JPWO2011010622A1 - ハンガー組立体およびフロート板ガラス製造装置 - Google Patents

ハンガー組立体およびフロート板ガラス製造装置 Download PDF

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Abstract

フロート板ガラス製造装置のフロートバスルーフにおいて、天井面を形成する耐火レンガを吊り下げるためのハンガー組立体であって、当該ハンガー組立体は、ピンにより、被支持部材を支持部材に係止することにより構成され、前記支持部材は、延伸方向Pに沿って延伸する延伸部と、貫通孔を有する2つの凸部で構成された端部であって、各貫通孔は、一方の凸部の貫通孔に、一つのピンを挿入した際に、該ピンが他方の凸部の貫通孔を通るように設けられた、端部と、前記延伸部と端部とを結合する連結部と、を有し、前記連結部は、前記延伸部から前記端部に向かって、少なくとも一部の寸法が大きくなるように、テーパー状に構成されることを特徴とするハンガー組立体。

Description

本発明は、ハンガー組立体に関し、特に、フロート板ガラス製造装置のフロートバスルーフにおいて、天井面を形成する耐火レンガを吊り下げるためのハンガー組立体に関する。
板ガラスを製造する一方法として、フロート法が知られている。このフロート法では、(1)フロートバスと呼ばれる溶融スズを収容する浴槽内に、溶融ガラスを導入し、
(2)溶融スズ上で、溶融ガラスを上流から下流に沿って連続的に搬送し、
(3)この溶融ガラスを冷却しながら、フロートバスから排出させることにより、板ガラスが製造される。
通常、フロートバスの上部には、フロートバスルーフと呼ばれる天井部分が設置される。このフロートバスルーフは、下面(すなわちフロートバスと対面する側)が複数のハンガーに係合された耐火物レンガで構成され、すなわちフロートバスルーフは、吊り構造となっている。また、ハンガーは、該ハンガーの上部に、該ハンガーをつり下げるために設置された鋼材により、支持されている。
このようなハンガーを構成する部材の材料として、炭化珪素または窒化珪素を使用することが提案されている(特許文献1)。
特開平6−239631号公報
このようなハンガーは、例えば、複数の部材を用いたハンガー組立体として構成される。例えば、ハンガー組立体は、支持部材と、この支持部材の下側の被支持部材とを、係合ピンで係合させることにより構成される。支持部材は、インコネル合金のようなニッケル基合金等で構成される。また、被支持部材および係合ピンは、炭化珪素または窒化珪素で構成される。なお、ハンガー組立体の支持部材は、被支持部材、さらには耐火物レンガを支持する必要があり、使用時には、高温下で高応力が負荷されることになる。
ところで、近年、液晶パネル等の表示装置等に使用される、無アルカリガラスと呼ばれる組成の板ガラスのニーズが拡大している。このような板ガラスには、高融点のものが多く、このような板ガラスを製造する際に使用されるフロートバスの表面温度は、徐々に上昇する傾向にある。また、これにより、ハンガー組立体が晒される温度も、上昇する傾向にある。
従って、ハンガー組立体、特に支持部材が晒される環境は、次第に過酷なものになってきており、これに伴い、支持部材が損傷、破損する危険性も高まりつつある。
本発明は、このような問題に鑑みなされたものであり、本発明では、長期にわたって安定に使用することの可能なハンガー組立体を提供することを目的とする。また、そのようなハンガー組立体を有するフロート板ガラス製造装置を提供することを目的とする。
本発明では、フロート板ガラス製造装置のフロートバスルーフにおいて、天井面を形成する耐火レンガを吊り下げるためのハンガー組立体であって、
当該ハンガー組立体は、支持部材と、被支持部材と、該支持部材と被支持部材とを係止するピンとにより構成され、
前記支持部材は、
延伸方向Pに沿って延伸する延伸部と、
貫通孔を有する2つの凸部で構成された端部であって、各貫通孔は、一方の凸部の貫通孔に、一つのピンを挿入した際に、該ピンが他方の凸部の貫通孔を通るように設けられた、端部と、
前記延伸部と端部とを接続する連結部と、
を有し、
前記連結部は、前記延伸部との境界から前記端部との境界に向かって、少なくとも一部の寸法が大きくなるように、テーパー状に構成されることを特徴とするハンガー組立体が提供される。
また、本発明では、
内部に溶融スズが収容されるフロートバスと、
ハンガー組立体に耐火レンガを係合させることにより形成された天井面を有するフロートバスルーフと、
を備えるフロート板ガラス製造装置であって、
前記ハンガー組立体は、前述の特徴を有するハンガー組立体で構成されることを特徴とするフロート板ガラス製造装置が提供される。
本発明では、長期にわたって安定に使用することの可能な、フロート板ガラス製造装置のフロートバス装置のフロートバスルーフの耐火レンガを吊り下げるために好適なハンガー組立体を提供することが可能となる。また、そのようなハンガー組立体の使用により、長期間に渡って安定したフロート板ガラスの操業ができるフロート板ガラス製造装置を提供することができる。
フロート板ガラス製造装置のフロートバス装置の一例を模式的に示した横断面図である。 ハンガー組立体の概略的な断面図の一例である。 従来のハンガー組立体の支持部材の概略的な形状の模式図である。 本発明によるハンガー組立体の支持部材の概略的な形状の模式図である。 支持部材の連結部のテーパー形状の一例を模式的に示した図である。 支持部材の連結部のテーパー形状の別の例を模式的に示した図である。 本発明によるハンガー組立体の支持部材の別の形状の模式図である。 本発明によるハンガー組立体の支持部材のさらに別の形状の模式図である。 本発明によるハンガー組立体の支持部材のさらに別の形状の模式図である。
以下、図面を参照して、本発明についてより詳しく説明する。
最初に、一般的なフロート板ガラス製造装置およびハンガー組立体について、簡単に説明する。
図1は、従来の通常のフロート板ガラス製造装置の一例を模式的に示した横断面図である。また、図2は、図1のフロート板ガラス製造装置に使用されるハンガー組立体の一例の概略的な断面図である。
図1に示すように、フロート板ガラス製造装置のフロートバス装置100は、フロートバス110と、該フロートバス110の上方に設置されたフロートバスルーフ140とを有する。以下、一連のフロート板ガラス製造装置の板ガラスの成形領域となるフロートバス装置部分を、フロート板ガラス製造装置またはフロートバス装置と称する。
フロートバス110は、内部に溶融スズ120が収容されている。溶融スズ120の上には、溶融ガラス130が供給され、この溶融ガラス130は、ガラスリボン状となって、厚さが調整されながら上流から下流に向かって進行する。図1の例では、溶融ガラス130は、紙面に垂直な方向(以下、この方向をY方向とも称する)に進行する。従って、図1は、フロート板ガラス製造装置100を、溶融ガラス130の進行方向(Y方向)に対して平行な方向から見たときの断面図に相当する。
フロートバスルーフ140は、略鉛直方向(図1のZ方向)に延在する複数のハンガー組立体200と、該ハンガー組立体200の下端に係合された耐火レンガ150と、ハンガー組立体200の上端を支持する鋼材160とを有する。また、フロートバスルーフ140の側部は、耐火レンガ製の横壁170で構成されている。
ハンガー組立体200に係合された耐火レンガ150は、水平方向(X方向、Y方向)に揃うように2次元的に配置され、フロートバスルーフ140の天井面180を形成する。この天井面180には、溶融ガラス130の進行方向と略直交する方向(図1のX方向)に沿って、複数のヒータ190が配設される。なお、実際のフロート板ガラス製造装置100では、溶融ガラス130の進行方向(Y方向)に沿って、複数のY座標の位置に、図1に示すような構造が繰り返されている。
次に、図2および図3を参照して、従来の一般的なハンガー組立体200の構成について説明する。図2は、フロート板ガラス製造装置100のフロートバスルーフの耐火レンガを吊り下げるために使用される典型的なハンガー組立体200の概略的な断面を示した図である。また、図3は、ハンガー組立体200の支持部材210の一般的な形状を示す。図3の(a)は、図2と同方向、すなわちY方向から見たときの支持部材210の概略図であり、図3の(b)は、図3(a)のX方向から見たときの支持部材210の概略図である。
図2に示すように、ハンガー組立体200は、支持部材210と、被支持部材240と、ピン280とで構成される。
図3に示すように、支持部材210は、延伸方向Pに沿って伸びる延伸部211と、該延伸部211の両端に位置する2つの端部で構成される。支持部材210の一方の端部215は、2つの凸部220を有し、逆U字型に形成されている。2つの凸部220の間には、被支持部材240が挿入し得る寸法の空間242が設けられている。また、2つの凸部220の各々には、一本のピン280が水平方向(図2のX方向)に沿って貫通できるように、貫通孔230が設置されている。支持部材210の延伸部211と端部215は、境界部216で結合される。なお、支持部材210の他方の端部は、前述の鋼材160に接続されている(図2および図3には、示されていない)。
再度図2を参照すると、被支持部材240は、支持部材210と同軸方向(図2のZ方向)に延在する。被支持部材240は、第1の端部245が支持部材210の凸部220の間(すなわち空間242)に挿入され得る形状となっている。例えば、図2の例では、被支持部材240の第1の端部245は、該被支持部材240の延伸部分と直径が等しくなっており、この直径は、支持部材210の凸部220同士の間の間隔よりも狭くなっている。
また、被支持部材240の第1の端部245は、ピン280が貫通する貫通孔250を有する。この貫通孔250は、被支持部材240の第1の端部245を、支持部材210の凸部220の間の空間242に挿入して、一方の凸部220に設けられた貫通孔230にピン280を挿入した際に、丁度、ピン280が貫通孔250を通り、支持部材210の端部215の他方の凸部220に設けられた貫通孔230を貫通するように形成される。従って、支持部材210および被支持部材240の各貫通孔230および250に、ピン280を貫通させることにより、支持部材210と被支持部材240が一体化され、ハンガー組立体200を構成することができる。
被支持部材240の第2の端部260は、例えば、直方体状のフック部材265が取り付けられた構造となっており、このフック部材265に、前述の耐火物レンガ150が係合される。
このように、ハンガー組立体200の支持部材210は、端部215において、被支持部材240、さらには耐火物レンガ150を支持しており、ハンガー組立体200の支持部材210は、使用時には、高温(例えば700℃〜1200℃)下で高応力の負荷を受けることになる。このため、支持部材210の材料には、良好な耐高温クリープ特性を有する、例えば、インコネルのようなニッケル基合金が使用される。
しかしながら、近年、液晶パネル等の表示装置等に使用される、無アルカリガラスと呼ばれる組成の板ガラスのニーズが拡大している。このような板ガラスには、高融点のものが多く、このような板ガラスを製造する際に使用されるフロートバスの表面温度は、徐々に上昇する傾向にある。これに伴い、ハンガー組立体200が晒される温度もまた、上昇する傾向にある。従って、支持部材210の晒される環境は、より一層過酷なものになってきており、支持部材210の材料としてニッケル基合金を使用した場合であっても、将来、支持部材が損傷したり、破損したりする危険性は十分に考えられる。
なお、支持部材210のそのような破損は、図3の領域Q1(境界部216)を起点として生じる可能性が高い。このような領域Q1では、小面積内で、局部的に応力が集中するためである。
これに対して、本発明では、ハンガー組立体200の支持部材として、図4に示すような構造の支持部材310が使用される。
図4は、本発明によるハンガー組立体200の支持部材310の構造を概略的に示したものである。図4の(a)は、図3(a)と同方向、すなわち支持部材310をY方向から見たときの概略図であり、図4の(b)は、支持部材310を図4(a)のX方向から見たときの概略図である。
本発明による支持部材310は、延伸方向Pに沿って伸びる延伸部311(すなわち、鉛直方向Pに沿って伸びる縦方向軸部)、連結部316、および2つの端部から構成される。支持部材310の一方の端部315は、連結部316により、延伸部311と一体化されている。なお、支持部材310の他方の端部(図4には、示されていない)は、前述の鋼材160に接続されており、この部分の構成は、従来の場合と同様である。従って、以下、支持部材310の一方の端部315を、単に「端部315」と称することにする。
端部315は、前述の支持部材210の端部215と同様、2つの凸部320および両凸部320の間の空間342で形成されている。空間342には、前述の被支持部材240が挿入される。また、2つの凸部320の各々には、前述のピン280が水平方向(図4のX方向)に沿って貫通できるように、貫通孔330が設置されている。
連結部316は、延伸部311と端部315とを一体化する役割を有する。すなわち、延伸部311と端部315とは接続され、連結部が構成される。連結部316は、延伸部311との境界S1、および端部315との境界S2を有し、テーパー形状で構成される。換言すれば、連結部316は、境界S1から境界S2に向かって、図4のX方向の厚さおよびY方向の幅が大きくなっている。すなわち、上記連結部は、前記延伸方向Pに直行するXY方向のうち、少なくとも一方向の寸法が大きくなるようにテーパー状に構成されている。
ここで、「テーパー形状」とは、連結部316において、境界S1から境界S2に向かって、X方向の厚さおよび/またはY方向の幅が直線的に増加する形状(図4参照)の他、X方向の厚さおよび/またはY方向の幅が非直線的に大きくなる形状を含むことに留意する必要がある。すなわち、連結部316は、境界S1から境界S2に向かって、X方向の厚さおよび/またはY方向の幅が単調に、あるいは徐々に、あるいは段階的に増加する形状であれば良い。
例えば、連結部316は、図5および図6に示すような形状を有しても良い。
図5では、連結部316は、境界S1から境界S2に向かって、「ラッパ状」に広がっている。また、図6では、連結部316は、境界S1から境界S2に向かって、「傘状」に広がっている。
支持部材210の前記連結部316と延伸部311と端部315とは、一体成形により、連続体として製造されるのが好ましいが、場合によっては延伸部311と端部315と連結部316とを、あるいは延伸部311と連結部316が形成された端部315とを、あるいは連結部316が形成された端部315と延伸部とを、溶接手段、その他の接合手段により結合して一体化してもよい。
ここで、本発明による支持部材310を、前述の従来の支持部材210と比べると、以下の点が大きく異なっている:
本発明による支持部材310は、延伸部311と端部315の間に、従来の支持部材210のような応力集中部(境界部216)を有さない。代わりに、本発明による支持部材310は、同位置にテーパー形状の連結部316を有する。なお、遠心部311は、丸棒(円柱)であっても角棒(四角柱)であっても良いが、連結部316、端部315との一体化を考慮すると、角棒が望ましい。
このような特徴により、本発明による支持部材310では、延伸部311と端部315の間の境界部分における応力の集中を回避することができる。
従って、本発明の支持部材310を有するハンガー組立体では、支持部材が使用中に、領域Q1を起点として、損傷、破損する危険性が有意に抑制される。このため、本発明では、使用環境がより過酷な環境となっても、長期にわたって安定に使用することの可能な支持部材、さらにはハンガー組立体を提供することが可能となる。支持部材310はインコネル合金のような耐熱性、耐蝕性、耐クリープ性などの高温特性に優れたニッケル基合金であることが好ましい。また、支持部材310は、鋳造法で製造される場合、欠陥が生じにくくなり、好ましい。
なお、従来の支持部材210の構造では、図3の領域Q2(貫通孔230の下側)も、応力の集中を受けやすく、この領域Q2を起点として、支持部材210の破損が生じる可能性がある。
そこで、本発明による支持部材310では、従来の支持部材210に比べて、貫通孔の中心から、支持部材の端部315の先端までの距離B(図4参照)を長くすることが好ましい。これにより、支持部材310において、貫通孔330を基点としたクラックが支持部材の先端まで到達することが抑制される。
また、同じ理由から、各凸部320に設けられた貫通孔330の全長D(図4参照)、すなわち、各凸部320のX方向の厚さは、できるだけ厚くすることが好ましい。さらに、本発明による支持部材310の各部分における、好ましい寸法範囲を示せば、以下のようになる。なお、下記寸法は、図4(a)および図4(b)内の各記号に対応する。
・寸法A1(貫通孔330の延伸方向に対して垂直な方向の前記端部315の上部の幅、すなわち端部315の上側のY方向の幅):20mm〜70mmであり、好ましくは20mm〜50mmであり、さらに好ましくは、25mm〜40mmである。(A1が70mmを超えると、周囲の耐火レンガが減少し、断熱性が悪くなる);
・寸法A2(貫通孔330の延伸方向に対して垂直な方向の前記延伸部311の幅、すなわち延伸部311のY方向の最大幅):3mm〜30mmであり、好ましくは10mm〜30mmであり、さらに好ましくは、15mm〜25mmである。;
・寸法A3(端部315の下側のY方向の幅):20mm〜70mmであり、好ましくは20mm〜50mmであり、さらに好ましくは、25mm〜40mmである。(A3が70mmを超えると、周囲の耐火レンガが減少し、断熱性が悪くなる);
・寸法B(貫通孔330の中心から端部315の先端までの距離):10mm〜50mmであり、好ましくは10mm〜40mmであり、さらに好ましくは、20mm〜30mmである。;
・寸法C(延伸部311の延伸方向Pに沿った、端部315の全長):20mm〜80mmであり、好ましくは、40mm〜60mmである。;
・寸法D(端部315における一つの凸部320の厚さ、すなわち貫通孔の長さ):3mm〜25mmであり、好ましくは3mm〜15mmであり、さらに好ましくは、5mm〜10mmである。(Dが25mmを超えると、2つの凸部320の間の空間342が狭くなり、被支持部材240を挿入することが難しくなる);
・寸法H(延伸部311の延伸方向Pに沿った、前記2つの境界の間の距離で表される連結部316の全長):20mm〜100mmであり、好ましくは、50mm〜80mmである。;
・寸法W1(連結部316と延伸部311の端部315との境界の、前記貫通孔の延伸方向と平行な方向の厚さ、すなわち連結部316のX方向における最大厚さ(連結部316と端部315の境界S2での厚さ)):20mm〜70mmであり、好ましくは20mm〜50mmであり、さらに好ましくは、25mm〜35mmである。;
・寸法W2(連結部316の全長Hの1/2の位置におけるX方向の厚さ):11.5mm〜50mmであり、好ましくは10mm〜35mmであり、さらに好ましくは、15mm〜25mmである。(ただし、連結部316が直線状テーパーを有する場合の寸法を示す。);
・寸法W3(連結部316と延伸部311との境界の、前記貫通孔の延伸方向と平行な方向の厚さ、すなわち連結部316のX方向における最小厚さ(連結部316と延伸部311の境界S1での厚さ)):3mm〜30mmであり、好ましくは3mm〜15mmであり、さらに好ましくは、5mm〜10mmである。
このような寸法で、支持部材310を形成することにより、高温の高応力負荷環境において、破損の生じ難い支持部材が得られる。従って、そのような支持部材310を有するハンガー組立体は、無アルカリガラスのような高融点のフロート板ガラスの製造工程においても、長期にわたって安定に使用することができる。
なお、被支持部材240は、炭化珪素を主成分とする炭化珪素材料または窒化珪素を主成分とする窒化珪素材料で構成されても良い。
(第2の構成)
次に、本発明によるハンガー組立体の支持部材の別の構成例について説明する。
図7には、本発明によるハンガー組立体の別の支持部材を示す。この支持部材310Aは、基本的に、図4に示した支持部材310と同様の形状を有する。しかしながら、支持部材310Aは、延伸部311が円柱状のロッド状体となっている点が、図4に示した支持部材310とは異なっている。すなわち、支持部材310Aにおいては、延伸部311の方向Pと垂直な断面は、略円状になっている。
このような支持部材の形状でも、境界S2への応力集中が緩和され、前述のような本発明の効果が得られることは、当業者には明らかである。
(第3の構成)
次に、本発明によるハンガー組立体の支持部材のさらに別の構成例について説明する。
図8には、本発明によるハンガー組立体の別の支持部材を示す。この支持部材310Bは、基本的に、図4に示した支持部材310と同様の形状を有する。しかしながら、支持部材310Bは、図8のX方向から見たとき、端部315がリング状になっている点が、図4に示した支持部材310とは大きく異なっている。すなわち、この例では、端部315は、貫通孔330と略同心円状の形状を有する。また、図8の支持部材310Bは、図8のY方向から見たとき、連結部316が曲線状になっている。
このような支持部材の形状でも、境界S2への応力集中が緩和され、前述のような本発明の効果が得られることは、当業者には明らかである。
(第4の構成)
次に、本発明によるハンガー組立体の支持部材のさらに別の構成例について説明する。
図9には、本発明によるハンガー組立体の別の支持部材を示す。この支持部材310Cは、基本的に、図4に示した支持部材310と同様の形状を有する。しかしながら、支持部材310Cは、連結部316がリブ部材318を有する点が、図4に示した支持部材310とは大きく異なっている。すなわち、この例では、連結部316は、境界S1から境界S2に向かって、X方向の厚さおよびY方向の幅が、全体的に広がるように構成されてはいない。代わりに、連結部316は、Y方向から見たとき、略三角形状の2つのリブ部材318が境界S2の上部に鏡面対称に配置され、構成されている。
より具体的には、各リブ部材318は、Y方向から見たとき、三角形の底辺が境界S2と接し、三角形の一つの側辺が、連結部316の中心部分317と接触するようにして、連結部316に設置されている。従って、この構成では、連結部316の全体ではなく、一部分のみがテーパー形状を構成している。
このような支持部材の形状でも、境界S2への応力集中が緩和され、前述のような本発明の効果が得られることは、当業者には明らかである。
以上、本発明によるハンガー組立体の支持部材の一構成例について説明した。しかしながら、本発明によるハンガー組立体およびその支持部材には、示された例以外にも、様々な態様が含まれることは、当業者には明らかである。
本発明によれば、フロートバス装置のフロートバスルーフの天井面を形成する耐火レンガを吊り下げるためのハンガー構造体の支持部材の損傷、破損の危険性を低減耐熱性、耐クリープ特性を向上させることができるので、長期間に渡って安定的に板ガラスを生産することができ、特により高温度において板ガラスの成形が要求される板ガラス板の製造に有用である。
なお、2009年7月21日に出願された日本特許出願2009−170417号の明細書、特許請求の範囲、図面及び要約書の全内容をここに引用し、本発明の開示として取り入れるものである。
100 フロート板ガラス製造装置
110 フロートバス
120 溶融スズ
130 溶融ガラス
140 フロートバスルーフ
150 耐火レンガ
160 鋼材
170 横壁
180 天井面
190 ヒータ
200 ハンガー組立体
210 支持部材
211 延伸部
215 端部
216 境界部
220 凸部
230 貫通孔
240 被支持部材
242 空間
245 被支持部材の第1の端部
250 貫通孔
260 被支持部材の第2の端部
265 フック部材
280 ピン
310 支持部材
310A、310B、310C 支持部材
311 延伸部
315 端部
316 連結部
317 中心部分
318 リブ部材
320 凸部
330 貫通孔
342 空間

Claims (7)

  1. フロート板ガラス製造装置のフロートバスルーフにおいて、該フロートバスルーフの天井面を形成する耐火レンガを吊り下げるためのハンガー組立体であって、
    当該ハンガー組立体は、支持部材と、被支持部材と、該支持部材と被支持部材とを係止するピンとにより構成され、
    前記支持部材は、
    延伸方向Pに沿って延伸する延伸部と、
    貫通孔を有する2つの凸部で構成された端部であって、各貫通孔は、一方の凸部の貫通孔に、一つのピンを挿入した際に、該ピンが他方の凸部の貫通孔を通るように設けられた、端部と、
    前記延伸部と端部とを接続する連結部と、
    を有し、
    前記連結部は、前記延伸部との境界から前記端部との境界に向かって、少なくとも一部の寸法が大きくなるように、テーパー状に構成されることを特徴とするハンガー組立体。
  2. 前記延伸部の延伸方向Pに沿った、前記2つの境界の間の距離で表される前記連結部の全長Hは、20mm〜100mmの範囲であり、
    前記連結部において、
    前記端部との境界の、前記貫通孔の延伸方向と平行な方向の厚さW1は、20mm〜70mmの範囲であり、および/または
    前記延伸部との境界の、前記貫通孔の延伸方向と平行な方向の厚さW3は、3mm〜30mmの範囲であり、および/または
    前記貫通孔の延伸方向に対して垂直な方向の前記端部の上部の幅A1は、20mm〜70mmの範囲であり、および/または
    前記貫通孔の延伸方向に対して垂直な方向の前記延伸部の幅A2は、3mm〜30mmの範囲であることを特徴とする請求項1に記載のハンガー組立体。
  3. 前記延伸部の延伸方向Pに沿った、前記端部の全長Cは、20mm〜80mmの範囲であり、
    前記貫通孔の長さDは、3mm〜25mmの範囲であり、前記端部の下部の幅A3は、20mm〜70mmであることを特徴とする請求項1または2に記載のハンガー組立体。
  4. 前記支持部材は、ニッケル基合金で構成されることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一つに記載のハンガー組立体。
  5. 前記支持部材は、ニッケル基合金の鋳造品であることを特徴とする請求項4に記載のハンガー組立体。
  6. 前記被支持部材は、炭化珪素を主成分とする炭化珪素材料または窒化珪素を主成分とする窒化珪素材料で構成されることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか一つに記載のハンガー組立体。
  7. 内部に溶融スズが収容されるフロートバスと、
    ハンガー組立体に耐火レンガを係合させることにより形成された天井面を有するフロートバスルーフと、
    を備えるフロート板ガラス製造装置であって、
    前記ハンガー組立体は、請求項1乃至6のいずれか一つに記載のハンガー組立体で構成されることを特徴とするフロート板ガラス製造装置。
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