JPWO2011101953A1 - カバーロック機構 - Google Patents

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Abstract

筐体10の開口部にヒンジを介して開閉自在に蝶着されたカバーに設けられ、筐体10の開口部の周囲17に掛止可能に形成されたラッチ40を有するカバーロック機構であって、一端(板ばねの一端41a)がカバーに取り付けられ、カバーの内側から開口部の周囲17の方向に向う付勢力により、他端(板ばねの他端41b)に取り付けられたラッチ40を開口部の周囲17に付勢し、ラッチ40を開口部の周囲17に接触させる板ばね41を備え、ラッチ40は、カバーの開放動作時に、カバーを第1の開放角に保持する形状(第1の切り込み部44)を有すると共に、カバーが第1の開放角より大きな第2の開放角以上に開放されることを阻止する形状(第2の切り込み部47)を有する。

Description

本発明は、電子機器などを収納する筐体本体にヒンジを介して取り付けられたカバーのロック機構に関するものである。
列車や自動車などの車両には、各種電子装置や、空圧、油圧制御装置が搭載されている。これらの各種制御装置は、車両の内部、床下、あるいは屋根上などに設置されるが、車両の安全上極めて重要な装置なので、風雨、降雪、塵埃などの浸入を防ぐカバーを備えた筐体に設置される場合が多い。
一般的な筐体は、ヒンジによって回動する開閉カバーが筐体開口部に設けられ、カバーに配設されたハンドルを所定の角度まで回転させたとき、ハンドルの他端に設けられたつめが筐体開口部に引っ掛ることで、カバーが不用意に開くことを防止している。ただし、保守作業者が筐体内部の装置を保守点検した後に、ロックを忘れた場合、あるいはロックが不完全な場合、車両の走行時の振動によってカバーが開くときがあるという課題があった。
このような問題を解決する手段として、下記特許文献に示される従来のカバーロック機構は、一端がカバー裏面に取り付けられた板ばねに保持され、他端がフック状に形成されたラッチを備える。このフックは、板ばねの付勢力によって、開口部に引っ掛るため、ロックを忘れた場合であっても、所定の角度以上にカバーが開いてしまうことを防止している。
国際公開第2006/006210号
しかしながら、上記特許文献に示される従来の技術は、車両の走行時の振動が大きい場合には、フックが外れる可能性があり、カバーロック機構としての機能が発揮されない場合があるという課題があった。また、保守点検時にカバーが前方に強く引っ張られた際、フックが変形あるいは破損し、カバーロック機構としての機能低下あるいは機能不全に陥る場合があるという課題もあった。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、機能低下を抑制することができるカバーロック機構を得ることを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、筐体の開口部にヒンジを介して開閉自在に蝶着されたカバーに設けられ、前記筐体の開口部の周囲に掛止可能に形成されたラッチを有するカバーロック機構であって、一端が前記カバーに取り付けられ、前記カバーの内側から前記開口部の周囲の方向に向う付勢力により、他端に取り付けられた前記ラッチを前記開口部の周囲に付勢し、前記ラッチを前記開口部の周囲に接触させる板ばねを備え、前記ラッチは、前記カバーの開放動作時に、前記カバーを第1の開放角に保持する形状を有すると共に、前記カバーが前記第1の開放角より大きな第2の開放角以上に開放されることを阻止する形状を有すること、を特徴とする。
この発明によれば、カバーの内側に取り付けられた板ばねの付勢力で筐体の開口部の任意点に引っ掛るフックと、筐体の開口部の端部に嵌合する切り込み部と、を有するラッチを備えるようにしたので、機能低下を抑制することができるという効果を奏する。
図1は、筺体およびカバーの外観図である。 図2は、図1に示されるカバーの裏面図である。 図3は、図2に示されるつめが開口部に引っ掛る状態を説明するための図である。 図4は、図2に示されるラッチが開口部に引っ掛る状態を説明するための図である。 図5は、本発明の実施の形態1にかかるカバーロック機構の詳細を示す図である。 図6は、カバーを閉じるときの動作を説明するための図である。 図7は、フックが突起部に嵌合するときの動作を説明するための図である。 図8は、カバーを開く時の動作を説明するための図である。 図9は、第1の切り込み部を省いたラッチを示す図である。 図10は、本発明の実施の形態2にかかるカバーロック機構を示す図である。
以下に、本発明にかかるカバーロック機構の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。
実施の形態1.
図1は、筺体およびカバーの外観図であり、図2は、図1に示されるカバーの裏面図であり、図3は、図2に示されるつめが開口部に引っ掛る状態を説明するための図であり、図4は、図2に示されるラッチが開口部に引っ掛る状態を説明するための図であり、図5は、本発明の実施の形態1にかかるカバーロック機構の詳細を示す図である。
図1に示される筐体10には制御装置などが搭載され、筐体10の開口部にはカバー12が設置されている。図2において、本実施の形態にかかるカバーロック機構は、カバー12の裏面に設けられ、板ばね41およびラッチ40を有して構成されている。なお、本実施の形態にかかるカバーロック機構は、筐体10に対して開閉する扉式のカバーを有した箱形状のものであれば、その内部に収納する制御装置は限定されず、また、カバーの開閉方向に関わらず使用可能である。
図2および図3において、カバー12は、ヒンジ14を介して、筐体10の開口部を開閉可能に設置されている。カバー12の周囲は、筐体10側に折り曲げられている。開口部の周囲17には、パッキン押さえ16と、パッキン押さえ16の内側に配置されたパッキンPと、が設けられている。点検時には、カバー12がヒンジ14を支点として筐体10の外側に開き、点検完了時には、カバー12の端部がパッキンPに当接する。カバー12を閉じた後にハンドル13を所定の角度に回転させると、つめ15が開口部の周囲17の内側に引っ掛るため、カバー12の端部がパッキンPに押し付けられ、防塵性および防水性が向上する。
図4において、ハンドル13のロックが不完全な場合、ラッチ40が筐体10に引っ掛るため、所定の角度以上にカバー12が開くことはない。なお、図2〜図3において、ヒンジ14は、カバー12の上側に設けられているが、これに限定されるものではなく、カバー12に対して、上、下、右、左のいずれの場所でもよい。
図5は、本発明の実施の形態1にかかるカバーロック機構の詳細を示す図である。図5(a)には、板ばね41とラッチ40とが示されている。板ばねの一端41aは、溶接等でカバー12に設けられ、板ばねの他端41bは、ラッチの一端40aに溶接部43で接続されている。
ラッチの一端40aには、逃げ部42が設けられている。逃げ部42は、ラッチ40が動いた際、ラッチ40がカバー12に干渉しないように加工されている。ラッチの他端40bには、斜部45と、フック(フック面)46と、凹状に形成された第1の切り込み部44と、凹状に形成された第2の切り込み部47とが設けられている。斜部45は、カバー12の閉動作時にパッキン押さえ16あるいは開口部の周囲17に干渉して、ラッチ40が開口部の中心方向に動くように鉤形に形成されている。
このように形成されたラッチ40は、板ばね41により開口部の周囲17の方向に付勢され、板ばね41の弾性変形で上下方向に動く。すなわち、ラッチ40は、板ばね41の付勢力によって、フック46が開口部の周囲17の任意点に掛止可能に形成されている。
ここで言う「上下」について更に詳しく説明する。図1では、カバー12の下方にラッチ40を取り付けた例について説明しているので、ラッチ40の動く方向は上下となる。ただし、例えばヒンジ14が左側にあり、カバー12が左に開く場合には、ラッチ40の動きは「左右」となる。すなわち、一般的に言えば、ラッチ40の動きは、カバー12の中心と開口部の周囲17とを結ぶ方向に動くのである。
第1の切り込み部44は、板ばねの一端41aから所定の位置に形成されている。第1の切り込み部44よりもラッチの他端40b側には、第1の切り込み部44と略直交する方向に切り込まれた第2の切り込み部47が形成されている。
以下、図5に示されるラッチ40の各部の寸法および形状を説明する。
図5(b)に示されるbは、パッキン押さえ16の高さであり、cは、ラッチ40の下面からラッチ40を押し上げる際に必要な3〜7cm程度の長さであり、dは、第1の切り込み部44の溝幅であり、eは、筐体10の板厚であり、fは、突起部19の高さである。なお、溝幅dは、開口部の周囲17の板厚よりやや大きい程度である。
図5(a)に示される第1の切り込み部44の溝の深さは、図5(b)に示される開口部の周囲17の端部からパッキン押さえ16までの高さより深く形成されていればよく、数mm程度である。また、第2の切り込み部47は、筐体10の内側に設けられた突起部19が嵌合するように形成されている。
図5(a)に示されるL1は、b+cであり、L2は、L1+dである、L3(L)は、フック46から第1の切り込み部44までの長さであり、L4は、L2+L3である。
次に、ラッチ40の動作を説明する。図6は、カバーを閉じるときの動作を説明するための図であり、図7は、フックが突起部に嵌合するときの動作を説明するための図であり、図8は、カバーを開く時の動作を説明するための図である。
カバー12を閉めるときの動作を説明すると、図6(a)において、カバー12を閉じる方向に押したとき、図6(b)に示すように、ラッチ40の斜部45は、パッキン押さえ16あるいは開口部の周囲17に干渉する。斜部45が干渉すると、ラッチ40は、板ばね41の反力に抗して上に押し上げられ、パッキン押さえ16の上面をスライドする。ラッチ40が筐体10の内部にスライドすると、図6(c)に示すように、第1の切り込み部44が開口部の周囲17に嵌合する。この状態では、カバー12が閉まっていないため、ラッチ40の下面を上に押し上げてからカバー12を閉じる方向に押すことにより、ラッチ40が筐体10の内部に挿入される。その結果、図6(d)に示すように、カバー12の周囲の折り曲げ部が、パッキンPに干渉する。この状態でロックが掛けられて、カバー12が固定される。
次に、カバー12のロックが外れて(あるいは故意に外されて)、カバー12が開く場合の動作(開放動作)を説明する。図7(a)に示されるカバー12は、図6(d)の状態から外側に開いた状態である。カバー12が矢印方向に開き始めると、第1の切り込み部44が開口部の周囲17に嵌合する。従って、カバー12は、第1の切り込み部44の位置でほぼ固定され、図5に示される長さL2以上に開くことも、その長さ未満に閉じることもない。
換言すれば、カバー12は、図7(a)に示すような所定の角度(第1の開放角)に保持される。例えば、車両の床下などに設置される筐体10には、飛び石などに対する強度を確保した堅固なカバー12が採用されている。また、上記の課題でも説明したように、ヒンジ14が上側にある場合、作業者は、カバーを持ち上げながらラッチ40の位置を特定しなければならない。そのため、カバー12を若干開いた状態を保持しながらラッチ40の位置を特定しなければならず、特に、複数のラッチ40が設けられている場合、作業者の負担が増大する。本実施の形態にかかるカバーロック機構によれば、カバー12が開状態に保持されるため、作業者はラッチ40の位置などを容易に特定することができ、点検作業を効率的に実施することが可能となる。このように、第1の切り込み部44は、カバー12を第1の開放角に保持する形状を有している。
図7(b)は、図7(a)の状態において、カバー12が開く方向に強い力などが作用し、第1の切り込み部44から開口部の周囲17が離れた状態を示している。この場合、筐体10の内側に設けられた突起部19が第2の切り込み部47に嵌合する。例えば、第2の切り込み部47と突起部19がない場合、カバー12に強い力が作用したときに、ラッチ40が板ばね41の反力に抗して上に押し上げられ、開口部の周囲17から外れる可能性がある。このような事象は、人為的な力が作用した場合だけでなく、車両の走行中の振動によっても発生する可能性がある。本実施の形態にかかるカバーロック機構によれば、カバー12が開く方向に強い力などが作用した場合でも、フック46が突起部19に嵌合するので、ラッチ40が開口部の周囲17から外れることが抑制され、L4以上に開くことがない。すなわち、第2の切り込み部47は、カバー12が、第1の開放角より大きな角度(第2の開放角)以上に開放されることを阻止する形状を有している。
ここで、第1の切り込み部44から開口部の周囲17が離れたときに、フック46が突起部19に即座に嵌合するようにするためには、L3(L)<e+fとなるように設定することが望ましい。すなわち、第1の切り込み部44と第2の切り込み部47との間隔は、開口部の周囲17が第1の切り込み部44から外れたときに、突起部19が第2の切り込み部47に嵌合するという関係が成り立つように設定されている。
また、図6(d)の状態において、カバー12が開く方向に働く強い力が作用した場合には、まず図7(a)のように、開口部の周囲17が第1の切り込み部44で引っ掛り、次に、図7(b)のように、突起部19が第2の切り込み部47に嵌合する。すなわち、第1の切り込み部44で衝撃が緩和されるため、フック46の変形あるいは破損が抑制される。
なお、本実施の形態にかかる突起部19は、図5(b)に示すように、所定の部材18を断面L字状に加工した突起部分を用いているが、第2の切り込み部47に嵌合する形状のものであれば、図5(b)のような部材18に限定されるものではない。
図8を用いて、図7(b)の状態からカバー12を更に開くときの動作を説明する。まず、第2の切り込み部47が突起部19から外れるように、カバー12を筐体10側に押すと、ラッチ40は、筐体10の内部にスライドする。ラッチ40が筐体10の内部にスライドすると、図8に示すように、第1の切り込み部44が開口部の周囲17に嵌合する。次に、ラッチ40の下面を上に押し上げる。押し上げる部分は、カバー12とパッキンPとの隙間部分である。フック46は開口部の周囲17から離れるため、この状態でカバー12を開く方向に引くことにより、カバー12を開くことができる。
ここで、図8に示されるラッチ40を押し上げる際、突起部19がフック46に引っ掛ることを抑制するためには、f<L3(L)となるように設定することが望ましい。すなわち、第1の切り込み部44と第2の切り込み部47との間隔は、第1の切り込み部44が開口部の周囲17に嵌合しているときには、突起部19が第2の切り込み部47に嵌合しないという関係が成り立つように設定されている。
図9は、第1の切り込み部を省いたラッチを示す図である。図9のラッチ40からは、第1の切り込み部44が省かれている。例えば、1つのカバー12に、図5のラッチ40と、図9のラッチ40とを混載した場合、カバー12は、図5のラッチ40によって第1の切り込み部44の位置で固定することができるため、ラッチ40のコストを低減することが可能である。
以上に説明したように、本実施の形態にかかるカバーロック機構は、一端41aがカバー12に取り付けられ、カバー12の内側から開口部の周囲17の方向に向う付勢力により、他端41bに取り付けられたラッチ40を開口部の周囲17に付勢し、ラッチ40を開口部の周囲17に接触させる板ばね41を備え、ラッチ40は、カバー12の開放動作時に、カバー12を第1の開放角に保持する形状を有すると共に、カバー12を第1の開放角より大きな第2の開放角以上に開放されることを阻止する形状を有するようにしたので、カバー12が前方に強く引っ張られた場合でも、突起部19が第2の切り込み部47に嵌合し、フック46の変形あるいは破損を防止することが可能である。
実施の形態2.
図10は、本発明の実施の形態2にかかるカバーロック機構を示す図である。実施の形態2にかかるカバーロック機構は、実施の形態1の板ばね41の代わりに、ばね付き蝶番48を使用している。また、実施の形態2にかかるカバーロック機構は、実施の形態1のラッチ40の代わりに、断面U字型に形成された曲げラッチ50を使用している。
曲げ部分51、52は、実施の形態1のラッチ40と同様の形状である。曲げ部分51および52の一端は、リベットなどの締結部材49によって、ばね付蝶番48の他端に設けられている。このとき、曲げラッチ50の幅Wは、ばね付き蝶番48の幅よりやや大きいものとする。
このように、溶接無しの構造にすることで、リベットなどの締結作業が出来る作業者なら誰でも作成することができる。また、実施の形態1のラッチ40は、開口部の周囲17の1ヶ所にのみ引っ掛る態様であるが、実施の形態2にかかる曲げラッチ50は、実施の形態1のラッチ40を2つ有するような構造であるため、曲げラッチ50を採用した場合、実施の形態1よりも強固なカバーロック機構を実現可能である。
以上のように、本発明は、電子機器などを収納する筐体に取り付けられたカバーのロック機構に適用可能であり、特に、機能低下を抑制し、かつ、点検作業の効率を向上させることができる発明として有用である。
10 筐体
12 カバー
13 ハンドル
14 ヒンジ
15 つめ
16 パッキン押さえ
17 開口部の周囲
18 所定の部材
19 突起部
40 ラッチ
40a ラッチの一端
40b ラッチの他端
41 板ばね
41a 板ばねの一端
41b 板ばねの他端
42 逃げ部
43 溶接部
44 第1の切り込み部
45 斜部
46 フック(フック面)
47 第2の切り込み部
48 ばね付蝶番
49 締結部材
50 曲げラッチ
51,52 曲げ部分
P パッキン
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、筐体の開口部にヒンジを介して開閉自在に蝶着されたカバーに設けられ、前記筐体の開口部の周囲に掛止可能に形成されたラッチを有するカバーロック機構であって、一端が前記カバーに取り付けられ、前記カバーの内側から前記開口部の周囲の方向に向う付勢力により、他端に取り付けられた前記ラッチを前記開口部の周囲に付勢し、前記ラッチを前記開口部の周囲に接触させる板ばねを備え、前記ラッチは、前記開口部の周囲に嵌合し、前記カバーを第1の開放角に保持する第1の切り込み部と、前記開口部の周囲に設置された所定の部材に嵌合し、前記カバーを第2の開放角以上に開放されることを阻止する第2の切り込み部と、を備えたこと、を特徴とする。

Claims (7)

  1. 筐体の開口部にヒンジを介して開閉自在に蝶着されたカバーに設けられ、前記筐体の開口部の周囲に掛止可能に形成されたラッチを有するカバーロック機構であって、
    一端が前記カバーに取り付けられ、前記カバーの内側から前記開口部の周囲の方向に向う付勢力により、他端に取り付けられた前記ラッチを前記開口部の周囲に付勢し、前記ラッチを前記開口部の周囲に接触させる板ばねを備え、
    前記ラッチは、
    前記カバーの開放動作時に、前記カバーを第1の開放角に保持する形状を有すると共に、前記カバーが前記第1の開放角より大きな第2の開放角以上に開放されることを阻止する形状を有すること、
    を特徴とするカバーロック機構。
  2. 前記ラッチは、
    前記開口部の周囲に嵌合し、前記カバーを第1の開放角に保持する第1の切り込み部と、
    前記開口部の周囲に設置された所定の部材に嵌合し、前記カバーを第2の開放角以上に開放されることを阻止する第2の切り込み部と、
    を備えたことを特徴とする請求項1に記載のカバーロック機構。
  3. 前記ラッチは、フック状に形成され、
    前記第1の切り込み部は、前記ラッチの一端から所定の位置に凹状に形成され、
    前記第2の切り込み部は、前記第1の切り込み部よりも前記筐体側に設けられたフック面に、凹状に形成されていることを特徴とする請求項1または2に記載のカバーロック機構。
  4. 前記第1の切り込み部から前記フック面までの長さをLとし、前記筐体の板厚をeとし、前記筐体に設けられ前記第2の切り込み部に嵌合する突起部の高さをfとしたときに、 前記Lは、L<e+fの関係を満たす値に設定されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1つに記載のカバーロック機構。
  5. 前記fは、f<Lの関係を満たす値に設定されていることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1つに記載のカバーロック機構。
  6. 前記第1の切り込み部および前記第2の切り込み部は、
    直交する方向に設置されていることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1つに記載のカバーロック機構。
  7. 前記第1の切り込み部および前記第2の切り込み部は、
    板材を略断面U字型に形成した部材に設けられていることを特徴とする請求項1〜6のいずれか1つに記載のカバーロック機構。
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