JPWO2010076852A1 - 中継ノードの透過伝送と非透過伝送との共存方法 - Google Patents

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Abstract

本発明は、中継ノードの透過伝送と非透過伝送とを共存させる方法を提供する。つまり、周波数分割多重方式により、ある動作キャリア周波数帯域幅には透過伝送モードを用い、他のある動作キャリア周波数帯域幅には非透過伝送モードを用いる。また、時間分割多重方式により、複数のサブフレーム上では透過モードで動作し、その他の複数のサブフレーム上では非透過モードで動作する。中継ノードの透過伝送と非透過伝送とが共存する方法を用いることで、システムにかかるコストを有効に低減することができる。

Description

本発明は、移動通信技術領域に関し、詳しくは、LTE−Advancedシステム中の透過中継の設計、透過中継と非透過中継との共存設計およびLTE−Advancedシステムが中継ノードを介してLTEユーザ装置との互換性を実現する方法に関する。
3GPPの最新標準化文書TR36.814(R1-084256, 3GPP TR 36.814 v0.1.1, 3GPP TSG RAN Further Advancements for E-UTRA Physical Layer Aspects, Sep, 2008)には、LTE−Advanced(Long Term Evolution - Advanced)システムの中継ノード(中継局、リレー局とも呼ばれる)の機能に対する説明が示されている。その中で、ユーザ装置が得られた情報によれば、中継ノードを以下2タイプに分けることができる。一つは透過型中継ノード(Transparent relay)であって、透過型中継ノードを介してネットワークに接続されたユーザ装置は、中継ノードの存在を感知できない。もう一つは非透過型中継ノード(Non-transparent relay)であって、非透過型中継ノードを介してネットワークに接続されたユーザ装置は、中継ノードの存在を感知できる。
なお、中継ノードの方式に応じて、中継ノードをセルの一部とすることができる。この場合、中継ノードは、LTE(Long Term Evolution)ユーザ装置を良好にサポートする。インテリジェント中継ノード、復号転送中継ノードおよびその他のレイヤ2中継ノードは、すべて上記のような中継タイプに属する。
中継ノードは、自ノードのセル(中継ノードのカバーエリア)を制御することもできる。各中継ノードには、セルを制御するための、1つのユニークな物理層セルIDが配置されている。ユーザ装置に対して、中継ノードにより制御されたセルへのアクセスと、基地局(eNB)により制御されたセルへのアクセスは大きな差異がない。中継ノードにより制御されるセルも、LTEユーザ装置をサポートすべきである。レイヤ3中継ノードがこのような中継タイプに属する。
ノーテル(Nortel)社の3GPP TSG RAN WG1 54bis会議での提案(R1-083866, More design aspects on downlink transparent relay in LTE-A, Nortel, 3GPP RAN1 #54bis, Sep.29-Oct.3, 2008)には、LTE−Advancedにて、透過型および非透過型の中継ノードタイプを同時にサポートする必要があるということが提出された。透明型中継ノードは、簡単であり且つユーザ装置に対する特殊要求がないため、LTEネットワークまたはLTE−AdvancedでのLTEユーザ装置のサポートに好適である。一方、非透過型中継ノードは、透過型中継ノードに比べ、より多くの機能を有するため、より進歩的なLTE−Advancedユーザ装置へのサポートに用いることができる。このように、2タイプの中継ノードは相互補填するので、LTE−Advancedシステムにおいて、2タイプの中継ノードを同時に考慮しても何れの衝突が発生しない。中継ノードの配置に関して、2タイプの中継ノードは1つの設置ポイントで共存することができ、これは、それらをサポートするには余分なオーバーヘッドが要らないということを意味する。
中継ノードの特性によれば、中継ノードにおいて、データ受信時にはデータ送信が実行できず、そうでないときは、必ず強い干渉が引き入れられる。この場合、如何すればLTEユーザ装置との良好な互換性が実現できるかが、解決すべき問題となる。3GPP TSG RAN WG1 第55回会議で、TSG−RAN WG1は、TSG−RAN WG2とTSG−RAN WG4とにLS(R1-084538, LS on forward compatibility support in Rel-8, 3GPP RAN1 #55, 10-14 Nov, 2008)を提出した。RAN1では、LTE−Advancedシステムにおける中継ノードとLTEユーザ装置との上位互換性の問題を検討し、合意を得た。すなわち、マルチメディア放送および同報サービス(MBMS: Multimedia Broadcast and Multicast Service)の拡張MBSFN(MBMS Single Frequency Network)サブフレーム割り当て方式を用いて、上記互換性問題を解決する。上記拡張は、MBSFNサブフレームの非連続な割り当てを許容する。これに対応して、正常のデータ通信用のサブフレームおよびMBMS用のMBSFNサブフレームの配置を、より柔軟な信号で指示するためには、MBSFNの配置も変化させる必要がある。
Icera Semiconductorは、3GPP TSG RAN WG1 第55回会議で提出した提案(R1-084436, Operation of Relay Nodes for LTE-Advanced, Icera Semiconductor, 3GPP RAN1 #55, 10-14 Nov, 2008)において、下記のように記述した。すなわち、レイヤ2の透過型中継ノードに対して、ユーザ装置は、ユーザデータが基地局から伝送してきたかそれとも中継ノードから伝送してきたかを区別することができない。また、中継ノードは、基地局から送信してくるスケジューリング情報に基づいて動作する。透過型中継ノードは、基地局と同じセル番号(セル物理ID)を用いて、同じブロードキャスト情報の同期情報を伝送する。これにより、システムは、中継ノードのために、他の参照信号、測定、送信電力制御およびHARQ(Hybrid Automatic Repeat request)などのメカニズムをさらに追加して考慮する必要がない。レイヤ2の透過型中継ノードは、LTEユーザ装置のネットワークカバーレンジを拡大することができる。また、レイヤ2の非透過型中継ノードに対し、中継ノードは基地局から受信したユーザデータを復号して、異なる方式で再伝送する。これは、1つの非透過型中継ノードにより、簡単なスケジューリング機能、リンク適応機能を行うとともに、自己の参照信号も送信できることを意味する。この場合、ユーザ装置は、ユーザデータが中継ノードから伝送してきたことを知る必要がある。
なお、サムソン(Samsung)社は、R1−083568で、基地局と中継ノードとの1つのサブフレーム分の位置ズレによってレイヤ3中継ノードの干渉問題を解決すること、および2つのOFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplexing)シンボル(以降、シンボルと称する)の位置ズレ方法を引き込んで上位互換性問題を解決することも指摘した。
R1-084256, 3GPP TR 36.814 v0.1.1, 3GPP TSG RAN Further Advancements for E-UTRA Physical Layer Aspects, Sep, 2008 R1-083866, More design aspects on downlink transparent relay in LTE-A, Nortel, 3GPP RAN1 #54bis, Sep.29-Oct 3, 2008 R1-084538, LS on forward compatibility support in Rel-8, 3GPP RAN1 #55, 10-14 Nov, 2008 R1-084436, Operation of Relay Nodes for LTE-Advanced, Icera Semiconductor, 3GPP RAN1 #55, 10-14 Nov, 2008 R1-083568, Discussion on L3 Relay for LTE-A, Samsung, 3GPP RAN1 #54bis, Sep.29-Oct.3, 2008
以上のように、上記幾つかの提案には、それぞれ透過中継と非透過中継との利点、欠点が指摘されている。しかしながら、問題点に対する具体な解決方案については示されていない。
そこで、本発明は従来技術の問題点を解決するために、中継ノードの設計方案、および、1つの中継ノードにおいて、LTEユーザ装置に対しては透過モードのデータ伝送を行い、且つLTE−Advancedユーザ装置に対しては非透過モードのデータ伝送を行うことの実現方法を提供する。
つまり、本発明の目的は、中継ノードを有するTE−Advancedシステムにおいて、中継ノードの透過伝送と非透過伝送との共存を実現する方法を提供して、LTE−Advancedシステムで透過中継によってLTEユーザ装置との上位互換を有効に実現するとともに、非透過中継によってLTE−Advancedユーザ装置にサービスを提供することにある。
上記利点および/あるいはその他の利点を実現するために、本発明の目的に応じて、本発明は、以下のような、中継増強LTE−Advancedシステムにおける透過伝送と非透過伝送との共存方法で具体的に体現できる。
上記目的を達成するために、本発明の第1方案による中継ノードの透過伝送と非透過伝送との共存方法は、基地局装置は、中継ノードの透過モードで動作するキャリア周波数帯域幅をスケジューリングして配置するとともに、上位レイヤ信号により上記中継ノードに通知し、基地局装置は、上記中継ノードと接続するすべてのユーザ装置をスケジューリングするとともに、1つのキャリア周波数帯域幅または複数のキャリア周波数帯域幅の中継サブフレームにおいて、スケジューリングされる中継ユーザ装置のサービス情報および制御情報を、ユニキャスト方式またはマルチキャスト方式により上記中継ノードに伝送し、透過モードで動作するキャリア周波数帯域幅では、中継ノードは、LTEユーザ装置またはLTE−Advancedユーザ装置のためにデータを伝送し、非透過モードで動作するキャリア周波数帯域幅では、中継ノードは、LTE−Advancedユーザ装置のためにデータを伝送することを特徴とする。
また、基地局装置のセル内における中継ノードの透過モードで動作するキャリア周波数帯域幅は、相互直交することが好ましい。
また、サブフレームの整数分の位置ズレがあるように基地局のサブフレーム番号と中継ノードのサブフレーム番号とを設置し、基地局と中継ノードとがセルのすべてのリソースを多重利用することが好ましい。
上記目的を達成するために、本発明の第2方案による中継ノードの透過伝送と非透過伝送との共存方法は、基地局装置は、中継ノードの透過モードおよび非透過モードで動作するサブフレームをスケジューリングして配置し、サブフレームのスケジューリング情報を、上位レイヤ信号により中継ユーザ装置に通知し、基地局装置は、上記中継ノードと接続するすべてのユーザ装置をスケジューリングするとともに、中継サブフレームにおいて、スケジューリングされる中継ユーザ装置のサービス情報および制御情報を、ユニキャスト方式またはマルチキャスト方式により中継ノードに伝送し、中継ノードは、非透過サブフレーム上において、LTE−Advancedユーザ装置のために非透過方式によりデータを伝送し、中継ノードは、透過サブフレーム上において、LTEユーザ装置またはLTE−Advancedユーザ装置のために透過方式によりデータを伝送することを特徴とする。
また、サブフレームの整数分の位置ズレがあるように基地局のサブフレーム番号と中継ノードのサブフレーム番号とを設置し、基地局と中継ノードとがセルのすべてのリソースを多重利用することが好ましい。
上記目的を達成するために、本発明の第3方案による中継ノードの透過方式によるデータ伝送方法は、非中継サブフレームにおいて、すべての中継ノードは、同じ時間周波数のリソース上で同じデータ情報を同一のユーザ装置に送信することを特徴とする。
また、非中継サブフレームにおいて、基地局およびすべての中継ノードは、同じ時間周波数のリソース上で同じデータ情報を同一のユーザ装置に送信することが好ましい。
また、現在の非中継サブフレームにおいて、異なるユーザ装置にスケジューリングされる時間周波数のリソースブロックは相互直交することが好ましい。
上記目的を達成するために、本発明の第4方案による中継ノードの透過方式によるデータ伝送方法は、基地局装置は、同一の中継ノードと接続する中継ユーザ装置のために、同一のリソース・スケジューリング・サブバンド集合を上位レイヤ信号により設置し、非中継サブフレームにおける制御情報領域において、すべての中継ノードは、同じ時間周波数のリソース上で同じ制御情報を同一のユーザ装置に送信するとともに、システム周波数帯域幅全体で共通参照信号を伝送し、非中継サブフレームにおけるデータ情報領域において、中継ノードは、自ノードの中継ユーザ装置のリソース・スケジューリング・サブバンド集合上で共通参照信号、専用参照信号および対応するデータ情報を伝送することを特徴とする。
また、上記中継ユーザ装置は、モード7で動作し、所定のアンテナポート上の専用参照信号を用いてデータの復調を行うことが好ましい。
また、上記非中継サブフレーム中のデータ情報領域において、中継ノードは、当該中継ユーザ装置のリソース・スケジューリング・サブバンド集合以外のサブバンドで、共通参照信号を伝送しないことが好ましい。
上記目的を達成するために、本発明の第5方案による中継ノードの透過方式によるデータ伝送方法は、基地局装置は、同一の中継ノードと接続する中継ユーザ装置のために、同一のリソース・スケジューリング・サブバンド集合を上位レイヤ信号により設置し、
基地局装置は、自局と接続する直連ユーザ装置のために、同一のリソース・スケジューリング・サブバンド集合を、上位レイヤ信号により設置し、
非中継サブフレームにおける制御情報領域において、すべての基地局および中継ノードは、同じ時間周波数のリソース上で同じ制御情報を同一のユーザ装置に送信するとともに、システム帯域幅全体で共通参照信号を伝送し、
非中継サブフレームにおけるデータ情報領域において、基地局および中継ノードは、自局および自ノードと接続するユーザ装置のリソース・スケジューリング・サブバンド集合上で、共通参照信号、専用参照信号および対応するデータ情報を伝送することを特徴とする。
また、上記直連ユーザ装置および中継ユーザ装置は、シングルアンテナモードで動作し、所定のアンテナポート上の専用参照信号を用いてデータの復調を行うことが好ましい。
また、上記非中継サブフレームにおけるデータ情報領域において、基地局および中継ノードは、自局および自ノードと接続するユーザ装置のリソース・スケジューリング・サブバンド集合以外のサブバンドで、いずれのデータ情報も伝送しないことが好ましい。
また、上記非中継サブフレームにおけるデータ情報領域において、基地局および中継ノードは、自局および自ノードと接続するユーザ装置のリソース・スケジューリング・サブバンド集合以外のサブバンドで、共通参照信号を伝送しないことが好ましい。
上記目的を達成するために、本発明の第6方案による中継ノードの透過方式によるデータ伝送方法は、各中継ノードは、それぞれ異なるキャリア周波数上で、データ情報を自ノードと接続する中継ユーザ装置に伝送することを特徴とする。
また、基地局および各中継ノードは、それぞれ異なるキャリア周波数上で、自局および自ノードと接続する中継ユーザ装置のためにデータ情報を伝送することが好ましい。
上記目的を達成するために、本発明の第7方案によるユーザ装置に用いられるセルサーチ処理方法は、システムのキャリア周波数を検出し、時間領域で主同期信号を検出してシンボルの同期を実現するとともに、同期信号のシーケンスによってセクター番号を取得し、時間領域で中継ノードの物理IDに関するシーケンス信号を検出するとともに、検出したシーケンスに基づいてノードのタイプを判断し、検出したシーケンスが所定の特殊シーケンスであれば、上記ノードが透過型中継ノードまたは基地局であると判断し、検出したシーケンスが非特殊シーケンスであれば、上記ノードが非透過型中継ノードであると判断し、検出したシーケンスに基づいて非透過型中継ノード物理IDに関する番号を取得し、時間領域でサブ同期信号を検出して、フレームの同期を実現し、検出したシーケンスによってセルグループ番号を取得し、ノードのタイプに応じてセルまたは中継ノードの物理IDを確定し、セルIDまたは中継ノード物理IDによってノードの参照信号を検出し、セルサーチプロセスを終了し、システムブロードキャスト情報の検知プロセスを開始することを特徴とする。
上記目的を達成するために、本発明の第8方案によるユーザ装置に用いられるセルサーチ処理方法は、システムのキャリア周波数を検出し、時間領域で主同期信号を検出してシンボルの同期を実現するとともに、同期信号のシーケンスによってセクター番号を取得し、時間領域でサブ同期信号を検出して、フレームの同期を実現し、検出したシーケンスによってセルグループ番号を取得し、検出したサブ同期信号に基づいてチャネル推定を行い、チャネル推定の結果に応じて、サブ同期信号のあるシンボルに対し1つ前のシンボルの内容をデータ復調するとともに、中継ノードのタイプビットを読み取って、中継ノードのタイプが非透過中継であれば、中継ノードIDに関するビット情報を読み取り、インデックス番号を得られ、その他の関するシステム情報を取得し、ノードのタイプに応じてセルまたは中継ノード物理IDを確定し、セルIDまたは中継ノード物理IDによってノードの参照信号を検出し、セルサーチプロセスを終了して、システムブロードキャスト情報の検知プロセスを開始することを特徴とする。
上記目的を達成するために、本発明の第9方案によるユーザ装置に用いられるセルサーチ処理方法は、システムのキャリア周波数を検出し、時間領域で主同期信号を検出してシンボルの同期を実現するとともに、同期信号のシーケンスによってセクター番号を取得し、上記同期信号のシーケンスがLTEにより規定され且つ主同期信号の伝送に用いられる3つのシーケンス中の1つであれば、ノードが透過型中継ノードまたは基地局であると判断し、上記同期信号のシーケンスがLTEにより規定され且つ主同期信号の伝送に用いられる3つのシーケンス中の1つではなければ、ノードが非透過型中継ノードであると判断し、時間領域でサブ同期信号を検出して、フレームの同期を実現し、、検出したシーケンスによってセルグループ番号を取得し、ノードのタイプに応じてセルまたは中継ノードのIDを確定し、セルIDまたは中継ノード物理IDによってノードの参照信号を検出し、セルサーチプロセスを終了して、システムブロードキャスト情報の検知プロセスを開始することを特徴とする。
上記のような本発明に係る方案によれば、同一の中継ノードにて、LTEユーザ装置のために透過的にサービスを提供するとともに、LTE−Advancedユーザ装置のために非透過的にサービスを提供して、LTE−Advancedシステムの上位互換性を良好に実現することができ、また、LTE−Advancedユーザ装置のために、新たな設計の導入でシステムの性能を向上させることができる。本発明による方案は、設計が柔軟であり、システムにかかるコストを有効に低減することができる。
以下、図面を参照して、本発明の好適な実施の形態を説明し、本発明の上記目的およびその他の目的、特徴および利点をより明確に説明する。
LTE−Advancedユーザ装置のセルサーチプロセスの第1方案を示す模式図である。 LTE−Advancedユーザ装置のセルサーチプロセスの第1方案を示すフローチャートである。 LTE−Advancedユーザ装置のセルサーチプロセスの第2方案を示す模式図である。 LTE−Advancedユーザ装置のセルサーチプロセスの第2方案を示すフローチャートである。 LTE−Advancedユーザ装置のセルサーチプロセスの第3方案を示す模式図である。 LTE−Advancedユーザ装置のセルサーチプロセスの第3方案を示すフローチャートである。 ユーザ装置のために中継ノードが透過モードでデータ送信を行う中継増強セルラーネットワークのトポロジー図である。 ユーザ装置のために行う中継ノードの透過モードによるデータ送信を説明する第1方案の模式図である。 ユーザ装置のために行う中継ノードの透過モードによるデータ送信を説明する第2方案の模式図である。 基地局および中継ノードのサブフレームオフセット伝送を示す模式図である。 ユーザ装置のために行う中継ノードの透過モードによるデータ送信を説明する第3方案の模式図である。 ユーザ装置のために行う中継ノードの透過モードによるデータ送信を説明する第4方案の模式図である。 中継増強セルラーネットワークにおいて透過伝送と非透過伝送との共存を実現する様子を示すトポロジー図である。 中継ノードの透過伝送と非透過伝送の共存を実現する第1方案を示す模式図である。 中継ノードの透過伝送と非透過伝送の共存を実現する第2方案を示す模式図である。
以下、図面に基づいて、本発明の好ましい実施の形態について詳細に説明する。本発明をより理解しやすく説明するために、本発明の実施の形態について、不必要な方法およびシステム機能の詳細な説明は省略する。
本発明の実現方式をより詳しく説明するために、以下、中継ノードを有するLTE−Advancedセルラー移動通信システムに適用する場合の具体的な実施の形態を説明する。もちろん、本発明の応用は以下の実施の形態に限らず、その他の中継ノードを有する移動通信システムにも適用される。
<LTE−Advancedユーザ装置のセルサーチプロセス>
ユーザ装置は、起動後にセルサーチプロセス(Cell search procedure、セル検出手順)を行う必要があり、当該プロセス中で、基地局との同期動作を完成し、対応のセルID番号を取得する。中継ノードを有するLTE−Advanced移動通信システムにおいて、LTEユーザ装置に対して、中継ノードは透過のものであり、つまり、中継ノードによりカバーされたLTEユーザ装置は、中継ノードを透過して、従来のLTE規格により規定された通常のセルサーチプロセスを用いて、対応する動作を行うことで、同期動作の行い並びに基地局装置の物理セルID番号の取得を完成すべきである。同時に、この中継ノードを有するLTE−Advanced移動通信システムにおいて、LTE−Advancedユーザ装置に対して、中継ノードが透過のものであるかそれとも非透過のものであるかはシステムの配置(システム設計、システムプランリング)によって決められるので、両方とも可能である。すなわち、中継ノードにカバーされたLTE−Advancedユーザ装置は、セルサーチプロセスで中継ノードのタイプ情報(透過それとも非透過)を先に取得する必要があり、その後に対応するセルサーチプロセスを採用することである。中継ノードが透過型である場合には、従来LTE規格により規定されたセルサーチプロセスを採用してセルサーチを行い、一方、中継ノードが非透過型である場合には、本発明によるセルサーチプロセス(詳しくは後述する)を採用してセルサーチを行うことができる。LTE−Advancedに対するセルサーチプロセスを、1つのプロセスに統一させることにより、基地局、透過中継および非透過中継でのセルサーチを完成することができる。この統一されたセルサーチプロセスは以下方式で実現できる。
<第1のLTE−Advancedユーザ装置のセルサーチ方式>
図1はLTE−Advancedユーザ装置のセルサーチプロセスの第1方案を示しており、図2はLTE−Advancedユーザ装置のセルサーチプロセスの第1方案を説明するためのフローチャートを示している。
図1に示すように、LTE規格に規定された#0番および#10番の時間スロット(サブフレーム)上の主同期信号(PSCH:Primary Synchronization Channel)とサブ同期信号(SSCH:Secondary Synchronization Channel)との伝送(#0番および#10番の時間スロットの第5番目のシンボル上でSSCHを伝送し、#0番および#10番の時間スロットの第6番目のシンボル上でPSCHを伝送する)を保留して、それをLTEユーザ装置との互換性を実現するための同期動作に用いる。#0番および#10番の時間スロットにおける、参照信号の伝送のないシンボル(すなわち、第2番目または第3番目のシンボル、本実施の形態では第3番目のシンボルである)上で中継ノードの物理IDに関するシーケンス信号(RNID)を伝送する。ある特殊なシーケンスS(LTE規格には、パラメータmとmとの組合せによる、168個のセルグループ番号を示す168個のmのシーケンスが規定され、mとmとの新しいパラメータの組合せを導入することで、LTEに用いられる168個のmのシーケンスと異なる、特殊なシーケンスを得る)で、透過中継の中継タイプを示し、LTE−Advancedユーザ装置が特殊なシーケンスSを検出した場合には、受信しているノードが透過型中継ノードまたは基地局であることが分かり、LTE−Advancedユーザ装置がその他の非特殊なシーケンスを検出した場合には、受信しているノードが非透過型中継ノードであることが分かる。これとともに、検出したシーケンスによって中継ノードの物理IDに関するインデックス番号NID (3)が分かる。LTE−Advancedユーザ装置のセルサーチの処理フローは図2に示すとおりである。以下、このフローチャートについて詳細に説明する。
ステップS201:ユーザ装置にて、システムのキャリア周波数を検出する。
ステップS202:時間領域において、ユーザ装置にて主同期信号PSCHを検出し、シンボルの同期を実現するとともに、同期信号のシーケンスによって、セクター(1つセルに3つのセクターがある)のインデックス番号NID (2)(例えば、0,1,2)を得る。
ステップS203:時間領域において、ユーザ装置にて、中継ノードの物理IDに関するシーケンス信号を検出し、検出したシーケンスによって、受信しているノードのタイプを判断する。つまり、検出したシーケンスが特殊なシーケンスSであれば、受信しているノードが透過型中継ノードまたは基地局であると判断し、検出したシーケンスが非特殊なシーケンスであれば、受信しているノードが非透過型中継ノードであると判断する。また、検出したシーケンスによって、非透過型中継ノードの物理IDに関するインデックス番号NID (3)を得る。
ステップS204:周波数領域において、ユーザ装置にてサブ同期信号SSCHを検出して、フレームの同期を実現し、検出したシーケンスによってセルグループ番号NID (1)(例えば、0,1,・・・,167)を得る。
ステップS205:ユーザ装置は受信しているノードのタイプに応じてセルまたは中継ノードの物理IDを確定する。
例えば、受信しているノードが透過中継ノードまたは基地局である場合には、下記式(1)を満たす。
ID cell=3NID (1)+NID (2) …(1)
一方、受信しているノードが非透過中継である場合には、中継ノードの物理IDが下記式(2)を満たし、あるいは、中継ノード物理IDが下記式(3)を満たす。
ID relay=504+K(3NID (1)+NID (2))+NID (3) …(2)
ID relay=504+NID (3) …(3)
式(2)において、Kは、各セルに最大で存在可能な中継ノードの個数である。
上記2つの算出方法は、本発明をより詳しく説明するための具体例にすぎず、当該技術分野の技術者であれば、必要によってその他の算出方法を用いることも可能で有る。また、得られたセルグループ番号NID (1)、セクターの番号NID (2)およびインデックス番号NID (3)に基づいて、中継ノードの物理IDを算出する。
ステップS206:ユーザ装置にて、受信しているノードの参照信号を、セル物理IDまたは中継ノードの物理IDによって検出する。
ステップS207:セルサーチプロセスを終了し、システムのブロードキャスト情報取得プロセスを開始する。
以上のように、上記プロセスによれば、LTE−Advancedユーザ装置は、受信しているノードのタイプを検出することができ、同期動作を実現し、セル物理ID番号または中継ノードの物理ID番号を取得することができる。ここで、上記伝送および中継ノード物理IDに関するシーケンス信号のシンボルは、フレーム全体において、既に占有された同期シンボルおよび物理ブロードキャストチャネル(PBCH:Physical Broadcast Channel)のシンボルを除いた以外の、参照信号の伝送の無いいずれかのシンボルである。実際のシステム設計において、フィルタの複雑さ、およびその他のデータ伝送の影響を考慮して、発明者は、上記シンボルを、#0番サブフレームおよび#5サブフレームの第2番目または第3番目のシンボル上に位置させることが望ましいと提案した。
<第2のLTE−Advancedユーザ装置のセルサーチ方式>
図3はLTE−Advancedユーザ装置のセルサーチプロセスの第2方案を示しており、図4はLTE−Advancedユーザ装置のセルサーチプロセスの第2方案を説明するためのフローチャートを示している。
図3に示すように、LTE規格に規定された#0番および#10番の時間スロット(サブフレーム)上の主同期信号(PSCH)とサブ同期信号(SSCH)との伝送(#0番および#10番の時間スロットの第5番目のシンボル上でSSCHを伝送し、#0番および#10番の時間スロットの第6番目のシンボル上でPSCHを伝送する)を保留して、それをLTEユーザ装置との互換性を実現するための同期動作に用いる。#0番および#10番の時間スロットにおける第4番目のシンボル上で中継ノードの関連情報(RNID)を伝送し、当該情報は、そのリソースマッピングが同期信号のリソースマッピングと同じ、ノードのキャリア中心周波数(DC)を中心に対称分布した62個のOFDMサブキャリア上のみにマッピングされる。上記中継ノードの関連情報には、中継ノードのタイプ情報、中継ノードの物理ID番号関連情報およびその他のシステム関連情報などが含まれ、例えばQPSK方式などの変調方式を用いて上記情報の変調を行うことができる。LTE−Advancedユーザ装置はLTEに規定された同期プロセスに応じて、システムの同期を実現し、その後、同期信号を用いてチャネル推定を行う。そして、チャネル推定の結果に応じて、隣接する1つ前のシンボル(第4番目のシンポル)に対してデータ復調を行い、対応するデータ情報を取得することで、中継ノードの関連情報が取得する。LTE−Advancedユーザ装置のセルサーチの処理フローチャートは図4に示すとおりである。以下、このフローチャートについて詳細に説明する。
ステップS401:ユーザ装置にて、システムのキャリア周波数を検出する。
ステップS402:時間領域において、ユーザ装置にて、主同期信号PSCHを検出し、シンボルの同期を実現するとともに、同期信号のシーケンスによって、セクター(1つセルに3つのセクターがある)のインデックス番号NID (2)(例えば、0,1,2)を得る。
ステップS403:周波数領域において、ユーザ装置にて、サブ同期信号SSCHを検出し、フレームの同期を実現し、検出したシーケンスによってセルグループ番号NID (1)(例えば、0,1,・・・,167)を得る。
ステップS404:ユーザ装置にて、ステップS403で検出したサブ同期信号SSCHによってチャネル推定を行い、当該チャネル推定の結果に応じて、サブ同期信号を含むシンボルの1つ前のシンボル(第4番目のシンポル)内容に対してデータ復調を行い、中継ノードのタイプビットを読み取る。中継ノードが非透過中継である場合は、中継ノード物理ID関連ビット情報を読み取り、インデックス番号NID (3)を取得し、その他の関するシステム情報を取得する。
ステップS405:ユーザ装置にて、受信しているノードのタイプに応じて、基地局または中継ノードの物理IDを確定する。
例えば、受信しているノードが透過中継または基地局である場合には、上記式(1)を満たす。
ID cell=3NID (1)+NID (2) …(1)
一方、受信しているノードが非透過中継である場合には、中継ノードの物理IDが上記式(2)を満たし、あるいは、中継ノード物理IDが上記式(3)を満たす。
ID relay=504+K(3NID (1)+NID (2))+NID (3) …(2)
ID relay=504+NID (3) …(3)
式(2)において、Kは、各セルに最大で存在可能な中継ノードの個数である。
なお、上記2つの算出方法は、本発明をより詳しく説明するための具体例にすぎず、当該技術分野の技術者であれば、必要によってその他の算出方法を用いることもできる。また、得られたセルグループ番号NID (1)、セクターの番号NID (2)およびインデックス番号NID (3)により、中継ノードの物理IDを算出する。
ステップS406:ユーザ装置はセル物理IDまたは中継ノードの物理IDによって、受信しているノードの参照信号を検出する。
ステップS407:セルサーチプロセスを終了し、システムのブロードキャスト情報取得プロセスを開始する。
以上のように、上記プロセスによって、LTE−Advancedユーザ装置は、受信しているノードのタイプを確実に検出することができ、同期動作を実現し、基地局の物理ID番号または中継ノードの物理ID番号を取得することができる。ここで、QPSK方式などの変調方式を用いて、SSCHシンボルの1つ前のシンボルに対して変調を行い、参照信号が占有したサブキャリアを除いて、上記シンボルは、82個ビットのデータ情報を伝送し、必要な16位のCRCビットを除去すると、実際利用可能なビットは66個である。1つのビットで中継ノードのタイプを標識し、中継ノードが非透過型中継ノードであるときは、K個のビットでインデックス番号NID (3)を標識し、また、残りのN(N=66−K−1)個のビットを関連のシステム情報に用いることができ、一方、中継ノードが透過型中継ノードまたは基地局であるときは、残りのN(N=66−1=65)個のビットを関連のシステム情報に用いることができる。このため、上記シンボルを、LTE−Advancedシステムの物理ブロードキャストチャネル(PBCH)の拡張部分と見なすことができ、LTEシステムのPBCHと比べ、当該拡張における1つシンボルのPBCHは、サブ同期信号のチャネル推定により得られたチャネル情報(下りリンク無線伝搬路状況)を用いて、対応するシステム情報を復調する。さらに、得られた参照信号を用いて得られたチャネル情報を用いて、LTEシステムに規定された他のPBCH部分のシステム情報を復調する。
<第3のLTE−Advancedユーザ装置のセルサーチ方式>
図5はLTE−Advancedユーザ装置のセルサーチプロセスの第3方案を示しており、図6はLTE−Advancedユーザ装置のセルサーチプロセスの第3方案を説明するためのフローチャートを示している。
図5に示すように、LTE規格に規定された#0番および#10番の時間スロット(サブフレーム)上の主同期信号(PSCH)とサブ同期信号(SSCH)との伝送(#0番および#10番の時間スロットの第5番目のシンボル上でSSCHを伝送し、#0番および#10番の時間スロットの第6番目のシンボル上でPSCHを伝送する)を保留して、それをLTEユーザ装置との互換性を実現するための同期動作に用いる。透過型中継ノードおよび基地局に対して、LTEに規定された方式により同期信号を伝送する。一方、非透過型中継ノードに対しては、PSCHシンボル上において、LTEに規定され且つ主同期信号PSCHの伝送に用いられる3つのシーケンス(3つのセクター番号と対応、LTEにおいて、主同期信号に用いられるシーケンスは周波数領域ZCシーケンスであり、そのroot indexがそれぞれ25、29、34である)以外の他のシーケンスを伝送して、当該中継ノードを非透過型中継ノードとして標識し、当該シーケンスに対応するインデックス番号を取得する。同様に、SSCH上において、LTEに規定されたシーケンスあるいは新たに規定された1組のシーケンスを伝送して、対応するインデックス番号を得る。また、上記2つのインデックス番号によって、非透過型中継ノードの物理ID番号を算出する。LTE−Advancedユーザ装置のセルサーチの処理フローチャートは図6に示すとおりである。以下、このフローチャートについて詳細に説明する。
ステップS601:ユーザ装置にて、システムのキャリア周波数を検出する。
ステップS602:時間領域において、ユーザ装置にて、主同期信号PSCHを検出し、シンボルの同期を実現するとともに、同期信号のシーケンスによって、セクターの番号NID (2)を得る。ここで、上記同期信号のシーケンスがLTEに規定され且つ主同期信号の伝送に用いられる3つのシーケンス中の1つであれば、受信しているノードは透過型中継ノードまたは基地局であり、上記同期信号のシーケンスがLTEに規定され且つ主同期信号の伝送に用いられる3つのシーケンス中の1つではなければ、受信しているノードは非透過型中継ノードである。
ステップS603:周波数領域において、ユーザ装置にて、サブ同期信号SSCHを検出し、フレームの同期を実現し、検出したシーケンスによってセルグループ番号NID (1)を得る。検出したシーケンスは、LTEに規定されてシーケンスであってもよいし、LTEに規定されてシーケンスではなくてもよい。但し、検出したシーケンスは、すべて1つのセルグループ番号に対応する必要がある。
ステップS604:ユーザ装置にて、受信しているノードのタイプに応じて、基地局または中継ノードの物理IDを確定する。
例えば、受信しているノードが透過中継または基地局である場合には、上記式(1)を満たす。
ID cell=3NID (1)+NID (2) …(1)
一方、受信しているノードが非透過中継である場合には、NID (1)およびNID (2)によって中継ノードの物理IDを算出することができる。
なお、上記2つの算出方法は、本発明をより詳しく説明するための具体例にすぎず、当該技術分野の技術者であれば、必要によってその他の算出方法を用いることもできる。また、得られたセルグループ番号NID (1)、セクターの番号NID (2)およびインデックス番号NID (3)により、中継ノードの物理IDを算出する。
ステップS605:ユーザ装置はセル物理IDまたは中継ノードの物理IDによって、受信しているノードの参照信号を検出する。
ステップS606:セルサーチプロセスを終了し、システムのブロードキャスト情報取得プロセスを開始する。
以上のように、上記プロセスによって、LTE−Advancedユーザ装置は、受信しているノードのタイプを正確に検出することができ、同期動作を実現し、基地局物理ID番号または中継ノードの物理ID番号を取得することができる。
<中継ノード透過伝送データの設計>
3GPPの技術報告書TR36.814(http://www.3gpp.org/ftp/Specs/html-info/36814.htm)における透過中継ノードの定義によれば、ユーザ装置は透過型中継ノードの存在を感知できず、LTEユーザ装置に対して、LTE規格に規定された動作フローを用いることで、中継ノードを有するLTE−Advancedシステムを好適にアクセスすることができる。LTE−Advancedシステムの上位互換性のある透過中継の具体的な設計について、本発明の実施の形態には、下記のような幾つかの実用な方案を説明する。
中継システムの特徴によれば、システムのサブフレームは、中継サブフレームと非中継サブフレームに分かれる。中継ノードにおいて、基地局にて対応するデータ情報を中継ノードに送信するとともに、中継ノードにて当該データ情報を受信する。発生可能のある干渉問題を避けるため、中継ノードは、基地局からのデータ情報を受信する同時に、当該中継のユーザに対応するデータ情報を送信することができない。中継サブフレームにおいて、中継ノードから下りリンク制御チャネル(PDCCH:Physical Downlink Control Channel)情報および共通参照信号(CRS:CommonReference Signal)を送信する必要があるか、および、特殊な信号でこれらの中継サブフレームへの指示を行う必要があるかについては、現在、3GPPにおいて検討中である。但し、このような問題は本発明の実施の形態による各方案の実用に影響を与えず、本発明は、非中継サブフレームにおける各ユーザ装置の、リソースの割り当て問題およびデータの伝送問題を主に解決する。
上記方案を説明する前に、まず、本発明が応用できる代表的な場面について説明する。図7は、ユーザ装置のために、中継ノードからデータを透過伝送する中継ノードを有するセルラーネットワークのトポロジー図である。基地局装置(図7における「基地局」)は、セル全体のサービスに対するスケジューリングおよび制御のセンターである。また、中継ノード(図7における「中継1」、「中継2」)は、基地局装置(および/あるいはユーザ装置)から送信されるデータを受信し、復号化してから、上記中継のユーザ装置(および/あるいは基地局装置)に転送する。また、ユーザ装置(図7における「ユーザD」、「ユーザR1」、「ユーザR2」)は、基地局および/あるいは中継ノードから送信されるデータを受信し、および、データを基地局および/あるいは中継ノードに送信する。関連の信号伝搬ルートによれば、ユーザ装置を直連ユーザ装置(図7における「ユーザD」)と中継ユーザ装置(図7における「ユーザR1」、「ユーザR2」)とに分けることができる。そのうち、直連ユーザ装置とは、直接に基地局と接続サービスを確立したユーザ装置であり、一般には基地局との間に良好な無線リンク品質を有している。中継ユーザ装置とは、中継ノードにより接続サービスを提供するユーザ装置であり、一般には中継ノードと良好な無線リンク品質を有している。図7に示す場面において、基地局に制御されるセルには、中継1および中継2の2つの中継ノードがある。ユーザDは基地局と直連しているユーザ装置であり、ユーザR1は中継1と接続しているユーザ装置であり、ユーザR2は中継2と接続しているユーザ装置である。
<中継ノードからユーザ装置へのデータ透過伝送の第1方案>
基地局装置は、自装置と接続しているすべてのユーザ装置(直連ユーザ装置および中継ユーザ装置を含む)を統合的にスケジューリングし、中継サブフレームにおいて、すべてのスケジューリング対象のサービス情報および制御情報を、ブロードキャスト・マルチキャスト方式により基地局装置と接続しているすべての中継ノード上に伝送しており、一方、非中継サブフレームにおいて、基地局とすべての中継ノードとにより、同時に対応する制御情報およびサービス情報を送信する。
図8は、中継ノードがユーザ装置のためにデータを透過伝送する第1方案を示している。
図8に示すように、基地局は、中継サブフレームにおいてデータを中継1および中継2に伝送し、非中継サブフレームにおいて、基地局、中継1および中継3は、同時に、同じ時間周波数のリソース上で、あるユーザ装置に対して同じデータを送信する。現在のサブフレームにおいて、それぞれ異なる各ユーザ装置へスケジューリングされた時間周波数のリソースブロックは、相互直交する。図8に示したように、各サブフレームを表す四角形に対して、横軸が時間軸、縦軸が周波数軸を表し、同じ時間周波数のリソースとは、各サブフレーム内の同じ位置にあるリソースブロック(例えば、ユーザ装置R2に対して、右下斜線ブロック)であり、リソースブロックの相互直交とは、ユーザ装置D、R1,R2に対して異なる時間周波数のリソースブロック(例えば、斜線交差のブロックと左下斜線ブロックと右下斜線ブロックがお互い直交である)である。セル内の各ユーザ装置(ユーザD、ユーザR1およびユーザR2を含む)は、非中継サブフレームにおいて、基地局、中継1および中継2からの合成した共通参照信号を受信するとともに、基地局、中継1および中継2からの結合成したデータ情報を受信する。ユーザ装置は、上記合成した共通参照信号に基づいて、合成したデータ情報を算出するとともに、合成したチャネル情報および測定データを基地局又は/及び中継ノードにフィードバックする。
<中継ノードからユーザ装置へのデータ透過伝送の第2方案>
従来技術の文献における関連記載(R1-084412, LTE signaling to support Relay operation, Motorola, 3GPP RAN1 #55, Nov.10-14, 2008)には、中継ノードと基地局との間でのサブフレーム番号の位置ズレ方式によって、基地局と中継ノードとが同時に異なる参照信号を伝送することができ、これにより、基地局と中継ノードとが同じ時間周波数のリソースブロックを多重利用して異なるデータ情報を伝送することが示されている。
図10は、基地局と中継ノードとのサブフレームオフセット伝送を示す図である。
図10に示すように、基地局の第2番目のサブフレームと、中継ノードの第0番目のサブフレームとが対向しているように、セル内の中継ノードのサブフレーム番号と基地局装置のサブフレーム番号とには、2つのサブフレーム分の位置ズレが存在する。この場合、基地局は、自局のセル物理IDおよび現在のサブフレーム#2内のスロット番号(1つのサブフレームに2つのスロットが含む)によって、対応する参照信号RS1(RS: Reference signal)のシーケンスを得る。一方、セル内のすべての中継ノードは、自ノードの物理ID(基地局にセル物理IDと一致する)および現在のサブフレーム#0内のスロット番号によって、基地局と異なる参照信号RS0のシーケンスを得る。また、参照信号シーケンスRS0、RS1が異なるため、基地局と中継ノードとは、同じ時間周波数のリソースブロックを多重利用して異なるデータ情報を伝送することができる。但し、セル内のすべての中継ノードは同じ参照信号を伝送するので、各中継ノード同士は、同じ時間周波数のリソースブロックを多重利用して異なるデータを伝送することができない。
上記のようなサブフレームの位置ズレに関する方式によれば、上記中継ノードからユーザ装置へのデータ透過伝送の第1方案をさらに進化することができ、基地局装置にて、中継ノードと接続するすべてのユーザ装置を統合的にスケジューリングし、中継サブフレームにおいて、すべてのスケジューリング対象のサービス情報およびスケジューリング対象の制御情報を、ブロードキャスト・マルチキャスト方式により基地局装置と接続しているすべての中継ノードに伝送する。また、非中継サブフレームにおいて、基地局装置は直連のユーザ装置をスケジューリングし、対応する制御情報およびサービス情報を直連のユーザ装置に伝送し、すべての中継ノードは、中継サブフレームから受信する対応の制御情報およびサービス情報を、中継ユーザ装置に送信する。
図9は、中継ノードがユーザ装置のためにデータを透過伝送する第2方案を示している。
図9に示すように、基地局は、中継サブフレームにおいて、中継ユーザにスケジューリングされた制御およびデータ情報を、中継ノード1および中継ノード2に伝送する。非中継サブフレームにおいて、基地局は、対応する制御およびデータ情報をスケジューリングして直連ユーザ装置Dに伝送する。図9の非中継サブフレームブロック中の基地局からユーザDへの黒いブロックで表す。中継1および中継2は、基地局のスケジューリング情報を受信し、当該情報によって、同じ時間周波数のリソース上で、同時にある中継ユーザ装置に同じデータを伝送する。例えば、図9の非中継サブフレームブロック中の中継1、2からユーザR1への右下斜線ブロックで表す。セルにおけるすべての中継ノードにより、現在の非中継サブフレームにおいてそれぞれ異なるユーザ装置へスケジューリングされた時間周波数のリソースブロックは、相互直交している。例えば、図9の右下斜線ブロックと右下斜線ブロックが異なる時間周波数のリソースブロックである。セル内の直連ユーザDは、非中継サブフレームにおいて、基地局から直接送信される共通参照信号およびデータ情報を受信する。ユーザR1およびユーザR2は、非中継サブフレームにおいて、中継1および中継2からの合成した共通参照信号を受信するとともに、中継1および中継2からの合成したデータ情報を受信する。ユーザR1およびユーザR2は、上記合成した共通参照信号に基づいて、合成したデータ情報を算出するとともに、合成したチャネル情報および測定データを基地局又は/及び中継ノードにフィードバックする。
<中継ノードからユーザ装置へのデータ透過伝送の第3方案>
上記中継ノードからユーザ装置へのデータ透過伝送の第2方案と同じサブフレームの位置ズレ方式を用い、基地局と中継ノードはすべての時間周波数のリソースを多重利用する。基地局装置は、中継ノードと接続しているすべてのユーザ装置を統合的にスケジューリングし、中継サブフレームにおいて、すべてのスケジューリング対象のサービス情報およびスケジューリング対象の制御情報を、基地局と接続しているすべての中継ノードに、ユニキャストまたはブロードキャスト・マルチキャスト方式により伝送する。
基地局は、異なる中継ノードと接続する中継ユーザ装置をスケジューリングして、異なるシステム周波数帯域幅(例えば、20MHz)の部分周波数帯域幅であるサブバンド集合においてリンクフィードバックを行うようにし、且つ、これらのユーザ装置は、LTEの仕様書により規定された動作モード7(3GPP TS 36.213、UE DL transmission mode)で動作し、アンテナポート5(Antenna port 5)上の参照信号を用いてデータ復調を行う。
非中継サブフレームにおいて、基地局装置は、直連のユーザ装置Dをスケジューリングし、対応する制御情報およびサービス情報を所属の直連のユーザ装置Dに伝送する。すべての中継ノードは、システム周波数帯域幅の範囲において、セル内の中継ユーザ装置の制御情報を伝送し、基地局により割り当てられたサブバンドの集合においては、共通制御情報およびデータ情報を自ノードが中継したユーザ装置R1,2に伝送しており、基地局により割り当てられたサブバンドの集合以外の周波数帯域幅においては、いずれのデータも信号も伝送しない。
図11は、中継ノードがユーザ装置のためにデータを透過伝送する第3方案を示している。
図11に示すように、基地局は、上位レイヤ信号に基づいて、ユーザR1およびユーザR2をモード7で動作するように設置し、中継1と接続するユーザR1をサブバンド集合set S上でフィードバックを行うように配置し、中継2と接続するユーザR2をサブバンド集合set S上でフィードバックを行うように配置する。
基地局は、中継サブフレームにおいて、中継ユーザ(ユーザR1とユーザR2とを含む)にスケジューリングされた制御およびデータ情報を、中継1および中継2に伝送する。また、非中継サブフレームにおいて、基地局は、対応する制御およびデータ情報をスケジューリングして直連ユーザDに伝送する。図11の非中継サブフレームブロック中の基地局からユーザDへの黒いブロックで表す。中継1および中継2は、基地局によるスケジューリング情報を受信し、当該情報に基づいて、中継1および中継2の下りリンク制御情報領域の同じ時間周波数のリソースブロック上で、同時にある中継ユーザ装置に同じPDCCH情報を伝送する。中継1は、サブバンド集合set S上の時間周波数のリソースブロックにおいてユーザR1にデータ情報を伝送し、且つ、サブバンドの集合set S以外の時間周波数のリソースブロックにおいてはいずれの情報(共通参照信号を含む)も伝送しない。図11の非中継サブフレームブロックのPDCCH領域以外に中継1からユーザR1への灰色ブロックで表す。中継2、サブバンド集合set S上の時間周波数のリソースブロックにおいてデータ情報をユーザR2に伝送し、且つ、サブバンド集合set S以外の時間周波数のリソースブロックにおいてはいずれの情報(共通参照信号を含む)も伝送しない。図11の非中継サブフレームブロックのPDCCH領域以外に中継2からユーザR2への点線ブロックで表す。
中継1と接続するユーザR1および中継2と接続するユーザR2は、PDCCH領域において、中継1と中継2との合成した共通参照信号およびPDCCH情報を受信して、対応する制御情報を復調することができる。また、PDSCH(Physical Downlink Shared Channel)領域において、ユーザR1は、中継1の共通参照信号CRS、アンテナポート5(Antenna port 5)に付加されたユーザデータ復調用参照信号(DMRS:Demodulation Reference Signal)および対応するデータ情報のみを受信し、受信した中継1の共通参照信号に基づいてチャネル情報のフィードバックを行い、参照信号の復調を利用して対応するデータ情報を復調する。同様に、ユーザR2は、中継2からの共通参照信号CRS、アンテナポート5(Antenna port 5)に付加された復調参照信号(DMRS)および対応するデータ情報のみを受信し、受信した中継2の共通混交信号に基づいてチャネル品質のフィードバックを行い、参照信号の復調を利用して対応するデータ情報を復調する。
<中継ノードからユーザ装置へのデータ透過伝送の第4方案>
LTE−Advanceシステムが、複数のキャリア周波数を用いて行うデータ伝送(Carrier Aggregation)の可能性を考慮して、本実施の形態ではさらに下記のような方案を提供する。
本方案は、上記中継ノードからユーザ装置へのデータ透過伝送の第2方案と同じように、サブフレームの位置ズレ方式を用い、基地局および中継ノードはすべての時間周波数のリソースを多重利用している。
基地局装置は、中継ノードと接続するすべてのユーザ装置をスケジューリングし、1つのキャリア周波数帯域幅または複数のキャリア周波数帯域幅の中継サブフレーム上において、スケジューリングされたすべての中継ユーザ装置のサービス情報および制御情報を、基地局装置と接続するすべての中継ノードに、ユニキャストまたはブロードキャスト・マルチキャスト方式により伝送する。各中継ノードは、それぞれ異なるキャリア周波数帯域幅上において、自ノードと接続するユーザ装置のためにデータを伝送し、データを伝送しないキャリア周波数帯域の送信信号をオフにする。
図12は、中継ノードがユーザ装置のためにデータを透過伝送する第4方案を示している。
図12に示すように、基地局は、上位レイヤ信号に基づいて、ユーザR1をキャリア周波数1で動作し、ユーザR2をキャリア周波数2で動作するように設置する。
基地局は、中継サブフレームにおいて、中継ユーザ(ユーザR1とユーザR2とを含む)にスケジューリングされた制御およびデータ情報を、中継1および中継2に伝送する。また、非中継サブフレームにおいて、基地局は、対応する制御およびデータ情報をスケジューリングして直連ユーザDに伝送する。図12の非中継サブフレームブロック中の基地局からユーザDへの黒いブロックで表す。中継1は、基地局のスケジューリング情報を受信し、当該情報に基づいて、動作キャリア周波数1においてデータをユーザR1に伝送する。図12の非中継サブフレームブロックの中に中継1からユーザR1への灰色ブロックで表す。また、中継2は、基地局のスケジューリング情報を受信し、当該情報に基づいて、動作キャリア周波数2においてデータをユーザR2に伝送する。図12の非中継サブフレームブロックの中に中継2からユーザR2への点線ブロックで表す。
中継1と接続するユーザR1は、動作キャリア周波数1でのシステム情報を読み取り、システム周波数帯域幅を動作キャリア周波数1の周波数帯域幅として、対応する制御情報およびデータ情報を読み取るし、対応する測定結果のフィードバックを行う。また、中継2と接続するユーザR2は、動作キャリア周波数2でのシステム情報を読み取り、システム周波数帯域幅を動作キャリア周波数2の周波数帯域幅として、対応する制御情報およびデータ情報を読み取るし、対応する測定結果のフィードバックを行う。
中継ノードがユーザ装置のためにデータを透過伝送する第3、4方案では、図10に示すようなサブフレームの位置ズレ方式を用いたが、本発明は上記実施の形態に限定されるものではなく、従来の方式(すなわち、基地局のサブフレーム番号と中継ノードのサブフレーム番号とを、相互ずれて配置する必要のない方式)を用いてもよい。
例えば、上記中継ノードがユーザ装置のためにデータを透過伝送する第3方案において、サブフレームの位置ズレ方式を採用しない場合、基地局および中継ノードは、下記のような方式によってすべてのサブバンド集合を多重利用することができる。すなわち、基地局は、上位レイヤ信号に基づいて、同一の中継ノードに接続される中継ユーザ装置のために同じサブバンド集合(S、S)を設置する;基地局は、上位レイヤ信号に基づいて、基地局に接続される直連ユーザ装置のために同じサブバンド集合(S)を設置する;サブバンド集合S、S、Sは相互直交する;非中継サブフレームの制御情報であるPDCCH領域上において、すべての基地局と中継ノードとは、同じ時間周波数のリソースブロック上で、同じ制御情報を同一のユーザ装置に送信し、システム周波数帯域幅全体において共通参照信号を伝送する;非中継サブフレームのデータ情報のPDSCH領域上において、基地局および中継ノードの各々は、それぞれ自局または自ノードに接続されるユーザ装置のサブバンド集合(S、SまたはS)上で共通参照信号、専用参照信号(例えば、アンテナポート5に付加された復調参照信号DMRS)および対応するデータ情報を伝送し、割り当てられたサブバンド集合以外のリソースではいずれのデータも信号(共通参照信号も含む)も伝送しない。
また、上記中継ノードがユーザ装置のためにデータを透過伝送する第4方案において、サブフレームの位置ズレ方式を採用しない場合、基地局および中継ノードは、下記のような方式によってすべてのサブバンド集合を多重利用することができる。すなわち、基地局は、上位レイヤ信号に基づいて、同一の中継ノードに接続される中継ユーザ装置のために同じキャリア周波数(動作キャリア周波数1、動作キャリア周波数2)を設置する;基地局は、上位レイヤ信号に基づいて、基地局に接続される直連ユーザ装置Dのために同じキャリア周波数(キャリア周波数B)を設置する;非中継サブフレーム上において、基地局は、直連ユーザDに割り当てられたキャリア周波数(キャリア周波数B)上で、直連ユーザDのためにデータ情報を伝送し、中継1は、動作キャリア周波数1上で中継ユーザR1のためにデータ情報を伝送し、中継2は、動作キャリア周波数2上で中継ユーザR2のためにデータ情報を伝送するとともに、基地局と中継ノードとの各々は、自局および自ノードに接続される、ユーザ装置に割り当てられたキャリア周波数の以外のキャリア周波数をオフにする。
なお、中継ノードがユーザ装置のためにデータを透過伝送する第3、4方案においては、2つの中継ノード(中継1と中継2)を含んだように、中継ノードが少ない場面を示している。但し、図10に示すようなサブフレームの位置ズレ方式を用いた場合、本発明は、中継ノードが多い場面にも応用できる。この場合、空間距離の遠い中継ノードが同じ時間周波数のリソースを多重利用することができ、これにより、時間周波数のリソースの不足を避けることができるし、システムリソースの利用度をさらに向上させる。例えば、以下のような場合を一例として説明する。
すなわち、基地局のサービングセル内には6つの中継ノード(中継a〜中継f)があり、中継aは中継bと隣接し、中継bは中継aおよび中継cと隣接し、中継cは中継およびと中継dと隣接し、中継dは中継cおよび中継eと隣接し、中継fは中継eと隣接する。また、中継a,中継c,中継eを中継1と見なし、中継b,中継d,中継fを中継2と見なすことができる。図11を参照して、中継a,中継c,中継eにはサブバンド集合set Sを用い、中継b,中継d,中継fにはサブバンド集合set Sを用いることができる。また、図12を参照して、中継a,中継c,中継eには動作キャリア周波数1を用い、中継b,中継d,中継fには動作キャリア周波数1を用いることができる。なお、上記場合では、1つの中継ノードを間隔にした同じ時間周波数のリソースを多重利用する例を説明したが、本発明では、2つまたは複数の中継ノードを間隔にして同じ時間周波数のリソースを多重利用する場合にも応用できる。
<中継ノードの透過伝送と非透過伝送との共存に関する設計>
図13は、中継ノードを有するセルラーネットワークにおいて透過伝送と非透過伝送との共存を実現する様子を示すトポロジー図である。
本実施の形態では、図13に示す場面を例として詳細に説明する。図13において、ユーザDは基地局装置と直接に接続し、当該ユーザDは、LTEユーザ装置またはLTE−Advancedユーザ装置であってもよい。LTEユーザR11およびLTE−AdvancedユーザR12は、中継1と接続するユーザ装置である。LTEユーザR21およびLTE−AdvancedR22は、中継2と接続するユーザ装置である。
<中継ノードの透過伝送と非透過伝送とが共存する第1方案>
LTE−Advancedシステムは、複数のキャリア周波数帯域幅を用いてデータ伝送を行い(Carrier Aggregation)、上記中継ノードからユーザ装置へのデータ透過伝送の第2方案によるサブフレームの位置ズレ方式と同じ方式を用い、基地局および中継ノードは、すべての時間周波数のリソースを多重利用することができる。
基地局装置は、中継ノードの透過モードで動作するキャリア周波数帯域幅をスケジューリング配置して、セル内の中継ノードの透過モードで動作するキャリア周波数帯域幅が互いに直交するように確保し、また、他のキャリア周波数帯域幅を、非透過モードで動作するように配置する。
基地局装置は、中継ノードと接続するすべてのユーザ装置を統合的にスケジューリングし、1つのキャリア周波数帯域幅または複数のキャリア周波数帯域幅の中継サブフレームにおいて、スケジューリングされたすべてのユーザ装置のサービス情報および制御情報を、基地局装置と接続しているすべての中継ノードに、ユニキャストまたはブロードキャスト・マルチキャスト方式により伝送する。
各中継ノードは、透過モードで動作できるキャリア周波数帯域幅において、LTEユーザまたはLTE−Advancedユーザのためにデータを伝送する。非透過モードで動作するキャリア周波数帯域幅は、LTE−Advancedユーザのためにデータを伝送する。
図14は、中継ノードの透過伝送と非透過伝送との共存を実現する第1方案を示している。
図14に示すように、基地局は、上位レイヤ信号に基づいて、中継1の動作キャリア周波数1を、透過モードで動作し且つLTEユーザおよびLTE−Advancedユーザのためにデータを透過伝送するように設置する。同様に、基地局は、上位レイヤ信号に基づいて、中継2動作キャリア周波数2を、透過モードで動作し且つLTEユーザおよびLTE−Advancedユーザのためにデータを透過伝送するように設置し、また、中継2の動作キャリア周波数1を、非透過モードで動作し且つLTE−Advancedユーザのためにデータを非透過伝送するように設置する。
基地局は、中継サブフレームにおいて、中継ユーザ(LTE中継ユーザおよびLTE−Advanced中継ユーザを含む)にスケジューリングされた制御情報およびデータ情報を、中継1および中継2に伝送する。また、中継サブフレームにおいて、基地局は、対応する制御情報およびデータ情報をスケジューリングして直連ユーザDに伝送する。
中継1は、受信した基地局のスケジューリング情報および対応する配置情報に応じて、動作キャリア周波数1上でデータ情報をLTEユーザR11およびLTE−AdvancedユーザR12に伝送し、動作キャリア周波数2上でデータ情報をLTE−AdvancedユーザR12に伝送する。LTEユーザR11は動作キャリア周波数のみで動作し、キャリア周波数でのシステム情報および参照信号に基づいて、対応する制御情報およびデータ情報を読み取るし、対応する測定結果のフィードバック動作を行う。LTE−AdvancedユーザR12は、動作キャリア周波数1および動作キャリア周波数2で動作し、それぞれ各動作キャリア周波数上の参照信号および制御信号によって対応するキャリア周波数上のデータ情報を読み取り、各キャリア周波数での測定結果のフィードバック動作を行う。
中継2は、受信した基地局のスケジューリング情報および対応する配置情報に応じて、動作キャリア周波数2上でデータ情報をLTEユーザR21およびLTE−AdvancedユーザR22に伝送し、動作キャリア周波数1上でデータ情報をLTE−AdvancedユーザR22に伝送する。LTEユーザR21は動作キャリア周波数のみで動作し、キャリア周波数でのシステム情報および参照信号に応じて、対応する制御情報およびデータ情報を読み取るし、対応する測定結果のフィードバック動作を行う。LTE−AdvancedユーザR22は、動作キャリア周波数1および動作キャリア周波数2で動作し、それぞれ各動作キャリア周波数上の参照信号および制御信号に応じて、対応するキャリア周波数上のデータ情報を読み取り、各キャリア周波数での測定結果のフィードバック動作を行う。
上述した中継ノードの透過伝送と非透過伝送とが共存する第1方案において、LTE−Advancedユーザ装置は、図1〜6に示すような、LTE−Advancedユーザ装置のセルサーチ方式1〜3のいずれかによるセルサーチプロセスを用いて、セルサーチ処理を行うことができる。なお、上述した中継ノードからユーザ装置へのデータの透過伝送方式4も、本実施の形態による中継ノードの透過伝送と非透過伝送とが共存する第1方案に応用できる。
<中継ノードの透過伝送と非透過伝送とが共存する第2方案>
透過中継と非透過中継との共存は、時間分割方式によっても実現でき、その原理は下記の通りである。すなわち、非中継サブフレームを透過サブフレームと非透過サブフレームとに分け、そのうち、透過サブフレームにおいて、中継ノードは透過モードで動作し、データをLTEユーザ装置またはLTE−Advancedユーザ装置に透過伝送し;非透過サブフレームにおいて、中継ノードは非透過モードで動作し、データをLTE−Advancedユーザ装置に非透過伝送する。
図15は、中継ノードの透過伝送と非透過伝送とが共存する第2方案を示している。
図15に示すように、上述した中継ノードからユーザ装置へのデータ透過伝送の第2方案によるサブフレームの位置ズレ方式と同じ方式を用い、基地局および中継ノードは、すべての時間周波数のリソースを多重利用することができる。
基地局装置は、中継ノードの透過モードおよび非透過モードで動作するサブフレームをスケジューリング配置し、上位レイヤ信号を介して、サブフレームの割り当て情報を中継ユーザ装置に通知する。
基地局装置は、中継ノードと接続するすべてのユーザ装置を統合してスケジューリングし、中継サブフレームにおいて、スケジューリングされたすべてのユーザ装置のサービス情報および制御情報を、ユニキャストまたはブロードキャスト・マルチキャスト方式によって、基地局装置と接続しているすべての中継ノードに伝送する。
非透過サブフレームにおいて、基地局、中継1および中継2は、それぞれ異なる動作参照信号を用いてシステム時間周波数のリソースを多重利用し、データ情報をLTE−AdvancedユーザR12およびR22に伝送する。
透過サブフレームにおいて、中継ノードは、上述した中継ノードの透過伝送と非透過伝送との共存を実現する第1〜3方案のいずれかによる方法によって、LTEユーザR11およびR21、LTE−AdvancedユーザR12およびR22にデータ情報を伝送する。
以上のように、LTE−Advancedシステムの中継ノードの透過伝送方案および透過伝送と非透過伝送との共存方案によれば、1つの中継ノードは、LTEユーザ装置のためにデータの透過伝送を行うとともに、LTE−Advancedユーザ装置のためにデータの非透過伝送を行うことができる。本発明に係る方法によれば、設計が簡単で且つ有効であり、システム設計の複雑性が低いので、実際のシステムおよびLTE−Advancedシステムの設計必要を満たすことができる。
上述の如く、本発明の詳細について具体的な実施の形態に基づき説明してきたが、本発明の範囲を逸脱しない限り、各種の変形が可能なのは明らかである。従って、本発明の範囲は、上述した各実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲のみならず、その範囲と均等なものにより定められるべきである。
本発明は、LTE−Advancedシステム中の透過中継の設計、透過中継と非透過中継との共存設計の可能な移動通信技術領域に適用されることができる。

Claims (24)

  1. 中継ノードの透過伝送と非透過伝送との共存方法であって、
    基地局装置は、中継ノードの透過モードで動作するキャリア周波数帯域幅をスケジューリングして配置するとともに、上位レイヤ信号により上記中継ノードに通知し、
    基地局装置は、上記中継ノードと接続するすべてのユーザ装置をスケジューリングするとともに、1つのキャリア周波数帯域幅または複数のキャリア周波数帯域幅の中継サブフレームにおいて、スケジューリングされる中継ユーザ装置のサービス情報および制御情報を、ユニキャスト方式またはマルチキャスト方式により上記中継ノードに伝送し、
    透過モードで動作するキャリア周波数帯域幅では、中継ノードは、LTEユーザ装置またはLTE−Advancedユーザ装置のためにデータを伝送し、
    非透過モードで動作するキャリア周波数帯域幅では、中継ノードは、LTE−Advancedユーザ装置のためにデータを伝送することを特徴とする中継ノードの透過伝送と非透過伝送との共存方法。
  2. 上記基地局装置のセル内における中継ノードの透過モードで動作するキャリア周波数帯域幅は、相互直交することを特徴とする請求項1に記載の中継ノードの透過伝送と非透過伝送との共存方法。
  3. 中継ノードの透過伝送と非透過伝送との共存方法であって、
    基地局装置は、中継ノードの透過モードおよび非透過モードで動作するサブフレームをスケジューリングして配置し、サブフレームのスケジューリング情報を、上位レイヤ信号により中継ユーザ装置に通知し、
    基地局装置は、上記中継ノードと接続するすべてのユーザ装置をスケジューリングするとともに、中継サブフレームにおいて、スケジューリングされる中継ユーザ装置のサービス情報および制御情報を、ユニキャスト方式またはマルチキャスト方式により中継ノードに伝送し、
    中継ノードは、非透過サブフレーム上において、LTE−Advancedユーザ装置のために非透過方式によりデータを伝送し、
    中継ノードは、透過サブフレーム上において、LTEユーザ装置またはLTE−Advancedユーザ装置のために透過方式によりデータを伝送することを特徴とする中継ノードの透過伝送と非透過伝送との共存方法。
  4. サブフレームの整数分の位置ズレがあるように基地局のサブフレーム番号と中継ノードのサブフレーム番号とを設置し、基地局と中継ノードとがセルのすべてのリソースを多重利用することを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の中継ノードの透過伝送と非透過伝送との共存方法。
  5. 中継ノードの透過方式によるデータ伝送方法であって、
    非中継サブフレームにおいて、すべての中継ノードは、同じ時間周波数のリソース上で同じデータ情報を同一のユーザ装置に送信することを特徴とする中継ノードの透過方式によるデータ伝送方法。
  6. 非中継サブフレームにおいて、基地局およびすべての中継ノードは、同じ時間周波数のリソース上で同じデータ情報を同一のユーザ装置に送信することを特徴とする請求項5に記載の中継ノードの透過方式によるデータ伝送方法。
  7. 現在の非中継サブフレームにおいて、異なるユーザ装置にスケジューリングされる時間周波数のリソースブロックは相互直交することを特徴とする請求項5または6に記載の中継ノードの透過方式によるデータ伝送方法。
  8. 中継ノードの透過方式によるデータ伝送方法であって、
    基地局装置は、同一の中継ノードと接続する中継ユーザ装置のために、同一のリソース・スケジューリング・サブバンド集合を上位レイヤ信号により設置し、
    非中継サブフレームにおける制御情報領域において、すべての中継ノードは、同じ時間周波数のリソース上で同じ制御情報を同一のユーザ装置に送信するとともに、システム周波数帯域幅全体で共通参照信号を伝送し、
    非中継サブフレームにおけるデータ情報領域において、中継ノードは、自ノードの中継ユーザ装置のリソース・スケジューリング・サブバンド集合上で共通参照信号、専用参照信号および対応するデータ情報を伝送することを特徴とする中継ノードの透過方式によるデータ伝送方法。
  9. 上記中継ユーザ装置は、モード7で動作し、所定のアンテナポート上の専用参照信号を用いてデータの復調を行うことを特徴とする請求項8に記載の中継ノードの透過方式によるデータ伝送方法。
  10. 上記非中継サブフレーム中のデータ情報領域において、中継ノードは、自ノードの中継ユーザ装置のリソース・スケジューリング・サブバンド集合以外のサブバンドで、いずれのデータ情報も伝送しないことを特徴とする請求項8または9に記載の中継ノードの透過方式によるデータ伝送方法。
  11. 上記非中継サブフレーム中のデータ情報領域において、中継ノードは、当該中継ユーザ装置のリソース・スケジューリング・サブバンド集合以外のサブバンドで、共通参照信号を伝送しないことを特徴とする請求項8または9に記載の中継ノードの透過方式によるデータ伝送方法。
  12. 中継ノードの透過方式によるデータ伝送方法であって、
    基地局装置は、同一の中継ノードと接続する中継ユーザ装置のために、同一のリソース・スケジューリング・サブバンド集合を上位レイヤ信号により設置し、
    基地局装置は、自局と接続する直連ユーザ装置のために、同一のリソース・スケジューリング・サブバンド集合を、上位レイヤ信号により設置し、
    非中継サブフレームにおける制御情報領域において、すべての基地局および中継ノードは、同じ時間周波数のリソース上で同じ制御情報を同一のユーザ装置に送信するとともに、システム帯域幅全体で共通参照信号を伝送し、
    非中継サブフレームにおけるデータ情報領域において、基地局および中継ノードは、自局および自ノードと接続するユーザ装置のリソース・スケジューリング・サブバンド集合上で、共通参照信号、専用参照信号および対応するデータ情報を伝送することを特徴とする中継ノードの透過方式によるデータ伝送方法。
  13. 上記直連ユーザ装置および中継ユーザ装置は、シングルアンテナモードで動作し、所定のアンテナポート上の専用参照信号を用いてデータの復調を行うことを特徴とする請求項12に記載の中継ノードの透過方式によるデータ伝送方法。
  14. 上記非中継サブフレームにおけるデータ情報領域において、基地局および中継ノードは、自局および自ノードと接続するユーザ装置のリソース・スケジューリング・サブバンド集合以外のサブバンドで、いずれのデータ情報も伝送しないことを特徴とする請求項12または13に記載の中継ノードの透過方式によるデータ伝送方法。
  15. 上記非中継サブフレームにおけるデータ情報領域において、基地局および中継ノードは、自局および自ノードと接続するユーザ装置のリソース・スケジューリング・サブバンド集合以外のサブバンドで、共通参照信号を伝送しないことを特徴とする請求項12または13に記載の中継ノードの透過方式によるデータ伝送方法。
  16. 中継ノードの透過方式によるデータ伝送方法であって、
    各中継ノードは、それぞれ異なるキャリア周波数上で、データ情報を自ノードと接続する中継ユーザ装置に伝送することを特徴とする中継ノードの透過方式によるデータ伝送方法。
  17. 基地局および各中継ノードは、それぞれ異なるキャリア周波数上で、自局および自ノードと接続する中継ユーザ装置のためにデータ情報を伝送することを特徴とする請求項16に記載の中継ノードの透過方式によるデータ伝送方法。
  18. ユーザ装置に用いられるセルサーチ処理方法であって、
    システムのキャリア周波数を検出し、
    時間領域で主同期信号を検出してシンボルの同期を実現するとともに、同期信号のシーケンスによってセクター番号を取得し、
    時間領域で中継ノードの物理IDに関するシーケンス信号を検出するとともに、検出したシーケンスに基づいてノードのタイプを判断し、検出したシーケンスが所定の特殊シーケンスであれば、上記ノードが透過型中継ノードまたは基地局であると判断し、検出したシーケンスが非特殊シーケンスであれば、上記ノードが非透過型中継ノードであると判断し、検出したシーケンスに基づいて非透過型中継ノード物理IDに関する番号を取得し、
    時間領域でサブ同期信号を検出して、フレームの同期を実現し、検出したシーケンスによってセルグループ番号を取得し、
    ノードのタイプに応じてセルまたは中継ノードの物理IDを確定し、
    セルIDまたは中継ノード物理IDによってノードの参照信号を検出し、
    セルサーチプロセスを終了し、システムブロードキャスト情報の検知プロセスを開始することを特徴とするユーザ装置に用いられるセルサーチ処理方法。
  19. ユーザ装置に用いられるセルサーチ処理方法であって、
    システムのキャリア周波数を検出し、
    時間領域で主同期信号を検出してシンボルの同期を実現するとともに、同期信号のシーケンスによってセクター番号を取得し、
    時間領域でサブ同期信号を検出して、フレームの同期を実現し、検出したシーケンスによってセルグループ番号を取得し、
    検出したサブ同期信号に基づいてチャネル推定を行い、チャネル推定の結果に応じて、サブ同期信号のあるシンボルに対し1つ前のシンボルの内容をデータ復調するとともに、中継ノードのタイプビットを読み取って、中継ノードのタイプが非透過中継であれば、中継ノード物理IDに関するビット情報を読み取り、インデックス番号を得られ、その他の関するシステム情報を取得し、
    ノードのタイプに応じてセルまたは中継ノード物理IDを確定し、
    セル物理IDまたは中継ノード物理IDによってノードの参照信号を検出し、
    セルサーチプロセスを終了して、システムブロードキャスト情報の検知プロセスを開始することを特徴とするユーザ装置に用いられるセルサーチ処理方法。
  20. ユーザ装置に用いられるセルサーチ処理方法であって、
    システムのキャリア周波数を検出し、
    時間領域で主同期信号を検出してシンボルの同期を実現するとともに、同期信号のシーケンスによってセクター番号を取得し、上記同期信号のシーケンスがLTEにより規定され且つ主同期信号の伝送に用いられる3つのシーケンス中の1つであれば、ノードが透過型中継ノードまたは基地局であると判断し、上記同期信号のシーケンスがLTEにより規定され且つ主同期信号の伝送に用いられる3つのシーケンス中の1つではなければ、ノードが非透過型中継ノードであると判断し、
    時間領域でサブ同期信号を検出して、フレームの同期を実現し、検出したシーケンスによってセルグループ番号を取得し、
    ノードのタイプに応じてセルまたは中継ノードの物理IDを確定し、
    セル物理IDまたは中継ノード物理IDによってノードの参照信号を検出し、
    セルサーチプロセスを終了して、システムブロードキャスト情報の検知プロセスを開始することを特徴とするユーザ装置に用いられるセルサーチ処理方法。
  21. 上記サブ同期信号の検出において、検出したシーケンスはLTEにより規定されたシーケンスであることを特徴とする請求項20に記載のユーザ装置に用いられるセルサーチ処理方法。
  22. LTE−Advancedユーザ装置によるセルサーチプロセスを、上記請求項18〜21のいずれか1項に記載のユーザ装置に用いられるセルサーチ処理方法を用いて行うことを特徴とする請求項1または2に記載の中継ノードの透過伝送と非透過伝送との共存方法。
  23. 中継ノードによる透過モードでのデータ伝送を、上記請求項16に記載の中継ノードの透過方式によるデータ伝送方法を用いて行うことを特徴とする請求項1または2に記載の中継ノードの透過伝送と非透過伝送との共存方法。
  24. 中継ノードによる透過モードでのデータ伝送を、上記請求項5〜17のいずれか1項に記載の中継ノードの透過方式によるデータ伝送方法を用いて行うことを特徴とする請求項3に記載の中継ノードの透過伝送と非透過伝送との共存方法。
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