JP2005013696A - 電動式歯磨き器 - Google Patents

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JP2005013696A JP2003205551A JP2003205551A JP2005013696A JP 2005013696 A JP2005013696 A JP 2005013696A JP 2003205551 A JP2003205551 A JP 2003205551A JP 2003205551 A JP2003205551 A JP 2003205551A JP 2005013696 A JP2005013696 A JP 2005013696A
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Ichiro Sugimoto
一郎 杉本
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Abstract

【課題】歯肉を毛先で傷付けることなく、効率的に歯肉の細胞分裂を促進して、歯周病の治療及び予防の効果を助長することができるような電動式歯磨き器を提供する
【解決手段】一束の合成樹脂フィラメント1aよりなるブラシ束1と、ブラシ束1が広がらないように規制する案内筒2と、ブラシ束1を案内筒2内で毛先方向に往復振動させると共にブラシ束1の毛先部分を案内筒2の先端から突出させる駆動機構3とを備えて、上記往復振動の際にブラシ束1の毛先を案内筒2の先端から突出させるようにしたいわゆる爪楊枝型の電動式歯磨き器において、上記フィラメント1aの直径を0.1〜0.2mmとした。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、歯周病の治療あるいは予防に適した電動式歯磨き器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
歯槽膿漏菌やその他の雑菌は嫌気性菌であるため、歯周ポケットの形状は一般に間口が狭く奥行きが深くなる傾向があり、従って従来の電動歯ブラシでは毛先が歯周ポケットの奥までは届き難いという問題があった。これを解決するため、近年1束の剛毛よりなる細いブラシを毛先方向に振動させる方式(以下爪楊枝型と称する)の電動式歯磨き器が開発されている。第3図の爪楊枝型歯磨き器はその一例(特許第2663213号)を示したもので、細いブラシ束1を案内筒2内で毎秒数十回振動するパルス水流で駆動することによって毛先方向に振動させるようにしたものである。図中、7はパルス水流を発生するためのピストンポンプ、8は貯水タンク、9は水圧を伝える硬質プラスチックチューブ、10は歯ブラシの柄に相当するハンドルである。また第4図は爪楊枝型の他の一例(実開平9−142423号)を示したもので、1束のブラシ1を毛先方向に振動させるために、ブラシと前後駆動機構とを機械的に直結させたものである。駆動機構4はモータ11によって回転駆動されるカム機構で構成されている。この場合は水流をブラシの駆動に利用していないので、洗浄のために水流を使ってもよく、また使わなくてもよいようになっている。
【0003】
第3図あるいは第4図の爪楊枝型歯磨き器は、いずれもブラシ束1の毛先を歯周ポケット内の歯面に摺接させることにより歯面に付着している歯垢を除去すると同時に、毛先で歯槽骨に刺激を加えて血行を促進するものであり、それによって歯周ポケット内の歯槽膿漏菌その他の雑菌を大幅に減少させ、僅かに残存する菌は白血球の働きによって死滅させることを目的としている。この場合、ブラシ束1の毛先は歯茎の近くの歯面に斜めに衝突させ、そのまま歯面に沿って歯周ポケット内へ滑り込ませるものであって、ブラシで歯茎(歯肉)を傷付けないために、できるだけ毛先を歯茎に当てないようにし、歯肉溝あるいは歯周ポケット内の歯面をブラッシングするものである。
いずれの従来例も細いブラシ束1を毛先方向に振動させているため、歯周病が既に進行している場合における歯周ポケット内の清掃、特にポケット内の歯面に付着した歯垢(歯槽膿漏菌その他の雑菌の集落)の除去にはきわめて有効ではあるが、歯茎そのものをマッサージするものではなかった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上述のように歯周病の原因物質は歯面に付着している歯垢であるが、歯周病の症状である歯肉炎や歯槽膿漏はすべて歯肉の症状として現れる。従って歯周病の治療あるいは予防には歯垢の除去はもちろん重要であるが、歯茎のマッサージもまたきわめて重要である。歯肉炎や膿漏等の治療には歯肉の組織の賦活が不可欠であり、マッサージによって歯肉の上皮細胞や繊維芽細胞の分裂あるいはコラーゲンの生成が促進されるからである。
【0005】
しかしながら、従来の歯ブラシあるいは上述の爪楊枝型すなわち毛先方向振動型の歯磨き器に用いられているブラシの剛毛は、歯面より歯垢を擦り落とす必要から、直径0.3mm程度の比較的硬い合成樹脂フィラメントが用いられていたため、これを直接歯肉に当てると歯肉を傷付けてしまうという問題があった。また例えば爪楊枝などの先端で歯肉に機械的刺激を加えた場合、この刺激の及ぶのはきわめて狭い範囲に限定されており、繊維芽細胞やコラーゲンの生成は毛先の当たった位置から0.5mm以内であることが実験的に確かめられている(日歯広報平成12年12月25日第1217号「予防歯科」渡辺達夫著参照)。更に歯肉の静脈には弁がないため、血液の循環はきわめて非効率的であり、従って細胞分裂を促進するためには機械的刺激を歯肉に与えることが重要である。
以上の点に鑑み本発明は、歯肉を毛先で傷付けることなく、広範囲にわたって歯茎に機械的刺激を与えることにより、効率的に歯肉の細胞分裂を促進して、歯周病の治療及び予防の効果を助長することができるような電動式歯磨き器を提供することを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明による電動式歯磨き器は、図1に示すように、一束の合成樹脂フィラメント1aよりなるブラシ束1と、ブラシ束1が広がらないように規制する案内筒2と、ブラシ束1を案内筒2内で毛先方向に往復振動させると共にブラシ束1の毛先部分を案内筒2の先端から突出させる駆動機構3とを備えて、上記往復振動の際にブラシ束1の毛先を案内筒2の先端から突出させるようにしたいわゆる爪楊枝型の電動式歯磨き器において、上記フィラメント1aの直径を0.1〜0.2mmとした点に特徴を有するものである。
【0007】
【作用】
従来の爪楊枝型歯磨き器は、直径約0.3mmの比較的硬い合成樹脂フィラメントを用いて歯面をブラッシングすることにより歯面に付着した歯垢を除去するものであった。これに対して本発明は、ブラシの毛先を歯肉に当てることによって、歯茎の上皮細胞あるいは繊維芽細胞の細胞分裂を促進するものである。本発明においてブラシ束のフィラメントの直径を0.2mm以下としたのは、各フィラメントの剛性を小さくすることにより、毛先が歯肉に当たった時の衝撃を小さくして歯肉を傷付けないようにすると共に、細いフィラメントを密集させることにより、できるだけ多くの細胞を満遍なく刺激できるようにするためである。またフィラメントの直径を0.1mm以上としたのは、フィラメントの剛性をあまり小さくすると、衝撃時にフィラメントが曲がってしまい、毛先で細胞を有効に刺激できなくなってしまうからである。
【0008】
【発明の実施の形態】
図1(A)は本発明による電動式歯磨き器の一実施例を示したもので、一端部が円柱状の基体1bに植設された一束の合成樹脂フィラメントよりなるブラシ束1は、ブラシ束1が広がらないように規制する案内筒2内で、案内筒2の軸方向すなわちブラシ束1の長手方向に摺動自在に保持されると共に、毎秒数十回前後振動するロッド3に連結されており、このロッド4は図外の前後駆動機構4に連結されている。前後駆動機構としては、例えば図4の従来例に示されているようなカム機構4でもよく、あるいはソレノイドのような往復駆動機構でもよい。
【0009】
案内筒2の先端付近は、口腔内での取り扱いの容易のため「く」の字状に屈曲形成されており、ブラシ束1は基体1bからこの屈曲部2aを経て案内筒2の先端まで伸長形成されている。従って上記前後駆動機構3によってブラシ束1がその毛先部分が案内筒2の先端から突出するように往復駆動されると、ブラシ束1は屈曲した案内筒2の形状に沿って弾性変形しながら往復運動する。図1(A)において、距離Dはロッド3が前後するストロークを示している。同図においてスプリング5はブラシの毛先が歯茎などの対象物に当たったときの衝撃を緩和するためのものであるが、このスプリング5の代りに同図(B)に示すように、案内筒2の一部に内径の大きな部分(距離Lに相当する部分)を設けておけば、この空間内でブラシ束1が図示のように撓むことができるので、緩衝用のスプリング5を省略することができる。
【0010】
第2図(A)は案内筒2の先端からブラシ束1が突き出している状態を示したものである。ブラシ束1を構成する各フィラメント1aはナイロンが適当で、直径は0.1〜0.15程度が望ましく、先端面は平坦面かあるいは半球面が望ましい。本数はあまり多くなると端面が平面で叩けなくなるので、200〜300本程度が適当である。また同図(B)に示すように、案内筒2の先端形状を長方形(例えば1mm×5mm)にすれば、歯茎を均等に刺激するのに都合がよい。なお同図(C)は消耗品としてのブラシを交換可能にするための構造例を示したもので、1bはブラシの基体、6は受け具である。
【0011】
【実施例】
1.図2(A)に示した円形の案内筒を使用し、筒口の口径2.5mm、ナイロンフィラメントの直径0.12mm、本数200本
2.図2(B)に示した平口の案内筒を使用し、筒口の寸法1mm×5mm、ナイロンフィラメントの直径0.12mm、本数300本
【発明の効果】
本発明による電動歯磨き器は上述のように、歯面に付着した歯垢を落とすことを目的としていた従来の毛先方向振動型(爪楊枝型)電動歯磨き器に比し、ブラシ束1を構成するフィラメント1aの直径を0.2mm以下として剛性を小さくし、毛先を歯肉の細胞に当てることによって、歯茎の上皮細胞及び繊維芽細胞の増殖活性を高めるようにしたものであるから、歯周病に対する歯茎の耐性を高めると共に炎症を起こした組織の修復力を高める効果があり、歯周病の治療と予防にきわめて好適である。
【図面の簡単な説明】
【図1】(A)は本発明の一実施例を示す要部断面図、(B)は同上の他の実施例を示す要部断面図。
【図2】(A)は図1に示した実施例の要部拡大図、(B)は同上の他の実施例を示す要部拡大図、(C)は同上の連結部の斜視図。
【図3】従来例を示すもので、(A)は正面図、(B)は同上の要部拡大断面図。
【図4】他の従来例を示すもので、(A)は一部切欠して断面を示した側面図、(B)は同上の要部正面図。
【符号の説明】
1 ブラシ束
1a フィラメント
1b ブラシ基体
2 案内筒
3 ロッド
4 駆動機構
5 スプリング
6 受け具
7 ポンプ
8 貯水タンク
9 硬質プラスチックチューブ
10 ハンドル
11 モータ

Claims (1)

  1. 一束の合成樹脂フィラメントよりなるブラシ束と、ブラシ束が広がらないように規制する案内筒と、ブラシ束を案内筒内で毛先方向に往復振動させる駆動機構とを備えて、上記往復振動の際にブラシ束の毛先を案内筒の先端から突出させるようにした電動式歯磨き器において、上記フィラメントの直径を0.1〜0.2mmとしたことを特徴とする電動式歯磨き器。
JP2003205551A 2003-06-27 2003-06-27 電動式歯磨き器 Pending JP2005013696A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2010120744A3 (en) * 2009-04-14 2011-01-06 Warsaw Orthopedic, Inc. Minimally invasive instrument and method to treat periodontal disease
WO2011052561A1 (ja) * 2009-10-28 2011-05-05 Sugimoto Ichiro 電動歯ブラシ
JP2014500053A (ja) * 2010-11-09 2014-01-09 イーエムエージー エージー 治療装置
CN114340551A (zh) * 2019-09-05 2022-04-12 皇家飞利浦有限公司 对牙科护理过程的总操作时间的比例划分

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