JPWO2011058714A1 - ドライバ回路、レシーバ回路及びそれらを含む通信システムの制御方法 - Google Patents
ドライバ回路、レシーバ回路及びそれらを含む通信システムの制御方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JPWO2011058714A1 JPWO2011058714A1 JP2011540402A JP2011540402A JPWO2011058714A1 JP WO2011058714 A1 JPWO2011058714 A1 JP WO2011058714A1 JP 2011540402 A JP2011540402 A JP 2011540402A JP 2011540402 A JP2011540402 A JP 2011540402A JP WO2011058714 A1 JPWO2011058714 A1 JP WO2011058714A1
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- differential
- circuit
- differential signal
- driver
- signal line
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Images
Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04B—TRANSMISSION
- H04B1/00—Details of transmission systems, not covered by a single one of groups H04B3/00 - H04B13/00; Details of transmission systems not characterised by the medium used for transmission
- H04B1/06—Receivers
- H04B1/16—Circuits
- H04B1/1607—Supply circuits
- H04B1/1615—Switching on; Switching off, e.g. remotely
-
- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04L—TRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
- H04L25/00—Baseband systems
- H04L25/02—Details ; arrangements for supplying electrical power along data transmission lines
- H04L25/0264—Arrangements for coupling to transmission lines
- H04L25/0272—Arrangements for coupling to multiple lines, e.g. for differential transmission
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
- Signal Processing (AREA)
- Power Engineering (AREA)
- Dc Digital Transmission (AREA)
Abstract
Description
<概要>
本発明の実施形態1に係る通信システムの全体構成を図1に示す。
<詳細構成>
以下、ホスト装置100はパーソナルコンピュータ、ターゲット装置101は半導体メモリーカードとして図1の通信システムの詳細構成について説明する。また、以降の説明では、D0+、D0−、D1+及びD1−については、0、1を全て削除し、D+とD−というように表記する。
<ドライバ回路106詳細構成>
本実施形態1におけるドライバ回路106の詳細構成を図2に示す。
<レシーバ回路107詳細構成>
本実施形態1におけるレシーバ回路107の詳細構成を図4に示す。
<制御部108詳細構成>
また、制御部108の詳細構成を図5に示す。
<動作>
以降においては、本実施形態1に係る通信システムの動作について、図1から図5に示した本実施形態1の構成を参照しながら説明していく。図7には、本実施形態1に係るインターフェース回路の動作タイミングチャートを示す。ここで、図1に示した通信システムにおけるインターフェース回路は、ホスト装置100とターゲット装置101との間で対称的に接続された構成であるため、差動信号線対102を介して接続されたドライバ回路106aとレシーバ回路107bの動作についてのみ説明する。
<実施形態2>
上記の実施形態1においては、ドライバ回路106aは、データを送信しない期間の差動信号線対102の信号線それぞれの電位を0Vに保ったが、実施形態2では、データを送信しない期間の差動信号線対102の信号線それぞれの電位を差動信号のプラス側の電位VDPよりも高い、プルアップ電位VPUに保つこととした。プルアップ電位VPUは、ここでは1.2Vに設定することとする。
<構成>
本実施形態2における通信システムは、図1の通信システムのドライバ回路106aを、図8に示すドライバ回路500(後述)に、レシーバ回路107bを、図10に示すレシーバ回路600(後述)に置き換えたものとする。
<動作>
本実施形態2に係るインターフェース回路の動作タイミングチャートを図11に示す。
<補足>
以上、本発明に係るドライバ回路、レシーバ回路及びそれらを含む通信システムの制御方法について、実施形態1,2を例として説明したが、例示した通信システムを以下のように変形することも可能であり、本発明は上述の実施形態で示した通りの通信システムに限られないことは勿論である。
(1)上述の実施形態では、ドライバ回路は、パワーダウン状態から通常状態に遷移するときに差動Low固定信号、通常状態からパワーダウン状態に遷移するときには差動High固定信号を出力したが、ドライバ回路は、パワーダウン状態から通常状態に遷移するときに差動High固定信号、通常状態からパワーダウン状態に遷移するときには差動Low固定信号を出力することとしてもよい。実施形態2の場合に、レシーバ回路600はD−信号線の電位を検知することで、D+信号線を検知するよりも確実に差動信号線の電位が閾値電位V’THより低くなったことを検知でき、また、プルアップ電位VPUまで遷移するときも差動信号のプラス側の電位VDPから遷移を開始するため、D+信号線を検知するよりも早く閾値電位V’TH以上になったことを検知できる。
(2)ドライバ回路は、差動Low固定信号及び差動High固定信号を出力しないこととしてもよい。
(3)上述の実施形態では、差動ドライバはレギュレーターにより電圧駆動することとしたが、差動ドライバは、定電流源により電流駆動することとしてもよい。
(4)上述の実施形態では、ドライバ制御部202は、制御部108aが制御するドライバモード制御信号DMODEに応じてドライバイネーブル信号DEを制御していたが、制御部108aにドライバ制御部202を含み、そこから直接ドライバイネーブル信号DEを出力する構成としてもよい。
(5)上述の実施形態では、レシーバ制御部303は、振幅検知回路302からHighを受け取ると、レシーバイネーブル信号REをHighとし、振幅検知回路302からLowを受け取ると、レシーバイネーブル信号REをLowとしたが、安定したレシーバイネーブル信号REを出力するために、例えば、振幅検知回路302よりHighを所定数以上受け取ったら、レシーバイネーブル信号REをHighとし、Lowを所定数以上受け取ったら、レシーバイネーブル信号REをLowとするとしてもよい。これにより、本来切り換えるべきではない場合において、差動信号線の電位の遷移を検知したときに、差動レシーバの切り換えを防ぐことができる。
(6)上述の実施形態では、ターゲット装置101は半導体メモリーカードとしたが、ターゲット装置101は通信デバイス、ディスプレイ装置やカメラ装置等であってもよい。ターゲット装置101が通信デバイスであった場合には、バックエンド部109には、RF(Radio Frequency)トランシーバ、ベースバンド回路やMAC(Media Access Control)回路を含む通信モジュールを用いる。ターゲット装置101が、ディスプレイ装置やカメラ装置のように、ホスト装置100との間で単方向の高速伝送を行う場合は、インターフェース回路104には、ドライバ回路106かレシーバ回路107の一方をそれぞれ備えていればよい。また、ホスト装置100がターゲット装置101に対してクロックを送信する構成であってもよい。
(7)上述の実施形態では、符号化部403や復号化部407における符号化方式は、8b/10b方式を使用したが、64b/66b方式やその他の方式を採用してもよい。
(8)上述の実施形態1では、ドライバ回路106はプルダウン抵抗を用いず、差動ドライバ201がパワーダウン状態の差動信号線対を0Vに保ったが、ドライバ回路106が接地されたプルダウン抵抗を備え、プルダウン抵抗により差動信号線を0Vに保つとしてもよい。このときの、図2に示す差動ドライバ201の詳細構成は、図9に示す差動ドライバ501と同様のものであり、ドライバイネーブル信号DEがLowのときに、差動信号線対102はハイインピーダンス状態となり、その際プルダウン抵抗により差動信号線対102は双方とも0Vに保たれる。
(9)上述の実施形態1では、振幅検知回路302は、+端子をD−信号線と、−端子をD+信号線と接続し、+端子の入力電位から−端子の入力電位を減算して得られる電位差を差動振幅として検知したが、振幅検知回路は差動振幅の絶対値を検知することとしてもよい。このとき、振幅検知回路の構成は、振幅検知回路302と同様のコンパレータと、+端子をD+信号線と、−端子をD−信号線と接続し、+端子の入力電位から−端子の入力電位を減算して得られる電位差を差動振幅として検知するコンパレータとをOR接続したものとなる。
(10)上述の実施形態では、振幅検知回路302及びレベル検知回路602は、CMOSバッファのようなデジタル回路で実現されたものであることにしたが、振幅検知回路302及びレベル検知回路602は、アナログ回路のコンパレータを含むシュミットトリガ回路で実現されることとしてもよい。また、振幅検知回路302及びレベル検知回路602のディセーブル状態とは、電源供給を停止した状態としてもよい。
(11)上述の実施形態2では、プルアップ抵抗503は、ドライバ回路500側の差動信号線上に接続されていたが、ドライバ回路500側に限定されず、レシーバ回路600との間の差動信号線上に接続されていればよい。更に、プルアップ抵抗503は、外付けの抵抗器だけでなく、半導体チップ内のトランジスタで形成されたオンチップ抵抗であってもよく、その場合は、ドライバ回路500がパワーダウン状態のときのみプルアップ抵抗がプルアップ電位に接続される構成であってもよい。
(12)上述の各実施形態及び各変形例を、部分的に組み合わせてもよい。
(a)本発明の一実施形態に係るレシーバ回路(図4参照)は、対をなす差動信号線を介してドライバ回路と接続されるレシーバ回路であって、前記差動信号線を介して前記ドライバ回路から送られる所定の符号化伝送方式により符号化されたデータである差動信号を受信する差動レシーバ(差動レシーバ301)と、前記ドライバ回路による、前記符号化伝送方式により定まる差動信号線の電位固定の最長期間よりも長い期間中、前記差動信号線対の各線を各々別の特定電位に保つ第一固定差動信号の送出により、一定電位に保たれていた当該差動信号線の電位の状態が第一状態になったことを検知する検知回路(振幅検知回路302)と、前記検知回路が第一状態を検知したときに、前記差動レシーバをディセーブルからイネーブルへと切り換えるレシーバ制御手段(レシーバ制御部303)とを備える。
(b)前記検知回路は、前記ドライバ回路が、前記符号化伝送方式により定まる差動信号線の電位固定の最長期間よりも長い期間中、前記差動信号線対の各線を各々別の特定電位に保つものであって前記第一固定差動信号と異なる第二固定差動信号を送出したことにより、前記差動信号線の電位の状態が第二状態になったことを検知し、前記検知回路が第二状態を検知したときに、前記レシーバ制御手段は、前記差動レシーバをイネーブルからディセーブルにすることとしてもよい。
(c)前記検知回路は、前記差動信号線対の差動振幅の大きさを検知し、前記検知回路は、前記差動信号線対の差動振幅が所定の大きさに達したと判定することで、前記第一状態になったことを検知し、前記差動信号線対の差動振幅が0に近い大きさ以下になったと判定することとしてもよい。
(d)更に、前記第一固定差動信号を前記差動レシーバが受信したことに基づく信号を受け取ったときは、前記検知回路をディセーブルとし、前記第二固定差動信号を前記差動レシーバが受信したことに基づく信号を受け取ったときは、前記検知回路をイネーブルとする検知回路制御手段を備えることとしてもよい。
(e)前記検知回路は、前記差動信号線対の少なくとも一方の電位を検知し、前記検知回路は、前記ドライバ回路による第一固定差動信号の出力により、前記差動信号線の電位が、データ伝送時の差動信号の高い側の電位より高い電位であるプルアップ電位より低い電位になったと判定することで、前記第一状態になったことを検知し、前記ドライバ回路による第二固定差動信号の出力により、差動信号線の電位がプルアップ電位に近い電位になったと判定することで、前記第二状態になったことを検知することとしてもよい。
(f)本発明の一実施形態に係るドライバ回路は、対をなす差動信号線を介してレシーバ回路と接続されるドライバ回路であって、データを伝送しない間は、差動信号線対を一定電位に維持する状態維持回路と、データを伝送する際には、所定の符号化伝送方式により符号化されたデータを差動信号として前記差動信号線対を介して送出するのに先行して、当該符号化伝送方式により定まる差動信号線の電位固定の最長期間よりも長い期間中、前記差動信号線対の各線を各々別の特定電位に保つ第一固定差動信号を送出する差動ドライバとを備える。
(g)前記ドライバ回路は、更に、データを伝送しない間は、差動ドライバをディセーブルとし、データを伝送する際には、差動ドライバをイネーブルとするドライバ制御手段を備え、前記ドライバ制御手段が、前記差動ドライバをディセーブルする前に、前記差動ドライバは、前記符号化伝送方式により定まる差動信号線の電位固定の最長期間よりも長い期間中、前記差動信号線対の各線を各々別の特定電位に保ち、前記第一固定差動信号と異なる差動信号である第二固定差動信号を送出し、差動ドライバをディセーブルすることとしてもよい。
(h)前記状態維持回路は、前記差動ドライバ内の回路の一部であり、前記差動ドライバに、データを伝送していないときは、データ伝送時の差動信号の振幅範囲内の電位で、前記差動信号線対を一定電位に維持させることとしてもよい。
(i)前記状態維持回路は、前記差動ドライバに、データを伝送していないときは、前記差動信号線対を0Vに維持させることとしてもよい。
(j)前記状態維持回路は、データを伝送していないときに、前記差動信号線対をデータ伝送時の差動信号の高い側の電位より高い電位であるプルアップ電位に維持するプルアップ抵抗であることとしてもよい。
(k)本発明の一実施形態に係る通信システムは、対をなす差動信号線を介して接続されるドライバ回路とレシーバ回路とを備える通信システムであって、前記ドライバ回路は、データを伝送しない間は、差動信号線対を一定電位に維持する状態維持回路と、データを伝送する際には、所定の符号化伝送方式により符号化されたデータを差動信号として前記差動信号線対を介して送出するのに先行して、当該符号化伝送方式により定まる差動信号線の電位固定の最長期間よりも長い期間中、前記差動信号線対の各線を各々別の特定電位に保つ第一固定差動信号を送出する差動ドライバとを備え、前記レシーバ回路は、前記差動信号線を介して差動信号を受信する差動レシーバと、前記ドライバ回路による前記第一固定差動信号の送出により前記差動信号線の電位の状態が第一状態になったことを検知する検知回路と、前記検知回路が第一状態を検知したときに、前記差動レシーバをディセーブルからイネーブルへと切り換えるレシーバ制御手段とを備える。
101 ターゲット装置
102、103 差動信号線
104 インターフェース回路
105 データ処理部
106、500 ドライバ回路
107、600、700 レシーバ回路
108 制御部
109 バックエンド部
201、501 差動ドライバ
202、502 ドライバ制御部
301、601、701 差動レシーバ
302 振幅検知回路
303、603、703 レシーバ制御部
304 振幅検知回路制御部
401 データ変換部
402 リンクコントローラ
403 符号化部
404 パラレル/シリアル変換部
405 CDR回路
406 シリアル/パラレル変換部
407 復号化部
408 発信器
409 PLL回路
503 プルアップ抵抗
604 レベル検知回路制御部
図15は、特許文献1に係る従来の差動インターフェース回路の概略構成を示す図である。図15において、ドライバ回路900は、差動伝送を行う電流駆動型ドライバ901とシングルエンド伝送を行う電圧駆動型ドライバ902とを備える。また、レシーバ回路903は、電流・電圧変換回路904、コンパレータ905及び電力制御回路906を備え、ドライバ回路900と差動信号線D+とD−を介して接続されている。ドライバ回路900では、電圧駆動型ドライバ902がパワーダウン電位やウェイクアップ電位を出力し、レシーバ回路903に対してパワーダウン通知やウェイクアップ通知を行う。レシーバ回路903は、パワーダウン通知を受けると、電力制御回路906により電流・電圧変換回路904及びコンパレータ905の少なくとも一方に流れる電流が制限される。
本発明は、係る問題に鑑みてなされたものであり、パワーダウン時の省電力化を図ることができ、それでいて電圧駆動型ドライバを用いずにパワーダウン状態とそれ以外の通常状態との切り換えを行うドライバ回路、レシーバ回路及びそれらを含む通信システムの制御方法を提供することを目的とする。
<概要>
本発明の実施形態1に係る通信システムの全体構成を図1に示す。
実施形態1における通信システムは、ホスト装置100とターゲット装置101を含み、ホスト装置100とターゲット装置101とは、D0+信号線とD0+信号線に流れる信号とは逆位相の信号が流れるD0−信号線から構成される差動信号線対102と同様にD1+信号線とD1−信号線から構成される差動信号線対103とを介して接続されている。ホスト装置100のドライバ回路106aとターゲット装置101のレシーバ回路107bとは差動信号線対102を介して接続され、ドライバ回路106aは、データ送信時に、高い側(プラス側)の電位VDPの信号と低い側(マイナス側)の電位VDNの信号との差動信号を出力する。
<詳細構成>
以下、ホスト装置100はパーソナルコンピュータ、ターゲット装置101は半導体メモリーカードとして図1の通信システムの詳細構成について説明する。また、以降の説明では、D0+、D0−、D1+及びD1−については、0、1を全て削除し、D+とD−というように表記する。
データ処理部105は、通信における物理層及びデータリンク層に相当するインターフェース回路104aの上位層であり、ユーザの操作等によるリクエストに応じたデータの処理を行う機能を有する。また、ホスト装置100のレシーバ回路107aとターゲット装置101のドライバ回路106bとの間でデータの送受信を行う場合に、受信したデータを処理する機能も有する。
なお、以下の詳細構成の説明ではa、bの記号を全て削除し、106、107、108というように数字のみで表記する。
<ドライバ回路106詳細構成>
本実施形態1におけるドライバ回路106の詳細構成を図2に示す。
差動ドライバ201の詳細構成を図3に示す。
差動ドライバ201は、インバータ1001、Pチャネルトランジスタ1002、Pチャネルトランジスタ1003、Nチャネルトランジスタ1004、Nチャネルトランジスタ1005、レギュレーター1006、OR回路1007及びOR回路1008を備え、差動信号線を介して差動信号を送信する機能と、パワーダウン状態のときに、差動信号線を0Vに保つ機能とを有する。
プルダウンイネーブル信号PEは、ドライバイネーブル信号DE(後述)を反転したものであり、通常状態では、Lowである。また、入力信号Data_In、つまり送信データ列中の一つのビットは、入力信号Data_Inそのままの信号であるDIと、入力信号Data_Inがインバータ1001で反転された信号であるDI#の相補入力信号となる。入力信号Data_InがHighのとき、DIはHighとなり、Pチャネルトランジスタ1002はOFF、Nチャネルトランジスタ1004はONとなるので、D−信号線は接地され、0V(差動信号のマイナス側の電位VDN)の信号が出力される。このとき、DI#はLowとなり、Pチャネルトランジスタ1003はON、Nチャネルトランジスタ1005はOFFとなるので、D+信号線は電圧源として働くレギュレーター1006の出力電圧、ここでは0.4V(差動信号のプラス側の電位VDP)の信号が出力される。上述のD−信号線からは0Vの信号が出力され、D+信号線からは0.4Vの信号が出力される差動信号を差動High信号と呼ぶ。同様に、入力信号Data_InがLowのときは、D+信号線からは0Vの信号が出力され、D−信号線からは0.4Vの信号が出力され、この差動信号を差動Low信号と呼ぶ。また、パワーダウン状態では、ドライバイネーブル信号DEはLowとなるため、プルダウンイネーブル信号PEはHighとなる。このとき、入力信号Data_Inに関わらず、DI、DI#はいずれもHighとなる。このとき、Pチャネルトランジスタ1002とPチャネルトランジスタ1003とはいずれもOFFとなり、Nチャネルトランジスタ1004とNチャネルトランジスタ1005とはいずれもONとなるので、D+信号線とD−信号線とはいずれも接地され、0Vとなる。また、このとき、レギュレーター1006には電流が流れないため、差動ドライバ201は、電力の消費を抑制できる。
<レシーバ回路107詳細構成>
本実施形態1におけるレシーバ回路107の詳細構成を図4に示す。
差動レシーバ301は、トランジスタによる差動増幅器などで構成され、差動信号線を介して差動信号を受信する機能を有する。
また、図示していないが、差動信号線のインピーダンス整合を図るため、差動レシーバ301の前段には、D+信号線とD−信号線との間に100Ω程度の終端抵抗が接続されていることとする。
レシーバ制御部303は、差動レシーバ301のイネーブル状態とディセーブル状態とを制御する機能を有する。具体的には、振幅検知回路302からHighを受け取ると、つまり、振幅検知回路302が差動振幅の大きさが閾値VTH以上であると検知したら、レシーバ制御部303は、レシーバイネーブル信号REをHighとし、差動レシーバ301はイネーブル状態となる。振幅検知回路302からLowを受け取ると、つまり、振幅検知回路302が差動振幅の大きさが閾値VTHより小さいと検知したら、レシーバ制御部303は、レシーバイネーブル信号REをLowとし、差動レシーバ301はディセーブル状態となる。ここで、差動レシーバ301のイネーブル状態とは、差動信号を受信できる状態であり、差動レシーバ301内に定常的に電流が流れるため電力を消費する。差動レシーバ301のディセーブル状態とは、差動信号を受信できない状態であり、電流が流れないため、電力の消費を抑制できる。レシーバ回路107においては、差動レシーバ301がディセーブルされた状態をパワーダウン状態、差動レシーバ301がイネーブルされた状態を通常状態とする。
<制御部108詳細構成>
また、制御部108の詳細構成を図5に示す。
データ変換部401は更に、符号化部403、パラレル/シリアル変換部404、CDR(Clock Data Recovery)回路405、シリアル/パラレル変換部406及び復号化部407を含む。
リンクコントローラ402は、インターフェース回路全体の制御を行い、ドライバモード制御信号DMODEとレシーバモード制御信号RMODEとを制御する機能を有する。
リンクコントローラ402は、ホスト装置100において、送信対象データがないときは、ドライバモード制御信号DMODEを非稼動モードとし、送信対象データがあるときは、ドライバモード制御信号DMODEを稼動モードとする。
図6(b)に、レシーバモード制御信号RMODEの状態遷移図を示す。
発振器408は、装置内に存在し、リファレンスクロックを生成する機能を有する。
CDR回路405は、PLL回路409を含み、レシーバ回路107bで受信するシリアルデータに含まれているジッタ(時間軸方向の信号のずれ)を除去するため、データクロックとシリアルデータのエッジの位相合わせを行う機能を有する。レシーバ回路107bで受信するシリアルデータは、差動信号線や入出力端子を経てレシーバ回路107bで受信されるため、ジッタが含まれている。
<動作>
以降においては、本実施形態1に係る通信システムの動作について、図1から図5に示した本実施形態1の構成を参照しながら説明していく。図7には、本実施形態1に係るインターフェース回路の動作タイミングチャートを示す。ここで、図1に示した通信システムにおけるインターフェース回路は、ホスト装置100とターゲット装置101との間で対称的に接続された構成であるため、差動信号線対102を介して接続されたドライバ回路106aとレシーバ回路107bの動作についてのみ説明する。
時刻T1において、ホスト装置100に送信対象データが発生すると、制御部108aによりドライバモード制御信号DMODEが稼動モードに遷移する。ドライバモード制御信号DMODEが稼動モードに遷移すると、ドライバ制御部202がドライバイネーブル信号DEをHighとし、差動ドライバ201はイネーブル状態となる。差動ドライバ201は、差動Low固定信号を出力し、D−信号線は0.4V(差動信号のプラス側の電位VDP)付近に遷移する一方、D+信号線は0V(差動信号のマイナス側の電位VDN)付近のまま維持される。
時刻T3において、D−信号線が0.4Vに到達すると、差動レシーバ301は、差動Low固定信号を受信する。
時刻T7において、レシーバ回路107bが差動High固定信号を受信して、制御部108bまで差動High固定信号を受信したことが伝えられると、制御部108bによりレシーバモード制御信号RMODEは非稼動モードになる。レシーバモード制御信号RMODEが非稼動モードになると、振幅検知回路制御部304は、振幅検知回路302をイネーブル状態とする。
ここで、振幅検知回路302は、差動High固定信号、つまり時刻T6からT7まで連続して出力されるD+信号線の0.4Vの信号とD−信号線の0Vの信号とを検出することにより、振幅検知回路302は、速やかに安定した状態で閾値VTH未満を検知することとなる。
<実施形態2>
上記の実施形態1においては、ドライバ回路106aは、データを送信しない期間の差動信号線対102の信号線それぞれの電位を0Vに保ったが、実施形態2では、データを送信しない期間の差動信号線対102の信号線それぞれの電位を差動信号のプラス側の電位VDPよりも高い、プルアップ電位VPUに保つこととした。プルアップ電位VPUは、ここでは1.2Vに設定することとする。
<構成>
本実施形態2における通信システムは、図1の通信システムのドライバ回路106aを、図8に示すドライバ回路500(後述)に、レシーバ回路107bを、図10に示すレシーバ回路600(後述)に置き換えたものとする。
差動ドライバ501の詳細構成を図9に示す。
差動ドライバ501は、インバータ1101、Pチャネルトランジスタ1102、Pチャネルトランジスタ1103、Nチャネルトランジスタ1104、Nチャネルトランジスタ1105、レギュレーター1106及びトランジスタ1107を備え、差動信号線を介して差動信号を送信する機能を有する。インバータ1101からレギュレーター1106までは、差動ドライバ201のインバータ1001からレギュレーター1006までと同様である。
ドライバイネーブル信号DEがLowの場合は、トランジスタ1107がOFFとなり、差動信号線対102はハイインピーダンス状態になる。このとき、差動信号線対102の電位は1.2Vの電源に接続されたプルアップ抵抗503によりプルアップ電位VPUに維持される。また、このとき、レギュレーター1106には電流が流れないため、差動ドライバ501の電力の消費を抑制できる。
プルアップ抵抗503は、一端を差動信号線対102ともう一端を1.2Vの電源と接続され、差動信号線対102がハイインピーダンス状態のときに、差動信号線対102をプルアップ電位VPUに保つ機能を有する。なお、プルアップ抵抗503の抵抗値は、パワーダウン状態での消費電流を削減するため、数10kΩから100kΩ以上であることが望ましい。
レベル検知回路602は、CMOSバッファのようなデジタル回路で構成され、D+信号線の電位を検知する機能を有する。具体的には、D+信号線の電位が、プルアップ電位VPUと差動信号のプラス側の電位VDPとの間に設定されている閾値電位V’TH以上である場合に、差動信号線がプルアップ電位VPUであると検知し、D+信号線の電位が閾値電位V’THより低い場合に、差動信号線がプルアップ電位VPUでないと検知する。レベル検知回路602は、差動信号線を安定して検出するため、ヒステリシス特性を持たせることが望ましい。
<動作>
本実施形態2に係るインターフェース回路の動作タイミングチャートを図11に示す。
図11の時刻T1において、ホスト装置100に送信対象データが発生すると、制御部108aによりドライバモード制御信号DMODEが稼動モードに遷移する。ドライバモード制御信号DMODEが稼動モードに遷移すると、ドライバ制御部502がドライバイネーブル信号DEをHighとし、差動ドライバ501はイネーブル状態となる。差動ドライバ501はイネーブル状態になると、差動Low固定信号を出力する。
時刻T4において、ドライバ回路500は、送信対象データの送信に先駆けて同期シンボルの送信を開始する。また、レシーバ回路600が差動Low固定信号を受信すると、制御部108bによりレシーバモード制御信号RMODEは稼動モードとなり、ターゲット装置101は受信したデータを処理できる状態になる。その後、同期シンボルを受信し、シンボル同期が行われる。
時刻T6において、ドライバ回路500はパケットを送信し終えると、差動High固定信号の送信を開始する。レシーバ回路600は、差動High固定信号を受信する。
時刻T7において、ドライバ回路500が差動High固定信号を送信し終えると、制御部108aによりドライバモード制御信号DMODEは非稼動モードとなる。ドライバモード制御信号DMODEは非稼動モードとなると、ドライバ制御部502によりドライバイネーブル信号DEはLowとなり、差動ドライバ501はディセーブル状態となる。その後、D+信号線は、0.4V付近からプルアップ電位VPUである1.2V付近に遷移を開始する。一方、レシーバ回路600が差動High固定信号を受信して、制御部108bまで差動High固定信号を受信したことが伝えられると、制御部108bによりレシーバモード制御信号RMODEは非稼動モードとなり、ターゲット装置101はそれ以降受信するデータの処理は行わない。これにより、時刻T7から時刻T8までの不定な期間に受信したデータを誤って処理することを防ぐことができる。
これにより、電圧駆動型ドライバを用いない簡素化された構成で、ドライバ回路500はレシーバ回路600に対し、パワーダウン状態と通常状態との切り換えタイミングを通知することができる。
<補足>
以上、本発明に係るドライバ回路、レシーバ回路及びそれらを含む通信システムの制御方法について、実施形態1,2を例として説明したが、例示した通信システムを以下のように変形することも可能であり、本発明は上述の実施形態で示した通りの通信システムに限られないことは勿論である。
(1)上述の実施形態では、ドライバ回路は、パワーダウン状態から通常状態に遷移するときに差動Low固定信号、通常状態からパワーダウン状態に遷移するときには差動High固定信号を出力したが、ドライバ回路は、パワーダウン状態から通常状態に遷移するときに差動High固定信号、通常状態からパワーダウン状態に遷移するときには差動Low固定信号を出力することとしてもよい。実施形態2の場合に、レシーバ回路600はD−信号線の電位を検知することで、D+信号線を検知するよりも確実に差動信号線の電位が閾値電位V’THより低くなったことを検知でき、また、プルアップ電位VPUまで遷移するときも差動信号のプラス側の電位VDPから遷移を開始するため、D+信号線を検知するよりも早く閾値電位V’TH以上になったことを検知できる。
(2)ドライバ回路は、差動Low固定信号及び差動High固定信号を出力しないこととしてもよい。
このときの通信システムの構成は、実施形態2の通信システムのレシーバ回路600を図13に示すレシーバ回路700に置き換えたものとし、プルアップ抵抗503は3.3Vの電源電圧に接続されることとして以下説明を行う。
時刻T5において、ドライバ回路500がパケットの送信を終了すると、制御部108aによりドライバモード制御信号DMODEは非稼動モードとなる。ドライバモード制御信号DMODEが非稼動モードとなると、ドライバ制御部502によりドライバイネーブル信号DEがLowになり、差動ドライバ501がディセーブル状態となる。その後、差動信号線対102はプルアップ電位VPUに遷移を開始する。
このとき、レベル検知回路702は、両方の差動信号線を検知し、各検知結果を論理和、論理積等したものを最終的な検知結果としてもよい。
(3)上述の実施形態では、差動ドライバはレギュレーターにより電圧駆動することとしたが、差動ドライバは、定電流源により電流駆動することとしてもよい。
(4)上述の実施形態では、ドライバ制御部202は、制御部108aが制御するドライバモード制御信号DMODEに応じてドライバイネーブル信号DEを制御していたが、制御部108aにドライバ制御部202を含み、そこから直接ドライバイネーブル信号DEを出力する構成としてもよい。
(5)上述の実施形態では、レシーバ制御部303は、振幅検知回路302からHighを受け取ると、レシーバイネーブル信号REをHighとし、振幅検知回路302からLowを受け取ると、レシーバイネーブル信号REをLowとしたが、安定したレシーバイネーブル信号REを出力するために、例えば、振幅検知回路302よりHighを所定数以上受け取ったら、レシーバイネーブル信号REをHighとし、Lowを所定数以上受け取ったら、レシーバイネーブル信号REをLowとするとしてもよい。これにより、本来切り換えるべきではない場合において、差動信号線の電位の遷移を検知したときに、差動レシーバの切り換えを防ぐことができる。
(6)上述の実施形態では、ターゲット装置101は半導体メモリーカードとしたが、ターゲット装置101は通信デバイス、ディスプレイ装置やカメラ装置等であってもよい。ターゲット装置101が通信デバイスであった場合には、バックエンド部109には、RF(Radio Frequency)トランシーバ、ベースバンド回路やMAC(Media Access Control)回路を含む通信モジュールを用いる。ターゲット装置101が、ディスプレイ装置やカメラ装置のように、ホスト装置100との間で単方向の高速伝送を行う場合は、インターフェース回路104には、ドライバ回路106かレシーバ回路107の一方をそれぞれ備えていればよい。また、ホスト装置100がターゲット装置101に対してクロックを送信する構成であってもよい。
(7)上述の実施形態では、符号化部403や復号化部407における符号化方式は、8b/10b方式を使用したが、64b/66b方式やその他の方式を採用してもよい。
(8)上述の実施形態1では、ドライバ回路106はプルダウン抵抗を用いず、差動ドライバ201がパワーダウン状態の差動信号線対を0Vに保ったが、ドライバ回路106が接地されたプルダウン抵抗を備え、プルダウン抵抗により差動信号線を0Vに保つとしてもよい。このときの、図2に示す差動ドライバ201の詳細構成は、図9に示す差動ドライバ501と同様のものであり、ドライバイネーブル信号DEがLowのときに、差動信号線対102はハイインピーダンス状態となり、その際プルダウン抵抗により差動信号線対102は双方とも0Vに保たれる。
(9)上述の実施形態1では、振幅検知回路302は、+端子をD−信号線と、−端子をD+信号線と接続し、+端子の入力電位から−端子の入力電位を減算して得られる電位差を差動振幅として検知したが、振幅検知回路は差動振幅の絶対値を検知することとしてもよい。このとき、振幅検知回路の構成は、振幅検知回路302と同様のコンパレータと、+端子をD+信号線と、−端子をD−信号線と接続し、+端子の入力電位から−端子の入力電位を減算して得られる電位差を差動振幅として検知するコンパレータとをOR接続したものとなる。
(10)上述の実施形態では、振幅検知回路302及びレベル検知回路602は、CMOSバッファのようなデジタル回路で実現されたものであることにしたが、振幅検知回路302及びレベル検知回路602は、アナログ回路のコンパレータを含むシュミットトリガ回路で実現されることとしてもよい。また、振幅検知回路302及びレベル検知回路602のディセーブル状態とは、電源供給を停止した状態としてもよい。
(11)上述の実施形態2では、プルアップ抵抗503は、ドライバ回路500側の差動信号線上に接続されていたが、ドライバ回路500側に限定されず、レシーバ回路600との間の差動信号線上に接続されていればよい。更に、プルアップ抵抗503は、外付けの抵抗器だけでなく、半導体チップ内のトランジスタで形成されたオンチップ抵抗であってもよく、その場合は、ドライバ回路500がパワーダウン状態のときのみプルアップ抵抗がプルアップ電位に接続される構成であってもよい。
(12)上述の各実施形態及び各変形例を、部分的に組み合わせてもよい。
(a)本発明の一実施形態に係るレシーバ回路(図4参照)は、対をなす差動信号線を介してドライバ回路と接続されるレシーバ回路であって、前記差動信号線を介して前記ドライバ回路から送られる所定の符号化伝送方式により符号化されたデータである差動信号を受信する差動レシーバ(差動レシーバ301)と、前記ドライバ回路による、前記符号化伝送方式により定まる差動信号線の電位固定の最長期間よりも長い期間中、前記差動信号線対の各線を各々別の特定電位に保つ第一固定差動信号の送出により、一定電位に保たれていた当該差動信号線の電位の状態が第一状態になったことを検知する検知回路(振幅検知回路302)と、前記検知回路が第一状態を検知したときに、前記差動レシーバをディセーブルからイネーブルへと切り換えるレシーバ制御手段(レシーバ制御部303)とを備える。
(b)前記検知回路は、前記ドライバ回路が、前記符号化伝送方式により定まる差動信号線の電位固定の最長期間よりも長い期間中、前記差動信号線対の各線を各々別の特定電位に保つものであって前記第一固定差動信号と異なる第二固定差動信号を送出したことにより、前記差動信号線の電位の状態が第二状態になったことを検知し、前記検知回路が第二状態を検知したときに、前記レシーバ制御手段は、前記差動レシーバをイネーブルからディセーブルにすることとしてもよい。
これにより、レシーバ回路は、ドライバ回路による第二固定差動信号の出力により、差動信号線の電位の状態が第二状態に遷移したことを検知し、通常状態からパワーダウン状態への切り換えを行うことができるため、簡素化されたドライバ回路によりレシーバ回路の通常状態からパワーダウン状態への切り換えタイミングを通知することができる。
(c)前記検知回路は、前記差動信号線対の差動振幅の大きさを検知し、前記検知回路は、前記差動信号線対の差動振幅が所定の大きさに達したと判定することで、前記第一状態になったことを検知し、前記差動信号線対の差動振幅が0に近い大きさ以下になったと判定することとしてもよい。
これにより、検知回路は、差動信号線対の振幅の大きさを検知するため、レシーバ回路は、検知回路が振幅の大きさが所定の大きさ、例えば、閾値VTH以上になり第一状態になったことを検知した場合は、パワーダウン状態から通常状態へと遷移し、検知回路が閾値VTHより小さくなり第二状態になったことを検知した場合は、レシーバ回路は通常状態からパワーダウン状態へと遷移することができる。
(d)更に、前記第一固定差動信号を前記差動レシーバが受信したことに基づく信号を受け取ったときは、前記検知回路をディセーブルとし、前記第二固定差動信号を前記差動レシーバが受信したことに基づく信号を受け取ったときは、前記検知回路をイネーブルとする検知回路制御手段を備えることとしてもよい。
(e)前記検知回路は、前記差動信号線対の少なくとも一方の電位を検知し、前記検知回路は、前記ドライバ回路による第一固定差動信号の出力により、前記差動信号線の電位が、データ伝送時の差動信号の高い側の電位より高い電位であるプルアップ電位より低い電位になったと判定することで、前記第一状態になったことを検知し、前記ドライバ回路による第二固定差動信号の出力により、差動信号線の電位がプルアップ電位に近い電位になったと判定することで、前記第二状態になったことを検知することとしてもよい。
これにより、検知回路は、差動信号線の少なくとも一方の電位を検知するため、レシーバ回路は、検知回路が、ドライバ回路による第一固定差動信号の出力により、差動信号線の電位が、データ伝送時の差動信号のプラス側の電位より高い電位であるプルアップ電位より低い電位になったと判定することで、第一状態になったことを検知した場合は、パワーダウン状態から通常状態へと遷移し、検知回路が、ドライバ回路による第二固定差動信号の出力により、差動信号線の電位がプルアップ電位に近い電位になったと判定することで、第二状態になったことを検知した場合は、通常状態からパワーダウン状態へと遷移することができる。
(f)本発明の一実施形態に係るドライバ回路は、対をなす差動信号線を介してレシーバ回路と接続されるドライバ回路であって、データを伝送しない間は、差動信号線対を一定電位に維持する状態維持回路と、データを伝送する際には、所定の符号化伝送方式により符号化されたデータを差動信号として前記差動信号線対を介して送出するのに先行して、当該符号化伝送方式により定まる差動信号線の電位固定の最長期間よりも長い期間中、前記差動信号線対の各線を各々別の特定電位に保つ第一固定差動信号を送出する差動ドライバとを備える。
(g)前記ドライバ回路は、更に、データを伝送しない間は、差動ドライバをディセーブルとし、データを伝送する際には、差動ドライバをイネーブルとするドライバ制御手段を備え、前記ドライバ制御手段が、前記差動ドライバをディセーブルする前に、前記差動ドライバは、前記符号化伝送方式により定まる差動信号線の電位固定の最長期間よりも長い期間中、前記差動信号線対の各線を各々別の特定電位に保ち、前記第一固定差動信号と異なる差動信号である第二固定差動信号を送出し、差動ドライバをディセーブルすることとしてもよい。
(h)前記状態維持回路は、前記差動ドライバ内の回路の一部であり、前記差動ドライバに、データを伝送していないときは、データ伝送時の差動信号の振幅範囲内の電位で、前記差動信号線対を一定電位に維持させることとしてもよい。
(i)前記状態維持回路は、前記差動ドライバに、データを伝送していないときは、前記差動信号線対を0Vに維持させることとしてもよい。
これにより、ドライバ回路は、データを送信しないときには、差動ドライバ内の回路の一部である状態維持回路が、差動ドライバに差動信号線対を0Vに維持させ、差動振幅を0とし、データを送信するときには、差動ドライバが差動信号を出力することで差動振幅を発生させるため、レシーバ回路に通常状態とパワーダウン状態との切り換えタイミングを通知することができる。
(j)前記状態維持回路は、データを伝送していないときに、前記差動信号線対をデータ伝送時の差動信号の高い側の電位より高い電位であるプルアップ電位に維持するプルアップ抵抗であることとしてもよい。
(k)本発明の一実施形態に係る通信システムは、対をなす差動信号線を介して接続されるドライバ回路とレシーバ回路とを備える通信システムであって、前記ドライバ回路は、データを伝送しない間は、差動信号線対を一定電位に維持する状態維持回路と、データを伝送する際には、所定の符号化伝送方式により符号化されたデータを差動信号として前記差動信号線対を介して送出するのに先行して、当該符号化伝送方式により定まる差動信号線の電位固定の最長期間よりも長い期間中、前記差動信号線対の各線を各々別の特定電位に保つ第一固定差動信号を送出する差動ドライバとを備え、前記レシーバ回路は、前記差動信号線を介して差動信号を受信する差動レシーバと、前記ドライバ回路による前記第一固定差動信号の送出により前記差動信号線の電位の状態が第一状態になったことを検知する検知回路と、前記検知回路が第一状態を検知したときに、前記差動レシーバをディセーブルからイネーブルへと切り換えるレシーバ制御手段とを備える。
101 ターゲット装置
102、103 差動信号線
104 インターフェース回路
105 データ処理部
106、500 ドライバ回路
107、600、700 レシーバ回路
108 制御部
109 バックエンド部
201、501 差動ドライバ
202、502 ドライバ制御部
301、601、701 差動レシーバ
302 振幅検知回路
303、603、703 レシーバ制御部
304 振幅検知回路制御部
401 データ変換部
402 リンクコントローラ
403 符号化部
404 パラレル/シリアル変換部
405 CDR回路
406 シリアル/パラレル変換部
407 復号化部
408 発信器
409 PLL回路
503 プルアップ抵抗
604 レベル検知回路制御部
Claims (12)
- 対をなす差動信号線を介してドライバ回路と接続されるレシーバ回路であって、
前記差動信号線を介して前記ドライバ回路から送られる所定の符号化伝送方式により符号化されたデータである差動信号を受信する差動レシーバと、
前記ドライバ回路による、前記符号化伝送方式により定まる差動信号線の電位固定の最長期間よりも長い期間中、前記差動信号線対の各線を各々別の特定電位に保つ第一固定差動信号の送出により、一定電位に保たれていた当該差動信号線の電位の状態が第一状態になったことを検知する検知回路と、
前記検知回路が第一状態を検知したときに、前記差動レシーバをディセーブルからイネーブルへと切り換えるレシーバ制御手段とを備えることを特徴とするレシーバ回路。 - 前記検知回路は、前記ドライバ回路が、前記符号化伝送方式により定まる差動信号線の電位固定の最長期間よりも長い期間中、前記差動信号線対の各線を各々別の特定電位に保つものであって前記第一固定差動信号と異なる第二固定差動信号を送出したことにより、前記差動信号線の電位の状態が第二状態になったことを検知し、
前記検知回路が第二状態を検知したときに、前記レシーバ制御手段は、前記差動レシーバをイネーブルからディセーブルにすることを特徴とする請求項1に記載のレシーバ回路。 - 前記検知回路は、前記差動信号線対の差動振幅の大きさを検知し、
前記検知回路は、前記差動信号線対の差動振幅が所定の大きさに達したと判定することで、前記第一状態になったことを検知し、前記差動信号線対の差動振幅が0に近い大きさ以下になったと判定することで、前記第二状態になったことを検知することを特徴とする請求項2に記載のレシーバ回路。 - 更に、前記第一固定差動信号を前記差動レシーバが受信したことに基づく信号を受け取ったときは、前記検知回路をディセーブルとし、前記第二固定差動信号を前記差動レシーバが受信したことに基づく信号を受け取ったときは、前記検知回路をイネーブルとする検知回路制御手段を備えることを特徴とする請求項3に記載のレシーバ回路。
- 前記検知回路は、前記差動信号線対の少なくとも一方の電位を検知し、
前記検知回路は、前記ドライバ回路による第一固定差動信号の出力により、前記差動信号線の電位が、データ伝送時の差動信号の高い側の電位より高い電位であるプルアップ電位より低い電位になったと判定することで、前記第一状態になったことを検知し、前記ドライバ回路による第二固定差動信号の出力により、差動信号線の電位がプルアップ電位に近い電位になったと判定することで、前記第二状態になったことを検知することを特徴とする請求項2に記載のレシーバ回路。 - 対をなす差動信号線を介してレシーバ回路と接続されるドライバ回路であって、
データを伝送しない間は、差動信号線対を一定電位に維持する状態維持回路と、
データを伝送する際には、所定の符号化伝送方式により符号化されたデータを差動信号として前記差動信号線対を介して送出するのに先行して、当該符号化伝送方式により定まる差動信号線の電位固定の最長期間よりも長い期間中、前記差動信号線対の各線を各々別の特定電位に保つ第一固定差動信号を送出する差動ドライバとを備えることを特徴とするドライバ回路。 - 前記ドライバ回路は、更に、データを伝送しない間は、差動ドライバをディセーブルとし、データを伝送する際には、差動ドライバをイネーブルとするドライバ制御手段を備え、
前記ドライバ制御手段が、前記差動ドライバをディセーブルする前に、
前記差動ドライバは、前記符号化伝送方式により定まる差動信号線の電位固定の最長期間よりも長い期間中、前記差動信号線対の各線を各々別の特定電位に保ち、前記第一固定差動信号と異なる差動信号である第二固定差動信号を送出し、差動ドライバをディセーブルすることを特徴とする請求項6に記載のドライバ回路。 - 前記状態維持回路は、前記差動ドライバ内の回路の一部であり、前記差動ドライバに、データを伝送していないときは、データ伝送時の差動信号の振幅範囲内の電位で、前記差動信号線対を一定電位に維持させることを特徴とする請求項7に記載のドライバ回路。
- 前記状態維持回路は、前記差動ドライバに、データを伝送していないときは、前記差動信号線対を0Vに維持させることを特徴とする請求項8に記載のドライバ回路。
- 前記状態維持回路は、データを伝送していないときに、前記差動信号線対をデータ伝送時の差動信号の高い側の電位より高い電位であるプルアップ電位に維持するプルアップ抵抗であることを特徴とする請求項7に記載のドライバ回路。
- 対をなす差動信号線を介して接続されるドライバ回路とレシーバ回路とを備える通信システムであって、
前記ドライバ回路は、
データを伝送しない間は、差動信号線対を一定電位に維持する状態維持回路と、
データを伝送する際には、所定の符号化伝送方式により符号化されたデータを差動信号として前記差動信号線対を介して送出するのに先行して、当該符号化伝送方式により定まる差動信号線の電位固定の最長期間よりも長い期間中、前記差動信号線対の各線を各々別の特定電位に保つ第一固定差動信号を送出する差動ドライバとを備え、
前記レシーバ回路は、
前記差動信号線を介して差動信号を受信する差動レシーバと、
前記ドライバ回路による前記第一固定差動信号の送出により前記差動信号線の電位の状態が第一状態になったことを検知する検知回路と、
前記検知回路が第一状態を検知したときに、前記差動レシーバをディセーブルからイネーブルへと切り換えるレシーバ制御手段とを備えることを特徴とする通信システム。 - 対をなす差動信号線を介して接続されるドライバ回路とレシーバ回路とを備える通信システムにおける制御方法であって、
データを伝送しない間は、前記ドライバ回路が、差動信号線対を一定電位に維持する状態維持ステップと、
データを伝送する際には、前記ドライバ回路が、所定の符号化伝送方式により符号化されたデータを差動信号として前記差動信号線対を介して送出するのに先行して、当該符号化伝送方式により定まる差動信号線の電位固定の最長期間よりも長い期間中、前記差動信号線対の各線を各々別の特定電位に保つ第一固定差動信号を送出する送出ステップと、
前記レシーバ回路が、前記差動信号線を介して差動信号を受信する受信ステップと、
前記レシーバ回路が、前記第一固定差動信号の送出により一定電位に保たれていた前記差動信号線の電位の状態が第一状態になったことを検知する検知ステップと、
前記レシーバ回路が、前記検知ステップが第一状態を検知したときに、前記受信ステップを行う差動レシーバをディセーブルからイネーブルへと切り換えるレシーバ制御ステップとを含むことを特徴とする制御方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2011540402A JP5645272B2 (ja) | 2009-11-13 | 2010-11-01 | ドライバ回路、レシーバ回路及びそれらを含む通信システムの制御方法 |
Applications Claiming Priority (6)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009259618 | 2009-11-13 | ||
JP2009259618 | 2009-11-13 | ||
JP2009264506 | 2009-11-20 | ||
JP2009264506 | 2009-11-20 | ||
JP2011540402A JP5645272B2 (ja) | 2009-11-13 | 2010-11-01 | ドライバ回路、レシーバ回路及びそれらを含む通信システムの制御方法 |
PCT/JP2010/006430 WO2011058714A1 (ja) | 2009-11-13 | 2010-11-01 | ドライバ回路、レシーバ回路及びそれらを含む通信システムの制御方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPWO2011058714A1 true JPWO2011058714A1 (ja) | 2013-03-28 |
JP5645272B2 JP5645272B2 (ja) | 2014-12-24 |
Family
ID=43991388
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2011540402A Active JP5645272B2 (ja) | 2009-11-13 | 2010-11-01 | ドライバ回路、レシーバ回路及びそれらを含む通信システムの制御方法 |
Country Status (5)
Country | Link |
---|---|
US (2) | US8548070B2 (ja) |
EP (1) | EP2501088B1 (ja) |
JP (1) | JP5645272B2 (ja) |
CN (1) | CN102292950B (ja) |
WO (1) | WO2011058714A1 (ja) |
Families Citing this family (15)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4956143B2 (ja) * | 2006-11-02 | 2012-06-20 | 株式会社東芝 | 半導体メモリカード、ホスト装置、及びデータ転送方法 |
EP2501088B1 (en) * | 2009-11-13 | 2019-07-17 | Panasonic Intellectual Property Management Co., Ltd. | Driver circuit, receiver circuit, and method for controlling communication system including those circuits |
CN102282815B (zh) * | 2009-11-13 | 2014-11-19 | 松下电器产业株式会社 | 接口电路以及接口系统 |
JP5677206B2 (ja) * | 2011-06-13 | 2015-02-25 | ルネサスエレクトロニクス株式会社 | データ受信装置、半導体集積回路、およびデータ受信装置の制御方法 |
MY169838A (en) * | 2011-12-28 | 2019-05-16 | Intel Corp | Power management for data ports |
JP5860772B2 (ja) * | 2012-06-27 | 2016-02-16 | ルネサスエレクトロニクス株式会社 | 通信回路及び半導体装置 |
US9691120B2 (en) * | 2012-09-04 | 2017-06-27 | Sharp Kabushiki Kaisha | Interface circuit and display device |
TWI468066B (zh) * | 2012-10-02 | 2015-01-01 | Mstar Semiconductor Inc | 行動業界處理器介面之實體層接收器 |
US9024665B2 (en) * | 2013-03-13 | 2015-05-05 | Intel Corporation | Transmitter with voltage and current mode drivers |
US9374004B2 (en) * | 2013-06-28 | 2016-06-21 | Intel Corporation | I/O driver transmit swing control |
JP6163930B2 (ja) * | 2013-07-18 | 2017-07-19 | 船井電機株式会社 | 信号伝送装置及び信号伝送方法 |
TWI705666B (zh) * | 2015-06-15 | 2020-09-21 | 日商新力股份有限公司 | 傳送裝置、接收裝置、通信系統 |
JP6470156B2 (ja) * | 2015-09-24 | 2019-02-13 | 株式会社Soken | 通信ノード |
JP6790435B2 (ja) | 2016-04-20 | 2020-11-25 | ソニー株式会社 | 受信装置、送信装置、および通信システム、ならびに、信号受信方法、信号送信方法、および通信方法 |
JP6460049B2 (ja) * | 2016-05-31 | 2019-01-30 | 株式会社デンソー | リンギング抑制回路 |
Family Cites Families (17)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US3828204A (en) * | 1973-04-16 | 1974-08-06 | Hughes Aircraft Co | Sensitive pulse threshold detector |
JPS59125144A (ja) * | 1982-12-30 | 1984-07-19 | ソニー株式会社 | デイジタル信号伝送方法 |
JPH0846648A (ja) | 1994-07-29 | 1996-02-16 | Okuma Mach Works Ltd | 通信装置 |
US6160851A (en) * | 1998-02-26 | 2000-12-12 | National Semiconductor Corporation | Line driver calibration circuit |
US6278740B1 (en) * | 1998-11-19 | 2001-08-21 | Gates Technology | Multi-bit (2i+2)-wire differential coding of digital signals using differential comparators and majority logic |
WO2002030076A1 (fr) * | 2000-10-05 | 2002-04-11 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Emetteur de donnees numeriques |
JP4517502B2 (ja) | 2000-12-12 | 2010-08-04 | ソニー株式会社 | Icカード、icカードシステムおよびデータ処理装置 |
US7177418B2 (en) * | 2002-07-22 | 2007-02-13 | Texas Instruments Incorporated | Power efficient ADSL central office downstream class G power switch |
WO2004100118A1 (ja) * | 2003-05-07 | 2004-11-18 | Toshiba Matsushita Display Technology Co., Ltd. | El表示装置およびその駆動方法 |
JP3891185B2 (ja) * | 2003-09-05 | 2007-03-14 | セイコーエプソン株式会社 | レシーバ回路、インターフェース回路、及び電子機器 |
JP3807406B2 (ja) * | 2003-09-05 | 2006-08-09 | セイコーエプソン株式会社 | データ転送制御装置及び電子機器 |
JP3807407B2 (ja) * | 2003-09-05 | 2006-08-09 | セイコーエプソン株式会社 | トランスミッタ回路、レシーバ回路、インターフェース回路、及び電子機器 |
EP1680904A1 (en) * | 2003-10-15 | 2006-07-19 | QUALCOMM Incorporated | High data rate interface |
US7817727B2 (en) * | 2006-03-28 | 2010-10-19 | GlobalFoundries, Inc. | Hybrid output driver for high-speed communications interfaces |
JP2008005114A (ja) * | 2006-06-21 | 2008-01-10 | Seiko Epson Corp | 受信装置および送受信システム |
US7898295B1 (en) * | 2009-03-19 | 2011-03-01 | Pmc-Sierra, Inc. | Hot-pluggable differential signaling driver |
EP2501088B1 (en) * | 2009-11-13 | 2019-07-17 | Panasonic Intellectual Property Management Co., Ltd. | Driver circuit, receiver circuit, and method for controlling communication system including those circuits |
-
2010
- 2010-11-01 EP EP10829682.3A patent/EP2501088B1/en active Active
- 2010-11-01 CN CN201080004938.0A patent/CN102292950B/zh not_active Expired - Fee Related
- 2010-11-01 WO PCT/JP2010/006430 patent/WO2011058714A1/ja active Application Filing
- 2010-11-01 US US13/143,233 patent/US8548070B2/en active Active
- 2010-11-01 JP JP2011540402A patent/JP5645272B2/ja active Active
-
2013
- 2013-08-20 US US13/971,058 patent/US8774319B2/en not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
EP2501088A1 (en) | 2012-09-19 |
US8548070B2 (en) | 2013-10-01 |
US20110268198A1 (en) | 2011-11-03 |
US20130336428A1 (en) | 2013-12-19 |
JP5645272B2 (ja) | 2014-12-24 |
CN102292950B (zh) | 2014-12-03 |
EP2501088A4 (en) | 2017-02-15 |
CN102292950A (zh) | 2011-12-21 |
US8774319B2 (en) | 2014-07-08 |
EP2501088B1 (en) | 2019-07-17 |
WO2011058714A1 (ja) | 2011-05-19 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5645272B2 (ja) | ドライバ回路、レシーバ回路及びそれらを含む通信システムの制御方法 | |
US7953162B2 (en) | Use of differential pair as single-ended data paths to transport low speed data | |
US7249271B2 (en) | Data transfer control device and electronic instrument | |
US9148198B1 (en) | Programmable pre-emphasis circuit for MIPI C-PHY | |
US8284848B2 (en) | Differential data transferring system and method using three level voltages | |
KR100685664B1 (ko) | 호스트 및 클라이언트로 구성된 데이터 통신 시스템 및데이터 통신 시스템의 작동 방법 | |
WO2005025163A1 (ja) | トランスミッタ回路、レシーバ回路、インターフェース回路、及び電子機器 | |
US20080079466A1 (en) | Differential current driver and data transmission method | |
JP2017516353A (ja) | 集積回路間(i2c)バス上でインバンドで追加情報を送信するための方法 | |
US20060198482A1 (en) | Method and apparatus for maintaining a clock/data recovery circuit frequency during transmitter low power mode | |
US11483184B2 (en) | Multi pulse amplitude modulation signaling decision feedback equalizer having power differentiating modes and tap-weight re-configuration | |
US8432981B1 (en) | High frequency and idle communication signal state detection | |
US7535257B2 (en) | Receiver circuit, interface circuit, and electronic instrument | |
JP2019511868A (ja) | 3送信機多相システムに関するインテリジェント等化 | |
US8391420B1 (en) | Low frequency communication signal state detection | |
US8212589B2 (en) | Circuit, apparatus, and method for signal transfer | |
US11874788B1 (en) | Transmitter architecture for high speed memory interfaces |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20130315 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20130708 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20131210 |
|
RD02 | Notification of acceptance of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422 Effective date: 20140606 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20140722 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20140807 |
|
A911 | Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911 Effective date: 20140919 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20141007 |
|
A711 | Notification of change in applicant |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711 Effective date: 20141009 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20141030 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 5645272 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |