JPWO2010067534A1 - 採便器 - Google Patents

採便器 Download PDF

Info

Publication number
JPWO2010067534A1
JPWO2010067534A1 JP2010541985A JP2010541985A JPWO2010067534A1 JP WO2010067534 A1 JPWO2010067534 A1 JP WO2010067534A1 JP 2010541985 A JP2010541985 A JP 2010541985A JP 2010541985 A JP2010541985 A JP 2010541985A JP WO2010067534 A1 JPWO2010067534 A1 JP WO2010067534A1
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
stool
stool collection
rod
fitting
scraping hole
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2010541985A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5424416B2 (ja
Inventor
庸正 嶋田
庸正 嶋田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Chemical Diagnostics Systems Co Ltd
Minaris Medical Co Ltd
Original Assignee
Kyowa Medex Co Ltd
Hitachi Chemical Diagnostics Systems Co Ltd
Minaris Medical Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kyowa Medex Co Ltd, Hitachi Chemical Diagnostics Systems Co Ltd, Minaris Medical Co Ltd filed Critical Kyowa Medex Co Ltd
Priority to JP2010541985A priority Critical patent/JP5424416B2/ja
Publication of JPWO2010067534A1 publication Critical patent/JPWO2010067534A1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5424416B2 publication Critical patent/JP5424416B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B10/00Other methods or instruments for diagnosis, e.g. instruments for taking a cell sample, for biopsy, for vaccination diagnosis; Sex determination; Ovulation-period determination; Throat striking implements
    • A61B10/0038Devices for taking faeces samples; Faecal examination devices
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01NINVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
    • G01N1/00Sampling; Preparing specimens for investigation
    • G01N1/02Devices for withdrawing samples
    • G01N1/04Devices for withdrawing samples in the solid state, e.g. by cutting
    • G01N1/08Devices for withdrawing samples in the solid state, e.g. by cutting involving an extracting tool, e.g. core bit
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01NINVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
    • G01N1/00Sampling; Preparing specimens for investigation
    • G01N1/28Preparing specimens for investigation including physical details of (bio-)chemical methods covered elsewhere, e.g. G01N33/50, C12Q
    • G01N1/38Diluting, dispersing or mixing samples

Landscapes

  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Pathology (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Heart & Thoracic Surgery (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Medical Informatics (AREA)
  • Molecular Biology (AREA)
  • Surgery (AREA)
  • Animal Behavior & Ethology (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Public Health (AREA)
  • Veterinary Medicine (AREA)
  • Biomedical Technology (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Analytical Chemistry (AREA)
  • Biochemistry (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Immunology (AREA)
  • Investigating Or Analysing Biological Materials (AREA)
  • Sampling And Sample Adjustment (AREA)

Abstract

採便量のバラツキを低減することにより、精確な定量的評価を実現し、さらに容器外部より、衛生的かつ容易に糞便採取の有無を確認することが可能な採便器を提供する。採便棒10と容器本体20と該容器本体の内部に嵌合される嵌合体(30,40)とを具備し、前記採便棒は、把持部11と棒部12を有し、その先端に採便部14が設けられており、容器本体は、一側に嵌合体を嵌入するための開口部と他側に底部21を有し、容器本体の下方部分と嵌合体の下方との間の空間には糞便溶解液22が収容される糞便溶解液収容部が形成されており、嵌合体は、採便棒の棒部を挿入可能な筒状ガイド部34と、過剰な便を除去するための第1の擦切り孔35と、その下方に過剰な便を更に除去するための第2の擦切り孔42とを有し、第1の擦切り孔の上端に隣接した筒状ガイド部に集便検知領域39が形成されている採便器。

Description

本発明は、採便器、詳しくは、採便量のバラツキが低減し、かつ、容器外部より衛生的かつ容易に糞便採取有無の確認をすることが可能な採便器に関する。
ヒトを含む動物から排泄される糞便は、潜血検査即ち、大腸など下部消化管の腫瘍等の種々の疾患の診断に非常に有用であることから、臨床検査試料として広く用いられている。上記診断には、定量的に糞便を採取し、適切な液体に緩衝させる必要があり、これを簡便で衛生的かつ精確な手段によって達成し、かつ採便後に衛生的に保存及び輸送を可能にするために種々の採便器が開発され、報告されている(特許文献1〜8を参照)。
しかしながら、便には普通便のほか、高繊維質便や水様便など性状がさまざまなものが存在することから、以上の採便器では、検査対象便の性状によっては定量的な検査を実施する上で採便量の調整が困難であった。また、検査対象便の性状の相違等に起因して、糞便検体間で採便量のバラツキも大きかった。
特に糞便検体を用いた各種臨床検査のなかでも、糞便検体中に含まれる抗原に対する抗原抗体反応を利用した検査の場合には、検査対象便の性状にかかわらず一定量の採便量を確保することが要求され、かつ、糞便検体緩衝液の便濃度を一定にすることが必要とされるが、以上の採便器を用いて、定量的な検査を実施することは困難であった。
また、検査を実施するにあたって、糞便採取有無を容器外部より、衛生的かつ容易に確認することが可能な採便器は、十分に検討されていない。
実開平5−71749号公報 特開平7−49345号公報 実開平1−42454号公報 特開2005−249553号公報 特開平9−15239号公報 実開平4−59468号公報 特開平6−148178号公報 実開平6−74965号公報
本発明の課題は、採便量のバラツキを低減することにより、精確な定量的評価を実現し、さらに容器外部より、衛生的かつ容易に糞便採取の有無を確認することが可能な採便器を提供することにある。
発明を解決するための手段
本発明者らは、上記課題を解決するために鋭意研究し、採便棒と容器本体と該容器本体の内部に嵌入された嵌合体とを具備した採便器において、採便棒の棒部先端付近に設けられ採便部に過剰に付着した便を除去するための第1の擦切り孔と、該第1の擦切り孔の下方に、過剰な便を更に除去して定量性を確保するための第2の擦切り孔とを有する嵌合体構造とすると共に、第1の擦切り孔により除去された過剰な便を集便検知領域に移動させるために、採便棒を嵌合体に対して螺合させつつ挿入するためのネジ部を棒部の基端に備えている採便棒構造とし、嵌合体の筒状ガイド部の内側面に突出した螺旋構造により集便検知領域を形成させたことにより、上記課題を解決しうることを見いだし、本発明を完成するに至った。
すなわち本発明は、[1]採便棒と容器本体と該容器本体の内部に嵌合される嵌合体とを具備した採便器であって、前記採便棒は、一側に把持部を有し、他側に棒部を有するとともに、該棒部の先端付近に採便部が設けられており、前記容器本体は、一側に嵌合体を嵌入するための開口部と他側に底部を有し、容器本体の下方部分と嵌合体の下方との間の空間には糞便溶解液が収容される糞便溶解液収容部が形成されており、前記嵌合体は、採便棒の棒部を挿入することができる筒状ガイド部と、該筒状ガイド部に設けられた過剰な便を除去するための第1の擦切り孔と、該第1の擦切り孔の下方に、過剰な便を更に除去するための第2の擦切り孔とを有し、第1の擦切り孔の上端に隣接した筒状ガイド部に集便検知領域が形成されていることを特徴とする採便器に関する。
また本発明は、[2]採便棒が、採便棒を嵌合体に対して螺合させつつ挿入するためのネジ部を棒部の基端に備えていることを特徴とする上記[1]記載の採便器や、[3]糞便溶解液収容部には糞便溶解液が収容されており、採便棒の棒部の先端付近の採便部が、嵌合体の第1の擦切り孔及び第2の擦切り孔を貫通し、糞便溶解液に浸漬していることを特徴とする上記[1]又は[2]記載の採便器や、[4]採便棒の棒部の先端付近の採便部が、凹部、貫通孔又は溝部を備えていることを特徴とする上記[1]〜[3]のいずれか記載の採便器や、[5]容器本体の底部が、ピアス部を備えた凹底であることを特徴とする上記[1]〜[4]のいずれか記載の採便器や、[6]嵌合体の第2の擦切り孔の開口面積が、第1の擦切り孔の開口面積よりも小さいことを特徴とする上記[1]〜[5]のいずれか記載の採便器や、[7]嵌合体の第1の擦切り孔の開口面積が、採便棒の採便部の断面積よりも小さいことを特徴とする上記[1]〜[6]のいずれか記載の採便器や、[8]集便検知領域が、嵌合体の筒状ガイド部の内面側に突出した螺旋構造により形成されたことを特徴とする上記[2]〜[7]のいずれか記載の採便器や、[9]螺旋構造が、螺合させながら挿入される採便棒の螺旋回転角度が200〜260度の範囲で設定されるように、形成されていることを特徴とする上記[8]記載の採便器に関する。
さらに本発明は、[10]嵌合体が、上方嵌合ブロックと下方嵌合ブロックとから構成され、上方嵌合ブロックは、筒状ガイド部の第1の擦切り孔を有することを特徴とする上記[1]〜[9]のいずれか記載の採便器や、[11]下方嵌合ブロックが、上方嵌合ブロックにおける筒状ガイド部の下側部分の狭持部と、第2の擦切り孔とを有することを特徴とする上記[10]記載の採便器や、[12]嵌合体の第2の擦切り孔の下方に、さらにフィルター部を備えていることを特徴とする上記[1]〜[11]のいずれか記載の採便器や、[13]採便器外側に、把持部より、容器本体の一方の側面、底部、及び他方の側面にわたってJ字状にラベルが貼付され、該ラベルには集便検知領域を直接視認しうる採便確認用の切欠き窓が設けられていることを特徴とする上記[1]〜[12]のいずれか記載の採便器に関する。
本発明の採便器によると、検査対象糞便の性状に関わらず、十分な採便量を確保し、かつ採便量のバラツキを低減することにより、精確な定量的評価を実現することができ、採取された糞便検体を用いた臨床検査の検査精度を向上させることができる。さらに、本発明の採便器によると、衛生的かつ容易に容器外部より糞便採取の有無を確認することが可能となる。
本発明の採便器の透過正面図である。 本発明の採便器の透過側面図である。 本発明の採便器の採便棒の正面図である。 本発明の採便器の採便棒の先端拡大図である。 本発明の採便器の上方嵌合ブロックの正面図である。 本発明の採便器の上方嵌合ブロックの左側面図である。 図5のA−A’断面図である。 本発明の採便器の上方嵌合ブロックの筒状ガイド部における螺旋構造体の透過斜視図である。 本発明の採便器の下方嵌合ブロックの縦断面図である。 本発明の採便器の下方嵌合ブロックの平面図である。 本発明の採便器を使用した採便確認のイメージ図である。 ラベルを付した本発明の採便器の外観(表)図である。 ラベルを付した本発明の採便器の外観(裏)図である。
本発明の採便器としては、採便棒と容器本体と該容器本体の内部に嵌合される嵌合体とを具備した採便器であって、前記採便棒は、一側に把持部を有し、他側に棒部を有するとともに、該棒部の先端付近に採便部が設けられており、前記容器本体は、一側に嵌合体を嵌入するための開口部と他側に底部を有し、容器本体の下方部分と嵌合体の下方との間の空間には糞便溶解液が収容される糞便溶解液収容部が形成されており、前記嵌合体は、採便棒の棒部を挿入することができる筒状ガイド部と、該筒状ガイド部に設けられた過剰な便を除去するための第1の擦切り孔と、該第1の擦切り孔の下方に過剰な便を更に除去するための第2の擦切り孔とを有し、第1の擦切り孔の上端に隣接した筒状ガイド部に集便検知領域が形成されているものであれば特に制限されず、本発明の採便器は、通常、容器本体の内部に嵌合体が嵌入され、容器本体の下方部分と嵌合体の下方との間に形成される糞便溶解液収容部に糞便溶解液が収容され、容器本体の開口部側から底部に向かって嵌合体に順に設けられた第1の擦切り孔と第2の擦切り孔に採便棒が挿通された形態を有するが、採便棒が容器本体側面に付着されているものなど、当該形態に限定されるものではない。
上記採便棒の一側に設けられる把持部は、採便操作前においては糞便溶解液の、また、採便操作後においては糞便溶解液に糞便が懸濁された糞便溶液の液漏れと飛び散りを防止するために採便器のキャップ部材として機能する形状、例えば把持部下端をフランジ形状やスカート形状としたものが好ましく、採便時に保持しやすいよう適切な表面加工を施してもよい。また、キャップ部材として把持部を備えた採便棒に液密機能を付与するため、採便棒の棒部の基端にネジ部を設け、採便棒を嵌合体に対して螺合させつつ挿入して液密状態で装着することや、採便棒の棒部の基端部分を容器本体の開口内周面に緊着状態で挿入しうるように構成することもできるが、後述するように、採便棒の棒部の基端にネジ部を設けることがより好ましい。また、採便棒の棒部の先端付近の採便部の構造としては、作製の容易性と定量性確保のバランスの観点から決定すればよいが、1又は複数の各種形状の凹部、貫通孔、溝部(環状溝、細長状溝、螺旋状溝、斜線状溝、V字状溝)等を挙げることができる。また、採便棒の棒部の長さとしては、棒部の先端付近の採便部が嵌合体に設けられた第2の擦切り孔を通過する長さを有し、糞便溶解液収容部に糞便溶解液が収容されている場合、採便棒の棒部の先端付近の採便部が、嵌合体の第1の擦切り孔及び第2の擦切り孔を挿通し、糞便溶解液に浸漬する長さを有するものが好ましい。採便棒の材質としては、低密度ポリエチレン、ABS樹脂等を例示することができる。
容器本体としては、一側に嵌合体を嵌入するための開口部と他側に底部を有する、断面長方形、長円形、円形等の有底筒状容器であれば特に制限されないが、容器本体の底部をピアス部を備えた凹底、特に底部に向かって狭くなるテーパー形状凹底とすることが、糞便溶液吸引ノズル先端を確実にピアス部に誘導し、サンプリングを確実に実行する上で好ましい。上記ピアス部を備えた凹底は、糞便溶液吸引ノズル先端により、穿孔可能な強度又は構造とすることが好ましい。また、容器本体の下方部分と嵌合体の下方との間に形成された糞便溶解液収容部に糞便溶解液をあらかじめ収容しておくことが好ましい。さらに、嵌合体の第2の擦切り孔の下方にフィルター部が備えられる好ましい実施形態において、フィルター部材を嵌合体の下方位置にお椀状に一体的に形成することもできるが、フィルター部材を嵌合体の下方位置に、嵌合体とは別部材としておくことが好ましい。別部材とする場合、フィルター部材の固定は、容器本体に嵌入させ固定する方法や、別途フィルター部材支持体を用いて固定する方法により行うことができる。
容器本体の材質としては、外部から内部が見えるプラスチックであれば特に制限されず、ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリエステル、ポリ塩化ビニル等の可撓性樹脂を好適に例示することができる。フィルター部材としては、検査の際に障害となる未消化固形物を濾過することができ、検出対象物質を吸着するものでない限りどの様なものでも使用可能であるが、一般にコストの安い濾紙やスポンジ、脱脂綿、ポリプロピレンやポリエチレン等の合成樹脂の焼結体などが好適に使用することができる。
なお、糞便溶解液としては、採便棒の採便部で採取された便を懸濁する溶液であれば特に制限はなく、例えば脱イオン水、蒸留水、緩衝液等の水性媒体が挙げられるが、緩衝液が好ましい。緩衝液としては、例えばリン酸緩衝液、炭酸緩衝液、アンモニア緩衝液、酢酸緩衝液、乳酸緩衝液、クエン酸緩衝液、酒石酸緩衝液、ホウ酸緩衝液、グリシン緩衝液、グッドの緩衝液等が挙げられる。グッドの緩衝液に使用される緩衝剤としては、例えば2−アミノ−2−ヒドロキシメチル−1、3−プロパンジオール、2−モルホリノエタンスルホン酸、ピぺラジン−ビス(2−エタンスルホン酸)、(2−アセトアミド)−2−アミノエタンスルホン酸、ビス(2−ヒドロキシエチル)−2−アミノエタンスルホン酸、ビス(2−ヒドロキシエチル)イミノトリス(ヒドロキシメチル)メタン、3−[ビス(2−ヒドロキシエチル)アミノ]−2−ヒドロキシプロパンスルホン酸、2−ヒドロキシエチルピぺラジン−3−プロパンスルホン酸、ヒドロキシエチルピペラジン−2−エタンスルホン酸、2−ヒドロキシエチルピぺラジン−2−ヒドロキシプロパン−3−スルホン酸、3−(モルホリノ)プロパンスルホン酸、3−(モルホリノ)−2−ヒドロキシプロパンスルホン酸、ピペラジン−ビス(2−ヒドロキシプロパンスルホン酸)、トリス(ヒドロキシメチル)メチル−2−ヒドロキシ−3−アミノプロパンスルホン酸、トリス(ヒドロキシメチル)メチル−2−アミノメタンスルホン酸、2−アセタミドイミノ二酢酸、ビス(2−ヒドロキシエチル)グリシン、トリス(ヒドロキシメチル)メチルグリシン、ビス(2−ヒドロキシエチル)イミノトリス(ヒドロキシメチル)メタン等を挙げることができる。
さらに、糞便溶解液には、防腐剤、抗生剤、有機酸、糖類、蛋白質、フェロシアン化合物、キレート剤、塩類、プロテアーゼ阻害剤等が含まれていてもよい。
防腐剤としては、例えばチロメサール、チクロロヘキシジル、アジ化物等が挙げられる。アジ化物としては、例えばアジ化リチウム、アジ化ナトリウム、アジ化カリウム、アジ化アンモニウム等を挙げることができる。
抗生剤としては、例えばβ−ラクタム系抗生物質、テトラサイクリン系抗生物質、マクロライド系抗生物質、アミノグリコシド系抗生物質、ヌクレオシド系抗生物質、アンサマイシン系抗生物質、ポリペプチド系抗生物質、その他の抗生物質等を挙げることができる。
β−ラクタム系抗生物質としては、例えばペニシリン類、セファロスポリン類、チエナマイシン、スルファゼシン等が挙げられる。ペニシリン類としては、例えばペニシリンG、ペニシリンN、ペニシリンO、ペニシリンV等が挙げられる。セファロスポリン類としては、例えばセファマイシンA、セファマイシンB、セファマイシンC、セファロスポリン、セファロチン、セファロニウム、セファレキシン、セファラジン、ヘタスポリン、セファピリン、ロラカルベフ等を挙げることができる。
テトラサイクリン系抗生物質としては、例えばミノサイクリン、テトラサイクリン、ハイドロオキシテトラサイクリン、クロノサイクリン、テラマイシン、ニトロサイクリン、アミサイクリン、アントラサイクリン、メタサイクリン、デオキジクリン、グリコサイクリン、アンハイドロテトラサイクリン等が挙げられる。
マクロライド系抗生物質としては、例えばアセチルスピラマイシン、エリスロマイシン、ビクロマイシン、ピマリシン、レセンソマイシン、アンフオテリシンB、カンジシンA、カンジシンB等を挙げることができる。
アミノグリコシド系抗生物質としては、例えばストレプトマイシン、ストレプトマイシンB、デハイドロストレプトマイシン、オキシストレプトマイシン、カナマイシン、カスガマイシン、ゲンタマイシンA、ゲンタマイシンC、リンコマイシン、ブレオマイシン、マンノシドハイドロオキシ・ストレプトマイシン等を挙げることができる。
ヌクレオシド系抗生物質としては、例えばポリオキシンA、ポリオキシンB、ポリオキシンC、ポリオキシンD、ポリオキシンE、ポリオキシンF、ポリオキシンG、ポリオキシンH、ポリオキシンJ、ポリオキシンK、ポリオキシンL、ポリオキシンM、ツベルシジン、フオルマイシンB等を挙げることができる。
アンサマイシン系抗生物質としては、例えばアンサマイシン、リファマイシン、リファマイシンB、リファマイシンL、リファマイシンS、リファマイシンV、リファマイシンY、リファムビシン等を挙げることができる。
ポリペプチド系抗生物質としては、例えばポリミキシン、グラマイシンA、グラマイシンB、グラマイシンC、ピオマイシン、バシトラシン、アクチノマイシン、チロシジンA、チロシジンB、チロシジンC、チロシジンD、チロシジンS、スタフィラマイシン等を挙げることができる。
その他の抗生物質としては、例えばチクロヘキシミド、チクロセリン、ザルコマイシンA、スベクチノマイシン、クロラムフェニコール、マイトマイシン、ブラスチシンS、フマジリン、モネシシン、ピロールニトリン、フォスフォノマイシン等を挙げることができる。
上記の抗生剤は、塩を形成していてもよい。塩としては、例えば酸付加塩(塩酸塩、硫酸塩、リン酸塩、酢酸塩、フマール酸塩、シュウ酸塩、酒石酸塩等)、アンモニウム塩、有機アミン付加塩(トリエチルアミン塩等)、金属塩(リチウム塩、ナトリウム塩、カリウム塩、マグネシウム塩、カルシウム塩等)等が挙げられる。
有機酸としては、例えばリンゴ酸もしくはその塩、コハク酸もしくはその塩、フマル酸もしくはその塩、グリコール酸もしくはその塩、2−ケトグルタル酸もしくはその塩、イソクエン酸もしくはその塩、乳酸もしくはその塩、ピルビン酸もしくはその塩、尿酸もしくはその塩、オキサル酢酸もしくはその塩等が挙げられる。塩としては、例えばアンモニウム塩、ナトリウム塩、カリウム塩、カルシウム塩、マグネシウム塩等を挙げることができる。
糖類としては、例えばグルコース、スクロース、マルトース、シクロデキストリン類、フルクトース、ソルボース、サッカロース、ラクトース、トレハロース、ガラクツロン酸、マンニトール、D−グルコサミン、マンノース、セロビオース、グリシドール、イノシトール等が挙げられる。シクロデキストリン類としては、例えばα−シクロデキストリン、β−シクロデキストリン、γ−シクロデキストリン、ヒドロキシプロピル−α−シクロデキストリン、ヒドロキシプロピル−β−シクロデキストリン、ヒドロキシプロピル−γ−シクロデキストリン、β−シクロデキストリンポリマー、ジメチル−β−シクロデキストリン、6−O−α−マルトシル−α−シクロデキストリン、6−O−α−マルトシル−β−シクロデキストリン、硫酸化α−シクロデキストリン、2,3,6−トリ−O−メチル−β−シクロデキストリン等を挙げることができる。これらのシクロデキストリン類としては、市販品(例えば、日本食品加工社製)も使用することができる。
蛋白質としては、アルブミン、鉄タンパク質などが挙げられる。アルブミンとしては、例えば血清アルブミン、卵白アルブミン、ラクトアルブミンなどが挙げられ、血清アルブミンが好ましい。血清アルブミンとしては、例えばヒト、ウシ、ウマなどの哺乳勤物の血漿から常法に準じて調製されたものも、市販品も使用することができる。好適な血清アルブミンとしては、ウシ血清アルブミン(以下、BSAと略記する)、ヒト血清アルブミン等が挙げられる。アルブミンを含有する血清も使用することができる。鉄タンパク質としては、例えば非ヘム鉄タンパク質、ヘム鉄タンパク質等が挙げられる。非ヘム鉄タンパク質としては、例えばホロトランスフェリン、アポトランスフェリン、ラクトフェリン、フェリチン、ヘモシデリン、フェレドキシン、オキシゲナーゼ等が挙げられる。ヘム鉄タンパク質としては、例えばヒト以外の動物ヘモグロビン、フェリシトクロムC、ミオグロビン、ペルオキシダーゼ、カタラーゼ等を挙げることができる。
フェロシアン化合物としては、例えばフェロシアン化ナトリウム、フェロシアン化カリウム、11−フェロセニル−1−ウンデカンチオール、8−フェロセニル−1−オクタンチオール、6−フェロセニル−1−ヘキサンチオール、11−フェロセニルウンデシル−ポリオキシエチレンエーテル、11−フェロセニルトリメチルウンデシルアンモニウムブロミド等を挙げることができる。
キレート剤としては、例えばエチレンジアミン四酢酸もしくはその塩、O,O’−ビス(2−アミノフェニル)エチレングリコール−N,N,N’,N’−四酢酸もしくはその塩、トランス−1,2−ジアミノシクロヘキサン−N,N,N’,N’−四酢酸もしくはその塩、1,3−ジアミノ−2−ヒドロキシプロパン−N,N,N’,N’−四酢酸もしくはその塩、ジエチレントリアミン−N,N,N’,N’’,N’’−五酢酸もしくはその塩、エチレンジアミン−N,N’−二酢酸もしくはその塩、エチレンジアミン−N,N’−ビス(メチレンホスホン酸)もしくはその塩、N−(2−ヒドロキシエチル)エチレンジアミン−N,N’,N’−三酢酸もしくはその塩、エチレンジアミン−N,N’,N’,N’−テトラキス(メチレンホスホン酸)もしくはその塩、O,O’−ビス(2−アミノエチル)エチレングリコール−N,N,N’,N’−四酢酸もしくはその塩、N,N’−ビス(2−ヒドロキシベンジル)エチレンジアミン−N,N’−二酢酸もしくはその塩、1,6−ヘキサメチレンジアミン−N,N,N’,N’−四酢酸もしくはその塩、N−(2−ヒドロキシエチル)イミノ二酢酸もしくはその塩、イミノ二酢酸もしくはその塩、1,2−ジアミノプロパン−N,N,N’,N’−四酢酸もしくはその塩、ニトリロ三酢酸もしくはその塩、ニトリロ三プロピオン酸もしくはその塩、ニトリロトリス(メチレンホスホン酸)もしくはその塩、N,N,N’,N’−テトラキス(2−ピリジルメチル)エチレンジアミンもしくはその塩、トリエチレンテトラミン−N,N,N’,N’’,N’’’,N’’’−六酢酸もしくはその塩等が挙げられる。塩としては、例えばアンモニウム塩、ナトリウム塩、カリウム塩、マグネシウム塩、カルシウム塩等を挙げることができる。
塩類としては、例えば塩化ナトリウム、硫酸ナトリウム、塩化カリウム、硫酸カリウム、塩化マグネシウム、硫酸マグネシウム、酢酸マグネシウム、塩化リチウム、硫酸リチウム、塩化アンモニウム、硫酸アンモニウム、硝酸マグネシウム、硝酸カルシウム等を挙げることができる。
プロテアーゼ阻害剤としては、例えばコンプリート(商標,ロシュ社製)、アンチパパインジハイドロクロライド、アプロチニン、キモスタチン、E−64、ロイペプチン、ペフアブロク(商標,ロシュ社製)、ベプスタチン、フォスフォラミドン、アンチトロンビンIII、(4−アミジノフエニル)メタンスルフオニルフルオライド、カルバインインヒビター1,3,4−ジクロロイソクマリン、α−マクログロブリン、ぺスタチン等を挙げることができる。
採便棒により採取された糞便は、嵌合体の第1の擦切り孔と第2の擦切り孔を通じて、余分な糞便が除去された後、糞便溶解液収容部に収容されている糞便溶解液に懸濁され、糞便溶液を与える。糞便溶液には固形物を含有し得るので、フィルター部により糞便溶液中の固形物が除去され、固形物が除去された糞便溶液が糞便溶解液収容部のフィルターと容器本体凹底との間の空間に満たされることとなり、当該空間に満たされた固形物が除去された糞便溶液を注射針等の穿刺針を用いて抜き取ることにより、分析システムに供することができる。また、固形物が除去された糞便溶液が当該空間に満たされた後、容器本体を逆さにし、容器本体凹底を上側に向けて、上側に向けられた容器本体凹底に注射針等の穿刺針を突き刺し、フィルター部に穿刺針が届かぬ状態で、固形物が除去された糞便溶液を抜き取ることもできる。
なお、フィルター部は、第2の擦切り孔と容器本体凹底との間に具備されるが、採便棒が筒状ガイド部を通じて第2の擦切り孔を挿通された状態で、採便棒の先端部がフィルター部を貫通せずに突き刺さる態様でも、第2の擦切り孔とフィルター部との間に保持される態様でもよい。
容器本体の内部に嵌合される嵌合体としては、容器本体の内部を上方と下方の糞便溶解液収容部とに液密に遮断することができ、採便棒の棒部を挿入することができる筒状ガイド部と、該筒状ガイド部に設けられた過剰な便を除去するための第1の擦切り孔と、該第1の擦切り孔の下方に過剰な便を更に除去するための第2の擦切り孔とを有し、第1の擦切り孔の上端に隣接した筒状ガイド部に集便検知領域が形成されていれば特に制限されず、筒状ガイド部に第1の擦切り孔と第2の擦切り孔とが設けられている単一の嵌合ブロックから構成されている嵌合体や、筒状ガイド部に第1の擦切り孔が設けられた上方嵌合ブロックと、第2の擦切り孔が設けられた下方嵌合ブロックとから構成される嵌合体など、複数の嵌合ブロックから構成されている嵌合体を例示することができる。単一の嵌合ブロックから構成されている嵌合体の場合、筒状ガイド部の下端付近を容器本体に固定するための固定部材を筒状ガイド部と一体に成型しておくことが好ましい。また、上方嵌合ブロックと下方嵌合ブロックとから構成され、上方嵌合ブロックが筒状ガイド部の第1の擦切り孔を有する嵌合体の場合、下方嵌合ブロックには、上方嵌合ブロックにおける筒状ガイド部の下側部分の狭持部を設けておくことが好ましい。これら嵌合体の固定は、容器本体に嵌入させ液密に固定する方法や、別途嵌合体支持体を用いて液密に固定する方法により行うことができる。
嵌合体に設けられる第2の擦切り孔の開口面積(孔径)は、第1の擦切り孔の開口面積(孔径)よりも小さくすることにより、第1の擦切り孔による採便棒の採便部に付着した過剰な便の除去と、第2の擦切り孔による過剰な便の更なる除去による便の定量的な採取とをそれぞれ行う上で好ましい。また、嵌合体の第1の擦切り孔や第2の擦切り孔の開口面積(孔径)が、採便棒の採便部の断面積(棒径)よりも小さいことが好ましい。嵌合体の第1の擦切り孔の開口面積(孔径)を採便棒の採便部の断面積(棒径)よりも小さくすることにより、第1の擦切り孔による採便棒の採便部に付着した過剰な便の効率的な除去を達成することができ、嵌合体の第2の擦切り孔の開口面積(孔径)を採便棒の採便部の断面積(棒径)や第1の擦切り孔の開口面積(孔径)よりも小さくすることにより、第2の擦切り孔による便の定量的な採取を達成することができる。さらに、第2の擦切り孔には糞便溶解液が漏洩しないように薄膜状封止膜を設けたり、あるいは、第2の擦切り孔を、採便棒の棒部が抜かれた状態において閉塞される構造とすることもできる。
第1の擦切り孔の上端に隣接した筒状ガイド部に集便検知領域を形成させるには、例えば容器外部より、衛生的かつ容易に糞便採取の有無を確認することができるような、第1の擦切り孔により除去された過剰な便を、第1の擦切り孔の上端に隣接した筒状ガイド部に集積・貯留する方法を採用することができる。すなわち、第1の擦切り孔の上端に隣接した筒状ガイド部の内部断面積よりも、第1の擦切り孔の開口面積が小さくなった段差形状になっており、採便棒の採便部に付着した過剰な便は上記段差部分に集積・貯留することから、この段差部分が集便検知領域となる。また、上記段差部分に傾斜をつけておくと、軟便の場合は特に段差底部に効率よく過剰な便を集積・貯留することができる。
また、採便棒が、採便棒を嵌合体上部に設けられた雌ネジに対して螺合させつつ挿入するための雄ネジ部を棒部の基端に備えている場合に、上記段差部分を設けておくと、採便棒の採便部に付着した過剰な便は、嵌合体の第1の摺切り孔の上端に隣接した筒状ガイド部の内面側に突出した螺旋構造体により圧縮されながら、摩擦圧力により螺旋構造体の下降螺旋斜面上を滑落し、突出した螺旋構造体の欠落段差部分に便が集積・貯留し、この予め位置が特定された突出した螺旋構造体の欠落部分が集便検知領域として形成されたことになる。特に、螺旋構造体を、螺合させながら挿入される採便棒の螺旋回転角度が200〜260度の範囲で設定されるような螺旋構造体に形成すると、採便棒の採便部に付着した過剰な便は、筒状ガイド部の内面側に突出した螺旋構造体により圧縮されながら、摩擦圧力により螺旋構造体の下降螺旋斜面上を滑落し、突出した螺旋構造体の欠落段差部分(160〜100度)に集積・貯留されるため、好ましい。
上記筒状ガイド部は、第1の擦切り孔の上端の段差部分に至るまでは、緩やかな逆テーパー構造とすることが採便棒の採便部をスムーズに第1の擦切り孔に導く上で好ましく、逆テーパー構造が第1の擦切り孔から第2の擦切り孔に隣接した上方まで、あるいは、第1の擦切り孔から第2の擦切り孔まで延設されていることが採便棒の採便部をスムーズに第1の擦切り孔から第2の擦切り孔に導く上で好ましく、通常、第1の擦切り孔から下方の筒状ガイド部分は同径の円筒形状として構成されている。
嵌合体の形成材料としては、液密シール性、容器本体への挿着、採便棒の第1の擦切り孔や第2の擦切り孔への挿通性などを考慮して、一般にポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエステル、軟質ポリ塩化ビニル、オレフィン系エラストマーなどの軟質の可撓性樹脂を使用することができる。
そして、採便器外側に、把持部より、容器本体の一方の側面、底部、及び他方の側面にわたってJ字状にラベルを貼付することが好ましく、また、該ラベルには集便検知領域を直接視認しうる採便確認用の切欠き窓を設けることができる。このラベルは被検者の氏名、性別や採便日等の識別用のラベルとして利用される他、容器本体の底部のピアス部の保護と汚染防止にも有用である。
本発明の採便器の使用の一形態について説明する。採便器から採便棒を取り外し、採便棒の採便部を便の中に突き刺すか、便の表面を擦り付けて採便する。次いで、正立状態の容器本体に嵌合体の筒状ガイド部を介して採便棒の棒部を挿入し、採便棒の把持部をねじ込み、採便棒の棒部基端部に設けられた雄ネジと嵌合体上部に設けられた雌ネジを螺合させて容器本体を密封するとともに、採便棒の採便部を第1の擦切り孔と第2の擦切り孔とを挿通させ、糞便溶解液に浸漬する。被検者は、この状態で集便検知領域に集便されていることを確認した後、郵送その他の方法により病院・検査機関に採便器を送ることができる。病院・検査機関では送られてきた採便器の集便検知領域に集便されていることを再確認した後、採便器を倒立させた状態で、糞便溶液吸引ノズル先端をラベル、容器本体の底部のピアス部を順次貫通させ、糞便溶液を吸引して、分析機器に送液することにより検査を行うことができる。
以下、本発明の採便器の一実施形態を図面により具体的に説明するが、本発明の技術的範囲はこれらの例示に限定されるものではない。
図1は、採便棒10と容器本体20と該容器本体の内部に嵌合された上方嵌合ブロック30と下方嵌合ブロック40とから構成される嵌合体とフィルター25を具備した本発明の採便器の透過正面図、図2はその透過側面図、図3は採便棒10の正面図、図4は採便棒の先端拡大図、図5は上方嵌合ブロック30の正面図、図6は上方嵌合ブロック30の左側面図、図7は図5のA−A’断面図、図8は螺旋構造体37の透過斜視図、図9は下方嵌合ブロック40の縦断面図、図10は下方嵌合ブロック40の平面図、図11は採便確認のイメージ図、図12はラベル50を付した採便器の外観(表)図、図13はラベル50を付した採便器の外観(裏)図をそれぞれ示す。
図3及び図4に示されるように、採便棒10は、一側に検体の液漏れと飛び散りを防止するために採便器のキャップ部材として機能する把持部11を有し、他側に棒径が2.0mmの棒部12を有するとともに、該棒部の基端には雄ネジ部13が、先端付近に複数の凹部15を備えた採便部14が設けられている。図4(左)には便2mg採取用の凹部15を備えた採便部14が示され、図4(右)には便0.8mg採取用の凹部15を備えた採便部14が示されている。
図1及び図2に示されるように、容器本体20は、嵌合体等を嵌入するための開口部を備えた有底の側周面を有する扁平な直方体形状をしており、底部はピアス部23を備えた凹底21に形成されている。容器本体20には、フィルター支持体26に支持されたフィルター25が挿入され、下方嵌合ブロック支持体41を介して下方嵌合ブロック40が嵌合されており、下方嵌合ブロック40の下方には糞便溶解液22が収容されている。図9及び図10に示されるように、下方嵌合ブロック40には、孔径が1.4mmの第2の擦切り孔42と、上方嵌合ブロックの下側部分を保持・固定するための環状の窪み形状からなる狭持部43が形成されている。
図5〜図8に示されるように、上方嵌合ブロック30は、上部の嵌合フランジ部31と、緩やかな逆テーパー形状の筒状ガイド部材32とから構成されており、筒状ガイド部材32は、その上部内周面に設けられた雌ネジ部33と、雌ネジ部33に続く採便棒の棒部を挿入することができる筒状ガイド部34とから構成されている。筒状ガイド部34には過剰な便を除去するための、孔径が1.95mmの第1の擦切り孔35が設けられ、第1の擦切り孔35の上端に隣接した筒状ガイド部34は内径2.9mmから2.14mmに縮径する段差36形状として構成されている。筒状ガイド部34は、上端から段差36までの下方に向かって縮径の上部筒状ガイド部34aと、第1の擦切り孔35から下端までの同径の下部筒状ガイド部34bとして形成されている。前記のように、筒状ガイド部材32の下側部分は、下方嵌合ブロック40の環状の窪み形状からなる狭持部43により固定されている。
次に、本発明の採便器の特徴の一つである集便検知領域について説明する。集便検知領域は、第1の擦切り孔35の上端に隣接した筒状ガイド部34の段差36に形成され、該集便検知領域を通じて容器外部より衛生的かつ容易に糞便採取の有無を確認することができる。上部筒状ガイド部34aの下端近傍には、上部筒状ガイド部34aの内面側に突出した螺旋構造体37が、螺合させながら挿入される採便棒10の螺旋回転角度が229度の設定で設けられている。図11に示されているように、採便棒10の採便部14等に付着した過剰な便Fは、筒状ガイド部34aの内面側に突出した螺旋構造体37により圧縮されながら、螺旋構造体37の下降螺旋斜面38上を滑落し、突出した螺旋構造体37の欠落段差部分39(131度)に集積・貯留し、この螺旋構造体37の欠落段差部分39が集便検知領域として形成されたことになる。
図12及び図13に示されるように、ラベル50は、採便器外側に、採便棒10の把持部11より、容器本体30の一方の側面(表)、底部及び他方の側面(裏)にわたってJ字状に貼付され、被検査者の氏名、性別、年齢、採取年月日等のデータの記入欄51、バーコード52を備えている。また、ラベル50には集便検知領域に対応して採便確認用の切欠き窓53が位置するように貼付されており、糞便採取有無を容器外部より、容易に確認することを可能とするとともに、糞便採取の有無の確認時の不快感を払拭させることができる。さらに、ラベル50の採便棒10の把持部11と容器本体30の境に相当する位置には開封確認用の切取り線54や、ラベル50の容器本体底部の表側角部に相当する位置には検査用の切取り線55が設けられている。検査用の切取り線55は、必要に応じて、採便器を倒立させた状態で、糞便溶液吸引ノズル先端を容器本体の底部のピアス部23を貫通させる前に、ラベルを側面(裏)から引き剥がし、ラベル50の容器本体底部の表側角部に相当する位置で切り離すときに利用される。
以上のように構成されている本発明の採便器の使用方法について説明する。採便棒10の把持部11を緩めて、ラベル50の開封確認用切取り線54を破断して、採便器から採便棒10を取外し、採便棒10の採便部14を便の中に突き刺すか、便の表面を擦り付けて採便する。次いで、正立状態の容器本体20に採便棒10の棒部12を、上方嵌合ブロック30の筒状ガイド部34aによりガイドされながら挿入し、採便棒10の把持部11をねじ込み、採便棒10の棒部基端部に設けられた雄ネジ部13と上方嵌合ブロック30上部に設けられた雌ネジ部33を螺合させて把持部11により容器本体20を密封する。このとき、採便棒10の採便部14が第1の擦切り孔35、及び、第2の擦切り孔42を順次挿通するが、まず採便棒10の採便部14が第1の擦切り孔35に達する前に、採便部14等に付着した過剰な便Fが、筒状ガイド部34aの内面側に突出した螺旋構造体37との間で圧縮されながら、螺旋構造体37の下降螺旋斜面38上を便の付着力により滑落していき、突出した螺旋構造体37の欠落段差部分39に集積され、第1の擦切り孔35の孔径が採便棒10の棒部12の棒径よりも小さいことから、前記欠落段差部分39に過剰な便Fが貯留し、集便検知領域となる。
第1の擦切り孔35を通過した採便棒10の採便部14は、筒状ガイド部34bを通過しつつ、その内壁によりしごきを受けて、複数の凹部15に適量な便を保持した状態で下降しながらやがて第2の擦切り孔42に至る。上方嵌合ブロック30の筒状ガイド部34bの材質よりも、第2の擦切り孔42が設けられた下方嵌合ブロック40の材質が軟らかいこと、及び、第2の擦切り孔42の孔径は採便棒10の棒部12の棒径よりもかなり小さいことから、複数の凹部15に保持された便は擦り切られ、採便棒10の採便部14には一定量の便が保持される。この一定量の便が保持された採便棒10の採便部14は、更に、下方嵌合ブロック40とフィルター25で囲まれた糞便溶解液22中に到達して、採便棒10の把持部11のねじ込みが終了する。被検者は、この状態でラベル50に設けられた採便確認用切欠き窓53から欠落段差部分39(集便検知領域)に集便されていることを確認した後、郵送その他の方法により病院・検査機関に採便器を送ることができる。病院・検査機関では送られてきた採便器の集便検知領域に集便されていることを再確認した後、採便器を倒立させた状態で、糞便溶液吸引ノズル先端をラベル50、容器本体の凹底21のピアス部23を順次貫通させ、フィルター25により濾過された糞便溶液を吸引して、分析機器に送液することにより検査を行うことができる。
本発明により、大腸癌検診等に有用な採便器が提供される。
10・・・採便棒
11・・・採便棒の把持部
12・・・採便棒の棒部
13・・・採便棒の棒部基端の雄ネジ部
14・・・採便棒の採便部
15・・・採便部の凹部
20・・・容器本体
21・・・容器本体凹底
22・・・糞便溶解液
23・・・ピアス部
25・・・フィルター
26・・・フィルター支持体
30・・・上方嵌合ブロック
31・・・上方嵌合ブロックの嵌合フランジ部
32・・・上方嵌合ブロックの筒状ガイド部材
33・・・筒状ガイド部材の雌ネジ部
34・・・筒状ガイド部材の筒状ガイド部
35・・・第1の擦切り孔
36・・・筒状ガイド部の段差
37・・・筒状ガイド部の内面側に突出した螺旋構造体
38・・・螺旋構造体の下降螺旋斜面
39・・・螺旋構造体の欠落段差部分(集便検知領域)
40・・・下方嵌合ブロック
41・・・下方嵌合ブロック支持体
42・・・第2の擦切り孔
43・・・上方嵌合ブロック用の狭持部
50・・・ラベル
51・・・データ記入欄
52・・・バーコード
53・・・採便確認用切欠き窓
54・・・開封確認用切取り線
55・・・検査用切取り線
F ・・・採便部に付着した過剰な便

Claims (13)

  1. 採便棒と容器本体と該容器本体の内部に嵌合される嵌合体とを具備した採便器であって、前記採便棒は、一側に把持部を有し、他側に棒部を有するとともに、該棒部の先端付近に採便部が設けられており、
    前記容器本体は、一側に嵌合体を嵌入するための開口部と他側に底部を有し、容器本体の下方部分と嵌合体の下方との間の空間には糞便溶解液が収容される糞便溶解液収容部が形成されており、
    前記嵌合体は、採便棒の棒部を挿入することができる筒状ガイド部と、該筒状ガイド部に設けられた過剰な便を除去するための第1の擦切り孔と、該第1の擦切り孔の下方に、過剰な便を更に除去するための第2の擦切り孔とを有し、
    第1の擦切り孔の上端に隣接した筒状ガイド部に集便検知領域が形成されている
    ことを特徴とする採便器。
  2. 採便棒が、採便棒を嵌合体に対して螺合させつつ挿入するためのネジ部を棒部の基端に備えていることを特徴とする請求項1記載の採便器。
  3. 糞便溶解液収容部には糞便溶解液が収容されており、採便棒の棒部の先端付近の採便部が、嵌合体の第1の擦切り孔及び第2の擦切り孔を挿通し、糞便溶解液に浸漬していることを特徴とする請求項1又は2記載の採便器。
  4. 採便棒の棒部の先端付近の採便部が、凹部、貫通孔又は溝部を備えていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか記載の採便器。
  5. 容器本体の底部が、ピアス部を備えた凹底であることを特徴とする請求項1〜4のいずれか記載の採便器。
  6. 嵌合体の第2の擦切り孔の開口面積が、第1の擦切り孔の開口面積よりも小さいことを特徴とする請求項1〜5のいずれか記載の採便器。
  7. 嵌合体の第1の擦切り孔の開口面積が、採便棒の採便部の断面積よりも小さいことを特徴とする請求項1〜6のいずれか記載の採便器。
  8. 集便検知領域が、嵌合体の筒状ガイド部の内面側に突出した螺旋構造により形成されたことを特徴とする請求項2〜7のいずれか記載の採便器。
  9. 螺旋構造が、螺合させながら挿入される採便棒の螺旋回転角度が200〜260度の範囲で設定されるように、形成されていることを特徴とする請求項8記載の採便器。
  10. 嵌合体が、上方嵌合ブロックと下方嵌合ブロックとから構成され、上方嵌合ブロックは、筒状ガイド部の第1の擦切り孔を有することを特徴とする請求項1〜9のいずれか記載の採便器。
  11. 下方嵌合ブロックが、上方嵌合ブロックにおける筒状ガイド部の下側部分の狭持部と、第2の擦切り孔とを有することを特徴とする請求項10記載の採便器。
  12. 嵌合体の第2の擦切り孔の下方に、さらにフィルター部を備えていることを特徴とする請求項1〜11のいずれか記載の採便器。
  13. 採便器外側に、把持部より、容器本体の一方の側面、底部、及び他方の側面にわたってJ字状にラベルが貼付され、該ラベルには集便検知領域を直接視認しうる採便確認用の切欠き窓が設けられていることを特徴とする請求項1〜12のいずれか記載の採便器。
JP2010541985A 2008-12-12 2009-12-01 採便器 Active JP5424416B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010541985A JP5424416B2 (ja) 2008-12-12 2009-12-01 採便器

Applications Claiming Priority (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008316626 2008-12-12
JP2008316626 2008-12-12
PCT/JP2009/006513 WO2010067534A1 (ja) 2008-12-12 2009-12-01 採便器
JP2010541985A JP5424416B2 (ja) 2008-12-12 2009-12-01 採便器

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPWO2010067534A1 true JPWO2010067534A1 (ja) 2012-05-17
JP5424416B2 JP5424416B2 (ja) 2014-02-26

Family

ID=42242531

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2010541985A Active JP5424416B2 (ja) 2008-12-12 2009-12-01 採便器

Country Status (7)

Country Link
US (1) US8562919B2 (ja)
EP (1) EP2375233B1 (ja)
JP (1) JP5424416B2 (ja)
KR (1) KR101590213B1 (ja)
CN (1) CN102246019B (ja)
TW (1) TWI452281B (ja)
WO (1) WO2010067534A1 (ja)

Families Citing this family (22)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2013025917A1 (en) 2011-08-16 2013-02-21 Exact Sciences Corporation Sample collection device
CN102564796A (zh) * 2012-02-24 2012-07-11 万华普曼生物工程有限公司 一种粪便采集器
DE102012015063B4 (de) * 2012-07-31 2014-10-30 Sartorius Stedim Biotech Gmbh Vorrichtung und Verfahren zur Behandlung eines Filtrationsmediums
JP6216602B2 (ja) * 2013-10-10 2017-10-18 栄研化学株式会社 採便容器
CA2924297C (en) * 2013-10-10 2021-10-26 Eiken Kagaku Kabushiki Kaisha Feces sampling container
JP6286175B2 (ja) * 2013-10-10 2018-02-28 栄研化学株式会社 採便容器
WO2015061711A1 (en) 2013-10-25 2015-04-30 Becton, Dickinson And Company Blood culture bottles with mechanisms for controlled release of substances into culture media
JP6424666B2 (ja) * 2014-03-11 2018-11-21 ニプロ株式会社 検査キットおよびこれに具備される調製用容器
CN204620025U (zh) * 2014-03-20 2015-09-09 无锡市凯顺医疗器械制造有限公司 一种一次性密闭体液留置器
WO2016143272A1 (ja) * 2015-03-09 2016-09-15 協和メデックス株式会社 採便器
CN104819864B (zh) * 2015-04-23 2018-03-09 广州万孚生物技术股份有限公司 样本采集器及含有该样本采集器的样本检测器
JP6211233B2 (ja) * 2015-08-28 2017-10-11 栄研化学株式会社 免疫学的測定用試薬組成物およびその用途
WO2017104132A1 (ja) * 2015-12-16 2017-06-22 協和メデックス株式会社 採便器、便検体中の成分の測定方法、便検体中の成分の安定化方法、及び、便検体の保存方法
CN105651540A (zh) * 2016-03-23 2016-06-08 北京美康基因科学股份有限公司 一种采便器
CN107044918B (zh) * 2017-03-07 2023-10-20 无锡圣诺亚科技有限公司 大便取检器
US11375986B1 (en) 2018-07-27 2022-07-05 The University Of Chicago Device and method for stool sample collection
US11293839B2 (en) * 2018-08-16 2022-04-05 Epitope Biotechnology Co., Ltd. Device for fecal sample collection and extraction
US11426722B2 (en) 2019-06-05 2022-08-30 Phuong Nguyen Specimen tester including a separate initiator and method
EP4333785A1 (en) * 2021-05-06 2024-03-13 Health First Laboratories Ltd. Faecal sampling device and method
CN113758751A (zh) * 2021-08-12 2021-12-07 中国医学科学院阜外医院深圳医院 标本留置盒
KR20230105435A (ko) 2022-01-04 2023-07-11 주식회사 에이아이바이오틱스 자동 채변 장치, 이를 구비한 좌변식 변기 및 이를 사용한 채변 방법
CN117213913B (zh) * 2023-11-09 2024-01-12 海阳市动物疫病预防与控制中心 一种畜牧兽医取样检测装置

Family Cites Families (22)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE10205709A1 (de) * 2002-02-12 2003-08-28 Schebo Biotech Ag Probenvorbereitungsvorrichtung und hierauf aufbauender Testgerätesatz
JP2548943B2 (ja) 1987-08-07 1996-10-30 大日本インキ化学工業株式会社 新規光学活性化合物
JPH0517652Y2 (ja) * 1987-09-08 1993-05-12
CN88204414U (zh) * 1988-04-28 1988-11-09 宋梅花 医疗检验采便器
JP2632431B2 (ja) 1990-06-28 1997-07-23 大福工営株式会社 安全装置付き作業台車
JPH0459468U (ja) 1990-09-27 1992-05-21
JP2914761B2 (ja) 1990-12-07 1999-07-05 ソーダニッカ株式会社 検査用生体試料採取容器
JPH0726701Y2 (ja) 1991-03-08 1995-06-14 東洋製罐株式会社 検体採取容器
JPH0571749A (ja) 1991-09-10 1993-03-23 Toshiba Ave Corp 空気調和機のドレン処理装置
JPH0571749U (ja) 1992-01-20 1993-09-28 株式会社タウンズ 採便器具
JP3199859B2 (ja) 1992-08-28 2001-08-20 マツダ株式会社 加速度センサ
TW235237B (ja) * 1992-12-18 1994-12-01 Eiken Chemical
JPH0749345A (ja) 1993-08-03 1995-02-21 Dainippon Printing Co Ltd 採便スティック
JP3013922B2 (ja) 1994-10-11 2000-02-28 大和コンピューターサービス株式会社 容器識別ラベル
JPH0915239A (ja) * 1995-07-03 1997-01-17 Dainippon Printing Co Ltd 糞便潜血検出用診断具
JPH10319844A (ja) * 1997-05-22 1998-12-04 Kyodo Shiko Kk ラベル及びラベル付き容器
CN2479496Y (zh) * 2001-07-06 2002-02-27 北京倍爱康生物技术有限公司 一次性采便器
WO2005064578A1 (en) * 2003-12-31 2005-07-14 Ayzala Pty Ltd A method of prioritising a sample
JP2005249553A (ja) 2004-03-03 2005-09-15 Tokyo Univ Of Pharmacy & Life Science 検便用採便具、これと組み合わせて使用するコネクタ、検体採取ホルダ、及び検体採取容器
JP4319590B2 (ja) * 2004-07-12 2009-08-26 アルフレッサファーマ株式会社 採便容器
JP4840366B2 (ja) * 2005-12-16 2011-12-21 ニプロ株式会社 便採取容器
JP2007170997A (ja) * 2005-12-22 2007-07-05 Bml Inc ウィルス浮遊液の採取方法

Also Published As

Publication number Publication date
US8562919B2 (en) 2013-10-22
KR101590213B1 (ko) 2016-01-29
CN102246019A (zh) 2011-11-16
US20110243816A1 (en) 2011-10-06
EP2375233A4 (en) 2017-10-18
JP5424416B2 (ja) 2014-02-26
EP2375233B1 (en) 2020-02-26
WO2010067534A1 (ja) 2010-06-17
TW201027059A (en) 2010-07-16
KR20110102320A (ko) 2011-09-16
TWI452281B (zh) 2014-09-11
EP2375233A1 (en) 2011-10-12
CN102246019B (zh) 2014-12-31

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5424416B2 (ja) 採便器
US20050106753A1 (en) Sanitary fluid collection, application and storage device and methods of use of same
JP2021120681A (ja) 拭い取りを受け取るための機器、システム、方法及びキット
CA2841941C (en) Sample collection kit
US8038965B2 (en) Diagnostic kit
AU2006226195A1 (en) Device for sampling oral fluid
JP4662891B2 (ja) 採便容器
US20210196246A1 (en) Suction Based Saliva Treatment and Collector Device
WO2017104132A1 (ja) 採便器、便検体中の成分の測定方法、便検体中の成分の安定化方法、及び、便検体の保存方法
JP6989439B2 (ja) 包装容器、血液検査キット及び血液分析方法
JP6604523B2 (ja) 採便器
WO2019188798A1 (ja) 血液採取器具、及び血液検査キット
US20060147348A1 (en) Sampling device and methods
JP3708879B2 (ja) 採尿用容器
JP2020510848A (ja) 流体収集ユニットならびに関連のデバイスおよび方法
WO2018124273A1 (ja) 血液分析方法及び血液検査キット
JP4158095B2 (ja) 尿検体の採取・保存器具
WO2019188907A1 (ja) 採血用ランセット及び血液検査キット
WO2024030417A1 (en) Urine collection for animals
JP2009112575A (ja) 採血器具
JP2009112574A (ja) 採血器具

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20121011

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20130812

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20131121

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20131122

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5424416

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250