JPWO2011061887A1 - 表面検査装置及び表面検査方法 - Google Patents

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Abstract

一定方向に傷を検出しつつも、当該検出方向と異なる方向に延びた傷も検出可能とする。ボーリング加工が施されたボア3の内側表面3Aを撮影したデジタル画像70を生成する画像生成部53と、前記デジタル画像70から線抽出方向に設定した水平方向Kに沿って線81を抽出する線抽出処理部65と、前記線抽出処理部65によって抽出された線81に基づいて前記ボア3の内側表面3Aの状態を判定する評価部57と、を備え、前記線抽出処理部65は、前記線抽出方向を固定しつつ、前記デジタル画像70を所定角度ずつ1又は複数回に亘って回転された、回転前後のデジタル画像70のそれぞれから前記線検出方向に沿った線81を抽出し、前記評価部57は、前記回転前後の前記デジタル画像70のそれぞれから抽出された線81に基づいて前記ボア3の内側表面3Aの状態を判定する表面検査装置9を構成した。

Description

本発明は、機械加工が施されたワーク表面を検査する技術に係り、特に、線状の傷を検出する技術に関する。
自動車の製造工程では、エンジンのシリンダブロックにボアを形成するボーリング加工が行われる。ボーリング加工では、ボーリング用バイトを回転させながらシリンダブロックに対して進退させてボアを形成するため、ボアの内側表面に螺旋状の加工痕(以下、「クロスハッチ」と称する)が生じ、このクロスハッチは、エンジンオイルの通り道(オイルピット)として利用されている。ただし、クロスハッチによりボアの内側表面の表面粗さ及び面性状が悪くなると、ボアを摺動するピストンの摺動抵抗が高くなり、エンジンに所望の性能を発揮させることができなくなる。そこで、通常、ボーリング加工でボアを形成した後に、オイルピットが残る程度にボアの内側表面を研磨仕上げするホーニング加工が行われる。そして、ホーニング加工後には、ボアの内側表面に対して研磨残りを検出する表面検査が行われている。
ボアの表面検査技術としては、当該ボアの内側表面を撮影してデジタル画像を生成し、このデジタル画像の輝度値を所定の閾値で2値化し、研磨残りと見なせる線を抽出する技術が知られている。また、この線の抽出においては、クロスハッチの網目の角度が決まっていることから、その角度に沿った線だけを抽出対象とすることで、加工痕の研磨残りと見なせる直線を効率良く抽出している(例えば、特許文献1参照)。
特開2004−264054号公報(第8−9頁、第10図)
しかしながら、従来の技術では、打痕等の研磨残り以外の傷を検出することが困難であった。詳述すると、打痕等の傷は、クロスハッチの網目の角度に沿って延びるとは限らない。従来の技術において、このような傷を検出するには、クロスハッチの網目の角度以外の線も検出することとなり、この場合、デジタル画像に含まれる線を隈無く抽出する処理が必要となる。しかしながら、そうすると、画像処理に時間を要し検査時間が長くなることから生産性が低下する、という問題がある。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、一定方向に傷を検出しつつも、当該検出方向と異なる方向に延びた傷も検出可能とした表面検査装置及び表面検査方向を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明は、機械加工が施されたワークの表面を撮影したデジタル画像を生成する画像生成手段と、前記デジタル画像から傷に相当する線を所定の線検出方向に沿って抽出する線抽出手段と、前記線抽出手段によって抽出された線に基づいて前記ワークの表面の状態を判定する判定手段と、を備え、前記線抽出手段は、前記線検出方向を固定しつつ、前記デジタル画像を所定角度ずつ1又は複数回に亘って回転し、回転前後のデジタル画像のそれぞれから前記線検出方向に沿った線を抽出し、前記判定手段は、前記回転前後の前記デジタル画像のそれぞれから抽出された線に基づいて前記ワークの表面の状態を判定することを特徴とする表面検査装置を提供する。
本発明によれば、線検出方向を固定しつつ、デジタル画像が所定角度ずつ1又は複数回に亘って回転され、回転前後のデジタル画像のそれぞれから線検出方向に沿った線が抽出される。そして、回転前後のデジタル画像のそれぞれから抽出された線に基づいてワークの表面状態が判定される。
このように、回転前後のデジタル画像のそれぞれについて、所定の線検出方向に沿って線を抽出することで、線検出方向に延びる傷を検出しつつ、当該線検出方向とは異なる方向に延びる傷も検出でき、それぞれの傷に基づいて表面状態を判定することで、その判定が正確なものとなる。
また本発明は、上記本発明に係る表面検査装置において、前記抽出手段は、前記線検出方向に沿って線を抽出したときに抽出可能な所定の太さの線のうち、前記線検出方向と成す角度が最大となる線の当該角度に基づいて前記デジタル画像を回転することを特徴とする。
本発明によれば、デジタル画像の回転回数を最小とすることができ、処理時間の更なる短縮化が可能になる。
また本発明は、上記本発明に係る表面検査装置において、前記デジタル画像を輝度値に基づいて二値化処理する二値化処理手段を備え、前記線抽出手段は、二値化処理後のデジタル画像を対象に前記線の抽出を行うことを特徴とする。
本発明によれば、抽出すべき傷のみが残ったデジタル画像を二値化処理により得ることができる。また、かかるデジタル画像を対象に線抽出を行うことで、余分な線の抽出が行われることがないため、処理時間の更なる短縮化が可能になる。
また本発明は、上記本発明に係る表面検査装置において、前記デジタル画像に映った傷のうち、前記線検出方向において一定量離間した傷同士を結合する結合手段を備え、前記線抽出手段は、結合手段によって傷が結合されたデジタル画像を対象に前記線の抽出を行うことを特徴とする。
本発明によれば、撮影状態や二値化処理などに起因して、実際には1本に延びる傷がデジタル画像では分断された線や点として映っている場合でも、これらが結合されて一本の線として抽出できるため、傷の大きさを反映した線を正確に抽出できる。
また上記目的を達成するために、本発明は、機械加工が施されたワークの表面を撮影したデジタル画像から傷に相当する線を所定の線検出方向に沿って抽出する線抽出ステップと、前記線抽出ステップにおいて抽出された線に基づいて前記ワークの表面の状態を判定する判定ステップと、を備え、前記線抽出ステップにおいては、前記線検出方向を固定しつつ、前記デジタル画像を所定角度ずつ1又は複数回に亘って回転し、回転前後のデジタル画像のそれぞれから前記線検出方向に沿った線を抽出し、前記判定ステップにおいては、前記回転前後の前記デジタル画像のそれぞれから抽出された線に基づいて前記ワークの表面の状態を判定することを特徴とする表面検査方法を提供する。
本発明によれば、本発明に係る表面検査装置と同様の作用、効果を奏する。
本発明によれば、線検出方向を固定しつつ、デジタル画像が所定角度ずつ1又は複数回に亘って回転され、回転前後のデジタル画像のそれぞれから線検出方向に沿った線が抽出されため、線検出方向に延びる傷を検出しつつ、当該線検出方向とは異なる方向に延びる傷も検出でき、また、それぞれの傷に基づいて表面状態を判定することで、その判定が正確なものとなる。
この場合において、線検出方向に沿って線を抽出したときに抽出可能な所定の太さの線のうち、線検出方向と成す角度が最大となる線の当該角度に基づいてデジタル画像を回転することで、デジタル画像の回転回数を最小とすることができ、処理時間の更なる短縮化が可能になる。
また、この場合において、デジタル画像を輝度値に基づいて二値化処理し、当該二値化処理後のデジタル画像を対象に線の抽出を行うことで、余分な線の抽出が行われることがないため、処理時間の更なる短縮化が可能になる。
また、この場合において、デジタル画像に映った傷のうち、線検出方向において一定量離間した傷同士を結合し、このデジタル画像を対象に線の抽出を行うことで、撮影状態や二値化処理などに起因して、実際には1本に延びる傷がデジタル画像では分断された線や点として映っている場合でも、これらが結合されて一本の線として抽出できるため、傷の大きさを反映した線を正確に抽出できる。
図1は、本発明の一実施形態に係るボア内面検査システムと、検査対象となるボアが形成されたシリンダブロックの概略構成を示す図である。 図2は、デジタル画像の一例を模式的に示す図であり、図2(A)は二値化処理前の画像を示し、図2(B)は二値化処理後の画像を示し、また図2(C)は線抽出処理後の画像を示す。 図3は、傷に相当するドットの連続方向に基づく線抽出の説明図である。 図4は、開口幅が大きな傷の線抽出の説明図である。 図5は、水平方向の傷を検出する場合に、線として抽出可能な傷の開口幅と延在方向との関係の一例を示す図である。 図6は、膨張・収縮処理の一例を示す説明図である。 図7は、表面検査装置の表面検査処理のフローチャートである。 図8は、明るさ調整の一例を示す説明図である。 図9は、線の抽出処理を模式的に示す図である。
以下、図面を参照して本発明の実施形態について説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係るボア内面検査システム1と、検査対象となるボア3が形成されたシリンダブロック5の概略構成を示す図である。
ボア3は、回転軸に設けたボーリングヘッドに切削バイトを径方向に突設し、該ボーリングヘッドを回転させながらワークとしてのシリンダブロック5に対して進退させる、いわゆるボーリング加工により形成されている。このボーリング加工により、ボア3の内側表面3Aには螺旋状の切削加工痕ができる。その後、ボア3の内側表面3Aにオイルピットを残しつつエンジンの所望の性能を発揮可能な表面粗さ及び面性状をとすべく、該ボア3の内側表面3Aに対し、ホーニング用砥石を配設した加工ヘッドを用いてホーニング加工が施されている。
ボア内面検査システム1は、ホーニング加工後にボア3の内側表面3Aを撮影したデジタル画像に基づいて、研磨残りの有無を評価する。すなわち、ボア内面検査システム1は、ボア3の内側表面3Aを走査するセンサヘッド7と、このセンサヘッド7の出力信号に基づいてデジタル画像を生成し該デジタル画像に基づいてボア3の内側表面3Aを評価する表面検査装置9と、センサヘッド7を移動駆動する駆動機構11とを備えている。
センサヘッド7は、ボア3に進入可能な円筒状を成し、中心軸線12の回りに回転可能かつ高さ方向に移動可能に上記駆動機構11に取り付けられており、高さ位置を変えながらボア3の全内周面をセンシング可能に構成されている。このセンサヘッド7の構成について詳細には、センサヘッド7は、その周面に設けた開口15からレーザ光をボア3の内側表面3Aに向けて照射し、切削加工痕の形状に応じた反射光量を検出して表面検査装置9に出力する。すなわち、センサヘッド7は、光源としてのLD(レーザダイオード)17、光ファイバ19及び集光光学ユニット21を備え、LED17の光を光ファイバ19で集光光学ユニット21に導き、集光光学ユニット21で集光して開口15からレーザ光をボア3の内側表面3Aに照射する。また、センサヘッド7は、反射光を受光する受光センサ23を備えるとともに、集光光学ユニット21を介してボア3の内側表面3Aから戻ってくる反射光を受光センサ23に導く複数の光ファイバ25が光ファイバ19に隣接して配設されている。
駆動機構11は、センサヘッド7を回転させる回転駆動機構31と、この回転駆動機構31を進退させる進退機構33とを備えている。
回転駆動機構31は、ハウジング34と、先端に上記センサヘッド7が取り付けられハウジング34を上下に貫通して設けられたシャフト35と、表面検査装置9の制御の下、シャフト35を回転駆動するシャフトモータ37と、シャフト35の回転速度および回転角を検出し表面検査装置9に出力するロータリエンコーダ39とを備えている。
進退機構33は、送りねじ機構であり、ねじが刻設された軸部41と、この軸部41を回転駆動する進退モータ43と、軸部41の回転速度および回転角を検出し表面検査装置9に出力するロータリエンコーダ45とを備える。軸部41は、ハウジング34のナット部36に螺合されており、進退モータ43を駆動することにより軸部41が回転して回転駆動機構31を進退させる。
表面検査装置9は、駆動機構11を制御してセンサヘッド7の位置を制御する位置制御部51と、センサヘッド7の受光信号に基づいてボア3の内側表面3Aのデジタル画像70を生成するとともに、研磨残りや打痕等の傷80(図2)に相当する線81(図2)をデジタル画像70から抽出する画像生成部53と、線81の抽出結果に基づく研磨残りや打痕等の傷からボア3の内側表面3Aの状態を判定し良否を評価する評価部(判定部)57とを備えている。かかる表面検査装置9は、例えばパーソナルコンピュータに、各部の機能を実現するためのプログラムを実行させることで構成可能である。
位置制御部51は、シャフトモータ37及び進退モータ43を駆動するサーボ機構を内蔵し、センサヘッド7の中心軸線12上の位置と回転角を制御する。すなわち、位置制御部51は、検査開始時に、センサヘッド7をボア3に挿入し、開口15を検査範囲Qの下端位置Qaに位置させる。そして、ボーリング加工時のボーリング用バイトの軌跡に倣うように、センサヘッド7を中心軸線12の回りに回転させながら上昇させる動作を、センサヘッド7の開口15が検査範囲Qの上端位置Qbに至るまで行い、該センサヘッド7で検査範囲Qの全表面を走査する。この検査範囲Qは、シリンダとの摺動面として機能する範囲により決定される。
画像生成部53は、センサヘッド7からの受光信号をA/D変換し、輝度を示すデジタル信号を出力するA/D変換ボード59と、このデジタル信号に基づくデジタル画像70を展開する例えばRAM等の揮発性メモリから成るワークメモリ61とを備えている。更に、画像生成部53は、ワークメモリ61のデジタル画像70に対して画像処理を施す手段として、二値化処理部62と、回転処理部63と、膨張・収縮処理部(結合手段)64と、線抽出処理部65と、合成処理部66とを備えている。
すなわち、二値化処理部62は、ワークメモリ61のデジタル画像70を所定の輝度値を閾値として二値化して傷80を抽出する。回転処理部63は、二値化処理後のデジタル画像70を所定角度回転する。線抽出処理部65は、傷80に相当する線81を回転前後の各デジタル画像70から抽出する。膨張・収縮処理部64は、線81の検出方向において一定量だけ離間した線81同士を結合するものであり、係る処理の詳細については後述する。合成処理部66は、回転前後の各デジタル画像70から抽出した線81のそれぞれを同じデジタル画像70に重ね合わせる。
図2はデジタル画像70の一例を模式的に示す図であり、図2(A)は二値化処理前の画像を示し、図2(B)は二値化処理後の画像を示し、また図2(C)は線抽出処理後の画像を示す。なお、同図のデジタル画像70はボア3の内側表面3Aの一部分を拡大して示している。
デジタル画像70は、上述の通り、ボア3内の各検査位置でセンサヘッド7により得られる反射光強度をA/D変換ボード59により輝度値に変換し、検査位置に対応して配列して画像化したものである。この検査位置は、センサヘッド7の回転角度θと、高さ位置Hとの2次元座標によって規定されることから、図2(A)に示すように、デジタル画像70の縦横については、横方向が回転角度θに対応し、縦方向が高さHに対応することになる。ボア3の内側表面3Aに傷がある場合、当該傷の箇所では反射光強度が低下するため、デジタル画像70においては輝度値が低い箇所を傷80と見なすことができる。
この図2(A)において、点線はクロスハッチ82を示す。また、デジタル画像70においては、かかるクロスハッチ82の他にも、エンジンの性能上問題とならない程度に小さく、或いは、浅い傷80が無数に検出される。この問題とならない傷80と、欠陥として検出すべき傷80とを切り分ける所定の輝度値を閾値として上記二値化処理部62がデジタル画像70を二値化処理し、図2(B)に示すデジタル画像70が得られる。
このデジタル画像70において、傷80が存在するか否かの判断基準とするために、線抽出処理部65が傷80に沿った線81をデジタル画像70から抽出する。すなわち、図2(C)に示すように、線81が抽出された場合には、デジタル画像70に欠陥とすべき傷80が映っている事が示され、そうでない場合には、かかる傷80が映っていない事が示される。評価部57は、線81の抽出の有無、さらには、線81の長さ等に基づいて、ボア3の内側表面3Aの研磨残りや打痕といった、欠陥とすべき傷80の有無を検出し、これに基づいて内側表面3Aの良否を評価することとなる。
上述の線抽出処理部65の線抽出処理においては、線抽出の処理時間の短縮化及びアルゴリズムの簡略化を図るために、次のようにして線81の抽出を行う。すなわち、ボア3のボーリング加工による切削加工痕はクロスハッチ82のように規則的に並んだ線状に形成される。すなわち、研磨残りに相当する傷80は、このクロスハッチ82の線上に生じるため、かかる傷80は、当該クロスハッチ82の方向に沿って延びることになる。したがって、線抽出処理においては、クロスハッチ82の方向に沿った線81をデジタル画像70から抽出すれば研磨残りに相当する傷80が検出できる。かかる線81の抽出については、例えば水平方向Kを基準にしたクロスハッチ82の網目の角度(以下、「クロスハッチ角度」と言う)をα、βとした場合、二値化後のデジタル画像70において、クロスハッチ角度α、β方向に傷80を示す輝度値の画素(以下、「ドット」という)73が連続した箇所があるか否かを判断することで行われる。例えば、図3(A)に示すように、傾きがクロスハッチ角度α、βの直線Lに沿ってドット73が連続する場合、これらドット73の集合が線81として抽出されることとなる。
しかしながら、クロスハッチ角度α、βを基準に線抽出を行う場合、図3(B)に示すように、直線状に並ぶドット73の延在方向Mがクロスハッチ角度α、βを傾きとする直線Lから外れているときには、これら一群のドット73から成る線81は抽出されないことになる。このため、図2(A)〜図2(C)のそれぞれに示すように、欠陥として検出すべき傷80のうち、クロスハッチ角度α、βから外れて延びる例えば打痕等の傷80(図中、矢印Aで指し示す)については、線抽出処理の結果、欠落する虞があり、ボア3の評価が正確でなくなる。
そこで本実施形態では、デジタル画像70を回転させ、回転前後の各デジタル画像70についてクロスハッチ角度α、βを基準に線抽出処理を行うことで、クロスハッチ角度α、βから外れる線81を抽出可能とし、傷80に相当する線81の抽出漏れを防ぐ構成としている。ただし、線抽出処理を行うデジタル画像70の回転角度の刻み幅を小さくするほど、線81の抽出精度は向上すると考え得るが、そうすると、処理時間が膨大になり兼ねない。
そこで、本実施形態では、次のようにして、処理時間の短縮を図ることとしている。
傷80の延在方向Mがクロスハッチ角度α、βからズレている場合でも、当該傷80の太さによっては、線81が抽出される場合がある。ここで傷80の太さとは線状に延びる傷80の横断方向の開口幅を指す。すなわち、傷80の開口幅が大きい場合には、図4に示すように、クロスハッチ角度αで延びる直線Lと、傷80の延在方向Mとに隔たりがあるときでも、その傷80の領域内に直線Lを含むことがある。この場合には、傷80の延在方向Mがクロスハッチ角度α、βから外れていても、当該傷80に相当する線81が検出されることとなる。
このように、クロスハッチ角度α、βの方向に連続するドット73を検出することで、当該クロスハッチ角度α、βの方向に延びる傷80を線81として抽出する線抽出処理においては、傷80の延在方向Mがクロスハッチ角度α、βからズレている場合、傷80の開口幅の大きさによって線81として抽出できるか否かが決定される。
換言すれば、線81として抽出可能な傷80の延在方向Mを基準に、デジタル画像70を回転させれば、デジタル画像70を小刻みに回転させなくとも、少ない回転数で傷80に相当する線81を確実に抽出することができ、処理時間の短縮化が図られることとなる。
図5は、水平方向Kに延びる傷80を検出する場合に、線81として抽出可能な傷80の開口幅と延在方向Mとの関係の一例を示す図である。なお、同図においては、傷80の延在方向Mを、水平方向Kを基準にした角度γで表している。
この図に示すように、傷80の開口幅が大きくなるほど、その延在方向Mが水平方向Kからズレていても、その傷80に相当する線81が検出可能であることが分かる。
そこで、欠陥として抽出すべき傷80の最小の開口幅を決め、当該開口幅に相当する傷80を抽出可能な限界の角度(以下、「抽出限界角度」という)γthを予め実験などにより求め、そして、デジタル画像70から線を抽出するに際し、デジタル画像70を回転するときには、抽出限界角度γthを考慮して回転させることで、傷80に相当する線81を確実に抽出可能とする。なお、本実施形態では、欠陥として抽出すべき傷80の最小の開口幅を80μmとし、図5の実験結果に基づいて、抽出限界角度γth=9[deg]としている。
一方、クロスハッチ角度α、βは、ボーリング用バイトを用いたボーリング加工時のボア径、ストローク、周波数及び回転数等の加工条件によって規定され、これらの加工条件が同じであれば、クロスハッチ角度α、βも略同じ値になる。本実施形態では、ボア径が約80mm前後、ストロークが約80mm、周波数が2.5Hz〜3Hz、回転数が420rpm〜600rpmという加工条件において、クロスハッチ角度α、β=18°、−18°であることが求められている。すなわち、本実施形態においては、研磨残りに相当する傷80の延在方向Mが約±18°と推定される。
本実施形態の線抽出処理においては、水平方向Kを線検出方向に設定し、当該線検出方向に延びる傷80を抽出することとしており、研磨残りの傷80の延在方向Mは、上記抽出限界角度γth=9[deg]の範囲外となる。そこで、線抽出処理においては、デジタル画像70から研磨残りを確実に検出するために、研磨残りに相当する傷80の延在方向Mが上記抽出限界角度γth以下となるように、デジタル画像70の画像回転角度δが決定されている。すなわち、本実施形態では、画像回転角度δは、0°、±15°の値に設定されている。
さて、線抽出処理では、上記のように、デジタル画像70において、傷80を示すドット73の水平方向Kの連続を線81として抽出するため、ドット73の間に多少の隙間が生じている場合には線81として抽出されなくなり、また、線81の間に隙間が生じている場合には線81が分断されて検出されることから、傷80の大きさが不正確になる虞がある。そこで、水平方向Kにおいて、ドット73の間や、線81の間の隙間(離間量)が小さい場合には、これらを結合して1本の線81とするために、膨張・収縮処理を行う上記膨張・収縮処理部64が設けられている。
図6は、膨張・収縮処理の一例を示す説明図である。
膨張・収縮処理においては、第1に、傷80に相当する線81の各ドット73を中心に所定範囲の画素を傷80に相当するドット73に変更する膨張処理が行われる。この結果、同図に示すように、水平方向Kにおいて一定量の隙間83で分断されていた線81同士が結合し、1本の太い(範囲が拡張された)線81が得られる。次いで第2に、結合部分を維持しながら膨張させた線81を元の太さまで収縮する収縮処理が行われる。これにより、隙間83が結合されて、水平方向Kにおいて分断されていた線81同士が1本の線81に結合される。なお、膨張処理において、どの程度まで線81を太くするかは、埋めるべき隙間83の大きさに応じて予め決定される。
次いで、表面検査装置9によるボア3の表面検査時の動作について説明する。
図7は、表面検査装置9の表面検査処理のフローチャートである。
この図に示すように、表面検査処理においては、先ず、画像生成部53がボア3の内側表面3Aのデジタル画像70をワークメモリ61に生成する(ステップS1)。以降、デジタル画像70に対する各種の画像処理はワークメモリ61上で高速に行われることとなる。次いで、画像生成部53が二値化処理による傷80の抽出を正確に行うために、デジタル画像70の明るさ調整を行う(ステップS2)。
図8は、明るさ調整の一例を示す説明図である。
明るさ調整においては、傷80に相当するドット73と見なす輝度値に基づいて、デジタル画像70から傷80を除いた画像である下地画像75を生成する。次いで、下地画像75の色ムラが無くなるように明るさを調整し、その後、先に除いた傷80を合成する。これにより、下地が一様の明るさのデジタル画像70が得られる。
図7に戻り、次いで二値化処理部62は、明るさ調整後のデジタル画像70を輝度値に基づいて二値化処理して傷80を抽出したデジタル画像70をワークメモリ61上で生成する(ステップS3)。その後、このデジタル画像70を対象にして傷80に相当する線81の抽出処理を行われる。
図9は、線81の抽出処理を模式的に示す図である。
この図に示すように、線81の抽出処理においては、二値化後のデジタル画像70を左方向及び右方向に回転して各回転後のデジタル画像70について線81の抽出を行うとともに、回転しない状態の元のデジタル画像70についても線81の抽出を行う、といった処理が行われる。そして、線抽出処理のそれぞれで得られた線81を重ね合わせたデジタル画像70が生成される。
かかる処理手順について前掲図7を参照して説明すると、図7に示すように、回転処理部63は、先ず、デジタル画像70を画像回転角度δだけ左方向に回転する(ステップS4)。膨張・収縮処理部64は、左方向回転後のデジタル画像70に対して膨張・収縮処理を行い(ステップS5)、線抽出処理部65は、膨張・収縮処理後のデジタル画像70に対し線抽出処理を行う(ステップS6)。この線抽出処理では、デジタル画像70において水平方向に延びる傷80が検出対象とされる。
すなわち、傷80を示す輝度値のドット73が水平方向に連続する箇所が線81として抽出される。このとき、上記のように、水平方向を基準に傾きを有して延びる傷80も、当該傾き81が抽出限界角度γth以下のときには精度良く検出される。
つまり、ドット73が垂直方向にも連続し、ドット73の集合領域が、垂直方向に幅を有する場合、欠陥として抽出すべき傷80として設定した当該傷80の開口幅(本実施形態では80μm)以下にドット73の集合領域の垂直方向の幅が収まっているときには、水平方向に対し上記抽出限界角度γth(本実施形態では±9°)の範囲内で延びる傷80も検出される。
この結果、図9に示すように、左回転したデジタル画像70からは、回転後のデジタル画像70において、多数の傷80のうち、水平方向と成す角度が抽出限界角度γth以下の傷80に相当する線81が確実に抽出されることとなる。
次いで、右回転後のデジタル画像70から線81を抽出すべく、図7に示すように、回転処理部63は、デジタル画像70を画像回転角度δだけ右方向に回転し(ステップS7)、膨張・収縮処理部64は、右方向回転後のデジタル画像70に対して膨張・収縮処理を行う(ステップS8)。そして、線抽出処理部65は、膨張・収縮処理後のデジタル画像70に対し線抽出処理を行う(ステップS9)。
また、回転前のデジタル画像70からも線81を抽出すべく、膨張・収縮処理部64は、回転前のデジタル画像70に対して膨張・収縮処理を行い(ステップS10)、線抽出処理部65は、膨張・収縮処理後のデジタル画像70に対し線抽出処理を行う(ステップS11)。
そして、合成処理部66は、左方向回転後、右方向回転後、及び回転なしの3つのデジタル画像70からそれぞれ抽出した線81を重ね合わせてデジタル画像70を合成する(ステップS12)。このとき、回転後のデジタル画像70から抽出した線81については、回転前のデジタル画像70を基準にすべく、線81を逆回転して重ね合わせる。そして、評価部57は、当該デジタル画像70における線81の有無や、当該線81の長さ、数などに基づくボア3の内側表面3Aの状態から良否を判定する。この評価部57が判定に使用するデジタル画像70には、元のデジタル画像70に映っていた様々な延在方向の傷80が線81として描かれていることから、かかるデジタル画像70を用いて評価が行われることで、ボア3の正確な良否判定が可能となる。
このように、本実施形態によれば、線抽出処理部65は、線検出方向を水平方向Kに固定しつつ、デジタル画像70を画像回転角度δずつ左右方向にそれぞれ回転し、回転前後のデジタル画像70のそれぞれから水平方向Kに沿った線81を抽出し、評価部57は、回転前後のデジタル画像70のそれぞれから抽出された線81に基づいてボア3の内側表面3Aの状態を判定する構成とした。
この構成によれば、回転前後のデジタル画像70のそれぞれにおいて、水平方向Kに沿って線81を抽出することで、水平方向Kに延びる傷80を検出しつつ、当該水平方向Kとは異なる方向に延びる傷80も検出できる。これにより、それぞれの傷80に基づいて表面状態を判定することで、ボア3の良否判定が正確なものとなる。
また本実施形態によれば、水平方向Kに沿って線81を抽出したときに抽出可能な、傷80として検出すべき開口幅の線81のうち、水平方向Kと成す角度が最大となる線81の当該角度を抽出限界角度γthとし、当該抽出限界角度γthに基づいてデジタル画像70を回転する構成とした。
この構成により、デジタル画像70の回転回数を最小とすることができ、線抽出に要する処理時間の更なる短縮化が可能になる。
また本実施形態によれば、デジタル画像70を輝度値に基づいて二値化処理した後のデジタル画像70を対象に線81の抽出を行う構成とした。
この構成によれば、抽出すべき傷80のみを残したデジタル画像70が二値化処理により得られる。かるデジタル画像70を対象に線抽出を行うことで、余分な線の抽出が行われることがないため、線抽出に要する処理時間の更なる短縮化が可能になる。
また本実施形態によれば、デジタル画像70に映った傷80のうち、水平方向Kにおいて一定量離間した傷80同士を結合した後に線81の抽出を行う構成とした。
この構成によれば、撮影状態や二値化処理などに起因して、実際には1本に延びる傷80がデジタル画像70では分断された線81や点(ドット73)として映っている場合でも、これらが結合されて一本の線81として抽出できるため、傷80の大きさを反映した線81を正確に抽出できる。
上述した実施形態は、あくまでも本発明の一態様を示すものであり、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で任意に変形及び応用が可能である。
例えば、上述した実施形態において、デジタル画像70の二値化処理をした後に回転したが、これに限らず、デジタル画像70を回転するごと、或いは、回転しない場合には線抽出処理をする前に二値化処理をする構成としてもよい。これにより、デジタル画像70の回転操作によって当該デジタル画像70の画素値が変化することがあっても、当該変化の影響を受けることなく線81を抽出することができる。
また例えば、上述した実施形態において、デジタル画像70の画像回転角度δに基づく回転回数を左右それぞれに1回ずつとしたが、画像回転角度δをn倍(n=2、3・・・)しながらn回数だけ左右、或いは、一方向に回転してもよい。
また上述した実施形態では、線抽出方向を水平方向Kとしたが、これに限らず、クロスハッチ角度α、βに合わせてもよい。
また例えば、上述した実施形態では、本発明に係る表面検査装置9の検査対象として、エンジンのシリンダに切削加工したボアを例示したが、これに限らず、一方向に切削加工されたワークの表面の状態の検査、特に傷検出の検査に広く適用することができる。
1 ボア内面検査システム
3 ボア
3A 内側表面
7 センサヘッド
9 表面検査装置
23 受光センサ
31 回転駆動機構
33 進退機構
51 位置制御部
53 画像生成部
57 評価部(判定手段)
61 ワークメモリ
62 二値化処理部(二値化処理手段)
63 回転処理部
64 膨張・収縮処理部(結合手段)
65 線抽出処理部(線抽出手段)
66 合成処理部
70 デジタル画像
80 傷
81 線
82 クロスハッチ
K 水平方向(線抽出方向)
M 延在方向
γth 抽出限界角度

Claims (5)

  1. 機械加工が施されたワークの表面を撮影したデジタル画像を生成する画像生成手段と、
    前記デジタル画像から傷に相当する線を所定の線検出方向に沿って抽出する線抽出手段と、
    前記線抽出手段によって抽出された線に基づいて前記ワークの表面の状態を判定する判定手段と、を備え、
    前記線抽出手段は、前記線検出方向を固定しつつ、前記デジタル画像を所定角度ずつ1又は複数回に亘って回転し、回転前後のデジタル画像のそれぞれから前記線検出方向に沿った線を抽出し、
    前記判定手段は、前記回転前後の前記デジタル画像のそれぞれから抽出された線に基づいて前記ワークの表面の状態を判定する
    ことを特徴とする表面検査装置。
  2. 前記抽出手段は、前記線検出方向に沿って線を抽出したときに抽出可能な所定の太さの線のうち、前記線検出方向と成す角度が最大となる線の当該角度に基づいて前記デジタル画像を回転することを特徴とする請求項1に記載の表面検査装置。
  3. 前記デジタル画像を輝度値に基づいて二値化処理する二値化処理手段を備え、
    前記線抽出手段は、二値化処理後のデジタル画像を対象に前記線の抽出を行うことを特徴とする請求項1又は2に記載の表面検査装置。
  4. 前記デジタル画像に映った傷のうち、前記線検出方向において一定量離間した傷同士を結合する結合手段を備え、
    前記線抽出手段は、結合手段によって傷が結合されたデジタル画像を対象に前記線の抽出を行うことを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の表面検査装置。
  5. 機械加工が施されたワークの表面を撮影したデジタル画像から傷に相当する線を所定の線検出方向に沿って抽出する線抽出ステップと、
    前記線抽出ステップにおいて抽出された線に基づいて前記ワークの表面の状態を判定する判定ステップと、を備え、
    前記線抽出ステップにおいては、前記線検出方向を固定しつつ、前記デジタル画像を所定角度ずつ1又は複数回に亘って回転し、回転前後のデジタル画像のそれぞれから前記線検出方向に沿った線を抽出し、
    前記判定ステップにおいては、前記回転前後の前記デジタル画像のそれぞれから抽出された線に基づいて前記ワークの表面の状態を判定する
    ことを特徴とする表面検査方法。
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