JP2018047082A - 複数の可動ブラシ束を個別に運動させる電動歯ブラシ。 - Google Patents

複数の可動ブラシ束を個別に運動させる電動歯ブラシ。 Download PDF

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Abstract

【課題】強く磨く必要のない歯の中央部分も、汚れや歯垢やがたまりやすく、強く磨く必要がある歯間部も、区別することなく一律に磨いてしまうという、従来の歯ブラシ、電動歯ブラシの欠点をただし、適切な歯磨き効果を得たい。そのために、小さなブラシ束と駆動部をセットとして複数個用意し、位置センサーもしくは圧力センサーを用いて、歯間部を検知し、ブラシ先端部が磨く場所にあると検知したときのみ作動するようにする。【解決手段】ブラシヘッドを複数の平行移動できるブラシ束によって構成し、ブラシ束を個別に駆動するモーターと、歯などの溝部を検出する検知機構を備え、歯間部にあるブラシ束を回転、振動、味噌擂り運動させることで、歯間にある汚れや歯垢をとる。【選択図】 図5

Description

この発明は、おもに歯ブラシに関するものである。
一般的な歯ブラシは、歯に接触するブラシヘッド部と手で握るハンドルからなる単純な構造であるが、驚くほど数多くの種類が販売されている。
消費者のさまざまな、かつ絶え間なく尽きない要求があることが、この多種類、多品種の存在の原因であると考えられる。
しかしそれは同時に決定的に便利なものがないという不満の蓄積とも見ることもできる。
本発明に関する公知技術として次の特許文献をあげることができる。
特許公開2010−517599 特表平8−501468
歯の窪み、歯と歯の間、歯と歯茎の間などにたまりやすい歯の汚れ、歯垢などを重点的に磨くことが出来る歯ブラシを提供することが、本発明の課題である。
まず、解説図によって説明を行う。
図1は、例として下あごの歯2本の前半分のみを見た水平断面図である。
歯ブラシは図では上から歯に押し付けられる形になる。
A部分が断面から見た頂部であり、これをここでは断面凸部、またはA部と呼ぶことにする。
B部分が、歯と歯の間、歯間部分であり、ここでは断面凹部、またはB部と呼ぶ。
歯の汚れは多くは断面凹部、B部に集中する。
図2は、例として下あごの歯2本の垂直断面部分図である。この図ではA部が下あごの歯の上端部であり、上あごの歯との噛み合う箇所となっている。
ここでは歯の頭部などにある窪みも、断面から見た凹部、B部と呼んでいいだろう。やはり歯の汚れは断面凹部、B部に集中する。
図3は、歯と歯茎の縦断面図である。左の図でWが歯、Xが歯茎である。
右の図は歯と、歯茎の関係を示す図である。ここでも、平面、丘状あるいは凸部になっている部分があり、これを断面凸部、A部と呼ぶことができる。
それに対して、歯と歯茎の接続部は、あきらかに谷状であり、凹部になっているのが見て取れる。
この凹部も、断面凹部、B部と呼ぶことができるだろう。やはりこの凹部も汚れがたまりやすい場所である。
今までの考察を総括すると、歯や歯茎では、溝になっている部分、凹んでいる部分が、汚れのたまりやすい箇所であり、歯磨きの本当のターゲット部分であるといえるだろう。
図4は、図1の下あごの2本の歯に水平に歯ブラシを当てた図である。ブラシはA部のみを中心的に磨いている。
図5は、ブラシを歯に強く押し付けた図である。一部のブラシ先端部は、B部、断面凹部にまで届くようになっている。A部に当たったブラシ毛はしなやかに湾曲し、これによりB部の端にまでブラシが到達しているが、B部を磨くにはこれでもまだ十分とはいえない。
この図のようにブラシを横に動かせて磨く、一般に言う横磨きでは、ブラシの毛が大きく湾曲しており、断面凹部、B部は、やっと磨かれているという程度である。一方、このとき断面凸部、A部は、ブラシが強く押し付けられ、ブラシの腹で過酷に磨かれていることになる。
このように強く湾曲する必要から、ブラシの毛は柔軟で柔らかいものが使われ、長さも、湾曲することを考えて作られているだろうことが容易に推察できる。
柔軟でやわらかい毛は、ソフトなタッチになるのが当然である。汚れを落とす目的から考えると、効果としては軟弱でやさしいものに限られるのが、当然の帰結といえる。
ここで、実際に磨く必要のある面積を考えてみよう。表面積を比べると、断面凸部Aが60%に対して断面凹部、B部が40%程度である。
しかしながら、断面凸部、A部は、なだらかな頂部形状であり、どこからでも触れやすく、口腔内壁だけでなく舌などでも常に触れられているので、特別に歯磨きをしなくても歯の汚れや歯垢はあまり発生しない。
それに対して断面凹部、B部は、凸部のように触れてくるものはあまりなく、狭く、舌が届きにくい、側溝のような形状になっている。そのため、ここに断面凸部、A部から流れ込むようにして汚れがたまりやすく、歯垢も出来やすくなっている。
歯のエナメル質はほぼ均等に近い厚みである。ところが、現在の歯磨きでは、歯の断面凸部と断面凹部を区別することなく一様に磨いてしまっている。これは無差別的歯磨きといってもよい乱暴なスタイルである。
こうした状況は、手磨き歯ブラシでも、電動歯ブラシ、超音波歯ブラシであっても同様である。
こうして、現在の歯磨きでは、汚れることの少ない、したがってあまり磨く必要もない断面凸部Aを集中的に磨いてしまう傾向がある。
その一方、汚れ、歯垢が集中する断面凹部、B部は面積では全体のうちの40%を占めているにかかわらず、歯ブラシが届きにくく、磨きにくい場所にあるため、同じ歯磨きをしても、断面凸部、A部の何割かの効果しかない。
この点に着目すると、通常の歯磨き方法では、困ったことが起こっているのがわかる。歯の周囲の汚れをとろうとして歯を磨くとき、断面凸部、A部に焦点をあてて磨くと、断面凹部、B部にはブラシが十分に到達できず、断面凹部、B部の汚れをとることはできない。逆に断面凹部、B部に焦点を当てて磨くと、それ以上磨く必要のない断面凸部、A部を必要以上に過酷に磨きこんでエナメル質をすり減らしてしまうという矛盾が発生していることになる。
本発明では、数多くの可動式のブラシ束を並べてブラシヘッドを構成している。
一例として、図8のブラシヘッド平面図では4×6つまり24個のブラシ束で、一つのブラシヘッドが構成されているのが見える。
図6は、ブラシヘッドの横断面概念図である。ブラシ束が平行に並んでいるのが見える。
ブラシ束はスプリングで支えられており、かつ上下移動できるように構成してある。
ブラシ束が上下移動する際にスイッチが入り、例えば歯の凹部にあたっているとき、ブラシ束は駆動され、凹部の歯磨き運動を行う。
また、圧力センサーを備え、ブラシ束が歯に押し当てられたときの圧力を検知することで、歯の凹部に当たっていると認識されるブラシ束のみが歯磨き運動を行うように構成する方法もある。
逆に、ブラシヘッド全体が動いているが、圧力センサーで断面凸部にあると認識された場合のみ、該当するブラシ束の動きを止める方法もある。
以上をまとめると、
ブラシヘッド部に、複数の可動式ブラシ束を備えた電動歯ブラシであり、
(1A)可動式ブラシ束は、ブラシの直径が0.5ミリ以上10ミリ以下であり、最適は直径2から3ミリであるブラシ束と、
この可動式ブラシ束と一体化または連結され、この可動式ブラシ束を振動、超音波振動、回転、往復回転、味噌擂り運動、歯磨き運動のうちどれか一つ以上をさせることができる駆動部から構成されており、
(1B)上記可動ブラシ束の先端が、歯の断面から見た凹部すなわち、歯の間、歯の窪み、歯と歯茎との接点など、汚れがたまりやすい位置にあるかどうかを検知する機能を備えており、
(1C)前記可動ブラシ束が、前記歯の断面から見た凹部にある場合、もしくは使用者が指定したとき、ブラシ束に連結された駆動部のスイッチが入り、
可動ブラシ束が振動、超音波振動、回転、往復回転、味噌擂り運動、歯磨き運動をする、
以上3つの特徴を備えた、複数の可動ブラシ束を個別運動させることを特徴とする電動歯ブラシである。
別のスタイルとして、ブラシヘッド部に、複数の可動式ブラシ束を備えた電動歯ブラシであり、
(2A)ブラシヘッドは、振動、超音波振動などの歯磨き運動をする駆動部を備えており、
(2B)このブラシヘッドには、ブラシの直径が0.5ミリ以上10ミリ以下であり、最適は直径2から3ミリである、複数の可動ブラシ束が、ブラシヘッドと一体化、または連結あるいは連結解除できる接続装置を介して接続してある。
(2C)上記可動ブラシ束の先端が、歯の断面からみた凸部すなわち、歯の間、歯の窪み、歯茎との接点などではなく、歯の丘部分、歯の断面から見た凸部にあることを検知する機能を備えており、
(2D)ブラシ束が、前記歯の断面からみた凸部すなわち、歯の汚れがたまりにくい位置にある場合、ブラシ束とブラシヘッドの連結を解除し、ブラシ束にブラシヘッドの歯磨き運動が伝わらないようにする機能をもつ、
以上の4つの特徴を備えた、複数の可動ブラシ束を個別運動させることを特徴とする電動歯ブラシである。
ブラシヘッド部に、複数の可動ブラシ束を備えた電動歯ブラシにおいて、
ブラシ束が、歯の断面からみた凹部にあたっており、ブラシ束が駆動しているとき、もしくは使用者が駆動を指定したとき、駆動しているブラシ束が、磨く対象である歯の方向に加圧される、もしくは凹部にあたっていないブラシ束、使用者が駆動を指定しないブラシ束が、磨く対象である歯の方向には減圧される、ことを特徴とする、
複数の可動ブラシ束をもつことを特徴とする電動歯ブラシである。
ブラシヘッド部に、複数の可動式ブラシ束を備えた電動歯ブラシにおいて、
前記駆動部が、
(4A)動力モーターによるもの、
(4B)カムやクランクで振動を作り出しているもの、
(4C)モーターにアンバランスなウェイトをつけて回転させ、振動を作り出す振動モーターによるもの、
(4D)モーターの回転の軸が若干ずれていることで、味噌すり運動を起こすもの、
スピーカの振動子などのようにコイル、磁石などを組み合わせて振動を作り出す振動子、
(4G)部分に少なくとも一つ以上のコイルをもつ(4E)超音波振動を作り出す超音波振動子、または超音波モーター、
(4F)リニアモーターのように直線運動、往復運動を起こすモーター、
電磁石を含んでいるもの、
(4H)空気圧ポンプ、水圧ポンプである、
以上のうちのどれか一つ以上を含んでいることを特徴とする、
複数の可動ブラシ束を個別運動させることを特徴とする電動歯ブラシである。
この歯ブラシを使用すれば、個々のブラシ束が歯の凹部にあるときだけ歯磨き運動を行うことになる。歯ブラシを移動させても、常に歯の凹部に当たっているブラシ束だけが駆動するようになっている。
このように構成してあると、無駄に汚れの発生しにくい断面凸部である歯の断面頂部を磨いて磨耗させることがなくなる。
歯磨きは特に歯の凹部を中心に歯磨きを行うので、通常よりコンパウンドの強いものを使っても問題なく、歯間、断面凹部をみがいて歯垢などを取ることが可能である。
また、このブラシヘッドでは、分割されたブラシ束ひとつひとつの駆動を自由にコントロールできるので、駆動するブラシ束を順々に変化させていくことも出来、新しい感覚の歯磨きができる。
下あごの歯2本を上から見た水平断面図であり、前半分のみを示したもの 下あごの歯2本を横から見た垂直断面図であり、上部だけを示したもの 左は歯と歯茎の縦断面図 右は歯と歯茎の間にできた断面凹部、B部を示す図 歯にブラシが軽く当たっている様子解説図 ブラシを強く押しつけた様子解説図 多くの垂直可動式のブラシ束を組み合わせた歯ブラシヘッド横断面解説図 二つのブラシ束がセットになり、スイングするアームでささえられ、断面凹部、B部にブラシ束がとどきやすい構造になっている歯ブラシヘッドの構造解説図 ブラシヘッド部平面図 ブラシヘッド部 駆動しているブラシ束を斜線で示した平面図 駆動中はブラシ束が押し出される形となっている 駆動部を遠隔駆動するシステムの歯ブラシヘッドと歯ブラシのハンドル、歯列などの概念図 駆動力を部分伝達する機構概念見取図、Cが断面凹部、B部を磨いている 全体を駆動するブラシヘッドと、一部のブラシ束を静止、もしくは逆位相で動かすことで、静止させる機構の概念図
まず、ブラシ束について説明する。
本発明におけるブラシ束とは、最低6本ほどの毛からなり、それらの毛を台に植え込んだものであり、普通は20から30本の毛の束になっている、その束の直径は最低1ミリ以上、普通2から3ミリ程度が適当である。
歯の断面凹部、B部を中心に磨くようにするには、溝や窪み、凹部に入り込む必要から、束ねたときの直径が4から5ミリ以下の毛の束にすることが好ましい。
そのためには、歯の直径の二分の一程度が最大で、これ以上になると、断面凹部を選択的に磨くことができなくなるので、せいぜい歯の直径の四分の一程度以下が最適であろう。
また、ブラシ束の先端部が細くなるか、あるいは垂直に切ってあるかで、最適太さは大きく異なる。
個別駆動ブラシヘッドの構成について説明する。
図6はブラシヘッド部を示した図である。
図に示すのは、上下に可動式になっている小さなブラシ束を複数個組み合わせて構成されたブラシヘッドであり、一つのブラシ束の後ろ(図における上部)には、駆動用の振動子・回転子であるE、Fが置かれている。
図でブラシ束は1列のみが掲載されているが、通常はこの奥に3〜4列ほどのブラシ束の列が並ぶことになる。
ブラシの束は、ばねによって支えられ、それぞれが独立して図で示す上下に移動、もしくはスイングアームなどで支えられて、上下に移動できることで、歯の表面の凹凸に対して忠実に接触できるように構成されている。
図6ではF、Cのブラシ束が下に降りて断面凹部、B部に接している。
ブラシ束の上下位置、もしくは圧力センサーによる検知によって、ブラシ束の駆動スイッチが入るようになっており、図ではFとCの組み合わせのところだけにスイッチが入り、ブラシ束に振動、回転運動、振動回転運動、味噌擂り運動、超音波振動の少なくとも一つ以上が与えられることによって断面凹部であるB部が集中的に磨かれることになる。
このとき、F、C以外のブラシ束は原則的には停止している。
ブラシ束の駆動のオンオフは単純な位置スイッチでも可能であるが、各ブラシ束の位置を総合的に検知して、圧力センサー、または位置センサーが、下に下がっているブラシ束の比率を算出し、それがたとえば全体のうちの40%とか30%とかになった場合にだけ、相当するブラシ束を駆動するように構成すると、より正確に、歯の溝部を集中して磨くことが出来る。
図6では、ブラシ束が断面凹部にあるかどうかを調べるのに、ブラシ束に一体化した圧力センサー、あるいは位置によってスイッチが入る仕組みを備えていたが、このとき、細い棒状の計測棒、あるいは若干硬いブラシ束部分をブラシ束の中央、あるいはブラシ束の周囲に配置しておく方法、あるいは超音波などによる計測によって、断面凹部、B部に直面しているブラシ束を特定する方法もある。
またランプで歯列を照明し、光学的に暗い部分、歯と歯の間の溝や、歯の窪みなどを感知するセンサーを備えることによって、磨くべき断面凹部、B部を検知することも可能である。
このとき、振動・回転運動などの歯磨き運動を行うのはブラシ束Cのみであり、他の、断面凸部であるA部に接触しているDおよびDの後ろにあるEは、基本的には静止し、もしくは微弱な振動運動をしていることによって、断面凹部であるB部が重点的に磨かれることになる。
また、歯のA部にもB部にも接していない、空中にあるブラシ束は基本的には静止しているべきであるが、仮に動いていても、実務的には大きな問題はない。
なお、このとき、駆動しているブラシ束Cは、断面凹部、B部に向かって、より強く磨けるように若干加圧されたほうが、効果がある。
図7では、ブラシ束がセットになってリンク機構、GとHで支えられており、リンクの相対的位置、すなわち図では垂直上下位置と、スイングするリンクの傾きによって、断面凹部であるB部に当たっているブラシ束が特定される。図ではHのリンクがそれであり、やはり、F、Cのブラシ束が駆動することになる。
図8は、歯ブラシのヘッド部の平面図である。
図では縦に4個、横に6個のブラシ束ユニットであり、ひとつのブラシ束にひとつの駆動モーター、もしくはひとつの駆動子、または振動子が組み合わされたものが並べられているようすを示している。
駆動モーター数を節約するため、例えば図8で縦に並んだ4個を一つのユニットにする方法もある。
しかし、図のように振動・回転運動などを行うユニットを数多く並べることで、ブラシヘッドがどんな角度で歯列に接していても、歯列における断面凹部、B部を探し出しやすくなる。
例えばまず、図8において、ブラシヘッドが歯列と平行になる方向、O方向で歯と接している場合ならP方向が歯の溝方向となる。
ブラシヘッドが歯列に対して直角に配置されているとき、すなわち歯列がP方向と平行になっているときには、O方向が歯の溝、あるいは歯の上部の断面凹部と一致するようになることができ、柔軟に対応が可能である。
またブラシヘッドが歯列に対して多少どちらかに傾いていても、ターゲットである断面凹部、B部を探しだして、集中的に磨くことが出来るので効果的である。
駆動子の構成について述べる。
駆動部は、動力モーターによる回転や往復回転、モーターにアンバランスなウェイトをつけて回転させ、振動を作り出す振動モーターによる振動、回転の軸が若干ずれていることで、味噌すり運動を起すモーター、スピーカの振動子などのようにコイル、磁石などを組み合わせて振動を作り出す振動子、超音波振動を作り出す超音波振動子、リニアモーターのように直線運動、往復運動を起こすモーターなどを使うことが出来る。
なお、これまでの説明では、ブラシ束にある駆動部はそれぞれ一つの駆動子、モーターとセットになっていたが、視点を変えて、ブラシヘッド全体を一つ、または二つの電磁石を組み合わせたものとし、その磁界の中に、小さな電磁石でできた駆動子とブラシ束のセットを並べ、ブラシ束の先端が断面凹部、B部にあるときのみ該当する駆動子に通電して、ブラシ束を駆動させる方法をとることもできる。
この部分はドットインパクトプリンターのヘッドに似た構成で制作することも可能である。
いくつものブラシ束をそれぞれ個別に駆動する場合、磨く側が主体的にいくつかのブラシ束を任意にコントロールすることで、磨きのパターンを作り出す方法もとることができる。
図8、図9は、ブラシヘッドの平面図の例であり、ここでは例としてブラシ束が24個配置されている。図9の斜線部Qが、仮に振動・回転運動を起こしているブラシ束である。振動を起こす束は、自由にコントロールし、変化させることが出来る。
駆動するブラシ束は強く押し付けられているが、振動している束を順々に変えて、作用点を移動させることで、波状に磨き部分をずらして磨くことが出来る。この波の形状も、歯磨き者が望む形態の磨き方を指定することができる。
図9は矢印型の磨き波形であり、磨き部分作用点が自動的に動いていく構造となる。
遠隔駆動方式。
実施例1では、駆動部、モーターなどがブラシ束のすぐそばにあったが、図10のように、ブラシ束と検知部、駆動部はブラシヘッドにあっても、 駆動モーター、振動子などの駆動部をブラシのハンドル、グリップ部に置いて遠隔操作する方法もある。
防水の面でも離しておく事は有利である。
図10は、グリップ部Lにモーターがあり、そこからKのチューブの中に入った同軸中のワイヤーをとおして、振動や回転が伝えられる仕組みである。ブラシ束のすぐ後ろにカムやクランクを置いて回転を振動にかえることもできるし、ワイヤーを直接、チューブ内で軸方向に振動させる方法もある。
そのほかの遠隔駆動方法としては、空気圧や水圧で加圧し、ピストン、プランジャなどをブラシヘッド部に備えて駆動する方法もある。
いずれの場合も、ブラシヘッド部には圧力センサー、位置の検知部があり、断面凹部を検出し、断面凹部、B部に当たっているブラシ束を選択、特定し、それを遠隔駆動することになる。
また、図11に示したのは、遠隔駆動方式のうちのひとつを示した概念図である。
ブラシ束C、Dは、図では上から歯にバネで押し付けられている。
ブラシ束の駆動ユニットC、Dの切り欠き部には、振動・回転力を伝達する伝達棒Mが組み合わされおり、ブラシ束がBの断面凹部を検出し、図で下に下がったN、Cの束のみがMと接触することで、N、CのみにMの振動・回転力が伝えられることで、断面凹部、B部が磨かれることになる。
断面凹部、B部に接触しているCは、振動・回転・味噌擂り運動を行うが、駆動されるときは、駆動力によって、より強く断面凹部に接触するようにコントロールされる。
実施例1、2では、ブラシ束を個別に選択して駆動していたが、実施例3では、ブラシヘッド部全体Rを、振動モーター、あるいは超音波振動子、などで一体的に振動させる方法をとる。
ブラシ束ごとの接触圧力を測定し、歯の断面凸部に触れて浮き上がったブラシ束が例えば全体の6割程度以上に達したときにのみ、歯ブラシのヘッドが全体振動を起こすような構造となる。
この場合、残りの4割のブラシ束は浮き上がっていないので、断面凹部に当たっていると考えられ、歯ブラシヘッドから浮き上がっていないので、歯ブラシヘッドの振動をそのままブラシ束に伝えることで、断面凹部のみが磨かれることになる。
さらにこのとき駆動しているブラシ束のみ、強く歯の方向に押し付ける機能を備えるとさらに効果的である。
これは、歯の断面凸部、A部に当たったブラシ束を選択し、選択されたブラシ束には振動を伝えない方法である。
図12は、浮き上がったブラシ束を静止させるために、ブラシヘッドと逆位相の動きをするUを備えたヘッドである。
歯ブラシのヘッド部Rに、ブラシ束は取り付けられ、上下にスライドするが、バネTによって支えられ、歯の方向に押されている。
ブラシヘッド部全体が、振動あるいは超音波振動している。その中で、断面凸部、A部に触れて、浮きあがったブラシ束Vは、Rとは逆位相に動いているUに触れることで、全体として静止状態になる。
また、Uがブラシハンドルにつながっていれば、Uは静止していると考えることができる。
結果的に、断面凹部、B部にあたっているCのみが駆動され、凹部を磨くことになる。
従来の電動歯ブラシは、強く磨く必要のない歯の中央部分も、歯垢や汚れがたまりやすく強く磨く必要がある歯間部も区別することなく、一律に磨いてしまっていたが、本発明によって強く磨く必要のある部分と、あまり強く磨く必要のない部分との磨きわけが可能となり、より正しい歯磨きが可能となり、歯の健康管理に好適であり、産業としての利用可能性は高い。
A 歯の断面凸部、A部。歯の断面のうち頂上のように見える部分
B 歯の断面凹部、B部。断面のうち谷間のように見える部分
または歯の上部などにある窪み、凹部。または歯と歯茎の接点で、谷間のように見え、ほかより窪んでいる部分
C 断面凹部、B部に接触しているブラシ束
D 断面凸部、A部に接触しているブラシ束
E ブラシ束の駆動部、直接モーターが入っている場合と、駆動子が入っている場合、遠隔駆動されている場合があるが、ブラシ束が断面凸部A部にあるので、駆動していない
F ブラシ束が断面凹部、B部にあるので、駆動している
G スイング機構 位置と傾きで、ブラシ束のどちらも断面凹部、B部には到達していないと判断される
Hスイング機構 位置と傾きで、一方であるCが断面凹部、B部に到達していると判断される
I 遠隔駆動のブラシ束
J 遠隔駆動の駆動部
K 遠隔駆動の動力パイプ 中にワイヤーが入るか、空気圧、水圧のパイプとなっている
L ブラシハンドル部_中にモーターなどが入る
M 駆動力を伝える伝達棒
N 断面凹部、B部にブラシ束があたり、Cの切欠きが、伝達棒Mに接触し、断面凹部を磨いているブラシ束を示している。
O ヘッド部横方向
P ヘッド部縦方向
Q ヘッド部で駆動しているブラシ束を斜線で示している。
R ブラシヘッド 振動または超音波振動による駆動をしている
S ブラシ束の基部 ブラシヘッドに接触しているとき駆動する
T ばね、または板バネ、ブラシ束を歯におしつける動きをする
U ブラシハンドルにつながっており静止している、またはブラシヘッドRと逆位相で動いており、実務的に静止している状態であるブラシヘッド部分
V ブラシ束先端が断面凸部、A部にあるため静止、または逆位相のUに触れることで静止しているブラシ束
W 歯の上部
X 歯茎部分

Claims (4)

  1. ブラシヘッド部に、複数の可動式ブラシ束を備えた電動歯ブラシにおいて、
    (1A)可動式ブラシ束は、ブラシの直径が0.5ミリ以上10ミリ以下であり、最適は直径2から3ミリであるブラシ束と、
    この可動式ブラシ束と一体化または連結され、この可動式ブラシ束を振動、超音波振動、回転、往復回転、味噌擂り運動、歯磨き運動のうちどれか一つ以上をさせることができる駆動部から構成されており、
    (1B)上記可動ブラシ束の先端が、歯の断面から見た凹部すなわち、歯の間、歯の窪み、歯と歯茎との接点など、汚れがたまりやすい位置にあるかどうかを検知する機能を備えており、
    (1C)前記可動ブラシ束が、前記歯の断面から見た凹部にある場合、もしくは使用者が指定したとき、ブラシ束に連結された駆動部のスイッチが入り、
    可動ブラシ束が振動、超音波振動、回転、往復回転、味噌擂り運動、歯磨き運動をする、
    以上3つの特徴を備えた、複数の可動ブラシ束を個別運動させることを特徴とする電動歯ブラシ。
  2. ブラシヘッド部に、複数の可動式ブラシ束を備えた電動歯ブラシにおいて、
    (2A)ブラシヘッドは、振動、超音波振動などの歯磨き運動をする駆動部を備えており、
    (2B)このブラシヘッドには、ブラシの直径が0.5ミリ以上10ミリ以下であり、最適は直径2から3ミリである、複数の可動ブラシ束が、ブラシヘッドと一体化、または連結あるいは連結解除できる接続装置を介して接続してある、
    (2C)上記可動ブラシ束の先端が、歯の断面からみた凸部すなわち、歯の間、歯の窪み、歯茎との接点などではなく、歯の丘部分、歯の断面から見た凸部にあることを検知する機能を備えており、
    (2D)ブラシ束が、前記歯の断面からみた凸部すなわち、歯の汚れがたまりにくい位置にある場合、ブラシ束とブラシヘッドの連結を解除し、ブラシ束にブラシヘッドの歯磨き運動が伝わらないようにする機能をもつ、
    以上の4つの特徴を備えた、複数の可動ブラシ束を個別運動させることを特徴とする電動歯ブラシ。
  3. ブラシヘッド部に、複数の可動ブラシ束を備えた電動歯ブラシにおいて、
    ブラシ束が、歯の断面からみた凹部にあたっており、ブラシ束が駆動しているとき、もしくは使用者が駆動を指定したとき、駆動しているブラシ束が、磨く対象である歯の方向に加圧される、もしくは凹部にあたっていないブラシ束、使用者が駆動を指定しないブラシ束が、磨く対象である歯の方向には減圧される、ことを特徴とする、
    複数の可動ブラシ束をもつことを特徴とする電動歯ブラシ。
  4. ブラシヘッド部に、複数の可動式ブラシ束を備えた電動歯ブラシにおいて、
    前記駆動部が、
    (4A)動力モーターによるもの、
    (4B)カムやクランクで振動を作り出しているもの、
    (4C)モーターにアンバランスなウェイトをつけて回転させ、振動を作り出す振動モーターによるもの、
    (4D)モーターの回転の軸が若干ずれていることで、味噌すり運動を起こすもの、
    スピーカの振動子などのようにコイル、磁石などを組み合わせて振動を作り出す振動子、
    (4G)部分に少なくとも一つ以上のコイルをもつ(4E)超音波振動を作り出す超音波振動子、または超音波モーター、
    (4F)リニアモーターのように直線運動、往復運動を起こすモーター、
    電磁石を含んでいるもの、
    (4H)空気圧ポンプ、水圧ポンプである、
    以上のうちのどれか一つ以上を含んでいることを特徴とする、
    請求項1、請求項2、請求項3記載の、複数の可動ブラシ束を個別運動させることを特徴とする電動歯ブラシ。
JP2016185072A 2016-09-23 2016-09-23 複数の可動ブラシ束を個別に運動させる電動歯ブラシ。 Expired - Fee Related JP6152604B1 (ja)

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