JPWO2010119808A1 - 製品の製造方法および製造システム - Google Patents
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Abstract
第1記憶部(11)に製造条件が保存される。製造条件を第2記憶部(21)に記憶させるために製造条件が第1記憶部(11)から第2記憶部(21)へ送信される。第2記憶部(21)に記憶された製造条件に基づいて製品が製造される。製品が製造された後に、第2記憶部(21)から製造条件が消去される。これにより保守・点検を容易に行なうことができ、かつ製造条件の情報漏えいを防止することができる。
Description
本発明は、製品の製造方法および製造システムに関し、特に、製造条件を記憶する記憶部を用いた、製品の製造方法および製造システムに関するものである。
製品を製造する製造装置の中には、製造条件を記憶する記憶部を有するものがある。
たとえば特開平4−99279号公報(特許文献1)に記載の技術においては、供給装置はマイクロコンピュータを有する。このマイクロコンピュータは、ヒータの加熱出力パターンとキャリアガスの出力パターンとを記憶する。
たとえば特開平4−99279号公報(特許文献1)に記載の技術においては、供給装置はマイクロコンピュータを有する。このマイクロコンピュータは、ヒータの加熱出力パターンとキャリアガスの出力パターンとを記憶する。
上記公報の供給装置のような製造装置が設置される場所は、多くの場合、情報管理の上で人の立ち入りが厳格に制限された場所(以下、「制限エリア」と称する)ではない。このため、製造システムに記憶されている製造条件の情報が漏えいしやすいという問題がある。
一方で製造システム全体が制限エリアに設置されると、情報の漏えいは防止できるものの、製造システムの保守・点検を行なう作業者が立ち入り制限を受けてしまい、その実施が困難になるという問題がある。
それゆえ本発明の目的は、保守・点検を容易に行なうことができ、かつ製造条件の情報漏えいを防止することができる製造方法および製造システムを提供することである。
本発明の製品の製造方法は、以下の工程を有する。
第1記憶部に製造条件が保存される。製造条件を第2記憶部に記憶させるために製造条件が第1記憶部から第2記憶部へ送信される。第2記憶部に記憶された製造条件に基づいて製品が製造される。製品が製造された後に、第2記憶部から製造条件が消去される。
第1記憶部に製造条件が保存される。製造条件を第2記憶部に記憶させるために製造条件が第1記憶部から第2記憶部へ送信される。第2記憶部に記憶された製造条件に基づいて製品が製造される。製品が製造された後に、第2記憶部から製造条件が消去される。
本発明の製品の製造方法によれば、製品が製造された後に第2記憶部から製造条件が消去される。これにより、製造条件の情報が漏えいすることを防止することができる。また第2記憶部が制限エリア外の場所に設置されることによって、製造システムの保守・点検を行なう作業者が第2記憶部にアクセスすることができるので、製造システムの保守・点検を容易に行なうことができる。
上記の製造方法において好ましくは、第2記憶部は揮発性である。
これにより、第2記憶部に記憶された情報は、電源が切られた場合に消去される。よって第2記憶部からの製造条件の漏えいを、より確実に防止することができる。
これにより、第2記憶部に記憶された情報は、電源が切られた場合に消去される。よって第2記憶部からの製造条件の漏えいを、より確実に防止することができる。
上記の製造方法において好ましくは、第1記憶部は不揮発性である。
これにより、電源が切られた場合であっても、第1記憶部において製造条件を保存し続けることができる。
これにより、電源が切られた場合であっても、第1記憶部において製造条件を保存し続けることができる。
上記の製造方法において好ましくは、製造条件は第1記憶部の外部において不揮発に記憶されない。
これにより、電源が切られた場合に、製造条件は第1記憶部の外部において消去される。よって第1記憶部の外部からの製造条件の漏えいを、より確実に防止することができる。
上記の製造方法において好ましくは、製造条件が消去された後に、製造条件を第1記憶部から第2記憶部へ送信することを要求する信号が発生される。
これにより、第2記憶部に製造条件が再び記憶されるので、再び製品を製造することができる。すなわち製品の製造を繰り返すことができる。
上記の製造方法において好ましくは、複数の処理部の各々によって製品が製造される。また上記の信号は、複数の処理部のいずれかを特定する情報を含む。
これにより、複数の処理部のいずれかを特定し、さらにこの特定の処理部に適した製造条件を選択的に送信することができる。
本発明の製造システムは、製造装置と、保存装置と、制御装置とを有する。製造装置は製品を製造するものである。保存装置は、製造装置を制御するための製造条件を保存する第1記憶部を有し、かつ第1記憶部に保存された製造条件を送信することができる。制御装置は、保存装置から送信された製造条件を記憶する第2記憶部と、第2記憶部に記憶された製造条件に基づいて製造装置を制御する制御部とを有する。制御部は、第2記憶部に記憶された製造条件に基づいて製造装置を制御した後に、第2記憶部から製造条件を消去するように構成されている。
本発明の製造システムによれば、制御部は、第2記憶部に記憶された製造条件に基づいて製造装置を制御した後に、第2記憶部から製造条件を消去する。これにより、製造条件の情報が漏えいすることを防止することができる。また第2記憶部が制限エリア外の場所に設置されることによって、製造システムの保守・点検を行なう作業者が第2記憶部にアクセスすることができるので、製造システムの保守・点検を容易に行なうことができる。
上記の製造システムにおいて好ましくは、保存装置は第1エリアに設置されており、制御装置および製造装置は第1エリアと異なる第2エリアに設置されている。より好ましくは、第1エリアは第2エリアに比して情報管理の上で人の立ち入りが制限されている。
上記の製造システムにおいて好ましくは、第2記憶部は揮発性である。
これにより、第2記憶部に記憶された情報は、電源が切られた場合に消去される。よって第2記憶部からの製造条件の漏えいを、より確実に防止することができる。
これにより、第2記憶部に記憶された情報は、電源が切られた場合に消去される。よって第2記憶部からの製造条件の漏えいを、より確実に防止することができる。
上記の製造システムにおいて好ましくは、第1記憶部は不揮発性である。
これにより、電源が切られた場合であっても、第1記憶部において製造条件を保存し続けることができる。
これにより、電源が切られた場合であっても、第1記憶部において製造条件を保存し続けることができる。
上記の製造システムは好ましくは、製造条件が第1記憶部の外部において不揮発に記憶されないように構成されている。
これにより、電源が切られた場合に、製造条件は第1記憶部の外部において消去される。よって第1記憶部の外部からの製造条件の漏えいを、より確実に防止することができる。
上記の製造システムにおいて好ましくは、制御部は、製造条件を第1記憶部から第2記憶部へ送信することを要求する信号を発生することができるように構成されている。
これにより、第2記憶部に製造条件が記憶されていない場合に、上記信号を発生することで第2記憶部に製造条件を記憶させることができる。
上記の製造システムにおいて好ましくは、製造装置は、各々が製品を製造する複数の処理部を含む。また上記の信号は、複数の処理部のいずれかを特定する情報を含む。
これにより、複数の処理部のいずれかを特定し、さらにこの特定の処理部に適した製造条件を選択的に送信することができる。
以上説明したように、本発明によれば、製造条件の情報が漏えいすることを防止することができる。また製造システムの保守・点検を容易に行なうことができる。
以下、本発明の実施の形態について図に基づいて説明する。
(実施の形態1)
はじめに本実施の形態の製造システムについて説明する。
(実施の形態1)
はじめに本実施の形態の製造システムについて説明する。
図1を参照して、本実施の形態の製造システム100は保存装置10および基本システム50を有する。保存装置10は、制限エリアCA(第1エリア)に設置されている。また基本システム50は、制限エリアCAに比して情報管理の上での人の立ち入りが制限されていない場所である処理エリアPA(第2エリア)に設置されている。また基本システム50は制御装置20および製造装置30を有する。
製造装置30は、製品を製造する処理部31を有する。ここで製品とは、製造工程の途中にある未完成の製品を含む。製造装置30は、たとえば一の成膜室を有するCVD(Chemical Vapor Deposition)装置であり、この場合、処理部31は成膜室およびその内部構造である。
保存装置10は第1記憶部11および第1通信部12を有する。第1記憶部11は、製造装置30を制御するための製造条件を保存するためのものであり、好ましくは、HDD(Hard Disk Drive:ハードディスクドライブ)またはフラッシュメモリなどの不揮発性の記憶装置である。第1通信部12は、外部からの信号に応じて、第1記憶部11に保存された製造条件を送信することができるものである。保存装置10は、たとえばPC(Personal Computer:パーソナルコンピュータ)によって実現される。
制御装置20は、第2記憶部21と、第2通信部22と、制御部23とを有する。制御装置20は、たとえばPCまたはPLC(Programmable Logic Controller:プログラマブルロジックコントローラ)によって実現される。
第2記憶部21は、保存装置10の第1通信部12から送信された製造条件を記憶するためのものであり、好ましくは、RAM(Random Access Memory)などの揮発性の記憶装置である。第2通信部22は、第1通信部12、第2記憶部21および制御部23の各々と接続されている。
制御部23は、第2記憶部21に記憶された製造条件に基づいて製造装置30を制御するためのものである。また制御部23は、第2記憶部21に記憶された製造条件に基づいて製造装置30を制御した後に、第2記憶部21から製造条件を消去するように構成されている。また制御部23は、製造条件を第1記憶部11から第2記憶部21へ送信することを要求する信号を発生することができるように構成されている。
好ましくは、製造システム100は、製造条件が第1記憶部11の外部において不揮発に記憶されないように構成されている。
次に製造システム100を用いて製品を製造する方法について説明する。
図1および図2を参照して、ステップS1にて、制限エリアCAにおいて第1記憶部11に製造条件が保存される。
図1および図2を参照して、ステップS1にて、制限エリアCAにおいて第1記憶部11に製造条件が保存される。
ステップS2にて、制御部23は製造条件を第1記憶部11から第2記憶部21へ送信することを要求する信号を発生する。この信号は、第2通信部22を介して第1通信部12へ送信される。
ステップS3にて、上記信号を受けた第1通信部12は、第1記憶部11に保存された製造条件を第2通信部22へ送信する。第2通信部22は、第1通信部12から送信された製造条件を受信し、続いて、受信された製造条件を第2記憶部21へ送信する。第2記憶部21は、第2通信部22から送信された製造条件を記憶する。以上により、製造条件が第1記憶部11から第2記憶部21へ送信され、そして第2記憶部21に記憶される。
ステップS4にて、第2記憶部21に記憶された製造条件に基づいて、制御部23は製造装置30の処理部31を制御する。これにより製造装置30は製品を製造する。具体的には、たとえば、パワー、ガス流量および成膜時間などを規定する成膜条件に基づいてCVD装置により成膜が行なわれる。
ステップS5にて、上記のように製品が製造された後に、制御部23は第2記憶部21から製造条件を消去する。
ステップS6にて、制御部23は、製造を繰り返すか否か判断する。たとえば、製造済みの製品数があらかじめ制御部23に設定された予定数に満たない場合は製造を繰り返す判断を行い、予定数に達した場合は繰り返さない判断を行なう。
上記ステップS6にて製造を繰り返す判断がなされた場合、再度ステップS2の処理に戻る。
一方、上記ステップS6にて製造を繰り返さない判断がなされた場合、ステップS7にて、基本システム50の保守・点検が行なわれる。この保守・点検の際、処理エリアPAにおいて作業者が第2記憶部21に保守・点検用の条件を記憶させることにより、制御装置20を用いて製造装置30を動作させることができる。
本実施の形態によれば、制御部23は、第2記憶部21に記憶された製造条件に基づいて製造装置30を制御した後に、第2記憶部21から製造条件を消去する。これにより、製造条件の情報が漏えいすることを防止することができる。
また第2記憶部21を有する制御装置20が処理エリアPA、すなわち制限エリアCA外の場所に設置されることによって、基本システム50の保守・点検を行なう作業者が第2記憶部21にアクセスすることができる。これにより、制御装置20を用いた製造装置30を動作をともなう保守・点検を行なうことができる。
また第2記憶部21が揮発性であることにより、第2記憶部21に記憶された情報は、電源が切られた場合に消去される。よって第2記憶部21からの製造条件の漏えいを、より確実に防止することができる。
また第1記憶部11が不揮発性であることにより、電源が切られた場合であっても、第1記憶部11において製造条件を保存し続けることができる。
好ましくは製造システム100は、製造条件が第1記憶部11の外部において不揮発に記憶されないように構成されている。これにより、電源が切られた場合に、製造条件は第1記憶部11の外部において消去される。よって製造条件は制限エリアCAに位置する第1記憶部11にのみ残るので、製造条件の漏えいをより確実に防止することができる。
また制御部23は、製造条件を消去した後に、製造条件を第1記憶部11から第2記憶部21へ送信することを要求する信号を発生することができるように構成されている。これにより、第2記憶部21に製造条件が再び記憶されるので、再び製品を製造することができる。すなわち製品の製造を繰り返すことができる。
(実施の形態2)
図3を参照して、本実施の形態の成膜システム100M(製造システム)は保存装置10および成膜基本システム50Mを有する。成膜基本システム50Mは、処理エリアPAに設置されており、制御装置20Mおよび成膜装置30M(製造装置)を有する。
図3を参照して、本実施の形態の成膜システム100M(製造システム)は保存装置10および成膜基本システム50Mを有する。成膜基本システム50Mは、処理エリアPAに設置されており、制御装置20Mおよび成膜装置30M(製造装置)を有する。
図4を参照して、成膜装置30Mは、第1〜第3成膜部31a〜31c(複数の処理部)と、搬送部32と、前室33とを有する。第1〜第3成膜部31a〜31cの各々は、成膜室およびその内部構造であり、基板上に成膜を行なうことによって成膜済基板(製品)を製造することができる。搬送部32は第1〜第3成膜部31a〜31cの各々と前室33との間で図4の矢印で示すように基板を搬送するためのものである。
図3を参照して、制御装置20Mは、第2記憶部21と、第2通信部22と、制御部23Mとを有する。制御部23Mは、第2記憶部21に記憶された成膜条件(製造条件)に基づいて成膜装置30Mを制御するためのものである。また制御部23Mは、第2記憶部21に記憶された成膜条件に基づいて成膜装置30Mを制御した後に、第2記憶部21から成膜条件を消去するように構成されている。また制御部23Mは、成膜条件を第1記憶部11から第2記憶部21へ送信することを要求する信号を発生することができるように構成されている。この信号は、複数の第1〜第3成膜部31a〜31cのいずれかを特定する情報を含む。制御装置20Mは、たとえばPCまたはPLCによって実現される。
好ましくは、成膜システム100Mは、成膜条件が第1記憶部11の外部において不揮発に記憶されないように構成されている。
なお、上記以外の構成については、上述した実施の形態1の構成とほぼ同じであるため、同一または対応する要素について同一の符号を付し、その説明を繰り返さない。
次に成膜システム100Mを用いて成膜する方法について説明する。
図3を参照して、まず制限エリアCAにおいて第1記憶部11に、第1〜第3成膜部31a〜31cのそれぞれのための第1〜第3成膜条件が保存される(図2:ステップS1)。
図3を参照して、まず制限エリアCAにおいて第1記憶部11に、第1〜第3成膜部31a〜31cのそれぞれのための第1〜第3成膜条件が保存される(図2:ステップS1)。
図3および図5を参照して、第1〜第3成膜部31a〜31cの各々へ搬送部32を介して前室33から基板70が搬送される(図5の矢印I1〜I3)。また制御部23Mは、第1〜第3成膜条件を第1記憶部11から第2記憶部21へ送信することを要求する信号を発生する(図2:ステップS2)。この信号は、第2通信部22を介して第1通信部12へ送信される。
上記信号を受けた第1通信部12は、第1記憶部11に保存された第1〜第3成膜条件を、第2通信部22へ送信する。第2通信部22は、第1通信部12から送信された第1〜第3成膜条件を受信し、続いて、受信された成膜条件を第2記憶部21へ送信する。第2記憶部21は、第2通信部22から送信された第1〜第3成膜条件を記憶する。以上により、第1〜第3成膜条件が第1記憶部11から第2記憶部21へ送信され、そして第2記憶部21に記憶される(図2:ステップS3)。
図3および図6を参照して、第2記憶部21に記憶された第1〜第3成膜条件のそれぞれに基づいて、制御部23Mは成膜装置30Mの第1〜第3成膜部31a〜31cを制御する。これにより成膜装置30Mは成膜を行なう(図2:ステップS4)。成膜が終了する時期は第1〜第3成膜部31a〜31cの間で必ずしも同一ではなく、ある時期において、たとえば第1成膜部31aのみにおいて成膜が完了する。すなわち成膜部31aにおいて成膜済基板71(製品)が得られる。
上記のように第1成膜部31aにおける成膜が完了した後に、制御部23Mは第2記憶部21から第1成膜部31a用の成膜条件である第1成膜条件を選択的に消去する(図2:ステップS5)。
図3および図7を参照して、矢印O1に示すように、第1成膜部31aから搬送部32を介して前室33へ成膜済基板71が搬送される。また制御部23Mは、第1成膜部31aによる成膜を繰り返すか否か判断する(図2:ステップS6)。たとえば、成膜済基板71の数があらかじめ制御部23Mに設定された予定数に満たない場合は成膜を繰り返す判断を行い、予定数に達した場合は繰り返さない判断を行なう。
図3および図8を参照して、上記ステップS6にて成膜を繰り返す判断がなされた場合、矢印I1に示すように、前室33から搬送部32を介して第1成膜部31aへ基板70が搬送される。また制御部23Mは、第1記憶部11から第2記憶部21へ、第1〜第3成膜条件のうち、第1成膜部31a用の成膜条件である第1成膜条件を選択的に送信することを要求する信号を発生する(図2:ステップS2)。この信号は、第2通信部22を介して第1通信部12へ送信される。
上記信号を受けた第1通信部12は、第1記憶部11に保存された第1成膜条件を第2通信部22へ送信する。第2通信部22は、第1通信部12から送信された第1成膜条件を受信し、続いて、受信された第1成膜条件を第2記憶部21へ送信する(図2:ステップS3)。
次に第1成膜部31aによる成膜が繰り返される(図2:ステップS4)。
第1成膜部31aにおける上記の成膜が完了した後に、制御部23Mは第1成膜部31a用の成膜条件である第1成膜条件を第2記憶部21から選択的に消去する(図2:ステップS5)。そして制御部23Mは、第1成膜部31aによる成膜を繰り返すか否か再度判断する(図2:ステップS6)。
第1成膜部31aにおける上記の成膜が完了した後に、制御部23Mは第1成膜部31a用の成膜条件である第1成膜条件を第2記憶部21から選択的に消去する(図2:ステップS5)。そして制御部23Mは、第1成膜部31aによる成膜を繰り返すか否か再度判断する(図2:ステップS6)。
上記ステップS6にて成膜を繰り返さない判断がなされた場合、第1成膜部31aによる成膜の繰り返しが終了する。
また第2および第3成膜部31bおよび31cの各々においても、上記の第1成膜部31aにおける場合と同様に、必要な回数だけ成膜が繰り返される。
第1〜第3成膜部31a〜31cの各々による成膜の繰り返しが終了すると、成膜基本システム50Mの保守・点検が行なわれる(図2:ステップS7)。この保守・点検の際、処理エリアPAにおいて作業者が第2記憶部21に保守・点検用の条件を記憶させることにより、制御装置20Mを用いて成膜装置30Mを動作させることができる。
本実施の形態によれば、実施の形態1と同様の効果が得られる。
また第1〜第3成膜部31a〜31cに用いられる第1〜第3成膜条件のうち特定のものが選択的に送信されるので、第1〜第3成膜部31a〜31cの各々に適した成膜条件を用いることができる。
また第1〜第3成膜部31a〜31cに用いられる第1〜第3成膜条件のうち特定のものが選択的に送信されるので、第1〜第3成膜部31a〜31cの各々に適した成膜条件を用いることができる。
また第1〜第3成膜部31a〜31cに用いられる第1〜第3成膜条件のうち特定のものが選択的に消去されるので、第1〜第3成膜条件のうち制御に用いられている最中のものが消去されないようにすることができる。これにより、成膜条件の消去によって成膜に支障が生じることを避けることができる。
なお本実施の形態においては製造システムとして成膜システムについて説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、たとえば、エッチング装置を有するエッチングシステムであってもよい。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて請求の範囲によって示され、請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
本発明は、製造条件を記憶する記憶部を用いた、製品の製造方法および製造システムに特に有利に適用することができる。
10 保存装置、11 第1記憶部、12 第1通信部、20,20M 制御装置、21 第2記憶部、22 第2通信部、23,23M 制御部、30 製造装置、30M 成膜装置(製造装置)、31 処理部、31a〜31c 第1〜第3成膜部(処理部)、32 搬送部、33 前室、50 基本システム、50M 成膜基本システム、70 基板、71 成膜済基板(製品)、100 製造システム、100M 成膜システム(製造システム)、CA 制限エリア(第1エリア)、PA 処理エリア(第2エリア)。
Claims (14)
- 第1記憶部(11)に製造条件を保存する工程と、
前記製造条件を第2記憶部(21)に記憶させるために前記製造条件を前記第1記憶部(11)から前記第2記憶部(21)へ送信する工程と、
前記第2記憶部(21)に記憶された前記製造条件に基づいて製品(71)を製造する工程と、
前記製品(71)を製造する工程の後に、前記第2記憶部(21)から前記製造条件を消去する工程とを備えた、製品(71)の製造方法。 - 前記第2記憶部(21)は揮発性である、請求の範囲第1項に記載の製品(71)の製造方法。
- 前記第1記憶部(11)は不揮発性である、請求の範囲第1項または第2項に記載の製品(71)の製造方法。
- 前記製造条件は前記第1記憶部(11)の外部において不揮発に記憶されない、請求の範囲第1項〜第3項のいずれかに記載の製品(71)の製造方法。
- 前記製造条件を消去する工程の後に、前記製造条件を前記第1記憶部(11)から前記第2記憶部(21)へ送信することを要求する信号を発生する工程をさらに備えた、請求の範囲第1項〜第4項のいずれかに記載の製品(71)の製造方法。
- 前記製品(71)を製造する工程は複数の処理部(31a〜31c)の各々によって行なわれ、
前記信号は、前記複数の処理部(31a〜31c)のいずれかを特定する情報を含む、請求の範囲第5項に記載の製品(71)の製造方法。 - 製品(71)を製造する製造装置(30)と、
前記製造装置(30)を制御するための製造条件を保存する第1記憶部(11)を有し、かつ前記第1記憶部(11)に保存された前記製造条件を送信することができる保存装置(10)と、
前記保存装置(10)から送信された前記製造条件を記憶する第2記憶部(21)と、前記第2記憶部(21)に記憶された前記製造条件に基づいて前記製造装置(30)を制御する制御部(23)とを有する制御装置(20)と備え、
前記制御部(23)は、前記第2記憶部(21)に記憶された前記製造条件に基づいて前記製造装置(30)を制御した後に、前記第2記憶部(21)から前記製造条件を消去するように構成されている、製造システム(100)。 - 前記保存装置は第1エリアに設置されており、前記制御装置および前記製造装置は前記第1エリアと異なる第2エリアに設置されている、請求の範囲第7項に記載の製造システム(100)。
- 前記第1エリアは前記第2エリアに比して情報管理の上で人の立ち入りが制限されている、請求の範囲第8項に記載の製造システム(100)。
- 前記第2記憶部(21)は揮発性である、請求の範囲第7項〜第9項に記載の製造システム(100)。
- 前記第1記憶部(11)は不揮発性である、請求の範囲第7項〜第10項に記載の製造システム(100)。
- 前記製造条件が前記第1記憶部(11)の外部において不揮発に記憶されないように構成されている、請求の範囲第7項〜第11項のいずれかに記載の製造システム(100)。
- 前記制御部(23)は、前記製造条件を前記第1記憶部(11)から前記第2記憶部(21)へ送信することを要求する信号を発生することができるように構成されている、請求の範囲第7項〜第12項のいずれかに記載の製造システム(100)。
- 前記製造装置(30M)は、各々が前記製品(71)を製造する複数の処理部(31a〜31c)を含み、
前記信号は、前記複数の処理部(31a〜31c)のいずれかを特定する情報を含む、請求の範囲第13項に記載の製造システム(100M)。
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