、当該周波数帯域の近傍の周波数帯域における電力強度が相対的に低い周波数帯域を、通信を実行するそれぞれの周波数帯域として選択するステップと、を備える信号処理方法。
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