JPH0653581B2 - フロートバスによるガラス製造方法 - Google Patents

フロートバスによるガラス製造方法

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JPH0653581B2
JPH0653581B2 JP1172555A JP17255589A JPH0653581B2 JP H0653581 B2 JPH0653581 B2 JP H0653581B2 JP 1172555 A JP1172555 A JP 1172555A JP 17255589 A JP17255589 A JP 17255589A JP H0653581 B2 JPH0653581 B2 JP H0653581B2
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float bath
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glass
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plate
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勲夫 倉科
武 堀口
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    • C03GLASS; MINERAL OR SLAG WOOL
    • C03BMANUFACTURE, SHAPING, OR SUPPLEMENTARY PROCESSES
    • C03B18/00Shaping glass in contact with the surface of a liquid
    • C03B18/02Forming sheets
    • C03B18/16Construction of the float tank; Use of material for the float tank; Coating or protection of the tank wall
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P40/00Technologies relating to the processing of minerals
    • Y02P40/50Glass production, e.g. reusing waste heat during processing or shaping
    • Y02P40/57Improving the yield, e-g- reduction of reject rates

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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明はフロートバスによるガラス製造方法に係り、特
に溶融錫(金属)上の溶融フロートガラス(リボン)上
に錫化合物等の異物が落下するのを防止するようにした
フロートバスによるガラス製造方法に関する。
[従来の技術] 溶融金属錫上にガラスリボンをフロートさせてシートガ
ラスを製造するフロート法によるガラス製造方法は従来
より広く行なわれている。かかるフロート法によるガラ
ス製造法においては、金属錫自体は蒸気圧が低く昇華は
殆ど問題とならないが、フロートバス内に酸素や硫黄が
存在すると、金属錫はSnO、SnSとして850℃以
上の温度で昇華する。なお、SnOは錫の10倍、Sn
Sは錫の100倍の蒸気圧(1000℃にて)を有す
る。この酸素の供給源はシール不良による大気の漏れ込
みやガラスリボン自体である。また、硫黄はガラス自体
から供給される。
この様にして昇華したSnO、SnSはクーラーやフロ
ートバス天井部等の比較的低温部分に凝縮ないし析出
し、天井析出物を形成する。
この天井析出物中のSnO、SnSはHにより還元さ
れ金属錫となり、リボン上に落下して次点を発生させ
る。なお、SnO、SnS自体が落下する場合もある。
この様な天井析出物の落下に伴なう欠点発生を防止する
ために、次の如き対策が採られている。
(1) フロートバスのシール性を向上させ、酸素の侵
入を防止する。
(2) SnO、SnSの昇華が発生する850℃以上
の所でフロートバス内雰囲気を抜き出し、バス内の昇華
物濃度を低下させる。
(3) 定期的にクーラー掃除、吹掃により天井析出物
を落とす。また、高温操業を行ない、同時に水素濃度を
上げ、一時的に天井析出物の落下量を増加させ、その後
バス内の条件を定常状態に戻して操業を行う。
上気対策のうち、(1)の方法は通常行なわれていると
ころである。また、(2),(3)の対策は高級品を生
産する直前に行なわれるものであり、高級品採板中は天
井析出物の成長領域にて操業を行うようにしている。
[発明が解決しようとする課題] 上記(1)の如くフロートバスのシール特性を改善する
と、バス内への酸素の侵入は防止できるものの、リボン
自体からの酸素、硫黄の供給は防止することができな
い。従って、確実に天井析出物の落下防止を図ることは
できない。
(2),(3)の対策は、天井析出物を落下させる操作
(吹掃、高温操業など)であり、吹掃を行なっている間
及びその後しばらくは低級品、高級品を問わず採板が不
可能であり、天井析出物落下操作に伴なう製造装置稼動
効率の低下が著しい。さらに、広いフロートバス天井面
の天井析出物を全て落下させることは不可能であり、吹
掃により却って天井析出物を不安定にして欠点を増加さ
せることもある。
この様に従来の対策では天井析出物がガラスリボン上に
落下して欠点を発生させることを確実に防止することは
できなかった。
[課題を解決するための手段] 本発明は、フロートバス内の溶融金属上にフロートした
ガラスリボンとフロートバス内天井部との間に耐熱性及
び熱良導性材料として、炭素繊維炭素複合材料(Carbon
Fiber Carbon Composite Material)よりなるプレートを
設け、ガラスリボン上への異物(天井析出物)の落下を
防止するようにしたものである。
[作用] 本発明方法によると、天井析出物が落下しても、この落
下物はプレートにて受け止められ、ガラスリボン上に落
下することがない。従ってリボンに欠点を発生させるこ
とが確実に防止される。
なお、上記プレートとしては以下の如き特性を備えたも
のであることが要求される。
熱の良導体であり、当該プレートを介してガラスリ
ボンの加熱及び冷却ができること。また、リボンからの
輻射熱でプレート下面が熱せられるものであり、当該プ
レートが無い時と同程度のバス内温度が維持でき、天井
析出物の異常成長を防止できるものであること。
取換え、掃除が容易であると同時に、操業用具をぶ
つけても簡単には破損しないことが必要である。その為
には、600〜1500℃の温度領域で高い強度及び弾
性率を有していることが要求される。
同様に耐熱衝撃性を有することが要求され、 軽量であること及び加工が容易であることも要求さ
れる。
かかる要求特性を満足させる素材として、本発明では、
炭素繊維炭素複合材料を採用する。
以下に炭素繊維炭素複合材料の性質について示す。
炭素繊維炭素複合材料製プレートの性質 嵩 比 重 1.3〜1.6 g/cc 曲げ強さ 7.0〜20.0kg/mm2 曲げ弾性率 1.5〜6.0×103 kg/mm2 引張強さ 4.0〜16.0kg/mm2 圧縮強度 13.0 kg/mm2 ショア硬度 45〜95 熱膨張率 繊維と平行 0.3〜0.6×10-6/℃ 繊維に直角 4.0〜4.4×10-6/℃ 熱伝導率 繊維と平行 5.5Kcal/mhr℃ 繊維に直角 0.5kcal/mhr℃ 比熱 0.2cal/g℃ [実施例] 以下、図面を参照して実施例について説明する。
第1図は本発明の実施例に係る方法を行うに好適なフロ
ートバスを示す断面図であり、フロートバスの幅方向端
部の縦断面を示している。
第1図において、符号1はフロートバスであり、天井部
はルーフ耐火物2で形成され、底部はボトム耐火物3で
構成されている。このボトム耐火物3上に溶融錫4のバ
スが構成されており、この溶融錫4上にガラスリボン5
がフロートしている。なお、前記ルーフ耐火物2にはヒ
ーティングエレメント6が取付けられている。
このガラスリボン5の上方には炭素繊維炭素複合材料製
のプレート7が配置されている。本実施例では、このプ
レート7はサポート8上に載置される如くして設置され
ている。このサポートは炭素繊維炭素複合材料製のビー
ムまたはパイプが好適であるが、エアまたは水による冷
却管であっても良い。なお、上記プレート7はサポート
8上に設置しているが、サボート8からボルト等により
吊り下げるようにして取付けても良い。
前記プレート7が覆う範囲は、バスの幅方向については
ガラスリボンの幅とほぼ同程度となるようにし、ガラス
リボンの進行方向については必要とされる範囲を全てカ
バーするようにするのが好適である。
第2図はプレート取付け装置をフロートバス本体に組込
んだ実施例の構成を示す断面図であり、フロートバスの
幅方向端部の縦断面を示している。また、第3図は第2
図のIII−III線断面図である。
第2,3図において、符号10はボトムブロック、11
はサイドブロック、12はサイドシール、13はルーフ
サイドリンテル、14はサイドプレート、15はサイド
シールアングルを示す。前記ボトムブロック10及びサ
イドブロック11で囲まれた部分には錫4が溶融状態に
て貯留されており、その上にガラスリボン5がフロート
している。
該ガラスリボン5の上方には炭素繊維炭素複合材料製の
ビーム16が水平方向に配設されている。このビーム1
6は縦断面がI形のIビームであり、このIビーム16
の下側フランジ部16aに係止されるようにして炭素繊
維炭素複合材料製のプレート7が配設されている。符号
17はビーム16を支える炭素繊維炭素複合材料製のハ
ンガーを示す。該ハンガー17はルーフ耐火物18を貫
通しており、上端に螺着された炭素繊維炭素複合材料製
のナット19により係止されている。
なお、第3図において符号20はルーフサイドウォール
下面を示し、符号21はバスサイドウォール下面を示し
ている。
この様にプレート7が配設されたフロートバスによる操
業方法それ自体は従来のフロートバスと同様にして行な
われるものである。この場合、前記従来技術で示された
天井析出物落下防止対策を採らなくても、ガラスリボン
5上への天井析出物の落下は確実に防止される。即ち、
天井析出物が落下してきても、この落下物はプレート7
にて受け止められ、ガラスリボン5上に落下することが
ない。
[発明の効果] 以下の通り、本発明方法によると操業条件の変更等を行
うことなく、天井析出物のガラスリボン上への落下を確
実に防止することができ、欠点発生を確実に防止するこ
とができる。また、フロートバスの稼動効率の向上を図
ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図は本発明方法を実施するに好適なフロ
ートバスの要部縦断面図、第3図は第2図のIII−III線
断面面図である。 4……錫、 5……ガラスリボン、 7……炭素繊維炭素複合材料製のプレート。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】溶融金属上にガラスリボンをフロートさせ
    てシートガラスを製造するフロートバスによるガラス製
    造方法において、フロートしたガラスリボンとフロート
    バスの天井部との間に、炭素繊維炭素複合材料よりなる
    プレートを設け、ガラスリボン上への異物落下を防止す
    ることを特徴とするフロートバスによるガラス製造方
    法。
JP1172555A 1989-07-04 1989-07-04 フロートバスによるガラス製造方法 Expired - Lifetime JPH0653581B2 (ja)

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