JPWO2010090354A1 - 固形洗浄剤製造用増粘剤 - Google Patents
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Abstract
本発明の課題は、泡立ちを損なうことなく硬度を上げ、且つ溶け崩れを防止できる固形洗浄剤組成物の提供、および透明固形状洗浄剤に至っては、更に熟成工程不要の簡便な方法での製造と、その透明度向上・持続性のあるものの提供である。上記課題を解決するため鋭意研究を重ねた結果、アシルアミノ酸アミド系ゲル化剤と多価アルコールおよび/または高級アルコールを含有する固形洗浄剤製造用増粘剤を使用することにより、上記固形洗浄剤組成物を提供できることを見出し、本発明を完成するに至った。
Description
本発明は、固形洗浄剤製造用増粘剤、固形洗浄剤組成物に関する。
古くから固形洗浄剤組成物(固形石鹸)の製造方法には、枠練り法と機械練り法が存在した。
枠練り法は、高級脂肪酸を主成分とする固形洗浄剤組成物、特に透明な固形洗浄剤の製造方法として使用される方法であった。その方法は、1)高級脂肪酸塩、水、グリセリン、糖、ソルビトール等の多価アルコール、及びエタノール等の低級1価アルコールを主成分として枠に流し込み、2)冷却固化後に切断成型する、3)次いで、揮発成分を揮発させ、ある程度の量になるまで熟成する、という工程を経ていた。
この従来の製造方法において、冷却固化後、枠から外れ難かったり、また、熟成工程はとして約2ヶ月という長期間を要したり、その間のアルコール飛散による環境問題、熟成スペースの確保等の問題があった。更に、使用時には溶け崩れし易く、透明性が低下してしまうといった問題も発生していた。
このような問題に対し、使用油脂を限定して、溶け崩れを防止し、且つ透明性に優れた組成にする試みがあった(特開2001−152197号公報)。また、塩化ナトリウムを配合することで透明性を維持する試みもあった(特開2002−256296号公報)。更に、低級アルコールを使用せずに透明石鹸を製造する試みもあった(特開昭63−275700号公報)。
しかしながら、特開2001−152197号公報の技術では使用できる油脂が限定されることにより、使用感の制限という別の課題が生じていた。特開2002−256296号公報の技術は泡立ち性が弱くなるという別の課題が生じていた。また、特開昭63−275700号公報の技術では中和剤としてトリエタノールアミンが使用されているため、長期保管によって酸化劣化、黄変してしまうという課題のため極めて限られた用途にしか使用できなかった。
一方、機械練り法も同様に、高級脂肪酸および/または合成界面活性剤を主成分とする、固形洗浄剤組成物の製造方法として使用される古くからの方法であった。合成界面活性剤として、主として使用される洗浄成分はアシルアミノ酸塩であるが、硬水中での洗浄力に優れ、また、使用時のpHが弱酸性で皮膚に対して刺激が少なく、更に洗浄後の肌にしっとり感を付与するということで、広く用いられるようになってきた。
しかし、アシルアミノ酸塩、特にアシル酸性アミノ酸塩を配合した固形洗浄剤組成物はその難加工性改善のためにセタノール等の高級アルコールを必須成分としていたが、依然他の物性、特に溶け崩れ防止が大きな課題であった。
この課題に対して、アシル酸性アミノ酸のアルカリ土類金属塩を添加する試み(特開昭50−160304号公報)やイミノジカルボン酸を添加する試み(特開昭53−113806号公報)が為されてきたが、十分な効果は得られていなかった。
枠練り法は、高級脂肪酸を主成分とする固形洗浄剤組成物、特に透明な固形洗浄剤の製造方法として使用される方法であった。その方法は、1)高級脂肪酸塩、水、グリセリン、糖、ソルビトール等の多価アルコール、及びエタノール等の低級1価アルコールを主成分として枠に流し込み、2)冷却固化後に切断成型する、3)次いで、揮発成分を揮発させ、ある程度の量になるまで熟成する、という工程を経ていた。
この従来の製造方法において、冷却固化後、枠から外れ難かったり、また、熟成工程はとして約2ヶ月という長期間を要したり、その間のアルコール飛散による環境問題、熟成スペースの確保等の問題があった。更に、使用時には溶け崩れし易く、透明性が低下してしまうといった問題も発生していた。
このような問題に対し、使用油脂を限定して、溶け崩れを防止し、且つ透明性に優れた組成にする試みがあった(特開2001−152197号公報)。また、塩化ナトリウムを配合することで透明性を維持する試みもあった(特開2002−256296号公報)。更に、低級アルコールを使用せずに透明石鹸を製造する試みもあった(特開昭63−275700号公報)。
しかしながら、特開2001−152197号公報の技術では使用できる油脂が限定されることにより、使用感の制限という別の課題が生じていた。特開2002−256296号公報の技術は泡立ち性が弱くなるという別の課題が生じていた。また、特開昭63−275700号公報の技術では中和剤としてトリエタノールアミンが使用されているため、長期保管によって酸化劣化、黄変してしまうという課題のため極めて限られた用途にしか使用できなかった。
一方、機械練り法も同様に、高級脂肪酸および/または合成界面活性剤を主成分とする、固形洗浄剤組成物の製造方法として使用される古くからの方法であった。合成界面活性剤として、主として使用される洗浄成分はアシルアミノ酸塩であるが、硬水中での洗浄力に優れ、また、使用時のpHが弱酸性で皮膚に対して刺激が少なく、更に洗浄後の肌にしっとり感を付与するということで、広く用いられるようになってきた。
しかし、アシルアミノ酸塩、特にアシル酸性アミノ酸塩を配合した固形洗浄剤組成物はその難加工性改善のためにセタノール等の高級アルコールを必須成分としていたが、依然他の物性、特に溶け崩れ防止が大きな課題であった。
この課題に対して、アシル酸性アミノ酸のアルカリ土類金属塩を添加する試み(特開昭50−160304号公報)やイミノジカルボン酸を添加する試み(特開昭53−113806号公報)が為されてきたが、十分な効果は得られていなかった。
本発明の課題は、泡立ちを損なうことなく硬度を上げ、且つ溶け崩れを防止できる固形洗浄剤組成物の提供、および透明固形洗浄剤組成物に至っては、低級一価アルコール不要かつ熟成工程不要の簡便な方法での製造と、その透明度向上・持続性(経時透明性)の向上した固形洗浄剤組成物の提供である。
上記課題を解決するため鋭意研究を重ねた結果、アシルアミノ酸アミド系ゲル化剤と多価アルコールおよび/または高級アルコールを含有する固形洗浄剤製造用増粘剤を使用することにより、上記固形洗浄剤組成物を提供することができることを見出し、本発明を完成するに至った。
即ち、本発明は、以下の態様を含む。
〔1〕ゲル化剤と多価アルコールおよび/または高級アルコールとを含有することを特徴とする固形洗浄剤製造用増粘剤。
〔2〕ゲル化剤がアシルアミノ酸アミドであることを特徴とする〔1〕記載の固形洗浄剤製造用増粘剤。
〔3〕アシルアミノ酸アミドが、ラウロイルグルタミン酸ジブチルアミド、2−エチルヘキサノイルグルタミン酸ジブチルアミドから選ばれる群の一種または二種以上であることを特徴とする〔2〕記載の固形洗浄剤製造用増粘剤。
〔4〕アシルアミノ酸アミドが、ラウロイルグルタミン酸ジブチルアミドと2−エチルヘキサノイルグルタミン酸ジブチルアミドの質量比2:8〜8:2の混合物であることを特徴とする〔2〕記載の固形洗浄剤製造用増粘剤。
〔5〕溶解温度が40℃〜110℃である、〔1〕から〔4〕に記載の固形洗浄剤製造用増粘剤。
〔6〕〔1〕から〔5〕に記載の固形洗浄剤製造用増粘剤を含有する固形洗浄剤組成物。
〔7〕固形洗浄剤組成物全量に対して5〜40質量%の水を含む〔6〕に記載の固形洗浄剤組成物。
〔8〕固形洗浄剤組成物全量に対して25〜40質量%の水を含む〔6〕に記載の固形洗浄剤組成物。
〔9〕高級脂肪酸またはその塩を加熱溶解させる工程
〔1〕から〔5〕に記載の固形洗浄剤製造用増粘剤を添加し、加熱攪拌する工程;
冷却する工程;
を含む固形洗浄剤組成物の製造方法。
〔10〕界面活性剤と、〔1〕から〔5〕に記載の固形洗浄剤製造用増粘剤を混錬する工程;
を含む固形洗浄剤組成物の製造方法。
〔11〕さらに、固形洗浄剤組成物全量に対して5〜40質量%となるように水を添加することを含む〔9〕から〔10〕のいずれかに記載の製造方法。
〔12〕さらに、固形洗浄剤組成物全量に対して25〜40質量%となるように水を添加することを含む〔9〕から〔10〕のいずれかに記載の製造方法。
〔13〕〔9〕から〔12〕のいずれかに記載の製造方法により得られる固形洗浄剤組成物。
本発明により、泡立ちを損なうことなく硬度を上げ、且つ溶け崩れを防止できる固形洗浄剤組成物を提供できるようになった。特に透明固形洗浄剤組成物に至っては、低級一価アルコール不要かつ熟成工程不要により製造時間短縮できる極めて簡便な製造方法と、その透明度向上・持続性のあるものを提供できるようになった。
本発明の固形洗浄剤製造用増粘剤(以下、単に増粘剤ともいう)は、ゲル化剤と多価アルコールおよび/または高級アルコールを含有するものである。
本発明の増粘剤に使用されるゲル化剤は、油を固めてゲルを生成させる能力を有するものであれば特に限定されないが、具体的には、ベンジリデンソルビトール、等の芳香族アルデヒドと多価アルコールの縮合物; ベヘン酸/エイコサン二酸グリセリル、ベヘン酸/エイコサン二酸ポリグリセリル、パルミチン酸デキストリン、ステアリン酸イヌリン等の、高級脂肪酸と多価アルコール、糖類との縮合物; ラウロイルグルタミン酸ジブチルアミド、2−エチルヘキサノイルグルタミン酸ジブチルアミド、ジオクタノイルリジンアミド、ジオクタノイルリジン2−エチルヘキシルアミド等のアシルアミノ酸アミド;ラウロイルグルタミンエチルエステル等のアシルアミノ酸エステル; ペプチド誘導体等が挙げられる。これらは単独で使用しても、2種以上を混合使用しても構わない。透明性を有する増粘剤が得られるという観点で、アシルアミノ酸アミド、アシルアミノ酸エステルが好ましく、ラウロイルグルタミン酸ジブチルアミド、2−エチルヘキサノイルグルタミン酸ジブチルアミド、ラウロイルグルタミンエチルエステル、ジオクタノイルリジンアミド、ジオクタノイルリジン2−エチルヘキシルアミドがより好ましく、ラウロイルグルタミン酸ジブチルアミド、2−エチルヘキサノイルグルタミン酸ジブチルアミド、ラウロイルグルタミンエチルエステル、ジオクタノイルリジン2−エチルヘキシルアミドが更に好ましく、ラウロイルグルタミン酸ジブチルアミド、2−エチルヘキサノイルグルタミン酸ジブチルアミドが更に一層好ましい。更に透明性と生成物の強度を付与できるという観点で、ラウロイルグルタミン酸ジブチルアミドと2−エチルヘキシルグルタミン酸ジブチルアミドとの混合物(質量混合比2:8〜8:2)が殊更好ましい。
本発明の増粘剤に使用される多価アルコールとしては、エチレングリコール、ジエチレングリコール、グリセリン、プロピレングリコール、ジプロピレングリコール、エリスリトール、1,3−ブチレングリコール、ペンタエリスリトール、ネオペンチルグリコール、1,2−ペンタンジオール、1,2−ヘキサンジオール、1,6−ヘキサンジオール、1,2,6−ヘキサントリオール、1,2−オクタンジオール等が挙げられる。これらは単独で使用しても、2種以上を混合して使用しても構わない。少量で有効な増粘効果を発揮しうる増粘剤が得られるという観点で、エチレングリコール、ジエチレングリコール、プロピレングリコール、ジプロピレングリコール、1,3−ブチレングリコール、ネオペンチルグリコール、1,2−ペンタンジオール、1,2−ヘキサンジオール、1,2−オクタンジオールが好ましく、プロピレングリコール、ジプロピレングリコール、1,3−ブチレングリコール、1,2−ペンタンジオール、1,2−ヘキサンジオール、1,2−オクタンジオールがより好ましく、プロピレングリコール、1,3−ブチレングリコール、1,2−ペンタンジオール、1,2−ヘキサンジオールが更に好ましい。透明性が付与できるという観点で、プロピレングリコール、1,3−ブチレングリコールが殊更好ましい。
本発明の増粘剤に使用される高級アルコールとしては、炭素数8〜30の直鎖または分岐鎖の一価アルコールを用いることができ、具体的には、オクタノール、デカノール、ドデカノール、セタノール、ステアリルアルコール、イソステアリルアルコール、オクチルドデカノール、ベヘニルアルコール等が挙げられる。これらは単独で使用しても、2種以上を混合して使用しても構わない。少量で有効な増粘効果を発揮しうる増粘剤が得られるという観点で、オクタノール、デカノール、ドデカノール、セタノール、イソステアリルアルコール、オクチルドデカノールが好ましく、ドデカノール、セタノール、イソステアリルアルコール、オクチルドデカノールがより好ましく、セタノール、イソステアリルアルコール、オクチルドデカノールが更に好ましい。泡質改善できるという観点で、セタノールが殊更好ましい。
本発明の増粘剤に使用される多価アルコールと高級アルコールはそれぞれ別に使用しても構わず、両者を混合して使用しても構わない。透明固形洗浄剤組成物を製造しうるという観点で、多価アルコールが好ましく、プロピレングリコール、1,3−ブチレングリコール、1,2−ペンタンジオール、1,2−ヘキサンジオールがより好ましく、プロピレングリコール、1,3−ブチレングリコールが更に好ましい。
本発明の増粘剤に使用されるゲル化剤の配合量は、ゲル化剤が完全溶解し得られた増粘剤が有効な増粘性を保持しさえすれば特に制限はない。有効な増粘性を示しうるという観点で、増粘剤の全重量に対して1〜30質量%の範囲が好ましい。1質量%よりも低い配合量の場合には、得られた増粘剤の増粘付与効果が乏しくなる傾向があり、30質量%よりも配合量が大きい場合には、得られた増粘剤の増粘付与効果はあるものの溶解性が乏しくなる傾向がある。ゲル化剤と多価アルコールおよび高級アルコールの全質量に対するゲル化剤の配合量の下限値は、枠練り法では、比較的低温で完全溶解することがもとめられるため、水の沸点以下で溶解させることが出来ることが好ましい観点、および、得られた増粘剤の有効な増粘性が保持できるという観点で、5質量%がより好ましく、10質量%が更に好ましく、15質量%が更に一層好ましい。ゲル化剤と多価アルコールおよび高級アルコールの全質量に対するゲル化剤の配合量上限値は、得られた増粘剤の有効な増粘性が保持でき溶解性が確保できるという観点で、25質量%がより好ましく、20質量%が更に好ましい。
本発明の増粘剤は、ゲル化剤を多価アルコールおよび/または高級アルコール中で完全溶解するまで加熱し、冷却することにより製造することができる。加熱温度は、95℃〜130℃である。冷却する際に、製品容器に充填して冷却することによりそのまま製品化することもできる。得られる増粘剤は、ゲル状であり、ペレット状、キューブ状、球状等の取り扱いし易いサイズに破砕、解砕、粉砕して製品化することもできる。得られる増粘剤の溶解温度は、40℃〜110℃である。枠練り法では、比較的低温で完全溶解することがもとめられるため、水の沸点以下で溶解させることが出来ることが好ましく、また、透明固形洗浄剤組成物を製造しうるという観点から、70℃〜95℃が好ましく、80℃〜95℃がさらに好ましく、85℃〜95℃がさらにより好ましい。
本発明の一態様として、本発明の増粘剤は、高級脂肪酸またはその塩と共に枠練り法を使用することにより低級一価アルコール不使用でも透明固形洗浄剤組成物を製造することができる。具体的には、本発明の増粘剤と高級脂肪酸またはその塩を加熱溶解させて、冷却させることにより製造することができる。
本発明の枠練り法による固形洗浄剤組成物に使用される高級脂肪酸またはその塩は、固形洗浄剤組成物を形成するものであれば特に制限はない。炭素数8〜22の直鎖または分岐鎖の高級脂肪酸またはその塩を使用することができるが、具体的にはラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、イソステアリン酸、オレイン酸、リノール酸、ベヘン酸、ヤシ油脂肪酸、パーム油脂肪酸、等が挙げられる。これらは単独で使用しても、2種以上を混合して使用しても構わない。使用される塩としては、ナトリウム塩、カリウム塩、リジンやアルギニン等の塩基性アミノ酸塩、等が挙げられる。これらは単独で使用しても、2種以上を混合使用しても構わない。
加熱温度は、水の沸点より低い温度であることが好ましく、40℃〜95℃である。透明固形洗浄剤組成物を製造しうるという観点で、70℃〜95℃が好ましく、80℃〜95℃がさらに好ましく、85℃〜95℃がさらにより好ましい。
冷却温度は、固形洗浄剤組成物を作成することができれば特に限定はなく、50℃以下、好ましくは40℃以下である。
本発明の固形洗浄剤製造用増粘剤の配合量は、固形洗浄剤組成物全量に対して0.05〜3.0質量%とすることができる。0.05質量%未満では十分に石鹸強度を付与することができず、3.0質量%を超える量では強度を付与することは出来るが、泡立ちを阻害する場合がある。十分な強度付与の観点で、0.5質量%以上が好ましく、透明性の観点で0.7質量%以上が更に好ましい。
本発明の枠練り法による固形洗浄剤組成物には、泡立ち、泡質の面から水を含むことが好ましい。水の含有量は固形洗浄剤組成物を形成しさえすれば特に制限はないが、固形洗浄剤組成物全体質量に対する水の含有量(質量%)の下限値は、良好な泡立ち、泡質を保持できるという観点で、5以上が好ましく、10以上がより好ましく、15以上が更に好ましく、20以上が更に一層好ましく、25以上が殊更好ましく、30以上が特に好ましい。一方、固形洗浄剤組成物全体質量に対する水の含有量(質量%)の上限値は、成形状態を維持しつつ良好な泡立ち、泡質を保持できるという観点で、60以下が好ましく、55以下がより好ましく、50以下が更に好ましく、45以下が更に一層好ましく、40以下が殊更好ましく、35以下が特に好ましい。
固形洗浄剤組成物には、上記作用を損なわない範囲内で、通常固形状洗浄剤に使用される任意性分を含有しても良い。例えば、炭化水素油、シリコン油、エステル油、高級アルコール、非イオン界面活性剤、アニオン界面活性剤、両性界面活性剤、保湿剤、粉体、キレート剤、酸化防止剤、防腐剤、香料が挙げられる。
本発明のさらなる態様として、本発明の増粘剤を界面活性剤と共に機械練り法を使用することにより固形洗浄剤組成物を製造することができる。具体的には、本発明の増粘剤と界面活性剤とを混錬することにより製造することができる。
本発明の機械練り法による固形洗浄剤組成物に使用される界面活性剤は、固形洗浄剤組成物を形成するものであれば特に制限はない。具体的には、ラウロイルグルタミン酸塩、ラウロイルグリシン塩、ラウロイルアラニン塩、ラウロイルスレオニン塩、ココイルグルタミン酸塩、ココイルグリシン塩、ココイルアラニン塩、ココイルスレオニン塩、等のアシルアミノ酸塩、アシルイセチオンサン塩、アルカンスルホン酸塩、α−オレフィンスルホン酸塩、アルキルスルホコハク酸塩、アルキル硫酸エステル塩、アルキルエーテル硫酸エステル塩等が挙げられる。これらは単独で使用しても、2種以上混合して使用しても構わない。使用される塩としては、ナトリウム塩、カリウム塩、リジンやアルギニン等の塩基性アミノ酸塩、等が挙げられる。これらは単独で使用しても、2種以上混合して使用しても構わない。資化性を有し良好な感触が得られるという観点で、アシルアミノ酸塩が好ましく、ラウロイルグルタミン酸塩、ラウロイルグリシン塩、ラウロイルアラニン塩、ラウロイルスレオニン塩、ココイルグルタミン酸塩、ココイルグリシン塩、ココイルアラニン塩、ココイルスレオニン塩がより好ましく、ラウロイルグルタミン酸塩、ラウロイルグリシン塩、ココイルグルタミン酸塩、ココイルグリシン塩、が更に好ましい。
混錬する際の温度は、固形洗浄剤組成物ができさえすれば特に制限はないが、10〜100℃の範囲が好ましい。混錬時、増粘剤を溶解させてもさせなくても固形洗浄剤組成物を得ることができる。
本発明の固形洗浄剤製造用増粘剤の配合量は、固形洗浄剤組成物全量に対して0.05〜3.0質量%とすることができる。0.05質量%未満では十分に石鹸強度を付与することができず、3.0質量%を超える量では強度を付与することは出来るが、泡立ちを阻害する場合がある。十分な強度付与の観点で、0.5質量%以上が好ましく、0.7質量%以上が更に好ましい。
本発明の機械練り法による固形洗浄剤組成物には、泡立ち、泡質の面から水を含むことが好ましい。水の含有量は固形洗浄剤組成物を形成しさえすれば特に制限はないが、固形洗浄剤組成物全体質量に対する水の含有量(質量%)の下限値は、良好な泡立ち、泡質を保持できるという観点で、5以上が好ましく、10以上がより好ましく、15以上が更に好ましく、20以上が更に一層好ましく、25以上が殊更好ましく、30以上が特に好ましい。一方、固形洗浄剤組成物全体質量に対する水の含有量(質量%)の上限値は、成形状態を維持しつつ良好な泡立ち、泡質を保持できるという観点で、60以下が好ましく、55以下がより好ましく、50以下が更に好ましく、45以下が更に一層好ましく、40以下が殊更好ましく、35以下が特に好ましい。
本発明の固形洗浄剤組成物には、上記作用を損なわない範囲内で、通常固形状洗浄剤に使用される任意性分を含有しても良い。例えば、炭化水素油、シリコン油、エステル油、高級アルコール、非イオン界面活性剤、アニオン界面活性剤、両性界面活性剤、保湿剤、粉体、キレート剤、酸化防止剤、防腐剤、香料が挙げられる。
使用する混錬機は、通常使用されるものであれば特に制限なく、3本ロール練機、練り押出し機、二軸混錬押出し機等があげられる。
上記課題を解決するため鋭意研究を重ねた結果、アシルアミノ酸アミド系ゲル化剤と多価アルコールおよび/または高級アルコールを含有する固形洗浄剤製造用増粘剤を使用することにより、上記固形洗浄剤組成物を提供することができることを見出し、本発明を完成するに至った。
即ち、本発明は、以下の態様を含む。
〔1〕ゲル化剤と多価アルコールおよび/または高級アルコールとを含有することを特徴とする固形洗浄剤製造用増粘剤。
〔2〕ゲル化剤がアシルアミノ酸アミドであることを特徴とする〔1〕記載の固形洗浄剤製造用増粘剤。
〔3〕アシルアミノ酸アミドが、ラウロイルグルタミン酸ジブチルアミド、2−エチルヘキサノイルグルタミン酸ジブチルアミドから選ばれる群の一種または二種以上であることを特徴とする〔2〕記載の固形洗浄剤製造用増粘剤。
〔4〕アシルアミノ酸アミドが、ラウロイルグルタミン酸ジブチルアミドと2−エチルヘキサノイルグルタミン酸ジブチルアミドの質量比2:8〜8:2の混合物であることを特徴とする〔2〕記載の固形洗浄剤製造用増粘剤。
〔5〕溶解温度が40℃〜110℃である、〔1〕から〔4〕に記載の固形洗浄剤製造用増粘剤。
〔6〕〔1〕から〔5〕に記載の固形洗浄剤製造用増粘剤を含有する固形洗浄剤組成物。
〔7〕固形洗浄剤組成物全量に対して5〜40質量%の水を含む〔6〕に記載の固形洗浄剤組成物。
〔8〕固形洗浄剤組成物全量に対して25〜40質量%の水を含む〔6〕に記載の固形洗浄剤組成物。
〔9〕高級脂肪酸またはその塩を加熱溶解させる工程
〔1〕から〔5〕に記載の固形洗浄剤製造用増粘剤を添加し、加熱攪拌する工程;
冷却する工程;
を含む固形洗浄剤組成物の製造方法。
〔10〕界面活性剤と、〔1〕から〔5〕に記載の固形洗浄剤製造用増粘剤を混錬する工程;
を含む固形洗浄剤組成物の製造方法。
〔11〕さらに、固形洗浄剤組成物全量に対して5〜40質量%となるように水を添加することを含む〔9〕から〔10〕のいずれかに記載の製造方法。
〔12〕さらに、固形洗浄剤組成物全量に対して25〜40質量%となるように水を添加することを含む〔9〕から〔10〕のいずれかに記載の製造方法。
〔13〕〔9〕から〔12〕のいずれかに記載の製造方法により得られる固形洗浄剤組成物。
本発明により、泡立ちを損なうことなく硬度を上げ、且つ溶け崩れを防止できる固形洗浄剤組成物を提供できるようになった。特に透明固形洗浄剤組成物に至っては、低級一価アルコール不要かつ熟成工程不要により製造時間短縮できる極めて簡便な製造方法と、その透明度向上・持続性のあるものを提供できるようになった。
本発明の固形洗浄剤製造用増粘剤(以下、単に増粘剤ともいう)は、ゲル化剤と多価アルコールおよび/または高級アルコールを含有するものである。
本発明の増粘剤に使用されるゲル化剤は、油を固めてゲルを生成させる能力を有するものであれば特に限定されないが、具体的には、ベンジリデンソルビトール、等の芳香族アルデヒドと多価アルコールの縮合物; ベヘン酸/エイコサン二酸グリセリル、ベヘン酸/エイコサン二酸ポリグリセリル、パルミチン酸デキストリン、ステアリン酸イヌリン等の、高級脂肪酸と多価アルコール、糖類との縮合物; ラウロイルグルタミン酸ジブチルアミド、2−エチルヘキサノイルグルタミン酸ジブチルアミド、ジオクタノイルリジンアミド、ジオクタノイルリジン2−エチルヘキシルアミド等のアシルアミノ酸アミド;ラウロイルグルタミンエチルエステル等のアシルアミノ酸エステル; ペプチド誘導体等が挙げられる。これらは単独で使用しても、2種以上を混合使用しても構わない。透明性を有する増粘剤が得られるという観点で、アシルアミノ酸アミド、アシルアミノ酸エステルが好ましく、ラウロイルグルタミン酸ジブチルアミド、2−エチルヘキサノイルグルタミン酸ジブチルアミド、ラウロイルグルタミンエチルエステル、ジオクタノイルリジンアミド、ジオクタノイルリジン2−エチルヘキシルアミドがより好ましく、ラウロイルグルタミン酸ジブチルアミド、2−エチルヘキサノイルグルタミン酸ジブチルアミド、ラウロイルグルタミンエチルエステル、ジオクタノイルリジン2−エチルヘキシルアミドが更に好ましく、ラウロイルグルタミン酸ジブチルアミド、2−エチルヘキサノイルグルタミン酸ジブチルアミドが更に一層好ましい。更に透明性と生成物の強度を付与できるという観点で、ラウロイルグルタミン酸ジブチルアミドと2−エチルヘキシルグルタミン酸ジブチルアミドとの混合物(質量混合比2:8〜8:2)が殊更好ましい。
本発明の増粘剤に使用される多価アルコールとしては、エチレングリコール、ジエチレングリコール、グリセリン、プロピレングリコール、ジプロピレングリコール、エリスリトール、1,3−ブチレングリコール、ペンタエリスリトール、ネオペンチルグリコール、1,2−ペンタンジオール、1,2−ヘキサンジオール、1,6−ヘキサンジオール、1,2,6−ヘキサントリオール、1,2−オクタンジオール等が挙げられる。これらは単独で使用しても、2種以上を混合して使用しても構わない。少量で有効な増粘効果を発揮しうる増粘剤が得られるという観点で、エチレングリコール、ジエチレングリコール、プロピレングリコール、ジプロピレングリコール、1,3−ブチレングリコール、ネオペンチルグリコール、1,2−ペンタンジオール、1,2−ヘキサンジオール、1,2−オクタンジオールが好ましく、プロピレングリコール、ジプロピレングリコール、1,3−ブチレングリコール、1,2−ペンタンジオール、1,2−ヘキサンジオール、1,2−オクタンジオールがより好ましく、プロピレングリコール、1,3−ブチレングリコール、1,2−ペンタンジオール、1,2−ヘキサンジオールが更に好ましい。透明性が付与できるという観点で、プロピレングリコール、1,3−ブチレングリコールが殊更好ましい。
本発明の増粘剤に使用される高級アルコールとしては、炭素数8〜30の直鎖または分岐鎖の一価アルコールを用いることができ、具体的には、オクタノール、デカノール、ドデカノール、セタノール、ステアリルアルコール、イソステアリルアルコール、オクチルドデカノール、ベヘニルアルコール等が挙げられる。これらは単独で使用しても、2種以上を混合して使用しても構わない。少量で有効な増粘効果を発揮しうる増粘剤が得られるという観点で、オクタノール、デカノール、ドデカノール、セタノール、イソステアリルアルコール、オクチルドデカノールが好ましく、ドデカノール、セタノール、イソステアリルアルコール、オクチルドデカノールがより好ましく、セタノール、イソステアリルアルコール、オクチルドデカノールが更に好ましい。泡質改善できるという観点で、セタノールが殊更好ましい。
本発明の増粘剤に使用される多価アルコールと高級アルコールはそれぞれ別に使用しても構わず、両者を混合して使用しても構わない。透明固形洗浄剤組成物を製造しうるという観点で、多価アルコールが好ましく、プロピレングリコール、1,3−ブチレングリコール、1,2−ペンタンジオール、1,2−ヘキサンジオールがより好ましく、プロピレングリコール、1,3−ブチレングリコールが更に好ましい。
本発明の増粘剤に使用されるゲル化剤の配合量は、ゲル化剤が完全溶解し得られた増粘剤が有効な増粘性を保持しさえすれば特に制限はない。有効な増粘性を示しうるという観点で、増粘剤の全重量に対して1〜30質量%の範囲が好ましい。1質量%よりも低い配合量の場合には、得られた増粘剤の増粘付与効果が乏しくなる傾向があり、30質量%よりも配合量が大きい場合には、得られた増粘剤の増粘付与効果はあるものの溶解性が乏しくなる傾向がある。ゲル化剤と多価アルコールおよび高級アルコールの全質量に対するゲル化剤の配合量の下限値は、枠練り法では、比較的低温で完全溶解することがもとめられるため、水の沸点以下で溶解させることが出来ることが好ましい観点、および、得られた増粘剤の有効な増粘性が保持できるという観点で、5質量%がより好ましく、10質量%が更に好ましく、15質量%が更に一層好ましい。ゲル化剤と多価アルコールおよび高級アルコールの全質量に対するゲル化剤の配合量上限値は、得られた増粘剤の有効な増粘性が保持でき溶解性が確保できるという観点で、25質量%がより好ましく、20質量%が更に好ましい。
本発明の増粘剤は、ゲル化剤を多価アルコールおよび/または高級アルコール中で完全溶解するまで加熱し、冷却することにより製造することができる。加熱温度は、95℃〜130℃である。冷却する際に、製品容器に充填して冷却することによりそのまま製品化することもできる。得られる増粘剤は、ゲル状であり、ペレット状、キューブ状、球状等の取り扱いし易いサイズに破砕、解砕、粉砕して製品化することもできる。得られる増粘剤の溶解温度は、40℃〜110℃である。枠練り法では、比較的低温で完全溶解することがもとめられるため、水の沸点以下で溶解させることが出来ることが好ましく、また、透明固形洗浄剤組成物を製造しうるという観点から、70℃〜95℃が好ましく、80℃〜95℃がさらに好ましく、85℃〜95℃がさらにより好ましい。
本発明の一態様として、本発明の増粘剤は、高級脂肪酸またはその塩と共に枠練り法を使用することにより低級一価アルコール不使用でも透明固形洗浄剤組成物を製造することができる。具体的には、本発明の増粘剤と高級脂肪酸またはその塩を加熱溶解させて、冷却させることにより製造することができる。
本発明の枠練り法による固形洗浄剤組成物に使用される高級脂肪酸またはその塩は、固形洗浄剤組成物を形成するものであれば特に制限はない。炭素数8〜22の直鎖または分岐鎖の高級脂肪酸またはその塩を使用することができるが、具体的にはラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、イソステアリン酸、オレイン酸、リノール酸、ベヘン酸、ヤシ油脂肪酸、パーム油脂肪酸、等が挙げられる。これらは単独で使用しても、2種以上を混合して使用しても構わない。使用される塩としては、ナトリウム塩、カリウム塩、リジンやアルギニン等の塩基性アミノ酸塩、等が挙げられる。これらは単独で使用しても、2種以上を混合使用しても構わない。
加熱温度は、水の沸点より低い温度であることが好ましく、40℃〜95℃である。透明固形洗浄剤組成物を製造しうるという観点で、70℃〜95℃が好ましく、80℃〜95℃がさらに好ましく、85℃〜95℃がさらにより好ましい。
冷却温度は、固形洗浄剤組成物を作成することができれば特に限定はなく、50℃以下、好ましくは40℃以下である。
本発明の固形洗浄剤製造用増粘剤の配合量は、固形洗浄剤組成物全量に対して0.05〜3.0質量%とすることができる。0.05質量%未満では十分に石鹸強度を付与することができず、3.0質量%を超える量では強度を付与することは出来るが、泡立ちを阻害する場合がある。十分な強度付与の観点で、0.5質量%以上が好ましく、透明性の観点で0.7質量%以上が更に好ましい。
本発明の枠練り法による固形洗浄剤組成物には、泡立ち、泡質の面から水を含むことが好ましい。水の含有量は固形洗浄剤組成物を形成しさえすれば特に制限はないが、固形洗浄剤組成物全体質量に対する水の含有量(質量%)の下限値は、良好な泡立ち、泡質を保持できるという観点で、5以上が好ましく、10以上がより好ましく、15以上が更に好ましく、20以上が更に一層好ましく、25以上が殊更好ましく、30以上が特に好ましい。一方、固形洗浄剤組成物全体質量に対する水の含有量(質量%)の上限値は、成形状態を維持しつつ良好な泡立ち、泡質を保持できるという観点で、60以下が好ましく、55以下がより好ましく、50以下が更に好ましく、45以下が更に一層好ましく、40以下が殊更好ましく、35以下が特に好ましい。
固形洗浄剤組成物には、上記作用を損なわない範囲内で、通常固形状洗浄剤に使用される任意性分を含有しても良い。例えば、炭化水素油、シリコン油、エステル油、高級アルコール、非イオン界面活性剤、アニオン界面活性剤、両性界面活性剤、保湿剤、粉体、キレート剤、酸化防止剤、防腐剤、香料が挙げられる。
本発明のさらなる態様として、本発明の増粘剤を界面活性剤と共に機械練り法を使用することにより固形洗浄剤組成物を製造することができる。具体的には、本発明の増粘剤と界面活性剤とを混錬することにより製造することができる。
本発明の機械練り法による固形洗浄剤組成物に使用される界面活性剤は、固形洗浄剤組成物を形成するものであれば特に制限はない。具体的には、ラウロイルグルタミン酸塩、ラウロイルグリシン塩、ラウロイルアラニン塩、ラウロイルスレオニン塩、ココイルグルタミン酸塩、ココイルグリシン塩、ココイルアラニン塩、ココイルスレオニン塩、等のアシルアミノ酸塩、アシルイセチオンサン塩、アルカンスルホン酸塩、α−オレフィンスルホン酸塩、アルキルスルホコハク酸塩、アルキル硫酸エステル塩、アルキルエーテル硫酸エステル塩等が挙げられる。これらは単独で使用しても、2種以上混合して使用しても構わない。使用される塩としては、ナトリウム塩、カリウム塩、リジンやアルギニン等の塩基性アミノ酸塩、等が挙げられる。これらは単独で使用しても、2種以上混合して使用しても構わない。資化性を有し良好な感触が得られるという観点で、アシルアミノ酸塩が好ましく、ラウロイルグルタミン酸塩、ラウロイルグリシン塩、ラウロイルアラニン塩、ラウロイルスレオニン塩、ココイルグルタミン酸塩、ココイルグリシン塩、ココイルアラニン塩、ココイルスレオニン塩がより好ましく、ラウロイルグルタミン酸塩、ラウロイルグリシン塩、ココイルグルタミン酸塩、ココイルグリシン塩、が更に好ましい。
混錬する際の温度は、固形洗浄剤組成物ができさえすれば特に制限はないが、10〜100℃の範囲が好ましい。混錬時、増粘剤を溶解させてもさせなくても固形洗浄剤組成物を得ることができる。
本発明の固形洗浄剤製造用増粘剤の配合量は、固形洗浄剤組成物全量に対して0.05〜3.0質量%とすることができる。0.05質量%未満では十分に石鹸強度を付与することができず、3.0質量%を超える量では強度を付与することは出来るが、泡立ちを阻害する場合がある。十分な強度付与の観点で、0.5質量%以上が好ましく、0.7質量%以上が更に好ましい。
本発明の機械練り法による固形洗浄剤組成物には、泡立ち、泡質の面から水を含むことが好ましい。水の含有量は固形洗浄剤組成物を形成しさえすれば特に制限はないが、固形洗浄剤組成物全体質量に対する水の含有量(質量%)の下限値は、良好な泡立ち、泡質を保持できるという観点で、5以上が好ましく、10以上がより好ましく、15以上が更に好ましく、20以上が更に一層好ましく、25以上が殊更好ましく、30以上が特に好ましい。一方、固形洗浄剤組成物全体質量に対する水の含有量(質量%)の上限値は、成形状態を維持しつつ良好な泡立ち、泡質を保持できるという観点で、60以下が好ましく、55以下がより好ましく、50以下が更に好ましく、45以下が更に一層好ましく、40以下が殊更好ましく、35以下が特に好ましい。
本発明の固形洗浄剤組成物には、上記作用を損なわない範囲内で、通常固形状洗浄剤に使用される任意性分を含有しても良い。例えば、炭化水素油、シリコン油、エステル油、高級アルコール、非イオン界面活性剤、アニオン界面活性剤、両性界面活性剤、保湿剤、粉体、キレート剤、酸化防止剤、防腐剤、香料が挙げられる。
使用する混錬機は、通常使用されるものであれば特に制限なく、3本ロール練機、練り押出し機、二軸混錬押出し機等があげられる。
以下、本発明を実施例及び比較例を挙げて更に詳細に説明するが、本発明はこれらに限定されるものではない。
〔製造例1〜9〕
ゲル化剤を各種多価アルコール、および/または高級アルコールに予め加熱溶解し、冷却して表1に示す固形洗浄剤製造用増粘剤を得た。ゲル化剤が加熱溶解した温度、および得られた増粘剤の溶解温度を示す。
〔Mix1〜10〕混合高級脂肪酸ナトリウムの調製
表2に示す組成の高級脂肪酸を加熱溶解して、次いで水酸化ナトリウム水溶液で中和した後、これらを乾燥して混合脂肪酸ナトリウムを得た。
〔実施例1〜4、比較例1〜2〕枠練り法固形洗浄剤組成物の調製
表3に記載の成分のうち、増粘剤およびゲル化剤以外の成分を、85℃で加熱溶解させ、そこに増粘剤またはゲル化剤を添加し(比較例1ではゲル化剤を添加し、比較例2では無添加で)、85℃にて30分間攪拌加熱した後、直径40mm円柱状枠数個に20gずつ流し込み、25℃まで冷却後、枠から外して固形洗浄剤組成物を調製した。評価項目として型枠からの外れ易さ、石鹸強度、透明性、泡立ち性、白濁性、溶け崩れ性を評価し、結果を併せて表3に記載した。以下“試料”とは、「20g単位の円柱状の固形洗浄剤組成物」を意味する。
[型枠からの外れ易さ]
冷却固化後、型枠から容易に外れるとき◎、少し力を加えると外れるとき○、力を加えても外れにくいとき△、極めて外れにくいとき×とした。
[石鹸硬度]
硬度は、レオメーター(不動製:NRM−2010J−CW)を用い、25℃下、移動速度6cm/minで試料に60度円錐プランジャーを進入させ、10mm進入時の荷重(kg)を測定した。強度が7kg以上のとき◎、6kg以上7kg未満であるとき○、5kg以上6kg未満であるとき△、5kg未満であるとき×とした。
[透明性]
試料を目視観察により次の基準で判断した。極めて均一な透明性状であるとき◎、均一な透明性状であるとき○、濁りが生じたがごく僅かであるとき△、濁りが生じたとき×とした。
[泡立ち性]
試料を約35℃の温水で全体を濡らし、両手で20〜30回擦り合わせて泡立てた。このときの泡立ち状態を判断し、極めて良好なとき◎、良好なとき○、やや良好なとき△、不良であるとき×とした。
[経時透明性]
試料を水1mlで濡らし、そのまま乾燥。この操作を1日1回、3日間繰り返した。3日後の透明性を前述の同じ方法で評価、すなわち、極めて均一な透明性状であるとき◎、均一な透明性状であるとき○、濁りが生じたがごく僅かであるとき△、濁りが生じたとき×とした。
[溶け崩れ性]
試料を水100mlに1時間浸漬し、次いで1時間室温で風乾する。この工程を4回繰り返し、処理前後の硬度変化を前述のレオメーターを用い測定した。測定は針太さ1mmφ、3mm進入時の荷重(g)を測定し、減少率から、20%未満の減少率だったとき◎、20以上〜30%未満だったとき○、30以上〜40%未満だったとき△、40%以上だったとき×とした。
*1 2−エチルヘキサノイルグルタミン酸ジブチルアミド、ラウロイルグルタミン酸ジブチルアミドの原体粉末を1/1の質量比で含むもの
表3の結果から明らかな如く、従来の枠練り法に相当するものが比較例2であるが、型枠からの外れ易さ、強度、経時透明性、溶け崩れ性のいずれも満足いくものではなかった。これに較べて、実施例1〜4は、型枠からの外れ易さ、硬度、透明性、解け崩れ性において格段に優れていることがわかった。固形ゲル化剤を別途投入する方式の比較例1では、95℃まで加熱しても水系のためゲル化剤が溶け残ってしまうため、いずれの評価軸においても比較例2と同等以下の不満足な結果に留まった。また、表3の結果よりエタノールを使用せずとも外れ易さ、硬度、透明性、解け崩れ性に優れる石鹸を得ることが出来たことが明らかである。
〔実施例5、比較例3〕機械練り法固形洗浄剤組成物の調製
表4に記載の配合処方全量を、3本ロール練機(日本化工機製)に室温で3回通して粗混合し、次いで45℃にて練り押出し機(日本化工機製)を3回通し、直径約40mmの棒状成型品を得た。約70mmずつ成型機(日本化工機製)で50mmx40mmx15mmの大きさに型打ちして固形洗浄剤組成物を数個得た。評価項目として石鹸強度、泡立て時の泡質評価を実施した。以下“試料”とは、型打ちされた「50mmx40mmx15mm単位の固形洗浄剤組成物」を意味する。
[石鹸硬度]
硬度は、レオメーター(不動製:NRM−2010J−CW)を用い、25℃下、移動速度6cm/minで試料に太さ1mmφ針を進入させ、3mm進入時の荷重(kg)を測定した。強度が1.4kg以上のとき◎、1.1kg以上1.4kg未満であるとき○、0.8kg以上1.1kg未満であるとき△、0.8kg未満であるとき×とした。
[泡質(クリーミー性)]
試料を約35℃の温水で全体を濡らし、両手で20〜30回擦り合わせて泡立てた。クリーミー性は、泡立てた泡の泡質を目視観察により次の基準で判断した。
泡が細かく極めて均一な状態であるとき◎、大部分の泡が細かい状態であるとき○、大きな泡が大部分を占める状態あるとき△、泡が大きく保持性も悪い状態のとき×とした。
従来の機械練り法に相当する比較例3の固形洗浄剤組成物では、石鹸強度や泡質も満足いくものではなかったのに対して、実施例5の固形洗浄剤組成物は、石鹸強度、泡質共に著しく改善されていることが表4の結果から一目瞭然であることが分かった。
〔配合例1〜12〕
以下、枠練り法固形洗浄剤組成物の配合例を示す。
以下、機械練り法固形洗浄剤組成物の配合例を示す。
〔製造例1〜9〕
ゲル化剤を各種多価アルコール、および/または高級アルコールに予め加熱溶解し、冷却して表1に示す固形洗浄剤製造用増粘剤を得た。ゲル化剤が加熱溶解した温度、および得られた増粘剤の溶解温度を示す。
表2に示す組成の高級脂肪酸を加熱溶解して、次いで水酸化ナトリウム水溶液で中和した後、これらを乾燥して混合脂肪酸ナトリウムを得た。
表3に記載の成分のうち、増粘剤およびゲル化剤以外の成分を、85℃で加熱溶解させ、そこに増粘剤またはゲル化剤を添加し(比較例1ではゲル化剤を添加し、比較例2では無添加で)、85℃にて30分間攪拌加熱した後、直径40mm円柱状枠数個に20gずつ流し込み、25℃まで冷却後、枠から外して固形洗浄剤組成物を調製した。評価項目として型枠からの外れ易さ、石鹸強度、透明性、泡立ち性、白濁性、溶け崩れ性を評価し、結果を併せて表3に記載した。以下“試料”とは、「20g単位の円柱状の固形洗浄剤組成物」を意味する。
[型枠からの外れ易さ]
冷却固化後、型枠から容易に外れるとき◎、少し力を加えると外れるとき○、力を加えても外れにくいとき△、極めて外れにくいとき×とした。
[石鹸硬度]
硬度は、レオメーター(不動製:NRM−2010J−CW)を用い、25℃下、移動速度6cm/minで試料に60度円錐プランジャーを進入させ、10mm進入時の荷重(kg)を測定した。強度が7kg以上のとき◎、6kg以上7kg未満であるとき○、5kg以上6kg未満であるとき△、5kg未満であるとき×とした。
[透明性]
試料を目視観察により次の基準で判断した。極めて均一な透明性状であるとき◎、均一な透明性状であるとき○、濁りが生じたがごく僅かであるとき△、濁りが生じたとき×とした。
[泡立ち性]
試料を約35℃の温水で全体を濡らし、両手で20〜30回擦り合わせて泡立てた。このときの泡立ち状態を判断し、極めて良好なとき◎、良好なとき○、やや良好なとき△、不良であるとき×とした。
[経時透明性]
試料を水1mlで濡らし、そのまま乾燥。この操作を1日1回、3日間繰り返した。3日後の透明性を前述の同じ方法で評価、すなわち、極めて均一な透明性状であるとき◎、均一な透明性状であるとき○、濁りが生じたがごく僅かであるとき△、濁りが生じたとき×とした。
[溶け崩れ性]
試料を水100mlに1時間浸漬し、次いで1時間室温で風乾する。この工程を4回繰り返し、処理前後の硬度変化を前述のレオメーターを用い測定した。測定は針太さ1mmφ、3mm進入時の荷重(g)を測定し、減少率から、20%未満の減少率だったとき◎、20以上〜30%未満だったとき○、30以上〜40%未満だったとき△、40%以上だったとき×とした。
表3の結果から明らかな如く、従来の枠練り法に相当するものが比較例2であるが、型枠からの外れ易さ、強度、経時透明性、溶け崩れ性のいずれも満足いくものではなかった。これに較べて、実施例1〜4は、型枠からの外れ易さ、硬度、透明性、解け崩れ性において格段に優れていることがわかった。固形ゲル化剤を別途投入する方式の比較例1では、95℃まで加熱しても水系のためゲル化剤が溶け残ってしまうため、いずれの評価軸においても比較例2と同等以下の不満足な結果に留まった。また、表3の結果よりエタノールを使用せずとも外れ易さ、硬度、透明性、解け崩れ性に優れる石鹸を得ることが出来たことが明らかである。
〔実施例5、比較例3〕機械練り法固形洗浄剤組成物の調製
表4に記載の配合処方全量を、3本ロール練機(日本化工機製)に室温で3回通して粗混合し、次いで45℃にて練り押出し機(日本化工機製)を3回通し、直径約40mmの棒状成型品を得た。約70mmずつ成型機(日本化工機製)で50mmx40mmx15mmの大きさに型打ちして固形洗浄剤組成物を数個得た。評価項目として石鹸強度、泡立て時の泡質評価を実施した。以下“試料”とは、型打ちされた「50mmx40mmx15mm単位の固形洗浄剤組成物」を意味する。
[石鹸硬度]
硬度は、レオメーター(不動製:NRM−2010J−CW)を用い、25℃下、移動速度6cm/minで試料に太さ1mmφ針を進入させ、3mm進入時の荷重(kg)を測定した。強度が1.4kg以上のとき◎、1.1kg以上1.4kg未満であるとき○、0.8kg以上1.1kg未満であるとき△、0.8kg未満であるとき×とした。
[泡質(クリーミー性)]
試料を約35℃の温水で全体を濡らし、両手で20〜30回擦り合わせて泡立てた。クリーミー性は、泡立てた泡の泡質を目視観察により次の基準で判断した。
泡が細かく極めて均一な状態であるとき◎、大部分の泡が細かい状態であるとき○、大きな泡が大部分を占める状態あるとき△、泡が大きく保持性も悪い状態のとき×とした。
〔配合例1〜12〕
以下、枠練り法固形洗浄剤組成物の配合例を示す。
泡立ちを損なうことなく硬度を上げ、且つ溶け崩れを防止できる固形洗浄剤組成物を提供できるようになったことは意義深い。特に透明固形状洗浄剤に至っては、低級一価アルコール不要、熟成工程不要により製造時間短縮できる極めて簡便な製造方法と、その透明度向上・持続性のあるものを提供できるようになったことは意義深い。
Claims (13)
- ゲル化剤と多価アルコールおよび/または高級アルコールとを含有することを特徴とする固形洗浄剤製造用増粘剤。
- ゲル化剤がアシルアミノ酸アミドであることを特徴とする〔1〕記載の固形洗浄剤製造用増粘剤。
- アシルアミノ酸アミドが、ラウロイルグルタミン酸ジブチルアミド、2−エチルヘキサノイルグルタミン酸ジブチルアミドから選ばれる群の一種または二種以上であることを特徴とする〔2〕記載の固形洗浄剤製造用増粘剤。
- アシルアミノ酸アミドが、ラウロイルグルタミン酸ジブチルアミドと2−エチルヘキサノイルグルタミン酸ジブチルアミドの質量比2:8〜8:2の混合物であることを特徴とする〔2〕記載の固形洗浄剤製造用増粘剤。
- 溶解温度が40℃〜110℃である、〔1〕から〔4〕に記載の固形洗浄剤製造用増粘剤。
- 〔1〕から〔5〕に記載の固形洗浄剤製造用増粘剤を含有する固形洗浄剤組成物。
- 固形洗浄剤組成物全量に対して5〜40質量%の水を含む〔6〕に記載の固形洗浄剤組成物。
- 固形洗浄剤組成物全量に対して25〜40質量%の水を含む〔6〕に記載の固形洗浄剤組成物。
- 高級脂肪酸またはその塩を加熱溶解させる工程
〔1〕から〔5〕に記載の固形洗浄剤製造用増粘剤を添加し、加熱攪拌する工程;
冷却する工程;
を含む固形洗浄剤組成物の製造方法。 - 界面活性剤と、〔1〕から〔5〕に記載の固形洗浄剤製造用増粘剤を混錬する工程;
を含む固形洗浄剤組成物の製造方法。 - さらに、固形洗浄剤組成物全量に対して5〜40質量%となるように水を添加することを含む〔9〕から〔10〕のいずれかに記載の製造方法。
- さらに、固形洗浄剤組成物全量に対して25〜40質量%となるように水を添加することを含む〔9〕から〔10〕のいずれかに記載の製造方法。
- 〔9〕から〔12〕のいずれかに記載の製造方法により得られる固形洗浄剤組成物。
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