JPWO2011052561A1 - 電動歯ブラシ - Google Patents

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Abstract

ブラシ体(2)の剛毛束(12)が基体(11)に植設された方向に往復運動する電動歯ブラシでは、毛先が歯茎や歯周ポケットを突き刺す方向に往復運動するため、却って歯茎等を傷めるおそれがあった。本発明の電動歯ブラシ(1)は、剛毛束(12)が基体(11)に植設されたブラシ体(2)と、前記ブラシ体を前記剛毛束が植設された方向に往復運動させる縦往復運動部(3)と、前記ブラシ体が往復運動する中心点が移動した際には、その移動距離に応じて前記移動と反対側にブラシ体に圧力を加える圧力部(4)を有するので、毛先に生じる衝撃を吸収し、一方で毛先に圧力を加えられるので、歯茎等を傷めることなく十分な口腔内掃除が可能である。

Description

本発明は電動歯ブラシに関するものであり、特に歯ブラシに植設された剛毛束を、植設された方向に往復運動させる電動歯ブラシに関するものである。
歯磨きの方法については、いくつかの方法が従来から提唱されている。歯を噛み合わせて歯ブラシを横に動かす水平法は、簡便な方法であり、歯の表面の歯垢を除去することができる。しかし、歯と歯の間(以後「歯間」と呼ぶ。)には、歯ブラシの毛先が届きにくく掃除しにくい。同じく歯を噛み合わせた状態で歯ブラシの毛先を円を描くように動かすフォーンズ法も同じような課題を有する。つまり、歯を磨く方法としては、歯間をどのようにして掃除するかが1つの課題である。
また、近年歯周病の予防として、歯と歯茎の間(以後「歯周ポケット」と呼ぶ。)にたまる歯垢を除去することが効果的であるといわれている。これに伴って、歯ブラシを歯茎から歯の先、歯の先から歯茎側へ動かすローリング法が提唱された。この方法は歯の表面の歯垢および歯茎のマッサージ等の効果があるとされる。
これをより進めた方法として歯ブラシの毛先をほとんど動かさずに往復運動を与えるバス法が提唱されている。
一方、歯間と歯周ポケットを掃除する効果的な方法としては、つまようじ法がある。つまようじ法は、毛先を歯間や歯周ポケットに入れ、歯垢を除去するとともに、歯茎のマッサージも出来る方法である。しかし、毛先を歯間や歯周ポケットに入れるのは、容易ではなく、強く差し込み過ぎると却って歯茎を傷めるなどの問題があった。また、毛先を歯の表面に対して垂直方向から動かすため、歯の表面の歯垢は落としにくいという問題もあった。
電動歯ブラシは、微小な運動を行うことができるので、ローリング法、バス法を混在させたような歯磨きが可能で、大変効果的である。また、これに高圧の脈流水を噴射する機能を同時にもたせ、歯間の掃除や歯茎へのマッサージ効果を持たせたものもある。
特許文献1は、このようなブラシ体を振動させるタイプと高圧水噴出タイプを融合させたタイプの電動歯ブラシを開示したものである。すなわち、ブラシ体の往復運動とともに、歯ブラシから高圧の脈動水流が噴出する。特許文献1の電動歯ブラシは、往復運動するブラシ体によって歯の表面の歯垢を除去し、噴出する脈動高圧水によって歯間を掃除し、歯茎の血行を促し、歯槽膿漏を予防する効果があるとされる。
しかし、歯間や歯周ポケットは、神経が少なく、位置が感覚でわからないため、鏡の前で歯ブラシを当てる位置を確認しなければ、歯ブラシの毛先や高圧の脈動噴出水を歯間や主集ポケットに正確に当てるのは容易ではない。
歯間や歯周ポケットを正確に掃除するのは、つまようじ法を実現する電動歯ブラシが有効であると考えられる。本発明者は、そのような発想に基づき、特許文献2のように、つまようじ法を実現する電動歯ブラシの発明を開示した。
これらの発明は、ブラシ体を構成する剛毛束が、植設された方向に往復することを特徴としている。したがって、従来の電動歯ブラシでは、剛毛束の毛先が歯の表面をなぞるように往復運動するのに対して、特許文献2や3の発明の電動歯ブラシは、剛毛束の毛先が歯をこすりながら歯周ポケットおよび歯茎を叩くように運動する。
このような往復運動は、歯の表面を広くこすることには適していない。したがって、歯の表面を広い範囲に亘って一度に磨くことについては、効率が高いとは言えない。しかし、歯間に剛毛束を当てた時は、歯と歯の間が狭くなるに従い、剛毛束が隙間に沿って扇状に浸入するので、歯間の奥まで毛先が入る。したがって、歯間の掃除には適している。また、歯の表面から歯茎に向かって剛毛束を当てると、歯と歯茎の間(歯周ポケット)に毛先が入り込む。したがって、歯周ポケットの歯垢を除去するとともに、歯茎に対するマッサージ効果も有する。
特開昭57−25843号公報(特公昭60−26535号公報) 特許第3875745号公報
上記の特許文献2の発明では、剛毛束は植設された方向に機械的にピストン運動を行っているので、毛先が歯若しくは歯茎に当たってから、ピストン運動の上死点に至るまでは、強制的に剛毛束の先端(毛先)が歯茎などに押しつけられる。その際は、剛毛の腰によって剛毛がたわむことで、毛先の変位を吸収する。
この際、剛毛は略垂直方向から歯の表面や歯茎にあたる場合が多いので、かなりの衝撃がある。この衝撃は健康な歯茎の人にとっては、マッサージとなるが、そもそも歯周病を患っている人にとっては、却って病状を悪化させる起因となるおそれもある。
また、このピストン運動によって毛先が歯茎に当たることを、歯茎に対する「ビート打撃」と呼ばれるが、その強度が強すぎると歯茎にダメージを与えることになる。また、ビート打撃回数が固定されていると、使用する人によって、また同じ人でも体調によって、適不適が生じるという課題がある。
本発明は上記の課題に鑑み、剛毛が植設方向に往復運動する電動歯ブラシにおいて、歯垢除去能力は維持したまま、剛毛束の毛先に生じる衝撃力を無段階に緩和させることのできる電動歯ブラシを提供することを目的とする。
すなわち、本発明の電動歯ブラシは、
剛毛束が基体に植設されたブラシ体と、
前記ブラシ体を前記剛毛束が植設された方向に往復運動させる縦往復運動部と、
前記ブラシ体の毛先に圧力が加わった際には、前記ブラシ体が縦往復運動する中心点を前記圧力が加わった方向に移動させ、さらに前記移動距離に応じて前記移動と反対側にブラシ体に圧力を可変的に加える圧力部を有することを特徴とする。
本発明の電動歯ブラシは、ブラシ体を構成する剛毛束を縦往復運動させる縦往復運動部が、往復運動方向に変位し、その変位量によって可変的に圧力がかかるように構成したので、歯や歯茎に剛毛束が当接したら、所定の長さは剛毛束自体が後退する。従って、剛毛束の毛先で発生する衝撃を吸収することができる。同時に、剛毛束が後退した距離に比例して歯の方向に圧力をかけるので、歯垢の除去能力が低下することはない。さらに、かかる圧力は可変的に制御できるので、使用者の好みに応じて適宜くわえられる圧力を調整することができる。
このようにすることで、歯間や歯周ポケットといった感じにくい部分には、物理的に剛毛束を当てることができるので、歯間や歯周ポケットに毛先があたる感覚で、毛先があたっていることを知覚しながら、歯間や歯周ポケットの掃除ができる。
また、この時の圧力を可変することができるように構成するので、歯周病で痛みが感じる部位では、加圧力を少なくし、適度な圧力で歯磨きをすることができる。また、往復運動回数を調整できるようにしたので、マッサージ効果を適切に調整する事ができる。
すなわち、歯茎や歯周ポケットを傷めやすい、つまようじ法を行う電動歯ブラシであるが、これらの部位との当たりが非常にソフトになり、なおかつ、使用する歯茎の状態によって、これらの部位に与える衝撃を調整することができる。また、歯間や歯周ポケットの歯垢除去を効果的に行え、また歯茎にマッサージ効果を与えることのできる電動歯ブラシを提供することができる。
本発明の第1の実施の形態の構成図を示す図である。 本発明の第2の実施の形態の構成を示す図である。 本発明の第3の実施の形態の構成を示す図である。
(実施の形態1)
以下、本発明の実施の形態を図を参照しながら説明する。図1は本発明の構成を示す図である。本発明の電動歯ブラシ1は、ブラシ体2と、ブラシ体2を往復運動させる縦往復運動部3と、ブラシ体2の衝撃を吸収しながら圧力も加える加圧部4と、全体を保持するフレーム5を有する。
ブラシ体2は、基体11に剛毛束12を植設したものである。剛毛束12は剛毛を束にしたもので、およそ、十数から数十本の剛毛を束ねたものである。剛毛は、長さ十数ミリの樹脂製のものが一般的であり、毛先は、尖形であったり、球状に形成されていたり、また、切断された状態のままであったり、特に限定されるものではない。太さは、数十μmから数百μm程度のものがよく、太さの異なる剛毛を混在させて剛毛束を形成してもよい。なお、剛毛の太さや先端(毛先)の形状は、どの程度の歯間まで毛先を届かせるかという設計上の問題であるので、適宜選択することができる。
基体11に植設する剛毛束12の数は特に限定されないが、歯間に剛毛の毛先を届かせるためには、1乃至数組の剛毛束が好ましい。剛毛束の数が多いと、剛毛同士がぶつかり合って、狭い歯間や歯周ポケットに効果的に進入できないからである。また、本発明の電動歯ブラシは、剛毛束12を植設方向に往復運動させるので、往復運動先端の質量が重いとビート回数を高く出来ないという理由もある。
ブラシ体2は適当な太さのロッド6に接続され縦往復運動部3に連結される。縦往復運動部3は、剛毛束12が基体11に植設されている方向に往復運動を与える。この意味で本明細書では、剛毛若しくは剛毛束の植設された方向の往復振動運動をさせることを「縦往復運動」と呼ぶ。縦往復運動は、剛毛束12の植設された方向の往復振動成分が往復運動の主成分であればよく、この方向の往復振動に加えて、これと直角方向の往復振動成分や、回転運動成分が含まれていてもよい。なお、縦往復運動を与える手段の構成は、特に限定されるものではない。
例えば、回転運動を往復直線運動に変換するクランク機構や、縦往復運動を直接生み出すピエゾ素子などを用いた構成が考えられる。また、縦往復運動部3と駆動を伝えるロッド6の位置関係も特に制限されない。したがって、図1に示したブラシ体2と縦往復運動部3の位置関係は、一例に過ぎず、後述するように、ブラシ体2と縦往復運動部3が直列の関係ではなく、直角の位置関係の場合もある。
縦往復運動部3は、往復運動数の制御機構を有することが望ましい。上述したように、つまようじ法を実施する縦往復運動が生み出すビート回数は、個人差や体調によって調整できるのが好ましいからである。調整は、段階的であってもよいし、無段階であってもよい。なお、最新の研究では、ビート数は1分間に3000から4000回程度が好ましいという報告もある。
加圧部4は、剛毛束12が衝撃吸収力を有するように設けられた手段であって、構成は特に制限されない。図1では、フレーム5と縦往復運動部3の間に設けられた弾性体14(より具体的にはバネ)であり、縦往復運動部3も衝撃吸収の対象としている。しかし、本発明の加圧部4は、剛毛束12での衝撃吸収がなされればよく、この構成に限定されない。
また、加圧部4の弾性力は、調整できるようにすることが好ましい。加圧部4の弾性力は剛毛束12が歯茎などを打撃するビートの強さを決める要因であるので、個人差や人種間差、また同一人であっても歯周病の程度で調節できるようにするのが好ましいからである。調整の方法は特に限定されるものではない。なお、図1では、弾性力を調節できるという意味で、バネの中央に矢印を記載した。
フレーム5は、上記の構成要素を覆うものであり、基本的に使用者の手によって固定されることを想定している。形状は特に限定されるものではないが、電動歯ブラシ1は、使用者が手に持って、ブラシ体2を口腔内に挿入して使用するものであるので、十数分間程度はそのような姿勢を維持できる程度の大きさや形状であることが必要とされる。
なお、縦往復運動部3は電気的に駆動するものであるので、縦往復運動部3に電力を供給する電源7は別途必要である。電源7は外部から有線によって供給されてもよいし、電動歯ブラシ1自体が一次若しくは二次電池を内蔵し、それから電力を得てもよい。図1では二次電池が電源7を構成する場合を示している。また、電源7は後述するように往復運動数を電圧で制御する場合を例示するので、電圧を可変できるように表示した。
次に本発明の電動歯ブラシ1の動作について説明する。縦往復運動部3の電源スイッチを入れると縦往復運動部3は縦往復運動をロッド6に伝える。縦往復運動するロッド6によって剛毛束12は縦往復運動する。
縦往復運動する剛毛束12が歯や歯間若しくは歯周ポケットに当接すると、フレーム5と縦往復運動部3の間に設けられた弾性体14が縮む事で、往復運動中心が当接点から遠ざかる方向に移動する。つまり毛先に加わった圧力の方向に往復運動中心が移動する。さらに、この移動した距離に応じて当接点に向かって剛毛束12を押し付ける力が可変的に加わる。ここで、「可変的」とは、当接点に向かって剛毛束12を押し付ける力を調節することができるという意味である。このような構成にすることによって、剛毛束12の毛先が歯周ポケットや歯茎に当接する際に生じる衝撃を緩和することができる。
したがって、使用者は、剛毛束12が歯茎に当接する際に、強い衝撃を感じることなく、打撃運動を歯茎に与えることができる。また、剛毛束12が歯茎に当接した際に衝撃を感じたら、圧力を軽くすることで、衝撃を弱めることができる。一方、剛毛束12を押し込み続けたり、加わる圧力を強くすることによって剛毛束12の縦往復運動は、往復運動方向の圧力を増すので歯間や歯周ポケットの歯垢を効果的に除去することができる。
また、剛毛束12を口腔内で移動させる場合も、歯茎や歯の形状に従って剛毛束12の往復運動の中心が植設方向に移動できるため、例えば歯茎に当たった際に、毛先が歯茎に突き刺さったりしてダメージを与えることがない。
歯間に剛毛束12を当てると、剛毛束12が押し込まれる際には、歯間に毛先が扇状に広がって侵入する。そして、歯間に沿って毛先が広がり、歯間全体に毛先が侵入する。このような毛先の動きによって歯間の歯垢は除去される。
歯周ポケットに剛毛束12をあてた場合も毛先は上記と同じ動きをし、歯周ポケット内の歯垢を除去することができる。また、本発明の電動歯ブラシは、剛毛束12の植設数が少ないため、歯茎や歯周ポケット等にあたる箇所が限られている。そのため、口腔内でいま毛先がどこにあたっているかを知覚しやすく、特に鏡で毛先の当て方を確認しなくても、歯周ポケット等を上手に掃除することができる。
なお、歯の表面に縦往復運動する剛毛の毛先を当てた場合は、剛毛束12が押し込まれる場合は毛先が周囲に逃げて広がることで、歯の表面に摩擦を与える。この摩擦で歯垢を除去する(磨く)ことができる。以上のように、本発明の電動歯ブラシ1は、剛毛束12を縦往復運動させ、なおかつ毛先に衝撃吸収力を与えたので、剛毛束12の毛先は打撃を与える運動をしているにもかかわらず、口腔内にダメージを与えることがない。
(実施の形態2)
図2(a)を参照して、より具体的な実施形態を示す。本実施の形態の電動歯ブラシ1aも実施の形態1の場合同様、ブラシ体2、縦往復運動部3、加圧部4を有する。剛毛束12は基体11aに植設されている。全体としては、剛毛束12が配置された先端から細長いフレーム5を有し、縦往復運動部3を構成するモータ13およびそれに続く電源が収納される部分(図示せず)がさらに太くなって、電動歯ブラシ1aの握りを兼用する。なお、剛毛束12はフレーム5の長さ方向に対して直角方向に取り付けられている。
基体11aは、フレーム5先端の筒状部分16に収納されており、筒状部分16の中で、筒状部分16の軸方向に往復振動可能に支持されている。また、基体11aは縦長形状を有しており、剛毛束12が植設されていない側面部分にクランク17の一端が回転可能に枢支されている。
クランク17は本体内に延設されたシャフト18の先端部に形成されている。シャフト18は、一定の長さを有しており、さらにその軸と直角方向に可撓性を有している。すなわち、シャフト18は軸方向と直角方向にたわむことができる。なお、シャフト18はシャフトホルダ19によってフレーム5に支持されている。また、シャフト18が軸に直角な方向にたわむ動きを規制するために、シャフトの中央部付近に当接する突起20がシャフト18の軸に平行な方向にスライド可能に形成されている。この突起20は、フレーム5にシャフト18の埋設方向と平行に設けられたスリット21にスライド可能に支持された、たわみ規制スライダ22に一体的に形成されていて、フレーム6の外側からスライドさせることができる。
シャフト18の他端は、モータ13の回転軸13aに直結されている。したがって、モータ13の回転軸13aが回転すると、シャフト18も軸周りに回転する。モータ13には、起動スイッチと、回転制御のための回転制御スライダ23が接続されている。回転制御スライダ23は、電源電圧とモータ13の間に直列に接続された可変抵抗24と接続接点25で構成されている。
なお、図2(a)では、起動スイッチは示していないが、回転制御スライダ23を起動スイッチと兼用してもよい。また、図2(a)では、電源電圧(図示せず)からの配線26aが回転制御スライダ23の接点25に接続され、もう一方の電源からの配線26bが抵抗24に接続され、接点25が抵抗24上を移動することで、モータ13に印加される電圧を調整できることを表している。
次に本実施の形態の電動歯ブラシ1aの動作について説明する。モータ13の起動スイッチを入れると、モータ13の回転軸13aが回転し、シャフト18も軸周りに回動する。シャフト18の回動に伴ってシャフト18の先端のクランク17も回転する。この回転によって、基体11aは、本体先端の筒状部16内で上下往復運動(上下往復運動)を行う。これによって、剛毛束12は筒状部16の軸に沿って往復運動を行い、剛毛束12の毛先は、植設された方向と略平行の打撃運動を行う。
この剛毛束12を口腔内に入れて、歯や歯茎に当てると、可撓性を有するシャフト18がしなり、往復運動の中心が筒状部の奥に移動する。図2(b)は、剛毛束12の先端に往復運動方向下側から力が加わり、シャフト18がたわんだ状態を示す。実線で示したシャフト18は突起20の当接点20aからたわんだ状態を示し、二点鎖線のシャフト18aは、たわむ前のシャフトを示している。この移動によって毛先が歯や歯茎に当たる際の衝撃を吸収することができる。なお、図2(b)では、シャフト18はたわんだ状態で軸を回転中心として回動するので、たわんだ状態であっても、基体11aは筒状部分16内部で縦往復運動を行う。
この際に、シャフト18のたわみ度合いは、基体11aとシャフト18に当接している突起20の間の長さとシャフト18の単位長さ当たりの可撓性によって決まる。つまり、突起20が基体11aの近くでシャフト18に当接している場合は、たわむ長さが短いため、往復運動の中心点は強い力でなければ移動しない。
一方、突起20が基体11aから離れた位置でシャフトに当接している場合は、たわむ長さが長いために、往復運動の中心点は容易に移動する。すなわち、シャフト18に当接する当接点を調整することで、剛毛束11aに与えられる加圧力を調整することができる。すなわち、剛毛束12の毛先が歯茎に当たって生じたシャフト4のたわみ量をたわみ規制スライダ22の位置を調節することで、シャフト4のたわみ方を調節して剛毛束12の毛先の当たりの強度を変化させる。
また、モータ13の回転を制御するスライダ23を操作することによって、シャフト18の回転数を調整することができる。これによって、剛毛束12のビート数も調節することができる。
なお、本実施形態では、縦往復運動部3は、モータ13とシャフト18とクランク17によって構成される。また、加圧部4は、シャフト18と突起20を含むたわみ規制スライダ22によって構成される。
(実施の形態3)
図3を用いて実施の形態3について説明する。本実施の形態の電動歯ブラシ1cは、実施の形態2の電動歯ブラシ1bとほぼ同じであるが、モータ13の回転数を制御する機構が異なる。本実施の形態では、モータ13の回転軸13aとシャフト18は、イーバン円錐摩擦車30を介してシャフト18を回転させる。イーバン円錐摩擦車30(以後「円錐摩擦車」とも呼ぶ)は、円錐状のコーン形状をしている。2つの円錐摩擦車30をその先端が逆方向同士になるように平行に配置し、それぞれの円錐摩擦車30の間をリングベルト31によって連動させるものである。リングベルト31の位置で、軸同士の減速比が無段階に変化する。
本実施形態では、モータ13の回転軸13aに円錐摩擦車(以後「モータ側の円錐摩擦車」と呼ぶ)30bの底面の中心を連結させたものと、シャフト18の回転軸を円錐摩擦車(以後「シャフト側の円錐摩擦車」と呼ぶ)30aの底面の中心に連結させたものをそれぞれの回転軸が平行になるように配置する。互いの円錐摩擦車30の先端は互いに反対方向を向いて配置されることとなる。そして、モータ側の円錐摩擦車30bにリングベルト31を掛止し、そのリングベルト31に側面が当接するようにシャフト側の円錐摩擦車30aを配置する。
また、このリングベルト31は、フレーム5の外部にスライド可能に配置されたスライダ33の本体内部に形成された滑車34に掛止されている。すなわち、スライダ33の滑車34とモータ側の円錐摩擦車30bがリングベルト31で連結され、そのリングベルト31にシャフト側の円錐摩擦車30aの側面が当接している。そして、スライダ33を移動させるとリングベルト31がモータ側の円錐摩擦車30bの側面上を移動するように構成されている。
このイーバン円錐摩擦車30を用いたシャフト回転数可変機構は、スライダ33をスライドさせ、リングベルト31の位置を変えると、シャフト側の円錐摩擦車30aも当接位置が変化する。ここで、円錐摩擦車30は互いの先端が逆向きになっているので、リングベルト31がモータ側の円錐摩擦車30bで直径が大きい位置に移動すると、当接点は、シャフト側の円錐摩擦車30aでは直径が小さい方に移動する。するとシャフト18の回転数は増加する。逆に、リングベルト31がモータ側の円錐摩擦車30bで直径が小さい方に移動すると、シャフト側の円錐摩擦車30aでは直径が大きい方に移動し、シャフト18の回転数は減少する。なお、図3では、シャフト18が回転することによって基体11aが筒状部分16内で往復運動する様子を示している。二点鎖線は基体11aが上死点にある場合を示す。これは図2の場合も同じ動きをする。
以上のようにして、モータ13に供給する電源電圧を調整する以外の方法でも、シャフト18の回転数を調整することができる。
本発明は、電動歯ブラシに好適に利用することができる。
1 電動歯ブラシ
2 ブラシ体
3 縦往復運動部
4 加圧部
5 フレーム
6 ロッド
7 電源
11 基体
12 剛毛束
13 モータ
13a 回転軸
14 弾性体
16 筒状部分
17 クランク
18 シャフト
19 シャフトホルダ
20 突起
21 スリット
22 たわみ規制スライダ
23 回転制御スライダ
24 抵抗
25 接点
26a、26b 配線
30 イーバン円錐摩擦車
30a シャフト側のイーバン円錐摩擦車
30b モータ側のイーバン円錐摩擦車
31 リングベルト
33 スライダ

Claims (3)

  1. 剛毛束が基体に植設されたブラシ体と、
    前記ブラシ体を前記剛毛束が植設された方向に往復運動させる縦往復運動部と、
    前記ブラシ体の毛先に圧力が加わった際には、前記ブラシ体が縦往復運動する中心点を前記圧力が加わった方向に移動させ、さらに前記移動距離に応じて前記移動と反対側にブラシ体に圧力を可変的に加える圧力部を有する電動歯ブラシ。
  2. 剛毛束が基体に植設されたブラシ体と、
    前記基体に接続されたクランク機構と、
    前記クランク機構を端部に有するシャフトと、
    前記シャフトの他端に回転軸を接続されたモータと、
    前記シャフトの中央部の所定区間の間に前記シャフトに当接する突起を有するスライド可能なスライダと、
    前記シャフトの回転数を調節する制御機構を有する電動歯ブラシ。
  3. 前記シャフトの回転数を調節する制御機構は、
    前記モータの回転軸に底面の中心を連結された第1の円錐状のコーンと、
    前記第1のコーンに掛止され本体にスライド可能に配置された滑車との間に掛止されたリングバンドと、
    前記シャフトに底面の中心を連結され、前記第1のコーンと反対向きに配置され、前記第1のコーンの側面の前記リングバンドに円錐状の側面を当接させる第2のコーンで形成されることを特徴とする請求項2に記載された電動歯ブラシ。
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